JP2013162913A - 飲料供給装置 - Google Patents

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浩 井坂
Ryuichi Kimura
竜一 木村
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Abstract

【課題】給水路やバルブなどを特別仕様の部品を使用したり、飲料の飲料容器周囲への飛び散り量が多くなったり、飛び散り範囲が広くなったりすることなく、利用者が多数集中した場合でも時間当たりに多数の飲料を供給できる飲料供給装置を提供する。
【解決手段】原料容器11、原料払出モータ、ミキシングボール14、混合用水供給バルブ17、19、払出ノズル20からなる調理回路が複数系統設けられ、これらの複数系統の調理回路における2つ以上の調理回路のミキシングボール14(14A、14B)内で互いに同じ味または異なる味の飲料を並行して調理し、これらの同じ味または異なる味の飲料を単一の飲料容器3に略同時に払い出し可能に構成した。これにより、1飲料当たりの各ミキシングボール14A、14Bへの原料や冷水や温水の供給時間を、例えば半分など、短くできるので、時間当たりに供給する飲料数を増加できる。
【選択図】図3

Description

本発明は飲料供給装置に関する。
特許文献1等にも開示されているように、原料を希釈水で希釈した飲料をカップなどの飲料容器に供給する飲料供給装置は既に知られている。例えば、この種の飲料供給装置は、原料を収容する原料容器と、冷水を収容する冷水タンクと、温水を収容する温水タンクと、原料と温水や冷水とを混合するミキシングボールと、冷水タンク内の冷水により、飲料用の水を冷却する冷却用流路(冷却コイル)と、原料をミキシングボールに払い出す原料払出モータと、温水タンクからの温水をミキシングボールに供給する混合用温水バルブと、冷水をミキシングボールに供給する混合用冷水バルブと、冷水を飲料容器に供給する容器側冷水バルブと、ミキシングボール内部の液を攪拌する回転撹拌用モータと、冷却用流路や温水タンクに水を供給する給水ポンプなどを備えており、ミキシングボール内の混合液を飲料としてカップなどの飲料容器に供給するよう構成されている。
図8は、飲料を調理してカップに注ぐ工程を示したものである。図8に示すように、該当飲料の選択押釦が利用者に押されて(より具体的には、選択押釦のスイッチ(SW)がON状態となって)飲料の供給指示があると、混合用温水バルブ(または混合用冷水バルブ)が開けられるとともに、並行してミキシングボール内部の液を攪拌する回転撹拌用モータが回転開始される。次に、原料払出モータを駆動させて、温水が供給されているミキシングボールへ原料を払い出し、原料をミキシングボール内で溶かす。また、必要に応じて、混合用冷水バルブ(または容器用冷水バルブ)および給水ポンプを駆動して、ミキシングボール(または飲料容器)に冷水を供給し、また、冷却用流路や温水タンクに水を供給する。そして、ミキシングボールから原料を溶かした飲料を飲料容器に供給する。なお、図8に示すように、選択押釦にはスイッチだけでなく、ランプも設けられており、この選択押釦ランプは、選択指示を受付可能な場合や、選択指示を受付けた場合に点灯する。
このように、飲料を作成する場合には、ミキシングボールに原料を払い出すと同時に温水や冷水を加えて攪拌した後に飲料容器に払い出す。なお、選択押釦を利用者が押してから飲料容器に飲料が注ぎ終わるまで例えば12秒ほど必要であった。また、図8に示すように、1杯の飲料を作成する際に、多くの時間を必要とする工程は、温水(または冷水)をミキシングボールに供給する工程である。
また、混合用冷水バルブ(または容器用冷水バルブ)を開くことにより供給する冷水は、飲料の温度を調整するために加えている。例えば、90度のお湯で、60度の飲料を作成するために、冷水を追加して温度を下げている。このように冷水を追加することで、温水タンクの温水使用量を減少させて、連続して調理できる数を増加できる効果もある。
なお、特許文献2等に開示されているように、原料容器およびミキシングボールや、このミキシングボールに原料や温水、冷水を供給する調理回路(バルブや供給路、ノズルなども含めた回路)を複数系統備えた飲料供給装置も既に知られている。また、複数のノズルなどの調理回路を有する従来の飲料供給装置でも、飲料を供給する際は、その飲料の種類に対応する1本の調理回路(ノズル)から飲料をカップなどの飲料容器に注ぐ手法を採用している。
特開2000−276652号公報 特開2001−76243号公報
しかしながら、従来の飲料供給装置では、会社の食堂に設置されたお茶などの飲料供給装置で、昼休みなどにおいて短時間に利用者が多数集中した場合には、例えば1分間に5杯程度しか供給できず、能力が不足してしまう問題があった。
この問題を改善する方法としては、温水や冷水のバルブや供給路などの流路を全体的に太くすることが考えられ、このようにすれば時間当たりの流量を増加させることができるので、一杯当たりの必要時間を短縮できる。しかしながら、この場合には、供給路やバルブなどが特別仕様の部品となるため、製造コストが大幅に増加する難点を生じる。
また、従来は、複数のノズルなどの調理回路を有する飲料供給装置でも、供給する飲料の種類に対応する1本のノズルなどの調理回路から飲料を飲料容器に注ぐ手法を採用しているので、温水や冷水の給水路やバルブ、ノズルなどの流路を全体的に太くして、ノズルからの流量(供給量)を増加させると、飲料の飲料容器周囲への飛び散り量が多くなったり、飛び散り範囲が広くなったりして、汚れ易くなって、衛生面において悪影響を及ぼす難点もある。
本発明は上記難点などの課題を解決するもので、給水路やバルブなどを特別仕様の部品を使用したり、飲料の飲料容器周囲への飛び散り量が多くなったり、飛び散り範囲が広くなったりすることなく、利用者が多数集中した場合でも時間当たりに多数の飲料を供給できる飲料供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の飲料供給装置は、原料を収容する原料容器と、冷水を収容する冷水タンクおよび温水を収容する温水タンクの少なくとも一方を有する水タンクと、原料と温水や冷水とを混合するミキシングボールと、原料をミキシングボールに払い出す原料払出モータと、温水や冷水をミキシングボールに供給する混合用水供給バルブと、ミキシングボール内の飲料を飲料容器に払い出す払出ノズルとを備え、前記原料容器、原料払出モータ、ミキシングボール、混合用水供給バルブ、払出ノズルからなる調理回路が複数系統設けられ、これらの複数系統の調理回路における2つ以上の調理回路のミキシングボール内で互いに同じ味または異なる味の飲料を並行して調理し、これらの同じ味または異なる味の飲料を単一の飲料容器に略同時に払い出し可能に構成したことを特徴とする。
この構成により、飲料の供給数が多い繁忙時には、2つ以上の調理回路のミキシングボールに原料を払い出したり、冷水や温水を供給したりして、前記ミキシングボールで同じ味または異なる味の飲料を並行して調理して、各ミキシングボール内で調理した飲料を略同時に単一の飲料容器に払い出す。これにより、1飲料当たりの各ミキシングボールへの原料や冷水や温水の供給時間を、例えば半分など、短くすることができるので、時間当たりに供給する飲料数を増加することができる。
また、複数のミキシングボール内で調理した互いに異なる味の飲料を同時に単一の飲料容器に払い出し可能に構成することにより、例えば、2種類のお茶を混ぜた飲料など、従来にない新しい味にブレンドした飲料を提供することが可能となる。
なお、飲料の供給数が多い繁忙時と繁忙時の供給数よりも飲料の供給数が少ない平常時とを切り換える切換手段を備えることが好ましく、切換手段により少なくとも時間により、自動的に平常時供給状態と繁忙時供給状態とを切り換えたり、時間当たりの供給数に基づいて、自動的に平常時供給状態と繁忙時供給状態とを切り換えたりするとよい。そして、切換手段により少なくとも時間により、自動的に平常時供給状態と繁忙時供給状態とを切り換える構成とすると、時間に伴って、平常時供給状態と繁忙時供給状態とが自動的に切り換えられるので、昼休みなどの繁忙時に良好に対応することができる。また、時間当たりの供給数に基づいて、自動的に平常時供給状態と繁忙時供給状態とを切り換える構成とすることで、時間によらず、繁忙時において飲料の供給数が増加すると自動的に繁忙時供給状態に切り換えられるので、繁忙時間が決まっていない場合でも良好に対応することができる。
また、繁忙時には、一方のミキシングボールでは濃い味の飲料を調理し、他方のミキシングボールでは湯または水を払い出し、これらのミキシングボールにおいて、濃い味の飲料を調理した後に、同じミキシングボールで湯または水だけを供給して、濃い味の飲料の調理と湯または水だけの供給とを交互に行うよう構成してもよい。この構成によれば、濃い味の飲料を調理した後に、同じミキシングボールで湯または水だけが供給されるので、ミキシングボールや払出ノズルなどに濃い味の飲料を調理したり供給したりした際に溶け残り原料が付着していた場合でも、この溶け残り原料を後で供給された湯または水により洗い流すことができる。
本発明によれば、原料容器、原料払出モータ、ミキシングボール、水供給バルブ、払出ノズルを複数系統設け、複数のミキシングボール内で調理した互いに同じ味の飲料または異なる味の飲料を同時に単一の飲料容器に払い出し可能に構成することにより、繁忙時での時間当たりの供給飲料数を増加することができる。これにより、昼休みなどの繁忙時に利用者が多数集中した場合でも、お茶などの飲料を支障なく供給できる。またこの場合に、給水管やバルブなどに特別仕様の部品を用いなくても済むため、これらの特別仕様の部品を用いることによる製造コストの増加を抑えることができる。また、各払出ノズルからの飲料容器への流量(供給量)は代わらないので、飲料の飲料容器外への飛び散りなども防止できて、衛生上の悪影響も最小限に抑えることができる。さらに、複数のミキシングボール内で調理した互いに異なる味の飲料を同時に単一の飲料容器に払い出し可能に構成することで、例えば、2種類のお茶を混ぜた飲料など、従来にない新しい味にブレンドした飲料を提供することも可能となる。
また、飲料の供給数が多い繁忙時と繁忙時の供給数よりも飲料の供給数が少ない平常時とを切り換える切換手段を備え、この切換手段により少なくとも時間により、自動的に平常時供給状態と繁忙時供給状態とを切り換えることで、時間に伴って、平常時供給状態と繁忙時供給状態とが自動的に切り換えられるので、昼休みなどの繁忙時に良好に対応することができるとともに、人が手動で繁忙時供給状態や常時供給状態に切り換えるなどの手間を省くことができる。
また、飲料の供給数が多い繁忙時と繁忙時の供給数よりも飲料の供給数が少ない平常時とを切り換える切換手段を備え、この切換手段により、時間当たりの供給数に基づいて、自動的に平常時供給状態と繁忙時供給状態とを切り換える構成とすることで、時間によらず、繁忙時において飲料の供給数が増加すると自動的に繁忙時供給状態に切り換えられるので、繁忙時間が決まっていない場合でも良好に対応することができるとともに、人が手動で繁忙時供給状態や常時供給状態に切り換えるなどの手間を省くことができる。
また、繁忙時には、一方のミキシングボールでは濃い味の飲料を調理し、他方のミキシングボールでは湯または水を払い出し、これらのミキシングボールにおいて、濃い味の飲料を調理した後に、同じミキシングボールで湯または水だけを供給して、濃い味の飲料の調理と湯または水だけの供給とを交互に行うよう構成することで、ミキシングボールや払出ノズルなどに濃い味の飲料を調理したり供給したりした際に溶け残り原料が付着していた場合でも、この溶け残り原料を後で供給された湯または水により洗い流すことができる。したがって、溶け残り原料の発生による調理経路の汚れや、不衛生状態となることなどを防止することができて、信頼性が向上する。
本発明の実施の形態に係る飲料供給装置の全体斜視図である。 同飲料供給装置の要部正面図である。 同飲料供給装置の飲料供給回路を示す図である。 同飲料供給装置のブロック図である。 同飲料供給装置の飲料を作る際のタイムチャートである。 本発明の他の実施の形態に係る飲料供給装置の飲料供給回路を示す図である。 同飲料供給装置の要部斜視図である。 従来の飲料供給装置の飲料供給の際のタイムチャート、および本発明の実施の形態に係る飲料供給装置の平常時での飲料供給の際のタイムチャートを示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る飲料供給装置を、図面に基づき説明する。なお、ここで示す実施の形態はあくまでも一例であって、必ずしもこの実施の形態に限定されるものではない。
図1、図2は本発明の実施の形態に係る飲料供給装置の全体斜視図および要部正面図である。これらの図に示すように、飲料供給装置1は、外殻を構成するケーシング2と、前面中央部にカップなどの飲料容器3が置かれる容器受け4aが設けられた容器受け部4と、飲料の種類(銘柄)が表示される複数の飲料名表示部5と、飲料名表示部5に対応して設けられた選択押釦6と、温水の温度を示す温水温度表示部7、電源ランプ8などを有している。図1、図2に示す例では、供給飲料の銘柄としては、緑茶とお湯と冷水との3種類が選択可能とされ、また、緑茶については暖かい緑茶と、冷たい緑茶との何れかを選択できる。なお、選択押釦4の横等には、選択押釦4に対応する飲料が供給可能であることを示す選択可ランプ9が設けられている。
図3は飲料供給装置の飲料供給回路を示す図である。この図3に簡略的に示すように、ケーシング2の内部には、飲料の原料(粉末)を収容するキャニスタとも称される原料容器11と、冷水を収容する冷水タンク12と、温水を収容する温水タンク13と、原料と温水や冷水とを混合するミキシングボール14と、冷水タンク12内の冷水により、飲料用の水を冷却する冷却用流路(冷却コイル)50と、原料容器11に収容された原料をミキシングボール14内に送出するスクリュコンベヤならびにこのスクリュコンベヤを回転駆動する払出モータ15b(図4参照)からなる原料送出機15と、冷却用流路50からの冷水をミキシングボール14に供給する混合用冷水供給路16および混合用冷水供給バルブ17と、温水タンク13からの温水をミキシングボール14に供給する混合用温水供給路18および混合用温水供給バルブ19と、ミキシングボール14内の飲料を飲料容器3に払い出す払出ノズル20と、温水タンク13からの温水を容器受け部4に置かれた飲料容器3に直接供給する容器用温水供給路21および容器用温水供給バルブ24と、冷却用流路50からの冷水を容器受け部4に置かれた飲料容器3に直接供給する容器用冷水供給路22および容器用冷水供給バルブ25と、冷水タンク12や温水タンク13の水位や温度を監視する水位センサや温度センサなどを備えている。
この実施の形態では、原料容器11、ミキシングボール14、原料送出機15、回転撹拌用モータ23、混合用冷水供給路16、混合用冷水供給バルブ17、混合用温水供給路18、混合用温水供給バルブ19および払出ノズル20からなる調理回路が2系統設けられ、各原料容器11には同じ種類の粉末原料(たとえば緑茶粉末原料)が収容されている。すなわち、第1の原料容器11Aおよび第2の原料容器11Bと、第1のミキシングボール14Aおよび第2のミキシングボール14Bと、第1の原料送出機15Aおよび第2の原料送出機15Bと、第1の回転撹拌用モータ23Aおよび第2の回転撹拌用モータ23Bと、第1の混合用冷水供給路16Aおよび第2の混合用冷水供給路16Bと、第1の混合用冷水供給バルブ17Aおよび第2の混合用冷水供給バルブ17Bと、第1の混合用温水供給路18Aおよび第2の混合用温水供給路18Bと、第1の混合用温水供給バルブ19Aおよび第2の混合用温水供給バルブ19Bと、第1の払出ノズル20Aおよび第2の払出ノズル20Bとが設けられている。
また、この実施の形態では、ミキシングボール14は、ミキシングボール14自体が回転自在に配設されており、回転撹拌用モータ23の駆動力によりミキシングボール14が回転されて、ミキシングボール14の内部に供給された原料と温水や冷水が混合され、回転動作が停止されることで、ミキシングボール14内の飲料が飲料容器3に払い出されるよう構成されている。なお、ミキシングボール14の内部に撹拌用羽根などを配設してそれぞれの原料や温水、冷水を撹拌、混合するよう構成してもよい。
また、この実施の形態では、水道から供給された水を給水バルブ26、30および給水路27、28、29を通して冷却用流路50や温水タンク13に導入することも、給水用タンク31に溜められた水を給水路32、28、29および給水バルブ30を通して冷却用流路50や温水タンク13に導入することも可能に構成されているが、何れか一方のみ設けられていてもよい。また、温水タンク13内の水はヒータ33により加温され、冷水タンク12内の水は冷凍サイクルからなる冷却装置34の熱交換器34aにより常温以下に冷却されている。なお、温水タンク13内の水も冷凍サイクルの熱交換器を用いて加温してもよい。また、図3における35は、容器受け部4などを含めた排水をためる排水タンクである。
また、図4に示すように、飲料供給装置1には、温度管理、時間管理、選択押釦6の押圧動作管理、原料や温水、冷水の供給動作、ミキシングボール14の回転・停止動作など、各種の制御を行う制御部40が設けられており、この制御部40には、時間管理用のタイマ41や各種データを記憶する記憶部42なども設けられている。さらに、この実施の形態では、記憶部42に、飲料の供給数が多い繁忙時(例えば午後0時から午後1時まで)と、繁忙時の供給数よりも飲料の供給数が少ない平常時(例えば午後0時から午後1時以外の時間)とが記憶されている。そして、制御部40は、平常時では1つのミキシングボール14内で調理した飲料(または、湯水や冷水)を飲料容器3に払い出す一方、飲料の供給数が多い繁忙時には、2つのミキシングボール14(14A、14B)内で互いに同じ味の飲料(この実施の形態では緑茶)を調理させて、これらの同じ味の飲料を略同時に単一の飲料容器3に払い出すよう切り換える切換手段としても機能する。
つまり、平常時では、図8に示すように、従来の飲料供給装置の場合と同様な時間割合で、一方の混合用温水供給バルブ19(例えば第1の混合用温水供給バルブ19A、または例えば第1の混合用冷水供給バルブ17A)のみが開けられるとともに、並行して一方のミキシングボール14Aのみが回転される。次に、一方の原料送出機15Aの原料払出モータ15bのみを駆動させて、温水が供給されているミキシングボール14Aへ原料を供給し、原料をミキシングボール14A内で溶かす。この後、必要に応じて一方の混合用冷水供給バルブ17Aのみを開けてミキシングボール14Aに冷水を供給する。なお、一方の容器用冷水バルブ25Aを開けて飲料容器3に冷水を供給してもよい。この場合に、例えば、一方の混合用温水供給バルブ19Aが約8秒開けられ、一方の混合用冷水供給バルブ17A(または一方の容器用冷水バルブ25A)が約3秒開けられ、選択押しボタンを利用者が押してから飲料容器3に飲料が注ぎ終わるまで例えば12秒ほど要しているため、1分当たりほぼ5人分の飲料を供給する。
一方、タイマ41からの信号を入力して繁忙時になったことを制御部40が認識した際には、2つのミキシングボール14(第1、第2のミキシングボール14A、14B)内で平行に調理し、互いに同じ味の飲料(この実施の形態では緑茶)を同時に単一の飲料容器3に払い出す。すなわち、両方の混合用温水供給バルブ19A、19B(または混合用冷水供給バルブ17A、17B)の開動作や、両方のミキシングボール14A、14Bが回転され、また、両方の原料送出機15A、15Bの払出モータを駆動させて、両方のミキシングボール14A、14Bへ原料を供給し、原料をミキシングボール14A、14B内で溶かした後、必要に応じて混合用冷水供給バルブ17A、17B(または容器用冷水バルブ25A、25B)を開けて飲料容器3に冷水を供給する。この場合に、図5に示すように、例えば、混合用温水供給バルブ19A、19Bが約4秒開けられ、混合用冷水供給バルブ17A、17B(または容器用冷水バルブ25A、25B)が約2秒開けられ、選択押釦6を利用者が押してから飲料容器3に飲料が注ぎ終わるまで例えば7秒で済むように制御され、これにより、1分当たりほぼ8人から9人分の飲料を供給可能とする。
このように構成することにより、飲料の供給数が多い繁忙時には、2系統のミキシングボール14A、14Bに並行して原料を払い出すとともに冷水や温水を供給して1人分の飲料を調理(作る)する(すなわち、2系統の調理回路で調理する)ことで、各ミキシングボール14A、14Bへの原料や冷水や温水の供給時間を短くすることができるので、時間当たりに供給する飲料数を増加することができる。これにより、昼休みなどの繁忙時に利用者が多数集中した場合でも、お茶などの飲料を支障なく供給できる。
またこの場合に、混合用給水管や混合用バルブなどに特別仕様の部品を用いなくても済むため、これらの特別仕様の部品を用いることによる製造コストの増加を抑えることができる。また、各払出ノズル20A、20Bからの飲料容器への流量(供給量)は代わらないので、飲料の飲料容器3外への飛び散りなども防止できて、衛生上の悪影響も最小限に抑えることができる。
また、上記実施の形態によれば、時間に伴って、平常時供給状態と繁忙時供給状態とが自動的に切り換えられるので、昼休みなどの繁忙時に良好に対応することができる。また、これに代えて、人が手動で繁忙時供給状態や常時供給状態に切り換えるスイッチなどを設けてもよいが、このように手動で繁忙時供給状態や常時供給状態に切り換える場合と比較して、上記方法では、自動的に繁忙時供給状態や常時供給状態に切り換えられるので、人手による手間や時間を省くことができる利点がある。なお、タイマ41からの情報による時間だけでなく、平日と休祝日とを制御部40において認識可能な場合には、曜日なども認識して平日の繁忙時のみ上記方法で切り換えるよう構成してもよい。
なお、上記の実施の形態では、飲料が緑茶である場合を述べたが、飲料は緑茶以外のものでも勿論よい。また、上記実施の形態ではミキシングボール14などが2系統設けられる場合を述べたが、これに限るものではなく、3系統以上設けてもよい。
また、上記の実施の形態では、同じ味の飲料を複数の調理回路で並行に調理して飲料を作る場合を述べたが、このように同じ味の飲料を並行に調理することが可能である上に、さらに、異なる味の飲料を並行に調理して、これらの異なる味の飲料を略同時に単一の飲料容器3に払い出すよう構成して、いわゆるブレンドした味の飲料を作ることができるよう構成してもよい。
例えば、図6に示すように、原料容器11やミキシングボール14などの調理回路を4系統備えて、2系統の原料容器11には同じ種類の原料(例えば、緑茶)を収容し、残りの2系統の調理回路の原料容器11には前記原料(例えば、緑茶)とは異なる種類の原料(例えば、ほうじ茶)を収容する。また、飲料の選択肢として、図7に示すように、緑茶やほうじ茶に加えて緑茶とほうじ茶とをブレンドしたブレンド茶の選択押釦6も選択できるようにする。そして、繁忙時には、緑茶やほうじ茶を上記実施の形態と同様な手法で素早く作ることができるよう構成するとともに、ブレンド茶が選択された場合には、1系統のミキシングボール14(例えば第1のミキシングボール14A)などの調理回路で緑茶を調理するとともに、並行して他の1系統のミキシングボール14(例えば第2のミキシングボール14B)などの調理回路でほうじ茶を調理し、これらの調理した飲料を略同時に単一の飲料容器3に払い出す。
このように、複数のミキシングボール14(例えば第1のミキシングボール14Aと第2のミキシングボール14B)内で調理した互いに異なる味の飲料を同時に単一の飲料容器3に払い出し可能に構成することにより、例えば、2種類のお茶を混ぜた飲料など、従来にない新しい味にブレンドした飲料を提供することが可能となる。これにより、利用客数を増加できる可能性が生まれる。
また、上記実施の形態では、制御部40の判断により時間に基づいて自動的に平常時供給状態と繁忙時供給状態とを切り換える場合を述べたがこれに限るものではない。例えば、飲料の供給数を検知して、時間当たりの飲料供給数、例えば、5分当たりの飲料の供給数が15杯を越えた場合には、5分当たりの飲料の供給数が10杯以下となるまで(あるいは所定時間だけ経過するまで)、繁忙時であると制御部40が自動的に判断して、前記繁忙時供給状態に切り換えるよう構成してもよい。
この構成によれば、時間によらず、繁忙時において飲料の供給数が増加すると自動的に繁忙時供給状態に切り換えられるので、繁忙時間が決まっていない場合でも良好に対応することができる。また、この構成によっても、手動で繁忙時供給状態や常時供給状態に切り換える場合と比較して、人手による手間や時間を省くことができる利点がある。
また、上記の実施の形態においては、同様な濃さの飲料を各ミキシングボール14(調理回路)で調理した場合を述べたが、これに限るものではなく、繁忙時には、一方のミキシングボール14(例えば第1のミキシングボール14A)では濃い味の飲料を調理し、他方のミキシングボール14(例えば第2のミキシングボール14B)では湯または水を払い出し、これらのミキシングボール14の飲料を略同時に単一の飲料容器3に払い出してもよく、これによっても、飲料の供給数が多い繁忙時での時間当たりに供給する飲料数を増加することができる。
しかしながら、この場合には、濃い味の飲料を調理するミキシングボール14や払出ノズル20の場所が決まっている場合には、濃い味の飲料を調理したミキシングボール14や払出ノズル20において、溶け残り原料が付着して不衛生となる不具合を発生するおそれがある。したがって、このように、繁忙時に、一方のミキシングボール14では濃い味の飲料を調理し、他方のミキシングボール14では湯または水を払い出す方法を用いた場合には、これらのミキシングボール14において、濃い味の飲料を調理した後に、同じミキシングボール14で湯または水だけを供給して、濃い味の飲料の調理と湯または水だけの供給とを交互に行うよう構成するとよい。
この構成によれば、濃い味の飲料を調理した後に、同じミキシングボール14で湯または水だけが供給されるので、ミキシングボール14や払出ノズル20などに濃い味の飲料を調理した際に溶け残り原料が付着していた場合でも、この溶け残り原料を後で供給された湯または水により洗い流すことができる。したがって、溶け残り原料の発生による調理経路の汚れや、不衛生状態となることなどを防止することができて、信頼性が向上する。
1 飲料供給装置
3 飲料容器
6 選択押釦
11 原料容器
12 冷水タンク
13 温水タンク
14 ミキシングボール
15 原料送出機
16 混合用冷水供給路
17 混合用冷水供給バルブ
19 混合用温水供給バルブ
18 混合用温水供給路
20 払出ノズル
21 容器用温水供給路
22 容器用冷水供給路
23 回転撹拌用モータ
24 容器用温水供給バルブ
25 容器用冷水供給バルブ
27、28、29、32 給水路
30 給水バルブ
31 給水用タンク
33 ヒータ
34 冷却装置
40 制御部
41 タイマ
42 記憶部
50 冷却用流路

Claims (5)

  1. 原料を収容する原料容器と、冷水を収容する冷水タンクおよび温水を収容する温水タンクの少なくとも一方を有する水タンクと、原料と温水や冷水とを混合するミキシングボールと、原料をミキシングボールに払い出す原料払出モータと、温水や冷水をミキシングボールに供給する混合用水供給バルブと、ミキシングボール内の飲料を飲料容器に払い出す払出ノズルとを備え、
    前記原料容器、原料払出モータ、ミキシングボール、混合用水供給バルブ、払出ノズルからなる調理回路が複数系統設けられ、
    これらの複数系統の調理回路における2つ以上の調理回路のミキシングボール内で互いに同じ味または異なる味の飲料を並行して調理し、これらの同じ味または異なる味の飲料を単一の飲料容器に略同時に払い出し可能に構成した
    ことを特徴とする飲料供給装置。
  2. 飲料の供給数が多い繁忙時と繁忙時の供給数よりも飲料の供給数が少ない平常時とを切り換える切換手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置。
  3. 切換手段によって、少なくとも時間により、自動的に平常時供給状態と繁忙時供給状態とを切り換えることを特徴とする請求項2記載の飲料供給装置。
  4. 切換手段によって、単位時間当たりの供給数に基づいて、自動的に平常時供給状態と繁忙時供給状態とを切り換えることを特徴とする請求項2記載の飲料供給装置。
  5. 繁忙時には、一方のミキシングボールでは濃い味の飲料を調理し、他方のミキシングボールでは湯または水を払い出し、これらのミキシングボールにおいて、濃い味の飲料を調理した後に、同じミキシングボールで湯または水だけを供給して、濃い味の飲料の調理と湯または水だけの供給とを交互に行うことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の飲料供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106724850A (zh) * 2015-11-20 2017-05-31 富士电机株式会社 饮料供给装置

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