JP2013161451A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】操作性の異なる複数の環境を有するコンピュータシステムで、一方の環境におけるファイル選択の操作性が劣る。
【解決手段】第1実行環境上で動作する第1のアプリケーションを操作する際に、第2実行環境上で動作するアプリケーションであって、前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2実行環境上にインストールされているか否かを確認する手段と、前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2実行環境上にインストールされていることが確認されたことに応じて、前記第2のアプリケーションにより表示される画面からデータを選択する際に、前記第1の実行環境上で保存した前記データが保存されている第1のフォルダへアクセスする操作回数よりも少ない操作回数でアクセス可能な第2のフォルダに対し、前記データを保存させる手段とを有する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。特に、操作性の異なる2つのアプリケーション実行環境において、表示するファイルの制御に関する。
近年、コンピュータの操作環境に多様性が生じている。従来から利用されている、キーボードおよびマウスを利用した情報入力が存在する一方、静電容量式タッチパネルに代表されるような、人の指を使用したタッチ操作による情報入力が普及している。米国Microsoft社の次期オペレーティングシステム(OS)であるWindows8においては、これら異なる様式をもった操作環境が、同じ1台のコンピュータに、1つのOSとして実装されることが決定している。
以前のWindows(登録商標) OSと同様の、複数のウィンドウを同時に表示する様式による、基本的にはマウスとキーボードで利用されるに適した操作環境がある。Windows8ではこれを「Desktop環境」と呼称している。一方では、操作を受け付ける操作ボタンなどが大きく、1つのアプリケーションは基本的に1画面を占有して動作し、人の指によるタッチ操作で利用されるに適した操作環境がある。Windows8ではこれを「Metro環境」と呼称している。
一方、乱立するフォルダに分散したファイルが見つけにくい課題に対応するための先行技術として特許文献1が開示されている。特許文献1では、定期あるいは不定期の更新タイミングで、ファイルの内容の共通点に基づいてフォルダを生成し、そこに内容の共通したファイル群をフォルダごとに分類して配置する。
特開2011−203939号公報
Windows8の操作環境「Metro環境」では、特に簡素でシンプルな操作感を目的として、ユーザインタフェース上の制約がOSのデザイン指針として定められている。特に、アプリケーションが表示するファイル選択画面においては、従来のようなツリービューを利用したファイル階層の表示が禁止されている。このため、ファイル選択画面では、一度には単一のフォルダ内のみを表示することしかできない。フォルダを移動するためには、階層構造を辿って一つずつ、フォルダ階層を上がったり、フォルダを開いて下層に下ったりする必要がある。したがって、複数のフォルダ階層にまたがって存在する複数のファイルを切り替えながら利用する場合、単一のフォルダ内のみを表示する環境では、ツリービューのように二次元的にフォルダにアクセスできる手段に比べて操作手順が多くなる、という課題がある。
特許文献1では、複数のフォルダの階層にまたがったファイル群を手順少なく利用するための技術を開示している。しかし、Windows8のような、異なる操作環境が併存するOSの場合、それら操作環境(Windows8ではDesktop環境とMetro環境)間で連携して、効果的にファイル操作のユーザビリティを改善することはできない。
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の構成を有する。すなわち、アプリケーションを操作するためのユーザインタフェースの構成が異なる複数のアプリケーション実行環境を有するオペレーティングシステムを搭載した情報処理装置であって、第1のアプリケーション実行環境上で動作する第1のアプリケーションを操作する際に、第2のアプリケーション実行環境上で動作するアプリケーションであって、前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境上にインストールされているか否かを確認する確認手段と、前記確認手段により前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境上にインストールされていることが確認されたことに応じて、前記第2のアプリケーションにより表示されるデータ選択画面からデータを選択する際に、前記第1のアプリケーション実行環境上で保存した前記データが保存されている第1のフォルダへアクセスする操作回数よりも少ない操作回数でアクセス可能な第2のフォルダに対し、前記データを保存させる保存制御手段とを有する。
本発明により、複数の実行環境を持つOSにおいて、実行環境がそれぞれ異なる操作環境を有している場合でも、ファイル操作のユーザビリティを改善することができる。
情報処理装置のハードウェア構成例を示す図。 情報処理装置のソフトウェア構成例を示す図。 マルチウィンドウGUIの例を示す図。 ペイン構造を持った第1環境のアプリケーションウィンドウの構成例を示す図。 ペイン構造を持った第1環境のアプリケーションウィンドウの構成例を示す図。 第2環境用のアプリケーションの表示例を示す図。 第2環境用のアプリケーションの表示例を示す図。 実施例1に係る全体フローチャート。 実施例1に係るサブフローチャート1。 実施例1に係るサブフローチャート2。 実施例1に係るサブフローチャート3。 実施例1に係るサブフローチャート4。 実施例1に係る情報ファイルの記述例を示す図。 実施例2に係る第1環境用のアプリケーションウィンドウの構成例を示す図。 実施例2に係るサブフローチャート。 実施例2に係る情報ファイルの記述例を示す図。 実施例4に係る全体フローチャート。 実施例4に係るサブフローチャート。 実施例4に係る監視設定画面の例を示す図。 実施例5に係る動作条件の設定画面の例を示す図。 実施例5に係るサブフローチャート。 実施例1に係るアプリケーションの表示例を示す図。 実施例1に係るアプリケーションパッケージの構成例を示す図。 実施例2に係るアプリケーションの表示例を示す図。 実施例3に係るアプリケーションの表示例を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[システム構成図]
(ハードウェア構成)
本発明に係るシステムの一実施形態を説明する。図1は、後述する本実施例のプロセスが実行可能な情報処理装置であるコンピュータ100を図示している。コンピュータ100は、CPU11、RAM12、ROM13、内部ストレージ14、無線デバイスインタフェース15、タッチ操作インタフェース18、外部ディスプレイインタフェース20、外部ストレージインタフェース22、および無線ネットワークインタフェース24を有する。
CPU11は、コンピュータ100内の各構成要素を制御する。RAM12は、各種プログラムの処理時に、ワークアリアとして用いられる。ROM13は、プログラムや処理に使用するデータを格納するための記憶部である。内部ストレージ14は、ROM13やRAM12に加えて、プログラムやデータの格納および読み書きに使用され、ハードディスク(HDD)やフラッシュメモリで構成される。無線デバイスインタフェース15は、Bluetooth(登録商標)などの無線技術を利用して外部の入力機器デバイスであるキーボード16やマウス17と通信を行う。
タッチ操作インタフェース18は、情報表示を行い、かつタッチ操作が可能な静電容量式タッチパネル等に代表されるタッチ操作パネル19と入力情報のやりとりを行う。外部ディスプレイインタフェース20は、タッチ操作パネル19以外にも情報表示のために利用する外部ディスプレイ21と表示情報のやりとりを行う。外部ストレージインタフェース22は、コンピュータ100に内蔵されない外部ストレージ23とデータのやりとりを行う。無線ネットワークインタフェース24は、WANやLANなどの通信ネットワーク25と信号のやりとりを行う。
なお、コンピュータ100の各構成要素は、システムバス30を介して接続される。また、コンピュータ100は、この構成に限定されるものではなく、他の構成要素を備えていてもよい。コンピュータ100は、ノート型のPCでも構わないし、その他の携帯端末であっても構わない。
(ソフトウェア構成)
図2は、本実施例のプロセスが実行されるソフトウェア実行環境である、OS(オペレーティングシステム)の構成の一例である。コンピュータ100でOSのカーネル201が基礎として存在する。カーネル201上に第1の実行環境となるアプリケーション実行環境の基本ソフトウェア(以下、第1環境ソフトウェア202)と、第2の実行環境となるアプリケーション実行環境の基本ソフトウェア(以下、第2環境ソフトウェア203)が並列に存在している。それらのアプリケーション実行環境上で、各環境用のアプリケーションがそれぞれ実行可能となっている。第1のアプリケーション実行環境上で実行されるアプリケーションを第1環境用アプリケーション204とする。また、第2のアプリケーション実行環境上で実行されるアプリケーションを第2環境用アプリケーション205とする。
つまり、第1環境用アプリケーション(第1のアプリケーション)は、第1環境ソフトウェア上(第1の実行環境上)で動作し、第2環境用アプリケーション(第2のアプリケーション)は、第2環境ソフトウェア上(第2の実行環境上)で動作する。本実施例で示す各アプリケーションは、第1環境ソフトウェア202、もしくは第2環境ソフトウェア203を介してカーネル201とも情報のやりとりを行いながら、各環境用アプリケーションの層で実行される。
ここで「カーネル(kernel)」とは、階層型に設計されたOSの中核となる部分を示しており、CPU、メモリ、入出力のハードウェア等を抽象化し、ハードウェアとソフトウェアがやり取りできるインタフェースを提供する役割を担っている。なお、本実施例では図2のように、2つの実行環境が物理的に1つのコンピュータ100上に存在する例を記載しているが、3つ以上の複数の実行環境がある場合でも同様に実施可能である。
本実施例では、これら2つのアプリケーションは、異なる操作環境としてユーザに認知されるものとする。例えば、前述のようにWindows8の「Desktop環境」と「Metro環境」のような2つの操作環境が例として挙げられる。本明細書では、このDesktop環境とMetro環境を例にとって説明する。以後、Desktop環境を「第1実行環境」(以後「第1環境」)、Metro環境を「第2実行環境」(以後「第2環境」)、と想定して説明を行う。つまり、「第1環境」が第1環境ソフトウェア202に対応し、「第2環境」が第2環境ソフトウェア203に対応する。
(第1環境におけるGUI)
第1環境では、GUI(グラフィカルユーザインタフェイス)環境における操作環境が利用可能である。図3に示したような、表示画面の中に複数のウィンドウ301、302等を同時に表示し、切り替えながら最前面に表示されたウィンドウ内で操作を行う形態が一般的である。
この第1環境で実行されるアプリケーションには、図4で示すようなペイン構造を持つものがある。ここで「ペイン(pane)」について説明する。例えば図4のアプリケーション画面401では、3つのペイン402、403、404が存在する。つまりペインとは、ウィンドウ内において明確に分割された領域を指し、それぞれの領域が異なる役割を表現している。つまり、ウィンドウを構成するペインごとに目的に合わせた内容が表示可能である。なお、ウィンドウを構成するペインは、アプリケーションによって固有のものではなく、設定などにより表示位置や表示内容を変更できるものである。
図4の各ペインで説明すると、ペイン403はファイル管理システムのフォルダの階層構造を表示する一般的に「ツリービュー」と呼ばれる階層表示形式を画面上に有している。ペイン404は、フォルダの階層構造のうちの1つのフォルダに格納された内容物であるファイルやさらに下位のフォルダのリストを表示する。ペイン402は、ファイルやフォルダに対して実行可能な各種操作コマンドに対応するアイコンから構成されたツールバーと呼ばれる部位を表示している。
また別の例として、図5のアプリケーション画面501では、ツールバーペイン502、文書の各ページを小さくサムネイル表示するサムネイルペイン503、文書の1ページを大きく表示するページ表示用ペイン504から構成されている。図5に示すような構成は、スライドを表示・編集するためのプレゼンテーションアプリケーションで一般的に採用されている。
従来のGUI環境では、上記のようにそれぞれが明確な役割を持った複数の領域(ペイン)に区分けされたウィンドウをアプリケーションの表示形態として用いられることが一般的であり、本実施例における第1環境で利用される。
(第2環境におけるGUI)
これに対し第2環境は、例えばタッチパネルディスプレイにおいて、指やスタイラスペンによって操作しやすいことを目的として設計されていることを前提とする。ただし、第2環境においても、従来のマウスやキーボードを使った操作も可能である。
一例として、第2の環境におけるGUIの例を図6に示す。図6のアプリケーション画面601では、アプリケーションで開くファイルを指定するデータ選択画面を示している。ここでは、画面全体を使って、1つの機能である「開くファイルを指定」する単一の画面を表示しており、第1環境における図3のように複数のウィンドウを並べて表示しない。また図4のように複数のペインでウィンドウが構成されていない。なお、図6では、図4に示したフォルダ405内の内容を表示している例となっている。
アプリケーション画面601において、「ファイルを開く」機能を示すタイトル項目602、フォルダ内に存在するファイルのリストを示すリスト項目605、606がある。リスト項目605、606の中からファイル名の文字列をタッチすることで、所望のファイルをアプリケーションで開くことができる。また、フォルダ内にあるさらに下位の「UserFolder」フォルダを表示するフォルダ項目604がある。フォルダ項目604の矩形のエリアをタッチすることで、「UserFolder」フォルダ内に移動することができる。そして、上のフォルダ階層に表示場所を移動することを示す「Go Up」項目603、で構成されている。
図6に示すアプリケーション画面601は、指を使った精度の粗いタッチ操作でも快適に使用できるよう、画面全体をひとつの機能に絞っているだけでなく、各項目のサイズも大きく、指でおおまかにタッチしやすく構成されている。これらの特徴は主に、タブレットコンピュータやスマートフォンなどで、持ち運びが容易なサイズの小さな画面で操作することを前提として構成されている。
そのかわり、図4のペイン403に示したツリービューのように画面上に複数のフォルダ階層を一覧することはできない。したがって、図6のアプリケーション画面601の場合、フォルダ項目604を選んだり、「Go Up」項目603を選んだりして、順々にフォルダ階層を移動しなければならない。そのため、フォルダ移動のための操作に煩わしさが生じる。これは、ツリービュー自体が小さな表示要素で構成されていることから、タッチでの精確な操作が困難である。そのため、タッチ環境での使用を避けるためにこのような画面構成を行っている。現状では、Windows8のMetro環境で表示されるファイル選択画面は、図6に示すアプリケーション画面601と同等の、操作上の煩わしさを有している。
また、図5のアプリケーション画面501を第2環境向けに作成しなおした場合、第2環境用アプリケーション205の表示例を、図7のアプリケーション画面701として示す。公知の技術である各種タッチ操作を用いて指で文書画面を拡大・縮小したり、表示するページを切り替えたりできることが可能となるのが一般的である。一般的なタッチ操作としては、「ピンチイン/ピンチアウト(pinch−out/pinch−out)」や「フリック(flick)」などが知られている。「ピンチイン/ピンチアウト」操作は、複数の指を中心から拡げるように開いて、もしくは狭めるように操作し、主に画面の拡大縮小の際に用いられる。「フリック」操作は、指で画面をはじくような操作であり、主に表示画面の切り替えの際に用いられる。例えば、第2環境用アプリケーション205が文書の閲覧用に使用され、タブレットコンピュータなどで利用される場合、画面に文書を表示した状態で、話者がタブレットコンピュータを手渡しながら情報を共有し、コミュニケーションをとるのに適している。アプリケーションの操作の詳細は、本実施例の本質ではないため省略する。ただし、図7のような全画面を利用した表示方法が第2環境の特性であることを示している。
[ユースケース]
上述したように、2つのアプリケーション実行環境には、操作性の面で大きな差がある。こういった2つの異なるアプリケーション実行環境が、1台のコンピュータに併存する場合、それぞれの特性を、より適した場面で使い分けることが期待される。
例えば、複数のウィンドウを表示し、ツリービューなどを使った第1環境は、効率的な作業が可能だが、タッチ操作にはさほど向いていない。そのため、オフィスでキーボードやマウスを有線/無線にて接続し、従来のコンピュータと同様の利用方法が主流となることが想定される。
一方、第2環境は、直感的ですばやいタッチ操作が可能であることを活かし、外出先での顧客やパートナーとのコミュニケーションに活用されるだろう。特に、複数のファイルを使ったプレゼンテーションや顧客との手渡しでの画面の資料を見ながらのコミュニケーションのような「閲覧目的」での利用法が中心となると想定される。
上記のような場合を踏まえると、第2環境でのファイル選択には、素早く、スムースに目的のファイルを開き、コミュニケーションを円滑にする操作感が求められる。しかし、図6で示した制約を持ったファイル選択画面ではこれを達成することは困難だという課題がある。この課題を解決するファイル制御について、以下に具体的な実施例を示す。
<実施例1>
(コンピュータにおける各ソフトウェアの関係)
処理の流れを説明する前に、想定されるアプリケーション製品の構成例について説明する。図23に示すように、実施例1の製品は第1環境用アプリケーションの製品パッケージ2301および、第2環境用アプリケーションの製品パッケージ2302を含む。製品パッケージ2301、2302はそれぞれ単独でも使用可能なアプリケーションである。ただし、本実施例において、製品パッケージ2302は、製品パッケージ2301のオプション製品であり、製品パッケージ2301を保有するユーザが製品パッケージ2302を併用すると、パッケージ間で連携してより便利に各種機能が使える、という関係にある。
つまり、第1環境用アプリケーション800は、第1環境上で動作し、第2環境用アプリケーション820は、第2環境上で動作することになるが、それらのアプリケーションは対応していることとなる。ここで、「(アプリケーションが)対応する」とは、各アプリケーション間で連携して、所定の処理が実行可能であることを指す。したがって、上述したように製品パッケージとそのオプション製品といったアプリケーションの関係に限定するものではない。
製品パッケージ2301は、従来、一般的なインストーラを使用して、コンピュータ100にインストールされる。インストールされた後のOSとの関係は、図23のアプリケーション2303とサービス2304に示した通りである。ここでの「サービス」とは、ユーザが意識して起動せずとも、常にバックグラウンドで動作し、システムの動きを監視していられるアプリケーションの形態を示す。第1環境の実行基本ソフトウェア(第1環境ソフトウェア202)上にアプリケーション2303とサービス2304が配置される。ただし、サービス810は、サービス2304に示したように、場合によってはカーネル201と直接情報の授受を行う。
一方、製品パッケージ2302は、Windows8の場合、Windows App Storeという特定のインストール環境を介して、第2環境の実行基本ソフトウェア(第2環境ソフトウェア203)上にアプリケーション2305として配置される。
インストール後、アプリケーション2303、2305のそれぞれはOSの提供する手段によって任意に起動可能な状態となる。例えばWindows8であれば、スタート画面からアイコンをタッチすることによって起動可能である。また、サービス2304は、OSに登録され、コンピュータ起動時に自動的に起動するようにインストールされる。
このように、ソフトウェアコンポーネントとしては分離された形態にあるが、アプリケーション2303、2305、およびサービス2304は、本実施例のように、互いに連携して動作することができる。もちろん、第2環境用のアプリケーション製品パッケージが、第1環境用アプリケーションと同時に配布される形態であってもかまわない。
また、本実施例1では、各アプリケーションすべてが、互いにアプリケーションの情報を知っており、必要に応じて連携することを前提として説明する。例えば、アプリケーション800が第1環境用のアプリケーション製品であり、アプリケーション820がそれに付随する第2環境用の閲覧用オプション製品である、といった情報がそれぞれ保持される。なお、上述したように、対応するアプリケーション間の関係はこの形態に限られず、各アプリケーションが連携可能に対応していればよい。
(処理の流れ)
図8は、本実施形態における、コンピュータ100のファイル制御処理の全体フローチャートである。ファイル制御処理の手順は記憶部であるROM13に記憶されたプログラムに従って、OSを通してCPU11により実行される。
図1〜7、図13、図22、および図23を参照しつつ、図8〜図12のフローチャートに沿って、各アプリケーションが連携し、第2環境用アプリケーションにてスムースに目的のファイルを開くことができる手順を説明する。
図8において、3つのアプリケーションプロセスが連携して処理を行う流れを表す。アプリケーション800は、図23にて示した第1環境(第1環境ソフトウェア202)上で動作するアプリケーション2303であり、本実施例では図4のアプリケーション画面401を提供する。アプリケーション800は、図4に示すように、ツリービューとフォルダ内容を表示する。また、各アプリケーションは、内部ストレージ14や外部ストレージ23に保管されているファイル管理を行うことができる。
サービス810は、第1環境で動作するサービスである。また、第1環境で動作するサービスは、第2環境用アプリケーションが動作している間も、バックグラウンドで第1環境に依存する処理を続行可能である。
アプリケーション820は、図23にて示した第2環境(第2環境ソフトウェア203)上で動作するアプリケーション2305であり、本実施例では、図6および図7のアプリケーション画面601、701を提供する。各アプリケーションは、お互いに情報を参照しながら連携して動作することを目的としている。
まず、第1環境用のアプリケーション800の動作について説明する。第1環境で、アプリケーション800の起動がユーザによりタッチ操作パネル19やマウス17から指示される(S801)。すると、アプリケーション800は、自身の連携の対象となる、第2環境用のアプリケーション820が同一のコンピュータ100内にインストールされているかを確認する(S802)。このS802の処理の詳細については、図9を用いて後述する。
連携対象となるアプリケーション820が存在する場合(S803にてYES)、アプリケーション800は、タッチ操作パネル19あるいは外部ディスプレイ21に表示される自身のユーザインタフェース上に特殊なフォルダを生成し、表示する(S805)。この特殊なフォルダ(第3のフォルダ)を、本明細書では「EasyLinkフォルダ」と呼称することとする。一方、連携対象となるアプリケーション820の存在が確認できない場合(S803にてNO)、アプリケーション800は、EasyLinkフォルダを表示しない(S804)。
EasyLinkフォルダは、図22のように、図4ですでに示したアプリケーションウィンドウに追加される形で表示される(アイコン2201)。ユーザは、このEasyLinkフォルダの中に、第2環境で使用したいファイル(対象データ)を格納する(S806)。例えば図22のアイコン2202で示したように、ペイン404からマウス17などを使って、ドラッグアンドドロップで格納することができる。これにより、ユーザから処理対象のデータの指定を受け付ける受付手段を実現する。このS806の処理の詳細については、図10を用いて後述する。
アプリケーション800およびサービス810は、いずれもプログラム的にこのEasyLinkフォルダの位置を内部ストレージ14上のあるフォルダに予め規定されており、その中に格納されたファイルを取得できる。例えば、「C:¥Temp¥EasyLink」などを規定フォルダに利用することが考えられる。
(第2環境用のアプリケーションの存在確認処理)
図9を用いて、図8に示したS802の内容を詳細に説明する。
まずアプリケーション800は、第1、第2環境で共有するレジストリ(例えば、Windowsレジストリ)のような共通の情報データベース(不図示)を用いて、第2環境用のアプリケーション820がインストールされているかどうかを確認する。例えば、Windowsレジストリは、内部ストレージ14に保存され、RAM12に適宜読み込まれてアクセスされる。特にWindows8では、第2環境(Metro環境)で、アプリケーションのIDの情報(識別情報)があれば、OSのWindowsインストーラが生成するレジストリ情報がわかる。そのため、アプリケーションがインストールされているか否かは、その特定のレジストリキーが存在するかを確認すればよい。例えば、「HKEY_CurrentUser¥Software¥Classes¥Extensions¥ContactId¥Windows.Launch¥アプリケーション ID」を確認することで判定することができる。
アプリケーション800は、OSの仕様に基づいて、第2環境用のアプリケーション820のレジストリキー名を生成する(S901)。そして、アプリケーション800は、その生成したレジストリキー名に対応するキーが存在しているかを、レジストリ情報をオープン可能か否かで確認する(S902)。オープンが可能であれば(S903にてYES)、アプリケーション800は、対象となる第2環境用アプリケーションが「存在している」という情報を上位のフローに返す(S904)。オープンできない場合(S903にてNO)、アプリケーション800は、対象となる第2環境用アプリケーションが「存在していない」という情報を上位のフローに返す(S905)。そして、本処理フローを終了する。
(ファイル格納処理)
図10を用いて、図8に示したS806の内容を詳細に説明する。この処理により、ユーザインタフェースが異なるアプリケーション実行環境間における対象データの保存制御を行う。
まずアプリケーション800は、ユーザによってEasyLinkフォルダへの格納を指示されたファイルのファイル名を取得する(S1001)。そして、アプリケーション800は、その指示されたファイルの拡張子を取得する(S1002)。例えば、「C:¥AAA」というフォルダにある「FILE_A.xxx」というファイルの場合を考える。この場合、S1001では、「C:¥AAA¥FILE_A.xxx」というファイル名が取得され、S1002にて「.xxx」という拡張子が取得される。
また、アプリケーション800は、アプリケーション820で閲覧処理可能なファイルのタイプを拡張子情報として予め規定されている。例えば、処理可能な拡張子は、「.xxx」、「.yyy」、「.zzz」である、という形で規定されている。ここでアプリケーション800は、処理可能として規定された拡張子情報を取得する(S1003)。そして、アプリケーション800は、S1002にて取得された拡張子が、S1003にて取得された拡張子情報に含まれているか否かを確認する(S1004)。拡張子情報に取得した拡張子が含まれている場合(S1004にてYES)、アプリケーション800は、指示されたファイルが第2環境で処理可能であるとし、当該ファイルの「ショートカットファイル」をEasyLinkフォルダに格納する(S1005)。すべてのファイルに対して、格納処理が終了すると(S1006にてYES)、本フローを終了する。
ここで「ショートカットファイル」とは、ファイルシステム上で、あるファイルの「場所」を指し示すファイルのことである。例えば先の例で言うと、「C:¥AAA¥FILE_A.xxx」というファイル名だけを情報として保持しており、そのファイル名から「FILE_A.xxx」の実データにアクセスすることができる。ショートカットファイルは、ファイルの実データそのものは保持していない。なお、ショートカットファイルは、別名「エイリアス」とも呼ばれる。
(全体処理(続き))
再び図8に戻り、第1環境のサービス810と第2環境用のアプリケーション820について説明する。これらのプロセスは連携し合って動作することを目的とする。なお、サービス810は、OSの起動と同時に動作を開始し、OSの終了で動作を終了する。そのためフローチャート上は、明確な起動と終了を記載していない。
サービス810はまず、EasyLinkフォルダがアプリケーション800によって生成されているか否かを判定する(S811)。ここで、アプリケーション800とサービス810は完全に独立したプロセスであるため、この判定の時点でアプリケーション800が動作しているかどうかは関係ない。例えば、EasyLinkが前回のアプリケーション800の起動によって生成表示された状態か否かを、レジストリなどの情報データベース(不図示)に格納し、その情報を参照することで判定する(破線矢印807)。EasyLinkが生成されている場合(S811にてYES)、S812へ移行する。生成されていない場合(S811にてNO)、S811の判定処理を繰り返す。
S812にて、サービス810は、アプリケーション820が起動したかどうかを監視する。ここでは、サービス810は、アプリケーション820のプロセス情報を知っているため、プロセスの起動イベントがOSから発生した場合(破線矢印823)に起動を検知できる。アプリケーション820の起動を検知するまで(S812にてNO)S812は繰り返され、起動を検知した場合に(S812にてYES)、S813に移行する。
S813では、サービス810は、アプリケーション800の生成したEasyLinkフォルダに格納されたショートカットファイルを用いて、元ファイル(実データ)を元フォルダ(第1のフォルダ)からコピーする処理を行う。このS813の処理の詳細については、図11を用いて後述する。
アプリケーション820は、S812とS814の間に起動(S821)および終了(S822)が行われる。アプリケーション820は、開くことを選択したファイルを図7の例のような方法で表示し、文書を利用する。なお、アプリケーション820によって、文書を編集する場合もある。
次に、サービス810は、アプリケーション820が終了したかどうかを確認する(S814)。プロセスの状態遷移イベントがOSから発生した場合に、該当プロセスが終了(Terminated)状態に移行したか否かを判定することでアプリケーション820の終了を検知できる(破線矢印824)。アプリケーション820が終了した場合(S814にてYES)、サービス810は、S813でコピーしたファイルを元あったフォルダ位置に戻し、コピー先のファイルは削除する(S815)。このS815の処理の詳細については、図12を用いて説明する。そして、S812へ戻り、アプリケーション820が起動されるごとに、サービス810は上記処理を繰り返す。
(ファイルコピー処理)
図11を用いて、図8に示すS813の内容を詳細に説明する。
まずサービス810は、EasyLinkフォルダに格納されたショートカットファイル名のリストを取得する(S1101)。続いて、サービス810は、第2環境用のアプリケーション820がファイルを開く処理に利用する、優先文書フォルダの情報を取得する(S1102)。「優先文書フォルダ」とは、例えばアプリケーション820が、起動後に「ファイルを開く」処理を指示されたときに、最初に表示するフォルダ(第2のフォルダ)のフォルダ名を指す。この情報は、サービス810とも共有可能な情報として、例えばレジストリ(不図示)に保存されている。優先文書フォルダは、このあとEasyLinkフォルダからファイル(実データ)をコピーするコピー先となる。つまり、優先文書フォルダは、最初に表示されるフォルダであるため、ユーザは、ここに格納されるデータを他のフォルダよりも操作回数が少なく参照することができる。
ショートカットファイルのリストと、コピー先のフォルダ名を取得したら、サービス810はループ処理を開始し、S1101で取得したショートカットファイルのリストに示されるショートカットファイルを順に処理する。まず、サービス810は、ショートカットファイルのリストから次に処理するショートカットファイルを取得する(S1103)。そして、サービス810は、取得したショートカットファイルが指し示す、元のファイル(実データ)の位置情報を取得する(S1104)。位置情報を取得した元ファイルを、S1102で取得した優先文書フォルダ(コピー先)にコピーするために、サービス810は、コピー先に同名のファイルがあるかを確認する(S1105)。同名ファイルがある場合(S1105にてYES)、サービス810は、それと重ならない一時的なファイル名(以下、一時ファイル名)を生成する(S1106)。そして、サービス810は、元ファイル(実データ)を優先文書フォルダにコピーする(S1107)。コピー後、サービス810は、元ファイルの場所と、優先文書フォルダにコピーしたファイル名を対応付けて、「コピー情報ファイル」に記録する(S1108)。サービス810は、上記処理を、ショートカットリストに含まれる全ショートカットファイルに対して実行したかを確認する(S1109)。実行し終えたら(S1109にてYES)、本処理フローを終了する。未処理のショートカットファイルがある場合には(S1109にてNO)、S1103へ戻り、サービス810は、処理を繰り返す。
ここで、「コピー情報ファイル」について説明する。前述のように、ショートカットファイルのリストには、複数の異なるフォルダから様々なファイルが登録されている可能性がある。その中には、元が同じファイル名だったファイルが複数含まれている場合がある。例えば「C:¥AAA¥FILE_B.xxx」と「C:¥BBB¥FILE_B.xxx」が含まれている場合などである。その場合、同じ名前では同一のコピー先フォルダ(優先文書フォルダ)に同時に格納することができない。
そのため、S1106で一時ファイル名を生成し、格納する処理を行う。この処理により、元のファイルとの関係性が失われないように、コピー元のファイルと、コピー先のファイルを関連付けて保存しておくファイルが「コピー情報ファイル」である。コピー情報ファイルの内容の一例を図13に示す。ここで示すコピー情報ファイル1301には、5つのファイルが「コピー先名,コピー元名」の順で列挙され記録されている。この例では「FILE_B.xxx」というファイルが複数存在したため、一方は「FILE_B−2.xxx」としてコピーされたことを示している。しかし、元のファイル名が併記されているため、元ファイルとの関係性が失われることはない。コピー情報ファイルは、内部ストレージ14に、サービス810のプログラム的に規定されたファイル名で記録される。なお、図13では、優先文書フォルダは「C:¥User¥Documents」として設定されている。
(戻し処理)
図12を用いて、図8に示すS815の内容を詳細に説明する。
まずサービス810は、コピー情報ファイルに格納されたファイル名の関係性のリストを取得する(S1201)。次に、サービス810は、リストのファイルを処理するループに入り、優先文書フォルダから、元フォルダにおける元のファイル名を有するデータにファイルをコピー(上書き)する(S1202)。これはコピー情報ファイルにペアで記載されているファイル名同士をコピーしてやればよい。例えば、図13の例の場合、「C:¥User¥Documents¥FILE_A.xxx」を「C:¥AAA¥FILE_A.xxx」に上書きコピーする。
そして、サービス810は、優先文書フォルダ側のファイルを削除する(S1203)。これにより、優先文書フォルダ内のファイルの存在状態は、アプリケーション820の起動前に戻すことが可能になる。また、第2環境用のアプリケーション820で加えた変更を、元ファイルに反映することができる。
そして、サービス810は、コピー情報ファイルに含まれるファイルすべてに対して処理が終了したかを確認する(S1204)。すべてのファイルに対して処理が終了した場合(S1204にてYES)、サービス810は、コピー情報ファイル自体を削除して(S1205)、処理を終了する。未処理のファイルがある場合(S1204にてNO)、S1202へ戻り、処理を繰り返す。
以上、複数の実行環境を持つOSにおいて、実行環境がそれぞれ異なるGUIを有している場合でも、ユーザが要求するファイルに対する操作性を向上させ、ユーザビリティを改善することができる。
<実施例2>
図14は、本発明の実施例2のアプリケーション800の構成を示す図の一例である。図14は、タッチ操作パネル19あるいは外部ディスプレイ21に表示されるアプリケーションウィンドウを示している。
図14では、実施例1と異なり、ペイン1401においてEasyLinkフォルダが複数表示されている。ユーザは、一般的に公知な項目の新規作成・削除の技術を用いて、いったん生成された複数のEasyLinkフォルダを表示し管理することができる。この複数のEasyLinkフォルダそれぞれは、ユーザの目的や、アプリケーションに対応付けて設けることができるようにしてもよい。
アプリケーション画面401において、ペイン402〜404の表示項目に変更はない。ペイン1401において、複数のEasyLinkフォルダが導入されている。ユーザは、コマンド操作によって、ペイン1401の領域にフォルダを追加あるいは削除でき、それぞれに異なる名前を付けて管理できる。またアイコン1402のように望みのEasyLinkフォルダにドラッグアンドドロップすることで、各フォルダにどのファイルを格納するかを仕分ける。
アプリケーション800によって管理されているEasyLinkフォルダの情報は、サービス810と共有可能な方法(例えば、レジストリやXMLファイルなど)やシステム独自の方法で、内部ストレージ14に保存される。例えば、図16に示すようにEasyLink情報ファイル1601を構成することができる。図16のEasyLink情報ファイル1601では、各EasyLinkフォルダの名前と、そこに格納されたファイルの元の位置を示すショートカットリストが保存されている。本実施例では実施例1と異なり、EasyLinkフォルダの実体や、ショートカットファイルの実体は存在せず、図16に示すEasyLink情報ファイル1601でEasyLink情報を管理する。なお、実施例1のように、複数のEasyLinkフォルダに対して、それぞれショートカットファイルの実体にて管理するようにしても構わない。
図15は、実施例1の図11に示したサブフローチャートを、複数のEasyLinkフォルダに対応するように構成したフローチャートである。なお、図11と重複する処理については、同じ参照番号を付与している。
サービス810は、まずアプリケーションがEasyLink情報ファイル1601を読み取り、保存されているEasyLinkフォルダのリスト「EasyLink_1,EasyLink_2,EasyLink_3,…」を取得する(S1501)。続いて、サービス810は、フォルダごとに処理を行うため、次の未処理のEasyLinkフォルダを取得する(S1502)。サービス810は、取得したEasyLinkフォルダを、第2環境用のアプリケーション820の優先文書フォルダに生成する(S1503)。ここで「EasyLinkフォルダを生成する」とは、EasyLink情報ファイルに記載されているフォルダ名称と同じ名前の実フォルダを、OSのファイルシステムに生成する、ということを意味する。例えば、優先文書フォルダが「C:¥User¥Documents」というフォルダであって、EasyLink情報ファイルに「EasyLink_1」というフォルダ名称が記載されていたとする。この場合、ファイルシステム上で先の優先文書フォルダのサブフォルダとして「C:¥User¥Documents¥EasyLink_1」というフォルダを生成する。この生成されたフォルダに、後続のステップで各ファイル(実データ)をコピーすることになる。
その後のS1102〜S1115は各フォルダ内のファイルのコピーを行う処理であるが、図11のフローチャートと同じ処理内容なので説明は省略する。その後、サービス810は、すべてのEasyLinkフォルダの処理を終わったかを確認する(S1504)。すべてのEasyLinkフォルダに対する処理が終了している場合は(S1504にてYES)、本処理フローを終了する。未処理のEasyLinkフォルダがある場合(S1504にてNO)、S1502に戻り、処理を繰り返す。
図24は、実施例2においてアプリケーション820のアプリケーション画面601がタッチ操作パネル19に表示された例である。図24では、アプリケーション820の実行時に、複数のEasyLinkフォルダ2402〜2405が生成されている様子を示している。なお、元からファイルシステム上に格納されていたユーザが作成したフォルダ項目604は、アプリケーション画面601上にそのまま残され、混在している。
[本実施例に特有の効果]
本実施例の構成によれば、ユーザは自身の管理設定に基づいて、複数のEasyLinkフォルダから適切なフォルダを選択することで、複数の状況にそれぞれ対応できるファイルの集合に、少ないステップでアクセスすることが可能になる。
<実施例3>
図25は、本発明の実施例3のアプリケーション820のデータ選択画面の構成例を示す図である。
図25では、複数のEasyLinkフォルダが表示されているが、実施例2と異なり、アプリケーション画面2501は、OSの提供するファイル選択画面に依存するものではない独自実装である。したがって、本画面もアプリケーション固有の実装とすることができる。
サービス810は、実施例2で示したEasyLink情報ファイル1601に基づいてファイルをコピーする。このとき、コピー先として、アプリケーション820の設計上で予め決められた内部ストレージ14内のある特定のフォルダ下に行われる。例えば「C:¥Temp¥EasyLinks」フォルダ下などである。そのフォルダは、本発明のシステムのみが必要なファイルを格納する排他的なフォルダである。この排他的フォルダにアクセス可能なアプリケーション820は、その中に存在するフォルダをEasyLink情報に基づくものであるとの前提で扱う。
ここで、アプリケーション820は、図25のようにEasyLinkフォルダを左側部分に一覧表示する(EasyLinkフォルダ2502〜2505)。そして、ユーザが表示されているEasyLinkフォルダの中からEasyLinkフォルダ2502を選択したとする。この場合、EasyLinkフォルダ2502は、選択されている旨を示す状態となり、さらにEasyLinkフォルダ2502に含まれるファイルの一覧が画面の右側部分2506に表示される。なお、フォルダとファイルを表示する配置はこれに限定するものではなく、ユーザの設定に応じて、変更できるようにしても構わない。
[本実施例に特有の効果]
本実施例の構成によれば、ユーザは「Go Up」と「フォルダを開く」という操作によらず、EasyLinkフォルダの一覧だけを独占的に表示することができる。そのため直接的に個々のEasyLinkフォルダにアクセス、その内容を表示できるため、より少ない手順で複数のフォルダ間を移動することが可能になる。
<実施例4>
上述した実施例1〜3はいずれも、アプリケーション800、サービス810、アプリケーション820が互いの情報をもとに、緊密に連携することを前提として構成されていた。つまり、製品パッケージなど、予めお互いの情報を、同じ開発者にて指定された情報として保持していることを前提として、連携を行っていた。
実施例4では、第1環境で動作するアプリケーションとサービスが連携することに変わりはないが、第2環境で動作するアプリケーションは、同じ開発者(ベンダ)が開発したものでない場合を想定する。この場合においても、各アプリケーションは、「対応」しているものとする。
図17は、本実施形態における、コンピュータ100のファイル制御処理の全体フローチャートである。前出の図も参考に、図17のフローチャートに従って、第1、第2環境が連携して、第2環境用のアプリケーションにおいて、スムースに目的のファイルを開くことができる手順を説明する。
図17において、4つのプロセスを表している。アプリケーション1700は、実施例1のアプリケーション800と同様、第1環境にて動作する第1環境用アプリケーションである。ただし実施例1と異なり、このアプリケーションは、常時、図14と同様に、ペイン1401にEasyLinkフォルダを表示する。このことを前提として、図17に示す処理について説明する。
アプリケーション1700は、起動される(S1701)と、実施例1と同様に、ユーザによってEasyLinkフォルダにファイル(実データ)のショートカットファイルが格納される(S1702)。ただし、実施例1と異なり、S1702では拡張子による格納する・しないの仕分け(図8のS803〜S805)を行わない。すなわち、格納を指示されたファイルのショートカットファイルはすべて、EasyLinkフォルダに格納可能とする。
サービス1710は、実施例1のサービス810と同様、第1環境で動作するサービスである。サービス1710は、第2環境用のアプリケーション1720、1730と連携して動作することを目的とする。サービス1710は、基本的にOSの起動と同時に動作を開始し、OSの終了で動作を終了する。そのためフローチャートには、明確な起動と終了を記載していない。
サービス1710は、アプリケーション1720、1730が起動したかどうかを、アプリケーションの起動イベント(破線矢印1723、1733)がOSから発生することで検知する(S1711)。起動を検知した場合(S1711にてYES)、サービス1710は、検知されたアプリケーションがサービス1710の処理対象かどうかを判定する(S1712)。
ここでサービス1710は、EasyLinkフォルダのファイル処理対象とするアプリケーションのリストをプログラム内部、または内部ストレージ14上に保持している。ただし上述したように、サービス1710と、アプリケーション1720、1730は同じ開発者(ベンダ)が開発したものではない。したがって、第2環境用のアプリケーションのプロセス情報は、アプリケーションの開発者によって公開されているか、あるいはリバースエンジニアリングによって解析された情報をサービス1710が予め有している必要がある。その上で、サービス1710はハードコーディングされたアプリケーションのプロセス情報を照会しながら、EasyLinkフォルダの処理対象かどうかを判定することができる。
あるいは、図19に一例を示すアプリケーション1700が表示する設定画面によって、処理対象のプロセス情報をユーザが任意に登録できるようにしてもよい。設定画面1901では、OSから取得できる情報により、OSで動作中のプロセスの一覧1902を表示している。この中から、ユーザがEasyLinkフォルダの処理対象としたいアプリケーションを選択する。
さらに、ユーザは、選択したプロセス情報でEasyLinkフォルダからコピー処理を行いたいファイルの拡張子を項目1903に入力する。また、ユーザは、項目1904で選択したアプリケーションの優先文書フォルダを入力する。適切な選択と入力を終えたら、追加ボタン1911により、監視プロセスの一覧1912にプロセスと拡張子など付随情報を登録する。設定ボタン1913により、設定画面1901を閉じる。ユーザは、設定画面1901により、サービス1710にプロセス情報の登録を行うことができる。
図17のフローチャートに戻って、監視対象と判定されたアプリケーション1720、1730の起動時に、サービス1710はEasyLinkフォルダから対象となるファイル(実データ)をコピーする処理を実行する(S1713)。S1713での処理は、図18を用いて後述する。その後、サービス1710はアプリケーションの終了(破線矢印1724、1734)を待って(S1714にてYES)、コピーしたファイルを戻す処理を行う(S1715)。S1715での処理は、図12にて示した処理と同じであるため、説明は省略する。そして、S1711に戻り、サービス1710は、アプリケーション1720、1730が起動するごとに、処理を繰り返す。
第2環境用のアプリケーション1720、1730が起動され、終了されるS1721〜1722と、S1731〜1732は実施例1の図8で示したS821〜822と同等であるので、詳細な説明は省略する。
(ファイルコピー処理)
図18を用いて、図17のS1713の内容を詳細に説明する。
サービス1710は、EasyLinkフォルダに格納されたショートカットファイルのリストを取得する(S1801)。またサービス1710は、第2環境用のアプリケーション1720、1730がファイルを開く処理に利用する、優先文書フォルダの情報を取得する(S1802)。このとき、「優先文書フォルダ」は、プロセスの情報として開示されていれば、例えばレジストリから次回起動時のファイルを開く際の表示フォルダの情報を取得することができる。あるいは、図19に示す設定画面1901の項目1904から設定しておくことができる。この優先文書フォルダは、このあとEasyLinkフォルダからファイル(実データ)をコピーするコピー先となる。
ショートカットファイルのリストと、コピー先のフォルダ名を取得したら、サービス1710は、S1801で取得したリストに含まれるショートカットファイルを順に処理する。このあとのS1103〜S1109は図11と同等の処理のため、説明は省略する。なお、この過程の途中で、S1104の後、S1803にてサービス1710は、処理中のファイルが、起動を検知した第2環境用のアプリケーションの処理対象であるかどうかを、処理対象拡張子として登録されている拡張子の比較から判定する(S1803)。このとき、「処理対象拡張子」は、プロセスの情報として開示されていれば、例えばレジストリから、プロセスの実行ファイルに関連付けられている拡張子のリストを取得することができる。あるいは、図19に示す設定画面1901の項目1903から設定しておくことができる。
[本実施例に特有の効果]
本実施例の構成によれば、第2環境用のアプリケーションが第1環境用のアプリケーションと同じ開発者(ベンダ)によるものでなくとも、実施例1の効果と同等の効果が得られる。すなわち、一方の第1環境で設定した条件に基づいて、他方の第2環境用のアプリケーションの存在を確認する。そして、アプリケーションの起動と終了に合わせてファイルをコピー・削除することで、任意の第2環境用のアプリケーションにおける、ファイルを開くユーザビリティを改善する。
<実施例5>
実施例5は、実施例2を拡張するものである。実施例2では、図14のように複数のEasyLinkフォルダを生成し、管理することができる。この複数のEasyLinkフォルダの中から、状況に適したものだけを選択的にコピー処理するのが実施例5である。ここで「状況に適した」とは、現在、コンピュータが置かれている状況を判断し、処理を切り替える、ということを意味する。
図20は、本発明の実施例5の設定画面の一例で、アプリケーション800によりタッチ操作パネル19あるいは外部ディスプレイ21に表示される。設定画面2001では、EasyLinkフォルダの1つである「EasyLink_1」フォルダのコピー条件を設定する様子を表している。コピー条件の一例として設定画面2001では、以下の3つの例を示している。
1つ目の設定項目は、第2環境用のアプリケーションの利用時間による設定である。チェックボックス2002をチェックすることで、この設定が有効になり、EasyLinkフォルダは、項目2005で設定された一日のうちの特定の時間帯の間だけに図8に示すS813によりコピー処理されるように設定される。項目2005の内容は、一般的に時間帯を設定するために用いられる公知な設定項目である。
2つ目の設定項目は、第2環境用のアプリケーションの利用スケジュールによる設定である。チェックボックス2003をチェックすることで、この設定が有効になり、EasyLinkフォルダは、特定の日の特定のスケジュール時間帯の間だけに図8に示すS813によりコピー処理されるように設定される。項目2006は、スケジューラなどで定義されたスケジュールの名前を表す。ボタン2008により、OSなどで管理されるスケジューラとの連携により、スケジュール情報の選択が可能である。その内容は、一般的なスケジュール管理アプリケーション等で公知な内容である。例えば「iCalendar」のような汎用のフォーマットを利用して情報を受け渡しすることが考えられる。
3つ目の設定項目は、コンピュータ100の位置情報による設定である。チェックボックス2004をチェックすることで、この設定が有効になり、EasyLinkフォルダは、特定の場所にコンピュータ100が存在する場合だけコピーされるように設定される。項目2007は、地図情報アプリケーション(不図示)などで定義された「位置」の名前を表す。コンピュータ100にはGPS(Global Positioning System)が搭載されているか、LANや携帯電話回線との情報のやり取りによって位置を特定できる機能(不図示)があることを前提とする。ボタン2009により、OSなどで管理される地図情報アプリケーションとの連携により、登録された位置情報の選択が可能である。その内容は、一般的な地図情報アプリケーション等で公知な内容である。
なお、本実施例ではこの3つの設定項目の例を示したが、同様の考え方によってフォルダを利用したい状況を設定できる方法であれば、他にもコピー条件として実施可能であることは言うまでもない。例えば、第2環境における利用するユーザの権限や、第2環境用のアプリケーションの用途などに応じて設定しても構わない。
このように設定されたEasyLinkフォルダのコピー条件は、図21で示されるサブフローチャートで判定のために利用される。S2101において、サービス810は、上述した設定条件と、その時点でCPU11がOSから取得する時刻・日付・位置情報などが合致するかを判定する。そして、設定条件が合致する場合に(S2101にてYES)、EasyLinkフォルダをコピーするS1503の処理に進む。その他のS1501〜S1504、S1101〜S1107の各処理については、図15と同じ処理であるため説明を省略する。
[本実施例に特有の効果]
本実施例の構成によれば、EasyLinkフォルダを多数生成した場合にも、コンピュータの置かれた状況や目的に応じて必要なフォルダだけを選択的にコピーできる。そのことによって、第2環境でファイルを開く際、より絞り込まれた必要なEasyLinkフォルダの中から目的のファイルを見つけることができるようになり、第2環境用のアプリケーションにおけるファイル操作のユーザビリティが向上する。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (24)

  1. アプリケーションを操作するためのユーザインタフェースの構成が異なる複数のアプリケーション実行環境を有するオペレーティングシステムを搭載した情報処理装置であって、
    第1のアプリケーション実行環境上で動作する第1のアプリケーションを操作する際に、第2のアプリケーション実行環境上で動作するアプリケーションであって、前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境上にインストールされているか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段により前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境上にインストールされていることが確認されたことに応じて、前記第2のアプリケーションにより表示されるデータ選択画面からデータを選択する際に、前記第1のアプリケーション実行環境上で保存した前記データが保存されている第1のフォルダへアクセスする操作回数よりも少ない操作回数でアクセス可能な第2のフォルダに対し、前記データを保存させる保存制御手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1のアプリケーション実行環境は、データが格納されるフォルダの複数の階層が一つの画面上に表示可能であり、
    前記第2のアプリケーション実行環境は、データが格納されるフォルダの単一の階層のみが一つの画面上に表示可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2のアプリケーションは、前記第2のフォルダに含まれるデータを前記データ選択画面に表示することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記保存制御手段が前記第2のフォルダに対して保存させる対象データの指定を受け付ける受付手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記受付手段は、対象データの指定を受け付けた際に、第3のフォルダに対し、当該対象データのショートカットを格納して保持することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記保存制御手段は、前記第3のフォルダに格納されたショートカットの情報を用いて、対応する実データを前記第2のフォルダに保存させることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1のアプリケーションは、前記第3のフォルダを表示する画面を提供することを特徴とする請求項5または6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2のアプリケーションがインストールされている場合、前記第1のアプリケーションが提供する画面において、前記第3のフォルダを表示することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記第3のフォルダは、ユーザの設定に応じて構成された複数のフォルダであることを特徴とする請求項5乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 複数の前記第3のフォルダが設定されている場合、前記保存制御手段は、前記第2のフォルダに対し、フォルダごとに指定された実データを保存させることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 前記データ選択画面に複数のフォルダが表示されている場合において、ユーザがいずれかのフォルダを選択した際、当該選択されたフォルダに含まれるデータを前記データ選択画面に表示することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記確認手段は、前記第2のアプリケーションがインストールされているか否かを、前記オペレーティングシステムが管理するレジストリに登録されたアプリケーションの情報を用いて確認することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記第2のアプリケーションの起動および終了を監視する監視手段を更に有し、
    前記監視手段にて前記第2のアプリケーションが起動したと検知した場合、前記保存制御手段は、前記第2のフォルダに前記データを保存させることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 前記監視手段にて前記第2のアプリケーションが終了したと検知した場合、前記保存制御手段は、前記第2のフォルダに保存された前記データを、前記第1のフォルダにコピーして保存させることを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記保存制御手段は、前記第1のフォルダに保存されたデータを、前記第2のフォルダに保存させる際の条件を設定する設定画面を提供することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  16. 前記条件は、前記第2のアプリケーションが実行される際の時刻であることを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 前記条件は、前記第2のアプリケーションが実行される際の前記装置の位置であることを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
  18. アプリケーションを操作するためのユーザインタフェースの構成が異なる複数のアプリケーション実行環境を有するオペレーティングシステムを搭載した情報処理装置であって、
    第1のアプリケーション実行環境上で動作する第1のアプリケーションを操作する際に、第2のアプリケーション実行環境上で動作するアプリケーションであって、前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境で起動したかを確認する確認手段と、
    前記確認手段により前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境上で起動したことが確認されたことに応じて、前記第2のアプリケーションにより表示されるデータ選択画面からデータを選択する際に、前記第1のアプリケーション実行環境上で保存した前記データが保存されている第1のフォルダへアクセスする操作回数よりも少ない操作回数でアクセス可能な第2のフォルダに対し、前記データを保存させる保存制御手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  19. 前記第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境上で終了したことが確認されたことに応じて、前記保存制御手段は、前記第2のフォルダに保存された前記データを、前記第1のフォルダにコピーして保存させることを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。
  20. 前記確認手段が起動を確認する対象となる第2のアプリケーションの設定を受け付ける設定手段を更に有することを特徴とする請求項19に記載の情報処理装置。
  21. アプリケーションを操作するためのユーザインタフェースの構成が異なる複数のアプリケーション実行環境を有するオペレーティングシステムを搭載した情報処理装置における情報処理方法であって、
    確認手段が、第1のアプリケーション実行環境上で動作する第1のアプリケーションを操作する際に、第2のアプリケーション実行環境上で動作するアプリケーションであって、前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境上にインストールされているか否かを確認する確認工程と、
    保存制御手段が、前記確認工程にて前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境上にインストールされていることが確認されたことに応じて、前記第2のアプリケーションにより表示されるデータ選択画面からデータを選択する際に、前記第1のアプリケーション実行環境上で保存した前記データが保存されている第1のフォルダへアクセスする操作回数よりも少ない操作回数でアクセス可能な第2のフォルダに対し、前記データを保存させる保存制御工程と
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  22. アプリケーションを操作するためのユーザインタフェースの構成が異なる複数のアプリケーション実行環境を有するオペレーティングシステムを搭載した情報処理装置における情報処理方法であって、
    確認手段が、第1のアプリケーション実行環境上で動作する第1のアプリケーションを操作する際に、第2のアプリケーション実行環境上で動作するアプリケーションであって、前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境で起動したかを確認する確認工程と、
    保存制御手段が、前記確認工程にて前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境上で起動したことが確認されたことに応じて、前記第2のアプリケーションにより表示されるデータ選択画面からデータを選択する際に、前記第1のアプリケーション実行環境上で保存した前記データが保存されている第1のフォルダへアクセスする操作回数よりも少ない操作回数でアクセス可能な第2のフォルダに対し、前記データを保存させる保存制御工程と
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  23. コンピュータを、
    第1のアプリケーション実行環境上で動作する第1のアプリケーションを操作する際に、第2のアプリケーション実行環境上で動作するアプリケーションであって、前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境上にインストールされているか否かを確認する確認手段、
    前記確認手段により前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境上にインストールされていることが確認されたことに応じて、前記第2のアプリケーションにより表示されるデータ選択画面からデータを選択する際に、前記第1のアプリケーション実行環境上で保存した前記データが保存されている第1のフォルダへアクセスする操作回数よりも少ない操作回数でアクセス可能な第2のフォルダに対し、前記データを保存させる保存制御手段
    として機能させるためのプログラム。
  24. コンピュータを、
    第1のアプリケーション実行環境上で動作する第1のアプリケーションを操作する際に、第2のアプリケーション実行環境上で動作するアプリケーションであって、前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境で起動したかを確認する確認手段、
    前記確認手段により前記第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションが前記第2のアプリケーション実行環境上で起動したことが確認されたことに応じて、前記第2のアプリケーションにより表示されるデータ選択画面からデータを選択する際に、前記第1のアプリケーション実行環境上で保存した前記データが保存されている第1のフォルダへアクセスする操作回数よりも少ない操作回数でアクセス可能な第2のフォルダに対し、前記データを保存させる保存制御手段
    として機能させるためのプログラム。
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