JP2013161356A - 静電検出センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】手袋を装着した状態でタッチしたかどうかを正確に判断でき、この結果に基づいてタッチ検出を正確にできる静電検出センサを提供する。
【解決手段】第1の方向であるx方向に配置された複数の第1方向電極パターンであるx電極パターン12、及び、第2の方向であるy方向に配置された複数の第2方向電極パターンであるy電極パターン14を有する静電検出部5と、静電検出部5が押圧操作されたことを検出するメカスイッチ部であるメカスイッチ54と、静電検出部5へのタッチ操作を検出し、メカスイッチ54が押圧されたタイミングで検出された静電容量の容量分布に基づいて、タッチ操作が素手でされたか手袋によりされたかを判断する判断部を備えた制御部240と、を有して静電検出センサ1を構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、静電検出センサに関する。
従来の技術として、手袋の有無によらず、オン/オフ操作を正常に行うことができる静電検出センサを備えた入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この入力装置は、素手で接触したときのタッチセンサの抵抗値に基づき、素手であるか手袋装着状態であるかを判断する基準値を規定しておき、メカスイッチ(メカニカルスイッチ)が操作された際に、接触されたタッチセンサの抵抗値を測定すると共に、測定されたタッチセンサの抵抗値を基準値と比較し、タッチセンサの抵抗値が基準値より高い場合には、手袋装着状態と判断し、タッチパネルのオン/オフを判断する判断閾値を、素手のときの判断閾値より低く設定して、タッチパネルの感度を向上させ、タッチセンサの抵抗値が基準値より低い場合には、素手であると判断し、タッチパネルのオン/オフを判断する判断閾値を、素手のときの判断閾値に設定するものである。
特開2008−33701号公報
しかし、従来の入力装置は、接触されたタッチセンサの抵抗値を1点で測定する方式で、素手でタッチ操作した場合と手袋を装着した状態でタッチした場合の判断精度が悪く、検出精度に問題があった。
従って、本発明の目的は、手袋を装着した状態でタッチしたかどうかを正確に判断でき、この結果に基づいてタッチ検出を正確にできる静電検出センサを提供することにある。
[1]本発明は、上記の目的を達成するために、第1の方向に配置された複数の第1方向電極パターン、及び、前記第1の方向と交差する第2の方向に配置された複数の第2方向電極パターンを有する静電検出部と、前記静電検出部が押圧操作されたことを検出するメカスイッチ部と、前記静電検出部へのタッチ操作を検出し、前記メカスイッチ部が押圧されたタイミングで検出された静電容量の容量分布に基づいて、前記タッチ操作が素手でされたか手袋によりされたかを判断する判断部を備えた制御部と、を有することを特徴とする静電検出センサを提供する。
[2]前記容量分布は、前記第1の方向又は第2の方向の分散であることを特徴とする上記[1]に記載の静電検出センサであってもよい。
[3]また、前記第1の方向又は第2の方向は、前記タッチ操作する指の長さ方向に平行であることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の静電検出センサであってもよい。
本発明によれば、手袋を装着した状態でタッチしたかどうかを正確に判断でき、この結果に基づいてタッチ検出を正確にできる静電検出センサを提供することができる。
図1(a)は、本発明の実施の形態に係る静電検出センサを図1(b)のII(a)-II(a)線で切断した断面を矢印の方向から見た断面図であり、図1(b)は、静電検出センサの上平面図(図1(a)におけるA矢視図)である。 図2(a)は、x軸方向に配置されるx電極パターンの概略図であり、(b)は、y軸方向に配置されるy電極パターンの概略図である。 図3は、静電検出センサのブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る静電検出センサの手袋検知時の動作フローを示すフローチャートである。 図5は、通常動作時の動作フローを示すフローチャートである。 図6は、電極パターンにタッチ操作するときの、指と電極パターンの関係を示す図1(b)相当図である。 図7は、素手、手袋によるタッチ操作時のピーク値、分散等の測定値の一例を表した測定値表である。 図8は、素手、手袋によるタッチとピーク値との関係を示す関係図である。
[本発明の実施の形態]
(静電検出センサ1の構成)
図1(a)は、本発明の実施の形態に係る静電検出センサを図1(b)のII(a)-II(a)線で切断した断面を矢印の方向から見た断面図であり、図1(b)は、静電検出センサの上平面図(図1(a)におけるA矢視図)である。図2(a)は、x軸方向に配置されたx電極パターンの概略図であり、(b)は、y軸方向に配置されたy電極パターンの概略図である。図3は、静電検出センサのブロック図である。
本実施の形態では、図1(b)の紙面の横方向をx軸、縦方向をy軸とし、静電検出センサ1の左上を原点としている。なお、以下の実施の形態に係る各図において、部品と部品との比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また、以下において、x軸の座標は、xに下付きの数字(1〜6)を付して、左から右に向かってx〜xと示すものとする。また、y軸の座標は、yに下付きの数字(1〜5)を付して、上から下に向かってy〜yと示すものとする。
静電検出センサ1は、例えば、センサへのタッチ操作によりxy座標の2次元入力が可能であり、これにより接続された電子機器の操作を行うことができるものである。このタッチ操作において、素手でタッチした場合と手袋着用によるタッチとを検知して区別することができるように構成されている。
本実施の形態に係る静電検出センサ1は、第1の方向であるx方向に配置された複数の第1方向電極パターンであるx電極パターン12、及び、第2の方向であるy方向に配置された複数の第2方向電極パターンであるy電極パターン14を有する静電検出部5と、静電検出部5が押圧操作されたことを検出するメカスイッチ部であるメカスイッチ54と、静電検出部5へのタッチ操作を検出し、メカスイッチ54が押圧されたタイミングで検出された静電容量の容量分布に基づいて、タッチ操作が素手でされたか手袋によりされたかを判断する判断部を備えた制御部240と、を有して構成されている。
また、静電検出センサ1は、例えば、図3に示すように、x電極パターン12、y電極パターン14、駆動部20、及びタッチ検出部22を有する静電検出部5と、制御部240、センサコントローラ241及びクロック信号生成部242を有するECU(Electronic Control Unit)24と、を備えて概略構成されている。
(センサ基板10の構成)
センサ基板10は、例えば、ガラス又は合成樹脂等の材料を用いて板形状に形成されている。また、センサ基板10は、例えば、図1(a)及び(b)に示すように、x軸方向に配置されるx電極パターン12、及びy軸方向に配置されるy電極パターン14が形成されている。
センサ基板10は、一例として、x軸方向に配置されるx電極パターン12が形成された基板と、y軸方向に配置されるy電極パターン14が形成された基板と、を張り合わせることにより形成される。
(x電極パターン12及びy電極パターン14の構成)
x軸方向に配置されるx電極パターン12及びy軸方向に配置されるy電極パターン14は、例えば、銅等の金属材料を用いて形成されている。また、x電極パターン12及びy電極パターン14は、例えば、ITO(酸化インジウム)等の透明電極であっても良い。
x軸方向に配置されるx電極パターン12は、例えば、図1(b)に示すように、x軸に直交するように延伸して配置されている。x軸方向には、図1(b)に示すように、一例として、6個のx電極パターン12がピッチPで、等間隔で並んでいる。つまり、6個のx電極パターン12は、x軸の座標x〜座標xに対応する。6個のx電極パターン12は、例えば、図3に示すように、駆動部20及びタッチ検出部22に電気的に接続されている。
また、y軸方向に配置されるy電極パターン14は、例えば、図1(b)に示すように、y軸に直交するように延伸して配置されている。y軸方向には、図2(b)に示すように、一例として、5個のy電極パターン14が、ピッチPで、等間隔で並んでいる。つまり、5個のy電極パターン14は、y軸の座標y〜座標yに対応する。5個のy電極パターン14は、例えば、図3に示すように、駆動部20及びタッチ検出部22に電気的に接続されている。なお、本実施の形態に係るピッチPとピッチPは、一例として、等しいがこれに限定されない。
x軸方向に配置されるx電極パターン12は、例えば、図1(a)に示すように、y軸方向のy電極パターン14よりも上表面に近い層に形成されている。このx電極パターン12は、例えば、y電極パターン12と電気的に絶縁されている。
x軸方向に配置されるx電極パターン12は、例えば、図2(a)に示すように、正方形となる複数のx電極部120と、x電極部120よりも面積が小さく、x電極部120同士を接続する複数の接続部121と、を備えて概略構成されている。なお、座標x及び座標xに配置された電極パターンは、一例として、他の座標に配置されたx電極パターン12を長手方向に2つに分割した形状を有するが、他の座標の電極パターンと同様にx電極パターン12と記載する。
y軸方向に配置されるy電極パターン14は、例えば、図2(b)に示すように、正方形となる複数のy電極部140と、y電極部140よりも面積が小さく、y電極部140同士を接続する複数の接続部141と、を備えて概略構成されている。なお、座標y及び座標yに配置された電極パターンは、一例として、他の座標に配置されたy電極パターン14を長手方向に2つに分割した形状を有するが、他の座標の電極パターンと同様にy電極パターン14と記載する。
センサ基板10を図1(a)のA方向から視ると、例えば、図1(b)に示すように、x軸方向に配置されるx電極パターン12の電極部120と電極部120の間に、y軸方向のy電極パターン14の電極部140が位置するように、x電極パターン12及びy電極パターン14は交差して配置される。
なお、x電極パターン12及びy電極パターン14の形状は、上記の例に限定されず、変更可能である。
(メカスイッチ54の構成)
図1に示すように、センサ基板10は、ベース50の上にバネ52等の弾性部材を介して支持されている。したがって、センサ基板10を上から押圧操作することにより、センサ基板10がベース50に近接する方向へ移動することができる。ベース50にはタクトスイッチ等のメカスイッチ54が装着されており、上記示したようにセンサ基板10を上から押圧操作することにより、所定の移動量でメカスイッチ54が押圧されてスイッチオン信号を出力する。このセンサ基板10を押圧操作することによるメカスイッチ54のスイッチオン信号は、後述する手袋検知の判断時の静電容量(ピーク値)検出のトリガ信号として使用することができる。
(駆動部20の構成)
駆動部20は、例えば、ECU24のセンサコントローラ241から出力される制御信号に基づいて、x電極パターン12及びy電極パターン14に電圧Vを供給するように構成されている。
(タッチ検出部22の構成)
タッチ検出部22は、例えば、クロック信号生成部242により生成されたクロック信号に基づいて、座標x〜座標xに対応するx電極パターン12、座標y〜座標yに対応するy電極パターン14の順に、静電容量の読み出しを行う。
タッチ検出部22は、例えば、座標x〜座標xに対応するx電極パターン12の静電容量、座標y〜座標yに対応するy電極パターン14の静電容量を読み出したのち、座標と静電容量を関連付けた静電容量情報をECU24に出力する。
(制御部240の構成)
制御部240は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導電体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等を含んで概略構成されている。この制御部240は、例えば、各部を統括的に制御している。このROMには、例えば、しきい値240aが格納されている。このしきい値240aは、後述する手袋検知で使用する、Pth1、Pth2、Th、Vth等の予め設定された値が種々記憶され、必要に応じて参照される。RAMは、例えば、演算等で発生したデータを一時的に格納する。
制御部240は、例えば、タッチ検出部22から取得した静電容量情報に基づいて、種々の算出処理を行なう。また、算出された種々の算出値を使用して、所定のフローチャートに従って、タッチ操作が素手でされたか手袋によりされたかを判断する判断部を備えている。
(動作)
静電検出センサ1のセンサコントローラ241は、駆動部20を制御するための制御信号を生成し、駆動部20に出力する。
駆動部20は、センサコントローラ241から取得した制御信号に基づいて駆動信号をx軸方向の電極パターン12及びy軸方向の電極パターン14に出力する。
タッチ検出部22は、クロック信号生成部242から出力されたクロック信号を取得すると、クロック信号に基づいて、座標xに対応する電極パターン12から座標yに対応する電極パターン14の静電容量を順番に読み出し、静電容量情報を生成してECU24に出力する。静電検出センサ1は、例えば、上記の動作を、クロック信号に基づいて、連続して行う。
(手袋検知の判断手法)
平行平板コンデンサモデルによれば、静電容量値Cは、C=εS/dである。ただし、εは誘電率、Sはコンデンサ電極の静電容量部をなす面積、dはコンデンサ電極間の距離である。タッチセンサの容量値Cを決定するのは、指とセンサ電極間の距離dと、静電容量部をなす面積Sである。したがって、静電容量値Cに加えて面積Sが検出できれば、手袋装着か否か、すなわち、指とセンサ間の距離dが大きいか否かを判別できる。
センサ基板10を上から押圧操作することにより、指がつぶれて静電容量部をなす面積が大きくなったとき、静電容量の広がりも大きくなる。したがって、メカスイッチ54を押圧操作したときの静電容量の値(ピーク値)だけでなく、静電容量の広がりも利用して手袋装着かどうかを判断する。この判断結果に応じて、タッチ検出の適切なしきい値を設定することが可能となる。
Figure 2013161356
静電容量の広がりは、静電容量の容量分布であり、X分散σ 、Y分散σ 、回転不変分数σ、HuモーメントIなどを利用する。メカスイッチ54を押圧操作したときの静電容量の値(ピーク値P)を、
とすると、重心Gx、Gyは、
Figure 2013161356
のように算出できる。ここで、Ixyは、図1(b)で示すxy座標での容量値である。これに基づいて、X分散σ 、Y分散σ 、回転不変分数σ、HuモーメントIは、以下のように算出できる。
Figure 2013161356
Figure 2013161356
Figure 2013161356
図4は、本発明の実施の形態に係る静電検出センサの手袋検知時の動作フローを示すフローチャートである。図5は、通常動作時の動作フローを示すフローチャートである。また、図6は、電極パターンにタッチ操作するときの、指と電極パターンの関係を示す図1(b)相当図である。
本実施の形態では、静電容量の広がりを示す静電容量の容量分布の一形態として、Y分散σ を使用して図4のフローチャートに従って手袋検知の判断を行なう。
ここで、Y分散σ を使用するのは、図6に示すように、x電極パターンに平行にタッチ操作するときの、指60のy方向への面積の変化を利用するものである。すなわち、指60のx方向への面積の変化は小さいので、面積の変化が大きいy方向(指の長さ方向)のY分散σ を利用して手袋検知の判断を行なうものである。なお、x電極パターン12、y電極パターン14は、タッチ操作する指の長さ方向に平行、又は略平行をなるよう配置されることが好ましい。
以下に、本実施の形態に係る静電検出センサ1の手袋検知動作について図4のフローチャートを参照しながら説明する。
静電検出センサ1の動作がスタートすると、制御部240は、メカスイッチ54のスイッチオン信号を検出したかどうかを判断する(Step01)。スイッチオン信号を検出した場合はStep02へ進み、スイッチオン信号を検出しない場合はStep01へ戻って、メカスイッチ信号検出を繰り返し行なう。
メカスイッチ54のスイッチオン信号を検出した時の、ピーク値Pを検出し、このピーク値Pが第1のしきい値Pth1よりも小さいかどうかを判断する(Step02)。小さい場合はStep03へ進み、小さくない場合、すなわち、ピーク値Pが所定のしきい値Pth1よりも大きいと判断された場合は、素手で押圧操作されたと判断してStep05へ進む。
次にStep03において、ピーク値Pが第2のしきい値Pth2よりも小さいかどうかを判断する(Step03)。なお、Pth2<Pth1である。
小さい場合は手袋装着状態で押圧操作されたと判断してStep06へ進み、小さくないと判断された場合は、Step04へ進む。
次に、Y分散σ が所定のしきい値Vthより小さいかどうかを判断する(Step04)。小さい場合はStep05へ進み、小さくないと判断された場合は、Step06へ進む。Step04は、Step02及びStep03の判断において、ピーク値Pが第1のしきい値Pth1よりも小さく、かつ、第2のしきい値Pth2よりも大きいと判断された場合において、さらに、素手か手袋装着かを判断するステップである。この判断において、Y分散σ を使用するものである。
Step05において、素手により押圧操作されたと判断されているので、静電検出センサ1のタッチ検出においてしきい値を大きな値に設定して、一連の手袋検知動作フローを終了する(素手対応)。
Step06において、手袋装着により押圧操作されたと判断されているので、静電検出センサ1のタッチ検出においてしきい値を小さな値に設定して、一連の手袋検知動作フローを終了する(手袋対応)。
図5は、通常動作時の動作フローを示すフローチャートである。静電検出センサ1の通常動作では、上記示した手袋検知の判断された結果に基づいて、素手又は手袋装着された場合のしきい値Thを設定して、ピーク値がしきい値Thを超えるかどうかによりタッチ検出を行なう。
図7は、素手、手袋によるタッチ操作時のピーク値、分散等の測定値の一例を表した測定値表である。また、図8は、素手、手袋によるタッチとピーク値との関係を示す関係図である。
図7に示すように、素手普通タッチ、素手点タッチ、素手接近、手袋普通タッチ、手袋点タッチ、非タッチの6種類のタッチにおける、ピーク値、分散σ を一覧表で示した。これを、素手の場合、手袋の場合をパラメータとしてプロットすると、図8に示すような素手、手袋によるタッチとピーク値との関係を示す関係図ができる。なお、ピーク値の縦軸は、検出されるピーク値を0〜127とした値である。
ここで、Step02で設定する第1のしきい値Pth1を、Pth1=50とすれば、図8からわかるように、ピーク値PがPth1以上となるのは、素手の普通タッチに限られる。これにより、素手の普通タッチを除外して精度よくStep03へ進むことができる。
また、Step03で設定する第2のしきい値Pth2を、Pth2=20とすれば、図8からわかるように、ピーク値PがPth2より小さくなるのは、手袋のタッチに限られる。これにより、精度よくStep04へ進むことができる。
Step04において、広がりの値としてY分散σ を採用し、しきい値としてVth=1.6を採用すれば、図7からわかるように、素手と手袋を区別することが可能となる。
上記示した素手と手袋の区別後に、素手の場合はピーク値のしきい値Thとして25、また、手袋の場合はピーク値のしきい値Thとして10を採用すれば、図5で示した通常動作において、タッチまたは非タッチを安定して識別することが可能となる。
(本実施の実施の形態の効果)
本実施の実施の形態によれば、以下のような効果を有する。
(1)本実施の形態に係る静電検出センサ1は、メカスイッチ54を備えているので、センサ押圧時において、メカスイッチ54のスイッチオン信号をトリガ信号として、静電容量(ピーク値)検出を行なうことができる。これにより、押し方の違いによる検出誤差が低減でき、精度のよい静電容量(ピーク値)検出が可能となる。
(2)上記の静電容量(ピーク値)検出精度の向上により、手袋検知の判断、及び、タッチ/非タッチの通常動作の検出精度が向上する。したがって、手袋を装着した状態でタッチしたかどうかを正確に判断でき、この結果に基づいてタッチ検出を正確にできる静電検出センサが可能となる。
(3)押し方の違いによらず、手袋装着か否かを検知することにより、適切なしきい値を設定することで、素手の場合は近接を検出せず、手袋装着の場合は確実に検出することが可能となる。したがって、本実施の形態に係る静電検出センサを使用したタッチパネルにおいて、手袋によるタッチを検出し、素手による近接は検出しない構成が可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…静電検出センサ
5…静電検出部
10…センサ基板
12…x電極パターン
14…y電極パターン
20…駆動部
22…タッチ検出部
24…ECU
50…ベース
52…バネ
54…メカスイッチ
60…指
120…x電極部
121…接続部
140…y電極部
141…接続部
240…制御部
240a…しきい値
241…センサコントローラ
242…クロック信号生成部

Claims (3)

  1. 第1の方向に配置された複数の第1方向電極パターン、及び、前記第1の方向と交差する第2の方向に配置された複数の第2方向電極パターンを有する静電検出部と、
    前記静電検出部が押圧操作されたことを検出するメカスイッチ部と、
    前記静電検出部へのタッチ操作を検出し、前記メカスイッチ部が押圧されたタイミングで検出された静電容量の容量分布に基づいて、前記タッチ操作が素手でされたか手袋によりされたかを判断する判断部を備えた制御部と、
    を有することを特徴とする静電検出センサ。
  2. 前記容量分布は、前記第1の方向又は第2の方向の分散であることを特徴とする請求項1に記載の静電検出センサ。
  3. 前記第1の方向又は第2の方向は、前記タッチ操作する指の長さ方向に平行であることを特徴とする請求項1又は2に記載の静電検出センサ。
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