JP2013160897A - 光学機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影モード毎に異なる通信方式で交換レンズとカメラ本体が通信する場合に、両者が少ないメモリ容量で通信することを可能にすること
【解決手段】撮影モード毎に異なる通信方式で撮影に関する情報を通信可能なカメラマイコン12を有し、カメラマイコン12は、現在の通信方式が非同期通信方式であれば同期通信方式に切り替えた後でステッピングモーターを動作可能にするコマンドを通信し、再び、同期通信に戻すことを特徴とする。
【選択図】図6
【解決手段】撮影モード毎に異なる通信方式で撮影に関する情報を通信可能なカメラマイコン12を有し、カメラマイコン12は、現在の通信方式が非同期通信方式であれば同期通信方式に切り替えた後でステッピングモーターを動作可能にするコマンドを通信し、再び、同期通信に戻すことを特徴とする。
【選択図】図6
Description
本発明は、光学機器に関する。
特許文献1は、撮影モードに応じてカメラ本体とレンズ装置との間の通信方式を変更するカメラシステムを開示している。特許文献2は、カメラ本体とレンズ装置の通信でエラーが発生した場合に、レンズ装置の動作状態に応じてカメラ本体のエラー表示を切り換えるカメラシステムを開示している。
特許文献1のように、撮影モードに応じてカメラ本体とレンズ装置との間の通信方式を変更する場合、通信方式毎に同じプロトコル(プログラム)を用意しなければならず、ソフトウェア開発費用がかかると共にメモリの容量も大きくなる。例えば、レンズ装置がカメラ本体にエラーを報告する場合であって、そのエラーが静止画撮影モードでも動画撮影モードでも発生する場合を考える。その場合、静止画撮影モードの通信方式にエラーを報告して対処の指示を受け付けるプログラムを用意してレンズ装置とカメラ本体のそれぞれのメモリに格納する必要がある。また、動画撮影モードの通信方式にも同様のプログラムが必要となり、それをレンズ装置とカメラ本体のそれぞれのメモリに格納する必要がある。
本発明は、撮影モード毎に異なる通信方式でレンズ装置とカメラ本体が通信する場合に、両者が少ないメモリ容量で通信することを可能にする光学機器を提供することである。
本発明の光学機器は、光学素子を駆動する駆動手段を利用して複数の撮影モードで動作可能な光学機器であって、撮影モード毎に異なる通信方式で、撮影に関する情報を通信可能な制御手段を有し、前記制御手段は、現在の撮影モードにおける通信方式が所定の通信方式ではない場合に前記現在の撮影モードにおける通信方式を前記所定の通信方式に切り替え、前記駆動手段を動作可能にする第1のコマンドを前記所定の通信方式により通信することを特徴とする。
本発明によれば、撮影モード毎に異なる通信方式でレンズ装置とカメラ本体が通信する場合に、両者が少ないメモリ容量で通信することを可能にする光学機器を提供することができる。
図1は、本実施形態のカメラシステム(光学機器)のブロック図である。カメラシステムは、交換レンズ(レンズ装置、光学機器)1と、交換レンズ1が着脱可能に装着される撮像装置としてのカメラ本体(光学機器)10を有する。本実施形態の光学機器(交換レンズ1、カメラ本体10、カメラシステム)は複数の撮影モード(静止画撮影モード、動画撮影モード)で動作可能である。
交換レンズ1とカメラ本体10は不図示のマウントによって機械的に結合されると共に、交換レンズ1の接点9とカメラ本体10の接点15を介して通信可能に接続されている。なお、通信の態様は電気のみに限定されず、光通信など他の手段を利用してもよい。通信によって交換レンズ1とカメラ本体10は、両者の識別番号、仕様、機能などの情報を交換することができる。また、接点9、15を介してカメラ本体10から交換レンズ1に電源も供給される。
交換レンズ1は、複数の光学レンズユニットにより構成される撮影光学系を有し、物体の光学像を形成する。撮影光学系は、フォーカスレンズ2、ズームレンズ、手ぶれ補正用の補正レンズ、絞りなどを有するが、図1では、簡単のためフォーカスレンズ2のみを示している。また、フォーカスレンズ2、ズームレンズ等の光学素子は実際には複数のレンズから構成されてユニット化されている。
フォーカスレンズ2はフォーカスユニット3によって光軸OAの方向に移動されて焦点調節を行い、ズームレンズ(変倍レンズ)は、光軸方向に移動されて焦点距離を変更する。補正レンズは、光軸に直交する方向に移動されて像ぶれを補正する。なお、「直交する方向」は光軸に直交する成分があれば足り、光軸に斜めに移動されてもよい。絞りはカメラ本体10の不図示の撮像素子に入射する光量を調節する。
フォーカスユニット3は、自動焦点調節(AF)の際にフォーカスレンズ2を光軸方向に移動可能に保持する。
交換レンズ1は、モーターユニット4、ドライバ回路5、位置検出ユニット6、表示部7、レンズマイコン8を更に有する。
モーターユニット4は、フォーカスユニット3を移動させるアクチュエータ(駆動手段)である。一例として、モーターユニット4は電磁式のステッピングモーターで、ドライバ回路5から供給される電圧によって駆動制御され、内部にはモーターの回転力をフォーカスユニット3の移動力に変換する部材が組み込まれている。
ドライバ回路5はレンズマイコン8からの励磁信号を電力変換してモーターユニット4へ供給する。モーターユニット4とドライバ回路5は、フォーカスレンズ2を駆動する駆動手段として機能する。
ドライバ回路5はレンズマイコン8からの励磁信号を電力変換してモーターユニット4へ供給する。
位置検出ユニット6はフォーカスユニット3の原点位置を検出する検出手段である。一例として、フォーカスユニット3の一部を切り欠き、位置検出ユニット6は発光素子と受光素子からなるフォトインタラプタとして構成され、フォトインタラプタの光路は切り欠きを通過することができる。フォトインタラプタの発光素子からの光が受光素子に到達するか遮光されるかに応じて変化する信号レベルをレンズマイコン8が取得する。
表示部7はレンズ内の動作情報、各種エラー情報、故障や不具合情報、焦点距離情報、絶対距離情報、絞り値情報などをLCDや有機ELを利用して表示する。
レンズマイコン(マイクロコンピュータ)8は、交換レンズ1の各構成要素を制御するレンズ制御手段である。レンズマイコン8は、カメラ本体10のカメラマイコン12と通信を行う通信手段、リセット例外処理、A/D変換部、タイマー、入出力ポート、カメラ本体10との通信に使用されるプロトコルやデータを格納するROM、および、RAM等のメモリを有する。通信手段は、カメラマイコン12との間で、レンズ識別情報、動作許可コマンド等を含む通信を行う。更に、レンズマイコン8は、通信手段を介して得られた各種制御情報を用いてフォーカスユニット3や不図示の絞りなどの光学的な素子の駆動制御を行う。
カメラ本体10は、焦点検出ユニット11、カメラマイコン12、撮影に関する指示を与える各種のスイッチ(SW)13、表示部14、撮影光学系が形成した光学像を光電変換する撮像素子、接点15、ストロボユニット16、電源手段などを有する。
焦点検出ユニット11は、被写体までの距離に対するフォーカスユニット3の現在位置のズレ量から焦点検出を行う焦点検出手段である。焦点検出方式は、コントラスト方式や位相差方式など限定されない。
カメラマイコン12は、CPU(プロセッサ)などのマイクロコンピュータから構成され、カメラ本体10の各構成要素を制御するカメラ制御手段である。カメラマイコン12は、レンズマイコン8と通信を行う通信手段、A/D変換部、電流検出器、タイマー、交換レンズ1への電源供給手段、入出力ポート、通信プロトコルやデータを格納するROM、および、RAM等のメモリを有する。
スイッチ13は、使用者からのAFの開始指示や撮影開始の指示、撮影モード(静止画撮影モードや動画撮影モード)などをカメラマイコン12に伝える。AFの際には、スイッチ13の操作に応じて、カメラマイコン12は、焦点検出ユニット11から被写体像のピントのズレ量の情報を取得し、レンズマイコン8からの情報に基づいてフォーカスユニット3の移動量を演算し、レンズマイコン8に送信する。
表示部14はカメラ内の動作情報、各種エラー情報、故障や不具合情報、各種撮影モード切り換え、AV情報、シャッタ速度情報などをLCDや有機ELを利用して表示する。
ストロボユニット16は、閃光を発する。不図示の電源手段(バッテリ)はストロボユニット16を含むカメラ本体10の各構成要素や交換レンズ1に電源を供給する。
カメラマイコン12は、使用者によるスイッチ13からのAF開始の指示があるとAF動作を開始し、焦点検出ユニット11を動作させて被写体像のピントのズレ量を検出する。カメラマイコン12は、焦点検出ユニット11が検出したピントのズレ量と、レンズマイコン8からの情報に基づいてフォーカスユニット3の移動量を演算し、レンズマイコン8に対してフォーカスユニット3の移動指示を、接点9、15を介して送信する。
レンズマイコン8は、これに応答して、ドライバ回路5に通電を指示してモーターユニット4を駆動する。この結果、フォーカスユニット3が移動される。フォーカスユニット3の移動量はモーターユニット4内のステッピングモーターの通電相が切り換わる度にカウントし、カメラマイコン12から指定された移動量だけ移動したらモーターユニット4の駆動を停止させ、フォーカスユニット3の移動を停止する。
ステッピングモーターの駆動方法として一般的には1−2相駆動方式があるが、これは1相通電−2相通電−1相通電・・・と通電相が切り換わるタイミングでカウントすることでフォーカスユニット3の移動量と同等としている。この移動量の最小単位はステップ量として以下に記すこととする。
また、カメラマイコン12は、レンズマイコン8に通信切替コマンド(第2のコマンド)、動作許可コマンド(第1のコマンド)、初期化コマンド(第1のコマンド)を含む各種のコマンド(命令)を送信する。通信切替コマンドは、現在の通信方式を所定の通信方式に切り替えたり、元に戻したりするためのコマンドである。動作許可コマンドは初期化コマンドを含むが、動作許可コマンドはフォーカスレンズ2、ズームレンズ、絞り、補正レンズなどにも初期化の効果が及ぶのに対して、初期化コマンドは不具合(エラー)が発生した特定の光学素子に対して効果を及ぼすコマンドである。
図2は、レンズマイコン8とカメラマイコン12の間の信号を示す図である。交換レンズ1とカメラ本体10との通信では、レンズマイコン8およびカメラマイコン12に設定されたシリアル通信機能によって各種データを交換する。レンズマイコン8とカメラマイコン12とは複数の通信方式で通信することができる。
通信方式は撮影モード毎に異なり、レンズマイコン8とカメラマイコン12は通信方式に対応する撮影モードの撮影に関する情報を通信することができる。撮影に関する情報は、フォーカス、ズーム、絞り、像ブレ補正に関する各種の命令やエラー情報などを含む。
図2に示すように、レンズマイコン8は、入力端子Lin、出力端子Lout、および、同期クロック入力端子Lclkを備える。入力端子Linは、カメラマイコン12からの出力データを受信する端子である。出力端子Loutは、カメラマイコン12へ出力データを送信する端子である。同期クロック入力端子Lclkは、入力端子Linおよび出力端子Loutにおける各データ通信において、各信号変化を検出するための同期信号用入力端子である。
同様に、カメラマイコン12は、入力端子Cin、出力端子Cout、同期クロック出力端子Cclkを備える。入力端子Cinは、レンズマイコン8からの出力データを受信する端子である。出力端子Coutは、レンズマイコン8へ出力データを送信する端子である。同期クロック出力端子Cclkは、入力端子Cinおよび出力端子Coutの各データ通信において、各信号変化を検出するための同期信号用出力端子である。
この通信方式は、一般に、クロック同期式シリアル通信と呼ばれる。カメラマイコン12は、同期クロック出力端子Cclkから8周期分のクロック信号を出力し、レンズマイコン8はこの信号を同期クロック入力信号Lclkとして受信する。このように、互いにこのクロック信号に同期させて1回の通信で1バイト(8bit)単位の情報がやり取りされる。本実施形態ではこの通信端子を使ってカメラ本体10及び交換レンズ1の情報を交換する。
図3は、静止画を撮影する静止画撮影モードにおける、カメラ本体10及び交換レンズ1の通信における接点15の電圧波形図である。本実施形態では、レンズマイコン8とカメラマイコン12は、静止画撮影モードでは非同期通信方式(ランダムタイミング通信方式)で情報通信を行う。
カメラマイコン12からの同期クロック端子Cclkの出力に同期して出力端子Cout、入力端子Cinに通信される信号が表れている。1〜7はそれぞれが1つの通信コマンドで1バイト×7の情報を通信している。通信コマンド1〜7のタイミングは、カメラマイコン12の処理状態に応じて決定され、ランダムである。ランダムタイミング通信によって高速AFが可能となる。
図4は、動画を撮影する動画撮影モードにおける、カメラ本体10及び交換レンズ1の通信における接点15の電圧波形図である。本実施形態では、レンズマイコン8とカメラマイコン12は、動画撮影モードでは同期通信方式で情報通信を行う。
一般に、カメラが動画撮影を行っている時は、その撮像タイミングは同期信号Vsyncという周期で実行されている(同期通信)。Vsyncは60コマ/秒が一般的で、120コマ/秒というVsync×2の周期で撮影されるカメラも知られている。この撮像タイミングに合わせてレンズ通信を行うことも知られている。
図4の通信コマンド1〜7のタイミングはVsyncに同期している。各通信コマンドは、図3では1バイトであるのに対し、図4では数十バイトから数百バイトである(図3と図4では表示上の時間間隔が大幅に変わっている)。同期通信は、低速かつ静穏化AFを実施するのに適している。
図5は、フォーカスユニット3と位置検出ユニット6の動作原理図である。フォーカスユニット3の移動範囲は至近端30と無限端31の間に限定され、フォーカスユニット3はどちらかの端まで移動した場合に停止するように制御される。各端は原点位置Aからの移動量によって決定されている。
位置検出ユニット6としてのフォトインタラプタ32の光路の中心を通り、フォトインタラプタ32の光路に垂直な平面上であって、至近端30と無限端31との間に原点位置Aが設けられる。フォーカスユニット3と一体で移動する遮光板33は、フォトインタラプタ32の光路を横切るように構成されている。遮光板33はフォーカスユニット3が至近側を移動している間はフォトインタラプタ32の光路を遮り、無限側を移動している間は光路を遮らない。
これにより、フォーカスユニット3が至近又は無限のどちら側にいるかが判別可能になる。また、フォトインタラプタ32の信号が変化する原点位置Aにおいてフォーカスユニット3の絶対位置が特定されるので、レンズマイコン8は原点位置Aからの距離を記憶する。
本実施形態は、フォーカスユニット3の絶対位置を検出する高価で大型の絶対値エンコーダ(絶対位置検出手段)を利用していない。このため、交換レンズ1を小型で安価に製造することができる。即ち、位置検出ユニット6はフォーカスユニット3の原点位置を検出することはできるが、それ以外の絶対位置を検出することはできない。フォーカスユニット3の位置(相対位置)は、位置検出ユニット6によって検出される原点位置と、原点位置からの距離(ステップ数)によって計測される。
例えば、レンズマイコン8はフォトインタラプタ32の信号変化があった時点(原点位置Aを通過した時点)を10000ステップと記憶する。そして、フォーカスユニット3が至近側に移動するときは10000ステップからデクリメントし、無限側に移動するときはインクリメントする。また、レンズマイコン8は、例えば、至近端30を5000ステップ、無限端31を15000ステップと認識して、フォーカスユニット3を停止させる。
原点位置Aが分からないとフォーカスユニット3の移動量が分からず、至近端30や無限端31を超えてフォーカスユニット3が移動して他の部材と衝突してフォーカスユニット3、モーターユニット4または当該他の部材が損傷するおそれがある。
そこで、フォーカスユニット3が移動される前(使用者がスイッチ13の操作をする前)に原点位置Aを特定する必要があり、原点位置Aの特定時期はカメラ本体10に交換レンズ1を装着したときや不図示のカメラの電源がオンされたときなどに行われる。
原点位置Aの特定を特定するための一連の制御は「フォーカスリセット制御」と呼ばれ、光学素子の初期化の一部として行われる。光学素子の初期化では原点位置Aを基準としてフォーカスレンズ2が所定位置に移動される。
光学素子の初期化では、撮影光学系に含まれるフォーカスレンズ2以外の他の光学素子(ズームレンズ、補正レンズ、絞り)も所定位置に移動される。なお、絞りの初期化では、絞りを構成する絞り羽根が所定位置に移動されて絞り口径が所定絞り値とされる。
但し、これらの他の光学素子の初期化もフォーカスレンズ2と同様であるため、ここではフォーカスレンズ2のみについて説明する。また、本実施形態のフォーカスレンズ2の初期化は原点位置Aの特定を含んでいるが、光学素子の初期化は原点位置の特定を含んでもよいし、含まなくてもよい。
レンズマイコン8がカメラマイコン12にエラーを報告する場合であって、そのエラーが静止画撮影モードでも動画撮影モードでも発生する場合を考える。例えば、いずれの撮影モードもフォーカスレンズ2を駆動するモーターユニット4を利用して撮影が行われ、モーターユニット4を構成するステッピングモーターの脱調はいずれの撮影モードでも発生する。
その場合、静止画撮影モードの通信においてそのエラーを報告して対処(初期化等)の指示を受け付けるプログラムを用意してレンズマイコン8とカメラマイコン12のそれぞれの不図示のメモリに格納する必要がある。また、動画撮影モードの通信用にも同様のプログラムが必要となり、それをレンズマイコン8とカメラマイコン12のそれぞれの不図示のメモリに格納する必要がある。
この場合、レンズマイコン8がカメラマイコン12にエラーを報告せずに、エラーを検出したらエラーを除去する処理(初期化等)を行うことも考えられる。しかし、交換レンズ1における初期化とカメラ本体10の起動やその他の処理(例えば、ストロボ充電)を同時に行うと、カメラシステムが電力不足となってカメラ本体10が停止またはリセットされるおそれがある。
本実施形態の交換レンズ1は近年の動画撮影に対応するため、モーターユニット4は静穏化に適したステッピングモーターを採用している。これにより、上述したフォーカスリセット制御によって原点位置Aを検出し、遮光板33を原点位置Aから所定距離だけ離れた所定位置に移動する初期化(リカバリー)が必要となる。
そこで、本実施形態では、少なくとも2つ(好ましくは全て)の撮影モードにおいて駆動手段を動作可能にするコマンド(第1のコマンド)を所定の通信方式(例えば、動画撮影モードに対応する同期通信方式)で通信(即ち、送信または受信)することとしている。
本実施形態によれば、現在の撮影モードにおける通信方式が所定の通信方式であれば、現在の通信方式のままコマンドが通信される。一方、現在の撮影モードにおける通信方式が所定の通信方式と異なれば、現在の撮影モードにおける通信方式を所定の通信方式に切り替えてから駆動手段を動作可能にするコマンドが所定の通信方式で通信される。そして、第1のコマンドを通信することで開始した前記駆動手段の動作が完了した後、元の通信方式に切り替えて通常の撮影処理を行う。
これにより、駆動手段を動作可能にするためのプロトコルを一つの通信方式に持たせればよいので、通信プログラムの作成時間が短縮され、光学機器の製造コストの増加を防ぐことができる。また、レンズマイコン8とカメラマイコン12のそれぞれの不図示のメモリの容量も減らすことができ、少ない容量のメモリで済むので、コスト削減になる。
なお、以下の説明では、光学素子をフォーカスレンズ2とし、駆動手段をモーターユニット4とし、モーターユニット4がステッピングモーターから構成されているものとしている。但し、上述したように、2をズームレンズ(変倍レンズ)、3をズームユニット(変倍ユニット)、4をこれらを駆動するモーターユニットと置き換えてもよい。この場合、図5の至近端30を望遠端(TELE)、無限端31を広角端(WIDE)と置き換えることができる。あるいは、2を絞り、3を絞りユニット、4をこれらを駆動するモーターユニットと置き換えてもよい。この場合、図5の至近端30を開放位置、無限端31を小絞り位置と置き換えることができる。更には、光学素子を補正レンズとしてもよい。また、駆動手段はステッピングモーターに限定されず、例えば、ボイスコイルモータ、リニアモーター、振動モーターなど駆動手段の種類は問わない。また、駆動手段を動作可能にするコマンドは初期化コマンドに限定されず、例えば、埃塵が駆動手段に混入して動作が遅くなったりする場合には、通常の撮影時よりも高いトルクをかけたり、高い振動数で駆動させたりするコマンドを含む。
また、本実施形態では、いずれの撮影モードにおいても駆動手段のエラー情報を所定の通信方式(例えば、動画撮影モードに対応する同期通信方式)で通信(即ち、送信または受信)することとしている。撮影モードも静止画撮影モードと動画撮影モード以外の分け方(ポートレートモード、夜景モード、マクロモード、シャッタースピード優先モード、絞り優先モードなど)であってもよい。
本実施形態によれば、現在の通信方式が所定の通信方式であればそのままエラー情報が通信される。一方、現在の通信方式が所定の通信方式と異なれば現在の通信方式を所定の通信方式に切り替えてエラー情報が通信され、それが終了した後で元の通信方式に切り替えて通常の撮影処理を行う。
本実施形態では、駆動手段のエラーによっては駆動手段を動作可能にするコマンドは送信されない場合がある。この場合は、エラー情報のみが送信されて表示部7または14に表示される。これによって、操作者は駆動手段のエラーを知って修理に出す等の処理を行うことができる。
以下、交換レンズ1をカメラ本体10に装着したときの初期化と、その後のモーターユニット4のステッピングモーターが脱調した後の再初期化の動作について説明する。
図6は、レンズマイコン8の動作を説明するためのフローチャートである。図7は、カメラマイコン12の動作を説明するためのフローチャートである。図6、図7において、「S」は「ステップ(工程)」の略であり、「Y」は「はい(Yes)」を表し、「N」は「いいえ(No)」を表す。図6、図7に示すフローチャートはコンピュータに各ステップの機能を実行させるプログラムとして具現化可能である。
まず、図6を参照すると、交換レンズ1がカメラ本体10に装着されると、レンズマイコン8はカメラマイコン12にレンズ情報を送信し、カメラマイコン12からカメラ情報を受信し(S101)、全カメラ情報を受信したかどうかを判断する(S102)。
ここでは、スイッチ13が静止画撮影モードに設定された場合を想定しており、S102の通信は図3に示す非同期通信によってなされる。また、レンズ情報とは、主に、非同期通信や同期通信の通信方式との互換性に関する情報である。カメラ情報とは主に古い通信だけに対応した旧カメラか新通信に対応した新カメラかを判別するための情報である。
レンズマイコン8はカメラマイコン12から全カメラ情報を受信するまで待機し(S102のN)、受信したと判断すると(S102のY)、カメラ本体10が複数の通信方式で動作可能なカメラ(新カメラ)であるかどうかを判断する(S103)。なお、2つの通信方式は図3に示す非同期通信と図4に示す同期通信に限定されない。本発明は駆動手段を動作可能にするプロトコルを一つの通信方式に持たせれば足りるので、交換レンズ1とカメラ本体10が複数の同期通信に対応しているなどでもよい。
カメラ本体10が新カメラであれば(S103のY)、レンズマイコン8は通信切替コマンド(第2のコマンド)を受信して図3に示す非同期通信である現在の通信方式を図4に示す同期通信(所定の通信方式)に切り替える(S104)。
本実施形態では、図4に示す同期通信を上述した所定の通信方式に設定している。従って、S102の通信が既に所定の通信方式で行われていれば、S104では通信方式の切り替えは行われない。また、図3に示す非同期通信が所定の通信方式に設定されてもよい。
次に、レンズマイコン8は動作許可コマンドを受信したかどうかを判断し(S105)、受信するまで待機する(S105のN)。レンズマイコン8は動作許可コマンド(第1のコマンド)を受信したと判断すると(S105のY)、各光学素子の初期化を開始し(S106)、初期化が終了したかどうかを判断し(S107)、終了するまで待機する(S107のN)。
S106における初期化とは、ここではステッピングモーターであるモーターユニット4の原点位置Aを検出し、フォーカスレンズ2を原点位置Aから起算した所定位置に移動させるフォーカスリセット制御を含む。但し、上述したように、S105の動作許可コマンドはフォーカスレンズ2以外の他の光学素子を動作可能にするコマンドも含んでいる。
このように、初期化はレンズマイコン8が行うが(S106)、初期化開始のタイミングはカメラマイコン12によって指示される(S105)。このため、カメラマイコン12は、例えば、ストロボユニット16が充電している間は動作許可コマンドを送信しないようにすることによってカメラシステムが電力不足となることを防止することができる。また、動作許可コマンドは、複数の光学素子の駆動を同時に行わないように指示することもできる。
初期化が終了すると(S107のY)、カメラマイコン12から受信した通信切替コマンドに従って、レンズマイコン8は図3に示す非同期通信に戻し(S108)、通常撮影処理に移行する(S109)。この結果、撮影者からの指示に従って静止画撮影を行うことができる。即ち、レンズマイコン8は初期化が終了するまで通信切替コマンドを実行しない。通信切替コマンドの受信は初期化終了を送信してから受信してもよいし、予め受信しておいて初期化終了後に通信方式の切り替えを実行してもよい。
次に、レンズマイコン8は再初期化が必要であるかどうかを判断する(S110)。図5では、原点位置Aを10000ステップと設定しているため、フォーカスリセット制御後は、フォーカスユニット3の移動量が10000ステップになる位置でフォトインタラプタ32の信号が切り換わるはずである。しかし、モーターユニット4が脱調すると、ドライバ回路5から供給される入力パルスとステッピングモーターの回転の同期がとれなくなる。この結果、原点位置Aを10000ステップと決めたとしても、モーターの機械的な回転量と電気的な励磁相がずれて移動ステップ量もずれて10000ステップではフォトインタラプタ32の信号が切り換わらなくなる。このままでは、フォーカスユニット3は至近端30と無限端31の移動範囲を超えてしまうため、再度フォーカスリセット制御を実行し、位置検出ユニット6の検出結果を利用して原点位置Aを10000ステップに設定する必要がある。そこで、レンズマイコン8は原点位置Aでフォトインタラプタ32の信号が切り換わらない場合に再初期化が必要であると判断する。
レンズマイコン8は、再初期化が必要と判断するまで(S110のN)、通常撮影処理(S109)を継続する。一方、レンズマイコン8は再初期化が必要であると判断すると(S110のY)、新カメラであれば(S111のY)、カメラマイコン12に同期通信への切替を要求し(S112)、通信切替コマンドを受信して図4に示す同期通信に切り替える(S113)。次いで、レンズマイコン8はエラー情報を送信し(S114)、フォーカスリセット制御が必要である旨をカメラマイコン12に伝える。
一般には、新カメラであれば(S111のY)、レンズマイコン8は現在の通信方式が初期化プロトコルが設けられた所定の通信方式であるかどうかを判断し、所定の通信方式でなければ同期通信への切替を要求するが(S112)、一致すれば要求しない。
次に、レンズマイコン8は初期化コマンドを受信したかどうかを判断し(S115)、受信するまで待機する(S105のN)。レンズマイコン8は初期化コマンドを受信したと判断すると(S115のY)、S106に移行する。なお、初期化中は表示部7はエラー中であることを表示して撮影者に伝える。旧カメラは再初期化の仕様が分からないため、表示部7に表示させる。
一方、カメラ本体10が旧カメラである場合(S103のN、S107のN)、レンズマイコン8は所定時間経過後に(S116、S117)自分で初期化を行う(S106)。S116の所定時間は、例えば、交換レンズ1が装着されてからカメラ本体10から交換レンズ1への電源供給が継続的かつ安定的に供給するのに必要な時間である。カメラ電源が不安定なままフォーカスリセット制御を始めると電源電圧が下がってカメラ本体10が不作動になるためである。
図7を参照すると、交換レンズ1がカメラ本体10に装着されるとカメラマイコン12はレンズマイコン8にカメラ情報を送信し、レンズマイコン8からレンズ情報を受信し(S201)、全カメラ情報を受信したかどうかを判断する(S202)。
カメラマイコン12は、レンズマイコン8から全カメラ情報を受信するまで待機し(S202のN)、受信したと判断すると(S202のY)、通信切替コマンドを送信する(S203)。また、カメラマイコン12は、カメラ本体内の電源供給が安定したら動作許可コマンドを送信する(S204)。カメラマイコン12は、通信切替コマンドを送信した後は(S203)、自身の通信方式を非同期通信方式(現在の通信方式)から同期通信方式(所定の通信方式)に切り替える。
装着時にはカメラマイコン12はレンズマイコン8からの要求がなくても通信切替コマンドを自動的に送信し(S203、S104)、レンズマイコン8からエラー情報が送信されなくても動作許可コマンドを送信する(S204、S105)。
その後、カメラマイコン12はレンズマイコン8に通信切替コマンドを送信し(S205)、撮影者の指示に従って通常動作処理を行う(S206)。カメラマイコン12はレンズマイコン8からS107の初期化終了の通知がなされてから通信切替コマンドを送信してもよいし、初期化終了前に送信して初期化終了後に通信切替コマンドを実行させてもよい。カメラマイコン12は、通信切替コマンドを送信した後は(S205)、自身の通信方式を同期通信方式(所定の通信方式)から非同期通信方式(元の通信方式)に戻す。
次に、カメラマイコン12は、レンズマイコン8から同期通信への切替要求を受信したかどうか判断する(S207)。カメラマイコン12は、受信していなければ(S207のN)、通常動作処理を継続する(S206)。一方、カメラマイコン12は、受信すれば(S207のY)、通信切替コマンドを送信する(S208)。カメラマイコン12は、通信切替コマンドを送信した後は(S208)、自身の通信方式を非同期通信方式から同期通信方式に切り替える。
次に、カメラマイコン12は、S114のエラー情報を受信すれば再初期化が必要であると判断し(S209)、必要ないと判断すると(S209のN)、通常動作処理を継続する(S206)。一方、カメラマイコン12は、再初期化が必要であると判断すると(S209のY)、初期化コマンドを送信する(S210)。その後、S205に移行する。
本実施形態では、カメラマイコン12が、動作許可コマンド(S204)や初期化コマンド(S210)を送信し、その際には、不図示の電源手段の電力が足りるかどうかを判断する。例えば、交換レンズ1の初期化をカメラ本体10の起動あるいはストロボ発光用の電力チャージを同時に行うとカメラシステムが電力不足となって、カメラ本体10が停止またはリセットされるおそれがある。そこで、カメラマイコン12は、不図示のストロボの充電中の場合には動作許可コマンド(S204)や初期化コマンド(S210)の送信をストロボの充電が終わるまで待機するか、ストロボ充電を中止して初期化を優先する。これにより、カメラ本体10が電力不足となることを防止することができ、フォーカスリセット制御を確実に行うことができる。なお、表示部14は初期化中であることを表示して使用者に伝えてもよい。
一方、カメラ本体10が非同期通信には対応しているが同期通信には対応していない旧カメラである場合(S103のN、S111のN)、カメラマイコン12は交換レンズ1の新しい仕様であるフォーカスエラー状態を判別できない。この時、カメラマイコン12は交換レンズ1がエラー状態であることは分かるが、どの様な対処をしてよいか分からないことになる。この場合は、レンズマイコン8が自身のタイミングでフォーカスリセット制御を実行する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明によれば、撮影モード毎に異なる通信方式で交換レンズとカメラ本体が通信する場合に、いずれの撮影モードにおいても駆動手段を動作可能にするコマンドを所定の通信方式で通信することとしている。このため、現在の通信方式が所定の通信方式であれば、現在の通信方式でエラー情報とコマンドを通信する。一方、現在の通信方式が所定の通信方式でなければ、現在の通信方式を所定の通信方式に切り替えてエラー情報とコマンドを通信し、その後、再び通信方式を切り替える。この結果、交換レンズとカメラ本体は、少ないメモリ容量で通信することができる。
光学機器は、たとえば、補正レンズを有するデジタルカメラ、ビデオカメラなどの撮像装置、交換レンズ(レンズ鏡筒)、カメラ本体と交換レンズからなるカメラシステムに適用することができる。
1…交換レンズ(レンズ装置、光学機器)、2…フォーカスレンズ(光学素子)、4…モーターユニット(駆動手段)、8…レンズマイコン(レンズ制御手段)、10…カメラ本体(光学機器)、12…カメラマイコン(カメラ制御手段)
Claims (17)
- 光学素子を駆動する駆動手段を利用して複数の撮影モードで動作可能な光学機器であって、
撮影モード毎に異なる通信方式で、撮影に関する情報を通信可能な制御手段を有し、
前記制御手段は、現在の撮影モードにおける通信方式が所定の通信方式ではない場合に前記現在の撮影モードにおける通信方式を前記所定の通信方式に切り替え、前記駆動手段を動作可能にする第1のコマンドを前記所定の通信方式により通信することを特徴とする光学機器。 - 前記第1のコマンドは、前記駆動手段を初期化するコマンドであることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
- 前記第1のコマンドは、前記駆動手段に撮影時よりも高いトルクをかけるコマンドであることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
- 前記第1のコマンドは、前記駆動手段を撮影時よりも高い振動数で駆動させるコマンドであることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
- 前記制御手段は、前記第1のコマンドを通信することで開始した前記駆動手段の動作が完了した後、前記所定の通信方式を元の通信方式に戻すことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の光学機器。
- 前記制御手段は、静止画を撮影する静止画撮影モードでは非同期通信方式で前記撮影に関する情報を通信し、動画を撮影する動画撮影モードでは同期通信方式で前記撮影に関する情報を通信することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の光学機器。
- 前記光学機器は、カメラ制御手段を有するカメラ本体に着脱可能なレンズ装置であって、
前記レンズ装置は、前記光学素子と前記駆動手段を有し、
前記制御手段は、前記カメラ本体の前記カメラ制御手段と通信可能なレンズ制御手段であり、
前記レンズ制御手段は、前記第1のコマンドを受信した後で前記駆動手段を動作することを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の光学機器。 - 前記駆動手段はステッピングモーターであり、
前記レンズ装置は、前記ステッピングモーターの原点位置を検出する検出手段を更に有し、
前記第1のコマンドは、前記検出手段の検出結果を利用して前記ステッピングモーターに供給される入力パルスと前記ステッピングモーターの回転の同期をとるためのコマンドであることを特徴とする請求項7に記載の光学機器。 - 前記レンズ制御手段は、前記所定の通信方式で前記駆動手段のエラー情報を送信した後で前記第1のコマンドを受信することを特徴とする請求項7または8に記載の光学機器。
- 前記光学機器は、前記光学素子と前記駆動手段とレンズ制御手段を有するレンズ装置が着脱可能なカメラ本体であって、
前記制御手段は、前記レンズ装置の前記レンズ制御手段と通信可能なカメラ制御手段であり、
前記カメラ制御手段は、前記レンズ制御手段に前記第1のコマンドを送信することを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の光学機器。 - 前記カメラ本体は、閃光を発するストロボユニットと前記レンズ装置および前記ストロボユニットに電源を供給する電源手段を更に有し、
前記カメラ制御手段は前記ストロボユニットが充電している間は前記第1のコマンドを送信しないことを特徴とする請求項10に記載の光学機器。 - 前記カメラ制御手段は、前記現在の通信方式が前記所定の通信方式ではない場合に、前記現在の通信方式を前記所定の通信方式に切り替える第2のコマンドを前記現在の通信方式で前記レンズ制御手段に送信することを特徴とする請求項10または11に記載の光学機器。
- 前記カメラ制御手段が前記第2のコマンドを送信するのは、前記レンズ装置が前記カメラ本体に装着されて前記レンズ制御手段から前記レンズ装置の情報を前記現在の通信方式で受信した後であることを特徴とする請求項12に記載の光学機器。
- 前記カメラ制御手段が前記第1のコマンドを送信するのは、前記駆動手段のエラー情報を前記レンズ制御手段から前記現在の通信方式で受信した後であることを特徴とする請求項10乃至13のうちいずれか1項に記載の光学機器。
- 前記カメラ制御手段が前記第2のコマンドを送信するのは、前記レンズ制御手段から前記所定の通信方式への切替要求を受信した後であることを特徴とする請求項12に記載の光学機器。
- 前記光学機器は、前記光学素子と前記駆動手段を有するレンズ装置と、当該レンズ装置が着脱可能でカメラ本体からなるカメラシステムであって、
前記制御手段は、前記レンズ装置のレンズ制御手段と、当該レンズ制御手段と通信可能な前記カメラ本体のカメラ制御手段と、を有し、
前記カメラ制御手段は、前記レンズ制御手段に前記第1のコマンドを送信し、前記レンズ制御手段は、前記第1のコマンドを受信した後で前記駆動手段を動作することを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の光学機器。 - 光学素子を駆動する駆動手段を利用して複数の撮影モードで動作可能な光学機器であって、
撮影モード毎に異なる通信方式で、撮影に関する情報を通信可能な制御手段を有し、
前記制御手段は、現在の撮影モードにおける通信方式が所定の通信方式ではない場合に前記現在の撮影モードにおける通信方式を前記所定の通信方式に切り替え、前記駆動手段のエラー情報を前記所定の通信方式により通信することを特徴とする光学機器。
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