JP2013160729A - 溶接部の異材判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】多層盛溶接からなる溶接部に異材溶接層が存在するか否かを非破壊的、且つ簡便に判定することができる溶接部の異材判定方法を提供することができる。
【解決手段】テストピースXの共材溶接部4に対してフェライトの含有量を計測する。また、テストピースY、Zの異材溶接部8に対して異材溶接層6の厚さと、フェライトの含有量との関係を含むデータを取得し、異材溶接層6の厚さとフェライトの含有量との関係を示す第1マップ12を作成する。そして、点検対象溶接部に、異材溶接層6が含まれているか否かを判定する際のフェライトの含有量の閾値を設定する。その後、点検対象溶接部のフェライトの含有量を計測して、当該フェライトの含有量と閾値とを比較して、点検対象溶接部に異材溶接層6が存在するか否かを判定する。
【選択図】図1C

Description

本発明は、同一種類の金属母材の端部同士を突き合わせたのち、当該端部に複数の溶接層からなる多層盛溶接を施して形成された溶接部に、金属母材と異なる他の金属材からなる溶接層が含まれるか否かを判定する溶接部の異材判定方法に関する。
火力発電プラントの過熱器等には、一般的に肉厚のステンレス管が用いられる。肉厚のステンレス管同士の溶接には、母材と同じ材料であるステンレス鋼溶材を使用した多層盛溶接が施工される。
しかし、溶接棒を間違える等のミスにより、多層盛溶接の溶接部の一部に、ステンレス鋼溶材と異なる炭素鋼溶材や低合金鋼溶材等の異材からなる異材溶接層が含まれている場合がある。異材溶接層が最外層に存在する場合には目視にて発見することができるが、最外層で覆われた内層側に異材溶接層が存在する場合には目視にて発見することができない。即ち、溶接完了後に異材溶接層を見つけ出すのは極めて困難である。
図9は、フェライトを含む低合金鋼の応力とクリープ寿命との関係を示す図であり、図10は、オーステナイト系ステンレス鋼の応力とクリープ寿命との関係を示す図である。両図の横軸は、クリープ寿命(マンソン-ハファード、非特許文献1参照)を示しており、値が大きいほどクリープ寿命が長くなることを示している。
例えば、応力100MPaの引張力を作用させた場合に、フェライトを含む低合金鋼及びオーステナイト系ステンレス鋼のクリープ寿命は、それぞれ−2.7、−2.3となり、オーステナイト系ステンレス鋼のクリープ寿命がフェライトを含む低合金鋼のクリープ寿命よりも長いことがわかる。
したがって、多層盛溶接の溶接部の一部に、金属母材と異なる異材溶接層が存在すると、異材溶接層部分が弱部となり既定のクリープ寿命期間よりも早く破損してしまうおそれがある。即ち火力発電プラントの稼働時に溶接部が破損してしまうおそれがあるという問題点があった。
そこで、溶接部内に異材溶接層が存在するか否かを超音波探傷装置等を用いて確認している。
ところで、溶接部の欠陥を検出する装置として、特許文献1には、一対の通電針と、当該一対の通電針に接続される定電流源と、溶接部に配置される一対の検出針と、当該一対の検出針に接続される電圧検出回路と、一対の検出針の移動量を計測するためのスケールとを備えた検査装置が開示されている。この検査装置は、一対の検出針により検出される電圧値に基づいて溶接欠陥の有無を判定するとともに、検出針の移動量によって、欠陥原因となる溶接ワイヤのねらい位置を計測するものである。
特開昭58−106452号公報
独立行政法人 物質・材料研究機構、NIMS物質・材料データベース、クリープデータシートNo.3B及びNo.4B、インターネット、<URL:http://smds.nims.go.jp/openTest/ja/content/creeplist.html>
しかしながら、上述した超音波探傷装置を用いて溶接部内に異材溶接層が存在するか否かを確認する作業は、高度な測定技術及び解析技術が必要なため、専門の作業員が必要なうえ、手間と時間がかかるという問題点があった。
また、特許文献1に記載の検査装置は、溶接部内の欠陥を検出することはできるが、異材溶接層の存在の有無を検出することはできない。
そこで本発明は、上述したような従来技術の状況の下になされた発明であって、多層盛溶接からなる溶接部に異材溶接層が存在するか否かを非破壊的、且つ簡便に判定することができる溶接部の異材判定方法を提供することを目的としている。
本発明は、上述したような従来技術における課題を解決するために発明されたものであって、本発明の異材判定方法は、同一種類の金属母材を突き合わせて多層盛溶接された溶接部に、前記金属母材と異なる他の金属材からなる異材溶接層が含まれるか否かを判定する溶接部の異材判定方法であって、
前記金属母材からなる共材溶接層のみから構成された共材溶接部の電磁的物性値と前記共材溶接層の厚さとの関係を含むデータを取得する共材物性値取得ステップと、
前記共材物性値取得ステップにて取得された前記電磁的物性値以上又は前記電磁的物性値以下の値を閾値とする閾値設定ステップと、
前記閾値設定ステップにより設定された閾値を閾値データベースに格納する閾値格納ステップと、
複数の溶接層からなり、前記他の金属材が存在するか否かを点検する点検対象溶接部の前記電磁的物性値を計測する電磁的物性値計測ステップと、
前記電磁的物性値計測ステップにより計測された前記電磁的物性値が、前記閾値データベースに格納されている前記閾値よりも大きい又は小さい場合に、前記異材溶接層が前記点検対象溶接部内に存在していると判定する判定ステップと、を備えることを特徴とする。
上記異材判定方法によれば、金属母材と異なる他の金属材からなる異材溶接層が溶接部の多層盛溶接内に存在するか否かを当該溶接部を破壊すること無く容易に判定することができる。また、判定作業は簡便で容易なので、熟練者でなくとも一定の経験を積めば判定することができる。
また、上記発明において、前記共材溶接層と前記異材溶接層とから構成された異材溶接部の前記電磁的物性値と、当該異材溶接部を構成する前記異材溶接層の厚さとの関係を含むデータを取得する異材物性値取得ステップと、
前記共材物性値取得ステップによって取得された電磁的物性値及び前記異材物性値取得ステップによって取得された電磁的物性値と、前記異材溶接層の厚さとの関係を示す演算式及びマップ(以下、第1マップという)を作成する第1マップ作成ステップと、
前記第1マップ作成ステップにて作成された前記第1マップの前記電磁的物性値に、閾値設定ステップによって設定された前記閾値を関連付けて、前記第1マップ及び前記閾値を前記閾値データベースに格納する第1マップ格納ステップと、
前記第1マップ格納ステップにより格納された前記第1マップに基づいて、前記電磁的物性値計測ステップによって計測された前記点検対象部の前記電磁的物性値から、前記点検対象溶接部に含まれる前記異材溶接層の厚さを推定する異材溶接層厚さ推定ステップと、を備えてもよい。
このように、異材物性値取得ステップ及び第1マップ作成ステップにより作成された第1マップ(演算式及びマップ)に基づいて異材溶接厚さを推定する異材溶接厚さ推定ステップを備えているため、異材溶接層の厚さを推定することができる。また、異材溶接層の厚さを推定することにより、共材溶接層の厚さも推定することができる。
また、上記発明において、前記異材溶接部を構成する前記異材溶接層の厚さと、前記異材溶接部のクリープ破壊時間との関係を含むデータを取得するクリープ破断時間取得ステップと、
前記クリープ破断時間取得ステップによって取得された前記異材溶接層の厚さと、前記異材溶接部のクリープ破壊時間との関係を示す演算式及びマップ(以下、第2マップという)を作成する第2マップ作成ステップと、
前記第2マップ作成ステップによって作成された前記第2マップをクリープ破断時間用データベースに格納する第2マップ格納ステップと、
前記第2マップ格納ステップにより格納された前記第2マップに基づいて、前記異材溶接層厚さ推定ステップによって推定された前記点検対象溶接部の前記異材溶接層の厚さから前記点検対象溶接部のクリープ破壊時間を推定するクリープ寿命推定ステップと、備えてもよい。
このように、クリープ破断時間取得ステップ及びクリープ寿命推定ステップを更に備えているため、異材溶接部のクリープ寿命を推定することができる。これにより、次回のメンテナンス時期を設定することができる。
また、上記発明において、前記電磁的物性値は、前記異材溶接層に含まれるフェライトの含有量とする。
フェライトの含有量を計ることは、短時間で容易にできるため、異材溶接層が含まれているか否かを速やかに判定することができる。また、フェライトは非磁性材料には含まれていないので、他の金属材の存在の有無を正確に判定することができる。
また、上記発明において、前記電磁的物性値は、前記点検対象溶接部を通過する電流値に基づいて算出される電気抵抗率とする。
電気抵抗率を計ることは、短時間で容易にできるため、異材溶接層が含まれているか否かを速やかに判定することができる。また、電気抵抗率は、金属材によって値が大きく異なるため、他の金属材の存在の有無を正確に判定することができる。
本発明によれば、多層盛溶接からなる溶接部に異材溶接層が存在するか否かを非破壊的、且つ簡便に判定することができる溶接部の異材判定方法を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る第1マップ及び閾値を作成して保存するフロー図である。 第2マップを作成して保存するフロー図である。 点検対象溶接部の異材判定方法のフロー図である。 ステンレス鋼溶材からなる共材溶接層のみから構成された共材溶接部付近を拡大して示すテストピースXの断面図である。 共材溶接層と炭素鋼溶材からなる異材溶接層とから構成された異材溶接部付近を拡大して示すテストピースYの断面図である。 共材溶接層と炭素鋼溶材からなる異材溶接層とから構成された異材溶接部付近を拡大して示すテストピースZの断面図である。 フェライトの含有量を測定する測定方法を示す図である。 共材溶接層の厚さ及び異材溶接層の厚さと、フェライトの含有量との関係を示す第1マップである。 共材溶接層の厚さ及び異材溶接層の厚さと、クリープ破断時間との関係を示す第2マップである。 本発明の第二実施形態に係る電気抵抗率を測定する測定方法を示す図である。 第3マップ及び閾値を作成して保存するフロー図である。 第4マップを作成して保存するフロー図である。 点検対象溶接部の異材判定方法のフロー図である。 共材溶接層の厚さ及び異材溶接層の厚さと、電気抵抗率との関係を示す第3マップである。 フェライトを含む低合金鋼のクリープマスターカーブである。 オーステナイト系ステンレス鋼のクリープマスターカーブである。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいてより詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限り、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態に係る溶接部の異材判定方法は、オーステナイト系ステンレス鋼からなるステンレス管(例えば、直径40〜50mm、肉厚3〜5mm)の端部同士を突き合わせたのち、当該端部に沿って周方向に複数の溶接層からなる多層盛溶接を施して形成された溶接部に、ステンレス鋼溶材と異なる他の金属溶材からなる異材溶接層が含まれるか否かを判定するものである。本実施形態では、他の金属溶材として炭素鋼溶材が用いられた場合について説明する。
オーステナイト系ステンレス鋼は非磁性体で、炭素鋼は磁性体である。磁性の有無はフェライトやマルテンサイト等の体心立方格子の結晶構造からなる組織を有するか否かに起因しており、当該体心立方格子の結晶構造からなる組織を有する炭素鋼は磁性体である。本実施形態は、磁性の有無、即ちフェライトの有無を利用して、炭素鋼溶材からなる異材溶接層の存在の有無を検知するものである。
次に、点検対象溶接部の異材判定方法についてフロー図を用いながら説明する。なお、点検対象溶接部とは、多層盛溶接にて形成されており、この中に異材溶接層が存在するか否かが不明な溶接部である。
図1Aは、本発明の第一実施形態に係る第1マップ及び閾値を作成して保存するフロー図である。また、図1Bは、第2マップを作成して保存するフロー図である。そして、図1Cは、点検対象溶接部の異材判定方法のフロー図である。
<第1マップ及び閾値作成フロー>
図1Aに示すように、まず、ステンレス管1の端部同士を溶接して形成されるテストピースX、Y、Zをそれぞれ作成するテストピース作成ステップS1を実施する。テストピースX、Y、Zについて以下で説明する。
図2Aは、ステンレス鋼溶材からなる共材溶接層のみから構成された共材溶接部付近を拡大して示すテストピースXの断面図である。また、図2B及び図2Cは、それぞれ共材溶接層と炭素鋼溶材からなる異材溶接層とから構成された異材溶接部付近を拡大して示すテストピースY、テストピースZの断面図である。
図2Aに示すように、テストピースXは、ステンレス鋼溶材からなる共材溶接層2のみから構成された共材溶接部4を有している。
また、図2B及び図2Cに示すように、テストピースY及びテストピースZは、共材溶接層2と炭素鋼溶材からなる異材溶接層6とから構成された異材溶接部8を有している。
テストピースYは、共材溶接層2の全体厚さ(以下、単に厚さL2という)と異材溶接層6の全体厚さ(以下、単に厚さL4という)を同じ長さとした。
テストピースZは、共材溶接層2の全体厚さ(以下、単に厚さL3という)を異材溶接層6の全体厚さ(以下、単に厚さL5という)よりも薄くした。
そして、テストピースZの共材溶接層2の厚さL3を、テストピースYの共材溶接層2の厚さL2よりも短くした。
なお、テストピースXの共材溶接部4の厚さL1と、テストピースY、Zのそれぞれの異材溶接部8の厚さLb、Lcを同じ長さとした。
次に、図1Aに示すように、テストピースXの共材溶接部4に対してフェライトの含有量を計測する共材物性値取得ステップを実施するとともに、テストピースY、Zの異材溶接部8に対して異材溶接層6の厚さL4、L5とフェライトの含有量との関係を含むデータを取得する異材物性値取得ステップS3を実施する。
まず、フェライトの含有量は、図3に示すように、テストピースXの共材溶接部4にフェライトスコープ10のプローブ10aを当接させて計測する。フェライトスコープ10は、板厚方向に発生する渦電流によりフェライト体積率に相当する値を表示するものであり、強磁性化するほど測定値が上昇する。
テストピースXの共材溶接部4にフェライトは含まれていないが、わずかにフェライト含有量が検出される(3〜5%程度)。これは、共材溶接部4に含まれる不純物等の影響によって検出される値である。
次に、テストピースXと同様に、テストピースY、Zのそれぞれの異材溶接部8にフェライトスコープ10のプローブ10aを当接させてフェライトの含有量を計測する。
テストピースY、Zの異材溶接部8には、フェライトを含む異材溶接層6が存在しているため、フェライト含有量が検出される。テストピースZは、テストピースYよりも多くの含有量が検出される。これは、テストピースZに含まれる異材溶接層L5の厚さが、テストピースYに含まれる異材溶接層の厚さL4よりも厚いため、多くのフェライトを含むからである。
次に、図1Aに示すように、異材溶接層6の厚さL4、L5と、フェライトの含有量との関係を示す第1マップ12を作成する第1マップ作成ステップS5を実施する。
図4は、共材溶接層2の厚さL1、L2、L3及び異材溶接層6の厚さL4、L5と、フェライトの含有量との関係を示す第1マップ12である。
図4に示すように、共材溶接層2の厚さL1、L2、L3及び異材溶接層6の厚さL4、L5と、フェライトの含有量との関係を示す第1マップ12を作成する。
第1マップ12では、共材溶接層2の厚さL1、L2、L3が短くなる、即ち異材溶接層6の厚さL4、L5が長くなるにつれて、フェライトの含有量は増加する傾向を示す。したがって、テストピースXのフェライト含有量が最も少なくなる。
続いて、共材物性値取得ステップ及び異材物性値取得ステップS3によって計測されたフェライトの含有量と、異材溶接層6の厚さL4、L5(共材溶接部4の場合、異材溶接層の厚さは0)との相関関係を算出する。具体的には、各厚さ間の不連続部分の厚さに対するフェライトの含有量を補完して演算式を算出する(図4中の右上がり点線部分に相当)。当該補完の方法としては、例えば、回帰分析方法を用いることができる。なお、回帰分析方法に限定されるものではなく、他の一般的な方法を用いることができる。
次に、図1Aに示すように、閾値設定ステップS7を実施する。閾値設定ステップS7では、上記点検対象溶接部に、異材溶接層6が含まれているか否かを判定する際のフェライト含有量の閾値Fthを設定する。
本実施形態では、共材溶接層2のみからなるテストピースXのフェライトの含有量を閾値Fthとした。即ち、テストピースXのフェライトの含有量よりも多い値が検出された場合、異材溶接層6を含んでいると判定する。
なお、本実施形態では、テストピースXのフェライトの含有量を閾値Fthとしたが、これに限定されるものではなく、テストピースXのフェライトの含有量よりも大きい値を閾値Fthとしてもよい。
次に、第1マップ12及び閾値Fthを閾値用データベースに格納する閾値保存ステップS9を実施する。
<第2マップ作成フロー>
次に、テストピースY、テストピースZのクリープ破断時間を取得するフローについて説明する。
図1Bに示すように、まず、共材溶接層2と異材溶接層6とから構成された異材溶接部8を有するテストピースY、テストピースZを作成するテストピース作成ステップS11を実施する。なお、上述したテストピース作成ステップS1にて作成したテストピースY、テストピースZを用いる場合には、新たに作成しなくてもよい。
次に、クリープ破断時間を計測する計測ステップS13を実施して、異材溶接層6の厚さL4、L5と、クリープ破壊時間との関係を含むデータを取得する。クリープ破壊時間は、テストピースY、テストピースZを予め設定された温度条件下に載置し、テストピースY、テストピースZの両端部を把持して、その後、一定の引張力を連続して作用させて、異材溶接部8により破断する破断時間を計測する。
そして、異材溶接層6の厚さL4、L5と、クリープ破壊時間との関係を示す第2マップ14を作成する第2マップ作成ステップS15を実施する。
図5は、共材溶接層2の厚さL2、L3及び異材溶接層6の厚さL4、L5と、クリープ破断時間との関係を示す第2マップ14である。
図5に示すように、共材溶接層2の厚さL2、L3が短くなる、即ち異材溶接層6の厚さL4、L5が長くなるにつれて、クリープ破断時間は短くなる傾向を示す。
続いて、計測ステップS13によって計測されたクリープ破断時間と、異材溶接層6の厚さL4、L5との相関関係を算出する。具体的には、各厚さ間の不連続部分の厚さに対するクリープ破断時間を補完して演算式を算出する(図5中の右下がり点線部分に相当)。当該補完の方法としては、例えば、回帰分析方法を用いることができる。なお、回帰分析方法に限定されるものではなく、他の一般的な方法を用いることができる。
次に、第2マップ14をクリープ破断時間用データベースに格納するクリープ破断時間保存ステップS17を実施する。
<点検対象溶接部の異材判定フロー>
次に、点検対象溶接部に異材溶接層6が存在しているか否かを判定する異材判定方法について説明する。
図1Cに示すように、まず、点検対象溶接部のフェライトの含有量を計測する電磁的物性値計測ステップS21を実施する。
点検対象溶接部に異材溶接層6が存在するか否かを判定するために、まず、点検対象溶接部のフェライトの含有量Fmを計測する。フェライトの含有量Fmの計測は、上述したテストピースX、Y、Zと同様に計測する。
次に、読出ステップS23を実施して、閾値用データベースから第1マップ12及び閾値Fthを読み出す。
次に、点検対象溶接部に異材溶接層6が存在しているか否かを判定する判定ステップS25を実施する。
判定ステップS25では、電磁的物性値計測ステップS21により計測されたフェライトの含有量Fmと、閾値用データベースから読み出した閾値Fthとを比較して、点検対象溶接部に異材溶接層6が存在しているか否かを判定する。
電磁的物性値計測ステップS21により計測されたフェライトの含有量Fmが閾値Fthよりも大きい場合に、点検対象溶接部に異材溶接層6が存在していると判定する。
一方、電磁的物性値計測ステップS21により計測されたフェライトの含有量Fmが閾値Fth以下の場合には、点検対象溶接部に異材溶接層6が存在していないと判定し、異材判定作業を終了する(ステップS35)。
また、点検対象溶接部に異材溶接層6が存在していると判定した場合には、続いて、異材溶接層厚さ推定ステップS27を実施する。
異材溶接層厚さ推定ステップS27では、図4に示すように、第1マップ12から、電磁的物性値取得ステップS21によって計測されたフェライトの含有量Fmに対応する異材溶接層6の厚さLmを推定する。また、同時に、共材溶接層2の厚さLnを推定してもよい。
続いて、読出ステップS29を実施して、クリープ破断時間用データベースから第2マップ14を読み出す。
次に、点検対象溶接部のクリープ破断時間を推定するクリープ寿命推定ステップS31を実施する。
クリープ寿命推定ステップS31では、図5に示すように、第2マップ14から、異材溶接層厚さ推定ステップS27により推定された異材溶接層6の厚さLmに対応するクリープ破断時間Tmを推定する。
次に、残存稼働時間を推定する残存稼働時間推定ステップS33を実施する。残存稼働時間は、クリープ寿命推定ステップS31によって推定されたクリープ破断時間Tmからプラント等の稼働時間を減算することにより算出される。
これにより、点検対象溶接部の寿命を予測することができる。したがって、点検対象溶接部の寿命となる前に定期点検等により、点検対象溶接部を補修して、プラントの稼働中に点検対象溶接部が破損することを防止できる。
その後、点検対象溶接部の異材判定作業を終了する(ステップS35)。
上述した異材判定方法によれば、ステンレス管1の端部同士を多層盛溶接して形成された点検対象溶接部内に、異材溶接層6が存在するか否かを判定することができる。これにより、点検対象溶接部内に異材溶接層6が存在するか否かを点検対象溶接部を破壊すること無く短時間で容易に確認することができる。また、判定作業は簡便で容易なので、熟練者でなくとも一定の経験を積めば判定することができる。
また、異材判定方法は、異材溶接厚さ推定ステップS27を備えているため、点検対象溶接部の異材溶接層6の厚さLmを推定することができる。そして、異材溶接層6の厚さLmを推定することにより、共材溶接層2の厚さLnも推定することができる。したがって、点検対象溶接部の強度を算出することが可能となる。
また、異材判定方法は、クリープ寿命推定ステップS31を備えているため、異材溶接厚さ推定ステップS27で推定した異材溶接層6の厚さLmに基づいて、点検対象溶接部のクリープ破断時間Tmを推定することができる。これにより、異材溶接部8の補修を行う時期を設定することができる。
そして、フェライトスコープ10でフェライトの含有量を計ることは、短時間で容易にできるため、異材溶接層6が点検対象溶接部に含まれているか否かを速やかに判定することができる。また、フェライトはステンレス管1には含まれていないので、異材溶接層6の存在の有無を正確に判定することができる。
なお、本実施形態では、炭素鋼溶材からなる異材溶接層6を検出する場合について説明したが、炭素鋼溶材に限定されるものではなく、低合金鋼溶材等でもよい。要は、磁性体を有する材質からなるものであればよい。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について説明する。以下の説明において、上述した第一実施形態に対応する部分には同一の符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図6は、本発明の第二実施形態に係る電気抵抗率を測定する測定方法を示す図である。
図6に示すように、電気抵抗率測定装置25を用いて、上記テストピースX、Y、Zの共材溶接部4及び異材溶接部8の電気抵抗率を計測する。具体的には、各溶接部4、8の両側で、且つ各溶接部4、8から離間した2地点に電流極26を配置して当該2地点間に所定の電流を流す。このときの電流値は電流計28にて確認する。そして、所定の電流を流した状態で、上記2地点間の内側に位置した別の2地点に電圧極30を配置して当該2地点間の電圧を計測する。電圧は電圧計32にて計測する。そして、電流計28及び電圧計32にて計測された電流値、電圧値から、上記別の2地点間の電気抵抗率を測定する。
例えば、常温におけるオーステナイト系ステンレス鋼、炭素鋼・低合金鋼の電気抵抗率は、それぞれ70×10−8Ωm、10〜30×10−8Ωm程度である。したがって、溶接部に異材溶接層6が含まれている場合、共材溶接層2のみからなる溶接部よりも電気抵抗率は小さくなる。
<第3マップ及び閾値作成フロー>
図7Aは、第3マップ及び閾値を作成して保存するフロー図である。
図7Aに示すように、まず、第一実施形態と同様に、テストピース作成ステップS1を実施する。
続いて、テストピースXの共材溶接部4に対して電気抵抗率を計測する共材物性値取得ステップ、及びテストピースY、Zの異材溶接部8に対して異材溶接層6の厚さL4、L5と、電気抵抗率との関係を含むデータを取得する異材物性値取得ステップS43を実施する。
次に、異材溶接層6の厚さL4、L5と、電気抵抗率との関係を示す第3マップ22を作成する第3マップ作成ステップS45を実施する。
図8は、共材溶接層2の厚さL1、L2、L3及び異材溶接層6の厚さL4、L5と、電気抵抗率との関係を示す第3マップ22である。
図8に示すように、共材溶接層2の厚さL1、L2、L3及び異材溶接層6の厚さL4、L5と、電気抵抗率との関係を示す第3マップ22を作成する。
第3マップ22では、共材溶接層2の厚さL1、L2、L3が短くなる、即ち異材溶接層6の厚さL4、L5が長くなるにつれて、電気抵抗率は減少する傾向を示す。したがって、テストピースXの電気抵抗率が最も大きくなる。
続いて、共材物性値取得ステップ及び異材物性値取得ステップS43によって計測された電気抵抗率と、異材溶接層6の厚さL4、L5(共材溶接部4の場合、異材溶接層の厚さは0)との相関関係を算出する。具体的には、各厚さ間の不連続部分の厚さに対する電気抵抗率を補完して演算式を算出する(図8中の右下がり点線部分に相当)。
次に、図7Aに示すように、閾値設定ステップS47を実施する。閾値設定ステップS47では、点検対象溶接部に、異材溶接層6が含まれているか否かを判定する際の電気抵抗率の閾値Ethを設定する。
本実施形態では、共材溶接層2のみからなるテストピースXの電気抵抗率を閾値Ethとした。即ち、テストピースXの電気抵抗率よりも小さい値が検出された場合、異材溶接層6を含んでいると判定する。
次に、第3マップ22及び閾値Ethを閾値用データベースに格納する閾値保存ステップS49を実施する。
<第2マップ作成フロー>
次に、テストピースY、テストピースZのクリープ破断時間を取得するフローについて説明する。
図7Bに示すように、まず、第一実施形態と同様に、テストピースY、Zを作成する(ステップS11)。その後、テストピースY、Zのクリープ破断時間を計測する計測ステップS53を実施して、異材溶接層6の厚さL4、L5と、クリープ破壊時間との関係を含むデータを取得する。
そして、異材溶接層6の厚さL4、L5と、クリープ破壊時間との関係を示す第4マップ(図示しない)を作成する第4マップ作成ステップS55を実施する。
次に、第4マップをクリープ破断時間用データベースに格納するクリープ破断時間保存ステップS57を実施する。
<点検対象溶接部の異材判定フロー>
次に、点検対象溶接部に異材溶接層6が存在しているか否かを判定する異材判定方法について説明する。
図7Cに示すように、まず、点検対象溶接部の電気抵抗率を計測する電磁的物性値計測ステップS61を実施する。
点検対象溶接部に異材溶接層6が存在するか否かを判定するために、まず、電気抵抗率Emを計測する。
次に、読出ステップS63を実施して、閾値用データベースから第3マップ22及び閾値Ethを読み出す。
次に、点検対象溶接部に異材溶接層6が存在しているか否かを判定する判定ステップS65を実施する。
判定ステップS65では、電磁的物性値計測ステップS61により計測された電気抵抗率Emと、閾値用データベースから読み出した閾値Ethとを比較して、点検対象溶接部に異材溶接層6が存在しているか否かを判定する。
電磁的物性値計測ステップS61により計測された電気抵抗率Emが閾値Ethよりも小さい場合に、点検対象溶接部に異材溶接層6が存在していると判定する。
一方、電磁的物性値計測ステップS61により計測された電気抵抗率Emが閾値Eth以上の場合には、点検対象溶接部に異材溶接層6が存在していないと判定し、異材判定作業を終了する(ステップS35)。
また、点検対象溶接部に異材溶接層6が存在していると判定した場合には、続いて、第一実施形態と同様に、異材溶接層厚さ推定ステップS67を実施する。
異材溶接層厚さ推定ステップS67では、図8に示すように、第3マップ22から、電磁的物性値取得ステップS61によって計測された電気抵抗率Emに対応する異材溶接層6の厚さLmを推定する。
次に、読出ステップS69を実施して、クリープ破断時間用データベースから第4マップを読み出す。
次に、第一実施形態と同様に、点検対象溶接部のクリープ破断時間を推定するクリープ寿命推定ステップS31を実施する。
クリープ寿命推定ステップS31では、第4マップから、異材溶接層厚さ推定ステップS67により推定された異材溶接層6の厚さLmに対応するクリープ破断時間Tmを推定する。
次に、第一実施形態と同様に、残存稼働時間推定ステップS33を実施し、その後、点検対象溶接部の異材判定作業を終了する(ステップS35)。
上述した異材判定方法によれば、第一実施形態で示した効果に加えて、電気抵抗率を計ることは、短時間で容易にできるため、異材溶接層6が点検対象溶接部に含まれているか否かを速やかに判定することができる。
1 ステンレス管
2 共材溶接層
4 共材溶接部
6 異材溶接層
8 異材溶接部
10 フェライトスコープ
10a プローブ
12 第1マップ
14 第2マップ
22 第3マップ
25 電気抵抗率測定装置
26 電流極
28 電流計
30 電圧極
32 電圧計

Claims (5)

  1. 同一種類の金属母材を突き合わせて多層盛溶接された溶接部に、前記金属母材と異なる他の金属材からなる異材溶接層が含まれるか否かを判定する溶接部の異材判定方法であって、
    前記金属母材からなる共材溶接層のみから構成された共材溶接部の電磁的物性値と前記共材溶接層の厚さとの関係を含むデータを取得する共材物性値取得ステップと、
    前記共材物性値取得ステップにて取得された前記電磁的物性値以上又は前記電磁的物性値以下の値を閾値とする閾値設定ステップと、
    前記閾値設定ステップにより設定された閾値を閾値データベースに格納する閾値格納ステップと、
    複数の溶接層からなり、前記他の金属材が存在するか否かを点検する点検対象溶接部の前記電磁的物性値を計測する電磁的物性値計測ステップと、
    前記電磁的物性値計測ステップにより計測された前記電磁的物性値が、前記閾値データベースに格納されている前記閾値よりも大きい又は小さい場合に、前記異材溶接層が前記点検対象溶接部内に存在していると判定する判定ステップと、を備えることを特徴とする溶接部の異材判定方法。
  2. 前記共材溶接層と前記異材溶接層とから構成された異材溶接部の前記電磁的物性値と、当該異材溶接部を構成する前記異材溶接層の厚さとの関係を含むデータを取得する異材物性値取得ステップと、
    前記共材物性値取得ステップによって取得された電磁的物性値及び前記異材物性値取得ステップによって取得された電磁的物性値と、前記異材溶接層の厚さとの関係を示す演算式及びマップ(以下、第1マップという)を作成する第1マップ作成ステップと、
    前記第1マップ作成ステップにて作成された前記第1マップの前記電磁的物性値に、閾値設定ステップによって設定された前記閾値を関連付けて、前記第1マップ及び前記閾値を前記閾値データベースに格納する第1マップ格納ステップと、
    前記第1マップ格納ステップにより格納された前記第1マップに基づいて、前記電磁的物性値計測ステップによって計測された前記点検対象部の前記電磁的物性値から、前記点検対象溶接部に含まれる前記異材溶接層の厚さを推定する異材溶接層厚さ推定ステップと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の溶接部の異材判定方法。
  3. 前記異材溶接部を構成する前記異材溶接層の厚さと、前記異材溶接部のクリープ破壊時間との関係を含むデータを取得するクリープ破断時間取得ステップと、
    前記クリープ破断時間取得ステップによって取得された前記異材溶接層の厚さと、前記異材溶接部のクリープ破壊時間との関係を示す演算式及びマップ(以下、第2マップという)を作成する第2マップ作成ステップと、
    前記第2マップ作成ステップによって作成された前記第2マップをクリープ破断時間用データベースに格納する第2マップ格納ステップと、
    前記第2マップ格納ステップにより格納された前記第2マップに基づいて、前記異材溶接層厚さ推定ステップによって推定された前記点検対象溶接部の前記異材溶接層の厚さから前記点検対象溶接部のクリープ破壊時間を推定するクリープ寿命推定ステップと、備えることを特徴とする請求項2に記載の溶接部の異材判定方法。
  4. 前記電磁的物性値は、前記異材溶接層に含まれるフェライトの含有量であることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の溶接部の異材判定方法。
  5. 前記電磁的物性値は、前記点検対象溶接部を通過する電流値に基づいて算出される電気抵抗率であることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の溶接部の異材判定方法。
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CN117128844A (zh) * 2023-09-01 2023-11-28 国网甘肃省电力公司电力科学研究院 一种电网设备镀层检测方法及检测仪

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