JP2013160172A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013160172A
JP2013160172A JP2012024033A JP2012024033A JP2013160172A JP 2013160172 A JP2013160172 A JP 2013160172A JP 2012024033 A JP2012024033 A JP 2012024033A JP 2012024033 A JP2012024033 A JP 2012024033A JP 2013160172 A JP2013160172 A JP 2013160172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
exhaust
variable valve
main
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012024033A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kitahata
亮 北畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2012024033A priority Critical patent/JP2013160172A/ja
Publication of JP2013160172A publication Critical patent/JP2013160172A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

【課題】内燃機関の可変動弁装置に関し、筒内圧力が排気ポート圧力よりも高い状態で排気用バルブを開弁作動させる場合の駆動損失の悪化を抑止する。
【解決手段】筒内の排気を排気ポート内に排出させる主排気用バルブ12と、筒内の少なくとも一部の排気を排気ポート内に排出させる副排気用バルブ13と、主排気用バルブ12を任意の時期に開閉動作させる主可変動弁機構15と、副排気用バルブ13を任意の時期に開閉動作させる副可変動弁機構16と、主可変動弁機構15及び副可変動弁機構16の駆動時期を制御するECU50とを備え、ECU50は、筒内圧力が排気ポート圧力よりも高い状態で主排気用バルブ12を開弁作動させる時に、主可変動弁機構15よりも前に副可変動弁機構16を駆動制御して、主排気用バルブ12よりも前に副排気用バルブ13を開弁作動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の可変動弁装置に関する。
従来の内燃機関、例えばディーゼルエンジンにおいては、シリンダ内への吸気及びシリンダ内への排気に際して、吸排気用バルブをカムシャフトのカム駆動により開閉動作させている。このカムシャフトは、エンジンのクランクシャフトの回転と同期して回転するため、吸排気用バルブの開閉時期はクランクアングルベースで常に一定のタイミングとなる。
一方、ディーゼルエンジンに対する排出ガス規制や燃費規制は年々厳しくなっており、その規制値の達成には燃焼によるエンジン本体からの排気ガスの改善のみならず、エンジンアウト後の排気管内に設置した後処理装置による排気の浄化が必要になっている。エンジン本体における燃焼による排ガスの改善手法としては、燃料を圧縮行程早期に噴射することで燃料着火までの混合期間を稼ぐ予混合ディーゼル燃焼などがある。
しかしながら、予混合ディーゼル燃焼は、着火が化学反応に依存するため、着火時期の制御や高負荷域での適用が困難になる可能性がある。また、後処理装置による排ガスの浄化は、触媒の温度に依存するため、特に冷間始動時などにおいて、触媒が活性温度に達するまでにある程度の時間を要する場合がある。
これらを解決する方法として、吸排気用バルブの開閉をカムではなく作動流体の流体圧を用いて行い、その開閉タイミングを任意に設定することが可能な油圧式の可変動弁機構(例えば、特許文献1参照)を適用することが有用と考えられる。例えば、予混合ディーゼル燃焼時の着火制御や高負荷側での運転においては、吸気用バルブの開弁時期を遅角させることにより有効圧縮比(圧縮端圧力)の低下が可能となり、後処理装置の昇温においては、排気用バルブの開弁時期を燃焼期間中まで進角させることにより高温の排ガスの供給が可能となる。
特開2003−328713号公報
一般的な油圧式の可変動弁機構は圧力制御室を有しており、この圧力制御室への高圧作動油の供給により吸排気用バルブを開弁作動させる一方、圧力制御室からの高圧作動油の排出及び、磁石の吸引力とバルブスプリングの反力とにより吸排気用バルブを閉弁作動させる。このような油圧式の可変動弁機構においては、バルブスプリングのバネ定数の低減及び、磁石による吸引力を利用することで、吸排気用バルブの駆動損失の低減を図っている(図5参照)。
しかしながら、吸排気用バルブの傘部には閉弁方向への力が作用するため、これらの力に対して吸排気用バルブを開弁作動させるのに必要となる量の高圧作動油を圧力制御室に供給する必要がある。特に、筒内圧力が排気ポート圧力よりも高い状態で排気用バルブを開弁作動させる場合は、圧力制御室への高圧作動油の供給量を増加させる必要があり、駆動損失の悪化を引き起こす可能性がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的は、内燃機関の可変動弁装置において、筒内圧力が排気ポート圧力よりも高い状態で排気用バルブを開弁作動させる際の駆動損失の悪化を効果的に抑止することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の内燃機関の可変動弁装置は、開閉動作により内燃機関の筒内の排気を排気ポート内に排出させる主排気用バルブと、開閉動作により内燃機関の筒内の少なくとも一部の排気を排気ポート内に排出させる副排気用バルブと、制御室に供給される作動流体の流体圧により前記主排気用バルブを任意の時期に開閉動作させる主可変動弁機構と、制御室に供給される作動流体の流体圧により前記副排気用バルブを任意の時期に開閉動作させる副可変動弁機構と、前記主可変動弁機構及び前記副可変動弁機構の駆動時期を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、筒内圧力が排気ポート圧力よりも高い状態で前記主排気用バルブを開弁作動させる時に、前記主可変動弁機構よりも前に前記副可変動弁機構を駆動制御して、前記主排気用バルブよりも前に前記副排気用バルブを開弁作動させることを特徴とする。
また、前記副排気用バルブの傘部を前記主排気用バルブの傘部よりも小径に形成してもよい。
また、前記制御手段は、内燃機関の高負荷運転時に前記主排気用バルブを開弁作動させる時に、前記主可変動弁機構よりも前に前記副可変動弁機構を駆動制御して、前記主排気用バルブよりも前に前記副排気用バルブを開弁作動させてもよい。
また、前記制御手段は、前記主排気用バルブの開弁時期を進角させる時に、前記主可変動弁機構よりも前に前記副可変動弁機構を駆動制御して、前記主排気用バルブよりも前に前記副排気用バルブを開弁作動させてもよい。
また、前記主排気用バルブを一対備えると共に、前記副排気用バルブを前記一対の主排気用バルブの間に設けてもよい。
本発明の内燃機関の可変動弁装置によれば、筒内圧力が排気ポート圧力よりも高い状態で排気用バルブを開弁作動させる際の駆動損失の悪化を効果的に抑止することができる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置を示す模式的な全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置における各バルブの配置を示す模式的な上視図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置における作動油供給部及び各可変動弁機構の構成を示す模式的な部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置及び従来の可変動弁装置において、排気用バルブを開弁作動させるのに必要となるエネルギを比較した図である。 従来の油圧式の可変動弁装置及びカム駆動式の動弁装置における吸排気用バルブへの荷重を比較した図である。
以下、図1〜4に基づいて、本発明の一実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、本実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置1は、内燃機関としてのディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)10に適用されるもので、一対の吸気用バルブ11と、一対の主排気用バルブ12と、一本の副排気用バルブ13と、一対の吸気用バルブ11にそれぞれ設けられた一対の吸気用可変動弁機構14と、一対の主排気用バルブ12にそれぞれ設けられた一対の主排気用可変動弁機構15と、副排気用バルブ13に対応して設けられた一個の副排気用可変動弁機構16と、これら可変動弁機構14〜16に作動油を供給する作動油供給部20(図3参照)と、これら可変動弁機構14〜16の駆動を制御する制御手段としての電子制御ユニット(以下、ECUという)50とを備え構成されている。
なお、図1にはエンジン10の複数気筒のうち一気筒のみを示し、他の気筒については図示を省略している。また、図示の関係上、それぞれ一本の吸気用バルブ11と主排気用バルブ12とを省略すると共に、それぞれ一個の吸気用可変動弁機構14と主排気用可変動弁機構15とを省略して示している。
吸気用バルブ11は、吸気用可変動弁機構14により開閉動作されて図示しない吸気ポートからエンジン10の筒内10aに新気を導入する。主排気用バルブ12は、主排気用可変動弁機構15により開閉動作されてエンジン10の筒内10aから図示しない排気ポートに排気を排出する。
副排気用バルブ13は、副排気用可変動弁機構16により開閉動作されてエンジン10の筒内10aから図示しない排気ポートに排気の一部を排出する。この副排気用バルブ13は、図2に示すように一対の主排気用バルブ12の間に位置して設けられている。また、副排気用バルブ13の傘部の径は、主排気用バルブ12の傘部の径よりも小径(本実施形態では1/4)に形成されている。
次に、図3に基づいて作動油供給部20及び各可変動弁機構14〜16の詳細について説明する。なお、本実施形態において、各可変動弁機構14〜16は略同様に構成されているので、以下に吸気用可変動弁機構14と主排気用可変動弁機構15と副排気用可変動弁機構16とを併せて説明する。
まず、作動油供給部20について説明する。燃料タンク21はフィルタ22を介してフィードポンプ23の入口に接続されると共に、このフィードポンプ23の出口は高圧ポンプ24の入口に接続されている。また、フィードポンプ23のフィード圧は、リリーフ弁26によって調整されて一定に保たれている。
高圧ポンプ24の出口はコモンレール25に接続されており、高圧ポンプ24からコモンレール25内に高圧燃料が圧送供給される。また、コモンレール25には複数の図示しないインジェクタが接続されており、これらインジェクタにコモンレール25内で畜圧された高圧燃料が常時供給されている。さらに、コモンレール25には、詳細を後述するバルブユニット39が接続されている。すなわち、コモンレール25内で畜圧された高圧燃料は、各可変動弁機構14〜16に作動油としても供給されるように構成されている。
次に、各可変動弁機構14〜16について説明する。シリンダヘッド31には、吸気用バルブ11、主排気用バルブ12、若しくは、副排気用バルブ13を挿通させる孔31aが形成されている。また、アクチュエータボディ32に形成された孔32aには、ピストン34が摺動自在に挿入されている。このピストン34の下端部は、各バルブ11〜13の上端部と接触している。
各バルブ11〜13の軸方向中間位置には、フランジを構成するアッパーシート35が形成されている。また、アッパーシート35とシリンダヘッド31との間には、各バルブ11〜13を閉弁方向に向けて付勢するバルブスプリング36が圧縮状態で介装されている。さらに、アクチュエータボディ32にはアッパーシート35を閉弁方向に吸引する磁石37が設けられている。
アクチュエータボディ32の孔32aにおいて、ピストン34よりも上方には、油圧制御室38が形成されている。また、アクチュエータボディ32の側部には、油圧制御室38への高圧燃料の供給もしくは停止を切り替えるバルブユニット39が設けられている。これら油圧制御室38とバルブユニット39とは、アクチュエータボディ32に形成された供給路41によって連通されている。
アクチュエータボディ32における油圧制御室38よりも上方には、この油圧制御室38と連通する油圧開放室42が形成されている。また、油圧開放室42内には、アクチュエータボディ32の上部に設けられた電磁ソレノイド44によって開閉駆動される作動弁43が収容されている。この作動弁43は、電磁ソレノイド44がONにされると、上方に移動して油圧制御室38と油圧開放室42との連通部45を開放する一方、電磁ソレノイド44がOFFにされると、下方に移動して連通部45を閉鎖するように構成されている。
すなわち、本実施形態の各可変動弁機構14〜16はECU50から出力される開弁指示信号により電磁ソレノイド44がOFF(作動弁43が閉)にされると共に、バルブユニット39がON(バルブユニット39が開)にされると、コモンレール25内の高圧燃料が供給路41を介して油圧制御室38へと供給される。これにより、油圧制御室38内の高圧燃料による開弁方向の力が、バルブスプリング36及び磁石37による閉弁方向の力よりも大きくなることで各バルブ11〜13は開弁作動される。
一方、ECU50から出力される閉弁指示信号により電磁ソレノイド44がON(作動弁43が開)にされると共に、バルブユニット39がOFF(バルブユニット39が閉)にされると、油圧制御室38内の高圧燃料が油圧開放室42から排出路46を介して燃料タンク21に回収される。これにより、バルブスプリング36及び磁石37による閉弁方向の力が、油圧制御室38内の高圧燃料による開弁方向の力よりも大きくなることで各バルブ11〜13は閉弁作動される。
ECU50は、エンジン10の運転状態に応じて燃料噴射期間や燃料噴射量等の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え構成されている。この各種制御を行うために、ECU50には、何れも図示しないクランク角度センサ、アクセル開度センサ、車速センサ等の各種センサの出力信号がA/D変換された後に入力される。また、ECU50は、各バルブ11〜13がエンジン10の運転状態に応じた開閉時期に開閉作動するように、各可変動弁機構14〜16の駆動を制御する。
まず、吸気用可変動弁機構14及び主排気用可変動弁機構15の駆動制御から説明する。ECU50には予め作成されたエンジン10の運転状態と目標開閉開始時期との関係を示すバルブ開閉時期マップ(不図示)が記憶されている。そして、ECU50は、吸気用バルブ11又は主排気用バルブ12を開弁作動させる時は、バルブ開閉時期マップからエンジン10の運転状態に応じた目標開弁開始時期を読み取ると共に、この目標開弁開始時期にバルブユニット39をONにしつつ電磁ソレノイド44をOFFに制御する。これにより、油圧制御室38内の高圧燃料による開弁方向の力がバルブスプリング36及び磁石37による閉弁方向の力よりも大きくなり、吸気用バルブ11又は主排気用バルブ12は所望の目標開弁開始時期に開弁作動される。
一方、吸気用バルブ11又は主排気用バルブ12を閉弁作動させる時は、ECU50はバルブ開閉時期マップからエンジン10の運転状態に応じたに目標閉弁開始時期を読み取ると共に、この目標閉弁開始時期にバルブユニット39をOFFにしつつ電磁ソレノイド44をONに制御する。これにより、バルブスプリング36及び磁石37による閉弁方向の力が油圧制御室38内の高圧燃料による開弁方向の力よりも大きくなり、吸気用バルブ11又は主排気用バルブ12は所望の目標閉弁開始時期に閉弁作動される。
次に、副排気用可変動弁機構16の駆動制御について説明する。ECU50は、筒内10aの圧力(以下、筒内圧力)が排気ポートの圧力(以下、排気ポート圧力)よりも高い状態で主排気用バルブ12を開弁作動させる時、すなわち燃焼圧力が高くなるエンジン10の高負荷運転領域や、主排気用バルブ12の開弁時期を進角させる時は、主排気用可変動弁機構15を駆動させる直前に副排気用可変動弁機構16を駆動させる。すなわち、ECU50は、バルブ開閉時期マップから読み取った主排気用バルブ12の目標開弁開始時期の直前に、副排気用可変動弁機構16のバルブユニット39をONにしつつ電磁ソレノイド44をOFFに制御する。これにより、筒内圧力が排気ポート圧力よりも高くなる条件下において、副排気用バルブ13は主排気用バルブ12の開弁開始時期よりも極早期、すなわち直前に開弁作動するように構成されている。
次に、本実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置1による作用効果について説明する。
筒内圧力が排気ポート圧力よりも高い時は主排気用バルブ12の傘部に閉弁方向の力が作用する。そのため、このような条件下で主排気用バルブ12を開弁作動させると、開弁に必要な油圧制御室38への高圧作動油の投入量が増加して主排気用可変動弁機構15における駆動損失の悪化を引き起こす可能性がある。
本実施形態の可変動弁装置1では、筒内圧力が排気ポート圧力よりも高くなる条件下で主排気用バルブ12を開弁作動させる時、すなわち燃焼圧力が高くなるエンジン10の高負荷運転領域や主排気用バルブ12の開弁時期を進角させる時は、主排気用バルブ12の開弁開始時期の直前に副排気用バルブ13を開弁作動させるように構成されている。すなわち、副排気用バルブ13を直前に開弁作動させて筒内圧力と排気ポート圧力との差圧を少なくすることで、主排気用バルブ12は傘部に作用する閉弁方向の力が低減された状態で開弁作動される。その結果、図4に示すように、主排気用バルブ12を開弁作動させるのに必要なエネルギは、従来装置に比べてエンジン負荷が増加した場合においても大幅に低減されるようになる。
したがって、本実施形態の可変動弁装置1によれば、筒内圧力と排気ポート圧力との差圧を少なくすることで、主排気用バルブ12の開弁作動時における主排気用可変動弁機構15の駆動損失を効果的に低減することが可能となる。また、主排気用可変動弁機構15の駆動損失が低減されるので、エンジン10の燃費の悪化も効果的に抑止することができる。
また、本実施形態の可変動弁装置1では、副排気用バルブ13の傘部は主排気用バルブ12の傘部よりも小径(1/4の径)に形成されている。
したがって、副排気用バルブ13の傘部に作用する閉弁方向への力が小さく抑制され、筒内圧力が排気ポート圧力よりも高い条件下においても副排気用バルブ13を確実かつ円滑に開弁作動させることができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上述の実施形態において、吸気用バルブ11と主排気用バルブ12とをそれぞれ一対備えるものとして説明したが、これら吸気用バルブ11や主排気用バルブ12をそれぞれ1本または3本以上備えてもよい。
また、油圧制御室38に供給される作動流体はエンジン10の燃料を用いるものとして説明したが、他の流体を作動流体として用いることもできる。
また、本実施形態の可変動弁装置1が適用されるエンジン10は、コモンレール式のディーゼルエンジンに限定されず、通常の噴射ポンプ式のディーゼルエンジンやガソリンエンジン等にも広く適用することが可能である。
10 エンジン
11 吸気用バルブ
12 主排気用バルブ
13 副排気用バルブ
14 吸気用可変動弁機構
15 主排気用可変動弁機構(主可変動弁機構)
16 副排気用可変動弁機構(副可変動弁機構)
20 作動油供給部
50 ECU(制御手段)

Claims (5)

  1. 開閉動作により内燃機関の筒内の排気を排気ポート内に排出させる主排気用バルブと、
    開閉動作により内燃機関の筒内の少なくとも一部の排気を排気ポート内に排出させる副排気用バルブと、
    制御室に供給される作動流体の流体圧により前記主排気用バルブを任意の時期に開閉動作させる主可変動弁機構と、
    制御室に供給される作動流体の流体圧により前記副排気用バルブを任意の時期に開閉動作させる副可変動弁機構と、
    前記主可変動弁機構及び前記副可変動弁機構の駆動時期を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、筒内圧力が排気ポート圧力よりも高い状態で前記主排気用バルブを開弁作動させる時に、前記主可変動弁機構よりも前に前記副可変動弁機構を駆動制御して、前記主排気用バルブよりも前に前記副排気用バルブを開弁作動させることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 前記副排気用バルブの傘部を前記主排気用バルブの傘部よりも小径に形成した請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 前記制御手段は、内燃機関の高負荷運転時に前記主排気用バルブを開弁作動させる時に、前記主可変動弁機構よりも前に前記副可変動弁機構を駆動制御して、前記主排気用バルブよりも前に前記副排気用バルブを開弁作動させる請求項1又は2に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  4. 前記制御手段は、前記主排気用バルブの開弁時期を進角させる時に、前記主可変動弁機構よりも前に前記副可変動弁機構を駆動制御して、前記主排気用バルブよりも前に前記副排気用バルブを開弁作動させる請求項1又は2に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  5. 前記主排気用バルブを一対備えると共に、前記副排気用バルブを前記一対の主排気用バルブの間に設けた請求項1から4の何れかに記載の内燃機関の可変動弁装置。
JP2012024033A 2012-02-07 2012-02-07 内燃機関の可変動弁装置 Pending JP2013160172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012024033A JP2013160172A (ja) 2012-02-07 2012-02-07 内燃機関の可変動弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012024033A JP2013160172A (ja) 2012-02-07 2012-02-07 内燃機関の可変動弁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013160172A true JP2013160172A (ja) 2013-08-19

Family

ID=49172630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012024033A Pending JP2013160172A (ja) 2012-02-07 2012-02-07 内燃機関の可変動弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013160172A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8272366B2 (en) Control device for internal combustion engine
WO2007042876A3 (en) Control device and method for internal combustion engine
US20070221149A1 (en) Auxiliary cam phaser hydraulic circuit and method of operation
KR20060134985A (ko) 멀티 리프트 밸브 작동 시스템 및 방법
WO2008029240A1 (en) Engine system
JP2008128227A (ja) 超高効率4サイクル内燃機関
JP2003328715A (ja) エンジンバルブ作動システム
US11131253B2 (en) Control device for engine
US20190093571A1 (en) Engine control device
JP2008075569A (ja) 内燃機関の制御装置
KR102203587B1 (ko) 내연 기관의 작동
US20150260061A1 (en) Fluid pump assembly for an internal combustion engine
JP5446706B2 (ja) 内燃機関の制御方法および内燃機関
US20070234991A1 (en) Method and apparatus for controlling engine valve timing
JP2007327409A (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JP2014234821A (ja) 集中型燃焼室による超高効内燃機関
JP2013160172A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP5617290B2 (ja) 可変動弁制御システム
EP3418536B1 (en) Device for controlling a multi-cylinder engine
JP5887793B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2007303292A (ja) 内燃機関の制御装置
CN111836956B (zh) 用于控制内燃发动机装置的方法
JP2008095672A (ja) エンジンの動弁機構
WO2020054699A1 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2020076351A (ja) エンジン