JP2013158484A - 撮影情報表示器およびそれを用いたx線撮影装置、x線撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影情報の確認を効率良くすることができ、表示部から離れた位置にいても曝射条件を容易に確認することができる撮影情報表示器を提供する。
【解決手段】
被検体情報を含む撮影情報が表示される通常表示モードと、曝射条件を強調表示する強調表示モードとを備える操作卓モニタおよびX線管モニタ16。通常表示モードおよび強調表示モードと2種類の表示モードを備えることで、操作卓モニタおよびX線管モニタ16は、被検体情報を含む撮影情報と強調表示された曝射条件を切り替え表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は撮影情報表示器およびそれを用いたX線撮影装置、X線撮影システムに係り、特に、撮影情報の表示に関する。
従来、撮影者は、所望の撮影箇所を撮影するために被検体とX線管およびX線検出器の位置合わせを行う。この際、X線管に配置されたモニタなど、被検体の近くにある表示モニタで表示される撮影情報を確認しつつ位置合わせを行う。表示される撮影情報は、曝射条件、X線管のメカ情報および患者情報などである。また、被検体の体格および撮影箇所によって、位置合わせ時に曝射条件を変更することもある。
このようなX線撮影装置として、特許文献1および特許文献2で記載されているX線撮影装置が挙げられる。位置合わせおよび曝射条件の設定終了後、撮影者はX線の被曝を防止するために被検体から離れる。その後、撮影者は、撮影直前にも位置合わせがずれていないかを確認しつつ、防曝された操作室内の表示モニタまたは被検体の近くにある表示モニタで曝射条件の確認を行う。問題がなければ、Readyボタンを押してX線管を撮影待機状態にして、続いて曝射ボタンを押してX線を曝射してX線撮影を行う。
特開2009−254411号公報 特開2003−047608号公報
しかしながら、特許文献1に記載のX線撮影装置では、モニタ上には曝射条件またはX線管のメカ情報等の限られた情報しか表示されず、患者情報などの多くの情報を含む撮影情報を確認することができない。また、被検体の位置合わせ時に、各情報の確認をするには、その都度表示切替をしなければならず、確認操作が煩雑である。特許文献2に記載のX線撮影装置においても、被検体の近くにあるモニタでは曝射条件およびメカ情報が表示されており(特許文献2図6参照)、被検体から離れている撮影者からは曝射条件が見えづらいので、被検体を注視しつつ曝射条件を確認しながら撮影を行うことが困難である。また、操作室に配置されている表示部にも被検体の近くにあるモニタと同じ情報が表示されるので、曝射条件がメカ情報と同じ様に表示されており、被検体を注視するために起立した状態の撮影者にとって見えづらく、曝射条件を確認しながら撮影を行うことが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、撮影情報の確認を効率良くすることができ、また、表示部から離れた位置にいても曝射条件を容易に確認することができる撮影情報表示器およびそれを用いたX線撮影装置、X線撮影システムを提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明の第1の発明は、被検体情報を含む撮影情報が表示される通常表示モードと、曝射条件を強調表示する強調表示モードとを備える撮影情報表示器である。
上記構成によれば、被検体の近くで位置合わせする際には、通常表示モードにて表示される被検体情報を含む撮影情報を確認することができるので、位置合わせ時に必要な情報の確認を容易にすることができる。撮影直前の際には、強調表示モードにて曝射条件を強調表示することができるので、撮影者は撮影情報表示器から離れていても容易に曝射条件を確認することができる。
また、前記通常表示モードと前記強調表示モードとの切り替えを行う表示モード選択部を備え、前記表示モード選択部は、曝射条件変更指示または曝射条件完了指示または撮影開始準備指示が入力されると前記通常表示モードから前記強調表示モードへ移行することが好ましい。この構成により、通常表示モードから強調表示モードへの移行が実施されるので、撮影直前に撮影者が曝射条件だけを確認することができる。
また、前記表示モード選択部は曝射完了信号が入力されると前記強調表示モードから前記通常表示モードへ移行することが好ましい。これより、X線撮影終了後に、速やかに通常表示モードにて同時に表示される種々の撮影情報を確認することができるので、撮影者の操作の負担を軽減することができる。
また、本発明の第2の発明は、被検体にX線を曝射するX線管と、被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、前記X線管から曝射されるX線を制御するX線管制御部と、被検体情報を含む撮影情報が表示されている通常表示モードと、曝射条件を強調表示する強調表示モードとを有する撮影情報表示器と前記通常表示モードおよび前記強調表示モードの切り替えを行う表示モード選択部とを備えるX線撮影装置である。
上記構成によれば、被検体の近くで位置合わせする際には、通常表示モードにて同時に表示される種々の撮影情報を確認することができるので、情報確認を容易にすることができる。また、表示モード選択部が、通常表示モードから強調表示モードへの移行を実施するので、撮影直前に撮影者が強調表示された曝射条件だけを確認することができる。これより、撮影者は撮影情報表示器から離れていても容易に曝射条件を確認することができる。
また、前記表示モード選択部は、曝射条件変更指示または曝射条件完了指示または撮影開始準備指示が入力されると前記通常表示モードから前記強調表示モードへ移行することが好ましい。これより、通常表示モードから強調表示モードへの移行が実施されるので、撮影直前に撮影者が曝射条件だけを確認することができる。
また、前記表示モード選択部は、前記X線管制御部からX線の曝射完了の信号が入力されると前記強調表示モードから前記通常表示モードへ移行することが好ましい。これより、X線撮影終了後に、速やかに通常表示モードにて同時に表示される種々の撮影情報を確認することができるので、撮影者の操作の負担を軽減することができる。
また、前記曝射条件変更指示は、管電圧または管電流または曝射時間を変更する指示であることが好ましい。管電圧または管電流または曝射時間を変更する際に、通常表示モードから強調表示モードへ変更されるので、変更された曝射条件の確認を容易にすることができる。
また、曝射条件の設定完了を指示する設定完了ボタンを備え、前記設定完了ボタンが押されることで前記曝射条件完了指示が前記表示モード選択部に出力されることが好ましい。設定完了ボタンが押されることで曝射条件完了指示が表示モード選択部に出力されて、通常表示モードから強調表示モードへ移行するので、撮影直前には、強調表示される曝射条件だけを確認することができる。
また、X線管を曝射待機状態に移行する待機指示ボタンを備え、前記待機指示ボタンが押されることで前記撮影開始準備指示が前記表示モード選択部に出力されることが好ましい。待機指示ボタンが押されることで撮影開始準備指示が表示モード選択部に出力されて、通常表示モードから強調表示モードへ移行するので、撮影直前には、強調表示される曝射条件だけを確認することができる。
また、前記強調表示は拡大表示であることが好ましい。撮影者が撮影情報表示器から離れていても曝射条件を容易に確認することができる。
また、本発明の第3の発明は、被検体にX線を曝射するX線管と、被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、前記X線管から曝射されるX線を制御するX線管制御部と、被検体情報を含む撮影情報が表示されている通常表示モードと、曝射条件を強調表示する強調表示モードとを有する撮影情報表示器と、前記通常表示モードおよび前記強調表示モードの切り替えを行う表示モード選択部と、前記X線管が配置された撮影室と、前記撮影室に隣接する操作室と、前記操作室と前記撮影室との間で開閉可能なドアと、前記ドアの開閉を検出する開閉センサとを備え、前記表示モード選択部は、前記開閉センサから前記ドアが閉められたことを検出する信号が入力されると前記強調表示モードから前記通常表示モードへ移行することを特徴とするX線撮影システムである。
上記構成によれば、被検体の近くで位置合わせする際には、通常表示モードにて同時に表示される種々の撮影情報を確認することができるので、情報確認を容易にすることができる。また、操作室と撮影室との間の開閉可能なドアが閉められたことを開閉センサが検出して、表示モード選択部へ検出信号を出力する。表示モード選択部は、検出信号が入力されると、通常表示モードから強調表示モードへの移行を実施するので、撮影直前に撮影者が強調表示された曝射条件だけを確認することができる。これより、撮影者は操作室内で撮影情報表示器から離れていても容易に曝射条件を確認することができる。
本発明に係る撮影情報表示器およびそれを用いたX線撮影装置、X線撮影システムによれば、被検体を位置合わせする際には、通常表示モードにて被検体情報を含む撮影情報を確認することができる。撮影直前の際には、強調表示モードにて曝射条件を強調表示することができるので、撮影者は撮影情報表示器から離れていても容易に曝射条件を確認することができる。
実施例に係る全体構成を示す概略図である。 実施例に係るX線撮影装置の構成を示すブロック図である。 実施例に係るX線撮影装置に備わるX線管の正面図である。 実施例に係るX線撮影装置に備わる操作卓の正面図である。 実施例に係る通常表示モードにおける画面図である。 実施例に係る強調表示モードに画面図である。 図7(a)は初期状態のハンドスイッチの側面図であり、図7(b)はReady状態のハンドスイッチの側面図であり、図7(c)は曝射状態のハンドスイッチの側面図である。 実施例に係るX線撮影の流れを示すフローチャートである。 実施例に係る操作室と撮影室との間のドアの概略図である。 変形例に係る通常表示モードにおける画面図である。
1.操作室
図1に示すように、X線検査は、操作室1と隣接する撮影室2との2つの部屋を撮影者Pが行き来して実施される。操作室1と撮影室2との間に鉛製の窓3が配置され、撮影者Pは操作室1から窓3を通して撮影室2の状況を確認することができる。また、撮影室2は防護壁4にて囲まれており、X線管から曝射されたX線が撮影室2の外へ漏れるのを防止している。操作室1には、X線撮影の設定をする操作卓5が支持台6介して床7に配置されている。また、操作卓5にはハンドスイッチ19が接続されており、撮影者Pは操作卓5から離れた位置においても、ハンドスイッチ19を押すことによりX線を曝射することができる。
2.X線撮影装置
撮影室2に配置されているX線撮影装置11は、天井から垂直下方に吊り下げられX線を発生するX線管12と、撮影対象である被検体Mを載置する寝台13と、X線管12と対向して配置されたX線平面検出器14(Flat Panel Detector;以下、FPDと称す。)とを備える。FPD14は本発明におけるX線検出器に相当する。
X線管12は、X線撮影の種々の条件設定を行うX線管操作部15と、設定された条件を表示するX線管モニタ16と、X線管12を手動で移動および回転するハンドル17と、X線管12で発生するX線を絞るコリメータ18とを備える。X線管操作部15および操作卓5は、X線管12内のX線焦点とFPD14の中心とを結ぶ距離すなわちSID(Source Image Distance)を設定することができる。
またX線管12は、天井に配設された水平移動機構21により寝台13の短手方向であるX方向と、寝台13の長手方向であるY方向に対して移動可能である。水平移動機構21には、X線管12を垂直方向に昇降自在に保持する懸垂保持機構22の上端が取り付けられている。懸垂保持機構22の下端には、X線管アーム23を介してX線管12が取り付けられている。懸垂保持機構22は、X線管12を垂直方向、つまり床面から天井方向であるZ方向に昇降可能に保持する。X線管アーム23は、懸垂保持機構22の軸心周りを回転可能に取り付けられている。また、X線管12は懸垂保持機構22の軸心とX線管アーム23の軸心とを含む平面と平行なθ周りと、X線管アーム23の軸心周りのθ周りと、懸垂保持機構22の軸心周りのθ周りに回転可能である。
水平移動機構21、懸垂保持機構22、X線管アーム23およびX線管12にはそれぞれモータ(図示省略)が備えられており、それぞれ、X、Y、Z、θ、θおよびθの6方向に手動または電動にてX線管12を移動することができる。手動で移動するか電動で移動するかは、X線管操作部15および操作卓5で選択できる。手動でX線管12を移動する場合は、ハンドル7の操作により移動することができる。電動でX線管12を移動する場合は、X線管操作部15および操作卓5の操作により移動することができる。
寝台13は、被検体Mを載置する天板31と天板31を支える基台32とを備えている。天板の下方にはFPD14がX線管12と対向するように、天板の長手方向に移動可能に配置されている。また、X線管12とFPD14は、それぞれ独立して移動することもできる。FPD14は、実施例1ではa−Se(アモルファスセレン)等のX線感応半導体を用いた直接変換型X線検出器を採用しているが、間接変換型X線検出器やX線フィルムでもよい。
また、X線撮影装置11は一部が操作室1にも配置されており、PC(パーソナルコンピュータ)34内にX線管制御部26、画像処理部27、主制御部28および記憶部30が収容されている(図2参照)。X線管制御部26はX線管12に出力する管電圧や管電流を制御し、画像処理部27はFPD14から出力されるX線検出信号を基に種々の画像処理を実施し、記憶部30にX線透視画像や他の撮影データを保管され、主制御部28はこれらの各構成部を統括制御する。また、操作室1には、X線診断操作画面および画像処理されたX線透視画像などを表示するモニタ29と、PC34を操作するマウス35が配置されている。なお、X線管制御部26は、FPGAを用いてX線管12内に配置してもよい。
次に、図3を参照して、X線管操作部15の構成を説明する。X線管操作部15には、管電圧の値を設定するダイヤル15aと、管電流の値を設定するダイヤル15bと、押すことで設定完了の信号が出力される設定完了ボタン15cと、ダイヤル15aにおいて管電圧の設定と曝射時間の設定とを変更する設定変更ボタン15dと、各種メニューボタン15e、15fを備える。
撮影者Pは、天板31上で被検体M、X線管12およびFPD14の位置合わせを行いながら、X線管モニタ16に表示される通常表示モードの情報を確認することができる。ここで、通常表示モードで表示される情報は、被検体情報を含む撮影情報である。本実施例では、図5に示すように、通常表示モードで表示される情報は、被検体情報およびメカ情報および曝射条件の全てを含む撮影情報である。被検体情報として患者ID、患者名および撮影メニューが表示される。また、メカ情報としてSIDおよび管球情報が表示され、曝射条件として、管電圧、管電流、および曝射時間が表示される。管電流および曝射時間の替わりにmas値を表示してもよい。mas値とは、管電流に曝射時間を乗算した値である。管電圧および管電流の値は、ダイヤル15a、15bをそれぞれ回すことで設定することができる。また、ダイヤル設定変更ボタン15dを押すことで、管電圧の設定と曝射時間の設定とを変更し、ダイヤル15aにより曝射時間を設定することができる。また、ダイヤル15bによりmas値が設定できる構成でもよい。また、メニューボタン15eを押すことで、予め定められた管電圧、管電流、および曝射時間の組み合わせの中から選択することもできる。
また、撮影者Pは操作室1内の操作卓5により管電圧、管電流、および曝射時間の設定を行うことできる。また、管電流および曝射時間の替わりにmas値による設定もできる。図4は、操作卓の正面図が示される。操作卓5は、操作卓モニタ8と操作部9とを有する。操作部9はダイヤル9a〜9cと操作ボタン9d〜9kとで構成される。ダイヤル9aは管電圧の値を設定し、ダイヤル9bは管電流の値を設定し、ダイヤル9cはX線曝射時間を設定する。また、操作部9には、押すことで設定完了の信号が出力される設定完了ボタン9hと、X線管12を待機状態にするReadyボタン9iと、X線管12からX線を曝射する曝射ボタン9jと、各種メニューボタン9kとを備える。
次に、図2を参照して、X線管モニタ16および操作卓モニタ8における通常表示モードと強調表示モードの2つの画面表示切替の構成を説明する。撮影者Pが被検体Mの位置合わせおよび管電圧、管電流および曝射時間の設定を完了し、X線管12または操作卓5の設定完了ボタン15cまたは9hを押すと、設定完了の信号が出力されて表示モード選択部25に送られる。表示モード選択部25は、設定完了の信号が入力されると、被検体情報、メカ情報および曝射条件とを含む撮影情報を表示する通常表示モードから曝射条件を強調表示する強調表示モードへの切り替えを指示する。
表示モード選択部25から強調表示モードへの切り替え指示が出力されると、X線管モニタ16および操作卓モニタ8には、曝射条件が強調表示される。図6に示すように、強調表示として拡大表示が挙げられる。この他にも、通常表示モードの表示色と異なる色での表示(着色表示)や、拡大表示と着色表示とを併用して表示してもよい。また、強調表示する文字を明るく表示して、その他の文字および背景を暗く表示したり、強調表示する文字を背景色に対する補色等の目立つ色の太枠で囲んで表示したり、強調表示する文字のフォントを太く表示したり、強調表示する文字のフォントを背景色に対する補色等の目立つ色で表示してもよい。また、これらの強調表示を単独で実施してもよいし、組み合わせて実施してもよい。なお、モニタ29上において通常表示モードおよび強調表示モードの情報が確認できる構成でもよい。
また、設定完了ボタン15cまたは9hを押す替わりに、曝射条件の変更があった場合に強調表示モードから再度通常表示モードへ切り替える構成でもよい。この曝射条件の変更とは、管電圧、管電流または照射時間等の設定の変更である。すなわち、ダイヤル9a〜9cまたは15a、15bが回されると、表示モード選択部25が、通常表示モードから強調表示モードへの切り替えをX線管モニタ16および操作卓モニタ8に指示する。
X線管12からX線の曝射終了後、曝射完了の信号がX線管制御部26から表示モード選択部25へ入力されると、表示モード選択部25は強調表示モードから通常表示モードへの切り替えを指示する。表示モード選択部25から通常表示モードへの切り替え指示が出力されると、X線管モニタ16および操作卓モニタ8には、検体情報、メカ情報および曝射条件を含む撮影情報が表示される。
また、ハンドスイッチ19を用いてX線撮影を実施する場合、ハンドスイッチ19のReadyボタンが押された状態で通常表示モードから強調表示モードへ切り替えてもよい。図7(a)には、ハンドスイッチ19が何も押されていない初期状態が示されている。ハンドスイッチ19は、Readyボタン19aと曝射ボタン19bとを有し、それぞれのボタンが2段階に順に押される。
図7(b)には、Readyボタン19aの押された状態が示されている。Readyボタン19aが押されることでReady信号が出力され、X線管制御部26はX線管12の管電圧の印加を開始して撮影待機状態に移行する。また、Ready信号が表示モード選択部25にも入力されて、表示モード選択部25がX線管モニタ16および操作卓モニタ8に通常表示モードから曝射条件を強調表示する強調表示モードへの切り替えを指示する。
図7(c)には、曝射ボタン19bの押された状態が示されている。曝射ボタン19bが押されることで曝射信号が出力され、X線管制御部26はX線管12からX線を曝射する。撮影者Pが曝射ボタン19bを離すと、曝射ボタン19は図7(a)に示される初期状態に戻る。また、曝射終了後、曝射完了の信号がX線管制御部26から表示モード選択部25へ入力され、表示モード選択部25はX線管モニタ16および操作卓モニタ8に強調表示モードから通常表示モードへの切り替えを指示する。被検体MとX線管12との位置関係を確認するために、撮影者Pが操作卓5から離れなければならない状態であっても、X線管モニタ16上で拡大された曝射情報を確認しつつハンドスイッチ19を用いて撮影することができる。なお、操作卓5のReadyボタン9iと曝射ボタン9jが押された場合の制御も同様である。Readyボタン9i、19aは本発明における待機指示ボタンに相当する。
3.X線撮影
次に、図8を参照して、実施例によりX線撮影が実施される場合の動作を説明する。図8は実施例1に係るX線撮影の流れを示すフローチャートである。
撮影者Pは、寝台13上で被検体M、X線管12およびFPD14の位置合わせを実施する。この際、撮影者Pは、X線管モニタ16に表示される撮影情報を確認する。次に、撮影者PはX線管操作部15または操作卓5の操作部8により管電圧、管電流、曝射期間などの曝射条件を設定する(ステップS01)。設定された曝射条件は、主制御部28を介して、X線管制御部26へ送られる。
次に、撮影者Pが設定完了ボタン15cまたは9hを押すことで、設定完了信号が出力され曝射条件の設定を終了する(ステップS02)。設定完了信号は主制御部28を介して表示モード選択部25に入力され、通常表示モードから強調表示モードへの切り替えをX線管モニタ16および操作卓モニタ8に指示する。これにより、X線管モニタ16および操作卓モニタ8は、通常表示モードから強調表示モードへ切り替えられる(ステップS03)。
撮影者Pは、操作室1からX線管12を確認する視点v1、被検体Mを確認する視点v2および操作卓5を確認する視点v3を交互に順に確認する(図1参照)。撮影者Pは立った状態または操作卓5から離れた状態であっても、操作卓モニタ8に強調表示された曝射条件を容易に確認することができる。また、ハンドスイッチ19を用いる場合、X線管モニタ16に表示される強調表示された曝射条件を容易に確認することができる。
強調表示モードへ切り替えられた後、撮影者PがReadyボタンを押し、次に曝射ボタンを押すことで、X線管12からX線が曝射される(ステップS04)。X線が曝射されると、X線管制御部26から曝射終了の信号が表示モード選択部に25に送られる。表示モード選択部25は、曝射終了の信号が入力されると、強調表示モードから通常表示モードへの切り替えをX線管モニタ16および操作卓モニタ8に指示する。これにより、X線管モニタ16および操作卓モニタ8は、通常表示モードの情報が表示されるステップS05)。また、X線曝射後、FPD4から撮影画像が画像処理部6へ送られる。画像処理部6は、撮影画像からノイズを除去するなど補正をして、モニタ29に表示または記憶部30に保管する。
なお、ステップS02における曝射条件設定終了を省略して、ステップS01における曝射条件設定に伴ってステップS03の表示モード切り替えを実施してもよいし、ステップS04におけるReadyボタンが押されることに伴ってステップS03の表示モード切り替えを実施してもよい。
このように、実施例のX線管モニタ16、操作卓モニタ8およびX線撮影装置11によれば、被検体Mを位置合わせする際には、通常表示モードにて同時に表示される種々の情報を確認することができる。また、撮影直前の際には、強調表示モードにて曝射条件を強調表示することができるので、撮影者Pは操作卓モニタ8またはX線管モニタ16から離れていても容易に曝射条件を確認することができる。また、撮影後には、通常表示モードに戻ることで、多くの情報を確認することができる。このように、一連の撮影状態に対応して必要な情報を撮影者Pに提供することができる。
また、通常表示モードから強調表示モードへの切り替えを、Readyボタン9i、19aの押下状態と連動することで、撮影者Pが特に意識することなく実施することができるので、撮影者Pの負担を軽減することができ、撮影者Pは撮影に集中することができる。強調表示モードから通常表示モードへの切り替えも、X線曝射終了と連動することで撮影者Pの負担を軽減している。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、Readyボタンが押されることで撮影開始準備指示が出力されていたが、これに限らない。たとえば、図2および図9に示すように、操作室1と撮影室2との間で開閉可能なドア37が閉められると、撮影開始準備指示が出力されるX線撮影システムでもよい。ドア37が閉められると、ドア37が閉められた際にドア37と接触する防護壁4の上部に設けられた押圧センサ36をドア37が押圧する。押圧センサ36がドア37との接触を検出することで、検出信号が表示モード選択部25に入力される。ドア37が閉められたことの検出信号が入力されると、表示モード選択部25はX線管モニタ16および操作卓モニタ8に通常表示モードから曝射条件を強調表示する強調表示モードへの切り替えを指示する。
(2)上述した実施例では、表示モード選択部25はPC34に備わる構成であったが、これに限らず、X線管モニタ16および操作卓モニタ8のそれぞれに備わる構成でもよい。
(3)上述した実施例では、通常表示モードで表示される情報は、被検体情報およびメカ情報および曝射条件の全てを含む撮影情報であったが、曝射条件またはメカ情報またはその両方が撮影情報に含まれていなくてもよい。すなわち、被検体情報の撮影情報を表示する通常表示モードから曝射条件を強調する強調表示モードへの切り替えであってもよい。また、通常表示モードで表示される情報が複数曝射の被検体情報を含む撮影情報であってもよい。図10で示すように、通常表示モードで表示される撮影情報として、患者IDおよび患者名と複数の撮影予定箇所が含まれる。そして、強調表示モードでは、操作卓5またはX線管操作部15で選択された1つの撮影予定箇所の曝射条件が、図6に示されるように強調表示される。
1 … 操作室
2 … 撮影室
8 … 操作卓モニタ
11 … X線撮影装置
12 … X線管
14 … X線検出器
16 … X線管モニタ
19 … ハンドスイッチ
19a … Readyボタン
25 … 表示モード選択部
26 … X線管制御部
36 … 押圧センサ
37 … ドア

Claims (12)

  1. 被検体情報を含む撮影情報が表示される通常表示モードと、
    曝射条件を強調表示する強調表示モードと
    を備えることを特徴とする撮影情報表示器。
  2. 請求項1に記載の撮影情報表示器において、
    前記通常表示モードと前記強調表示モードとの切り替えを行う表示モード選択部を備え、
    前記表示モード選択部は、曝射条件変更指示または曝射条件完了指示または撮影開始準備指示が入力されると前記通常表示モードから前記強調表示モードへ移行する
    ことを特徴とする撮影情報表示器。
  3. 請求項2に記載の撮影情報表示器において、
    前記表示モード選択部は曝射完了信号が入力されると前記強調表示モードから前記通常表示モードへ移行する
    ことを特徴とする撮影情報表示器。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の撮影情報表示器において、
    前記強調表示は拡大表示である
    ことを特徴とする撮影情報表示器。
  5. 被検体にX線を曝射するX線管と、
    被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線管から曝射されるX線を制御するX線管制御部と、
    被検体情報を含む撮影情報が表示されている通常表示モードと、曝射条件を強調表示する強調表示モードとを有する撮影情報表示器と
    前記通常表示モードおよび前記強調表示モードの切り替えを行う表示モード選択部と
    を備えることを特徴とするX線撮影装置。
  6. 請求項5に記載のX線撮影装置において、
    前記表示モード選択部は、曝射条件変更指示または曝射条件完了指示または撮影開始準備指示が入力されると前記通常表示モードから前記強調表示モードへ移行する
    ことを特徴とするX線撮影装置。
  7. 請求項6に記載のX線撮影装置において、
    前記表示モード選択部は、前記X線管制御部からX線の曝射完了の信号が入力されると前記強調表示モードから前記通常表示モードへ移行する
    ことを特徴とするX線撮影装置。
  8. 請求項6または7に記載のX線撮影装置において、
    前記曝射条件変更指示は、管電圧または管電流または曝射時間を変更する指示である
    ことを特徴とするX線撮影装置。
  9. 請求項6または7に記載のX線撮影装置において、
    曝射条件の設定完了を指示する設定完了ボタンを備え、
    前記設定完了ボタンが押されることで前記曝射条件完了指示が前記表示モード選択部に出力される
    ことを特徴とするX線撮影装置。
  10. 請求項6または7に記載のX線撮影装置において、
    X線管を曝射待機状態に移行する待機指示ボタンを備え、
    前記待機指示ボタンが押されることで前記撮影開始準備指示が前記表示モード選択部に出力される
    ことを特徴とするX線撮影装置。
  11. 請求項5から10のいずれか1つに記載のX線撮影装置において、
    前記強調表示は拡大表示である
    ことを特徴とするX線撮影装置。
  12. 被検体にX線を曝射するX線管と、
    被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線管から曝射されるX線を制御するX線管制御部と、
    被検体情報を含む撮影情報が表示されている通常表示モードと、曝射条件を強調表示する強調表示モードとを有する撮影情報表示器と、
    前記通常表示モードおよび前記強調表示モードの切り替えを行う表示モード選択部と、
    前記X線管が配置された撮影室と、
    前記撮影室に隣接する操作室と、
    前記操作室と前記撮影室との間で開閉可能なドアと、
    前記ドアの開閉を検出する開閉センサと
    を備え、
    前記表示モード選択部は、前記開閉センサから前記ドアが閉められたことを検出する信号が入力されると前記強調表示モードから前記通常表示モードへ移行する
    ことを特徴とするX線撮影システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104921740A (zh) * 2014-03-20 2015-09-23 上海西门子医疗器械有限公司 成像方法、成像装置及x光机

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