JP2013156336A - 電子機器用の防水ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】水密に収納された電子機器を衝撃等から保護し、使用が容易でコンパクトな構成のタッチパネル式モニタを有する電子機器用の防水ケースを提供する。
【解決手段】二つ折可能に形成された透明プラスチックシートにより形成され電子機器を膨出凹部に収納保持するブリスタケースと、ブリスタケースの外縁部を挟み込む溝を有する保持フレームとを備える電子機器用の防水ケースであって、電子機器のタッチパネル式モニタの面に対向する位置の膨出凹部には操作面が設けられ、ブリスタケースの外側から操作面を介してタッチパネル式モニタを操作可能とすることにより、耐衝撃性に優れ、操作性が良好でコンパクトな構成の防水ケースが得られる。
【選択図】図2

Description

本発明は電子機器用の防水ケースに関し、より詳細にはタッチパネル式モニタを有する電子機器用の防水ケースに関する。
従来より、情報や撮影画像を表示するモニタに各種操作を行うためのタッチパネルを配したタッチパネル式モニタを備えた携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末)、デジタルカメラ、携帯用ゲーム機等の電子機器が提供されている。また近年、電子機器として、携帯電話にパソコンやPDAの機能が備わったスマートフォンと呼ばれる携帯端末や、画面を直接触って操作するタブレット端末と呼ばれる薄い板状のコンピュータ端末が急速に普及している。
これらの電子機器に使用されるタッチパネルには、感圧式のものと、静電容量式のもの等ある。従来は、安価な感圧式のものが主流であったが、現在では、スマートフォン等において、静電容量式のものが、数多く採用されるようになってきている。
また、これらの電子機器では、簡易防水機能を有しているものも、多く提供されている。しかしながら、家庭内の風呂場での電子機器の使用や、アウトドアや海辺での使用では、水を被ったり、水没したりすることがある。また、電子機器を硬いものにぶつけて、電子機器の表面に傷を付けたり衝撃がかかったりすることがある。このようなことから電子機器を保護し、しかもコンパクトな形状の、防水ケースが望まれてきている。
従来のこれらの電子機器用の防水ケースとして、特許文献1にて開示されたものがある。この防水ケースは、剛性のある樹脂材料を用いたケース体の一部に可撓性の透明または光透過性のシート材を張ったものである。防水ケースに収容した電子機器のタッチパネル式液晶モニタや操作部について、シート材の外側から使用することができる。また、ケース体によって、電子機器を衝撃等から保護することができる。
また、これらの電子機器用の防水ケースとして、特許文献2にて開示されたものがある。この防水ケースは、電子機器の形状に合わせてシリコンゴムで一体成型された保護カバーである。保護カバーの背面に開口部を有し、この開口部から電子機器を挿入し、保護カバーにより電子機器を全体的に覆い、次にこの開口部にキャップを嵌めて密閉することで水密な状態にする構成である。防水ケースに収用した電子機器の操作ボタンや液晶画面について、保護カバーの外側から使用することができる。また、防水ケースをコンパクトな形状とすることができる。
特開2006−242996号公報 特開2007−159716号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、シート材を張ったケース本体と蓋体等とから構成され、部品点数が多く複雑な構造となるという不都合があった。
また、電子機器を樹脂製のケース体の内部に保持する構成のため、防水ケースの外形が大きなものとなり、携帯性が悪くなるという不都合があった。
また、特許文献2に記載の技術では、使用時に電子機器全体をシリコンゴムの防水カバーで覆う構成であるため、衝撃等が加わった際には、防水カバーによって電子機器が十分に保護されないという不都合があった。
本発明の目的は、簡単でコンパクトな構成でありながら水密性に優れ、電子機器を衝撃等から保護し、使用が容易なタッチパネル式モニタを有する電子機器用の防水ケースを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。
本発明は、タッチパネル式モニタを有する電子機器に用いられる防水ケースに関する。
そして、この防水ケースは、一枚の透明プラスチックシートから形成され、折れ線部により二つ折可能に連接した重合面内に設けられた膨出凹部と、膨出凹部の周囲の輪郭が互いに重なる外縁部とを備え、開放状態では電子機器が膨出凹部に着脱自在に装着され、収納状態では電子機器を膨出凹部内に保持するブリスタケースと、ブリスタケースの外周を取り囲み、外縁部を保持溝で挟み込むことによりブリスタケース内の電子機器を水密に収納する保持フレームとを備え、収納された電子機器のタッチパネル式モニタの面に対向するブリスタケースの位置には操作面が設けられ、タッチパネル式モニタをブリスタケースの外側から操作面を介してタッチ操作可能に構成されていることを特徴とする。
また、保持フレームは開口端により開閉自在に構成され、開口端を閉じた状態でロックするロック部を有することを特徴とする。
また、保持フレームは、開口端を閉じたときに、開口端の両端それぞれの近傍に互いに貫通する第1の貫通穴が設けられていることを特徴とする。
ブリスタケースの外縁部に互いに貫通する第2の貫通穴を備え、保持フレームの開口端を閉じたとき、第1の貫通穴と第2の貫通穴は互いに貫通することを特徴とする。
また、外縁部の少なくとも一方の内面には無端状のパッキンが配設されていることを特徴とする。
そして、電子機器は撮影カメラ用レンズを有し、撮影カメラ用レンズの面に対向するブリスタケースの位置にはレンズカバー面が設けられ、レンズカバー面の周囲には外側に膨出する膨出部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、上述の特徴を有することから、下記に示すことが可能となる。
タッチパネル式モニタを有する電子機器用に用いられる防水ケースにおいて、一枚の透明プラスチックシートから形成され、折れ線部により二つ折可能に連接した重合面内に設けられた膨出凹部と、膨出凹部の周囲の輪郭が互いに重なる外縁部とを備え、開放状態では電子機器が膨出凹部に着脱自在に装着され、収納状態では電子機器を膨出凹部内に保持するブリスタケースと、ブリスタケースの外周を取り囲み、外縁部を保持溝で挟み込むことによりブリスタケース内の電子機器を水密に収納する保持フレームとを備え、収納された電子機器のタッチパネル式モニタの面に対向するブリスタケースの位置には操作面が設けられ、タッチパネル式モニタをブリスタケースの外側から操作面を介してタッチ操作可能に構成されているので、簡単でコンパクトな構成でありながら、水密性に優れたものとなる。また、電子機器を衝撃から保護して、ブリスタケースの操作面を介してモニタの視認性良く、タッチ操作を快適に行うことができる。
また、保持フレームは開口端により開閉自在に構成され、開口端を閉じた状態でロックするロック部を有するので、電子機器を収納したブリスタケースを保持フレームにスムーズに着脱することが可能となり、ロック部において開閉端を確実に閉じた状態で保持することができる。
また、保持フレームは、開口端を閉じたときに、開口端の両端それぞれの近傍に互いに貫通する第1の貫通穴が設けられているので、この第1の貫通穴に首等から提げるための紐状のものや、リング状の留め具を差し込んで使用すれば、紐状のものや留め具が使用時に開口端が開き、保持フレームのロックが外れることを防ぐことが可能となり、開閉端をより確実に閉じた状態で保持することができる。
また、ブリスタケースの外縁部に互いに貫通する第2の貫通穴を備え、保持フレームの開口端を閉じたとき、第1の貫通穴と第2の貫通穴は互いに貫通するので、紐状のものや留め具を通したときの強度が上がり、防水ケースを確実に保持することができる。
また、外縁部の少なくとも一方の内面には無端状のパッキンが配設されているので、防水性能をより高めることができる。
そして、電子機器は撮影カメラ用レンズを有し、撮影カメラ用レンズの面に対向するブリスタケースの位置にはレンズカバー面が設けられ、レンズカバー面の周囲には外側に膨出する膨出部が設けられているので、レンズカバー面を擦って傷つけたりすることから保護することができる。
本発明の一実施形態に係る防水ケースに電子機器を装着する前の状態を示す斜視図 本発明の一実施形態に係る防水ケースに電子機器を装着している途中の状態を示す斜視図 本発明の一実施形態に係る防水ケースに電子機器を装着した状態を示す正面図 本発明の一実施形態に関連するスタンド補助具を示す図であり、(a)はスタンド補助具の詳細を示す斜視図、(b)はスタンド補助具の使用時の状態を示す斜視図、(c)はスタンド補助具の不使用時の状態を示す斜視図
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
図1乃至図4を参照して、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態では、防水ケース1に収容すべき電子機器は携帯端末100(スマートフォン)である。
図1は、携帯端末100を防水ケース1に収容する前の状態における、防水ケース1を構成するブリスタケース2と保持フレーム3、及び、携帯端末100の前方から見た斜視図を示す。図2は、ブリスタケース2に収納した携帯端末100を、保持フレーム3に取り付けている途中の状況における、前方から見た斜視図を示す。
図3(a)は、携帯端末100を防水ケース1に収容した状態における、正面図を示し、図3(b)に保持フレーム3に保持されたブリスタケース2の外縁部のA−A線矢視方向の断面図、図3(c)にブリスタケース2のレンズ保護構造のB−B線矢視方向の断面図を示す。図4は、防水ケース1に関連するアクセサリパーツであるスタンド200について、図4(a)にスタンド200の全体斜視図、図4(b)にスタンド200の使用状態の斜視図、図4(c)にスタンド200の収納状態の斜視図を示す。
まず、この防水ケース1に収納する携帯端末100について説明する。
図1に示すように、本実施形態では、防水ケース1に収容すべき携帯端末100はスマートフォンであり、外装を構成するケース101を有している。なお、本明細書の実施形態の記載において、電子機器に内蔵されたカメラにより撮影した映像等をモニタ画面を横長にして見ている状態で、前後方向、上下方向、左右方向を示し、モニタ画面のある面の方向を前(フロント)方向、その逆の方向を後(リア)方向と呼ぶことにする。
図1に示すように、ケース101は、横長の略矩形で扁平な形状をなし、フロント面101a、その対面である図示されないリア面101b、およびフロント面101aとリア面101bとを結ぶ上下左右の4つの側面101cを備えている。
フロント面101aの中央部には矩形のタッチパネル式モニタ102が設けられ、右側にはタッチパネル式モニタ102の表示等を操作するための3つの操作ボタン103、左側には通話や音声再生用のスピーカ104が設けられている。
タッチパネル式モニタ102の表面は、フロント面101aの表面と同一平面上にある。このタッチパネル式モニタ102のタッチパネルは静電容量式のものである。
3つの操作ボタン103は、上から戻り操作用、ホーム操作用、メニュー操作用である。
リア面101bの左側の上部には、撮影カメラ用レンズ105が設けられている。
この携帯端末100では、タッチパネル式モニタ102を操作して、スピーカ104と図示されない通話用マイクとを用いて携帯電話として通話したりできる。タッチパネル式モニタ102に映像を映し出し、スピーカ104で音声を再生することにより、ビデオやテレビを見たりすることができる。また、タッチパネル式モニタ102を操作することにより、さまざまな情報を検索等したりすることができる。
次に、防水ケース1について説明する。防水ケース1はブリスタケース2と保持フレーム3とを備えている。
図1に示すように、ブリスタケース2は1枚のPET(ポリエチレン・テレフタレート)樹脂からなる透明プラスチックシートから形成され、連接したフロントケース4とリアケース5とが折れ線部6を折り目として二つ折可能に構成されている。
フロントケース4とリアケース5の中央部には、外側に膨出する方向に、それぞれフロント収納部(膨出凹部)4aとリア収納部(膨出凹部)5aが設けられている。また、フロント収納部4aとリア収納部5aの外縁には、それぞれフロント外縁部(外縁部)4bとリア外縁部(外縁部)5bが形成され、外形が略同一の形状であって、二つ折りに折りたたんだときにお互いに輪郭が重ね合う。
フロント外縁部4bとリア外縁部5bの先端中央部には、略半円形状に突出する互いに重なるフロント突出部(突出部)4cとリア突出部(突出部)5cが形成されている。この略半円形状の略中央にはそれぞれフロント貫通穴(貫通穴)4dとリア貫通穴(貫通穴)5dが同芯同径に形成されていて、ブリスタケース2を折りたたんだときには互いに貫通する。
図1および図2に示すように、操作ボタン103に対応するフロント収納部4aの部分には、略長方形状に膨出した操作ボタン収納部4eが形成されている。この操作ボタン収納部4eに操作ボタン103が収納されることにより、操作ボタン103を操作ボタン収納部4eを介して外側から押圧操作可能となる。すなわち、外側から操作ボタン収納部4eを押圧すると、操作ボタン収納部4eが変形し、内側の操作ボタン103が押圧される。
図1および図3(b)に示すように、リアケース5のリア外縁部5bには、リア外縁部5bの全周の縁端から所定間隔内側の位置に沿って、内面側に開口した無端状のパッキン溝5eが設けられている。このパッキン溝5eの中に、Oリングからなる無端状の防水用のパッキン5fが接着剤により取り付けられている。なお、このパッキン5fの防水機能に関する説明は後述する。
図1および図3(c)に示すように、リア収納部5aの左側の上部であって撮影カメラ用レンズ105に対応する部分はレンズカバー面5gが構成され、その周囲に環状の膨出部であるレンズカバー面ガード5hが設けられている。レンズカバー面5g等の保護機能等に関する説明は後述する。
折れ線部6の中央には、長四角の抜き穴6aが設けられ、抜き穴6aの上下にはミシン目6bが折り曲げ線に沿って設けられている。抜き穴6aとミシン目6bによって折り曲げやすくなっているため、折れ線部6は所定位置で確実に折り曲げが可能となる。
次に、保持フレーム3について説明する。図1に示すように、保持フレーム3は上部フレーム7、下部フレーム8、及びヒンジ9を備えている。上部フレーム7と下部フレーム8はポリカーボ樹脂等の硬質樹脂で形成されている。また、本実施形態では、上部フレーム7と下部フレーム8は略上下対称の構造をしている。
図1および図3(b)に示すように、上部フレーム7と下部フレーム8は略Uの字状の断面形状をなしていて、内面には、連続した上部フレーム保持溝(保持溝)7a、下部フレーム保持溝(保持溝)8aが設けられている。保持フレーム3を閉じた状態では、上部フレーム保持溝7aと下部フレーム保持溝8aとは、保持フレーム3の内面において連続した無端の溝を構成する。
図1に示すように、上部フレーム7と下部フレーム8はヒンジ9により互いに回動自在に構成され、その先端の開口端には上部フレームロック(ロック部)7b、下部フレームロック8b(ロック部)が互いに係合可能に設けられている。
図1に示すように、上部フレームロック7bと下部フレームロック8bの右方向に、上部フレーム突出部7cと下部フレーム突出部8cが突出している。上部フレーム突出部7cと下部フレーム突出部8cの内側中央には上部フレーム貫通穴7dと下部フレーム貫通穴8dが設けられている。
防水ケース1に携帯端末100をどのように収容するかについて、図1、図2および図3を用いて、説明する。
まず、図1に示す携帯端末100のリアの部分をブリスタケース2のリア収納部5aに収納し、フロントケース4を折れ線部6を中心に二つ折りして回動させると、携帯端末100のフロントの部分がフロント収納部4aに収納される。ここで、フロント外縁部4bとリア外縁部5bは、パッキン5fを介して互いに重なり合っている。
次に、保持フレーム3の上部フレーム7と下部フレーム8の開口端を互いに開く方向に回動させ、まず上部フレーム7にブリスタケース2の上部を収納する。図3(b)に示すように、上部フレーム保持溝7aには傾斜部7eを有しているので、フロント外縁部4bとリア外縁部5bは互いに挟んでいるパッキン5fを押し潰しながら、上部フレーム保持溝7aにスムーズに収納される。
図2に示すように、この状態で下部フレーム8を閉じる方向に回動させると、同様にフロント外縁部4bとリア外縁部5bが下部フレーム保持溝8aに収納され、上部フレームロック7bと下部フレームロック8bとが互いに係合しロックする。
ロックした状態では、フロント外縁部4bとリア外縁部5bのそれぞれの全周の内面には押し潰されたパッキン5fが密着しているので水密構造が形成され、収納された携帯端末100を水等から保護している。
図2に示すように、ブリスタケース2の互いに重なるフロント突出部4cとリア突出部5cは、上部フレーム突出部7cによりリア側が覆われる。次に、図3(a)に示すように、下部フレーム突出部8cにより、フロント側が覆われる。このとき、下部フレーム貫通穴8d、フロント貫通穴4d、リア貫通穴5dと上部フレーム貫通穴7dは同芯同径で互いに貫通する位置関係にある。
図3(a)に示すように、タッチパネル式モニタ102に対応する平面形状のフロント収納部4aの部分(二点鎖線で囲まれた部分)はタッチパネル操作面(操作面)4fを構成する。図3(b)に示すように、タッチパネル操作面4fを介してフロントケース4の外側から指先Fにより、タッチパネル式モニタ102のタッチ操作が可能となる。
以上のように構成することにより、本実施形態では、ブリスタケース2に透明プラスチックシートを用いることから、防水ケース1をきわめて薄く、コンパクトなものとすることが可能となる。図3(b)に示すように、防水ケース1に収納された状態での携帯端末100の厚さの増加はわずかなものであり、もともとの携帯端末100の携帯性を損なうことがなく使用することができる。
また、図3(b)に示すように、ブリスタケース2を介して、保持フレーム3は間接的に携帯端末100を保持していることになるので、防水ケース1は高い耐衝撃性を得ている。ここで、衝撃は防水ケース1の外縁にある保持フレーム3にかかりやすい。保持フレーム3に衝撃がかかった場合でも、ブリスタケース2は適度な剛性と柔軟性を有しているので、衝撃はブリスタケース2で緩和され、携帯端末100は衝撃から保護される。
すなわち、図3(b)に示すように、携帯端末100の側面101cに対向する保持フレーム3の内側の部分と、ブリスタケース2に収納された携帯端末100の側面101cとは、ブリスタケース2のプラスチックシートの厚さ分を超えて離間しており隙間を有している。携帯端末100とブリスタケース2とを繋ぐこの隙間の部分にあるブリスタケース2によって、携帯端末100は保持フレーム3の内側の空間に離間して保持されている。このような構成により、保持フレーム3に衝撃がかかったときには、ブリスタケース2が緩衝材の役目をして衝撃を吸収し、収納する携帯端末100を保護している。
また、ブリスタケース2と保持フレーム3とを組み合わせて防水ケース1を構成したことから、高い防水性を得ることが可能となる。すなわち、図3(b)に示すように、フロント外縁部4bとリア外縁部5bとその間の押し潰されたパッキン5fにより、簡単な構成で確実な水密構造が形成される。ここで、パッキン5fはOリングに限らず、板状の弾性体を打ち抜いた形のものでも良く、複数設けても良い。
ところで、アウトドア等での使用の際、防水ケース1に入れた携帯端末100に誤って衝撃等を与えたりすると、保持フレーム3のロックが外れ、開いてブリスタケース2から携帯端末100が飛び出してしまう可能性がある。そこで、本実施形態では、上部フレームロック7b、下部フレームロック8bの近傍であって、開口端の両端それぞれの近傍に、上部フレーム貫通穴7dと下部フレーム貫通穴8dを設けている。
すなわち、図4(c)に示すように、相互に貫通する上部フレーム貫通穴7dと下部フレーム貫通穴8dとに、例えば首から提げた紐Sに付けた吊り下げホルダHや、または紐Sを直接通すことができる。このようにすれば、吊り下げホルダH等により保持フレーム3が開くことを防止可能となり、携帯端末100が防水ケース1から飛び出すことを防ぐので、より安心してアウトドア等で携帯端末100を使用することができる。
また、前述したように、上部フレーム貫通穴7dと下部フレーム貫通穴8dとは、ブリスタケース2のフロント貫通穴4dとリア貫通穴5dとも貫通しているので、吊り下げホルダH等によりブリスタケース2も直接保持され、吊り下げる強度を更に上げることができる。
また、ブリスタケース2は、商品の梱包や展示に用いられるいわゆるブリスタパックと同様の工程で製造が可能である。例えば、プラスチックシートをバキュームフォーム等の従来からある製造装置を用いて成型し、大量に安価に製造することができる。
また、いわゆるブリスタパックは中身の商品を見せたい場合に用いられるものであるので、タッチパネル式モニタ102の画面の視認性は良好なものとなる。ここで、ブリスタケース2を構成する透明プラスチックシートの表面に、さまざまなコーティングやラミネート等を施しても良い。例えば、傷付き防止用のいわゆるハードコートや、反射光を抑えるためのノングレアやアンチグレアのコーティング、指紋を付きにくくする防指紋のコーティング、強度向上等のためのラミネート等を施しても良いことは勿論である。
また、図3(c)に示すように、リアケース5にはレンズカバー面5gが設けられているが、透明プラスチックシートの視認性が良好なので、レンズカバー面5gをリアケース5と一体に形成することができる。ここで、防水ケース1を載置等したときにレンズカバー面5gの部分が擦れて傷つき、視認性が悪くならないよう、レンズカバー面5gの周囲にレンズカバー面ガード5hを設けている。なお、リアケース5の載置面の例えば四隅に脚等を設けてもよいし、また、フロントケース4のタッチパネル操作面4fの周囲を膨出させ、ガードを形成するようにしてもよい。
また、ブリスタケース2の材質にはPET樹脂を用いたが、これに限定されず、硬質塩化ビニール樹脂や植物由来プラスチック等を用いることもできる。
また、ブリスタケース2を構成する透明プラスチックシートの厚さは0.15〜0.5mmであることが好ましく、より好ましい厚さは0.2〜0.4mmとなる。厚くなれば感度が悪くなり、静電容量式のタッチパネル式モニタ102のタッチ操作がやりにくくなるし、薄くなれば、強度が下がり携帯端末100を保持することが不安定となるからである。
また、本実施形態では、ブリスタケース2はフロントケース4とリアケース5とを連接し、折れ線部6で二つ折可能とすることにより、携帯端末100を防水ケース1にスムーズに収納することができる。ここで、フロントケース4とリアケース5とを連接せず、別々の2つの部分に分ける構成としても良い。また、例えば互いに嵌合する凹凸の段差を付けたり、ボス等を設ければ、位置決めガイドとなり、よりスムーズに収納することができる。
また、フロントケース4とリアケース5とには、それぞれ膨出部を設けフロント収納部4aとリア収納部5aを構成したが、一方のケースのみに膨出部を設けて携帯端末100を収納するようにしても良い。ここで、それぞれのケースに膨出部を設けたほうが、平面であるときよりも強度が上がるというメリットはある。
また、水密構造において、リア外縁部5bのパッキン溝5eを更に深くして、保持フレーム3により挟まれたとき、フロント外縁部4bとリア外縁部5bが密着するようにしても良い。また、パッキン溝5eを設けなくてもよいが、パッキン溝5eがあるとパッキン5fを所定位置に位置決め可能となり、糊付け等のときの取り付けがやり易くなる。
また、例えばフロント外縁部4bとリア外縁部5b内面の一方の面に無端状の連続した土手状の凸部を設け、他方の面にこの凸部と嵌合する無端状の連続した溝状の凹部を設けて、両者を嵌め合わせて防水構造としてもよい。この場合、パッキン5fの取り付けを不要とすることも可能となり、より簡単な構成とすることができる。
また、本実施形態では、保持フレーム3の材質にポリカーボ樹脂を用いて、高い強度を得ている。しかし、これに限定されず、例えばABS(アクリルニトル・ブタジエン・スチレン)樹脂やポリプロピレン樹脂等の硬質樹脂を用いても良い。
また、ヒンジ9を保持フレーム3の上下方向の中央に設けることにより、図2に示すように、ブリスタケース2の上部と下部とを順番に装着することが可能となっている。しかし、これに限定されず、ヒンジ9を、例えば保持フレーム3のコーナー部に設けても良いし、複数の部分に設けても良い。
また、保持フレーム3の材質にエラストマ等の可撓性のあるものを用いてもよい。この場合、保持フレーム3そのものが撓むので、ヒンジ9を不要とすることもできる。また、保持フレーム3に弾性があるので、フロント外縁部4bとリア外縁部5bをより強く密着することにより、より防水性を高めることができる。また、耐衝撃性も向上する。
次に、図4を用いて、スタンド200について説明する。スタンド200は防水ケース1に関連して使用するアクセサリパーツである。
図4(a)に示すように、スタンド200は硬質プラスチック樹脂により形成され、長円の円筒を軸心方向で二分したような断面が略U字形状をした形状をしている。スタンド200の湾曲面部には、長手方向に垂直な面に対し傾斜している幅の異なるスタンド溝201、202を備えている。
図4(b)に示すように、携帯端末100を防水ケース1に装着した状態で、横長にして保持フレーム3の下部中央を幅の狭い方のスタンド溝201に差し込めば、自立させることができる。例えば、風呂場でテレビやビデオ等を視聴しようとするとき、濡れたタイルの上等に立てかけると滑って倒れてしまうことがあるが、スタンド200を使用することにより、確実な載置が可能となる。
幅の広い他のスタンド溝202は、防水ケース1を使用せずに携帯端末100を直接差し込んで、自立させるためのものである。すなわち、携帯端末100を防水ケース1に装着しない状態においても、携帯端末100をそのまま直接スタンド溝202に取り付け、所定の見易い角度で自立させることができる。
図4(c)に示すように、スタンド200の略U字形状の内側は溝状となっていて、保持フレーム3の外側の部分に嵌合するよう構成されているので、スタンド200を保持フレーム3に被せ嵌めることができる。なお、スタンド200と保持フレーム3とに、相互に嵌合する凹凸等を設け、保持フレーム3の所定位置に、より強固にスタンド200を取り付け可能としてもよい。
以上のようにスタンド200を構成することにより、スタンド200を防水ケース1と一体にして持ち歩くことが可能となり、紛失しにくく、いつでもどこでも使用したいときに使用することができる。また、スタンド溝201とスタンド溝202のように、機器装着用の溝を複数設けることにより、異なる幅のものにも対応が可能となる。すなわち、携帯端末100を防水ケース1に装着した状態と装着しない状態とでは外縁の厚さが異なることになるが、そのどちらの状態でもスタンドとして使用することが可能となる。
なお、本発明の防水ケースは、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施の形態においては、電子機器として携帯端末(スマートフォン)に適用した例について説明しているが、これに限定されず、携帯電話、携帯情報端末、デジタルカメラ、携帯ゲーム機、タブレット端末その他の電子機器に適用できるものである。
F 指先
S 紐
H 吊り下げホルダ
1 防水ケース
2 ブリスタケース
3 保持フレーム
4 フロントケース
4a フロント収納部
4b フロント外縁部
4c フロント突出部
4d フロント貫通穴
4e 操作ボタン収納部
5 リアケース
5a リア収納部
5b リア外縁部
5c リア突出部
5d リア貫通穴
5e パッキン溝
5f パッキン(Oリング)
5g レンズカバー面
5h レンズカバー面ガード
6 折れ線部
6a 抜き穴
6b ミシン目
7 上部フレーム
7a 上部フレーム保持溝
7b 上部フレームロック
7c 上部フレーム突出部
7d 上部フレーム貫通穴
8 下部フレーム
8a 下部フレーム保持溝
8b 下部フレームロック
8c 下部フレーム突出部
8d 下部フレーム貫通穴
9 ヒンジ
100 携帯端末
101 ケース
102 タッチパネル式モニタ
103 操作ボタン
104 スピーカ
105 撮影カメラ用レンズ
200 スタンド
201、202 スタンド溝

Claims (6)

  1. タッチパネル式モニタを有する電子機器に用いられる防水ケースにおいて、
    一枚の透明プラスチックシートから形成され、折れ線部により二つ折可能に連接した重合面内に設けられた膨出凹部と、前記膨出凹部の周囲の輪郭が互いに重なる外縁部とを備え、開放状態では前記電子機器が前記膨出凹部に着脱自在に装着され、収納状態では前記電子機器を前記膨出凹部内に保持するブリスタケースと、
    前記ブリスタケースの外周を取り囲み、前記外縁部を保持溝で挟み込むことにより前記ブリスタケース内の前記電子機器を水密に収納する保持フレームとを備え、
    収納された前記電子機器のタッチパネル式モニタの面に対向する前記ブリスタケースの位置には操作面が設けられ、前記タッチパネル式モニタを前記ブリスタケースの外側から前記操作面を介してタッチ操作可能に構成されている
    ことを特徴とする電子機器用の防水ケース。
  2. 前記保持フレームは開口端により開閉自在に構成され、前記開口端を閉じた状態でロックするロック部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器用の防水ケース。
  3. 前記保持フレームは、前記開口端を閉じたときに、前記開口端の両端それぞれの近傍に互いに貫通する第1の貫通穴が設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の電子機器用の防水ケース。
  4. 前記ブリスタケースの外縁部に互いに貫通する第2の貫通穴を備え、
    前記保持フレームの開口端を閉じたとき、前記第1の貫通穴と前記第2の貫通穴は互いに貫通する
    ことを特徴とする請求項3記載の電子機器用の防水ケース。
  5. 前記外縁部の少なくとも一方の内面には無端状のパッキンが配設されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4記載の電子機器用の防水ケース。
  6. 前記電子機器は撮影カメラ用レンズを有し、前記撮影カメラ用レンズの面に対向する前記ブリスタケースの位置にはレンズカバー面が設けられ、前記レンズカバー面の周囲には外側に膨出する膨出部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至4記載の電子機器用の防水ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018167396A (ja) * 2018-08-02 2018-11-01 株式会社デンソーウェーブ ロボット操作装置
JP2021164989A (ja) * 2020-04-27 2021-10-14 株式会社デンソーウェーブ 産業用ロボット操作装置

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