JP2013156216A - ナビゲーション装置、ソフトウェア更新プログラム、更新方法 - Google Patents

ナビゲーション装置、ソフトウェア更新プログラム、更新方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、誘導を阻害せずにナビゲーション機能のソフトウェアアップデートを可能な技術を提供することにある。
【解決手段】
本発明に係るナビゲーション装置は、ナビゲーション装置のナビゲーション機能に係るソフトウェアの更新を行う更新条件を設定する更新条件設定部と、前記更新条件を満たした場合に前記ソフトウェアの更新を実施する更新制御部と、を備え、前記更新条件設定部は、経路誘導を行わない区間を特定し、当該区間のうち前記ソフトウェアの更新を可能な更新可能区間を特定し、前記ソフトウェアの更新を行う条件を、現在地が当該更新可能区間に至ること、と設定する、ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ナビゲーション装置の技術に関するものである。
従来、ナビゲーション装置では、ナビゲーションプログラムによって、GPS等の位置特定情報により特定した現在地と、現在地周辺の所定範囲の道路地図と、が表示されるものがある。特許文献1には、このようなナビゲーション装置についての技術が記載されている。
特開2000−180188号公報
上記のようなナビゲーション装置では、ナビゲーションプログラムのアップデート等のソフトウェアの改変を使用者自身が行う場合には、ナビゲーション機能が停止した状態で、パソコン等でダウンロードしたバージョンアップ用プログラム(アップデーター)を可搬メモリから読み出して動作させる場合が多い。すなわち、改変に際して、一定期間のナビゲーション機能の停止が必要である。一方、ナビゲーション装置は、一般的なレシプロエンジン車に取り付けて使用される場合には、内燃機関の稼働により発生する電力を用いて駆動されるものであって、車両の内燃機関の稼働は、車両の移動時に限定して行われるのが望ましい。すなわち、移動時において適切でないタイミングでアップデートを行ってしまうと、移動時にこそ必要なナビゲーション機能による誘導を受けられない可能性があり、使用者に便利でない。
本発明の目的は、誘導を阻害せずにナビゲーション機能のソフトウェアアップデートを可能な技術を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に係るナビゲーション装置は、ナビゲーション装置のナビゲーション機能に係るソフトウェアの更新を行う更新条件を設定する更新条件設定部と、前記更新条件を満たした場合に前記ソフトウェアの更新を実施する更新制御部と、を備え、前記更新条件設定部は、経路誘導を行わない区間を特定し、当該区間のうち前記ソフトウェアの更新を可能な更新可能区間を特定し、前記ソフトウェアの更新を行う条件を、現在地が当該更新可能区間に至ること、と設定する、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、ナビゲーション装置のソフトウェアの更新を制御するプログラムであって、前記ナビゲーション装置を、ナビゲーション機能に係るソフトウェアの更新を行う更新条件を設定する更新条件設定手段と、前記更新条件を満たした場合に前記ソフトウェアの更新を実施する更新制御手段として機能させ、前記更新条件設定手段に対して、経路誘導を行わない区間を特定するステップと、当該区間のうち前記ソフトウェアの更新を可能な更新可能区間を特定するステップと、前記ソフトウェアの更新を行う条件を、現在地が当該更新可能区間に至ること、と設定するステップと、を実施させることを特徴とする。
また、本発明に係る更新方法は、ナビゲーション装置のソフトウェアの更新方法であって、前記ナビゲーション装置は、ナビゲーション機能に係るソフトウェアの更新を行う更新条件を設定する更新条件設定部と、前記更新条件を満たした場合に前記ソフトウェアの更新を実施する更新制御部と、を備え、前記更新条件設定部は、経路誘導を行わない区間を特定する手順と、当該区間のうち前記ソフトウェアの更新を可能な更新可能区間を特定する手順と、前記ソフトウェアの更新を行う条件を、現在地が当該更新可能区間に至ること、と設定する手順と、を実施することを特徴とする。
本願発明によれば、誘導を阻害せずにナビゲーション機能のソフトウェアアップデートを可能な技術を提供することが可能となる。
第一の実施形態に係るナビゲーション装置の概略構成図である。 リンクテーブルの構成を示す図である。 誘導地点テーブルの構成を示す図である。 更新時間ファイルの構成を示す図である。 演算処理部の機能構成図である。 更新条件設定処理のフロー図である。 更新可能区間特定処理のフロー図である。 更新処理のフロー図である。 更新可能区間特定処理の処理例を示す図である。 更新処理における画面出力例を示す図である。 別の実施形態に係る更新時間ファイルの構成を示す図である。
以下に、本発明に係る第一の実施形態を適用したナビゲーション装置について、図面を参照して説明する。
図1に、ナビゲーション装置100の全体構成図を示す。ナビゲーション装置100は、地図情報を表示して、ナビゲーション装置100の現在地を示す地点と、設定された目的地までの経路を誘導する情報とを示すことが可能ないわゆるナビゲーション装置である。
ナビゲーション装置100は、演算処理部1と、ディスプレイ2と、記憶装置3と、音声入出力装置4(音声入力装置としてマイクロフォン41、音声出力装置としてスピーカ42を備える)と、入力装置5と、ROM装置6と、車速センサ7と、ジャイロセンサ8と、GPS(Global Positioning System)受信装置9と、FM多重放送受信装置10と、ビーコン受信装置11と、外部記憶媒体読取装置12と、を備えている。
演算処理部1は、様々な処理を行う中心的ユニットである。例えば各種センサ7,8やGPS受信装置9、FM多重放送受信装置10等から出力される情報に基づいて現在地を算出する。また、得られた現在地情報に基づいて、表示に必要な地図データを記憶装置3あるいはROM装置6から読み出す。
また、演算処理部1は、読み出した地図データをグラフィックス展開し、そこに現在地を示すマークを重ねてディスプレイ2へ表示する。また、記憶装置3あるいはROM装置6に記憶されている地図データ等を用いて、ユーザから指示された出発地又は現在地と、目的地(または、経由地や立ち寄り地)とを結ぶ最適な経路(推奨経路)を探索する。また、スピーカ42やディスプレイ2を用いてユーザを誘導する。
ナビゲーション装置100の演算処理部1は、各デバイス間をバス25で接続した構成である。演算処理部1は、数値演算及び各デバイスを制御するといった様々な処理を実行するCPU(Central Processing Unit)21と、記憶装置3から読み出した地図データ、演算データなどを格納するRAM(Random Access Memory)22と、プログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)23と、各種ハードウェアを演算処理部1と接続するためのI/F(インターフェイス)24と、を有する。
ディスプレイ2は、演算処理部1等で生成されたグラフィックス情報を表示するユニットである。ディスプレイ2は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどで構成される。
記憶装置3は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性メモリカードといった、少なくとも読み書きが可能な記憶媒体で構成される。
この記憶媒体には、通常の経路探索装置に必要な地図データ(地図上の道路を構成するリンクのリンクデータを含む)であるリンクテーブル200と、誘導地点テーブル300と、が記憶されている。
図2は、リンクテーブル200の構成を示す図である。リンクテーブル200は、地図上の区画された領域であるメッシュの識別コード(メッシュID)201ごとに、そのメッシュ領域に含まれる道路を構成する各リンクのリンクデータ202を含んでいる。
リンクデータ202は、リンクの識別子であるリンクID211ごとに、リンクを構成する2つのノード(開始ノード、終了ノード)の座標情報222、リンクを含む道路の種別を示す道路種別223、リンクの長さを示すリンク長224、予め記憶されたリンク旅行時間225、開始接続リンクおよび終了接続リンク226、リンクを含む道路の制限速度を示す制限速度227などを含んでいる。なお、開始接続リンクおよび終了接続リンク226は、当該リンクの開始ノードに接続するリンクである開始接続リンクと、当該リンクの終了ノードに接続するリンクである終了接続リンクと、を特定する情報である。
なお、ここでは、リンクを構成する2つのノードについて開始ノードと終了ノードとを区別することで、同じ道路の上り方向と下り方向とを、それぞれ別のリンクとして管理するようにしているが、これに限られない。例えば、リンクを構成する2つのノードについて開始ノードと終了ノードとを区別しないものであってもよい。
図3は、誘導地点テーブル300の構成を示す図である。誘導地点テーブル300は、誘導対象となるノードを特定する誘導ノード301と、当該ノードの誘導のために誘導を開始する距離を特定する誘導開始距離302と、誘導を行う内容を特定する誘導内容303と、を含んでいる。
誘導ノード301には、誘導対象となるノードを特定する情報であるノードIDが格納される。例えば、分岐路での左折を誘導する場合において、分岐点となるノードを特定するノードIDが格納される。
誘導開始距離302には、誘導を開始する地点を特定するための距離が一つ又は複数格納される。例えば、一般道の分岐路であれば誘導するノードの700m手前、400m手前、100m手前等の情報が格納される。ほかに、高速道路の分岐路であれば誘導するノードの1km手前、500m手前、300m手前等の情報が格納される。
誘導内容303には、誘導するノードの手前で誘導する内容を特定する情報が格納される。例えば、右左折すべき方向を示す文字列メッセージ情報や、音声案内の音声情報等が格納される。
図1に戻って説明する。音声入出力装置4は、音声入力装置としてマイクロフォン41と、音声出力装置としてスピーカ42と、を備える。マイクロフォン41は、ユーザやその他の搭乗者が発した声などのナビゲーション装置100の外部の音声を取得する。
スピーカ42は、演算処理部1で生成されたユーザへのメッセージを音声として出力する。マイクロフォン41とスピーカ42は、車両の所定の部位に、別個に配されている。ただし、一体の筐体に収納されていても良い。ナビゲーション装置100は、マイクロフォン41及びスピーカ42を、それぞれ複数備えることができる。
入力装置5は、ユーザからの指示をユーザによる操作を介して受け付ける装置である。入力装置5は、タッチパネル51と、ダイヤルスイッチ52と、その他のハードスイッチ(図示しない)であるスクロールキー、縮尺変更キーなどで構成される。また、入力装置5には、ナビゲーション装置100に対して遠隔で操作指示を行うことができるリモートコントローラが含まれる。リモートコントローラは、ダイヤルスイッチやスクロールキー、縮尺変更キーなどを備え、各キーやスイッチが操作された情報をナビゲーション装置100に送出することができる。
タッチパネル51は、ディスプレイ2の表示面側に搭載され、表示画面を透視可能である。タッチパネル51は、ディスプレイ2に表示された画像のXY座標と対応したタッチ位置を特定し、タッチ位置を座標に変換して出力する。タッチパネル51は、感圧式または静電式の入力検出素子などにより構成される。なお、タッチパネル51は、同時に複数のタッチ位置を検出することのできるマルチタッチを実現できるものであってもよいし、一か所のタッチ位置を検出できるシングルタッチ対応の安価なタッチパネルであってもよい。
ダイヤルスイッチ52は、時計回り及び反時計回りに回転可能に構成され、所定の角度の回転ごとにパルス信号を発生し、演算処理部1に出力する。演算処理部1では、パルス信号の数から、回転角度を求める。
ROM装置6は、CD-ROMやDVD-ROM等のROM(Read Only Memory)や、IC(Integrated Circuit)カードといった、少なくとも読み取りが可能な記憶媒体で構成されている。この記憶媒体には、例えば、動画データや、音声データなどが記憶されている。
車速センサ7,ジャイロセンサ8およびGPS受信装置9は、ナビゲーション装置100で現在地(自車位置)を検出するために使用されるものである。車速センサ7は、車速を算出するのに用いる値を出力するセンサである。ジャイロセンサ8は、光ファイバジャイロや振動ジャイロ等で構成され、移動体の回転による角速度を検出するものである。GPS受信装置9は、GPS衛星からの信号を受信し移動体とGPS衛星間の距離と距離の変化率とを3個以上の衛星に対して測定することで移動体の現在地、進行速度および進行方位を測定するものである。
FM多重放送受信装置10は、FM放送局から送られてくるFM多重放送信号を受信する。FM多重放送には、VICS(Vehicle Information Communication System:登録商標)情報の概略現況交通情報、規制情報、SA/PA(サービスエリア/パーキングエリア)情報、駐車場情報、天気情報などやFM多重一般情報としてラジオ局が提供する文字情報などがある。
ビーコン受信装置11は、VICS情報などの概略現況交通情報、規制情報、SA/PA(サービスエリア/パーキングエリア)情報、駐車場情報、天気情報や緊急警報などを受信する。例えば、光により通信する光ビーコン、電波により通信する電波ビーコン等の受信装置である。
外部記憶媒体読取装置12は、可搬記憶媒体である外部記憶媒体13に対して、入出力を制御する。例えば、外部記憶媒体読取装置12は、SDカード(登録商標)等のメモリカード等である外部記憶媒体13に対して、入出力命令を用いて情報の入出力を制御する。
外部記憶媒体13は、例えばSDカード(登録商標)等により構成される可搬性記憶媒体であり、外部記憶媒体読取装置12から入出力命令を受けて入出力が制御される。また、外部記憶媒体13は、ナビゲーション装置100のナビゲーションプログラムをアップデートする管理プログラム13Bと、当該アップデートにより置き換えられるプログラム13Aと、アップデートに必要と予想される時間が格納される更新時間ファイル13Cと、を書き換え可能に記憶する。
管理プログラム13Bは、プログラム13Aの更新期限の情報を保持し、更新期限の情報を要求されると要求元へ更新期限を特定する情報を出力するとともに、プログラム13Aのナビゲーション装置100へのインストールの開始を制御する。
図4は、外部記憶媒体13に格納される更新時間ファイル13Cの具体的な構成を示す図である。更新時間ファイル13Cは、更新対象となるナビゲーション装置の機種を特定する機種401と、更新に必要と推定される時間を特定する推定更新時間402と、を含む更新時間ファイル400である。例えば、A機種については更新に30分かかり、B機種については25分かかる、というように対応付けられている。
図5は、演算処理部1の機能ブロック図である。図示するように、演算処理部1は、基本制御部101と、入力受付部102と、出力処理部103と、プログラム更新制御部104と、プログラム更新条件設定部105と、を有する。
基本制御部101は、様々な処理を行う中心的な機能部であり、処理内容に応じて、他の処理部を制御する。また、各種センサ、GPS受信装置9等の情報を取得し、マップマッチング処理等を行って現在地を特定する。また、随時、走行した日付および時刻と、現在地と、を対応付けて、リンクごとに走行履歴を記憶装置3に記憶する。さらに、各処理部からの要求に応じて、現在時刻を出力する。
また、基本制御部101は、現在地と、目的地とを結ぶ最適な経路(推奨経路)を探索する。当該経路探索においては、ダイクストラ法等の経路探索ロジックを用いて、道路の所定の区間(リンク)に対して予め設定されたリンクコストに基づいて、リンクコストが最小となる経路を探索する。
また、基本制御部101は、探索した経路を誘導するのに必要な誘導地点があれば、誘導地点を一つまたは複数特定し、当該誘導地点を誘導地点テーブル300に通過順に格納する。例えば、基本制御部101は、分岐がある場合には、分岐点を構成するノードを誘導が必要な地点として特定し、合流がある場合には、合流点を構成するノードを誘導が必要な地点として特定し、料金所がある場合には、料金所があるノードを誘導が必要な地点として特定する。
また、基本制御部101は、車両の現在地が推奨経路から逸脱しないよう、推奨経路を表示させつつスピーカ42やディスプレイ2を用いてユーザの運転操作を誘導する。当該誘導において、基本制御部101は、誘導地点テーブル300に格納された誘導ノード301に対して、現在地が誘導開始距離302内に入ると、誘導内容303を用いて誘導を行う。
入力受付部102は、入力装置5またはマイクロフォン41を介して入力されたユーザからの入力指示を受け付け、その入力指示に関する情報であるタッチの座標位置や、音声情報とともに、要求内容に対応する処理を実行するように基本制御部101へ伝達する。例えば、ユーザが推奨経路の探索を要求したときは、その要求指示内容を基本制御部101に要求する。
出力処理部103は、例えばポリゴン情報等の表示させる画面情報を受け取り、ディスプレイ2に描画するための信号に変換してディスプレイ2に対して描画する指示を行う。
プログラム更新制御部104は、外部記憶媒体13に更新すべきプログラムが格納されている場合に、当該プログラムの更新を実行する。なお、プログラム更新制御部104は、プログラム更新条件設定部105が設定した更新条件を満たすか、渋滞に巻き込まれたと判定される場合に、プログラムの更新処理を開始する。
また、プログラム更新制御部104は、プログラムの更新処理にあたって、目的地までの経路が表示される縮尺の地図情報をキャプチャしておき、プログラムの更新処理の最中には、ディスプレイ2の画面にキャプチャした地図情報を表示させる。なお、プログラム更新中は、ナビゲーション機能を提供するプログラム自体を動作させることができないため、現在地と誘導経路との位置関係を確認する画面を表示できなくなることに対する処置である。
プログラム更新条件設定部105は、プログラムの更新を行うべき条件を設定する。具体的には、プログラム更新条件設定部105は、指定された目的地へ至る経路探索時に、経路上の誘導地点間のうち、更新に必要な時間を確保できる区間を更新すべき区間として特定し、現在地が当該区間へ進入したことをプログラム更新の条件として設定する。
なお、プログラム更新条件設定部105が、誘導地点間の区間を、プログラムを更新すべき区間として特定するのは、そのような区間の条件を指定せずにプログラム更新を行う場合には、ナビゲーション機能を停止している更新実行中に誘導地点に到達してしまうと、適正な経路誘導を行うことができないからである。
上記した演算処理部1の各機能部、すなわち基本制御部101、入力受付部102、出力処理部103、プログラム更新制御部104、プログラム更新条件設定部105は、CPU21が所定のプログラムを読み込み実行することにより構築される。そのため、RAM22には、各機能部の処理を実現するためのプログラムが記憶されている。
なお、上記した各構成要素は、ナビゲーション装置100の構成を、理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。そのため、構成要素の分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。ナビゲーション装置100の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、各機能部は、ハードウェア(ASIC、GPUなど)により構築されてもよい。また、各機能部の処理が一つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
[動作の説明]次に、ナビゲーション装置100が実施する更新条件設定処理の動作について説明する。図6は、ナビゲーション装置100が実施する更新条件設定処理を示すフロー図である。このフローは、ナビゲーション装置100の起動後に、ディスプレイ2の画面上に設けられたタッチパネル51等が入力を受け付けると開始される。
まず、基本制御部101は、目的地を設定する(ステップS001)。具体的には、基本制御部101は、タッチパネル51を介して使用者等が入力した位置を入力受付部102が受け付けて、入力受付部102にて受け付けた位置により特定される地図上の地点を目的地として設定する。
そして、基本制御部101は、設定された目的地へ至る経路を探索する(ステップS002)。具体的には、基本制御部101は、現在地からステップS001にて設定された目的地へ至る経路を、ダイクストラ法等の経路探索アルゴリズムとリンクテーブル200とを用いて探索する。
そして、基本制御部101は、経路上の誘導地点を設定する(ステップS003)。具体的には、基本制御部101は、ステップS002にて探索した経路を誘導するのに必要な誘導地点があれば一つまたは複数特定し、当該地点を誘導地点テーブル300に通過順に格納する。また、基本制御部101は、各誘導地点について、当該地点へ至る経路上のリンクの道路種別223に応じて、誘導開始距離302の値を格納する。当該誘導開始距離は、道路種別に応じて所定のパターンで割り当てられた値であるが、これに限られず、道路の渋滞度合い等各種状況に応じて当該距離を修正したものであってもよい。
そして、プログラム更新条件設定部105は、更新プログラムの有無を判定する(ステップS004)。具体的には、プログラム更新条件設定部105は、プログラム13Aと、管理プログラム13Bと、更新時間ファイル13Cと、が格納された外部記憶媒体13が外部記憶媒体読取装置12に接続されている場合には、更新プログラムが有るものと判定し、接続されていない場合には、更新プログラムが無いものと判定する。なお、プログラム更新条件設定部105は、外部記憶媒体13に格納されているプログラム13Aのバージョンが既に適用済みのバージョンであれば、更新プログラムは無いものと判定するようにしてもよい。更新プログラムが無い場合には、プログラム更新条件設定部105は、更新条件を設定せずに更新条件設定処理を終了させる。
更新プログラムが有る場合(ステップS004にて「Yes」の場合)には、プログラム更新条件設定部105は、誘導地点間の中から、更新可能区間の特定を試みる(ステップS005)。具体的には、プログラム更新条件設定部105は、後述する更新可能区間特定処理を開始させる。
次に、プログラム更新条件設定部105は、更新可能区間が有れば、所定位置に更新開始位置を設定する(ステップS006)。具体的には、プログラム更新条件設定部105は、ステップS005にて更新可能区間特定処理を行った結果、更新可能区間を特定できた場合には、当該更新可能区間が開始されるノードを、更新開始位置として設定する。
以上が、更新条件設定処理の処理フローである。更新条件設定処理によれば、探索した経路上の、更新に必要な時間以上誘導が必要ではない区間を特定し、当該区間においてプログラム更新の処理を開始させる条件を設定することができる。
次に、図7を用いて、更新条件設定処理において実施される更新可能区間特定処理を説明する。
まず、プログラム更新条件設定部105は、経路の出発地から次の誘導地点の誘導開始距離手前までの推定移動時間を算出する(ステップS101)。具体的には、プログラム更新条件設定部105は、経路の出発地の次の誘導地点、すなわち最初の誘導地点の手前所定距離(すなわち最長の誘導開始距離302)の手前の地点までの移動時間を、リンク旅行時間225を合算して推定して算出する。
そして、プログラム更新条件設定部105は、誘導地点から次の誘導地点の誘導開始距離手前までの推定移動時間を、誘導地点ごとに算出する(ステップS102)。具体的には、プログラム更新条件設定部105は、経路上の誘導地点からみた次の誘導地点の手前所定距離(すなわち最長の誘導開始距離302)の手前の地点までの移動時間を、リンク旅行時間225を合算して推定して算出する。
そして、プログラム更新条件設定部105は、最後の誘導地点から目的地までの推定移動時間を算出する(ステップS103)。具体的には、プログラム更新条件設定部105は、経路上の最後の誘導地点からみた目的地までの移動時間を、リンク旅行時間225を合算して推定して算出する。
次に、プログラム更新条件設定部105は、推定移動時間が最大となる区間を更新可能区間候補として特定する(ステップS104)。具体的には、プログラム更新条件設定部105は、ステップS101〜ステップS103において算出した推定移動時間を比較して、推定移動時間が最大となる区間を、更新可能区間候補として特定する。
次に、プログラム更新条件設定部105は、更新可能区間候補の推定移動時間は更新時間以上であるか否かを判定する(ステップS105)。具体的には、プログラム更新条件設定部105は、ステップS104にて特定した更新可能区間候補について、推定移動時間は、外部記憶媒体13の更新時間ファイル13Cに格納された該当する機種401の推定更新時間402以上か否かを判定する。
更新可能区間候補の推定移動時間は更新時間以上である場合(ステップS105にて「Yes」の場合)には、プログラム更新条件設定部105は、更新可能区間候補を更新可能区間として特定する(ステップS106)。そして、プログラム更新条件設定部105は、更新可能区間特定処理を終了させる。
更新可能区間候補の推定移動時間が更新時間以上でない場合(ステップS105にて「No」の場合)には、プログラム更新条件設定部105は、更新プログラムの更新期限は所定時間以内であるか否かを判定する(ステップS107)。具体的には、プログラム更新条件設定部105は、外部記憶媒体13のプログラム13Aに関連付けられた情報としての更新期限情報を参照し、現在時刻を基本制御部101から取得して更新期限までの残時間を特定する。そして、プログラム更新条件設定部105は、更新プログラムの更新期限の残時間が所定時間(例えば、1週間)以内か否かを判定する。更新プログラムの更新期限は所定時間以内でない場合、プログラム更新条件設定部105は、更新可能区間を設定せず、更新可能区間特定処理を終了させる。
更新プログラムの更新期限が所定時間以内の場合(ステップS107にて「Yes」の場合)には、プログラム更新条件設定部105は、現在地から次の誘導地点までの区間を更新可能区間として特定する(ステップS108)。そして、プログラム更新条件設定部105は、更新可能区間特定処理を終了させる。
以上が、更新可能区間特定処理の処理フローである。更新可能区間特定処理によれば、探索した経路上の、更新に必要な時間以上誘導が必要ではない区間を特定することができる。
図8は、更新処理の処理フローである。更新処理によれば、誘導が必要ではない状態において、ナビゲーション装置100のソフトウェアの更新を実施することができる。
まず、プログラム更新制御部104は、更新開始位置を通過したか、または渋滞路に進入したか、のいずれかの状況にあるか否かを判定する(ステップS201)。具体的には、プログラム更新制御部104は、現在地を基本制御部101に問い合わせて取得して、当該位置が経路上において更新開始位置を通過したか否かを判定する。通過していない場合であっても、現在地が属するリンクの渋滞度合いを特定する情報を基本制御部101から取得して、渋滞度合いが所定以上であるか否かを判定する。
更新開始位置を通過しておらず、かつ渋滞路に進入していない場合(ステップS201にて「No」の場合)には、プログラム更新制御部104は、更新処理を終了させる。
更新開始位置を通過したか、渋滞路に進入した場合(ステップS201にて「Yes」の場合)には、プログラム更新制御部104は、目的地までの経路が含まれる縮尺の地図表示範囲を特定する(ステップS202)。具体的には、プログラム更新制御部104は、基本制御部101に依頼して、現在地から目的地までの経路が含まれる縮尺の地図表示情報による描画情報を構成させる。
そして、プログラム更新制御部104は、特定した地図表示情報を画像情報としてキャプチャする(ステップS203)。
次に、プログラム更新制御部104は、キャプチャ画像を表示させ、ナビゲーション機能を終了させる(ステップS204)。具体的には、プログラム更新制御部104は、ステップS203でキャプチャした画像を出力処理部103に受け渡して表示を指示して、基本制御部101にナビゲーション機能、すなわち現在地算出機能や地図表示機能、経路誘導機能等を終了するよう指示する。
そして、プログラム更新制御部104は、管理プログラム13Bの単体実行によるプログラム更新を実施する(ステップS205)。具体的には、プログラム更新制御部104は、管理プログラム13Bに対して、アップデートの実行開始を指示する。
そして、プログラム更新制御部104は、更新完了後にナビゲーション機能を再起動させる(ステップS206)。具体的には、プログラム更新制御部104は、管理プログラム13Bによるプログラム13Aの置き換え等を含むソフトウェア更新完了後に、基本制御部101に指示してナビゲーション機能を再起動させる。
以上が、更新処理の処理フローである。更新処理によれば、探索した経路上の、更新に必要な時間以上誘導が必要ではない区間において、または渋滞路において、プログラム13Aによるソフトウェア更新を実施することができる。言い換えると、所定の更新条件を満たすことにより、ソフトウェアの更新を開始することができる。
図9は、上記した更新条件設定処理により更新開始位置が設定される処理の例を示す図である。ここで、自車は自車位置501にあるものとして、目的地514へ至る経路では、誘導を要するリンク511とリンク521の分岐ノード531に接続するリンクを含む区間510を9分で移動し、誘導を要するリンク512とリンク522の分岐ノード532までのリンクを含む区間511を15分で移動し、誘導を要するリンク513とリンク523およびリンク524の分岐ノード533に接続するリンクを含む区間512を45分で移動し、誘導を要する分岐ノード533から目的地514までの区間513を20分で移動するものとする。また、ソフトウェア更新に必要な推定更新時間402は20分であるものとする。
図9に示すような経路においては、区間510、511、512、513の移動時間の最長は区間512の45分であり、これは推定更新時間の20分以上であるから、当該区間512において更新可能区間が設定され、更新開始位置として分岐ノード532が設定される。
このような場合、現在地が経路上を進み更新開始位置である分岐ノード532を通過すると、更新処理が開始され、図10に示すように目的地までの経路を表示するキャプチャ画像600がディスプレイ2に表示される。
図10は、キャプチャ画像600の例である。当該画像においては、目的地までの経路を含む地図620が静止画として配置されるとともに、「ソフトウェアを更新しています。ナビゲーション機能を停止しています。アクセサリ電源を切らないでください。」という注意喚起メッセージ610が配置される。
以上、本発明の第一の実施形態について説明した。本発明の第一の実施形態によると、ナビゲーション装置100は、経路上、誘導が不要な区間であって移動にかかる時間は更新にかかる時間以上となる区間あるいは渋滞に進入するといった更新条件を満たす場合に、ソフトウェア更新を行うことができるため、使用者の利便性が高い。すなわち、誘導を阻害せずにナビゲーション機能のソフトウェアアップデートが可能となるといえる。
本発明は、上記の実施形態に制限されない。上記の第一の実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。例えば、上記の第一の実施形態では、更新時間ファイルは機種ごとの更新時間を対応付けて記憶しており、図7の更新可能区間特定処理のステップS105において推定移動時間と比較して更新可能区間とするか否かを判定するのに用いているが、これに限られない。そのような変形について、第二の実施形態として以下に説明する。なお、第二の実施形態では、基本的に第一の実施形態と同様の構成を備えるが、一部相違がある。そのような相違について説明する。
図11は、更新時間ファイル400´の構成例を示す図である。更新時間ファイル400´は、更新時間ファイル400の代用として、外部記憶媒体13に格納されるテーブルである。更新時間ファイル400´は、更新対象となるナビゲーション装置の機種を特定する機種401と、更新に必要と推定される時間を特定する推定更新時間402と、更新後に必要なナビゲーション装置100の再起動に必要な時間を特定する推定再起動時間403と、を含む。
第二の実施形態に係るプログラム更新条件設定部105は、更新可能区間特定処理のステップS105に相当する処理として、特定した更新可能区間候補について、推定移動時間は、外部記憶媒体13の更新時間ファイル13Cに格納された該当する機種401の推定更新時間402と、推定再起動時間403と、の合計以上か否かを判定する。
以上が、第二の実施形態に係るナビゲーション装置である。第二の実施形態によると、ナビゲーション装置100は、ソフトウェアの更新後の再起動処理が完了するまでの時間を含めて、誘導を阻害しないよう更新条件を設定することができる。
また例えば、上記の第一の実施形態では、更新可能区間特定処理においては、推定移動時間が最大となる区間を更新可能区間の候補としているが、これに限られない。例えば、推定移動時間が、更新にかかる推定更新時間よりも長い区間のうち、所定の条件を満たす区間を更新可能区間の候補とするようにしてもよい。例えば、所定の条件とは、現在地から近い区間であってもよいし、予め登録された自宅位置に最も近い区間であっても良い。このようにすることで、ナビゲーションによる誘導だけでなく、現在地を示す地図が表示されなくても不安を感じにくい地域での更新を優先することができる。
また例えば、上記の第一の実施形態では、更新可能区間特定処理においては、推定移動時間が最大となる区間を更新可能区間の候補としているが、これに限られない。例えば、推定移動時間が、更新にかかる推定更新時間よりも長い区間のうち、所定の条件を満たす区間を更新可能区間の候補とするようにしてもよい。例えば、所定の条件とは、当該区間における近隣のPOI(Point of Interest)の密集度が一定以下となる区間であっても良い。このようにすることで、現在地を示す地図が表示されなくても不安を感じにくい地域での更新を優先することができる。
また例えば、上記の第一の実施形態では、更新可能区間特定処理は、経路探索時に開始されることを想定しているが、これに限られない。例えば、経路から外れた場合、渋滞等の交通情報が変化して推定される移動時間が変化した場合、または所定以上離れた地域に進入して詳細に経路を再設定する場合等に発生する自動経路再探索(オートリルート)がなされる時に、ステップS003から開始されるようにしてもよい。このようにすることで、より現況に応じた更新タイミングを設定することができる。
なお、上記第一の実施形態において用いられた構成と、第二の実施形態において用いられた構成と、その他の変形例として示した構成と、に含まれるそれぞれの構成を、互いに組み合わせるものとしてもよい。
以上、本発明について、実施形態を中心に説明した。なお、上記の各実施形態では、本発明にナビゲーション装置を用いた例について説明したが、本発明はナビゲーション装置に限らず、移動体の経路案内を行う装置全般、例えばインターネット接続が可能なスマートフォン等を含む携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、モバイルPC、音楽プレーヤー等の情報端末全般に適用することができる。また、更新されるソフトウェアは、ナビゲーション機能を実現するためのソフトウェアだけでなく、オーディオ機能や地上波デジタルテレビ放送受像機能等を実現するためのソフトウェア等であってもよい。
1・・・演算処理部、2・・・ディスプレイ、3・・・記憶装置、4・・・音声出入力装置、5・・・入力装置、6・・・ROM装置、7・・・車速センサ、8・・・ジャイロセンサ、9・・・GPS受信装置、10・・・FM多重放送受信装置、11・・・ビーコン受信装置、12・・・外部記憶媒体読取装置、13・・・外部記憶媒体、21・・・CPU、22・・・RAM、23・・・ROM、24・・・I/F、25・・・バス、41・・・マイクロフォン、42・・・スピーカ、51・・・タッチパネル、52・・・ダイヤルスイッチ、100・・・ナビゲーション装置、101・・・基本制御部、102・・・入力受付部、103・・・出力処理部、104・・・プログラム更新制御部、105・・・プログラム更新条件設定部、200・・・リンクテーブル、300・・・誘導地点テーブル、400・・・更新時間ファイル

Claims (12)

  1. ナビゲーション装置のナビゲーション機能に係るソフトウェアの更新を行う更新条件を設定する更新条件設定部と、
    前記更新条件を満たした場合に前記ソフトウェアの更新を実施する更新制御部と、を備え、
    前記更新条件設定部は、経路誘導を行わない区間を特定し、当該区間のうち前記ソフトウェアの更新を可能な更新可能区間を特定し、前記ソフトウェアの更新を行う条件を、現在地が当該更新可能区間に至ること、と設定する、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 請求項1に記載のナビゲーション装置であって、
    前記更新条件設定部は、誘導を行う経路上において前記更新可能区間を特定する、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 請求項1または2に記載のナビゲーション装置であって、
    前記更新条件設定部は、
    前記更新制御部がソフトウェアの更新を可能な更新可能区間を特定する処理において、
    前記ソフトウェアの更新処理にかかる時間を特定して、前記経路誘導を行わない区間を移動するのにかかる時間内であれば、当該区間を前記更新可能区間として特定する、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 請求項3に記載のナビゲーション装置であって、
    前記ソフトウェアの更新処理にかかる時間は、前記ナビゲーション装置の機種に応じて予め定められた時間を用いる、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  5. 請求項4に記載のナビゲーション装置であって、
    前記ソフトウェアの更新処理にかかる時間には、前記ナビゲーション装置の機種に応じて予め定められた更新所要時間と、ナビゲーション機能の再起動にかかる時間と、が含まれる、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のナビゲーション装置であって、
    前記更新可能区間の特定処理において、予め定められた自宅位置に近い区間を更新可能区間として特定する、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のナビゲーション装置であって、
    前記更新可能区間の特定処理において、付近にPOI(Point of Interest)の密集度が一定以下の区間を更新可能区間として特定する、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のナビゲーション装置であって、
    前記更新条件設定部は、
    前記経路誘導を行わない区間を特定する処理において、誘導を行う経路上に設定された経路を誘導するノードと、次に誘導する次誘導ノードの間であって前記次誘導ノードの所定距離手前部分を除外した区間を、前記経路誘導を行わない区間として特定する、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のナビゲーション装置であって、
    前記更新制御部は、
    前記ソフトウェアの更新処理において、予め更新対象のソフトウェアの実行を停止させ、
    更新対象のソフトウェアの実行を停止する間、誘導を行う経路が含まれる縮尺で表示される地図画像を出力する、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  10. 請求項9に記載のナビゲーション装置であって、
    前記更新制御部は、出力する前記地図画像として、前記ナビゲーション装置の表示部に出力する地図情報の静止画を用いる、
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  11. ナビゲーション装置のソフトウェアの更新を制御するプログラムであって、
    前記ナビゲーション装置を、
    ナビゲーション機能に係るソフトウェアの更新を行う更新条件を設定する更新条件設定手段と、
    前記更新条件を満たした場合に前記ソフトウェアの更新を実施する更新制御手段として機能させ、
    前記更新条件設定手段に対して、
    経路誘導を行わない区間を特定するステップと、
    当該区間のうち前記ソフトウェアの更新を可能な更新可能区間を特定するステップと、
    前記ソフトウェアの更新を行う条件を、現在地が当該更新可能区間に至ること、と設定するステップと、
    を実施させることを特徴とするプログラム。
  12. ナビゲーション装置のソフトウェアの更新方法であって、
    前記ナビゲーション装置は、
    ナビゲーション機能に係るソフトウェアの更新を行う更新条件を設定する更新条件設定部と、
    前記更新条件を満たした場合に前記ソフトウェアの更新を実施する更新制御部と、を備え、
    前記更新条件設定部は、
    経路誘導を行わない区間を特定する手順と、
    当該区間のうち前記ソフトウェアの更新を可能な更新可能区間を特定する手順と、
    前記ソフトウェアの更新を行う条件を、現在地が当該更新可能区間に至ること、と設定する手順と、
    を実施することを特徴とする更新方法。
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