JP2013154809A - 電動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリパックの放電を簡単かつ確実に行う上で有利な電動車を提供する。
【解決手段】バッテリ28を収容する収容ケース30の左右の側部42は、電動車の前後方向に沿って延在するように配置され、収容ケース30の前部と後部は、電動車の車幅方向に沿って延在するように配置されている。収容ケース30の左右の側部42に、電動車の前後方向に沿って第1の突部48が設けられている。第1の突部48は、収容ケース30の左右の側部42と車体10の部分であるフロアパネル22との間に充填材50が注入された場合に、充填材50をせき止める部材として機能する。フロアカーペット24に付す印は、ドリルによりフロアカーペット24およびフロアパネル22に孔を形成するための目印として機能するものである。このような印に基づいて孔を形成することで、充填材50の注入箇所を簡単に確保することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は電気自動車あるいはプラグインハイブリッド自動車のような走行用のバッテリを備えた電動車に関する。
電動車では、走行用のバッテリがバッテリパックとして搭載され、バッテリパックから供給される電力によって電気モータを駆動して走行する。
バッテリパックは、走行用バッテリと、この走行用バッテリを水密に収容保持する収容ケースとを含んで構成されている。
このような電動車として、バッテリパックをフロアパネルの下方に配置したものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−143446号公報 特開2010−27737号公報
ところで、衝突事故などにより収容ケースが破損し、かつ、バッテリパックを車両から取り外すことが困難となった場合、バッテリパックは高圧の電力が発生可能であるため、まず、走行用バッテリを放電させ、その後、バッテリパックを破壊して車両から取り外し、廃電池として処理する必要が生じる。
走行用バッテリの放電は、収容ケース内に導電性の液体を注入して走行用バッテリを液体に浸し、走行用バッテリを短絡させることが考えられる(特許文献2参照)。
この場合、走行用バッテリを短絡させるには、収容ケース内に導電性の液体を満たす必要があり、そのためには収容ケースの左右の側部や前後部の破損箇所を塞ぐ作業が必要となる。
一方、バッテリパックのレイアウト上、フロアパネルの下方でバッテリパックの左右側部は車体側に近接した箇所に位置し、バッテリパックの前後部は車体側と離間した箇所に位置することが考えられる。
そのため、収容ケースの左右の側部が破損した場合、収容ケースの前部または後部が破損した場合に比べて、破損箇所を塞ぐ作業が難しい。
そのため、液体を収容ケース内に注入し、走行用バッテリの放電を簡単に確実に行う上で不利となる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、バッテリパックの放電を簡単かつ確実に行う上で有利な電動車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電動車は、フロアパネルと車両前後方向に延びる一対のサイドメンバと走行用バッテリを備える電動車であって、前記走行用バッテリを収納し、前記フロアパネルの下部で前記一対のサイドメンバの間に配置される収容ケースと、前記フロアパネルの上部の車室内に設けられるフロアカーペットと、前記フロアパネルまたは前記フロアカーペットの車室内側に設けられ、前記フロアパネルに前記収納ケースからの漏水を止水する充填材を注入する注入孔を形成する位置を定める印と前記収容ケースに設けられ、前記充填材をせき止める突部とを有し、前記印は前記突部に対し前記車両中心側の位置に付されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、孔形成用の印に基づいて、充填材注入用の孔をフロアパネルの的確な位置に簡単に形成することができ、さらに、この孔から充填材を注入することで、充填材により車両下部から目視できない収容ケースの破損部を簡単に塞ぐことができる。そのため、走行用バッテリの放電を簡単かつ確実に行う上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、収容ケースの周囲のうち車両前後方向に沿った部分を充填材を用いて簡単に確実に塞ぐことができるとともに、収容ケースの周囲のうち車両前後方向に沿った部分を充填材で覆い収納ケースとサイドメンバ又はフロアパネル間の隙間を密閉することができるため、車両下部から目視できない収納ケース上面の破損があって漏水しても周囲の充填材で止水することができるため、走行用バッテリの放電を簡単かつ確実に行う上でより一層有利となる。
請求項3記載の発明によれば、収容ケースの周囲を充填材を用いて簡単に確実に塞ぐことができるとともに、収納ケースの周囲を充填材で覆い収納ケースとサイドメンバ又はフロアパネル間の隙間を密閉することができるため、車両下部から目視できない収納ケース上面の破損があって漏水しても周囲の充填材で止水することができるため、走行用バッテリの放電を簡単かつ確実に行う上でより一層有利となる。
請求記4記載の発明によれば、収納ケース車両前後方向の収納ケースとフロアパネルの隙間を塞ぐ方向に突部を設けることから、充填材が該隙間により注入されやすくなり、止水がより確実になる。
請求項5記載の発明によれば、収納ケース車両前後方向のサイドメンバと収納ケースの隙間に充填材が確実に注入され、収納ケース車両前後方向の止水がより確実になる。
請求項6記載の発明によれば、収納ケース車幅方向の収納ケースとフロアパネルの隙間を塞ぐ方向に突部を設けることから、充填材が該隙間により注入されやすくなり、止水がより確実になる。
本実施の形態に係る電動車の構成を説明する平面図である。 図1のAA線断面図である。 図1のBB線断面図である。 本実施の形態におけるバッテリパック14およびサイドメンバ18の位置関係を示す平面図である。 図4のXX線断面図である。 充填材50の注入状態を示す説明図である。 第1の突部48(第2の突部49)の変形例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の実施の形態では電動車は電気自動車であり、駆動源としてバッテリの電力のみを使用するもので、バッテリの電力を走行用モータに供給することにより走行する。
図1から図3に示すように、電動車は、車体10と、走行用モータ12と、バッテリパック14とを含んで構成され、図中符号16は後輪を示す。
車体10は、一対のサイドメンバ18と、複数のクロスメンバ20と、フロアパネル22とを含んで構成されている。
一対のサイドメンバ18は、電動車の車幅方向に間隔をおいて電動車の前後方向に延在している。
複数のクロスメンバ20は、前後方向に間隔をおいて配置され、それぞれ車幅方向に延在して一対のサイドメンバ18を連結している。
走行用モータ12は車体10の後部に配置され、バッテリパック14から供給される電力によって駆動され、後二輪16を回転させる。
フロアパネル22は、車室内と車室外とを区画するものであり鋼板で構成され、前後方向および車幅方向に延在し、フロアパネル22の下面の車幅方向の両側が一対のサイドメンバ18に溶接により接合されている。
フロアパネル22の上面にはフロアカーペット24が取着されている。
バッテリパック14は、図3に示すように、フロアパネル22の下方に配置され、バッテリパック14の下側は、アンダーカバー26で覆われ、このアンダーカバー26はサイドメンバ18に車両下部から簡単に脱着可能なように取着されている。
バッテリパック14は、図5に示すように、走行用のバッテリ28と、該バッテリ28を収容する収容ケース30とを備えている。
バッテリ28は、互いに直列に接続された複数の電池モジュールと、これら電池モジュールを機能させるための周辺部品とを含んで構成されている。各電池モジュールは互いに直列に接続された複数の電池セルを備えている。
収容ケース30は、図4、図5に示すように、トレー32と、カバー34とを備えている。
なお、図4から図6では、収容ケース30の形状を簡略化して示している。
トレー32は、矩形板状の底壁3202と、この底壁3202の前部、後部から起立する前壁3204および後壁3206と、底壁3202の左部、右部から起立する側壁3208とを備えている。
それら前壁3204、後壁3206、側壁3208の上端は、平坦なトレー側取り付け面3210として形成されている。
カバー34は、矩形板状の上壁3402と、この上壁3402の前部、後部から起立する前壁3404および後壁3406と、上壁3402の左部、右部から起立する側壁3408とを備えている。
それら前壁3404、後壁3406、側壁3408は、トレー側取り付け面3210に係合可能な平坦なカバー側フランジ3410として形成されている。
カバー34は、段部となるカバー側フランジ3410およびトレー側取り付け面3210が重ね合わされた状態でカバー側フランジ3410の延在方向に沿って間隔をおいた複数の箇所がボルト36によりトレー側取り付け面3210に締結されることで固定される。
カバー34とトレー32とが締結され固定された状態で、それらの内部に収容空間Sが形成され、バッテリ28はこの収容空間Sに収容され保持されている。
なお、カバー側フランジ3410とトレー側取り付け面3210との間に不図示のシール材が介設されており、収容空間Sの気密性の向上が図られている。
バッテリパック14は、取り付け部材40を介して車体10に搭載され、収容ケース30は、フロアパネル22の下方で一対のサイドメンバ18の内側に配置されている。
図4、図5に示すように、取り付け部材40は、3つの桁部材4002を含んで構成されている。
3つの桁部材4002は、電動車の車幅方向に沿って延在し電動車の前後方向に間隔をおいて配置されている。
トレー32の底壁3202と各桁部材4002は接合されており、各桁部材4002の長手方向の両端は、トレー32の左右側部からそれぞれ車幅方向外側に突出している。
そして、桁部材4002の長手方向の両端は、図5に示すように、締結部4004を介して一対のサイドメンバ18に締結されている。
バッテリパック14が取り付け部材40を介して車体10に搭載された状態で、収容ケース30の左右の側部42は、電動車の前後方向に沿って延在するように配置されている。また、収容ケース30の前部44と後部46は、電動車の車幅方向に沿って延在するように配置されている。
本実施の形態では、収容ケース30の左右の側部42は、トレー32の側壁3208と、カバー34の側壁3408と、カバー側フランジ3410の左右の部分とを含んで構成されている。
また、収容ケース30の前部44は、トレー32の前壁3204と、カバー34の前壁3404と、カバー側フランジ3410の前部分とを含んで構成されている。
また、収容ケース30の後部46は、トレー32の後壁3206と、カバー34の後壁3406と、カバー側フランジ3410の後部分とを含んで構成されている。
図4、図5に示すように、収容ケース30の左右の側部42は、左右のサイドメンバ18と間隔をおいて対向している。この間隔は、例えば、50mm程度と狭いため、収容ケース30の左右の側部42と左右のサイドメンバ18との間の空間は、手指を挿入した作業を行うことが困難である。
なお、収容ケース30の前部44の前方、および後部46の後方には、車体10を構成する部材などが配置されているが、収容ケース30の前部44、後部46とそれらの部材との間には、手指を挿入した作業を行うことが可能な程度の大きさの空間が確保されている。
図5に示すように、収容ケース30の左右の側部42に、電動車の前後方向に沿って第1の突部48が設けられている。
この第1の突部48は、図6に示すように、収容ケース30の左右の側部42と車体10の部分であるフロアパネル22との間に後述する充填材50が注入された場合に、充填材50をせき止める部材として機能する。充填材50が第1の突部48によってせきとめられることで車両外側へ充填材50が拡散することを防止できるとともに、充填材50が硬化後は第1の突部48が充填材50の補強部材となり充填材50が崩れることを防止する。
すなわち、充填材50が注入された場合に充填材50の漏れを抑制し、収容ケース30の左右の側部42とフロアパネル22との間に充填材50を充填させ、収容ケース30の左右の側部42の全域に充填材50を取着させ、収容ケース30の左右の側部42を液密に覆うものである。
本実施の形態では、第1の突部48は、カバー34のカバー側フランジ3410の外縁部に設けられている。第1の突部48は、充填材50をせき止めるものであればよく、実施の形態のように外縁部の全長にわたり連続状に設けられていてもよく、あるいは、間隔をおいて複数設けられていてもよい。
なお、第1の突部48は、充填材50により収容ケース30の左右の側部42を液密に覆うものであればよく、例えば、図7に示すようにトレー32の側壁3208にサイドメンバ18に向かって設けてもよく、要するに、第1の突部48は収容ケース30の左右の側部42に設けられていればよい。
このようにすることで、充填材50がフロアパネル22またはサイドメンバ18と収納ケース30の隙間を埋めることができるよう注入され、収納ケース30の左右の側部42とサイドメンバ18間の空間を液密に覆う。
また、収容ケース30の左右の側部42の段部上方で車両前後方向車両中心B−Bライン側(図1)に位置するフロアカーペット24の部分に、電動車の前後方向に沿って印52が付されている。したがって、この印52は、一対のサイドメンバ18の内側でそれらサイドメンバ18に近接した箇所の上方のフロアカーペット24の部分に位置している。
また、本実施の形態では、収容ケース30の前部44と後部46にも、電動車の車幅方向に沿って第2の突部49が設けられている。
この第2の突部48は、収容ケース30の前部および後部と車体10の部分であるフロアパネル22との間に後述する充填材50が注入された場合に、充填材50をせき止める部材として機能する。
すなわち、充填材50が注入された場合に充填材50の漏れを抑制し、収容ケース30の前部44および後部46とフロアパネル22との間に充填材50を充填させ、収容ケース30の前部44および後部46の全域に充填材50を取着させ、収容ケース30の前部44および後部46を液密に覆うものである。また、収納ケースの全周にわたり、充填材50が注入さるため、収納ケース30とフロアパネル22の隙間空間を密閉することができ、特に充填材50が注入され難い収納ケース30の上面の車両中心付近で収納ケース30の破損があっても、該破損による空間が充填材50により液密に密閉されているために収納ケース30からの漏水を止水することができる。
本実施の形態では、第1の突部48、第2の突部49は、カバー34のカバー側フランジとなる段部3410の外縁部に設けられている。第1の突部48、第2の突部49は、充填材50をせき止めるものであればよく、実施の形態のように収納ケース30の外縁部の全周にわたり連続状に設けられていてもよく、あるいは、間隔をおいて複数設けられていてもよい。
また、収容ケース30の前部44と後部46の段部上方で車両車幅方向中心A−Aライン側(図1)に位置するフロアカーペット24の部分に、図4に示すように、電動車の車幅方向に沿って印52が付されている。
なお、フロアカーペット24に付す印52は、ドリルによりフロアカーペット24およびフロアパネル22に孔を形成するための目印として機能するものである。このような印52に基づいて孔を形成することで、充填材50の注入箇所を簡単に確保することができ、また、同時に貫通したドリルの先端が段部に重なるように印52を段部3410上部に設けてドリルによってバッテリパック14を誤って損傷することが防止されるように図られている。
本実施の形態では、印52は、等間隔をおいて複数設けられているが、印52は孔を形成するための目印として機能すればよく、印52を線状に形成するなど印52をどのような形態とするかは任意である。
なお、本実施の形態では、図4に示すように、収容ケース30の左右の側部42、前部44、後部46に形成された第1の突部48、第2の突部49で囲まれた領域の内側に、カバー側フランジ3410とトレー側取り付け面3210とを締結するボルト36が位置しているが、第1の突部48、第2の突部49で囲まれた領域の外側にボルト36が位置してもよい。
次に、電動車の衝突事故などによりカバー34の左右の側部42が破損し、かつ、バッテリパック14を車両から取り外すことが困難な状況となった場合に、バッテリパック14を廃電池として処理する際の手順について説明する。
すなわち、バッテリパック14は高圧の電力が発生可能であるため、まず、バッテリ28を放電させ、その後、バッテリパック14を破壊して車両から取り外し、廃電池として処理する必要が生じる。
まず、充填材50を用意する。
充填材50としては、例えば、市販の発泡性樹脂材料を用いることができる。
発泡性樹脂材料は、発泡性樹脂材料の原液が蓄えられたスプレー缶のノズルから吐出されたのち発泡し、硬化するものである。
このような発泡性樹脂材料としてウレタンフォームなど従来公知の様々な合成樹脂材料が使用可能である。
なお、充填材50としては、発泡性樹脂材料の他、市販品のシーリング材など従来公知のさまざまな充填材50が使用可能であり、要するに、収容ケース30の左右の側部42および前部44、後部46を液密に覆うものであればよい。
次に、図5、図6に示すように、フロアカーペット24に設けられた印52に基づいてドリルDを用いてフロアカーペット24およびフロアパネル22に充填材注入用の孔54を形成する。
孔54が形成されたならば、スプレー缶のノズルNを孔54に挿通し、収容ケース30の左右の側部42、前部44、後部46と、フロアパネル22との間の空間に充填材50を注入する。
注入された充填材50は発泡し、第1の突部48、第2の突部49によりせき止められることで収容ケース30の下方に漏れることなく、収容ケース30の左右の側部42、前部44、後部46と、フロアパネル22との間に確実に充填され、収容ケース30の左右の側部42、前部44、後部46が充填材50により覆われる。
したがって、収容ケース30の左右の側部42、前部44、後部46に破損があったとしても破損箇所は充填材50により塞がれる。
充填材50が硬化したならば、カバー34の所定箇所に設けられた液体注入孔から収容ケース30内にバッテリ28の短絡を行わせる液体を注入する。
収容ケース30の破損箇所は充填材50によって塞がれているため、バッテリ28は、収容ケース30内で液体に浸された状態となる。
バッテリ28は、液体の作用により短絡することで放電し、やがて残容量がゼロとなり、廃電池として処理可能な状態となる。
次に、バッテリパック14を破壊して車両から取り外し、廃電池として処理する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、印52の箇所のフロアカーペット24の部分をドリルDにより穿孔することで、充填材注入用の孔54がフロアパネル22に形成されるため、バッテリパック14を損傷することなく充填材注入箇所を簡単に確保することができる。
さらに、孔54から充填材50を注入することで、充填材50により収容ケース30の左右の側部42、前部44、後部46の破損箇所を簡単に確実に塞ぐことができる。
そのため、収容ケース30の破損箇所を合成樹脂製の板材で塞ぐなどの作業に比べ、バッテリ28の放電を簡単かつ確実に行う上で有利となる。
特に、本実施の形態では、収容ケース30の左右の側部42と左右のサイドメンバ18との間隔が狭く、収容ケース30の左右の側部42と左右のサイドメンバ18との間の空間に手指を挿入して合成樹脂製の板材で塞ぐなどの作業を行うことが困難である。
さらに、収納ケース30のフロアパネルに対抗した面についての破損状況は確認できない。このような場合であっても、印52に基づいてフロアパネル22に充填材注入用の孔54を簡単に形成でき、かつ、充填材50により収容ケース30の左右の側部42の破損箇所を簡単に確実に塞ぐとともに、収納ケース30の全周にわたり、充填材50が注入さるため、収納ケース30とフロアパネル22の隙間空間を密閉することができ、特に充填材が注入され難い、収納ケース上面の車両中心付近で収納ケースの破損があっても、該空間が充填材50により液密に密閉されているために収納ケースからの漏水を止水することができバッテリ28の放電を簡単かつ確実に行う上で有利となる。
なお、本実施の形態のように、収容ケース30の前部44の前方および後部46の後方に、手指を挿入できる空間が確保されている場合は、充填材50を用いる代わりに、収容ケース30の前部44および後部46の破損箇所に合成樹脂製の板材を貼り付けて補修する作業が可能である。その場合には、収容ケース30の前部44および後部46の第2の突部49を省略することも可能である。
なお、本実施の形態では、カバー34に第1の突部48(第2の突部49)を設けた場合について説明したが、図7に示すように、トレー32の側壁3208、前壁3204、後壁3206に第1の突部48(第2の突部49)を設け、カバー34の左右の側部42、前部44、後部46に加え、トレー32の左右の側部42、前部44、後部46を充填材50により覆うようにしてもよい。
10……車体、12……走行用モータ、14……バッテリパック、16……後輪、18……サイドメンバ、20……クロスメンバ、22……フロアパネル、24……フロアカーペット、26……アンダーカバー、28……走行用バッテリ、30……収容ケース、42……側部、44……前部、46……後部、48……第1の突部、49……第2の突部、50……充填材、52……印、54……充填材注入用の孔、D……ドリル、N……ノズル。

Claims (6)

  1. フロアパネルと車両前後方向に延びる一対のサイドメンバと走行用バッテリを備える電動車であって、
    前記走行用バッテリを収納し、前記フロアパネルの下部で前記一対のサイドメンバの間に配置される収容ケースと、
    前記フロアパネルの上部の車室内に設けられるフロアカーペットと、
    前記フロアパネルまたは前記フロアカーペットの車室内側に設けられ、前記フロアパネルに前記収納ケースからの漏水を止水する充填材を注入する注入孔を形成する位置を定める印と
    前記収容ケースに設けられ、前記充填材をせき止める突部と
    を有し、
    前記印は前記突部に対し前記車両中心側の位置に付されている、
    ことを特徴とする電動車。
  2. 前記突部は、車両前後方向に並んで配置されている第1の突部を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の電動車。
  3. 前記突部は、車幅方向に並んで配置される第2の突部を含んでいることを特徴とする請求項2に記載の電動車。
  4. 前記第1の突部は、前記フロアパネルに向かって突起することを特徴とする請求項2または3に記載の電動車。
  5. 前記第1の突部は、前記サイドメンバに向かって突起することを特徴とする請求項2または3に記載の電動車。
  6. 前記第2の突部は、前記フロアパネルに向かって突起することを特徴とする請求項3に記載の電動車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013237355A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Mitsubishi Motors Corp 電池のエネルギ放出装置

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