JP2013153571A - 電圧判定装置、電圧判定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】柱上変圧器の一次側に対して一日における所定時間に供給される複数日分の電力のうちの最大電力と、前記柱上変圧器の一次側に対して前記一日における前記所定時間に供給される前記複数日分の電力のうちの最小電力との差分に基づいて、前記柱上変圧器の二次側に接続される負荷に対して発電量に応じた電圧を供給する分散型電源の前記発電量とみなされる電力値を算出する第1演算部と、前記負荷に対して供給される電圧の最大値の取り得る範囲として予め定められた第1電圧範囲と、前記第1演算部の演算結果とから、前記第1電圧範囲と前記電力値とに基づいて定められる、前記柱上変圧器の一次側の電圧の最大値の取り得る範囲としての第2電圧範囲を算出する第2演算部と、前記柱上変圧器の一次側の電圧の最大値が前記第2電圧範囲内であるか否かを判定する判定部と、を備える。
【選択図】 図13
Description
===電力系統===
以下、図1を参照して、本実施形態における電力系統について説明する。図1は、本実施形態における電力系統を示す図である。
以下、図1を参照して、本実施形態における柱上変圧器について説明する。
以下、図2を参照して、本実施形態における電圧判定装置について説明する。図2は、本実施形態における電圧判定装置の機能を示すブロック図である。
電圧判定装置6は、タップ選定図を作成したり、配電線L0の電圧を判定したりする装置である。尚、タップ選定図、配電線L0の電圧の判定については後述する。
送受信部61は、例えば、測定装置M1から潮流情報を、例えば30分毎に受信する。尚、送受信部61は、例えば、毎整時(1時間毎)に潮流情報を受信するものとしてもよい。
入力部62は、電圧判定装置6に対して情報を入力するための例えばキーボード装置である。
表示部63は、各種情報を表示するための、例えばディスプレイである。
計時部68は、現在時刻を計時する、例えばタイマである。
演算部64は、例えば、タップ選定図を作成する。尚、タップ選定図については、後述する。演算部64は、潮流情報に基づいて、電力系統100の負荷を算出したり、分散型電源G2の発電量に関する各種演算を行ったりする。尚、演算部64については、後述する。
判定部65は、配電線L0の電圧を判定する。尚、判定部65については、後述する。
以下、図1乃至図6を参照して、本実施形態におけるタップ選定図について説明する。図3は、本実施形態における近端需要家の電圧降下幅の分布を示す図である。図4は、本実施形態における遠端需要家の電圧降下幅の分布を示す図である。図5は、本実施形態におけるタップ変更点電圧と不良率との関係を示す図である。図6は、本実施形態における遠端需要家が通常亘長の際のタップ選定図である。
演算部64は、第4の領域に674に記憶された電圧降下幅分布情報に基づいて、柱上変圧器Tr1の各タップを選択した際の不良率を算出する。
電圧降下幅分布情報は、例えば、電圧降下幅分布曲線F1(図3)に示されるように、近端需要家2の電圧降下幅の分布を示す情報である。電圧降下幅分布曲線F1の横軸に示される電圧降下幅とは、例えば、柱上変圧器Tr1の一次側の電圧を柱上変圧器Tr1の変圧比に基づいて換算した、柱上変圧器Tr1の二次側の換算電圧が、近端需要家2の負荷R2に供給されるまでに低下する電圧幅である。尚、当該電圧降下幅は、例えば、柱上変圧器Tr1の内部インピーダンス、低圧線L2の線路インピーダンス及び需要家の電力消費量に依存することとなる。電圧降下幅分布曲線F1の縦軸に示される比率とは、近端需要家2の中の複数の需要家全体の数に対する、所定電圧以上の電圧降下幅の需要家の数の割合である。電圧降下幅分布曲線F1は、例えば、柱上変圧器Tr1の一次側の電圧を柱上変圧器Tr1の変圧比に基づいて換算した、柱上変圧器Tr1の二次側の換算電圧が、負荷R2に供給されるまでに低下する電圧幅を実態調査した結果に基づくものである。電圧降下幅分布曲線F1は、例えば、DP(デイピーク:日中で最も電力消費の多い時間)時、ピーク(一日で最も消費電力が多い時間)時、NP(ナイトピーク:夜間で最も電力消費が多い時間)時、OP(オフピーク:日中で最も電力消費の少ない時間)時等の、一日における決められた時間の電圧降下幅の分布を示している。尚、DP時、ピーク時、NP時、OP時は、例えば、一日における予め決められた時間とする。一般的な系統ではNP時がピーク時となる(ピーク時=NP時)。例えば、電圧降下幅分布曲線F1には、ピーク時(NP時)の電圧降下幅がV12ボルト以上の需要家は、近端需要家2全体のうちの50パーセントであることが示されている。又、例えば、DP時の電圧降下幅がV11ボルト以上の需要家は、近端需要家2全体のうちの95パーセントであることが示されている。
不良率とは、例えば、柱上変圧器Tr1の一次側に所定電圧を供給した際に、近端需要家2の負荷R2に供給される電圧が適正電圧範囲(例えば、95ボルト乃至107ボルト)(第1電圧範囲)を逸脱する確率(以下、(近端需要家の不良率)と称する)と、遠端需要家3の負荷R3に供給される電圧が適正電圧範囲を逸脱する確率(以下、(遠端需要家の不良率)と称する)とを示す。不良率は、例えば、近端需要家の不良率と遠端需要家の不良率とを加算した後、当該加算結果を「2」で除算することによって求められるものとする。つまり、例えば、近端需要家の不良率と遠端需要家の不良率との平均が不良率となる。不良率は、例えば、柱上変圧器Tr1における選択されているタップ毎に算出されるものとする。
演算部64は、ピーク時(NP時)の柱上変圧器Tr1の不良率を示す、不良率曲線F3に基づいてタップ変更点電圧を決定する。尚、タップ変更点電圧とは、タップを変更する際の目安となる、柱上変圧器Tr1の一次側に供給される電圧である。
演算部64は、所定のタップを選択した際に柱上変圧器Tr1の一次側に対して供給されるべき電圧のレベル(最大値)の上限値(以下、「一次側の上限値」と称する)及び当該電圧のレベル(最大値)の下限値(以下、「一次側の下限値」と称する)を算出する。尚、一次側の上限値と、一次側の下限との間の電圧の幅が第2電圧範囲に相当する。
演算部64は、タップ変更点電圧、一次側の上限値、一次側の下限値に基づいて、例えば、タップ選定図F4を作成する。
低圧線L3は、前述の通り、例えば、1径間以上の長さの電線である。尚、低圧線L3の長さを例えば、低圧線L3の亘長という。一般的に、低圧線L3の平均亘長は3〜4径間程度となるが、例えば、分散型電源G3を設置した新たな遠端需要家3と柱上変圧器Tr1との間の低圧線L3の亘長は、3〜4径間よりも短い2径間程度までとなる傾向にある。従って、例えば、低圧線L3の亘長が短くなっていることを反映させたタップ選定図を用いて、配電線L0の電圧を判定する必要がある。尚、配電線L0の電圧の判定については後述する。例えば、タップ選定図F4は、低圧線L3の亘長が4径間の際のタップ選定図であるものとする。例えば、亘長が4径間の低圧線L3を、通常亘長の低圧線L3と称し、亘長が4径間のよりも短い、例えば2径間の低圧線L3を、短亘長の低圧線L3と称する。低圧線L3を通常亘長とした際の遠端需要家3を、通常亘長の遠端需要家3と称し、低圧線L3を短亘長とした際の遠端需要家3を、短亘長の遠端需要家3と称する。
以下、図1、図7乃至図9を参照して、本実施形態における低圧線を短亘長とした際のタップ選定図について説明する。図7は、本実施形態における低圧線の亘長を変更した際の遠端需要家の電圧降下幅の分布を示す図である。図8は、本実施形態における低圧線の亘長を変更した際のタップ変更点電圧と不良率との関係を示す図である。図9は、本実施形態における低圧線の亘長を変更した際のタップ選定図である。
電圧降下幅分布曲線F5(図7)には、例えば、DP時の電圧降下幅がV51ボルト以上の需要家は、短亘長の遠端需要家3全体のうちの5パーセントであることが示されている。つまり、短亘長の遠端需要家3全体のうちの95パーセントの需要家の電圧降下幅は、V51ボルト以下であることが示されている。つまり、低圧線L3を通常亘長から短亘長に変更することによって、例えば、電圧降下幅がV21ボルトからV21ボルトよりも小さいV51ボルトとなることが示されている。
不良率曲線F6(図8)には、例えば、柱上変圧器Tr1のタップとして6600Vタップが選択されていると際に、低圧線L3を通常亘長から短亘長に変更した場合、6600Vタップの不良率曲線における高電圧側の傾斜及び、低電圧側の傾斜が共に緩やかになっていることが示されている。特に、不良率曲線F6には、例えば、当該高電圧側の傾斜が緩やかになる度合いよりも、当該低電圧側の傾斜が緩やかになる度合いの方が大きいことが示されている。これは、低圧線L3の亘長を通常亘長から短亘長に変更したことによって、柱上変圧器Tr1の二次側から遠端需要家3に供給される電圧の、低圧線L3での電圧降下幅が小さくなったことによるものである。低圧線L3の亘長を通常亘長から短亘長に変更することによって、交点P10は低電圧側の交点P11にシフトし、交点P20は低電圧側の交点P21にシフトすることとなる。従って、例えば、6600Vタップと6450Vタップとを切り替えるためのタップ変更点電圧は、V31ボルトからV31ボルトよりも低いV61ボルトとなる。例えば、6450Vタップと6300Vタップとを切り替えるためのタップ変更点電圧は、V32ボルトからV32ボルトよりも低いV62ボルトとなる。
タップ選定図F7(図9)には、例えば、低圧線L3を通常亘長から短亘長に変更した場合、タップ変更点電圧が、高電圧側から低電圧側(図9の紙面左側から図9の紙面右側)に向かってシフトし、且つ、一次側の下限値が低くなっていることが示されている。これは、低圧線L3を通常亘長から短亘長に変更したことによって、不良率曲線F6の交点が高電圧側(例えば、交点P10、P20)から低電圧側(例えば、交点P11、P21)にシフトすることと、電圧降下幅分布曲線F5の電圧降下幅が小さくなることによるものである。
例えば、タップ選定図F7において実線で示される短亘長のタップ選定図と、点線で示される通常亘長タップ選定図とに基づいて、柱上変圧器Tr1のタップを選択した際に、分散型電源G2、G3の発電量に応じて分散型電源G2、G3から負荷R2、R3に供給される電圧によって、負荷R2、R3の電圧が上昇することがある。その場合、柱上変圧器Tr1の一次側の電圧のレベルが、「負荷R2の電圧が適正電圧範囲の上限値(例えば107ボルト)を超過する確率が、例えば5%以下となるように」算出された、一次側の上限値以下であるにも関わらず、負荷R2の電圧が適正電圧範囲の上限値(例えば107ボルト)を超過する確率が、例えば5%を超えてしまうことがある。よって、分散型電源G2、G3の発電量に基づいて負荷R2、R3に供給される電圧を考慮して、タップ選定図F7の一次側の上限値を算出するのが望ましい。ところが、例えば、分散型電源G2、G3の発電量を示す情報を分散型電源G2、G3から取得するには、分散型電源G2、G3から情報を取得するための装置等を新設する必要があり、当該発電量の取得が困難となることがある。
以下、図1、図10を参照して、本実施形態におけるPVピークについて説明する。図10は、本実施形態における負荷曲線を示す図である。
以下、図1、図10、図11を参照して、本実施形態における分散型電源に関する電力値について説明する。図11は、本実施形態における負荷情報テーブルを示す図である。
演算部64は、潮流情報に基づいて、負荷情報を算出する。負荷情報とは、負荷情報テーブルTa1に示されるように、例えば、一日における所定の時刻に対して、最大負荷(最大電力)と、最小負荷(最小電力)とが関連付けられた情報である。尚、最大負荷は、一日における所定の時刻に、配電用変圧器Tr0の二次側から配電線L0に供給された電力のうちの最大電力に基づく電力値である。演算部64は、潮流情報に基づいて、一日における所定時刻の電力値を1年分算出する。演算部64は、当該算出された1年分の電力値のうちの最大値を抽出する。演算部64は、当該最大値を最大負荷とする。最小負荷は、一日における所定の時刻に、配電用変圧器Tr0の二次側から配電線L0に供給された電力のうちの最小電力に基づく電力値である。演算部64は、潮流情報に基づいて、一日における所定時刻の電力値を1年分算出する。演算部64は、当該算出された1年分の電力値のうちの最小値を抽出する。演算部64は、当該最小値を最小負荷とする。
演算部64は、負荷情報に基づいて、一日における所定の時刻と対応付けられた最小負荷が、最も小さくなる時刻を判断する。例えば、負荷情報テーブルTa1に示される最小負荷FT1min、FT2min、FT3min、FT4min、FT5min、FT6minのうち、FT3minが最も小さい場合、例えば、時刻t13が、PVピーク時と判断される。
演算部64は、PVピーク時(例えば、時刻t13)と判断された所定の時刻における、最大負荷(例えば、Ft3max)から最小負荷(例えば、Ft3min)を減じた電力値を、分散型電源に関する電力値とする。演算部64は、当該分散型電源に関する電力値を、柱上変圧器Tr1の二次側に接続された分散型電源G2、G3の最大発電容量の合計(以下、「柱上変圧器Tr1側の発電容量」と称する)と、柱上変圧器Tr2の二次側に接続された分散型電源G4、G5の最大発電容量の合計(以下、「柱上変圧器Tr2側の発電容量」と称する)との比率に基づいて、按分する。演算部64は、柱上変圧器Tr1側の発電容量に基づいて按分された分散型電源に関する電力値を、分散型電源G2及びG3に関する電力値とする。演算部64は、柱上変圧器Tr2側の発電容量に基づいて按分された分散型電源に関する電力値を、分散型電源G4及びG5に関する電力値とする。尚、分散型電源G2及びG3に関する電力値、分散型電源G4及びG5に関する電力値は、タップ選定図を作成する際に用いられる。
以下、図12を参照して、本実施形態における余裕しろを設けたタップ選定図について説明する。図12は、本実施形態における余裕しろを設けたタップ選定図である。尚、点線で示される低圧線を通常亘長とした際のタップ選定図の一部は、実線で示される低圧線を短亘長とした際のタップ選定図と重なって見えない状態となっている。
以下、図1、図13を参照して、本実施形態における判定部について説明する。図13は、本実施形態における配電線の電圧と許容電圧範囲とを示す図である。
以下、図1、図13、図14を参照して、本実施形態における電圧判定装置の動作について説明する。図14は、本実施形態における電圧判定装置の動作を示すフローチャートである。尚、例えば、第3の領域673に、低圧線が通常亘長の際のタップ選定図を示す情報と、低圧線が短亘長の際のタップ選定図を示す情報とが記憶されているものとする。例えば、第1の領域671に記憶されている、配電線L0の電圧の判定を行うためのプログラムの実行を開始して、電圧判定装置6が判定動作を開始したところから説明する。
===電圧判定装置===
本実施形態における電圧判定装置6aは、第1実施形態における第1の領域671に記憶されている、タップ選定図を作成するためのプログラム、配電線L0の電圧の判定を行うためのプログラムを夫々、PVピーク時のタップ選定図を作成するためのプログラム、 PV電圧変化領域によって配電線L0の電圧の判定を行うためのプログラムに変更したものである。尚、第1の領域671に記憶されているプログラム以外の構成は、第1実施形態における電圧判定装置6と同様であるので、その説明は省略する。
演算部64は、第4の領域に674aに記憶されている電圧降下幅分布情報に基づいて、低圧線が通常亘長の際のPVピーク時のタップ選定図、低圧線が短亘長の際のPVピーク時のタップ選定図を夫々作成する。尚、第4の領域674aには、PVピーク時の、近端需要家2、4の電圧降下幅の分布、遠端需要家3、5の電圧降下幅の分布を夫々示す電圧降下幅分布情報が記憶されているものとする。例えば、演算部64によって作成された、低圧線が通常亘長の際のPVピーク時のタップ選定図を示す情報、低圧線が短亘長の際のPVピーク時のタップ選定図を示す情報は、第3の領域673aに記憶されるものとする。
以下、図1、図15を参照して、本実施形態における判定部について説明する。図15は、本実施形態における配電線の電圧と許容電圧範囲とを示す図である。
2、4 近端需要家
3、5 遠端需要家
6、6a 電圧判定装置
61 送受信部
62 入力部
63 表示部
64 演算部
65 判定部
66 制御部
67、67a 記憶部
68 計時部
100 電力系統
G2、G3、G4、G5 分散型電源
L0 配電線
L1、L2、L3、L4 低圧線
M1 測定装置
Tr1、Tr2 柱上変圧器
R2、R3、R4、R5 負荷
Claims (7)
- 柱上変圧器の一次側に対して一日における所定時間に供給される複数日分の電力のうちの最大電力と、前記柱上変圧器の一次側に対して前記一日における前記所定時間に供給される前記複数日分の電力のうちの最小電力との差分に基づいて、前記柱上変圧器の二次側に接続される負荷に対して発電量に応じた電圧を供給する分散型電源の前記発電量とみなされる電力値を算出する第1演算部と、
前記負荷に対して供給される電圧の最大値の取り得る範囲として予め定められた第1電圧範囲と、前記第1演算部の演算結果とから、前記第1電圧範囲と前記電力値とに基づいて定められる、前記柱上変圧器の一次側の電圧の最大値の取り得る範囲としての第2電圧範囲を算出する第2演算部と、
前記柱上変圧器の一次側の電圧の最大値が前記第2電圧範囲内であるか否かを判定する判定部と、
を備えたことを特徴とする電圧判定装置。 - 前記柱上変圧器は、配電線における第1位置に一次側が接続される第1柱上変圧器と、前記配電線における前記第1位置とは異なる第2位置に一次側が接続される第2柱上変圧器と、を有し、
前記分散型電源は、前記第1柱上変圧器の二次側に接続される第1負荷に対して電圧を供給する第1分散型電源と、前記第2柱上変圧器の二次側に接続される第2負荷に対して電圧を供給する第2分散型電源と、を有し、
前記第1演算部は、前記差分を、前記第1分散型電源の発電容量と、前記第2分散型電源の発電容量との比率で按分して前記第1分散型電源の発電量とみなされる第1電力値と、前記第2分散型電源の発電量とみなされる第2電力値とを算出し、
前記第2演算部は、前記第1及び第2負荷夫々の前記第1電圧範囲と、前記第1及び第2電力値に基づいて、前記1及び第2柱上変圧器夫々の前記第2電圧範囲を算出し、
前記判定部は、前記第1柱上変圧器の一次側の電圧の最大値が、前記第1柱上変圧器の前記第2電圧範囲内であるか否かを判定すると共に、前記第2柱上変圧器の一次側の電圧の最大値が、前記第2柱上変圧器の前記第2電圧範囲内であるか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の電圧判定装置。 - 前記第2演算部は、前記分散型電源から前記負荷に対して前記発電量に応じた電圧が供給された際に、前記負荷に対して供給される電圧の最大値が、前記第1電圧範囲の上限値を超えないように、前記第2電圧範囲の上限値を算出する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電圧判定装置。 - 前記所定時間は、前記一日のうちの前記分散型が発電可能な時間帯における、前記柱上変圧器の一次側に対して供給される電力が最小となる時間である
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電圧判定装置。 - 前記柱上変圧器及び前記負荷は、電線を介して電気的に接続され、
前記第2演算部は、前記柱上変圧器から前記負荷に供給される電圧の前記電線での電圧降下幅に基づいて、前記第2電圧範囲を算出する
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電圧判定装置。 - 前記分散型電源は、太陽光発電装置である
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の電圧判定装置。 - 柱上変圧器の一次側に対して一日における所定時間に供給される複数日分の電力のうちの最大電力と、前記柱上変圧器の一次側に対して前記一日における前記所定時間に供給される前記複数日分の電力のうちの最小電力との差分に基づいて、前記柱上変圧器の二次側に接続される負荷に対して発電量に応じた電圧を供給する分散型電源の前記発電量とみなされる電力値を算出するステップと、
前記負荷に対して供給される電圧の最大値の取り得る範囲として予め定められた第1電圧範囲と、前記第1演算部の演算結果とから、前記第1電圧範囲と前記電力値とに基づいて定められる、前記柱上変圧器の一次側の電圧の最大値の取り得る範囲としての第2電圧範囲を算出するステップと、
前記柱上変圧器の一次側の電圧の最大値が前記第2電圧範囲内であるか否かを判定するするステップと、
を備えたことを特徴とする電圧判定方法。
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