JP2013153375A - 画像処理装置、画像処理方法および記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2013153375A
JP2013153375A JP2012013921A JP2012013921A JP2013153375A JP 2013153375 A JP2013153375 A JP 2013153375A JP 2012013921 A JP2012013921 A JP 2012013921A JP 2012013921 A JP2012013921 A JP 2012013921A JP 2013153375 A JP2013153375 A JP 2013153375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
trimming
area
subject
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012013921A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoko Fukada
陽子 深田
Toshiki Ono
俊樹 小野
Masanori Mikami
真範 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2012013921A priority Critical patent/JP2013153375A/ja
Priority to US13/743,845 priority patent/US8971662B2/en
Priority to CN 201310018442 priority patent/CN103227895A/zh
Publication of JP2013153375A publication Critical patent/JP2013153375A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/60Editing figures and text; Combining figures or text

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】構図の自動設定の可用性をより高める。
【解決手段】入力画像に含まれる被写体が第1の構図で配置される第1のトリミング領域が上記入力画像の範囲を超える場合に、上記被写体が第2の構図で配置される第2のトリミング領域を設定する構図設定部を含む画像処理装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本開示は、画像処理装置、画像処理方法および記録媒体に関する。
近年、フォーカスや露光を自動調整するデジタルスチルカメラなどの撮像装置が普及している。かかる撮像装置では、例えば撮影シーンに適したフォーカスや露光などが設定され、ユーザはこれらの調整をしなくても、良好な撮像画像を取得することができる。
さらに、撮像画像の構図についても、例えば特許文献1,2に記載された技術のように、ユーザの操作によらず自動的に設定する技術が提案されている。これらの技術では、例えば、被写体の顔の大きさや位置を検出し、それらを基準にして、撮像画像の中の適切な領域をトリミング画像として切り出す。
特開2009−89220号公報 特開2009−218807号公報
しかしながら、上記の特許文献1,2に記載されたような技術では、例えば設定されたトリミング画像の領域が撮像画像の範囲を超えるような場合、構図が設定されない。従って、例えば被写体が大きく写っていたり、画像の端に映っていたりすると、構図が設定されない場合があった。このような場合でも、ユーザが構図の自動設定を望む場合もあり、上記の技術はこうした希望に十分には応えられていなかった。
そこで、本開示では、構図の自動設定の可用性をより高めることが可能な、新規かつ改良された画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提案する。
本開示によれば、入力画像に含まれる被写体が第1の構図で配置される第1のトリミング領域が上記入力画像の範囲を超える場合に、上記被写体が第2の構図で配置される第2のトリミング領域を設定する構図設定部を含む画像処理装置が提供される。
また、本開示によれば、入力画像に含まれる被写体が第1の構図で配置される第1のトリミング領域が上記入力画像の範囲を超える場合に、上記被写体が第2の構図で配置される第2のトリミング領域を設定することを含む画像処理方法が提供される。
また、本開示によれば、入力画像に含まれる被写体が第1の構図で配置される第1のトリミング領域が上記入力画像の範囲を超える場合に、上記被写体が第2の構図で配置される第2のトリミング領域を設定する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが記録された、コンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
上記の構成によれば、最初に設定されるトリミング領域が入力画像の範囲を超えるような場合であっても、別の手法によって入力画像の範囲内に収まるトリミング領域が生成される可能性が高くなる。従って、より多くの場合に、構図の自動設定を利用することができる。
以上説明したように本開示によれば、構図の自動設定の可用性をより高めることができる。
本開示の第1の実施形態に係るデジタルスチルカメラの機能構成を示す概略的なブロック図である。 本開示の第1の実施形態に係るデジタルスチルカメラの処理を示すフローチャートである。 トリミング領域設定の例について説明するための図である。 トリミング領域設定の例について説明するための図である。 本開示の第1の実施形態におけるトリミング領域設定の第1の例を示す図である。 本開示の第1の実施形態におけるトリミング領域設定の第2の例を示す図である。 本開示の第1の実施形態におけるトリミング領域設定の第3の例を示す図である。 本開示の第1の実施形態におけるトリミング領域設定の第4の例を示す図である。 本開示の第2の実施形態に係るデジタルスチルカメラの機能構成を示す概略的なブロック図である。 本開示の第2の実施形態に係るデジタルスチルカメラの処理を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
1−1.機能構成
1−2.処理フロー
1−3.トリミング領域の設定例
2.第2の実施形態
3.補足
以下の説明では、画像処理装置の一例であるデジタルスチルカメラに係る本開示の第1および第2の実施形態を紹介する。なお、本開示の実施形態に係る画像処理装置は、デジタルスチルカメラには限られず、入力画像を処理してトリミング画像を生成する機能を有する各種の装置でありうる。また、本開示の実施形態は、入力画像を処理してトリミング画像を生成する方法、入力画像を処理してトリミング画像を生成する機能をコンピュータに実現させるためのプログラム、および当該プログラムが記録されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体をも含む。
(1.第1の実施形態)
(1−1.機能構成)
まず、図1を参照して、本開示の第1の実施形態に係るデジタルスチルカメラの機能構成について説明する。図1は、本実施形態に係るデジタルスチルカメラ100の機能構成を示す概略的なブロック図である。
デジタルスチルカメラ100は、撮像光学系101、撮像部102、制御回路110、表示部120、および記憶部130を含む。制御回路110は、被写体認識部111、構図設定部112、トリミング部113、記録制御部114、および表示制御部115の機能を実現する。なお、デジタルスチルカメラ100は、図示された機能構成以外にも、一般的にデジタルスチルカメラに設けられる操作部などの構成要素を含みうる。
撮像光学系101は、フォーカスレンズ、ズームレンズなどの各種レンズ、光学フィルタ、および絞りなどの光学部品からなる。被写体から入射された光学像(被写体像)は、撮像光学系101に含まれる光学部品を介して、撮像部102に含まれる撮像素子の露光面に結像される。
撮像部102は、例えばCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子と、撮像素子を駆動するためのタイミングジェネレータ、および信号処理回路を含む。信号処理回路は、撮像素子が被写体像を光電変換することによって出力されるアナログ画像信号を処理し、デジタル画像信号に変換して制御回路110に出力する。信号処理回路は、例えばDSP(Digital Signal Processor)によって実現される。
制御回路110は、被写体認識部111、構図設定部112、トリミング部113、記録制御部114、および表示制御部115の機能を実現するとともに、デジタルスチルカメラ100の各部の動作を制御する。制御回路110は、例えば、記憶部130に格納されたプログラムに基づいて動作することによって上記の機能を実現するCPU(Central Processing Unit)によって実現される。制御回路110の機能の一部または全部は、上記の信号処理回路と同様にDSPによって実現されてもよい。以下、制御回路110によって実現される各機能部分について説明する。
被写体認識部111は、撮像部102から取得される入力画像のデジタル画像信号を解析して、入力画像に含まれる被写体を認識する。ここで、被写体は、例えば人の顔である。他にも、被写体は、動物の顔や花、料理など、各種の物体でありうる。被写体認識部111は、例えば、ウェーブレット変換やHaar特徴検出などのアルゴリズムを用いて被写体の領域を算出する。被写体の領域は、例えば人の顔の場合であれば、あご、耳、および眉が含まれる最小矩形の座標値でありうる。なお、被写体の領域は、必ずしも矩形でなくてもよく、三角形または楕円などの形であってもよい。さらに、被写体認識部111は、被写体の領域に加えて、被写体の向きを認識してもよい。
構図設定部112は、被写体が所定の構図で配置されるように、入力画像のトリミング領域を設定する。この実施形態において、構図設定部112は、所定の構図として三分割構図を用いる。なお、所定の構図は、二分割構図など他の構図であってもよい。また、後述するように、構図設定部112は、複数の種類の構図を併用してもよい。構図設定部112は、被写体認識部111によって認識された被写体の位置、サイズ、および向きに従ってトリミング領域を設定する。より具体的には、構図設定部112は、被写体のサイズに応じてトリミング領域のサイズを決定し、トリミング領域を三分割した交点のいずれかに被写体が配置されるようにトリミング領域の位置を決定する。構図設定部112は、設定されたトリミング領域の情報を、トリミング部113に提供する。
ここで、構図設定部112は、トリミング領域を設定する処理として、まず、被写体が第1の構図で配置される第1のトリミング領域の設定を試みる。この第1のトリミング領域が入力画像の範囲内にある場合、そのまま入力画像をトリミングすることが可能であるため、構図設定部112はこの第1のトリミング領域の情報をトリミング部113に提供する。一方、第1のトリミング領域が入力画像の範囲を超える場合、そのままでは入力画像がトリミングできないため、構図設定部112は第2のトリミング領域の設定を試みる。第2のトリミング領域では、被写体が第2の構図で配置される。第2のトリミング領域が入力画像の範囲内にある場合、構図設定部112は、第2のトリミング領域の情報をトリミング部113に提供する。
第2のトリミング領域は、第1のトリミング領域が入力画像の範囲を超える場合に設定されるため、第1のトリミング領域よりも小さい領域であることが望ましい。あるいは、第2のトリミング領域は、第1のトリミング領域の縦横やアスペクト比を変更したものであってもよい。また、構図設定部112は、第1の構図と第2の構図とを異なる種類の構図にする(例えば、第1の構図として三分割構図を用い、第2の構図として二分割構図を用いる)ことによって第2のトリミング領域を設定してもよい。
構図設定部112は、上記のようなトリミング領域の再設定処理を、新たに設定されたトリミング領域が入力画像の範囲内に収まるまで繰り返してもよい。つまり、構図設定部112は、第2のトリミング領域が入力画像の範囲を超える場合に、被写体が第3の構図で配置される第3のトリミング領域を設定してもよい。なお、以上で説明したような構図設定部112の処理については、後に処理フローやトリミング領域の設定例を参照してさらに説明する。
トリミング部113は、入力画像から、構図設定部112が設定したトリミング領域のトリミング画像を生成する。このとき、トリミング部113は、例えば画素補間して解像度を上げるなどの処理(超解像処理ともいう)によって、トリミング画像を入力画像のサイズまで拡大してもよい。後述するように、構図設定部112は、この拡大処理によって入力画像のサイズまで拡大することが可能であることを、構図の再設定処理の繰返しの条件として用いてもよい。
記録制御部114は、トリミング部113によって生成されたトリミング画像を、画像データとして記憶部130に記録する。記録制御部114は、トリミング画像とともに入力画像の画像データを記録してもよい。
表示制御部115は、記憶部130に画像データとして記録された画像を、表示部120に表示させる。表示制御部115は、例えば、デジタルスチルカメラ100で撮像が実行された後に、プレビュー画像として画像を表示させてもよいし、ユーザの操作に従って記憶部130に記録された任意の画像を再生画像として表示させてもよい。
表示部120は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどで構成される。表示部120は、表示制御部115の制御に従って、デジタルスチルカメラ100に関する各種の情報をユーザに向けて表示する。
記憶部130には、デジタルスチルカメラ100の処理に関する各種のデータが格納される。記憶部130は、例えば、フラッシュROM(Read Only Memory)もしくはDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)もしくはCD(Compact Disc)などの光ディスク、またはハードディスクなどでありうる。記憶部130は、デジタルスチルカメラ100に内蔵される記憶装置であってもよく、デジタルスチルカメラ100に着脱可能な記録媒体であってもよい。また、記憶部130は、複数の種類の記憶装置または記録媒体を含んでもよい。記憶部130には、記録制御部114によって入力画像やトリミング画像の画像データが格納されるほか、制御回路110のCPUに上記の機能を実現させるためのプログラムなどが格納されうる。
(1−2.処理フロー)
次に、図2を参照して、本開示の第1の実施形態に係るデジタルスチルカメラの処理フローについて説明する。図2は、デジタルスチルカメラ100の処理を示すフローチャートである。
図示された処理では、まず、被写体認識部111が、撮像部102から取得された入力画像のデジタル画像信号を解析して、入力画像に含まれる被写体を認識する(ステップS101)。次に、構図設定部112が、被写体認識部111によって認識された被写体の位置、サイズ、および向きに従って、被写体が所定の構図で配置されるようにトリミング領域を設定する(ステップS103)。ここで設定されるトリミング領域は、上述した第1のトリミング領域にあたる。
ここで、構図設定部112は、入力画像の範囲内でトリミング領域が設定されたか否かを判定する(ステップS105)。ここで、入力画像の範囲内でトリミング領域が設定されたと判定された場合、トリミング部113が、設定されたトリミング領域に従って入力画像からトリミング画像を生成し(ステップS107)、記録制御部114がトリミング画像を記憶部130に記録する(ステップS109)。
一方、ステップS105で、入力画像の範囲内でトリミング領域が設定されなかったと判定された場合、構図設定部112は、トリミング領域が再設定可能であるか否かを判定する(ステップS111)。この判定は、例えば、上述のように、トリミング領域が再設定によって縮小される場合に、トリミング部113がさらに縮小されたトリミング領域のトリミング画像を入力画像のサイズまで拡大することが可能であるか否かの判定であってもよい。また、上記の判定は、トリミング領域の再設定回数が所定の回数に到達したか否かの判定であってもよい。
ステップS111で、トリミング領域が再設定可能であると判定された場合、構図設定部112は、トリミング領域の設定条件を変更する(ステップS113)。この設定条件の変更は、例えば、被写体のサイズに応じてトリミング領域のサイズを設定するときのパラメータの変更であってもよく、また用いる構図の種類の変更であってもよい。なお、ここで変更される設定条件の詳細については後述する。
次に、構図設定部112は、ステップS113で変更された設定条件に従って、再びトリミング領域を設定する(ステップS103)。ここで設定されるトリミング領域は、上述した第2のトリミング領域にあたる。
一方、ステップS111で、トリミング領域が再設定可能ではないと判定された場合、構図設定部112は、トリミング領域を設定せずに処理を終了する。この場合、トリミング部113は、トリミング画像を生成しない。従って、記録制御部114は、トリミング画像を記憶部130に記録しない。
(1−3.トリミング領域の設定例)
次に、図3A〜図7を参照して、本開示の第1の実施形態に係るデジタルスチルカメラにおけるトリミング領域の設定例について説明する。図3Aおよび図3Bは、トリミング領域設定の一般的な例について説明するための図である。図4〜図7は、デジタルスチルカメラ100でのトリミング領域の設定例を示す図である。
図3Aは、トリミング領域の設定が可能である場合の例を示す図である。図示された例では、被写体認識部111が、入力画像300に含まれる被写体として人の顔を認識する。人の顔は、例えば顔領域310aとして認識されうる。この顔領域310aによって、入力画像300における被写体の位置および被写体のサイズが示される。さらに、被写体認識部111は、例えば顔領域310aの部分の画像の解析によって、被写体である顔の向きを認識する。
このようにして被写体認識部111が認識した被写体の位置、サイズ、および向きに従って、構図設定部112がトリミング領域320を設定する。例えば、構図設定部112は、まず、被写体の向きに従って、トリミング領域を縦長にするか横長にするかを決定する。図示された例では、顔領域310aによって示される顔が左を向いているため、構図設定部112はトリミング領域を横長にする。
次に、構図設定部112は、顔領域310aのサイズに応じて、トリミング領域320のサイズを決定する。図示された例において、構図設定部112は、トリミング領域320の幅を、顔領域310aの幅のn倍(n≧2)に設定する。
さらに、構図設定部112は、所定の構図で被写体が配置される所定の位置に被写体が配置されるように、トリミング領域320の位置を決定する。例えば三分割構図の場合、被写体が配置される位置は、トリミング領域320を縦および横にそれぞれ三分割する線の4つの交点のいずれかである。構図設定部112は、例えば、被写体の向きに基づいて、どこに被写体を配置するかを決定する。
なお、本明細書では、トリミング領域における被写体配置の状態全般を「構図」と称する。この「構図」は、上記の例では、構図の種類(例えば三分割構図や二分割構図のような)、トリミング領域に対する被写体の相対的なサイズ(nの値)、およびどの点に被写体を配置するか(三分割構図の場合であれば、4つの交点のいずれに配置するか)、によって定義される。
図3Aの例では、上記のようにして設定されたトリミング領域320が入力画像300の範囲内にある。従って、トリミング部113によってトリミング領域320でのトリミング画像400が生成される。
一方、図3Bの例では、同様にして設定されたトリミング領域320が、入力画像300の範囲を超えている。従って、このままでは、トリミング画像400は生成されない。
上記の図3Aおよび図3Bに示すようなトリミング領域の設定処理では、例えば顔領域310aが大きかったり、顔領域310aが入力画像300の端に位置していたりすると、トリミング画像400が生成されない。従って、撮像した画像がトリミングされず、適切な構図で保存されないケースが発生する。
また、図3Bのような場合に、トリミング領域320のうち入力画像300の範囲を超えた部分を無視してトリミング画像を生成することも考えられる。しかしながら、そうした場合も、トリミング画像は設定された構図を無視したものになってしまうため、撮像した画像は必ずしも適切な構図では保存されない。
加えて、上記の図3Aに示すようなトリミング画像の生成処理では、トリミング画像の生成が可能ではあるものの、例えばトリミング領域320のサイズと顔領域310aのサイズとの関係が固定されており、異なる入力画像から生成されたトリミング画像であっても、例えば被写体が比較的小さいものが多いなど、構図の変化が乏しく創造性に欠ける印象をユーザに与える場合がある。
そこで、本実施形態では、構図設定部112が、例えば上記の図3Bのような場合に、トリミング領域の設定条件を変更して、新たなトリミング領域の設定を試みる。トリミング領域の設定条件の変更は、例えば、上記の例でトリミング領域320のサイズを設定する場合のnの値の変更であってもよいし、また三分割構図における別の交点に被写体を配置することであってもよい。あるいは、構図設定部112は、トリミング設定条件の変更として、三分割構図に代えて二分割構図を用いる、といったように、構図の種類を変更してもよい。
このようにして、異なる設定条件で新たなトリミング領域を設定し、そのトリミング領域が入力画像300の範囲内にあれば、例えば図3Aおよび図3Bの例のような処理ではトリミング画像が生成できなかったような場合にも、トリミング画像を生成することができる。また、このようにして生成されるトリミング画像は、生成元の入力画像によって被写体の大きさなどが変化するため、構図の変化に富み創造性が豊かな印象をユーザに与える可能性もある。
以下では、かかる本実施形態におけるトリミング領域の設定のいくつかの例を紹介する。
(第1の例)
図4は、本実施形態におけるトリミング領域設定の第1の例を示す図である。(a)に示すように、まず、構図設定部112は、入力画像300に含まれる被写体の顔領域310aが三分割構図で配置される第1のトリミング領域320を設定する。しかしながら、この第1のトリミング領域320は、入力画像300の範囲を超えている。
そこで、構図設定部112は、(b)に示すように、第2のトリミング領域322を設定する。図示された例において、構図設定部112は、第1のトリミング領域320を縮小して第2のトリミング領域322を設定する。
例えば、構図設定部112は、図3Aの例でトリミング領域のサイズを設定するのに用いられたnの値を小さくすることによってトリミング領域を縮小してもよい。nの値は、図3Aの例ではn≧2となるように設定されたが、この第2のトリミング領域322の設定処理では、n<2であってもよく、さらにはn<1であってもよい。つまり、構図設定部112は、顔領域310aの一部が含まれない程度まで第1のトリミング領域320を縮小してもよい。
ここで、どの程度まで第1のトリミング領域320を縮小するかは任意であるが、例えば、構図設定部112は、顔領域310aの中の目領域312aが含まれるように、第1のトリミング領域320を縮小してもよい。目領域312aは、顔領域310aの中で、画像の観察者によって特に注視されると考えられる注視領域である。目領域312aは、例えば、被写体認識部111で用いられるアルゴリズムと同様のアルゴリズムを用いて、または被写体認識部111の認識結果を利用して特定されうる。なお、注視領域は、図示された例のように目領域には限られず、顔領域310aに含まれるその他の器官であってもよい。
また、第1のトリミング領域320は横長の領域であったが、第2のトリミング領域322は横長でも縦長でもよい。例えば、構図設定部112は、被写体の特徴に応じて、第2のトリミング領域322が横長か縦長かを切り替えてもよい。図4では、横長の第2のトリミング領域322aと、縦長の第2のトリミング領域322bとが示されている。この例では、いずれの領域も入力画像300の範囲内にあるため、(c)に示すように、横長のトリミング画像400aと縦長のトリミング画像400bとの両方を生成することが可能である。
図示された例では、横長および縦長の第2のトリミング領域322a,322bがいずれも入力画像300の範囲内にあるが、例えばいずれか一方だけが入力画像300の範囲内にある場合、構図設定部112は、入力画像300の範囲内にある方の第2のトリミング領域322を選択してもよい。また、構図設定部112は、被写体の特徴、例えば目領域312aが略左右方向に並んでいることや顔の傾きなどに応じて、第2のトリミング領域322a,322bのいずれかを選択してもよい。
あるいは、構図設定部112は、横長および縦長の第2のトリミング領域322a,322bの情報を両方ともトリミング部113に提供してもよい。この場合、表示制御部115は、例えばトリミング画像400a,400bの両方をプレビュー画像として表示部120に表示させ、ユーザに保存するトリミング画像を選択させてもよい。なお、上記のように、第2のトリミング領域が横長か縦長かを切り替える、または両方出力してユーザに選択させる構成は、ここで紹介する他の例にも適用されうる。
上記の図4に示すようなトリミング画像の生成処理では、第1のトリミング領域320を縮小して第2のトリミング領域322を設定する。このとき、第1のトリミング領域320の縮小の程度が適切でないと、ユーザが注視している領域、例えば顔領域310aの中の目領域312aのような領域が途中で切れているトリミング領域が設定される可能性がある。このような場合、ユーザは、第2のトリミング領域の構図を適切であるとは感じない。
そこで、上記の例では、目領域312aのような領域を注視領域とし、この注視領域が含まれるように第1のトリミング領域320を縮小して、第2のトリミング領域322を設定する。これによって、例えばユーザが第2のトリミング領域322の構図を適切であると感じる可能性を高めることができる。
(第2の例)
図5は、本実施形態におけるトリミング領域設定の第2の例を示す図である。なお、上記の図3A〜図4の例とは異なり、図5の例では、被写体認識部111が、入力画像300に含まれる被写体として花を認識する。花は、例えば花領域310bとして認識されうる。
(a)に示すように、まず、構図設定部112は、花領域310bが三分割構図で配置される第1のトリミング領域(図示せず)を設定する。花領域310bは、入力画像300に大きく写っているため、第1のトリミング領域は、入力画像300の範囲を超える。
そこで、構図設定部112は、第1のトリミング領域を縮小して第2のトリミング領域を設定する。この第2のトリミング領域で入力画像をトリミングしたトリミング画像400c〜400fが、(b)に示されている。
この例において、構図設定部112は、入力画像300の解析によって注視領域312bを設定し、この注視領域312bが含まれるように、第1のトリミング領域を縮小する。注視領域312bは、例えば、花領域310bの中で輝度がより高い領域、彩度がより高い領域、またはエッジがより多い領域である。
また、構図設定部112は、第2のトリミング領域のアスペクト比を、被写体の特徴に応じて変更してもよい。(b)には、さまざまなアスペクト比で第2のトリミング領域が設定された場合のトリミング画像400が示されている。このうち、トリミング画像400cは、入力画像300のアスペクト比(4:3)を変更していないものである。トリミング画像400dは、アスペクト比を16:9に変更したものである。トリミング画像400eは、アスペクト比を3:2に変更したものである。トリミング画像400fは、アスペクト比を1:1に変更したものである。
図示された例では、それぞれのアスペクト比の第2のトリミング領域がいずれも入力画像300の範囲内にあるが、例えばあるアスペクト比の第2のトリミング領域が入力画像300の範囲を超える場合、構図設定部112は、当該アスペクト比の第2のトリミング領域を選択対象から除外してもよい。また、構図設定部112は、被写体の特徴、例えば注視領域312bの形状に応じて、いずれかのアスペクト比の第2のトリミング領域を選択してもよい。
あるいは、構図設定部112は、複数のアスペクト比の第2のトリミング領域の情報をトリミング部113に提供してもよい。この場合、表示制御部115は、例えばトリミング画像400c〜400fのそれぞれをプレビュー画像として表示部120に表示させ、ユーザに保存するトリミング画像を選択させてもよい。なお、上記のように、第2のトリミング画像のアスペクト比を切り替える、または複数出力してユーザに選択させる構成は、ここで紹介する他の例にも適用されうる。
上記の図5に示すようなトリミング画像の生成処理では、例えば図4の顔領域310aに対する目領域312aのように、被写体の領域内の注視領域が予め定められていないような場合でも、入力画像300の解析によって注視領域312bが設定される。従って、例えば花や料理のような被写体の場合でも、適切に注視領域312bを設定して第2のトリミング領域を設定することができる。
また、第2のトリミング領域のアスペクト比を切り替える場合、トリミング画像のアスペクト比を固定しないことで、より多くの場合にトリミング画像を生成することができる。また、複数のアスペクト比のトリミング画像をユーザに提示する場合、多彩なトリミング画像を、例えばユーザの嗜好に応じて生成することができる。
(第3の例)
図6は、本実施形態におけるトリミング領域設定の第3の例を示す図である。なお、上記の図3A〜図5の例とは異なり、図6の例では、被写体認識部111が、入力画像300に含まれる被写体のとして車を認識する。車は、例えば車領域310cとして認識されうる。
(a)に示すように、まず、構図設定部112は、車領域310cが三分割構図で配置される第1のトリミング領域(図示せず)を設定する。車領域310cは、入力画像300に大きく写っているため、第1のトリミング領域は、入力画像300の範囲を超える。
そこで、構図設定部112は、第1のトリミング領域を縮小して第2のトリミング領域を設定する。この第2のトリミング領域で入力画像をトリミングしたトリミング画像400が、(b)に示されている。
この例において、構図設定部112は、ユーザ操作によって注視領域312cを設定し、この注視領域312cが含まれるように、第1のトリミング領域を縮小する。注視領域312cは、例えば、入力画像300を撮像する前にユーザ操作によって指定された車領域310cの中の注視点の近傍の領域であってもよい。この場合、被写体認識部111は、被写体の車領域310cを物体追尾によって継続的に認識するとともに、指定された注視点を物体追尾に対応して移動させてもよい。
また、注視領域312cは、例えばユーザがプレビュー画像または再生画像として表示された入力画像300からトリミング画像400を生成するときに、表示部120に表示された入力画像300の中からユーザによって選択された注視点の近傍の領域であってもよい。つまり、注視領域312cは、画像が撮像されて記録された後に設定されてもよい。
上記の図6に示すようなトリミング画像の生成処理では、ユーザの指定によって注視領域312cが設定される。従って、例えば注視領域を自動的に検出することが困難な被写体の場合でも、ユーザの所望に従って注視領域312cを設定して適切な第2のトリミング領域を設定することができる。
(第4の例)
図7は、本実施形態におけるトリミング領域設定の第4の例を示す図である。この例は、いわゆるマクロ撮影の例である。(a)に示すように、この例における被写体はケーキであるが、入力画像300のほとんどの部分を占めている。それゆえ、被写体は、図3A〜図6の例のような領域としては認識されない。また、構図設定部112が被写体を三分割構図で配置した第1のトリミング領域は、入力画像300の範囲を超える。
そこで、構図設定部112は、第2のトリミング領域を設定する。図示された例において、構図設定部112は、入力画像でフォーカスされているフォーカス領域312dが含まれるように第2のトリミング領域を設定する。より具体的には、構図設定部112は、フォーカス領域312dを三分割構図で配置した第2のトリミング領域を設定してもよい。
このとき、構図設定部112は、横長または縦長の第2のトリミング領域のいずれかまたは両方を設定してもよい。(b)には、それぞれの場合に生成されるトリミング画像400a,400bが示されている。構図設定部112は、被写体の特徴、例えばフォーカス領域312dの形状に応じて、縦長または横長の第2のトリミング領域のいずれかを選択してもよい。
上記の図7に示すようなトリミング画像の生成処理では、入力画像でフォーカスされているフォーカス領域312dが注視領域に設定される。従って、例えば被写体の領域自体が入力画像300の範囲を超えるようなマクロ撮影などの場合でも、適切に注視領域を設定してトリミング領域を設定することができる。
(2.第2の実施形態)
次に、図8および図9を参照して、本開示の第2の実施形態について説明する。図8は、本実施形態に係るデジタルスチルカメラ200の機能構成を示す概略的なブロック図である。図9は、デジタルスチルカメラ200の処理を示すフローチャートである。
なお、この第2の実施形態は、デジタルスチルカメラ200がフォーカス判定部216を含む点で上記の第1の実施形態とは相違するが、それ以外の点については第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図8に示されるように、本実施形態では、デジタルスチルカメラ200がフォーカス判定部216を含む。フォーカス判定部216は、被写体認識部111によって認識された被写体がフォーカスされているか否かを判定する。フォーカス判定部216は、例えばコントラスト検出方式や位相差検出方式など、オートフォーカスと同様の方式を用いて、被写体がフォーカスされているか否かを判定する。例えばコントラスト検出方式を用いる場合、フォーカス判定部216は、入力画像の被写体の領域でのコントラストが所定の閾値以上であるか、または他の領域のコントラストよりも大きいかを判定することによって、被写体がフォーカスされているか否かを判定する。また、位相差検出方式を用いる場合、フォーカス判定部216は、ラインセンサなどの測光センサ(図示せず)を用いて検出された被写体の領域での位相差に基づいて、撮像光学系101の焦点が被写体に合っているかを判定することによって、被写体がフォーカスされているか否かを判定する。
ここで、フォーカス判定部216は、被写体がフォーカスされているか否かの判定結果を構図設定部112に提供する。構図設定部112は、フォーカス判定部216での判定結果に基づき、被写体がフォーカスされている場合に第1のトリミング領域を設定する。一方、被写体がフォーカスされていない場合、第1の実施形態で説明されたようなトリミング領域の設定の処理は実行されない。なお、フォーカス判定部216は、被写体として認識された領域の全体がフォーカスされている場合に、被写体がフォーカスされていると判定してもよいし、被写体として認識された領域の少なくとも一部がフォーカスされている場合に、被写体がフォーカスされていると判定してもよい。
図9では、フォーカス判定部216の処理が、ステップ215として示されている。ステップS101で被写体認識部111が被写体を認識した後、フォーカス判定部216は、認識された被写体がフォーカスされているか否かを判定する(ステップS215)。ここで、被写体がフォーカスされていると判定された場合、ステップS103以降のトリミング領域の設定の処理が実行される。一方、被写体がフォーカスされていると判定されなかった場合、処理はステップS101に戻る。
以上で説明した第2の実施形態では、被写体がフォーカスされている場合に、トリミング領域を設定する処理が実行される。被写体がフォーカスされている場合の方が、構図設定の精度は高くなる。また、被写体がフォーカスされていない場合、設定されたトリミング領域でトリミング画像が生成されても、結局失敗作になる可能性が高い。つまり、上記の本実施形態の構成によれば、結果としてユーザが望まないトリミング画像が生成されることを防ぎ、より高い精度でユーザが所望するトリミング画像を生成することができる。
(3.補足)
なお、本開示の実施形態は、上記で説明した以外にも、以下にその一例を示すように、さまざまな変形が可能である。
例えば、本開示の実施形態に係る画像処理装置は、デジタルスチルカメラには限られず、撮像機能を有する携帯電話(スマートフォン)やタブレット型PC(Personal Computer)などの携帯端末であってもよい。また、画像処理装置は、それ自体は撮像機能を有さないデスクトップ型のPCなどの情報処理装置であってもよい。この場合、画像処理装置は、例えば他の装置で撮像された画像を入力画像として取得する。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)入力画像に含まれる被写体が第1の構図で配置される第1のトリミング領域が前記入力画像の範囲を超える場合に、前記被写体が第2の構図で配置される第2のトリミング領域を設定する構図設定部を備える画像処理装置。
(2)前記第2のトリミング領域は、前記第1のトリミング領域よりも小さい、前記(1)に記載の画像処理装置。
(3)前記構図設定部は、前記被写体のうちの所定の領域が含まれるように前記第1のトリミング領域を縮小することによって前記第2のトリミング領域を設定する、前記(2)に記載の画像処理装置。
(4)前記所定の領域は、ユーザ操作によって設定される、前記(3)に記載の画像処理装置。
(5)前記所定の領域は、前記入力画像の解析によって設定される、前記(3)に記載の画像処理装置。
(6)前記被写体は、顔であり、
前記所定の領域は、前記顔に含まれる所定の器官に対応する領域である、前記(3)に記載の画像処理装置。
(7)前記第1の構図または前記第2の構図のうちの少なくともいずれかは三分割構図である、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(8)前記構図設定部は、前記第2のトリミング領域が横長か縦長かを前記被写体の特徴に応じて切り替える、前記(7)に記載の画像処理装置。
(9)前記構図設定部は、前記第2のトリミング領域のアスペクト比を前記被写体の特徴に応じて変更する、前記(7)または(8)に記載の画像処理装置。
(10)前記構図設定部は、前記入力画像でフォーカスされている領域が含まれるように前記第2のトリミング領域を設定する、前記(7)〜(9)のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(11)前記第2の構図は、前記第1の構図とは異なる種類の構図である、前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(12)前記被写体がフォーカスされているか否かを判定するフォーカス判定部をさらに備え、
前記構図設定部は、前記被写体がフォーカスされている場合に前記第1のトリミング領域を設定する、前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(13)前記構図設定部は、前記第2のトリミング領域が前記入力画像の範囲を超える場合に、前記被写体が第3の構図で配置される第3のトリミング領域を設定する、前記(1)〜(12)のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(14)前記入力画像から前記第2のトリミング領域または前記第3のトリミング領域のトリミング画像を生成し、該トリミング画像を画素補間して解像度を上げる処理によって前記入力画像のサイズに拡大するトリミング部をさらに備え、
前記構図設定部は、前記拡大が可能である場合に前記第2のトリミング領域または前記第3のトリミング領域を設定する、前記(13)に記載の画像処理装置。
(15)入力画像に含まれる被写体が第1の構図で配置される第1のトリミング領域が前記入力画像の範囲を超える場合に、前記被写体が第2の構図で配置される第2のトリミング領域を設定することを含む画像処理方法。
(16)入力画像に含まれる被写体が第1の構図で配置される第1のトリミング領域が前記入力画像の範囲を超える場合に、前記被写体が第2の構図で配置される第2のトリミング領域を設定する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが記録された、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
100,200 デジタルスチルカメラ(画像処理装置)
102 撮像部
111 被写体認識部
112 構図設定部
113 トリミング部
114 記録制御部
115 表示制御部
120 表示部
130 記憶部
216 フォーカス判定部
300 入力画像
310 被写体領域
312 注視領域
320 第1のトリミング領域
322 第2のトリミング領域
400 トリミング画像

Claims (16)

  1. 入力画像に含まれる被写体が第1の構図で配置される第1のトリミング領域が前記入力画像の範囲を超える場合に、前記被写体が第2の構図で配置される第2のトリミング領域を設定する構図設定部を備える画像処理装置。
  2. 前記第2のトリミング領域は、前記第1のトリミング領域よりも小さい、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記構図設定部は、前記被写体のうちの所定の領域が含まれるように前記第1のトリミング領域を縮小することによって前記第2のトリミング領域を設定する、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記所定の領域は、ユーザ操作によって設定される、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記所定の領域は、前記入力画像の解析によって設定される、請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記被写体は、顔であり、
    前記所定の領域は、前記顔に含まれる所定の器官に対応する領域である、請求項3に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の構図または前記第2の構図のうちの少なくともいずれかは三分割構図である、請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記構図設定部は、前記第2のトリミング領域が横長か縦長かを前記被写体の特徴に応じて切り替える、請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記構図設定部は、前記第2のトリミング領域のアスペクト比を前記被写体の特徴に応じて変更する、請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 前記構図設定部は、前記入力画像でフォーカスされている領域が含まれるように前記第2のトリミング領域を設定する、請求項7に記載の画像処理装置。
  11. 前記第2の構図は、前記第1の構図とは異なる種類の構図である、請求項1に記載の画像処理装置。
  12. 前記被写体がフォーカスされているか否かを判定するフォーカス判定部をさらに備え、
    前記構図設定部は、前記被写体がフォーカスされている場合に前記第1のトリミング領域を設定する、請求項1に記載の画像処理装置。
  13. 前記構図設定部は、前記第2のトリミング領域が前記入力画像の範囲を超える場合に、前記被写体が第3の構図で配置される第3のトリミング領域を設定する、請求項1に記載の画像処理装置。
  14. 前記入力画像から前記第2のトリミング領域または前記第3のトリミング領域のトリミング画像を生成し、該トリミング画像を画素補間して解像度を上げる処理によって前記入力画像のサイズに拡大するトリミング部をさらに備え、
    前記構図設定部は、前記拡大が可能である場合に前記第2のトリミング領域または前記第3のトリミング領域を設定する、請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 入力画像に含まれる被写体が第1の構図で配置される第1のトリミング領域が前記入力画像の範囲を超える場合に、前記被写体が第2の構図で配置される第2のトリミング領域を設定することを含む画像処理方法。
  16. 入力画像に含まれる被写体が第1の構図で配置される第1のトリミング領域が前記入力画像の範囲を超える場合に、前記被写体が第2の構図で配置される第2のトリミング領域を設定する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが記録された、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2012013921A 2012-01-26 2012-01-26 画像処理装置、画像処理方法および記録媒体 Pending JP2013153375A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012013921A JP2013153375A (ja) 2012-01-26 2012-01-26 画像処理装置、画像処理方法および記録媒体
US13/743,845 US8971662B2 (en) 2012-01-26 2013-01-17 Image processing apparatus, image processing method, and recording medium
CN 201310018442 CN103227895A (zh) 2012-01-26 2013-01-18 图像处理设备、图像处理方法和记录介质

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012013921A JP2013153375A (ja) 2012-01-26 2012-01-26 画像処理装置、画像処理方法および記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013153375A true JP2013153375A (ja) 2013-08-08

Family

ID=48838138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012013921A Pending JP2013153375A (ja) 2012-01-26 2012-01-26 画像処理装置、画像処理方法および記録媒体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8971662B2 (ja)
JP (1) JP2013153375A (ja)
CN (1) CN103227895A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015041169A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその制御方法、プログラム
CN108513067A (zh) * 2018-03-29 2018-09-07 维沃移动通信有限公司 一种拍摄控制方法及移动终端

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101795601B1 (ko) * 2011-08-11 2017-11-08 삼성전자주식회사 영상 처리 장치, 영상 처리 방법, 및 컴퓨터 판독가능 저장매체
JP6075819B2 (ja) * 2011-12-19 2017-02-08 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法、並びに記憶媒体
JP2014123815A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Sony Corp 画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体
KR101999137B1 (ko) * 2013-01-03 2019-07-11 삼성전자주식회사 카메라를 구비하는 장치의 이미지 처리장치 및 방법
WO2015072166A1 (ja) * 2013-11-18 2015-05-21 オリンパスイメージング株式会社 撮像装置、撮像アシスト方法及び撮像アシストプログラムを記録した記録媒体
GB201501311D0 (en) 2015-01-27 2015-03-11 Apical Ltd Method, system and computer program product

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5781665A (en) * 1995-08-28 1998-07-14 Pitney Bowes Inc. Apparatus and method for cropping an image
US5960126A (en) * 1996-05-22 1999-09-28 Sun Microsystems, Inc. Method and system for providing relevance-enhanced image reduction in computer systems
US6907136B1 (en) * 1999-05-19 2005-06-14 Canon Kabushiki Kaisha Image processing of designated image portion
EP1085366B1 (en) * 1999-09-14 2004-09-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Face image photographing apparatus and face image photographing method
US6654506B1 (en) * 2000-01-25 2003-11-25 Eastman Kodak Company Method for automatically creating cropped and zoomed versions of photographic images
JP4574469B2 (ja) * 2004-08-23 2010-11-04 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法及びプログラム
JP4683339B2 (ja) * 2006-07-25 2011-05-18 富士フイルム株式会社 画像トリミング装置
JP4998995B2 (ja) * 2007-06-08 2012-08-15 富士フイルム株式会社 アルバム作成装置および方法ならびにプログラム
JP4894708B2 (ja) 2007-10-02 2012-03-14 株式会社ニコン 撮像装置
KR20090067913A (ko) * 2007-12-21 2009-06-25 삼성디지털이미징 주식회사 영상 트리밍 장치 및 방법
JP4869270B2 (ja) 2008-03-10 2012-02-08 三洋電機株式会社 撮像装置及び画像再生装置
US8538074B2 (en) * 2008-09-08 2013-09-17 Sony Corporation Image processing apparatus and method, image capturing apparatus, and program
AU2008259357B2 (en) * 2008-12-18 2010-09-16 Canon Kabushiki Kaisha Automatic image cropping
US8406515B2 (en) * 2009-06-24 2013-03-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method for automatically cropping digital images
US20110305397A1 (en) * 2010-03-08 2011-12-15 Robinson Piramuthu Systems and methods for retargeting an image utilizing a saliency map

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015041169A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその制御方法、プログラム
US10109036B2 (en) 2013-08-21 2018-10-23 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, control method for same, and program that performs image processing for image data having a focus state that is changeable
CN108513067A (zh) * 2018-03-29 2018-09-07 维沃移动通信有限公司 一种拍摄控制方法及移动终端
CN108513067B (zh) * 2018-03-29 2021-01-08 维沃移动通信有限公司 一种拍摄控制方法及移动终端

Also Published As

Publication number Publication date
CN103227895A (zh) 2013-07-31
US8971662B2 (en) 2015-03-03
US20130195374A1 (en) 2013-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3328055B1 (en) Control method, control device and electronic device
US8971662B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and recording medium
US10200590B2 (en) Image pickup apparatus and method of controlling the same
US8767082B2 (en) Focused areas in an image
US20130194480A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and recording medium
US9208569B2 (en) Image processing apparatus and control method thereof capable of performing refocus calculation processing for light field data
KR102209066B1 (ko) 다수의 초점거리를 이용한 이미지 합성 방법 및 장치
US20120194707A1 (en) Image pickup apparatus, image reproduction apparatus, and image processing apparatus
US9596401B2 (en) Focusing an image based on a direction of a face of a user
JP2011101159A (ja) 電子カメラ
JP2017201818A (ja) 領域抽出装置
US9826170B2 (en) Image processing of captured three-dimensional images
JP6671323B2 (ja) 撮像装置
US20150015771A1 (en) Image-capturing devices and methods
US11425306B2 (en) Zoom in or zoom out with slow-motion video capture
JP6645711B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム
US20180109720A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP2015039242A (ja) 撮像装置
JP6195371B2 (ja) 撮像装置、制御方法およびプログラム
JP5948779B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP5359715B2 (ja) 被写体追尾装置、被写体追尾方法、およびカメラ
JP6241503B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
CN116017105A (zh) 拍摄方法、装置、电子设备及存储介质
JP6197892B2 (ja) 表示装置および撮像装置
JP2014016630A (ja) 被写体追尾装置、被写体追尾方法、およびカメラ