JP2013152910A - イオン発生方法と、イオン発生装置およびそれを用いた電気機器 - Google Patents

イオン発生方法と、イオン発生装置およびそれを用いた電気機器 Download PDF

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Abstract

【課題】イオン発生量が大きな小型のイオン発生装置を提供する。
【解決手段】イオン発生装置1は、それぞれ正イオンおよび負イオンを発生する針状電極2,3と、針状電極2,3を覆うように設けられた保護カバー6と、針状電極8,9の間に所定の間隔で設けられた2枚の隔壁8,9とを備える。正イオンを含む風W1と負イオンを含む風W3との間にイオンを含まない風W2が流れるので、正イオンと負イオンの再結合による消滅を抑制できる。
【選択図】図1

Description

この発明はイオン発生方法と、イオン発生装置およびそれを用いた電気機器に関し、特に、正イオンと負イオンを発生するイオン発生方法と、イオン発生装置およびそれを用いた電気機器に関する。
近年、放電現象を利用した多くのイオン発生装置が実用化されている。イオン発生装置の種類は、大きく2種類に区分される。その1つは、金属線、鋭角部を持った金属板、針形状の金属片などを放電電極とし、大地電位の金属板やグリッドなどを誘導電極としたもの、あるいは誘導電極を大地として特に誘導電極を配置しないものである。この種類のイオン発生装置では、空気が絶縁体の役割を果たす。たとえば針形状の放電電極に高電圧を印加すると、放電電極の先端部で電界が集中し、その先端部近傍の空気が絶縁破壊して放電現象が発生し、イオンが発生する。
もう1つは、高耐圧の誘電体内部に埋設された誘導電極と、誘電体表面に形成された放電電極との一対で構成されたものである。この種類のイオン発生装置では、放電電極に高電圧を印加すると、放電電極の外縁部近傍で電界が集中し、その部分の空気が絶縁破壊して放電現象が発生し、イオンが発生する。
イオン発生装置の構造的な差に関わらず、イオン発生装置で発生したイオンは空気中に送出される段階で、少なからず周辺の部材に付着したり、帯電している部材に吸着されたりして消滅する。特に、正イオン発生部と負イオン発生部を備えるイオン発生装置においては、発生した正イオンと負イオンがクーロン力によって互いに引き合い、再結合して消滅し、折角発生させたイオンを有効に利用できないという問題がある。このため、正イオン発生部と負イオン発生部の間に所定高さの隔壁を設けて、正イオンと負イオンの再結合を抑制するものもある(たとえば、特許文献1参照)。
また、正イオン発生部で発生した正イオンを含む空気を第1のダクトによって所定の部屋に配送するとともに、負イオン発生部で発生した負イオンを含む空気を第2のダクトによってその部屋に配送するものもある(たとえば、特許文献2参照)。
特開2000−340391号公報 特開2005−134016号公報
しかし、特許文献1では、隔壁よりも上方の空間や、隔壁よりも風下の空間では正イオンと負イオンが互いのクーロン力により引き合って再結合し、消滅してしまうという問題があった。また、特許文献2では、2本のダクトが必要となり、装置が大型化するという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、イオン発生量が大きなイオン発生方法を提供することである。
また、この発明の他の目的は、イオン発生量が大きく小型のイオン発生装置と、それを用いた電気機器を提供することである。
この発明に係るイオン発生方法は、第1および第2の隔壁で仕切られた第1〜第3の通風路を含む筒部材と、第1の通風路に設けられ、正イオンを発生する第1のイオン発生部と、第3の通風路に設けられ、負イオンを発生する第2のイオン発生部とを備え、第1〜第3の通風路に送風して正イオンと負イオンを送出する方法である。
好ましくは、第1および第3の通風路の出口における風速を第2の通風路の出口における風速よりも速くする。
また好ましくは、第1〜第3の通風路の出口における風速を互いに等しくする。
また、この発明に係るイオン発生装置は、第1および第2の隔壁で仕切られた第1〜第3の通風路を含む筒部材と、第1の通風路に設けられ、正イオンを発生する第1のイオン発生部と、第3の通風路に設けられ、負イオンを発生する第2のイオン発生部とを備えたものである。
好ましくは、さらに、第1および第3の通風路の出口における風速を第2の通風路の出口における風速よりも速くする風速調整手段を備える。
また好ましくは、筒部材は、イオン発生装置の筐体に固着されている。
また好ましくは、筒部材は、絶縁性を有する材料で形成されている。
また好ましくは、筒部材は、第1および第2のイオン発生部を保護する保護カバーを兼ねている。
また、この発明に係る電気機器は、上記イオン発生装置と、第1〜第3の通風路に送風するファンとを備えたものである。
この発明に係るイオン発生方法およびイオン発生装置では、第1および第2の隔壁で仕切られた第1〜第3の通風路を含む筒部材を設け、第1の通風路で正イオンを発生し、第3の通風路で負イオンを発生する。したがって、第1および第3の通風路の間の第2の通風路ではイオンを発生しないので、正イオンと負イオンの再結合によるイオンの消滅を抑制することができ、大きなイオン発生量を得ることができる。また、装置が大型化することもない。
この発明の実施の形態1によるイオン発生装置の構成を示す斜視図である。 図1に示したイオン発生装置の構成を示す分解斜視図である。 図1に示したイオン発生装置の構成を示す回路ブロック図である。 図1に示したイオン発生装置で発生したイオンを模式的に示す図である。 図1に示したイオン発生装置に沿って流れる風を模式的に示す図である。 実施の形態1の比較例を示す図である。 実施の形態1の変更例1を示す正面図および側面図である。 実施の形態1の変更例2を示す図である。 実施の形態1の変更例3を示す図である。 実施の形態1の変更例4を示す図である。 実施の形態1の変更例5を示す図である。 この発明の実施の形態2によるイオン発生装置の要部を示す図である。 この発明の実施の形態3によるイオン発生装置の要部を示す図である。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1によるイオン発生装置1は、図1に示すように、正イオンを発生するための放電電極である針状電極2と、負イオンを発生するための放電電極である針状電極3と、針状電極2,3を搭載した長方形状の基板4とを備える。
基板4の短辺方向をX方向とし、基板4の長辺方向をY方向とし、基板4の表面に垂直な方向をZ方向とする。針状電極2,3の各々はZ方向に向けられて基板4を貫通しており、針状電極2,3の各々の先端は基板4の表面上に突出している。針状電極2,3は、所定の間隔を開けてY方向に配列されている。
針状電極2に正の高電圧を印加すると、針状電極2の先端部で放電現象が発生して正イオンが発生する。針状電極3に負の高電圧を印加すると、針状電極3の先端部で放電現象が発生して負イオンが発生する。
基板4は、Z方向から見て略正方形の直方体状の筐体5内の一方端部に水平に収容されている。筐体5の開口部のうちの基板4に対応する部分は断面コの字型の保護カバー6で覆われている。筐体5の開口部のうちの残りの部分は、平板状の蓋部材7で閉じられている。
保護カバー6は、針状電極2,3に先端に対向して基板4に平行に設けられた平板状の天板部6aと、それぞれ天板部6aの一方端部および他方端部を支持する支持部6b,6cとを含む。天板部6aと針状電極2,3の先端との間は、所定の距離に設定されている。天板部6aは、針状電極2,3で発生した正イオンと負イオンの再結合を抑制するために使用される。これについては、後述する。
保護カバー6には、X方向から見て2本の針状電極2,3が見えるように開口部が設けられている。また、X方向から見て、針状電極2,3の間で、かつ天板6aと筐体5の上端の間に、XZ平面に平行な隔壁8,9が所定の間隔を開けて配置されている。隔壁8,9の各々のX方向の長さは、筐体5のX方向の長さと同じである。隔壁8,9は、針状電極2,3で発生した正イオンと負イオンの再結合を抑制するために使用される。これについては、後述する。
換言すると、基板4と保護カバー6は矩形の筒部材を構成しており、この筒部材は隔壁8,9で仕切られた第1〜第3の通風路を含む。針状電極2,3は、それぞれ第1および第3の通風路に設けられている。イオン発生装置1が空気清浄機、空調機などの電気機器に搭載された場合は、ファンF1によってX方向の風(空気流)が針状電極2,3に送られる。針状電極2,3で発生した正イオンおよび負イオンは、その風によって室内に送出される。
なお、保護カバー6と蓋部材7と隔壁8,9は、一体的に形成されていてもよいし、別々に形成されていてもよい。筐体5、保護カバー6、蓋部材7、および隔壁8,9は、プラスチックのような絶縁材料で形成され、たとえば接着剤によって互いに固着されている。
図2は、イオン発生装置1の構成をより詳細に示す分解斜視図である。また、図3は、イオン発生装置1の構成を示す回路ブロック図である。図2および図3において、筐体5の後部の切欠部にコネクタ基板10が嵌め込まれ、コネクタ基板10の表面は筐体5の外部に露出している。コネクタ基板10の表面には、複数の電源端子11と複数の制御端子12が設けられている。各電源端子11は、外部電源20から電源電圧を受ける。各制御端子12は、外部制御装置21とイオン発生装置1との間で制御信号などの授受を行なうために用いられる。外部電源20および外部制御装置21は、たとえば上記電気機器に内蔵されている。
コネクタ基板10の裏面には、記憶装置13が搭載されている。記憶装置13は、外部電源20から電源端子11を介して供給される電源電圧によって駆動される。記憶装置13は、制御端子12を介して外部制御装置21に接続され、イオン発生装置1の使用時間、使用履歴、対応機種等の情報を記憶する。
また、筐体5内には、コネクタ基板10に隣接して制御回路14が収納され、制御回路14に隣接して高圧トランス15が収納されている。制御回路14は、外部電源20から電源端子11を介して供給される電源電圧によって駆動され、外部制御装置21から制御端子12を介して与えられる制御信号に基いて、所定周波数のパルス信号を発生する。
高圧トランス15は、1次巻線15aおよび2次巻線15bを含む。制御回路14で生成されたパルス信号が1次巻線15aに与えられると、パルス信号が昇圧されて2次巻線15bに高電圧パルスが出力される。
また、基板4の裏面には、それぞれ針状電極2,3に対応する誘導電極16,17と、ダイオードD1,D2が搭載されている。ダイオードD1のアノードは高圧トランス15の2次巻線15bの一方端子に接続され、そのカソードは針状電極2の基端部に接続されている。ダイオードD2のアノードは針状電極3の基端部に接続され、そのカソードは高圧トランス15の2次巻線15bの一方端子に接続されている。誘導電極16,17は、ともに高圧トランス15の2次巻線15bの他方端子に接続されている。針状電極2,3、基板4、誘導電極16,17、およびダイオードD1,D2は、イオン発生素子18を構成する。
高圧トランス15の2次巻線15bに高電圧パルスが出力されると、針状電極2に正極性の高電圧が印加されるとともに、針状電極3に負極性の高電圧が印加される。これにより、針状電極2の先端部で正イオンが発生するとともに、針状電極3の先端部で負イオンが発生する。正極性の高電圧パルスの電圧は、正イオンがH(HO)(ただし、mは任意の自然数である)となるように設定されている。また、負極性の高電圧パルスの電圧は、負イオンがO (HO)(ただし、nは任意の自然数である)となるように設定されている。
正イオンであるH(HO)と負イオンであるO (HO)とを同時に空気中に放出すると、空気中に浮遊する細菌、カビ、ウイルスなどの表面に正イオンと負イオンが付着し、化学反応が起こって活性物質である水酸基ラジカル・OHや過酸化水素Hが発生する。これらの活性物質によって細菌やカビは殺菌され、ウイルスは失活する。放出される正イオンと負イオンの数が多いほど、短時間に大量の細菌、カビ、ウイルスなどにイオンが付着するので、殺菌や失活の効果が大きくなる。
なお、筐体5内には、YZ平面に平行な仕切板5aが設けられている。仕切板5aの一方側にイオン発生素子18が収納され、その他方側にコネクタ基板10、制御回路14および高圧トランス15が収納される。仕切板5aは、イオン発生素子18、コネクタ基板10、制御回路14および高圧トランス15を筐体5内に収納して組み立てた後に、高圧トランス15側を電流リーク防止用の樹脂で封止する際に、樹脂がイオン発生素子18側に流入するのを防止するために設けられている。
次に、イオン発生装置1の動作について説明する。外部電源20から複数の電源端子11に電源電圧が供給されるとともに、外部制御装置21から複数の制御端子12に制御信号が与えられると、イオン発生装置1が起動する。制御回路14で生成された所定周波数のパルス信号が高圧トランス15で昇圧されてイオン発生素子18に与えられ、図4に示すように、針状電極2,3でそれぞれ正イオンおよび負イオンが発生する。
イオンの大きさはナノメートルオーダーであり、実際には目に見えないが、説明および理解を容易にするため、図4では模式的にイオンを記号で表わした。丸印内に「+」を書いた記号が正イオンを示し、丸印内に「−」を書いた記号が負イオンを示している。
針状電極2,3の先端部で発生した正イオンおよび負イオンは周辺空間を移動し、保護カバー6の天板部6aの表面のうちの針状電極2,3に対向する領域A1,A2にそれぞれ衝突する。領域A1,A2に衝突した正イオンおよび負イオンは、それぞれ領域A1,A2に付着し、それぞれ正電荷および負電荷を天板部6aの表面に与える。針状電極2,3から放出されるイオン数や天板部6aの表面積によって時間は変動するが、やがて天板部6aの表面の領域A1,A2はそれぞれ正電荷および負電荷で満たされ、天板部6aの表面は帯電状態となる。
同様に、針状電極2,3の先端部で発生した正イオンおよび負イオンは周辺空間を移動し、隔壁8,9の表面にそれぞれ衝突する。隔壁8,9の表面に衝突した正イオンおよび負イオンは、それぞれ隔壁8,9の表面に付着し、それぞれ正電荷および負電荷を隔壁8,9の表面に与える。針状電極2,3から放出されるイオン数や隔壁8,9の表面積によって時間は変動するが、やがて隔壁8,9の表面はそれぞれ正電荷および負電荷で満たされ、隔壁8,9の表面は帯電状態となる。
また同様に、針状電極2,3の先端部で発生した正イオンおよび負イオンは周辺空間を移動し、支持部6b,6cの表面にそれぞれ衝突する。支持部6b,6cの表面に衝突した正イオンおよび負イオンは、それぞれ支持部6b,6cの表面に付着し、それぞれ正電荷および負電荷を支持部6b,6cの表面に与える。針状電極2,3から放出されるイオン数や支持部6b,6cの表面積によって時間は変動するが、やがて支持部6b,6cの表面はそれぞれ正電荷および負電荷で満たされ、支持部6b,6cの表面は帯電状態となる。
針状電極2,3から放出された正イオンおよび負イオンは、天板部6aの表面が正電荷および負電荷で満たされた状態になった後も天板部6aに向かって移動する。しかし、既に天板部6aの領域A1,A2はそれぞれ正電気および負電気に帯電しているので、正イオンおよび負イオンはそれぞれ天板部6aの領域A1,A2に近付くに従って強い電気的反発力を受ける。
同様に、針状電極2,3から放出された正イオンおよび負イオンは、隔壁8,9の表面がそれぞれ正電荷および負電荷で満たされた状態になった後もそれぞれ隔壁8,9に向かって移動する。しかし、既に隔壁8,9の表面はそれぞれ正電気および負電気に帯電しているので、正イオンおよび負イオンはそれぞれ隔壁8,9の表面に近付くに従って強い電気的反発力を受ける。
また同様に、針状電極2,3から放出された正イオンおよび負イオンは、支持部6b,6cの表面がそれぞれ正電荷および負電荷で満たされた状態になった後もそれぞれ支持部6b,6cに向かって移動する。しかし、既に支持部6b,6cの表面はそれぞれ正電気および負電気に帯電しているので、正イオンおよび負イオンはそれぞれ支持部6b,6cの表面に近付くに従って強い電気的反発力を受ける。
針状電極2から放出された正イオンは、針状電極2、天板部6aの領域A1、隔壁8、および支持部6bの全てから反発力を受ける。電荷に基づく反発力は距離の2乗に反比例するので、針状電極2、天板部6aの領域A1、隔壁8、および支持部6bの中間部分に正イオンが多く存在するようになる。
同様に、針状電極3から放出された負イオンは、針状電極3、天板部6aの領域A2、隔壁9、および支持部6cの全てから反発力を受ける。電荷に基づく反発力は距離の2乗に反比例するので、針状電極3、天板部6aの領域A2、隔壁9、および支持部6cの中間部分に負イオンが多く存在するようになる。
つまり、正イオンは針状電極2に付着せず、負イオンも針状電極3に付着しない。また、正イオンは天板部6aの領域A1、隔壁8、および支持部6bに付着することができず、負イオンも天板部6aの領域A2、隔壁9、および支持部6cに付着することができない。この状態で、ファンF1からの風を天板部6aと基板4との間に送ると、滞留していた正イオンおよび負イオンが風に乗ってイオン発生装置1から外部に送出される。
図5は、イオン発生装置1に沿って流れる風Wを模式的に示す図である。図5では、イオン発生装置1から天板6aを除去して上方から見た状態が示されている。イオン発生装置1の保護カバー6側が風下となるX方向の風Wが、ファンF1からイオン発生装置1に送られている。隔壁8と支持部6bの間に流れる風をW1とし、隔壁8,9間を流れる風をW2とし、隔壁9と支持部6cの間に流れる風をW3とする。針電極2を通過した風W1は正イオンを含み、隔壁8,9間を通過した風W1はイオンを含まず、針電極3を通過した風W3は負イオンを含む。風W1と風W3は、風W2によって隔てられた状態で送出されるので、正イオンと負イオンの再結合が抑制される。この結果、大きなイオン発生量を得ることができる。
[比較例1]
本実施の形態1のイオン発生装置1から天板部6aおよび隔壁8,9を除去した比較例1となるイオン発生装置を作成し、本実施の形態1と比較例1のイオン発生量を比較した。図1のX方向に送風し、風の下流側でイオン発生量を測定した。比較例1のイオン発生装置の正イオン発生量を1とすると、本実施の形態1のイオン発生装置1の正イオン発生量は1.1であった。負イオン発生量についても同じ結果が得られた。したがって、天板部6aと隔壁8,9を設けることにより、イオン発生量を10%増大させることができた。
[比較例2]
本実施の形態1のイオン発生装置1から天板部6aおよび隔壁8,9を除去し、図6に示すように、基板4に垂直な隔壁22を針状電極2,3間に設けた比較例2となるイオン発生装置を作成し、本実施の形態1と比較例2のイオン発生量を比較した。図1のX方向に送風し、風の下流側でイオン発生量を測定した。比較例2のイオン発生装置の正イオン発生量を1とすると、本実施の形態1のイオン発生装置1の正イオン発生量は1.1であった。負イオン発生量についても同じ結果が得られた。したがって、天板部6aと隔壁8,9を設けると、隔壁22のみを設けた場合に比べ、イオン発生量が10%大きくなることが分かった。
これは、図6に示すように、隔壁22を設けても、隔壁22よりも上方の空間や風下の空間では正イオンと負イオンが再結合して消滅するからである。隔壁22を高くすれば、正イオンと負イオンの再結合を抑制できるが、装置の大型化を招く。
これに対して本実施の形態1では、針状電極2,3の先端と天板部6aの表面との間の距離を所定距離に設定し、針状電極2,3間に隔壁8,9を設ければよく、装置の大型化を招くこともない。したがって、薄型で小型のイオン発生装置1を実現できる。このため、従来は寸法上の制約により搭載できなかった電気機器にイオン発生装置1を搭載したり、設置できなかった箇所(たとえば、ダクト内)に設置することも可能となり、イオン発生装置1の用途拡大、設置箇所の自由度の向上を図ることができる。
また、保護カバー6を設けたので、イオン発生装置1の使用者が針状電極2,3の先端に触れて怪我をしたり、針状電極2,3が破損することを防止することができる。なお、本実施の形態1では、針状電極2,3の近傍のみを覆う長さの保護カバー6を設けたが、隔壁8,9と同じ長さの保護カバー6を設けてもよい。
また、正イオンは針状電極3および天板部6aの領域A2には吸着されるし、負イオンは針状電極2および天板部6aの領域A1には吸着される。したがって、針状電極2と針状電極3を離間させて配置することが好ましい。
また、天板部6a、支持部6b,6c、および隔壁8,9の表面に付着した正電荷および負電荷が容易に移動せず、再結合しないようにすることが好ましい。このため、天板部6a、支持部6b,6c、および隔壁8,9は、基本的には、電気を通さない不導電性材料や誘電体材料で形成される。
また、イオン発生装置1を電気機器に搭載する場合は、天板部6aと基板4との間に風が流れるように送風経路を設置するとよい。また、天板部6aと基板4の間の空間に滞留するイオンを吹き払うための空気流は速いほど好ましい。図1に典型的な空気送出方向を記載した。図1では、実線で示す方向と点線で示す方向の2方向の風が表わされているが、これに限定されるものではなく、図1中のY方向と交差する方向に送風すればよい。
[変更例1]
図7(a)は実施の形態1の変更例1となるイオン発生装置の正面図であり、図7(b)はその一部破断した側面図である。図7(a)(b)において、このイオン発生装置が図1のイオン発生装置1と異なる点は、蓋部材7が蓋部材7Aで置換されている点である。蓋部材7Aには、針状電極2,3を貫通させる2つの孔が開けられている。筐体5の開口部全体が蓋部材7Aによって閉じられており、2本の針状電極2,3は蓋部材7Aの2つの孔を貫通し、蓋部材7Aの上に突出している。保護カバー6および隔壁8,9は、蓋部材7Aと一体的に形成されており、天板6aの表面は針状電極2,3の表面に対向している。換言すると、保護カバー6と蓋部材7Aは矩形の筒部材を構成しており、この筒部材は隔壁8,9で仕切られた第1〜第3の通風路を含む。針状電極2,3は、それぞれ第1および第3の通風路に設けられている。他の構成および動作は実施の形態1と同じであるので、その説明は繰り返さない。この変更例1でも、実施の形態1と同じ効果が得られる。
[変更例2]
図8は、実施の形態1の変更例2となるイオン発生装置の要部を示す図であって、図5と対比される図である。図8を参照して、この変更例2が実施の形態1と異なる点は、風W2の速度を低下させるための減速部材23が追加されている点である。減速部材23は、たとえば、メッシュ、格子部材、邪魔板などで構成され、風W2に対する抵抗となる。隔壁8,9間において保護カバー6の風上側の開口部を閉じるように配置される。
図8において、風W1は、針状電極2で発生した正イオンを含んで、速度の変化を伴わずに図8の左方向へ直進する。同様に、風W3は、針状電極3で発生した負イオンを含んで、速度の変化を伴わずに図8の左方向へ直進する。隔壁8,9間を流れる風W2は、減速部材23によって速度を減少させられて図8の左方向へ直進する。
減速された風W2の速度は両側の風W1,W3の速度に比べて遅いので、保護カバー6の風下側開口部から風W2が流出した時点から、両側の風W1,W3に引き寄せられ、風W2の幅が拡大する。保護カバー6を通過した風W2のうちの直進する風をW20とし、風W1に引き寄せられるように流れる風をW21とし、風W3に引き寄せられるように流れる風をW22とする。
風W1の隔壁8側にはイオンを含まない風W21が層を成して付随し、風3の隔壁9側にはイオンを含まない風W22が層を成して付随する。このように気流が形成されることによって、正イオンを含む風W1と負イオンを含む風W3とが混合し難くなり、両イオンの結合によって消滅するイオンの数が実施の形態1よりも抑制される。
[変更例3]
図9は、実施の形態1の変更例3となるイオン発生装置の要部を示す図であって、図8と対比される図である。図9を参照して、この変更例3が変更例2と異なる点は、補助ファンF2,F3が追加されている点である。補助ファンF2,F3の各々は、たとえばプロペラファン、シロッコファンなどである。補助ファンF2は、保護カバー6の風上側の開口部のうちの支持部6bと隔壁8の間の部分に対向して、イオン発生装置の風上側に設けられ、風W1の速度を速くする。補助ファンF3は、保護カバー6の風上側の開口部のうちの支持部6cと隔壁9の間の部分に対向して、イオン発生装置の風上側に設けられ、風W3の速度を速くする。この変更例3でも、風W1,W3の速度を風W2の速度よりも速くすることができ、変更例2と同じ効果が得られる。なお、減速部材30を除去してもよい。
[変更例4]
図10は、実施の形態1の変更例4となるイオン発生装置の要部を示す図であって、図5と対比される図である。図10を参照して、この変更例4が変更例1と異なる点は、加速部材24,25が追加されている点である。
加速部材24は、平板部材の中央部にスリット24aを形成したものであり、支持部6bと隔壁8の間において保護カバー6の風下側の開口部を閉じるように配置され、風W1の速度を速くする。加速部材25は、平板部材の中央部にスリット25aを形成したものであり、支持部6cbと隔壁9の間において保護カバー6の風下側の開口部を閉じるように配置され、風W3の速度を速くする。スリット24aの風下側の風をW10とし、スリット25aの風下側の風をW30とする。この変更例4では、風W10,W30の速度を風W2の速度よりも速くすることができ、変更例2と同じ効果が得られる。
[変更例5]
図11は、実施の形態1の変更例5となるイオン発生装置の要部を示す図であって、図5と対比される図である。図11を参照して、この変更例5が変更例1と異なる点は、隔壁8,9が隔壁26,27で置換されている点である。
隔壁8,9はZ方向から見て平行に設けられており、隔壁8,9の間隔は風上側と風下側で変化しない。これに対して隔壁26,27の間隔は、入口側(風上側)から出口側(風下側)に向かって徐々に広くなっている。逆に、支持部6bと隔壁26の間隔は、入口側(風上側)から出口側(風下側)に向かって徐々に狭くなっている。また、支持部6cと隔壁27の間隔は、入口側(風上側)から出口側(風下側)に向かって徐々に狭くなっている。支持部6bと隔壁26の間を通過した風をW10とし、隔壁26,27間を通過した風をW20とし、支持部6cと隔壁27の間を通過した風をW30とする。この変更例5では、風W10,W30の速度を風W2の速度よりも速くすることができ、変更例2と同じ効果が得られる。
[実施の形態2]
図12は、本発明の実施の形態2によるイオン発生装置の要部を示す図である。図12を参照して、実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、図3の基板4、針状電極2,3、および誘導電極16,17が基板30、パターン状電極31,32、および誘導電極33,34で置換されている点である。
長方形状の基板30の短辺方向をX方向とし、長辺方向をY方向とする。パターン状電極31,32は、基板30の表面に導電性ペーストを所定形状に印刷することにより形成されている。パターン状電極31は、正イオンを発生するための放電電極である。パターン状電極32は、負イオンを発生するための放電電極である。誘導電極33,34は、基板30の裏面に導電性ペーストを所定形状に印刷することにより形成されている。
パターン状電極31,32は、Y方向に配列され、互いに線対称に形成されている。パターン状電極31は、E字型に配置された4本の配線部を含む。1本の配線部は基板30の中央部に配置されてX方向に延在し、3本の配線部は基板30の中央部から外側に向かってY方向に延在している。X方向に延在する配線部には、正電圧印加用端子31aが設けられている。
Y方向に延在する3本の配線部の各々には、複数の棘状電極31bが所定のピッチで設けられている。各棘状電極31bは、X方向に延在しており、その先端は隣接する2本の配線部の中間に位置している。図9では、上側の配線部には下向きの3本の棘状電極31bが設けられ、中央の配線部には上向きの2本の棘状電極31bが設けられ、下向きの棘状電極31bと上向きの棘状電極31bとがY方向に交互に設けられている。また、中央の配線部には下向きの3本の棘状電極31bが設けられ、下側の配線部には上向きの3本の棘状電極31bが設けられ、下向きの棘状電極31bと上向きの棘状電極31bとがY方向に交互に設けられている。パターン状電極32は、パターン状電極31と線対称に形成されており、負電圧印加用端子32aと複数の棘状電極32bを含む。
誘導電極33,34は、それぞれパターン状電極31,32に対向して基板30の裏面に形成され、互いに線対称に形成されている。誘導電極33は、コの字型に配置された3本の配線部を含む。1本の配線部は基板30の端部に配置されてX方向に延在し、2本の配線部は基板30の端部から内側に向かってY方向に延在している。Y方向に延在する配線部には、基準電圧印加用端子33aが設けられている。
Z方向から見ると、Y方向に延在する2本の配線部のうちの図9中の上側の配線部は、パターン状電極31の3本の配線部のうちの上側の2本の配線部の中間に配置されており、5本の棘状電極31bの先端に対向している。また、Y方向に延在する2本の配線部のうちの図9中の下側の配線部は、パターン状電極31の3本の配線部のうちの下側の2本の配線部の中間に配置されており、6本の棘状電極31bの先端に対向している。誘導電極34は、誘導電極33と線対称に形成されており、基準電圧印加用端子34aを含む。
正電圧印加用端子31aと基準電圧印加用端子33aの間に正極性の高電圧を印加すると、各棘状電極31bの先端部と誘導電極33との間で基板30の表面を伝う沿面放電が発生し、各棘状電極31bの先端部から基板30の上方(Z方向)に向かって正イオンが放出される。
同様に、負電圧印加用端子32aと基準電圧印加用端子34aの間に負極性の高電圧を印加すると、各棘状電極32bの先端部と誘導電極34との間で基板30の表面を伝う沿面放電が発生し、各棘状電極32bの先端部から基板30の上方(Z方向)に向かって負イオンが放出される。この実施の形態2でも、実施の形態1と同じ効果が得られる。
[実施の形態3]
図13(a)は、本発明の実施の形態3によるイオン発生装置の要部を示す正面図であり、図13(b)はその側面図である。図13(a)(b)を参照して、実施の形態3が実施の形態1と異なる点は、図4の基板4、針状電極2,3、および誘導電極16,17が基板40、針状電極41,42、および誘導電極43,44で置換されている点である。針状電極41は、正イオンを発生するための放電電極である。針状電極42は、負イオンを発生するための放電電極である。
基板40の図13(a)中の左端部に針状電極41が設けられ、基板40の右端部に針状電極42が設けられる。針状電極41,42の各々は、基板40の短辺方向に向けられて基板40の表面に沿うように配置されている。針状電極41,42の先端は、基板40の図13(a)中の上側の長辺に対応する位置に配置されている。針状電極41,42の基端部は、基板40の表面の端子(図示せず)にたとえば半田により固定されている。
基板40を正面から見ると、針状電極41の先端を中心として基板40に所定寸法の半円形状の切欠部40aが形成され、針状電極42の先端を中心として基板40に所定寸法の半円形状の切欠部40bが形成されている。
基板40の裏面において、切欠部40aの縁のうちの針状電極41の先端部に対向する部分には1対の誘導電極43が設けられ、切欠部40bの縁のうちの針状電極42の先端部に対向する部分には1対の誘導電極44が設けられている。
針状電極41と誘導電極43の間に正極性の高電圧を印加すると、針状電極41の先端部と誘導電極43との間で放電が起こり、針状電極41の先端部から全方向に正イオンが放出される。同様に、針状電極42と誘導電極44の間に負極性の高電圧を印加すると、針状電極42の先端部と誘導電極44との間で放電が起こり、針状電極42の先端部から全方向に負イオンが放出される。この実施の形態3でも、実施の形態1と同じ効果が得られる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 イオン発生装置、2,3,41,42 針状電極、4,30,40 基板、5 筐体、5a 仕切板、6 保護カバー、6a 天板部、6b,6c 支持部、7 蓋部材、8,9,22,26,27 隔壁、10 コネクタ基板、11 電源端子、12 制御端子、13 記憶装置、14 制御回路、15 高圧トランス、15a 1次巻線、15b 2次巻線、16,17,33,34,43,44 誘導電極、18 イオン発生素子、20 外部電源、21 外部制御装置、23 減速部材、24,25 加速部材、24a,25a スリット、31,32 パターン状電極、A1,A2 領域、D1,D2 ダイオード、F1〜F3 ファン、W 風、V 空間。

Claims (9)

  1. 第1および第2の隔壁で仕切られた第1〜第3の通風路を含む筒部材と、
    前記第1の通風路に設けられ、正イオンを発生する第1のイオン発生部と、
    前記第3の通風路に設けられ、負イオンを発生する第2のイオン発生部とを備え、
    前記第1〜第3の通風路に送風して正イオンと負イオンを送出する、イオン発生方法。
  2. 前記第1および第3の通風路の出口における風速を前記第2の通風路の出口における風速よりも速くする、請求項1に記載のイオン発生方法。
  3. 前記第1〜第3の通風路の出口における風速を互いに等しくする、請求項1に記載のイオン発生方法。
  4. 第1および第2の隔壁で仕切られた第1〜第3の通風路を含む筒部材と、
    前記第1の通風路に設けられ、正イオンを発生する第1のイオン発生部と、
    前記第3の通風路に設けられ、負イオンを発生する第2のイオン発生部とを備える、イオン発生装置。
  5. さらに、前記第1および第3の通風路の出口における風速を前記第2の通風路の出口における風速よりも速くする風速調整手段を備える、請求項4に記載のイオン発生装置。
  6. 前記筒部材は、前記イオン発生装置の筐体に固着されている、請求項4または請求項5に記載のイオン発生装置。
  7. 前記筒部材は、絶縁性を有する材料で形成されている、請求項4から請求項6までのいずれかに記載のイオン発生装置。
  8. 前記筒部材は、前記第1および第2のイオン発生部を保護する保護カバーを兼ねている、請求項4から請求項7までのいずれかに記載のイオン発生装置。
  9. 請求項4から請求項8までのいずれかに記載のイオン発生装置と、
    前記第1〜第3の通風路に送風するファンとを備える、電気機器。
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