JP2013148952A - 検出装置、表示装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】追加プロセスなしで、押圧センサを設けることの可能な検出装置、表示装置および電子機器を提供する。
【解決手段】検出装置において、上面が検出面となっている光透過性部材の下面に、2つの第1導電層が絶縁層を介して積層されている。これら2つの第1導電層は、被検出対象物の検出面への接触による静電容量の変化を検出することの可能な第1センサー電極と、固定層の厚みの変化による静電容量の変化を検出することの可能な第2センサー電極とを含んでいる。
【選択図】図5

Description

本技術は、指、手、腕、ペンなどの物体(以下「指など」という)の検出面への接触・非接触の検知と、指などによる検出面の押し込みの有無の検知とを可能とする検出装置、表示装置および電子機器に関する。
従来から、指などで触れることにより情報を入力する技術が知られている。その中でも特に注目されている技術として、ディスプレイに表示された種々のボタンを指などで触れることにより、通常のボタンを指などで押した場合と同様の情報入力を可能とする表示装置がある。この技術は、ディスプレイとボタンの共用化を可能にすることから、省スペース化や部品点数の削減という大きなメリットをもたらす。
指などの接触を検出するタッチパネルには、種々のタイプのものが存在するが、スマートフォン等の、多点検出を必要とするデバイスで一般に普及しているものとして、静電容量式が挙げられる(例えば特許文献1参照)。静電容量式のタッチパネルは、例えば、検出面内にマトリックス状の電極パターンを備えており、指などで接触した位置の静電容量変化を検出するようになっている。
タッチパネルを備えた表示装置には、指などの検出面への接触・非接触を検知するタッチセンサだけでなく、指などによる検出面の押し込みの有無を検知する押圧センサも設けられていることがある。例えば、特許文献2では、タッチパネルの底面と、タッチパネルを支持する筐体との間に、押圧センサとして自己静電容量センサを設けることが開示されている。
特開2011−198207号公報 特開2011−197991号公報
しかし、特許文献2に記載の自己静電容量センサでは、自己静電容量センサ専用の電極が筐体の表面やタッチパネルの底面に設けられている。そのため、自己静電容量センサを形成するための工程を従来の工程に追加する必要があり、工程数の増大、ひいては製造コストの増大を招いてしまうという問題があった。
本技術はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、追加プロセスなしで、押圧センサを設けることの可能な検出装置、表示装置および電子機器を提供することにある。
本技術の検出装置は、タッチパネルと、タッチパネルを支持する筐体と、タッチパネルの下面と筐体との間に配置された固定層とを備えたものである。固定層は、タッチパネルを筐体に固定すると共に弾性変形によって厚みが変化するものである。タッチパネルは、上面が検出面となっている光透過性部材を有すると共に、光透過性部材の下面に、絶縁層を介して積層された2つの第1導電層を有している。筐体は、タッチパネルの下面と対向する位置に第2導電層を有している。2つの第1導電層は、被検出対象物の検出面への接触による静電容量の変化を検出することの可能な第1センサー電極を含んでいる。2つの第1導電層のうちいずれか一方の第1導電層は、第1センサー電極とは絶縁分離されると共に第2導電層と対向する位置に配置された第2センサー電極を含んでいる。第2センサー電極は、固定層の厚みの変化による静電容量の変化を検出することが可能となっている。
本技術の表示装置は、映像を生成する映像生成装置と、映像生成装置の表面に配置されたタッチパネルと、映像生成装置およびタッチパネルを制御する制御装置とを備えている。この表示装置は、さらに、映像生成装置、タッチパネルおよび制御装置を支持する筐体と、タッチパネルの下面と筐体との間に配置された固定層とを備えている。この表示装置に含まれるタッチパネル、筐体および固定層は、上記の検出装置に含まれるタッチパネル、筐体および固定層と同一の構成要素を有している。
本技術の電子機器は、上記の表示装置を備えたものである。
本技術の検出装置、表示装置および電子機器では、第1センサー電極および第2センサー電極が、共通する2つの第1導電層に含まれている。これにより、第1センサー電極を形成するプロセスにおいて、第2センサー電極も同時に形成することができる。
本技術の検出装置、表示装置および電子機器によれば、第1センサー電極を形成するプロセスにおいて、第2センサー電極も同時に形成することができるようにしたので、追加プロセスなしで、押圧センサを設けることができる。
本技術の一実施の形態に係る表示装置で用いられるタッチ検出方式の動作原理を説明するための図であり、非接触時の状態を示す図である。 本技術の一実施の形態に係る表示装置で用いられるタッチ検出方式の動作原理を説明するための図であり、タッチセンサの駆動信号および検出信号の波形の一例を示す図である。 本技術の一実施の形態に係る表示装置で用いられるタッチ検出方式の動作原理を説明するための図であり、指接触時の状態を示す図である。 本技術の一実施の形態に係る表示装置の断面構成の一例を示す図である。 図4のタッチパネルおよび筐体の断面構成の一例を示す図である。 図5のタッチパネルの電極パターンのレイアウトの一例を示す図である。 図5のタッチパネルの電極パターンおよび遮光層のレイアウトの一例を示す図である。 図4の制御装置の内部構成の一例を示す図である。 図5のタッチパネルの製造工程の一例を示す断面図である。 図5のタッチパネルの電極パターンのレイアウトの他の例を示す図である。 図5のタッチパネルの電極パターンのレイアウトのその他の例を示す図である。 図4のタッチパネルの断面構成の第1変形例を示す図である。 図4のタッチパネルの断面構成の第2変形例を示す図である。 図4のタッチパネルの断面構成の第3変形例を示す図である。 図4のタッチパネルの断面構成の第4変形例を示す図である。 図15のタッチパネルを備えた表示装置における制御装置の内部構成の一例を示す図である。 図4のタッチパネルの断面構成の第5変形例を示す図である。 図5の筐体の断面構成の一変形例を示す図である。 一適用例に係る電子機器の概略構成の一例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.タッチ検出方式の基本原理
2.実施の形態
3.変形例
4.適用例
<1.タッチ検出方式の基本原理>
最初に、以下の実施の形態の表示装置で用いられるタッチ検出方式の基本原理について説明する。このタッチ検出方式は、静電容量型のタッチセンサとして具現化されるものである。図1(A)は、上記のタッチセンサを模式的に表したものである。図1(B)は、図1(A)のタッチセンサの等価回路と、タッチセンサに接続する周辺回路を表したものである。このタッチセンサは、誘電体101と、この誘電体101を挟んで互いに対向配置された一対の電極102,103とを備えており、等価回路では、図1(B)に示したように、容量素子104で表される。
容量素子104の一端(電極102)は交流信号源105に接続される。容量素子104の他端(電極103)は電圧検出回路106に接続され、さらに、抵抗107を介して基準電位線108に接続される。交流信号源105は、所定の周波数(例えば数kHz〜十数kHz程度)の交流矩形波Sgを出力するものである。電圧検出回路106は、入力された信号の波高値を検出し、さらに、その検出電圧に基づいてタッチセンサへの指の接触、非接触を判定するものである。基準電位線108は、例えば、タッチセンサが搭載されたデバイスにおいて回路動作の基準となる電位を与える部材(例えばプリント基板のグラウンド層や導電性の筐体)に電気的に接続されるものであり、その部材に接続されているときには、その部材と同電位(基準電位)となる。基準電位は、例えばグラウンド電位である。
このタッチセンサでは、交流信号源105から電極102に交流矩形波Sg(図2(B))が印加されると、電極103に、図2(A)に示したような出力波形(検出信号Vdet)が現れる。
タッチセンサに指などの物体を接触させていない状態(図1(A))では、図1(B)に示したように、容量素子104に対する充放電に伴って、容量素子104の容量値に応じた電流I0が流れる。このときの容量素子104の電極103側の電位波形は、例えば図2(A)の波形V0のようになり、これが電圧検出回路106によって検出される。
一方、タッチセンサに指などの物体を接触させた状態(図3(A))では、図3(B)に示したように、指などの物体によって形成される容量素子109が容量素子104に直列に追加される。この状態では、容量素子104,109に対する充放電に伴って、それぞれ電流I1,I2が流れる。このとき、電極103における電位波形は、例えば図2(A)の波形V1のようになり、これが電圧検出回路106によって検出される。電極103の電位は、容量素子104,109を流れる電流I1,I2の値によって定まる分圧電位となる。このため、波形V1は、非接触状態での波形V0よりも小さい値となる。その後、電圧検出回路106によって、検出電圧と所定の閾値電圧Vthとが比較され、検出電圧が閾値電圧Vth以下であるときには非接触状態と判断される一方、閾値電圧Vthよりも大きいときには接触状態と判断される。このようにして、タッチ検出が行われる。なお、以下の実施の形態の表示装置において、上記とは異なる検出方式が用いられてもよい。
<2.実施の形態>
[構成]
図4は、本技術の一実施の形態に係る表示装置1の断面構成の一例を表したものである。表示装置1は、タッチセンサおよび押圧センサ付きの表示装置であり、映像生成装置10と、静電容量型のタッチパネル20と、制御装置30と、筐体40とを備えている。なお、表示装置1は、さらに、後述の固定層50を備えている。タッチパネル20は、映像生成装置10とは別体で形成されたものであり、映像生成装置10の表面に配置されている。制御装置30は、映像生成装置10およびタッチパネル20を制御するものである。筐体40は、映像生成装置10、タッチパネル20および制御装置30を支持するものである。固定層50は、タッチパネル20の下面と筐体40との間に配置されている。
(映像生成装置10)
映像生成装置10は、制御装置30から入力される信号に基づいて映像を生成するものである。映像生成装置10は、例えば、液晶分子の配列を変化させることにより入射光を透過、変調させて映像を生成する液晶表示パネルと、液晶表示パネルを背後から照明する光源とにより構成されている。なお、映像生成装置10は、上記とは異なる構成となっていてもよく、例えば、有機EL素子を発光させて映像を生成する有機EL表示パネルで構成されていてもよい。
(タッチパネル20)
図5は、タッチパネル20および筐体40の断面構成の一例を表したものである。図6は、タッチパネル20の電極パターンのレイアウトの一例を表したものである。なお、図5におけるタッチパネル20の断面は、タッチパネル20のうち、図6のA−A線に対応する箇所に対応するものである。
タッチパネル20は、指などで、表示装置1の映像表示面(タッチパネル20の検出面)に触れたり、検出面を押し込んだりすることにより情報を入力するものである。なお、「指など」が本技術の「被検出対象物」の一具体例に相当する。タッチパネル20は、例えば、上述した静電容量型のタッチセンサの一具体例に相当するものであり、XY(行列)マトリクスで、指などの検出面への接触・非接触を検出するものである。タッチパネル20は、さらに、静電容量型の押圧センサを有しており、指などによる検出面の押し込みの有無を検出するものでもある。
タッチパネル20は、筐体40の一部に、接着層や粘着層を介して貼り合わされている。タッチパネル20は、例えば、図5に示したように、筐体40に設けられたタッチパネル20用の支持部43の上面に、固定層50を介して固定されている。なお、筐体40および固定層50については、後に詳述するものとする。
タッチパネル20は、上面が検出面となっている基板21の下面に、導電層22、絶縁層23、導電層24および絶縁層25をこの順に積層して構成されたものである。つまり、タッチパネル20は、基板21の下面に、絶縁層23を介して積層された2つの導電層(導電層22、導電層24)を有している。なお、基板21が本技術の「光透過性部材」の一具体例に相当し、2つの導電層(導電層22、導電層24)が本技術の「2つの第1導電層」の一具体例に相当する。タッチパネル20は、さらに、基板21の下面と、導電層22の一部との間に、遮光層27を有している。
基板21は、検出面を形成すると共に、導電層22、絶縁層23、導電層24および絶縁層25を保持する基板である。基板21は、絶縁性および光透過性の部材で構成されており、例えば、ガラス基板、または絶縁性および光透過性の樹脂フィルムで構成されている。
導電層22は、導電層24よりも検出面寄りに配置されている。一方、導電層24は、導電層22よりも筐体40の支持部43寄りに配置されている。導電層22および導電層24は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide;酸化インジウムスズ)などの光透過性の導電性材料で構成されている。導電層22は、製造過程において、基板21の表面(図5では下面)および遮光層27の表面(図5では下面)を形成面として形成されたものであり、互いに電気的に分離された複数の導電層によって構成されている。導電層22に含まれる複数の導電層は、製造過程において同一工程で形成されたものである。導電層24は、製造過程において、絶縁層23の表面(図5では下面)と、後述のコンタクトホール23Aの側面および底面とを形成面として形成されたものであり、互いに電気的に分離された複数の導電層によって構成されている。導電層24に含まれる複数の導電層は、製造過程において同一工程で形成されたものである。
絶縁層23は、導電層22と導電層24との間に配置されている。絶縁層23は、後述する第1電極E1と後述する第2電極E2とを互いに絶縁分離するためのものであり、例えば、光透過性の絶縁性材料で構成されている。絶縁層23は、後述する島状電極E3の両端部に対応する位置に、コンタクトホール23Aを有している。絶縁層25は、導電層24を保護するためのものであり、例えば、光透過性の絶縁性材料で構成されている。絶縁層23,25に用いられる光透過性の絶縁性材料としては、例えば、アクリル樹脂、または、SiO2などを主成分とする無機材料などが挙げられる。遮光層27は、後述の信号配線26Bおよび後述のセンサー電極28のシルエットが映像表示面に視認されるのを防ぐためのものであり、遮光性材料で構成されている。遮光性材料の色は、典型的には黒色であるが、黒色以外の色(例えば白色)であってもよい。
2つの導電層(導電層22、導電層24)は、指などの検出面への接触・非接触を検出するセンサー電極26Aと、センサー電極26Aと制御装置30とを互いに接続する複数の信号配線26Bとを含んで構成されている。なお、センサー電極26Aが本技術の「第1センサー電極」の一具体例に相当する。センサー電極26Aは、指などの検出面への接触による静電容量の変化を検出することが可能となっている。センサー電極26Aは、基板21の下面うち外縁を除いた部分に対応する位置に配置されている。信号配線26Bは、基板21の下面うち外縁に対応する位置に配置されており、センサー電極26Aの周縁に沿って延在している。
センサー電極26Aは、所定の方向に延在する複数の第1電極E1と、第1電極E1と交差(例えば直交)する方向に延在する複数の第2電極E2とにより構成されている。第1電極E1は、導電層22の一部により構成されている。つまり、導電層22は、第1電極E1を含んでいる。第1電極E1は、基板21の下面(支持部43側の表面)に接して形成されており、複数の島状電極と、互いに隣接する2つの島状電極同士を連結する連結電極とにより構成された帯状電極である。ここで、連結電極の幅は、島状電極の幅よりも狭くなっている。
第2電極E2は、導電層22の一部と、導電層24の一部とにより構成されている。つまり、導電層22は、第1電極E1全体と、第2電極E2の一部とを含んで構成されており、導電層24は、第2電極E2の一部を含んで構成されている。第2電極E2は、第1電極E1と同一の層内に配置された複数の島状電極E3と、互いに隣接する2つの島状電極E3同士を電気的に接続すると共に第1電極E1(具体的には連結電極)をまたぐ中継電極E4とにより構成された帯状電極である。つまり、導電層22は、第1電極E1全体と、各島状電極E3とを含んで構成されており、導電層24は、中継電極E4を含んで構成されている。ここで、中継電極E4の幅は、島状電極E3の幅よりも狭くなっている。また、島状電極E3および第1電極E1の島状電極は、デルタ配列となっている。
中継電極E4は、第2電極E2の延在方向に延在する帯形状となっている。中継電極E4では、一端が一の島状電極E3に接続されており、他端が他の島状電極E3に接続されており、第1電極E1をまたぐ部分が、第1電極E1よりも上方の層内に配置されている。「第1電極E1よりも上方の層」とは、絶縁層23の上面に接する層を指しており、具体的には、導電層24を指している。従って、中継電極E4は、島状電極E3よりも、基板21から離れて配置されている。中継電極E4は製造過程で一括して形成されたものであり、単層で構成されている。一方、島状電極E3は第1電極E1と共に共通の製造過程で形成されたものであり、島状電極E3および第1電極E1は同一の材料で構成されている。
中継電極E4の、長手方向の両端部の一部は、絶縁層23のコンタクトホール23A内に配置されている。つまり、絶縁層23は、中継電極E4の、長手方向の両端部に対応する位置にコンタクトホール23Aを有している。コンタクトホール23Aは、例えば、島状電極E3の上面が当該コンタクトホール23Aの底面内に露出する位置に配置されている。従って、中継電極E4は、島状電極E3のうちコンタクトホール23A内に露出している部分に接すると共に、第1電極E1とは絶縁層23によって絶縁分離されている。
複数の信号配線26Bにおいて、一部の信号配線26Bは、第1電極E1に電気的に接続されており、第1電極E1に未接続の信号配線26Bは、第2電極E2に電気的に接続されている。各信号配線26Bは、センサー電極26Aの周縁に沿って延在する第1配線26−1と、第1配線26−1の一端に接続された外部接続端子26−2と、第1配線26−1の他端およびセンサー電極26Aに接続された第2配線26−3とにより構成されている。
2つの導電層(導電層22、導電層24)うちいずれか一方の導電層(導電層24)は、センサー電極28と、センサー電極28と制御装置30とを互いに接続する1または複数の信号配線26Cとを含んで構成されている。なお、センサー電極28が本技術の「第2センサー電極」の一具体例に相当する。センサー電極28は、センサー電極26Aとは絶縁分離されると共に後述の導電層42と対向する位置に配置されている。センサー電極28は、指などによる検出面の押し込みによる静電容量の変化を検出することが可能となっている。センサー電極28は、固定層50の厚みの変化による静電容量の変化を検出することが可能となっている。センサー電極28は、センサー電極26Aの周縁と対向する領域に沿って延在する単一帯状電極である。センサー電極28は、基板21の下面うち外縁に対応する位置に配置されており、具体的には、複数の信号配線26Bとの関係でセンサー電極26Aとは反対側の領域と対向する領域だけに設けられている。信号配線26Cは、基板21の下面うち外縁に対応する位置に配置されている。センサー電極26Aおよび信号配線26Bは、センサー電極28および信号配線26Cよりも検出面寄りに配置されている。一方、センサー電極28および信号配線26Cは、センサー電極26Aおよび信号配線26Bよりも筐体40の支持部43寄りに配置されている。
図7は、タッチパネル20の電極パターンおよび遮光層27のレイアウトの一例を表したものである。遮光層27は、センサー電極26Aに電気的に接続された全ての信号配線26Bと、センサー電極28とを隠している。言い換えると、遮光層27は、センサー電極26Aに電気的に接続された全ての信号配線26Bと、センサー電極28とに対して、対向配置されている。さらに、遮光層27は、センサー電極26Aに電気的に接続された各信号配線26Bにおいて、第1配線26−1および第2配線26−3のうち少なくとも第1配線26−1を隠している。言い換えると、遮光層27は、センサー電極26Aに電気的に接続された各信号配線26Bにおいて、第1配線26−1および第2配線26−3のうち少なくとも第1配線26−1に対して、対向配置されている。なお、図7には、遮光層27が、第1配線26−1および第2配線26−3の双方を隠している様子が例示されている。センサー電極26Aに電気的に接続された各信号配線26Bは、図5に示したように、遮光層27の表面(図5では下面)に直接、接していてもよいし、図示しないが、何らかの絶縁層を介して遮光層27の表面(図5では下面)上に形成されていてもよい。
(筐体40)
筐体40は、映像生成装置10、タッチパネル20および制御装置30を支持するものである。筐体40は、タッチパネル20の外縁領域を支持する支持部43を有している。支持部43は、遮光層27との対向領域内に設けられており、例えば、タッチパネル20の検出面と平行な方向に延在している。支持部43は、タッチパネル20の重みに耐えられるようにするために、高剛性となっている。支持部43は、例えば、樹脂層41の内部に、導電層42が埋設された構成となっている。つまり、筐体40は、タッチパネル20の下面と対向する位置に導電層42を有している。なお、導電層42が本技術の「第2導電層」の一具体例に相当する。導電層42は、筐体40の剛性を確保するために設けられた金属製の骨組みである。導電層42は、支持部43の内部だけでなく、支持部43に連結されると共に支持部43と直交する方向に延在する壁部44の内部にも埋設されている。
導電層42には、例えば、図8に示したように、制御装置30によって、基準電圧(例えばグラウンド電圧などの固定電圧)が印加される。このとき、導電層42に対向配置されたセンサー電極28には、例えば、図8に示したように、制御装置30によって、交流電圧(例えばパルス状の電圧)が印加される。このようにした場合には、導電層42およびセンサー電極28によって形成されるキャパシタが、セルフキャパシタンスセンサとして機能するようになり、導電層42とセンサー電極28との間の容量値を検出することができる。
(固定層50)
固定層50は、タッチパネル20を筐体40に固定すると共に弾性変形によって厚みが変化するものである。固定層50は、例えば、弾性を有する粘着テープや、弾性を有する接着剤によって構成されている。固定層50は、絶縁体で構成されていることが好ましい。
(制御装置30)
制御装置30は、外部から入力される映像信号に基づいて映像生成装置10を駆動するようになっている。制御装置30は、さらに、タッチパネル20を駆動すると共にタッチパネル20の検出信号に応じた信号を外部に出力するようになっている。制御装置30は、例えば、図8(A)に示したように、導電層42に対しては基準電圧(例えばグラウンド電圧などの固定電圧)を印加し、センサー電極28に対しては交流電圧(例えばパルス状の電圧)を印加するようになっている。
[製造方法]
次に、本実施の形態のタッチパネル20の製造方法の一例について説明する。まず、基板21上に、遮光層27を形成したのち、複数の第1電極E1、複数の第2電極E2、複数の島状電極E3および複数の信号配線26Bを含む導電層22を形成する(図9(A))。遮光層27および導電層22の形成には、例えば、スクリーン印刷を用いる。次に、遮光層27および導電層22を含む表面上に、複数のコンタクトホール23Aを有する絶縁層23を形成する(図9(B))。続いて、絶縁層23および島状電極E3を含む表面上に、複数の中継電極E4およびセンサー電極28を含む導電層24を形成する(図9(C))。中継電極E4およびセンサー電極28の形成には、例えば、スクリーン印刷を用いる。最後に、表面全体に、絶縁層24を形成する(図示せず)。このようにして、タッチパネル20が完成する。
[動作]
次に、本実施の形態の表示装置1における動作の一例について説明する。まず、例えば、表示装置1の電源投入により、制御装置30は、タッチパネル20の動作を開始する。制御装置30は、まず、センサー電極26Aに含まれる1または複数の電極(第1電極E1,第2電極E2)を選択し、選択した電極に交流信号を印加する。このとき、指などが検出面に接触していたとすると、制御装置30は、指などの検出面への接触によってセンサー電極26Aに生じた静電容量の変化を、出力電圧の変化として検知する。制御装置30は、検知された出力電圧(または出力電圧の変化)の情報に基づいて、指などの接触座標を導出する。制御装置30は、導出した、指などの接触座標についての情報を外部に出力する。
また、制御装置30は、センサー電極28に交流信号を印加する。このとき、指などにより検出面を押し込んでいたとすると、制御装置30は、指などによる検出面の押し込みによってセンサー電極28に生じた静電容量の変化を、出力電圧の変化として検知する。制御装置30は、検知された出力電圧(または出力電圧の変化)の情報に基づいて、指などによる検出面の押し込みの有無を判断する。制御装置30は、その判断結果についての情報を外部に出力する。
[効果]
次に、本実施の形態の表示装置1の効果について説明する。本実施の形態では、センサー電極26Aおよびセンサー電極28が、共通する2つの導電層(導電層22、導電層24)に含まれている。これにより、センサー電極26Aを形成するプロセスにおいて、センサー電極28も同時に形成することができる。その結果、追加プロセスなしで、押圧センサを設けることができる。
<3.変形例>
以上、実施の形態を挙げて本技術を説明したが、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
[変形例1]
例えば、上記実施の形態では、センサー電極28は、センサー電極26Aの周縁と対向する領域に沿って延在する単一帯状電極となっていたが、センサー電極26Aの周縁と対向する領域に沿って配列された複数の帯状電極で構成されていてもよい。センサー電極28が、例えば、図10に示したように、2つの帯状電極28Aに分けられていてもよい。センサー電極28は、また、例えば、図11に示したように、8つの帯状電極28Aに分けられていてもよい。ただし、センサー電極28が複数の帯状電極28Aで構成されている場合には、各帯状電極28Aに対して制御装置30の信号を印加することができるよう、各帯状電極28Aに対して、信号配線26Cが1つずつ接続されていることが好ましい。
[変形例2]
上記実施の形態および変形例1では、センサー電極28は、複数の信号配線26Bとの関係でセンサー電極26Aとは反対側の領域と対向する領域だけに設けられていたが、例えば、図12に示したように、複数の信号配線26Bとの関係でセンサー電極26Aとは反対側の領域と対向する領域と、複数の信号配線26Bとの対向領域とを含む連続した領域に形成されていてもよい。
[変形例3]
上記実施の形態および変形例1において、2つの導電層(導電層22、導電層24)のうちセンサー電極28を含まない方の導電層(導電層22)が、例えば、図13に示したように、センサー電極26Aとは絶縁分離されると共にセンサー電極28と対向する位置にシールド電極29を含んでいてもよい。このようにセンサー電極28と遮光層27との間に、シールド電極29を設けた場合には、検出面のうちセンサー電極28近傍の領域に指などが接触または近接したときに、センサー電極28が指などの影響を受けて静電容量が変化する度合を低減することができる。
[変形例4]
上記変形例3において、センサー電極28が、例えば、図14に示したように、複数の信号配線26Bとの関係でセンサー電極26Aとは反対側の領域と対向する領域と、複数の信号配線26Bとの対向領域とを含む連続した領域に形成されていてもよい。
[変形例5]
上記実施の形態および変形例1において、センサー電極28が、複数の電極で構成されていてもよい。例えば、図15に示したように、センサー電極28が、2つの電極28A,28Bで構成されていてもよい。ここで、センサー電極28が2つの電極28A,28Bで構成されている場合に、制御装置30が、図16に示したように、一方の電極(電極28Aおよび電極28Bのいずれか一方)に対して交流電圧(例えばパルス状の電圧)を印加し、他方の電極(電極28Aおよび電極28Bのうち交流電圧未印加の方)に対して基準電圧(例えばグラウンド電圧などの固定電圧)を印加するようになっていることが好ましい。このようにした場合には、電極28Aおよび電極28Bと、導電層42とによって形成される相互静電容量センサが形成され、押圧による導電層42とセンサー電極28との間の容量値の変化を検出することができる。
[変形例6]
上記変形例5において、2つの導電層(導電層22、導電層24)のうちセンサー電極28を含まない方の導電層(導電層22)が、例えば、図17に示したように、センサー電極26Aとは絶縁分離されると共にセンサー電極28と対向する位置にシールド電極29を含んでいてもよい。このようにセンサー電極28と遮光層27との間に、シールド電極29を設けた場合には、検出面のうちセンサー電極28近傍の領域に指などが接触または近接したときに、センサー電極28が指などの影響を受けて静電容量が変化する度合を低減することができる。
[変形例7]
上記実施の形態および各変形例において、筐体40は、例えば、図18に示したように、導電層42の代わりに導電層44を有していてもよい。導電層44は、支持部43に設けられており、かつ、樹脂層41のうち、センサー電極28側の表面上に設けられている。導電層44は、シート状の形状となっている。本変形例では、導電層44を形成するための工程を増やすことが必要となるが、センサー電極28については、センサー電極26Aの形成工程を共用できるので、押圧センサの形成に必要な追加工程数を最小限に抑えることができる。
<4.適用例>
次に、上記実施の形態およびその変形例に係る表示装置1の一適用例について説明する。図19は、本適用例に係る電子機器100の概略構成の一例を表す斜視図である。電子機器100は、携帯電話機であり、例えば、図19に示したように、本体部111と、本体部111に対して開閉可能に設けられた表示体部112とを備えている。本体部111は、操作ボタン115と、送話部116を有している。表示体部112は、表示装置113と、受話部117とを有している。表示装置113は、電話通信に関する各種表示を、表示装置113の表示画面114に表示するようになっている。電子機器100は、表示装置113の動作を制御するための制御部(図示せず)を備えている。この制御部は、電子機器100全体の制御を司る制御部の一部として、またはその制御部とは別に、本体部111または表示体部112の内部に設けられている。
表示装置113は、上記実施の形態およびその変形例に係る表示装置1と同一の構成を備えている。これにより、低コストでタッチセンサと押圧センサを実装することができる。
なお、上記実施の形態およびその変形例に係る表示装置1を適用可能な電子機器としては、以上に説明した携帯電話機等の他にも、パーソナルコンピュータ、液晶テレビ、ビューファインダ型またはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話機、POS端末器等が挙げられる。
また、例えば、本技術は以下のような構成を取ることができる。
(1)
タッチパネルと、
前記タッチパネルを支持する筐体と、
前記タッチパネルの下面と前記筐体との間に配置され、かつ前記タッチパネルを前記筐体に固定すると共に弾性変形によって厚みが変化する固定層と
を備え、
前記タッチパネルは、上面が検出面となっている光透過性部材を有すると共に、前記光透過性部材の下面に、絶縁層を介して積層された2つの第1導電層を有し、
前記筐体は、前記タッチパネルの下面と対向する位置に第2導電層を有し、
前記2つの第1導電層は、被検出対象物の前記検出面への接触による静電容量の変化を検出することの可能な第1センサー電極を含み、
前記2つの第1導電層のうちいずれか一方の第1導電層は、前記第1センサー電極とは絶縁分離されると共に前記第2導電層と対向する位置に配置され、かつ前記固定層の厚みの変化による静電容量の変化を検出することの可能な第2センサー電極を含む
検出装置。
(2)
前記2つの第1導電層のうち前記第2センサー電極を含まない方の第1導電層は、前記2つの第1導電層のうち前記第2センサー電極を含む方の第1導電層よりも前記検出面寄りに配置されており、さらに、前記第1センサー電極とは絶縁分離されると共に前記第2センサー電極と対向する位置に配置されたシールド電極を含む
(1)に記載の検出装置。
(3)
前記第2導電層は、前記筐体の剛性を確保するために設けられた金属製の骨組みである
(1)または(2)に記載の検出装置。
(4)
前記第2導電層は、前記筐体の表面に設けられたものである
(1)または(2)に記載の検出装置。
(5)
前記2つの第1導電層のうち前記第2センサー電極を含まない方の第1導電層は、前記第1センサー電極と電気的に接続され、かつ前記第1センサー電極の周縁に沿って延在する複数の信号配線を含み、
前記第2センサー電極は、前記複数の信号配線と非対向の領域に配置されている
(1)ないし(4)のいずれか1つに記載の検出装置。
(6)
前記2つの第1導電層のうち前記第2センサー電極を含まない方の第1導電層は、前記第1センサー電極と電気的に接続され、かつ前記第1センサー電極の周縁に沿って延在する複数の信号配線を含み、
前記第2センサー電極は、前記複数の信号配線と非対向の領域と、前記複数の信号配線と対向する領域とを含む連続した領域に配置されている
(1)ないし(4)のいずれか1つに記載の検出装置。
(7)
前記第2センサー電極は、前記第1センサー電極の周縁と対向する領域に沿って延在する単一帯状電極である
(1)ないし(6)のいずれか1つに記載の検出装置。
(8)
前記第2センサー電極は、前記第1センサー電極の周縁と対向する領域に沿って配列された複数の帯状電極で構成されている
(1)ないし(6)のいずれか1つに記載の検出装置。
(9)
前記第2センサー電極に交流電圧を印加すると共に、前記第2導電層に固定電圧を印加する制御装置をさらに備えた
(1)ないし(8)のいずれか1つに記載の検出装置。
(10)
映像を生成する映像生成装置と、
前記映像生成装置の表面に配置されたタッチパネルと、
前記映像生成装置および前記タッチパネルを制御する制御装置と、
前記映像生成装置、前記タッチパネルおよび前記制御装置を支持する筐体と、
前記タッチパネルの下面と前記筐体との間に配置され、かつ前記タッチパネルを前記筐体に固定すると共に弾性変形によって厚みが変化する固定層と
を備え、
前記タッチパネルは、上面が検出面となっている光透過性部材を有すると共に、前記光透過性部材の下面に、絶縁層を介して積層された2つの第1導電層を有し、
前記筐体は、前記タッチパネルの下面と対向する位置に第2導電層を有し、
前記2つの第1導電層は、被検出対象物の前記検出面への接触による静電容量の変化を検出することの可能な第1センサー電極を含み、
前記2つの第1導電層のうちいずれか一方の第1導電層は、前記第1センサー電極とは絶縁分離されると共に前記第2導電層と対向する位置に配置され、かつ前記固定層の厚みの変化による静電容量の変化を検出することの可能な第2センサー電極を含む
表示装置。
(11)
表示装置を備え、
前記表示装置は、
映像を生成する映像生成装置と、
前記映像生成装置の表面に配置されたタッチパネルと、
前記映像生成装置および前記タッチパネルを制御する制御装置と、
前記映像生成装置、前記タッチパネルおよび前記制御装置を支持する筐体と、
前記タッチパネルの下面と前記筐体との間に配置され、かつ前記タッチパネルを前記筐体に固定すると共に弾性変形によって厚みが変化する固定層と
を有し、
前記タッチパネルは、上面が検出面となっている光透過性部材を有すると共に、前記光透過性部材の下面に、絶縁層を介して積層された2つの第1導電層を有し、
前記筐体は、前記タッチパネルの下面と対向する位置に第2導電層を有し、
前記2つの第1導電層は、被検出対象物の前記検出面への接触による静電容量の変化を検出することの可能な第1センサー電極を含み、
前記2つの第1導電層のうちいずれか一方の第1導電層は、前記第1センサー電極とは絶縁分離されると共に前記第2導電層と対向する位置に配置され、かつ前記固定層の厚みの変化による静電容量の変化を検出することの可能な第2センサー電極を含む
電子機器。
1…表示装置、10…映像生成装置、20…タッチパネル、21…基板、22,24,42,44…導電層、23,25…絶縁層、23A…コンタクトホール、26A,28…センサー電極、26B,26C…信号配線、26−1…第1配線、26−2…外部接続端子、26−3…第2配線、27…遮光層、28A…帯状電極、29…シールド電極、30…制御装置、40…筐体、41…樹脂層、43…支持部、44…壁部、50…固定層、100…電子機器、111…本体部、112…表示体部、113…表示装置、114…表示画面、115…操作ボタン、116…送話部、117…受話部、E1…第1電極、E2…第2電極、E3…島状電極、E4…中継電極。

Claims (11)

  1. タッチパネルと、
    前記タッチパネルを支持する筐体と、
    前記タッチパネルの下面と前記筐体との間に配置され、かつ前記タッチパネルを前記筐体に固定すると共に弾性変形によって厚みが変化する固定層と
    を備え、
    前記タッチパネルは、上面が検出面となっている光透過性部材を有すると共に、前記光透過性部材の下面に、絶縁層を介して積層された2つの第1導電層を有し、
    前記筐体は、前記タッチパネルの下面と対向する位置に第2導電層を有し、
    前記2つの第1導電層は、被検出対象物の前記検出面への接触による静電容量の変化を検出することの可能な第1センサー電極を含み、
    前記2つの第1導電層のうちいずれか一方の第1導電層は、前記第1センサー電極とは絶縁分離されると共に前記第2導電層と対向する位置に配置され、かつ前記固定層の厚みの変化による静電容量の変化を検出することの可能な第2センサー電極を含む
    検出装置。
  2. 前記2つの第1導電層のうち前記第2センサー電極を含まない方の第1導電層は、前記2つの第1導電層のうち前記第2センサー電極を含む方の第1導電層よりも前記検出面寄りに配置されており、さらに、前記第1センサー電極とは絶縁分離されると共に前記第2センサー電極と対向する位置に配置されたシールド電極を含む
    請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記第2導電層は、前記筐体の剛性を確保するために設けられた金属製の骨組みである
    請求項2に記載の検出装置。
  4. 前記第2導電層は、前記筐体の表面に設けられたものである
    請求項2に記載の検出装置。
  5. 前記2つの第1導電層のうち前記第2センサー電極を含まない方の第1導電層は、前記第1センサー電極と電気的に接続され、かつ前記第1センサー電極の周縁に沿って延在する複数の信号配線を含み、
    前記第2センサー電極は、前記複数の信号配線との関係で前記第1センサー電極とは反対側の領域と対向する領域に配置されている
    請求項1に記載の検出装置。
  6. 前記2つの第1導電層のうち前記第2センサー電極を含まない方の第1導電層は、前記第1センサー電極と電気的に接続され、かつ前記第1センサー電極の周縁に沿って延在する複数の信号配線を含み、
    前記第2センサー電極は、前記複数の信号配線との関係で前記第1センサー電極とは反対側の領域と対向する領域と、前記複数の信号配線と対向する領域とを含む連続した領域に配置されている
    請求項1に記載の検出装置。
  7. 前記第2センサー電極は、前記第1センサー電極の周縁と対向する領域に沿って延在する単一帯状電極である
    請求項1に記載の検出装置。
  8. 前記第2センサー電極は、前記第1センサー電極の周縁と対向する領域に沿って配列された複数の帯状電極で構成されている
    請求項1に記載の検出装置。
  9. 前記第2センサー電極に交流電圧を印加すると共に、前記第2導電層に固定電圧を印加する制御装置をさらに備えた
    請求項1に記載の検出装置。
  10. 映像を生成する映像生成装置と、
    前記映像生成装置の表面に配置されたタッチパネルと、
    前記映像生成装置および前記タッチパネルを制御する制御装置と、
    前記映像生成装置、前記タッチパネルおよび前記制御装置を支持する筐体と、
    前記タッチパネルの下面と前記筐体との間に配置され、かつ前記タッチパネルを前記筐体に固定すると共に弾性変形によって厚みが変化する固定層と
    を備え、
    前記タッチパネルは、上面が検出面となっている光透過性部材を有すると共に、前記光透過性部材の下面に、絶縁層を介して積層された2つの第1導電層を有し、
    前記筐体は、前記タッチパネルの下面と対向する位置に第2導電層を有し、
    前記2つの第1導電層は、被検出対象物の前記検出面への接触による静電容量の変化を検出することの可能な第1センサー電極を含み、
    前記2つの第1導電層のうちいずれか一方の第1導電層は、前記第1センサー電極とは絶縁分離されると共に前記第2導電層と対向する位置に配置され、かつ前記固定層の厚みの変化による静電容量の変化を検出することの可能な第2センサー電極を含む
    表示装置。
  11. 表示装置を備え、
    前記表示装置は、
    映像を生成する映像生成装置と、
    前記映像生成装置の表面に配置されたタッチパネルと、
    前記映像生成装置および前記タッチパネルを制御する制御装置と、
    前記映像生成装置、前記タッチパネルおよび前記制御装置を支持する筐体と、
    前記タッチパネルの下面と前記筐体との間に配置され、かつ前記タッチパネルを前記筐体に固定すると共に弾性変形によって厚みが変化する固定層と
    を有し、
    前記タッチパネルは、上面が検出面となっている光透過性部材を有すると共に、前記光透過性部材の下面に、絶縁層を介して積層された2つの第1導電層を有し、
    前記筐体は、前記タッチパネルの下面と対向する位置に第2導電層を有し、
    前記2つの第1導電層は、被検出対象物の前記検出面への接触による静電容量の変化を検出することの可能な第1センサー電極を含み、
    前記2つの第1導電層のうちいずれか一方の第1導電層は、前記第1センサー電極とは絶縁分離されると共に前記第2導電層と対向する位置に配置され、かつ前記固定層の厚みの変化による静電容量の変化を検出することの可能な第2センサー電極を含む
    電子機器。
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