JP2013148639A - 光ハイブリッド、光ハイブリッド用ユニットおよびその製造方法、ならびに、光受信モジュール - Google Patents

光ハイブリッド、光ハイブリッド用ユニットおよびその製造方法、ならびに、光受信モジュール Download PDF

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【課題】光ハイブリッドに関して小型化、コスト削減等を図る。
【解決手段】第1反射ミラー面部32は第1入力光101を無偏光ハーフミラー面部42へ反射する。無偏光ハーフミラー面部42は、第1入力光101と第2入力光102とを合成し、第1合成光111および第2合成光112を出射する。偏光ビームスプリッタ面部52は、第1反射ミラー面部32で反射した第1合成光111および無偏光ハーフミラー面部42から到来する第2合成光112が入射するように配置されている。第2反射ミラー面部62は、偏光ビームスプリッタ面部52を透過した第1合成光111および第2合成光112が入射するように配置されている。第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62とが、互いに平行に配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、光ハイブリッドと、光ハイブリッドの一部を構成するユニットと、光ハイブリッドを組み込んだ光受信モジュールとに関する。
光ファイバ通信では、従来から、光の強度によって信号を伝送する方式が知られている。これに対し、光の位相成分によって信号を伝送するコヒーレント光通信方式が、高受信感度化と多値化に有利である点で、注目されている。コヒーレント光通信方式の受信ではヘテロダイン検波またはホモダイン検波が利用される。いずれの検波方式においても、受信した信号光と局部発振光とを所定の位相差で干渉させ、信号光の位相に応じた直交成分と同相成分の光強度信号に分離する。
非特許文献1に記載の光ハイブリッドでは、円偏光の局部発振光と45度直線偏光の信号光とを3dBカプラで干渉させ、2つの偏光ビームスプリッタで直交成分と同相成分とに分離する。なお、非特許文献1では3dBカプラおよび偏光ビームスプリッタは個別光学素子である。
特許文献1に記載の光ハイブリッド(特許文献1の図2等参照)では、受信信号光と局部発振光とは互いに平行を成して各々のファイバコリメータに入射される。そして、受信信号光と局部発振光とのうちの一方は、1/4波長板によって円偏光に変換され、その後、反射ミラーによって光路が折り曲げられる。これにより、信号光と局部発振光とが90度の角度で交差する。
その交差位置にハーフミラー面が位置するように、無偏光ハーフミラーが上記反射ミラーの反射面と平行に配置されている。具体的には、無偏光ハーフミラーは、信号光と局部発振光がハーフミラー面の同一位置に入射角45度で以て入射するように(但し上記のように信号光と局部発振光とは90度の角度で交差する)、配置されている。
無偏光ハーフミラーにおいて信号光と局部発振光とは干渉し、ファイバコリメータへの入射時の光路に対して平行な光路と直交する光路との2つの光路に分離される。上記平行な光路は上記反射ミラーによって折り曲げられて偏光ビームスプリッタに入射する一方、上記直交する光路はそのまま同じ偏光ビームスプリッタに入射する。
偏光ビームスプリッタに入射した上記2つの光路はそれぞれ、偏光ビームスプリッタで反射するとともに、偏光ビームスプリッタを透過する。これにより、偏光ビームスプリッタで合計4つの光路が形成される。
偏光ビームスプリッタは無偏光ハーフミラーと直交するように配置されており、これにより偏光ビームスプリッタで反射した2つの光路は受信信号光および局部発振光が入力する側へ進む。他方、偏光ビームスプリッタを透過した2つの光路は、もう一つの反射ミラーで受信信号光および局部発振光が入力する側へ折り曲げられる。つまり、偏光ビームスプリッタで生じた上記合計4つの光路の全てが、受信信号光および局部発振光が入力する側へ向けられる。
このため、受信信号光入力用のファイバコリメータと、局部発振光入力用のファイバコリメータと、出力光用の4つのファイバコリメータとは、上記光学素子(1/4波長板、反射ミラー、無偏光ハーフミラー、偏光ビームスプリッタ、もう一つの反射ミラー)から見て同じ側において、並列に配置されている。
特許文献1の上記構成によれば、入出力用ファイバコリメータを(すなわち入出力部が)同一方向に揃えて配置すること、光受信装置内での実装密度を少なくすること、正確な位置決め調整を不要にすることが可能である。
特開2010−243575号公報
Matthias Seimetz and Carl-Michael Weinert, "Options, Feasibility, and Availability of 2 x 4 90°Hybrids for Coherent Optical Systems", Journal of Lightwave Technology, March 2006, Vol.24, No.3, pp.1317-1322
従来の光ハイブリッドでは、光学素子を空間的にアライメントして光学系を構成する必要であるので、光学系が複雑になるほど組立コストが大きくなってしまう。
また、アライメントを行うためには光学素子の保持具とその調整スペースとが必要であるので、光学素子を密に配置できず小型化が困難である。
ここで、光ハイブリッドを実装した光受信モジュールでは、光ハイブリッドからの出力光をフォトダイオードアレイに結合させるために、光ハイブリッドの出力光路を数百μmの間隔で平行に並べることが望まれる。しかし、上記の従来構成では、光学素子(反射ミラー、無偏光ハーフミラー、偏光ビームスプリッタ等)どうしの物理的干渉を考慮すると、各光学素子の大きさによって、光ハイブリッドの出力光路の間隔が制限されてしまう。すなわち、無偏光ハーフミラーおよびビームスプリッタの大きさよりも光路間隔を近づけることができず、光路間隔をフォトダイオードアレイの周期に一致させることが難しい。
本発明は、光ハイブリッドに関して小型化、コスト削減等を図るための技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る光ハイブリッド用ユニットは、第1反射ミラー面部と、無偏光ハーフミラー面部と、偏光ビームスプリッタ面部と、第2反射ミラー面部とを含んでいる。前記第1反射ミラー面部に対して、第1入力光が入力される。前記無偏光ハーフミラー面部は、前記第1反射ミラー面部で反射した前記第1入力光が入射するように配置されている。前記無偏光ハーフミラー面部は、第2入力光が前記第1入力光の光路上に導入されるように入力されることによって、前記第1入力光と前記第2入力光とを合成した第1合成光および第2合成光を出射する。ここで、前記第1合成光は、前記第1入力光が前記無偏光ハーフミラー面部で反射する方向に出射され、前記第2合成光は、前記第1入力光が前記無偏光ハーフミラー面部を透過する方向に出射される。なお、前記第1反射ミラー面部は、前記第1合成光も反射するように配置されている。前記偏光ビームスプリッタ面部は、前記第1反射ミラー面部で反射した前記第1合成光および前記無偏光ハーフミラー面部から到来する前記第2合成光が入射するように配置されている。前記第2反射ミラー面部は、前記偏光ビームスプリッタ面部を透過した前記第1合成光および前記第2合成光が入射するように配置されている。特に、前記第1反射ミラー面部と、前記無偏光ハーフミラー面部と、前記偏光ビームスプリッタ面部と、前記第2反射ミラー面部とは、互いに平行に配置されている。
上記の一態様によれば、第1反射ミラー面部と、無偏光ハーフミラー面部と、偏光ビームスプリッタ面部と、第2反射ミラー面部との全てが平行に配置されている。このため、これらの面部を密に配置することが可能である。したがって、光ハイブリッド用ユニット、さらには当該ユニットを採用した光ハイブリッドおよび光受信モジュールを小型化することができる。
また、第1反射ミラー面部と、無偏光ハーフミラー面部と、偏光ビームスプリッタ面部と、第2反射ミラー面部との全てが平行を成していることは、これらの位置調整を容易にする。ここで、第1反射ミラー面部等の法線に直交する方向の位置ずれは、分波特性の変動や光路のずれを発生させないため、トレランスが大きい。したがって、組み立てが容易であり、その結果、組み立てコストを削減しうる光ハイブリッド用ユニットを提供することができる。
本発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る光受信モジュールの構成を概説する図である。 実施の形態1に係る光ハイブリッド用ユニットの構成を概説する図である。 実施の形態2に係る光受信モジュールの構成を概説する図である。 実施の形態2に係る光ハイブリッド用ユニットの構成を概説する図である。 実施の形態2に係る光ハイブリッド用ユニットの製造方法を概説する図である。 実施の形態2に係る光ハイブリッド用ユニットの製造方法を概説する図である。 実施の形態2に係る光ハイブリッド用ユニットの製造方法を概説する図である。 実施の形態2に係る光ハイブリッド用ユニットの製造方法を概説する図である。 実施の形態2に係る光ハイブリッド用ユニットの製造方法を概説する図である。 実施の形態2に係る光ハイブリッド用ユニットの製造方法を概説する図である。 実施の形態2に係る光ハイブリッド用ユニットの製造方法を概説する図である。 実施の形態2に係る光ハイブリッド用ユニットの製造方法を概説するフローチャートである。 実施の形態2に係る光ハイブリッド用ユニットの製造方法を概説するフローチャートである。 実施の形態3に係る光受信モジュールの構成を概説する図である。 実施の形態3に係る光ハイブリッド用ユニットの構成を概説する図である。 実施の形態3に係る光ハイブリッド用ユニットの製造方法を概説するフローチャートである。 実施の形態3に係る光ハイブリッド用ユニットの製造方法を概説するフローチャートである。
<実施の形態1>
図1に、実施の形態1に係る光受信モジュール1の構成を概説する図を示す。図1の例によれば、光受信モジュール1は、光ハイブリッド2と、受光部90とを含んでいる。光ハイブリッド2は、位相変調された信号光と局部発振光とを合成し、当該合成光を信号光の位相に応じて同相成分と直交成分に分離する。また、光ハイブリッド2は、光ハイブリッド用ユニット3と、入力部10と、円偏光生成部20と、光路長補償部70と、集光部80とを含んでいる。また、光ハイブリッド用ユニット3は、第1反射ミラー30と、無偏光ハーフミラー40と、偏光ビームスプリッタ50と、第2反射ミラー60とを含んでいる。なお、図2に、光ハイブリッド用ユニット3の構成を概説する図を示す。
入力部10は、第1入力光101と第2入力光102とが入力される部分であり、第1入力光101をコリメートビームに変換する第1入力部11と、第2入力光102をコリメートビームに変換する第2入力部12とを含んでいる。
ここで、入力光101,102のうちの一方が局部発振光であり、入力光101,102のうちの他方が信号光である。ここでは、第1入力光101が局部発振光であり、第2入力光102が信号光である場合を例示する。かかる例の下、以下では、第1入力光101を局部発振光101と称し、第2入力光102を信号光102と称し、第1入力部11を局部発振光入力部11と称し、第2入力部12を局部発振光入力部12と称する場合もある。
入力部11,12はそれぞれ例えば、光ファイバの一方端にコリメートレンズが設けられたファイバコリメータで構成される。かかる例の下、以下では、入力部11,12をファイバコリメータ11,12とそれぞれ称する場合もある。図1では、ファイバコリメータ11,12をコリメータレンズのみを以て簡略に図示している。
ここでは、ファイバコリメータ11から出射される局部発振光101とファイバコリメータ12から出射される信号光102とが平行になるように、ファイバコリメータ11,12が配置されている。また、ファイバコリメータ11,12は、それらの平行光11,12に直交する方向に並んでいる。但し、これらの例に限定されるものではない。
なお、局部発振光101および信号光102は、ファイバコリメータ11,12から出射する時点で、直線偏光状態にあるものとする。
円偏光生成部20は、ファイバコリメータ11から出力される局部発振光101の光路上に配置されており、ファイバコリメータ11でコリメートされた局部発振光101を円偏光に変換する。円偏光生成部20は、例えば1/4波長板で構成される。かかる例の下、円偏光生成部20を1/4波長板20とも称する。
なお、円偏光生成部20は、ファイバコリメータ12から出射される信号光102の光路上に配置してもよい。
第1反射ミラー30は、平板型の反射ミラーであり、ガラス等の平板状基板31と、当該基板31の一方主面に設けられた平面状の第1反射ミラー面部32とを有している。第1反射ミラー面部32は例えば誘電体多層膜によって構成可能である。第1反射ミラー30は、1/4波長板20によって円偏光に変換された局部発振光101が第1反射ミラー面部32に45度の入射角で入射するように、かつ、入射した局部発振光101が、ファイバコリメータ12から出射した信号光102と交差する方向に反射するように、配置されている。
無偏光ハーフミラー40は、平板型の無偏光ハーフミラーであり、ガラス等の平板状基板41と、当該基板41の一方主面に設けられた平面状の無偏光ハーフミラー面部42とを有している。無偏光ハーフミラー面部42は例えば誘電体多層膜によって構成可能である。
無偏光ハーフミラー40は、無偏光ハーフミラー面部42が第1反射ミラー面部32と平行になるように、かつ、第1反射ミラー30で反射した局部発振光101が無偏光ハーフミラー面部42に入射するように、配置されている。かかる配置によれば、第1反射ミラー30で反射した局部発振光101は無偏光ハーフミラー面部42に45度の入射角で入射する。
また、無偏光ハーフミラー40は、ファイバコリメータ12から出射した信号光102が、第1反射ミラー30が存する側とは反対側から(図1の例によれば基板41の側から)無偏光ハーフミラー面部42に入射するように、配置されている。ここでは、信号光102は45度の入射角で無偏光ハーフミラー40に入射する。
特に、第1反射ミラー30から到来する局部発振光101と、ファイバコリメータ12から到来する信号光102とが、無偏光ハーフミラー面部42の中心近傍において(換言すれば、無偏光ハーフミラー40の中心近傍において)交差するように、無偏光ハーフミラー40が配置されている。かかる交差は、例えば入力部11,12の位置を調整することによって、設定可能である。
かかる構成によれば、局部発振光101の光路上に信号光102が導入される。逆に言えば、信号光102の光路上に局部発振光101が導入される。
より具体的には、無偏光ハーフミラー面部42で反射した局部発振光101と、無偏光ハーフミラー面部42を透過した信号光102とが、同じ光路を進行する。また、無偏光ハーフミラー面部42で反射した信号光102と、無偏光ハーフミラー面部42を透過した局部発振光101とが、同じ光路を進行する。
すなわち、無偏光ハーフミラー面部42は、局部発振光101と信号光102とを空間的に合成し、かかる合成光を2方向に出力する。ここでは、局部発振光101が無偏光ハーフミラー面部42で反射する方向(図1では右方向に対応する)に進行する合成光を第1合成光111と称し、局部発振光101が無偏光ハーフミラー面部42を透過する方向(図1では下方向に対応する)に進行する合成光を第2合成光112と称することにする。2つの合成光111,112は同じ光強度を有している。
なお、空間的に合成されたコヒーレント光は干渉を生じるので、合成光111,112を干渉光111,112とそれぞれ称してもよい。
ここで、第1反射ミラー30は、無偏光ハーフミラー40から到来する第1合成光111の光路上にも第1反射ミラー面部32が存するように配置されている。この場合、第1合成光111は、第1反射ミラー面部32に45度の入射角で入射し、第2合成光112と平行をなす方向に反射される。
偏光ビームスプリッタ50は、平板型の偏光ビームスプリッタであり、ガラス等の平板状基板51と、当該基板51の一方主面に設けられた平面状の偏光ビームスプリッタ面部52とを有している。偏光ビームスプリッタ面部52は例えば誘電体多層膜によって構成可能である。
偏光ビームスプリッタ50は、偏光ビームスプリッタ面部52が無偏光ハーフミラー面部42と平行になるように、かつ、第1反射ミラー面部32で反射した第1合成光111と、無偏光ハーフミラー面部42から到来する第2合成光112とが入力されるように、配置されている。かかる配置によれば、合成光111,112は、偏光ビームスプリッタ面部52に45度の入射角で入射する。なお、合成光111,112は、偏光ビームスプリッタ面部52上の別々の場所に入射する。
また、偏光ビームスプリッタ50は、第1合成光111の垂直偏光成分が偏光ビームスプリッタ面部52で反射し、第1合成光111の水平偏光成分は偏光ビームスプリッタ面部52を透過するように、配置されている。
偏光ビームスプリッタ50の上記配置によれば、偏光ビームスプリッタ面部52で反射した第1合成光111(の垂直偏光成分)は、第1合成光111が無偏光ハーフミラー面部42から第1反射ミラー面部32へ向かう際の光路と平行かつ同じ方向(図1では右方向に対応する)、すなわち入力部10から離れる側に進行する。偏光ビームスプリッタ面部52で反射した第1合成光111を第1出力光121と称することにする。
同様に、第2合成光112も偏光ビームスプリッタ面部52で垂直偏光成分と水平偏光成分とに分岐し、偏光ビームスプリッタ面部52で反射した垂直偏光成分は、第1合成光111の垂直偏光成分と平行かつ同じ方向に進行する。偏光ビームスプリッタ面部52で反射した第2合成光112を第2出力光122と称することにする。
第2反射ミラー60は、平板型の反射ミラーであり、ガラス等の平板状基板61と、当該基板61の一方主面に設けられた平面状の第2反射ミラー面部62とを有している。第2反射ミラー面部62は例えば誘電体多層膜によって構成可能である。
第2反射ミラー60は、第2反射ミラー面部62が偏光ビームスプリッタ面部52と平行になるように、かつ、偏光ビームスプリッタ面部52を透過した合成光111,112が入力されるように、配置されている。
かかる配置によれば、合成光111,112は、45度の入射角で第2反射ミラー面部62上の別々の場所に入射し、偏光ビームスプリッタ面部52で反射した合成光111,112と平行かつ同じ方向に進行する。第2反射ミラー面部62で反射した第1合成光111および第2合成光112を第3出力光123および第4出力光124とそれぞれ称することにする。
光路長補償部70は、互いに平行かつ同じ方向へ進行する上記4つの出力光121〜124の光路長を揃える部分であり、図1の例ではガラスブロック71〜73で構成されている。具体的には、ガラスブロック71は第2出力光122の光路上に配置され、ガラスブロック72は第4出力光124の光路上に配置され、ガラスブロック73は第1出力光121と第2出力光122との光路上に渡って配置されている。図1の例では、第3出力光123の光路上にはガラスブロックが配置されていない。ガラスブロック71〜73の長さ(光路に沿った寸法)、屈折率等は、補償対象の光路長に応じて選定される。
集光部80は、光路長補償部70によって光路長が揃えられた4つの出力光121〜124をそれぞれ集光する部分であり、図1の例では集光レンズ81〜84で構成されている。具体的には、集光レンズ81は出力光121の光路上に配置されており、当該出力光121を集光する。集光レンズ82〜84も、同様に、出力光122〜124をそれぞれ集光する。
受光部90は、集光部80によって集光された4つの出力光121〜124を受光する部分であり、図1の例では受光素子部91〜94で構成されている。具体的には、受光素子部91は、出力光121の光路上に配置されており、集光レンズ81によって集光された出力光121の光強度を測定し、その測定結果を出力する。受光素子部92〜94も、同様に、出力光122〜124の光強度測定および結果出力をそれぞれ行う。なお、各受光素子部91〜94は例えば1つまたは複数のフォトダイオードで構成可能である。
ここで、図2の例では、第1反射ミラー面部32の幅(入力光101,102の両方に平行な平面と第1反射ミラー面部32との交線の長さとして把握される)L32の寸法をLとした場合(L32=L)、偏光ビームスプリッタ面部52の幅L52、および、第2反射ミラー面部62の幅L62もLに設定されている(L52=L62=L)。また、無偏光ハーフミラー面部42の幅L42はL/2に設定されている(L42=L/2)。
また、図2の例では、第1反射ミラー面部32と無偏光ハーフミラー面部42との間の距離(当該面部32,42の法線に平行な方向における距離)D34はL/4に設定され(D34=L/4)、無偏光ハーフミラー面部42と偏光ビームスプリッタ面部52との間の距離D45もL/4に設定されている(D45=L/4)。この場合、第1反射ミラー面部32と偏光ビームスプリッタ面部52との間の距離D35はL/2である(D35=L/2)。偏光ビームスプリッタ面部52と第2反射ミラー面部62との間の距離D56はL/2に設定されている(D56=L/2)。
また、図2の例では、第1反射ミラー面部32と無偏光ハーフミラー面部42との中心位置が、当該2つの面部32,42に平行な方向において一致している。また、第1反射ミラー面部32と無偏光ハーフミラー面部42と第2反射ミラー面部62との中心位置は、当該3つの面部32,42,62に平行な方向に、L/2ずつ順次ずれた関係にある。
第1反射ミラー30と、無偏光ハーフミラー40と、偏光ビームスプリッタ50と、第2反射ミラー60とは、隣接する基板31,41,51,61間にスペーサ(図示略)を挟んで、一体的に固定されている。なお、スペーサは光路外(例えば図2の紙面奥)に設けられている。各スペーサの厚さは、基板31,41,51,61の厚さも考慮して、第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62との上記配置関係が満たされるように、設定されている。
但し、第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62との配置関係は、図2の例に限定されるものではない。
上記のように第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62との全てが平行に配置されている。このため、これらの面部32,42,52,62を密に配置することが可能である。したがって、光ハイブリッド用ユニット3、光ハイブリッド2および光受信モジュール1を小型化することができる。
また、第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62との全てが平行を成していることは、これらの位置調整を容易にする。例えば上記のように第1反射ミラー30と、無偏光ハーフミラー40と、偏光ビームスプリッタ50と、第2反射ミラー60とを、スペーサを介して重ねることによって、第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62との間の平行性および距離を容易に実現し、さらに容易に保持することが可能である。ここで、第1反射ミラー面部32等の法線に直交する方向の位置ずれは、分波特性の変動や光路のずれを発生させないため、トレランスが大きい。したがって、光ハイブリッド用ユニット3は容易に組み立てることができ、その結果、組み立てコストを削減できる。
ここで、第1反射ミラー30等がスペーサを挟んで一体的に固定された(換言すればパッケージされた)構成であっても、パッケージ外部においてファイバコリメータ11,12の位置を調整することによって、入力光101,102を無偏光ハーフミラー面部42上で交差させる調整等を容易に行うことが可能である。
上記では第1反射ミラー面部31に対する入力光101の入射角が45度である場合を例示したが、この例に限定されるものではない。すなわち、第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62に関する幅、距離等を選定することによって、45度以外の入射角度に対応可能である。
<実施の形態2>
図3に、実施の形態2に係る光受信モジュール1Bの構成を概説する図を示す。図3の例によれば、光受信モジュール1Bは、実施の形態1で例示した光受信モジュール1(図1参照)において光ハイブリッド2を光ハイブリッド2Bに変えた構成を有している。また、光ハイブリッド2Bは、実施の形態1で例示した光ハイブリッド2(図1参照)において光ハイブリッド用ユニット3を光ハイブリッド用ユニット3Bに変えた構成を有している。光受信モジュール1Bのその他の構成は、基本的に、実施の形態1で例示した光ハイブリッド1と同様である。なお、図4に、光ハイブリッド用ユニット3Bの構成を概説する図を示す。
図3および図4に示すように、光ハイブリッド用ユニット3Bは、実施の形態1で例示した第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62とが、ガラス等の透明部材200中に埋設されることによって、実現されている。
かかる構成によれば、第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62との間に、ガラス等の単一材料が充満されている。
図3および図4の例においても、実施の形態1と同様に、第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62とが互いに平行に配置されている。このため、実施の形態1で説明した各種効果を得ることが可能である。
また、図3および図4の例では、第1反射ミラー面部32の幅L32と、偏光ビームスプリッタ面部52の幅L52と、第2反射ミラー面部62の幅L62と、無偏光ハーフミラー面部42の幅L42とが、実施の形態1と同様に設定されている。すなわち、L32=L52=L62=LおよびL42=L/2に設定されている。
また、第1反射ミラー面部32と無偏光ハーフミラー面部42との間の距離D34と、無偏光ハーフミラー面部42と偏光ビームスプリッタ面部52との間の距離D45と、第1反射ミラー面部32と偏光ビームスプリッタ面部52との間の距離D35と、偏光ビームスプリッタ面部52と第2反射ミラー面部62との間の距離D56も、実施の形態1と同様に設定されている。すなわち、D34=L45=L/4およびD35=D56=L/2に設定されている。
また、実施の形態1と同様に、第1反射ミラー面部32と無偏光ハーフミラー面部42との中心位置が、当該2つの面部32,42に平行な方向において一致している。また、第1反射ミラー面部32と無偏光ハーフミラー面部42と第2反射ミラー面部62との中心位置は、当該3つの面部32,42,62に平行な方向にする方向に、L/2ずつ順次ずれた関係にある。
透明部材200は、互いに表裏の関係にある表面201,202と、互いに表裏の関係にある表面203,204とを有している。表面201は入力光101,102が入力される入力面であり、表面202は出力光121〜124が出力される出力面である。当該2つの表面201,202は、互いに平行を成し、第1反射ミラー面部32等の法線に対して45度傾いており、入力光101,102および出力光121〜124に対して直交する。表面203,204は、図3および図4の例によれば、互いに平行を成すとともに、表面201,202と直交している。なお、少なくとも入力面201および出力面202に無反射コーティング(ARコーティング)が施されていることが好ましい。
ここで、実施の形態1の例(図1および図2参照)では、例えば無偏光ハーフミラー面部42と偏光ビームスプリッタ面部52との間には、無偏光ハーフミラー40のガラス基板41と空気とが存在する。このため、ガラス基板と空気層との界面で屈折が生じる。
これに対し、本実施の形態2に係る光ハイブリッド用ユニット3Bによれば、上記のように第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62との間には、ガラス等の単一材料のみが存在する。よって、上記のような屈折が生じない。このため、受光素子部91〜94の配列周期を設定するに際して、上記屈折の影響を考慮する必要がなくなる。
さらに、上記のD34:D56=1:2という設定と相俟って、出力光121〜124の間隔E9が全て{L/4×√(2)}になる。すなわち、出力光121〜124の光路間隔E9を等しくすることが可能である。これにより、受光素子部91〜94の配列が容易になり、また、光ハイブリッド2Bと受光素子部91〜94との結合が容易になる。
かかる場合、出力光121〜124に直交する方向、換言すれば合成光111,112が偏光ビームスプリッタ面部52および第2反射ミラー面部62へ入射する方向において、第1反射ミラー面部32と無偏光ハーフミラー面部42との間の距離E34は、出力光121〜124の間隔E9(受光素子部91〜94の配列周期でもある)に等しい(E34=E9)。また、そのような方向において、偏光ビームスプリッタ面部52と第2反射ミラー面部62との間の距離E56は、上記間隔E9の2倍に等しい(E56=E9×2)。
次に、光ハイブリッド用ユニット3Bの製造方法を説明する。最初に、その製造方法の基本概念を図5〜図9を参照して説明する。
まず、図5に示すように、一方主面上に第1反射ミラー面部32が形成されたガラス基板(第1反射ミラー基板とも称することにする)223と、別個のガラス基板222とを準備する。そして、第1反射ミラー基板223とガラス基板222とを、第1反射ミラー面部32をガラス基板222に向けて、貼り合わせる(接着する)。
次に、図6に示すように、貼り合わせ後の第1反射ミラー基板223を、当該第1反射ミラー基板223の他方主面(貼り合わせ後において露出している主面)の側から研磨する。これにより、第1反射ミラー基板223の厚さをL/4にする(図4中のD34参照)。
その後、研磨後の第1反射ミラー基板223と、一方主面上に無偏光ハーフミラー面部42が形成されたガラス基板(無偏光ハーフミラー基板とも称することにする)224とを、無偏光ハーフミラー面部42を第1反射ミラー基板223に向けて、貼り合わせる(図7参照)。そして、無偏光ハーフミラー基板224をその他方主面の側から研磨して、当該無偏光ハーフミラー基板224の厚さをL/4にする(図7参照)。
その後、研磨後の無偏光ハーフミラー基板224と、一方主面上に偏光ビームスプリッタ面部52が形成されたガラス基板(偏光ビームスプリッタ基板とも称することにする)225とを、偏光ビームスプリッタ面部52を無偏光ハーフミラー基板224に向けて、貼り合わせる(図7参照)。そして、偏光ビームスプリッタ基板225をその他方主面の側から研磨して、当該偏光ビームスプリッタ基板225の厚さをL/2にする(図7参照)。
その後、研磨後の偏光ビームスプリッタ基板225と、一方主面上に第2反射ミラー面部62が形成されたガラス基板(第2反射ミラー基板とも称することにする)226とを、第2反射ミラー面部62を偏光ビームスプリッタ基板225に向けて、貼り合わせる(図7参照)。
なお、第1反射ミラー面部32等は、ガラス基板223〜226を貼り合わせた際に第1反射ミラー面部32等の中心位置が上記関係を満足するように、ガラス基板223等の所定位置に形成されている。
次に、上記のように貼り合わされたガラス基板群を、図8に示すように、基板積層方向に対して45度の角度で切断および/または研磨することによって、透明部材200の表面201〜204を形成する。これにより、図9に示すように、光ハイブリッド用ユニット3Bが得られる。
なお、少なくとも入力面201および出力面202に無反射コーティングを施すのが好ましい。
上記では光ハイブリッド用ユニット3Bを単体で製造する方法(いわゆる1個取り)を説明した。次に、いわゆる多数個取りによる製造方法を、図10および図11を参照して説明する。
図10の例では、長手のガラス基板222〜226を用いる。具体的には、そのようなガラス基板223上には、当該ガラス基板223の長手方向に沿った帯状の第1反射ミラー面部23が形成されている。同様に、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62も帯状パターンに形成されている。
この場合、ガラス基板222〜226の積層体を、当該ガラス基板222〜226の長手方向に直交する面で切断することによって、図7の状態の製造途中品が得られる。その後の工程は、上記の1個取りによる工程と同様である。なお、長手の基板積層体を切断する上記工程は、透明部材200の表面201〜204に相当する表面を形成した後に、行ってもよい。
次に、図11の例では、1個取りの場合よりも二元的に広い大判のガラス基板222〜226を用いる。具体的には、そのようなガラス基板223上には、第1反射ミラー面部23がストライプ状に形成されている。すなわち、帯状の第1反射ミラー面部23が複数本、形成されている。同様に、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62もストライプ状に(換言すれば複数本の帯状パターンで)形成されている。
この場合、大判のガラス基板222〜226の積層体を、帯状の第1反射ミラー面部23等の長手方向に沿って切断することによって、図10の状態の製造途中品が得られる。その後の工程は、図10の例と同様である。
あるいは、大判の基板積層体を基板積層方向に対して45度の角度で切断することによって、すなわち透明部材200の表面201〜204を形成するように切断することによって、長手の基板積層体を得てもよい。
ここで、図12に、多数個取りによる製造方法の概略を纏めたフローチャートを示す。図12に例示の製造方法ST10によれば、まず、第1反射ミラー面部32用の帯状パターンを少なくとも1本有する第1反射ミラー基板223を、別個のガラス基板222に貼り合わせる(工程ST11)。その後、第1反射ミラー基板223を厚さL/4に研磨する(工程ST12)。
次に、無偏光ハーフミラー面部42用の帯状パターンを第1反射ミラー基板223中の上記帯状パターンと同数有する無偏光ハーフミラー基板224を、研磨後の第1反射ミラー基板223に貼り合わせる(工程ST13)。その後、無偏光ハーフミラー基板224を厚さL/4に研磨する(工程ST14)。
次に、偏光ビームスプリッタ面部52用の帯状パターンを第1反射ミラー基板223中の上記帯状パターンと同数有する偏光ビームスプリッタ基板225を、研磨後の無偏光ハーフミラー基板224に貼り合わせる(工程ST15)。その後、偏光ビームスプリッタ基板225を厚さL/2に研磨する(工程ST16)。
次に、第2反射ミラー面部62用の帯状パターンを第1反射ミラー基板223中の上記帯状パターンと同数有する第2反射ミラー基板226を、研磨後の偏光ビームスプリッタ基板225に貼り合わせる(工程ST17)。
その後、上記工程ST11〜ST17を経て貼り合わされた基板群に対して切断および研磨を行うことによって、複数の光ハイブリッド用ユニット3Bが得られる(工程ST18)。なお、少なくとも入力面201および出力面202に無反射コーティングを施すのが好ましい。
さて、上記の各種製造方法では、ガラス基板222に対して、ガラス基板223〜226を順次貼り合わせる。逆に、ガラス基板226に対して、第2反射ミラー面部62が形成されたガラス基板225と、偏光ビームスプリッタ面部52が形成されたガラス基板224と、無偏光ハーフミラー面部42が形成されたガラス基板223と、第1反射ミラー面部32が形成されたガラス基板222とをこの順序で貼り合わせてもよい。
そのような逆順の製造方法の概略を多数個取りについて纏めたフローチャートを、図13に示す。図13に例示の製造方法ST30によれば、まず、第2反射ミラー面部62用の帯状パターンを少なくとも1本有する第2反射ミラー基板225を、別個のガラス基板226に貼り合わせる(工程ST31)。その後、第2反射ミラー基板225を厚さL/2に研磨する(工程ST32)。
次に、偏光ビームスプリッタ面部52用の帯状パターンを第2反射ミラー基板225中の上記帯状パターンと同数有する偏光ビームスプリッタ基板224を、研磨後の第2反射ミラー基板225に貼り合わせる(工程ST33)。その後、偏光ビームスプリッタ基板224を厚さL/2に研磨する(工程ST34)。
次に、無偏光ハーフミラー面部42用の帯状パターンを第2反射ミラー基板225中の上記帯状パターンと同数有する無偏光ハーフミラー基板223を、研磨後の偏光ビームスプリッタ基板224に貼り合わせる(工程ST35)。その後、無偏光ハーフミラー基板223を厚さL/4に研磨する(工程ST36)。
次に、第1反射ミラー面部32用の帯状パターンを第2反射ミラー基板225中の上記帯状パターンと同数有する第1反射ミラー基板222を、研磨後の無偏光ハーフミラー基板223に貼り合わせる(工程ST37)。
その後、上記工程ST31〜ST37を経て貼り合わされた基板群に対して切断および研磨を行うことによって、複数の光ハイブリッド用ユニット3Bが得られる(工程ST38)。なお、少なくとも入力面201および出力面202に無反射コーティングを施すのが好ましい。
なお、基板222〜226の材質は、上記で例示したガラスに限定されるものではない。
上記製造方法ST10,ST30によれば、第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62との間の平行性および距離の精度は、基板223〜225の研磨加工の精度に応じて決まる。かかる点に関し、上記製造方法ST10,ST30では少なくとも2枚の基板が貼り合わされた状態、すなわち比較的厚さのある状態で研磨加工を行うので、高い精度で加工可能である。このため、第1反射ミラー面部32等の設置角度ずれを低減することができる。すなわち、良好な歩留まりが得られ、その結果、組み立てコストを削減できる。
また、多数個取りも組み立てコストの削減に貢献する。
また、1個取りの場合、基板222〜226は取り扱い上、ある程度の大きさが必要である。かかる点に鑑みると、多数個取りである上記製造方法ST10,ST30によれば、1個取りに比べて、光ハイブリッド用ユニット3Bを小型化することが可能である。
<実施の形態3>
図14に、実施の形態3に係る光受信モジュール1Cの構成を概説する図を示す。図14の例によれば、光受信モジュール1Cは、実施の形態1で例示した光受信モジュール1(図1参照)において光ハイブリッド2を光ハイブリッド2Cに変えた構成を有している。また、光ハイブリッド2Cは、実施の形態1で例示した光ハイブリッド2(図1参照)において光ハイブリッド用ユニット3を光ハイブリッド用ユニット3Cに変えた構成を有している。光受信モジュール1Cのその他の構成は、基本的に、実施の形態1で例示した光ハイブリッド1と同様である。なお、図15に、光ハイブリッド用ユニット3Cの構成を概説する図を示す。
図14および図15に示すように、実施の形態1で例示した無偏光ハーフミラー面部42と偏光ビームスプリッタ面部52とが、ガラス等の透明部材300中に埋設されている。
透明部材300は、互いに表裏の関係にある表面301,302と、互いに表裏の関係にある表面303,304とを有している。表面301は入力光101,102が入力される入力面であり、表面302は出力光121〜124が出力される出力面である。当該2つの表面301,302は、互いに平行を成し、無偏光ハーフミラー面部42等の法線に対して45度傾いており、入力光101,102および出力光121〜124に対して直交する。表面303,304は、図14および図15の例によれば、互いに平行を成すとともに、無偏光ハーフミラー面部42および偏光ビームスプリッタ面部52と平行を成している。
特に、表面303,304は、透明部材300中を進行し当該表面303,304に入射角45度で入射する光に対して全反射面として機能する。かかる点に鑑み、光ハイブリッド用ユニット3Cでは、無偏光ハーフミラー面部42に対面する表面303を第1反射ミラー面部32として利用し、偏光ビームスプリッタ面部52に対面する表面304を第2反射ミラー面部32として利用する。
したがって、光ハイブリッド用ユニット3Cには、第1反射ミラー面部32用および第2反射ミラー面部62用の誘電体多層膜が設けられていない。このため、部材の観点から、コストを削減可能である。
なお、少なくとも入力面301および出力面302に無反射コーティングが施されていることが好ましい。
光ハイブリッド用ユニット3Cによれば、実施の形態1と同様に、第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62とが互いに平行に配置されている。このため、実施の形態1で説明した各種効果を得ることが可能である。
ここで、図14および図15の例では、実施の形態1と同様に、偏光ビームスプリッタ面部52の幅L52がLに設定され(L52=L)、無偏光ハーフミラー面部42の幅L42がL/2に設定されている(L42=L/2)。
また、第1反射ミラー面部32と無偏光ハーフミラー面部42との間の距離D34と、偏光ビームスプリッタ面部52と第2反射ミラー面部62との間の距離D56も、実施の形態1と同様に設定されている。すなわち、D34=L/4およびD56=L/2に設定されている。
これに対し、無偏光ハーフミラー面部42と偏光ビームスプリッタ面部52との間の距離D45はL/2に設定され(D45=L/2)、第1反射ミラー面部32と偏光ビームスプリッタ面部52との間の距離D35はL×3/2に設定されている(D35=L×3/2)。
また、無偏光ハーフミラー面部42と偏光ビームスプリッタ面部52との中心位置は、当該2つの面部42,52に平行な方向に、L×3/4だけずれた関係にある。
光ハイブリッド用ユニット3Cによれば、第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62との間に、ガラス等の単一材料が充満されている。
このため、光ハイブリッド用ユニット3Cによれば、実施の形態2と同様に、受光素子部91〜94の配列周期を設定するに際して、ガラス基板41,51(図2参照)と空気層との界面における屈折の影響を考慮する必要がない。
さらに、上記のD34:D56=1:2という設定と相俟って、実施の形態2と同様に、出力光121〜124の間隔E9が全て{L/4×√(2)}になる。これにより、受光素子部91〜94の配列が容易になり、また、光ハイブリッド2Cと受光素子部91〜94との結合が容易になる。
かかる場合、実施の形態2と同様に、出力光121〜124に直交する方向において、第1反射ミラー面部32と無偏光ハーフミラー面部42との間の距離E34は、出力光121〜124の間隔E9(受光素子部91〜94の配列周期でもある)に等しい(E34=E9)。また、そのような方向において、偏光ビームスプリッタ面部52と第2反射ミラー面部62との間の距離E56は、上記間隔E9の2倍に等しい(E56=E9×2)。
次に、光ハイブリッド用ユニット3Cの製造方法を、図16および図17のフローチャートを参照して説明する。以下では、多数個取りを例示するが、1個取りも採用可能である。
図16に例示の製造方法ST50によれば、まず、無偏光ハーフミラー面部42用の帯状パターンを少なくとも1本有する無偏光ハーフミラー基板224(図10および図11参照)と、別個の基板223(図10および図11参照。但し、第1反射ミラー面部32のパターンは形成されていない)とを、上記帯状パターンを基板223に向けて貼り合わせる(工程ST51)。その後、無偏光ハーフミラー基板224を厚さL/2に研磨する(工程ST52)。
次に、偏光ビームスプリッタ面部52用の帯状パターンを、無偏光ハーフミラー基板224中の上記帯状パターンと同数有する偏光ビームスプリッタ基板225と、研磨後の無偏光ハーフミラー基板224とを、上記帯状パターンを無偏光ハーフミラー基板224に向けて貼り合わせる(工程ST53)。
その後、上記工程ST51〜ST53を経て貼り合わされた基板群に対して切断および研磨を行うことによって、複数の光ハイブリッド用ユニット3Cが得られる(工程ST54)。
図17に例示の製造方法ST70では、上記製造方法ST50における基板の貼り合わせが逆順に行われる。
具体的には、偏光ビームスプリッタ面部52用の帯状パターンを少なくとも1本有する偏光ビームスプリッタ基板224(図10および図11参照)を、別個の基板225(図10および図11参照。但し、第2反射ミラー面部62のパターンは形成されていない)に貼り合わせる(工程ST71)。その後、偏光ビームスプリッタ基板224を厚さL/2に研磨する(工程ST72)。
次に、無偏光ハーフミラー面部42用の帯状パターンを偏光ビームスプリッタ基板224中の上記帯状パターンと同数有する無偏光ハーフミラー基板223を、研磨後の偏光ビームスプリッタ基板224に貼り合わせる(工程ST73)。
その後、上記工程ST71〜ST73を経て貼り合わされた基板群に対して切断および研磨を行うことによって、複数の光ハイブリッド用ユニット3Cが得られる(工程ST74)。
なお、上記工程ST54,74の後で、少なくとも入力面201および出力面202に無反射コーティングを施すのが好ましい。
上記製造方法ST50,ST70によれば、実施の形態2で例示した製造方法ST10,ST30(図12および図13参照)と同様に、少なくとも2枚の基板が貼り合わされた状態、すなわち比較的厚さのある状態で研磨加工を行う。このため、実施の形態2と同様に、第1反射ミラー面部32と、無偏光ハーフミラー面部42と、偏光ビームスプリッタ面部52と、第2反射ミラー面部62との間の平行性および距離を、高い精度で実現可能である。その結果、良好な歩留まりによって、組み立てコストを削減できる。
また、多数個取りも組み立てコストの削減に貢献する。
また、実施の形態2と同様に、多数個取りである上記製造方法ST50,ST70によれば、1個取りに比べて、光ハイブリッド用ユニット3Cを小型化することが可能である。
また、光ハイブリッド用ユニット3Cは第1反射ミラー面部32用および第2反射ミラー面部62用の誘電体多層膜を有していないので、実施の形態2で例示した製造方法ST10,ST30に比べて、工程数が少なくて済む。かかる観点からも、組み立てコストを削減できる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1,1B,1C 光受信モジュール、2,2B,2C 光ハイブリッド、3,3B,3C 光ハイブリッド用ユニット、10 入力部、11 第1入力部、12 第2入力部、20 円偏光生成部、32 第1反射ミラー面部、42 無偏光ハーフミラー面部、52 偏光ビームスプリッタ面部、62 第2反射ミラー面部、70 光路長補償部、80 集光部、90 受光部、91〜94 受光素子部、101〜102 第1〜第2入力光、111〜112 第1〜第2合成光、121〜124 第1〜第4出力光、200 透明部材、222,226,223,225 別個の基板、223,222 第1反射ミラー基板、224,223 無偏光ハーフミラー基板、225,224 偏光ビームスプリッタ基板、226,225 第2反射ミラー基板、300 透明部材、303 第1反射ミラー面部を構成する表面、304 第2反射ミラー面部を構成する表面、D34,D45,D35,D56,E34,E45,E56 距離、E9 出力光の間隔(受光素子部の配列周期)、L32,L42,L52,L62 幅、ST10,ST30、ST50,ST70 製造方法。

Claims (11)

  1. 光ハイブリッド用のユニットであって、
    第1入力光が入力される第1反射ミラー面部と、
    前記第1反射ミラー面部で反射した前記第1入力光が入射するように配置された無偏光ハーフミラー面部と
    を備え、
    前記無偏光ハーフミラー面部は、第2入力光が前記第1入力光の光路上に導入されるように入力されることによって、前記第1入力光と前記第2入力光とを合成した第1合成光および第2合成光を、前記第1入力光が当該無偏光ハーフミラー面部で反射する方向および前記第1入力光が当該無偏光ハーフミラー面部を透過する方向にそれぞれ出射し、
    前記第1反射ミラー面部は、前記第1合成光も反射するように配置されており、
    当該光ハイブリッド用ユニットは、
    前記第1反射ミラー面部で反射した前記第1合成光および前記無偏光ハーフミラー面部から到来する前記第2合成光が入射するように配置された偏光ビームスプリッタ面部と、
    前記偏光ビームスプリッタ面部を透過した前記第1合成光および前記第2合成光が入射するように配置された第2反射ミラー面部と
    をさらに備え、
    前記第1反射ミラー面部と、前記無偏光ハーフミラー面部と、前記偏光ビームスプリッタ面部と、前記第2反射ミラー面部とは、互いに平行に配置されている、光ハイブリッド用ユニット。
  2. 前記第1反射ミラー面部と、前記無偏光ハーフミラー面部と、前記偏光ビームスプリッタ面部と、前記第2反射ミラー面部とは、透明部材中に埋設されている、請求項1に記載の光ハイブリッド用ユニット。
  3. 前記無偏光ハーフミラー面部と前記偏光ビームスプリッタ面部とは、透明部材中に埋設されており、
    前記第1反射ミラー面部は、前記透明部材のうちで前記無偏光ハーフミラー面部に対面し前記無偏光ハーフミラー面部と平行を成す表面によって構成され、
    前記第2反射ミラー面部は、前記透明部材のうちで前記偏光ビームスプリッタ面部に対面し前記偏光ビームスプリッタ面部と平行を成す表面によって構成されている、
    請求項1に記載の光ハイブリッド用ユニット。
  4. 前記第1反射ミラー面部と前記無偏光ハーフミラー面部との間の距離に対して、前記偏光ビームスプリッタ面部と前記第2反射ミラー面部との間の距離が2倍である、請求項2または請求項3に記載の光ハイブリッド用ユニット。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1項に記載の光ハイブリッド用ユニットと、
    前記第1入力光を前記第1反射ミラー面部への入力前にコリメートする第1入力部と、
    前記第2入力光を前記無偏光ハーフミラー面部への入力前にコリメートする第2入力部と、
    コリメートされた前記第1入力光またはコリメートされた前記第2入力光を円偏光に変換する円偏光生成部と、
    前記偏光ビームスプリッタ面部で反射した前記第1合成光および前記第2合成光と前記第2反射ミラー面部で反射した前記第1合成光および前記第2合成光とによって提供される4つの出力光の光路長を揃える光路長補償部と、
    光路長が揃えられた前記4つの出力光をそれぞれ集光する集光部と
    を備える、光ハイブリッド。
  6. 請求項5に記載の光ハイブリッドと、
    前記集光部によって集光された前記4つの出力光をそれぞれ受光する受光部と
    を備える、光受信モジュール。
  7. 請求項4に記載の光ハイブリッド用ユニットと、
    前記第1入力光を前記第1反射ミラー面部への入力前にコリメートする第1入力部と、
    前記第2入力光を前記無偏光ハーフミラー面部への入力前にコリメートする第2入力部と、
    コリメートされた前記第1入力光またはコリメートされた前記第2入力光を円偏光に変換する円偏光生成部と、
    前記偏光ビームスプリッタ面部で反射した前記第1合成光および前記第2合成光と前記第2反射ミラー面部で反射した前記第1合成光および前記第2合成光とによって提供される4つの出力光の光路長を揃える光路長補償部と、
    光路長が揃えられた前記4つの出力光をそれぞれ集光する集光部と、
    前記集光部によって集光された前記4つの出力光をそれぞれ受光する4つの受光素子部と
    を備え、
    前記4つの出力光に直交する方向における前記第1反射ミラー面部と前記無偏光ハーフミラー面部との間の距離が、前記4つの受光素子部の配列周期と等しい、光受信モジュール。
  8. 請求項2に記載の光ハイブリッド用ユニットを製造する方法であって、
    (a)一方主面に前記第1反射ミラー面部用の帯状パターンを少なくとも1本有する第1反射ミラー基板と、別個の基板とを、前記第1反射ミラー面部用帯状パターンを前記別個の基板に向けて貼り合わせる工程と、
    (b)前記工程(a)後に、前記第1反射ミラー基板を他方主面の側から研磨する工程と、
    (c)一方主面に前記無偏光ハーフミラー面部用の帯状パターンを少なくとも1本有する無偏光ハーフミラー基板と、前記工程(b)後の前記第1反射ミラー基板とを、前記無偏光ハーフミラー面部用帯状パターンを前記第1反射ミラー基板に向けて貼り合わせる工程と、
    (d)前記工程(c)後に、前記無偏光ハーフミラー基板を他方主面の側から研磨する工程と、
    (e)一方主面に前記偏光ビームスプリッタ面部用の帯状パターンを少なくとも1本有する偏光ビームスプリッタ基板と、前記工程(d)後の前記無偏光ハーフミラー基板とを、前記偏光ビームスプリッタ面部用帯状パターンを前記無偏光ハーフミラー基板に向けて貼り合わせる工程と、
    (f)前記工程(e)後に、前記偏光ビームスプリッタ基板を他方主面の側から研磨する工程と、
    (g)一方主面に前記第2反射ミラー面部用の帯状パターンを少なくとも1本有する第2反射ミラー基板と、前記工程(f)後の前記偏光ビームスプリッタ基板とを、前記第2反射ミラー面部用帯状パターンを前記偏光ビームスプリッタ基板に向けて貼り合わせる工程と、
    (h)前記工程(g)後の基板群に対して切断および研磨を行うことによって、複数の光ハイブリッド用ユニットを得る工程と
    を備える、光ハイブリッド用ユニットの製造方法。
  9. 請求項2に記載の光ハイブリッド用ユニットを製造する方法であって、
    (a)一方主面に前記第2反射ミラー面部用の帯状パターンを少なくとも1本有する第2反射ミラー基板と、別個の基板とを、前記第2反射ミラー面部用帯状パターンを前記別個の基板に向けて貼り合わせる工程と、
    (b)前記工程(a)後に、前記第2反射ミラー基板を他方主面の側から研磨する工程と、
    (c)一方主面に前記偏光ビームスプリッタ面部用の帯状パターンを少なくとも1本有する偏光ビームスプリッタ基板と、前記工程(b)後の前記第2反射ミラー基板とを、前記偏光ビームスプリッタ面部用帯状パターンを前記第2反射ミラー基板に向けて貼り合わせる工程と、
    (d)前記工程(c)後に、前記偏光ビームスプリッタ基板を他方主面の側から研磨する工程と、
    (e)一方主面に前記無偏光ハーフミラー面部用の帯状パターンを少なくとも1本有する無偏光ハーフミラー基板と、前記工程(d)後の前記偏光ビームスプリッタ基板とを、前記無偏光ハーフミラー面部用帯状パターンを前記偏光ビームスプリッタ基板に向けて貼り合わせる工程と、
    (f)前記工程(e)後に、前記無偏光ハーフミラー基板を他方主面の側から研磨する工程と、
    (g)一方主面に前記第1反射ミラー面部用の帯状パターンを少なくとも1本有する第1反射ミラー基板と、前記工程(f)後の前記無偏光ハーフミラー基板とを、前記第1反射ミラー面部用帯状パターンを前記無偏光ハーフミラー基板に向けて貼り合わせる工程と、
    (h)前記工程(g)後の基板群に対して切断および研磨を行うことによって、複数の光ハイブリッド用ユニットを得る工程と
    を備える、光ハイブリッド用ユニットの製造方法。
  10. 請求項3に記載の光ハイブリッド用ユニットを製造する方法であって、
    (a)一方主面に前記無偏光ハーフミラー面部用の帯状パターンを少なくとも1本有する無偏光ハーフミラー基板と、別個の基板とを、前記無偏光ハーフミラー面部用帯状パターンを前記別個の基板に向けて貼り合わせる工程と、
    (b)前記工程(a)後に、前記無偏光ハーフミラー基板を他方主面の側から研磨する工程と、
    (c)一方主面に前記偏光ビームスプリッタ面部用の帯状パターンを少なくとも1本有する偏光ビームスプリッタ基板と、前記工程(b)後の前記無偏光ハーフミラー基板とを、前記偏光ビームスプリッタ面部用帯状パターンを前記無偏光ハーフミラー基板に向けて貼り合わせる工程と、
    (d)前記工程(c)後の基板群に対して切断および研磨を行うことによって、複数の光ハイブリッド用ユニットを得る工程と
    を備える、光ハイブリッド用ユニットの製造方法。
  11. 請求項3に記載の光ハイブリッド用ユニットを製造する方法であって、
    (a)一方主面に前記偏光ビームスプリッタ面部用の帯状パターンを少なくとも1本有する偏光ビームスプリッタ基板と、別個の基板とを、前記偏光ビームスプリッタ面部用帯状パターンを前記別個の基板に向けて貼り合わせる工程と、
    (b)前記工程(a)後に、前記偏光ビームスプリッタ基板を他方主面の側から研磨する工程と、
    (c)一方主面に前記無偏光ハーフミラー面部用の帯状パターンを少なくとも1本有する無偏光ハーフミラー基板と、前記工程(b)後の前記偏光ビームスプリッタ基板とを、前記無偏光ハーフミラー面部用帯状パターンを前記偏光ビームスプリッタ基板に向けて貼り合わせる工程と、
    (d)前記工程(c)後の基板群に対して切断および研磨を行うことによって、複数の光ハイブリッド用ユニットを得る工程と
    を備える、光ハイブリッド用ユニットの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022102554A1 (ja) * 2020-11-13 2022-05-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 光源装置および投写型画像表示装置

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