JP2013146135A - 自動電圧調整装置及び自動電圧調整システム - Google Patents

自動電圧調整装置及び自動電圧調整システム Download PDF

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Abstract

【課題】配電線路の各相間電圧が不平衡にあるときに、配電線路の複数の配電線のすべての相間電圧にとって適切な電圧となるように各相間電圧を一括して調整する。
【解決手段】電圧を有する電圧線を2以上有する配電方式の配電線路のすべての相間電圧に基づいて、すべての相間電圧を調整する基準となる基準相間を設定する基準相間設定部と、基準相間設定部により設定される基準相間に基づいて複数の相間電圧のすべてを一律に調整する自動電圧調整部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、配電線路の電圧を調整するための自動電圧調整装置及び自動電圧調整システムに関する。
従来から配電線路は、一般家庭や工場などの需要家設備に電力を供給するために施設されている。この配電線路は、発電所から高圧送電線路で送電される電力を各需要家設備に配電するために設けられる。配電線路により各需要家設備に供給される供給電圧は、各需要家との契約により決まっている。各需要家設備の負荷設備は、この供給電圧に合わせて設計されている。よって、配電線路の各所には、この供給電圧を維持するために、自動電圧調整装置(以下、「SVR」とも略する)が設けられている(特許文献1の段落[0002]〜段落[0004]参照)。
このSVRには、複数ある配電線の一つの相間が基準相間として選択されている。SVRは、この基準相間の電圧に基づき、すべての相間電圧を監視している。そして、SVRは、各相間電圧が供給電圧の範囲に収まるように配電線路の配電線のすべての相間電圧を調整する。つまり、この基準相間の電圧が供給電圧の範囲より低くなりそうであれば、SVRは、配電線路の電圧線のすべての電圧を一括して昇圧させる。一方、この基準相間の電圧が供給電圧より高くなりそうであれば、SVRは、配電線路の電圧線のすべての電圧を一括して降圧させる。
特開2006−262555号公報
しかし、この配電線路の各相間電圧が不平衡にあるときでも、SVRは、各相間電圧間の電圧差に関係なく、基準相間の電圧に基づきすべての相間電圧を一括して変更する。よって、基準相間の電圧は、SVRによって供給電圧になるように最適に調整される。一方、基準相間以外の他の相間の電圧は、基準相間の電圧を基準に調整される。つまり、他の相間の電圧は、他の相間の電圧と供給電圧との電圧差に関係なく、基準相間の電圧と供給電圧との電圧差が反映される。
よって、本発明は、かかる事情に鑑み、配電線路の複数の配電線のすべての相間電圧にとって適切な電圧となるように各相間電圧を一括して調整することができる自動電圧調整装置及び自動電圧調整システムを提供することを課題とする。
本発明に係る自動電圧調整装置は、配電線路のすべての相間電圧に基づいて、すべての前記相間電圧を調整する基準となる基準相間を設定する基準相間設定部と、前記基準相間設定部により設定される前記基準相間に基づいて複数の前記相間電圧のすべてを一律に調整する自動電圧調整部と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、基準相間設定部は、すべての相間電圧に基づいて基準相間を設定する。よって、基準相間設定部は、複数の配電線のすべての相間電圧にとって適切な電圧になるように、基準相間を設定することができる。そして、自動電圧調整部は、この基準相間に基づいて配電線路の各相間電圧を一括して調整することができる。つまり、配電線路のすべての相間電圧は、適切な電圧に調整される。
また、本発明によれば、前記配電線路の各前記相間電圧を計測可能な相間電圧計測部 を備えることが好ましい。
かかる構成によれば、基準相間設定部は、相間電圧計側部によって計測された相間電圧に基づいて基準相間を設定することができる。
また、本発明によれば、前記基準相間設定部は、各相間の前記相間電圧から前記基準相間を判定するための相間条件を設定可能な相間条件設定部と、複数の前記相間電圧の中から前記相間条件に最も適する前記相間電圧の相間を前記基準相間と判定する基準相間判定部と、を備えることが好ましい。
かかる構成によれば、基準相間設定部は、相間条件に最も適する相間電圧の相間を基準相間に設定する。よって、複数の配電線の各相間電圧は、相間条件に合う適切な電圧になる。
また、本発明によれば、前記相間条件設定部は、前記配電線路から電力の供給を受ける需要家設備が前記整定電圧よりも高い電圧を望む場合、複数の前記相間電圧の中で最も低い相間電圧を基準相間とする第1の相間条件を設定可能であることが好ましい。
かかる構成によれば、相間条件設定部に第1の相間条件が設定されると、相間条件設定部は、複数の相間電圧の中で最も低い相間電圧を基準電圧に設定する。そして、自動電圧調整部は、この基準相間に基づいて複数の相間電圧のすべてを一律に調整する。よって、自動電圧調整部は、最も低い相間電圧である基準相間に基づいて他の相間電圧を調整すれば、他の相間の電圧を基準相間の電圧よりも低く調整することはない。
また、本発明によれば、前記相間条件設定部は、前記配電線路から電力の供給を受ける需要家設備が前記整定電圧を望む場合、複数の前記相間電圧の中で最も高い相間と最も低い相間の間の相間電圧を基準相間とする第2の相間条件を設定可能であることが好ましい。
かかる構成によれば、相間条件設定部に第2の相間条件が設定されると、相間条件設定部は、複数の相間電圧の中で最も高い相間と最も低い相間の間の相間電圧を基準電圧に設定する。そして、自動電圧調整部は、この基準相間に基づいて複数の相間電圧のすべてを一律に調整する。よって、自動電圧調整部は、最も高い相間と最も低い相間の間の相間電圧である基準相間に基づいて他の相間電圧を調整すれば、他の相間の電圧を整定電圧から離れすぎないように調整することができる。
また、本発明によれば、前記相間条件設定部は、前記配電線路から電力の供給を受ける需要家設備が前記整定電圧よりも低い電圧を望む場合、複数の前記相間電圧の中で最も高い相間電圧を基準相間とする第3の相間条件を設定可能であることが好ましい。
かかる構成によれば、相間条件設定部に第3の相間条件が設定されると、相間条件設定部は、複数の相間電圧の中で最も高い相間電圧を基準電圧に設定する。そして、自動電圧調整部は、この基準相間に基づいて複数の相間電圧のすべてを一律に調整する。よって、自動電圧調整部は、最も高い相間電圧である基準相間に基づいて他の相間電圧を調整すれば、他の相間の電圧を基準相間の電圧よりも高く調整することはない。
また、本発明によれば、前記基準相間に基づき前記配電線路を構成する各配電線の電圧を変更する電圧変更部を備え、前記電圧変更部は、複数の静電容量を切り換え可能に設けられるコンデンサであって、前記各配電線に段階的に接続可能なコンデンサを備えることが好ましい。
かかる構成によれば、電圧変更部は、基準相間の電圧に基づきコンデンサの静電容量を切り換えて、複数の相間電圧のすべてを一律に調整することができる。
また、本発明によれば、前記基準相間に基づき前記配電線路を構成する各配電線の電圧を変更する電圧変更部を備え、前記電圧変更部は、複数のインダクタンス容量を切り換え可能に設けられるリアクタであって、前記各配電線に段階的に接続可能なリアクタを備えることが好ましい。
かかる構成によれば、電圧変更部は、基準相間の電圧に基づきリアクタのインダクタンス容量を切り換えて、複数の相間電圧のすべてを一律に調整することができる。
また、本発明によれば、前記基準相間に基づき前記配電線路を構成する各配電線の電圧を変更する電圧変更部を備え、前記電圧変更部は、前記各配電線の電圧を変圧可能に設けられる変圧器であって、前記各配電線に段階的に接続可能な変圧器を備えることが好ましい。
かかる構成によれば、電圧変更部は、基準相間の電圧に基づき変圧器を変圧して、複数の相間電圧のすべてを一律に調整することができる。
本発明に係る自動電圧調整システムは、前述の複数の自動電圧調整装置と、前記複数の自動電圧調整装置を連携させて前記配電線路の複数の相間電圧を調整する電圧調整連携部と、を備え、前記電圧調整連携部は、前記複数の自動電圧調整装置に対応するすべての相間電圧を収集する相間電圧収集部と、前記相間電圧収集部が収集した前記相間電圧に基づき、前記複数ある自動電圧調整装置のうち、電力を供給する電源側にある第1の自動電圧調整装置の相間電圧を調整する必要がある場合に、前記第1の自動電圧調整装置より、前記配電線路から電力の供給を受ける需要家設備側にある第2の自動電圧調整装置が調整する相間電圧を、前記第1の自動電圧調整装置が変更した後の相間電圧に補正し得る補正値を前記第2の自動電圧調整装置に提供する補正値提供部と、を備え、前記複数の自動電圧調整装置は、前記補正値提供部から提供される前記補正値に基づき、前記複数の相間電圧を前記第1の自動電圧調整装置が変更した後の相間電圧に補正する相間電圧補正部を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、電圧調整連携部は、相間電圧収集部により複数の自動電圧調整装置に対応するすべての相間電圧の値を収集する。そして、電圧調整連携部は、第1の自動電圧調整装置の相間電圧の調整によって需要家設備側の第2の自動電圧調整装置の相間電圧の影響を補正するために、補正値提供部により提供される補正値を第2の自動電圧調整装置に提供する。各自動電圧調整装置は、この補正値により、第1の自動電圧調整装置が相間電圧を変更した後の相間電圧に、計測された相間電圧を補正することができる。そして、各自動電圧調整装置は、この補正された相間電圧に基づいて基準相間を設定する。よって、各自動電圧調整装置は、この基準相間に基づいて配電線路の各相間電圧を一括して調整することができる。
以上の如く、本発明に係る自動電圧調整装置及び自動電圧調整システムによれば、配電線路の複数の配電線のすべての相間電圧にとって適切な電圧となるように各相間電圧を一括して調整することができるという優れた効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る自動電圧調整システムの全体ブロック図を示す。 同実施形態に係る遠制開閉器のブロック図を示す。 同実施形態に係る自動電圧調整装置の電源変圧器のブロック図を示す。 同実施形態に係る自動電圧調整装置のブロック図を示す。 同実施形態に係る自動電圧調整装置の制御に関するフローチャートを示す。 同実施形態に係る自動電圧調整装置の制御に関するフローチャートを示す。 本発明の第2の実施形態及び第3の実施形態に係る自動電圧調整システムの全体ブロック図を示す。 同実施形態に係る自動電圧調整装置のブロック図を示す。 同実施形態に係る自動電圧調整装置のSSC又はSSRのブロック図を示す。 本発明の第4の実施形態に係る自動電圧調整システムの全体ブロック図を示す。 同実施形態に係る遠隔監視装置のブロック図を示す。 同実施形態に係る自動電圧調整装置のブロック図を示す。 同実施形態に係る遠隔監視装置の制御に関するフローチャートを示す。 同実施形態に係る自動電圧調整装置の制御に関するフローチャートを示す。 同実施形態に係る自動電圧調整装置の制御に関するフローチャートを示す。
本発明の第1の実施形態に係る自動電圧調整装置について、図1〜図6を参照しつつ説明する。この自動電圧調整システム1は、図1に示すように、少なくも3線以上で配電する配電方式の配電線路9に設けられる。つまり、配電線路9の配電方式は、単相3線式や3相3線式、3相4線式などであることが好ましい。本実施形態では、この配電線路9が3相3線式の配電方式である例を示す。つまり、この配電線路9は、3つの配電線91,…を有する。このすべての配電線91,…は、電力制御所から3相交流の6600Vの供給電圧で供給される電圧線である。以下、本実施形態では、各配電線91のことをu相91u、v相91v、w相91wと称する。また、各配電線91の相間には、3相交流の6600Vの相間電圧が印加されている。以下、本実施形態では、各配電線91の相間について、u相91uとv相91vとの間の相間をu−v相間91uv、v相91vとw相91wとの間の相間をv−w相間91vw、w相91wとu相91uとの間の相間をw−u相間91wuと称する。
配電線路9には、配電線路9の適所に設けられる複数の変圧器92,…と、該変圧器92,…を介して接続される複数の負荷設備93,…と、が設けられる。変圧器92は、配電線路9の供給電圧を基準として負荷設備93で使用する使用電圧に降圧する。本実施形態では、負荷設備93が2つある例を説明する。これらの負荷設備93a,93bは、単相負荷である。よって、各負荷設備93a,93bに接続される変圧器92,92は、単相変圧器92a,92bを使用する。そして、2つある負荷設備93a,93bのうち、一方の負荷設備である第1の負荷設備93aに接続される単相変圧器92aは、配電線のu−v相間91uvに接続される。また、他方の負荷設備である第2の負荷設備93bに接続される単相変圧器92bは、配電線のw−u相間91wuに接続される。つまり、第1の単相変圧器92aと第2の単相変圧器92bとは、配電線91の異なる相間に接続されている。
自動電圧調整システム1は、配電線路9を流れる負荷電流の流れを開閉可能な遠制開閉器2と、配電線路9の相間電圧が供給電圧の許容範囲(整定電圧)に収まるようにすべての相間電圧を一括して調整する自動電圧調整装置3と、遠制開閉器2の開閉制御を電力制御所などの遠方から遠隔監視する遠隔監視装置4と、を備える。
遠制開閉器2は、図2に示すように、配電線91u,91v,91wが形成する電路を開閉する開閉器本体21と、該開閉器本体21を制御する開閉器制御部22と、外部と通信する通信部23と、を備える。
開閉器本体21は、開閉器制御部22からの開閉制御信号に基づき配電線91u,91v,91wが形成する電路を開路又は閉路する。つまり、開閉器制御部22から開路信号が入力されると、開閉器本体21は、配電線91u,91v,91wが形成する電路を開路して、負荷電流の流れを遮断する。一方、開閉器制御部22から閉路信号が入力されると、開閉器本体21は、配電線91u,91v,91wが形成する電路を閉路して、負荷電流を通電させる。
開閉器制御部22は、開閉器本体21を開閉制御する開閉制御部24と、配電線路9の各相間電圧を計測可能な相間電圧計測部25と、を備える。
開閉制御部24は、開閉制御信号を遠隔監視装置4から通信部23を介して受信する。そして、開閉制御部24は、この開閉制御信号を開閉器本体21に入力することにより、開閉器本体21を開閉制御する。
相間電圧計測部25は、配電線91の相間電圧を計測する電圧計測部26と、電圧計測部26が計測する相間を切り換える相間切換部27と、を備える。
電圧計測部26は、複数ある配電線91の相間の中から1つの相間を選択して計測する。電圧計測部26は、計測した相間電圧に、計測した相間を判別可能な相間識別信号を付与する。そして、電圧計測部26は、これらの信号を相間電圧計測信号として、通信部23を介して自動電圧調整装置3に送信する。
相間切換部27は、電圧計測部26が1つの相間の計測が完了すると、次の相間電圧を計測するために、開閉器本体21に対して相間切換信号を送信して、配電線91の相間を切り換える。
通信部23は、自動電圧調整装置3や遠隔監視装置4との間で信号の送受信を行う入出力インターフェースである。通信部23は、自動電圧調整装置3と遠隔監視装置4との間をCTC(Common Telecontrol)方式で接続されている。
自動電圧調整装置3は、図1に示すように、配電線路9を構成する各配電線91の電圧を変更する電圧変更部5と、該電圧変更部5を制御する制御部6と、遠制開閉器2との間で信号の送受信を行う外部信号送受信部7と、を備える。
電圧変更部5は、配電線路9の各配電線91の電圧を変圧可能に設けられる変圧器であって、各配電線91に段階的に接続可能な変圧器である。つまり、電圧変更部5は、所謂、電源変圧器(以下、電圧変更部と同じ符号5を付す)5である。
電源変圧器5は、図3に示すように、接続される配電線91の電圧を変圧する変圧器本体51と、該変圧器本体51の変圧比を切り換える変圧比設定部(所謂、「タップ」のこと)52と、変圧器本体51の変圧比に関する外部からの信号を受け付ける信号受付部53と、を備える。
変圧器本体51は、電力制御所から送電される1次側(上流側)の電力の電圧を必要に応じて降圧又は昇圧するために設けられる。そして、変圧器本体51は、電力制御所から送電される2次側(下流側)にその変圧された電力を送り出す。
変圧比設定部52は、1次側の電圧から2次側の電圧に変圧する変圧比を変圧器本体51に設定するために設けられる。変圧比設定部52は、信号受信部53からの信号に基づいて変圧器本体51の変圧比を設定する。そして、変圧比設定部52は、この変圧比を切り換えることにより、1次側の電圧を降圧し、又は昇圧することができる。
信号受付部53は、変圧比設定部52に設定されている変圧比を切り換えるためのタップ切換信号を外部から受け付ける。そして、信号受信部53は、外部から発信されるこのタップ切換信号を変圧比設定部52に入力する中継端子台である。
制御部6は、図4に示すように、配電線路9のすべての相間電圧に基づいて、すべての相間電圧を調整する基準となる基準相間を設定する基準相間設定部61と、基準相間設定部61により設定される基準相間に基づいて複数の相間電圧のすべてを一律に調整する自動電圧調整部62と、を備える。
基準相間設定部61は、各相間の相間電圧から基準相間を判定するための相間条件を設定可能な相間条件設定部63と、各相間の相間電圧の中から所定の相間条件に最も適する相間電圧の相間を基準相間と判定する基準相間判定部64と、を備える。
相間条件設定部63は、複数の相間条件を設定可能に構成されている。具体的には、相間条件設定部63は、3つの相間条件を有する。具体的には、相間条件設定部63には、相間条件として、2次側(負荷側)のすべての相間電圧が整定電圧(供給電圧)より低めになるように基準相間を設定する第1の相間条件と、2次側のすべての相間電圧が整定電圧に最も近づくように基準相間を設定する第2の相間条件と、2次側のすべての相間電圧が整定電圧より高めになるように基準相間を設定する第3の相間条件と、が選択可能に設けられている。
第1の相間条件は、配電線路9から電力の供給を受ける需要家設備が整定電圧よりも高い電圧を望む場合、複数の相間電圧の中で最も低い相間電圧(最小相間)を基準相間とする。第1の相間条件は、(a)負荷側に分散型電源(一般太陽光発電)があり、電力会社の電圧が高めで発電の抑制が懸念される場合、(b)負荷側の亘長が短く、高圧の電圧降下が軽微な場合、(c)負荷側の亘長が長く、負荷側需要家設備の負荷が少なく(電流が少なく)、電圧降下が軽微な場合、(d)高圧の需要家設備に設置されている進相コンデンサが過大で、フェランチ現象により配電線91に電圧上昇が見られる場合、などに設定される。
第2の相間条件は、配電線路9から電力の供給を受ける需要家設備が整定電圧を望む場合、複数の相間電圧の中で最も高い相間と最も低い相間の間の相間電圧(中間相間)を基準相間とする。第2の相間条件は、(a)激しい3相電圧不平衡が配電線特性にみられ、中間相間の制御整定でなければ適正な電圧範囲内を逸脱してしまう場合、(b)3相電圧不平衡が配電線特性にほとんど見られずに整定表どおりの整定が可能な場合、(c)作業による配電線転負荷(切替操作)を頻繁に行う配電線91へ設置され、負荷側の配電線特性に3相電圧不平衡がみられる場合の中間相間での制御が必要な場合、などに設定される。
第3の相間条件は、配電線路9から電力の供給を受ける需要家設備が整定電圧よりも低い電圧を望む場合、複数の相間電圧の中で最も高い相間電圧(最大相間)を基準相間とする。第3の相間条件は、(a)負荷側の亘長が長く、高圧の電圧降下が多大な場合、(b)負荷側の亘長が短いが負荷側需要家設備の負荷が多く(電流が大きく)、電圧降下が多大な場合、(c)作業による配電線転負荷(切替操作)を頻繁に行う配電線91へ設置され、通常は、亘長が短く高圧の電圧降下が軽微であるが、転負荷により電圧降下が多大になる場合、(d)負荷側の配電線特性に瞬時電圧降下(フリッカ)がみられ、電圧のベースアップにより、需要家設備(照明等)への影響を緩和させる場合、などに設定される。
基準相間判定部64は、外部信号送受信部7を介して遠制開閉器2から送信される各相間電圧から、相間条件設定部63で設定される相間条件に最適な相間を判定する。相間条件設定部63が第1の相間条件に設定されているとき、基準相間判定部64は、各相間電圧に対して、各相間の相間電圧の中で最も低い相間電圧である相間であるか否かを判定する。相間条件設定部63が第2の相間条件に設定されているとき、基準相間判定部64は、各相間電圧に対して、各相間の相間電圧の中で整定電圧に近い相間電圧である相間であるか否かを判定する。相間条件設定部63が第3の相間条件に設定されているとき、基準相間判定部64は、各相間電圧に対して、各相間の相間電圧の中で最も高い相間電圧である相間であるか否かを判定する。そして、基準相間判定部64は、その基準相間の電圧を電圧制御量演算部65に対して入力する。
自動電圧調整部62は、配電線路9の相間電圧が整定電圧となる電源変圧器5の制御量を演算する電圧制御量演算部65と、配電線路9の相間電圧を整定する整定電圧を設定する整定電圧設定部66と、を備える。電圧制御量演算部65は、基準相間の電圧が整定電圧となる制御量に相当するタップ切換信号を電源変圧器5に送信することにより、配電線路9の相間電圧を調整する。整定電圧設定部66は、本実施形態であれば、交流の6600Vが設定されている。
外部信号送受信部7は、遠制開閉器2との間で信号の送受信を行う入出力インターフェースである。
遠隔監視装置4は、図2に示すように、配電線路9を遠隔監視する遠隔監視部41と、配電線路9の相間条件を遠隔から各自動電圧調整装置3に設定する相間条件設定部42と、遠制開閉器2と通信する通信部43と、を備える。
次に、同実施形態に係る自動電圧調整装置の動作について、図1〜図6を参照しつつ説明する。まず、遠制開閉器2は、図2に示すように、各配電線91の相間電圧を計測する。計測された相間電圧は、通信部23を介して、相間電圧計測信号として自動電圧調整装置3に送信される。そして、電圧計測部26が1つの相間の電圧の計測を完了すると、相間切換部27は、計測する相間を切り換える。電圧計測部26は、再び相間切換部27によって切り換えられた相間の電圧を計測する。このようにして、遠制開閉器2は、すべての相間電圧を計測して自動電圧調整装置3に相間電圧計測信号を送信する。
自動電圧調整装置3は、図4及び図5に示すように、外部信号送受信部7がすべての相間の相間電圧計測信号を遠制開閉器2から受信する(ステップS1でYES)と、基準相間判定部64で基準相間の判定を行う。
基準相間判定部64は、相間条件設定部63に設定されている相間条件が第1の相間条件であるとき(ステップS2でYES)、各相間の相間電圧の中で最も低い相間電圧(最小相間)を基準相間に設定する(ステップS3)。基準相間判定部64は、相間条件が第2の相間条件であるとき(ステップS4でYES)、各相間の相間電圧の中で最も高い相間と最も低い相間の間の相間電圧(中間相間)を基準相間に設定する(ステップS5)。基準相間判定部64は、相間条件が第3の相間条件であるとき(ステップS6でYES)、各相間の相間電圧の中で最も高い相間電圧(最大相間)を基準相間に設定する(ステップS7)。
基準相間判定部64は、図4及び図6に示すように、基準相間と判定した相間の相間電圧を電圧制御量演算部65に送信する(ステップS8)。電圧制御量演算部65は、整定電圧設定部66に設定されている整定電圧と比較して、基準相間の電圧が整定電圧となる電圧制御量を演算する(ステップS9)。そして、電圧制御量演算部65は、この電圧制御量に相当するタップ切換信号を発生させて、電源変圧器5に送信する(ステップS10)。
電源変圧器5は、図3及び図6に示すように、電圧制御量演算部65から受信したタップ切換信号から変圧器本体51の変圧比を設定し、配電線91の相間電圧を一律に調整する(ステップS11)。
このようにして、基準相間設定部61は、すべての相間電圧に基づいて基準相間を設定する。よって、基準相間設定部61は、複数の配電線のすべての相間電圧によって適切な電圧になるように、基準相間を設定することができる。そして、自動電圧調整部62は、この基準相間に基づいて配電線路9の各相間電圧を一括して調整することができる。つまり、配電線路9のすべての相間電圧は、適切な電圧に調整される。
また、基準相間設定部61は、相間条件に最も適する相間電圧の相間を基準相間に設定する。よって、複数の配電線91の各相間電圧は、相間条件に合う適切な電圧になる。
具体的には、相間条件設定部63に第1の相間条件が設定されると、相間条件設定部63は、複数の相間電圧の中で最も低い相間電圧を基準電圧に設定する。そして、自動電圧調整部62は、この基準相間に基づいて複数の相間電圧のすべてを一律に調整する。よって、自動電圧調整部62は、最も低い相間電圧である基準相間に基づいて他の相間電圧を調整すれば、他の相間の電圧を基準相間の電圧よりも低く調整することはない。
また、相間条件設定部63に第2の相間条件が設定されると、相間条件設定部63は、複数の相間電圧の中で最も高い相間と最も低い相間の間の相間電圧を基準電圧に設定する。そして、自動電圧調整部62は、この基準相間に基づいて複数の相間電圧のすべてを一律に調整する。よって、自動電圧調整部62は、最も高い相間と最も低い相間の間の相間電圧である基準相間に基づいて他の相間電圧を調整すれば、他の相間の電圧を整定電圧から離れすぎないように調整することができる。
また、相間条件設定部63に第3の相間条件が設定されると、相間条件設定部63は、複数の相間電圧の中で最も高い相間電圧を基準電圧に設定する。そして、自動電圧調整部62は、この基準相間に基づいて複数の相間電圧のすべてを一律に調整する。よって、自動電圧調整部62は、最も高い相間電圧である基準相間に基づいて他の相間電圧を調整すれば、他の相間の電圧を基準相間の電圧よりも高く調整することはない。
また、相間条件は、遠方の電力制御所に設置される遠隔監視装置4から遠隔にて設定することができる。つまり、相間条件は、配電線路9の各所に設けられる自動電圧調整装置3で設定される必要がない。よって、自動電圧調整装置3の現地での整定を省略することができる。また、現場での相間電圧の測定が不要となる。そして、電圧管理業務の負担は、軽減される。
また、電源変圧器5は、基準相間の電圧に基づき変圧器を変圧して、複数の相間電圧のすべてを一律に調整することができる。
よって、この自動電圧調整システム1は、需要家設備の中に1以上の単相設備が不均一に接続された配電線路に適用することができる。つまり、この需要家設備に接続される相間の電圧は、単相負荷の運転状況により不平衡となるときがある。本発明は、このようなときに効果を発揮する。なお、この自動電圧調整システム1は、配電線路9の複数の配電線91のすべての電圧を均一に昇圧または降圧するものであり、不均衡を解消するものではない。
この自動電圧調整システム1は、配電線91に対して複数の負荷設備を電気的に均一となるように接続された場合であっても、その後の各負荷設備の運転状況により配電線路の各相間に対して電気的に均一に負荷がかからないときにも適用できる。
また、需要家設備には、分散型電源やオンサイト電源などの発電設備が併設される場合がある。これらの設備は、電力系統と同期を取って配電線路9に電力を供給することがある。このような場合についても、自動電圧調整システム1は、配電線91に接続される相間に対して電力を供給することにより、配電線路9の各相間に対して電気的に均一とならないときに適用できる。なお、ここでいう分散型電源には、太陽光発電設備の他に、小規模水力発電設備、風力発電設備などが含まれる。オンサイト電源には、電力系統と同期を取るための同期設備を備えた設備であって、コージェネレーション発電設備や、ピークカット発電設備などが含まれる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る自動電圧調整システムについて、図7〜図9を参照しつつ説明する。なお、第2の実施形態に係る自動電圧調整システム100は、配電線91の相間電圧を計測する構成が第1の実施形態に係る自動電圧調整システム1と相違する例である。また、第2の実施形態に係る自動電圧調整システム100は、配電線91の相間電圧を調整する構成が第1の実施形態に係る自動電圧調整システム1と相違する例である。よって、本実施形態に係る自動電圧調整システム100の説明において、これらの相違する構成を中心に説明する。そして、第1の実施形態に係る自動電圧調整システム1と同一の構成については、同じ符号を用いることにより、第1の実施形態に係る対応する構成の説明にて代用するものとする。よって、これらの説明は、繰り返さない。
自動電圧調整システム100は、図7及び図8に示すように、配電線91の各相間電圧を遠制開閉器2で計測する代わりに、配電線91の相間電圧を検出する電圧検出部128と、電圧検出部128により配電線路9の各相間電圧を計測可能な相間電圧計測部25と、を備える。電圧検出部128は、配電線91の各相に電圧を検出可能な計器用変流器などである。相間電圧計測部25は、第1の実施形態に係る遠制開閉器2の相間電圧計測部25と同じ構成である。このようにして、基準相間設定部61は、相間電圧計測部25によって計測された相間電圧に基づいて基準相間を設定することができる。
また、自動電圧調整システム100の電圧変更部105は、図9に示すように、電源変圧器5のかわりに、複数の静電容量を切り換え可能に設けられるコンデンサであって、各配電線91に段階的に接続可能なコンデンサを備える。つまり、電圧変更部5は、所謂、段階制御式コンデンサ装置(SSC;Step Switched Capacitor,以下、単に「SSC」と略する,また、電圧変更部と同じ符号105を付す)105である。このSSC105は、相間電圧の電圧低下を抑制するために設けられる。
SSC105は、複数のコンデンサであるSSC本体151と、該SSC本体151の投入容量を切り換えるSSC制御部152と、SSC本体151の投入容量に関する外部からの信号を受け付ける信号受付部53と、を備える。そして、SSC105は、電圧制御量演算部65からの電圧制御信号に基づきコンデンサの静電容量を切り換えて、複数の相間電圧のすべてを一律に調整することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る自動電圧調整システムについて、図7〜図9を参照しつつ説明する。なお、第3の実施形態に係る自動電圧調整システム200は、配電線91の相間電圧を調整する構成が第2の実施形態に係る自動電圧調整システム100と相違する例である。よって、本実施形態に係る自動電圧調整システム200の説明において、これらの相違する構成を中心に説明する。そして、第2の実施形態に係る自動電圧調整システム100と同一の構成については、同じ符号を用いることにより、第2の実施形態に係る対応する構成の説明にて代用するものとする。よって、その説明は、繰り返さない。
自動電圧調整システム200の電圧変更部205は、図9に示すように、SSC105のかわりに、複数のインダクタンス容量を切り換え可能に設けられるリアクタであって、各配電線91に段階的に接続可能なリアクタを備える。つまり、電圧変更部205は、所謂、段階制御式リアクトル装置(SSR;Step Switched Reactor,以下、単に「SSR」と略する,また、電圧変更部と同じ符号205を付す)205である。このSSR205は、相間電圧の電圧上昇を抑制するために設けられる。
SSR205は、複数のリアクタであるSSR本体251と、該SSR本体251の投入容量を切り換えるSSR制御部252と、SSR本体251の投入容量に関する外部からの信号を受け付ける信号受付部53と、を備える。そして、SSR205は、電圧制御量演算部65からの電圧制御信号に基づきインダクタンス容量を切り換えて、複数の相間電圧のすべてを一律に調整することができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る自動電圧調整装置について、図10〜図15を参照しつつ説明する。なお、第4の実施形態に係る自動電圧調整システム300は、1つの配電線路9に直列に複数の自動電圧調整装置303,…が設けられる例である。よって、本実施形態に係る自動電圧調整システム300の説明において、これらの複数の自動電圧調整装置303,…による構成及び動作を中心に説明する。そして、第1の実施形態に係る自動電圧調整システム1と同一の構成については、同じ符号を用いることにより、第1の実施形態に係る対応する構成の説明にて代用するものとする。よって、その説明は、繰り返さない。
自動電圧調整システム300は、図10に示すように、複数の遠制開閉器2,…と、各遠制開閉器2と通信可能に接続される遠隔監視装置304と、遠隔監視装置304によりそれぞれが協調して配電線91の相間電圧を調整可能な複数の自動電圧調整装置303,…と、を備える。
遠制開閉器2は、自動電圧調整装置303が設けられた配電線91の位置より2次側に設けられる。つまり、遠制開閉器2は、自動電圧調整装置303、つまり、電源変圧器5よりも2次側の配電線91の相間電圧を計測する。そして、各遠制開閉器2は、複数ある自動電圧調整装置303,…ごとに設けられる。
各遠隔監視装置304は、図11に示すように、遠隔監視部41及び相間条件設定部42の他に、複数の自動電圧調整装置303,…を連携させて配電線路9の複数の相間電圧を調整する電圧調整連携部344を、更に備える。
電圧調整連携部344は、複数の自動電圧調整装置303,…に対応するすべての相間電圧を収集する相間電圧収集部345と、他の自動電圧調整装置303が調整した配電線91の相間電圧の影響を相殺して補正し得る補正値を提供する補正値提供部346と、を備える。
相間電圧収集部345は、複数の遠制開閉器2,…のすべてからそれぞれの相間電圧の値を収集する。そして、相間電圧収集部345は、遠制開閉器2,…から収集した相間電圧の値を、各遠制開閉器2に対応する自動電圧調整装置303ごとに記憶する。
補正値提供部346は、相間電圧収集部345が収集した相間電圧に基づき、複数ある自動電圧調整装置303,…のうち、電力を供給する電源側にある第1の自動電圧調整装置303aの相間電圧を調整する必要がある場合に、第1の自動電圧調整装置303aより需要家設備側にある第2の自動電圧調整装置303bが調整する相間電圧を、第1の自動電圧調整装置303aが変更した後の相間電圧に補正し得る補正値を算出する。補正値提供部346は、通信部43を介してこの補正値を第2の自動電圧調整装置303bに提供する。補正値提供部346は、この第1の自動電圧調整装置303aより需要家設備側のすべての第2の自動電圧調整装置303bに送信する。なお、補正値提供部346は、第1の自動電圧調整装置303aの相間電圧を調整する必要がない場合、第2の自動電圧調整装置303bの相間電圧が第1の自動電圧調整装置303aによって変更されることがないため、第2の自動電圧調整装置303bへの補正値の提供をしない。
自動電圧調整装置303の基準相間設定部361は、図12に示すように、相間条件設定部63と、補正値提供部346から提供される補正値に基づき、複数の相間電圧を第1の自動電圧調整装置303aが変更した後の相間電圧に補正する相間電圧補正部367と、配電線路9の相間電圧を補正値により第1の自動電圧調整装置303aが変更した後の相間電圧に補正された相間電圧の中から所定の相間条件に最も適する相間電圧の相間を基準相間と判定する基準相間判定部64と、を備える。
次に、同実施形態に係る各自動電圧調整装置303及び遠隔監視装置304の動作について、図10〜図15を参照しつつ説明する。まず、自動電圧調整装置303のそれぞれに対応して設けられる遠制開閉器2は、各配電線91の相間電圧を計測する。計測されたすべての相間電圧は、相間電圧計測信号として各自動電圧調整装置3と遠隔監視装置304に送信される。
遠隔監視装置304では、図11及び図13に示すように、相間電圧収集部345が遠制開閉器2,…から相間電圧計測信号を受信することにより、相間電圧を収集する。そして、相間電圧収集部345がすべての自動電圧調整装置3,…に対応して設けられる遠制開閉器2,…のそれぞれからすべての相間の相間電圧計測信号を受信する(ステップS101でYES)と、補正値提供部346が補正値を算出する(ステップS102)。補正値提供部346は、算出された補正値を通信部43を介して第2の自動電圧調整装置303bに送信する(ステップS103)。
一方、各自動電圧調整装置303では、図12及び図14に示すように、外部信号送受信部7が遠制開閉器2からの相間の相間電圧計測信号を受け付けている。外部信号送受信部7がすべての相間の相間電圧計測信号を遠制開閉器2から受信し(ステップS201でYES)、且つ遠隔監視装置304から補正値を受信する(ステップS202でYES)と、相間電圧補正部367が対応する遠制開閉器2から受信した相間電圧をその補正値で補正する(ステップS203)。外部信号送受信部7がすべての相間の相間電圧計測信号を遠制開閉器2から受信し(ステップS201でYES)、且つ遠隔監視装置304から補正値を受信しない場合(ステップS202でNO)、対応する遠制開閉器2から受信した相間電圧を補正しない(図14のステップS204へ)。
相間電圧補正部367は、図12及び図15に示すように、必要に応じて補正された相間電圧を基準相間判定部64に送信し、相間条件設定部63に設定されている設定条件に従って基準相間を設定する(ステップS204〜S209)。
基準相間判定部64は、基準相間と判定した相間の相間電圧を電圧制御量演算部65に送信する(ステップS210)。電圧制御量演算部65は、基準相間の電圧に基づいてタップ切換信号を発生させて、電源変圧器5に送信する(ステップS211,S212)。電源変圧器5は、電圧制御量演算部65から受信したタップ切換信号から変圧器本体51の変圧比を設定し、配電線91の相間電圧を一律に調整する(ステップS213)。
このようにして、電圧調整連携部344は、相間電圧収集部345により複数の自動電圧調整装置303,…から相間電圧の値を収集する。そして、電圧調整連携部344は、第1の自動電圧調整装置303aの相間電圧の調整によって需要家設備側の第2の自動電圧調整装置303bの相間電圧の影響を補正するために、補正値提供部346により提供される補正値を第2の自動電圧調整装置303bに提供する。各自動電圧調整装置303は、この補正値により、第1の自動電圧調整装置303aが相間電圧を変更した後の相間電圧に、計測された相間電圧を補正することができる。そして、各自動電圧調整装置303は、この補正された相間電圧に基づいて基準相間を設定する。よって、各自動電圧調整装置303は、この基準相間に基づいて配電線路9の各相間電圧を一括して調整することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上記第1又は第4の実施形態に係る自動電圧調整システム1,300は、自動電圧調整装置3,303と遠隔監視装置4,304との間の信号の送受信をCTC方式により行う例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、自動電圧調整装置は、専用の通信回線により接続されていてもよい。また、この通信回線は、有線通信に限定されず、携帯電話などの情報端末を利用した無線通信であってもよい。
上記第1〜第4の実施形態に係る自動電圧調整システム1,100,200,300は、計測した相間電圧を記録する相間電圧記憶装置を備えていてもよい。つまり、電圧変更部5の配電線路9の相間電圧を変更する際、配電線路9を停電させて行うことがある。このとき、CTC方式の遠制開閉器2も停電する。よって、遠制開閉器2は、相間電圧を計測することができない。そこで、相間電圧記憶装置が予め各配電線91の相間電圧を計測して、記憶しておくことにより、遠制開閉器2が停電中であっても電圧変更部5による相間電圧の調整を行うことができる。
上記第1〜第4の実施形態に係る自動電圧調整システム1,100,200,300は、相間電圧計測部25が複数の相間を1相ずつ切り換えて計測する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、相間電圧計測部は、一度にすべての相間電圧を計測するように構成されていてもよい。
上記第4の実施形態に係る自動電圧調整システム300は、遠制開閉器4により相間電圧を計測し、電源変圧器5を制御して配電線路9の相間電圧を調整する第1の実施形態の変形例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第4の実施形態に係る自動電圧調整システム300は、相間電圧計測部25を備える第2又は第3の実施形態に係る自動電圧調整装置を複数備えて構成されるものであってもよい。
上記第2及び第3の実施形態に係る自動電圧調整システム100,200は、電圧変更部5がSSC105又はSSR205である例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、電圧変更部は、SSCとSSRとを配電線路9の各配電線91に対してそれぞれ並列に接続されるものであってもよい。つまり、電圧変更部は、制御部6からの電圧調整信号に基づいて相間電圧を降圧させるときにSSCを使用し、相間電圧を昇圧させるときにSSRを使用するようにしてもよい。
上記第4の実施形態に係る自動電圧調整システム300は、電圧調整連携部344の相間電圧収集部345が複数ある自動電圧調整装置303,…に対応して設けられる遠制開閉器2のすべてから相間電圧を順不同に収集する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、相間電圧収集部は、複数の相間電圧計測部のうち最も電源側に設けられる相間電圧計測部が計測する相間電圧から順に収集するようにしてもよい。
つまり、相間電圧収集部は、複数ある相間電圧計測部から収集する順番を予め決めておき、その順番を記憶する相間電圧収集順序記憶装置(データベース)を備える。そして、相間電圧計測部は、相間電圧収集部から相間電圧の送信指令を受信することができる送信指令受信部を備える。相間電圧計測部は、その送信指令に従って相間電圧を送信する。相間電圧収集部は、相間電圧を収集する際に、この相間電圧収集順序記憶装置に記憶された順番に従って各相間電圧計測部に送信指令を送信し、相間電圧を収集することになる。
相間電圧収集部が相間電圧を収集する順番は、電源側から負荷設備に向かって順番に設定されるように選択してもよい。このようにすることにより、補正値提供部が補正値を提供する自動電圧調整装置は、負荷設備側の自動電圧調整装置に限定することができる。つまり、補正値提供部は、上流側の自動電圧調整装置が相間電圧を変更することにより計測する相間電圧に影響を受ける自動電圧調整装置に限定して、補正値を提供することができる。よって、自動電圧調整装置は、相間電圧の計測を効率的に実施することができる。
上記第4の実施形態に係る自動電圧調整システム300は、相間電圧収集部が各相間電圧計測部に計測させたすべての相間電圧を収集する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、相間電圧収集部は、各自動電圧調整装置で相間電圧の調整が必要であると判断したときにのみ、変更しようとしている相間電圧(又はその差分)を受け付け、補正値提供部で補正値を算出するようにしてもよい。このようにすることによって、補正値提供部は、必要なときだけ、補正値を算出し、各自動電圧調整装置に他の自動電圧調整装置による相間電圧の変更に伴う影響による無駄な相間電圧の変更を避けることができる。
1…自動電圧調整システム、2…遠制開閉器、21…開閉器本体、22…開閉器制御部、23…通信部、24…開閉制御部、25…相間電圧計測部、26…電圧計測部、27…相間切換部、3…自動電圧調整装置、4…遠隔監視装置、41…遠隔監視部、42…相間条件設定部、43…通信部、5…電源変圧器(電圧変更部)、51…変圧器本体、52…変圧比設定部、53…信号受付部、6…制御部、61…基準相間設定部、62…自動電圧調整部、63…相間条件設定部、64…基準相間判定部、65…電圧制御量演算部、66…整定電圧設定部、7…外部信号送受信部、9…配電線路、91…配電線、91u…配電線のu相、91uv…配電線のu−v相間、91v…配電線のv相、91vw…配電線のv−w相間、91w…配電線のw相、91wu…配電線のw−u相間、92…変圧器、92a…第1の単相変圧器、92b…第2の単相変圧器、93…負荷設備、93a…第1の負荷設備、93b…第2の負荷設備、100…自動電圧調整システム、103…自動電圧調整装置、105…段階制御式コンデンサ装置(SSC;電圧検出部)、151…SSC本体、152…SSC制御部、128…電圧検出部、200…自動電圧調整システム、203…自動電圧調整装置、205…段階制御式リアクトル装置(SSR;電圧検出部)、251…SSR本体、252…SSR制御部、300…自動電圧調整システム、303…自動電圧調整装置、303a…第1の自動電圧調整装置、303b…第2の自動電圧調整装置、304…遠隔監視装置、344…電圧調整連携部、345…相間電圧収集部、346…補正値提供部、361…基準相間設定部、367…相間電圧補正部

Claims (10)

  1. 配電線路のすべての相間電圧に基づいて、すべての前記相間電圧を調整する基準となる基準相間を設定する基準相間設定部と、
    前記基準相間設定部により設定される前記基準相間に基づいて複数の前記相間電圧のすべてを一律に調整する自動電圧調整部と、
    を備えることを特徴とする自動電圧調整装置。
  2. 前記配電線路の各前記相間電圧を計測可能な相間電圧計測部を備える請求項1に記載の自動電圧調整装置。
  3. 前記基準相間設定部は、
    各相間の前記相間電圧から前記基準相間を判定するための相間条件を設定可能な相間条件設定部と、
    複数の前記相間電圧の中から前記相間条件に最も適する前記相間電圧の相間を前記基準相間と判定する基準相間判定部と、
    を備える請求項1又は請求項2に記載の自動電圧調整装置。
  4. 前記相間条件設定部は、前記配電線路から電力の供給を受ける需要家設備が前記整定電圧よりも高い電圧を望む場合、複数の前記相間電圧の中で最も低い相間電圧を基準相間とする第1の相間条件を設定可能である請求項3に記載の自動電圧調整装置。
  5. 前記相間条件設定部は、前記配電線路から電力の供給を受ける需要家設備が前記整定電圧を望む場合、複数の前記相間電圧の中で最も高い相間と最も低い相間の間の相間電圧を基準相間とする第2の相間条件を設定可能である請求項3又は請求項4に記載の自動電圧調整装置。
  6. 前記相間条件設定部は、前記配電線路から電力の供給を受ける需要家設備が前記整定電圧よりも低い電圧を望む場合、複数の前記相間電圧の中で最も高い相間電圧を基準相間とする第3の相間条件を設定可能である請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の自動電圧調整装置。
  7. 前記基準相間に基づき前記配電線路を構成する各配電線の電圧を変更する電圧変更部を備え、
    前記電圧変更部は、複数の静電容量を切り換え可能に設けられるコンデンサであって、前記各配電線に段階的に接続可能なコンデンサを備える請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の自動電圧調整装置。
  8. 前記基準相間に基づき前記配電線路を構成する各配電線の電圧を変更する電圧変更部を備え、
    前記電圧変更部は、複数のインダクタンス容量を切り換え可能に設けられるリアクタであって、前記各配電線に段階的に接続可能なリアクタを備える請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の自動電圧調整装置。
  9. 前記基準相間に基づき前記配電線路を構成する各配電線の電圧を変更する電圧変更部を備え、
    前記電圧変更部は、前記各配電線の電圧を変圧可能に設けられる変圧器であって、前記各配電線に段階的に接続可能な変圧器を備える請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の自動電圧調整装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の複数の自動電圧調整装置と、
    前記複数の自動電圧調整装置を連携させて前記配電線路の複数の相間電圧を調整する電圧調整連携部と、
    を備え、
    前記電圧調整連携部は、前記複数の自動電圧調整装置に対応するすべての相間電圧を収集する相間電圧収集部と、
    前記相間電圧収集部が収集した前記相間電圧に基づき、前記複数ある自動電圧調整装置のうち、電力を供給する電源側にある第1の自動電圧調整装置の相間電圧を調整する必要がある場合に、前記第1の自動電圧調整装置より、前記配電線路から電力の供給を受ける需要家設備側にある第2の自動電圧調整装置が調整する相間電圧を、前記第1の自動電圧調整装置が変更した後の相間電圧に補正し得る補正値を前記第2の自動電圧調整装置に提供する補正値提供部と、
    を備え
    前記複数の自動電圧調整装置は、前記補正値提供部から提供される前記補正値に基づき、前記複数の相間電圧を前記第1の自動電圧調整装置が変更した後の相間電圧に補正する相間電圧補正部を備えることを特徴とする自動電圧調整システム。
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