JP2013145027A - Toroidal type continuously variable transmission - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機に関する。 The present invention relates to a toroidal continuously variable transmission that can be used for transmissions of automobiles and various industrial machines.
例えば自動車用変速機として用いるダブルキャビティ式トロイダル型無段変速機は、図3および図4に示すように構成されている(図3に2つのキャビティ221,222が示される)。図3に示すように、ケーシング50の内側にはバリエータシャフト1が回転自在に支持されており、このバリエータシャフト1の外周には、2つの入力側ディスク2,2と2つの出力側ディスク3,3とが取り付けられている。また、バリエータシャフト1の中間部の外周には出力歯車4が回転自在に支持されている。この出力歯車4の中心部に設けられた円筒状のフランジ部4a,4aには、出力側ディスク3,3がスプライン結合によって連結されている。
For example, a double-cavity toroidal continuously variable transmission used as a transmission for an automobile is configured as shown in FIGS. 3 and 4 (two
バリエータシャフト1は、図中左側に位置する入力側ディスク2とカム板7との間に設けられたローディングカム式の押圧装置12を介して、入力シャフト22により回転駆動されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの部材の結合によって構成された仕切壁13を介してケーシング50内に支持されており、これにより、バリエータシャフト1の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位が阻止されている。
The
出力側ディスク3,3は、バリエータシャフト1との間に介在されたニードル軸受5,5によって、バリエータシャフト1の軸線Oを中心に回転自在に支持されている。また、図中左側の入力側ディスク2は、バリエータシャフト1にボールスプライン6を介して支持され、図中右側の入力側ディスク2は、バリエータシャフト1にスプライン結合されており、これら入力側ディスク2はバリエータシャフト1と共に回転するようになっている。また、入力側ディスク2,2の内側面(凹面)2a,2aと出力側ディスク3,3の内側面(凹面;トラクション面とも言う)3a,3aとの間には、パワーローラ11(図4参照)が回転自在に挟持されている。
The
図3中右側に位置する入力側ディスク2の内周面2cには、段差部2bが設けられ、この段差部2bに、バリエータシャフト1の外周面1aに設けられた段差部1bが突き当てられるとともに、入力側ディスク2の背面(図3の右面)がローディングナット9に突き当てられている。これによって、入力側ディスク2のバリエータシャフト1に対する軸線O方向の変位が実質的に阻止されている。また、カム板7とバリエータシャフト1の鍔部1dとの間には、皿ばね8が設けられており、この皿ばね8は、各ディスク2,2,3,3の凹面2a,2a,3a,3aとパワーローラ11,11の周面11a,11aとの当接部に押圧力を付与する。
A
図4は、図3のE−E線に沿う断面図である。図4に示すように、ケーシング50の内側には、バリエータシャフト1に対し捻れの位置にある一対の枢軸14,14を中心として揺動する一対のトラニオン15,15が設けられている。なお、図4においては、バリエータシャフト1の図示は省略している。各トラニオン15,15は、パワーローラ11を支持する支持板部16の長手方向(図4の上下方向)の両端部に、この支持板部16の内側面側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20を有している。そして、この折れ曲がり壁部20,20によって、各トラニオン15,15には、パワーローラ11を収容するための凹状のポケット部Pが形成される。また、各折れ曲がり壁部20,20の外側面には、各枢軸14,14が互いに同心的に設けられている。
4 is a cross-sectional view taken along line EE in FIG. As shown in FIG. 4, a pair of
支持板部16の中央部には円孔21が形成され、この円孔21には変位軸23の基端部23aが支持されている。そして、各枢軸14,14を中心として各トラニオン15,15を揺動させることにより、これら各トラニオン15,15の中央部に支持された(パワーローラ11を回転可能に支持する)変位軸(軸部)23の傾斜角度を調節できるようになっている。また、各トラニオン15,15の内側面から突出する変位軸23の先端部23bの周囲には、ラジアルニードル軸受99を介して各パワーローラ11が回転自在に支持されており、各パワーローラ11,11は、各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の間に挟持されている。なお、各変位軸23,23の基端部23aと先端部23bとは、互いに偏心している。
A
また、各トラニオン15,15の枢軸14,14はそれぞれ、一対のヨーク23A,23Bに対して揺動自在および軸方向(図4の上下方向)に変位自在に支持されており、各ヨーク23A,23Bにより、トラニオン15,15はその水平方向の移動を規制されている。各ヨーク23A,23Bは鋼等の金属のプレス加工あるいは鍛造加工により矩形状に形成されている。各ヨーク23A,23Bの四隅には円形の支持孔18が4つ設けられており、これら支持孔18にはそれぞれ、トラニオン15の両端部に設けた枢軸14がラジアルニードル軸受30を介して揺動自在に支持されている。また、ヨーク23A,23Bの幅方向(図3の左右方向)の中央部には、円形の係止孔19が設けられており、この係止孔19の内周面は円筒面として、球面ポスト64,68を内嵌している。すなわち、上側のヨーク23Aは、ケーシング50に固定部材52を介して支持されている球面ポスト64によって揺動自在に支持されており、下側のヨーク23Bは、球面ポスト68およびこれを支持する駆動シリンダ31の上側シリンダボディ61によって揺動自在に支持されている。
The
なお、各トラニオン15,15に設けられた各変位軸23,23は、バリエータシャフト1に対し、互いに180度反対側の位置に設けられている。また、これらの各変位軸23,23の先端部23bが基端部23aに対して偏心している方向は、両ディスク2,2,3,3の回転方向に対して同方向(図4で上下逆方向)となっている。また、偏心方向は、バリエータシャフト1の配設方向に対して略直交する方向となっている。したがって、各パワーローラ11,11は、バリエータシャフト1の長手方向に若干変位できるように支持される。その結果、押圧装置12が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変形等に起因して、各パワーローラ11,11がバリエータシャフト1の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成部材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。
The
また、パワーローラ11の外側面とトラニオン15の支持板部16の内側面との間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、スラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受24と、スラストニードル軸受25とが設けられている。このうち、スラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ11の回転を許容するものである。このようなスラスト玉軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉(以下、転動体という)26,26と、これら各転動体26,26を転動自在に保持する円環状の保持器27と、円環状の外輪28とから構成されている。また、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ11の外側面(大端面)に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれぞれ形成されている。
Further, between the outer surface of the
また、スラストニードル軸受25は、トラニオン15の支持板部16の内側面と外輪28の外側面との間に挟持されている。このようなスラストニードル軸受25は、パワーローラ11から各外輪28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これらパワーローラ11および外輪28が各変位軸23の基端部23aを中心として揺動することを許容する。
The thrust needle bearing 25 is sandwiched between the inner surface of the
さらに、各トラニオン15,15の一端部(図4の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド(トラニオン軸)29,29が設けられており、各駆動ロッド29,29の中間部外周面に駆動ピストン(油圧ピストン)33,33が固設されている。そして、これら各駆動ピストン33,33はそれぞれ、上側シリンダボディ61と下側シリンダボディ62とによって構成された駆動シリンダ31内に油密に嵌装されている。これら各駆動ピストン33,33と駆動シリンダ31とで、各トラニオン15,15を、これらトラニオン15,15の枢軸14,14の軸方向に変位させる駆動装置32を構成している。
Further, driving rods (trunnion shafts) 29 and 29 are provided at one end portions (lower end portions in FIG. 4) of the
このように構成されたトロイダル型無段変速機の場合、バリエータシャフト1の回転は、押圧装置12を介して、各入力側ディスク2,2に伝えられる。そして、これら入力側ディスク2,2の回転が、一対のパワーローラ11,11を介して各出力側ディスク3,3に伝えられ、更にこれら各出力側ディスク3,3の回転が、出力歯車4より取り出される。
In the case of the toroidal-type continuously variable transmission configured as described above, the rotation of the
バリエータシャフト1と出力歯車4との間の回転速度比を変える場合には、一対の駆動ピストン33,33を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン33,33の変位に伴って、一対のトラニオン15,15が互いに逆方向に変位する。例えば、図4の左側のパワーローラ11が同図の下側に、同図の右側のパワーローラ11が同図の上側にそれぞれ変位する。その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の内側面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互いに逆方向に揺動(傾転)する。
When the rotational speed ratio between the
その結果、各パワーローラ11,11の周面(トラクション面)11a,11aと各内側面2a,3aとの当接位置が変化し、バリエータシャフト1と出力歯車4との間の変速比が変化する。また、これらバリエータシャフト1と出力歯車4との間で伝達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化すると、各パワーローラ11,11およびこれら各パワーローラ11,11に付属の外輪28,28が、各変位軸23,23の基端部23a、23aを中心として僅かに回動する。これら各外輪28,28の外側面と各トラニオン15,15を構成する支持板部16の内側面との間には、それぞれスラストニードル軸受25,25が存在するため、前記回動は円滑に行われる。したがって、前述のように各変位軸23,23の傾斜角度を変化させるための力が小さくて済む。
As a result, the contact position between the peripheral surfaces (traction surfaces) 11a and 11a of the
ところで、上記構成のトロイダル型無段変速機において、エンジン(トルクコンバータ)と直接に連結する入力シャフト22とバリエータシャフト1とがドッグ歯(爪)259により結合されてバリエータシャフト1が軸方向に移動できる構造の場合には、ラジアル方向におけるバリエータシャフト1の支持(バリエータシャフト1のラジアル方向の動きを規制する支持)は、入力シャフト22側の凸部22aをバリエータシャフト1側の凹部1e内に嵌合する(インロー結合)ことにより或いはラジアル軸受を介して行なわれる(例えば、特許文献1も参照)。
By the way, in the toroidal-type continuously variable transmission having the above-described configuration, the
ところで、前述したようなインローによる支持の場合、その支持部(入力シャフト22の凸部22aとバリエータシャフト1の凹部1eとのインロー結合部)は、入力シャフト22の支持軸受260,262間よりも軸方向外側(図3ではリア側)に位置している。そのため、入力シャフト22が片持ち構造となり、軸受260,262への負担が大きくなる。また、バリエータシャフト1側の凹部1eはその外側に押圧装置12が設置されているため、押圧装置12によって発生する荷重により凹部1eの内径が小さくなり、入力シャフト22の凸部22aとバリエータシャフト1の凹部1eとの間でこじりが生じる虞がある。
By the way, in the case of the support by the inlay as described above, the support portion (the inlay connecting portion between the
本発明は、前記事情に鑑みて為されたものであり、入力シャフトまたはバリエータシャフトを支持する軸受にかかる負担を軽減できるとともに、両シャフト間のインロー結合部でのこじりを抑制できるトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and can reduce the burden on the bearing that supports the input shaft or the variator shaft, and can suppress the twisting at the spigot joint between the shafts. An object is to provide a transmission.
前記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、回転駆動力を伝達する入力シャフトと、該入力シャフトに結合されてこの入力シャフトから回転力を受ける軸方向に変位可能なバリエータシャフトと、該バリエータシャフトに結合され且つバリエータシャフトと一体で回転する一対の入力側ディスクと、入力側ディスクとの間に設けられたパワーローラを介して入力側ディスクの回転力を所定の変速比で受ける出力側ディスクとを備えるダブルキャビティ型のトロイダル型無段変速機であって、
前記バリエータシャフトは、前記入力シャフトと一体で回転できるように結合されるとともに、径方向の動きが規制されるようにその軸方向凸部が前記入力シャフトの軸方向凹部内に嵌合されて支持され、その支持部は、前記入力シャフトを支持する2つの軸受間の内側に位置されることを特徴とする。
In order to achieve the above object, a first aspect of the present invention includes an input shaft that transmits rotational driving force, and an axially displaceable variator shaft that is coupled to the input shaft and receives rotational force from the input shaft. And a pair of input side disks coupled to the variator shaft and rotating integrally with the variator shaft, and a rotational force of the input side disk at a predetermined speed ratio via a power roller provided between the input side disks. A double-cavity toroidal continuously variable transmission comprising an output-side disk for receiving,
The variator shaft is coupled so as to rotate integrally with the input shaft, and the axial convex portion is fitted and supported in the axial concave portion of the input shaft so that radial movement is restricted. The support portion is located inside the two bearings that support the input shaft.
また、本発明の第2の態様は、回転駆動力を伝達する入力シャフトと、該入力シャフトに結合されてこの入力シャフトから回転力を受ける軸方向に変位可能なバリエータシャフトと、該バリエータシャフトに結合され且つバリエータシャフトと一体で回転する一対の入力側ディスクと、入力側ディスクとの間に設けられたパワーローラを介して入力側ディスクの回転力を所定の変速比で受ける出力側ディスクとを備えるダブルキャビティ型のトロイダル型無段変速機であって、
前記バリエータシャフトは、前記入力シャフトと一体で回転できるように結合されるとともに、径方向の動きが規制されるようにその軸方向凹部に前記入力シャフトの軸方向凸部が嵌合されて支持され、その支持部は、前記バリエータシャフトを支持する2つの軸受間の内側に位置されることを特徴とする。
The second aspect of the present invention includes an input shaft that transmits a rotational driving force, a variator shaft that is coupled to the input shaft and is axially displaceable to receive the rotational force from the input shaft, and the variator shaft. A pair of input-side disks that are coupled and rotate integrally with the variator shaft, and an output-side disk that receives the rotational force of the input-side disk at a predetermined gear ratio via a power roller provided between the input-side disks. A toroidal type continuously variable transmission of a double cavity type comprising:
The variator shaft is coupled so as to rotate integrally with the input shaft, and the axial convex portion of the input shaft is fitted to and supported by the axial concave portion so that the radial movement is restricted. The support portion is located inside the two bearings that support the variator shaft.
上記態様のいずれにおいても、入力シャフトとバリエータシャフトとの軸方向凹凸嵌合支持部がシャフトを支持する2つの軸受間の内側に位置されるため、シャフトが片持ち構造とならず、したがって、軸受への負担を軽減できる。また、片持ち構造とならないため、シャフトの外側に押圧装置が設置されている場合であっても、押圧装置によって発生する荷重に起因するシャフト間の(両シャフト間のインロー結合部での)こじりを抑制できる。 In any of the above aspects, since the axial concavo-convex fitting support portion between the input shaft and the variator shaft is positioned inside the two bearings that support the shaft, the shaft does not have a cantilever structure, and therefore the bearing Can reduce the burden on In addition, since it does not become a cantilever structure, even when a pressing device is installed outside the shaft, it is twisted between the shafts (at the spigot joint between the two shafts) due to the load generated by the pressing device. Can be suppressed.
本発明のトロイダル型無段変速機によれば、入力シャフトとバリエータシャフトとの軸方向凹凸嵌合支持部がシャフトを支持する2つの軸受間の内側に位置されるため、入力シャフトまたはバリエータシャフトを支持する軸受にかかる負担を軽減できるとともに、両シャフト間のインロー結合部でのこじりを抑制できる According to the toroidal-type continuously variable transmission of the present invention, the axial concavo-convex fitting support portion between the input shaft and the variator shaft is positioned inside the two bearings that support the shaft. The burden on the bearings to be supported can be reduced and the twisting at the spigot joint between both shafts can be suppressed.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、本発明の特徴は、入力シャフトとバリエータシャフトとの間の結合形態にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と同様であるため、以下においては、本発明の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図3および図4と同一の符号を付して簡潔に説明するに留める。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
The feature of the present invention lies in the coupling form between the input shaft and the variator shaft, and the other configurations and operations are the same as the conventional configurations and operations described above. Only the above will be referred to, and the other parts will be simply described with the same reference numerals as those in FIGS.
図1は、本発明の第1の実施形態を示している。図示のように、本実施形態のトロイダル型無段変速機において、入力シャフト22は、エンジンまたは発進デバイス(トルクコンバータ、クラッチ)に締結されており、ラジアル軸受260と深溝玉軸受262とによって支持されている。入力シャフト22およびバリエータシャフト1は回転方向が爪(ドッグ歯)400によって締結されている(バリエータシャフト1は、入力シャフト22と一体で回転できるように結合される)が、バリエータ構成部品の変形によりバリエータシャフト1が軸方向に移動するため、軸方向の規制はされていない。
FIG. 1 shows a first embodiment of the present invention. As shown in the figure, in the toroidal-type continuously variable transmission according to the present embodiment, the
バリエータシャフト1のラジアル方向の規制は、リア側はラジアル軸受312を介してケーシング50で支持し、フロント側は入力シャフト22を穴(軸方向凹部)、バリエータシャフト22を軸(軸方向凸部)としてインローとし、また、ラジアル軸受を介して支持する。すなわち、バリエータシャフト1は、径方向の動きが規制されるようにその軸方向凸部1fが入力シャフト22の軸方向凹部22b内に嵌合されて支持される。このとき、その支持部Sは入力シャフト22の2つの支持軸受260,262間の内側に位置する。
The radial direction regulation of the
また、本実施形態のトロイダル型無段変速機はダブルキャビティ型であり、バリエータシャフト1は入力側ディスク2と連結され、フロント側に押圧装置12が設置されている。
Moreover, the toroidal type continuously variable transmission of this embodiment is a double cavity type, the
以上のような構造を成して、フロント側のバリエータシャフト1の支持部Sを入力シャフト22の支持軸受260,262間の内側に位置させると、ラジアル荷重に対する軸受260,262への負担が軽減される。また、バリエータシャフト1側を軸としてインローで支持しているため、前述した従来構造のように押圧装置12が発生するスラスト荷重に起因するバリエータシャフト1を内側に押し付けるモーメントMに対してインロー部の穴側が変形してこじり等を生じる虞もなくなる。
When the support portion S of the
図2は、本発明の第2の実施形態を示している。図示のように、本実施形態のトロイダル型無段変速機において、入力シャフト22は、エンジンまたは発進デバイス(トルクコンバータ、クラッチ)に締結されており、第1の実施形態と同様にラジアル軸受と深溝玉軸受とによって支持されている。
FIG. 2 shows a second embodiment of the present invention. As shown in the figure, in the toroidal-type continuously variable transmission according to the present embodiment, the
また、入力シャフト22およびバリエータシャフト1は回転方向が爪(スプライン)402によって締結されている(バリエータシャフト1は、入力シャフト22と一体で回転できるように結合される)が、バリエータ構成部品の変形によりバリエータシャフト1が軸方向に移動するため、軸方向の規制はされていない。
Further, the
バリエータシャフト1のラジアル方向の規制は、リア側はラジアル軸受312を介してケーシング50で支持し、フロント側はバリエータシャフト1を穴(軸方向凹部1e)、入力シャフト22を軸(軸方向凸部22a)としてインローとし、また、ラジアル軸受(ニードル軸受)310を介して支持する(これにより、バリエータシャフト1が軸方向に移動できる)。すなわち、バリエータシャフト1は、径方向の動きが規制されるようにその軸方向凹部1eに入力シャフト22の軸方向凸部22aが嵌合されて支持される。このとき、その支持部Sはバリエータシャフト1の2つの支持軸受310,312間の内側に位置する。
In the radial direction regulation of the
また、本実施形態のトロイダル型無段変速機はダブルキャビティ型であり、バリエータシャフト1は入力側ディスク2と連結され、フロント側に押圧装置12が設置されている。
Moreover, the toroidal type continuously variable transmission of this embodiment is a double cavity type, the
したがって、以上の構成においても、フロント側の入力シャフト22の支持部Sがバリエータシャフト1の支持軸受310,312間の内側にあるため、ラジアル荷重に対する軸受への負担が軽減される。
Therefore, even in the above configuration, since the support portion S of the
本発明は様々なタイプのハーフトロイダル型無段変速機に適用できる。 The present invention can be applied to various types of half-toroidal continuously variable transmissions.
1 バリエータシャフト
1e 軸方向凹部
1f 軸方向凸部
2 入力側ディスク
3 出力側ディスク
11 パワーローラ
22 入力シャフト
22a 軸方向凸部
22b 軸方向凹部
260,262,310,312 軸受
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記バリエータシャフトは、前記入力シャフトと一体で回転できるように結合されるとともに、径方向の動きが規制されるようにその軸方向凸部が前記入力シャフトの軸方向凹部内に嵌合されて支持され、その支持部は、前記入力シャフトを支持する2つの軸受間の内側に位置されることを特徴とするトロイダル型無段変速機。 An input shaft for transmitting a rotational driving force, a variator shaft coupled to the input shaft and axially displaceable receiving the rotational force from the input shaft, and a pair coupled to the variator shaft and rotating integrally with the variator shaft Double-cavity toroidal continuously variable transmission comprising: an input-side disk; and an output-side disk that receives the rotational force of the input-side disk at a predetermined speed ratio via a power roller provided between the input-side disk Because
The variator shaft is coupled so as to rotate integrally with the input shaft, and the axial convex portion is fitted and supported in the axial concave portion of the input shaft so that radial movement is restricted. The toroidal continuously variable transmission is characterized in that the support portion is positioned inside the two bearings that support the input shaft.
前記バリエータシャフトは、前記入力シャフトと一体で回転できるように結合されるとともに、径方向の動きが規制されるようにその軸方向凹部に前記入力シャフトの軸方向凸部が嵌合されて支持され、その支持部は、前記バリエータシャフトを支持する2つの軸受間の内側に位置されることを特徴とするトロイダル型無段変速機。 An input shaft that transmits rotational driving force, a variator shaft that is coupled to the input shaft and is axially displaceable to receive rotational force from the input shaft, and a pair that is coupled to the variator shaft and rotates integrally with the variator shaft Double-cavity toroidal continuously variable transmission comprising: an input-side disk; and an output-side disk that receives the rotational force of the input-side disk at a predetermined speed ratio via a power roller provided between the input-side disk Because
The variator shaft is coupled so as to rotate integrally with the input shaft, and the axial convex portion of the input shaft is fitted to and supported by the axial concave portion so that the radial movement is restricted. The toroidal-type continuously variable transmission is characterized in that the support portion is located inside the two bearings that support the variator shaft.
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