JP2013144333A - Apparatus and method for assembling seal ring - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、シールリングの組付装置及びシールリングの組付方法に関する。詳しくは、合口に、少なくとも径方向に段差が形成され、内径側が外径側よりも突出する段差を有する一方の端部に対し、外径側が内径側よりも突出する段差を有する他方の端部が外側から重なるシールリングを組み付けるシールリングの組付装置及びシールリングの組付方法に関する。 The present invention relates to a seal ring assembly apparatus and a seal ring assembly method. Specifically, at the end of the joint, a step is formed at least in the radial direction, and the other end having a step where the outer diameter side protrudes from the inner diameter side, whereas the other end portion has a step where the inner diameter side projects from the outer diameter side. The present invention relates to a seal ring assembling apparatus and a seal ring assembling method for assembling seal rings overlapping from the outside.
従来、シールリングは、蓋状ワーク(ピストン)の縁に形成されたシールリング用の装着溝に作業者の手作業により嵌め込まれ装着されていた。
そして、シールリングが装着された蓋状ワークは、CVT用可動プーリ等の碗状ワークに作業者の手作業により組み付けられ、その後圧入機により押圧され、碗状ワークの組み立てが行われていた。
Conventionally, a seal ring has been fitted into a seal ring mounting groove formed on an edge of a lid-like workpiece (piston) by an operator's manual work.
Then, the lid-like work to which the seal ring is attached is assembled to a bowl-like work such as a CVT movable pulley by an operator's manual work, and then pressed by a press-fitting machine to assemble the bowl-like work.
このような組立工程において、作業者は碗状ワークの組み立て作業の効率化を図るため、作業を高速に行う必要があった。作業者が作業を高速に行う場合には、作業者の負担が大きく、人為的ミスが発生する可能性もある。 In such an assembly process, an operator needs to perform the work at high speed in order to improve the efficiency of the work of assembling the bowl-shaped work. When the worker performs the work at high speed, the burden on the worker is large, and a human error may occur.
そのため、シールリングの組み付け工程を、自動化することが考えられている。
例えば、特許文献1には、断面四隅が円弧状でかつ厚さの薄いリングであっても安定して押し出すことが可能なリング状部材の嵌め込みガイドが開示されている。
また、特許文献2には、合口部に結合部を有するリングを組み付け対象の環状溝部に効率よく確実に組み付けることが可能なリングの組付方法が開示されている。
Therefore, it is considered to automate the assembly process of the seal ring.
For example,
ここで、蓋状ワークの装着溝に装着されるシールリングは、合口に、少なくとも径方向に段差が形成され、内径側が外径側よりも突出する段差を有する一方の端部に対し、外径側が内径側よりも突出する段差を有する他方の端部が外側から重なるものであった。
このようなシールリングは、一方の端部に対し他方の端部が外側から重なるので、一方の端部と他方の端部との装着溝への装着タイミングをずらす必要があり、シールリングの組み付け工程の自動化が困難と考えられていた。
Here, the seal ring to be mounted in the mounting groove of the lid-like workpiece has an outer diameter with respect to one end portion having a step formed at least in the radial direction at the joint and having a step protruding on the inner diameter side from the outer diameter side. The other end portion having a step that protrudes from the inner diameter side overlaps from the outside.
In such a seal ring, the other end overlaps with one end from the outside, so it is necessary to shift the mounting timing of the one end and the other end in the mounting groove. It was considered difficult to automate the process.
本発明は、上記課題を解決するもので、その目的は、このようなシールリングの組付品質を維持或いは向上しつつ、人作業を削減すべくシールリングの組み付け工程の自動化を図ることにある。 The present invention solves the above-described problems, and an object thereof is to automate the assembly process of the seal ring in order to reduce human work while maintaining or improving the assembly quality of such a seal ring. .
(1)合口(例えば、後述の合口10)に、少なくとも径方向に段差が形成され、内径側が外径側よりも突出する段差(例えば、後述の第1の段差11a、第2の段差11b)を有する一方の端部(例えば、後述の一方の端部20)に対し、外径側が内径側よりも突出する段差(例えば、後述の第3の段差13)を有する他方の端部(例えば、後述の他方の端部30)が外側から重なるシールリング(例えば、後述のシールリングS1)を組み付ける装置であって、前記シールリングを元形状よりも拡径状態で保持して装着溝(例えば、後述の装着溝100)にガイドするリングガイド(例えば、後述のカム形状部4c)を備え、前記リングガイドは、断面視で前記シールリングの前記一方の端部を前記他方の端部よりも内径側に保持し、前記シールリングを前記装着溝に装着する際に前記シールリングを前記リングガイドに沿って前記装着溝まで移動させると、前記シールリングの元形状への復元力で前記シールリングの前記一方の端部を前記他方の端部よりも先に前記装着溝に誘導するような輪郭を有することを特徴とするシールリングの組付装置。
(1) Steps (for example,
(1)の発明によると、シールリングを装着溝に装着する際に、シールリングをリングガイドに沿って装着溝まで移動させると、シールリングの元形状への復元力が発揮される。このとき、シールリングを保持していたリングガイドの輪郭は、断面視でシールリングの一方の端部を他方の端部よりも内径側に保持していたので、一方の端部と装着溝との距離が他方の端部と装着溝との距離よりも短く、シールリングの元形状への復元力でシールリングの一方の端部を他方の端部よりも先に装着溝に誘導できる。
このようにリングガイドに保持したシールリングの元形状への復元力を利用してシールリングの両端部の装着タイミングをずらしたシールリングの組み付けを行うので、人作業が必要なく簡単な自動化されたシールリングの組み付け工程を実現することができる。したがって、シールリングの組付品質を維持或いは向上しつつ、人作業を削減すべくシールリングの組み付け工程の自動化を図れる。
According to the invention of (1), when the seal ring is mounted in the mounting groove, if the seal ring is moved to the mounting groove along the ring guide, the restoring force to the original shape of the seal ring is exhibited. At this time, the contour of the ring guide holding the seal ring was such that one end of the seal ring was held closer to the inner diameter side than the other end in a cross-sectional view. Is shorter than the distance between the other end and the mounting groove, and one end of the seal ring can be guided to the mounting groove before the other end by the restoring force to the original shape of the seal ring.
In this way, assembling of the seal ring is performed by shifting the mounting timing of both ends of the seal ring using the restoring force of the seal ring held in the ring guide to the original shape. The assembly process of the seal ring can be realized. Therefore, it is possible to automate the assembly process of the seal ring so as to reduce the number of man-hours while maintaining or improving the assembly quality of the seal ring.
(2)前記シールリングを前記装着溝に装着する際に、前記リングガイドに保持された前記シールリングを前記リングガイドに沿って移動させるリング移動手段(例えば、後述のリング押し込み部材5)を更に備えたことを特徴とする(1)に記載のシールリングの組付装置。
(2) When the seal ring is mounted in the mounting groove, a ring moving means (for example, a ring push-in
(2)の発明によると、シールリングを装着溝に装着する際に、リング移動手段がリングガイドに保持されたシールリングをリングガイドに沿って移動させる。これにより、リング移動手段によってシールリングをリングガイドに沿って装着溝まで移動させるので、人作業が必要なく簡単な自動化されたシールリングの組み付け工程を実現することができる。 According to the invention of (2), when the seal ring is mounted in the mounting groove, the ring moving means moves the seal ring held by the ring guide along the ring guide. Thus, the ring moving means moves the seal ring along the ring guide to the mounting groove, so that a simple automated seal ring assembling process can be realized without the need for manual work.
(3)合口(例えば、後述の合口10)に、少なくとも径方向に段差が形成され、内径側が外径側よりも突出する段差(例えば、後述の第1の段差11a、第2の段差11b)を有する一方の端部(例えば、後述の一方の端部20)に対し、外径側が内径側よりも突出する段差(例えば、後述の第3の段差13)を有する他方の端部(例えば、後述の他方の端部30)が外側から重なるシールリング(例えば、後述のシールリングS1)を組み付ける方法であって、前記シールリングを元形状よりも拡径状態で保持して装着溝(例えば、後述の装着溝100)にガイドするリングガイド(例えば、後述のカム形状部4c)であって、断面視で前記シールリングの前記一方の端部を前記他方の端部よりも内径側に保持する輪郭を有するリングガイドに、前記シールリングを保持する工程(例えば、後述のST3)と、前記シールリングを前記リングガイドに沿って前記装着溝まで移動させ、前記シールリングの元形状への復元力で前記シールリングの前記一方の端部を前記他方の端部よりも先に前記装着溝に誘導し、前記シールリングを前記装着溝に装着する工程(例えば、後述のST4)と、を含むことを特徴とするシールリングの組付方法。
(3) Steps (for example,
(3)の発明によると、(1)の発明と同様な作用及び効果を奏する。 According to the invention of (3), there are the same operations and effects as the invention of (1).
本発明によれば、シールリングの組付品質を維持或いは向上しつつ、人作業を削減すべくシールリングの組み付け工程の自動化を図れる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the assembly process of a seal ring can be automated in order to reduce a man work, maintaining or improving the assembly quality of a seal ring.
以下に図面を参照して本発明の一実施形態に係るシールリング組付装置について説明する。 A seal ring assembling apparatus according to an embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1乃至図5は、本実施形態に係るシールリング組付装置1の概略構成を示す図である。
図1乃至図5に示すシールリング組付装置1は、ストッカー2に充填された複数のシールリングSnのうちの1つを取り出し、取り出されたシールリングS1をピストンPの装着溝100に装着し、シールリングS1が装着されたピストンPを圧入ガイド7に保持させるものである。
FIG. 1 thru | or FIG. 5 is a figure which shows schematic structure of the seal
The seal
シールリングSは、CVT用可動プーリに用いられる有底円錐形状のピストンPにおける最大径部分の外周面に形成された装着溝100に装着されるものである。
図6は、本実施形態に係るシールリングSを示す図である。ピストンPに組み付けられるシールリングSは、図6に示すように、Wカットと呼ばれるもので、合口10に、径方向の段差11a,11b,13や、幅方向に壁部12,14が形成されたものである。
シールリングSの一方の端部20は、内径側が外径側よりも突出し、内径側に先端面20aを有し、外径側に先端面20aよりも後退した第1の段差11a及び更に後退した第2の段差11bを有する。第1の段差11aと第2の段差11bとはシールリングSの幅方向に並んで位置し、第1の段差11aと第2の段差11bは、壁部12で接続されている。また、シールリングSの一方の端部20における突出した内径側(先端面20a)と後退した外径側(第1の段差11a、第2の段差11b)は、壁部20bで接続されている。
シールリングSの他方の端部30は、外径側が内径側よりも突出し、外径側に先端面30a及び先端面30aよりも後退した壁部15を有し、内径側に壁部15よりも後退した第3の段差13を有する。先端面30aと壁部15とはシールリングSの幅方向に並んで位置し、先端面30aと壁部15は、壁部14で接続されている。また、シールリングSの他方の端部30における突出した外径側(先端面30a、壁部15)と後退した内径側(第3の段差13)は、壁部30bで接続されている。
そして、シールリングSは、装着状態において、内側に位置する一方の端部20に対し外側に位置する他方の端部30が外側から重なり、壁部20bに壁部30bが接触し、先端面20aが第3の段差13に接触し、第1の段差11aが壁部15に接触し、第2の段差11bが先端面30aに接触し、各部の平滑面が密接することでシール性を発揮する。
なお、シールリングSは、自然状態においては、装着状態よりも拡径状態であり、一方の端部20と他方の端部30との間に隙間を有する。
The seal ring S is mounted in a
FIG. 6 is a view showing the seal ring S according to the present embodiment. As shown in FIG. 6, the seal ring S assembled to the piston P is called a W cut, and is formed with
One
The
In the mounted state, the seal ring S has an
In addition, the seal ring S is in a diameter-expanded state in the natural state, and has a gap between the one
シールリング組付装置1は、ストッカー2と、1本取出アーム3と、カム形状ガイド4と、リング押し込み部材5と、爪押さえ6と、圧入ガイド7と、を備える。
シールリング組付装置1は、ストッカー2の下にカム形状ガイド4が接続され、カム形状ガイド4の下に圧入ガイド7が配置される。カム形状ガイド4と圧入ガイド7との間には、シールリングS1が組み付けられるピストンPが装着溝100を露出した状態で配置される。
The seal
In the seal
ストッカー2は、複数のシールリングSnの合口10の位置を揃えて位相を合わせた状態で、複数のシールリングS1を水平面方向に環状となるように胴体部2aに保持する。ストッカー2の胴体部2aは、シールリングSnの周長よりも大きな胴長を有し、シールリングSnを元形状よりも拡径状態で保持する。このため、ストッカー2の胴体部2aに保持された複数のシールリングS1は、ストッカー2が移動しても保持状態を維持することができる。
The
1本取出アーム3は、ストッカー2の胴体部2aに保持された複数のシールリングSnのうち、最下方に位置する1本のシールリングS1を、4方向から胴体部2aに向かうアームで引っ掛けてカム形状ガイド4に引き落とす(図1参照)。このとき、1本取出アーム3は、シールリングS1の合口10の位相をずらさない。
なお、1本取出アーム3は、4方向から胴体部2aに向かうアームでなくともよく、もっと多方向から胴体部2aに向かうアームであってもよい。
One take-out arm 3 hooks one seal ring S1 located at the lowermost position among the plurality of seal rings Sn held by the
The single take-out arm 3 does not have to be an arm from the four directions toward the
図7は、本実施形態に係るカム形状ガイド4を示す斜視図である。図7に示すように、カム形状ガイド4は、ストッカー2に接続された上部がストッカー2よりも小径である小径部4aと、小径部4aの下方に繋がり徐々に拡径されていくテーパ部4bと、シールリングS1の元形状よりも拡径されたテーパ部4bの最大径のままシールリングS1をガイドするカム形状部4cと、を有する。
ここで、カム形状ガイド4の小径部4a、テーパ部4b、及びカム形状部4cは、ストッカー2から引き落とされた位相ずれのないシールリングS1の合口10の位置に段差4dを有する。すなわち、カム形状ガイド4の形状は、断面視でシールリングS1の一方の端部20を他方の端部30よりも内径側に保持する輪郭を有している。言い換えると、カム形状ガイド4の断面視の輪郭は、2つの曲率半径の異なる円弧が組み合わされ、シールリングS1の一方の端部20をガイドする側が、他方の端部30をガイドする側よりも小径の曲率半径を有するものとなっている。
カム形状ガイド4は、小径部4a、テーパ部4b、カム形状部4cに向かう順にシールリングS1の合口10の位置の段差4dが大きくなっていく。
カム形状部4cの最大の段差4dは、予め定められた大きさであり、例えば、カム形状部4cから落ちたシールリングS1がその元形状への復元力でシールリングS1の一方の端部20を他方の端部30よりも先にピストンPの装着溝100に誘導することができる大きさを有する。
FIG. 7 is a perspective view showing the
Here, the small-
In the cam-shaped
The
リング押し込み部材5は、2部材に分割可能なもので、結合されるとカム形状ガイド4のカム形状部4cの外周径よりも若干大きな2つの曲率半径の異なる円弧が組み合わされた孔部を有する平板リング状部材である。
リング押し込み部材5は、シールリングS1が1本取出アーム3によってカム形状ガイド4に引き落されると、予め2分割されて待機していた状態から、カム形状ガイド4の小径部4aの位置で孔部に小径部4aを挿通したリング状に結合される(図2参照)。
1本取出アーム3によってカム形状ガイド4に引き落されたシールリングS1は、結合状態のリング押し込み部材5によってカム形状ガイド4のカム形状部4cまで押し下げられる(図3参照)。これにより、シールリングS1が、カム形状ガイド4のカム形状部4cに元形状よりも拡径状態で保持される。
そして、結合状態のリング押し込み部材5が更にシールリング組付装置1の軸線方向に直交する面に倣ってシールリングS1をカム形状ガイド4のカム形状部4cに沿って、ピストンPの装着溝100まで移動させ、シールリングS1全体を同一タイミングで同時にピストンPの装着溝100に落とす(図4参照)。
The ring push-in
When the seal ring S1 is pulled down to the cam-shaped
The seal ring S1 pulled down to the cam-shaped
Then, the
ここで、装着溝100を露出させたピストンPを上下方向で挟む、カム形状ガイド4のカム形状部4cの下端部及び圧入ガイド7の上端部には、カム形状部4cよりも小径な装着溝100方向に傾斜して切り込まれた倣いガイド面50が形成される。倣いガイド面50により、ピストンPの装着溝100まで移動する際のシールリングS1の装着時の姿勢が安定する。
Here, the lower end of the cam-shaped
リング押し込み部材5によってシールリングS1をカム形状ガイド4のカム形状部4cに沿ってピストンPの装着溝100まで移動させると、ピストンPの装着溝100の溝底径がカム形状部4cよりも小径であるため、装着溝100に落ちるシールリングS1の元形状への復元力が発揮される。
図8は、本実施形態に係るシールリングS1の元形状への復元力が一方の端部20側で発揮される状態を示す上面図である。図9は、本実施形態に係るシールリングS1の元形状への復元力が他方の端部30側で発揮される状態を示す上面図である。
シールリングS1の元形状への復元力が発揮されるとき、シールリングS1を保持していたカム形状ガイド4のカム形状部4cの輪郭は、断面視でシールリングS1の一方の端部20を他方の端部30よりも内径側に保持していたので、一方の端部20と装着溝100との距離が他方の端部30と装着溝100との距離よりも短く、シールリングS1の元形状への復元力でシールリングS1の一方の端部20を他方の端部30よりも先に装着溝100に誘導される。
つまり、シールリングS1の元形状への復元力で、図8に示すようにシールリングS1の一方の端部20が先に装着溝100に誘導され、その後に装着タイミングが若干ずれて図9に示すように他方の端部30が装着溝100に誘導される。これにより、シールリングS1は、内側に位置すべき一方の端部20に外側に位置すべき他方の端部30が外側から重なり、両端部20,30で合口10を確実に構成できる。
すなわち、装着溝100の溝底周長とシールリングS1の周長とが略一致しているので、シールリングS1は、壁部20bに壁部30bが接触すると共に、先端面20aが第3の段差13に突き当たり、第1の段差11aが壁部15に突き当たり、第2の段差11bが先端面30aに突き当たる。
When the
FIG. 8 is a top view showing a state in which the restoring force to the original shape of the seal ring S1 according to the present embodiment is exerted on one
When the restoring force to the original shape of the seal ring S1 is exerted, the contour of the cam-shaped
That is, with the restoring force to the original shape of the seal ring S1, one
That is, since the groove bottom circumferential length of the mounting
なお、シールリングS1の元形状への復元力でシールリングS1の一方の端部20を他方の端部30よりも先に装着溝100に誘導する装着タイミングのずれは、リング押し込み部材5が平板リング状であり、シールリングS1をピストンPの装着溝100に落とすタイミングがシールリングS1全体で同一タイミングであるので、カム形状部4cに位置した一方の端部20と他方の端部30とのそれぞれの装着溝100に対する距離に応じたコンマ数秒のずれである。
また、シールリングS1をピストンPの装着溝100に落とすタイミングがシールリングS1全体で同一タイミングであるので、落ちた瞬間に拡径状態から元形状へ復元するものの、シールリングS1にねじれや両端部20,30間の軸線方向でのずれが生じることもなく、シールリングS1はねじれていない安定した形状で装着溝100に装着される。
以上により、シールリングS1の元形状への復元力が発揮され、シールリングS1がカム形状ガイド4と圧入ガイド7とに挟まれたピストンPの装着溝100に装着される。
Note that the ring push-in
Further, since the timing when the seal ring S1 is dropped into the mounting
Thus, the restoring force of the seal ring S1 to the original shape is exhibited, and the seal ring S1 is mounted in the mounting
爪押さえ6a,6b,6c,6dは、ピストンPの装着溝100が露出する高さ位置に4方向に所定の長さで配置され、ピストンPの外周面に形成された装着溝100に装着されたシールリングS1の異なる外周面の位置をピストンPの装着溝100の溝底側へ内向きに直接的に押圧する4本のフィンガ部材である。
シールリングS1の元形状への復元力が発揮され、シールリングS1が装着溝100に装着されるが、シールリングS1は、自身の有する元形状への復元力が弱く、ピストンPの装着溝100に完全に装着された状態を維持できず、例えば、合口10を構成する両端部20,30等が装着溝100からはみ出してしまうことがあった。シールリングS1が装着溝100からはみ出した状態であると、装着溝100に装着されたシールリングS1を圧入ガイド7へ圧入する際に、シールリングS1に破損等の不具合が生じる場合がある。
このため、シールリングS1を圧入ガイド7へ圧入する際に、4本の爪押さえ6a,6b,6c,6dによってシールリングS1が装着溝100にはみ出さずに装着されるよう押圧する。
図10乃至図13は、本実施形態に係る爪押さえ6a,6b,6c,6dの作動状態を示す図である。4本の爪押さえ6a,6b,6c,6dは、まず、図10に示すようにシールリングS1における合口10を構成する両端部20,30の間の中間部分を押圧する爪押さえ6aによって押圧を開始する。その次に図11に示すようにシールリングS1における一方の端部20側を押圧する爪押さえ6bによって押圧してから、図12に示すように他方の端部30側を押圧する爪押さえ6cによって押圧する。そして最後に、図13に示すように合口10を押圧する爪押さえ6dによって押圧し、4本の爪押さえ6a,6b,6c,6dによってシールリングS1全体の押圧状態を維持する。
The
The restoring force to the original shape of the seal ring S1 is exerted, and the seal ring S1 is mounted in the mounting
For this reason, when the seal ring S1 is press-fitted into the press-
FIG. 10 thru | or FIG. 13 is a figure which shows the action | operation state of the nail | claw
すなわち、ピストンPを圧入ガイド7に挿入する前に、4本の爪押さえ6a,6b,6c,6dが、シールリングS1を、合口10を構成する両端部20,30の間の中間部分から押圧を開始し、その次に一方の端部20側を押圧してから、他方の端部30側までを押圧し、最後に合口10を押圧する。4本の爪押さえ6a,6b,6c,6dが上記の順にシールリングS1の各部を押圧していくので、シールリングS1は一方の端部20に他方の端部30が外側から重なった正しい状態で、シールリングS1全体がピストンPの装着溝100にはみ出さずに収容される。
That is, before inserting the piston P into the press-
圧入ガイド7は、円筒状部材であり、内部7aの内周径がピストンPの外周径とほぼ同じ径であり、カム形状ガイド4側の上部側のテーパ部7bの内周径は若干それよりも大径である。
圧入ガイド7には、シールリングS1が組み付けられる前のピストンPが、その一部をテーパ部7bに埋め込まれつつ、装着溝100が圧入ガイド7の上部に露出した状態で載置される。ピストンPは、その状態でシールリングS1の組み付けが行われる(図1乃至図3参照)。
その後、ピストンPが圧入ガイド7に載置された状態でピストンPにシールリングS1が組み付けられ、4本の爪押さえ6a,6b,6c,6dによってシールリングS1全体が押圧状態に維持されると(図4参照)、ストッカー2及びカム形状ガイド4の内部空間に保持された棒状の圧入部材8がピストンPを圧入ガイド7へ向けて下方に押圧する(図5参照)。
The press-
The piston P before the seal ring S1 is assembled is placed on the press-
Thereafter, when the piston P is placed on the press-
圧入部材8の押圧により、4本の爪押さえ6a,6b,6c,6dによってシールリングS1全体が押圧状態に維持されたピストンPは、圧入ガイド7のテーパ部7bを通って圧入ガイド7の内部7aへ圧入される。
以上により、シールリングS1が装着されたピストンPは、圧入ガイド7に保持される。
The piston P whose entire seal ring S1 is maintained in the pressed state by the four
As described above, the piston P to which the seal ring S1 is attached is held by the press-
ピストンPが圧入ガイド7に保持されると、そのピストンPが圧入された圧入ガイド7をシールリング組付装置1から取り外し、CVT用可動プーリの組立装置に供給する。
一方で、シールリング組付装置1には新たなピストンP及び圧入ガイド7が供給され、次回のシールリングS1の組み付け工程が実施できるよう準備される。
When the piston P is held by the press-
On the other hand, a new piston P and a press-
図14は、本実施形態に係るシールリング組付装置1の手順を示すフローチャートである。以下に、図14を参照して、シールリング組付装置1の手順を説明する。
FIG. 14 is a flowchart showing a procedure of the seal
図1に示すように、シールリング組付装置1では、まず、1本取出アーム3が、ストッカー2の胴体部2aに保持された複数のシールリングSnのうち、最下方に位置する1本のシールリングS1を、4方向から胴体部2aに向かうアームで引っ掛けてカム形状ガイド4に引き落とす(ST1)。
As shown in FIG. 1, in the seal
次に、シールリングS1が1本取出アーム3によってカム形状ガイド4に引き落されると、図2に示すように、リング押し込み部材5が予め2分割されて待機していた状態から、カム形状ガイド4の小径部4aの位置で、孔部に小径部4aを挿通したリング状に結合される(ST2)。
Next, when one seal ring S1 is pulled down to the cam-shaped
リング押し込み部材5がリング状に結合されると、図3に示すように、結合状態のリング押し込み部材5は、下方のカム形状ガイド4のテーパ部4bに引っ掛かったシールリングS1をカム形状部4cまで押し下げる。これにより、シールリングS1が、カム形状ガイド4のカム形状部4cに元形状よりも拡径状態で保持される(ST3)。
When the
図4に示すように、結合状態のリング押し込み部材5は、更にシールリング組付装置1の軸線方向に直交する面に倣ってシールリングS1をカム形状ガイド4のカム形状部4cに沿って、ピストンPの装着溝100まで移動させ、シールリングS1全体を同一タイミングでピストンPの装着溝100に落とす(ST4)。
As shown in FIG. 4, the ring push-in
リング押し込み部材5によってシールリングS1をカム形状ガイド4のカム形状部4cに沿ってピストンPの装着溝100まで移動させると、ピストンPの装着溝100位置がカム形状部4cよりも小径であるため、装着溝100に落ちるシールリングS1の元形状への復元力が発揮される。すなわち、カム形状部4cの輪郭が断面視でシールリングS1の一方の端部20を他方の端部30よりも内径側に保持していたので、シールリングS1の元形状への復元力で、図8に示すようにシールリングS1の一方の端部20が先に装着溝100に誘導され、その後に装着タイミングが若干ずれて図9に示すように他方の端部30が装着溝100に誘導される。
When the seal ring S1 is moved to the mounting
次に4本の爪押さえ6a,6b,6c,6dは、まず、図10に示すようにシールリングS1における合口10を構成する両端部20,30の間の中間部分を押圧する爪押さえ6aによって押圧を開始する(ST5−1)。その次に図11に示すようにシールリングS1における一方の端部20側を押圧する爪押さえ6bによって押圧してから(ST5−2)、図12に示すように他方の端部30側を押圧する爪押さえ6cによって押圧する(ST5−3)。そして最後に、図13に示すように合口10を押圧する爪押さえ6dによって押圧し(ST5−4)、4本の爪押さえ6a,6b,6c,6dによってシールリングS1全体の押圧状態を維持する。
Next, the four
図13に示すように4本の爪押さえ6a,6b,6c,6dによってシールリングS1全体が押圧状態に維持されると、図5に示すように圧入部材8がピストンPを圧入ガイド7へ向けて下方に押圧し、ピストンPを圧入ガイド7の内部7aへ圧入して保持する(ST6)。
As shown in FIG. 13, when the entire seal ring S1 is maintained in the pressed state by the four
そして、ピストンPが圧入された圧入ガイド7をシールリング組付装置1から取り外し、CVT用可動プーリの組立装置に供給すると共に、シールリング組付装置1に新たなピストンP及び圧入ガイド7が供給され、次回のシールリングS1の組み付け工程が実施できるよう準備する(ST7)。
Then, the press-
以上の本実施形態に係るシールリング組付装置1によれば、以下の効果を奏する。
(1)シールリングS1を装着溝100に装着する際に、シールリングS1をカム形状部4cに沿って装着溝100まで移動させると、シールリングS1の元形状への復元力が発揮される。このとき、シールリングS1を保持していたカム形状部4cの輪郭は、断面視でシールリングS1の一方の端部20を他方の端部30よりも内径側に保持していたので、一方の端部20と装着溝100との距離が他方の端部30と装着溝100との距離よりも短く、シールリングS1の元形状への復元力でシールリングS1の一方の端部20を他方の端部30よりも先に装着溝100に誘導できる。
このようにカム形状部4cに保持したシールリングS1の元形状への復元力を利用してシールリングS1の両端部20,30の装着タイミングをずらしたシールリングS1の組み付けを行うので、人作業が必要なく簡単な自動化されたシールリングS1の組み付け工程を実現することができる。したがって、シールリングS1の組付品質を維持或いは向上しつつ、人作業を削減すべくシールリングS1の組み付け工程の自動化を図れる。
According to the seal
(1) When the seal ring S1 is mounted in the mounting
In this way, the seal ring S1 is assembled by shifting the mounting timing of the both
(2)シールリングS1を装着溝100に装着する際に、リング押し込み部材5がカム形状部4cに保持されたシールリングS1をカム形状部4cに沿って移動させる。これにより、リング押し込み部材5によってシールリングS1をカム形状部4cに沿って装着溝100まで移動させるので、人作業が必要なく簡単な自動化されたシールリングS1の組み付け工程を実現することができる。
(2) When mounting the seal ring S1 in the mounting
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲で変形、改良等を行っても、本発明の範囲に包含される。
上記実施形態では、カム形状ガイド4の断面視の輪郭は、2つの曲率半径の異なる円弧が組み合わされ、シールリングS1の一方の端部20をガイドする側が、他方の端部30をガイドする側よりも小径の曲率半径を有するものとなっていた。しかしこれに限られない。カム形状ガイド4の形状は、断面視でシールリングS1の一方の端部20を他方の端部30よりも内径側に保持する輪郭を有していればよい。例えば、カム形状ガイド4の形状は、断面視で他方の端部30だけが外径側に突出して保持される輪郭等でもよい。
また、上記実施形態は、本発明のシールリングの組付装置の実施形態だけではなく、本発明のシールリングの組付方法の実施形態でもある。
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and modifications, improvements, and the like within the scope that can achieve the object of the present invention are included in the scope of the present invention.
In the above embodiment, the profile of the cam-shaped
The above embodiment is not only an embodiment of the seal ring assembly apparatus of the present invention, but also an embodiment of the seal ring assembly method of the present invention.
1…シールリング組付装置(シールリングの組付装置)
2…ストッカー
2a…胴体部
3…1本取出アーム
4…カム形状ガイド
4a…小径部
4b…テーパ部
4c…カム形状部(リングガイド)
4d…段差
5…リング押し込み部材(リング移動手段)
6a,6b,6c,6d…爪押さえ
7…圧入ガイド
7a…内部
7b…テーパ部
8…圧入部材
10…合口
11a…第1の段差
11b…第2の段差
12…壁部
13…第3の段差
14…壁部
15…壁部
20…一方の端部
20a…先端面
20b…壁部
30…他方の端部
30a…先端面
30b…壁部
50…倣いガイド面
100…装着溝
S1、Sn…シールリング
P…ピストン
1 ... Seal ring assembly device (Seal ring assembly device)
DESCRIPTION OF
4d ...
6a, 6b, 6c, 6d ...
Claims (3)
前記シールリングを元形状よりも拡径状態で保持して装着溝にガイドするリングガイドを備え、
前記リングガイドは、断面視で前記シールリングの前記一方の端部を前記他方の端部よりも内径側に保持し、前記シールリングを前記装着溝に装着する際に前記シールリングを前記リングガイドに沿って前記装着溝まで移動させると、前記シールリングの元形状への復元力で前記シールリングの前記一方の端部を前記他方の端部よりも先に前記装着溝に誘導するような輪郭を有することを特徴とするシールリングの組付装置。 At the joint, a step is formed at least in the radial direction, and the other end having a step protruding from the inner diameter side from the outer diameter side is opposed to the one end having the step protruding from the outer diameter side from the outer diameter side. A device for assembling overlapping seal rings,
A ring guide that holds the seal ring in a diameter-expanded state than the original shape and guides it to the mounting groove,
The ring guide holds the one end portion of the seal ring closer to the inner diameter side than the other end portion in a cross-sectional view, and when the seal ring is attached to the attachment groove, the seal ring is attached to the ring guide. The contour of guiding one end of the seal ring to the mounting groove before the other end by a restoring force to the original shape of the seal ring when moved to the mounting groove along An assembly device for a seal ring, comprising:
前記シールリングを元形状よりも拡径状態で保持して装着溝にガイドするリングガイドであって、断面視で前記シールリングの前記一方の端部を前記他方の端部よりも内径側に保持する輪郭を有するリングガイドに、前記シールリングを保持する工程と、
前記シールリングを前記リングガイドに沿って前記装着溝まで移動させ、前記シールリングの元形状への復元力で前記シールリングの前記一方の端部を前記他方の端部よりも先に前記装着溝に誘導し、前記シールリングを前記装着溝に装着する工程と、を含むことを特徴とするシールリングの組付方法。 At the joint, a step is formed at least in the radial direction, and the other end having a step protruding from the inner diameter side from the outer diameter side is opposed to the one end having the step protruding from the outer diameter side from the outer diameter side. A method of assembling overlapping seal rings,
A ring guide that holds the seal ring in a larger diameter than the original shape and guides the seal ring in a mounting groove, and holds one end of the seal ring closer to the inner diameter than the other end in a cross-sectional view. Holding the seal ring in a ring guide having a contour to:
The seal ring is moved along the ring guide to the mounting groove, and the one end of the seal ring is moved ahead of the other end by the restoring force to the original shape of the seal ring. And mounting the seal ring in the mounting groove.
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2012
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