JP2013142883A - 閃光装置を含むカメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】カラーフィルターの情報取得が終了する前にストロボ撮影しないようにする。カラーフィルター装着時に不適正な露出やホワイトバランスが狂ったストロボ撮影を防ぐ。
【解決手段】閃光の照射を行なう発光部350と発光部350に装着されるカラーフィルター401、前記発光部350にフィルターの情報を検出するフィルター検出部324を有し、前記フィルター検出部324によりカラーフィルター401の情報を取得し、フィルター情報に基づいて発光制御する閃光装置を含むカメラシステムにおいて、前記フィルター検出部によるフィルター情報の検出が完了するまでは、閃光の照射の発光を禁止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置を有するカメラと閃光装置のシステムに関し、特に閃光装置に装着されるカラーフィルターの制御に関する技術である。
従来、閃光装置、例えばストロボ装置(以下ストロボ)によるカメラ撮影にてストロボ発光色と照明光の相違からカラーバランスの崩れた画像になってしまう問題があった。この問題を解決する手段として一般的にカラーフィルターをストロボに装着しストロボ光の色温度を変換する方法が知られている。
例えば、特許文献1では、ビデオカメラのレンズにつける色温度補正用色フィルターの選択装置に関する技術が開示されている。
さらに、特許文献2では、フィルターの種類を識別する識別信号を有する装着物があり、ストロボ装着状態で識別情報を読み取ることでフィルター情報から撮影色温度の補正を行うことが開示されている。
特開昭61−62288号公報 特開2009−20298号公報
ストロボにカラーフィルターを取り付けることで色温度が変換されるだけでなく、ストロボから発せられた光が減衰するといった現象が起こる。このため、カラーフィルターの情報を正しくカメラに伝達し、露出制御する必要がある。カラーフィルターの情報の設定忘れや、誤設定を防ぐためフィルターの透過率や色の情報を自動で識別し発光量の減衰情報や色の情報を取得するものがある。
しかしながら、カラーフィルターはメカ的な保持部材(フィルターホルダ)で閃光装置に固定するため、装着時のチャタリングによる誤検知を回避して検知する必要がある。カラーフィルターの情報を取得するのは、フィルターホルダの検知後になる。カラーフィルターの情報は蓄積型のセンサーで行い、信頼性を得るためには蓄積時間を長くしたり、複数回の検出を行ったりすることがある。このように、フィルターの情報を取得するためには、時間がかかる。たとえは、フィルターホルダの取り付けが検知されてから1秒後に状態が変わらないとき、ホルダの装着が確認される。さらにその後にカラーフィルターの情報取得を開始するが、カラーフィルターの検出事体に300ms程度かかる。
ストロボの電源がOFFした状態でフィルターの着脱された場合があるため、ストロボの電源を起動したときや、ストロボがパワーセーブモードなった状態から復帰をした場合は、新たにカラーフィルターの検出を行う必要がある。しかしながらフィルター検出には時間がかかるため、ストロボの電源をONした直後やパワーセーブモードからの復帰後すぐに撮影を行った場合は、カラーフィルターの情報取得が間に合わないことがある。
カラーフィルターの情報取得が終了する前にストロボ撮影を行うと、正しいカラーフィルター情報で撮影ができず適正露出で撮影できないばかりか、ホワイトバランスの狂った撮影結果になる恐れがある。
上記目的を達成するために本発明は、閃光の照射を行なう発光部(350)と発光部(350)に装着されるカラーフィルター(401)、前記発光部(350)にフィルターの情報を検出するフィルター検出部(324)を有し、前記フィルター検出部(324)によりカラーフィルター(401)の情報を取得し、フィルター情報に基づいて発光制御する閃光装置を含むカメラシステムにおいて、前記フィルター検出部によるフィルター情報の検出が完了するまでは、閃光の照射の発光を禁止することを特徴とした。
すなわち、カラーフィルターの情報取得が終了して、カラーフィルターに関する一連の情報がカメラに伝達される前にストロボ撮影がされないようにする。このことで、カラーフィルター装着時に不適正な露出やホワイトバランスが狂ったストロボ撮影を防ぐことを可能にした閃光装置およびカメラシステムを提供することである。
本発明によればカラーフィルターの情報取得が終了して、カラーフィルターに関する一連の情報がカメラに伝達される前にストロボ撮影がされないようにする。このことで、カラーフィルター装着時に不適正な露出やホワイトバランスが狂ったストロボ撮影を防ぐことができる。
本発明の実施例を説明するためのカメラシステムを示すブロック図 本発明の実施例を説明するためのカラーフィルターを含むフィルターホルダの構造例を示した図 本発明の実施例を説明するためのストロボのフローチャート 本発明の実施例を説明するためのフィルター検出のフローチャート 本発明の第1実施例を説明するためのホルダ検出のフローチャート 本発明の第2実施例を説明するためのホルダ検出のフローチャート 本発明の実施例を説明するためのカメラシステムのフローチャート 本発明の実施例を説明するためのレリーズのフローチャート
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図1は本発明の実施例1に係わるカメラシステム(デジタルカメラ、レンズ、ストロボ装置から成る)の構成を示すブロック図である。
100はカメラ本体を、200はレンズを、300はストロボ装置(閃光装置)を、それぞれ示している。
まず、カメラ本体100内の構成について説明する。
101はカメラ100の各部を制御するマイクロコンピュータCCPU(以下、カメラマイコン)である。
カメラマイコン101は、例えばCPU、ROM、RAM、入出力制御回路、マルチプレクサ、タイマー回路、EEPROM、A/D、D/Aコンバータ等を含むマイコン内蔵ワンチップIC回路構成となっている。
カメラマイコン101の具体的な動作シーケンスは後に図7のフローチャートを使って説明する。
102は赤外カットフィルターやローパスフィルター等を含むCCD,CMOS等の撮像素子であり、後述のレンズ群202によって撮影時に被写体の像が結像される。
103はシャッターで非撮影時には撮像素子102を遮光し、撮影時には開いて撮像素子102へ光線を導く。
106は測光回路でこの回路内の測光センサーは被写体の撮影範囲を複数の領域に分割しそれぞれの領域で測光を行っている。
108は撮像素子102の信号の増幅のゲインを切換えするためのゲイン切換え回路であり、ゲインの切換えは撮影の条件や後述の充電電圧条件によるレベル設定、撮影者の入力等によりカメラマイコン101が切換えを行う。
109は増幅された撮像素子102からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器で、110は撮像素子102の増幅された信号入力とA/D変換器109の変換タイミングを同期させるためのタイミングジェネレータ(TG)である。
111はA/D変換器109でデジタル信号に変換された画像データをパラメータにしたがって画像処理を行うデジタル信号処理回路である。
尚、処理画像の記憶のためのメモリ等は省略する。
SCはカメラ100とレンズ200及びストロボ装置300とのインターフェースの信号ラインである。 例えばカメラマイコン101をホストとしてデータの交換やコマンドの伝達を相互に行う。
これにより、ストロボ装置300への発光開始信号や後述するストロボマイコン310との通信クロック端子を持ち、カメラマイコン101からストロボマイコン310間で通信を可能にしている。
同様にSCは後述するレンズマイコン201とのインターフェースであり、レンズマイコン201からカメラマイコン101にデータを送信する端子を有し、カメラマイコン101とレンズマイコン201間で通信を可能にしている。
112はカメラ入力部で撮影動作を開始させるためのレリーズスイッチなどが含まれる。
113は各種設定されたモードやその他の撮影情報などを表示する液晶装置や発光素子などからなるカメラ表示部である。
次に、レンズ200内の構成と動作について説明する。
201はレンズ200の各部の動作を制御するマイクロコンピュータLPU(以下、レンズマイコン)である。
レンズマイコン201は、例えばCPU、ROM、RAM、入出力制御回路、タイマー回路、EEPROM等を含むマイコン内蔵ワンチップIC回路構成となっている。
そして、カメラシステムの制御をソフトウェアで行えるもので、各種の条件判定を行う。
202は複数枚で構成されたレンズ群である。203はレンズ群202の焦点位置合わせ用の光学系を移動させるレンズ駆動部である。206は絞り制御回路であり、絞り(不図示)は絞り制御回路206を介してレンズマイコン201により制御される。
次に、ストロボ装置300の構成について説明する。
301はストロボの電源(VBAT)としての電池である。後述の昇圧回路302、ストロボマイコン310に接続される。302は電池301の電圧を数百Vに昇圧する昇圧回路で主コンデンサ303に発光のためのエネルギーを蓄積させる。ストロボマイコン310に接続され、充電の制御を行なう。
昇圧回路302が昇圧した電圧が放電管307の発光に必要な電圧レベルにまで達していれば充電完了となり、発光が可能となる。
303は主コンデンサでストロボ発光のための高圧コンデンサで実施例では330Vまで充電して発光時放電する。
主コンデンサ303に充電された電圧は電圧検出回路313により不図示の抵抗により分圧され、分圧された電圧はストロボマイコン310のA/D変換端子に入力される。
306はトリガ回路である。ストロボマイコン310に接続され、発光時にストロボマイコン310よりトリガ信号パルスが出力される。
307は放電管であり、主コンデンサ303に充電されたエネルギーをトリガ回路306から印加される数KVのパルス電圧を受け励起する事で発光し、その光を被写体に照射する。
308はトリガ回路306と共に放電管307の発光の開始を制御し、さらに発光の停止を制御する発光制御回路である。
310はストロボ装置300の各部の動作を制御するマイクロコンピュータFPU(以下、ストロボマイコン)である。
ストロボマイコン310は、例えばCPU、ROM、RAM、入出力制御回路、マルチプレクサ、タイマー回路、EEPROM、A/D、D/Aコンバータ等を含むマイコン内蔵ワンチップIC回路構成となっている。
ストロボマイコン310の動作については後に図3のフローチャートに従って説明する。
313は電圧検出回路で主コンデンサ303の両端に接続され主コンデンサ電圧の検出手段である。
この情報はストロボマイコン310からSC通信を介してカメラマイコン101に通信される。
320はストロボ入力部(入力インターフェース)であり、出力はストロボマイコン310に接続される。例えばストロボ装置300の側面などにスイッチが設置されており、手動によりストロボ情報を入力することも可能である。
321はストロボ装置300の各状態を表示するストロボ表示部でストロボマイコン310より入力された表示を行なう。
350は発光部で主に放電管307、反射傘315、パネル316(図2参照)、フィルターホルダ検出部322、フィルター検出部324を含んだブロックである。
フィルターホルダ検出部322はホール素子などで構成され、フィルターホルダ400に付けられた磁石355を検知することによりフィルターホルダが接続されたことを検知する。
フィルター検出部324は、検出光源402とカラーセンサー403からなる。例えば検出光源402は白色LED等で構成され、カラーセンサー403は、フォトダイオードに分光特性が異なる複数のカラーフィルターを付けたカラーセンサーで構成される。検出光源402が発光した検出光は、フィルターホルダ400に設けられた反射部404で反射しカラーセンサー403に入射する。
ここで図2を用いて、フィルターホルダについて説明する。図2はストロボのおよび、カラーフィルター401、フィルターホルダ400の斜視図である。
400はフィルターホルダで、発光部350のパネル316の上にかぶせる構造となっている。フィルターホルダ400にはフィルターホルダをホール素子で検知するための磁石355、検出光源402が発光した検出光をカラーセンサー403に入射させるための反射部404が配置されている。
カラーフィルター401はフィルターホルダ400により、発光部およびフィルター検出部324を覆うように保持される。
フィルターホルダ400を装着すると図1に示したフィルターホルダ検出部322が磁石355を検出してオンになる。フィルターホルダ検出部322がオンになるとカラーフィルター識別シーケンスが開始され、光源402から出た光がカラーフィルター401を透過する。前記、透過した光はカラーフィルター401の分光特性によって色が変化し、反射部404によって反射しカラーセンサー403に照射される。
ストロボ装置300内のストロボマイコン310での具体的な動作(ストロボ制御動作)について、図3(a)(b)のフローチャートに従って説明する。
図3(a)はストロボのメインルーチンを説明するフローチャートである。
不図示のストロボ電源スイッチがオンされてストロボ装置300内のストロボマイコン310が動作可能となると、ストロボマイコン310は、図3(a)のステップ(以下Sと略す)101から所定の動作を開始する。
まず、S101では、ストロボマイコン310自身のメモリやポートの初期化を行う。
またストロボ入力部320より入力されたスイッチの状態や予め設定された入力情報を読み込み、ストロボ撮影モードや発光量等の設定を行う。
カメラマイコン101よりストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信があったときは、ストロボ情報をストロボマイコン310に出力する。
またこの情報はストロボマイコン310内の図示しないRAM(ランダムアクセスメモリー)に記憶させる。
S102ではホルダ検知およびそのサブルーチン内でフィルター検知を行う。
これから、図5のフローチャートを使ってホルダ検知ついて説明する。
S151では、ホルダ検知のチャタリング対策用のカウンターHCNTを0にクリアし、検知タイマーを起動させる。
S152で充電未完信号を、通信ラインSCを介してカメラマイコン101に出力してストロボの発光準備ができていないことを知らせる。充電未完了信号をカメラに出力するとカメラはストロボ発光による撮影を行わない。この事を利用して本来の充電状態とは無関係に充電未完了信号を送信して、ホルダ検知およびカラーフィルターの情報がカメラに設定されないうちにストロボ発光による撮影が行われないようにしている。
S155でホールセンサーの出力を読み取る。ホルダの装着はホールセンサーがONになる事で検出される。
S156でホールセンサーの出力がONならS158へ分岐し、HCNTが所定数以上であるか判定する。ホルダを取り付けている作業中や、正しく取り付けられていない場合は値が安定しないため、所定回数連続してホールセンサーの出力がONになっている事によりホルダがストロボに正しく取り付けられている事を判定する。所定数以下ならS159へ進み、HCNTカウントアップし、S160へ進む。
S160では、タイムアウト判定を行う。タイムアウトしていなければ、S155へ戻り再び、ホールセンサーの出力を読み取る。
ホールセンサーの出力が引き続きONならばS156→S158→S159のループを繰り返し、HCNTカウントアップを行う。
S158でHCNTが所定以上までカウントアップされていたらS162へ進み、フィルター検出を行う。
S156でホールセンサーの出力がONで無ければ、HCNTを0にクリアする。クリア後S160へ進みタイムアウトするまで繰り返す。
S162のフィルター検出が終了した場合、S160でタイムアウト判定した場合、サブルーチンホルダ検出は終了する。
続けて、S162のフィルター検出を図4のフローチャートを用いて説明する。
S201では検出光源402を発光させない状態でカラーセンサー403により外光による検出を行う。
カラーセンサー403は所謂3原色に対応した出力を行うものとするとして扱う。カラーセンサー403がこのステップで出力する情報を(rn、gn、bn)とする。
S202では検出光源402を点灯させカラーフィルターを透過させた光をカラーセンサー403に入射させる。
S203ではカラーセンサー403によりS202で入射された光を読み取る。カラーセンサー403がこのステップで出力する情報を(rs、gs、bs)とする。
S201およびS203では、蓄積型のカラーセンサーを使っているため、フィルター検出の信頼性を高くするには蓄積時間を長くする必要がある。また、ストロボ電源をONにしたままホルダを装着するとホルダの装着状態が安定するまでに多少時間を要することからリスク回避の目的で検出を複数回行うこともある。検出を複数回行うとフィルター検出全てに要する時間は約1秒〜3秒になる場合もある。
S204ではS201で検出した情報:(rn、gn、bn)をノイズとしてS203で読み取った情報:(rs、gs、bs)より除去する計算を行う。ノイズを除去したする情報を(rc、gc、bc)とする。
S205ではS204で得られた情報:(rc、gc、bc)を元にフィルター透過光の色度情報を計算する。
M11〜M33のマトリクス係数を適切に選択することにより、透過光の3原色情報(rc、gc、bc)は透過光の明るさを表す値Brと透過光の色度を2軸で表す値Cx、Cyとに変換することができる。
S206ではS205で求めたCx,Cyの値を所定の範囲にあるか判断し、減光量Gを設定する。
S206ではS205で求めたCx,Cyの値が色度第一検出範囲にあるか判断し、検出範囲内であればS207へ進み、発光減光量テーブルから色度第一検出範囲の減光量Gを読み取る。Cx,Cyが検出範囲外であればS208に進む。
S208ではS205で求めたCx,Cyの値が色度第二検出範囲にあるか判断し、検出範囲内であればS209に進み発光減光量テーブルから色度第二検出範囲の減光量Gを読み取る。Cx,Cyが検出範囲外であればS210に進む。
S210では、S205で求めたCx,Cyの値が色度第三検出範囲にあるか判断し、検出範囲内であればS211へ進みで発光減光量テーブルから色度第三検出範囲の減光量Gを読み取る。Cx,Cyが範囲外であればS212に進む。
S212ではS205で求めたCx,Cyの色度値がいずれ色度検出範囲にも入らない場合に発光減光量テーブルから色の色度検出範囲外の減光量Gを読み取る。
S213では補正予備発光量Hをカラーフィルターによるストロボ光の減光量Gと予備発光量情報Oから求める。
予備発光量情報Oはカラーフィルター未装着の場合の予備発光量を表すもので予め所定の値がストロボマイコン310内のROM又はEEPROMに記憶されている。
図4のS213が終了すると図5のS165へ戻り、図5のホルダ検知を終了し、図3(a)S103へ戻る。
図3(a)のフローチャートの説明に戻る。
S103では、昇圧回路302を動作開始させて発光の準備を行う。
そして、S104にて、カメラマイコン101から通信ラインSCを介して得られるレンズの焦点距離情報、発光モード情報等のストロボ情報をチェックする。
S105では、自身のメモリ内に記憶されたストロボ情報をストロボ表示部321に表示する。
S106では、ストロボマイコン310からカメラマイコン101に通信ラインSCを介して通信を行い、ストロボ情報をカメラマイコン101に出力する。
このときフィルター検出で得られたカラーフィルター情報もカメラマイコン101に送信する。
S107では、昇圧回路302が昇圧した電圧が放電管307の発光に必要な電圧レベルにまで達したか(充電完了か)どうかを判定する。放電管307の発光に必要な電圧レベルにまで達していると判定した場合にはS109に進み、必要な電圧レベルにまで達していないと判定した場合には、ステップS108へ進む。
S108では、充電未完信号を出力してストロボの発光準備ができていないことを、通信ラインSCを介してカメラマイコン101に知らせる。充電信号を昇圧回路302に送り、その後はS102へ戻り、上記したステップを繰り返す。
S107において放電管307の発光に必要な電圧レベルにまで達していると判定した場合にはS109に進み、充電完了信号を出力してストロボの発光準備ができたことを、通信ラインSCを介してカメラマイコン101に知らせる。
すなわち、フィルター検知に先だって行うホルダ検知において充電未完了信号がカメラに送付されているため、フィルター検知が終了しかつ発光に必要な電圧レベルまで充電されている場合にのみ充電完了信号をカメラマイコンに伝える。
ストロボメインルーチン処理の中で繰り返し行っているホルダ検知からフィルター検知が実行される。
次に、撮影時のストロボの発光動作に関して図3(b)のフローチャートで説明する。
そして、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101より発光開始用信号が出力されると割り込処理によりS110以降のストロボ発光制御を行う。
S110で充電完了を判定する。充電完了していなければ、割り込ルーチンを終了する。
カメラマイコン101は、ストロボマイコン310からあらかじめ充電完了信号送信されている事を判断して発光開始信号を出力するため、通常はS111へ進む。(詳細は、図8フローチャート説明参照)ストロボマイコン310の発光制御端子より発光制御回路308にトリガ信号を与えてストロボの発光を開始させる。
S111では、カメラマイコン101より通信ラインSCを介してストロボマイコン310に発光量演算値で決められた光量に相当する発光量に到達したか直接またはグラスファイバーなどを介して放電管307の光をフォトダイオード(不図示)で受光する。
フォトダイオードの受光電流を積分し、本発光量演算値で決められた光量に相当する発光量に達したか判定する。
S112でこのレベルまで達していない場合は発光を継続し、達した場合は315へ進む。
S113では、発光停止信号を出し発光制御回路308により発光が停止される。この後、割り込みルーチンを終了する。
ストロボマイコン310からカメラマイコン101へ充電未完信号が通信されている場合、カメラマイコン101から発光開始信号が出力されることはないため、ホルダ検知時に充電未完信号を通信し、ストロボの発光を禁止している。また、たとえ充未完了信号が通信されている状態でカメラマイコン101から発光開始信号がストロボマイコン310へ出力されても発光しないように制御している。
図7を使ってカメラ本体、ストロボ、レンズからなるカメラシステムのシーケンスを説明する。
不図示の電源スイッチがオンされてカメラ100のカメラマイコン101が動作可能となると、カメラマイコン101は、所定の動作を開始する。
まず、S301では、カメラマイコン101自身のメモリやポートの初期化を行う。
またカメラ入力部112より入力されたスイッチの状態や予め設定された入力情報を読み込み、シャッタースピードの決め方や、絞りの決め方等様々な撮影モードの設定を行う。
S302では、図示しないシャッターボタンの半押し状態であるSW1がONか否かを判別し、OFFのときはこのステップを繰り返し、ONのときはS303に進む。
S303では、カメラマイコン101は撮影レンズ200内のレンズマイコン201と通信ラインSCを介して通信を行う。そして、撮影レンズ200の焦点距離情報(以下、レンズの焦点距離情報)や測距、測光に必要な光学情報を取得する。
S304では、カメラ100にストロボ装置300が装着されているかどうかをチェックする。カメラ100にストロボ装置300が装着されているならばS305へ進み、未装着ならばS306へ進む。
S305では、カメラマイコン101はストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、上記S303にて取得したレンズの焦点距離情報をストロボマイコン310に出力する。
次に、S306で、カメラが自動焦点検出動作を行うモード(AFモード)であるか、そうでないモード(MFモード)であるかを判別する。
S306でAFモードであればS307に進み、MFモードであれば、すぐにS309へ進む。S307では、焦点検出回路(不図示)を駆動することにより周知の焦点検出動作を行う。
S308ではカメラマイコン101は焦点検出回路107の情報に基づきレンズの駆動量を演算するとともに、被写体距離情報Dを算出する。
カメラマイコン101は撮影レンズ200内のレンズマイコン201と通信ラインSCを介して通信を行う。前記演算結果に基づきレンズマイコン201はレンズ駆動回路203を制御してレンズ群202を合焦位置に駆動しS309へ進む。
S309では、被写体輝度値を測光回路106より得る。
S310では、カメラ入力部112より入力された(例えばISO感度設定)に基づきゲイン切換え回路108によりゲイン設定の処理を行なう。さらに、カメラマイコン101はストロボマイコン310と通信を行い、上記ゲイン設定情報をストロボマイコン310に出力する。
S311では、被写体輝度値から、周知のアルゴリズムにより露光値を決定する。
S312では、ストロボマイコン310が充電完了信号を出力しているかどうかをチェックする。ここで、ストロボマイコン310が充電完了信号を出力しているならばS313へ進み、出力していなければS314へ進む。
なお、このS312におけるストロボマイコン310が充電完了信号を出力しているかどうかの判定結果は、後のステップで用いるので記憶しておく。
S313では、ストロボ撮影を行うために適したシャッター速度(Tv)と絞り値(Av)とを上記S309にて得られた測光出力をもとに決定する。
S314では、自然光撮影を行うために適したシャッター速度(Tv)と絞り値(Av)とを上記S309にて得られた測光出力をもとに決定する。すなわち、充電完了信号が出力していなければ、ストロボを使った撮影は行わず、自然光撮影を行う。
上記S313又はS314の処理が実行されると、いずれの場合もS315へ進む。
S315では、カメラマイコン101はストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、その他のストロボに関する情報をストロボマイコン310に出力する。
続いて、S316で、図示しない撮影開始のスイッチであるSW2がONであるか否かを判別し、OFFであればS301からS316までの動作を繰り返し、ONであればS401以下の図8の一連のレリーズ動作に進む。
レリーズの動作について図8のフローチャートで説明する。
S400で、ストロボマイコン310が充電完了信号を出力しているかどうかをチェックする。ここで、ストロボマイコン310が充電完了信号を出力しているならばS401へ進みストロボを発光して撮影を行う。出力していなければS415へ進みストロボを発光しないで撮影を行う。
S401では被写体の輝度情報を得るため予備発光を行い測光センサー106より画面各部の予備発光時の測光値を得る。
S402ではカラーフィルターによるストロボの減光量を加味し補正された予備発光量をストロボマイコン310により通信で入手する。
S403では予備発光時の測光値の重み付け演算を行う。
S404では本発光量を前ステップで演算された予備発光時の測光値の重み付け演算値とシャッター速度、絞りによって求める。
S405では、カメラマイコン101は露光動作に先立って主ミラー104をアップさせ、撮影光路内から退去させる。
S406では、決められた露光値(EVs)に基づく絞り値(AV)になるようにレンズマイコン201に指令を出すとともに、決められたシャッタースピード値(TV)になるように不図示のシャッター制御回路を介してシャッター103を制御する。
S407ではシャッター103の全開に同期してカメラマイコン101はSCラインを介してストロボマイコン310に本発光の発光信号を与える。
S400で充電完了していない場合は、ストロボを発光しない撮影を行う。本実施例では、カラーフィルターの検出が終了していない場合、充電完了とならないのでストロボを発光しない撮影となる。
S415では、カメラマイコン101は露光動作に先立って主ミラー104をアップさせ、撮影光路内から退去させる。
S416では、決められた露光値(EVs)に基づく絞り値(AV)になるようにレンズマイコン201に指令を出すとともに、決められたシャッタースピード値(TV)になるように不図示のシャッター制御回路を介してシャッター103を制御する。
こうして一連の露光動作が終了すると、S408で、撮影光路より退去させていた主ミラー104をダウンして再び撮影光路内に斜設させる。
S409では撮像素子102の画素データをゲイン切換え回路108に前記のように設定されたゲインで増幅した信号をA/D変換器109でデジタル信号として変換する。変換された画素データはホワイトバランスなど所定の信号処理を信号処理回路111で行う。
そしてS410で処理された画像データを図示しないメモリに記憶して1枚の撮影のルーチンを終了する。
本実施例によれば、まずホルダ検知を行い、ホルダが装着されているとフィルター検出を行う。ホルダ検知を開始するとストロボマイコン310はカメラマイコン101に充電未完了信号を出力する。カメラマイコン101は充電未完了信号を受信するとストロボ撮影を行わないため、フィルター検出中にストロボ撮影を行うことがない。
すなわち、カラーフィルターの情報取得が終了し、カラーフィルターに関する一連の情報がカメラに伝達される前にストロボ撮影をしないようにして不適正な露出やホワイトバランスが狂ったストロボ撮影を防ぐことができる。
[実施例2]
本実施例は、上記説明した実施例1のうち図5にて説明したホルダ検出のS152を図6のS153ように変えて、S164を加えたものである。
それ以外の構成やフローチャートは全て実施例1の場合と同じなので図6についてのみ本発明の第2の実施例による、閃光装置を含むカメラシステムについて説明する。
サブルーチンホルダ検知がコールされ、S151の動作は同じである。
次にS153へ進み、カラーフィルター検知中の警告表示をストロボ300のストロボ表示部321に表示する。ストロボがホルダの検知を開始してフィルター検知が完了するまでの間は、ストロボ表示部321にフィルター検知中であることの警告表示を出すことにより、撮影者はストロボが正常に作動しない可能性があることを知ることができる。この警告表示によりカラーフィルター情報が正しくない状態で無意味な撮影をしてしまう事を回避することが可能となる。
S155〜S162までの動作は図5と同様である。
S162のフィルター検出が終了した後、又は、S160でタイムアウトした場合、S164の処理を行うことが、実施例1すなわち図5と異なる。
S164では、ホルダ検知が終了したのでストロボ表示部321に表示しているカラーフィルター検知中の警告表示を消す。
S165でホルダ検知を終了する。
以上説明したように本実施例では、フィルター情報の検出中にストロボ装置のストロボ表示部321に警告表示を行うことによりフィルター情報を検出している事を撮影者が確認できる。このため、その間に無駄な撮影を行うってしまうことを未然に防ぐことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 カメラ
101 カメラマイコン
112 カメラ入力部
113 カメラ表示部
300 ストロボ装置
310 ストロボマイコン
320 ストロボ入力部
321 ストロボ表示部
350 発光部
324 フィルター検出部
400 フィルターホルダ
401 カラーフィルター
402 検出光源
403 カラーセンサー
404 反射部

Claims (5)

  1. 閃光の照射を行なう発光部(350)と発光部(350)に装着されるカラーフィルター(401)、前記発光部(350)にフィルターの情報を検出するフィルター検出部(324)を有し、前記フィルター検出部(324)によりカラーフィルター(401)の情報を取得し、フィルター情報に基づいて発光制御する閃光装置を含むカメラシステムにおいて、前記フィルター検出部によるフィルター情報の検出が完了するまでは、閃光の照射の発光を禁止することを特徴とする閃光装置を含むカメラシステム。
  2. フィルター検出部により検出するフィルターの情報とは、色度であることを特徴とする請求項1に記載の閃光装置を含むカメラシステム。
  3. フィルター検出部により検出したフィルター情報に基づいて予備発光量情報補正し補正された予備発光量情報をカメラに送信する事を特徴とする請求項1に記載の閃光装置を含むカメラシステム。
  4. 前記カラーフィルター(401)はフィルターホルダ(400)により発光部(350)に装着され、フィルターホルダ(400)の装着を検出するフィルターホルダ検出部(322)を有し、フィルターホルダ検出部(322)によりフィルターホルダ(400)が検出された場合、前記フィルター検出部(324)によるフィルター情報の検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の閃光装置を含むカメラシステム。
  5. 閃光の照射を行なう発光部(350)と発光部(350)に装着されるカラーフィルター(401)、前記発光部(350)にフィルターの情報を検出するフィルター検出部(324)、表示部(321)を有し、前記フィルター検出部(324)によりカラーフィルター(401)の情報を取得し、フィルター情報に基づいて発光制御する閃光装置を含むカメラシステムにおいて、前記フィルター検出部によるフィルター情報の検出中に前記表示部(321)に警告表示を行うことを特徴とする閃光装置を含むカメラシステム。
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