JP2013141829A - 回転式塗工により立体物体を積層式に製造する装置 - Google Patents

回転式塗工により立体物体を積層式に製造する装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013141829A
JP2013141829A JP2013000566A JP2013000566A JP2013141829A JP 2013141829 A JP2013141829 A JP 2013141829A JP 2013000566 A JP2013000566 A JP 2013000566A JP 2013000566 A JP2013000566 A JP 2013000566A JP 2013141829 A JP2013141829 A JP 2013141829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
dimensional object
modeling
cylinder
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013000566A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6045349B2 (ja
Inventor
Maik Grebe
グレーベ マイク
Wolfgang Diekmann
ディークマン ヴォルフガング
Sigrid Hessel-Geldmann
ヘッセル−ゲルトマン ズィークリート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Evonik Industries AG
Original Assignee
Evonik Industries AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Evonik Industries AG filed Critical Evonik Industries AG
Publication of JP2013141829A publication Critical patent/JP2013141829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6045349B2 publication Critical patent/JP6045349B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C64/00Additive manufacturing, i.e. manufacturing of three-dimensional [3D] objects by additive deposition, additive agglomeration or additive layering, e.g. by 3D printing, stereolithography or selective laser sintering
    • B29C64/10Processes of additive manufacturing
    • B29C64/171Processes of additive manufacturing specially adapted for manufacturing multiple 3D objects
    • B29C64/182Processes of additive manufacturing specially adapted for manufacturing multiple 3D objects in parallel batches
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C64/00Additive manufacturing, i.e. manufacturing of three-dimensional [3D] objects by additive deposition, additive agglomeration or additive layering, e.g. by 3D printing, stereolithography or selective laser sintering
    • B29C64/10Processes of additive manufacturing
    • B29C64/141Processes of additive manufacturing using only solid materials
    • B29C64/153Processes of additive manufacturing using only solid materials using layers of powder being selectively joined, e.g. by selective laser sintering or melting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B5/00Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B33ADDITIVE MANUFACTURING TECHNOLOGY
    • B33YADDITIVE MANUFACTURING, i.e. MANUFACTURING OF THREE-DIMENSIONAL [3-D] OBJECTS BY ADDITIVE DEPOSITION, ADDITIVE AGGLOMERATION OR ADDITIVE LAYERING, e.g. BY 3-D PRINTING, STEREOLITHOGRAPHY OR SELECTIVE LASER SINTERING
    • B33Y30/00Apparatus for additive manufacturing; Details thereof or accessories therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

【課題】立体物体の製造の際に流動性が悪い粉末の塗工を改善することができる装置の提供。
【解決手段】造形室10を有し、前記造形室10は、高さ調節可能な造形プラットフォーム6と、電磁線の作用によって固化可能な材料の層を前記造形プラットフォーム6上に塗工する装置7と、物体5に対応する層の箇所の照射のための照射装置とを有し、前記照射装置は、電磁線を発する放射源1と、制御ユニット3と、電磁線の光路中に存在するレンズ8とを備える、立体物体を積層式に製造する装置において、前記装置7が、層を塗工するために回転するシリンダの形に構成されていて、前記シリンダの周面は、少なくとも、100μmのDIN EN ISO 4287:1998による粗さRzを有する前記装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体物体を積層式に製造する装置、積層式製造方法並びに相応する成形体に関する。
プロトタイプの迅速な準備は、最近しばしば課せられる課題である。それを可能にする方法は、ラピッド・プロトタイピング/ラピッド・マニュファクチュアリング又はアディティブ・ファブリケーション法とも呼ばれている。特に適しているのは、粉末状の原材料を基礎として加工し、この際、積層式に、選択的な溶融及び固化によって所望の構造体を製造する方法である。その場合、オーバーハング部及びアンダーカット部での支持構造を省くことができる、それというのも、この溶融される領域を取り囲む造形フィールド平面が、十分な支持作用を提供するからである。同様に、支持を取り除くための後加工は不要となる。前記方法は、小規模生産の製造にも適する。造形室温度は、造形プロセスの間に、積層式に製造された構造物の歪みが起きないように選択される。
ラピッド・プロトタイピングためにとりわけ良好に適した方法は、選択的レーザ焼結(selektive Laser-Sinter; SLS)である。この方法では、プラスチック粉末がチャンバ内で選択的に短時間、レーザ光線で露光され、これにより、レーザ光線に当たる粉末粒子が溶融する。それらの溶融した粒子同士は互いに溶け合い、そして迅速に凝固して再びひとかたまりの固体となる。常に新しく設けられた層に繰り返し露光させることにより、この方法を用いて、立体物体を簡単かつ迅速に製造することができる。
粉末状のポリマーから成形体を製造するためのレーザ焼結(ラピッド・プロトタイピング)の方法は、特許文献1及び特許文献2(両方ともDTM Corporation)に詳しく説明されている。多くのポリマー及びコポリマー、例えばポリアセテート、ポリプロピレン、ポリエチレン、イオノマー及びポリアミドがこの用途のために特許の保護が請求されている。
他の良好に適した方法は:特許文献3に記載されているようなSIV法(選択的接合抑制(Selektive Verbindungsinhibition))、又は特許文献4に記載されているような方法である。これらの2つの方法は、粉末の溶融のために平面的な赤外線加熱を用いて作業する。溶融の選択性は、第一の方法の場合には抑制剤の適用により、第二の方法の場合にはマスクを通じて達成される。更なる方法は、特許文献5に記載されている。前記方法では、溶融のために必要なエネルギーを、マイクロ波発生器により導入し、この選択性をサセプタの適用により達成する。更なる方法は、特許文献6に記載されており、この場合に、溶融のために必要なエネルギーは電磁線により導入され、同様にこの選択性は吸収剤の適用によって達成される。
先行技術から公知の方法での問題は、使用される粉末が流動性でなければならず、それにより欠点のない層の塗工が達成できることにある。欠点のない層を塗工した場合にだけ、高品質の立体物体が製造できる。流動性が十分でない場合には、造形フィールドの範囲は粉末によって覆われないか又は不十分に覆われるだけである。更に、造形フィールド平面の粉末中にリング状部、波状部又は亀裂が生じる。これはプロセスにおいて問題を引き起こし、プロセスの終わりに、製造された立体物体は欠陥を有する。特に、回転するロールを用いた粉末の塗工は問題である、それというのも、流動性でない粉末の場合に、この粉末はロールに付着し、粉末の塗工を妨げるためである。
使用される粉末の流動性を添加剤の添加により改善することは、例えば特許文献7に記載されている。この対処の欠点は、添加される添加剤が製造された立体物体中の成分にもなり、このことが多くの用途の場合にこの物体にとって望ましくない可能性があることである。更に、流動性を向上させるための添加剤の添加は、たいていの場合に製造された立体物体の歪みも高める。更に、極めて微細な粉末は、添加剤の添加によっても流動性とならないか又は限定的に流動性になるだけである。
US 6,136,948 WO 96/06881 WO 01/38061 EP 1015214 DE 10311438 WO 2005/105412 EP 1443073
従って、本発明の課題は、先行技術の欠点をもはや有していない新規装置を提供することである。前記装置は、立体物体の製造の際に流動性が悪い粉末の塗工を改善することもできるべきである。
上記課題は本発明による装置により解決される。本発明の第1の主題は、立体物体(成形体)を積層式に製造する装置であって、前記装置は造形室(10)を有し、前記造形室(10)は、高さ調節可能な造形プラットフォーム(6)と、電磁線の作用によって固化可能な材料の層を前記造形プラットフォーム(6)上に塗工する塗工装置(7)と、前記物体(5)に対応する層の箇所の照射のための照射装置とを有し、前記照射装置は、電磁線を発する放射源(1)と、制御ユニット(3)と、電磁線の光路中に存在するレンズ(8)とを備える、立体物体を積層式に製造する装置において、前記塗工装置(7)が、層を塗工するために回転するシリンダの形に構成されていて、前記シリンダの周面は、少なくとも100μmのDIN EN ISO 4287:1998による粗さRzを有する。
本発明の他の主題は、立体物体(成形体)を積層式に製造する装置であって、前記装置は造形室(10)を有し、前記造形室(10)は、高さ調節可能な造形プラットフォーム(6)と、電磁線の作用によって固化可能な材料の層を前記造形プラットフォーム(6)上に塗工する塗工装置(7′)と、物体(5)に対応する層の箇所の照射のための照射装置とを有し、前記照射装置は、電磁線を発する放射源(1)と、制御ユニット(3)と、電磁線の光路中に存在するレンズ(8)とを備える、立体物体を積層式に製造する装置において、前記塗工装置(7′)が、層を塗工するために回転するシリンダの形に構成されていて、前記シリンダはブラシ部材(15)を備えている。それにより、一種の円形ブラシが生じる。このブラシ部材(15)は、好ましくは、天然繊維、合成繊維、研磨剤が添加されていてもよい人工剛毛、金属ワイヤ又はこれらの混合型から選択され、この場合金属ワイヤが好ましい。
塗工装置(7)及び(7′)(粗い表面及びブラシ部材)を有するこの2つの主題は、相互に組み合わせることもできる。
積層法で適用するために、35sを越える流動時間を有する粉末又は流動性なしと分類された粉末(DIN EN ISO 6186、方法A、15mmの流路直径により測定)は、今まで塗工することができないと見なされていた。本発明によって、今やこの種の粉末を加工することが可能となる。
塗工装置(7)又は(7′)としての回転するシリンダ(ロール)は、粉末を分配し、それぞれ1つの更なる粉末の層を塗工するために用いられる。この場合、この塗工は(例えばブレード又は刷毛の場合のように)スライドによって行われるのではなく、シリンダの回転によって行われる。好ましくは、この塗工は回転するシリンダを用いて行われるだけであり、更なるローラ、付加的なブレード等を用いて行わない。従って、このシリンダによる塗工の後にこの粉末層を他の塗工装置によって平滑にする必要はない。従って、この装置は他の塗工装置を有しないことが好ましい。この種のシステムは当業者に「一体式(einteilig)」と称される。
上記ブレードは、流動性が悪い粉末がブレードに付着するという点で不都合である。
基本的に、この金属シリンダは塗工方向に回転するか又は塗工方向とは反対に回転することができ、この場合、塗工方向とは反対の塗工が好ましい。
物体の「対応する箇所」は、この物体のスライスされた輪郭のそれぞれ1つの層であり、この層はこの粉末床中へのレーザ光線の制御によって段階的に焼結又は溶融される。
意外にも、本発明による装置によって流動性の悪い粉末も塗工することができるため、添加剤の添加を減少させることができるか又は全く省くことができることが判明した。この場合、回転するシリンダの形に構成されている塗工装置(7)及び/又は塗工装置(7′)を使用し、前記シリンダの周面が少なくとも100μmの粗さRzを有する(DIN EN ISO 4287:1998、DIN EN ISO 3274による触針法により測定、Jenoptik社のHommel Tester T1000 Wave、先端半径5μm、円錐角90°)か又は前記シリンダがブラシ部材(15)を備えていることにより上記課題が解決できることは特に意外である。
好ましくは、前記周面の粗さRzは少なくとも175μmである。特に、前記周面の粗さRzは好ましくは少なくとも250μm、さらに特に好ましくは250μm〜500μmである。
前記シリンダ及びその表面は、例えばプラスチック又は金属から製造されていても良い。前記シリンダの周面は、好ましくは金属又は合金からなるか、又は金属又は合金を有している。
本発明による立体物体の製造のための装置の基本構造を示す。 本発明によるものではない塗工装置を示す。 本発明による塗工装置を示す。 本発明による他の塗工装置を示す。 発明による装置の他の構造を示す。
図1は、本発明による立体物体の製造のための装置の基本構造を示す。この造形部品は造形フィールドの中心に位置決めされる。レーザ(1)から、レーザ光線(2)がスキャンシステム(3)によってレンズ(8)を通して、形成されるべき物体(8)の、温度調節されかつ不活性化(好ましくは窒素で不活性化)された粉末表面(4)に向けられる。その際、このレンズは残りの光学コンポーネント、例えばスキャナーのミラーと造形室雰囲気とを隔てるという機能を有する。しばしば、このレンズは、全作業フィールドにわたってできる限り一様なフォーカスを保証するためにFθレンズ系として構成される。造形室の内部に、固化されるべき材料を造形プラットフォーム(6)に塗工するための塗工装置(7)が存在し、この塗工装置は、回転するシリンダの形に構成されていて、前記シリンダの周面は、少なくとも100μmの、DIN EN ISO 4287:1998による粗さRzを有する。
更に、この装置は、造形室の温度調節のための加熱エレメントを有することが好ましい。それにより、この造形室を、例えば、立体物体の製造のために理想的な温度(作業温度)に調節することができる。
図2中には、本発明によるものではない塗工装置が示されている。この塗工装置(7)は、塗工方向に対して反対に回転しかつ造形フィールド平面(19)に粉末(11)を塗工する金属シリンダの形に構成されている。DIN EN ISO 3274による触針法(Jenoptik社のHommel Tester T1000 Wave、先端半径5μm、円錐角90°)を用いて測定した、DIN EN ISO 4287:1998による粗さRz(プロフィールの最大高さ)は、64μmである。
図3中には、本発明による塗工装置(7)が示されている。この塗工装置(7)は、粉末の塗工の際に塗工方向とは反対に回転する金属シリンダの形に構成されている。この周面(14)の、DIN EN ISO 4287:1998による粗さRzは、この場合に183μmである。
図4中には、本発明による他の塗工装置が示されている。この塗工装置(7′)は、粉末の塗工の際に塗工方向とは反対に回転する金属シリンダの形に構成されている。この場合、この周面には同じ長さの金属ワイヤがブラシ部材(15)として装備されている。基本的に、このブラシ部材は長さが異なっても良いが、長さが同じであるのが好ましい。
好ましい実施態様の場合に、ブラシ部材(15)の繊維、剛毛及びワイヤはそれぞれ相互に無関係に0.2mm〜3mmの直径、0.25mm〜75mmの(ブラシ)長さ及び5/cm2〜1000/cm2のブラシ密度を有する。特に好ましくはブラシ密度は少なくとも10/cm2である。
繊維、剛毛及びワイヤは、好ましくはシリンダの回転軸に対して垂直に設けられている。好ましくは、この繊維、剛毛及びワイヤは、シリンダの周面上に垂直に設けられている。
図5には、本発明による装置の他の構造が示されている。この塗工装置(7″)は、粉末の塗工の際に塗工方向とは反対に回転する金属シリンダの形に構成されている。金属シリンダに付着する粉末(17)は、スクレーパ(16)によってこのシリンダの周面から除去され、特に、粉末が剥離してシリンダの前方で堆積(18)するように除去される。このスクレーパは、好ましくはこのシリンダに対して回転対称に合わせられている。このスクレーパは、ブラシ状又は薄いプレートとして構成されていてもよく、その際、スクレーパ用の材料として、シリンダの金属よりも硬度が低い金属が提供される。しかしながら、このスクレーパのために、この材料が相応する温度強度を有する限り他の材料も考えられる。
本発明の場合に、このスクレーパ(16)は、塗工装置(7)又は塗工装置(7′)と組み合わせることができる。
同様に本発明の主題は、上記の本発明による複数の装置のいずれか1つ中で実施される、立体物体を積層式に製造する方法である。
次に、粉末から本発明による成形体を製造することができる方法を記載するが、本発明はこの方法に限定されるものではない。
基本的に、当業者に公知のあらゆるポリマー粉末が、本発明による装置もしくは本発明による方法で使用するのに適している。適しているのは、特に熱可塑性樹脂及び熱弾性樹脂、例えばポリエチレン(PE、HDPE、LDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド、ポリエステル、ポリエステルエステル、ポリエーテルエステル、ポリフェニレンエーテル、ポリアセタール、ポリアルキレンテレフタレート、特にポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリビニルアセタール、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリフェニレンオキシド(PPO)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリスチレン(PS)、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルスルホン、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリアリールエーテルケトン、特にポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトンケトン(PEEKK)、ポリアリールエーテルエーテルエーテルケトン(PEEEK)もしくはポリエーテルケトンエーテルケトンケトン(PEKEKK)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアリーレンスルフィド、特にポリフェニレンスルフィド(PPS)、熱可塑性ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリフッ化ビニリデン並びに前記熱可塑性樹脂のコポリマー、例えばポリアリールエーテルケトン(PAEK)/ポリアリールエーテルスルホン(PAES)コポリマー、混合物及び/又はポリマーブレンドである。特に好ましくは、このポリマー粉末は少なくとも1つのポリアミド、PA6、PA66、PA610、PA613、PA1010、PA06、PA11、PA12、PA1012、PA1013又はこれらの混合物、又はポリエーテルケトン好ましくはPEEKを有する。ポリアミド、特にポリアミド12、ポリアミド6又はポリアミド6.6が特に好ましい。
更に、例えば鉄、チタン又はアルミニウムを含むか又はこれらからなる金属粉末又はセラミック粉末が適している。好ましくは、ポリマー粉末が使用される。
作業においては、まず、一般には、コンピュータにおいて、構築プログラムなどに基づき、製造されるべき物体(5)の形状に関するデータを作成もしくは保存する。これらのデータは、物体の製造のために、該物体を、物体の寸法に比して薄い多数の水平な層に分割し、そして形状データが、例えばデータセットの形で、例えばCADデータの形で、前記の多数の層それぞれについて用意されるように処理する。各層についてのデータの作成及び処理は、その際、各層の製造前に又は各層の製造と同時に行うことができる。
引き続き、まず、造形プラットフォーム(6)は、高さ調節装置によって最も高い位置に動かされ、そこでは造形プラットフォーム(6)の表面は造形室の表面と同一平面にあり、引き続き第1の材料層の予定された層厚の分だけ下降させることで、生じた凹陥部の内側に、側方がこの凹陥部の壁部で区画され、かつ下方が造形プラットフォーム(6)の表面で区画されている下降した領域が形成される。回転するシリンダの形状の塗工装置(7)又は塗工装置(7′)を用いて、更に、予定された層厚を有する固化されるべき材料の第1の層を、凹陥部と造形プラットフォーム(6)とから形成される空間又は降下した領域中に導入し、場合により、ヒータにより適切な作業温度、例えば100℃〜360℃、好ましくは120℃〜200℃に加熱される。それに従って、制御ユニット(3)は、偏向装置を、偏向された光線(2)が順次、層の全ての位置に当たり、そこで材料を焼結もしくは溶融するように制御する。このようにして、まず、固い基礎層を形成することができる。第2段階においては、造形プラットフォーム(6)を、高さ調節装置を用いて、所定の層厚分だけ下降させ、そして塗工装置(7)又は(7′)によって、それにより生ずる下降した領域中の凹陥部内に、第2の材料層を導入して、場合により再びヒータによって加熱する。
1実施形態において、偏向装置は、今回は、制御ユニット(3)によって、偏向された光線(2)が、凹陥部の内表面に接する材料層の領域にのみ当たり、そこで該材料層が焼結によって固化され、それにより、前記層の残留する粉末形の材料を完全に取り囲む、約2〜10mmの壁厚を有する第一のリング状の壁層が生ずるように制御してよい。この制御の部分は、それゆえ、形成されるべき物体(5)を取り囲むコンテナ壁部を、各層における物体の形成と同時に作成する装置を表す。
造形プラットフォーム(6)を後続の層の層厚分だけ下降させ、材料を塗工し、そして前記と同様に加熱した後に、ここで物体(5)の製造自体を開始できる。このために、制御ユニット(3)は、偏向装置を、偏向された光線(2)が、制御ユニットに記憶された製造されるべき物体(5)の座標に相応して固化されるべき層の位置に当たるように制御する。他の層の場合にも同様の措置をとる。リング状の壁部領域を、物体を残留する焼結されていない材料と一緒に取り囲みかつ造形プラットフォーム(6)を作業台の下方へ降下させる際に材料の流出を抑制するコンテナ壁部の形に製造することが好ましい場合には、全ての物体層において前記偏向装置を用いて環状の壁層をその下にある環状の壁層上に焼結させる。EP 1037739に相応する交換コンテナ又は強固に導入されたコンテナを使用する場合この壁部の製造は省くことができる。
冷却後に、形成された物体を装置から取り出すことができる。
本発明による方法で製造された物体は、同様に本発明の対象である。
更なる説明をしなくても、当業者は、上述の記載内容を最も広い範囲で利用できることを前提としている。好ましい実施形態及び例は、それゆえ、単に説明的に解釈されるべきであって、決して何ら制限する開示として解されるべきではない。
以下に、本発明を、実施例をもとに詳細に説明する。本発明の別の実施形態は、同様にして準備される。
この実施例は、他に記載がない限り次の記載に相応して加工される。造形室を120分間にプロセス温度に加熱する。造形室内の温度の分布は、常に均一ではなく、従って、高温計によって測定される温度が、造形室温度/プロセス温度として定義される。第一の露光前に、40層の粉末を塗工する。レーザ(1)から、レーザ光線(2)を、スキャンシステム(3)を用いてレンズ(8)を通して、温度調節されかつ不活性化(N2)された造形フィールド平面(4)に変向させる。このレンズは、全体の造形フィールド平面にわたってできる限り一様なフォーカスを保証するためにFθレンズ系として構成される。
露光されるべき造形部品は、造形フィールド(Baufeld)の中央に配置される。50mmの辺長を有する正方形の面が、レーザによって溶融される。その後、造形プラットフォーム(6)は0.1mmだけ降下させ、塗工装置(7)又は(7′)を用いて粉末層を250mm/sの速度で塗工する。この段階を、50mmの高さの立体造形部品(5)が生ずるまで繰り返す。露光が完了した後に、なおも40の更なる層を塗工し、それから加熱エレメントを止め、冷却段階を開始する。それぞれ1層に必要となる時間は、造形プロセス全体の間で、40s未満である。
少なくとも12時間の冷却時間の後に、造形部品を取り出し、付着した粉末を取り除く。
例1(本発明によるものではない):
造形プロセスを3d−systems社製のSPro60HDHS、USAで実施する。表1の粉末特性値を有するPA12粉末を加工する。この粉末を、SPro60HDHSの装置を用いて塗工する。鋼C60製のシリンダの周面のDIN EN ISO 4287:1998による粗さRzは64μmである。プロセス温度は169℃である。粉末リザーバ中の温度は、それぞれ129℃である。露光パラメータは:レーザ出力54.0W、スキャン速度12000mm/s、露光ラインの距離0.3mm。塗工された粉末層の品質は悪い。粉末はシリンダの周面に付着したままである。造形フィールド中に溝が認識できる。造形フィールド平面の多くの個所で、粉末は塗工されていないか又は僅かに塗工されている。製造された立体物体は、著しい表面欠陥を有している。
例2(本発明による)
この試験を3d−systems社製のSPro60HDHSの造形室中で実施する。表1の粉末特性値を有するPA12粉末を加工する。プロセス温度は169℃である。粉末リザーバ中の温度は、それぞれ129℃である。露光パラメータは:レーザ出力54.0W、スキャン速度12000mm/s、露光ラインの距離0.3mm。この粉末を金属シリンダ(7)で塗工し、この金属シリンダ(7)の周面(鋼C60)は、183μmのDIN EN ISO 4287:1998によるRzを有する。この粉末は問題なく塗工することができる。少量の粉末だけがシリンダの周面に付着したままである。造形フィールド平面は完全に被覆される。製造された立体物体は、表面欠陥を有しない。
例3(本発明による)
この試験を3d−systems社製のSPro60HDHSの造形室中で実施する。表1の粉末特性値を有するPA12粉末を加工する。プロセス温度は169℃である。粉末リザーバ中の温度は、それぞれ129℃である。露光パラメータは:レーザ出力54.0W、スキャン速度12000mm/s、露光ラインの距離0.3mm。粉末を、黄銅製のワイヤブラシ(金属ワイヤ)(直径1mm、長さ10mm、60ワイヤ/cm2)を有している金属シリンダ(7′)で塗工する。この粉末は問題なく塗工することができる。造形フィールド平面は完全に被覆される。製造された立体物体は、表面欠陥を有しない。
例4(本発明による)
この試験を3d−systems社製のSPro60HDHSの造形室中で実施する。表1の粉末特性値を有するPA12粉末を加工する。プロセス温度は169℃である。粉末リザーバ中の温度は、それぞれ129℃である。露光パラメータは:レーザ出力54.0W、スキャン速度12000mm/s、露光ラインの距離0.3mm。この粉末を金属シリンダ(7)で塗工し、この金属シリンダ(7)の周面(鋼C60)は、104μmのDIN EN ISO 4287:1998によるRzを有する。スクレーパ(7″)は、金属シリンダの回転軸の高さでかつ造形フィールド平面に対して平行に取り付けられている。少量の粉末がこのシリンダの周面に付着したままであるが、しかしながらこの粉末はこのスクレーパによりこの周面から再び除去され、金属シリンダの前に撒かれる。この粉末は問題なく塗工することができる。造形フィールド平面は完全に被覆される。製造された立体物体は、表面欠陥を有しない。
Figure 2013141829
表1:粉末特性
[本発明の実施の形態]
1. 立体物体を積層式に製造する装置であって、前記装置は造形室(10)を有し、前記造形室(10)は、高さ調節可能な造形プラットフォーム(6)と、電磁線の作用によって固化可能な材料の層を前記造形プラットフォーム(6)上に敷き詰める装置(7)と、物体(5)に対応する層の箇所の照射のための照射装置とを有し、前記照射装置は、電磁線を発する放射源(1)と、制御ユニット(3)と、電磁線の光路中に存在するレンズ(8)とを備える、立体物体を積層式に製造する装置において、前記装置(7)が、層を塗工するために回転するシリンダの形に構成されていて、前記シリンダの周面は、少なくとも、100μmのDIN EN ISO 4287:1998による粗さRzを有することを特徴とする、立体物体を積層式に製造する装置。
2. 前記装置は他の塗工装置を有しないことを特徴とする、1に記載の装置。
3. 前記粗さは少なくとも175μmであることを特徴とする、1又は2に記載の装置。
4. 立体物体を積層式に製造する装置であって、前記装置は造形室(10)を有し、前記造形室(10)は、高さ調節可能な造形プラットフォーム(6)と、電磁線の作用によって固化可能な材料の層を前記造形プラットフォーム(6)上に塗工装置(7′)と、物体(5)に対応する層の箇所の照射のための照射装置とを有し、前記照射装置は、電磁線を発する放射源(1)と、制御ユニット(3)と、電磁線の光路中に存在するレンズ(8)とを備える、立体物体を積層式に製造する装置において、前記装置(7′)が、層を塗工するために回転するシリンダの形に構成されていて、前記シリンダはブラシ部材(15)を備えていることを特徴とする、立体物体を積層式に製造する装置。
5. 前記ブラシ部材(15)は、天然繊維、合成繊維、人工剛毛及び金属ワイヤからなる群から選択されることを特徴とする、4に記載の装置。
6. 前記繊維、剛毛又はワイヤは、0.2〜3mmの直径を有することを特徴とする、5に記載の装置。
7. 前記繊維、剛毛又はワイヤは、0.25mm〜75mmの長さを有することを特徴とする、5又は6に記載の装置。
8. 前記繊維、剛毛又はワイヤは、5/cm2〜1000/cm2のブラシ密度を有することを特徴とする、5から7までのいずれか1項記載の装置。
9. 前記周面は、金属又は金属合金を有するか又は金属又は金属合金からなることを特徴とする、1から8までのいずれか1項記載の装置。
10. 前記シリンダは、塗工方向とは反対側に回転することを特徴とする、1から9までのいずれか1に記載の装置。
11. 更にスクレーパ(16)を有していることを特徴とする、1から10までのいずれか1に記載の装置。
12. 立体物体を積層式に製造する方法であって、前記方法は造形室(10)を有する装置中で実施され、前記造形室(10)は、高さ調節可能な造形プラットフォーム(6)と、電磁線の作用によって固化可能な材料の層を前記造形プラットフォーム(6)上に塗工する装置(7)と、物体(5)に対応する層の箇所の照射のための照射装置とを有し、前記照射装置は、電磁線を発する放射源(1)と、制御ユニット(3)と、電磁線の光路中に存在するレンズ(8)とを備え、前記装置(7)が、層を塗工するために回転するシリンダの形に構成されていて、前記シリンダの周面は、少なくとも、100μmのDIN EN ISO 4287:1998による粗さRzを有する、立体物体を積層式に製造する方法。
13. 立体物体を積層式に製造する方法であって、前記方法は造形室(10)を有する装置中で実施され、前記造形室(10)は、高さ調節可能な造形プラットフォーム(6)と、電磁線の作用によって固化可能な材料の層を前記造形プラットフォーム(6)上に塗工する装置(7′)と、物体(5)に対応する層の箇所の照射のための照射装置とを有し、前記照射装置は、電磁線を発する放射源(1)と、制御ユニット(3)と、電磁線の光路中に存在するレンズ(8)とを備え、前記装置(7′)が、層を塗工するために回転するシリンダの形に構成されていて、前記シリンダはブラシ部材(15)を備えている、立体物体を積層式に製造する方法。
14. 12又は13までのいずれか1に記載の方法により製造される物体。
15. 立体物体を積層式に製造するための、DIN EN ISO 6186、方法Aによる15mmの流路直径で測定して35sを越える流動時間を有するポリマー粉末又は流動性でない粉末の使用。
1 放射源
2 レーザ光線
3 制御ユニット
4 造形フィールド平面
5 物体
6 造形プラットフォーム
7、7′、7″ 塗工装置
8 レンズ
9 オーバーフロー容器
10 造形室
11 粉末
13 周面
14 周面
15 ブラシ部材
16 スクレーパ
17 粉末
18 堆積
19 造形フィールド平面

Claims (15)

  1. 立体物体を積層式に製造する装置であって、前記装置は造形室(10)を有し、前記造形室(10)は、高さ調節可能な造形プラットフォーム(6)と、電磁線の作用によって固化可能な材料の層を前記造形プラットフォーム(6)上に塗工する装置(7)と、物体(5)に対応する層の箇所の照射のための照射装置とを有し、前記照射装置は、電磁線を発する放射源(1)と、制御ユニット(3)と、電磁線の光路中に存在するレンズ(8)とを備える、立体物体を積層式に製造する装置において、前記装置(7)が、層を塗工するために回転するシリンダの形に構成されていて、前記シリンダの周面は、少なくとも、100μmのDIN EN ISO 4287:1998による粗さRzを有することを特徴とする、立体物体を積層式に製造する装置。
  2. 前記装置は他の塗工装置を有しないことを特徴とする、請求項1記載の装置。
  3. 前記粗さは少なくとも175μmであることを特徴とする、請求項1又は2記載の装置。
  4. 立体物体を積層式に製造する装置であって、前記装置は造形室(10)を有し、前記造形室(10)は、高さ調節可能な造形プラットフォーム(6)と、電磁線の作用によって固化可能な材料の層を前記造形プラットフォーム(6)上に塗工する装置(7′)と、物体(5)に対応する層の箇所の照射のための照射装置とを有し、前記照射装置は、電磁線を発する放射源(1)と、制御ユニット(3)と、電磁線の光路中に存在するレンズ(8)とを備える、立体物体を積層式に製造する装置において、前記装置(7′)が、層を塗工するために回転するシリンダの形に構成されていて、前記シリンダはブラシ部材(15)を備えていることを特徴とする、立体物体を積層式に製造する装置。
  5. 前記ブラシ部材(15)は、天然繊維、合成繊維、人工剛毛及び金属ワイヤからなる群から選択されることを特徴とする、請求項4記載の装置。
  6. 前記繊維、剛毛又はワイヤは、0.2〜3mmの直径を有することを特徴とする、請求項5記載の装置。
  7. 前記繊維、剛毛又はワイヤは、0.25mm〜75mmの長さを有することを特徴とする、請求項5又は6記載の装置。
  8. 前記繊維、剛毛又はワイヤは、5/cm2〜1000/cm2のブラシ密度を有することを特徴とする、請求項5から7までのいずれか1項記載の装置。
  9. 前記周面は、金属又は金属合金を有するか又は金属又は金属合金からなることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 前記シリンダは、塗工方向とは反対に回転することを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。
  11. 更にスクレーパ(16)を有していることを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. 立体物体を積層式に製造する方法であって、前記方法は造形室(10)を有する装置中で実施され、前記造形室(10)は、高さ調節可能な造形プラットフォーム(6)と、電磁線の作用によって固化可能な材料の層を前記造形プラットフォーム(6)上に塗工する装置(7)と、物体(5)に対応する層の箇所の照射のための照射装置とを有し、前記照射装置は、電磁線を発する放射源(1)と、制御ユニット(3)と、電磁線の光路中に存在するレンズ(8)とを備え、前記装置(7)が、層を塗工するために回転するシリンダの形に構成されていて、前記シリンダの周面は、少なくとも、100μmのDIN EN ISO 4287:1998による粗さRzを有する、立体物体を積層式に製造する方法。
  13. 立体物体を積層式に製造する方法であって、前記方法は造形室(10)を有する装置中で実施され、前記造形室(10)は、高さ調節可能な造形プラットフォーム(6)と、電磁線の作用によって固化可能な材料の層を前記造形プラットフォーム(6)上に塗工する装置(7′)と、物体(5)に対応する層の箇所の照射のための照射装置とを有し、前記照射装置は、電磁線を発する放射源(1)と、制御ユニット(3)と、電磁線の光路中に存在するレンズ(8)とを備え、前記装置(7′)が、層を塗工するために回転するシリンダの形に構成されていて、前記シリンダはブラシ部材(15)を備えている、立体物体を積層式に製造する方法。
  14. 請求項12又は13までのいずれか1項記載の方法により製造される物体。
  15. 立体物体を積層式に製造するための、DIN EN ISO 6186、方法Aによる15mmの流路直径で測定して35sを越える流動時間を有するポリマー粉末又は流動性でない粉末の使用。
JP2013000566A 2012-01-06 2013-01-07 回転式塗工により立体物体を積層式に製造する装置 Active JP6045349B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE201210200160 DE102012200160A1 (de) 2012-01-06 2012-01-06 Vorrichtung zur schichtweisen Herstellung von dreidimensionalen Objekten mittels rotierendem Auftrag
DE102012200160.3 2012-01-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013141829A true JP2013141829A (ja) 2013-07-22
JP6045349B2 JP6045349B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=47357983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013000566A Active JP6045349B2 (ja) 2012-01-06 2013-01-07 回転式塗工により立体物体を積層式に製造する装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20130177766A1 (ja)
EP (1) EP2612746B8 (ja)
JP (1) JP6045349B2 (ja)
CN (1) CN103192531B (ja)
DE (1) DE102012200160A1 (ja)
ES (1) ES2547100T3 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012207609A1 (de) * 2012-05-08 2013-11-14 Evonik Industries Ag Verfahren zur schichtweisen herstelluing von dreidimensionalen objekten
TWI577570B (zh) * 2013-11-04 2017-04-11 三緯國際立體列印科技股份有限公司 立體列印裝置
WO2016037073A2 (en) 2014-09-05 2016-03-10 Tennant Company Systems and methods for supplying treatment liquids having nanobubbles
DE102015109849A1 (de) 2015-06-19 2016-12-22 Aconity3D Gmbh Bottom Up-Pulverfördermechanismus für eine PBLS-Anlage, PBLS-Anlage und Verfahren zum Umrüsten und Betreiben einer PBLS-Anlage
DE102015109841A1 (de) * 2015-06-19 2016-12-22 Aconity3D Gmbh Pulverauftragseinheit für eine PBLS-Anlage und Verfahren zum Auftragen von zwei aufeinander folgenden Pulverschichten in einem PBLS-Verfahren
WO2017220228A1 (en) * 2016-06-20 2017-12-28 Sabic Global Technologies B.V. Polymer composition for selective sintering
TW201821534A (zh) * 2016-07-29 2018-06-16 巴斯夫歐洲公司 用於雷射燒結粉末之包含聚芳醚的聚醯胺摻合物
DE102016219080A1 (de) 2016-09-30 2018-04-05 Evonik Degussa Gmbh Polyamidpulver für selektive Sinterverfahren
DE102016119849A1 (de) * 2016-10-18 2018-04-19 Cl Schutzrechtsverwaltungs Gmbh Vorrichtung zur additiven Herstellung dreidimensionaler Bauteile
EP3456511B1 (en) * 2017-09-19 2020-05-06 CL Schutzrechtsverwaltungs GmbH Application unit
JP6946130B2 (ja) * 2017-09-20 2021-10-06 株式会社東芝 紡糸装置
WO2019115455A1 (en) 2017-12-15 2019-06-20 Sabic Global Technologies B.V. Polymer composition for selective sintering
EP3501695A1 (de) 2017-12-22 2019-06-26 Evonik Degussa GmbH Vorrichtung zur schichtweisen herstellung von dreidimensionalen objekten sowie herstellungsverfahren dazu

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11216779A (ja) * 1997-10-27 1999-08-10 Huels Ag 粉末状材料の選択的レーザー焼結により成形体を製造する方法
JP2011140222A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Eos Gmbh Electro Optical Systems 継続的な熱供給を伴う三次元物体の生成的な製造装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4863538A (en) * 1986-10-17 1989-09-05 Board Of Regents, The University Of Texas System Method and apparatus for producing parts by selective sintering
US5252264A (en) * 1991-11-08 1993-10-12 Dtm Corporation Apparatus and method for producing parts with multi-directional powder delivery
US5648450A (en) 1992-11-23 1997-07-15 Dtm Corporation Sinterable semi-crystalline powder and near-fully dense article formed therein
US5527877A (en) 1992-11-23 1996-06-18 Dtm Corporation Sinterable semi-crystalline powder and near-fully dense article formed therewith
DE4300478C2 (de) * 1993-01-11 1998-05-20 Eos Electro Optical Syst Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen eines dreidimensionalen Objekts
US5593531A (en) * 1994-11-09 1997-01-14 Texas Instruments Incorporated System, method and process for fabrication of 3-dimensional objects by a static electrostatic imaging and lamination device
US6270335B2 (en) * 1995-09-27 2001-08-07 3D Systems, Inc. Selective deposition modeling method and apparatus for forming three-dimensional objects and supports
SE509088C2 (sv) 1997-04-30 1998-12-07 Ralf Larsson Sätt och anordning för framställning av volymkroppar
DE19846478C5 (de) 1998-10-09 2004-10-14 Eos Gmbh Electro Optical Systems Laser-Sintermaschine
DE19853978C1 (de) * 1998-11-23 2000-05-25 Fraunhofer Ges Forschung Vorrichtung für das selektive Laser-Schmelzen zur Herstellung eines Formkörpers
US6589471B1 (en) 1999-10-26 2003-07-08 University Of Southern California Selective inhibition of bonding of power particles for layered fabrication of 3-D objects
EP1234625A1 (de) * 2001-02-21 2002-08-28 Trumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Formkörpers durch selektives Laserschmelzen
DE10251790A1 (de) 2002-11-07 2004-05-19 Degussa Ag Polyamidpulver mit dauerhafter, gleichbleibend guter Rieselfähigkeit
DE102004020452A1 (de) 2004-04-27 2005-12-01 Degussa Ag Verfahren zur Herstellung von dreidimensionalen Objekten mittels elektromagnetischer Strahlung und Auftragen eines Absorbers per Inkjet-Verfahren
CN1911635A (zh) * 2005-08-08 2007-02-14 赖维祥 计算机与打印机辅助实物化的快速成型装置
CN101850326A (zh) * 2009-03-31 2010-10-06 研能科技股份有限公司 定量供粉及分段铺粉装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11216779A (ja) * 1997-10-27 1999-08-10 Huels Ag 粉末状材料の選択的レーザー焼結により成形体を製造する方法
JP2011140222A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Eos Gmbh Electro Optical Systems 継続的な熱供給を伴う三次元物体の生成的な製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
ES2547100T3 (es) 2015-10-01
EP2612746A2 (de) 2013-07-10
US20130177766A1 (en) 2013-07-11
CN103192531B (zh) 2016-09-21
EP2612746B1 (de) 2015-07-01
CN103192531A (zh) 2013-07-10
DE102012200160A1 (de) 2013-07-11
EP2612746B8 (de) 2015-08-19
JP6045349B2 (ja) 2016-12-14
EP2612746A3 (de) 2013-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6045349B2 (ja) 回転式塗工により立体物体を積層式に製造する装置
JP6057719B2 (ja) 立体物体の積層式製造のための装置
JP2013169796A (ja) 立体物体を積層式に製造するために粉末粒子を溶融/焼結させる方法
JP6071418B2 (ja) レーザー焼結における光学コンポーネントへの沈着を回避するための装置
CN109108282B (zh) 使用增材制造形成物件的设备以及制造物件的方法
JP2013022965A (ja) 三次元の物体を層状に製造するための装置と方法及びモールド
US11801633B2 (en) Apparatuses for continuously refreshing a recoater blade for additive manufacturing including a blade feed unit and arm portion
US12083738B2 (en) Method, device, and recoating module for producing a three-dimensional object
JP2018526527A (ja) 付加製造における材料分与及び圧縮
Chivel New approach to multi-material processing in selective laser melting
JP5669908B2 (ja) 冷却部品を用いて反りの少ない3次元オブジェクトを積層方式で形成する製造方法
JP2018528879A (ja) 予熱を用いた付加製造
US20180369961A1 (en) Treatment of solidified layer
JP2013022964A (ja) 三次元の物体を層状に製造するための装置と方法、ポリマー粉末及びモールド
WO2018217983A1 (en) Energy delivery with rotating polygon and multiple light beams on same path for additive manufacturing
WO2018217991A1 (en) Multi-light beam energy delivery with rotating polygon for additive manufacturing
Dudek et al. Rapid prototyping: Technologies, materials and advances
EP2865479A1 (en) Method and system for generating a component using thermal spraying and laser fusing
Prashar et al. Review of Rapid Prototyping Methodologies and Future Scope

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151116

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20151222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6045349

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250