JP2013139694A - 手持ち式プレート転圧機および手持ち式プレート転圧機用セット - Google Patents

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Abstract

【課題】住宅基礎工事やブロック積み上げ工事など比較的小規模または狭所であって、従来であれば転圧作業が不可能または困難だった対象に使用できる手持ち式プレート転圧機を提供する。
【解決手段】手持ち式プレート転圧機10は、転圧用のプレートである転圧プレート1と、転圧プレート1を可動な状態で支持する支持体3とからなり、支持体3は振動を発生させるための振動発生部5と、操作用把持部8とを備えている。転圧プレート1は、強度、硬度、耐久性など転圧作業に適した特性を備えたものであれば、合成樹脂、金属その他如何なる材質のものも用いることができる。たとえばアルミニウム、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等は転圧プレート1の材料として好適に用いることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は手持ち式プレート転圧機、転圧プレート、手持ち式プレート転圧機用セット、およびサンダに係り、特にマンホール周りの掘削工事、住宅基礎工事やブロック積み上げ工事などの転圧作業に便利な、手持ち式プレート転圧機等に関する。
転圧機には種々の方式のものがあるが、このうちプレートコンパクタやタンパとも呼ばれる平板式の転圧機は、底についている板(プレート)がエンジンにより振動し、地面等の作業面を振動打撃することによって締め固めるものである。
さて平板式の転圧機を、道路工事等の広い場所ないしは比較的開放された場所ではなく、マンホール工事のような狭所の工事に使用したい場合、作業範囲が制限されているため、通常の転圧機では作業が不可能である。そこで、かかる狭所における転圧作業を可能にするための技術的提案も、従来なされている。
後掲特許文献1には、路面のマンホール周り等を掘削した掘削面の最小幅部でも転圧可能な転圧機として、操作用把手部とアタッチメント装着用チャック部とを有する手持ち式振動機本体と、軸部先端側に設けられていて振動機本体のアタッチメント装着用チャック部に着脱自在に装着されるシャンク部および軸部後端に形成された転圧部を備えた転圧用アタッチメントとから構成されていて、特に転圧部の横幅が路面等のマンホール周りを掘削して設けられた掘削部の最小幅部より小さく形成されている手持ち式振動転圧機について、開示されている。
実開平6−46011号公報「手持ち式振動転圧機」
しかし文献開示の技術は、マンホール周り掘削工事における転圧作業に用途を特化しているため、長尺の操作用把持部と転圧用アタッチメントとが必要な構成であり、しかもそのいずれもが当該用途にしか使えない専用品である。マンホール周り掘削工事に限定されないさらに広い用途に用いることができる技術があれば、便利である上、市場もより大きなものとなる。
また、既存の製品を利用して簡単に転圧機を構成することができれば、コスト低減にもなり、また便利である。
本願が解決しようとする課題は、かかる従来技術の問題点を解消し、マンホール周り掘削工事に限定されない広い用途に用いることのできる、手持ち式プレート転圧機を提供することである。特に、住宅基礎工事やブロック積み上げ工事など比較的小規模または狭所であって、従来であれば転圧作業が不可能または困難だった対象に用いることのできる、手持ち式プレート転圧機を提供することである。
また、本願が解決しようとする課題はさらに、既存の製品を利用して簡単かつ低廉に構成することのできる、手持ち式プレート転圧機を提供することである。
上記課題について検討した結果、本願発明者は、既存のサンダ(電動サンダ)に脱着可能な左官用コテ形のプレートを装着することにより、課題を解決できることに想到し、これを基礎として本発明の完成に至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下のとおりである。
〔1〕 転圧用のプレートである転圧プレートと、該転圧プレートを可動な状態で支持する支持体とからなる手持ち式プレート転圧機であって、該支持体は振動を発生させるための振動発生部と、操作用把持部とを備えて構成されている、手持ち式プレート転圧機。
〔2〕 前記支持体には、前記振動発生部からの振動を前記転圧プレートに伝動するための伝動プレートが備えられていることを特徴とする、〔1〕に記載の手持ち式プレート転圧機。
〔3〕 前記転圧プレートは前記支持体に着脱自在なように構成されることを特徴とする、〔2〕に記載の手持ち式プレート転圧機。
〔4〕 前記転圧プレートの前記支持体への着脱は固定手段を介してなされることを特徴とする、〔3〕に記載の手持ち式プレート転圧機。
〔5〕 前記固定手段はねじ式手段または面ファスナーであることを特徴とする、〔4〕に記載の手持ち式プレート転圧機。
〔6〕 前記支持体はサンダであることを特徴とする、〔2〕ないし〔5〕のいずれかに記載の手持ち式プレート転圧機。
〔7〕 〔2〕ないし〔6〕のいずれかに記載の支持体の伝動プレートに固定されることによって、手持ち式プレート転圧機を構成することのできる、転圧プレート。
〔8〕 前記支持体に着脱自在に固定するための固定手段を備えていることを特徴とする、〔7〕に記載の転圧プレート。
〔9〕 左官用のコテの形状を備えることを特徴とする、〔7〕または〔8〕に記載の転圧プレート。
〔10〕 サンダを用いて手持ち式プレート転圧機を形成するための手持ち式プレート転圧機用セットであって、該セットは、該サンダに後記固定手段によって着脱自在に固定される転圧プレートと、該転圧プレートを該サンダに固定するための固定手段とからなることを特徴とする、手持ち式プレート転圧機用セット。
〔11〕 〔7〕ないし〔9〕のいずれかに記載の転圧プレートを付属品として備えているサンダ。
〔12〕 前記転圧プレートが前記振動発生部に直接接続して設けられていることを特徴とする、〔1〕に記載の手持ち式プレート転圧機。
本発明の手持ち式プレート転圧機、転圧プレート、手持ち式プレート転圧機用セットおよびサンダは上述のように構成されるため、これによれば、マンホール周りの掘削工事だけではなく、住宅基礎工事やブロック積み上げ工事など比較的小規模または狭所における転圧作業に広く用いることができ、便利である。特に、従来であれば転圧作業が不可能または困難だった対象に対して、転圧作業を行うことができるようになる。
また、特定の構成の本発明によれば、既存の製品すなわちサンダを利用して、簡単にかつ低廉に、手持ち式プレート転圧機を構成することができる。つまり、既存のサンダに本発明の転圧プレートを装着することで、簡単に手持ち式プレート転圧機とすることができる。サンダには転圧プレートを脱着可能なため、転圧機として使用しない時には依然としてサンダとして使用できる。
また、従来は転圧機を用いることができずに手作業にて行うしかなかった狭小な空間における締め固めの作業にも、本発明の手持ち式プレート転圧機を用いることができる。したがって、作業工程の簡略化、作業性の向上、完工時間の短縮すなわち早期完成、作業時間の短縮、材料(水)の節約、強度と美観に優れた仕上がり、といった多くの効果を得ることができる。
本発明手持ち式プレート転圧機の基本構成を示す概念的な説明図である。 伝動プレートのある本発明手持ち式プレート転圧機の基本構成を示す概念的な説明図である。 本発明手持ち式プレート転圧機の実施例を示す写真図である。 図2の手持ち式プレート転圧機に係る転圧プレートを示す写真図である。 図2の手持ち式プレート転圧機に係る伝動プレートおよび周囲の構成を示す説明図である。 本発明転圧プレートの実施例を示す平面図(左)および底面図(右)である。 図5Aの実施例の正面図(上左)、背面図(上右)、右側面図(中)および左側面図(下)である。
本発明について、図面を用いてさらに詳細に説明する。
図1は、本発明手持ち式プレート転圧機の基本構成を示す概念的な説明図である。図示するように本発明の手持ち式プレート転圧機10は、転圧用のプレートである転圧プレート1と、転圧プレート1を可動な状態で支持する支持体3とからなり、支持体3は振動を発生させるための振動発生部5と、操作用把持部8とを備えていることを、主たる構成とする。
転圧プレート1は、強度、硬度、耐久性、振動を十分に伝える特性など、転圧作業に適した特性を備えたものであれば、合成樹脂、金属その他如何なる材質のものも用いることができる。たとえばアルミニウム、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等は転圧プレート1の材料として好適に用いることができる。
支持体3のフレーム(筐体)もまた、転圧作業に適した耐久性・作業性を有する材質であれば、合成樹脂を主として、如何なるものも使用できる。支持体3内に設けられる振動発生部5は振動エネルギーを発生させる構造であるが、これには電動式が最適である。たとえば既存のオービタルサンダにおける振動発生構造と同様な、モータおよびその駆動軸の回転に連動する偏心軸とにより、振動発生部を構成することができる。なお、操作用把持部8は本手持ち式プレート転圧機10を使用者が手で持つ部分である。
転圧プレート1は振動発生部5と接続しており、振動発生部5において発生した振動が転圧プレート1に伝えられるため、転圧プレート1は可動な状態であり、かつ振動発生部5を含む支持体3により支持された状態となっている。
かかる構成により本発明手持ち式プレート転圧機10は、把持部8でもって使用者によって把持された状態で、所定の駆動操作がなされて振動発生部5において振動が発生し、その振動が転圧プレート1に伝えられて転圧プレート1が振動する。振動する転圧プレート1が接する作業面(ワーク)を振動打撃することで、転圧作業がなされる。
本発明手持ち式プレート転圧機10はそのサイズを、一般的な電動サンダのような手持ち携行可能な電動工具程度にすることができ、またその程度のサイズを主に想定しているものである。したがって、マンホール周り掘削工事・住宅基礎工事・ブロック積み上げ工事その他の比較的小規模または狭い場所に用途を限定した手持ち式プレート転圧機として用いてもよい。
図示するように本手持ち式プレート転圧機10においては、転圧プレート1が振動発生部5に直接に接続して設けられた構成とすることもできる。たとえば、振動発生部5が上述の例のようにモータおよびその駆動軸の回転に連動する偏心軸とにより構成されている場合、当該偏心軸に転圧プレート1を直接接続した形態とすればよい。かかる構成をとった場合の手持ち式プレート転圧機10は、後述する既存製品を利用する型の転圧機ではなく、当初から一体のもの、完成品としての形態の手持ち式プレート転圧機とすることができる。
図1−2は、伝動プレートのある本発明手持ち式プレート転圧機の基本構成を示す説明図である。図示するように本手持ち式プレート転圧機110は、支持体13に、振動発生部15からの振動を転圧プレート11に伝動するための伝動プレート14が備えられた構成とすることができる。かかる構成によって、当初から一体の完成品たる手持ち式プレート転圧機として提供することも可能であるが、むしろ本構成は、既存製品を利用する型の転圧機を想定し、かつそれに適したものであるといえる。
かかる構成により本発明手持ち式プレート転圧機110は、把持部18でもって使用者によって把持された状態で、所定の駆動操作がなされて振動発生部15において振動が発生し、その振動が伝動プレート14を介して転圧プレート11に伝えられ、転圧プレート11が振動する。振動する転圧プレート11が接する作業面(ワーク)を振動打撃することで、転圧作業がなされる。
なお伝動プレート14は、強度、硬度、耐久性など、振動発生部15からの振動を受けてこれを転圧プレート11に伝動するのに適した特性を備えたものであれば、合成樹脂、金属その他如何なる材質のものも用いることができる。
図において転圧プレート11は、支持体13に着脱自在なものとすることができる。かかる構成により、支持体13と転圧プレート11とを別体としておき、転圧作業の必要な時には転圧プレート11を支持体13に取り付けて、使用することができる。かかる構成は、支持体13として既存の製品を用いることとし、転圧プレート11とこれを支持体13に取り付ける手段のみを新たに準備することによって手持ち式プレート転圧機110とする方式を、可能とする。
振動発生部15を備えた支持体13に用いる既存製品としては、電動工具が適しており、特にサンダ、殊にオービタルサンダは本発明に好適に用いることができる。つまり、市販のサンダが1台あれば、後は転圧プレートとこれをサンダに取り付ける手段のみを新たに準備することによって、簡単に手持ち式プレート転圧機を作ることができる。転圧機として用いない時は、もちろん通常のサンダとして使用することができる。
転圧プレート11を支持体13に着脱するには、適宜の固定手段12を用いる。たとえば、ねじ式手段または面ファスナーを好適に用いることができる。なお、概念的に説明した本図においては、固定手段12は面ファスナーのような形態として示したが、本発明の固定手段がもちろんこれに限定されるものではない。
図2は、本発明手持ち式プレート転圧機の実施例を示す写真図である。図示するように本手持ち式プレート転圧機210は、支持体23としてサンダを用いる構成とすることができる。なお図では、支持体23たるサンダの一部のみを示している。本実施例では、市販のサンダを用い、これに別途製作した転圧プレート21を取り付けることで、手持ち式プレート転圧機210を極めて簡単に構成している。
図3は、図2の手持ち式プレート転圧機に係る転圧プレートを示す写真図である。また、図4は図2の手持ち式プレート転圧機に係る伝動プレートおよび周囲の構成を示す説明図である。これらの図では、固定手段として面ファスナーを用いる場合の例を示している。図3に示すように転圧プレート21は、左官用コテの形状の一つと同様の形状を備えた平板で、その一面には固定手段22Aとして、マジックテープ(登録商標)等の面ファスナーが設けられている。
一方、図4に示すように支持体23の伝動プレート24には、固定手段22Aに対応する固定手段22Bとして、マジックテープ(登録商標)等の面ファスナーが一時的に取り付けられた状態である。固定手段22Bに対して、転圧プレート21の固定手段22Aが圧着されて一時的に固定されることで、本手持ち式プレート転圧機210となる。
なお、図3において、固定手段22Aは転圧プレート21に固着された状態とすることで、支持体23への着脱を迅速かつ容易に行うことができるため、望ましい。かかる転圧プレート自体も本発明の範囲内である。また、図4において、固定手段22Bたる面ファスナーは、支持体23たるサンダの、研磨紙固定用のクリップを用いて、固定するものとすることができる。
また、支持体に着脱自在に固定するための固定手段は面ファスナーに限定されず、たとえば上述したねじ式の構造であってもよい。要するに、支持体の伝動プレートへの一時的固定を、転圧作業に十分な程度に確実かつ強固に行える手段であればよい。
図5Aは、本発明転圧プレートの実施例を示す平面図(左)および底面図(右)である。また、図5Bは図5Aの実施例の正面図(上左)、背面図(上右)、右側面図(中)および左側面図(下)である。なお本例では、プレート本体に塩化ビニル樹脂製の板を用い、また固定手段として面ファスナー(業務用のマジックテープ(登録商標))を、固着して用いている。これらに示すように、本発明の転圧プレートは簡素な構造であり、製造も容易である。
なお、サンダに固定手段によって着脱自在に固定される転圧プレートと、当該固定手段とからなる手持ち式プレート転圧機用セットもまた、本発明の一つのカテゴリーである。ここで固定手段は、(ア)転圧プレートに後から取り付けて用いるもの、(イ)サンダに取り付けて用いるもの、(ウ)転圧プレートとサンダそれぞれに取り付けて用いるもの、のいずれの場合も含む。
図3および4で示した面ファスナーの例では、当該セットの段階で既に転圧プレートに面ファスナーが固着されている場合には、当該セットを構成する固定手段としては(イ)が該当する。一方、当該セットの段階では転圧プレートに面ファスナーが固着されていない場合には、当該セットを構成する固定手段としては(ウ)が該当する。ねじ式等その他の固定手段の場合も同様である。
また、上述の転圧プレートを付属品として備えているサンダもまた、本発明の一つのカテゴリーである。
既出図2、3および4を用いて説明した本発明の実施例について、さらに詳細に説明するが、本発明がこれに限定されるものではない。
転圧プレートの大きさは、全長28cm程度、横幅13cm程度、厚さ5mm以上10mm未満とし、素材としてはアルミニウム、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂を好適に用いることができるが、実施例では塩化ビニル樹脂を用いた。転圧プレートは、転圧作業の後に型が残らないように、面取りした。
転圧プレートの形状としては、左官作業で使用されるコテの形状を用いるのがよい。左官用コテの形状は手で把持して使用する際の作業性や細部への施工性に優れているからである。もちろん、本実施例で用いた幅広の剣先形以外の形状であってもよい。
転圧プレートを装着する支持体たるサンダは、転圧作業に十分な強度の振動を得るためにも、1.6kg程度以上の重量であることが望ましい。
サンダと転圧プレートとは、直接ねじで留めて固定することができるが、実施例では面ファスナー(業務用のマジックテープ(登録商標))を用いた。面ファスナーの大きさは、転圧プレート側は縦20cm程度、横10cm程度、一方、サンダ側は縦23cm程度、横10cm程度とした。サンダ側の面ファスナーは、サンダとして研磨紙を使用する際と同じように、クリップで挟んで固定した。
サンダと転圧プレートからなる手持ち式プレート転圧機を用いて、擬似的な建物基礎工事の試験をした。その結果、手作業で行う場合と比較して、コンクリートやモルタルに混ぜる水は半分量以下で作業可能であった。したがって、手作業の場合と異なり、コンクリートやモルタルの上に乗って作業することができ、作業性が向上した。また、短時間で乾き、熟練者ではなく素人が作業した場合でも、きれいな仕上がりを得ることができた。
モルタル内の砂、水分、セメントの粒子が本発明の手持ち式プレート転圧機により振動を与えられ、それによって撹拌されることにより、モルタルの硬化に必要な水分がモルタル内全体に行き渡るため、水分が従来よりも少なくて済むものと考えられた。さらにまた、水は、砂やセメントよりも比重が小さいため、仕上げに必要な水分が表面に浮き出て来、そのために艶出しに必要な水分も得られるものと観察された。
通常、建物基礎工事は、下地と仕上げの2回に分けて作業するが、本発明の手持ち式プレート転圧機を用いることで、1回の作業で仕上げまで完成することができた。つまり、下地作業後に水を撒いたり、2回目として改めて仕上げ作業をする必要がないため、仕上がりはより大きな強度が得られた。
本発明の手持ち式プレート転圧機等によれば、従来であれば転圧作業が不可能または困難だったマンホール周りの掘削工事、住宅基礎工事、ブロック積み上げ工事といった比較的小規模または狭所において、転圧作業を行うことができるようになる。したがって、建築・建設・土木その他関連産業上の利用性が高い発明である。
1、11、21…転圧プレート
3、13、23…支持体
5、15…振動発生部
8、18…操作用把持部
10、110、210…手持ち式プレート転圧機
12、22A、22B…固定手段
14、24…伝動プレート
本発明は手持ち式プレート転圧機および手持ち式プレート転圧機用セットに係り、特にマンホール周りの掘削工事、住宅基礎工事やブロック積み上げ工事などの転圧作業に便利な、手持ち式プレート転圧機等に関する。
〔1〕 サンダを支持体に用いて手持ち式プレート転圧機を形成するための手持ち式プレート転圧機用セットであって、該セットは、該サンダに後記固定手段によって着脱自在に固定される転圧プレートと、該転圧プレートを該サンダに固定するための固定手段とからなることを特徴とする、手持ち式プレート転圧機用セット。
〔2〕 前記転圧プレートの前記サンダへの着脱は固定手段を介してなされることを特徴とする、〔1〕に記載の手持ち式プレート転圧機用セット。
〔3〕 前記固定手段はねじ式手段または面ファスナーであることを特徴とする、〔2〕に記載の手持ち式プレート転圧機用セット。
〔4〕 前記転圧プレートは左官用のコテの形状を備えることを特徴とする、〔1〕ないし〔3〕のいずれかに記載の手持ち式プレート転圧機用セット。
〔5〕 〔1〕ないし〔4〕のいずれかに記載の手持ち式プレート転圧機用セット、およびサンダを用いて形成されていることを特徴とする、手持ち式プレート転圧機。
本発明の手持ち式プレート転圧機および手持ち式プレート転圧機用セットは上述のように構成されるため、これによれば、マンホール周りの掘削工事だけではなく、住宅基礎工事やブロック積み上げ工事など比較的小規模または狭所における転圧作業に広く用いることができ、便利である。特に、従来であれば転圧作業が不可能または困難だった対象に対して、転圧作業を行うことができるようになる。

Claims (12)

  1. 転圧用のプレートである転圧プレートと、該転圧プレートを可動な状態で支持する支持体とからなる手持ち式プレート転圧機であって、該支持体は振動を発生させるための振動発生部と、操作用把持部とを備えて構成されている、手持ち式プレート転圧機。
  2. 前記支持体には、前記振動発生部からの振動を前記転圧プレートに伝動するための伝動プレートが備えられていることを特徴とする、請求項1に記載の手持ち式プレート転圧機。
  3. 前記転圧プレートは前記支持体に着脱自在なように構成されることを特徴とする、請求項2に記載の手持ち式プレート転圧機。
  4. 前記転圧プレートの前記支持体への着脱は固定手段を介してなされることを特徴とする、請求項3に記載の手持ち式プレート転圧機。
  5. 前記固定手段はねじ式手段または面ファスナーであることを特徴とする、請求項4に記載の手持ち式プレート転圧機。
  6. 前記支持体はサンダであることを特徴とする、請求項2ないし5のいずれかに記載の手持ち式プレート転圧機。
  7. 請求項2ないし6のいずれかに記載の支持体の伝動プレートに固定されることによって、手持ち式プレート転圧機を構成することのできる、転圧プレート。
  8. 前記支持体に着脱自在に固定するための固定手段を備えていることを特徴とする、請求項7に記載の転圧プレート。
  9. 左官用のコテの形状を備えることを特徴とする、請求項7または8に記載の転圧プレート。
  10. サンダを用いて手持ち式プレート転圧機を形成するための手持ち式プレート転圧機用セットであって、該セットは、該サンダに後記固定手段によって着脱自在に固定される転圧プレートと、該転圧プレートを該サンダに固定するための固定手段とからなることを特徴とする、手持ち式プレート転圧機用セット。
  11. 請求項7ないし9のいずれかに記載の転圧プレートを付属品として備えているサンダ。
  12. 前記転圧プレートが前記振動発生部に直接接続して設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の手持ち式プレート転圧機。




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