JP2013136147A - 多軸位置決め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理領域を洗浄可能な多軸位置決め装置を提供する。
【解決手段】処理対象物を支持するテーブル(5)と、処理対象物に対して所定の処理を施す処理機構とを、互いに相対的に移動させる多軸駆動機構を有し、該多軸駆動機構は、少なくとも1つの直動機構(2)(3)を有し、該直動機構(2)(3)の移動範囲と前記支持テーブル(5)の移動範囲とを分離する隔壁(22)(23)を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、多軸の駆動機構を用いる位置決め装置に関し、特に、装置を頻繁に洗浄することが要求される食品や薬品等を製造するために多軸の駆動機構を用いて高精度の位置決めを達成する位置決め装置に関する。
また、X軸部材が下部に位置し、Y軸部材が上部に位置する構成も提案されていた。
従来から、処理対象物の位置決めを行うための多軸位置決め装置が種々の用途で利用されていた。
具体的には、図2に示すように、X軸方向に往復駆動されるX軸部材101により支持され、かつY軸方向(X軸と直交する方向)に往復駆動されるY軸部材102の上面に、回転駆動されるθ軸部材103を設け、このθ軸部材103により、位置決め対象である処理対象物104を支持する支持テーブル105を支持し、さらに、θ軸部材103よりも上方に、Z軸方向(X軸方向、Y軸方向と直交する方向)に往復駆動されるZ軸部材106により支持され、かつ処理対象物104に対して所定の処理を施す処理部材107を設けている。そして、X軸部材101、Y軸部材102、θ軸部材103を制御することによって、処理対象物104の位置決めを達成するようにしていた。(特許文献1参照)。
特開2001−308597号公報
特許文献1に記載されたような多軸位置決め装置が食品や医薬品等の製造装置に適用される場合は、安全衛生上の問題から支持テーブル105や食品や医薬品等の付着する可能性のある部分等の洗浄が必須要件とされている。そして、洗浄には、主に「水道水」、必要に応じ「洗剤入の水道水」、除菌をねらいとした「無水アルコール」等を使用する。
しかし、支持テーブル105などを洗浄すると、例えば、図2に示す構成では、X軸部材101、Y軸部材102の駆動機構部分が支持テーブル105の下方に位置する関係上、上記した洗浄のための液体の飛沫が駆動部や摺動案内部などの異種部材の当接部位に付着するなどによって金属表面に腐食などを引き起こし摩擦が増加するなどして、これらの駆動機構に故障を生じさせてしまうという不都合がある。
このような不都合の発生を防止する為、極端な場合には、例えば、支持テーブル、多軸駆動機構を取り外して、多軸駆動機構以外の部分を洗浄し、洗浄後に再び支持テーブル、多軸駆動機構を取り付けることが考えられる。
しかし、この場合には、洗浄自体に時間を要するとともに、高精度の位置決めを必要とされることから再度の取り付けに際し、多大なる労力と時間が必要となる。また、再度の取り付けに際し、パーティクル(例えば、主に金属摩擦により部材から剥離し移動或いは浮遊するなどの金属粉や、装置の設置環境にもよるが、空気中にある浮遊する繊維や無機物、或いは金属などの浮遊塵)が発生し、十分な洗浄効果を達成することができない。さらに、そのときに発生したパーティクルが食品、医薬品等の製造時において製品に混入してしまう不都合がある。
したがって、食品や医薬品等の製造装置などのように洗浄を行うことが必須とされる用途には、特許文献1に記載されたような多軸位置決め装置を適用することができない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、多軸位置決め機構に洗浄液による影響を及ぼすことなく、位置決め対象である処理対象物を支持するテーブルなどの洗浄を達成することができるとともに駆動摺動部で発生するパーティクルの食品や医薬品等への付着を防止することができる多軸位置決め装置を提供することを目的としている。
本発明の多軸位置決め装置は、処理対象物を支持する支持テーブルと、処理対象物に対して所定の処理を施す処理機構とを、互いに相対的に移動させる多軸駆動機構を有するものであって、
前記多軸駆動機構は、少なくとも1つの直動機構を有し、該直動機構の移動範囲と前記支持テーブルの移動範囲とが、隔壁により分離され、少なくとも前記直動機構と前記支持テーブルとを動作させて前記所定の処理を行う間は、前記隔壁で分離された領域のうち、前記直動機構の移動範囲を有する側の気圧は、前記支持テーブルの移動範囲を有する側の気圧に対して負圧になっていることを特徴とするものである。
この多軸位置決め装置であれば、該直動機構の移動範囲と前記支持テーブルの移動範囲とが、隔壁により分離されているので、前記支持テーブルの移動範囲において上方から洗浄液を供給した場合に、洗浄液が直動機構に浸入してしまうという不都合の発生を未然に防止し、処理対象物を保持する支持テーブルを洗浄することができる。また、支持テーブルの移動範囲、即ち支持テーブルを収容している空間の内壁も洗浄することができる。
さらに、少なくとも直動機構と支持テーブルとを動作させて所定の処理を行う間は、隔壁で分離された領域のうち、直動機構の移動範囲を有する側の気圧は、支持テーブルの移動範囲を有する側の気圧に対して負圧になっているので、直動機構の駆動摺動部で摺動により発生するパーティクルが処理対象物に付着すること防止することができる。
ここで、前記直動機構の少なくとも1つは、前記支持テーブルよりも上方に配置されていることが好ましく、簡単に、かつコンパクトに直動機構を配置することが可能となる。
また、前記多軸駆動機構は、少なくとも1つの回転軸機構を有し、該回転軸機構の上部は前記支持テーブルにより覆われていることが好ましく、回転軸機構のために専用のカバー部材を設ける必要がなく、構成を簡単化することができる。
さらに、前記処理機構は、凹凸の少ない平面を主体としたカバーを有し、直動機構により移動される移動部材に対して、ブロックとして(カバーと共に一体として)取り外し可能に装着されていることが好ましく、支持テーブルの移動範囲および支持テーブルを収容している空間の内壁の洗浄時において、処理機構が洗浄液の影響を受けない状態にして、残余の部分を簡単に洗浄することができる。また、ブロックとして取り外し可能に装着されているので、処理の切り替え時において予め用意された処理機構部と取り替えることにより、処理の切り替えのための所要時間を短縮することができる。さらに、処理機構部自身を洗浄する必要のある時には、処理機構をブロックとして取り外し、別の洗浄環境で容易に洗浄することができる。
本発明の多軸位置決め装置は、上方から洗浄液を供給した場合に、洗浄液が直動機構に浸入してしまうという不都合の発生を未然に防止し、処理対象物を保持する支持テーブルを洗浄することができるという特有の効果を奏する。
本発明の多軸位置決め装置の一実施形態を示す概略斜視図である。 従来の多軸位置決め装置を示す図である。 移動を許容する開口部のカバーの一例を示す概略図である。 ユニットの取り付け、取り外し機構を示す概略図である。 本発明の多軸位置決め装置の他の実施形態を示す概略斜視図である。 本発明の多軸位置決め装置のさらに他の実施形態を示す概略斜視図である。 本発明の多軸位置決め装置のさらに他の実施形態を示す概略斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の多軸位置決め装置の実施の形態を詳細に説明する。
実施形態1
図1は本発明の多軸位置決め装置の一実施形態を示す概略斜視図である。
本多軸位置決め装置は、基台1の奥部においてX軸方向(図中において左右方向)に延びるX軸直動機構2と、基台1の左右の端縁部の上方においてY軸方向(X軸と直交する水平方向)に延びる1対のY軸直動機構3と、前記X軸直動機構2によりX軸方向に移動される片持ち式のX軸支持部材21と、該X軸支持部材21の先端部上部に設けられた回転軸機構4と、該回転軸機構4を覆うようにその上部に設けられた支持テーブル5と、前記1対のY軸直動機構3によりY軸方向に移動されるY軸支持部材31と、該Y軸支持部材31の一方の側面の所定位置に設けられたアライメントユニット32、検査ユニット33、および3つの塗布ユニット34、35、36と、前記X軸支持部材21の移動を許容するための領域を除いて前記X軸直動機構2の上方および側方を覆うX軸用カバー部材8と、前記Y軸支持部材31の移動を許容するための領域を除いて各Y軸直動機構3の上方および側方を覆うY軸用カバー部材9と、前記X軸支持部材21、前記Y軸支持部材31の移動可能領域を覆う領域カバー部材6とを有している。また前記アライメントユニット32、検査ユニット33、塗布ユニット34、35、36のそれぞれは凹凸が少ない平面を主体としたカバーを有していることが好ましい。それによって、洗浄及び拭き取りなどが一層容易となる。
前記直動機構2、3の移動範囲と前記支持テーブル5の移動範囲とを分離・隔離する隔壁22、23は、X軸、Y軸の各々に対応して設けられており、各々の隔壁が互いに連結されている。
前記隔壁22.23は凹凸が少ない平面を主体とするものであることが好ましい。それによって、洗浄及び拭き取りなどが容易となる。
前記X軸直動機構2の移動範囲と前記支持テーブル5の移動範囲とを分離・隔離するX軸隔壁22はX軸用カバー部材8の側面部であり、X軸隔壁22には前記X軸支持部材21の移動を許容するためのX軸開口部28が設けられている。
同様に、Y軸直動機構3の移動範囲と前記支持テーブル5の移動範囲とを分離・隔離するY軸隔壁23はY軸用カバー部材9の互いに対向する側面部であり、Y軸隔壁23には前記Y軸支持部材31の移動を許容するためのY軸開口部29が設けられている。
また、前記領域カバー部材6は、上扉および前扉を有することが好ましい。
前記アライメントユニット32は、前記支持テーブル5に支持されている処理対象物のアライメントを達成するためのカメラ(図示せず)を有している。もちろん、このカメラからの画像信号を受け取ってアライメントのための所定の画像処理を行う第1画像処理装置(図示せず)を設けている。
前記検査ユニット33は、前記支持テーブル5に支持されている処理対象物の検査を達成するためのカメラ(図示せず)を有している。もちろん、このカメラからの画像信号を受け取って検査のための所定の画像処理を行う第2画像処理装置(図示せず)を設けている。
前記第1画像処理装置と第2画像処理装置は、それぞれ別個に設けられていてもよいが、1つの画像処理装置により対応する処理を行うように構成されていてもよい。
前記3つの塗布ユニット34、35、36は、処理対象物上に液滴を供給するための液滴供給機構(図示せず)を有している。ここで、液滴供給機構としては、インクジェットヘッドが例示できる。もちろん、前記3つの塗布ユニット34、35、36を制御するための制御装置(図示せず)を設けている。
前記支持テーブル5は、処理対象物を吸着保持するための多数の吸着用孔を有しているものであることが好ましい。
そして、必要に応じて、前記X軸隔壁22、X軸用カバー部材8の内部、前記Y軸隔壁23、Y軸用カバー部材9の内部を負圧にする負圧設定部材(図示せず)を設けることが好ましい。
また、図示していないが、処理対象物の位置決めを達成するために前記X軸直動機構2、前記Y軸直動機構3および前記回転軸機構4を制御する駆動機構制御装置を設けている。
以上において、また以下において、直動機構、回転軸機構、画像処理装置、駆動機構制御装置の構成は従来公知であるから、詳細な説明を省略する。
上記の構成の多軸位置決め装置の作用は次のとおりである。
先ず、領域カバー部材6を開いて、処理対象物を支持テーブル5上に支持させ、領域カバー部材6を閉じて、処理対象物を収容した空間を外部空間から隔離する。
次いで、駆動機構制御装置によって前記X軸直動機構2、前記Y軸直動機構3および前記回転軸機構4を制御し、前記アライメントユニット32によって、前記支持テーブル5に支持されている処理対象物のアライメントを達成する。
その後、駆動機構制御装置によって前記X軸直動機構2および前記Y軸直動機構3を制御し、処理対象物の位置決めを達成する。
この状態において、制御装置によって、前記3つの塗布ユニット34、35、36を制御し、処理対象物の所定位置に、第1液滴層、第2液滴層、第3液滴層を積層状態で形成することができる。ここで、第1液滴層、第2液滴層、第3液滴層としては、任意のものを採用することができるが、医療用途に適用する場合には、例えば、腸で溶解する材料を含む液滴層、薬剤を含む液滴層、薬剤の漏出を阻止するブロック材料を含む液滴層が例示できる。なお、第1液滴層、第2液滴層、第3液滴層は乾燥される。
各液滴層を形成した後、駆動機構制御装置によって前記X軸直動機構2および前記Y軸直動機構3を制御し、前記検査ユニット33によって、処理対象物上に積層状態で形成された第1液滴層、第2液滴層、第3液滴層を検査することができる。
そして、処理対象物の位置決め、前記3つの塗布ユニット34、35、36の制御、前記検査ユニット33による検査を反復することによって、処理対象物上に、積層状態の第1液滴層、第2液滴層、第3液滴層を複数個形成することができる。
そして、これらの一連の処理を行う間、負圧設定部材によって前記X軸隔壁22の内部、前記Y軸隔壁23の内部、X軸用カバー部材8及びY軸用カバー部材9の内部を負圧に設定しているので、前記X軸直動機構2、各Y軸直動機構3においてパーティクルが発生しても、処理対象物を収容する空間にパーティクルが侵入するおそれは著しく少ない。
その後、領域カバー部材6を開いて積層状態の第1液滴層、第2液滴層、第3液滴層が複数個形成された処理対象物を搬出し、新たな処理対象物を支持テーブル5に吸着保持させ、上記の一連の処理を行うことによって、新たな処理対象物上に、積層状態の第1液滴層、第2液滴層、第3液滴層を複数個形成することができる。
上記の一連の処理を所定回数だけ行うことによって、負圧設定部材が動作しない期間が存在することなどに起因して、処理対象物を収容する空間にパーティクルが発生し、新たな処理対象物に付着するおそれが生じてしまう。
処理対象物に対する処理の種類によっては、このようなパーティクルの発生はさほど問題にならないかもしれないが、処理対象物に対する処理が医療用途、食品用途などの処理である場合には、このようなパーティクルの発生が致命的な問題になってしまう。
しかし、本多軸位置決め装置においては、X軸直動機構2の移動範囲と前記支持テーブル5の移動範囲とを分離・隔離するX軸隔壁22を有するX軸用カバー部材8と、Y軸直動機構3の移動範囲と前記支持テーブル5の移動範囲とを分離・隔離するY軸隔壁23を有するY軸用カバー部材9と、回転軸機構4の上部に設けられた支持テーブル5を有しているので、領域カバー部材6を開き、この状態において、支持テーブル5の上部から水などの洗浄液を供給すればよく、処理対象物を収容し、かつ支持テーブル5により移動される範囲の空間の全範囲を簡単に洗浄することができる。
また、前記X軸隔壁22およびY軸隔壁23で分離された前記支持テーブル5の移動範囲の下部には、何も配置せず、支持テーブル5の下部を集水パンとしたことで、洗浄廃液を効率よく集液できる。
したがって、洗浄後は、パーティクルが存在しない状態で処理対象物に対する処理を達成することができる。
また、X軸隔壁22、Y軸隔壁23に設けられた、X軸支持部材21、Y軸支持部材31の移動を許容するためのX軸開口部28、Y軸開口部29には、図3に示す如く支持部材にステンレス薄板等の屈曲性のある部材により、X軸支持部材21、Y軸支持部材31の移動時にX軸開口部28、Y軸開口部29を塞ぐ機構41(Y軸開口部は図示せず)を設け、X軸支持部材21、Y軸支持部材31の移動範囲空間を準密閉状態にすることが好ましい。前記機構41は、例えば、支持部21、31の間に挟みこんで開口部を塞ぐものであればよい。
さらに、駆動摺動部を前記開口部より上部に配置する方が洗浄液のつたいを防止できるので、なお好ましい。
また、本多軸位置決め装置において負圧設定部材を省略することが可能であり、この場合には、簡単に洗浄できることの利点を最大限に享受することができる。
また、前記アライメントユニット32、検査ユニット33、および3つの塗布ユニット34、35、36をカバーと共に取り外し可能なように装着しておくことが好ましく、これらのユニットを取り外した状態での洗浄を達成することができる。各ユニットは図4のように、ユニット位置決めピン38及びユニット固定フック39によって固定されており、着脱の際にはユニット固定フック39を外すことで各ユニットをカバーと共に容易に取り外すことができる。また、ユニットへの電源供給及び制御信号は、集約されたコネクタ40にて容易に着脱することができる。
実施形態2
図5は本発明の多軸位置決め装置の他の実施形態の主要部のみを示す概略斜視図である。なお、図5は、軸構成を分かり易く説明するものであるため、各軸直動機構を覆うためのカバー部材、および領域カバー部材の図示を省略している。
この多軸位置決め装置は、基台1の奥部の上方においてX軸方向(図中において左右方向)に延びるX軸直動機構2と、基台1の左右の端縁部の上方においてY軸方向(X軸と直交する水平方向)に延びる1対のY軸直動機構3と、前記X軸直動機構2によりX軸方向に移動される片持ち式のX軸支持部材21と、前記1対のY軸直動機構3によりY軸方向に移動されるY軸支持部材31と、該Y軸支持部材31の中央部上部に設けられた回転軸機構4と、該回転軸機構4を覆うようにその上部に設けられた支持テーブル5と、前記X軸支持部材21の一方の側面の所定位置に設けられたアライメントユニット32、検査ユニット33、および3つの塗布ユニット34、35、36を有している。
したがって、本多軸位置決め装置においても、X軸直動機構2、Y軸直動機構3の移動範囲と前記支持テーブル5の移動範囲とが、X軸隔壁22、Y軸隔壁23により分離されているので、領域カバー部材(図示せず)を開き、この状態において、支持テーブル5の上部から水などの洗浄液を供給することによって、処理対象物を収容する空間の全範囲を簡単に洗浄することができる。
実施形態3
図6は本発明の多軸位置決め装置のさらに他の実施形態の主要部のみを示す概略斜視図である。なお、図6は、軸構成を分かり易く説明するものであるため、各軸直動機構を覆うためのカバー部材、および領域カバー部材の図示を省略している。
この多軸位置決め装置は、基台(図示せず)の奥部の両側に設けられ、かつZ軸方向(図中において上下方向)に延びるZ軸直動機構7上に設けられ、かつX軸方向(図中において左右方向)に延びるX軸直動機構2と、該X軸直動機構2によりX軸方向に移動される片持ち式のX軸支持部材21と、該X軸支持部材21の上部においてY軸方向(X軸、Z軸と直交する水平方向)に延びるY軸直動機構3と、該Y軸直動機構3によりY軸方向に移動されるY軸支持部材31と、該Y軸支持部材31の所定位置の上部に設けられた回転軸機構4と、該回転軸機構4を覆うようにその上部に設けられた支持テーブル5と、該支持テーブル5より上方の所定の固定部位70に設けられたアライメントユニット32、検査ユニット33、および3つの塗布ユニット34,35,36を有している。
なお、この場合は、X軸直動機構2、Y軸直動機構3の駆動摺動部の移動範囲と前記支持テーブル5の移動範囲とがX軸隔壁22により分離されおり、かつ、Z軸直動機構7上に構成されているX軸直動機構2に連結されている。
したがって、本多軸位置決め装置においても、領域カバー部材(図示せず)を開き、この状態において、X軸直動機構2、Y軸直動機構3、Z軸直動機構の駆動摺動部の移動範囲と前記支持テーブル5の移動範囲とが、X軸隔壁22により分離されているので、支持テーブル5の上部から水などの洗浄液を供給することによって、処理対象物を収容する空間の全範囲を簡単に洗浄することができる。
実施形態4
図7は本発明の多軸位置決め装置のさらに他の実施形態を示す概略斜視図である。
この多軸位置決め装置は、基台1の奥部の上方においてX軸方向(図中において左右方向)に延びるX軸直動機構(図示せず)と、該X軸直動機構によりX軸方向に移動される片持ち式のX軸支持部材21と、該X軸支持部材21の先端部上部に設けられた回転軸機構4と、該回転軸機構4を覆うようにその上部に設けられた支持テーブル5と、基台1の所定位置の上方においてY軸方向(X軸と直交する水平方向)に延びる複数のY軸直動機構3と、前記各Y軸直動機構3によりY軸方向に移動されるY軸支持部材31と、該Y軸支持部材31に設けられたアライメントユニット32、検査ユニット33、および3つの塗布ユニット34、35、36を有している。なお、図7においては、アライメントユニット32、および検査ユニット33が一体化した状態で示されている。
なお、22はX軸隔壁、23はY軸隔壁、6は領域カバー部材である。したがって、本多軸位置決め装置においても、領域カバー部材6を開き、この状態において、支持テーブル5上部から水などの洗浄液を供給することによって、処理対象物を収容する空間の全範囲を簡単に洗浄することができる。
本発明の多軸位置決め装置の軸構成は、上記の軸構成に限定されるものではなく、他の種々の軸構成を採用することが可能である。
1 基台
2 X軸直動機構
3 Y軸直動機構
4 回転軸機構
5 支持テーブル
6 領域カバー部材
7 Z軸直動機構
8 X軸用カバー部材
9 Y軸用カバー部材
21、31、71 支持部材
22 X軸隔壁
23 Y軸隔壁
28 X軸開口部
29 Y軸開口部
32 アライメントユニット
33 検査ユニット
34、35、36 塗布ユニット
38 ユニット位置決めピン
39 ユニット固定フック
40 コネクタ
41 開口部を塞ぐ機構
70 固定部位

Claims (4)

  1. 処理対象物を支持する支持テーブル(5)と、処理対象物に対して所定の処理を施す処理機構とを、互いに相対的に移動させる多軸駆動機構を有するものであって、
    前記多軸駆動機構は、少なくとも1つの直動機構(2)(3)を有し、該直動機構(2)(3)の移動範囲と前記支持テーブル(5)の移動範囲とを分離する隔壁(22)(23)を備え、
    少なくとも前記直動機構(2)(3)と前記支持テーブル(5)とを動作させて前記所定の処理を行う間は、前記隔壁(22)(23)で分離された領域のうち、前記直動機構(2)(3)の移動範囲を有する側の気圧は、前記支持テーブル(5)の移動範囲を有する側の気圧に対して負圧になっていることを特徴とする多軸位置決め装置。
  2. 前記直動機構(2)(3)の少なくとも1つは、前記支持テーブル(5)よりも上方に配置されている請求項1に記載の多軸位置決め装置。
  3. 前記多軸駆動機構は、少なくとも1つの回転軸機構(4)を有し、該回転軸機構(4)の上部は前記支持テーブル(5)により覆われている請求項1または2のいずれかに記載の多軸位置決め装置。
  4. 前記処理機構は、平面を主体としたカバーを有し、前記直動機構(2)(3)により移動される移動部材に対して、カバーと共に一体として取り外し可能に装着されている請求項1から3のいずれかに記載の多軸位置決め装置。
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