JP2013135273A - 無線通信装置、無線通信方法および無線通信プログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法および無線通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インターネットに接続可能な通信方式を適切に選択できる無線通信装置を提供すること。
【解決手段】通信制御部205は、収集したBeaconの送信元が通信機102である場合、通信機102が属している無線LANを、インターネット接続に使用する候補とする。一方、通信制御部205は、収集したBeaconの送信元が通信機102ではない場合、通信機102に新たなP2Pグループのオーナになることを要請する。通信機102が上記要請を承諾した場合、通信制御部205は、新たなP2Pグループを、インターネット接続に使用する候補とする。一方、通信機102が上記要請を承諾しなかった場合、通信制御部205は、通信機102以外に対して接続要求を送信する。通信制御部205は、上記接続要求を承諾した装置が属する無線LANを、インターネット接続に使用する候補とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、複数の通信方式を備え、他の無線通信装置を介してインターネット接続を行う、無線通信装置、無線通信方法および無線通信プログラムに関する。
無線LAN(Local Area Network)関連規格の一つとしてIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)により策定されたIEEE802.11には、インフラストラクチャネットワークについての規定がある。このインフラストラクチャネットワークにおいて、無線通信装置は、アクセスポイント(以下、APという)を介して、同じネットワークにある他の無線通信装置と通信したり、インターネットに接続したりすることができる。なお以下では、インフラストラクチャネットワークに属する無線通信装置がSTA(ステーション)として動作することを「IN(Infrastracure Network)機能」という。
一方、非特許文献1に開示されているようにWi-Fi Allianceにより策定されたWi-Fi(商標登録)Peer-to-Peer(P2P)Technical Specification(以下、Wi-Fi P2Pという)には、P2Pグループについての規定がある。このP2Pグループにおいて、無線通信装置は、同じネットワークにある他の無線通信装置と直接通信を行うことができる。また、P2PグループにP2Pデバイスとして属する無線通信装置は、「P2Pグループオーナ」または「P2Pクライアント」のいずれかが割り当てられる。P2Pグループオーナは、P2Pクライアント同士の通信、または、P2PクライアントとP2Pグループに参加中のSTAとの通信を中継する。なお以下では、P2Pグループに属する無線通信装置がP2Pデバイスとして動作することを「P2P機能」という。
上述したIN機能およびP2P機能は、同一の無線通信装置に実装されることが知られている。すなわち、一つの無線通信装置が、インフラストラクチャネットワークのSTAとして動作したり、P2PグループのP2Pデバイスとして動作したりできる。また、この無線通信装置は、IN機能とP2P機能を同時に動作させるコンカレントオペレーションが可能であり、さらに、インフラストラクチャネットワークとP2Pグループを接続させるクロスコネクトが可能である。以下、この無線通信装置を「第1無線通信装置」という。
また、上述したIN機能およびP2P機能に加え、インフラストラクチャネットワークのAPの機能(以下、AP機能という)が、同一の無線通信装置に実装されることが知られている。AP機能には、ルータ機能も含む。すなわち、一つの無線通信装置が、インフラストラクチャネットワークのSTAやP2PグループのP2Pデバイスとしてだけでなく、APとしても動作できる。以下、この無線通信装置を「第2無線通信装置」という。
第1無線通信装置は、第2無線通信装置と、インフラストラクチャネットワークまたはP2Pグループで接続することができる。例えばインフラストラクチャネットワークで接続する場合、第1無線通信装置がSTAとして動作し、第2無線通信装置がAPとして動作すれば、第1無線通信装置は第2無線通信装置を介してインターネットに接続することができる。また、例えばP2Pグループで接続する場合、第1無線通信装置がP2Pクライアント、第2無線通信装置がP2Pグループオーナとして動作すれば、第1無線通信装置は第2無線通信装置を介してインターネットに接続することができる。
そのためには、第1無線通信装置は第2無線通信装置と接続するにあたり、実現したいネットワーク構成に合わせて適切に通信方式(無線LAN)を選択する必要がある。
特許文献1には、複数の通信方式を実装した無線通信装置において、通信相手による制御メッセージ内の通信能力表示を基に、適切な通信方式を選択する技術が開示されている。
特開2011−114377号公報
Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P) Technical Specification(Wi-Fi Alliance) Version 1.1
しかしながら、特許文献1に開示の技術を用いて第1無線通信装置がP2P機能を選択したとしても、Wi-Fi P2Pで規定されるP2Pグループオーナのネゴシエーションの手順に従えば、P2Pグループを形成する第1無線通信装置と第2無線通信装置のどちらかが必ずP2Pグループオーナに選択されるということはない。つまり、必ずしも第2無線通信装置がP2Pグループオーナに選ばれる訳ではないので、第1無線通信装置がP2Pグループオーナに選ばれる場合がある。第1無線通信装置がP2Pグループオーナに選択されると、AP機能を備えた第2無線通信装置はP2PクライアントまたはSTAとして動作することになるので、第2無線通信装置が、第1無線通信装置をインターネットに接続させることはできない。
以上のように、特許文献1に開示の技術には、第1無線通信装置と第2無線通信装置が接続可能である場合に、第1無線通信装置がインターネットに接続できない事態が起こりうる、という問題がある。
本発明の目的は、IN機能とP2P機能が実装され、コンカレントオペレーションおよびクロスコネクトを可能とする無線通信装置が、IN機能とP2P機能とAP機能が実装された他の無線通信装置と接続可能である場合に、より確実にインターネットに接続できる通信方式を選択することができる無線通信装置、無線通信方法および無線通信プログラムを提供することである。
上記目的を達成するために本発明の一態様としての無線通信装置は、インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置であって、無線LANへ接続するときに通信を制御する通信制御部を備え、前記通信制御部は、前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置が、前記無線通信装置がP2Pグループオーナとして動作するP2Pグループに、P2Pクライアントまたはステーションとして接続している場合に、一定期間収集したBeaconの送信元が前記他の無線通信装置である場合、当該他の無線通信装置がBeaconを送信している無線LANを、インターネットへ接続するために用いる無線LANに決定し、一定期間収集したBeaconの送信元が前記他の無線通信装置ではない場合、前記他の無線通信装置に対し、新たなP2PグループのP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを送信し、前記Invitation Reqメッセージの応答として受信したInvitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになることが通知された場合、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになる新たなP2Pグループを、インターネットに接続するために用いる無線LANに決定し、前記Invitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナにならないことが通知された場合、前記他の無線通信装置以外にProbe Reqメッセージを送信し、前記Probe Reqメッセージの応答としてProbe Resメッセージを送信してきた装置が属している無線LANを、インターネットへ接続するために用いる無線LANに決定する。
また、本発明の一態様としての無線通信装置は、インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置であって、無線LANへ接続するときに通信を制御する通信制御部を備え、前記通信制御部は、前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置が、前記無線通信装置がP2Pグループオーナとして動作するP2Pグループの圏内にあり、かつ、第3の無線通信装置が、前記P2PグループにP2Pクライアントとして属している場合、前記他の無線通信装置から接続要求メッセージを受信すると、前記他の無線通信装置との通信履歴を基に、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能であるか否かを判定し、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能である場合、前記他の無線通信装置に対して、接続要求を拒否する応答メッセージを送信し、前記他の無線通信装置に対して、新たなP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを送信し、前記Invitation Reqメッセージの応答として受信したInvitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになることが通知された場合、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナとなる新たなP2Pグループに、前記無線通信装置をインフラストラクチャネットワークのステーションとして接続させる。
また、本発明の一態様としての無線通信装置は、インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置であって、無線LANへ接続するときに通信を制御する通信制御部を備え、前記通信制御部は、前記無線通信装置が、インターネットに接続可能な無線LANを検索中に、前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置から、Probe Reqメッセージを受信した場合、無線LANへの接続履歴を基に、インターネットに接続可能な無線LANを検索できていたか否かを判定し、検索できていなかったと判定した場合、前記他の無線通信装置との通信履歴を基に、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能であるか否かを判定し、検索できていたと判定した場合、または、前記Invitation手続きが可能であると判定した場合、前記無線通信装置がP2PグループオーナとなるP2Pグループを生成し、前記他の無線通信装置にProbe Resメッセージを送信する。
また、本発明の一態様としての無線通信方法は、インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置における無線通信方法であって、前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置が、前記無線通信装置がP2Pグループオーナとして動作するP2Pグループに、P2Pクライアントまたはステーションとして接続している場合に、一定期間収集したBeaconの送信元が前記他の無線通信装置である場合、当該他の無線通信装置がBeaconを送信している無線LANを、インターネットへ接続するために用いる無線LANに決定し、一定期間収集したBeaconの送信元が前記他の無線通信装置ではない場合、前記他の無線通信装置に対し、新たなP2PグループのP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを送信し、前記Invitation Reqメッセージの応答として受信したInvitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになることが通知された場合、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになる新たなP2Pグループを、インターネットに接続するために用いる無線LANに決定し、前記Invitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナにならないことが通知された場合、前記他の無線通信装置以外にProbe Reqメッセージを送信し、前記Probe Reqメッセージの応答としてProbe Resメッセージを送信してきた装置が属している無線LANを、インターネットへ接続するために用いる無線LANに決定する。
また、本発明の一態様としての無線通信方法は、インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置における無線通信方法であって、前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置が、前記無線通信装置がP2Pグループオーナとして動作するP2Pグループの圏内にあり、かつ、第3の無線通信装置が、前記P2PグループにP2Pクライアントとして属している場合、前記他の無線通信装置から接続要求メッセージを受信すると、前記他の無線通信装置との通信履歴を基に、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能であるか否かを判定し、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能である場合、前記他の無線通信装置に対して、接続要求を拒否する応答メッセージを送信し、前記他の無線通信装置に対して、新たなP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを送信し、前記Invitation Reqメッセージの応答として受信したInvitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになることが通知された場合、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナとなる新たなP2Pグループに、前記無線通信装置をインフラストラクチャネットワークのステーションとして接続させる。
また、本発明の一態様としての無線通信方法は、インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置における無線通信方法であって、前記無線通信装置が、インターネットに接続可能な無線LANを検索中に、前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置から、Probe Reqメッセージを受信した場合、無線LANへの接続履歴を基に、インターネットに接続可能な無線LANを検索できていたか否かを判定し、検索できていなかったと判定した場合、前記他の無線通信装置との通信履歴を基に、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能であるか否かを判定し、検索できていたと判定した場合、または、前記Invitation手続きが可能であると判定した場合、前記無線通信装置がP2PグループオーナとなるP2Pグループを生成し、前記他の無線通信装置にProbe Resメッセージを送信する。
また、本発明の一態様としての無線通信プログラムは、インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置のコンピュータに実行させる無線通信プログラムであって、前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置が、前記無線通信装置がP2Pグループオーナとして動作するP2Pグループに、P2Pクライアントまたはステーションとして接続している場合に、一定期間収集したBeaconの送信元が前記他の無線通信装置である場合、当該他の無線通信装置がBeaconを送信している無線LANを、インターネットへ接続するために用いる無線LANに決定する処理と、一定期間収集したBeaconの送信元が前記他の無線通信装置ではない場合、前記他の無線通信装置に対し、新たなP2PグループのP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを送信する処理と、前記Invitation Reqメッセージの応答として受信したInvitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになることが通知された場合、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになる新たなP2Pグループを、インターネットに接続するために用いる無線LANに決定する処理と、前記Invitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナにならないことが通知された場合、前記他の無線通信装置以外にProbe Reqメッセージを送信する処理と、前記Probe Reqメッセージの応答としてProbe Resメッセージを送信してきた装置が属している無線LANを、インターネットへ接続するために用いる無線LANに決定する処理と、を含む。
また、本発明の一態様としての無線通信プログラムは、インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置のコンピュータに実行させる無線通信プログラムであって、前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置が、前記無線通信装置がP2Pグループオーナとして動作するP2Pグループの圏内にあり、かつ、第3の無線通信装置が、前記P2PグループにP2Pクライアントとして属している場合、前記他の無線通信装置から接続要求メッセージを受信すると、前記他の無線通信装置との通信履歴を基に、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能であるか否かを判定する処理と、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能である場合、前記他の無線通信装置に対して、接続要求を拒否する応答メッセージを送信する処理と、前記他の無線通信装置に対して、新たなP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを送信する処理と、前記Invitation Reqメッセージの応答として受信したInvitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになることが通知された場合、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナとなる新たなP2Pグループに、前記無線通信装置をインフラストラクチャネットワークのステーションとして接続させる処理と、を含む。
また、本発明の一態様としての無線通信プログラムは、インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置のコンピュータに実行させる無線通信プログラムであって、前記無線通信装置が、インターネットに接続可能な無線LANを検索中に、前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置から、Probe Reqメッセージを受信した場合、無線LANへの接続履歴を基に、インターネットに接続可能な無線LANを検索できていたか否かを判定する処理と、検索できていなかったと判定した場合、前記他の無線通信装置との通信履歴を基に、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能であるか否かを判定し、検索できていたと判定した場合、または、前記Invitation手続きが可能であると判定した場合、前記無線通信装置がP2PグループオーナとなるP2Pグループを生成し、前記他の無線通信装置にProbe Resメッセージを送信する処理と、を含む。
本発明によれば、IN機能とP2P機能が実装され、コンカレントオペレーションおよびクロスコネクトを可能とする無線通信装置が、IN機能とP2P機能とAP機能が実装された他の無線通信装置と接続可能である場合に、より確実にインターネットに接続できる通信方式を選択することができる。
インフラストラクチャネットワークの例を示す概念図 P2Pグループの例を示す概念図 P2Pグループの別の例を示す概念図 コンカレントオペレーションを行う無線通信装置を示す概念図 コンカレントオペレーションを行う無線通信装置がクロスコネクトを行う場合を示す概念図 スマートホンがP2Pグループオーナとして動作するネットワークの構成例を示す概念図 本発明の実施の形態1におけるネットワーク構成図 本発明の実施の形態1における無線通信装置の内部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるネットワーク構成図 本発明の実施の形態1における無線LAN検索の動作説明のためのフロー図 本発明の実施の形態1におけるネットワーク構成図 本発明の実施の形態1におけるパケット処理の動作説明のためのフロー図 本発明の実施の形態1におけるパケット処理の動作説明のためのフロー図 本発明の実施の形態2における無線接続の動作説明のためのフロー図 本発明の実施の形態2におけるパケット処理の動作説明のためのフロー図 本発明の実施の形態3における無線接続の動作説明のためのフロー図
以下、本発明の実施の形態について説明するが、まず、本発明の実施の形態の前提となる技術について説明する。
インフラストラクチャネットワークにおける無線通信について説明する。インフラストラクチャネットワークにおけるAPとSTAによる通信は、インフラストラクチャモードと呼ばれる。
図1はインフラストラクチャネットワークの例を表す概念図である。無線LANであるインフラストラクチャネットワーク1100においては、APとSTAでは直接通信が行われ、STA同士ではAPを介して通信が行われる。すなわち、図1において、AP1101とSTA1102間およびAP1101とSTA1103間では直接通信が行われる。また、図1において、STA1103とSTA1102間では、AP1101を介して通信が行われる。また、AP1101にはIPネットワークのルータ機能が合わせて実装されている。よって、インフラストラクチャネットワーク1100内のSTA1102は、AP1101を介して他のIPネットワーク1104のIP端末1105とIP通信を行うことが可能である。
P2Pグループにおける無線通信について説明する。P2Pグループは、P2PグループオーナとなったP2Pデバイスのみ、または、P2PグループオーナとなったP2PデバイスとP2Pクライアントとなった1つ以上のP2Pデバイスにより構成される。
図2はP2Pグループの例を表す概念図である。P2Pグループ1200は、P2Pグループオーナ1201とP2Pクライアント1202で構成されている。P2Pグループオーナ1201とP2Pクライアント1202は直接通信(P2P通信)する。P2Pグループ1200には、第3のP2Pデバイス1203がP2Pクライアントとして参加することもできる。
図3は、P2Pグループの別の例を表す概念図である。P2Pグループ1200には、P2P機能が実装されていないSTA1102が参加することができる。P2Pグループオーナ1201は、P2Pクライアント1202、P2Pクライアント1203、STA1102のそれぞれと直接通信を行うことができる。また、P2Pクライアント1202、P2Pクライアント1203、STA1102は、P2Pグループオーナ1201を介して無線通信を行うことができる。ここで、STA1102は、P2Pグループオーナ1201が送信する各メッセージのP2Pデバイスとしての情報要素を読み込むことができないので、APに接続する場合と同一の動作を行う。
Wi-Fi P2Pでは、P2PグループオーナとSTAが同一の無線通信装置に実装され、同時に動作するコンカレントオペレーションが規定されている。また、Wi-Fi P2Pでは、STAが属するインフラストラクチャネットワークとP2Pグループオーナが属するP2Pグループを接続させるクロスコネクトが規定さている。
図4は、コンカレントオペレーションを行う無線通信装置の概念図である。コンカレントオペレーションを行う無線通信装置1401は、P2Pグループ1402にP2Pグループオーナとして属すると同時に、インフラストラクチャネットワーク1100にSTAとして属する。
図5は、コンカレントオペレーションを行う無線通信装置1401がクロスコネクトを行う場合の概念図である。なお図5において、インフラストラクチャネットワーク1100の部分は、図1と同一であるので同じ符号を使用する。無線通信端末1401は、STA1102とはAP1101を介して通信が可能であり、P2Pクライアント1501とは直接通信が可能である。無線通信端末1401がIPルーティング機能を実装している場合には、無線通信端末1401がクロスコネクトを行うことにより、P2Pクライアント1501とSTA1102とをIP通信させることが可能である。さらに、P2Pクライアント1501は、コンカレントオペレーションを行う無線通信端末1401とルーティング機能を搭載したAP1101を介して、他のIPネットワーク1104のIP端末1105とIP通信をすることが可能である。
このように無線通信装置1401は、P2P機能とIN機能が実装され、コンカレントオペレーションを行うときにクロスコネクトが可能である。なお、無線通信装置1401は、上述した第1無線通信装置の一例である。
上述したAP、STAおよびP2Pデバイスの各技術(上述したAP機能、IN機能、P2P機能)が同一の装置に実装されるという場合も多い。例として、上記各技術がスマートホンに実装された場合について説明する。スマートホンは、APとして動作することで、自装置に接続してきた無線通信装置をインターネットにアクセスさせることができる。また、スマートホンは、STAとして動作することで、自装置とは別に存在するAPを介して、他のSTAと通信したり、インターネットにアクセスしたりできる。また、スマートホンは、P2Pデバイスとして動作することで、同一のP2Pグループ内のP2Pデバイスと直接通信が可能である。その場合、スマートホンは、P2Pグループオーナとして動作することで、同一のP2Pグループ内のP2Pクライアントを、インターネットに接続させることができる。
ここで、上記スマートホンがP2Pグループオーナとして動作するネットワーク構成例を図6に示す。図6において、スマートホン1601は、P2Pグループオーナとして動作しており、P2Pグループ1600内のP2Pクライアント1604と接続している。スマートホン1601およびP2Pクライアント1604はともに、TCP/IP(Transmisson Control Protcol / Intaernet Protocol)機能を実装している。これにより、スマートホン1601は、移動通信業者網1602を介して、P2Pクライアント1604をインターネット1603とIP通信させることができる。
このようにスマートホン1601は、P2P機能とIN機能に加えてAP機能が実装され、無線LANで接続した他の無線通信装置をインターネットに接続させることが可能である。なお、スマートホン1601は、上述した第2無線通信装置の一例である。
図5に示す無線通信装置1401と、図6に示すスマートホン1601とは、P2Pグループあるいはインフラストラクチャネットワークで接続することができる。
無線通信装置1401がSTAとして動作し、スマートホン1601がAPとして動作する場合や、無線通信装置1401がP2Pクライアント、スマートホン1601がP2Pグループオーナとして動作する場合は、無線通信装置1401はスマートホン1601を介してインターネットに接続することができる。
また、無線通信装置1401が、P2PグループオーナおよびSTAとして同時に動作するコンカレントオペレーションによりP2Pグループとインフラストラクチャネットワークのクロスコネクトを行う場合には、以下のように動作できる。すなわち、無線通信装置1401は、STAとして動作することにより、APとして動作するスマートホン1601と接続し、かつ、P2Pグループオーナとして動作することにより、同一のP2Pグループ内のP2Pクライアントと接続する。これにより、無線通信装置1401は、P2Pクライアントを、スマートホン1601を介してインターネットに接続させることができる。
しかしながら、例えば、無線通信装置1401がP2Pグループオーナとして動作し、スマートホン1601がP2PクライアントまたはSTAとして動作している場合、スマートホン1601が無線通信装置1401をインターネットに接続させることはできない。すなわち、無線通信装置1401とスマートホン1601が接続可能である場合に、無線通信装置1401がインターネットに接続できないことが起こりうる。そこで、以下に説明する本発明の実施の形態では、無線通信装置1401とスマートホン1601が接続可能である場合に、無線通信装置1401をより確実にインターネットに接続できる通信方式(無線LAN)を選択することができるようにする。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における無線通信装置について図面を参照しながら説明する。
図7は、実施の形態1におけるネットワーク構成図である。図7に示すように、車両100には、無線通信装置101と、通信機102とが設けられている。車両100が公衆無線LAN104のエリア内に存在するとき、無線通信装置101は、公衆無線LAN104に接続することにより公衆無線LAN事業者網105を介してインターネット106にアクセス可能である。通信機102は、車載機器又は携帯電話等の移動通信端末であり、移動通信事業者網107を介してインターネット106に接続することができる。無線通信装置101と通信機102は、無線LAN103を介して接続する。ただし、車両100は移動するため、無線通信装置101は必ずしも公衆無線LAN104に接続できるとは限らない。
無線通信装置101は、P2P機能とIN機能が実装され、コンカレントオペレーションを行うときにクロスコネクトが可能である。無線通信装置101は、上述した第1無線通信装置の一例である。
無線通信装置101はSTAとして無線LANを検索する。このとき、無線通信装置101は、Beaconメッセージを受信することにより無線LANを検索する。もしくは、無線通信装置101は、求める無線LANの識別子を含むProbe Reqメッセージを送信し、求める無線LANからのProbe Resメッセージを受信することにより無線LANを検索する。
そして、無線通信装置101は、検索した無線LANを、接続しうる無線LANとして接続候補とする。無線通信装置101は、接続候補とした無線LANからインターネットに接続することが可能な無線LANを選択して接続する。ここでの無線LANの選択は、自動であってもよいし、ユーザの操作によってもよい。
また、無線通信装置101は、P2PデバイスとしてP2Pグループに属することができる。無線LAN103が、無線通信装置101をP2PグループオーナとするP2Pグループである場合、無線通信装置101は、無線通信装置101に接続するP2PクライアントおよびSTAと無線通信を行うことができる。また、無線通信装置101がP2Pグループオーナである場合は、P2Pグループへの参加の可否、P2Pグループで使用する無線チャネル、省電力のタイミング管理等、無線LAN103の運用管理を行う。無線通信装置101に接続するP2Pクライアント及びSTAは、その運用管理に従う。
一方、無線LAN103が、無線通信装置101以外の他の無線通信端末をP2PグループオーナとするP2Pグループである場合、無線通信装置101は、P2PクライアントもしくはSTAとしてそのP2Pグループに属することができる。
また、無線通信装置101は、コンカレントオペレーションとしてSTAとP2Pグループオーナの動作を同時に行うことができる。さらに、無線通信装置101は、クロスコネクションが可能であるために、STAとして属している無線LAN(インフラストラクチャネットワーク)とP2Pグループオーナとして属している無線LAN(P2Pグループ)を接続し、パケットを中継することができる。
例えば、無線通信装置101は、STAとして公衆無線LAN104(インフラストラクチャネットワーク)に接続しており、P2Pグループオーナとして無線LAN103(P2Pグループ)に接続している場合、無線LAN103に属する他の無線通信装置(図示せず)の通信データを公衆無線LAN104に中継させることができる。すなわち、無線LAN103に属する他の無線通信装置は、無線通信装置101、公衆無線LAN104および公衆無線LAN事業者網105を経由して、インターネット106に接続することができる。
通信機102は、P2P機能、IN機能およびAP機能が実装されている。通信機102は、上述した第2無線通信装置の一例である。
通信機102は、無線LAN103のAPとして動作する場合、無線LAN103にSTAとして接続している無線通信装置を、移動通信事業者網107を介してインターネットへ接続させることができる。
また、無線LAN103がP2Pグループであり、通信機102がP2Pグループオーナである場合には、通信機102は、P2PクライアントもしくはSTAとして無線LAN103に属している無線通信装置を、移動通信業者網107を介してインターネットへ接続させることができる。
また、無線LAN103が、通信機102をAPとするインフラストラクチャネットワークである場合、通信機102は、STAとして無線LAN103に接続した無線通信装置101を、インターネットへ接続させることができる。このとき無線通信装置101は別にP2Pグループオーナとして動作しており、コンカレントオペレーションを行っていても構わない。
また、無線LAN103が、通信機102をP2PグループオーナとするP2Pグループである場合、通信機102は、P2PクライアントもしくはSTAとして接続した無線通信装置101を、インターネットへ接続させることができる。
無線通信装置101と通信機102は、P2Pグループオーナとして動作している場合には、制御メッセージであるBeaconメッセージ、Probe Resメッセージ等の内部にP2Pグループ情報やP2Pデバイス能力情報を含めて送信する。これらの情報は、P2Pデバイスが指定のグループのP2PグループオーナもしくはP2Pクライアントとして起動することを指示するInvitation手続きの可否、当該P2Pグループ以外のP2Pグループに属することの可否、コンカレントオペレーションの可否等を内容とする。
通信機102がSTAもしくはP2Pクライアントとして無線LANに接続する場合には、無線LAN内の他の無線通信装置と通信する場合や、その無線LANを介して他の無線通信装置と通信する場合がある。例えば、通信機102が、STAもしくはP2Pクライアントとして無線LAN103に接続し、無線通信装置101とコンテンツを共有するなどのユースケースが考えられる。
無線LAN103上で付与されるIPアドレスはプライベートIPアドレスであるが、APもしくはP2PグループオーナがDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)等により付与してもよいし、事前に各無線通信装置が保持しているとしてもよい。
図8は、実施の形態1の無線通信装置101の内部構成を示すブロック図である。図8に示すように、無線通信装置101は、無線LAN通信部201と、ステーション通信部202と、P2P通信部203と、TCP/IP通信部204と、通信制御部205と、通信記録部206と、を備える。なお、無線通信装置101の構成要素の全ては、所定のプログラムを実行するマイコンによって実現可能である。
無線LAN通信部201は、無線LANに接続するための物理層であり、無線による信号の受信及び送信、通信データの変調及び復調等を行う。
ステーション通信部202は、インフラストラクチャネットワークのSTAとしての動作(IN機能)を実現し、無線LANの検索、認証、接続、切断等を行う。
P2P通信部203は、P2PグループのP2Pデバイスとしての動作(P2P機能)を実現し、P2Pグループオーナのネゴシエーション、P2Pグループオーナとしてのプロトコル手順、P2Pクライアントとしてのプロトコル手順等の実行等を行う。
TCP/IP通信部204は、無線通信装置101が無線LAN通信部201とステーション通信部202もしくはP2P通信部203により無線LANに接続した後、インターネット106上または接続した無線LAN内の機器等とTCP/IPでの通信を行う。
通信制御部205は、無線LAN通信部201、ステーション通信202、P2P通信部203、TCP/IP通信部204を制御する。通信制御部205は、無線LANへの接続の際に、P2Pデバイスとして動作するか、STAとして動作するか、コンカレントオペレーションを行うか等について無線LANから受信するメッセージ等を基に決定し、ステーション通信部202およびP2P通信部203に適切なプロトコル手順を行うことを指示する。また、通信制御部205は、クロスコネクトを行うときは、TCP/IP通信部204にIPアドレスに従うパケット処理を指示する。
通信記録部206には、インターネットに接続可能な無線LANの識別子等が記録されている。通信制御部205は、ステーション通信部202に指示して、通信記録部206においてインターネットに接続可能な無線LANを検索させることができる。無線通信装置101が無線LANと接続した際には、通信制御部205が、接続先の無線LANに関する情報を接続履歴(「通信履歴」ともいう)として、通信記録部206に記録させる。特に、無線通信装置101がP2PデバイスとしてP2Pグループに接続した場合には、通信記録部206において、P2Pグループに関する情報、P2PグループオーナであるP2Pデバイスに関する情報が記録される。
次に、本実施形態の動作例1、2についてそれぞれ説明する。
(動作例1)
無線通信装置101がインターネットに接続するためには、通信機102を経由してインターネットに接続することができるか、もしくは、他にインターネットに接続することができる無線LAN(公衆無線LAN104等)を検知できるか、を調べる必要がある。車両100上にある無線通信装置101は容易に無線LANの圏外に移動することが考えられるため、必ずしも公衆無線LAN104に接続できるとは限らない。無線通信装置101がインターネットに接続する際に、より通信エリアが広い移動通信網経由でインターネット接続を行うことができる通信機102を使用できれば、インターネット接続性の面で有利である。
図9は、図1のネットワーク構成に加えて、車両100上に、P2Pデバイスとして動作する無線通信端末301を加えた構成である。無線通信端末301は、P2Pクライアントとして動作する。無線通信端末301は、車載機器であっても、車両内に持ち込まれた機器であっても、どちらでも構わない。図9において、無線LAN103は、無線通信装置101がP2Pグループオーナとして属しているP2Pグループである。
本動作例では、通信機102および無線通信端末301は、P2PクライアントとしてP2Pグループに属し、無線通信装置101と接続しているとするが、通信機102はSTAとしてP2Pグループに属しているとしてもよい。
無線通信装置101は、P2Pグループへの参加の可否、P2Pグループで使用する無線チャネル、省電力のタイミング管理等、無線LAN103の運用管理を行う。無線通信端末301は、P2Pクライアントとして接続するために無線通信装置101の管理に従う。
通信機102と無線通信装置301のIPアドレスは、無線通信装置101がDHCPで与えている。通信機102は、P2Pクライアントとして無線通信装置101に接続しているために、無線通信装置101をインターネット接続させることができない。
さらに無線通信装置101は、無線LANへの接続履歴を通信記録部206に記録している。無線LANへの接続履歴としては、例えば、P2Pデバイスとして接続を行った際の接続先P2Pグループに関するP2Pグループ情報、P2Pグループオーナのデバイス能力に関するP2Pデバイス能力情報、および、STAとして無線LANに接続を行った際の無線LANの識別子等が挙げられる。ここでは、無線通信装置101は、インターネット接続が可能な無線LANとして公衆無線LAN104を認識しており、その識別子を通信記録部206に記録している。
図10は、無線通信装置101がインターネットへ接続する詳細動作を記述したフローチャートである。図9に示すネットワーク構成において、無線通信装置101は、インターネット接続のための無線LAN検索を開始する(ステップS100)。
無線通信装置101は、少なくとも1Beacon時間以上の一定期間の間、近接する無線LANから送信されるであろうIEEE802.11のBeaconを収集する(ステップS101)。
通信制御部205は、通信記録部206に記録されている無線LANへの接続履歴を読み出す(ステップS102)。
そして、通信制御部205は、読み出した無線LANへの接続履歴を基に、収集したBeaconの送信元アドレスの中に、通信機102のアドレスがあるか否かを判定する(ステップS103)。
収集したBeaconの送信元アドレスの中に、通信機102のアドレスがあった場合(ステップS103:Yes)、通信制御部205は、通信機102が、P2PクライアントとしてP2Pグループに属しつつも、APもしくはP2Pグループオーナとして動作していると判断できる。よって、通信制御部205は、通信機102を、インターネットに接続可能なアクセスポイントの候補とする(ステップS104)。言い換えれば、通信制御部205は、通信機102がBeaconを送信している無線LANを、インターネットに接続するために使用する無線LANに決定する。また、収集したBeacon内にP2Pデバイスとしての情報が含まれていた場合、通信制御部205は、通信機102がP2Pグループオーナとして動作していると判断できる。よって、通信制御部205は、STAとしてインターネットに接続しうる無線LANであると解釈し、通信機102を、インターネットに接続可能なアクセスポイントの候補とする。
一方、収集したBeaconの送信元アドレスの中に、通信機102のアドレスがなかった場合(ステップS103:No)、通信制御部205は、通信記録部206に記録されている無線LANへの接続履歴の中から、通信機102のIDが対応付けられているP2Pデバイス能力情報(P2P device capability)を検索する(ステップS105)。ここで検索されるP2Pデバイス能力情報は、無線通信装置101がP2PクライアントとしてP2Pグループに属したときに、そのP2PグループでP2Pグループオーナとして動作していた通信機102についての情報である。
通信制御部205は、検索した通信機102のP2Pデバイス能力情報を基に、通信機102が、Invitation手続きが可能であり、かつ、複数のP2Pグループに属することが可能であるか(Limit field)を判定する(ステップS106)。
ここで、通信機102がP2Pグループオーナとして動作中にさらに別のP2Pグループに属することができるならば、通信制御部205は、現時点では無線通信装置101をP2PグループオーナとするP2Pグループに、通信機102がP2Pクライアントとして属しているが、通信機102がさらに別のP2PグループのP2Pグループオーナとして動作可能であると判断できる。また、Invitation手続きが可能であれば、通信制御部205は、Invitation Reqメッセージを通信機102へ送ることで、通信機102を、新たなP2PグループのP2Pグループオーナとして動作させることが可能であると判断できる。
よって、通信機102が、Invitation手続が可能ではない、または、複数のP2Pグループに属することができない場合(ステップS106:No)、通信制御部205は、ステップS111へ進む。
一方、通信機102が、Invitation手続きが可能であり、かつ、複数のP2Pグループに属することができる場合(ステップS106:Yes)、通信制御部205は、通信記録部206からP2Pグループ及びP2Pデバイスとしての必要情報を取出し、通信機102に対して新たなP2PグループのP2Pグループオーナとなることを要請するInvitation Reqメッセージを作成する(ステップS107)。
通信制御部205は、作成したInvitation Reqメッセージを通信機102に送信し、一定期間、Invitation Resメッセージの受信を待つ(S108)。通信制御部205は、必要であればこの処理を一定回数繰り返す。
通信機102からInvitation Resメッセージを受信したら、通信制御部205は、そのメッセージを基に、通信機102がP2Pグループオーナになることが通知されたか否かを判断する(ステップS109)。
通信機102からP2Pグループオーナとなることが通知された場合(ステップS109:Yes)、通信制御部205は、通信機102を、(STAから見た)インターネット接続可能なAPの候補とする(ステップS110)。言い換えれば、通信制御部205は、通信機102がP2Pグループオーナになる新たなP2Pグループを、インターネットに接続するために使用する無線LANに決定する。
一方、通信機102からP2Pグループオーナとなることが通知されなかった場合(ステップS109:No)、通信制御部205は、ステップS111へ進む。
通信制御部205が、通信機102を、インターネットに接続可能なAPの候補として選べなかった場合(ステップS106:NoまたはステップS109:No)は、以下のように動作する。すなわち、通信制御部205は、通信記録部206に記録されているインターネットに接続可能な無線LANの中から、通信機102(が属する無線LAN)以外の無線LANを特定する。そして、通信制御部205は、通信機102以外の無線LAN(に属する装置)にProbe Reqメッセージを送信し、一定期間、Probe Resメッセージの受信を待つ(ステップS111)。通信制御部205は、必要ならば一定回数この処理を繰り返す。
通信制御部205は、Probe Resメッセージが得られた無線LANを、インターネットに接続可能なアクセスポイントの候補とする(ステップS112)。言い換えれば、通信制御部205は、Probe Resメッセージを送信してきた装置が属している無線LANを、インターネットに接続するために使用する無線LANに決定する。本実施の形態では、公衆無線LAN104が候補として決定される。
なお、上記ステップS111において、Probe Reqメッセージを送信する対象から通信機102を除いたのは、ステップS106、ステップS109の判定により、Probe Reqメッセージを通信機102へ送信したとしても応答が得られないことを、通信制御部205が分かっているからである。
また、上記ステップS106において、通信機102のP2Pデバイス能力情報を判定したが、このステップS106およびステップS105を省くこともできる。そのときは、通信機102が、Invitation手続きが不可である、もしくは、自らがP2PグループオーナであるP2Pグループ以外には属せない(複数のP2Pグループに属せない)場合にも、通信制御部205は、Invitation Reqメッセージを通信機102へ送信し、Invitation Resメッセージの受信を待つ(S107、S108)。その後、通信制御部205は、通信機102からP2Pグループオーナになったという通知は受けず、以降、S111、S112のステップを行う。このように、ステップS106を省いたとしても、インターネット接続のための無線LANの検索という点で、図10のフローと効果は変わらない。
(動作例2)
次に、無線通信装置101が、インターネットに接続可能なアクセスポイントの候補を選択した後(図10のフローの後)の動作を説明する。なお、ここでは、無線通信装置101が、通信機102に接続する場合と、インターネットに接続しうる無線LANとしての公衆無線LAN104に接続する場合とに分けて説明する。
まず、無線通信装置101が通信機102に接続した場合のネットワーク構成を、図11を用いて説明する。図11において、無線LAN501は、図10のステップS109で説明したように、通信機102がP2Pグループオーナになり、新たに生成されたP2Pグループである。無線通信装置101は、無線LAN501を通信機102が送信するBeacon等で検出し、STAとして無線LAN501に接続している。
このときの通信制御部205のIPパケット処理動作を、図12を用いて説明する。グローバルIPアドレス宛のIPパケットを受信した場合(ステップS200)、通信制御部205は、IPパケットを受信した無線LANが、無線通信装置101がP2PグループオーナであるP2Pグループ(無線LAN103)であるか否かを判定する(ステップS201)。
IPパケットを受信した無線LANが、無線通信装置101がP2PグループオーナであるP2Pグループではない場合(ステップS201:No)、通信制御部205は、受信したIPパケットを廃棄する(ステップS203)。
一方、IPパケットを受信した無線LANが、無線通信装置101がP2PグループオーナであるP2Pグループである場合(ステップS201:Yes)、通信制御部205は、受信したIPパケットの送信元アドレスが通信機102であるか否かを判定する(ステップS202)。
受信したIPパケットの送信元アドレスが通信機102である場合(ステップS202:Yes)、通信制御部205は、受信したIPパケットを廃棄する(ステップS203)。
受信したIPパケットの送信元アドレスが通信機102以外である場合(ステップS202:No)、通信制御部205は、受信したIPパケットを通信機102に転送する(ステップS204)。
なお、上述したように、通信機102は、APもしくはP2Pグループオーナとして動作する場合には、無線LANで接続する無線通信装置をインターネットに接続することができる。よって、無線通信装置101は、無線LAN103で受信した通信機102からのグローバルIPアドレス宛のIPパケットを無線LAN501から通信機102宛に転送し、通信機102から移動通信事業者網107を介してインターネットへ送信させることも考えられる。しかし、通信機102が、インターネットへのよりホップ数の高い経路を選択することは考えがたい。よって、通信制御部205は、ステップS202の判定により、通信機102からのIPパケットを廃棄する。
次に、無線通信装置101が公衆無線LAN104に接続した場合のネットワーク構成を、図9を用いて説明する。無線通信装置101がP2PグループオーナであるP2Pグループである無線LAN103に、通信機102と無線通信端末301がP2Pクライアントとして属している。無線通信装置101は、公衆無線LAN104に接続し、コンカレントオペレーションを行っている。
このときの通信制御部205のIPパケット処理動作を、図13を用いて説明する。グローバルIPアドレス宛のIPパケットを受信した場合(ステップS300)、通信制御部205は、IPパケットを受信した無線LANが、無線通信装置101がP2PグループオーナであるP2Pグループ(無線LAN103)であるか否かを判定する(ステップS301)。
IPパケットを受信した無線LANが、無線通信装置101がP2PグループオーナであるP2Pグループではない場合(ステップS301:No)、通信制御部205は、受信したIPパケットを廃棄する(ステップS303)。
一方、IPパケットを受信した無線LANが、無線通信装置101がP2PグループオーナであるP2Pグループである場合(ステップS301:Yes)、通信制御部205は、受信したIPパケットを公衆無線LAN104に転送する(ステップS302)。
通信機102は移動通信事業者網107を介してインターネットに接続することはできる。しかし、無線通信装置101との接続の中でインターネットにアクセスすることも十分に考えられる。よって、通信制御部205は、通信機102が送信するグローバルIPアドレス宛てのIPパケットも公衆無線LAN104に転送する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、より有利にインターネットに接続しうる無線LANを効率よく選択し、接続するともに、適切なIP通信が可能である。すなわち、IN機能とP2P機能が実装され、コンカレントオペレーションおよびクロスコネクトを可能とする無線通信装置(無線通信装置101)が、IN機能とP2P機能とAP機能が実装された他の無線通信装置(通信機102)と接続可能である場合に、より確実にインターネットに接続できる通信方式(無線LAN)を選択することができる。その結果、無線通信装置(無線通信装置101)をP2PグループオーナとするP2Pグループに、他の無線通信装置(通信機102)がP2Pクライアントとして属する場合でも、無線通信装置が適切な通信方式を選択してインターネットへ接続できる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における無線通信装置について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態2におけるネットワーク構成を、図9を用いて説明する。無線通信装置101は、P2Pグループオーナとして、P2Pグループである無線LAN103に属している。無線通信端末301(第3の無線通信装置の一例)は、P2Pクライアントとして無線LAN103に属しており、無線通信装置101と通信を行っている。一方、通信機102は、無線LAN103の圏内であり、P2Pグループオーナである無線通信装置101の送信するBeaconを受信することができる。
以下、本実施形態の動作例を、図14のフローチャートを用いて説明する。上述したように、無線通信装置101がP2Pグループオーナとして動作するP2Pグループである無線LAN103には、少なくとも1以上のP2Pクライアント(無線通信端末301)が属している(ステップS400)。
無線通信装置101は、通信機102からAssociation Req(接続要求)メッセージを受信する(ステップS401)。
通信制御部205は、通信記録部206に記録されている無線LANへの接続履歴の中から、通信機102のIDが対応付けられているP2Pデバイス能力情報(P2P device capability)を検索する(ステップS402)。ここで検索されるP2Pデバイス能力情報は、無線通信装置101がP2PクライアントとしてP2Pグループに属したときに、そのP2PグループでP2Pグループオーナとして動作していた通信機102についての情報である。
通信制御部205は、検索したP2Pデバイス能力情報を基に、通信機102が、Invitation手続きが可能であるか否かを判定する(ステップS403)。
通信機102が、Invitation手続きが不可である場合(ステップS403:No)、通信制御部205は、通信機102に対し、ステータスコードをSuccessful(接続要求を承諾する)としてAssociation Resメッセージを送信する(ステップS405)。
通信機102が、Innvitation手続きが可能である場合(ステップS403:Yes)、通信制御部205は、通信機102に対し、ステータスコードをUnspecified failure(接続要求を拒否する)としてAssociation Resメッセージを送信する(ステップS404)。
通信制御部205は、通信記録部206からP2Pグループ及びP2Pデバイスとしての必要情報を取出し、通信機102がP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを作成する(ステップS406)。
通信制御部205は、作成したInvitation Reqメッセージを通信機102へ送信し、一定期間、Invitation Resメッセージの受信を待つ(ステップS407)。通信制御部205は、必要があればこの処理を一定回数繰り返す。
通信機102からInvitation Resメッセージを受信したら、通信制御部205は、そのメッセージを基に、通信機102がP2Pグループオーナになることが通知されたか否かを判断する(ステップS408)。
通信機102がP2Pグループオーナになることが通知された場合(ステップS408:Yes)、通信制御部205は、通信機102に対し、インフラストラクチャネットワークのSTAとして接続手順を開始する(ステップS409)。
通信機102がP2Pグループオーナになることが通知されなかった場合(ステップS408:No)、通信制御部205は、動作を行わない(ステップS410)。
なお、上記ステップS410において、通信制御部205は、接続関連の動作は行わないが、通信記録部206の記録において、通信機102の設定が変化してInvitation手続きが不可である旨に更新してもよい。
また、上記例では接続要求、接続要求応答として、Association Req/Association Resメッセージで説明したが、Reassociation Req/Reassociation Resメッセージを適用してもよい。
次に、上記ステップS408の後、変化したネットワーク構成を、図11を用いて説明する。無線LAN501は、図14のステップS408で説明したように、通信機102がP2Pグループオーナになることで新たに生成されたP2Pグループである。無線通信装置101は、上記ステップS409の後、STAとして無線LAN501に接続する。無線通信装置101は、コンカレントオペレーションおよびクロスコネクトを行うことにより、無線LAN103内の無線通信端末301を通信機102経由でインターネットに接続させることができる。無線通信装置101が通信機102より接続要求を受信し、直ちに接続許可を行った場合には、無線通信装置101や無線通信端末301は通信機102を介してインターネットへ接続することは可能にはならない。しかし、上記ステップS409で新たにP2Pグループオーナとなった通信機102と接続することができた場合には、通信機102自体との通信と同時に通信機102を介したインターネットへの接続を可能とするという効果がある。
このときの通信制御部205のIPパケット処理を、図15を用いて説明する。
通信制御部205は、グローバルIPアドレス宛のIPパケットを受信すると(ステップS500)、IPパケットを受信した無線LANが、無線通信装置102がP2PグループオーナであるP2Pグループあるか否かを判定する(ステップS501)。
IPパケットを受信した無線LANが、無線通信装置101がP2PグループオーナであるP2Pグループではない場合(ステップS501:No)、通信制御部205は、受信したIPパケットを廃棄する(ステップS503)。
一方、IPパケットを受信した無線LANが、無線通信装置101がP2PグループオーナであるP2Pグループである場合(ステップS501:Yes)、通信制御部205は、受信したIPパケットを、無線LAN501から通信機102に転送する(ステップS502)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、接続要求を送信した通信機の能力情報を評価し適切な通信方式で接続し、インターネット接続に際しては効率よいIP通信が可能である。すなわち、IN機能とP2P機能が実装され、コンカレントオペレーションおよびクロスコネクトを可能とする無線通信装置(無線通信装置101)が、IN機能とP2P機能とAP機能が実装された他の無線通信装置(通信機102)と接続可能である場合に、より確実にインターネットに接続できる通信方式(無線LAN)を選択することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3における無線通信装置について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態3におけるネットワーク構成を、図7を用いて説明する。無線通信装置101は、STAとして動作し、インターネットへ接続可能な無線LANを検索中であり、何れの無線LANにも接続していない。通信制御部205は、検索できたインターネットへ接続可能な無線LANを、通信記録部206へ記録する。
以下、本実施形態の動作例を、図16のフローチャートを用いて説明する。上述したように、無線通信装置101は、STAとして動作し、インターネットに接続可能な無線LANを検索している(ステップS600)。
無線通信装置101は、通信機102からIEEE802.11のProbe Reqメッセージを受信する(ステップS601)。
通信制御部205は、通信記録部206に記録されている無線LANへの接続履歴を基に、通信機102が検索している無線LANの識別子(SSID)が、過去に無線通信装置101がP2PグループオーナであったP2Pグループで使用されたSSID(Service Set IDentifier)であるか否かを調べる(ステップS602)。
通信機102が検索している無線LANのSSIDが、過去に無線通信装置101がP2PグループオーナであったP2Pグループで使用されたSSIDではない場合(ステップS602:No)、通信制御部205は、接続動作を行わない(ステップS604)。
通信機102が検索している無線LANのSSIDが、過去に無線通信装置101がP2PグループオーナであったP2Pグループで使用されたSSIDである場合は(ステップS602:Yes)、通信制御部205は、通信記録部206に記録されている無線LANへの接続履歴を基に、STAとしてインターネットに接続可能な1つ以上の無線LANを検索し得たか否かを判定する(ステップS603)。図7においては、例えば公衆無線LAN104が、インターネットに接続可能な無線LANに該当する。
インターネットに接続可能な1つ以上の無線LANを検索できていた場合(ステップS603:Yes)、通信制御部205は、無線通信装置101をP2Pグループオーナとして動作を開始させる(ステップS607)。そして、通信制御部205は、通信機102にProbe Resメッセージを送信する(ステップS608)。
インターネットに接続が可能な1つ以上の無線LANを検索できていなかった場合(ステップS603:No)、通信制御部205は、通信記録部206に記録されている無線LANへの接続履歴の中から、通信機102のIDが対応付けられているP2Pデバイス能力情報(P2P device capability)を検索する(ステップS605)。
通信制御部205は、検索したP2Pデバイス能力情報を基に、通信機102が、Invitation手続きが可能であるか否かを判定する(ステップS606)。
通信機102はInvitation手続きが可能である場合(ステップS606:Yes)、通信制御部205は、無線通信装置101をP2Pグループオーナとして動作を開始させる(ステップS607)。そして、通信制御部205は、通信機102にProbe Resメッセージを送信する(ステップS608)。
一方、通信機102はInvitation手続きが不可である場合(ステップS606:No)、通信制御部205は、接続動作を行わない(ステップS604)。
上記例では、無線通信装置101がP2PグループオーナであるP2Pグループの無線LANを、通信機102はSTAとして検索していた。無線通信装置101はP2Pデバイスとして動作していないので、通信機102からProbe Reqメッセージを受信して、必ずしも処理を行う必要はない。しかし、通信機102が、車両100という限られた空間で無線通信装置101に伴う無線LANを検索するということは、無線通信装置101に接続する意図がある可能性がある。接続を早期に実現するためには検索段階における自動的なP2Pグループの生成は有効である。
また、上記例では、通信機102はSTAとして動作しているので、ステップS608の後に通信機102と無線通信装置101の接続を行ったとしても、無線通信装置101は通信機102を介してインターネットに接続することはできない。しかし、通信制御部205はステップS603、ステップS606により、この接続とは別にインターネットに接続する無線LANがあることを調べている。これにより、通信機102がSTAとして無線通信装置101に接続した場合でも、無線通信装置101は、公衆無線LAN104へ接続する、もしくは、通信機102にP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを送信し、P2Pグループオーナとなった通信機102に接続することにより、インターネットに接続することが可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、Probe Reqメッセージを送信した通信機の能力情報を評価し、P2Pデバイスを動作させることによりインターネット接続が可能なネットワーク構成を効率よく準備することができる。すなわち、IN機能とP2P機能が実装され、コンカレントオペレーションおよびクロスコネクトを可能とする無線通信装置(無線通信装置101)が、IN機能とP2P機能とAP機能が実装された他の無線通信装置(通信機102)と接続可能である場合に、より確実にインターネットに接続できる通信方式(無線LAN)を選択することができる。
以上本発明の各実施の形態について説明したが、本発明は、上記各実施の形態の説明に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上述した各実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はハードウェアとの連係においてソフトウェアでも実現することも可能である。
本発明に係る無線通信装置は、通信機又は公衆無線LANを介してインターネット接続を行う無線通信装置等として有用である。
100 車両
101 無線通信装置
102 通信機
103 無線LAN
104 公衆無線LAN
105 公衆無線LAN事業者網
106 インターネット
107 移動通信事業者網
201 無線LAN通信部
202 ステーション通信部
203 P2P通信部
204 TCP/IP通信部
205 通信制御部
206 通信記録部
301 無線通信端末
501 無線LAN

Claims (13)

  1. インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置であって、
    無線LANへ接続するときに通信を制御する通信制御部を備え、
    前記通信制御部は、
    前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置が、前記無線通信装置がP2Pグループオーナとして動作するP2Pグループに、P2Pクライアントまたはステーションとして接続している場合に、
    一定期間収集したBeaconの送信元が前記他の無線通信装置である場合、当該他の無線通信装置がBeaconを送信している無線LANを、インターネットへ接続するために用いる無線LANに決定し、
    一定期間収集したBeaconの送信元が前記他の無線通信装置ではない場合、前記他の無線通信装置に対し、新たなP2PグループのP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを送信し、
    前記Invitation Reqメッセージの応答として受信したInvitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになることが通知された場合、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになる新たなP2Pグループを、インターネットに接続するために用いる無線LANに決定し、
    前記Invitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナにならないことが通知された場合、前記他の無線通信装置以外にProbe Reqメッセージを送信し、
    前記Probe Reqメッセージの応答としてProbe Resメッセージを送信してきた装置が属している無線LANを、インターネットへ接続するために用いる無線LANに決定する、
    無線通信装置。
  2. 前記通信制御部は、
    一定期間収集したBeaconの送信元が前記他の無線通信装置ではない場合は、前記他の無線通信装置との通信履歴を基に、前記他の無線通信装置が、Invitation手続きが可能であり、かつ、複数のP2Pグループに属することが可能であると判定した場合に、前記Invitation Reqメッセージを生成する、
    請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記通信制御部は、
    前記無線通信装置が、前記他の無線通信装置がBeaconを送信している無線LAN、または、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナとなった新たなP2Pグループに接続し、グローバルIPアドレス宛のIPパケットを受信した場合、
    前記IPパケットを前記無線通信装置がP2PグループオーナであるP2Pグループから受信しなかった場合、または、前記IPパケットを前記無線通信装置がP2PグループオーナであるP2Pグループから受信したが、前記IPパケットの送信元が前記他の無線通信装置であった場合は、前記IPパケットを廃棄し、
    前記IPパケットを前記無線通信装置がP2PグループオーナであるP2Pグループから受信したが、前記IPパケットの送信元が前記他の無線通信装置ではない場合は、前記IPパケットを前記他の無線通信装置に転送する、
    請求項1または2記載の無線通信装置。
  4. 前記通信制御部は、
    前記無線通信装置が、前記Probe Resメッセージを送信してきた装置が属している無線LANに接続し、グローバルIPアドレス宛のIPパケットを受信した場合、
    前記IPパケットを前記無線通信装置がP2PグループオーナであるP2Pグループから受信した場合は、前記IPパケットを前記Probe Resメッセージを送信してきた装置が属している無線LANに転送し、
    前記IPパケットを前記無線通信装置がP2PグループオーナであるP2Pグループから受信しなかった場合は、前記IPパケットを廃棄する、
    請求項1または2記載の無線通信装置。
  5. インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置であって、
    無線LANへ接続するときに通信を制御する通信制御部を備え、
    前記通信制御部は、
    前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置が、前記無線通信装置がP2Pグループオーナとして動作するP2Pグループの圏内にあり、かつ、第3の無線通信装置が、前記P2PグループにP2Pクライアントとして属している場合、
    前記他の無線通信装置から接続要求メッセージを受信すると、前記他の無線通信装置との通信履歴を基に、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能であるか否かを判定し、
    前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能である場合、前記他の無線通信装置に対して、接続要求を拒否する応答メッセージを送信し、
    前記他の無線通信装置に対して、新たなP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを送信し、
    前記Invitation Reqメッセージの応答として受信したInvitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになることが通知された場合、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナとなる新たなP2Pグループに、前記無線通信装置をインフラストラクチャネットワークのステーションとして接続させる、
    無線通信装置。
  6. 前記通信制御部は、
    前記無線通信装置が、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナとなった新たなP2Pグループに、インフラストラクチャネットワークのステーションとして接続し、グローバルIPアドレス宛のIPパケットを受信した場合、
    前記IPパケットを前記無線通信装置がP2PグループオーナであるP2Pグループから受信した場合は、前記IPパケットを前記他の無線通信装置に転送し、
    前記IPパケットを前記無線通信装置がP2PグループオーナであるP2Pグループから受信しなかった場合は、前記IPパケットを廃棄する、
    請求項5記載の無線通信装置。
  7. インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置であって、
    無線LANへ接続するときに通信を制御する通信制御部を備え、
    前記通信制御部は、
    前記無線通信装置が、インターネットに接続可能な無線LANを検索中に、前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置から、Probe Reqメッセージを受信した場合、
    無線LANへの接続履歴を基に、インターネットに接続可能な無線LANを検索できていたか否かを判定し、
    検索できていなかったと判定した場合、前記他の無線通信装置との通信履歴を基に、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能であるか否かを判定し、
    検索できていたと判定した場合、または、前記Invitation手続きが可能であると判定した場合、前記無線通信装置がP2PグループオーナとなるP2Pグループを生成し、前記他の無線通信装置にProbe Resメッセージを送信する、
    無線通信装置。
  8. インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置における無線通信方法であって、
    前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置が、前記無線通信装置がP2Pグループオーナとして動作するP2Pグループに、P2Pクライアントまたはステーションとして接続している場合に、
    一定期間収集したBeaconの送信元が前記他の無線通信装置である場合、当該他の無線通信装置がBeaconを送信している無線LANを、インターネットへ接続するために用いる無線LANに決定し、
    一定期間収集したBeaconの送信元が前記他の無線通信装置ではない場合、前記他の無線通信装置に対し、新たなP2PグループのP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを送信し、
    前記Invitation Reqメッセージの応答として受信したInvitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになることが通知された場合、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになる新たなP2Pグループを、インターネットに接続するために用いる無線LANに決定し、
    前記Invitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナにならないことが通知された場合、前記他の無線通信装置以外にProbe Reqメッセージを送信し、
    前記Probe Reqメッセージの応答としてProbe Resメッセージを送信してきた装置が属している無線LANを、インターネットへ接続するために用いる無線LANに決定する、
    無線通信方法。
  9. インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置における無線通信方法であって、
    前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置が、前記無線通信装置がP2Pグループオーナとして動作するP2Pグループの圏内にあり、かつ、第3の無線通信装置が、前記P2PグループにP2Pクライアントとして属している場合、
    前記他の無線通信装置から接続要求メッセージを受信すると、前記他の無線通信装置との通信履歴を基に、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能であるか否かを判定し、
    前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能である場合、前記他の無線通信装置に対して、接続要求を拒否する応答メッセージを送信し、
    前記他の無線通信装置に対して、新たなP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを送信し、
    前記Invitation Reqメッセージの応答として受信したInvitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになることが通知された場合、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナとなる新たなP2Pグループに、前記無線通信装置をインフラストラクチャネットワークのステーションとして接続させる、
    無線通信方法。
  10. インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置における無線通信方法であって、
    前記無線通信装置が、インターネットに接続可能な無線LANを検索中に、前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置から、Probe Reqメッセージを受信した場合、
    無線LANへの接続履歴を基に、インターネットに接続可能な無線LANを検索できていたか否かを判定し、
    検索できていなかったと判定した場合、前記他の無線通信装置との通信履歴を基に、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能であるか否かを判定し、
    検索できていたと判定した場合、または、前記Invitation手続きが可能であると判定した場合、前記無線通信装置がP2PグループオーナとなるP2Pグループを生成し、前記他の無線通信装置にProbe Resメッセージを送信する、
    無線通信方法。
  11. インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置のコンピュータに実行させる無線通信プログラムであって、
    前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置が、前記無線通信装置がP2Pグループオーナとして動作するP2Pグループに、P2Pクライアントまたはステーションとして接続している場合に、
    一定期間収集したBeaconの送信元が前記他の無線通信装置である場合、当該他の無線通信装置がBeaconを送信している無線LANを、インターネットへ接続するために用いる無線LANに決定する処理と、
    一定期間収集したBeaconの送信元が前記他の無線通信装置ではない場合、前記他の無線通信装置に対し、新たなP2PグループのP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを送信する処理と、
    前記Invitation Reqメッセージの応答として受信したInvitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになることが通知された場合、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになる新たなP2Pグループを、インターネットに接続するために用いる無線LANに決定する処理と、
    前記Invitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナにならないことが通知された場合、前記他の無線通信装置以外にProbe Reqメッセージを送信する処理と、
    前記Probe Reqメッセージの応答としてProbe Resメッセージを送信してきた装置が属している無線LANを、インターネットへ接続するために用いる無線LANに決定する処理と、
    を含む無線通信プログラム。
  12. インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置のコンピュータに実行させる無線通信プログラムであって、
    前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置が、前記無線通信装置がP2Pグループオーナとして動作するP2Pグループの圏内にあり、かつ、第3の無線通信装置が、前記P2PグループにP2Pクライアントとして属している場合、
    前記他の無線通信装置から接続要求メッセージを受信すると、前記他の無線通信装置との通信履歴を基に、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能であるか否かを判定する処理と、
    前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能である場合、前記他の無線通信装置に対して、接続要求を拒否する応答メッセージを送信する処理と、
    前記他の無線通信装置に対して、新たなP2Pグループオーナになることを要請するInvitation Reqメッセージを送信する処理と、
    前記Invitation Reqメッセージの応答として受信したInvitation Resメッセージにより前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナになることが通知された場合、前記他の無線通信装置がP2Pグループオーナとなる新たなP2Pグループに、前記無線通信装置をインフラストラクチャネットワークのステーションとして接続させる処理と、
    を含む無線通信プログラム。
  13. インフラストラクチャネットワークでステーションとして動作するIN機能と、P2PグループでP2Pデバイスとして動作するP2P機能とを備え、前記IN機能と前記P2P機能のコンカレントオペレーションの際にクロスコネクションを行うことが可能な、無線通信装置のコンピュータに実行させる無線通信プログラムであって、
    前記無線通信装置が、インターネットに接続可能な無線LANを検索中に、前記IN機能および前記P2P機能に加えて前記インフラストラクチャネットワークのアクセスポイントとして機能するAP機能を備え、アクセスポイントまたはP2Pグループオーナとして動作しているときにはインターネットへ接続可能な他の無線通信装置から、Probe Reqメッセージを受信した場合、
    無線LANへの接続履歴を基に、インターネットに接続可能な無線LANを検索できていたか否かを判定する処理と、
    検索できていなかったと判定した場合、前記他の無線通信装置との通信履歴を基に、前記他の無線通信装置がInvitation手続きが可能であるか否かを判定し、
    検索できていたと判定した場合、または、前記Invitation手続きが可能であると判定した場合、前記無線通信装置がP2PグループオーナとなるP2Pグループを生成し、前記他の無線通信装置にProbe Resメッセージを送信する処理と、
    を含む無線通信プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016528814A (ja) * 2013-07-29 2016-09-15 富士通株式会社 シグナリング構成方法、d2dディスカバリ方法及び装置並びに通信システム

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