JP2013134658A - コンピュータネットワークシステム、構成管理方法、構成管理プログラム、記録媒体 - Google Patents

コンピュータネットワークシステム、構成管理方法、構成管理プログラム、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】一側面によれば、仮想マシンの仮想的な接続を管理することが可能なコンピュータネットワークシステムを提供する。
【解決手段】一側面によれば、物理サーバ4は、複数のVM6と、同一の物理サーバ4内のVM6の間又は異なる物理サーバ4内のVM6の間を仮想ネットワークにより接続する仮想SW5とを含む。構成情報管理装置1は、仮想ネットワークに割当てられた仮想ネットワーク識別情報VLAN−IDとVM6の通信インタフェースに割当てられた仮想マシンIF識別情報uuidとを物理サーバ4から取得し、取得した仮想ネットワーク識別情報VLAN−IDと仮想マシンIF識別情報uuidとに基づいてVM6の間における接続を管理する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンピュータネットワークシステム、構成管理方法、構成管理プログラム、記録媒体に関する。
コンピュータネットワークシステムは、複数のコンピュータの間をネットワークで接続することにより構成される。コンピュータネットワークシステムにおいては、コンピュータとネットワークとがどのように接続されているかが管理される。
例えば、ネットワーク管理装置に対しネットワークを介して接続された被管理装置には、その装置上で動作するクライアント・サーバ・システムの動作を監視する監視部が設けられ、エージェントと機器情報設定制御部と機器は従来のネットワーク管理システムとして動作し、被管理装置で何らかの障害が発生した場合、エージェントは監視部や機器情報設定制御部から監視情報を受け取り、どこで障害が発生したかをマネージャに伝えることが提案されている。
また、複数のノードに対するマイグレーション前後での同一リソースのシステムログを正確に把握するために、ファイル共有サーバ間で移動されるリソースに対して、システム内で一意となるグローバルIDを付与し、リソース移動時に移動先のファイル共有サーバにグローバルIDを引き継ぐとともに、リソースに対するログ取得時、グローバルIDをログメッセージに付加して、ログ取得を行うことが提案されている。
特開平8−237249号公報 特開2007−128176号公報
クラウドコンピューティングを実現するコンピュータネットワークシステムにおいては、物理サーバ、物理サーバ内に設けられた仮想化されたサーバ、及び、物理サーバ内に構築され仮想化されたサーバ間を接続する仮想的なネットワークが、複雑に接続される。このため、クラウドコンピューティングにおいて、前述したようなコンピュータネットワークシステムの管理手段をそのまま適用することはできない。
なお、クラウドコンピューティングを実現するコンピュータネットワークシステムを「クラウドコンピュータシステム」と言い、物理サーバ内に設けられた仮想化されたサーバを「仮想マシン」と言い、物理サーバ内に構築され仮想化されたサーバ間を接続する仮想的なネットワークを「仮想スイッチ」と言う。
例えば、前述したように、エージェントが監視部等から監視情報を受け取り、どこで障害が発生したかをマネージャに伝える場合には、監視情報としてどこに障害が発生したかを示す情報が得られるのみである。従って、クラウドコンピュータシステムにおいて、仮想マシンと、仮想スイッチにより実現される仮想ネットワークとを関連付けて管理することができない。この結果、物理サーバ、仮想マシン、仮想スイッチが複雑に接続されるクラウドコンピュータシステムにおいて、仮想マシンが仮想スイッチによりその時点でどのように接続されているのかを知ることはできない。
また、リソース移動時にグローバルIDを引き継ぐとともに、リソースに対するログ取得時にグローバルIDをログメッセージに付加してログ取得を行う場合には、ファイル共有サーバのアドレス、LU(論理ユニット)番号などの解析すべきログメッセージにグローバルIDが付加されたものが得られるのみである。従って、クラウドコンピュータシステムにおいて、仮想マシンと、仮想スイッチにより実現される仮想ネットワークとを関連付けて管理することができない。この結果、物理サーバ、仮想マシン、仮想スイッチが複雑に接続されるクラウドコンピュータシステムにおいて、仮想マシンが仮想スイッチによりその時点でどのように接続されているのかを知ることはできない。
本発明は、一側面によれば、仮想マシンの仮想的な接続を管理することが可能なコンピュータネットワークシステムを提供することを目的とする。
開示されるコンピュータネットワークシステムは、一側面によれば、複数の物理サーバと、物理サーバの各々と保守ネットワークを介して接続された構成情報管理装置とを含むコンピュータネットワークシステムであって、物理サーバが、更に、複数の仮想マシンと、同一の物理サーバ内の仮想マシンの間又は異なる物理サーバ内の仮想マシンの間を仮想ネットワークにより接続する仮想スイッチとを含む。構成情報管理装置が、仮想ネットワークに割当てられた仮想ネットワーク識別情報と、仮想マシンの通信インタフェースに割当てられた仮想マシンIF識別情報とを、物理サーバから取得し、取得した仮想ネットワーク識別情報と仮想マシンIF識別情報とに基づいて、仮想マシンの間における接続を管理する。
開示されるコンピュータネットワークシステムによれば、一側面によれば、仮想マシンの仮想的な接続を管理することができる。
構成情報管理装置を含むクラウドコンピュータシステムの一例を示す図である。 クラウドコンピュータシステムの説明図である。 クラウドコンピュータシステムの説明図である。 構成情報管理装置の一例を示す図である。 構成管理の説明図である。 構成管理の説明図である。 構成管理の説明図である。 構成管理の説明図である。 構成管理処理フローである。
図1は、構成情報管理装置を含むクラウドコンピュータシステムの一例を示す。
クラウドコンピュータシステムは、コンピュータネットワークシステムであり、例えば、構成情報管理装置1と、構成情報データベース2と、保守ネットワーク3と、複数の物理サーバ4と、業務ネットワーク7と、複数のクライアント8と、接続線9とを含む。複数の物理サーバ4は、各々、仮想スイッチ5と、複数の仮想マシン6とを含む。なお、仮想スイッチ5を「仮想SW5」と言い、仮想マシン6を「VM6」と言う。
クラウドコンピュータシステムは、複数の物理サーバ4の中の複数のVM6を1又は複数の仮想SW5により仮想的に接続する。換言すれば、クラウドコンピュータシステムにおいては、複数の物理サーバ4を設けることにより物理サーバ4が多層化され、物理サーバ4上に複数のVM6を設けることによりサーバが多層化かつ仮想化され、VM6の間を仮想SW5で接続することによりネットワークが仮想化される。これにより、クラウドコンピュータシステムは、クライアント8からの要求に応じて、業務を実行する。換言すれば、クラウドコンピュータシステムにおいては、クライアント8からの要求に応じて、業務を実行する業務アプリケーションプログラムが、複数のVM6において分散して処理される。
クラウドコンピュータシステムは、クラウドコンピューティングを実現するコンピュータネットワークシステムである。物理サーバ4は、物理的なサーバ、換言すれば、コンピュータである。VM6は、物理サーバ4内に設けられた、仮想化されたサーバである。仮想SW5は、物理サーバ4内に構築された、VM6間を接続する仮想的なネットワークである。仮想SW5は、実際には、図2及び図3を参照して後述するように、同一の物理サーバ4内のVM6の間又は異なる物理サーバ4内のVM6の間を仮想ネットワークにより接続する。
VM6及び仮想SW5は、例えば、仮想化プログラムを物理サーバ4のCPUにおいて実行することにより実現される。仮想化プログラムは、物理サーバ4の主メモリに予め格納される。仮想化プログラムの種類は、後述するように、物理サーバ4毎に異なっていても良い。換言すれば、異なる物理サーバ4内のVM6は、後述するように、異なる仮想化プログラムにより実現される。
一方、クラウドコンピュータシステムにおいて、構成情報管理装置1は、仮想SW5により仮想的に接続される複数のVM6の接続の構成情報を管理する。構成情報管理装置1は、保守ネットワーク3に接続され、保守ネットワーク3を介して、複数の物理サーバ4の各々に接続される。保守ネットワーク3は、例えば構成情報管理装置1と複数の物理サーバ4の各々とを接続するネットワークである。保守ネットワーク3は、例えばインターネット又は専用のネットワークである。構成情報管理装置1は、管理対象、換言すれば、構成情報の監視対象である複数の物理サーバ4の各々から構成情報を収集する。構成情報については後述する。
構成情報管理装置1は、収集した構成情報を構成情報データベース2に格納し、収集した構成情報に基づいてクラウドコンピュータシステムを管理する。構成情報データベース2は、専用の接続線又はネットワークを介して、構成情報管理装置1に接続される。構成情報データベース2に代えて、構成情報管理装置1に設けられた記憶装置を用いるようにしても良い。
複数の物理サーバ4を区別する場合には、物理サーバ#1等と言う。複数の仮想SW5を区別する場合には、仮想SW#1等と言う。複数のVM6を区別する場合には、VM#1等と言う。複数のクライアント8を区別する場合には、クライアント#1等と言う。図1においては、2個の物理サーバ4が設けられているが、物理サーバ4の数は「2」に限られない。2個の仮想SW5が設けられているが、仮想SW5の数は「2」に限られない。4個のVM6が設けられているが、VM6の数は「4」に限られない。2個のクライアント8が設けられているが、クライアント8の数は「2」に限られない。
各々の物理サーバ4は、例えば1個の仮想SW5と、複数のVM6とを含む。換言すれば、1個の物理サーバ4に対応して1個の仮想SW5が設けられ、1個の物理サーバ4に対応して複数の(2個の)VM6が設けられる。図1においては、1個の物理サーバ4が1個の仮想SW5を含むが、1個の物理サーバ4に含まれる仮想SW5の数は「1」に限られない。また、1個の物理サーバ4が2個のVM6を含むが、1個の物理サーバ4に含まれるVM6の数は「2」に限られない。
複数の物理サーバ4の中の1個の物理サーバ#1は、業務ネットワーク7に接続され、業務ネットワーク7を介して、1又は複数のクライアント8に接続される。業務ネットワーク7は、例えば物理サーバ#1と複数のクライアント8とを接続するネットワークである。業務ネットワーク7は、例えばインターネット又は専用のネットワークである。複数の物理サーバ4の中の残りの物理サーバ#2は、接続線9を介して、例えば1個の物理サーバ#1に接続される。また、各々のVM6は、1又は複数の仮想SW5を介して、他のVM6と仮想的に接続される。
業務ネットワーク7に接続されるクライアント8の数は、2個に限られず、何個でも良い。接続線9は、物理サーバ4の間を接続する専用の接続線、例えばLAN(Local Area Network)である。
図2及び図3は、クラウドコンピュータシステムの説明図である。
クラウドコンピュータシステムにおいて、仮想SW5は、クラウドコンピューティングを実現する物理サーバ4の制御部である。仮想SW5は、図2に示すように、クライアント8と物理サーバ#1とを接続し、これらの間の通信を行う。また、ある物理サーバ4の仮想SW5は、図2に示すように、他の物理サーバ4の仮想SW5と接続し、これとの間で通信を行う。これにより、仮想SW5は、図2に示すように、複数の物理サーバ4の中の複数のVM6を仮想的に接続し、VM6間の通信を行う。
例えば、仮想SW5は、VM6の間の通信路と、クライアント8及び業務ネットワーク7とVM6との間の通信路とに、各々、仮想ネットワークVLANを割当て、更に、仮想ネットワークVLANに、各々、識別情報VLAN−IDを割当てる。VLAN−IDについては後述する。更に、仮想SW5は、VM6の通信インタフェースである仮想マシンIFに識別情報uuidを割当てる。uuidについては後述する。
具体的には、仮想SW5は、クライアント8及び業務ネットワーク7とVM#1との間の通信路に、VLAN−ID「a」の仮想ネットワークVLANを割当てる。VM#1において、VLAN−ID「a」の仮想ネットワークVLANに接続されるuuidは、「IF#1」とされる。
また、仮想SW5は、VM#1とVM#2との間の通信路に、VLAN−ID「b」の仮想ネットワークVLANを割当てる。VM#1において、VLAN−ID「b」の仮想ネットワークVLANに接続されるuuidは「IF#2」とされる。VM#2において、VLAN−ID「b」の仮想ネットワークVLANに接続されるuuidは「IF#3」とされる。
また、仮想SW5は、VM#2とVM#3との間の通信路に、VLAN−ID「c」の仮想ネットワークVLANを割当てる。VM#2において、VLAN−ID「c」の仮想ネットワークVLANに接続されるuuidは「IF#4」とされる。VM#3において、VLAN−ID「c」の仮想ネットワークVLANに接続されるuuidは「IF#5」とされる。
なお、例えば、VM#4は、VM#1〜VM#3に障害が発生した場合における、予備機とされる。また、例えば、仮想SW#1と仮想SW#2とは、構成情報を共有する。なお、例えば、仮想SW#2が、自己が属さない物理サーバ#1の内部における仮想ネットワークについての構成情報を持たないようにしても良い。
クライアント8からの要求は、業務ネットワーク7及び仮想SW#1を介して、VLAN−ID「a」の仮想ネットワークVLANにより、VM#1により受付けられ処理される。次に、VM#1からの要求は、仮想SW#1を介して、VLAN−ID「b」の仮想ネットワークVLANにより、VM#2により受付けられ処理される。次に、VM#2からの要求は、仮想SW#1及び接続線9を介して、VLAN−ID「c」の仮想ネットワークVLANにより、VM#3により受付けられ処理される。
また、仮想SW5は、複数のVM6と複数のVM6を接続する仮想ネットワークの構成とを管理する。例えば、仮想SW5は、複数のVM6の各々について、構成情報を生成して保持する。詳しくは後述するように、構成情報は、仮想LAN情報、仮想マシン(VM)6の通信インタフェースのID、仮想マシン名、仮想マシン(VM)6が属する物理サーバ4のIPアドレスを含む。
例えば、構成情報は、VLAN−IDが「a」である仮想ネットワークVLANが、物理サーバ#1に属するVM#1のuuid(IF#1)に接続されていることを示す。また、構成情報は、VLAN−IDが「b」である仮想ネットワークVLANが、物理サーバ#1に属するVM#1のuuid(IF#2)と、物理サーバ#1に属するVM#2のuuid(IF#3)とに接続されていることを示す。
なお、構成情報が、あるIPアドレスを有する物理サーバ#1に属するVM#1が、そのuuid(IF#2)で、VLAN−IDが「b」である仮想ネットワークVLANに接続されることを示すようにしても良い。また、構成情報が、あるIPアドレスを有する物理サーバ#1に属するVM#2は、そのuuid(IF#3)で、VLAN−IDが「b」である仮想ネットワークVLANに接続されることを示すようにしても良い。これにより、VLAN−IDが「b」である仮想ネットワークVLANは、VM#1とVM#2とを接続することが示される。
また、仮想SW5は、図3に示すように、VM6のライブマイグレーション処理を行う。例えば、仮想SW5は、VM6の各々に対して予め定められた時間間隔で応答を要求し、VM6から応答が得られない場合に、応答しなかったVM6は故障したものと判断して、応答しなかったVM6を待機中のVM6に変更する。
例えば、VM#3において障害が発生すると、仮想SW5は、VM#3からの応答を得ることができない。そこで、仮想SW5は、応答しなかったVM#3は故障したものと判断して、図3に示すように、応答しなかったVM#3を待機中のVM#4に変更する。換言すれば、VM#3からVM#4ヘのライブマイグレーションが実行される。
ライブマイグレーションの実行の結果、図3に示すように、VLAN−ID「c」である仮想ネットワークVLANの接続先は、VM#3からVM#4へ変化する。また、VM#3で動作するOS及びアプリケーションプログラムは、停止することなく、他のVM#4に移し変えられる。これにより、業務を提供し続けながら、動作するVM6を変更することができる。
VM#3における障害の発生の後に、最初に、構成情報管理装置1が物理サーバ#2から構成情報を取得した際に、後述するように、構成情報の変更が検出される。これにより、収集した構成情報の分析に基づいて、VM#3の障害発生により構成情報の変化が発生し、VM#3の業務がVM#4へ引き継がれていることを知ることができる。
図4は、構成情報管理装置の一例を示す図である。
構成情報管理装置1は、取得依頼制御部11と、ネットワークインタフェース(ネットワークIF)14と、取得結果制御部15とを含む。取得依頼制御部11は、取得対象分析部12と、取得依頼部13とを含む。取得結果制御部15は、結果受信部16と、結果解析部17とを含む。構成情報データベース2は、取得対象情報格納部21と、構成結果情報格納部22と、接続結果情報格納部23とを含む。
取得依頼制御部11において、取得対象分析部12は、予め定められた周期で、取得対象情報の取得要求を構成情報データベース2に送信する。予め定められた周期は、例えば1分とされる。予め定められた周期は、1分よりも長くても短くても良い。取得対象情報の取得要求には、取得対象分析部12が取得対象情報の取得要求を送信した時刻が付加される。取得対象分析部12は、例えば構成情報管理装置1のCPU(Central Processing Unit)の備えるタイマを参照することにより、予め定められた周期で、繰り返し取得対象情報の取得要求を送信する。
取得対象情報は、構成情報を取得すべき対象を特定する情報、換言すれば、監視対象の物理サーバ4を特定する情報である。構成情報データベース2から取得される取得対象情報については、図5を参照して後述する。
構成情報データベース2は、取得対象情報の取得要求を受信すると、取得対象情報の取得要求において要求された取得対象情報を取得対象情報格納部21から読み出して、読み出した取得対象情報を取得対象分析部12に送信する。取得対象情報には、取得対象情報の取得要求に付加されていた時刻が付加される。
取得対象分析部12は、取得対象情報を受信すると、受信した取得対象情報を取得依頼部13に転送する。取得依頼部13は、転送された取得対象情報を受信すると、転送された取得対象情報に基づいて、構成情報の取得要求を生成する。構成情報の取得要求には、取得対象情報に付加されていた時刻が付加される。構成情報の取得要求は、複数の物理サーバ4の各々について、個別に生成される。これにより、後述するように、複数の物理サーバ4の仮想SW5の種類が異なっていても、構成情報を取得することができる。
この後、取得依頼部13は、ネットワークIF14に、生成した構成情報の取得要求を、監視対象である複数の物理サーバ4の各々に送信させる。これに応じて、ネットワークIF14は、保守ネットワーク3を介して、構成情報の取得要求を複数の物理サーバ4の各々に送信する。
複数の物理サーバ4は、各々、構成情報の取得要求を受信すると、受信した構成情報の取得要求に応じて、自己の構成情報を、保守ネットワーク3を介して、ネットワークIF14に送信する。構成情報には、構成情報の取得要求に付加されていた時刻が付加される。複数の物理サーバ4の各々から取得される構成情報、換言すれば、構成結果情報格納部22へ格納される構成結果情報については、図6を参照して後述する。
ネットワークIF14は、構成情報を受信すると、受信した構成情報を、結果受信部16に転送する。結果受信部16は、転送された構成情報を受信すると、受信した構成情報を、結果解析部17へ転送する。
結果解析部17は、転送された構成情報を受信すると、転送された構成情報と共に、転送された構成情報についての構成結果情報格納部22への格納要求を、構成情報データベース2に送信する。構成情報データベース2は、構成情報及び格納要求を受信すると、受信した構成情報を、構成結果情報格納部22へ格納する。構成結果情報格納部22へ格納された構成情報が、構成結果情報である。
この後、結果解析部17は、構成結果情報格納部22へ格納した構成結果情報を読み出して解析し、解析の結果に基づいて、接続結果情報を生成する。結果解析部17は、接続結果情報を生成すると、生成された接続結果情報と共に、生成された接続結果情報についての接続結果情報格納部23への格納要求を、構成情報データベース2に送信する。構成情報データベース2は、接続結果情報及び格納要求を受信すると、受信した接続結果情報を、接続結果情報格納部23へ格納する。接続結果情報格納部23へ格納される接続結果情報については、図7を参照して後述する。
以下、構成情報管理装置1によるクラウドコンピュータシステムにおけるVM6の仮想的な接続の管理について、図5〜図8を参照して説明する。なお、クラウドコンピュータシステムの状態は、図2から図3に変化するものとする。
構成情報管理装置1において、取得対象分析部12は、例えば1分毎に、構成情報データベース2の取得対象情報格納部21から取得対象情報を取得する。取得対象情報は、例えばクラウドコンピュータシステムの管理者により、取得対象情報格納部21に予め格納される。取得対象情報格納部21に格納された取得対象情報は、例えばクラウドコンピュータシステムの管理者により、クラウドコンピュータシステムの変更の都度に、変更の内容を反映するように更新される。取得対象情報の一例を図5に示す。
図5に示すように、取得対象情報は、構成情報を取得する対象である物理サーバ4を識別する識別情報と、物理サーバ4にインストールされた仮想化プログラム、換言すれば、仮想化ソフトウェアとを含む。具体的には、取得対象情報は、例えば、物理サーバ4に割当てられたIPアドレスと、そのIPアドレスを割当てられた物理サーバ4が使用する仮想化ソフトウェアとを含む。IPアドレスは、ネットワークアドレスであり、例えばインターネット等のネットワークである業務ネットワーク7に接続されたサーバ等の機器を一意に定める識別情報である。
例えば、「192.68.1.100」は物理サーバ#1のIPアドレスである。また、「vmware」は物理サーバ#1が使用する仮想化ソフトウェアの種類である。これにより、仮想化ソフトウェアによって構成情報の取得方式が異なる場合でも、構成情報を取得することができる。
取得依頼部13は、前述したように、取得対象情報に基づいて、物理サーバ4毎に、構成情報の取得要求を生成し、物理サーバ4の各々に対して、構成情報の取得要求を送信する。例えば、物理サーバ#1について、仮想化ソフトウェアの種類「vmware」に基づいて「vmware」用の構成情報の取得要求が生成され、IPアドレス「192.68.1.100」に送信される。なお、構成情報の取得要求の実際の送信元は、ネットワークIF14である。
物理サーバ4において、仮想SW5は、自己に割当てられたIPアドレスに送信された構成情報の取得要求を受信する。仮想SW5は、構成情報の取得要求を受信すると、自己が保持する自己が属する物理サーバ4の構成情報を、構成情報の取得要求に対する応答として、結果受信部16に送信する。なお、実際の送信先は、実際の送信元であるネットワークIF14である。
例えば、物理サーバ#1の仮想SW#1は、IPアドレス「192.68.1.100」に送信された構成情報の取得要求を受信する。物理サーバ#1の仮想SW#1は、構成情報の取得要求を受信すると、物理サーバ#1の構成情報を、ネットワークIF14に送信する。
結果解析部17は、前述したように、結果受信部16から転送された構成情報を、構成結果情報格納部22に格納する。従って、構成情報、換言すれば、構成結果情報は、構成情報の取得の都度に、構成結果情報格納部22に追加される。構成結果情報格納部22に格納された構成結果情報の一例を図6に示す。
図6に示すように、構成結果情報は、取得された時間毎に、取得された時間順に、構成結果情報格納部22に追加される。従って、構成結果情報は、時系列に従って格納される。構成結果情報は、データ取得時間、仮想LAN情報、仮想マシン(VM)6の通信インタフェースのID、仮想マシン名、仮想マシン(VM)6が属する物理サーバ4のIPアドレスを含む。なお、仮想LAN情報を「VLAN−ID」と言い、VM6の通信インタフェースを「仮想マシンIF」と言い、仮想マシンIFのIDを「uuid」と言う。
データ取得時間は、当該構成結果情報が取得された時刻である。具体的には、データ取得時間は、物理サーバ4から送信された構成情報に付加されていた時刻、換言すれば、取得対象分析部12が取得対象情報の取得要求を送信した時刻である。
VLAN−IDは、VM6の仮想マシンIFが使用している仮想ネットワーク、換言すれば、VLANに割り当てられている仮想ネットワーク識別情報である。VLAN−IDは、クラウドコンピュータシステムにおいて仮想マシンIFが使用しているVLANを一意に定める。
uuidは、VM6の仮想マシンIFに割当てられた仮想マシンIF識別情報である。uuidは、物理サーバ4において仮想マシンIFを一意に定める。uuid及び物理サーバ4により、クラウドコンピュータシステムにおいて仮想マシンIFが一意に定まる。なお、uuidに代えて、物理サーバ4において仮想マシンIFを一意に定める他の情報を用いるようにしても良い。
仮想マシン名は、VM6に割当てられた仮想マシン識別情報である。仮想マシン名は、物理サーバ4においてVM6を一意に定める。仮想マシン名及び物理サーバ4により、クラウドコンピュータシステムにおいてVM6が一意に定まる。なお、仮想マシン名に代えて、物理サーバ4においてVM6を一意に定める他の情報を用いるようにしても良い。
VM6が属する物理サーバ4のIPアドレスは、当該構成結果情報がどの物理サーバ4から取得されたものかを特定する物理サーバ識別情報として用いられる。
例えば、図6に示すように、時刻「2011年6月10日の時刻0:00:00(0時0分0秒)」において、VLAN−IDが「a」である仮想ネットワークVLANは、物理サーバ#1に属するVM#1のuuid「192.68.1.100−0」(IF#1)に接続されている。また、同時刻において、VLAN−IDが「b」である仮想ネットワークVLANは、物理サーバ#1に属するVM#1のuuid「192.68.1.100−1」(IF#2)と、物理サーバ#1に属するVM#2のuuid「192.68.1.100−2」(IF#3)とに接続されている。なお、以下の時刻についての説明において、「2011年6月10日」の部分は省略する。
例えば、取得対象分析部12は、図6に示すように、時刻「0:00:00」に構成情報の処理を開始する。これにより、取得依頼部13は、物理サーバ#1に構成情報の取得を要求する。この結果、結果解析部17は、物理サーバ#1上のVM#1及びVM#2について、図6においてデータ取得時間が「0:00:00」である4個の構成情報を得る。次に、取得依頼部13は、物理サーバ#2に構成情報の取得を要求する。この結果、結果解析部17は、物理サーバ#2上のVM#3について、図6においてデータ取得時間が「0:00:00」である1個の構成情報を得る。
この後、取得対象分析部12は、1分後の時刻「0:01:00」に構成情報の処理を開始する。これにより、結果解析部17は、時刻「0:00:00」における処理と同様の処理により、図6に示すように、データ取得時間が「0:01:00」である5個の構成情報を得る。
この後、取得対象分析部12は、1分後の時刻「0:02:00」に構成情報の処理を開始する。これにより、結果解析部17は、時刻「0:01:00」における処理と同様の処理により、図6に示すように、データ取得時間が「0:02:00」である5個の構成情報を得る。
以上のように、結果解析部17は、仮想ネットワーク識別情報であるVLAN−IDと、仮想マシンIF識別情報であるuuidと、仮想マシン識別情報である仮想マシン名と、物理サーバ識別情報であるIPアドレスとを、物理サーバ4から取得する。結果解析部17は、主として、取得したVLAN−IDとuuidとに基づいて、VM6の間における接続を管理する。
例えば、データ取得時間「時刻0:02:00」において、構成情報が変化していることが判る。これは、前述したように、クラウドコンピュータシステムの状態が、図2から図3に変化したためである。従って、結果解析部17は、予め定められた時間間隔で、物理サーバ4にVLAN−ID、uuid、仮想マシン名及びIPアドレスの取得を要求し、これらの取得したVLAN−ID等に基づいて、図7を参照して後述するように、VM6の間における接続が切り替えられた時刻を管理することができる。
この後、更に、結果解析部17は、前述したように、構成結果情報格納部22へ格納した構成結果情報を解析して接続結果情報を生成し、接続結果情報格納部23へ格納する。接続結果情報の生成は、例えば、取得対象情報の取得要求の送信の間に実行される。
接続結果情報の生成は、今回取得された構成結果情報と、前回取得された構成結果情報とを用いて実行される。具体的には、結果解析部17は、今回取得された構成結果情報と前回取得された構成結果情報とを比較して、両者が異なる場合に、接続結果情報を生成する。両者が同一である場合に、結果解析部17は、接続結果情報を生成しない。従って、接続結果情報は、構成情報が変更される都度に、接続結果情報格納部23に生成される。接続結果情報格納部23に格納された接続結果情報の一例を図7に示す。
図7に示すように、接続結果情報は、業務システム毎に、構成情報が変更される都度に、変更された時間順に、接続結果情報格納部23に追加される。従って、接続結果情報は、時系列に従って格納される。接続結果情報は、業務システム名、開始時刻、終了時刻、仮想マシン名、仮想LAN情報、仮想マシン(VM)6が属する物理サーバ4のIPアドレスを含む。
業務システム名は、クラウドコンピュータシステムにおける管理の単位である。具体的には、業務システム名は、クライアント8からの要求に応じて、業務を実行する1個の業務アプリケーションプログラムを複数のVM6が分散して処理する単位である。例えば、業務システム名は、業務ネットワーク7毎に定まる。
開始時刻は、接続結果情報により定義される構成が開始された時刻である。開始時刻の最初の値「xxxx/xx/xx xx:xx:xx」は、定める必要がない。開始時刻の最初の値を定めるようにしても良い。
終了時刻は、接続結果情報により定義される構成が終了した時刻である。直前の接続結果情報における終了時刻は、直後の接続結果情報における開始時刻と等しくなる。現在の接続結果情報の終了時刻は、未定であるので、「null」とされる。
例えば、結果解析部17は、図6に示すように、データ取得時間が「0:00:00」である5個の構成情報を得る。この時点では、直前に取得された構成結果情報、換言すれば、今回取得された構成結果情報のみが存在し、直前に取得された構成結果情報の前に取得された構成結果情報、換言すれば、前回取得された構成結果情報が存在しない。従って、結果解析部17は、接続結果情報を生成しない。
この後、結果解析部17は、図6に示すように、1分後に、データ取得時間が「0:01:00」である5個の構成情報を得る。そして、結果解析部17は、今回取得された構成結果情報と、前回取得された構成結果情報とを比較する。換言すれば、データ取得時間が「0:01:00」である5個の構成情報と、データ取得時間が「0:00:00」である5個の構成情報とが比較される。
この場合、図6から判るように、データ取得時間が「0:01:00」である5個の構成情報は、データ取得時間が「0:00:00」である5個の構成情報と同一である。従って、結果解析部17は、接続結果情報を生成しない。
ここで、前述したように、クラウドコンピュータシステムの状態が、VM#3の故障により、図2から図3に変化する。変化する時刻は、例えばデータ取得時間「時刻0:02:00」であるとする。
この後、結果解析部17は、図6に示すように、更に1分後に、データ取得時間が「0:02:00」である5個の構成情報を得る。そして、結果解析部17は、データ取得時間が「0:02:00」である5個の構成情報と、データ取得時間が「0:01:00」である5個の構成情報とを比較する。
この場合、図6から判るように、データ取得時間が「0:02:00」である5個の構成情報は、データ取得時間が「0:01:00」である5個の構成情報と異なる。これにより、構成情報の不一致が検出される。具体的には、VLAN−IDが「c」である仮想ネットワークVLANは、物理サーバ#2に属するVM#3のuuid「192.68.1.200−0」(IF#5)に代えて、物理サーバ#2に属するVM#4のuuid「192.68.1.200−1」(IF#6)に接続されている。換言すれば、接続先の仮想マシン名が「VM#3」と「VM#4」とで異なり、また、接続先のuuid「192.68.1.200−0」(IF#5)と、uuid「192.68.1.200−1」(IF#6)とで異なる。
そこで、結果解析部17は、データ取得時間が「0:02:00」である5個の構成情報と、データ取得時間が「0:01:00」である5個の構成情報とに基づいて、接続結果情報を生成する。
最初に、結果解析部17は、データ取得時間が「0:01:00」である5個の構成情報に基づいて、換言すれば、変更前の構成情報に基づいて、構成情報の変更前の接続結果情報を生成する。
具体的には、結果解析部17は、接続結果情報格納部23において、開始時刻及び終了時刻を設定し、仮想マシン名VM#1〜VM#3を格納する。この時、開始時刻は、最初の値「xxxx/xx/xx xx:xx:xx」とされる。終了時刻は、構成情報の不一致が検出された時刻である「0:02:00」とされる。同一の物理サーバ4上のVM6は隣接するようにされる。このため、仮想マシン名VM#1〜VM#3は、識別情報の順に格納される。
この後、結果解析部17は、仮想マシン名VM#1〜VM#3の各々について、データ取得時間が「0:01:00」である5個の構成情報に基づいて、対応するVLAN−IDと、物理サーバ4のIPアドレスとを格納する。この時、例えば、VM#1のVLAN−ID「b」と、VM#2のVLAN−ID「b」とが隣接するようにされる。他のVLAN−IDについても同様である。
次に、結果解析部17は、データ取得時間が「0:02:00」である5個の構成情報に基づいて、換言すれば、変更後の構成情報に基づいて、構成情報の変更後の接続結果情報を生成する。
具体的には、結果解析部17は、接続結果情報格納部23において、開始時刻及び終了時刻を設定し、仮想マシン名VM#1、VM#2、VM#4を格納する。この時、開始時刻は、構成情報の不一致が検出された時刻である「0:02:00」とされる。終了時刻は、変更後の接続結果情報による構成が維持されているので、「null」とされる。同一の物理サーバ4上のVM6は隣接するようにされる。このため、仮想マシン名VM#1、VM#2、VM#4は、識別情報の順に格納される。
この後、結果解析部17は、仮想マシン名VM#1、VM#2、VM#4の各々について、データ取得時間が「0:02:00」である5個の構成情報に基づいて、仮想マシン名に対応するVLAN−IDと、仮想マシン名に対応する物理サーバ4のIPアドレスとを格納する。この時、例えば、VM#1のVLAN−ID「b」と、VM#2のVLAN−ID「b」とが隣接するようにされる。他のVLAN−IDについても同様である。
なお、例えば、今回取得された1個の構成結果情報とこれに対応する前回取得された1個の構成結果情報とを比較して不一致を検出した場合に、接続結果情報を生成することを決定し、全ての構成情報が揃った時点で接続結果情報を生成するようにしても良い。
以上により、図7から判るように、時刻「0:02:00」までは、VM#2とVM#3が、VLAN−IDが「c」であるVLANにより接続されており、時刻「0:02:00」からは、VM#2とVM#4が、VLAN−IDが「c」であるVLANにより接続されている。
図8(A)は、構成管理の説明図であり、図6を判り易く書き直したものである。
例えば、VM#3の故障前においては、データ取得時間が「0:01:00」である5個の構成情報により、VM#3は、物理サーバ#1、換言すれば、物理サーバαと、仮想マシンIFの識別情報であるuuidと、仮想ネットワーク識別情報であるVLAN−ID「c」と関連付けられている。この時、VM#4は、物理サーバ#2、換言すれば、物理サーバβと、仮想マシンIFの識別情報であるuuidと関連付けられているが、仮想ネットワーク識別情報であるVLAN−IDとは関連付けられていない。
一方、VM#3の故障後においては、データ取得時間が「0:02:00」である5個の構成情報により、VM#4は、物理サーバβと、仮想マシンIFの識別情報であるuuidと、仮想ネットワーク識別情報であるVLAN−ID「c」と関連付けられている。この時、VM#3は、物理サーバαと、仮想マシンIFの識別情報であるuuidと関連付けられているが、仮想ネットワーク識別情報であるVLAN−ID「c」とは関連付けられていない。
これにより、クラウドコンピュータシステムにおいて、物理サーバ4とVLAN−IDとを関連付けて管理し、どのVM6により処理が行われているかを管理することができる。この結果、クラウドコンピュータシステムにおいて、VM6の仮想的な接続を管理することができる。更に、クラウドコンピュータシステムにおいて、ライブマイグレーションのように管理者の意図と関係なくVM6の切り替えが行われた場合、この切り替えに追従して、時系列を追って、VM6の仮想的な接続を管理することができる。
なお、図8(B)に示すように、例えば、VM#3を、物理サーバαと、仮想マシンIFの識別情報であるuuidと関連付けても、仮想ネットワーク識別情報であるVLAN−ID「c」と関連付けなければ、VM6の仮想的な接続を管理することができない。
図9は、構成管理処理フローである。
構成情報管理装置1は、前回の構成情報の管理処理から予め定められた時間が経過すると、今回の構成情報の管理処理を開始する。具体的には、構成情報管理装置1は、構成情報データベース2の取得対象情報格納部21から、構成情報の解析の対象、換言すれば、監視対象となる物理サーバ4の情報を取得する(ステップS1)。これにより、例えば、図4に示す物理サーバ4のIPアドレスが取得される。更に、構成情報管理装置1は、監視対象の物理サーバ4の仮想化ソフトウェアの設定情報を取得する(ステップS2)。これにより、例えば、図4に示す仮想化ソフトウェアの設定情報が取得される。なお、ステップS1とステップS2とを、1個の処理として実行するようにしても良い。
この後、構成情報管理装置1は、取得した物理サーバ4のIPアドレスと仮想化ソフトウェアの設定情報を用いて、IPアドレスを取得した物理サーバ4に対して、保守ネットワーク3を介して、構成情報の取得依頼を送信する(ステップS3)。物理サーバ4は、構成情報の取得依頼を受信すると、自己の構成情報を、保守ネットワーク3を介して、構成情報管理装置1に送信する。これにより、IPアドレスを取得した物理サーバ4上の複数のVM6についての構成情報が得られる。
構成情報管理装置1は、IPアドレスを取得した物理サーバ4の構成情報が取得できたか否かを判断する(ステップS4)。IPアドレスを取得した物理サーバ4の構成情報が取得できない場合(ステップS4 No)、構成情報管理装置1は、IPアドレスを取得した物理サーバ4の構成情報の取得についてエラー終了の処理を行った後(ステップS5)、ステップS11を実行する。これにより、後述するように、他の物理サーバ4についての処理が行われる。
IPアドレスを取得した物理サーバ4の構成情報が取得できた場合(ステップS4 Yes)、構成情報管理装置1は、取得した構成情報を、構成情報データベース2の構成結果情報格納部22に格納する(ステップS6)。これにより、1個の物理サーバ4上の複数のVM6についての構成結果情報が得られる。例えば、図6における1個の物理サーバ#1上の複数のVM#1及びVM#2についての構成結果情報が得られる。
この後、構成情報管理装置1は、構成結果情報格納部22を参照して、今回取得した構成情報と、前の処理周期において取得した構成情報とを比較して、両者が異なるか否か判断する(ステップS7)。
両者が異なる場合(ステップS7 Yes)、VM6の接続は変化しているので、構成情報管理装置1は、接続結果情報を作成する。具体的には、構成情報管理装置1は、同じVLAN−IDが接続しているVM6の情報を取得して、取得したVM6の情報を接続結果情報格納部23へ格納する(ステップS8)。更に、構成情報管理装置1は、ステップS8において新規に構成を作成した構成の開始時刻を接続結果情報格納部23へ格納し、構成の変更前の終了時刻にも開始時刻と同じ時刻を格納、換言すれば、投入する(ステップS9)。
両者が異ならない場合(ステップS7 No)、VM6の接続は変化していないので、構成情報管理装置1は、接続結果情報を作成しない。具体的には、構成情報管理装置1は、ステップS8及びS9を実行しない。
この後、構成情報管理装置1は、ステップS3において取得した構成情報に含まれる全てのVM6についての解析が終了したか否かを判断する(ステップS10)。全てのVM6についての解析が終了していない場合には(ステップS10 No)、構成情報管理装置1は、ステップS7を繰り返す。
全てのVM6についての解析が終了した場合には(ステップS10 Yes)、構成情報管理装置1は、ステップS1及びS2において取得した物理サーバ4の情報に含まれる全ての物理サーバ4から構成情報を取得したか否かを判断する(ステップS11)。全ての物理サーバ4から構成情報を取得した場合には(ステップS11 Yes)、構成情報管理装置1は、処理を終了する。全ての物理サーバ4から構成情報を取得していない場合には(ステップS11 No)、構成情報管理装置1は、ステップS1を繰り返す。全ての物理サーバ4から構成情報を取得したことは、例えば、取得対象情報に含まれる複数のIPアドレスに対応する物理サーバ4の全てから構成情報を取得したかを判断することにより判断される。
構成情報管理装置1が、ステップS5においてエラー処理の対象となった物理サーバ4について、ステップS1を繰り返すようにしても良い。また、構成情報管理装置1が、ステップS5においてエラー処理の対象となった物理サーバ4について、ステップS3を繰り返すようにしても良い。
1 構成情報管理装置
2 構成情報データベース
3 保守ネットワーク
4 物理サーバ
5 仮想スイッチ(仮想SW)
6 仮想マシン(VM)
7 業務ネットワーク
8 クライアント
9 接続線
11 取得依頼制御部
12 取得対象分析部
13 取得依頼部
14 ネットワークインタフェース(ネットワークIF)
15 取得結果制御部
16 結果受信部
17 結果解析部
21 取得対象情報格納部
22 構成結果情報格納部
23 接続結果情報格納部

Claims (8)

  1. 複数の物理サーバと、
    前記物理サーバの各々と保守ネットワークを介して接続された構成情報管理装置とを含むコンピュータネットワークシステムであって、
    前記物理サーバが、更に、
    複数の仮想マシンと、
    同一の前記物理サーバ内の前記仮想マシンの間又は異なる前記物理サーバ内の前記仮想マシンの間を仮想ネットワークにより接続する仮想スイッチとを含み、
    前記構成情報管理装置が、前記仮想ネットワークに割当てられた仮想ネットワーク識別情報と、前記仮想マシンの通信インタフェースに割当てられた前記仮想マシンIF識別情報とを、前記物理サーバから取得し、取得した前記仮想ネットワーク識別情報と前記仮想マシンIF識別情報とに基づいて、前記仮想マシンの間における接続を管理する
    ことを特徴とするコンピュータネットワークシステム。
  2. 前記構成情報管理装置が、更に、前記仮想マシンに割当てられた仮想マシン識別情報を、前記物理サーバから取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータネットワークシステム。
  3. 前記構成情報管理装置が、更に、前記仮想マシンが属する前記物理サーバについて、前記物理サーバに割当てられたIPアドレスを、前記物理サーバから取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンピュータネットワークシステム。
  4. 前記構成情報管理装置が、予め定められた時間間隔で前記物理サーバに前記仮想ネットワーク識別情報と前記仮想マシンIF識別情報との取得を要求し、取得した前記仮想ネットワーク識別情報と前記仮想マシンIF識別情報に基づいて、前記仮想マシンの間における接続が切り替えられた時刻を管理する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータネットワークシステム。
  5. 異なる前記物理サーバ内の前記仮想マシンは、異なる仮想化プログラムにより実現される
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータネットワークシステム。
  6. 複数の物理サーバと、前記物理サーバの各々と保守ネットワークを介して接続された構成情報管理装置とを含み、前記物理サーバが、更に、複数の仮想マシンと、同一の前記物理サーバ内の前記仮想マシンの間又は異なる前記物理サーバ内の前記仮想マシンの間を仮想ネットワークにより接続する仮想スイッチとを含むコンピュータネットワークシステムにおける構成管理方法であって、
    前記構成情報管理装置が、前記仮想ネットワークに割当てられた仮想ネットワーク識別情報と、前記仮想マシンの通信インタフェースに割当てられた前記仮想マシンIF識別情報とを、前記物理サーバから取得し、
    前記構成情報管理装置が、取得した前記仮想ネットワーク識別情報と前記仮想マシンIF識別情報とに基づいて、前記仮想マシンの間における接続を管理する
    ことを特徴とする構成管理方法。
  7. 複数の物理サーバと、前記物理サーバの各々と保守ネットワークを介して接続された構成情報管理装置とを含み、前記物理サーバが、更に、複数の仮想マシンと、同一の前記物理サーバ内の前記仮想マシンの間又は異なる前記物理サーバ内の前記仮想マシンの間を仮想ネットワークにより接続する仮想スイッチとを含むコンピュータネットワークシステムにおける構成管理プログラムであって、
    前記プログラムは、コンピュータに、
    前記仮想ネットワークに割当てられた仮想ネットワーク識別情報と、前記仮想マシンの通信インタフェースに割当てられた前記仮想マシンIF識別情報とを、前記物理サーバから取得する処理と、
    取得した前記仮想ネットワーク識別情報と前記仮想マシンIF識別情報とに基づいて、前記仮想マシンの間における接続を管理する処理とを実行させる
    ことを特徴とする構成管理プログラム。
  8. 複数の物理サーバと、前記物理サーバの各々と保守ネットワークを介して接続された構成情報管理装置とを含み、前記物理サーバが、更に、複数の仮想マシンと、同一の前記物理サーバ内の前記仮想マシンの間又は異なる前記物理サーバ内の前記仮想マシンの間を仮想ネットワークにより接続する仮想スイッチとを含むコンピュータネットワークシステムにおける構成管理プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記プログラムは、コンピュータに、
    前記仮想ネットワークに割当てられた仮想ネットワーク識別情報と、前記仮想マシンの通信インタフェースに割当てられた前記仮想マシンIF識別情報とを、前記物理サーバから取得する処理と、
    取得した前記仮想ネットワーク識別情報と前記仮想マシンIF識別情報とに基づいて、前記仮想マシンの間における接続を管理する処理とを実行させる
    ことを特徴とする記録媒体。
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