JP2011118557A - 仮想計算機の移動管理方法、前記移動管理方法を用いた計算機、前記移動管理方法を用いた仮想化機構および前記移動管理方法を用いた計算機システム - Google Patents

仮想計算機の移動管理方法、前記移動管理方法を用いた計算機、前記移動管理方法を用いた仮想化機構および前記移動管理方法を用いた計算機システム Download PDF

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Abstract

【課題】
仮想計算機を実行する複数の物理計算機から構成されるシステムにおいて、管理サーバがダウンしている状態でも、仮想計算機を異なる物理計算機に移動すること。また、仮想計算機移動が中断されたとき、管理サーバが回復していない状態でも、仮想計算機を復旧すること。
【解決手段】
移動する仮想計算機を実行している物理計算機と、移動先の物理計算機の記憶部に、移動仮想計算機情報と定義情報を保存する。仮想計算機を移動しているときは、移動情報記憶部に、移動相手の計算機識別情報と、仮想計算機に付与された固有情報と、移動元の物理計算機か移動先の物理計算機かを示す情報を保存する。移動回復部は、定義情報記憶部と移動情報記憶部に格納されている情報を調べることにより、回復手順を決定し、仮想計算機を復旧する。
【選択図】図1

Description

本発明は、仮想計算機を実行可能な複数の物理計算機(実計算機)から構成されるシステムにおいて、仮想計算機を異なる物理計算機に移動する方法、仮想計算機を異なる物理計算機に移動する方法を用いた計算機、仮想計算機を異なる物理計算機に移動する方法を用いた仮想化機構および仮想計算機を異なる物理計算機に方法を用いた計算機システムに関する。
仮想化技術では、プロセッサやメモリ、入出力装置などのハードウェアリソースの利用効率を上げるとともに、処理量に応じてリソース割当を変更して1台の物理計算機上に複数業務を集約することが可能である。また、ある物理計算機上で実行される仮想計算機を、他の物理計算機の仮想化機構上で実行されるように移動する機能も実現している。
仮想計算機の移動機能では、関係する物理計算機の両方からアクセス可能な外部装置であるストレージ装置やネットワークを用意する。また、仮想計算機の定義ファイルも、同様にアクセス可能なストレージ装置上にイメージとして構成されることがある。
しかし、複数の物理計算機からアクセス可能なストレージ装置では、接続された全ての物理計算機からストレージボリュームを参照あるいは更新することができるため、セキュリティにおける課題があった。そこで、セキュリティ向上のため、ストレージ装置内のストレージボリュームやネットワークへのアクセスを制限する機能も利用されている。アクセス制限などは、特定の物理計算機とストレージ装置内のストレージボリュームとの対応付けを行うなど、リソースへのアクセス発行元の名前やアドレスでアクセス制限を設定するのが一般的である。
仮想計算機のアクセスコントロールにおいても、仮想計算機に割当てられた名前やアドレスで、仮想計算機とリソースの対応付けを行うことができる。仮想計算機を移動する際は、これらの名前やアドレスを一緒に移動するのが一般的である。これにより、仮想計算機の移動に合わせてスイッチやストレージ装置の設定を変更しなくても、アクセスコントロールが継続される。
一方、仮想計算機を異なる物理計算機上に移動する際、移動元と移動先の仮想化機構から仮想計算機の定義ファイルを共有しない場合がある。仮想計算機の構成を定義するための情報を有するファイルを、仮想計算機を実行する物理計算機の仮想化機構が個別に管理している場合には、管理サーバが、移動先に仮想計算機の定義ファイルを生成し、仮想計算機を移動してから、管理サーバが移動元の仮想計算機の定義ファイルを削除している。
また、特開2008−217302号公報(特許文献1)には、移動元と移動先の仮想化機構の種類が異なる場合に、仮想計算機が稼動するために必要な設定ファイルを複製し、複製したファイルを移動先仮想化機構に合わせて変換する手法が開示されている。仮想計算機移動におけるダウンタイムの抑制のため、仮想化機構が仮想計算機の構成情報を収集する収集部を持ち、管理サーバの指示によって情報を収集し、変換し、更新する。
このように、仮想計算機を移動するための操作を簡素化し、移動状態を監視するために、管理サーバを使用している。管理サーバが使えなくなってしまったり、管理サーバと仮想化機構間の通信が切れてしまったときには、仮想計算機の移動が中断され、移動前の状態に戻ることが一般的である。
非特許文献1には、仮想計算機移動を遂行し、移動状態を監視する技術が開示されている。ここで移動に失敗したときには、管理サーバからリカバリ操作を行う。2つの物理計算機が、同じ名前やアドレスを割当てられた仮想計算機を同時に実行しないよう、管理サーバのリカバリ機能を用いて、仮想計算機の構成を確実に移動前あるいは移動後の状態にしている。
特開2008−217302号公報
IBM社Redbook「IBM System p Live Partition Mobility」164ページから169ページ 2007年10月発行
従来技術によれば、業務を実行する仮想計算機を異なる物理計算機上に移動する際、管理サーバが、移動元の物理計算機、および移動先の物理計算機と通信しながら、移動手順を遂行する。管理サーバからの要求を、それぞれの物理計算機上の仮想化機構が処理することで、アクセスコントロールの設定を引継ぎ、セキュリティを低下させることなく、仮想計算機を異なる物理計算機に移動することができる。
しかしながら、仮想計算機の移動が完了する前に管理サーバがダウンしたり、管理サーバと仮想化機構間の通信が切れると、仮想化機構への要求が出せなくなり、移動処理が停止してしまう。このような移動処理の中断により、仮想計算機がアクセスする外部装置に対するアクセスコントロールが機能しなくなる場合がある。例えば、移動先にアクセスコントロールに用いる名前やアドレスをコピーしたところで移動処理が中断され、移動元にも同じ名前やアドレスが残ってしまう場合である。同一の名前を持つ移動元と移動先の仮想計算機から、同一のストレージボリュームにアクセスできるため、ストレージボリュームの内容が破壊される可能性がある。
このようなストレージ破壊を防止するために、仮想計算機の移動が中断された後のリカバリ機能が用意されている。これは、管理サーバが移動元と移動先の仮想計算機の状態を調べ、移動前の状態に戻して移動元の物理計算機で仮想計算機を実行するか、あるいは移動後の状態に進めて移動元の物理計算機から仮想計算機の定義情報を消去する機能である。
しかしながら、管理サーバが復旧しない場合や、管理サーバから移動元の物理計算機、あるいは管理サーバから移動先の物理計算機との通信が復旧しない場合には、リカバリ処理を実行できない。復旧作業を待ったり、仮想計算機の定義を一旦消去してから生成し直していると、移動中断によるダウンタイムが長大化してしまう。
このように、管理サーバがダウンしたときにダウンタイムが長大化するということは、管理サーバを実行している物理計算機が、仮想計算機を実行する物理計算機ほどの信頼性が確保できない場合、仮想計算機の移動に関して、管理サーバを実行している物理計算機の信頼性のレベルにシステムの信頼性が引き下げられる、ということである。これを回避するためには、仮想計算機を異なる物理計算機に移動するとき、信頼性の高い管理サーバを用意しなければならなくなり、課題である。
このような仮想計算機を移動する際の様々な問題に対し、管理サーバに依存せず仮想計算機の移動を可能にすることが必要になってくる。
本発明の目的は、管理サーバに依存せず仮想計算機を移動できる計算機システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に関わる仮想計算機の移動管理方法およびその方法を用いた計算機システムでは、前記第一の実計算機は、前記第一の実計算機上で実行される仮想計算機を前記第二の実計算機に移動する移動元であり、第一の仮想化機構と、前記第一の仮想化機構が実行する仮想計算機の固有情報を有する第一の記憶部とを備える。また、前記第二の実計算機は、前記第一の実計算機上で実行される仮想計算機を前記第一の実計算機から移動される移動先であり、第二の仮想化機構と、前記第二の仮想化機構が実行する仮想計算機の固有情報を有する第二の記憶部とを備える。
前記第一の仮想化機構は、前記仮想計算機の移動要求を受信した際、前記移動要求対象の仮想計算機の固有情報である第一の固有情報を、第二の仮想化機構へ送信し、前記第二の仮想化機構は、前記第一の仮想化機構から前記第一の固有情報を受信し、前記受信した第一の固有情報に基づき、前記第二の仮想化機構上に仮想計算機を生成し、前記第一の固有情報と、前記第一の固有情報に基づき生成した仮想計算機の固有情報である第二の固有情報とを、前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報として前記第二の記憶部へ保存し、前記第二の固有情報を、前記第一の仮想化機構に送信する。
前記第一の仮想化機構は、前記第二の固有情報を受信し、前記第一の固有情報と、前記第二の仮想化機構から受信した第二の固有情報とを、前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報として前記第一の記憶部に保存する。
本発明によれば、管理サーバに依存せず、仮想計算機移動を遂行できる。また、仮想計算機が移動中に中断した場合、管理サーバに依存することなく、仮想計算機を復旧できる。
本発明の実施例での、計算機システム構成を示す図である。 本発明の実施例での、仮想化機構と補助記憶装置の要素を示した図である。 本発明の実施例での、物理計算機の構成を示す図である。 本発明の実施例での、物理計算機が保持する仮想計算機定義情報のデータ構造を示す図である。 本発明の実施例での、物理計算機が保持する移動仮想計算機固有情報のデータ構造を示す図である。 本発明の第2の実施例での、物理計算機が保持する移動先候補情報のデータ構造を示す図である。 本発明の第3の実施例での、物理計算機が保持する補助記憶装置が移動先許可情報を保持することを示す図である。 本発明の実施例での、仮想化機構が仮想計算機を異なる物理計算機に移動する制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例での、仮想化機構が仮想計算機のデータと定義情報を、異なる物理計算機に移動する手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例での、仮想化機構が中断された仮想計算機移動を回復する手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例での、仮想化機構と補助記憶装置が保持する情報を、VMの移動前と移動中と移動後に分けて示した図である。 本発明の実施例での、仮想計算機を起動するときに、中断されていた仮想計算機の移動を回復する手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例での、仮想計算機を起動する手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例での、管理サーバの要素を示した図である。 本発明の実施例での、仮想計算機を異なる物理計算機に移動する従来の制御手順を示すフローチャートである。
以下に本発明を適用した各実施例について、図面を用いて説明する。
本発明を適用した第1の実施例を説明する。第1の実施例では、仮想化機構を含むシステムで、仮想化機構間の通信により仮想計算機(VM)を移動させる装置の構成、および方法を示す。
図1は本発明の実施例1の計算機システムの構成を示す図である。
図1において、計算機システムは、物理計算機1(100)と物理計算機2(101)、ストレージ装置160、それらを接続するストレージスイッチ140およびネットワーク150から構成されている。また、ネットワーク150には、端末130が接続され、計算機システムの各種設定などを行っている。
物理計算機1(100)は、ファイバチャネルのホストバスアダプタ(HBA)110を介してストレージスイッチ140に接続され、ネットワークインタフェースカード(NIC)120を介してネットワーク150に接続されている。同様に、物理計算機2(101)は、ファイバチャネルのホストバスアダプタ(HBA)111を介してストレージスイッチ140に接続され、ネットワークインタフェースカード(NIC)121を介してネットワーク150に接続されている。ストレージスイッチ140と端末130もネットワーク150に接続されている。
ストレージ装置160には、各物理計算機から専用で使用するボリューム180と181が割当てられている。
HBA110とHBA111には、それぞれのHBAに固有のWWNが付与されている。このWWNを用いて、物理計算機1(100)と物理計算機2(101)からストレージ装置160にアクセスすることができるようになっている。
物理計算機1(100)と物理計算機2(101)は、図3に示すような一般的な構成の物理計算機である。図3は、物理計算機1の構成を示している。物理計算機1(100)は、物理計算機の状態やプログラム実行結果を表示する表示装置310、プログラムにデータを与える入力装置320、業務処理プログラムやデータを保持するメモリ330、メモリ330に読み込まれた仮想化機構のプログラムやアプリケーションプログラム等を実行するCPU340、HBA110、NIC120、補助記憶装置220から構成され、バスを介して接続している。物理計算機1(100)と物理計算機2(101)には、ブレードシステムにおけるブレードを利用することも可能である。また、物理計算機1(100)と物理計算機2(101)は、互いに離れた場所に設置されていてもよい。
端末130は、物理計算機1(100)と同様の構成の計算機であってもよく、ブレードの1つを割り当ててもよい。ただし、HBAと補助記憶装置は有していなくてもよい。管理サーバ190は、物理計算機1(100)と同様の構成の計算機であってもよく、そのうちHBAと補助記憶装置は保持していなくてもよい。図14の管理サーバ190は、移動制御部801を持っている。
図1の物理計算機1(100)と物理計算機2(101)では、仮想化を実現する仮想化機構210と仮想化機構211が実行している。物理計算機1(100)では、1つの仮想計算機VM1(200)が仮想化機構210上で実行している。
図2は、仮想化機構210を有する物理計算機1(100)の要素を示している。計算機システムとしての構成は、図1に示す物理計算機1(100)の構成と同様である。
VM1(200)は、仮想化機構210が構成した仮想的なHBAである仮想HBA230と、仮想的なNICである仮想NIC240を持っている。仮想HBAと仮想NICへの操作は、仮想化機構210がエミュレートする。また、仮想HBA230のポートには、固有のWWNを付与する。仮想NIC240のポートには、固有のMACアドレスを付与する。WWNやMACアドレスは、外部装置から仮想計算機の仮想アダプタを特定するための固有情報として使用される。
端末130から仮想化機構210の操作要求を入力し、補助記憶装置220内のデータを用いて仮想計算機を操作し、操作結果を端末130に出力できる。仮想化機構210は、仮想化機構起動部1300が起動処理を行い、補助記憶装置220のVM定義情報テーブル400をメモリ内VM定義情報215に入力する。また、VM起動部1400がVM起動処理を行う。
図4は、VM定義情報テーブル400の構成を示す。VM番号フィールド410は、仮想化機構210に定義するVMの通し番号を保持する。VM名フィールド420は、VMのニックネームを保持する。UUIDフィールド430は、VMをシステムでユニークに判断するための論理識別子を保持する。仮想NICフィールド440は、VMの仮想NICを識別するポート情報と、固有のMACアドレスを保持する。仮想HBAフィールド450は、VMの仮想HBAを識別するポート情報と、固有のWWNを保持する。その他フィールド460は、VMに割当てたメモリサイズなどを保持する。VM定義情報テーブル400は、仮想計算機の構成管理情報として作成し、補助記憶装置220に保存するが、作成に必要なデータの取得方法は本発明では問わない。
図4では、VM1(200)の構成管理情報として、VM番号1をフィールド410に、VM名VM1をフィールド420に、VM論理識別子としてUUID1をフィールド430に有する。また、仮想NIC240を特定するポートN1と、仮想NIC240に仮想化機構210が割当てたMACアドレスMAC1の対の情報をフィールド440に、仮想HBA230を特定するポートN1と、仮想HBA230に仮想化機構210が割当てたWWNであるWWN1の対の情報をフィールド450に有するとする。
本実施例の仮想化機構210は、VMを異なる物理計算機に移動するために、移動制御部800と移動回復部1000を有する。また、補助記憶装置220に、VM定義情報400と移動VM固有情報500が格納される。VMを異なる物理計算機に移動させるということは、VM定義情報テーブル400が保持しているVMの構成情報を異なる物理計算機に移動させ、外部装置は、移動先のVMを、移動前のVM論理識別子で認識させるということである。同様に、移動先のVMの仮想HBAを、移動前のVMの仮想HBAに割当てられていたWWNで認識させ、移動先のVMの仮想NICに割当てられていたMACアドレスに認識させる。さらに、移動前のVMで実行していたOSが移動先のVMに引継がれて実行される。
ここで、端末130からの指示を受け、仮想化機構210がVMを異なる物理計算機に移動する手順について説明する。図8は、仮想化機構210の移動制御部800の動作を示すフローチャートである。また、図における点線は、情報のやりとりを表している(以下同じ)。
ステップ810では、VM移動要求を受付ける。要求元は、端末130か、あるいは、異なる物理計算機の仮想化機構である。また、移動元計算機の仮想化機構アドレスと、移動対象VMと、移動先計算機の仮想化機構アドレスを指示する情報も受け取る。ここでは例として、物理計算機1(100)のVM1(200)を物理計算機2(101)に移動する。
続いて、ステップ815では、端末や異なる物理計算機から、移動するVMを操作しないように、移動対象のVM操作をガードする。
次に、ステップ820では、本処理が移動元計算機で実行されているか否か(自分が移動元VMか否か)判定する。本処理が移動元計算機で実行されていると判定されると、ステップ830に進む。
従来は、管理サーバが動いており、管理サーバ190がこれらの処理を行うときは、図14の移動制御部801は図15に示す手順になる。ステップ820は、物理計算機1(100)から移動元VMの定義情報を取得する。また、ステップ840では、管理サーバ190から移動先の物理計算機2(101)に、移動元VMの定義情報を渡す。物理計算機2(101)におけるステップ855では、管理サーバ190に移動準備完了を報告する。その後、移動元と移動先の仮想化機構間で、VM移動処理を実行する。VM移動処理が終了すると、管理サーバが通知を受け、ステップ870でVM移動処理が成功しなかったと判定したときは、ステップ880において、管理サーバからリカバリ処理を物理計算機1と物理計算機2の仮想化機構に指示するか、または表示装置にVM移動のエラーを出力する。ここで、管理サーバ190が使えなくなると、VM移動結果が不明になるとともに、リカバリ制御が働かない。また、管理サーバ190が再度使えるようになったときは、VMを移動前の物理計算機1に戻し、物理計算機2に移動中のVM情報が残っていたら削除するための強制リカバリを実行しなければならない。
ステップ830では、移動元VMを異なる物理計算機に移動できるかどうか判定する。ここでの判定条件としては、指定のVM(移動対象VM)が存在するか、他に移せない特殊な装置を使っていないか、等がある。移動元VMを異なる物理計算機に移動可能であると判定すると、ステップ840に進む。一方、移動元VMを異なる物理計算機に移動不可であると判定すると、ステップ890に進む。ステップ890の処理については後述する。
ステップ840では、移動先計算機の仮想化機構のアドレスに対して、移動元計算機の仮想化機構のアドレス情報と、移動対象VMのVM定義情報を送信し、VM移動の開始を要求する。ここで送信するVM定義情報は、VM定義情報テーブル400の対象VMのエントリのフィールド410ないし460の情報である。
続いて、ステップ850では、移動先計算機の仮想化機構が、移動準備を完了するまで待つ。ここで、移動先計算機から、移動先のVMを準備できないという返答を受けた場合(図示なし)には、VM移動不可としてステップ890に移る。
一方、ステップ820で、本処理が移動元計算機で実行されていないと判定されると、本処理が移動先計算機で実行されていると判定でき、ステップ825に進む。ステップ825は、移動元計算機がステップ840で送信した移動対象VMのVM定義情報を受信しするステップである。この受信した移動対象VMのVM定義情報を使用し、835で、移動元と同じように仮想HBAと仮想NICを有する新VMを生成する。新VMは、移動先計算機2(101)の仮想化機構211のメモリ内VM定義情報215に新しくエントリが追加され、フィールド420ないし460の情報が与えられる。フィールド420のVM名と、フィールド460のメモリサイズ情報は、移動元VMの定義情報に合わせる。その他のフィールド430ないしフィールド450は、移動元VMとは別に、新VMに与えられた値を保持する。
続いて、ステップ845で新VMを起動する。これは、仮想化機構211が、仮想計算機の電源オンをVM用にエミュレーションすることであるが、OSのブートは行わない。
次に、ステップ855で、移動元の仮想化機構に、移動先VM(新VM)の準備が完了したことを報告する。ただし、移動先計算機のリソース不足等により、移動先VMの準備ができないときには、VM移動不可を報告する。移動元仮想化機構が、移動先計算機へのVM移動不可報告を受けたときには、ステップ860に進まず、ステップ890に進む。
以上で、VMを異なる物理計算機に移動する準備が整ったので、次にステップ860からの手順を説明する。
ステップ857で移動準備完了を受信した後、ステップ860は、移動対象VMのメモリデータと、移動対象VMのVMレジスタ情報を、移動先VMにコピーし、移動先VMにOSを引き継ぐ移動処理である。これは、図9を用いて後で詳細に説明する。
次に、ステップ870で、ステップ860の移動処理結果を判定する。ここで、移動処理が失敗したときは、ステップ880の移動回復処理に進む。移動回復処理は、VM移動が中断したことを受け、移動元にVMを戻すか、VM移動を中断点から先に進ませるかの処理である。図10を用いて、後で詳細に説明する。
ステップ890では、VM移動が終了したので、VM操作を解禁する。これは、ステップ815で、端末130や異なる物理計算機からのVM操作をガードしていたことを戻す処理である。そして、VM移動を要求した端末130に、移動終了または移動不可という結果を返して処理を終了する。
次に、図9のフローチャートを用いて、ステップ860のVM移動手順を説明する。
ステップ900は、本処理を移動元計算機の仮想化機構で実行しているかどうか判定する。ここで、移動元計算機だと判定されると、ステップ1900からの処理に進み、移動先計算機だと判定されると、ステップ2900からの処理に進む。
移動元計算機の仮想化機構における移動処理を説明する。
ステップ1900は、移動対象VMに割当てられている固有情報を、移動VM固有情報テーブル500の構成で、補助記憶装置220に格納する。移動VM固有情報テーブル500は、VM移動が中断したときに、仮想化機構が移動中のVMを特定するために用いる。ここで、移動VM固有情報テーブル500のデータ構成を図5を用いて説明する。
移動VM固有情報テーブル500には、上段に自VMの固有情報を保持し、下段に相手計算機のVM固有情報を保持する。フィールド510には、相手計算機と通信するために使用する仮想化機構のアドレスを保持する。VM名をフィールド520に、VM論理識別子としてUUIDをフィールド530に有する。また、仮想NIC240を特定するポートと、仮想NIC240に仮想化機構が割当てたMACアドレスの対の情報をフィールド540に、仮想HBA230を特定するポートと、仮想HBA230に仮想化機構が割当てたWWNの対の情報をフィールド550に有する。フィールド560には、移動元VMか移動先VMかを特定する情報を有する。自VMが移動元ならば、上段に移動元を示す情報を、下段に移動先を示す情報を格納する。
次に、ステップ1910で、移動先の仮想化機構に移動対象VMのVM状態を送信する。VM状態とは、VMのメモリデータとVMの仮想レジスタのデータである。これらを移動先VMに設定することにより、移動先VMで移動元VMで使用していたOSの処理を引継ぐことができる。
続いて、ステップ1920で、移動対象VMを無効にする。これは、OSの処理を移動先VMに引継いだ後に移動対象VMでOSを実行しないように、移動対象VMの論理的な電源をオフにすることである(以上第一の移動元処理)。
この後、移動先の仮想化機構が、補助記憶装置220に、移動先VMの定義情報を格納するのを待つ。ステップ1930で、移動先の仮想化機構から、VM定義情報を保存したという報告を受けると、ステップ1940で、移動元にある移動対象VMのVM定義を削除する。これは、移動した移動対象VMの定義情報を、メモリ内VM定義情報215から削除するということである。
次に、ステップ1950で、今まで移動対象VMのために確保していたVMの固有情報を、移動先VMの固有情報に変更する(引き継ぐ)。移動先VMに引き継いだ移動元VMの固有情報に代わり、移動先VMに割当てられていた固有情報を使っていくためである。将来VMを生成したとき、仮想HBAに割当てられるWWNは、ここで変更登録した移動先のWWNになる。同様に、仮想NICに割当てられるMACアドレスは、ここで変更登録した移動先のMACアドレスになる。
続いて、ステップ1960で、補助記憶装置220のVM定義情報テーブル400を更新する。移動先VMに引継いだVM1の定義は削除し、移動先VMから引継いだWWNとMACアドレスを、VM定義情報テーブル400に登録する。
ステップ1970で、移動元計算機のVM定義情報を、補助記憶装置に保存したことを、移動先の仮想化機構に報告する。
続いて、移動元計算機と移動先計算機で、VM定義情報の交換保存が終了したため、ステップ1980で、補助記憶装置220から、移動VM固有情報500を削除する(以上第二の移動元処理)。
ステップ1990で、移動先の仮想化機構210から、移動完了報告を受けると、VM移動処理860が正常に終了する。尚、ステップ1900からステップ1990の処理の途中で、先のステップに進めなくなった場合や、移動先の仮想化機構220から、移動中断報告を受けたり、移動先の計算機がダウンしたことを検出した場合には、VM移動処理860が正常終了しない。上述のステップ870で移動処理が失敗したと判定され、ステップ880に進む。
一方の、移動先計算機の仮想化機構における移動処理を説明する。
ステップ2900で、メモリ内VM定義情報215に登録されている、移動先VMに割当てられたWWNやMACアドレスやUUIDなどのVM固有情報を、移動対象VMの値に更新する。
次に、ステップ2910で、移動元の仮想化機構220から、移動対象VMの状態情報を受信する。
移動対象VMの状態情報受信が完了したら、ステップ2920で、受信した移動対象VMのメモリデータとレジスタのデータを、移動先のVM(新VM)に設定する。
続いて、ステップ2930で、移動先VMを有効にする。ステップ2930以降は、移動元VM上のOSの処理を、移動先VMに引継いで実行する。
次に、ステップ2940で、移動対象VMに割当てられた固有情報を、移動VM固有情報テーブル500の構成で、補助記憶装置220に格納する。移動VM固有情報テーブル500は、VM移動が中断したときに、仮想化機構が移動中のVMを特定するために用いる。
続いて、ステップ2950で、補助記憶装置220のVM定義情報テーブル400を更新する。これにより、生成された移動先VM定義と、移動対象VMから引継いだUUIDとWWNとMACアドレス等のVM固有情報と、移動対象VMと同じメモリサイズ情報が、補助記憶装置220に保存される。
ステップ2960で、移動元計算機のVM定義情報を、補助記憶装置220に保存したことを、移動元の仮想化機構に報告する( 以上第一の移動先処理)。
その後、ステップ2970で、移動元計算機がVM定義情報の交換保存が終了したという報告を受け、ステップ2980で、補助記憶装置220から、移動VM固有情報500を削除する。
ステップ2990で、移動元の仮想化機構220に、移動先計算機にて、VM移動処理が終了したことを報告する。尚、ステップ2900からステップ2990の処理の途中で、先のステップに進めなくなった場合には、VM移動処理860が正常終了しない。上述のステップ870で移動処理が失敗したと判定され、ステップ880に進む(以上第二の移動先処理)。
次に、図10のフローチャートを用いて、ステップ880の移動回復手順を説明する。この手順は、
従来の管理サーバによる移動処理では行えない回復処理であり、移動元と移動先の仮想化機構の連携により、VM移動が中断している状態からVM移動が完了している状態に進めるか、あるいは、移動先の計算機からVM移動情報を削除し、VMを移動元に戻す。
従来管理サーバが起動しなければ移動回復できなかったが、移動VM固有情報テーブル500を移動元および移動先の計算機に持たせることと、移動処理860の中で、移動元と移動先の仮想化機構が互いのVM定義情報の保存実行に同期を取っていることで、この処理が可能になる。さらにこの手順は、一度移動元と移動先の計算機のどちらか、あるいは一方が電源切断し、再度電源を入れた後でも、管理サーバに接続せずに実行可能である。処理を実行するのは、移動元計算機のこともあるし、移動先計算機のこともある。
ステップ1010で、移動回復を行う実計算機の移動回復部は、補助記憶装置220から、移動VM固有情報テーブル500に登録してある、移動元VMの定義情報と、移動先VMの定義情報と、相手計算機の仮想化機構アドレス(自分が移動元なら移動先の、自分が移動先なら移動元の)を取得する。ここで、移動VM固有情報テーブル500を、移動先の補助記憶装置220が保持していないのに、仮想化機構210が、移動VM情報テーブル500と同等の情報をメモリ上に保持している場合には、仮想化機構210が有する移動元VMの定義情報と、移動先VMの定義情報と、相手計算機の仮想化機構アドレスを使用する。これは、移動先計算機が、ステップ2900から2930を進行中に、VM移動処理が中断した場合に相当する。
ただし、移動元計算機で、補助記憶装置220に移動VM固有情報が存在しない場合には、VM移動が中断された状態ではないものとみなし、移動回復処理を終了する。
また、移動先計算機で、補助記憶装置220と仮想化機構210のどちらにも、移動VM固有情報が存在しない場合には、VM移動が中断された状態ではないものとみなし、移動回復処理を終了する。
次に、ステップ1030で、移動元計算機の補助記憶装置220に保存されたVM定義情報テーブル400に、移動元VMの定義が残っているか(ステップ1960終了)どうかを判定する。ここで、移動元VMの定義が残っていなければ、既に移動先計算機にVMが移動されたものとみなし、ステップ1070に進む。ステップ1070については、後述する。一方、移動元VMの定義が残っていたときには、ステップ1040に進む。
ステップ1040では、移動先計算機の補助記憶装置220に保存されたVM定義情報テーブル400に、移動先VMの定義が格納されているか(ステップ2950終了)を判定する。ここで、移動先VMの定義が既に格納されていれば、ステップ1050に進み、移動元計算機の仮想化機構210のメモリ内VM定義情報215と、補助記憶装置220から、移動元VMの定義を削除する。
次に、ステップ1060で、今まで移動元VMのために確保していたVMの固有情報を、移動先VMの固有情報に変更する(ステップ1950から再開)。移動先VMに引き継いだ移動元VMの固有情報に代わり、移動先VMに割当てられていた固有情報を使っていくためである。将来新たにVMを生成したとき、仮想HBAに割当てられるWWNは、ここで変更登録した移動先のWWNになる。同様に、仮想NICに割当てられるMACアドレスは、ここで変更登録した移動先のMACアドレスになる。また、補助記憶装置220のVM定義情報テーブル400を更新する。このとき、移動先VMに引継いだVM1の定義は削除されるが、移動先VMから引継いだWWNとMACアドレスを、VM定義情報テーブル400に保存する。
こうして、ステップ1070に示すとおり、移動先VMが有効になったため、ステップ1080で、移動VM固有情報500を、移動元および移動先の両方の物理計算機の補助記憶装置220と、仮想化機構210から削除する。
一方、ステップ1040で、移動先計算機の補助記憶装置220に保存されたVM定義情報テーブル400に、移動先VMの定義が格納されていないと判定されたときは、ステップ1055に進む。
ステップ1055で、移動先計算機で生成した移動先VM(新VM)を、移動元の仮想化機構210のメモリ内VM定義情報215から削除する。
また、ステップ1065で、メモリ内VM定義情報のVM固有情報を、VM移動前に登録されていた情報に戻す。
こうして、ステップ1075に示すとおり、移動元VMが有効になり、ステップ1080に進む。
以上のように、移動回復処理1000が進められ、移動対象VMは、移動元計算機か移動先計算機のどちらか一方にのみ保持される。
しかし、移動元計算機か、移動先計算機か、あるいは両方の物理計算機がダウンしている場合や、物理計算機間の通信が切断されているようなときには、移動回復処理1000をステップ1080まで進められない。そこで、物理計算機を起動するとき、この物理計算機を停止する前に、VM移動が中断されていたか調べ、移動回復を試みる(図12)。また、移動元計算機と移動先計算機の両方で、同じアクセスコントロールのVMが起動しないよう、ガードをかける(図13)。
図12は、仮想化機構210にある、仮想化機構起動部1300の処理を示す。ステップ1210は、物理計算機起動時に仮想化機構を起動してからVM起動要求の手前までの処理である。ステップ1220は、移動VM固有情報500が補助記憶装置220に格納されているか調べる。ここで、格納されていると判断すると、それはVM移動処理が中断して物理計算機が停止したことを意味しているため、移動回復処理が必要である。そこでステップ1230は、移動VM固有情報500にある移動相手仮想化機構情報を取得し、移動相手との通信を試みる。
ステップ1240は、移動相手の仮想化機構との通信に成功したか否かを判定する。ここで、通信に成功すると、ステップ1250に進み、図10に示す移動回復処理を実行する。
ステップ1260において、移動回復が完了したことを示すメッセージを表示装置310に出力する。
一方、ステップ1240で通信に失敗したときは、ステップ1270に進み、移動回復処理を実行できなかったことを示すメッセージを表示装置310に出力する。こうして、仮想化機構起動処理の中で移動回復を試みたあと、ステップ1280で、通常のVM起動要求を待つ処理から実行する。
図13は、VMの起動要求受付時に、仮想化機構210にある、VM起動部1400の処理を示す。ステップ1310において移動VM固有情報500が補助記憶装置220に格納されているかどうか調べる。VM固有情報がないときは、ステップ1340に進み、通常のVM起動処理を実行する。移動VM固有情報があるときは、ステップ1320に進み、起動を要求されたVMと移動VM固有情報500に格納された移動VMが一致するか調べる。一致していなければ、ステップ1340に進み、通常のVM起動処理を実行する。一致しているときは、ステップ1330に進み、VMを起動できないことを示すメッセージを表示装置310に出力する。こうして、起動VMが移動中、あるいは移動が中断されたVMのときは、起動しないようガードがかかる。
さらに、仮想計算機起動部1300は、仮想計算機を再起動するときに、その仮想計算機は移動中であるという情報が記憶されていたら、その仮想計算機を再起動しないようにすることができる。
図11は、仮想化機構と補助記憶装置が保持する情報を、VMの移動前と移動中と移動後に分けて示した図である。
(1)移動前は、物理計算機1でVM1が実行していて、仮想化機構210のメモリ215にVM1の定義があり、補助記憶装置220にVM1の定義が格納されている。また、物理計算機2では、VM2の定義が補助記憶装置220に格納されているが、VM2は起動前であることを示している。
(2)移動中は、物理計算機2でVM1の移動先の仮定義となるVM3(202)が定義され、仮想化機構211のメモリ215にVM3の定義があるとともに、物理計算機1と物理計算機2の補助記憶装置221に移動VM固有情報が格納されている。
(3)移動後は、物理計算機2でVM1(200)が実行されていて、仮想化機構211のメモリ215にVM1の定義があり、補助記憶装置221にVM1の定義として格納されている。また、物理計算機1では、VM3のWWNやMACアドレスといった固有情報が、将来生成されるVM定義がそれらを使用するように補助記憶装置220に格納されていることを示している。
以上説明したように、本実施例では、VM移動要求を受けた移動元と移動先の仮想化機構の連携により、VMを移動することができる。また、VM移動が中断された場合にも、移動元と移動先の仮想化機構の連携により、移動中断の状態を解除(移動回復)することができる。
このように処理することにより、管理サーバがダウンしている状況であっても、VMを安全に移動させることができる。
実施例2は、実施例1の物理計算機100が、図6に示す移動先候補テーブル600を有し、計算機システムにおいて、移動先計算機を指定されなくても、VMを異なる物理計算機に移動する仮想化機構210である。
図8を用いて説明した移動制御手順のステップ810において、移動先計算機の指示がなかった(不足していた)場合には、移動先候補テーブル600に予め登録されている仮想化機構のアドレスから移動先の物理計算機を選択する。
仮想化機構210は、候補の物理計算機が複数ある場合には、移動先を特定できるまで、移動先候補テーブル600に登録されている物理計算機の仮想化機構210に問い合わせる。移動先の物理計算機を特定できたら、ステップ810から順次処理を進める。
このように処理することにより、複数の物理計算機を管理する管理サーバがないときでも、VMを移動する先の物理計算機を複数の物理計算機から選択することができる。
実施例3は、実施例1の物理計算機100が、図7に示す移動先許可情報700を有し、VMを移動してくることを、物理計算機100が許可しない計算機システムである。
物理計算機100で実行しているVMの性能を下げられないとき、移動先許可情報700に、予めVM移動先不可情報を登録しておく。
図8を用いて説明した移動制御手順のステップ835において、移動先計算機に移動先VMを生成できるか否かの判定をするとき、移動先許可情報700の登録内容を調べる。ここで、移動先許可情報700に、移動先不可情報が登録されている場合には、VM移動不可を移動元計算機に報告する。
このように処理することにより、物理計算機の性能を監視する管理サーバがないときでも、性能を劣化させたくないVMを実行している物理計算機に、VMが追加されることを防ぐことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
100・・・物理計算機1、101・・・物理計算機2
110ないし111・・・HBA、120ないし121・・・NIC
130・・・端末
140・・・ストレージスイッチ
150・・・ネットワーク
160・・・ストレージ装置
180ないし181・・・ディスクボリューム
190・・・管理サーバ
200・・・VM1、201・・・VM2
210ないし211・・・仮想化機構
215・・・メモリ内VM定義情報
220・・・補助記憶装置
230・・・仮想HBA、240・・・仮想NIC
310・・・表示装置、320・・・入力装置、330・・・メモリ、340・・・CPU
400・・・VM定義情報
500・・・移動VM固有情報
600・・・移動先候補情報
700・・・移動先許可情報
800・・・移動制御部
1000・・・移動回復部
1300・・・仮想化機構起動部
1400・・・VM起動部

Claims (22)

  1. 複数の実計算機を備える計算機システムにおいて、
    前記実計算機は、演算部と、記憶部と、前記実計算機上で1つ以上の仮想計算機を実行する仮想化機構とを有し、
    前記複数の実計算機は、ネットワークを介して接続されている第一の実計算機と第二の実計算機とを含み、
    前記第一の実計算機は、前記第一の実計算機上で実行される仮想計算機を前記第二の実計算機に移動する移動元であり、第一の仮想化機構と、前記第一の仮想化機構が実行する仮想計算機の固有情報を有する第一の記憶部とを備え、
    前記第二の実計算機は、前記第一の実計算機上で実行される仮想計算機を前記第一の実計算機から移動される移動先であり、第二の仮想化機構と、前記第二の仮想化機構が実行する仮想計算機の固有情報を有する第二の記憶部とを備え、
    前記第一の仮想化機構は、前記仮想計算機の移動要求を受信した際、
    前記移動要求対象の仮想計算機の固有情報である第一の固有情報を、第二の仮想化機構へ送信し、
    前記第二の仮想化機構は、
    前記第一の仮想化機構から前記第一の固有情報を受信し、
    前記受信した第一の固有情報に基づき、前記第二の仮想化機構上に仮想計算機を生成し、
    前記第一の固有情報と、前記第一の固有情報に基づき生成した仮想計算機の固有情報である第二の固有情報とを、前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報として前記第二の記憶部へ保存し、
    前記第二の固有情報を、前記第一の仮想化機構に送信し、
    前記第一の仮想化機構は、前記第二の固有情報を受信し、
    前記第一の固有情報と、前記第二の仮想化機構から受信した第二の固有情報とを、前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報として前記第一の記憶部に保存する
    ことを特徴とする計算機システム。
  2. 前記固有情報は、仮想計算機が外部記憶装置を利用するために必要な仮想HBAのアドレス情報と、ネットワークに接続するために必要な仮想NICのアドレス情報とを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の計算機システム。
  3. 前記第一の記憶部は、前記第一の固有情報を含む前記第一の実計算機上で実行される一つ以上の仮想計算機の固有情報を、第一の定義情報として保持し、
    前記第二の記憶部は、前記第二の固有情報を含む前記第二の実計算機上で実行される一つ以上の仮想計算機の固有情報を、第二の定義情報として保持し、
    前記第一の仮想化機構は、第一の移動元処理として、
    前記移動要求対象の仮想計算機の状態情報を、前記第二の仮想化機構に送信し、
    前記移動要求対象の仮想計算機を無効とし、
    前記第二の仮想化機構は、第一の移動先処理として、
    前記状態情報を第一の仮想化機構から受信し、
    前記状態情報を前記第一の固有情報に基づき生成した仮想計算機に設定し、
    前記状態情報を設定された仮想計算機を有効とし、
    前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報に含まれる第二の固有情報を、前記有効とした仮想計算機の固有情報に更新して新たな第二の固有情報として保存し、
    前記第二の定義情報に含まれる第二の固有情報を、前記新たな第二の固有情報に更新して保存し、
    前記新たな第二の固有情報を、前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報と、前記第二の定義情報とへ保存したことを前記第一の仮想化機構に通知し、
    前記第一の仮想化機構は、第二の移動元処理として、
    前記保存の通知を前記第二の仮想化機構から受信し、
    前記第一の定義情報に含まれる前記第一の固有情報を、前記第一の移動仮想計算機情報に含まれる前記第二の固有情報に変更し、
    前記第一の定義情報の変更を前記第二の仮想化機構に通知し、
    前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報を削除し、
    前記第二の仮想化機構は、第二の移動先処理として、
    前記第一の定義情報の変更の通知を前記第一の仮想化機構から受信し、
    前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報を削除する
    ことを特徴とした請求項1記載の計算機システム。
  4. 前記状態情報は、前記第一の記憶部の有する前記移動要求対象の仮想計算機が使用しているデータと、前記第一の実計算機の有するレジスタのうち、前記移動要求対象の仮想計算機が使用しているレジスタのデータとを含む
    ことを特徴とする請求項3記載の計算機システム。
  5. 前記第一の移動先処理、前記第二の移動先処理、前記第一の移動元処理および前記第二の移動元処理のうち、少なくとも一つ以上の処理が完了しない場合、
    前記第一の仮想化機構および第二の仮想化機構のうち何れか一方の仮想化機構の移動回復部は、
    前記第一の実計算機内に前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報が有るか無いかを判定し、
    前記第二の実計算機内に前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報が有るか無いかを判定し、
    前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報が前記第一の実計算機内に無く、且つ前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報が前記第二の実計算機内に無い場合、
    前記第一の移動先処理、前記第二の移動先処理、前記第一の移動元処理および前記第二の移動元処理が完了したとみなし、
    前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報または前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報のうち少なくとも一方がある場合、
    前記第一の記憶部に前記第一の固有情報が保存されているか否か確認し、
    前記第一の固有情報が保存されていない場合、前記第二の移動先処理が完了していないとみなし、
    前記設定された仮想計算機を有効とし、
    前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報と前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報とを削除し、
    前記第一の固有情報が保存されている場合、前記第二の記憶部に、前記新たな第二の固有情報が保存されているか否かを確認し、
    前記第二の記憶部に、前記新たな第二の固有情報が保存されていない場合、前記第一の移動先処理が完了していないとみなし、
    前記移動要求対象の仮想計算機を有効とし、
    前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報と前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報を削除し、
    前記第二の記憶部に、前記新たな第二の固有情報が保存されている場合、前記第二の移動元処理が完了していないとみなし、
    前記設定された仮想計算機を有効とし、
    前記第一の実計算機および前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報を削除する
    ことを特徴とする請求項3記載の計算機システム。
  6. 前記第一の仮想化機構および前記第二の仮想化機構は、前記ネットワークを介して通信する手段を有し、
    前記移動要求対象の仮想計算機を前記第一の実計算機から前記第二の実計算機へ移動させる際に、前記通信手段を用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の計算機システム。
  7. 前記第一の記憶部は、前記移動要求対象の仮想計算機の移動先となる実計算機の候補を記憶する移動先候補情報を有し、
    前記移動要求において移動先の実計算機の指示が無い場合、前記第一の仮想化機構は、前記移動先候補情報を参照して移動先の実計算機を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の計算機システム。
  8. 前記第二の記憶部は、前記移動要求対象の仮想計算機の移動可否を示す移動許可情報を有し、
    前記第二の仮想化機構は、前記第一の固有情報に基づき第二の仮想化機構上に仮想計算機を生成する際、前記第二の記憶部が有する移動許可情報を参照し、
    前記移動許可情報が仮想計算機の移動不可を示す場合、前記第一の実計算機に、前記移動要求対象の仮想計算機の移動不可を通知する
    ことを特徴とする請求項1記載の計算機システム。
  9. 演算部と、記憶部と、前記実計算機上で1つ以上の仮想計算機を実行する仮想化機構とを有する計算機において、
    前記仮想化機構の移動制御部は、前記仮想計算機の移動要求を受信した際、
    前記移動要求から前記仮想計算機の移動先の実計算機を特定し、
    前記移動要求対象の仮想計算機の固有情報である第一の固有情報を、前記移動先の実計算機へ送信し、
    前記移動先の実計算機上で前記第一の固有情報に基づき生成した仮想計算機の固有情報である第二の固有情報を前記移動先の実計算機から取得し、
    前記第一の固有情報と、前記移動先の仮想化機構から取得した第二の固有情報とを、前記移動仮想計算機情報として前記記憶部に保存する
    ことを特徴とする計算機。
  10. 前記記憶部は、前記実行される1つ以上の仮想計算機の固有情報を、定義情報として保持し、
    前記仮想化機構は、
    第一の処理として、前記移動要求対象の仮想計算機の状態情報を、前記移動先の実計算機に送信し、前記移動要求対象の仮想計算機を無効とし、
    第二の処理として、前記定義情報のうち前記固有情報を、前記移動仮想計算機情報に含まれる前記第二の固有情報に変更し、
    前記変更を前記移動先の実計算機に送信し、前記記憶部の有する前記移動仮想計算機情報を削除する
    ことを特徴とした請求項9記載の計算機。
  11. 前記第一の処理および第二の処理のうち、少なくとも一つ以上の処理が完了しなかった場合、
    前記仮想化機構は、前記実計算機内に前記移動仮想計算機情報があるか否かを判定し、
    前記実計算機内に前記移動仮想計算機情報がない場合、
    前記第一の処理および第二の処理が完了したとみなし、
    前記実計算機内に前記移動仮想計算機情報がある場合、
    前記記憶部に前記第一の固有情報が保存されているか否か確認し、
    前記第一の固有情報が保存されていない場合、前記移動先の実計算機に前記第一の固有情報に基づき生成された仮想計算機の有効を指示し、前記移動仮想計算機情報を削除し、
    前記第一の固有情報が保存されている場合、前記移動先の実計算機に、前記第一の固有情報が保存されているか否かを確認し、
    前記移動先の実計算機に、前記第一の固有情報が保存されていない場合、前記第二の処理が完了していないとみなし、前記移動対象の仮想計算機を有効とし、前記移動仮想計算機情報を削除し、
    前記移動先の実計算機に、前記第一の固有情報が保存されている場合、前記移動先の実計算機に前記第一の固有情報に基づき生成された仮想計算機の有効を指示し、前記移動仮想計算機情報を削除する
    ことを特徴とする請求項10記載の計算機。
  12. 演算部と、記憶部と、前記実計算機上で1つ以上の仮想計算機を実行する仮想化機構とを有する計算機において、
    前記仮想化機構の移動制御部は、前記仮想計算機の移動要求を受信した際、
    前記移動要求から前記仮想計算機の移動元の実計算機を特定し、
    前記移動元の実計算機から前記第一の固有情報を取得し、
    前記移動元から取得した前記第一の固有情報である第一の固有情報に基づき、前記仮想化機構上に仮想計算機を生成し、
    前記第一の固有情報と、前記第一の固有情報に基づき生成した仮想計算機の固有情報である第二の固有情報とを、移動仮想計算機情報として前記記憶部へ保存し、
    前記第二の固有情報を、前記移動元の実計算機に送信する
    ことを特徴とする計算機。
  13. 前記記憶部は、前記実行される一つ以上の仮想計算機の固有情報を、定義情報として保持し、
    前記仮想化機構は、
    第一の処理として、前記移動要求対象の仮想計算機の状態情報を、移動元の実計算機から取得し、
    前記状態情報を前記第一の固有情報に基づき生成した仮想計算機に設定し、
    前記状態情報を設定された仮想計算機を有効とし、
    前記移動仮想計算機情報に含まれる前記第二の固有情報を、前記有効とされた仮想計算機の固有情報に更新して新たな第二の固有情報として保存し、
    前記定義情報に含まれる前記第二の固有情報を、前記新たな第二の固有情報に更新して保存し、
    前記新たな第二の固有情報を、前記移動仮想計算機情報と、前記定義情報とへ保存したことを前記移動元の実計算機に通知し、
    第二の処理として、前記移動仮想計算機情報を削除する
    ことを特徴とした請求項12記載の計算機。
  14. 前記第一の処理および第二の処理のうち、少なくとも一つ以上の処理が完了しなかった場合、
    前記仮想化機構は、前記実計算機内に前記移動仮想計算機情報があるか否かを判定し、
    前記実計算機内に前記移動仮想計算機情報がない場合、前記第一の処理および第二の処理が完了したとみなし、
    前記実計算機内に前記移動仮想計算機情報がある場合、
    前記移動元の実計算機に前記第一の固有情報が保存されているか否かを確認し、
    前記移動元の実計算機に前記第一の固有情報が保存されていない場合、前記第二の処理が完了していないとみなし、前記状態情報を設定した仮想計算機を有効とし、前記移動仮想計算機情報を削除し、
    前記移動元の実計算機に前記第一の固有情報が保存されている場合、前記記憶部に、前記新たな第二の固有情報が保存されているか否かを確認し、
    前記記憶部に、前記新たな第二の固有情報が保存されていない場合、前記第一の処理が完了していないとみなし、前記移動元の実計算機に前記移動要求対象の仮想計算機の有効を指示し、前記移動仮想計算機情報を削除し、
    前記記憶部に、前記新たな第二の固有情報が保存されている場合、前記設定された仮想計算機を有効とし、前記移動仮想計算機情報を削除する
    ことを特徴とする請求項13記載の計算機。
  15. 演算部と記憶部とを有する実計算機上で一つ以上の仮想計算機を実行する仮想化機構において、
    前記仮想化機構は、前記仮想計算機の移動要求を受信した際、
    前記仮想計算機が移動元の仮想化機構上で実行されている仮想計算機である場合、
    前記移動要求から前記仮想計算機の移動先の実計算機を特定し、
    前記移動要求対象の仮想計算機の固有情報である第一の固有情報を、前記移動先の実計算機へ送信し、
    前記移動先の実計算機から前記第一の固有情報に基づき生成した仮想計算機の固有情報である第二の固有情報を取得し、
    前記第一の固有情報と、前記第二の固有情報とを、前記移動仮想計算機情報として前記実計算機の記憶部に保存し、
    前記仮想計算機が移動先の仮想化機構上で実行されている仮想計算機である場合、
    前記移動要求から前記仮想計算機の前記移動元の実計算機を特定し、
    前記移動元の仮想化機構から前記第一の固有情報を取得し、前記第一の固有情報に基づき、仮想計算機を生成し、
    前記第一の固有情報と、前記第二の固有情報とを、移動仮想計算機情報として前記記憶部へ保存し、
    前記第二の固有情報を、前記移動元の実計算機へ送信する
    ことを特徴とする仮想化機構。
  16. 前記記憶部は、前記実行される一つ以上の仮想計算機の固有情報を、定義情報として保持し、
    前記仮想計算機が移動元の仮想化機構上で実行されている仮想計算機である場合、
    前記仮想化機構は、
    第一の移動元処理として、前記移動要求対象の仮想計算機の状態情報を、前記移動先の実計算機に送信し、前記移動要求対象の仮想計算機を無効とし、
    第二の移動元処理として、前記定義情報に含まれる、前記第一の固有情報を前記移動仮想計算機情報に含まれる前記第二の固有情報に変更し、
    前記変更の通知を前記移動先の実計算機に送信し、
    前記記憶部の有する前記移動仮想計算機情報を削除し、
    前記仮想計算機が移動先の仮想化機構上で実行されている仮想計算機である場合、
    前記仮想化機構は、
    前記第一の移動先処理として、前記状態情報を移動元の実計算機から取得し、
    前記状態情報を前記第一の固有情報に基づき生成された仮想計算機に設定し、
    前記状態情報を設定された仮想計算機を有効とし、
    前記記憶部に存在する前記移動仮想計算機情報に含まれる前記第二の固有情報を、前記有効とされた仮想計算機の固有情報に更新して新たな第二の固有情報として保存し、
    前記定義情報に含まれる前記第二の固有情報を、前記新たな第二の固有情報として更新して保存し、
    前記新たな第二の固有情報を、前記記移動仮想計算機情報と、前記定義情報とへ保存したことを前記移動元の仮想化機構に通知し、
    前記第二の移動先処理として前記移動仮想計算機情報を削除する
    ことを特徴とした請求項15記載の仮想化機構。
  17. 前記第一の移動先処理、前記第二の移動先処理、前記第一の移動元処理、および前記第二の移動元処理のうち、少なくとも一つ以上の処理が完了しなかった場合、
    前記仮想化機構の移動回復部は、前記実計算機内に、前記移動仮想計算機情報があるか否かを判定し、
    前記実計算機内に前記移動仮想計算機情報がない場合、前記第一の移動先処理、前記第二の移動先処理、前記第一の移動元処理、および前記第二の移動元処理が完了したとみなし、
    前記実計算機内に前記移動仮想計算機情報がある場合、
    前記移動元の実計算機の記憶部に前記第一の固有情報が保存されているか否か確認し、
    前記第一の固有情報が保存されていない場合、前記第二の移動先処理が失敗したとみなし、
    前記第一の固有情報に基づき生成した仮想計算機を有効とし、
    前記移動元の実計算機の記憶部と移動先の実計算機の記憶部に存在する前記移動仮想計算機情報を削除し、
    前記第一の固有情報が保存されている場合、前記移動先の実計算機の記憶部に、前記新たな第二の固有情報が保存されているか否かを確認し、
    前記移動先の実計算機の記憶部に、前記新たな第二の固有情報が保存されていない場合、前記第一の移動先処理が完了していないとみなし、
    前記移動要求対象の仮想計算機を有効とし、
    前記移動元の実計算機および前記移動先の実計算機に存在する前記移動仮想計算機情報を削除し、
    前記移動先の実計算機の記憶部に、前記新たな第二の固有情報が保存されている場合、前記第二の移動元処理が完了しないとみなし、
    前記設定された仮想計算機を有効とし、
    前記移動元の実計算機および前記移動先の実計算機に存在する前記移動仮想計算機情報を削除する
    ことを特徴とする請求項16記載の仮想化機構。
  18. 複数の実計算機を備える計算機システムにおける仮想計算機移動方法において、
    前記実計算機は、演算部と、記憶部と、前記実計算機上で1つ以上の仮想計算機を実行する仮想化機構とを有し、
    前記複数の実計算機は、ネットワークを介して接続されている第一の実計算機と第二の実計算機とを含み、
    前記第一の実計算機は、前記第一の実計算機上で実行される仮想計算機を前記第二の実計算機に移動する移動元であり、第一の仮想化機構と、前記第一の仮想化機構が実行する仮想計算機の固有情報を有する第一の記憶部とを備え、
    前記第二の実計算機は、前記第一の実計算機上で実行される仮想計算機を前記第一の実計算機から移動される移動先であり、第二の仮想化機構と、前記第二の仮想化機構が実行する仮想計算機の固有情報を有する第二の記憶部とを備え、
    前記第一の仮想化機構は、前記仮想計算機の移動要求を受信した際、
    前記移動要求対象の仮想計算機の固有情報である第一の固有情報を、第二の仮想化機構へ送信し、
    前記第二の仮想化機構は、
    前記第一の仮想化機構から前記第一の固有情報を受信し、
    前記受信した第一の固有情報に基づき、前記第二の仮想化機構上に仮想計算機を生成し、
    前記第一の固有情報と、前記第一の固有情報に基づき生成した仮想計算機の固有情報である第二の固有情報とを、前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報として前記第二の記憶部へ保存し、
    前記第二の固有情報を、前記第一の仮想化機構に送信し、
    前記第一の仮想化機構は、前記第二の固有情報を受信し、
    前記第一の固有情報と、前記第二の仮想化機構から受信した第二の固有情報とを、前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報として前記第一の記憶部に保存する
    ことを特徴とする仮想計算機移動方法。
  19. 前記固有情報は、仮想計算機が外部記憶装置を利用するために必要な仮想HBAのアドレス情報と、ネットワークに接続するために必要な仮想NICのアドレス情報とを含む
    ことを特徴とする請求項18記載の仮想計算機移動方法。
  20. 前記第一の記憶部は、前記第一の固有情報を含む前記第一の実計算機上で実行される1つ以上の仮想計算機の固有情報を、第一の定義情報として保持し、
    前記第二の記憶部は、前記第二の固有情報を含む前記第二の実計算機上で実行される1つ以上の仮想計算機の固有情報を、第二の定義情報として保持し、
    前記第一の仮想化機構は、第一の移動元処理として、
    前記移動要求対象の仮想計算機の状態情報を、前記第二の仮想化機構に送信し、
    前記移動要求対象の仮想計算機を無効とし、
    前記第二の仮想化機構は、第一の移動先処理として、
    前記状態情報を第一の仮想化機構から受信し、
    前記状態情報を前記第一の固有情報に基づき生成した仮想計算機に設定し、
    前記状態情報を設定された仮想計算機を有効とし、
    前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報に含まれる第二の固有情報を、前記有効とした仮想計算機の固有情報に更新して新たな第二の固有情報として保存し、
    前記第二の定義情報に含まれる第二の固有情報を、前記新たな第二の固有情報に更新して保存し、
    前記新たな第二の固有情報を、前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報と、前記第二の定義情報とへ保存したことを前記第一の仮想化機構に通知し、
    前記第一の仮想化機構は、第二の移動元処理として、
    前記保存の通知を前記第二の仮想化機構から受信し、
    前記第一の定義情報に含まれる前記第一の固有情報を、前記第一の移動仮想計算機情報に含まれる前記第二の固有情報に変更し、
    前記第一の定義情報の変更を前記第二の仮想化機構に通知し、
    前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報を削除し、
    前記第二の仮想化機構は、第二の移動先処理として、
    前記第一の定義情報の変更の通知を前記第一の仮想化機構から受信し、
    前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報を削除する
    ことを特徴とする請求項18記載の仮想計算機移動方法。
  21. 前記状態情報は、前記第一の記憶部の有する前記移動要求対象の仮想計算機が使用しているデータと、前記第一の実計算機の有するレジスタのうち、前記移動要求対象の仮想計算機が使用しているレジスタのデータとを含む
    ことを特徴とする請求項20記載の仮想計算機移動方法。
  22. 前記第一の移動先処理、前記第二の移動先処理、前記第一の移動元処理、および前記第二の移動元処理のうち、少なくとも一つ以上の処理が完了しない場合、
    前記第一の仮想化機構および第二の仮想化機構のうち何れか一方の仮想化機構は、
    前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報が前記第一の実計算機内に有るか無いかを判定し、
    前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報が前記第二の実計算機内に有るか無いかを判定し、
    前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報が前記第一の実計算機内に無く、且つ前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報が前記第二の実計算機内に無い場合、前記第一の移動先処理、前記第二の移動先処理、前記第一の移動元処理および前記第二の移動元処理が完了したとみなし、
    前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報または前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報のうち少なくとも一方がある場合、
    前記第一の記憶部に前記第一の固有情報が保存されているか否か確認し、
    前記第一の固有情報が保存されていない場合、前記第二の移動先処理が完了していないとみなし、
    前記設定された仮想計算機を有効とし、
    前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報と前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報とを削除し、
    前記第一の固有情報が保存されている場合、前記第二の記憶部に、前記新たな第二の固有情報が保存されているか否かを確認し、
    前記第二の記憶部に、前記新たな第二の固有情報が保存されていない場合、前記第一の移動先処理が完了していないとみなし、
    前記移動要求対象の仮想計算機を有効とし、
    前記第一の実計算機の移動仮想計算機情報と前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報を削除し、
    前記第二の記憶部に、前記新たな第二の固有情報が保存されている場合、前記第二の移動元処理が完了していないとみなし、
    前記設定された仮想計算機を有効とし、
    前記第一の実計算機および前記第二の実計算機の移動仮想計算機情報を削除する
    ことを特徴とする請求項20記載の仮想計算機移動方法。
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