JP2013132768A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モノクロ表示であっても、実際に印刷した結果から人間が感じるイメージにより近いプレビュー表示ができる印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置はディスプレイ5を備える。ディスプレイ5はモノクロ表示で印刷結果のプレビュー表示が可能である。CPUはテープカセット内の印刷媒体のテープ色情報と、インクリボンのインク色情報とを取得する。CPUは取得したテープ色情報とインク色情報とに基づき、インク色がテープ色に対して濃度が高いか否か判断する。インク色がテープ色に対して濃度が高い場合、プレビュー表示のキャラクタ色を黒色、背景色を白色に決定する。その逆に、インク色がテープ色に対して濃度が低い場合、プレビュー表示のキャラクタ色を白色、背景色を黒色に決定する。印刷装置は、実際の印刷結果を目視した場合により近いイメージでプレビュー表示ができる。
【選択図】図9

Description

本発明はモノクロ画面でプレビュー表示が可能な印刷装置に関する。
従来、キーボード等から入力、作成された文字等の文書データよりなるテキストの内容が印刷テープに印刷された後に切断されることにより、プリントラベルを作出できる印刷装置が知られている。例えば、このプリントラベルのイメージをディスプレイにプレビュー表示させるイメージ表示機能を備えたテープ印刷装置が知られている(例えば特許文献1参照)。使用者はディスプレイにプレビュー表示されたイメージを確認できるので、印刷前において例えば文書の誤記の発見やレイアウト変更等が可能である。
特開2005−212196号公報
しかしながら、特許文献1に記載のテープ印刷装置は、ディスプレイがモノクロ表示である場合、テープ色やインク色に関係なく、背景は白色、文字は黒色としてプレビュー表示を行ってしまう。それ故、テープ色とキャラクタ色の組合せによっては、本来であれば人間が印刷結果から感じる印象を全く無視したプレビュー表示になってしまうという問題点があった。
本発明の目的は、モノクロ表示であっても、実際に印刷した結果から人間が感じるイメージにより近いプレビュー表示ができる印刷装置を提供することである。
本発明の第1態様に係る印刷装置は、印刷媒体及びインクリボンを収納するカセットを着脱可能に装着する装着部と、印刷情報に基づき、前記装着部に装着された前記カセットから引き出される前記印刷媒体の印刷面に対して、前記インクリボンのインクを熱転写して印刷を行う印刷部と、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形をモノクロでプレビュー表示可能な表示部と、前記印刷媒体の色である媒体色を取得する媒体色取得手段と、前記インクリボンのインク色を取得するインク色取得手段と、前記媒体色取得手段によって取得された前記媒体色と、前記インク色取得手段によって取得された前記インク色とを比較し、前記インク色が前記媒体色に対して濃度が高いか否か判断する濃度判断手段と、前記濃度判断手段によって前記インク色が前記媒体色に対して濃度が高いと判断された場合、前記プレビュー表示の表示色について、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形の色を黒色、その背景を白色に決定する第一表示色決定手段と、前記濃度判断手段によって前記インク色が前記背景色に対して濃度が低いと判断された場合、前記プレビュー表示の表示色について、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形の色を白色、その背景を黒色に決定する第二表示色決定手段と、前記第一表示色決定手段又は前記第二表示色決定手段で決定された表示色で、前記表示部においてプレビュー表示を行うプレビュー表示制御手段とを備える。
第1態様の印刷装置では、インク色が媒体色よりも濃度が高い場合は、印刷される文字、記号又は図形を黒色、その背景を白色でプレビュー表示できる。他方、インク色が媒体色よりも濃度が低い場合は、印刷される文字、記号又は図形を白色、その背景を黒色でプレビュー表示できる。それ故、本態様は、表示部がモノクロ表示であっても、印刷媒体に印刷される文字等や背景を見て使用者が実際に受ける印象により近いプレビュー表示を行うことができる。
また第1態様では、前記濃度判断手段は、色の濃度の高低の情報である濃度情報を記憶する濃度情報記憶手段に記憶された前記濃度情報に基づき、前記媒体色と前記インク色とにおける濃度の高低を判断するとよい。濃度判断手段は、濃度情報記憶手段に予め記憶された濃度情報を参照できるので、媒体色とインク色とにおける濃度の高低を一律かつ容易に判断できる。また、濃度情報を書き換えることで、プレビュー表示のイメージを適宜調節することもできる。
また第1態様では、前記媒体色取得手段によって取得された前記媒体色と、前記インク色取得手段によって取得された前記インク色とを比較し、前記インク色が前記媒体色に対して膨張色か収縮色かを判断する膨張収縮判断手段を備え、前記プレビュー表示制御手段は、前記膨張収縮判断手段によって前記インク色が前記媒体色に対して膨張色と判断された場合、前記プレビュー表示において、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形を、前記印刷情報が指定するサイズよりも拡大して表示する第一表示制御手段と、前記膨張収縮判断手段によって前記インク色が前記媒体色に対して収縮色と判断された場合、前記プレビュー表示において、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形を、前記印刷情報が指定するサイズよりも縮小して表示する第二表示制御手段とを備えるとよい。インク色が媒体色に対して膨張色である場合、印刷部によって印刷される文字、記号又は図形を、印刷情報が指定するサイズよりも拡大してプレビュー表示できる。他方、インク色が媒体色に対して収縮色である場合、印刷部によって印刷される文字、記号又は図形を、印刷情報が指定するサイズよりも縮小してプレビュー表示できる。それ故、本態様は、表示部がモノクロ表示であっても、印刷媒体に印刷される文字等や背景を見て使用者が実際に受ける印象により近いプレビュー表示を行うことができる。
また第1態様では、前記膨張収縮判断手段は、相対的に見て膨張色から収縮色までの色彩の情報である色彩情報を記憶する色彩記憶手段に記憶された前記色彩情報に基づき、前記インク色が前記媒体色に対して膨張色か収縮色かを判断するとよい。膨張収縮判断手段は、色彩記憶手段に記憶された色彩情報を参照できるので、インク色が媒体色に対して膨張色か収縮色かを一律かつ容易に判断できる。また例えば、色彩情報を書き換えることで、プレビュー表示のイメージを適宜調節することもできる。
また第1態様では、前記色彩情報は、相対的に見て膨張色から収縮色まで段階的に変化する色彩レベルを示す情報であって、前記膨張収縮判断手段は、前記色彩情報に基づき、前記インク色及び前記媒体色の各色彩レベルをそれぞれ特定し、特定した各色彩レベルに基づき、前記インク色が前記媒体色に対して相対的に膨張色か収縮色かを判断するとよい。インク色及び媒体色の各色彩レベルをそれぞれ特定することによって、インク色が媒体色に対して膨張色か収縮色かについての相対的な判断が可能となる。
また第1態様では、前記第一表示制御手段及び前記第二表示制御手段は、前記色彩特定手段によって各々特定された各色彩レベルの差異に基づき、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形を拡大又は縮小する量を決定する拡大縮小量決定手段を備えるとよい。インク色と媒体色の色彩レベルの差異に応じて、文字、記号又は図形を拡大又は縮小する量を決定できるので、印刷媒体に印刷される文字等や背景を見て使用者が実際に受ける印象により近いプレビュー表示を行うことができる。
また第1態様では、第一表示制御手段は、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形を、前記印刷情報が指定するサイズよりもドット単位で拡大して表示し、第二表示制御手段は、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形を、前記印刷情報が指定するサイズよりもドット単位で縮小して表示するとよい。第一表示制御手段及び第二表示制御手段は、印刷部によって印刷される文字、記号又は図形をドット単位で拡大縮小する。それ故、本態様は、文字、記号又は図形のサイズを、正確かつ容易に拡大縮小してプレビュー表示できる。
印刷装置1の斜視図である。 カセット装着部8にテープカセット30が装着される印刷装置1の斜視図である。 テープカセット30の内部構造を示す図である。 印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。 色濃度判定テーブル9531の概念図である。 色彩判定テーブル9541の概念図である。 プレビュー印刷制御処理のフローチャートである。 「a」の文字を1ドットずつ拡大縮小して表示した状態を示す図である。 印刷後のテープ71〜74に夫々対応するプレビュー表示(A)〜(D)を示す図である。
以下、本発明の一実施形態である印刷装置1について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本開示が採用し得る技術的特徴を説明する為に用いるものである。記載している装置の構成等はそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例である。以下説明において、図1,図2の左斜め下方、右斜め上方、右斜め下方、左斜め上方を、印刷装置1の前方、後方、右方、左方とする。
先ず、印刷装置1の構造について簡単に説明する。図1に示すように、印刷装置1の上面の前側部分にはキーボード3が設けられている。キーボード3はキャラクタを入力する為の入力装置である。キャラクタは、例えば、文字、記号、図形、及び数字等である。キーボード3の後方には機能キー群4が設けられている。機能キー群4は、例えば電源キー、決定キー、プレビューキー及び印刷キーを含む入力装置である。なお以下説明において、キーボード3と機能キー群4とを総称する場合は入力部2と呼ぶ。
機能キー群4の後方にはディスプレイ5が設けられている。ディスプレイ5は例えば印刷装置1のテープ排出方向に対して平行に延設した横長長方形状である。テープ排出方向は、例えば後述する排出口15(図2参照)から印刷装置1の左側に向かう方向である。ディスプレイ5のサイズについては限定しないが、本実施形態では後述するテープ70のサイズよりも大きくしている。ディスプレイ5はモノクロ表示である。ディスプレイ5は、各種画像の他、例えばテープ70のプレビュー画像を表示可能である。プレビュー画像とは、例えばテープ70の印刷後のイメージ画像である。ユーザは、ディスプレイ5にプレビュー画像を表示させることで、例えば誤記の発見、文字サイズの確認等を印刷前に行うことができる。
印刷装置1の上面の後方部分にはカバー6が設けられている。カバー6は平面視略長方形状である。カバー6の後端部は印刷装置1の上面の後部に軸支されている。図2に示すように、カバー6は後端部を中心に開閉可能である。カバー6を上方に開くと、カセット装着部8が露出する。使用者はカバー6を開いた状態で、カセット装着部8にテープカセット30を装着する。テープカセット30は、例えば感熱タイプ、レセプタータイプ、ラミネートタイプ等、各種のテープ種類に実装可能な汎用カセットを備える。テープカセット30は例えばラミネートタイプのテープ70を排出する。テープカセット30は感熱タイプ、レセプタータイプ等を送出するものでもよい。
印刷装置1の右側面の後方にはUSB接続部16が設けられている。USB接続部16には図示外のUSBケーブルの端子が接続可能である。印刷装置1はUSBケーブルを介して例えばPC装置200(図4参照)を接続可能である。図2に示すように、印刷装置1の左側面の後方側には排出口15が設けられている。排出口15はカッター機構(図示略)で切断された印刷済みのテープ70を外部に排出する。排出口15の近傍にはテープトレイ7が設けられている。テープトレイ7は排出口15から送出された印刷済みのテープ70を受けることができる。
次に、カセット装着部8の内部構造について、図2を参照して説明する。カセット装着部8は、印刷機構と、テープ送り機構と、カッター機構とを備える。これらの機構は周知の機構である。印刷機構は、サーマルヘッド10と、プラテンホルダ(図示略)とを備える。サーマルヘッド10(図4参照)はヘッドホルダ11に支持されている。ヘッドホルダ11はカセット装着部8の前側に設けられている。サーマルヘッド10は発熱素子を有し、テープカセット30から引き出された後述するフィルムテープ59の印刷面にインクリボン60を圧接して画像を印刷する。プラテンホルダはヘッドホルダ11の前方に設けられている。プラテンホルダ(図示略)は、左端側にプラテンローラと搬送ローラとを回転可能に保持する。プラテンホルダは右端を中心に回動可能である。プラテンホルダが後方に回動すると、プラテンローラはサーマルヘッド10に圧接される。搬送ローラはテープカセット30のテープ駆動ローラ46(図3参照)に圧接される。
テープ送り機構は、例えばリボン巻取軸9とテープ駆動軸(図示略)とを備える。リボン巻取軸9はカセット装着部8の略中央に立設されている。リボン巻取軸9はテープ送りモータ15(図4参照)の駆動により図示しない駆動機構を介して回転する。リボン巻取軸9は、テープカセット30の後述するリボンスプール42から引き出されて印刷に使用された後のインクリボン60を巻き取る。テープ駆動軸も、テープ送りモータ15の駆動により図示しない駆動機構を介して回転する。故にリボン巻取軸9と、テープ駆動軸とは互いに同期して駆動する。テープ駆動軸にはテープカセット30のテープ駆動ローラ46が嵌挿される。印刷装置1は、テープ駆動ローラ46と搬送ローラとの協働により、フィルムテープ59をテープカセット30から引き出してサーマルヘッド10で画像を印刷する。さらに印刷装置1はフィルムテープ59の印刷面に両面粘着テープ40を貼り合わせてテープ70を形成し、排出口15に向けて搬送する。
カッター機構は、サーマルヘッド10と排出口15との間であるテープ70の送り経路の途中に設けられている。カッター機構は、図示しない移動刃と、固定刃と、カッターモータ12(図4参照)とを備える。移動刃は例えばテープ70の送り経路の上側に、固定刃は送り経路の下側に位置する。移動刃と固定刃の位置は逆でもよい。使用者の入力部2の操作により、カッターモータ12が駆動すると、移動刃が固定刃に向けて移動する。これにより移動刃と固定刃との間に位置する印刷済みのテープ70が幅方向に切断される。
また、カセット装着部8の前方には、光学式センサ25(図4参照)と、カセット識別センサ26(図4参照)とが設けられている。光学式センサ25は、テープカセット30のアーム部34に設けられたスリット81(図2参照)を介して、テープカセット30内を搬送されるフィルムテープ59に設けられた例えばエンドマーク(図示略)等を検出する。エンドマークは例えばフィルムテープ59の終端を示す。カセット識別センサ26は例えば複数の貫通孔と検出センサ基板を備える。検出センサ基板は検出スイッチを備える。検出スイッチは複数のスイッチ端子軸を備える。複数のスイッチ端子軸は複数の貫通孔から上方に突出している。検出スイッチは、テープカセット30のアーム部34に設けられた複数の識別孔82(図2参照)との組合せにより、カセット装着部8に装着されたテープカセット30の種類を検出する。
次に、テープカセット30の構造について、図2,図3を参照して説明する。テープカセット30は例えばラミネートタイプである。図2に示すように、テープカセット30は、カセットケース31を備える。カセットケース31は略直方体状の筐体である。平面視で見た角部は丸みを帯びている。カセットケース31は、下ケース31Bと、上ケース31Aとを備える。上ケース31Aは、下ケース31Bの上部に固定される。上ケース31A及び下ケース31Bには、それぞれ後述のスプール類を回転可能に支持する支持孔65、66、67が設けられている。
図3に示すように、カセットケース31は、例えば両面粘着テープ58、透明なフィルムテープ59、及びインクリボン60の3種類のテープロールを収納する。カセットケース31内には、第一テープスプール40、第二テープスプール41、リボンスプール42、及びリボン巻取スプール44等が設けられている。第一テープスプール40はカセットケース31内の左側後部において、先述の支持孔65を介して回転可能に配置されている。第二テープスプール41は、カセットケース31内の右側後部において、先述の支持孔66を介して回転可能に配置されている。リボンスプール42は、カセットケース31内の右側前部において回転可能に配置されている。リボン巻取スプール44は第一テープスプール40とリボンスプール42との間において、先述の支持孔67を介して回転可能に配置されている。
両面粘着テープ58は第一テープスプール40に巻回されている。両面粘着テープ58は、一面に剥離紙が貼着された両面テープである。両面粘着テープ58は、剥離紙を外側に向けて第一テープスプール40に巻回されている。両面粘着テープ58は、印刷済みのフィルムテープ59の印刷面側に貼り合わされる。フィルムテープ59は第二テープスプール41に巻回されている。インクリボン60はリボンスプール42に巻回されている。以下の説明では、フィルムテープ59の搬送方向の上流側および下流側を、それぞれ搬送方向上流側及び搬送方向下流側という。
リボン巻取スプール44は、その内部に挿嵌されるリボン巻取軸9(図2参照)によって回転駆動される。後述するヘッド挿入部39の搬送方向下流側には、テープ駆動ローラ46が回転可能に軸支されている。テープ駆動ローラ46は、その内部に挿嵌されるテープ駆動軸(図示略)によって回転駆動される。
カセットケース31はアーム部34を備える。アーム部34は、テープカセット30の前面の右側角部から左側方に延びる部位である。アーム部34内には、第二テープスプール41から引き出されたフィルムテープ59と、リボンスプール42から引き出されたインクリボン60とが共に案内される。アーム部34の先端部は後方へやや屈曲している。アーム部34の先端には開口34Aが設けられている。フィルムテープ59とインクリボン60とは、開口34Aで重ね合わされ、露出部77に向けて排出される。露出部77はテープカセット30の前面側に設けられた空間である。
ヘッド挿入部39は、カセットケース31の前面とアーム部34の背面とにより囲まれた空間である。ヘッド挿入部39は、露出部77を介して、テープカセット30の前面側で外部とつながっている。ヘッド挿入部39には、ヘッドホルダ11が挿入される。ヘッドホルダ11はサーマルヘッド10(図4参照)を支持する部材である。露出部77では、開口34Aから排出されたフィルムテープ59の一面が前方に露出される。他面は後方のサーマルヘッド10に対向する。フィルムテープ59の他面はインクリボン60を挟んでサーマルヘッド10に対向する。露出部77では、サーマルヘッド10によるフィルムテープ59への印刷がインクリボン60を介して行われる。
次に、印刷装置1による印刷動作について、図2,図3を参照して簡単に説明する。ラミネートタイプのテープカセット30が装着されている場合について説明する。先ず、テープ駆動軸を介して回転駆動されるテープ駆動ローラ46が、搬送ローラとの協働によって、第二テープスプール41からフィルムテープ59を引き出す。リボン巻取軸9を介して回転駆動されるリボン巻取スプール44が、印刷スピードと同期してリボンスプール42から未使用のインクリボン60を引き出す。引き出されたフィルムテープ59は、リボンスプール42の外側を通過しながらアーム部34内の搬送経路に沿って搬送される。
さらに、フィルムテープ59はその表面にインクリボン60が重合された状態で開口34Aからヘッド挿入部39に供給され、サーマルヘッド10とプラテンローラとの間に搬送される。そして、サーマルヘッド10によってフィルムテープ59の印刷面に対して、搬送方向下流側からキャラクタが印刷される。その後、使用済みのインクリボン60は印刷済みのフィルムテープ59から剥がされ、リボン巻取スプール44に巻き取られる。
一方、テープ駆動ローラ46と搬送ローラとの協働によって、第一テープスプール40から両面粘着テープ58が引き出される。引き出された両面粘着テープ58は、テープ駆動ローラ46と搬送ローラとの間にガイドされて巻き込まれながら、印刷済みのフィルムテープ59の印刷面に重ねられて貼着される。両面粘着テープ58が貼着された印刷済みのフィルムテープ59はテープ70となり、テープ排出口49に向かって搬送される。
次に、印刷装置1の電気的構成について説明する。図4に示すように、印刷装置1は、CPU91、ROM92、CGROM93、RAM94、及びフラッシュメモリ95等を備える。CPU91は印刷装置1の動作を統括制御する。ROM92、CGROM93、RAM94、フラッシュメモリ95は、CPU91に電気的に接続されている。CPU91には、さらに上述の入力部2、LCDC51、駆動回路52〜55、上述のカセット識別センサ26、及びUSB接続部16等が接続されている。LCDC51はディスプレイ5を駆動する。駆動回路52はサーマルヘッド10を駆動する。駆動回路53はテープ送りモータ15を駆動する。駆動回路54はカッターモータ12を駆動する。駆動回路55は光学式センサ25を駆動する。
ROM92はプログラム記憶領域921等を備える。プログラム記憶領域921は、印刷装置1を制御する為の各種プログラム等を記憶する。CGROM93はキャラクタをディスプレイ5に表示させる為のサイズ情報、キャラクタを印刷する為の印刷用ドットパターンデータ等を記憶する。RAM94は、印刷バッファ941、及びプレビュー画像記憶領域942等を備える。印刷バッファ941は、印刷時に使用される文書データを一時的に記憶する。プレビュー画像記憶領域942は、文書データに基づいて画像が印刷された状態のテープ70のプレビュー画像のデータを記憶する。
フラッシュメモリ95は、文書データ記憶領域951、テープ情報記憶領域952、色濃度判定テーブル記憶領域953、及び色彩判定テーブル記憶領域954等を備える。文書データ記憶領域951は文書データを記憶する。文書データは例えばフィルムテープ59に印刷する画像データを含む。例えばユーザが入力部2によって作成した各種パターンの文書データは、文書データ記憶領域951に記憶される。またPC装置200から受信した文書データも、文書データ記憶領域951に記憶される。文書データは本発明の「印刷情報」の一例である。
テープ情報記憶領域952はテープ情報を記憶する。テープ情報は、テープカセット30の種類毎に、例えばテープの種類(感熱タイプ、レセプタータイプ、ラミネートタイプ等)、テープ幅、材質等の基本情報に加え、テープ色情報、インク色情報等を含む。テープ色情報は、例えば印刷されるキャラクタの背景色となるテープの色情報である。ラミネートタイプのテープ70の場合、例えば両面粘着テープ58のフィルムテープ59側の面の色情報である。インク色情報は、例えばインクリボン60のインク色の情報である。色濃度判定テーブル記憶領域953は、後述する色濃度判定テーブル9531(図5参照)を記憶する。色彩判定テーブル記憶領域954は、後述する色彩判定テーブル9541(図6参照)を記憶する。
次に、色濃度判定テーブル9531について、図5を参照して説明する。色濃度判定テーブル9531は、例えば印刷媒体であるテープが持つ色の種類を相対的に見て濃度の高低順に並べたものである。色濃度判定テーブル9531は、例えば、白色、黄色、青色、茶色、灰色、黒色の6色を、濃度の低い方から高い方に向かって段階的に記憶する。なお色の種類、濃度の高低の並びは、ユーザによって自由に変更可能である。
次に、色彩判定テーブル9541について、図6を参照して説明する。色彩判定テーブル9541は、例えば膨張色から収縮色まで段階的に変化する色彩レベルを例えば6段階に分け、テープが持つ色の種類を各レベルに割り当てたものである。膨張色とは一般的にあるものが実際の大きさよりも大きく見える色のことをいう。収縮色とは一般的にあるものが実際の大きさよりも小さく見える色のことをいう。例えば暖色系の明るい色をしたものは膨張して見える。寒色系の暗い色をしたものは収縮して見える。それ故、例えば周囲が明るい色に囲まれている図柄などの色は収縮して見える。その逆に、例えば周囲が暗い色に囲まれている図柄などの色は膨張して見える。
このような色の性質を踏まえ、色彩判定テーブル9541では、例えば、白色、黄色、青色、茶色、灰色、黒色の6色を6段階のレベルに割り当てている。そして、比較する2色について何れが膨張色か収縮色かを判定する際に使用される。なお色の種類、膨張色、収縮色の関係等は、ユーザによって自由に変更可能である。また膨張色及び収縮色は相対的に決まるものである。
次に、CPU91によって実行されるプレビュー印刷制御処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。本処理は、ユーザが入力部2で印刷機能を選択した場合、ROM92のプログラム記憶領域921(図4参照)に記憶された「印刷制御プログラム」を読み出して実行する。
先ず、CPU91は、文書データが選択されたか否か判断する(S1)。ユーザはフィルムテープ59に印刷する文書データを入力部2で選択する。文書データが選択されるまでは(S1:NO)、S1に戻って待機状態となる。CPU91は文書データが選択されたと判断した場合(S1:YES)、プレビューキーが押下されたか否か判断する(S2)。CPU91はプレビューキーが押下されるまでは、S2に戻って待機状態となる。
CPU91はプレビューキーが押下されたと判断した場合(S2:YES)、テープカセット30の種類を検出する(S3)。上述の通り、カセット識別センサ26は、テープカセット30のアーム部34に設けられた複数の識別孔82(図2参照)の組合せにより、カセット装着部8に装着されたテープカセット30の種類を検出する。カセット識別センサ26が出力する検出情報はCPU91に入力される。
CPU91はカセット識別センサ26の検出情報に基づき、テープカセット30の種類を特定する。CPU91は種類を特定したテープカセット30について、フラッシュメモリ95のテープ情報記憶領域952(図4参照)に記憶されたテープ情報を参照し、テープ70のテープ色情報と、インクリボン60のインク色情報とを各々取得する(S4)。CPU91は、取得したテープ色情報とインク色情報とを例えばRAM94に一旦記憶する。
CPU91はテープ色の方がインク色よりも濃いか否か判断する(S5)。比較する2色の濃度の高低は、フラッシュメモリ95に記憶された色濃度判定テーブル9531(図5参照)を参照して決定される。例えば、テープ色が青、インク色が黄色であった場合、色濃度判定テーブル9531(図5参照)を参照すると、青の方が黄色よりも濃度が高い。それ故、テープ色の方がインク色よりも濃度が高いので(S5:YES)、プレビュー表示の背景色を黒、キャラクタ色を白に決定する(S6)。それとは逆に、例えば、テープ色が黄色、インク色が青色であった場合、インク色の方がテープ色よりも濃度が高いので(S5:NO)、プレビュー表示の背景色を白、キャラクタ色を黒に決定する(S7)。CPU91は、決定した背景色とキャラクタ色の色情報を例えばRAM94に一旦記憶する。なおキャラクタ色とはキャラクタの色である。
そして、CPU91は、プレビュー表示の背景色を黒、キャラクタ色を白に決定した場合(S6)、テープ色とインク色とについて何れが膨張色か収縮色かを特定する(S8)。CPU1は、色彩判定テーブル9541(図6参照)を参照し、膨張色、収縮色を夫々特定する。さらにCPU91は、膨張色と収縮色との差で見た場合のレベル差が3段階以上か否か判断する(S9)。比較する2色のレベル差は、フラッシュメモリ95に記憶された色彩判定テーブル9541(図6参照)を参照して決定される。
CPU91は、レベル差が3段階未満であると判断した場合(S9:NO)、レベル差は2段階以上か否か判断する(S10)。2段階以上であると判断した場合(S10:YES)、実際に印刷された後のテープ70のキャラクタは僅かに膨張して見える。そこでCPU91はフィルムテープ59に印刷するキャラクタサイズを1ドット拡大し、全てのキャラクタのイメージデータをRAM94のプレビュー画像記憶領域942に展開する(S12)。この処理は、例えばキャラクタの外周について1ドットずつ増やして展開する処理である。例えば所定サイズのキャラクタデータ「a」を1ドット拡大すると、例えば図8の処理(1)に示すようになる。これにより実際の印刷結果を目視した場合により近いイメージでプレビュー表示ができる。
CPU91は、レベル差が3段階以上であると判断した場合(S9:YES)、膨張色と収縮色の差は大きい。それ故、実際に印刷されたテープ70の文字はかなり膨張して見える。そこでCPU91はフィルムテープ59に印刷するキャラクタサイズを2ドット拡大し、全てのキャラクタのイメージデータをRAM94のプレビュー画像記憶領域942に展開する(S11)。この処理は、例えばキャラクタの外周について2ドットずつ増やして展開する処理である。例えば所定サイズであるキャラクタデータ「a」を2ドット拡大すると、例えば図8の処理(2)に示すようになる。これにより実際の印刷結果を目視した場合により近いイメージでプレビュー表示ができる。なおプレビュー画像記憶領域942に展開されるイメージデータは、キャラクタは黒、背景は白で一旦展開される。
なおCPU91は、レベル差が2段階未満であると判断した場合(S10:NO)、膨張色と収縮色の差はほとんどない。それ故、キャラクタデータの拡大縮小は行わずに、全てのキャラクタのイメージデータをRAM94のプレビュー画像記憶領域942に展開する。CPU91は処理をS18に移行する。
また、CPU91は、プレビュー表示の背景色を白、キャラクタ色を黒に決定した場合でも(S7)、テープ色とインク色とについて何れが膨張色か収縮色かを特定する(S13)。CPU91は、色彩判定テーブル9541(図6参照)を参照し、膨張色、収縮色を夫々特定する。さらにCPU91は、膨張色と収縮色との差で見た場合のレベル差が3段階以上か否か判断する(S14)。比較する2色のレベル差は、フラッシュメモリ95に記憶された色彩判定テーブル9541(図6参照)を参照して決定される。
CPU91は、レベル差が3段階未満であると判断した場合(S14:NO)、レベル差は2段階以上か否か判断する(S15)。2段階以上であると判断した場合(S15:YES)、実際に印刷されたテープ70のキャラクタは僅かに縮小して見える。そこでCPU91はフィルムテープ59に印刷するキャラクタサイズを1ドット収縮し、全てのキャラクタのイメージデータをRAM94のプレビュー画像記憶領域942に展開する(S17)。この処理は、例えばキャラクタの外周について1ドットずつ減らして展開する処理である。例えば所定サイズであるキャラクタデータ「a」を1ドット縮小すると、例えば図8の処理(3)に示すようになる。これにより実際の印刷結果を目視した場合により近いイメージでプレビュー表示ができる。
CPU91は、レベル差が3段階以上であると判断した場合(S14:YES)、膨張色と収縮色の差は大きい。それ故、実際に印刷されたテープ70のキャラクタはかなり縮小して見える。そこでCPU91はフィルムテープ59に印刷するキャラクタサイズを2ドット縮小し、全てのキャラクタのイメージデータをRAM94のプレビュー画像記憶領域942に展開する(S16)。この処理は、例えばキャラクタの外周について2ドットずつ減らして展開する処理である。例えば所定サイズであるキャラクタデータ「a」を2ドット縮小すると、例えば図8の処理(4)に示すようになる。これにより実際の印刷結果を目視した場合により近いイメージでプレビュー表示ができる。
なおCPU91は、レベル差が2段階未満であると判断した場合(S15:NO)、膨張色と収縮色の差はほとんどない。それ故、キャラクタデータの拡大縮小は行わずに、全てのキャラクタのイメージデータをRAM94のプレビュー画像記憶領域942に展開する。CPU91は処理をS18に移行する。
次いで、CPU91は、RAM94のプレビュー画像記憶領域942に展開されたイメージデータに基づき、ディスプレイ5にプレビュー画像を表示する(S18)。このとき、RAM94に一旦記憶した背景色及びインク色の色情報とに基づき、キャラクタが黒・背景が白ならそのままプレビュー表示を行う。一方、キャラクタが白、背景が黒の場合は、プレビュー画像記憶領域942に展開されたイメージ全体を白黒反転させた後に、プレビュー表示を行う。ユーザはディスプレイ5に表示されたプレビュー画像を確認し、誤記等あれば、印刷前に文書データの修正を行う。
例えば、図9に示すように、テープ71は、背景色が黒、インク色が白のテープである。この場合、プレビュー表示の背景色は黒、キャラクタ色は白色になるので、表示(A)になる。故に「PATENT」の文字の印象は、実際の印刷により近いイメージとなる。テープ72は、背景色が白、インク色が黒のテープである。この場合、プレビュー表示の背景色は白、キャラクタ色は黒色になるので、表示(B)になる。故に「PATENT」の文字の印象は、実際の印刷により近いイメージとなる。テープ73は、例えば背景色が青、インク色が黄色のテープである。この場合、プレビュー表示の背景色は黒、キャラクタ色は白色になるので、表示(C)になる。故に「PATENT」の文字の印象は、実際の印刷により近いイメージとなる。テープ74は、背景色が黄色、インク色が青のテープである。この場合、プレビュー表示の背景色は白、キャラクタ色は黒色になるので、表示(D)になる。故に「PATENT」の文字の印象は、実際の印刷により近いイメージとなる。
そして、CPU91は印刷キーが押下されたか否か判断する(S19)。CPU91は印刷キーが押下されるまでは(S19:NO)、S19に戻って処理を繰り返す。CPU91は印刷キーが押下されたと判断した場合(S19:YES)、RAM94の印刷バッファ941に展開された文書データに基づいて印刷処理を実行することにより、テープ70を作成する(S20)。このようにしてCPU91はプレビュー印刷制御処理を終了する。
上記説明において、図7のS6の処理を実行するCPU91が本発明の「第一表示色決定手段」の一例である。S7の処理を実行するCPU91が本発明の「第二表示色決定手段」の一例である。S18の処理を実行するCPU91が本発明の「プレビュー表示制御手段」、「第一表示制御手段」、「第二表示制御手段」の一例である。S8,S13の処理を実行するCPU91が本発明の「膨張収縮判断手段」の一例である。S11,S12,S16,S17の処理を実行するCPU91が本発明の「拡大縮小量決定手段」の一例である。
以上説明したように、本実施形態の印刷装置1ではディスプレイ5を備える。ディスプレイ5はモノクロ表示で印刷結果のプレビュー表示が可能である。プレビュー表示する画像は、テープ70の印刷後のイメージ画像である。CPU91はテープカセット30内の印刷媒体(ラミネートタイプでは両面粘着テープ58)のテープ色情報と、インクリボン60のインク色情報とを取得する。CPU91は取得したテープ色情報とインク色情報とに基づき、インク色がテープ色に対して濃度が高いか否か判断する。インク色がテープ色に対して濃度が高いと判断した場合、プレビュー表示の表示色について、キャラクタ色を黒色、その背景色を白色に決定する。その逆に、インク色がテープ色に対して濃度が低いと判断した場合、プレビュー表示の表示色について、キャラクタ色を白色、その背景色を黒色に決定する。CPU91は、夫々決定した表示色でディスプレイ5においてプレビュー表示を行う。これにより印刷装置1は、実際の印刷結果を目視した場合により近いイメージでプレビュー表示ができる。
また上記実施形態では特に、CPU91は、フラッシュメモリ95に記憶された色濃度判定テーブル9531に基づき、テープ色とインク色とにおける濃度の高低を判断するので、テープ色とインク色とにおける濃度の高低を一律かつ容易に判断できる。また、色濃度判定テーブル9531に設定した情報を書き換えることで、プレビュー表示のイメージを適宜調節することもできる。
また上記実施形態では特に、CPU91は、インク色がテープ色に対して膨張色の場合、プレビュー表示において、印刷するキャラクタデータを文書データが指定するサイズよりも拡大して表示できる。その逆に、インク色がテープ色に対して収縮色の場合、プレビュー表示において、印刷するキャラクタデータを文書データが指定するサイズよりも縮小して表示できる。それ故、ディスプレイ5がモノクロ表示であっても、テープ70に印刷される文字等や背景を見て使用者が実際に受ける印象により近いプレビュー表示を行うことができる。
また上記実施形態では特に、CPU91は、色彩判定テーブル9541に基づき、例えばインク色がテープ色に対して膨張色か収縮色かを判断するので、インク色がテープ色に対して膨張色か収縮色かを一律かつ容易に判断できる。また例えば、色彩判定テーブル9541に設定した情報を書き換えることで、プレビュー表示のイメージを適宜調節することもできる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では、テープ色とインク色の濃度を比較してプレビューの表示色を決定し、さらに、テープ色とインク色の何れが膨張色か収縮色であるかによってキャラクタの拡大縮小処理を行っているが、キャラクタの拡大縮小処理を省略してもよい。
また上記実施形態では、色濃度判定テーブル9531に設定されている色の種類と、色彩判定テーブル9541に設定されている色の種類とが同じであるが、異なっていてもよい。さらに色の数を異ならせてもよい。ユーザはこれらの情報を自由に決めることができる。また、色濃度判定テーブル9531に設定されている色の並び順と、色彩判定テーブル9541に設定されている色の並び順についても変えてもよい。一般的に、色の濃度の高低は、膨張色と収縮色との関係と似ている。つまり、比較する2色について、一方の色が他方の色より濃度が高ければ、一方の色は収縮色、他方の色は膨張色となり易い。
また上記実施形態では、図7のS11,S12,S16,S17において、キャラクタデータのサイズをドット単位で拡大縮小する処理を行っているが、その他の方法で拡大縮小処理するようにしてもよい。例えば、拡大率、縮小率を決めてサイズを算出するようにしてもよい。
1 印刷装置
5 ディスプレイ
7 排出口
10 サーマルヘッド
91 CPU
95 フラッシュメモリ
9531 色濃度判定テーブル
9541 色彩判定テーブル

Claims (7)

  1. 印刷媒体及びインクリボンを収納するカセットを着脱可能に装着する装着部と、
    印刷情報に基づき、前記装着部に装着された前記カセットから引き出される前記印刷媒体の印刷面に対して、前記インクリボンのインクを熱転写して印刷を行う印刷部と、
    前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形をモノクロでプレビュー表示可能な表示部と、
    前記印刷媒体の色である媒体色を取得する媒体色取得手段と、
    前記インクリボンのインク色を取得するインク色取得手段と、
    前記媒体色取得手段によって取得された前記媒体色と、前記インク色取得手段によって取得された前記インク色とを比較し、前記インク色が前記媒体色に対して濃度が高いか否か判断する濃度判断手段と、
    前記濃度判断手段によって前記インク色が前記媒体色に対して濃度が高いと判断された場合、前記プレビュー表示の表示色について、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形の色を黒色、その背景を白色に決定する第一表示色決定手段と、
    前記濃度判断手段によって前記インク色が前記媒体色に対して濃度が低いと判断された場合、前記プレビュー表示の表示色について、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形の色を白色、その背景を黒色に決定する第二表示色決定手段と、
    前記第一表示色決定手段又は前記第二表示色決定手段で決定された表示色で、前記表示部においてプレビュー表示を行うプレビュー表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記濃度判断手段は、色の濃度の高低の情報である濃度情報を記憶する濃度情報記憶手段に記憶された前記濃度情報に基づき、前記媒体色と前記インク色とにおける濃度の高低を判断することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記媒体色取得手段によって取得された前記媒体色と、前記インク色取得手段によって取得された前記インク色とを比較し、前記インク色が前記媒体色に対して膨張色か収縮色かを判断する膨張収縮判断手段を備え、
    前記プレビュー表示制御手段は、
    前記膨張収縮判断手段によって前記インク色が前記媒体色に対して膨張色と判断された場合、前記プレビュー表示において、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形を、前記印刷情報が指定するサイズよりも拡大して表示する第一表示制御手段と、
    前記膨張収縮判断手段によって前記インク色が前記媒体色に対して収縮色と判断された場合、前記プレビュー表示において、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形を、前記印刷情報が指定するサイズよりも縮小して表示する第二表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記膨張収縮判断手段は、相対的に見て膨張色から収縮色までの色彩の情報である色彩情報を記憶する色彩記憶手段に記憶された前記色彩情報に基づき、前記インク色が前記媒体色に対して膨張色か収縮色かを判断することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記色彩情報は、相対的に見て膨張色から収縮色まで段階的に変化する色彩レベルを示す情報であって、
    前記膨張収縮判断手段は、前記色彩情報に基づき、前記インク色及び前記媒体色の各色彩レベルをそれぞれ特定し、特定した各色彩レベルに基づき、前記インク色が前記媒体色に対して相対的に膨張色か収縮色かを判断することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記第一表示制御手段及び前記第二表示制御手段は、前記色彩特定手段によって各々特定された各色彩レベルの差異に基づき、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形を拡大又は縮小する量を決定する拡大縮小量決定手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 第一表示制御手段は、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形を、前記印刷情報が指定するサイズよりもドット単位で拡大して表示し、
    第二表示制御手段は、前記印刷部によって印刷される文字、記号又は図形を、前記印刷情報が指定するサイズよりもドット単位で縮小して表示することを特徴とする請求項3から6の何れかに記載の印刷装置。
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