JP2013132168A - 充電時間推定装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】充電完了までの残り時間を簡単かつ精度よく取得する。
【解決手段】充電時間テーブル記憶部101は、本充電開始時のSOCに対応して、充電状態の増加割合と満充電までの充電時間との対応関係を示す充電時間テーブル105を複数種類記憶する。本充電開始時充電状態取得部102は、電池107に対するプリチャージが終了して本充電が開始した時点のSOCを取得する。本充電開始後増加割合算出部103は、本充電開始時から所定時間経過時点までのSOCの増加割合を算出する。充電時間取得部104は、本充電開始時のSOCに対応する充電時間テーブル105を充電時間テーブル記憶部101から選択して参照することにより、SOCの増加割合に対応する満充電までの充電時間を取得し、ディスプレイ等に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、充電中の電池が満充電になるまでの時間をユーザに通知する充電時間推定装置および方法に関する。
近年、プラグインハイブリット車、EV車(エレクトリックビークル:電気自動車)が急速に発展しており(以下「EV車等」または単に「車両」と呼ぶ)、車の充電を行う充電スタンドや家庭用充電器等の充電ステーションの普及が見込まれる。このような電池の充電において、ユーザに利便性を提供するため、満充電になるまでの充電時間を通知できることが求められている。
図12は、一般的に知られている定電流定電圧充電方式(CVCC方式:Constant Voltage Constant Current power supply)の充電特性図である。CVCC方式では、車両側の電池は、プリチャージと呼ばれる予備充電の後に急速に充電量が増加する時点を本充電開始の時点として、定電流充電方式に基づく充電曲線特性に従って充電が開始される。そして、満充電までの時間Tが複雑な予測方式に基づいて計算され、その後は短い時間の定電圧充電に移行しながら充電が継続される。
図13は、一般的に知られているパルス充電方式の充電特性図である。パルス充電方式では、車両側の電池は、プリチャージの後に急速に充電量が増加する点を本充電開始の時点として、パルス充電方式に基づく充電曲線特性に従って満充電になるまで充電が継続される。満充電になった後は、高々数十秒程度の短い時間、充電状態が脈動的になるように制御される。
図12および図13のいずれの方式においても、電池への充電は、SOC(State Of Charge)と呼ばれる充電状態を指標にして制御される。本充電開始の時点後のSOCを用いた充電特性は、一般的には図14に示されるような充電特性曲線で表される。そして、このSOCは一般的に、電池電圧や電池温度から推定される。なお、SOCの値はパーセントで表示されるため100パーセントが満充電を表すことになる。
満充電になるまでの充電時間は、従来は、電源系統からの入力電力量と車両側の電池劣化度や電池毎の充電プロファイル等から複雑な計算を行ってSOCが推定され、そのSOCに基づいて算出されていた。
また、再充電可能な電池の充電管理方法として、以下のような従来技術が知られている(例えば特許文献1に記載の技術)。この従来技術では、充電段階(F2,F3)と、電池の充電状態を推定する任意の前段階(F1)を備え、パルス電流が供給されるとき、各充電区間の最後における電池端子の電圧の勾配(P)の絶対値とフル充電閾値との比較が、前記充電段階における充電完了基準及び又は充電状態の推定段階におけるフル充電基準として用いられ、パルス充電による充電段階(F3)は、勾配(P)がフル充電閾値に到達した時に充電終了とされることが開示されている。
しかし、以上に示す従来技術ではいずれも、複雑な計算を行って満充電までの充電時間の算出を行っているため、算出結果を得るのに時間がかかり、ユーザは長い時間待たされてしまうという問題点を有していた。
特表2010−508807号公報
本発明は、充電完了までの残り時間を簡単かつ精度よく取得することを目的とする。
本発明は、充電装置が電池を充電するときの満充電までの充電時間を推定する装置として構成され、本充電が開始した時点の充電状態を含む複数の条件に対応して、充電状態の増加割合と満充電までの充電時間との対応関係を示す充電時間テーブルを複数種類記憶する充電時間テーブル記憶部と、電池に対する予備充電が終了して本充電が開始した時点の充電状態を取得する本充電開始時充電状態取得部と、本充電が開始した時点から所定時間経過時点までの充電状態の増加割合を算出する本充電開始後増加割合算出部と、本充電が開始した時点の充電状態を含む条件に対応する充電時間テーブルを充電時間テーブル記憶部から選択し、その選択した充電時間テーブルを参照することにより算出された充電状態の増加割合に対応する満充電までの充電時間を取得する充電時間取得部とを備える。
本発明によれば、充電完了までの残り時間を簡単かつ精度よく取得することが可能となる。
本実施形態の基本構成図である。 本実施形態のシステム構成図である。 定電流定電圧充電方式(CVCC方式)の充電特性曲線上で表現された本実施形態にかかる充電時間推定処理の説明図である。 一般化された充電特性曲線上で表現された本実施形態にかかる充電時間推定処理の説明図である。 本実施形態における充電時間テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態における充電時間推定処理の制御動作を示すフローチャートである。 本実施形態における充電時間テーブル検索処理の制御動作を示すフローチャートである。 本実施形態における充電時間検索処理の制御動作を示すフローチャートである。 本実施形態における充電終了確認処理の制御動作を示すフローチャートである。 本実施形態におけるプリチャージ終了を確認するためのシステム構成図である。 本実施形態におけるプリチャージ終了を確認するための制御動作を示すフローチャートである。 定電流定電圧充電方式(CVCC方式)の充電特性図である。 パルス充電方式の充電特性図である。 一般化された充電特性を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態(以下「本実施形態」と呼ぶ)の基本構成を示す図である。
本実施形態は、例えば充電スタンド106などの充電装置が、例えば車両108内の充電器110を介して車両108内の電池107を充電するときの充電完了までの残り時間を推定する装置として構成される。
充電時間テーブル記憶部101は、例えば車両108内のECU(Engine Control Unit)109内に備えられ、本充電が開始した時点の充電状態(SOC:State Of Charge)を含む複数の条件に対応して、充電状態の増加割合と満充電までの充電時間との対応関係を示す充電時間テーブル105を複数種類記憶する。
本充電開始時充電状態取得部102は、例えば車両108内のECU109内に備えられ、電池107に対する予備充電(プリチャージ)が終了して本充電が開始した時点の充電状態(SOC)を取得する。
本充電開始後増加割合算出部103は、例えば車両108内のECU109内に備えられ、本充電が開始した時点から所定時間経過時点までの充電状態の増加割合を算出する。
充電時間取得部104は、例えば車両108内のECU109内に備えられ、本充電が開始した時点の充電状態を含む条件に対応する充電時間テーブル105を充電時間テーブル記憶部101から選択する。そして、充電時間取得部104は、その選択した充電時間テーブル105を参照することにより、本充電開始後増加割合算出部103にて算出された充電状態の増加割合に対応する満充電までの充電時間を取得する。
このようにして取得された充電完了までの残り時間は、例えば車両108内の運転席ディスプレイまたは充電スタンド106のディスプレイに表示される。
以上の本実施形態の基本構成により、
1.充電スタンド106側の都合により充電電流が異なる場合、
2.急速充電:交流200ボルト系の電源系統を使用して大電流をかけた場合、
3.電池107の経年変化による場合、
4.充電器110と電池107の組合せにばらつきがある場合。
等において、SOCの特性パターンが異なるような場合に、適切なSOC特性パターンを有する充電時間テーブル105を選択して、充電完了までの残り時間を推定することが可能となる。
なお、充電時間取得部104が充電時間テーブル記憶部101から充電時間テーブル105を選択するときの本充電が開始した時点の充電状態(SOC)を含む条件は、SOCのみであってもよいし、SOCに電池107の環境温度などを加味した条件であってもよい。
図2は、本実施形態の具体的なシステム構成図である。図2では、車両に搭載された電池が消耗したときにその電池を充電する場合のシステム構成を示すものである。
図2において、充電スタンド106、電池107、車両108、ECU109、充電器110等は、図1の同じ番号を付した部分に対応する。
図2のECU109内のメモリ206は、図1の充電時間テーブル記憶部101の機能を実現する。図1の本充電開始時充電状態取得部102、本充電開始後増加割合算出部103、充電時間取得部104は、図2のCPU203がバス204を介して接続されるメモリ206に記憶された制御プログラムを実行する機能として実現される。
ECU109は、CPU203、メモリ206、タイマ205がバス204で接続された構成を有し、CPU203および外部の電圧センサ201に接続されるA/D(アナログ/デジタル)変換器202を有する。
充電対象となる車両108内の電池107は、充電スタンド106に接続されて電力線および充電器110を介して充電される。充電の過程は、予備充電(以下「プリチャージ」という)および本充電の過程を経て充電される。
このときの電池107の充電状態(SOC)は、電池107に近接された電圧センサ201と、電圧センサ201が検出するアナログ電圧をデジタル電圧値に変換するA/D変換器202を介して、CPU203により監視される。
より具体的には、CPU203は、電圧センサ201およびA/D変換器202を介して、電池107に対するプリチャージが終了して本充電が開始した時点の電池107の充電電圧の値を取得し、その値に対応するSOC値を算出する。この制御処理により、図1の本充電開始時充電状態取得部102の機能が実現される。
また、タイマ205は、本充電の開始後所定時間を管理する。CPU203は、電圧センサ201およびA/D変換器202を介して、所定時間経過時における電池107の充電電圧の値を取得し、その値に対応するSOC値を算出する。そして、CPU203は、本充電開始時のSOC値から所定時間経過時のSOC値までのSOCの増加割合を算出する。この制御処理により、図1の本充電開始後増加割合算出部103の機能が実現される。
次に、CPU203は、本充電が開始した時点のSOC値に対応する充電時間テーブル105を、メモリ206に記憶される充電時間テーブル記憶部101から選択する。そして、CPU203は、その選択した充電時間テーブル105を参照することにより、本充電開始時のSOC値から時間t1経過時のSOC値までのSOCの増加割合に対応する満充電までの充電時間を取得する。この制御処理により、図1の充電時間取得部104の機能が実現される。
ECU109は、バス204に接続される特には図示しない通信インターフェイスを介して、バス208に接続され、このバス208はゲートウェイ207に接続される。ゲートウェイ207は、外部のバス209に接続され、バス209には通信インターフェイス(I/F)210が接続され、通信I/F210は充電スタンド106に接続される。これらの通信手段を通じて、CPU203が取得した満充電までの充電時間が、充電スタンド106のディスプレイに表示される。あるいは、この満充電までの充電時間は、ECU109からバス208を介して、車両108内の特には図示しない運転席ディスプレイに表示されてもよい。
図3は、定電流定電圧充電方式(CVCC方式)の充電曲線上で表現された本実施形態にかかる充電時間推定処理の説明図である。
前述した図12の場合と同様に、CVCC方式では、車両108側の電池107は、プリチャージの後に急速に充電量が増加する時点を本充電の開始時点として、定電流充電方式に基づく充電曲線特性に従って充電が開始される。図2のCPU203は、電圧センサ201およびA/D変換器202を介して、上記本充電が開始した時点の電池107の充電電圧の値を取得し、その値に対応するSOC値を算出する。また、この本充電の開始時点を時間軸のゼロとして、図2のタイマ205が計時を開始する。タイマ205は、本充電の開始後所定時間t1を管理する。CPU203は、電圧センサ201およびA/D変換器202を介して、所定時間t1経過時における電池107の充電電圧の値を取得し、その値に対応するSOC値を算出する。そして、CPU203は、本充電開始時のSOC値から所定時間t1経過時のSOC値までのSOCの増加割合を算出する。
図4は、図3の本充電開始の時点以後の一般化された充電特性曲線上で表現された本実施形態にかかる充電時間推定処理の説明図である。なお、この充電特性曲線は図3で例示したCVCC方式に限らず図13に示したパルス充電方式にも適用でき、本実施形態の動作を適用できる。
本実施形態では、本充電の開始時点を時間軸のゼロとして、まずこの時点のSOC値xが取得される。次に、本充電の開始後所定時間t1経過時におけるSOC値yが取得される。本充電開始時のSOC値xから所定時間t1経過時のSOC値yまでのSOCの増加割合(y−x)/t1が算出される。ここで、この増加割合(y−x)/t1、すなわち充電特性曲線の傾きがわかれば、図4の充電特性曲線の全体的な変化が把握でき、これによってSOC値が100%になるまでの満充電時間Tを推定することができる。しかしながら、増加割合(y−x)/t1から例えば単純な直線近似で図4に示される曲線特性を推定すると、満充電時間Tの推定誤差が大きくなってしまう。
ここで、本特許出願の発明者は、本充電開始時のSOC値xが決まれば、そこから満充電までの充電特性曲線のパターンがある程度定まることを知見した。
そこで、本実施形態ではまず、例えば10%から90%まで10%刻みの本充電開始時のSOC値xのそれぞれに対応する充電時間テーブル105が、メモリ206(=充電時間テーブル記憶部101)に記憶される。図5(a)は、本充電開始時のSOC値xが10%であるときの充電時間テーブル105のデータ構成例を示している。この充電時間テーブル105には、SOC値xが10%であるときに、本充電開始時のSOC値xから所定時間t1経過時のSOC値yまでのSOCの増加割合(y−x)/t1=傾き値(単位は「度」)ごとの満充電終了予測時間(単位は「分」)が記憶されている。また、図5(b)は、本充電開始時のSOC値xが90%であるときの充電時間テーブル105のデータ構成例を示している。この充電時間テーブル105には、SOC値xが90%であるときに、本充電開始時のSOC値xから所定時間t1経過時のSOC値yまでのSOCの増加割合(y−x)/t1=傾き値(単位は「度」)ごとの満充電終了予測時間(単位は「分」)が記憶されている。SOC値xが、20%から80%までの間の10%刻みの各値に対しても、同様の充電時間テーブル105が用意される。そして、本実施形態では、これらの充電時間テーブル105を本充電開始時のSOC値xによって選択できるようにするために、メモリ206に図5に示されるSOCテーブルが記憶される。このSOCのテーブルには、10%から90%まで10%刻みの本充電開始時のSOC値xのそれぞれに対応して、充電時間テーブル105のインデックス値(メモリ206上の記憶アドレス)Tbl10からTbl90が記憶される。
本実施形態では、図2のCPU203が、メモリ206上の図5に例示されるSOCテーブルから、本充電が開始した時点のSOC値xに対応する充電時間テーブル105のインデックス値を、図5のTbl0からTbl90のいずれかより選択する。次に、CPU203は、選択したインデックス値が示すメモリ206上のアドレスから、図5(a)または(b)として例示されるデータ構成を有する充電時間テーブル105を読み出す。そして、CPU203は、本充電開始時のSOC値xから所定時間t1経過時のSOC値yまでのSOCの増加割合(y−x)/t1を傾き値(単位は「度」)に変換し、メモリ206から選択的に読み出した充電時間テーブル105から、その傾き値に対応する満充電終了予測時間を取得する。
このようにして本実施形態では、本充電が開始した時点のSOC値xごとに異なる充電特性パターンを適切に選択しながら、満充電までの充電時間を精度よく推定することが可能となる。
図6は、本実施形態における充電時間推定処理の制御動作を示すフローチャートである。このフローチャートの制御動作は、図2のCPU203がメモリ206に記憶された制御プログラムを実行する動作として実現される。
図6の説明において、SOCn は現在のSOC値を意味し、tはタイマ205によって管理されるカウント値を意味し、t1はタイマ205が計時する所定時間に対応するカウント値、Tは満充電(SOC値=100%)となる充電終了予測(推定)時間=満充電終了予測時間を意味するものとする。
まず、タイマ205のカウント値tが0にセットされる(ステップS61)。図3に示したCVCC方式の充電曲線では、プリチャージが終了し本充電が開始した時点でt=0がセットされることになる。
次に、t=0時点のSOC値=SOCn がメモリ206上の変数xにセットされる(ステップS62)。この処理は、図1の本充電開始時充電状態取得部102の機能を実現する。
次に、図2の充電器110による充電動作が開始される(ステップS63)。このステップS63における充電は、プリチャージ後に実施される本充電を意味し、例えば図3に示される定電流充電動作である。
次に、タイマ205のカウント値tが本充電の開始時点から所定時間に対応するカウント値t1に等しくなっているか否かが判定される(ステップS64)。
所定時間が経過しておらずステップS64の判定がNOならば、カウント値tがt1に等しくなるまで充電動作が継続される(ステップS64→S63の繰り返し処理)。
所定時間が経過しステップS64の判定がYESになると、t1時点のSOC値が取得され、その値がメモリ206上の変数yに記憶される(ステップS65)。
次に、本充電開始時のSOC値x(変数xの値)から所定時間t1経過時のSOC値y(変数yの値)までのSOCの増加割合(y−x)/t1が算出され、その値が傾き値(単位は「度」)に変換される(ステップS66)。この処理は、ステップS65と合わせて、図1の本充電開始後増加割合算出部103の機能を実現する。
次に、ステップS62で取得された本充電開始時のSOC値x(変数xの値)に対応する充電時間テーブル105が、メモリ206(=充電時間テーブル記憶部101)から選択される(ステップS67)。
そして、ステップS67で選択された充電時間テーブル105が参照されることにより、ステップS66で算出された傾き値に対応する満充電終了予測時間Tが取得される(ステップS68)。この制御処理は、ステップS67の処理と合わせて、図1の充電時間取得部104の機能を実現するものである。
このようにして取得された満充電終了予測時間Tは、図2に示される充電スタンド106のディスプレイに表示される。より具体的には、CPU203により算出されたデータTが、ゲートウェイ207を介してバス209経由で通信I/F210に伝達され、通信I/F210を介して充電スタンド106内の特には図示しない制御部に引き渡される。そして、その制御部の指示により、上記満充電終了予測時間Tが、特には図示しないディスプレイに表示される。表示された満充電終了予測時間Tは、その後、充電スタンド106の特には図示しない制御部に備わる時計又は内部タイマによりカウントダウン表示される。なお、ユーザへの表示は、他の方法を採用することもできる。例えば、満充電終了予測時間Tが、ECU109から車両108内のディスプレイに表示されてもよい。また例えば、ユーザが携帯端末を所持している場合には、その携帯端末に特には図示しない無線ネットワークを経由して満充電終了予測時間Tに関するデータを送信して表示させることも可能である。
最後に、図9で後述する終了確認フローのために、ステップS62で変数xに記憶された現在のSOC値=SOCn がSOC前回値(SOCn-1 と表記される)として適当な変数に移されて(ステップS69)、図6に示される充電時間推定処理を終了する。
図7は、図6のステップS67の充電時間テーブル105の選択処理の詳細を示すフローチャートである。この制御処理は、図1の本充電開始時充電状態取得部102の機能を実現するものである。
まず、メモリ206に記憶されている図5に例示されるSOCテーブルのエントリを参照するためのインデックス変数値iが0に初期化される(ステップS71)。
次に、図6のステップS62で変数xに得られた現在のSOC値=SOCn が、図5に例示されるSOCテーブル上の10%から90%までの10%刻みのSOC値のうちインデックス変数値iが示すエントリのSOC値以下であるか否かが判定される(ステップS72)。
ステップS72の判定がNOならば、インデックス変数値iが+1されて(ステップS73)、その結果インデックス変数値iが9になっていなければ(ステップS74の判定がNO)、ステップS72の判定に戻る。
現在のSOC値=SOCn がインデックス変数値iが示すSOCテーブル上のエントリのSOC値以下となってステップS72の判定がYESになると、図5に例示されるSOCテーブル上のi番目のエントリの充電時間テーブルインデックス値が示すメモリ206上のアドレスから充電時間テーブル105が読み込まれ、配列RefTblに設定される(ステップS75)。例えばi=0でステップS72の判定がYESになれば、SOC10のエントリに対応する充電時間テーブルインデックス値Tbl10が示すメモリ206上のアドレスから、図5(a)に例示される充電時間テーブル105が読み込まれ、その充電時間テーブル105の各エントリごとに、そのエントリの傾き値をキーとする連想配列RefTblの要素にそのエントリの満充電終了予測時間の値が設定される。例えばi=9でステップS72の判定がYESになれば、SOC10のエントリに対応する充電時間テーブルインデックス値Tbl90が示すメモリ206上のアドレスから、図5(b)に例示される充電時間テーブル105が読み込まれ、その充電時間テーブル105の各エントリごとに、そのエントリの傾き値をキーとする連想配列RefTblの要素にそのエントリの満充電終了予測時間の値が設定される。
ステップS73のインデックス変数値iの+1の後その値が9になって、図5に例示されるSOCテーブルの参照エントリが最大値9になったと判定されたら、その9番目についてステップS75が実行される。すなわち、i=9として該当する充電時間テーブル105が読み出される。
図8は、図6のステップS68の充電時間テーブル105からの満充電終了予測時間Tの取得処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、連想配列RefTblに読み出された充電時間テーブル105の要素を参照するための傾き変数値iが5(図5(a)参照)に初期化される(ステップS81)。
次に、図6のステップS66で得られた傾き値=θが、図5(a)などに例示される充電時間テーブル105上の5度刻みの傾き変数値i以下であるか否かが判定される(ステップS82)。
ステップS82の判定がNOならば、傾き変数値iが+5されて(ステップS83)、その結果傾き変数値iが90度になっていなければ(ステップS84の判定がNO)、ステップS82の判定に戻る。
傾き値=θが傾き変数値i以下となってステップS82の判定がYESになると、傾き変数値iをキー値とする連想配列要素RefTbl{i}が、満充電終了予測時間Tとして取得される(ステップS85)。これにより、図5(a)に例示される充電時間テーブル105上の傾き変数値iに対応する満充電終了予測時間Tが取得される。
ステップS83の傾き変数値iの+5の後その値が90になって、図5(a)に例示される充電時間テーブル105の参照エントリが傾き=90度に対応する最大エントリになったと判定されたら、そのエントリについてステップS85が実行される。すなわち、i=90として該当する満充電終了予測時間Tが取得される。
図9は、図6に示したフローを補完する充電終了確認処理の制御動作を示すフローチャートである。このフローチャートの制御動作は、図6の制御動作の終了後、言って時時間間隔tc ごとに起動される。
図9の説明において、SOCn は現在のSOC変数値を意味し、SOCn-1 は前回のSOC変数値を意味する。
まず、現在のSOC変数値=SOCn が取得される(ステップS91)。このSOCn の初期値は、図6のステップS68での満充電終了予測時間Tの算出時点に得られたSOCn ということになる。
次に、SOCn >80%であるか否かが判定される(ステップS92)。
SOCn >80%でなくステップS92の判定がNOならば、現在SOC変数値=SOCn が前回SOC変数値=SOCn-1 に設定されて、充電動作が継続される(ステップS92→S93)。そして、時間tc が経過するのを待ち、時間tc 経過すると再び、ステップS91が開始され、現在のSOC変数値=SOCn が取得される。そして、ステップS92に進み、SOCn >80%であるかが判定される。
上記繰り返し処理の結果、lSOCn >80%となってステップS92の判定がYESになると、現在のSOC変数値=SOCn と前回のSOC変数値=SOCn-1 とが所定の誤差の範囲内で一致しているかが判定される(ステップS94)。
SOCn とSOCn-1 とが一致しておらずステップS94の判定がNOならば、ステップS93に進み、上述したようにSOCn がSOCn-1 に設定されて、充電が継続される(ステップS94→S93)。そして、時間tc が経過するのを待って、再びステップS91から処理が開始される。
一方、SOCn とSOCn-1 とが一致してステップS94の判定がYESになれば、図2のタイマ205のカウント値tが満充電終了時間Tとして充電が終了する(ステップS94→S95)。なお、Tは図6に示したフローのステップS68において算出された満充電終了予測時間Tの値をカウントダウンするように構成されているので、時間Tの経過により満充電終了予測時間がゼロと表示されて充電終了を表示することになる。
図10は、本実施形態にかかるプリチャージ終了を確認するためのシステム構成を示す図である。図10は、図2に示したシステム構成図からプリチャージ終了を確認するためのシステム構成を理解しやすいように図10に取り出したものである。すなわちプリチャージは、上述したように充電時間の推定には含まれず、充電前の電池電圧V1を測定し、電池電圧V1がVo(ボルト)以上になるまでプリチャージを行う処理を指しているため、プリチャージの制御処理だけ本充電の制御処理から切り離しておく必要がある。図10においてプリチャージの進行に合わせて変化する電池107の電池電圧V1を電圧センサ201、A/D変換器202を介してCPU203に取り込むように構成したものである。
図11は、本実施形態にかかるプリチャージ終了を確認するためのフローチャートである。
まず、図10のシステム構成で示したようにプリチャージ対象の電池107の電池電圧V1が取得される(ステップS111)。
次に、取得された電池電圧V1がプリチャージ終了の目安であるVo(ボルト)以上であるか否かが判定される(ステップS112)。
取得された電池電圧V1がVo(ボルト)以上になっておらずステップS112の判定がNOならば、ステップS111に戻って電池電圧V1が再び取得される。
取得された電池電圧V1がVo(ボルト)以上になっておりステップS112の判定がYESならば、プリチャージが終了される。
なお、プリチャージ終了の目安であるVoの値は、使用する電池107の種類により決定される値である。
以上説明したようにして、本充電が開始した時点のSOC値に対応して適切な充電時間テーブル105が選択されることにより、充電完了までの残り時間を簡単かつ精度よく取得することが可能となる。
101 充電時間テーブル記憶部
102 本充電開始時充電状態取得部
103 本充電開始後増加割合算出部
104 充電時間取得部
105 充電時間テーブル
106 充電スタンド
107 電池107
108 車両
109 ECU
110 充電器
201 電圧センサ
202 A/D変換器
203 CPU
204、208、209 バス
205 タイマ
206 メモリ
207 ゲートウェイ
210 通信インターフェイス(I/F)

Claims (6)

  1. 充電装置が電池を充電するときの充電完了までの時間を推定する装置であって、
    本充電が開始した時点の充電状態を含む複数の条件に対応して、充電状態の増加割合と満充電までの充電時間との対応関係を示す充電時間テーブルを複数種類記憶する充電時間テーブル記憶部と、
    前記電池に対する予備充電が終了して本充電が開始した時点の充電状態を取得する本充電開始時充電状態取得部と、
    前記本充電が開始した時点から所定時間経過時点までの充電状態の増加割合を算出する本充電開始後増加割合算出部と、
    前記本充電が開始した時点の充電状態を含む条件に対応する充電時間テーブルを前記充電時間テーブル記憶部から選択し、該選択した充電時間テーブルを参照することにより前記算出された充電状態の増加割合に対応する満充電までの充電時間を取得する充電時間取得部と、
    を備えることを特徴とする充電時間推定装置。
  2. 前記算出された時間値を、無線通信回線を介してユーザの携帯端末に表示することを特徴とする請求項1に記載の充電時間推定装置。
  3. 前記算出された時間値を、充電スタンドの表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の充電時間推定装置。
  4. 充電装置が電池を充電するときの充電完了までの時間を推定する方法であって、
    本充電が開始した時点の充電状態を含む複数の条件に対応して、充電状態の増加割合と満充電までの充電時間との対応関係を示す充電時間テーブルを複数種類記憶し、
    前記電池に対する予備充電が終了して本充電が開始した時点の充電状態を取得し、
    前記本充電が開始した時点から所定時間経過時点までの充電状態の増加割合を算出し、
    前記本充電が開始した時点の充電状態を含む条件に対応する充電時間テーブルを前記充電時間テーブル記憶部から選択し、該選択した充電時間テーブルを参照することにより前記算出された充電状態の増加割合に対応する満充電までの充電時間を取得する、
    ことを特徴とする充電時間推定方法。
  5. 前記算出された時間値を、無線通信回線を介してユーザの携帯端末に表示することを特徴とする請求項1に記載の充電時間推定方法。
  6. 前記算出された時間値を、充電スタンドの表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の充電時間推定方法。
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