JP2013130831A - 表示装置及びテレビ受像機 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示パネルの周縁部における表示パネルへの光漏れを抑制することができ、しかも、表示パネルの駆動回路が発する熱を効率よく外部へ放出することができる表示装置及びテレビ受像機を提供する。
【解決手段】熱伝導性を有する遮光シート41が、表示パネル21の背面212の周縁下辺部21aとLED基板26の前側端面とに接触し、且つ、周縁下辺部21aからLED基板26の前側端部までの空間Sを覆っている。LED25,25,…から放射された光の内、導光板23の下端面23bから導光板23の内部に入射しなかった光は、遮光シート41に遮蔽されるため、表示パネル21の内部には入射しない。また、ドライバLSI271が発した熱は、フレキシブル基板272、両面粘着シート45、及び遮光シート41を介して、例えば表示パネル21へ伝導し、表示面211から外部へ放出される。
【選択図】図3

Description

本発明は、光源から放射された光によって表示パネルが照明される表示装置、及びこの表示装置を備えるテレビ受像機に関する。
液晶表示装置は、液晶表示パネルとバックライトとを備えている。バックライトは、液晶表示パネルの背面側から液晶表示パネルを照明する。
エッジライト方式のバックライトは、液晶表示パネルの背面側に、光学シート群を介して導光板を配置し、導光板の一側端面(例えば下側端面)に、LEDを対向配置してなる(特許文献1参照)。
LEDから放射された光は、導光板によって液晶表示パネルの背面側へ導かれ、光学シート群による拡散及び集光等を経て、液晶表示パネルの内部に入射する。この結果、液晶表示パネルの表示面が均一に明るくなる。
導光板の一側方(例えば下側方)には、プリント基板が配されている。プリント基板と液晶表示パネルとの間には、SOF(System On Film)が介在している。SOFは、液晶表示パネルの表示面に映像を表示させるためのドライバLSIと、このドライバLSIが実装されているフレキシブル基板とを備える。
液晶表示パネル、バックライト、プリント基板、及びSOFは、前キャビネットと後キャビネットとを用いてなる筐体に収容されている。
特開2001−117097号公報
LEDから放射された光が、光学シート群を介さず液晶表示パネルの内部に入射する現象(以下、光漏れという)が生じた場合、表示面の一部分が他部分よりも無用に明るくなる。この結果、表示面に表示されている映像の画質が劣化する。
光漏れの原因は、液晶表示パネルの背面の周縁部が光学シート群に被覆されていないこと、及び、LEDと液晶表示パネルとの間に、光が通過し得る空間(以下、漏光空間という)が存在すること等である。このため、LEDから放射された光の一部が、導光板の内部に入射せずに漏光空間を通り、直接的に、又は前キャビネットの内面及び導光板の正面等で反射することによって、液晶表示パネルの内部に入射する。
特許文献1に記載の液晶表示装置は、LEDから放射された光を導光板側へ反射する反射板と、両面粘着シート状の遮光部材とを更に備える。反射板の端縁は、遮光部材によって、導光板の端縁に固定されている。反射板及び遮光部材は、漏光空間を閉鎖している。このため、導光板の内部に入射しなかった光は、反射板にて反射するか、又は、遮光部材にて反射若しくは吸収等される。
また、従来の他の液晶表示装置には、液晶表示パネルが取り付けられるパネルシャーシを更に備え、光学シート群、導光板、及びLEDをパネルシャーシで覆う構成のものがある。パネルシャーシは、漏光空間を閉鎖している。このため、LEDから放射された光は、導光板の内部及び光学シート群を介さない限り、液晶表示パネルの内部に入射することができない。
近年、表示装置の薄型化、狭額縁化を図るべく、部品点数が削減されている。しかしながら、反射板又はパネルシャーシを削減した場合、光漏れを抑制することができない。
更に、SOFが備えているドライバLSIは熱を発するため、放熱が不十分な場合、熱暴走する虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、薄型化及び狭額縁化を図りつつ、表示パネルの周縁部における表示パネルへの光漏れを抑制することができ、しかも、表示パネルの駆動回路が発する熱を効率よく外部へ放出することができる表示装置、及びこの表示装置を備えるテレビ受像機を提供することにある。
本発明に係る表示装置は、正面側に表示面を有する表示パネルと、該表示パネルの背面側に配置してあり、一側端面から内部に入射した光を正面側から出射する導光板と、前記一側端面に対向配置してある光源と、前記表示パネルの駆動回路が実装されている回路基板とを備える表示装置であって、少なくとも前記表示パネルの背面における前記光源の側の周縁部を覆い、前記回路基板よりも高い熱伝導性を有し、前記駆動回路が発する熱が前記回路基板を介して伝導可能にしてある遮光シートを備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記遮光シートから前記表示パネルへの熱伝導が可能にしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記光源が実装されている光源基板と、前記光源が発する熱を外部へ放出すべく、前記光源基板に取り付けられている放熱部材とを更に備え、前記遮光シートから前記放熱部材又は前記光源基板への熱伝導が可能にしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記遮光シートは、前記回路基板と前記放熱部材との間に介在していることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記遮光シートと前記回路基板とが、該回路基板よりも高い熱伝導性を有する両面粘着シートを介して接着してあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記表示面の周縁部を囲繞するキャビネットと、該キャビネットに配されており、前記遮光シート及び前記回路基板の一方を他方に押し付ける押付部とを更に備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記駆動回路は、前記回路基板の一面に実装されており、前記回路基板の他面の前記駆動回路の実装位置に対応する位置で前記遮光シートから前記回路基板への熱伝導が可能にしてあることを特徴とする。
本発明に係るテレビ受像機は、本発明に係る表示装置と、テレビジョン信号を受信する受信部とを備え、前記表示装置は、前記受信部が受信したテレビジョン信号に基づく映像を表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、表示装置は、表示パネル、導光板、光源、回路基板、及び遮光シートを備える。
光源は、導光板の一側端面に対向配置されている。このため、光源から放射された光の一部は、導光板の一側端面から導光板の内部に入射し、導光板の正面側から出射されることによって、表示パネルの背面側へ導かれる。
光源から放射された光の他の一部が、導光板の内部を通過せずに表示パネルへ入射しようとしても、遮光シートによって遮蔽される。従って、光漏れが抑制される。
何故ならば、遮光シートは、表示パネルの背面の周縁部の内、光源側の周縁部(以下、光源側周縁部という)を覆うからである。表示パネルの背面の光源側周縁部は、ここから表示パネルの内部に光が入射することによって、最も強く光漏れが生じる部分である。
なお、表示パネルの背面における光源側周縁部のみならず、光源側周縁部以外の周縁部も遮光シートで覆う場合には、例えば導光板の一側端面以外の端面から出射した光による光漏れを抑制することが可能である。
以上のような遮光シートは、回路基板よりも高い熱伝導性を有する。また、表示パネルの駆動回路(以下、単に駆動回路という)が発する熱が、回路基板を介して遮光シートに熱伝導可能にしてある。このため、駆動回路が発した熱は、駆動回路に蓄積されたり回路基板に拡散したりするよりも、遮光シートへ伝導し易い。従って、駆動回路が、自らが発した熱で過熱又は熱暴走等することが抑制される。また、回路基板又は回路基板に実装されている他の電子部品等に、高熱による不具合が生じることが抑制される。
本発明にあっては、遮光シートから表示パネルへの熱伝導が可能にしてある。このため、駆動回路が発した熱は、回路基板を介して遮光シートへ伝導し、更に、遮光シートから表示パネルへ伝導する。
表示パネルは、少なくとも表示面が表示装置の外部に露出しているため、表示パネルへ伝導した熱は、表示装置の外部へ効率よく放出される。
従来、放熱部材を備える表示装置が提案されている。このため、遮光シートから放熱部材へ熱を伝導させることも考えられる。しかしながら、例えば構造上の問題で放熱部材へ熱を伝導させることができないか、又は、放熱部材の温度が高く、逆に放熱部材から駆動回路側へ熱が伝導してくる場合等がある。遮光シートから表示パネルへ熱を伝導させる本発明の構成は、このような不都合を解消し得る。
本発明にあっては、表示装置は、光源基板及び放熱部材を更に備える。
放熱部材は、光源が実装されている光源基板に取り付けられている。
光源が発した熱は、光源基板を介して放熱部材へ伝導する。
一方、駆動回路が発した熱は、回路基板を介して遮光シートへ伝導し、更に、遮光シートから光源基板を介して放熱部材へ伝導する。又は、駆動回路が発した熱は、回路基板を介して遮光シートへ伝導し、更に、遮光シートから放熱部材へ直接的に伝導する。
放熱部材は、通常放熱用途ではない表示パネルに比べて放熱効率が高い。このため、光源由来であれ駆動回路由来であれ、放熱部材へ伝導した熱は、表示装置の外部へ効率よく放出される。
特に、駆動回路が発した熱が、表示パネルの動作不良又は破損等を招きかねない場合には、遮光シートを光源基板又は放熱部材へ熱を伝導させる本発明の構成が好適である。
本発明にあっては、回路基板と放熱部材との間に介在している遮光シートが、回路基板を保護することができる。
一般に、放熱部材は金属製である。このため、仮に、遮光シートが回路基板と放熱部材との間に介在しない場合、表示装置に外力が加わったときに、回路基板と放熱部材との直接的な摩擦又は衝突等によって、回路基板、回路基板に形成されている配線、又は回路基板に実装されている電子部品等に損傷又は切断等が生じる虞がある。
本発明にあっては、表示装置の製造時に、遮光シートと回路基板とが、両面粘着シートを介して接着される。
両面粘着シートを用いて2部材を接着する作業は簡単である。
また、遮光シートと回路基板とを接着する前に、これらの配置位置にズレが生じている場合であっても、生じたズレに応じて両面粘着シートの配置位置を変更すれば、特段の問題なく両者を接着することができる。
両面粘着シートは、回路基板よりも高い熱伝導性を有するため、駆動回路が発した熱が、遮光シートへ伝導し易い。
本発明にあっては、表示装置は、キャビネット及び押付部を更に備える。
このキャビネットは、例えば前キャビネットであり、少なくとも表示パネルの表示面の周縁部を囲繞する。
キャビネットに配されている押付部は、遮光シートを回路基板に押し付けるか、又は、回路基板を遮光シートに押し付ける。このため、遮光シートから回路基板へ直接的に熱を伝導させることができる。また、例えば熱伝導を阻害しない接着テープを用いて遮光シートと回路基板とを接着する場合よりも、表示装置の部品点数を削減することができる。
本発明にあっては、回路基板から遮光シートへ熱が伝導する位置(以下、熱伝導位置という)は、その一面に駆動回路が実装されている回路基板の他面の、一面における駆動回路の実装位置に対応する位置(要するに駆動回路の実装位置の真裏の位置)である。
遮光シートへの熱伝導効率は、熱伝導位置が駆動回路に近いほど向上する。本発明の構成であれば、熱伝導位置を駆動回路に最も近づけることができるため、遮光シートへの熱伝導効率を最大限に向上させることができる。
本発明にあっては、テレビ受像機は、本発明に係る表示装置と受信部とを備える。
本発明に係る表示装置においては、光漏れが抑制されている。従って、受信部が受信したテレビジョン信号に基づく映像を表示する場合に、表示された映像の画質が、光漏れによって劣化する虞はない。
また、駆動回路が発した熱に起因する表示装置の動作不良又は破損等が抑制されているため、テレビ受信機の動作不良又は破損等を抑制することができる。
本発明の表示装置及びテレビ受像機による場合、従来の液晶表示装置が備えているような反射板及び遮光部材、又はパネルシャーシ等を備えていない構成であっても、光漏れを抑制することができる。何故ならば、表示パネルへ入射しようとする無用な光を、表示パネルの背面の光源側周縁部を覆う遮光シートが遮蔽するからである。
遮光シートは、従来の反射板及び遮光部材、又はパネルシャーシ等に比べて軽量、小型、又は薄型の部材として構成することができるため、表示装置及びテレビ受像機の薄型化及び狭額縁化を阻害することはない。
しかも、遮光シートを利用して、駆動回路が発する熱を効率よく外部へ放出することができる。このとき、遮光シート以外の新たな放熱部材を追加する必要がないため、表示装置及びテレビ受像機の薄型化及び狭額縁化を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係るテレビ受像機の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置の構成を模式的に示す凸部突設位置の縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置の構成を模式的に示す凸部非突設位置の縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置が備える前キャビネットの一部分の構成を示す拡大背面図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置が備える前キャビネットの一部分の構成を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置が備える前キャビネットにパネルユニットを取り付けた状態を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置が備える前キャビネットに対する遮光シートの取り付けを説明するための拡大背面図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置が備える前キャビネットに対する遮光シートの取り付けを説明するための拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置が備える前キャビネットに遮光シートを取り付けた状態を示す拡大背面図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置が備える前キャビネットに遮光シートを取り付けた状態を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置が備える前キャビネットに対するLEDユニットの取り付けを説明するための拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置が備える前キャビネットにLEDユニットを取り付けた状態を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置が備える遮光シートの作用効果を説明するための凸部突設位置の縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置が備える遮光シートの作用効果を説明するための凸部非突設位置の縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る表示装置が備える前キャビネットに対する遮光シートの取り付けを説明するための拡大背面図である。 本発明の実施の形態2に係る表示装置が備える前キャビネットに遮光シートを取り付けた状態を示す拡大背面図である。 本発明の実施の形態3に係る表示装置の構成を模式的に示す縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係る表示装置が備える前キャビネットに対する遮光シートの取り付けを説明するための拡大背面図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置の構成を模式的に示す縦断面図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置の構成を模式的に示す凸部突設位置の縦断面図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置の構成を模式的に示す凸部非突設位置の縦断面図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置が備える前キャビネットの一部分の構成を示す拡大背面図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置が備える前キャビネットの一部分の構成を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置が備える前キャビネットにパネルユニットを取り付けた状態を示す拡大背面図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置が備える前キャビネットにパネルユニットを取り付けた状態を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置が備えるヒートシンクに対するシート部材の取り付けを説明するための拡大斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置が備えるヒートシンクにシート部材を取り付けた状態を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置が備える前キャビネットに対するLED遮光ユニットの取り付けを説明するための拡大斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置が備える前キャビネットにLED遮光ユニットを取り付けた状態を示す拡大背面図である。 本発明の実施の形態5に係る表示装置が備える前キャビネットにLED遮光ユニットを取り付けた状態を示す拡大斜視図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るテレビ受像機1の外観を示す斜視図である。
図2及び図3は、本発明の実施の形態1に係る表示装置10の構成を模式的に示す縦断面図である。ただし、図2は、各後述する遮光凸部34及び位置決め凸部423が突設されている位置(即ち凸部突設位置)における断面を示し、図3は、遮光凸部34及び位置決め凸部423が突設されていない位置(即ち凸部非突設位置)における断面を示している。また、図2及び図3は、各後述する受信部11、信号処理部12、及び後キャビネット32等の図示を省略してある。図2及び図3に示す矢符は、光の方向を表わしている。
以下では、図2及び図3の左側及び右側を、表示装置10(延いてはテレビ受像機1)の前側及び後側、又は正面側及び背面側という。また、図2及び図3の紙面垂直方向は、表示装置10の左右方向である。以下では、図2及び図3の紙面垂直方向の手前側及び奥側を、表示装置10の左側及び右側という。
図4及び図5は、前キャビネット31(後述)の一部分の構成を示す拡大背面図及び拡大斜視図である。具体的には、図4及び図5には、前キャビネット31の左下角部が示されている。
図6は、前キャビネット31にパネルユニット(後述)を取り付けた状態を示す拡大斜視図である。図6には、図5に示す前キャビネット31にパネルユニットが取り付けられた状態が示されている。
図7及び図8は、前キャビネット31に対する遮光シート41(後述)の取り付けを説明するための拡大背面図及び拡大斜視図である。図7には、図4に示す前キャビネット31にパネルユニットが取り付けられ、そこへ遮光シート41が取り付けられる状態が示されている。図8には、図6に示す前キャビネット31へ遮光シート41が取り付けられる状態が示されている。
図9及び図10は、前キャビネット31に遮光シート41を取り付けた状態を示す拡大背面図及び拡大斜視図である。図9及び図10には、図7及び図8に示す前キャビネット31に遮光シート41が取り付けられた状態が示されている。
図11は、前キャビネット31に対するLEDユニット(後述)の取り付けを説明するための拡大斜視図である。図11には、パネルユニットが取り付けられている前キャビネット31(図6参照)とLEDユニットとが示されている。
図12は、前キャビネット31にLEDユニットを取り付けた状態を示す拡大斜視図である。図12には、図11に示す前キャビネット31に、遮光シート41及びLEDユニットが取り付けられた状態が示されている。
まず、図1を参照しつつ、テレビ受像機1の構成を説明する。
テレビ受像機1は、表示装置10、受信部11、信号処理部12、及びスタンド13を備えている。
表示装置10は、筐体100と、矩形状の表示パネル21とを備えている。筐体100の前部(及び後部)は、矩形枠状の前キャビネット31(及び矩形トレイ状の後キャビネット32)を用いてなる。
受信部11及び信号処理部12は、筐体100に内蔵されている。なお、受信部11及び信号処理部12は、表示装置10に外付けされていてもよい。
表示装置10は、受信部11が受信したテレビジョン信号に基づく映像を表示する。このために、受信部11は、図示しないアンテナを介して、外部からテレビジョン信号を受信し、信号処理部12は、受信部11が受信したテレビジョン信号に所定の信号処理を施すことによって、映像データを出力する。
表示パネル21は、正面側に表示面211を有する。そして、表示パネル21は、信号処理部12が出力した映像データに基づく映像を、表示面211に表示する。
スタンド13は、表示装置10の下部に設けられており、縦姿勢の表示装置10を支持する。
前キャビネット31はアルミニウムを用いて押出成形してなり、その中央部に矩形状の開口31aを有する。
後キャビネット32は、例えば電気亜鉛めっき鋼板からなる。
前キャビネット31及び後キャビネット32の上下及び左右寸法は略同じであり、互いの周縁部分が対向している。
表示パネル21は、液晶表示パネルを用いてなる。表示パネル21は、表示面211の中央部に位置する有効表示領域が開口31aから露出するように、縦姿勢で筐体100に収容されている。表示パネル21の縦横(即ち上下方向及び左右方向)の寸法は、開口31aの縦横の寸法よりも若干大きい。故に、前キャビネット31は、表示パネル21の表示面211の周縁部を囲繞している。
前キャビネット31は、本発明の実施の形態におけるキャビネットとして機能する。
次に、表示装置10の構成を詳述する。以下では、主に前キャビネット31の周縁部の内、下辺部(以下、周縁下辺部という)の近傍の構成について説明する。
まず、図2〜図5を参照しつつ、前キャビネット31の構成を更に説明する。
前キャビネット31は、前枠部311及び突出枠部312を備えている。
前枠部311は、中央部に開口31aが形成された矩形板状になしてあり、前枠部311の前面は露出している(即ち外面である)。
前枠部311の後面(即ち前枠部311の内面)における開口31aの開口縁部(即ち前枠部311の内縁部分)には、表示パネル21の損傷を抑制するための弾性部材33が、前枠部311の周縁方向に沿って連続的又は断続的に配置してある。ただし、図4及び図5における弾性部材33の図示は省略してある。
前枠部311の内面の上下方向中央部分には、前枠部311の周縁下辺部の周縁方向(具体的には左右方向)に並設された複数個の遮光凸部34,34,…と、長手方向が左右方向に沿う位置決め溝35とが備えられている。遮光凸部34,34,…は、弾性部材33よりも下側(換言すれば、弾性部材33よりも前枠部311の外縁側)に位置し、位置決め溝35は遮光凸部34,34,…よりも更に下側に位置している。
位置決め溝35は、後述するヒートシンク42の位置決めに用いられる。
各遮光凸部34は、前枠部311の内面から後方向へ、即ち前キャビネット31から後述する導光板23側へ突出している。各遮光凸部34の横断面形状は矩形状である。
突出枠部312は、前枠部311の外縁部分から後側へ突出している。
ここで、前キャビネット31の製造について説明する。まず、前枠部311、突出枠部312、遮光凸部34,34,…となすべき凸条部、及び位置決め溝35が、押出成形によって、一体に形成される。次いで、形成された凸条部を部分的に切削し、複数個に分割することによって、遮光凸部34,34,…が形成される。この結果、前キャビネット31が製造される。
次に、図2と図3と図6とを参照しつつ、パネルユニットの構成を説明する。ここでは、表示パネル21と、各後述する光学シート群22、SOF27,27,…、及びプリント基板28,28,…とのひとまとまりをパネルユニットという。
各プリント基板28は、横長の矩形板状になしてある。
表示パネル21は、後述するエッジライト方式のバックライトによって、表示パネル21の背面212側から照明される。表示パネル21は表示面211側のガラス板と背面212側のガラス板とを有する。2枚のガラス板の間には液晶が配されており、液晶に印加された電圧に応じて、表示パネル21の透過率が変化する。従って、バックライトからの光は、表示パネル21を透過するか、又は、表示パネル21の通過を遮断される。この結果、表示面211に映像が表示される。
バックライトは、光学シート群22、導光板23、反射シート24、LED25,25,…、及びLED基板26を用いて構成される。これらの内、光学シート群22については次に説明し、これ以外については更に後で述べる。
光学シート群22は、表示パネル21の背面212の中央部に密着配置されている。光学シート群22の縦横の寸法は、表示パネル21の背面212の縦横の寸法よりも小さい。このため、光学シート群22は、表示パネル21の周縁部を被覆していない。ただし、光学シート群22の縦横の寸法は、表示パネル21の有効表示領域の縦横の寸法より大きい。つまり、光学シート群22は、表示パネル21の有効表示領域を、背面212側から覆っている。
光学シート群22は、光の拡散機能を有する光学シート及び集光機能を有する光学シート等、複数枚の光学シートが積層されてなる。
なお、光学シート群22に替えて、光の拡散機能及び集光機能等、複数種類の機能を有する1枚の光学シートが表示パネル21に密着配置されていてもよい。
複数枚のSOF27,27,…は、表示パネル21の周縁下辺部21aの周縁方向(具体的には左右方向)に沿って並置されている。各SOF27は、ドライバLSI271と、その背面に、ドライバLSI271が実装されているフレキシブル基板272とを備えている。
各フレキシブル基板272は、表示パネル21の周縁下辺部21aから垂下している。また、フレキシブル基板272に形成されている配線(不図示)は、フレキシブル基板272の上端部側で、表示パネル21に電気的に接続されている。
フレキシブル基板272の下端部は後側へ折り曲げられており、フレキシブル基板272に形成されている配線は、フレキシブル基板272の下端部側で、複数枚のプリント基板28,28,…の内、何れかひとつのプリント基板28に接続されている。
ドライバLSI271は、表示パネル21の駆動回路である。具体的には、ドライバLSI271は、信号処理部12が出力した映像データに基づいて、適宜の電圧を表示パネル21の液晶に印加する。この結果、表示パネル21の透過率が変化する。作動中のドライバLSI271は発熱する。
ドライバLSI271及びフレキシブル基板272は、本発明の実施の形態における駆動回路及び回路基板として機能する。
フレキシブル基板272の背面には、両面粘着シート45,45が接着してある(図7及び図8参照)。両面粘着シート45,45は、ドライバLSI271から適長離隔してドライバLSI271の左右両側に配されている。図7及び図8には、両面粘着シート45,45の配置位置が二点鎖線で示されている。
各両面粘着シート45は、フレキシブル基板272のそれよりも高い熱伝導性を有する。
両面粘着シート45の厚みは、ドライバLSI271のフレキシブル基板272からの突出長さよりも大きい。しかしながら、両面粘着シート45の厚みは、例えば表示パネル21及び導光板23等よりは十分に薄いため、表示装置10の薄型化を阻害することはない。
パネルユニットは、表示パネル21の表示面211の周縁部が弾性部材33に接触するようにして、前キャビネット31に後方から取り付けられる。
このとき、表示パネル21の周縁下辺部21aの周縁方向は、前枠部311の周縁下辺部の周縁方向に沿い、これらは共に左右方向である。また、このとき、SOF27,27,…は、遮光凸部34,34,…間に配される。即ち、SOF27と遮光凸部34とが左右方向に交互に配される。各プリント基板28は、その下面が突出枠部312の上面(即ち内面)側に向くようにして、左右方向に沿う横姿勢に配される。このとき、複数枚のプリント基板28,28,…は左右方向に並置される。
次に、図2、図3、及び図7〜図10を参照しつつ、遮光シート41の構成を説明する。
遮光シート41は、横長の矩形シート状になしてあり、SOF27のフレキシブル基板272のそれよりも高い熱伝導性を有する。各フレキシブル基板272、延いては各SOF27は、両面粘着シート45,45を介して、遮光シート41に接着される。
遮光シート41は、例えばPGS(登録商標)グラファイトシートを所要の形状に切り出すことによって得られる。
遮光シート41の色は黒であるが、光を透過させ難い色であれば、黒に限定されない。
遮光シート41は、表示パネル21の背面212の周縁下辺部21aと、周縁下辺部21aからLED基板26の前側端部までの空間Sと、LED基板26の前側端面とを覆う。周縁下辺部21aは、本発明の実施の形態における光源の側の周縁部として機能する。
ここで、表示パネル21の背面212の周縁下辺部21aとは、背面212におけるLED25,25,…側の周縁部である。周縁下辺部21aの周縁方向は、左右方向に沿う。つまり、遮光凸部34,34,…は、周縁下辺部21aの周縁方向に沿って並設されている。
遮光シート41は、表示パネル21の背面212の周縁下辺部21aの内、背面212が露出している部分(即ち光学シート群22に覆われていない部分)を可及的に広く覆うことが望ましい。従って、遮光シート41の上端部は、光学シート群22の下端部に可及的に接近配置されることが望ましい。
遮光シート41には、各矩形状の複数個の挿入孔411,411,…が、遮光シート41の長手方向に並設されている。挿入孔411,411,…の開口位置は、前キャビネット31の遮光凸部34,34,…の突設位置に対応する。
遮光シート41は、縦姿勢で前キャビネット31に後方から取り付けられる。
更に詳細には、まず、遮光シート41の取り付け前に、各SOF27の背面に両面粘着シート45,45の一面が貼り付けられる。
次に、遮光シート41の挿入孔411,411,…に遮光凸部34,34,…が挿入される。この結果、遮光シート41は、遮光凸部34,34,…に支持される。このとき、遮光シート41の前面の上端部は、表示パネル21の背面212の周縁下辺部21aに接触する。
更に、遮光シート41の前面が各両面粘着シート45の他面に貼り付けられる。この結果、遮光シート41とSOF27,27,…とが、両面粘着シート45,45,45,…を介して接着される。このとき、各SOF27に配されている両面粘着シート45,45は、何れも挿入孔411,411間に位置する。
また、ドライバLSI271が遮光シート41に接触することは抑制される。何故ならば、ドライバLSI271よりも分厚い両面粘着シート45,45が、遮光シート41とフレキシブル基板272との間のスペーサとして機能するからである。
ここで、各挿入孔411の縦横の寸法は、対応する遮光凸部34の縦横の寸法よりも僅かに長い。仮に、挿入孔411の縦横の寸法が挿入孔411の縦横の寸法以下である場合、遮光凸部34を挿入孔411に挿入することができなかったり、遮光凸部34を挿入孔411に無理矢理挿入することによって、遮光シート41に歪み又は損傷等が生じたりする虞がある。逆に、挿入孔411の縦横の寸法が挿入孔411の縦横よりも過剰に長い場合には、挿入孔411を通して、後述するような光漏れが生じる虞がある。
本実施の形態では、各SOF27に両面粘着シート45,45を固定してから両面粘着シート45,45に遮光シート41を固定する手順である。無論、先に遮光シート41に全ての両面粘着シート45,45,…を貼り付けてから、両面粘着シート45,45,…を介して遮光シート41をSOF27,27,…に接着する手順とすることも不可能ではない。しかしながら、後者の手順では、遮光シート41において各両面粘着シート45の位置決めが困難であり、何らかの不具合で位置ズレが生じたときに両面粘着シート45の配置位置がドライバLSI271の実装位置に重なるという問題が生じかねない。
次に、図2、図3、図11、及び図12を参照しつつ、LEDユニットの構成を説明する。ここでは、LED25,25,…、LED基板26、ヒートシンク42、及び絶縁シート43のひとまとまりをLEDユニットという。
LED基板26は、非透光性を有し、横長の矩形板状になしてある。LED基板26の一面には、LED基板26の長手方向に並置された複数個のLED25,25,…が実装されている。発光しているLED25は発熱する。
LED25,25,…が発した熱は、一旦LED基板26へ伝導する。
LED25,25,…及びLED基板26は、本発明の実施の形態における光源及び光源基板として機能する。
なお、LED25,25,…に替えて、電球、熱陰極蛍光灯、EL(Electro Luminescence)、又は冷陰極管等が備えられていてもよい。
絶縁シート43は、横長の矩形シート状になしてあり、ポリカーボネートを用いてなる。
ヒートシンク42は金属製であり、横長の棒状、且つ縦断面形状が倒立L字状になしてある。ヒートシンク42の一側は、横姿勢に配された矩形板状の基板載置部421であり、ヒートシンク42の他側は、縦姿勢に配された矩形板状の筐体取付部422である。なお、ヒートシンク42は合成樹脂製でもよい。
ヒートシンク42は、本発明の実施の形態における放熱部材として機能する。
基板載置部421には、LED基板26が固定的に載置されている。このとき、基板載置部421の外面とLED基板26の他面(即ちLED25,25,…が実装されていない面)とが接触しており、更に、基板載置部421及びLED基板26夫々の長手方向が互いに沿う。
基板載置部421の内面には、絶縁シート43が、両面粘着テープ又は接着剤等を用いてなる接着層を介して、接着されている。このとき、基板載置部421及び絶縁シート43夫々の長手方向が互いに沿う。
基板載置部421の前端部には、ヒートシンク42の長手方向に並置された複数個の位置決め凸部423,423,…が突設されている。各位置決め凸部423の基板載置部421の前端部からの突出長さは、位置決め溝35の深さ(即ち前後方向の長さ)よりも適宜に長い。また、各位置決め凸部423の厚み(即ち上下方向の長さ)は、位置決め溝35の開口幅(即ち上下方向の長さ)よりも僅かに短い。
LEDユニットは、基板載置部421の外面、即ちLED基板26が載置されている面を上側に向け、基板載置部421の内面、即ち絶縁シート43が接着されている面を下側に向け、更に、位置決め凸部423,423,…を前側に向けて、前キャビネット31に後方から取り付けられる。
このとき、位置決め凸部423,423,…は、SOF27,27,…間に配される。即ち、位置決め凸部423とSOF27とが左右方向に交互に配される。この結果、各位置決め凸部423の左右方向の配置と各遮光凸部34の左右方向の配置とは同一になる。
また、このとき、ヒートシンク42の位置決め凸部423,423,…は、各位置決め凸部423の先端部が、前枠部311の位置決め溝35の最奥部に当接するよう、位置決め溝35へ挿入される。この結果、ヒートシンク42は、上下方向及び前後方向に容易に位置決めされる。
ヒートシンク42が正確に位置決めされた場合、LED25,25,…は、後述する導光板23の下端面23bに正確に対向配置される。また、LED基板26の前側端面は、遮光シート41の後面の下端部に接触する。更に、絶縁シート43は、ヒートシンク42とプリント基板28,28,…との間に介在する。
仮に、絶縁シート43が存在しない場合、例えば表示装置10に外力が加えられてプリント基板28が振動し、ヒートシンク42と接触することによって、短絡が生じる虞がある。しかしながら、絶縁シート43がプリント基板28とヒートシンク42とを電気的に絶縁するため、短絡の発生が抑制される。
位置決めされたヒートシンク42は、後述するように前キャビネット31にビス留めされる。
本実施の形態では、表示装置10が1枚の遮光シート41を備える構成を説明している。しかしながら、表示装置10は、例えば図12に示すように、左右方向に並置された複数枚の遮光シート41,41,…を備える構成でもよい。
次に、図2及び図3を参照しつつ、バックライトの構成を説明する。
導光板23は、矩形板状になしてあり、例えばアクリル樹脂を用いてなる。導光板23の縦横の寸法は、表示パネル21の縦横の寸法よりも大きい。
導光板23は、導光板23の少なくとも下端面23bから導光板23の内部に入射した光を、導光板23の正面23a及び背面から均一に出射する(即ち面発光する)。
下端面23bは、本発明の実施の形態における一側端面として機能する。
反射シート24は、導光板23の背面に密着配置されている。反射シート24の縦横の寸法は、導光板23の縦横の寸法よりも大きい。このため、導光板23の背面から出射した光は、確実に反射シート24で反射し、再び導光板23の内部に入射する。
LED25,25,…から放射された光は、直接的に、又は、反射シート24及び遮光凸部34等で反射することによって、導光板23の下端面23bから導光板23の内部に入射する。導光板23の内部に入射した光は、導光板23の正面23aから出射する。正面23aから出射した光は、光学シート群22による拡散及び集光等を経て、表示パネル21の背面212から表示パネル21の内部に入射する。この結果、表示パネル21の表示面211が、均一に明るくなる。
バックライトシャーシ36は、支持部361と取付部362とを有する。支持部361は矩形板状になしてある。支持部361には、支持部361の一面と反射シート24の背面とを密着させて、導光板23及び反射シート24が取り付けられる。
バックライトシャーシ36は、導光板23の正面23aの中央部が光学シート群22の背面に密着し、導光板23の正面23aの周縁下辺部が遮光凸部34,34,…の先端面に密着するように、導光板23及び反射シート24を縦姿勢に保持した状態で、前キャビネット31に後方から取り付けられる。このとき、バックライトシャーシ36の取付部362は、ヒートシンク42の筐体取付部422と共に、ビスB,B,…を用いて前キャビネット31に共締めされる。以上の結果、導光板23及び反射シート24は、遮光凸部34,34,…とバックライトシャーシ36とに挟持される。
バックライトシャーシ36の背後は、後キャビネット32によって覆われる。
遮光凸部34,34,…は、前キャビネット31の前枠部311の内面から空間Sを貫いて導光板23の正面23aの周縁下辺部まで突出する。
次に、遮光シート41の作用効果を説明する。
図13及び図14は、遮光シート41の作用効果を説明するための凸部突設位置及び凸部非突設位置の縦断面図である。図13及び図14は図2及び図3に対応し、図13及び図14に示す表示装置10の構成は、遮光シート41を備えていない点を除けば、図2及び図3に示す表示装置10の構成と同一である。
まず、遮光シート41による光漏れの抑制について説明する。
遮光シート41の有無に拘らず、図2及び図13に示すように、各遮光凸部34の突設位置には、LED25,25,…側から表示パネル21側へ光が通過し得る漏光空間が存在しない。何故ならば、遮光凸部34,34,…は、前キャビネット31の前枠部311の内面から空間Sを貫いて導光板23の正面23aの周縁下辺部まで突出することによって、前枠部311の内面から正面23aの周縁下辺部までの範囲を閉鎖しているからである。故に、LED25,25,…から放射された光は、直接的に、又は、反射シート24及び遮光凸部34等で反射することによって、導光板23の下端面23bから導光板23の内部に入射する。このため、光漏れは生じない。
ところが、図14に示すように、表示装置10が遮光シート41を備えていない場合、各遮光凸部34の非突設位置には、漏光空間が存在する。故に、LED25,25,…から放射された光の内、導光板23の内部に入射しなかった光が、SOF27の背面及び導光板23の正面23a等で反射することによって、表示パネル21の背面212の周縁下辺部21a、即ち背面212の光学シート群22に覆われていない部分から表示パネル21の内部に入射する。この結果、表示面211の下部における遮光凸部34,34,…の非突設位置に対応する部分が、この部分だけサーチライトで別途照明されたかように、他の部分よりも無用に明るくなる。この結果、表示面211に表示される映像の画質が劣化する。
一方、図3に示すように、表示装置10が遮光シート41を備えている場合、各遮光凸部34の突設位置にも、漏光空間は存在しない。何故ならば、遮光シート41が、表示パネル21の周縁下辺部21aからLED基板26の前側端部までの空間Sを覆っているからである。故に、LED25,25,…から放射された光の内、導光板23の内部に入射しなかった光は、遮光シート41に遮蔽されるため、表示パネル21の内部には入射しない。
たとえ、遮光シート41が空間Sを覆っていなかったとしても、遮光シート41は、表示パネル21の背面212の周縁下辺部21aを覆っているため、背面212の光学シート群22に覆われていない部分から表示パネル21の内部に、無用な光が入射する虞はない。
次に、遮光シート41による放熱について説明する。ここでは、表示装置10の内部の空気への熱伝導は無視する。
遮光シート41の有無に拘らず、ドライバLSI271が発した熱は、一旦フレキシブル基板272へ伝導する。
図13及び図14に示す表示装置10においては、各ドライバLSI271からフレキシブル基板272に伝導した熱は、フレキシブル基板272に沿って拡散しようとする。しかしながら、フレキシブル基板272は熱伝導性が低いため、放熱効率が低い。このため、ドライバLSI271自身が発した熱でドライバLSI271が過熱又は熱暴走等する虞がある。ドライバLSI271の過熱又は熱暴走等は、ドライバLSI271、フレキシブル基板272、又はドライバLSI271の他の電子部品等の動作不良又は破損等を招きかねない。
一方、図2及び図3に示す表示装置10においては、各ドライバLSI271からフレキシブル基板272に伝導した熱は、両面粘着シート45,45を介して、遮光シート41へ伝導する。何故ならば、遮光シート41及び両面粘着シート45,45夫々の熱伝導性がフレキシブル基板272の熱伝導性よりも高いからである。
遮光シート41に伝導した熱は、遮光シート41に沿って拡散し、表示パネル21又はLED基板26へ伝導する。
表示パネル21に伝導した熱は、表示面211から表示装置10の外部へ放出される。
ドライバLSI271の発熱中は、テレビ受像機1の使用中である。テレビ受像機1の使用中に、ユーザが表示面211に触れる可能性は低い。従って、表示パネル21が放熱用途に用いられても特段の問題はない。また、伝導した熱が表示パネル21を構成している液晶の応答性を向上させる可能性がある。
LED25,25,…及びドライバLSI271,271,…が発し、LED基板26に伝導した熱は、ヒートシンク42を介して、テレビ受像機1の外部へ放出される。
以上の結果、LED25自身又はドライバLSI271自身が発した熱で、LED25又はドライバLSI271が過熱したり熱暴走したりすることが抑制される。従って、ドライバLSI271(又はLED25)の過熱又は熱暴走等に起因するドライバLSI271、LED25又は他の電子部品等の動作不良又は破損等を招く虞はない。
以上のような表示装置10においては、光漏れが抑制されるため、表示面211に表示される映像の画質が向上する。しかも、遮光シート41を他部材(例えば表示パネル21)に接着する必要がないため、両面粘着テープ又は接着剤等を用いてなる接着層が不要である分、遮光シート41は薄型である。
しかも、遮光シート41を利用して、各ドライバLSI271が発する熱を効率よく外部へ放出することができる。このため、ドライバLSI271の放熱を目的として遮光シート41以外の新たな放熱部材を追加する必要がない。
なお、遮光シート41が空間Sを覆わない構成の場合、遮光シート41を表示パネル21の背面212の周縁下辺部21aに接着する必要があり、遮光シート41を接着する際には遮光シート41の位置決めが必要である。また、表示パネル21の下端面を介した光漏れは生じ難いが、念のために、表示パネル21の下端面を別途遮光シートで覆うことが望ましい。更に、遮光シート41と各SOF27とを何らかの手段で熱的に接触させる必要がある。
更にまた、遮光シート41は、前キャビネット31の周縁上辺部近傍にも備えられていてもよい。何故ならば、前キャビネット31の周縁上辺部近傍にもLED25,25,…及びLED基板26が配されている場合があるからである。このとき、遮光シート41は、表示パネル21の背面212の周縁上辺部を覆うが、周縁上辺部から周縁上辺部近傍のLED基板26の前側端部までの空間も覆うことが望ましい。また、前キャビネット31の前枠部311の周縁上辺部の内面にも遮光凸部34,34,…が突設され、遮光シート41が遮光凸部34,34,…に支持されることが望ましい。
更にまた、遮光シート41は、前キャビネット31の周縁左辺部近傍及び周縁右辺部近傍夫々にも備えられていてもよい。何故ならば、たとえ前キャビネット31の周縁左辺部及び右辺部近傍にLED25,25,…及びLED基板26が配されていない場合であっても、例えば導光板23の下端面23b以外の端面から出射した光が前キャビネット31の内部で反射することによって光漏れが生じ得るからである。このとき、遮光シート41,41は、表示パネル21の背面212の周縁左辺部及び周縁右辺部を覆えばよい。ただし、この場合でも、前キャビネット31の前枠部311の周縁上辺部及び右辺部夫々の内面にも遮光凸部34,34,…が突設され、各遮光シート41が遮光凸部34,34,…に支持されることが望ましい。
以上のような遮光シート41は、全て、表示パネル21の周縁部に取り付けられている各SOF27に、両面粘着シート45,45を介して接着されていることが望ましい。
本実施の形態では、遮光シート41は、表示パネル21の背面212の周縁下辺部21a及びLED基板26の前側端面の両方に接触しているが、これに限定されるものではない。例えば、遮光シート41は、表示パネル21及びLED基板26の内、一方に接触する構成でもよい。この場合、表示パネル21及びLED基板26の内の他方と遮光シート41との間から光漏れが生じることを抑制すべく、表示パネル21及びLED基板26の内の他方と遮光シート41との間に断熱部材を介在させることが望ましい。
また、遮光シート41と表示パネル21及び/又はLED基板26との間に、熱伝導性を有する両面粘着シートが介在していてもよい。この場合、遮光シート41の位置ズレ又は浮き等によって、遮光シート41が表示パネル21及び/又はLED基板26から離隔するという不都合が抑制される。
更に、遮光シート41の下端を延設し、遮光シート41の下端部が、ヒートシンク42の基板載置部421の前端面(ただし位置決め凸部423,423,…の突設位置は除く)も覆うようにしてもよい。この場合、例えばヒートシンク42の基板載置部421の前端部の角部がSOF27に直接的に擦過又は衝突する虞がないため、SOF27が保護される。
実施の形態 2.
図15は、本発明の実施の形態2に係る表示装置10が備える前キャビネット31に対する遮光シート41の取り付けを説明するための拡大背面図である。
図16は、前キャビネット31に遮光シート41を取り付けた状態を示す拡大背面図である。
図15及び図16は、実施の形態1の図7及び図9に対応する。
本実施の形態の表示装置10及びテレビ受像機1と実施の形態1の表示装置10及びテレビ受像機1との差異は、遮光シート41の形状である。実施の形態1の遮光シート41には挿入孔411,411,…が設けられているが、本実施の形態の遮光シート41には挿入孔411,411,…に替えて掛止部414,414,…が設けられている。その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
掛止部414,414,…が設けられた遮光シート41は、遮光シート41の長手方向に並設された複数個の矩形状の切り欠きが遮光シート41の下端部に形成されたような形状である。掛止部414,414,…の形成位置は、前キャビネット31の遮光凸部34,34,…の突設位置に対応する。
遮光シート41は、縦姿勢で前キャビネット31に後方から取り付けられる。
更に詳細には、まず、遮光シート41の取り付け前に、各SOF27の背面に両面粘着シート45,45の一面が貼り付けられる。
次に、前キャビネット31の遮光凸部34,34,…に遮光シート41の掛止部414,414,…が上方から掛止される。この結果、遮光シート41は、遮光凸部34,34,…に支持される。このとき、遮光シート41の前面の上端部は、表示パネル21の背面212の周縁下辺部21aに接触する。
更に、遮光シート41の前面が各両面粘着シート45の他面に貼り付けられる。この結果、遮光シート41とSOF27,27,…とが、両面粘着シート45,45,45,…を介して接着される。このとき、各SOF27に配されている両面粘着シート45,45は、何れも掛止部414,414間に位置する。
この後、LEDユニットが前キャビネット31に取り付けられることによって、LED基板26の前側端面が、遮光シート41の後面の下端部に接触する。
以上のような遮光シート41による光漏れの抑制は、実施の形態1の遮光シート41による光漏れの抑制と同様である。何故ならば、掛止部414,414,…の形成位置には遮光凸部34,34,…が存在するため、掛止部414,414,…が漏光空間となる虞がないからである。
また、以上のような遮光シート41による放熱は、実施の形態1の遮光シート41による放熱と同様である。
実施の形態1の遮光シート41は、例えば、遮光シート41となすべき矩形帯状の部材から挿入孔411,411,…を切り抜いて製造されるため、切り抜かれた部分が無駄になる虞がある。
一方、本実施の形態の遮光シート41は、2本の遮光シート41,41となすべき矩形帯状の部材を2分割して製造されるため、切り抜かれて無駄になる部分がない。
実施の形態 3.
図17は、本発明の実施の形態3に係る表示装置10の構成を模式的に示す縦断面図である。
図18は、表示装置10が備える前キャビネット31に対する遮光シート41の取り付けを説明するための拡大背面図である。
図17及び図18は、実施の形態1の図3及び図7に対応する。
本実施の形態の各SOF27の背面には、実施の形態1の両面粘着シート45,45に替えて、両面粘着シート46が接着してある。また、本実施の形態の各ドライバLSI271は、フレキシブル基板272の正面に実装されている。その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態1の両面粘着シート45,45は、ドライバLSI271から適長離隔してドライバLSI271の左右両側に配されている。何故ならば、ドライバLSI271及び両面粘着シート45,45が共にSOF27の背面に配されているからである。
一方、本実施の形態では、フレキシブル基板272の背面の、ドライバLSI271の実装位置に対応する位置に、両面粘着シート46が接着してある。つまり、フレキシブル基板272と遮光シート41とは、ドライバLSI271の実装位置の真裏の位置で接触している。また、両面粘着シート46の面積は、実施の形態1の2枚の両面粘着シート45,45の面積の合計よりも大きい。以上の結果、ドライバLSI271から遮光シート41への熱伝導が効率よく行なわれる。
両面粘着シート46の厚みは、各両面粘着シート45の厚みよりも薄くてもよい。何故ならば、両面粘着シート46が、遮光シート41とフレキシブル基板272との間のスペーサとなる必要がないからである。
フレキシブル基板272の正面及び背面は、本発明の実施の形態におけるフレキシブル基板の一面及び他面として機能する。
実施の形態 4.
図19は、本発明の実施の形態4に係る表示装置10の構成を模式的に示す縦断面図である。図19は、実施の形態1の図3に対応する。
本実施の形態の各SOF27と遮光シート41とは、両面粘着シートを介さず接触している。また、本実施の形態の各ドライバLSI271は、フレキシブル基板272の正面に実装されている。その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
前枠部311の内面の上下方向中央部分には、遮光凸部34,34,…及び位置決め溝35の他に、左右方向に並設された複数個の押付部37,37,…が備えられている。押付部37,37,…の左右方向の配置位置は、SOF27,27,…の左右方向の配置位置に対応している。各押付部37は、前枠部311の内面から後方向へ突出している。
前キャビネット31にパネルユニットを取り付けると、押付部37によってフレキシブル基板272が後方へ押し出される。次いで、前キャビネット31に遮光シート41を取り付ければ、フレキシブル基板272が、押付部37によって遮光シート41に正面側から押し付けられる。この結果、遮光シート41と各フレキシブル基板272とが直接的に接触する。
押付部37によるフレキシブル基板272の遮光シート41への押し付けは、前キャビネット31にパネルユニット及び遮光シート41を順に取り付けることによって自動的に生じる現象であるため、例えば作業者が手作業で遮光シート41と各フレキシブル基板272とを接触させる必要がない。
押付部37がフレキシブル基板272に当接する位置は、ドライバLSI271の実装位置に可及的に接近していることが望ましい。
なお、押付部37によってフレキシブル基板272を遮光シート41へ押し付けると共に、遮光シート41と各フレキシブル基板272とを実施の形態1の両面粘着シート45,45を介して接着する場合には、遮光シート41と各フレキシブル基板272との接触を更に確実にすることができる。
実施の形態 5.
本実施の形態における表示装置10及びテレビ受像機1の構成は、前キャビネット31に遮光凸部34,34,…が備えられていないこと、並びに、遮光シート41及び絶縁シート43に替えて、後述するシート部材44が備えられていることを除けば、実施の形態1における表示装置10及びテレビ受像機1の構成と同一である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
図20及び図21は、本発明の実施の形態5に係る表示装置10の構成を模式的に示す縦断面図である。ただし、図20は、位置決め凸部423が突設されている位置(即ち凸部突設位置)における断面を示し、図21は、位置決め凸部423が突設されていない位置(即ち凸部非突設位置)における断面を示している。図20及び図21は、実施の形態1の図2及び図3に対応する。図20及び図21に示す矢符は、光の方向を表わしている。
図22及び図23は、前キャビネット31の一部分の構成を示す拡大背面図及び拡大斜視図である。図22及び図23は、実施の形態1の図4及び図5に対応する。
図20〜図23に示すように、前キャビネット31には、実施の形態1の遮光凸部34,34,…のようなものは備えられていない。
図24及び図25は、前キャビネット31にパネルユニットを取り付けた状態を示す拡大背面図及び拡大斜視図である。図24及び図25には、図22及び図23に示す前キャビネット31にパネルユニットが取り付けられた状態が示されている。図25は、実施の形態1の図6に対応する。
図20と図21と図24と図25とに示すように、パネルユニットの構成、及び前キャビネット31に対するパネルユニットの取り付けは、実施の形態1のそれらと同様である。
図26は、ヒートシンク42に対するシート部材44の取り付けを説明するための拡大斜視図である。
図27は、図26に示すヒートシンク42にシート部材44を取り付けた状態を示す拡大斜視図である。
図20と図21と図26と図27とに示すように、LED25,25,…、LED基板26、及びヒートシンク42夫々の構成は、実施の形態1のこれらの構成と同様である。ここで、実施の形態5では、LED25,25,…、LED基板26、ヒートシンク42、及びシート部材44のひとまとまりをLED遮光ユニットという。即ち、図27には、LED遮光ユニットが示されている。
シート部材44は、縦断面形状がL字状になしてあり、L字の一側が絶縁シート441、他側が遮光シート442である。換言すれば、シート部材44は、一体形成された絶縁シート441及び遮光シート442を用いてなる。シート部材44は、実施の形態1の絶縁シート43と同様の絶縁性と、実施の形態1の遮光シート41と同様の遮光性及び熱伝導性を有する。
なお、シート部材44は、別体の絶縁シート441と遮光シート442とを接合してなる構成でもよい。この場合、絶縁シート441は、少なくとも実施の形態1の絶縁シート43と同様の絶縁性を有していればよく、遮光シート442は、実施の形態1の遮光シート41と同様の遮光性及び熱伝導性を有していればよい。
絶縁シート441の構成、及び作用効果は、前側の長辺部から遮光シート442が起ち上がっていることを除けば、実施の形態1の絶縁シート43の構成、及び作用効果と同様である。
遮光シート442は、実施の形態1の遮光シート41の下部が下方へ延設されて絶縁シート441と一体化したような形状である。また、挿入孔411,411,…に替えて、挿通孔443,443,…が、遮光シート41の長手方向に並設されている。
挿通孔443,443,…の開口位置及び開口寸法は、ヒートシンク42の位置決め凸部423,423,…の突設位置及び縦横の寸法に対応する。
遮光シート442は、表示パネル21の背面212の周縁下辺部21aと、周縁下辺部21aからLED基板26の前側端部までの空間Sと、LED基板26の前側端面と、ヒートシンク42の基板載置部421の前端面(ただし位置決め凸部423,423,…の突設位置は除く)とを覆う。このとき、遮光シート442は、表示パネル21の背面212の周縁下辺部21aと、LED基板26の前側端面と、ヒートシンク42の基板載置部421の前端面とに接触する。
シート部材44は、遮光シート442の挿通孔443,443,…に位置決め凸部423,423,…を挿通させた状態で、絶縁シート441の上面を基板載置部421の下面に接着することによって、ヒートシンク42に取り付けられる。
図28は、前キャビネット31に対するLED遮光ユニットの取り付けを説明するための拡大斜視図である。図28には、図25に示す前キャビネット31に、図27に示すLED遮光ユニットが取り付けられる状態が示されている。
図29及び図30は、前キャビネット31にLED遮光ユニットを取り付けた状態を示す拡大背面図及び拡大斜視図である。図29には、図24に示す前キャビネット31に、LED遮光ユニットが取り付けられた状態が示されている。図30には、図25に示す前キャビネット31に、図27に示すLED遮光ユニットが取り付けられた状態が示されている。
LED遮光ユニットは、実施の形態1のLEDユニットと略同様に、前キャビネット31に後方から取り付けられる。
更に詳細には、まず、LEDユニットの取り付け前に、各SOF27の背面に両面粘着シート45,45の一面が貼り付けられる。
次に、LEDユニットが前キャビネット31に取り付けられる。このとき、遮光シート442の前面の上端部が、表示パネル21の背面212の周縁下辺部21aに接触する。また、遮光シート442の前面が各両面粘着シート45の他面に貼り付けられる。この結果、遮光シート442とSOF27,27,…とが、両面粘着シート45,45,45,…を介して接着される。
以上のような構成においても、両面粘着シート45,45は、遮光シート442と各フレキシブル基板272との間のスペーサとして機能する。
また、遮光シート442がSOF27とヒートシンク42の基板載置部421の前端部との間に介在する。このため、SOF27が保護される。何故ならば、例えばヒートシンク42の基板載置部421の前端部の角部がSOF27に直接的に擦過又は衝突する虞がないからである。
図20及び図21に示すように、表示装置10が遮光凸部34,34,…を備えていない場合であっても、漏光空間は存在しない。何故ならば、遮光シート442が、表示パネル21の周縁下辺部21aからLED基板26の前側端部までの空間Sを覆っているからである。故に、LED25,25,…から放射された光の内、導光板23の内部に入射しなかった光は、遮光シート442に遮蔽されるため、表示パネル21の内部には入射しない。
次に、遮光シート442による放熱について説明する。
ドライバLSI271が発した熱は、一旦フレキシブル基板272へ伝導する。フレキシブル基板272に伝導した熱は、両面粘着シート45,45を介して、遮光シート442へ伝導する。遮光シート442に伝導した熱は、遮光シート442に沿って拡散し、表示パネル21、LED基板26、又はヒートシンク42へ伝導する。
表示パネル21に伝導した熱は、表示面211から表示装置10の外部へ放出される。
LED基板26を介して、又は直接的にヒートシンク42に伝導した熱は、表示装置10の外部へ放出される。
以上の結果、LED25自身又はドライバLSI271自身が発した熱で、LED25又はドライバLSI271が過熱したり熱暴走したりすることが抑制される。従って、ドライバLSI271(又はLED25)の過熱又は熱暴走等に起因するドライバLSI271、LED25又は他の電子部品等の動作不良又は破損等を招く虞はない。
以上のような表示装置10においても、実施の形態1と同様に光漏れが抑制されるため、表示面211に表示される映像の画質が向上する。しかも、遮光シート442それ自体を他部材(例えば表示パネル21)に接着する必要がないため、遮光シート442は薄型である。更に、絶縁シート441が脱落しない限り、遮光シート442の脱落は生じ得ない。
また、挿通孔443,443,…に位置決め凸部423,423,…を挿通させれば、ヒートシンク42に対するシート部材44の位置決めは容易である。更に、位置決め凸部423,423,…を位置決め溝35に挿入すれば、LED遮光ユニット、延いては遮光シート442の位置決めは容易である。
しかも、遮光シート442を利用して、各ドライバLSI271が発する熱を効率よく外部へ放出することができる。
ところで、実施の形態1〜5では、表示装置10が、受信部を備えるテレビ受像機1に適用されている場合を例示したが、これに限定されるものではない。本発明に係る表示装置は、受信部を備えていない電気機器、例えばパーソナルコンピュータ用のディスプレイに適用されてもよい。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、本発明の効果がある限りにおいて、テレビ受像機1又は表示装置10に、実施の形態1〜5に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
1 テレビ受像機
10 表示装置
11 受信部
21 表示パネル
211 表示面
212 背面
21a 周縁下辺部(光源の側の周縁部)
23 導光板
23b 下端面(一側端面)
25 LED(光源)
26 LED基板(光源基板)
271 ドライバLSI(駆動回路)
272 フレキシブル基板(回路基板)
31 前キャビネット(キャビネット)
37 押付部
41,442 遮光シート
42 ヒートシンク(放熱部材)
45,46 両面粘着シート

Claims (8)

  1. 正面側に表示面を有する表示パネルと、
    該表示パネルの背面側に配置してあり、一側端面から内部に入射した光を正面側から出射する導光板と、
    前記一側端面に対向配置してある光源と、
    前記表示パネルの駆動回路が実装されている回路基板と
    を備える表示装置であって、
    少なくとも前記表示パネルの背面における前記光源の側の周縁部を覆い、前記回路基板よりも高い熱伝導性を有し、前記駆動回路が発する熱が前記回路基板を介して伝導可能にしてある遮光シートを備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記遮光シートから前記表示パネルへの熱伝導が可能にしてあることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記光源が実装されている光源基板と、
    前記光源が発する熱を外部へ放出すべく、前記光源基板に取り付けられている放熱部材と
    を更に備え、
    前記遮光シートから前記放熱部材又は前記光源基板への熱伝導が可能にしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記遮光シートは、前記回路基板と前記放熱部材との間に介在していることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記遮光シートと前記回路基板とが、該回路基板よりも高い熱伝導性を有する両面粘着シートを介して接着してあることを特徴とする請求項1から4の何れかひとつに記載の表示装置。
  6. 前記表示面の周縁部を囲繞するキャビネットと、
    該キャビネットに配されており、前記遮光シート及び前記回路基板の一方を他方に押し付ける押付部と
    を更に備えることを特徴とする請求項1から5の何れかひとつに記載の表示装置。
  7. 前記駆動回路は、前記回路基板の一面に実装されており、
    前記回路基板の他面の前記駆動回路の実装位置に対応する位置で前記遮光シートから前記回路基板への熱伝導が可能にしてあることを特徴とする請求項1から6の何れかひとつに記載の表示装置。
  8. 請求項1から7の何れかひとつに記載の表示装置と、
    テレビジョン信号を受信する受信部と
    を備え、
    前記表示装置は、前記受信部が受信したテレビジョン信号に基づく映像を表示するようにしてあることを特徴とすることを特徴とするテレビ受像機。
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