JP2013130787A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニングローラーのトナー層によって像担持体の表面を安定的に研磨すると共に、トナーの溢れ出しによる機内汚染を抑制できるクリーニング装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー層が形成されたクリーニングローラー20の周面を感光体ドラム10の表面に対して当接させ、感光体ドラム10の表面をクリーニングするクリーニング装置15であって、トナーを受け、その上端22aの高さで該トナーを溜める高さを規定するトナー受け部材22と、クリーニングローラー20の周面に当接してニップNを形成すると共に、トナー受け部材22のトナーをニップNに供給し、厚みを規制したトナー層を形成するトナー層厚規制ローラー21と、トナー受け部材22の上端22aの高さをニップNに対し相対的に変位させる変位装置40と、を有するという構成を採用する。
【選択図】図5

Description

本発明は、クリーニング装置及び画像形成装置に関するものである。
複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置においては、画像形成部に感光体ドラム(像担持体)が備えられており、この感光体ドラム表面に静電潜像が形成された後、トナーを現像してトナー像が形成される。トナー像は紙等の被転写体に転写されるが、トナーが完全に転写されずに感光体ドラム表面に残留したり、また、静電潜像形成の際に生成される放電生成物が感光体ドラム表面に付着したままとなる場合がある。このような残留トナーや放電生成物は、新たな画像形成の妨げとなり、良好な転写画像を得られない原因となる。
そのため、画像形成装置には、感光体ドラム表面の付着物(トナーや放電生成物等)を除去するためのクリーニング装置が備えられている。クリーニング装置は、例えば、感光体ドラム表面にクリーニングローラーの周面を当接させ、感光体ドラム表面をクリーニングするよう構成されている。このクリーニングローラーは、トナーを除去する機能に加えて、その周面にトナーを保持してトナー層を形成し、感光体ドラム表面を研磨する機能も有している。
しかしながら、従来のクリーニング装置では、印字率の低い画像が連続して出力された場合や、印字される位置がクリーニングローラーの軸方向で偏っている画像(例えば軸方向一方側が白紙状態、軸方向他方側が印字率の高い状態)を繰り返し出力された場合等には、トナーが不足する箇所が発生し、感光体ドラム表面全体、もしくは一部が研磨できず、帯電生成物の付着が発生し、感光体ドラム表面の動摩擦係数が高くなり、像流れ画像やダッシュマーク(トナーの固着)画像が発生することがあった。
上記のような問題を解決するために、下記特許文献1には、その図2に示す通り、クリーニングローラーに当接してクリーニングローラー表面にトナーを供給かつその層厚を規制するためのトナー層厚規制ローラーが設けられ、さらに、このトナー層厚規制ローラーにトナーを付着させるためのトナー受け部材が設けられたクリーニング装置が開示されている。
この構成によれば、一度クリーニングローラーから掻き取られたトナーが、トナー受け部材に貯蔵され、そのトナーがトナー層厚規制ローラー表面に付着し、再度クリーニングローラーにトナーが供給、層規制されるため、クリーニングローラーの周面にトナー層が安定的に形成され、感光体ドラム表面の研磨性能を高めることが可能となる。
特開2011−154220号公報
ところで、クリーニングローラーとトナー層厚規制ローラーとのニップの谷間には、トナーが溜まるトナー溜まり部が形成される。トナー溜まり部に存在するトナーの一部は、クリーニングローラーとトナー層厚規制ローラーとの圧接によって生じる物理的な力でクリーニングローラーに付着する。ここで付着するトナー量は、トナー受け部材からトナー層厚規制ローラーに直接付着してその後クリーニングローラーに移動するトナー量よりも多く、クリーニングローラーの周面にトナー層を安定的に形成するためには、このトナー溜まり部におけるトナーの存在についても重要となる。
上記特許文献1においては、トナー受け部材の上端がトナー層規制ローラーの中心部位置の高さまで延設されているが、この高さでは、上述したような低印字率画像が出力された場合に、特許文献1の図2に示すクリーニングローラーとトナー層厚規制ローラーとのニップ上部にあるトナー溜まり部に、トナーが存在しなくなってしまうおそれがある。トナー溜まり部にトナーが存在しなければ、クリーニングローラー周面に付着するトナーが少なくなり、感光体ドラム表面を研磨しにくくなってしまう。
一方で、トナー受け部材の上端を極力高くすれば良いかというと、そうではない。高印字率画像が出力された場合に、トナー受け部材の上端が高くなると、クリーニングローラー周りにトナーが満杯の状態で存在してしまい、クリーニング装置からの、特にローラー軸方向両端からのトナー落ちが発生し易くなる。そうすると、クリーニング装置からトナーが感光体ドラム側に溢れ出て、機内汚染の問題が発生してしまう場合がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、クリーニングローラーのトナー層によって像担持体の表面を安定的に研磨すると共に、トナーの溢れ出しによる機内汚染を抑制できるクリーニング装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、像担持体の表面に対しトナー層が形成されたクリーニングローラーの周面を当接させ、上記像担持体の表面をクリーニングするクリーニング装置であって、トナーを受け、その上端の高さで該トナーを溜める高さを規定するトナー受け部材と、上記クリーニングローラーの周面に当接してニップを形成すると共に、上記トナー受け部材のトナーを上記ニップに供給し、厚みを規制した上記トナー層を形成するトナー層厚規制ローラーと、上記トナー受け部材の上端の高さを上記ニップに対し相対的に変位させる変位装置と、を有するという構成を採用する。
また、本発明では、上記像担持体から所定のシート材に転写される画像の印字率に応じて、上記変位装置の駆動の制御する制御装置を有するという構成を採用する。
また、本発明では、上記制御装置は、上記印字率が第1閾値未満の場合、上記トナー受け部材の上端の高さを、上記クリーニングローラーの周面の頂点の高さより高い位置に変位させるよう上記変位装置の駆動を制御するという構成を採用する。
また、本発明では、上記制御装置は、上記印字率が上記第1閾値より大きい第2閾値以上の場合、上記トナー受け部材の上端の高さを、上記ニップの中心の高さより低い位置に変位させるよう上記変位装置の駆動を制御するという構成を採用する。
また、本発明では、上記制御装置は、上記印字率が上記第1閾値以上、且つ、上記第2閾値未満の場合、上記トナー受け部材の上端の高さを、上記ニップの中心の高さより高く、且つ、上記クリーニングローラーの周面の頂点の高さより低い位置に変位させるよう上記変位装置の駆動を制御するという構成を採用する。
また、本発明では、上記変位装置は、上記トナー受け部材を上記クリーニングローラーの回転軸を中心に移動させることで、上記上端を変位させるという構成を採用する。
また、本発明では、上記トナー受け部材と接触して変位可能なトナー仕切板を有するという構成を採用する。
また、本発明では、上記トナー受け部材は、上記トナー層厚規制ローラーの周面に沿って設けられているという構成を採用する。
また、本発明では、上記像担持体は、表面がアモルファスシリコンで形成された感光体ドラムであるという構成を採用する。
また、本発明では、トナーで形成された転写画像を担持する像担持体と、上記像担持体の表面に残留したトナーを除去するクリーニング装置と、を有する画像形成装置であって、上記クリーニング装置として、先に記載のクリーニング装置を有するという構成を採用する。
本発明のクリーニング装置によれば、トナーを溜める高さを規定するトナー受け部材の上端の高さが、クリーニングローラーとトナー層厚規制ローラーとのニップに対して相対的に変位できるため、ニップの谷間によって形成されるトナー溜まり部に存在するトナー量を調整することができる。これは、粉体の集合体で流動性のあるトナーを、同じく流動性のある液体(例えば水)と見立てて考えると分かりやすい。液体であればトナー受け部材の高さをニップ中心よりも高くすると、ニップの谷間に液体が溜まり、ニップ中心よりも低くすると、ニップの谷間には液体が溜まらない。このため、トナー溜まり部にトナーが溜まり易い条件(例えば高印字率)の場合には、トナー受け部材の上端の高さをトナーが溜まり難い下方に移動させることで、クリーニングローラー周りにトナーが満杯の状態で存在することがなく、トナーの溢れ出しを抑制できる。また、トナー溜まり部にトナーが溜まり難い条件(例えば低印字率)の場合には、トナー受け部材の上端の高さをトナーが溜まり易い上方に移動させることで、クリーニングローラーに安定的に均一にトナー層を形成し、像担持体の表面を安定的に研磨することができる。
したがって、本発明によれば、クリーニングローラーのトナー層によって像担持体の表面を安定的に研磨すると共に、トナーの溢れ出しによる機内汚染を抑制できるクリーニング装置が得られる。また、本発明によれば、安定的に像担持体の表面が研磨されるため、画像流れやダッシュマークなどの画像不良の発生を抑制でき、また、機内汚染の少ない画像形成装置が得られる。
本発明の実施形態におけるプリンターの機能ブロック図である。 本発明の実施形態におけるプリンターの概略構成図である。 本発明の実施形態におけるクリーニング装置の構成図である。 本発明の実施形態におけるトナー受け部材の斜視図である。 本発明の実施形態における変位装置の構成図である。 本発明の実施形態における変位装置の構成図である。 本発明の実施形態におけるクリーニング装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態におけるトナー受け部材の上端が高位置に変位した状態を示す図である。 本発明の実施形態におけるトナー受け部材の上端が低位置に変位した状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、本発明のクリーニング装置をプリンター(画像形成装置)に適応した場合の例について説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるプリンターAの機能ブロック図である。図2は、本発明の実施形態におけるプリンターAの概略構成図である。
図1に示すように、プリンターAは、制御部(制御装置)100、操作表示部1、通信I/F部2、画像データ記憶部3、画像処理部4、用紙搬送部5、及び画像形成部6を備える。
制御部100は、操作表示部1から入力される操作指示、又は通信I/F部2から入力される各種指示に応じてプリンターAの動作を制御する。例えば、通信I/F部2で受信された画像データを画像データ記憶部3に記憶させ、この画像データ記憶部3に記憶された画像データを印刷する制御を行う。また、詳細は後述するが、制御部100は、クリーニング装置15が備える変位装置40(後述)の駆動制御も行う。
操作表示部1は、タッチパネル及び各種操作キーを備えており、操作キーの操作内容を制御部100に出力するとともに、制御部100の制御の下でタッチパネルに種々の情報を表示する。通信I/F部2は、クライアントコンピュータ(図示省略)やローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワーク(図示省略)に接続され、このクライアントコンピュータやネットワークとの間で各種信号の送受信を行う。
画像データ記憶部3は、通信I/F部2がクライアントコンピュータ(図示省略)やネットワーク(図示省略)から受信するプリント画像データ等の画像データ、或いは画像処理部4で画像処理が行われた画像データを一時的に記憶する。画像処理部4は、画像データ記憶部3に記憶された画像データに対して各種の画像処理を行う、例えば、画像データの圧縮・伸張処理や画像データの印字率の算出処理等を行う。ここで、印字率とは、記録紙全体の面積に対して印字される領域の面積を示す指標であり、記録紙全体に所定の解像度で印字可能なドット数と、その記録紙に印字されるプリント要求された画像の総ドット数の比率で算出される。
用紙搬送部5は、搬送ローラー、搬送ローラー駆動用のモーター等を備えており、給紙カセット17あるいは給紙トレイ18(図2参照)に収納されている記録紙を画像形成部6に搬送するとともに、画像形成部6で画像形成処理が行われた記録紙を排紙トレイ19に搬送する。
画像形成部6は、制御部100の制御の下で、画像データ記憶部3に記憶されているプリント画像データ等の画像データを用いて画像形成処理を行う。画像形成部6は、図2に示すように、感光体ドラム10と、帯電装置11と、露光装置12と、現像装置13と、転写ローラー14と、クリーニング装置15と、定着装置16と、を有する。
感光体ドラム10は、周面が所定の感光性材料で形成された円筒回転体であり、その周面(表面)に静電潜像及び当該静電潜像に基づくトナー画像(転写画像)が形成されるものである。本実施形態の感光体ドラムは、表面がアモルファスシリコンで形成されている。帯電装置11は、感光体ドラム10に対して対向配置され、感光体ドラム10の周面を帯電状態とするものである。
露光装置12は、所定の画像データに基づいてレーザー光を射出し、該レーザー光を帯電状態の感光体ドラム10の周面において走査するものである。現像装置13は、感光体ドラム10の周面に対してトナーを供給することによって感光体ドラム10の周面上に静電潜像に基づくトナー画像を現像するものである。現像装置13は、トナーコンテナ13aを有する。本実施形態のトナーコンテナ13aには、酸化チタン(TiO)等の研磨剤が含有した磁性トナーが収容されている。
転写ローラー14は、感光体ドラム10と対向配置され、感光体ドラム10に現像されたトナー画像を記録紙に転写するものである。クリーニング装置15は、転写後、感光体ドラム10の周面に残留したトナーを除去するものである。クリーニング装置15は、感光体ドラム10の周面に対しトナー層が形成されたクリーニングローラー20の周面を当接させ、感光体ドラム10の周面をクリーニングする構成となっている。定着装置16は、一対のローラーを備え、感光体ドラム10から転写された記録紙上のトナー像に熱及び圧力を加えることによって当該トナー像を記録紙に定着させるものである。
次に、図3〜図6を参照して、クリーニング装置15の構成について詳しく説明する。
図3は、本発明の実施形態におけるクリーニング装置15の構成図である。図4は、本発明の実施形態におけるトナー受け部材22の斜視図である。図5及び図6は、本発明の実施形態における変位装置40の構成図である。
クリーニング装置15は、図3に示すように、感光体ドラム10に対向して設けられている。クリーニング装置15は、クリーニングローラー20と、トナー層厚規制ローラー21と、トナー受け部材22と、を有する。クリーニングローラー20、トナー層厚規制ローラー21、及びトナー受け部材22は、ハウジング30に収容されている。
また、ハウジング30は、感光体ドラム10の周面の付着物(トナー、放電生成物等)を掻き取るクリーニングブレード31と、除去した廃棄トナーを不図示のトナー回収容器に搬送する回収スクリュー32と、を備えている。
クリーニングローラー20は、感光体ドラム10の周面に対し当接して回転する。このクリーニングローラー20は、感光体ドラム10の周面に残留したトナーを除去する機能に加えて、トナーを保持してクリーニングローラー20の周面にトナー層を形成し、感光体ドラム10の周面を研磨する機能も有している。クリーニングローラー20の周面には、板状のトナー規制板23が当接している。トナー規制板23は、クリーニングローラー20の周面に形成されたトナー層の厚みを所定の厚み以下に規制するために設けられている。
トナー層厚規制ローラー21は、クリーニングローラー20の周面に当接して回転する。このトナー層厚規制ローラー21は、クリーニングローラー20の周面に当接してニップNを形成すると共に、トナー受け部材22のトナーをニップNに供給し、厚みを規制したトナー層をクリーニングローラー20の周面に形成する構成となっている。本実施形態のトナー層厚規制ローラー21は、クリーニングローラー20の径より小さい径を有し、クリーニングローラー20の回転中心を通る鉛直線上ではない位置(本実施形態では斜め上方)に配置されている。このため、本実施形態では、上向きに開口するニップNの谷間(トナー溜まり部C)が形成される。
なお、本実施形態に係るクリーニング装置15においては、感光体ドラム10、クリーニングローラー20、トナー層厚規制ローラー21の回転方向は、夫々の当接部において同方向に回転することが好ましい(図3で示す矢印方向)。そうすることで、逆回転の場合に比して摺擦による夫々のローラーの摩耗を低減することができる。
トナー受け部材22は、トナー層厚規制ローラー21にトナーを供給可能とするため、トナー層厚規制ローラー21の近傍に設けられている。このトナー受け部材22は、感光体ドラム10の周面から除去されたトナーを受け、その上端22aの高さで該トナーを溜める高さを規定する構成となっている。本実施形態のトナー受け部材22は、トナー層厚規制ローラー21の周面に沿って設けられている。トナー受け部材22は、トナーの受け皿となる受け面22bがトナー層厚規制ローラー21の周面に対して略一定の隙間を維持して設けられている。
トナー受け部材22がトナー層厚規制ローラー21に近すぎると両者が接触する場合がある。一方で、トナー受け部材22がトナー層厚規制ローラー21から離れすぎると、トナーがトナー層厚規制ローラー21に適切に付着しない場合があり、さらに、トナー受け部材22からトナー層厚規制ローラー21に安定して供給されるまでに時間を要することとなる。このため、受け面22bとトナー層厚規制ローラー21の周面との隙間は、一定の範囲内(例えば0.5mm以上、且つ、3.0mm未満の範囲内)で管理することが好ましい。
図4に示すように、トナー受け部材22の受け面22bは、トナー層厚規制ローラー21の周面を軸方向に亘ってカバーできる大きさを有する。トナー受け部材22には、トナー規制板23が設けられている。また、トナー受け部材22には、取り付け部24が設けられている。取り付け部24は、クリーニングローラー20の回転軸の両端に引っ掛かるフック形状を有している。取り付け部24は、トナー受け部材22をクリーニングローラー20の回転軸に支持させると共に、トナー規制板23をクリーニングローラー20の周面に対して位置決めする。
トナー受け部材22を構成する材質としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の樹脂や、アルミニウム(Al)やステンレス鋼(SUS)等の金属を例示することができる。
クリーニング装置15は、図5及び図6に示すように、変位装置40を有する。変位装置40は、トナー受け部材22の上端22aの高さをニップNに対し相対的に変位させる構成となっている。本実施形態の変位装置40は、トナー層厚規制ローラー21、トナー規制板23及びトナー受け部材22を、クリーニングローラー20の回転軸周りに移動させることで、トナー受け部材22の上端22aの高さをニップNに対し相対的に変位させる構成となっている。この変位装置40は、変位レバー41と、カム装置42と、を有する。
変位レバー41は、図5に示すように、クリーニングローラー20の回転軸周りに揺動自在に取り付けられている。また、変位レバー41には、トナー層厚規制ローラー21、トナー規制板23及びトナー受け部材22が、一体的に揺動可能に取り付けられている。変位レバー41は、図6に示すように、対となって設けられており、ローラー軸方向両側でトナー層厚規制ローラー21、トナー規制板23及びトナー受け部材22を保持する。また、図5に示すように、変位レバー41の揺動端側は、バネ部材43の付勢によって、カム装置42の偏心カム44に向かって押し付けられている。
カム装置42は、図6に示すように、偏心カム44と、カムシャフト45と、ギア機構46と、モーター47と、を有する。偏心カム44は、変位レバー41のそれぞれに対応して対となって設けられており、それらはカムシャフト45で接続され、一体的に回転可能に構成されている。カムシャフト45は、ギア機構46を介して、モーター47と接続されている。モーター47を駆動させることにより、ギア機構46を介してカムシャフト45が回転し、それと共に偏心カム44が回転する。変位レバー41は、付勢によって偏心カム44側に押し付けられており、偏心カム44と変位レバー41との当接位置によって、クリーニングローラー20に対し変位レバー41が位置決めされる。
変位レバー41には、図5に示すように、トナー層厚規制ローラー21、トナー規制板23及びトナー受け部材22が保持され、一体的に移動するので、移動前後において、これらの相対位置関係は維持される。このため、トナー受け部材22の受け面22bとトナー層厚規制ローラー21の周面との隙間は、一定に維持される。また、クリーニングローラー20の回転軸周りに移動するため、トナー規制板23とクリーニングローラー20の周面との間隔も、一定に維持される。
一方で、トナー受け部材22の上端22aとニップNとの位置関係は、クリーニングローラー20の回転軸からの半径距離が異なるので、変位レバー41のクリーニングローラー20の回転軸周りの移動によって、その位置関係が相対的に変位することとなる。
なお、トナー受け部材22が、クリーニングローラー20の回転軸周りに移動すると、トナー仕切板48と干渉するため、トナー仕切板48の基端部48aにヒンジやバネ等を設け、トナー仕切板48をトナー受け部材22と接触して変位可能な構成としている。この構成によれば、トナー受け部材22が移動する際に、図3に示す回収スクリュー32が配置された回収側とクリーニングローラー20の底部側とを仕切るためのトナー仕切板48が連動するため、常に回収側のトナーを仕切ることが可能となる。
上記構成の変位装置40は、制御部100によってその駆動が制御される。本実施形態の制御部100は、感光体ドラム10から記録紙に転写される画像の印字率に応じて、変位装置40の駆動を制御する構成となっている。
具体的に、本実施形態の制御部100は、印字率が第1閾値未満の場合、トナー受け部材22の上端22aの高さを、クリーニングローラー20の周面の頂点20aの高さh3より高い位置(図8参照:以下、高位置と称する場合がある)に変位させるよう変位装置40の駆動を制御する構成となっている。ここで、クリーニングローラー20の周面の頂点20aの高さh3とは、回転軸が水平に設けられたクリーニングローラー20の周面のうち最も高い点の高さを意味する。
また、本実施形態の制御部100は、印字率が上記第1閾値より大きい第2閾値以上の場合、トナー受け部材22の上端22aの高さを、ニップNの中心N1の高さh1より低い位置(図9参照:以下、低位置と称する場合がある)に変位させるよう変位装置40の駆動を制御する構成となっている。ここで、ニップNの中心N1の高さh1とは、ニップNと、クリーニングローラー20の回転中心とトナー層厚規制ローラー21の回転中心とを結ぶ直線と、が交差する点の高さを意味する。
また、本実施形態の制御部100は、印字率が上記第1閾値以上、且つ、上記第2閾値未満の場合、トナー受け部材22の上端22aの高さを、ニップNの中心N1の高さh1より高く、且つ、クリーニングローラー20の周面の頂点20aの高さh3より低い位置(図3参照:以下、中位置と称する場合がある)に変位させるよう変位装置40の駆動を制御する構成となっている。なお、本実施形態の制御部100は、トナー受け部材22の上端22aの高さを、ニップNの上端N2の高さh2より高く、且つ、クリーニングローラー20の周面の頂点20aの高さh3より低い位置に変位させるよう変位装置40の駆動を制御する構成となっている。ここで、ニップNの上端N2の高さh2とは、クリーニングローラー20の周面とトナー層厚規制ローラー21の周面とが当接しなくなる境界の点の高さを意味する。また、換言すると、ニップNの上端N2の高さh2とは、トナー溜まり部CとなるニップNの谷間の見かけ上の底にかかる高さを意味する。
続いて、上記構成のクリーニング装置15の動作及び作用について、図7に示すフローチャート及び図8、図9に示す状態図を加えて説明する。
図7は、本発明の実施形態におけるクリーニング装置15の動作を説明するためのフローチャートである。図8は、本発明の実施形態におけるトナー受け部材22の上端22aが高位置に変位した状態を示す図である。図9は、本発明の実施形態におけるトナー受け部材22の上端22aが低位置に変位した状態を示す図である。
印刷用紙に印刷すべき画像を示す画像データが外部から入力されると、通信I/F部2で受信されて画像データ記憶部3に一時的に記憶される(ステップS1)。この画像データは、画像処理部4に読み出されて伸張処理等の画像処理が行われ、画像処理が行われた画像データが画像データ記憶部3に記憶される。画像処理部4では、画像データに基づき印字率を算出する処理を行う(ステップS2)。
画像データ記憶部3に記憶された画像データは、制御部100に読み出され、制御部100の制御の下でその画像データに応じた画像形成が画像形成部6で行われる。
この画像形成動作中、感光体ドラム10の周面に残留したトナーは、図3に示すように、クリーニングローラー20やクリーニングブレード31によって除去され、ハウジング30内に収容される。収容されたトナーの一部は、トナー受け部材22の受け面22bに溜まり、残部は回収スクリュー32によって不図示のトナー回収容器まで搬送される。
クリーニングローラー20は、感光体ドラム10の周面に残留したトナーを除去すると共に、トナーを保持してクリーニングローラー20の周面にトナー層を形成し、感光体ドラム10の周面を研磨する。感光体ドラム10として、アモルファスシリコン感光体を用いた場合には、放電生成物が付着し易くなる。この放電生成物が水分を吸収すると、感光体ドラム10の電気特性が低下して、静電潜像を乱す像流れという不具合が発生することがある。このため、クリーニング装置15は、感光体ドラム10の周面を、クリーニングローラー20の周面に形成した微量の研磨剤を含むトナー層によって、感光体ドラム10の表面を研磨するようにしてクリーニングする。
トナー層厚規制ローラー21は、クリーニングローラー20の周面に当接して回転することにより、クリーニングローラー20の周面のトナー層の厚みを規制する。より詳しくは、トナー層厚規制ローラー21が、クリーニングローラー20の周面に当接して回転すると、トナー層の厚い箇所が優先的に薄くなり、トナー層厚の厚い箇所と薄い箇所との差が少なくなる。このため、クリーニングローラー20の周面に均一な厚さのトナー層が形成される。
トナー層は、クリーニングローラー20とトナー層厚規制ローラー21との圧接によって生じる物理的な力でクリーニングローラー20に付着することで形成される。ここで付着するトナーは、(1)トナー受け部材22からトナー層厚規制ローラー21に付着してその後、クリーニングローラー20に直接移動するもの、(2)クリーニングローラー20とトナー層厚規制ローラー21とのニップNの谷間に形成されるトナー溜まり部Cに溜まった後、クリーニングローラー20に移動するもの、があるが、(1)で付着するトナー量よりも(2)で付着するトナー量の方が多く、クリーニングローラー20の周面にトナー層を安定的に形成するためには、(2)のトナー溜まり部Cにおけるトナーの存在が重要となる。
しかしながら、クリーニングローラー20の周面のトナー量は、感光体ドラム10から供給(除去)されるトナー量に影響する。このため、印字率の低い画像が連続して出力された場合には、(2)によってクリーニングローラー20に供給されるトナー量が少なくなり、全体として、あるいは部分的にトナー不足となってトナー層の安定的な形成が困難となる。
一方で、印字率の高い画像が連続して出力された場合には、(2)によってクリーニングローラー20に供給されるトナー量が多くなり、クリーニングローラー20周りにトナーが満杯の状態で存在してしまい、クリーニング装置15からの、特にローラー軸方向両端からのトナー落ちが発生し易くなる。そうすると、クリーニング装置15からトナーが感光体ドラム10側に溢れ出て、機内汚染の問題が発生してしまう場合がある。
そこで、本実施形態の制御部100は、ステップS2で算出した印字率に応じて、変位装置40の駆動を制御する構成となっている(ステップS3以下のステップ)。変位装置40の駆動を制御することにより、トナーを溜める高さを規定するトナー受け部材22の上端22aの高さが、クリーニングローラー20とトナー層厚規制ローラー21とのニップNに対して相対的に変位できるため、ニップNの谷間によって形成されるトナー溜まり部Cに存在するトナー量を調整することができる。これは、粉体の集合体で流動性のあるトナーを、同じく流動性のある液体(例えば水)と見立てて考えると分かりやすい。
液体であればトナー受け部材22の高さをニップNの中心N1よりも高くすると、ニップNの谷間に液体が溜まり、ニップNの中心N1よりも低くすると、ニップNの谷間には液体が溜まり難くなる。このため、トナー溜まり部にトナーが溜まり易い条件の場合には、トナー受け部材22の上端22aの高さをトナーが溜まり難い下方に移動させることで、クリーニングローラー20周りにトナーが満杯の状態で存在することがなく、トナーの溢れ出しを抑制できる。また、トナー溜まり部にトナーが溜まり難い条件の場合には、トナー受け部材22の上端22aの高さをトナーが溜まり易い上方に移動させることで、クリーニングローラー20に安定的に均一にトナー層を形成し、像担持体の表面を安定的に研磨することができる。
具体的に、制御部100は、ステップS3において、印字率が第1閾値未満(例えば印字率2%未満)か否かを判断する。印字率が第1閾値未満である場合、ステップS10に移行する。一方、印字率が第1閾値以上である場合、ステップS4に移行する。
ステップS10に移行した場合、制御部100は、図8に示すように、トナー受け部材22の上端22aの高さを、クリーニングローラー20の周面の頂点20aの高さh3より高い高位置に変位させるよう変位装置40の駆動を制御する。このように、出力画像の印字率が低い場合に、トナー受け部材22の上端22aの高さがクリーニングローラー20の最上面の高さよりも高くなるように移動することにより、上述した液体の原理のように、(2)で付着するトナー溜まり部Cに溜まるトナー量を多くすることができ、クリーニングローラー20の周面に付着するトナー量を適正に保持することができる。このため、クリーニングローラー20の周面に安定的にトナー層を形成でき、当該トナー層で感光体ドラム10の周面を安定的に研磨することができる。
ステップS4に移行した場合、次に、制御部100は、印字率が第2閾値以上(例えば印字率8%以上)か否かを判断する。印字率が第2閾値以上である場合、ステップS11に移行する。一方、印字率が第2閾値未満である場合、ステップS5に移行する。
ステップS11に移行した場合、制御部100は、図9に示すように、トナー受け部材22の上端22aの高さを、ニップNの中心N1の高さh1より低い低位置に変位させるよう変位装置40の駆動を制御する。このように、出力画像の印字率が高い場合に、トナー受け部材22の上端22aの高さがニップNの中心N1よりも低くなるように移動することにより、感光体ドラム10から供給(除去)されるトナー量が多い場合であっても、クリーニングローラー20周りにトナーが満杯の状態で存在することがなく、トナーの溢れ出しを抑制できる。
すなわち、ニップNの中心N1は、クリーニングローラー20とトナー層厚規制ローラー21とが最も近接する点であり、トナー溜まり部CとなるニップNの谷間の実際の底に該当する。したがって、トナー受け部材22の上端22aがニップNの中心N1の高さh1より低くすることによって、上述した液体の原理のように、(2)で付着するトナー溜まり部Cに溜まるトナー量を少なくすることができ、クリーニングローラー20の周面に付着するトナー量を適正に保持することができる。このため、クリーニングローラー20の周面に安定的にトナー層を形成でき、当該トナー層で感光体ドラム10の周面を安定的に研磨することができる。
ステップS5に移行した場合、すなわち、極端に印字率が高かったり低かったりしない場合には、制御部100は、図3に示すように、トナー受け部材22の上端22aの高さを、ニップNの中心N1の高さh1より高く、詳しくは、ニップNの上端N2の高さh2より高く、且つ、クリーニングローラー20の周面の頂点20aの高さh3より低い中位置(通常の位置)に変位させるよう変位装置40の駆動を制御する。ニップNの上端N2は、トナー溜まり部CとなるニップNの谷間の見かけ上の底に該当する。そして、ニップNの上端N2より上方の領域は、クリーニングローラー20の周面とトナー層厚規制ローラー21の周面とが漸次離間していく領域であるため、トナーを十分に溜めることができる空間が形成される。したがって、トナー受け部材22の上端22aの高さをニップNの上端N2よりも高くすることで、トナー溜まり部Cにトナーを十分に溜めることができ、より安定的にクリーニングローラー20にトナーを供給し、トナー層を安定的に形成することが可能となる。
また、クリーニングローラー20の周面の頂点20aは、トナー溜まり部Cの縁に該当する。したがって、図3に示すように、トナー受け部材22の上端22aの高さをクリーニングローラー20の最上部(頂点20a)未満に低くすることで、上述した液体の原理のように、クリーニングローラー20・クリーニングブレード31周りにトナーが満杯状態にならないため、クリーニング装置15からトナーが溢れ出てしまうようなことがなく、特に軸方向両端からのトナー落ちが発生することがない。したがって、出力画像の印字率が通常(例えば印字率2%以上8%未満)の場合には、トナー受け部材22の上端22aの高さを中位置に移動させることにより、感光体ドラム10の周面を安定的に研磨することができ、トナーの溢れ出しを抑制できる。
このように、上述の本実施形態によれば、トナー層が形成されたクリーニングローラー20の周面を感光体ドラム10の表面に対して当接させ、感光体ドラム10の表面をクリーニングするクリーニング装置15であって、トナーを受け、その上端22aの高さで該トナーを溜める高さを規定するトナー受け部材22と、クリーニングローラー20の周面に当接してニップNを形成すると共に、トナー受け部材22のトナーをニップNに供給し、厚みを規制したトナー層を形成するトナー層厚規制ローラー21と、トナー受け部材22の上端22aの高さをニップNに対し相対的に変位させる変位装置40と、を有するという構成を採用することによって、クリーニングローラー20のトナー層によって感光体ドラム10の表面を安定的に研磨すると共に、トナーの溢れ出しによる機内汚染を抑制できるクリーニング装置15が得られる。また、本実施形態によれば、安定的に像担持体の表面が研磨されるため、画像流れやダッシュマークなどの画像不良の発生を抑制でき、また、機内汚染の少ないプリンターAが得られる。
[実施例]
以下、本発明の一実施例を示す。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
本実施例の画像形成装置及びクリーニング装置の各構成部の仕様は以下の通りである。
<モノクロ複合機>
感光体ドラム:a−Siドラムφ30(mm)
線速410mm/s
現像方式 :磁性一成分現像
転写部材 :外径φ20 (mm)ローラー
φ8金属軸+EPDM発泡体(発泡体厚み6.0mm)
抵抗6.5logΩ
帯電方式 :接触帯電ローラー方式
エピクロヒドリンゴムφ12mm(軸φ6mm)
<クリーニング装置>
クリーニングブレード :ウレタンゴム 厚さt=1.6mm
クリーニングローラー :EPDMφ14mm(軸φ8mm)
対感光体線速比=1.2(順方向回転)
感光体ドラムへの荷重 駆動側15N 従動側9N
トナー層厚規制ローラー:EPDMφ10mm(軸6mm)
対クリーニングローラー線速比=1.0(順方向従動回転)
クリーニングローラーへの食い込み量=0.5mm
トナー規制板 :SUS 厚さ=0.1mm
クリーニングローラーへの食い込み量=0.5mm
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、変位装置40が、トナー受け部材22の上端22aを、高位置、中位置、低位置の3つの位置に段階的に変位させると説明したが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、変位装置40が、トナー受け部材22の上端22aを、印字率に応じて段階的(離散的)でなく連続的に変位させる構成であっても良い。
また、例えば、制御部100は、画像形成動作中、連続出力される複数枚(例えば10枚)ごとに画像データの印字率の平均を算出し、その平均印字率に応じて、上記複数枚ごとに変位装置40の駆動を制御する構成であっても良い。
また、例えば、クリーニングローラー20が当接する感光体ドラム10の材質はアモルファスシリコンに限定されず、有機感光体(OPC)等を用いることができる。また、アモルファスシリコンを用いる場合には、最外層がアモルファスカーボン等であっても良い。
また、例えば、上記実施形態では、画像形成装置として、プリンターを例示したが、本発明は、例えば、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置にも適用可能である。
10…感光体ドラム(像担持体)、15…クリーニング装置、20…クリーニングローラー、20a…クリーニングローラーの周面の頂点、21…トナー層厚規制ローラー、22…トナー受け部材、22a…上端、40…変位装置、48…トナー仕切板、100…制御部(制御装置)、A…プリンター(画像形成装置)、C…トナー溜まり部、N…ニップ、N1…ニップの中心、N1…ニップの上端、h1…ニップの中心の高さ、h2…ニップの上端の高さ、h3…クリーニングローラーの周面の頂点の高さ

Claims (10)

  1. トナー層が形成されたクリーニングローラーの周面を像担持体の表面に対して当接させ、前記像担持体の表面をクリーニングするクリーニング装置であって、
    トナーを受け、その上端の高さで該トナーを溜める高さを規定するトナー受け部材と、
    前記クリーニングローラーの周面に当接してニップを形成すると共に、前記トナー受け部材のトナーを前記ニップに供給し、厚みを規制した前記トナー層を形成するトナー層厚規制ローラーと、
    前記トナー受け部材の上端の高さを前記ニップに対し相対的に変位させる変位装置と、を有することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記像担持体から所定のシート材に転写される画像の印字率に応じて、前記変位装置の駆動の制御する制御装置を有することを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記制御装置は、前記印字率が第1閾値未満の場合、前記トナー受け部材の上端の高さを、前記クリーニングローラーの周面の頂点の高さより高い位置に変位させるよう前記変位装置の駆動を制御することを特徴とする請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記制御装置は、前記印字率が前記第1閾値より大きい第2閾値以上の場合、前記トナー受け部材の上端の高さを、前記ニップの中心の高さより低い位置に変位させるよう前記変位装置の駆動を制御することを特徴とする請求項3に記載のクリーニング装置。
  5. 前記制御装置は、前記印字率が前記第1閾値以上、且つ、前記第2閾値未満の場合、前記トナー受け部材の上端の高さを、前記ニップの中心の高さより高く、且つ、前記クリーニングローラーの周面の頂点の高さより低い位置に変位させるよう前記変位装置の駆動を制御することを特徴とする請求項4に記載のクリーニング装置。
  6. 前記変位装置は、前記トナー受け部材を前記クリーニングローラーの回転軸を中心に移動させることで、前記上端を変位させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のクリーニング装置。
  7. 前記トナー受け部材と接触して変位可能なトナー仕切板を有することを特徴とする請求項6に記載のクリーニング装置。
  8. 前記トナー受け部材は、前記トナー層厚規制ローラーの周面に沿って設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のクリーニング装置。
  9. 前記像担持体は、表面がアモルファスシリコンで形成された感光体ドラムであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のクリーニング装置。
  10. トナーで形成された転写画像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面に残留したトナーを除去するクリーニング装置と、を有する画像形成装置であって、
    前記クリーニング装置として、請求項1〜9のいずれか一項に記載のクリーニング装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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