JP2013130439A - 太陽電池付電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】
太陽電池の分割線などによる外観上の問題を解決し、またコストの高い特殊なICを使用せず、効率的に発電できる時計などの電子機器を提供すること。
【解決手段】
発電手段としての発電用太陽電池12と、昇圧回路の電源としての昇圧用太陽電池13が、同一の太陽電池内に作成され、それらの直列接続による出力V2を昇圧回路の電源とし、発電用太陽電池12による出力V1を昇圧させ、時計システム部31の電源として供給する。また、発電用太陽電池12の発電面積が、昇圧用太陽電池13の発電面積より大きくなるように作成されており、昇圧用太陽電池13が中心針等の目立たない箇所に配置されている。
【選択図】図1a

Description

本発明は、太陽電池を備える時計などの電子機器に関する。
従来より、太陽電池を備え、太陽光や蛍光灯などの光を発電電力として利用する時計が開発されている。これらの太陽電池を備える時計は、太陽電池が光を吸収して発電を行う関係上、光を透過するように作られた文字板などを用いる必要がある。また、時計を駆動するために必要な電圧を得るために複数の太陽電池を直列接続した多段型太陽電池を使用することが一般的である。しかしながら、多段型太陽電池は各太陽電池を隔てる分割線が必要であり、その分割線が光を透過する文字板を通してユーザに見えてしまうといった外観上の問題がある。
その問題を解決するものとして、太陽電池を文字板外縁部にリング状に巻きつける太陽電池を使い、低電圧駆動の特殊なICを用いて充電を行う電子時計がある(特許文献1)。特許文献1によれば、文字板の制約をなくすことができるため、外観の向上させた太陽電池時計を提供することができる。
特開2010−78507号公報
しかしながら、特許文献1では、時計を駆動させるための昇圧回路に低電圧駆動の特殊なICを使用しなければならず、コストが高くなってしまうという問題がある。また、低電圧駆動のICは通常のICに比べリーク電流が大きく、余分な電力を消費してしまうという問題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決し、特殊なICを使用することなく、太陽電池の発電電力を昇圧充電可能な太陽電池付電子時計を提供することにある。
本発明の時計は、発電手段としての発電用太陽電池と、該発電用太陽電池の発電出力を昇圧する回路と、該昇圧回路の電源としての昇圧用太陽電池と、を有していることを特徴とする。
本発明によると、太陽電池が前記昇圧用太陽電池と前記発電用太陽電池とに分かれており、その直列接続された出力を昇圧回路の電源とするため、低電圧駆動などの特殊なICを必要としない。
また本発明の時計は、前記発電用太陽電池と前記昇圧用太陽電池が同一基板上の太陽電池内に作成され、前記発電用太陽電池の発電面積が、前記昇圧用太陽電池の発電面積より大きくなるように作成されていることを特徴とする。
本発明によると、昇圧回路の必要とする電力は時計を駆動する電力に比して十分小さいため、昇圧用太陽電池が占める面積は小さくて良く、非発電部の分割線を最小限におさえることができ、より大きな面積を発電用太陽電池に使用することができる。
また本発明の時計は、文字板と、該文字板面に対し直立して該文字板面に配置されるリング状太陽電池を有し、該リング状太陽電池内に、前記発電用太陽電池と前記昇圧用太陽電池が作成され、前記昇圧用太陽電池が、前記リング状太陽電池が時計に組み込まれた状態で、前記リング状太陽電池の12時、3時、6時、9時のいずれかの位置に配置されることを特徴とする。
この発明によれば、太陽電池が該文字板面に対し直立しているので、分割線が見えにくい。したがって、外観を損なうことなく、効率的に発電することができる。
また本発明の時計は、時計の平面形状が角型形状に構成され、前記昇圧用太陽電池が、前記リング状太陽電池が時計に組み込まれた状態で、前記リング状太陽電池の時計の角部の位置に配置されることを特徴とする。
この発明によれば、前記リング状太陽電池同様に、該文字板面に対し直立しており、さらに角型形状時計の角部付近に分割線が配置されているため、より目立つことがなく、外観を損なうことがない。また、角型形状時計の角部は光が届きにくいが、上述の通り昇圧用太陽電池からは少ない電力が得られれば良いため、発電に不利な箇所を昇圧用太陽電池として有効に使用することができる。
また本発明の時計は、前記リング状太陽電池とともに、文字板下に面状太陽電池を有し、該面状太陽電池が前記発電用太陽電池であり、前記リング状太陽電池が前記昇圧用太陽電池であることを特徴とする。
この発明によれば、リング状太陽電池を昇圧用太陽電池に、面状太陽電池を発電用太陽電池に分けているため、分割線を必要とせず、文字板下の大面積を発電用太陽電池として使用することができる。また、リング状太陽電池は一般的に面状太陽電池に比べ得られる電力が少ないが、上述の通り昇圧用太陽電池からは少ない電力が得られれば良いため問題ない。
また本発明の時計は、アンテナを有し、該アンテナと前記面状太陽電池が平面的に重ならないように構成され、該アンテナの近傍に前記昇圧用太陽電池が配置されることを特徴とする。
この発明によれば、従来太陽電池の配置がアンテナ上にくることで生じる感度低下を抑えるために太陽電池をアンテナから避けるため、太陽電池が歪な形状となっていたが、それにより生じた小面積かつ異形形状のスペースを昇圧用太陽電池として使用している。したがって、従来発電にあまり寄与しなかったスペースを昇圧用太陽電池として有効に使用することができる。
本発明の時計は、指針と該指針を支持する指針軸を有し、該指針軸の周囲に、前記昇圧用太陽電池が配置されることを特徴とする。
この発明によれば、太陽電池の分割線が指針軸の周囲に配置されるため、目立つことがなく、効率的に発電することができるとともに、外観の良い太陽電池時計を提供することが可能である。
本発明の時計は、前記文字板下に配置される表示部材を有するとともに、前記文字板に該表示部材用の表示窓を有し、該表示窓の内部か周囲に、前記昇圧用太陽電池が配置されることを特徴とする。
この発明によれば、太陽電池の分割線が表示窓の内部もしくは周囲に配置されるため、目立つことがなく、効率的に発電することができるとともに、外観の良い太陽電池時計を提供することが可能である。
本発明の時計は、前記文字板に時字などの装飾体を有し、該装飾体の下面に、前記昇圧用太陽電池が配置されることを特徴とする。
この発明によれば、太陽電池の分割線が時字などの装飾体の周囲に配置されるため、目立つことがなく、効率的に発電することができるとともに、外観の良い太陽電池時計を提供することが可能である。
本発明によれば、太陽電池が昇圧用太陽電池と発電用太陽電池とに分かれており、その直列接続された出力を昇圧回路の電源とするため、低電圧駆動などの特殊なICを必要としないで、太陽電池の発電電力を昇圧充電可能な太陽電池付電子時計を提供できる。
本実施形態のシステムのダイヤグラム1 本実施形態のシステムのダイヤグラム2 第1実施形態の太陽電池部外観 第1実施形態の太陽電池部中心針付近外観 第2実施形態の太陽電池部外観 第2実施形態の太陽電池部小ダイヤル付近外観 第3実施形態の太陽電池部外観 第4実施形態の太陽電池部外観 第5実施形態の太陽電池部外観 図6(a)の線 I ━ Iに沿った断面図1 図6(a)の線 I ━ Iに沿った断面図2 第6実施形態の時計および太陽電池部外観1 第6実施形態の時計および太陽電池部外観2 第6実施形態のシステムのダイヤグラムであって、図1aの構成を採用したダイヤグラム。 第6実施形態のシステムのダイヤグラムであって、図1bの構成を採用したダイヤグラム。 第7実施形態の時計および太陽電池部外観 第8実施形態の時計および太陽電池部外観
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の形態に係わる電子時計を図面に基づいて説明する。
図1(a)および図1(b)は、本第1実施形態におけるシステム構成図である。
図1(a)に示す電子時計1は、太陽電池部11、昇圧回路部21、時計システム部31、および二次電池41とで構成されている。
太陽電池部11は、電子時計1の発電源としての役割を担っており、主電源としての発電用太陽電池12と後述する昇圧回路部21の電源として使用する昇圧用太陽電池13との2つの太陽電池を備えている。
発電用太陽電池12はアノードが接地され、カソードが昇圧用太陽電池13のアノードに接続される。すなわち、発電用太陽電池12と昇圧用太陽電池13は直列接続されている。発電用太陽電池12の出力はV1、昇圧用太陽電池13の出力はV2として後述する昇圧回路部21に出力される。
昇圧回路部21は、発電用太陽電池12の出力V1を昇圧し後述の時計システム部31の電源として供給する。
昇圧回路部21は、昇圧入力部22と電源入力部23、そして昇圧出力部24を備えている。
太陽電池部11の出力V1は、昇圧回路部21の昇圧入力22に接続される。出力V2は、昇圧回路部21の電源入力23に接続される。
昇圧回路部21は、昇圧用太陽電池13の出力V2を電源として動作し、昇圧入力22から得られる発電用太陽電池12の出力V1を昇圧して、昇圧出力24に出力する。
なお、昇圧回路部21の構成としては、コンデンサなどを使用したダブラーなどの回路が使用可能であるが、その構成は周知であり、本発明の本質には関連しないので、その詳細説明は省略する。また、ダブラーなどを想定した場合、昇圧用クロックが必要であり、CR発振回路等の昇圧用クロック源を昇圧回路部21内部で保持するか、後述の時計システム部31等外部から供給される必要があるが、それも本発明の本質には関連しないので、その詳細説明は省略する。
41は充電可能な二次電池であり、昇圧回路部21の昇圧出力24から出力される昇圧電力を充電し、後述の時計システム部31に電力を供給する。
31は時計システム部であり、時計としての機能を実現するための回路を有する。
時計システム部31は、周知の発振回路、分周回路、表示部材の駆動回路などから構成されるが、本発明の本質に関連しないので、その詳細は省略する。
時計システム部31は、昇圧回路部21の昇圧出力24より出力される昇圧された電力を電源として、二次電池41等を経由して、発振回路、分周回路、駆動回路などに供給し、時計を運針させる。
なお、図1(a)では、時計システム部31の電源を二次電池41から供給する構成としているが、昇圧回路部21の昇圧出力24を直接時計システム部31の電源として供給しても良い。
また、図1(a)では昇圧回路部21の電源入力23には、発電用太陽電池12と昇圧用太陽電池13を直列接続した出力V2を入力しているが、図1(b)のように、発電用太陽電池12を充電のための発電専用とし、昇圧用太陽電池13を多段セルの構成として、昇圧用太陽電池13の出力のみを昇圧回路部21の電源入力部23に入力してもよい。
次に、本実施形態における電子時計1の太陽電池部11の構成を、図2(a)および図2(b)を用いて説明する。
図2(a)は本実施形態の太陽電池部11の全体を示す平面図であり、図2(b)は中
央の針穴14周辺の拡大図である。なお、図2(b)には、説明の都合上、図2(a)には無い針2も記載している。
太陽電池部11は、公知の太陽電池付き電子時計と同様、透過性の文字板(不図示)の下面側に配置される。
太陽電池部11は、発電用太陽電池12と昇圧用太陽電池13とを備えており、発電用太陽電池12と昇圧用太陽電池13は、太陽電池部11の同一基板上に作成されている。
昇圧用太陽電池13は、昇圧回路部21の動作に必要な電圧を得ることを目的としている。昇圧回路部21自体の動作には大きな電流は不要であるので、昇圧用太陽電池13は、特に大きな面積を必要としない。一方、発電用太陽電池12は、電子時計1を駆動すると共に二次電池41に充電することを目的としているため、大きな電流が必要であり大きな発電面積を必要とする。
このため本実施形態では、 図2(a)に示すように、発電用太陽電池12と昇圧用太陽電池13が同一の太陽電池部11上に配置され、発電用太陽電池12の発電面積が、昇圧用太陽電池13の発電面積よりも大きくなるように、作成されている。
また、図2(b)に示すように、本実施形態では、昇圧用太陽電池13が中心の針穴14付近に配置されており、その周りに発電用太陽電池12が配置されている。
このため、本実施形態では発電用太陽電池12と昇圧用太陽電池13を太陽電池部11上で分割するための分割線15は中心の針穴14付近に配置される。
この分割線15において、発電用太陽電池12と昇圧用太陽電池13は直列接続されている。
図2(b)に示すように、分割線15を中心の針穴14付近に配置することで、時針等の針2により分割線15が隠れ、分割線15を目立たないようにすることができる。
なお、針2により昇圧用太陽電池13の一部が隠れ、その部分には光が当たらない。しかし、針2により昇圧用太陽電池13全体が隠れることは無いので、昇圧用太陽電池13の出力電圧V2が発生しないということは起こらない。
従来は時計駆動に必要な電圧を得るために多数の太陽電池を直列に接続する必要があったが、多数の太陽電池を同一の太陽電池部上に作成した場合、分割線が目立つため、文字板の美観を損ね、デザイン制約がかかる問題があった。
しかし、以上の本実施形態とすることで、中心針付近という目立たない箇所に分割線を配置することができるとともに、昇圧回路部21の動作に必要な高い電圧を得ることができ、さらに昇圧回路部21の動作によって時計システム部31が必要とする十分な電圧を得ることができるため、デザイン性を損なうことのない電子時計を提供することができる。
また、太陽電池を発電用と昇圧用とに役割を分けていることにより、分割線に面積をとられることなく、大面積で効率的に充電することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図3(a)および図3(b)を用いて説明する

本実施形態の時計システム構成は、前述の第1実施形態と同様なので、省略する。
図3(a)は本実施形態の太陽電池部11の全体を示す平面図であり、図3(b)は昇圧用太陽電池13周辺の拡大図である。
図3(a)に示すように、本実施形態では、昇圧用太陽電池13が小針(不図示)用の小ダイヤル161にある小針穴162付近に配置されており、その周りに発電用太陽電池12が配置されている。
このため、本実施形態では分割線15は小ダイヤル161付近に配置される。
(なお、分割線15は第1実施形態とは形状・位置が異なるが、実施例間の対応をわかりやすくするため、同じ符号15を用いている。以下の実施例も同様である。)
以上の本実施形態によって、文字板の小針周囲に配置される小ダイヤルのデザインによって目立たない箇所に分割線を配置することができ、第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上記小ダイヤル161は、太陽電池部11に直接印刷しても良いし、不図示の文字板に形成しても良い。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について、図4を用いて説明する。
本実施形態の時計システム構成は、前述の第1実施形態と同様なので、省略する。
図4は本実施形態の太陽電池部11の全体を示す平面図である。
図4に示すように、本実施形態では、昇圧用太陽電池13が日付や曜日等のカレンダー窓部172付近に配置されており、その周りに発電用太陽電池12が配置されている。
このため、本実施形態では分割線15はカレンダー窓部172付近に、すなわちカレンダー装飾部171下に配置される。
以上の本実施形態によって、文字板の日付や曜日等のカレンダー窓周囲に配置される装飾等によって目立たない箇所に分割線を配置することができ、第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上記カレンダー装飾部171は、太陽電池部11に直接印刷しても良いし、不図示の文字板に形成しても良い。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態の時計システム構成は、前述の第1実施形態と同様なので、省略する。
図5は本実施形態の太陽電池部11の全体を示す平面図である。
図5に示すように、本実施形態では、昇圧用太陽電池13が時字18周囲に配置されており、その周りに発電用太陽電池12が配置されている。
このため、本実施形態では分割線15は時字18付近に配置される。
図5では、12時、3時、6時、9時の時字18付近に昇圧用太陽電池13を配置しているが、特に位置は限定されず、また昇圧用太陽電池13の数も1つ以上あればよい。
複数設置する場合は、図1(a)で示すシステム構成を採用して、昇圧用太陽電池13同士を並列配置して電流量を増やしても良いし、図1(b)で示すシステム構成を採用し、直列接続して昇圧電圧V2を稼いでも良い。
以上の本実施形態によって、文字板上の時字18付近の目立たない箇所に分割線を配置することができ、第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上記時字18は、太陽電池部11に直接印刷しても良いし、不図示の文字板に形成しても良い。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態について、図6(a)、図6(b)、および図6(c)を用いて説明する。
本実施形態の時計システム構成は、前述の第1実施形態と同様なので、省略する。
図6(a)は本実施形態の太陽電池部11の全体を示す平面図である。図6(b)および図6(c)はディスク表示部191周辺の断面図である。
図6において、191はムーンフェイズ等の表示を行うディスク表示部であり、192は表示用ディスクである。
本実施形態では、図6(a)に示すように、太陽電池部11は発電用太陽電池12と昇圧用太陽電池13の2体に分かれており、昇圧用太陽電池13がムーンフェイズ等のディスク表示部191付近に配置されており、その周りに発電用太陽電池12が配置されている。
昇圧用太陽電池13とディスク表示部191は、例えば月の満ち欠けを表示するムーンフェイズとして機能する。
図6(b)に示すように、下から昇圧用太陽電池13、ムーンフェイズ等の表示用ディスク192、そして発電用太陽電池12の順に配置している。また、表示用ディスク192は、昇圧用太陽電池13が、昇圧電圧V2を出力するために必要な発電が出来る程度の光透過率を有するように構成されている。
具体的には、表示用ディスク192は、光透過性材料で構成される。もしくは、非透過性材料(金属など)で構成する場合は、光透過用の穴やメッシュが設けられる。
また、図6(c)に示すように、昇圧用太陽電池13と表示用ディスク192との間に、補助用ディスク193を配置してもよい。この補助用ディスク193は、昇圧用太陽電池13が直接見えることを防ぐためのディスクである。このため、前記よりも昇圧用太陽電池13が見えにくくなることで、外観が向上する。また、前記と同様に、昇圧用太陽電池13が昇圧するために必要な発電が出来るように、表示用ディスク192および補助用ディスク193はある程度の透過率を持つように構成される。
具体的には、表示用ディスク192同様、光透過性材料で構成される。もしくは、非透過性材料(金属など)で構成する場合は、光透過用の穴やメッシュが設けられる。
本実施形態では、発電用太陽電池12と昇圧用太陽電池13とが、同一の太陽電池部11に形成されておらず、分割線のない実施形態であるが、発電用太陽電池12と昇圧用太
陽電池13を同一の太陽電池部11として形成し、分割線15を目立たないディスク表示部191付近に配置してもよい。
以上の本実施形態によって、分割線を配置することがない、またはディスク表示部191付近の目立たない箇所に分割線を配置することができ、第1実施形態と同様の効果が得られる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態について、図7(a)および図7(b)を用いて説明する。
図7(a)は、丸型時計において本実施形態のリング状に巻きつけられた太陽電池部11の全体を示す平面図であり、図7(b)は、角型時計において本実施形態のリング状に巻きつけられた太陽電池部11の全体を示す平面図であり、図7(c)は本実施形態におけるシステム構成図である。
本実施形態は、リング状に巻きつけられた太陽電池部11を備えた電子時計1である。
本実施形態の時計システム構成は、図7(c)に示すように、太陽電池部の発電用太陽電池部12および昇圧用太陽電池13が各々複数個あり、各々並列接続になっているのみで、本質的には前述の第1実施形態と変わらないので、時計システム構成の説明は省略する。
本実施形態は、リング状の太陽電池部11を文字板(不図示)外周に垂直に配置する。
また、リング状の太陽電池部11は発電用太陽電池12と昇圧用太陽電池13を備え、発電用太陽電池12と昇圧用太陽電池13は同一の太陽電池部11上に作成されている。
このように太陽電池部11を配置した場合は、文字板に通常の金属製文字板が使用できるので、時計のデザイン性を向上させることが出来る。
しかし、このように配置した場合、装着時の時計の傾き具合により、外装ケースや着用者の衣服の影となり、光が当たりにくくなる箇所が発生する可能性がある。
従って、昇圧用太陽電池13は、どの角度でも光が当たるように、異なる2つ以上の箇所に配置されていることが好ましい。
図7(a)では、12時、3時、6時、9時の4箇所に昇圧用太陽電池13を配置しているが、位置に関しては特に限定しない。その個数も限定されず、2個以上あればよい。
但し、上記問題点を回避するために、昇圧用太陽電池13は、対角位置(12時−6時、3時−9時等)に配置すること好ましい。
また、図7(b)に示すように、昇圧用太陽電池13の配置位置の一例として、四角形状の時計に適用する場合は、昇圧用太陽電池13を角部に配置する。このようにすると、昇圧用太陽電池13付近の分割が目立たず、時計の見栄えが向上する。
図7(c)に示される発電用太陽電池12と昇圧用太陽電池13の接続形態は、最も電流が取り出せる接続例である。発電用太陽電池12については、多くの電流を取り出せた方がよいので図7(c)の形態が好ましい。対して、昇圧用太陽電池13の接続形態は、
昇圧回路部21に必要な電圧値V2と電流値を加味し、適宜変更可能である。図7(c)では、図1(a)で示すシステム構成を採用し昇圧回路部21へ供給する電流を稼いでいるが、図1(b)で示すシステム構成を採用して昇圧回路部21へ供給する電圧を稼いでも良い。図7(d)は、図1(b)の構成を採用したシステム構成図であり、発電用太陽電池12a,b,c,dは並列接続して昇圧入力部22に入力し、昇圧用太陽電池13a,b,c,dは直列接続して電源入力部23に入力する。これにより、昇圧回路部21の電源電圧を稼げるので、昇圧回路部21をより確実に動作させることが可能となる。
なお、各セル12a〜d、13a〜dの接続は太陽電池部11上で行っても良いし、不図示の時計回路上で行っても良い。もちろん、両者を適宜併用することも可能である。
上記の第6実施形態では、リング状の太陽電池部11を文字板外周に配置しているが、時計側面部に垂直に配置してもよい。その場合、りゅうずや先カンなどの外装部品付近に分割線を配置すれば、分割線を目立たなくすることができる。
以上の第6実施形態によって、文字板外周垂直部や、りゅうずや先カンなどの外装部品付近の目立たない箇所に、分割線を配置することができ、各実施形態と同様の効果が得られる。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態について、図8を用いて説明する。
本実施形態は、前記リング状太陽電池113とともに文字板下に面状太陽電池112を備える電子時計1である。
本実施形態の時計システム構成は、前述の第1実施形態と同様なので、省略する。
図8は本実施形態のリング状に巻きつけられた太陽電池部11の全体を示す平面図である。
本実施形態は、文字板外周に垂直に配置されたリング状太陽電池113を昇圧用太陽電池13として使用し、文字板下の面状太陽電池112を発電用太陽電池12として使用する。
リング状太陽電池113は昇圧用太陽電池13として使用するため、大電流を必要としない。つまり、面積も小さくてよく、分割線を必要としない単一セルでよい。
一方、面状太陽電池112は、発電用太陽電池12として使用するため、大面積が必要である。本実施形態は、リング状太陽電池113を昇圧用太陽電池13として使用しているため、面状太陽電池112は、分割線がない単一セルでよく、つまり大面積を効率的に発電用太陽電池12として使用することができる。
以上の本実施形態によって、昇圧用太陽電池13をリング状太陽電池113に、発電用太陽電池12を面状太陽電池112に、役割を分けていることにより、大面積で効率的に充電することができ、分割線を必要としないため、デザイン性を損なうことのない電子時計を提供することができる。
また、発電用太陽電池12、昇圧用太陽電池13とも大きな単一セルのため、外装ケースや着用者の衣服の影になって発電不能となることが無く、安心して使用できる。
[第8実施形態]
次に、本発明の第8実施形態について、図9を用いて説明する。
本実施形態は、一般的な単純形状の面状太陽電池ではなく、歪な形状の面状の太陽電池を備える電子時計1である。
本実施形態の時計システム構成は、前述の第1実施形態と同様なので、省略する。
図9は本実施形態の太陽電池部11の全体を示す平面図である。
歪な形状の面状太陽電池の例として、標準時刻情報が含まれた電波をアンテナによって受信する際、その妨害とならないように、面状太陽電池に切欠が形成されている場合、などがある(特許3925552号公報、図7参照)。
図9に示すように、本実施形態では、例えば標準時刻などの情報を受信するためのアンテナ20上に、その受信の妨害とならないように、アンテナ20の外形に沿って切欠50が形成されている面状太陽電池である。
本実施形態では、太陽電池部11の主面積部212を発電用太陽電池12として用い、切欠50を形成したために出来た、デットスペースの矮小部213を昇圧用太陽電池13として用いる。従来では、矮小部213は面積が小さいため、充電にほとんど寄与することが無かった部分であるが、本実施形態では昇圧用太陽電池13として有効に使用することが出来る。
なお、システム構成としては、図1(a)(b)の両方が適用可能である。
以上の本実施形態によって、分割線が少なく、かつ歪な形状の面状太陽電池にできたデッドスペースを、充電に有効に使用することができる。
1:時計
2:針
11:太陽電池部
12:発電用太陽電池
13:昇圧用太陽電池
14:針穴
15:分割線
161:小ダイヤル
162:小針穴
171:カレンダー装飾部
172:カレンダー窓部
18:時字
112:面状太陽電池
113:リング状太陽電池
191:ディスク表示部
192:表示用ディスク
193:補助用ディスク
20:アンテナ
212:太陽電池の主面積部
213:太陽電池の矮小部
21:昇圧回路部
22:昇圧入力
23:電源入力
24:昇圧出力
31:時計システム部
41:二次電池
50:切欠

Claims (11)

  1. 発電手段としての発電用太陽電池と、該発電用太陽電池の発電出力を昇圧する昇圧回路と、
    を有する太陽電池付電子時計において、
    該昇圧回路の電源としての昇圧用太陽電池を有する
    ことを特徴とする太陽電池付電子時計。
  2. 前記発電用太陽電池と前記昇圧用太陽電池が同一基板上の太陽電池内に作成され、
    前記発電用太陽電池の発電面積が、前記昇圧用太陽電池の発電面積より大きくなるように作成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池付電子時計。
  3. 文字板と、該文字板面に対し直立して該文字板外周に配置されるリング状太陽電池を有し、
    該リング状太陽電池内に、前記発電用太陽電池と前記昇圧用太陽電池が作成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の太陽電池付電子時計。
  4. 前記昇圧用太陽電池が、前記リング状太陽電池が時計に組み込まれた状態で、
    前記リング状太陽電池の12時、3時、6時、9時のいずれかの位置に配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載の太陽電池付電子時計。
  5. 時計の平面形状が角型形状に構成され、
    前記昇圧用太陽電池が、前記リング状太陽電池が時計に組み込まれた状態で、
    前記リング状太陽電池の時計の角部の位置に配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載の太陽電池付電子時計。
  6. 前記リング状太陽電池とともに、文字板下に面状太陽電池を有し、
    該面状太陽電池が前記発電用太陽電池であり、
    前記リング状太陽電池が前記昇圧用太陽電池である
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池付電子時計。
  7. 前記発電用太陽電池と前記昇圧用太陽電池が前記面状太陽電池に配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の太陽電池付電子時計。
  8. アンテナを有し、
    該アンテナと前記面状太陽電池が平面的に重ならないように構成され、
    該アンテナの近傍に前記昇圧用太陽電池が配置される
    ことを特徴とする請求項7に記載の太陽電池付電子時計。
  9. 指針と該指針を支持する指針軸を有し、
    該指針軸の周囲に、前記昇圧用太陽電池が配置される
    ことを特徴とする請求項7に記載の太陽電池付電子時計。
  10. 前記文字板下に配置される表示部材を有するとともに、
    前記文字板に該表示部材用の表示窓を有し、
    該表示窓の内部か周囲に、前記昇圧用太陽電池が配置される
    ことを特徴とする請求項7に記載の太陽電池付電子時計。
  11. 前記文字板に時字などの装飾体を有し、
    該装飾体の下面に、前記昇圧用太陽電池が配置される
    ことを特徴とする請求項7に記載の太陽電池付電子時計。
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