JP2013130235A - フィードバック機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】調節弁200に設けられた連結ピン22をフィードバックレバー23の長孔23aの一側壁(下側の側壁)23a1に圧接させるピン押圧用ばね26の可動部26cに固着標識部材27Aを取り付ける。固着標識部材27Aは、ピン押圧用バネ26の正常な取り付け状態において、フィードバックレバー23の背面に位置している。角度センサ4の回転軸が回転不能に陥いると、弁軸20の移動に伴う連結ピン22のピン押圧用バネ26の付勢力に抗する移動によって、ピン押圧用バネ26の可動部26bが押し上げられ、固着標識部材27Aがフィードバックレバー23の背面から露出する。これにより、角度センサ4の回転軸に固着が生じたことを知ることができる。
【選択図】 図1
Description
〔実施の形態1〕
図1は本発明に係るフィードバック機構の一実施の形態(実施の形態1)を用いたポジショナのブロック図である。同図において、100はポジショナ、200はこのポジショナ100によってその弁開度が制御される調節弁であり、ポジショナ100には調節弁200の実開度をフィードバックする機構として、本実施の形態のフィードバック機構300が設けられている。
この実施の形態1において、軸受用シリンダ42の内周面42aと回転軸41の外周面41aとの間に固着が生じていない場合、すなわち角度センサ4の回転軸41が回転可能な場合、ピン押圧用バネ26はその正常な取り付け状態を維持し、フィードバックレバー23の長孔23aの一側壁(下側の側壁)23a1に連結ピン22を圧接させ続ける。
これに対し、軸受用シリンダ42の内周面42aと回転軸41の外周面41aとの間に固着が生じると、すなわち角度センサ4の回転軸41が回転不能に陥ると、弁軸20の移動に伴う連結ピン22のピン押圧用バネ26の付勢力に抗する長孔23aの一側壁(下側の側壁)23a1と対向する反対側の他側壁(上側の側壁)23a2側への移動によって、ピン押圧用バネ26の可動部26cが押し上げられる(図5参照)。
実施の形態1では、固着標識部材27(27A)をピン押圧用バネ26の可動部26cに取り付けるようにしたが、実施の形態2では、図6に示すように、固着標識部材27(27B)をフィードバックレバー23に摺動可能に取り付けるようにする。なお、図6(a)はフィードバックレバー23における固着標識部材27Bの取付部を拡大して示す正面図、図6(b)は図6(a)にけるI−I線断面図である。
この実施の形態2において、角度センサ4の回転軸41が回転可能な場合、ピン押圧用バネ26はその正常な取り付け状態を維持し、フィードバックレバー23の長孔23aの一側壁(下側の側壁)23a1に連結ピン22を圧接させ続ける。
これに対し、角度センサ4の回転軸41が回転不能に陥ると、弁軸20の移動に伴う連結ピン22のピン押圧用バネ26の付勢力に抗する長孔23aの一側壁(下側の側壁)23a1と対向する反対側の他側壁(上側の側壁)23a2側への移動によって、ピン押圧用バネ26の可動部26cが押し上げられる(図7参照)。
実施の形態2では、固着標識部材27(27B)をフィードバックレバー23に摺動可能に取り付けるようにしたが、実施の形態3では、図8に示すように、固着標識部材27(27C)を連結ピン22に係合させて、フィードバックレバー23の壁面部に取り付けるようにする。なお、図8(a)はフィードバックレバー23における固着標識部材27Cの取付部を拡大して示す正面図、図8(b)は図8(a)にけるII−II線断面図である。
この実施の形態3において、角度センサ4の回転軸41が回転可能な場合、ピン押圧用バネ26はその正常な取り付け状態を維持し、フィードバックレバー23の長孔23aの一側壁(下側の側壁)23a1に連結ピン22を圧接させ続ける。
これに対し、角度センサ4の回転軸41が回転不能に陥ると、弁軸20の移動に伴う連結ピン22のピン押圧用バネ26の付勢力に抗する長孔23aの一側壁(下側の側壁)23a1と対向する反対側の他側壁(上側の側壁)23a2側への移動によって、ピン押圧用バネ26が押し上げられる(図9参照)。
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施の形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
Claims (4)
- 調節弁の作動軸に設けられた連結ピンが摺動自在に挿通される長孔を有し前記作動軸の上下動に応じて回動するフィードバックレバーと、このフィードバックレバーの回動に伴ってその回転軸が回転する角度センサと、前記フィードバックレバーに両端部を掛止されて装着され、前記連結ピンを前記長孔の長手方向に延びる一側壁に圧接させるピン押圧用ばねとを備えたフィードバック機構において、
前記角度センサの回転軸が回転可能のときには、前記フィードバックレバーの背面に隠された視認不能位置に部位し、前記角度センサの回転軸が回転不能に陥ったときには、前記調節弁の作動軸の移動に伴う前記連結ピンの前記ピン押圧用バネの付勢力に抗する前記フィードバックレバーの長孔の一側壁と対向する反対側の他側壁側への移動によって、前記フィードバックレバーの背面から露出した視認可能位置に部位して前記角度センサの回転軸の固着を知らせる固着標識部材を備える
ことを特徴とするフィードバック機構。 - 請求項1に記載されたフィードバック機構において、
前記固着標識部材は、
前記連結ピンの前記ピン押圧用バネの付勢力に抗する移動によって押し動かされる前記ピン押圧用バネの可動部に取り付けられ、
前記角度センサの回転軸が回転可能のときには、前記フィードバックレバーの背面に隠された視認不能位置に部位し、
前記角度センサの回転軸が回転不能に陥ったときには、前記調節弁の作動軸の移動に伴う前記連結ピンの前記ピン押圧用バネの付勢力に抗する移動によって押し動かされる前記ピン押圧用バネの可動部の動きによって、前記フィードバックレバーの背面から露出した視認可能位置に部位する
ことを特徴とするフィードバック機構。 - 請求項1に記載されたフィードバック機構において、
前記固着標識部材は、
前記フィードバックレバーに摺動可能に取り付けられ、
前記角度センサの回転軸の固着の発生を知らせる固着標識部と、この固着標識部と一体とされ前記フィードバックレバーを厚み方向に挟み付ける挟着部とを備え、
前記角度センサの回転軸が回転可能のときには、前記固着標識部が前記フィードバックレバーの背面に隠された視認不能位置に部位し、
前記角度センサの回転軸が回転不能に陥ったときには、前記調節弁の作動軸の移動に伴う前記連結ピンの前記ピン押圧用バネの付勢力に抗する移動によって押し動かされる前記ピン押圧用バネの可動部の動きによって、前記固着標識部が前記フィードバックレバーの背面から露出した視認可能位置に部位する
ことを特徴とするフィードバック機構。 - 請求項1に記載されたフィードバック機構において、
前記固着標識部材は、
前記角度センサの回転軸の固着の発生を知らせる固着標識部と、この固着標識部にループ状に連結するとともにそのループ内に前記連結ピンを挿入する空間部と前記連結ピンの外径よりもその対向間隔がやや小径とされた前記空間部に張り出した張出部とを有するループ状連結部とを備え、
前記角度センサの回転軸が回転可能のときには、前記連結ピンが前記ループ状連結部の空間部内の前記張出部と前記固着標識部により囲まれた空間に位置していることによって、前記固着標識部が前記フィードバックレバーの背面に隠された視認不能位置に部位し、
前記角度センサの回転軸が回転不能に陥ったときには、前記調節弁の作動軸の移動に伴う前記連結ピンの前記ピン押圧用バネの付勢力に抗する移動によって、前記連結ピンが前記ループ状連結部の空間部内の前記張出部と前記固着標識部とで囲まれた空間から前記張出部を乗り越えて反対側の空間に移動することによって、前記固着標識部が前記フィードバックレバーの背面から露出した視認可能位置に部位する
ことを特徴とするフィードバック機構。
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