JP2013123182A - データ伝送システム及び監視制御方法 - Google Patents

データ伝送システム及び監視制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ伝送を行う伝送装置を監視制御端末により監視するデータ伝送システム及び監視制御方法に関し、信頼性向上を図る。
【解決手段】伝送装置間を、データ伝送路により接続したデータ伝送システム及び監視制御方法であって、伝送装置は、データ伝送処理手段の監視制御を行う監視制御部11,21と、インバンド監視ポート18,28と、これらを含むインバンド監視経路と、監視制御端末31との間の監視ポート13,23を含むアウトバンド監視経路との閉塞及び解放の切替制御を行う経路変更制御部14,24と、監視制御部に対するインバンド監視経路とアウトバンド監視経路とを切替える制御処理手段とMACテーブルとを含む経路切替部(L2SW部12,22)を備え、経路変更制御部は、インバンド監視経路の正常性の確認が得られない時に、アウトバンド監視経路の監視ポートを開放制御し、MACテーブルを初期化制御する手段を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、伝送装置間でデータ伝送を行うと共に、データ伝送経路の正常性を監視する手段を備えたデータ伝送システム及び監視制御方法に関する。
伝送装置間で各種のデータを伝送するシステムは、伝送データ量等に対応して各種の伝送装置及び伝送方法が提案され、且つ実用化されている。このような伝送システムに於けるデータ伝送の信頼性向上の為に、伝送路断や伝送信号レベル低下等の異常を迅速に検出して、障害発生箇所の修復を図ることが必要である。例えば、図4は、従来例のデータ伝送システムの監視制御構成の要部を示すものであり、主信号の伝送処理構成は図示を省略している。同図に於いて、伝送装置A,Bは、光ファイバ中継回線101により接続され、図示を省略した多重化伝送手段を有し、且つ監視手段としての監視制御部110,111と、L2SW部120,121と、監視ポート130,131とを含み、監視ポート130,131と監視制御端末104とを、L2LAN103を介して接続し、監視制御端末104により、伝送装置A,Bとそれらの間のデータ伝送の正常性監視を行う構成が知られている。その場合、監視制御部110,111は、伝送装置A,Bの内部処理機能の正常性の監視制御と共に、光ファイバ伝送路101を介して伝送する主信号の受信レベルやエラーレート等についての監視制御も行い、監視検出情報を、L2LAN(レイヤ2ローカル・エリア・ネットワーク)103を介して監視制御端末104へ転送し、その監視制御端末104により、伝送装置A,Bとそれらの間のデータ伝送の正常性を監視する構成が一般的である。
又複数のL2SW(レイヤ2スイッチ装置)をリング状に接続してデータ伝送を行う構成に於いて、各L2SWは、MACアドレスと対応するポートの情報を格納するアドレス学習テーブルを備え、リンク障害発生検出時に、障害通知フレームを送信し、その障害発生個所を迂回する経路に切替える時、スパニング・ツリー・プロトコルを適用して、ループ状のデータ伝送経路が生じないように、データ伝送経路の切替えを行う手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−147172号公報
前述の図4に示す監視制御構成に於いて、監視制御端末104と伝送装置A,Bの監視ポート130,131との間の現用経路に障害が発生しても、他の経路を予備経路として形成可能とすることにより、監視機能の信頼性向上を図ることが要望されている。しかし、従来例の例えば、図4に示す構成に於いて、監視制御端末104と、伝送装置A,Bの監視ポート130,131とをL2LAN103を介して接続した従来の構成に於いて、一点鎖線で示すようなループ状の経路が監視ポート130,131間に形成されて、監視情報のブロードキャストストーム発生の状態となる場合がある。そのような状態が発生すると、監視制御端末104と伝送装置A,Bとの間の監視経路は、所望の機能を発揮することが不可能となり、監視制御端末104による伝送装置A,B及びそれらの間の伝送状態の監視が不可能となる問題がある。
又前述の図4と同一符号により同一名称部分を示す図5に於いて、監視制御端末104と、伝送装置A,Bの監視ポート130,131との間を接続するL2LAN103を、複数のL2SW(レイヤ2スイッチ装置)によって構成することができるものであり、各L2SWが、例えば、前記特許文献1に示されているような同一のスパニング・ツリー・プロトコルをサポートしている場合は、伝送装置Aの監視ポート130と伝送装置Bの監視ポート131との間に、図4に示すようなループ状伝送径路を構成しないように制御することが可能であって、現用、予備的な監視経路を構成することも可能となる。しかし、システム運用継続中に、L2LAN103を構成するL2SWの交換、増設等が行われる可能性があり、その場合に、交換、増設したL2SWが、既設のL2SWと同一のプロトコルをサポートしている保証がなく、異なるプロトコルをサポートしている場合、ループ状伝送径路を構成する可能性が高くなり、長期間に亘る信頼性の高い監視システムを維持することができなくなる問題がある。
本発明は、前述の問題点を解決することを目的とし、信頼性の高い監視システムを備えたデータ伝送システム及び監視制御方法を提供するものである。
本発明のデータ伝送システムは、伝送装置間で相互にデータ伝送路を介してデータ伝送可能に接続したデータ伝送システムであって、前記伝送装置は、データ伝送処理手段の監視制御を行う監視制御部と、該監視制御部による制御に従って前記伝送装置相互間で監視情報の転送を行うインバンド監視ポートと、該インバンド監視ポートを含むインバンド監視経路と監視制御端末との間の監視情報の転送を行うアウトバンド監視ポートを含むアウトバンド監視経路とのそれぞれの閉塞及び解放の切替制御を行う経路変更制御部と、該経路変更制御部により前記監視制御部に対する前記インバンド監視経路と前記アウトバンド監視経路とを切替える制御処理手段とMACテーブルとを含む経路切替部とを備え、前記経路変更制御部は、前記インバンド監視経路の正常性の確認が得られない時に、前記アウトバンド監視ポートを開放制御し、且つ前記MACテーブルを初期化制御する手段を備えている。
又前記経路変更制御部は、前記インバンド監視経路の正常性の確認が得られない時に、該インバンド監視経路のインバンド監視ポートを閉塞し、且つ前記アウトバンド監視経路を解放制御して、該アウトバンド監視経路のアウトバンド監視ポートと前記監視制御端末との間の監視情報の転送経路を形成し、且つ前記MACテーブルを初期化制御する手段を備えている。
又前記経路変更制御部は、前記アウトバンド監視経路の正常性を確認し、正常性の確認が得られない時に、該アウトバンド監視経路のアウトバンド監視ポートを閉塞し、且つインバンド監視ポートを開放制御すると共に、前記MACテーブルを初期化制御する手段を備えている。
又前記経路変更制御部は、前記アウトバンド監視経路の正常性の確認が得られない状態から復旧して正常性の確認が得られた時に、開放していた前記インバンド監視ポートを閉塞し、且つ前記MACテーブルを初期化制御する手段を備えている。
又本発明の監視制御方法は、伝送装置相互間でデータ伝送を行うシステムの監視制御を行う監視制御方法であって、データ伝送路を介して相互間を接続した前記伝送装置は、監視制御部と、該監視制御部による制御に従って前記伝送装置相互間で監視情報の転送を行うインバンド監視ポートと、該インバンド監視ポートを含むインバンド監視経路と監視制御端末との間の監視情報の転送を行うアウトバンド監視ポートを含むアウトバンド監視経路とのそれぞれの閉塞及び解放の切替制御を行う経路変更制御部と、該経路変更制御部により前記監視制御部に対する前記インバンド監視経路と前記アウトバンド監視経路とを切替える制御処理手段とMACテーブルとを含む経路切替部とを備え、前記経路変更制御部により、前記インバンド監視経路の正常性の確認が得られない時に、前記アウトバンド監視ポートを開放制御すると共に、前記MACテーブルを初期化し、前記監視制御端末と前記アウトバンド監視ポートとを制御して、該監視制御端末により前記アウトバンド監視経路による監視を行う制御過程と、前記インバンド監視経路の正常性の確認が得られた時に、前記MACテーブルを初期化し、且つ前記解放制御した前記アウトバンド監視経路を閉塞して、前記インバンド監視経路による監視制御を行う制御過程とを含むものである。
又本発明の監視制御方法は、伝送装置相互間でデータ伝送を行うシステムの監視制御を行う監視制御方法であって、データ伝送路を介して相互間を接続した前記伝送装置は、監視制御部と、該監視制御部による制御に従って前記伝送装置相互間で監視情報の転送を行うインバンド監視ポートと、該インバンド監視ポートを含むインバンド監視経路と監視制御端末との間の監視情報の転送を行うアウトバンド監視ポートを含むアウトバンド監視経路とのそれぞれの閉塞及び解放の切替制御を行う経路変更制御部と、該経路変更制御部により前記監視制御部に対する前記インバンド監視経路と前記アウトバンド監視経路とを切替える制御処理手段とMACテーブルとを含む経路切替部とを備え、前記経路変更制御部により、前記アウトバンド監視経路の正常性を確認し、正常性の確認が得られない時に、該アウトバンド監視経路のアウトバンド監視ポートを閉塞し、且つインバンド監視ポートを開放制御すると共に、前記MACテーブルを初期化制御する制御過程と、前記経路変更制御部による前記アウトバンド監視経路の正常性の確認が得られない状態から復旧して正常性の確認が得られた時に、開放していた前記インバンド監視ポートを閉塞し、且つ前記MACテーブルを初期化する制御過程とを含むものである。
伝送装置間を伝送路により接続してデータ伝送を行うシステムに於いて、監視制御端末と、各伝送装置とをL2LAN等を介して接続して監視制御を行う場合に、一方の伝送装置は、アウトバンド監視経路により監視制御端末との間で監視制御情報を転送し、他方の伝送装置は、インバンド監視経路と前記アウトバンド監視経路とを介した監視経路により監視制御情報の転送を行うように制御処理するから、L2LAN等を介して監視制御端末との間を接続しても、ブロードストームの発生の問題はなく、且つインバンド監視経路とアウトバンド監視経路との選択切替えの制御手段も含むことにより、監視制御情報の伝送経路の障害発生によっても、正常な伝送経路に切替えることができるから、システムの監視の信頼性を向上することができる。
本発明の実施例1の要部説明図である。 本発明の実施例1のシステム構成の説明図である。 本発明の実施例1のフローチャートである。 従来例のデータ伝送システムの監視制御構成の要部説明図である。 従来例の監視経路に於ける問題点の説明図である。
本発明のデータ伝送システムは、図2を参照すると、伝送装置#1,#2間で相互にデータ伝送路を介してデータ伝送可能に接続したデータ伝送システムであって、前記伝送装置#1,#2は、データ伝送処理手段の監視制御を行う監視制御部11,21と、該監視制御部11,21による制御に従って前記伝送装置#1,#2相互間で監視情報の転送を行うインバンド監視ポート18,28と、このインバンド監視ポート18,28を含むインバンド監視経路と監視制御端末31との間の監視情報の転送を行うアウトバンド監視ポート(監視ポート13,23)を含むアウトバンド監視経路とのそれぞれの閉塞及び解放の切替制御を行う経路変更制御部14,24と、この経路変更制御部14,24により、監視制御部11,21に対するインバンド監視経路とアウトバンド監視経路とを切替える制御処理手段とMACテーブルとを含む経路切替部(L2SW部12,22)とを備え、経路変更制御部14,24は、インバンド監視経路の正常性の確認が得られない時に、アウトバンド監視ポート(監視ポート13,23)を開放制御し、且つ図示を省略したMACテーブルを初期化制御する手段を備えている。
本発明の監視制御方法は、図2を参照すると、伝送装置#1,#2相互間でデータ伝送を行うシステムの監視制御を行う監視制御方法であって、データ伝送路を介して相互間を接続した伝送装置#1、#2は、監視制御部11,21と、この監視制御部11,21による制御に従って、伝送装置#1,#2相互間で監視情報の転送を行うインバンド監視ポート18,28と、このインバンド監視ポート18,28を含むインバンド監視経路と監視制御端末31との間の監視情報の転送を行うアウトバンド監視ポート(監視ポート13,23)を含むアウトバンド監視経路とのそれぞれの閉塞及び解放の切替制御を行う経路変更制御部14,24と、この経路変更制御部14,24により、前記監視制御部11,21に対する前記インバンド監視経路と前記アウトバンド監視経路とを切替える制御処理手段とMACテーブルとを含む経路切替部(L2SW部12,22)とを備え、前記経路変更制御部14,24により、前記アウトバンド監視経路の正常性を確認し、正常性の確認が得られない時に、該アウトバンド監視経路のアウトバンド監視ポートを閉塞し、且つインバンド監視ポートを開放制御すると共に、前記MACテーブルを初期化制御する制御過程と、前記経路変更制御部14,24によるアウトバンド監視経路の正常性の確認が得られない状態から復旧して正常性の確認が得られた時に、開放していた前記インバンド監視ポートを閉塞し、且つ前記MACテーブルを初期化する制御課程とを含むものである。
図1は、本発明の実施例1の要部説明図であり、CWDMシステムに適用した伝送装置の監視制御に関する要部の構成のみを示し、1は監視制御部、2はL2SW部(経路切替部)、3は監視ポート(アウトバンド監視ポート)、4は経路変更制御部、5はアウトバンドポート制御部、6はインバンド回線確認部、7はインバンドポート制御部、8はインバンド監視ポート、9は多重分離部、10は図示を省略した他の伝送装置との間で光多重化信号を伝送する光ファイバ中継回線を示す。なお、監視ポート3に接続する監視制御端末及びL2LAN等は図示を省略し、且つ多重分離部9を介して光ファイバ中継回線10により光波長多重化信号の送受信処理を行う構成についても図示を省略しているが、多重化伝送構成としては、既に知られている各種の構成を適用可能である。又L2SW部2は、監視情報の転送制御を行う為のMACテーブル等を備えており、経路変更制御部4から初期化等の制御が行われる。
伝送装置の監視制御部1は、経路変更制御部4を介して、アウトバンドポート制御部5、L2SW部2、インバンド回線確認部6及びインバンドポート制御部7を制御し、L2SW部2とアウトバンドポート制御部5と監視ポート3とを介したアウトバンド経路による監視情報の伝送又はL2SW部2とインバンド回線確認部6とインバンドポート制御部7とインバンド監視ポート8と多重分離部9とを介してインバンド経路による対向接続伝送装置(図示せず)との間の監視情報の伝送制御を行う構成及び制御機能を備え、経路変更制御部4を介してアウトバンドポート制御部5及びインバンドポート制御部7を制御して、図示を省略した監視制御端末に対する監視情報の伝送経路の選択切替制御を可能とする。又L2SW部2は、図示を省略したMACテーブルを含み、このMACテーブルは、システム立上げ時に、一旦経路変更制御部4により初期化され、その後、監視ポート3又はインバンド監視ポート8のポート番号とMACアドレスとを対応付けて記録され、又アウトバンドとインバンドとの切替えを行った時は、システム立上げ時と同様に、経路変更制御部4により一旦初期化され、その後の監視情報をアウトバンド経路により転送するか、インバンド経路で転送するかに対応したポート番号とMACアドレスとを対応つけて記録することになる。従って、このMACテーブルは、MACアドレステーブルと称される場合もある。
図2は、本発明の実施例1のシステム構成の説明図であり、#1,#2は伝送装置、11,21は監視制御部、12,22はL2SW部(経路切替部)、13,23は監視ポート(アウトバンド監視ポート)、14,24は経路変更制御部、15,25はアウトバンドポート制御部、16,26はインバンド回線確認部、17,27はインバンドポート制御部、18,28はインバンド監視ポート、19,29は多重分離部、20は光ファイバ中継回線、30はL2LAN、31は監視制御端末を示し、図1と同様に、監視制御構成についての主要部のみを示し、主信号の伝送制御構成は図示を省略している。
伝送装置#1,#2間は、多重分離部19,29間を光ファイバ中継回線20により接続し、複数の主信号と監視情報とを光波長多重化信号によって相互間で伝送可能の構成を有するもので、主信号の多重化及び多重分離の構成を含む送受信機能については図示を省略している。又監視制御端末31は、L2LAN30に接続し、又伝送装置#1、#2の監視ポート13,23は、L2LAN30に接続するものであるが、データ伝送システムの立上げ時の初期状態に於いては、監視ポート13,23の何れか一方を接続しない状態或は接続しても何れか一方のポートを閉塞状態に設定する。このように設定した初期状態に於いては、L2LAN30が図5に示すような複数のL2SWによって構成されていても、監視ポート13,23間にはループ状経路は形成されないことになる。
又伝送装置#1、#2のインバンド回線確認部16,26間で、回線疎通確認フレームの送受信を、インバンドポート制御部17,27とインバンド監視ポート18,28と多重分離部19,29と光ファイバ中継回線20とを介した経路により行って、双方向の伝送経路の正常性確認を行う。この場合、既に知られている伝送径路確認手段を適用することが可能であり、例えば、OAM(ITU−T勧告Y.1731)のCCフレームを用いることができる。この場合、インバンド回線の使用が不可能の状態であると、インバンド回線確認部16,26では、前述のCCフレーム不達又はRDI(Remote Defect Indication)警報の受信により、インバンド回線使用不能を検出することができる。このインバンド回線の使用不能を検出すると、経路変更制御部14,24へインバンド回線使用不能を通知する。このインバンド回線使用不能通知を受けた経路変更制御部14,24は、前述の閉塞状態に設定した監視ポートを解放状態に制御し、経路変更制御部14,24は、L2SW部12,22のMACテーブルの初期化を指示する。このような制御処理により、例えば、監視制御端末31と、L2LAN30を介して伝送装置#1の監視ポート13とを接続し、伝送装置#2の監視ポート23を閉塞状態に設定し、伝送装置#1、#2間をインバンド回線により接続して、伝送装置#2の状態情報を、伝送装置#1を介して監視制御端末31へ転送可能の構成を実現することができる。従って、監視制御端末31は、伝送装置#2の状態情報を、インバンド回線により伝送装置#1を介して収集可能とし、監視制御端末31に対するL2LAN30内のループ状伝送径路の発生を回避して、システム監視の安定化を図ることができる。
図3は、本発明の実施例1のフローチャートであり、システム立上時の初期設定状態からアウトバンドポード制御部の閉塞状態とインバンドボード制御部の閉塞状態との何れかに移行させる制御処理について示すもので、伝送装置の初期設定(c10)として、インバンド監視の状態に設定されているか否かを判定し(c11)、インバンド監視状態に設定されていると判定した場合、アウトバンドポート制御部は閉塞状態(c12)であることを前提として、インバンド側の回線確認部間疎通チェックを行う(c13)。即ち、図2を参照すると、伝送装置#1、#2のインバンド回線確認部16,26間で、回線疎通確認フレームの送受信を、インバンドポート制御部17,27とインバンド監視ポート18,28と多重分離部19,29と光ファイバ中継回線20とを介した経路により行って、インバンド側の正常性確認を行う。そして、正常の場合は、アウトバンドポート閉塞状態を継続させる。又インバンド側の正常性を確認できない場合は、経路変更制御部14,24からアウトバンドポート制御部15,25にポート開放指示を行い、且つL2SW部12,22にMACテーブル初期化の指示を行う(c14)。
そして、アウトバンドポート制御部15,25は、監視ポート13,23の開放と、L2SW部12,22のMACテーブルの初期化とについての制御を行う(c15)。即ち、転送経路の変更に対応する為に送信先アドレス等の更新を図る。次に、回線確認部間疎通チェック、即ち、インバンド回線確認部16,26間で、インバンド監視ポート18,28と光ファイバ中継回線20とを介したインバンド回線の疎通チェックを行う(c16)。この疎通チェックの結果、疎通していないと判定すると、ステップ(c15)へ移行し、疎通していると判定すると、ステップ(c17)へ移行する。
このステップ(c17)に於いては、経路変更制御部14,24からアウトバンドポート制御部15,25に対してポート閉塞指示と、L2SW部12,22に対してMACテーブルの初期化指示とを行う。それによって、アウトバンドポート制御部は閉塞状態に制御されると共に、L2SW部のMACテーブルの初期化が行われ(c18)、運用状態に移行する。この運用状態に於いては、例えば、光ファイバ中継回線20を介して対向接続された伝送装置#1,#2間のデータ伝送を行うシステム構成に於いて、監視制御端末31により、一方の伝送装置#1は、L2LAN30を介して監視制御が行われ、他方の伝送装置#2は、光ファイバ中継回線20と伝送装置#1のインバンド回線経路と、アウトバンド回線経路と、L2LAN30とを介した経路によって監視制御が行われる。従って、監視制御端末31を接続したL2LAN30に於けるループ状経路による問題を回避することができる。
又図3に於けるステップ(c11)に於いて、初期状態がインバンド監視ではない判定の場合は、ステップ(c22)に移行して、ステップ(c23)〜(c28)に従った制御処理を行うもので、インバンド監視ではない初期設定と判定した場合に於いては、伝送装置#1、#2のインバンドポート制御部17,27は閉塞状態(c22)である。そして、アウトバンド側の回線確認部間疎通チェックを行って(c23)、アウトバンド側の疎通確認が得られた場合は正常であって、インバンドボード制御部17,27は閉塞状態を継続することになる。又アウトバンド側の疎通確認が得られない場合、経路変更制御部14,24は、アウトバンドポート制御部15,25にポート解放指示、L2SW部12,22にMACテーブル初期化を指示し(c24)、インバンドポート制御部17,27開放と、L2SW部12,22のMACテーブル初期化とを実行する(c25)。
そして、アウトバンド側の疎通チェック(c26)を行い、疎通確認が得られない場合は、ステップ(c25)に於ける制御状態を維持し、疎通確認が得られると、経路変更制御部からアウトバンドポート制御部に対してポート閉塞指示、L2SW部に対してMACテーブル初期化指示を行う(c27)。そして、アウトバンドポート制御部は閉塞状態に制御されると共に、L2SW部のMACテーブルの初期化が行われ(c28)、運用状態に移行する。そして、アウトバンド側とインバンド側との疎通チェックをシステム運用中にも所定の期間間隔で行うことにより、インバンド監視状態とアウトバンド監視状態との選択切替制御によって、システムの監視処理の信頼性を維持することができる。
#1,#2 伝送装置
1,11,21 監視制御部
2,12,22 L2SW部
3,13,23 監視ポート
4,14,24 経路変更制御部
5,15,25 アウトバンドポート制御部
6,16,26 インバンド回線確認部
7,17,27 インバンドポート制御部
8,18,28 インバンド監視ポート
9,19,29 多重分離部
10,20 光ファイバ中継回線
30 L2LAN
31 監視制御端末

Claims (6)

  1. 伝送装置間で相互にデータ伝送路を介してデータ伝送可能に接続したデータ伝送システムに於いて、
    前記伝送装置は、データ伝送処理手段の監視制御を行う監視制御部と、該監視制御部による制御に従って前記伝送装置相互間で監視情報の転送を行うインバンド監視ポートと、該インバンド監視ポートを含むインバンド監視経路と監視制御端末との間の監視情報の転送を行うアウトバンド監視ポートを含むアウトバンド監視経路とのそれぞれの閉塞及び解放の切替制御を行う経路変更制御部と、該経路変更制御部により前記監視制御部に対する前記インバンド監視経路と前記アウトバンド監視経路とを切替える制御処理手段とMACテーブルとを含む経路切替部とを備え、
    前記経路変更制御部は、前記インバンド監視経路の正常性の確認が得られない時に、前記アウトバンド監視ポートを開放制御し、且つ前記MACテーブルを初期化制御する手段を備えた
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 前記経路変更制御部は、前記インバンド監視経路の正常性の確認が得られない時に、該インバンド監視経路のインバンド監視ポートを閉塞し、且つ前記アウトバンド監視経路を解放制御して、該アウトバンド監視経路のアウトバンド監視ポートと前記監視制御端末との間の監視情報の転送経路を形成し、且つ前記MACテーブルを初期化制御する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送システム。
  3. 前記経路変更制御部は、前記アウトバンド監視経路の正常性を確認し、正常性の確認が得られない時に、該アウトバンド監視経路のアウトバンド監視ポートを閉塞し、且つインバンド監視ポートを開放制御すると共に、前記MACテーブルを初期化制御する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送システム。
  4. 前記経路変更制御部は、前記アウトバンド監視経路の正常性の確認が得られない状態から復旧して正常性の確認が得られた時に、開放していた前記インバンド監視ポートを閉塞し、且つ前記MACテーブルを初期化制御する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送システム。
  5. 伝送装置相互間でデータ伝送を行うシステムの監視制御を行う監視制御方法に於いて、
    データ伝送路を介して相互間を接続した前記伝送装置は、監視制御部と、該監視制御部による制御に従って前記伝送装置相互間で監視情報の転送を行うインバンド監視ポートと、該インバンド監視ポートを含むインバンド監視経路と監視制御端末との間の監視情報の転送を行うアウトバンド監視ポートを含むアウトバンド監視経路とのそれぞれの閉塞及び解放の切替制御を行う経路変更制御部と、該経路変更制御部により前記監視制御部に対する前記インバンド監視経路と前記アウトバンド監視経路とを切替える制御処理手段とMACテーブルとを含む経路切替部とを備え、
    前記経路変更制御部により、前記インバンド監視経路の正常性の確認が得られない時に、前記アウトバンド監視ポートを開放制御すると共に、前記MACテーブルを初期化し、前記監視制御端末と前記アウトバンド監視ポートとを制御して、該監視制御端末により前記アウトバンド監視経路による監視を行う制御過程と、
    前記インバンド監視経路の正常性の確認が得られた時に、前記MACテーブルを初期化し、且つ前記解放制御した前記アウトバンド監視経路を閉塞して、前記インバンド監視経路による監視制御を行う制御過程とを含む
    ことを特徴とする監視制御方法。
  6. 伝送装置相互間でデータ伝送を行うシステムの監視制御を行う監視制御方法に於いて、
    データ伝送路を介して相互間を接続した前記伝送装置は、監視制御部と、該監視制御部による制御に従って前記伝送装置相互間で監視情報の転送を行うインバンド監視ポートと、該インバンド監視ポートを含むインバンド監視経路と監視制御端末との間の監視情報の転送を行うアウトバンド監視ポートを含むアウトバンド監視経路とのそれぞれの閉塞及び解放の切替制御を行う経路変更制御部と、該経路変更制御部により前記監視制御部に対する前記インバンド監視経路と前記アウトバンド監視経路とを切替える制御処理手段とMACテーブルとを含む経路切替部とを備え、
    前記経路変更制御部により、前記アウトバンド監視経路の正常性を確認し、正常性の確認が得られない時に、該アウトバンド監視経路のアウトバンド監視ポートを閉塞し、且つインバンド監視ポートを開放制御すると共に、前記MACテーブルを初期化制御する制御過程と、
    前記経路変更制御部による前記アウトバンド監視経路の正常性の確認が得られない状態から復旧して正常性の確認が得られた時に、開放していた前記インバンド監視ポートを閉塞し、且つ前記MACテーブルを初期化する制御過程とを含む
    ことを特徴とする監視制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002344409A (ja) * 2001-05-15 2002-11-29 Nec Corp 遠隔管理機能付き多重信号伝送システム

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