JP2013120729A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電素子の冷却効率や昇温効率を向上させる。
【解決手段】蓄電装置は所定方向に並んで配置された複数の蓄電素子を有する。各蓄電素子は、倦回体と、正極プレートと、負極プレートと、枠体とを有する。倦回体では、正極素子および負極素子がセパレータを挟んで巻かれている。正極プレート(又は負極プレート)は、正極素子(又は負極素子)の端部と電気的に接続されており、所定方向と直交する面を有する。枠体は、倦回体の外縁に沿って配置されており、枠体には正極プレートおよび負極プレートが固定される。正極プレートおよび負極プレートは、所定方向において倦回体を挟む位置に配置されている。一方の蓄電素子の正極プレートは、他方の蓄電素子の負極プレートと接触している。枠体は、正極素子および負極素子の端部に対して、巻き軸方向で隣り合う位置において、倦回体の温度調節に用いられる熱交換媒体が移動する通路を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電装置の温度を調整する技術に関する。
近年、地球環境を意識した車両として、車両走行用の電動モータを搭載した電気自動車やハイブリッド自動車などが注目され、実用化されている。電動モータは、充放電可能な複数の単電池を有する組電池から出力される電力により駆動する。
またリチウムイオン電池やニッケル水素電池といった二次電池は、低温環境では電池本来のエネルギを出力することができず、一方高温環境では電池寿命が短くなるため、所定の温度範囲内で使用することが望ましい。
公知技術として、セパレータを挟んで正極および負極を配置した電極群と、電極群を浸潤する電解液とを収容したケースと、ケースを保持する樹脂製の保持部材とを備え、ケースと保持部材とをインサート成形により一体に形成すると共に、保持部材の周部にケースを冷却する冷却風を供給するための吸気ダクトと、ケースとの熱交換により昇温した冷却風を排出するための排気ダクトを形成した蓄電デバイスが開示されている(例えば特許文献1)。
特開2011−100680号公報
例えば、コイン電池のように、電池両面の金属板をケース且つ電極板とする場合、電池同士の正極、負極の腹面をそれぞれ接触させて電気的に接続する必要がある。よって、特許文献1のように、電池同士の腹面に隙間を設けるのは困難となり、放熱面積で有利な冷却ができない。
本願発明は、蓄電素子の冷却効率や昇温効率を向上させることができる蓄電装置を提供することを目的とする。
本願発明に係る蓄電装置は、所定方向に並んで配置された複数の蓄電素子を有する蓄電装置である。各蓄電素子は、倦回体と、正極プレートと、負極プレートと、枠体とを有する。倦回体では、正極素子および負極素子がセパレータを挟んで巻かれている。正極プレートは、倦回体の巻き軸方向における一端に位置する正極素子の端部と電気的に接続されており、所定方向と直交する面を有する。負極プレートは、倦回体の巻き軸方向における他端に位置する負極素子の端部と電気的に接続されており、所定方向と直交する面を有する。枠体は、所定方向と直交する面内において、倦回体の外縁に沿って配置されており、枠体には、正極プレートおよび負極プレートが固定される。
正極プレートおよび負極プレートは、所定方向において倦回体を挟む位置に配置されている。所定方向で隣り合う2つの蓄電素子のうち、一方の蓄電素子の正極プレートは、他方の蓄電素子の負極プレートと接触している。枠体は、正極素子および負極素子の端部に対して、巻き軸方向で隣り合う位置において、倦回体の温度調節に用いられる熱交換媒体が移動する通路を有する。
倦回体では、巻き軸方向に延びる熱伝播経路において、熱抵抗が低くなりやすい。倦回体の巻き軸方向における両端部には、正極素子および負極素子の端部が位置しており、本発明では、この端部に対して、巻き軸方向で隣り合う位置に、熱交換媒体が移動する通路を設けている。これにより、熱抵抗が低くなりやすい熱伝播経路を用いて、熱交換媒体および倦回体の間の熱交換を効率良く行うことができる。すなわち、熱交換媒体を用いて、倦回体の温度調節を効率良く行うことができる。
第1実施形態の単電池を示す図である。 図1のA−A断面を示す図である。 図1のC−C断面を示す図である。 図2の破線領域Bを拡大した図である。 第1実施形態の単電池によって構成される組電池を示す図である。 図5のD−D断面を示す図である。 熱の伝播経路を示す図である。 第2実施形態の単電池を示す図である。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の単電池1(蓄電素子)の構成を示す図であり、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のC−C断面図である。また図4は、図2で示す領域Bの拡大図である。単電池1として、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることができる。また、X軸、Y軸およびZ軸は、互いに直交する軸であり、以降の説明や図面において、X軸、Y軸、Z軸の各軸は一致している。
単電池1は、単電池1の外郭壁を形成する枠体10と、枠体10に固定された発電要素20とを有する。枠体10の素材は、例えば樹脂などの絶縁材料であり、枠体10は、発電要素20を組み込むための開口部を有している。言い換えれば、枠体10は、X−Z平面において、発電要素20の外縁に沿った形状に形成されている。発電要素20は、充放電可能な最小単位の要素であり、倦回体21、負極プレート23、正極プレート24を有する。
発電要素20は、負極プレート23、正極プレート24が単電池1の外部に露出するように枠体10の開口部に収容され、倦回体21は、負極プレート23、正極プレート24、および枠体10に取り囲まれる(図2、図3参照)。負極プレート23および正極プレート24のそれぞれは、X−Z平面に沿って配置される平面部を有する。
倦回体21は、正極素子、負極素子、およびセパレータを有しており、正極素子および負極素子の間にセパレータを配置した積層体を図1の矢印AR4の方向に巻くことにより、倦回体21が構成される。すなわち、X方向に延びる軸に対して、正極素子、負極素子およびセパレータの積層体を巻くことにより、倦回体21が構成される。
倦回体21の正極素子は、領域R1、領域R3を有する集電板と、当該集電板の表面であって、領域R3に形成される正極活物質層とで構成される。単電池1として、リチウムイオン二次電池を用いるとき、例えば、正極素子の集電板の素材として、アルミニウムを用いることができる。正極活物質層は、正極用の活物質、導電剤、バインダーなどを含んでいる。正極素子の領域R1は正極素子の集電板のみが露出した領域となり、領域R1は正極素子の集電板だけが巻かれる状態となる。この正極素子の集電板だけが巻かれた部位が正極端部21Aとなり(図2、図4参照)、正極端部21Aと正極プレート24とが接触して、これらが単電池1の正極端子として機能する。
正極プレート24および正極端部21Aは、例えば、溶接によって接続することができ、正極プレート24は、正極端部21Aと電気的に接続されている。正極プレート24は、倦回体21の領域R3とも接触しているが、領域R3には、セパレータが配置されているため、正極プレート24は、倦回体21の領域R3とは電気的に接続されていない。
一方、倦回体21の負極素子は、領域R3、領域R2を有する集電板と、当該集電板の表面であって、領域R3に形成される負極活物質層とで構成される。単電池1としてリチウムイオン二次電池を用いるとき、例えば、負極素子の集電板の素材として、銅を用いることができる。負極活物質層は、負極用の活物質、導電剤、バインダーなどを含んでいる。負極素子の領域R2は負極素子の集電板のみが露出した領域となり、領域R2は負極素子の集電板だけが巻かれる状態となる。この負極素子の集電板だけが巻かれた部位が負極端部21Bとなり(図2参照)、負極端部21Bと負極プレート23とが接触して、これらが単電池1の負極端子として機能する。
負極プレート23および負極端部21Bは、例えば、溶接によって接続することができ、負極プレート23は、負極端部21Bと電気的に接続されている。負極プレート23は、倦回体21の領域R3とも接触しているが、領域R3には、セパレータが配置されているため、負極プレート23は、倦回体21の領域R3とは電気的に接続されていない。
倦回体21のセパレータは、上記正極素子と負極素子との間、且つ領域R3に配置され、電解液を含ませることで極性媒体となる。図1に示す領域R3は、セパレータ、正極活物質層および負極活物質層が重なっている反応領域であり、単電池1の充放電を行うときに、領域R3に配置されるセパレータの電解液を介して、イオンの移動が行われる。
正極プレート24と負極プレート23は、単電池1の電極端子となるとともに、枠体10に固定されることで、枠体10とともに単電池1の外面を構成する。単電池1としてリチウムイオン二次電池を用いるとき、例えば、正極プレート24の素材をアルミニウムとし、負極プレート23の素材を銅とすることができる。すなわち、正極プレート24の素材として、正極素子の集電板と同一の素材を用いることができる。また、負極プレート23の素材として、負極素子の集電板と同一の素材を用いることができる。
また正極プレート24と負極プレート23とが接触するのを抑止するため、正極プレート24と負極プレート23の間には、絶縁性の接着シール12が設けられる(図2、図3、図4参照)。接着シール12は、発電要素20の外縁に沿って、言い換えれば、枠体10に沿って配置されている。
枠体10には、通風路11が形成されている。具体的には、通風路11は、枠体10のうち、Z方向に延びる領域に形成されている。通風路11は、X軸方向において、正極端部21A、負極端部21Bよりも単電池1の外面側に位置している。通風路11では、図1、図2、図4の太矢印に示す向き、すなわちY軸と平行となるように熱交換媒体が移動する。本実施形態では、熱交換媒体を空気等の気体とするが、態様は限定されず、液体であってもよい。
単電池1が充放電などによって発熱しているときには、冷却用の熱交換媒体を通風路11に流すことにより、冷却用の熱交換媒体および単電池1の間で熱交換を行わせ、単電池1の温度上昇を抑制することができる。単電池1が過度に冷却されているときには、加温用の熱交換媒体を通風路11に流すことにより、加温用の熱交換媒体および単電池1の間で熱交換を行わせ、単電池1の温度低下を抑制することができる。冷却用又は加温用の熱交換媒体を用いることにより、単電池1の温度を調節することができ、単電池1の温度を所望の温度範囲内に維持することができる。通風路11が形成される位置に関する技術的意義については後述する。
図5は、複数の単電池1を一方向(Y軸方向)に並べることで構成される電池パックを示す図であり、図6は、図5のD−D断面を示す図である。電池パック100(蓄電装置)は、例えば、車両に搭載することができる。電池パック100から出力された電気エネルギをモータ・ジェネレータによって運動エネルギに変換すれば、この運動エネルギを用いて車両を走行させることができる。また、車両の制動時に発生する運動エネルギをモータ・ジェネレータによって電気エネルギに変換すれば、この電気エネルギを電池パック100に蓄えることができる。
電池パック100は、複数の単電池1をY軸方向に配列した構成となっており、Y軸方向で隣り合う2つの単電池1に関して、一方の単電池1の正極プレート24と、他方の単電池1の負極プレート23とが接触している。一方の単電池1の正極プレート24と、他方の単電池1の負極プレート23とは、Y軸方向において向かい合っている。これにより電池パック100は、複数の単電池1を直列に接続した構成となる。直列に接続される単電池1の数は、電池パック100に要求される出力に応じて適宜変更可能である。
Y軸方向における電池パック100の両端には、一対のエンドプレート2が配置されている。エンドプレート2は、例えば、樹脂などの絶縁材料で形成することができる。一対のエンドプレート2には、Y軸方向に延びる拘束バンド(不図示)の両端が固定されている。一対のエンドプレート2に拘束バンドを固定すれば、一対のエンドプレート2によって挟まれる複数の単電池1に対して、拘束力を与えることができる。拘束力は、Y軸方向において、複数の単電池1を挟む力である。
エンドプレート2には、外部(例えば車室)の空気を単電池1の通風路11に導く通風路2Bが形成されている。またエンドプレート2には、リレーや、電流センサ、電圧センサ等の各種センサを有する制御計測ユニット2Aが取り付けられている。制御計測ユニット2Aは、エンドプレート2のうち、単電池1と接触する面とは反対側の面に取り付けられている。本実施形態では、制御計測ユニット2Aを電池パック100(エンドプレート2)に固定しているが、電池パック100から離れた位置に設置されていてもよい。
次に、通風路11の位置に関する技術的意義について、図7を参照して説明する。図7(A)は単電池1の斜視図であり、図7(B)は図7(A)のA−A断面図、図7(C)は図7(A)のC−C断面図である。尚、以下の例は単電池1の冷却についての説明であるが、単電池1の昇温、加温についても同様である。
倦回体21の巻き軸方向であるX軸方向と、倦回体21の厚み方向であるY軸方向とでは熱伝導率が異なる。倦回体21の中心部から倦回体21の最外面までの熱伝導率は、Y軸方向における熱伝播経路よりも、X軸方向における熱伝播経路のほうが高くなる。
倦回体21の中心部とは、倦回体21の積層方向における中心であって、倦回体21の巻き軸方向(X軸方向)における倦回体21の中心である。倦回体21の最外面とは、倦回体21のうち、最も外側に位置する面である。倦回体21の中心部では、発電要素20の充放電によって最も温度が高くなりやすい。したがって、倦回体21の内部における熱伝導を考慮するときには、倦回体21の中心部から、倦回体21の最外面までの熱伝導率を考慮することができる。
Y軸方向における熱伝播経路では、セパレータを介して熱が伝播されるため、熱が伝播されにくくなる。ここで、セパレータは、正極素子の集電板や負極素子の集電板よりも熱伝導率が低い材料で形成されているため、セパレータでは、正極素子や負極素子と比べて、熱が伝播し難くなる。一方、X軸方向における熱伝播経路では、正極素子の集電板や負極素子の集電板を介して熱が伝播されるため、熱が伝播されやすくなる。
倦回体21には、Z軸方向における熱伝播経路も存在するが、Z軸方向における熱伝播経路では、Y軸方向における熱伝播経路と同様に、セパレータを介して熱が伝播される。また、Z軸方向における熱伝播経路では、倦回体21の間に隙間(空気層)が発生することもあり、この空気層によって、熱が伝播し難くなる。このため、倦回体21の中心部から最外面までの熱伝導率に関して、X軸方向における熱伝播経路は、Z軸方向における熱伝播経路よりも高くなる。
倦回体21にて充放電時に発せられた熱はX軸方向へ熱伝播しやすいため、倦回体21の中心部での熱は、正極端部21A、負極端部21Bまで容易に熱伝播される(図7の矢印AR1参照)。一方、倦回体21の中心部から、倦回体21と正極プレート24、負極プレート23が電気的に接続されていない箇所(図7(C)の一点鎖線円で示す端部)までの熱伝播経路は、X軸方向へ伝播された熱が正極プレート24、負極プレート23を介して伝播してくる経路(図7の矢印AR2)、または、倦回体21の最外面まで伝播された熱が正極プレート24、負極プレート23を介して伝播してくる経路(図7の矢印AR3)となる。
矢印AR1の熱伝播経路では、倦回体21の中心部で発生した熱が、正極素子(主に、集電板)や負極素子(主に、集電板)を介して、正極端部21A又は負極端部21Bに伝播する。矢印AR2の熱伝播経路では、倦回体21の中心部で発生した熱が、正極端部21A又は負極端部21Bまで移動した後に、正極プレート24又は負極プレート23を介して、図7(C)の一点鎖線円で示す端部まで伝播する。したがって、矢印AR2の熱伝播経路では、矢印AR1の熱伝播経路と比べて、熱が正極プレート24又は負極プレート23を移動する分だけ、熱抵抗が高くなる。
矢印AR3の熱伝播経路では、倦回体21の中心部で発生した熱が、セパレータを介して倦回体21の積層方向に移動した後に、正極プレート24又は負極プレート23を介して、図7(C)の一点鎖線円で示す端部まで伝播する。したがって、矢印AR3の熱伝播経路では、矢印AR1の熱伝播経路と比べて、セパレータでの熱抵抗や、正極プレート24又は負極プレート23の熱抵抗の分だけ、熱抵抗が高くなる。
上述した熱伝播経路の熱抵抗を比較すると、下記式(1)の関係がある。
(AR1の熱伝播経路)<(AR2、AR3の熱伝播経路) ・・・(1)
上述した説明では、倦回体21の中心部から倦回体21の外面に熱が伝播する経路について説明したが、倦回体21の外面から倦回体21の中心部に熱が伝播する経路についても、熱抵抗の関係は同様となる。
本実施形態では、矢印AR1の熱伝播経路に通風路11を設けているため、熱抵抗が最も小さい熱伝播経路を用いて、発電要素20の温度を調節することができ、温度調節を効率良く行うことができる。
熱抵抗(K/W)は、ある物体から1Wの熱量を放出するために必要な温度差と定義される。よって、冷却環境と発熱量が同一であれば熱抵抗が高いほど電池温度は高くなる。
ゆえに、本実施形態のように、X軸方向における単電池1の両端に通風路11を設ける方が単電池1の温度は調節しやすくなる。
本実施形態では、X軸方向における単電池1の両端に通風路11を設けているが、X軸方向における単電池1の一端だけに通風路11を設けることもできる。
第1実施形態では、通風路11を用いることにより、Y軸方向に熱交換媒体を流しているが、これに限るものではなく、例えば、Z軸方向に熱交換媒体を流すこともできる。この場合には、Z軸方向に熱交換媒体が流れるように、通風路11の形状を適宜変更すればよい。この場合であっても、通風路11を設ける位置は、本実施形態で説明した位置とする必要がある。上記説明の通り、少なくとも倦回体21のX軸方向の端(正極端部21A、負極端部21Bの少なくとも一方)と熱交換媒体との間で効率良く熱交換が行われるように、熱交換媒体の流路が形成されていればよい。
(第2実施形態)
第2実施形態の単電池を図8に示す。図8(A)は、第2実施形態の単電池1Aの斜視図、図8(B)は図8(A)のA−A断面図、図8(C)は図8(A)のC−C断面図である。
単電池1Aの枠体10Aは、図8(A)、図8(C)に示すように、第1実施形態の枠体10に対して、正極端部21A、負極端部21Bの形成されない側にも通風路11Aを追加した構成であり、発電要素20を囲む4つの領域に熱交換媒体の流路を有する構成である。具体的には、X軸方向に関して、発電要素20を挟む枠体10Aの領域に通風路11が形成されているとともに、Z軸方向に関して、発電要素20を挟む枠体10Aの領域に通風路11Aが形成されている。第1実施形態と比べて、通風路11Aを増やすことにより、発電要素20および熱交換媒体の間で熱交換が行われる領域を増やすことができ、発電要素20の温度調節性能を向上させることができる。尚、この通風路11Aを設けたこと以外は、第1実施形態と同様である。
複数の単電池1Aを直列接続させて、エンドプレートや拘束バンドを用いて、複数の単電池1Aに拘束力を加えることで、第1実施形態と同様に組電池100を構成することができる。
第2実施形態では、発電要素20を囲む4つの領域に通風路11,11Aを設けているが、第1実施形態で説明した2つの通風路11に加えて、第2実施形態で説明した2つの通風路11Aの一方だけを設けることもできる。
巻き軸方向は、本実施形態ではX軸方向に相当し、第1端部、第2端部は、正極端部21A、負極端部21Bに相当する。また第1プレート、第2プレートは、本実施形態では正極プレート24、負極プレート23に相当し、外周縁枠体は、枠体10、10Aに相当する。
以上詳説したように、本実施形態によって、簡素な構成で組電池の温度を効率よく調整することができる。
1、1A 単電池 2 エンドプレート 2A 制御計測ユニット
2B 通風路 10、10A 枠体 11、11A 通風路
12 接着シール 20 電池要素 21 倦回体 21A 正極端部
21B 負極端部 23 負極プレート 24 正極プレート
100 組電池

Claims (1)

  1. 所定方向に並んで配置された複数の蓄電素子を有する蓄電装置であって、
    前記各蓄電素子は、
    正極素子および負極素子がセパレータを挟んで巻かれた倦回体と、
    前記倦回体の巻き軸方向における一端に位置する前記正極素子の端部と電気的に接続され、前記所定方向と直交する面を有する正極プレートと、
    前記倦回体の巻き軸方向における他端に位置する前記負極素子の端部と電気的に接続され、前記所定方向と直交する面を有する負極プレートと、
    前記所定方向と直交する面内において、前記倦回体の外縁に沿って配置され、前記正極プレートおよび前記負極プレートが固定される枠体と、を有し、
    前記正極プレートおよび前記負極プレートは、前記所定方向において前記倦回体を挟む位置に配置されているとともに、前記所定方向で隣り合う2つの前記蓄電素子のうち、一方の前記蓄電素子の前記正極プレートは、他方の前記蓄電素子の前記負極プレートと接触しており、
    前記枠体は、前記正極素子および前記負極素子の前記端部に対して、前記巻き軸方向で隣り合う位置において、前記倦回体の温度調節に用いられる熱交換媒体が移動する通路を有することを特徴とする蓄電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018139199A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 日産自動車株式会社 電池モジュール、及び電池システム

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