JP2013119037A - 胸郭アクセスアセンブリ - Google Patents
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Abstract
【課題】外科手術用アクセスアセンブリを提供すること。
【解決手段】組織の外部表面に隣接して配置するために構成された近位枠部材であって、該近位枠部材を通る近位開口部を規定し、そして収縮状態から拡張状態まで選択的に拡張可能であり、そして互いに係合するように構成された上構成要素および下構成要素を備える、近位枠部材;組織の内部表面に隣接して配置するために構成された遠位枠部材であって、該遠位枠部材を通る遠位開口部を規定する、遠位枠部材;ならびに該近位枠部材と該遠位枠部材との間に延びる膜であって、該膜は、該遠位枠部材に結合された遠位端、および該近位枠部材の該上構成要素と該下構成要素との間に配置するために構成された近位端を有し、該近位枠部材の該上構成要素と該下構成要素との互いの係合は、該膜を該上構成要素と該下構成要素との間に固定する、膜を備える、患者の腔にアクセスするための外科手術用アクセスアセンブリ。
【選択図】なし
【解決手段】組織の外部表面に隣接して配置するために構成された近位枠部材であって、該近位枠部材を通る近位開口部を規定し、そして収縮状態から拡張状態まで選択的に拡張可能であり、そして互いに係合するように構成された上構成要素および下構成要素を備える、近位枠部材;組織の内部表面に隣接して配置するために構成された遠位枠部材であって、該遠位枠部材を通る遠位開口部を規定する、遠位枠部材;ならびに該近位枠部材と該遠位枠部材との間に延びる膜であって、該膜は、該遠位枠部材に結合された遠位端、および該近位枠部材の該上構成要素と該下構成要素との間に配置するために構成された近位端を有し、該近位枠部材の該上構成要素と該下構成要素との互いの係合は、該膜を該上構成要素と該下構成要素との間に固定する、膜を備える、患者の腔にアクセスするための外科手術用アクセスアセンブリ。
【選択図】なし
Description
(関連出願の引用)
本願は、2011年12月7日に出願された米国仮特許出願番号61/567,871の利益および優先権を主張する。この米国仮特許出願の全内容は、本明細書中に参考として援用される。
本願は、2011年12月7日に出願された米国仮特許出願番号61/567,871の利益および優先権を主張する。この米国仮特許出願の全内容は、本明細書中に参考として援用される。
(背景)
(1.技術分野)
本開示は一般に、外科手術手順を実施するためのデバイスおよび技術に関する。より特定すると、本開示は、最小侵襲性外科手術手順中に、内部作業部位への1つ以上の外科手術器具でのアクセスを容易にするため、および/または内部作業部位からの組織の取り出しのために使用するための、外科手術デバイスに関する。
(1.技術分野)
本開示は一般に、外科手術手順を実施するためのデバイスおよび技術に関する。より特定すると、本開示は、最小侵襲性外科手術手順中に、内部作業部位への1つ以上の外科手術器具でのアクセスを容易にするため、および/または内部作業部位からの組織の取り出しのために使用するための、外科手術デバイスに関する。
(2.関連技術の背景)
外傷および回復時間を減少させる努力において、多くの外科手術手順は、皮膚の小さい開口部(例えば、切開または自然の身体のオリフィス)を通して行われる。例えば、これらの手順としては、腹腔鏡手順(これは一般に、患者の腹の範囲内で行われる)、および胸郭手順(これは一般に、患者の胸腔内で行われる)が挙げられる。本開示全体にわたって、用語「最小侵襲性」は、任意の全てのこのような関連する手順を包含すると理解されるべきである。
外傷および回復時間を減少させる努力において、多くの外科手術手順は、皮膚の小さい開口部(例えば、切開または自然の身体のオリフィス)を通して行われる。例えば、これらの手順としては、腹腔鏡手順(これは一般に、患者の腹の範囲内で行われる)、および胸郭手順(これは一般に、患者の胸腔内で行われる)が挙げられる。本開示全体にわたって、用語「最小侵襲性」は、任意の全てのこのような関連する手順を包含すると理解されるべきである。
このような最小侵襲性外科手術手順中に使用するための、特殊な外科手術器具が開発されている。これらの外科手術器具は代表的に、操作可能な構造体(例えば、把持具、クリップアプライア、標本回収バッグなど)が遠位端に位置する、細長シャフトを備える。
最小侵襲性手順中に、アクセスデバイスが、患者の組織の開口部(予め存在するか、または医師により作製されるかのいずれか)内に配置されて、このデバイスを通って延びる通路を規定し、この通路を通して、上記外科手術器具のうちの1つ以上が挿入される。例えば、最小侵襲性胸郭手順中に、アクセスアセンブリは一般に、患者の隣接する肋骨間に位置する空間(肋間隙として公知)に挿入される。
最小侵襲性胸郭手順中の可視化、特定の外科手術器具の導入、および/または組織標本の取り出しを容易にするために、肋間隙を規定する肋骨に隣接する組織を広げるかまたは後退させることが望ましくあり得る。従って、これらの手順中に、アクセスアセンブリを通して挿入された器具の操作中に加えられる力にこのアクセスアセンブリが耐えることを可能にするために、このアクセスアセンブリのしっかりした信頼性のある配置が望ましい。しかし、手順中の患者の外傷、回復中の不快さ、および全体的な回復時間を減少させることは、依然として重大な問題である。従って、手術後の患者の疼痛を最小にし、一方で組織の非外傷性後退を可能にし、内部作業部位へのアクセスを最大にし、そして内部作業部位からの組織標本の取り出しを容易にする、アクセスデバイスが必要とされている。
本発明は、例えば、以下を提供する:
(項目1)
患者の腔にアクセスするための外科手術用アクセスアセンブリであって、
組織の外部表面に隣接して配置するために構成された近位枠部材であって、該近位枠部材は、該近位枠部材を通る近位開口部を規定し、そして収縮状態から拡張状態まで選択的に拡張可能であり、該収縮状態において、該近位枠部材の該近位開口部は、第一の長さを規定し、そして該拡張状態において、該近位枠部材の該近位開口部は、該第一の長さより大きい第二の長さを規定し、該近位枠部材は、上構成要素および下構成要素を備え、該上構成要素および該下構成要素は、互いに係合するように構成されている、近位枠部材;
組織の内部表面に隣接して配置するために構成された遠位枠部材であって、該遠位枠部材は、該遠位枠部材を通る遠位開口部を規定する、遠位枠部材;ならびに
該近位枠部材と該遠位枠部材との間に延びる膜であって、該膜は、該遠位枠部材に結合された遠位端、および該近位枠部材の該上構成要素と該下構成要素との間に配置するために構成された近位端を有し、該近位枠部材の該上構成要素と該下構成要素との互いの係合は、該膜を該上構成要素と該下構成要素との間に固定する、膜
を備える、外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目2)
前記近位枠部材の前記上構成要素および前記下構成要素は、スナップばめの関係で互いに係合するように構成されている、上記項目に記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目3)
前記上構成要素および前記下構成要素のうちの一方は、突出部を規定し、そして該上構成要素および該下構成要素のうちの他方は、開口部分を規定し、該突出部は、該開口部分に受容されて、該上構成要素と該下構成要素とを互いにスナップばめの関係で係合させるように構成されている、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目4)
前記膜の一部分が、前記突出部と前記開口部分との間に配置され、その結果、該突出部の該開口部分内でのスナップばめ係合の際に、該膜は、前記近位枠部材の前記上構成要素と前記下構成要素との間に固定される、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目5)
前記近位枠部材が、第一の枠部分および第二の枠部分を備え、該第一の枠部分および該第二の枠部分の各々が、該近位枠部材の前記上構成要素および前記下構成要素の各々の一部分から形成されている、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目6)
前記第一の枠部分および前記第二の枠部分のうちの少なくとも一方が、他方に対して移動可能であることにより、前記近位枠部材の、前記収縮状態と前記拡張状態との間での移行を可能にする、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目7)
前記近位枠部材の前記上構成要素および前記下構成要素が、互いに解放可能に係合可能である、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目8)
前記膜が、第一の材料の部分および第二の材料の部分を規定する、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目9)
前記第一の部分が前記膜の内層を形成し、そして前記第二の部分が該膜の外層を形成する、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目10)
前記内層が、前記遠位枠部材に取り付けられる遠位端および前記近位枠部材に取り付けられる近位端を規定し、そして前記外層が、該遠位枠部材に取り付けられる遠位端および該近位枠部材から間隔を空ける近位端を規定する、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目11)
前記外層の長さが前記内層の長さより小さい、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目12)
前記外層の前記近位端が、前記内層の中間部分に取り付けられる、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目13)
前記第一の部分が、前記近位枠部材に取り付けられる前記膜の上部を形成し、そして前記第二の部分が、前記遠位枠部材に取り付けられる該膜の下部を形成し、該上部および該下部が互いに取り付けられている、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目14)
前記第一の部分および前記第二の部分が同じ材料からなる、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目15)
前記第一の部分および前記第二の部分が異なる材料からなる、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目1)
患者の腔にアクセスするための外科手術用アクセスアセンブリであって、
組織の外部表面に隣接して配置するために構成された近位枠部材であって、該近位枠部材は、該近位枠部材を通る近位開口部を規定し、そして収縮状態から拡張状態まで選択的に拡張可能であり、該収縮状態において、該近位枠部材の該近位開口部は、第一の長さを規定し、そして該拡張状態において、該近位枠部材の該近位開口部は、該第一の長さより大きい第二の長さを規定し、該近位枠部材は、上構成要素および下構成要素を備え、該上構成要素および該下構成要素は、互いに係合するように構成されている、近位枠部材;
組織の内部表面に隣接して配置するために構成された遠位枠部材であって、該遠位枠部材は、該遠位枠部材を通る遠位開口部を規定する、遠位枠部材;ならびに
該近位枠部材と該遠位枠部材との間に延びる膜であって、該膜は、該遠位枠部材に結合された遠位端、および該近位枠部材の該上構成要素と該下構成要素との間に配置するために構成された近位端を有し、該近位枠部材の該上構成要素と該下構成要素との互いの係合は、該膜を該上構成要素と該下構成要素との間に固定する、膜
を備える、外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目2)
前記近位枠部材の前記上構成要素および前記下構成要素は、スナップばめの関係で互いに係合するように構成されている、上記項目に記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目3)
前記上構成要素および前記下構成要素のうちの一方は、突出部を規定し、そして該上構成要素および該下構成要素のうちの他方は、開口部分を規定し、該突出部は、該開口部分に受容されて、該上構成要素と該下構成要素とを互いにスナップばめの関係で係合させるように構成されている、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目4)
前記膜の一部分が、前記突出部と前記開口部分との間に配置され、その結果、該突出部の該開口部分内でのスナップばめ係合の際に、該膜は、前記近位枠部材の前記上構成要素と前記下構成要素との間に固定される、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目5)
前記近位枠部材が、第一の枠部分および第二の枠部分を備え、該第一の枠部分および該第二の枠部分の各々が、該近位枠部材の前記上構成要素および前記下構成要素の各々の一部分から形成されている、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目6)
前記第一の枠部分および前記第二の枠部分のうちの少なくとも一方が、他方に対して移動可能であることにより、前記近位枠部材の、前記収縮状態と前記拡張状態との間での移行を可能にする、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目7)
前記近位枠部材の前記上構成要素および前記下構成要素が、互いに解放可能に係合可能である、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目8)
前記膜が、第一の材料の部分および第二の材料の部分を規定する、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目9)
前記第一の部分が前記膜の内層を形成し、そして前記第二の部分が該膜の外層を形成する、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目10)
前記内層が、前記遠位枠部材に取り付けられる遠位端および前記近位枠部材に取り付けられる近位端を規定し、そして前記外層が、該遠位枠部材に取り付けられる遠位端および該近位枠部材から間隔を空ける近位端を規定する、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目11)
前記外層の長さが前記内層の長さより小さい、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目12)
前記外層の前記近位端が、前記内層の中間部分に取り付けられる、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目13)
前記第一の部分が、前記近位枠部材に取り付けられる前記膜の上部を形成し、そして前記第二の部分が、前記遠位枠部材に取り付けられる該膜の下部を形成し、該上部および該下部が互いに取り付けられている、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目14)
前記第一の部分および前記第二の部分が同じ材料からなる、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(項目15)
前記第一の部分および前記第二の部分が異なる材料からなる、上記項目のうちのいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
(摘要)
患者の腔にアクセスするための外科手術用アクセスアセンブリは、近位枠部材、遠位枠部材、およびこの近位枠部材とこの遠位枠部材との間の膜を備える。この近位枠部材は、組織の外部表面に隣接して配置可能であり、そしてこの近位枠部材を通して規定された開口部を拡張させるために、収縮状態と拡張状態との間で移動可能な第一の枠部分および第二の枠部分を有する。この膜は、近位枠部材の少なくとも一部分の周りに配置されるループをその近位端に規定し、そして遠位枠部材にその遠位端で係合する。この膜は、この近位枠部材の収縮状態と拡張状態との間での移行の際に、つぶれた状態と広がった状態との間で移行可能である。
患者の腔にアクセスするための外科手術用アクセスアセンブリは、近位枠部材、遠位枠部材、およびこの近位枠部材とこの遠位枠部材との間の膜を備える。この近位枠部材は、組織の外部表面に隣接して配置可能であり、そしてこの近位枠部材を通して規定された開口部を拡張させるために、収縮状態と拡張状態との間で移動可能な第一の枠部分および第二の枠部分を有する。この膜は、近位枠部材の少なくとも一部分の周りに配置されるループをその近位端に規定し、そして遠位枠部材にその遠位端で係合する。この膜は、この近位枠部材の収縮状態と拡張状態との間での移行の際に、つぶれた状態と広がった状態との間で移行可能である。
(要旨)
本開示の1つの実施形態に従って、患者の腔にアクセスするための外科手術用アクセスアセンブリが提供される。このアクセスアセンブリは一般に、近位枠部材、遠位枠部材、および膜を備える。この近位枠部材は、組織の外部表面に隣接して配置するために構成され、そしてこの近位枠部材を通る近位開口部を規定する。この近位枠部材は、第一の枠部分および第二の枠部分を備える。これらの枠部材のうちの一方(または両方)は、互いに対して、収縮状態と拡張状態との間で移動可能である。この収縮状態において、この近位枠部材を通して規定される近位開口部は、第一の長さを規定する。この拡張状態において、この近位枠部材を通して規定される近位開口部は、第一の長さより大きい第二の長さを規定する。この遠位枠部材は、組織の開口部を通しての挿入、および組織の内部表面に隣接しての配置のために構成される。この遠位枠部材は、この遠位枠部材を通って延びる遠位開口部を規定する。この膜は、この近位枠部材とこの遠位枠部材との間に延びる。この膜は、ループを規定し、このループは、その近位端においてこの近位枠部材の一部分(または全体)の周りに配置され、そしてその遠位端においてこの遠位枠部材に係合する。この膜は、この近位枠部材の、収縮状態と拡張状態との間での移行の際に、つぶれた状態または折り畳まれた状態と、広がった状態との間で移行可能である。
本開示の1つの実施形態に従って、患者の腔にアクセスするための外科手術用アクセスアセンブリが提供される。このアクセスアセンブリは一般に、近位枠部材、遠位枠部材、および膜を備える。この近位枠部材は、組織の外部表面に隣接して配置するために構成され、そしてこの近位枠部材を通る近位開口部を規定する。この近位枠部材は、第一の枠部分および第二の枠部分を備える。これらの枠部材のうちの一方(または両方)は、互いに対して、収縮状態と拡張状態との間で移動可能である。この収縮状態において、この近位枠部材を通して規定される近位開口部は、第一の長さを規定する。この拡張状態において、この近位枠部材を通して規定される近位開口部は、第一の長さより大きい第二の長さを規定する。この遠位枠部材は、組織の開口部を通しての挿入、および組織の内部表面に隣接しての配置のために構成される。この遠位枠部材は、この遠位枠部材を通って延びる遠位開口部を規定する。この膜は、この近位枠部材とこの遠位枠部材との間に延びる。この膜は、ループを規定し、このループは、その近位端においてこの近位枠部材の一部分(または全体)の周りに配置され、そしてその遠位端においてこの遠位枠部材に係合する。この膜は、この近位枠部材の、収縮状態と拡張状態との間での移行の際に、つぶれた状態または折り畳まれた状態と、広がった状態との間で移行可能である。
1つの実施形態において、この近位枠部材の第一の枠部分は、その自由端から延びる1対のスリーブ部分を備え、そしてこの近位枠部材の第二の枠部分は、その自由端から延びる1対の延長部を備える。これらの延長部は、近位枠部材の収縮状態と拡張状態との間での移行を可能にするために、これらのスリーブ部分内でスライド可能に配置可能である。さらに、これらの延長部は、このスリーブ内に摩擦係合し得る。
別の実施形態において、これらのスリーブ部分および/またはこれらの延長部は、テーパ状の構成を規定し、その結果、この近位枠部材が拡張状態に向かって移動するにつれて、このスリーブとこの延長部との間の摩擦係合が強度を増す。
別の実施形態において、この近位枠部材の第一の枠部分および/または第二の枠部分は、膜の収縮状態と拡張状態との間を通して、手動で操作可能である。
本開示の別の局面において、外科手術用アクセスアセンブリが提供され、この外科手術用アクセスアセンブリは、近位枠、遠位枠、および膜を備える。この近位枠部材は、この近位枠部材を通る近位開口部を規定し、そして組織の外部表面に隣接して配置するために構成され、一方で、この遠位枠部材は、この遠位枠部材を通る遠位開口部を規定し、そして組織の内部表面に隣接して配置するために構成される。この近位枠部材は、収縮状態と拡張状態との間で選択的に移行可能である。さらに、この近位枠部材は、上構成要素および下構成要素を備える。この膜は、近位枠部材と遠位枠部材との間に延びる。この膜は、その遠位端で遠位枠部材に結合され、そして近位端を備える。この近位端は、上構成要素と下構成要素との互いの係合の際に、近位枠部材の上構成要素と下構成要素との間での配置および固定のために構成される。
1つの実施形態において、この近位枠部材の上構成要素および下構成要素は、互いとのスナップばめ係合のために構成されるが、他の構成も想定される。さらに、この近位枠部材の上構成要素および下構成要素は、互いに解放可能に係合するように構成され得る。具体的には、これらの構成要素のうちの一方は、突出部を備え得、一方で、他方の構成要素は、開口部分を備える。この突出部は、この膜の一部分を間に挟んでこの開口部分と係合するために構成されて、この上構成要素およびこの下構成要素を互いに係合させ、そしてこの膜をこの上構成要素とこの下構成要素との間に固定する。
別の実施形態において、この近位枠部材は、第一の枠部分および第二の枠部分を備える。この第一の枠部分およびこの第二の枠部分の各々は、この近位枠部材の上構成要素および下構成要素の各々の一部分から形成される。このような実施形態において、第一の枠部分および/または第二の枠部分は、互いに対して移動可能であり、この近位枠部材の収縮状態と拡張状態との間での移行を可能にし得る。
本開示の別の局面に従って、患者の腔にアクセスするための外科手術用アクセスアセンブリが提供され、この外科手術用アクセスアセンブリは、近位枠部材を備え、この近位枠部材は、組織の外部表面に隣接して配置するために構成され、そしてこの近位枠部材を通る近位開口部を規定し、そして収縮状態から拡張状態まで選択的に拡張可能である。この収縮状態において、この近位枠部材の近位開口部は第一の長さを規定し、そしてこの拡張状態において、この近位枠部材の近位開口部は、第一の長さより大きい第二の長さを規定する。遠位枠部材が、組織の内部表面に隣接して配置するために構成され、この遠位枠部材は、この遠位枠部材を通る遠位開口部を規定する。膜が、この近位枠部材とこの遠位枠部材との間に延び、この膜は、第一の部分および第二の部分を有する。この第一の部分は、この第二の部分より堅い。
1つの実施形態において、この第一の部分および第二の部分は、この膜の内層および外層としてそれぞれ構成される。あるいは、この第一の部分およびこの第二の部分は、この膜の上部および下部として構成され得る。この第一の部分およびこの第二の部分は、類似の材料から形成されても異なる材料から形成されてもよく、そして/または異なる厚さを規定してもよい。あるいは、この第一の部分およびこの第二の部分のうちの一方または両方は、この近位枠部材とこの遠位枠部材との両方に結合されてもよく、または第一の部分および第二の部分のうちの一方のみが、両方の枠部材に結合されてもよい。
本開示の種々の例示的な実施形態が、図面を参照しながら本明細書中以下に記載される。
(実施形態の詳細な説明)
本開示のアクセスアセンブリ、およびその使用方法の種々の実施形態が、図面を参照しながらここで詳細に記載される。図面において、同様の参照番号は、類似の要素または同一の要素を識別する。図面および以下の説明において、当該分野において慣習的かつ通常であるように、用語「近位」とは、アクセスアセンブリまたはその構成要素の、適切な使用中に医師に近い方の端部をいうと理解されるべきであり、一方で、用語「遠位」とは、医師から遠い方の端部をいうと理解されるべきである。さらに、本明細書中以下での用語「組織」の使用は、患者の肋骨と、任意の周囲の組織との両方を包含すると理解されるべきである。
本開示のアクセスアセンブリ、およびその使用方法の種々の実施形態が、図面を参照しながらここで詳細に記載される。図面において、同様の参照番号は、類似の要素または同一の要素を識別する。図面および以下の説明において、当該分野において慣習的かつ通常であるように、用語「近位」とは、アクセスアセンブリまたはその構成要素の、適切な使用中に医師に近い方の端部をいうと理解されるべきであり、一方で、用語「遠位」とは、医師から遠い方の端部をいうと理解されるべきである。さらに、本明細書中以下での用語「組織」の使用は、患者の肋骨と、任意の周囲の組織との両方を包含すると理解されるべきである。
ここで図1〜図3を参照すると、本開示の外科手術用アクセスアセンブリの1つの実施形態(これは一般に、参照番号100により識別される)が、最小侵襲性胸郭外科手術手順の経過中の使用において示されている。アクセスアセンブリ100は、1つ以上の外科手術器具(図示せず)の胸腔「T」内への挿入および操作を容易にする目的で、組織の開口部(例えば、切開)を通して患者の隣接する肋骨「R」間に位置する肋間隙内への挿入のための構成および寸法にされた、胸郭ポートとして図示されている。本明細書中で最小侵襲性胸郭外科手術手順の文脈で記載されるが、外科手術用アクセスアセンブリ100は、下にある内部作業部位への正確なアクセスが望まれる任意の最小侵襲性外科手術手順(例えば、腹腔鏡手順または関節鏡手順)中の利用のための構成および寸法にされ得ることが理解されるべきである。
図1〜図3の参照を続けると、アクセスアセンブリ100は、近位部材または上部材(枠)120、および遠位部材または下部材(枠)160を有する、枠110を備える。近位部材120および/または遠位部材160は、構造が剛性でも可撓性でもいずれでもよく、または剛性構成要素と可撓性構成要素との両方を含み得る。可撓性の膜180が、アクセスアセンブリ100の近位部材120と遠位部材160との間に延び、そしてこれらを相互接続する。より具体的には、膜180は、近位部材120に固定された近位端182、および遠位部材160に固定された遠位端184を備える。アクセスアセンブリ100の種々の構成要素は、任意の適切な生体適合性材料(ポリマー材料が挙げられるが、これらに限定されない)から形成され得る。
膜180(本明細書中に開示される膜の他の実施形態(例えば、膜280〜680(図8A〜図16)))は、軟組織の後退のために構成され得る。より具体的には、膜180は、広範な組織の厚さの後退を可能にするために充分な弾力を有することが想定される。なぜなら、異なる患者の間で広範な組織の厚さが存在し得るからである。膜180は、鋭利な外科手術器具類による不慮の穿孔に抵抗するため、および断裂に抵抗するために充分な強度のものであることもまた想定される。さらに、膜180は、患者の組織との接触の際に、患者による有害な反応の発生を減少させるために、生体適合性の材料から作製されることが想定される。膜180はまた、透明な材料から作製されて、使用者が外科手術部位および周囲組織をよりよく見ることを可能にし得る。
図3に最もよく示されるように、枠110の近位部材120は、近位または上のアクセス開口部122を規定し、一方で、枠110の遠位部材160は、遠位または下のアクセス開口部162を規定する。使用において、以下により詳細に記載されるように、近位部材120は、患者の身体の外部に(例えば、組織の外部表面に隣接して)配置されるように構成され、一方で、遠位部材160は、アクセスアセンブリ100の患者に対する繋留を容易にする目的で、患者の組織の開口部を通して組織の内部表面に隣接する位置に挿入されるように構成される。理解され得るように、近位部材120、遠位部材160、および膜180は協働して、アクセスアセンブリ100の近位部材120および遠位部材160のそれぞれの近位開口部122と遠位開口部162との間に延びる、長手軸方向通路158を規定する。長手軸方向通路158は、内部の外科手術作業部位(例えば、胸腔「T」(図1および図2))へのアクセスを容易にするために、この通路を通して1つ以上の外科手術器具(図示せず)を取り外し可能に受容するような構成および寸法にされる。さらに、以下により詳細に記載されるように、アクセスアセンブリ100は、収縮状態(図1および図4)(組織の開口部からのアクセスアセンブリ100の挿入および除去を容易にするため)と拡張状態(図2および図5)(組織の開口部内でのアクセスアセンブリ100の繋留を容易にするため)との間で移行可能である。
アクセスアセンブリ100の枠110は、膜180に張力を加えたり除いたりすること(例えば、アクセスアセンブリ100の拡張状態と収縮状態との間での移行の際)を容易にするという意図された目的のために適切な、任意の構造体(単数または複数)から形成され得る。さらに、枠110のそれぞれの近位部材120および遠位部材160は、図1〜図7に図示されるように、実質的に矩形の構成を規定し得る。しかし、アクセスアセンブリ100の枠110のそれぞれの近位部材120および遠位部材160の他の構成(例えば、楕円形、他の多角形の構成など)もまた想定される。
図4〜図5に図示されるように、アクセスアセンブリ100の枠110の近位部材120は、第一のU字型部材123および第二のU字型部材143を備える。第一のU字型部材123および第二のU字型部材143は、これらの間の相対運動(例えば、第一のU字型部材123および第二のU字型部材143の、収縮状態(図4)と拡張状態(図5)との間の動き)を容易にする様式で、互いに機械的に結合され、その結果、近位開口部122の寸法は、膜180に張力を加えるため、または膜180から張力を除くために、選択的に増減され得る。より具体的には、第一のU字型部材123および第二のU字型部材143は、収縮状態(図1および図4)(この状態において、近位開口部122は、比較的小さい寸法を規定し、そして膜180は、実質的に張力を受けず、従って、組織の開口部からのアクセスアセンブリ100の挿入および除去を容易にする)と拡張状態(図2および図5)(この状態において、近位開口部122は、比較的大きい寸法を規定し、そして膜180は張力を受け、従って、組織の収縮および組織の開口部内でのアクセスアセンブリ100の繋留を容易にする。)との間で、互いに対して移動可能である。
図4〜図5を続けて参照すると、第一のU字型部材123は、第一の端壁126、ならびに第一の側壁127および第二の側壁128を備える。第一の側壁127は、第一の端壁126の第一の端部124から延び、一方で、第二の側壁128は、第一の端壁126の第二の端部125から延びる。各側壁127、128は、スリーブ部分129、130をさらに備える。各スリーブ部分129、130は次に、それぞれに規定された管腔131、132を備える。より具体的には、管腔131、132は、それぞれのスリーブ129、130の開口自由端133、134から、スリーブ部分129、130をそれぞれ通って延びる。さらに、各スリーブ部分129、130は、テーパ状部分135、136を備え、テーパ状部分135、136の固定端137、138から、そのそれぞれの自由端133、134に向かってテーパ状であり、その結果、管腔131、132は、テーパ状部分125、136の固定端137、138から、それぞれスリーブ部分129、130の自由端133、134へと、直径が狭くなる。
第二のU字型部材143も同様に、図4〜図5に最もよく示されるように、第二の端壁146、ならびに第三の側壁147および第四の側壁148を備える。上記と同様に、第三の側壁147は、第二の端壁146の第一の端部144から延び、一方で、第四の側壁148は、第二の端壁146の第二の端部145から延びる。第二のU字型部材143は、第三の側壁147および第四の側壁148からそれぞれ延びる、1対の延長部149、150をさらに備える。第一のU字型部材123のスリーブ部分129、130と同様に、延長部149、150は、テーパ状部分151、152をそれぞれ規定し、これらのテーパ状部分は、延長部149、150の固定端153、154からそれぞれ、自由端155、156に向かって寸法が狭くなる。
枠110の組み立ての際に、第二のU字型部材143のテーパ状の延長部149、150は、第一のU字型部材123のスリーブ部分129、130にそれぞれ挿入される。より具体的には、第一のU字型部材123のスリーブ部分129、130は、第二のU字型部材143のそれぞれの延長部149、150を摩擦を伴って受容するように構成される。さらに、スリーブ部分129、130および/または延長部149、150は、少なくとも部分的に、弾力的に可撓性の材料から形成されて、延長部149、150のスリーブ部分129、130内での摩擦による保持を増大し得、そして/またはスリーブ129、130と延長部149、150との間の摩擦係合を増大させるように構成された表面特徴(明示的には示さない)を備え得る。しかし、理解され得るように、スリーブ部分129、130と延長部149、150との間の摩擦係合にもかかわらず、第一のU字型部材123および第二のU字型部材143は、医師が依然として、第一のU字型部材123および第二のU字型部材143を、所望の位置まで(例えば、収縮状態と拡張状態との間)互いに向けて、または互いから離れるように、操作し得るように構成される。換言すれば、スリーブ部分129、130と延長部149、150との間の摩擦係合は、第一のU字型部材123および第二のU字型部材143を互いに対して適切な位置に保持するために充分に強いが、医師による推進の際に、枠110の延長および/または収縮を可能にするために充分に弱い。さらに、スリーブ部分129、130および延長部149、150にテーパ状の構成を与えることにより、第一のU字型部材123と第二のU字型部材143とを互いに対して固定された関係に維持する摩擦力は、第二のU字型部材143の延長部149、150が第一のU字型部材123のスリーブ部分129、130内にさらに挿入されるにつれて(例えば、U字型部材123、143が収縮位置の方に移動するにつれて)増大する。このような構成は、理解され得るように、枠110が不慮につぶれることを妨げる。
さらに、図4〜図5に示されるように、指タブ176が、U字型部材123、143のうちの一方(例えば、第一のU字型部材123)または両方に提供されて、枠110の収縮状態と拡張状態との間での操作を容易にし得る。代替的に、またはさらに、医師は、枠110を収縮状態と拡張状態との間で移行させる目的で、端壁126、146を掴み得、そしてこれらの端壁を引き離し得るか、またはこれらの端壁を押して近付け得る。
第一のU字型部材123と第二のU字型部材143との間の接続は、摩擦であると上に記載されているが、第一のU字型部材123と第二のU字型部材143とを互いに解放可能に固定するための他の適切な機構もまた提供され得ることが想定されることが、理解されるべきである。さらに、ロックまたはロック機構(図示せず)もまた、U字型部材123、143を互いに対して適所に解放可能にロックするために、例えば、枠110を、収縮状態、拡張状態、および/またはこれらの間の任意の位置にロックするために、提供され得る。このようなロック機構としては、米国特許出願公開第2012/0041269号、同第2012/0143008号、および同第2012/0143009号(これらの各々の全内容は、本明細書中に参考として援用される)に開示されるような、スライド可能なロックカラーおよび係合表面が挙げられ得る。
ここで図6および図7を参照して、アクセスアセンブリ100の遠位部材160が記載される。遠位部材160は、遠位部材160が曲げられるか、再構成され得るか、または他の方法で操作されて、遠位部材160の、組織の開口部を通して胸腔「T」(図1および図2)内への挿入を容易にすることを可能にするために、充分に可撓性の材料から形成され得る。図6〜図7に示されるように、遠位部材160は、実質的に矩形の構成であるが、他の構成も想定され、そしてその長手方向軸に沿って規定される長さ、およびこの長手方向軸を横断する、より小さい幅を有する。下アクセス開口部162は、上記のように、遠位部材160を通して規定され、そして遠位部材160の長手方向軸に沿って(例えば、遠位部材160の長さに沿って)規定される長さを有する。この長さは、その幅より大きい。すなわち、下アクセス開口部162は、患者の隣接する肋骨「R」(図1〜図2)間への配置のための、細長い構成を規定する。
近位部材120に向かって延びるリップ168が、下アクセス開口部162を、その外周で実質的に囲む。リップ168は、組織の開口部を少なくとも部分的に通って延びるように構成されて、一旦、遠位部材160がこの開口部を通して挿入されると、隣接する肋骨「R」(図1〜図2)間の神経を保護する。リップ168はまた、他の外科手術用途において使用される場合に、他の組織構造を保護するように構成され得る。
図6〜図7の参照を続けると、膜設置表面170が、遠位部材160の近位表面に提供される。この膜設置表面は、膜180をこの近位表面に、接着剤、膠付け、溶接などによって設置するためのものである。あるいは、膜180は、リップ168にか、遠位部材160の遠位表面にか、または他の任意の適切な構成で、設置され得る。
図3を一時的に参照すると、膜180は同様に、枠110の近位部材120に、例えば、接着剤、熱接着、溶接などによって設置され得るか、または他の任意の適切な構成で固定され得る。
図6〜図7を再度参照すると、遠位部材160の組織の開口部からの取り外しを容易にする目的で、タブ172、174が、縫合糸(図示せず)もしくは外科医の指の受容のため、または外科手術器具類(図示せず)のための把持表面を提供するために、遠位部材160に提供され得る。すなわち、タブ172、174の一方または両方が掴まれて引かれ得、これによって、遠位部材160を操作して、組織の開口部を通しての除去を容易にし得る。
ここで図8A〜図9Bを参照すると、膜の別の実施形態である可撓性の膜380が示されている。この膜は、アクセスアセンブリ100の枠110、または収縮状態と拡張状態との間で移動可能な他の任意の適切なアクセスアセンブリ(例えば、アクセスアセンブリ200(図10〜図14を参照のこと))と一緒に使用するために構成される。より具体的には、膜380は、その近位端381に規定された近位ループ部分382を備え、この近位ループ部分は、枠110の近位部材120の周りに配置されて、膜380を近位部材120に固定する。換言すれば、近位部材120は、膜380の近位ループ部分382により規定された管腔383内に配置されて、膜380をこの近位部材に固定する。膜380の自由端は、膜380の上に折り返されてこの膜に接着されるか、または他の方法で付着させられて、管腔383が通って延びるループ部分382を規定し得る。さらに、近位ループ部分382は、図8A〜図8Bに示されるように、近位部材120の周りに完全に配置され得るか、または近位部材120の周りに部分的にのみ配置され得る。例えば、近位部材120の一部分は、膜380の近位ループ部分382の外側に残り得る。膜380の遠位端384は、膜180に関して上に記載されたように、アクセスアセンブリ100の枠110の遠位部材160に、任意の適切な様式で(例えば、接着剤熱接着、溶接など)によって、固定され得る。
図8A〜図9Bを続けて参照すると、膜380の近位端381は、アクセスアセンブリ100が完全に拡張した状態にある場合の枠110の近位部材120の外周に少なくとも等しい長さを規定する(図9A〜図9Bを参照のこと)。換言すれば、膜380の近位端381は、枠110が完全に拡張した場合に、近位部材120を完全に覆うために充分な長さ(すなわち、直径)を規定し、その結果、膜380は、枠110の近位部材120の完全に拡張した状態への移行を妨害しない。膜380の近位端381はまた、アクセスアセンブリ100が完全に収縮した状態(図8A〜図8B)に移行することを許容するように構成される。換言すれば、図8A〜図8Bに示されるように、膜380は、アクセスアセンブリ100が収縮状態で配置される場合に、この膜の少なくとも一部分に沿って、つぶれた構成またはひだの付いた構成を規定し得る。この構成は、近位部材120が収縮状態で配置される場合に膜380の過剰な材料がまとまることに起因して簡単に達成され得るか、あるいは膜380は、つぶれた構成の方に付勢された弾性部分385(またはより弾性の部分)を規定し得る。
図9A〜図9Bに示されるように、アクセスアセンブリ100の近位部材120が拡張状態に移行する場合、膜380の近位端381は、完全に広がり、すなわち、枠110の近位部材120の周りで張力を受け、その結果、膜380の近位端381の過剰な材料は、もはや全く存在しないか、またはほとんど存在しない。換言すれば、アクセスアセンブリ100が拡張状態に動かされる場合、膜380はもはやつぶれず、張力を受け、すなわち広がって、近位部材120のU字型部材123、143の延長部が拡張状態になることを可能にする。さらに、膜380が弾性部分385を備える実施形態において、アクセスアセンブリ100の収縮状態から拡張状態への移行の際に、この弾性部分385は、初期のつぶれた状態(図8A〜図8B)から、張力を受けた実質的に直線状の状態(図9A〜図9B)へと伸長または拡張し得る。
図1〜図7をさらに参照すると、枠110の近位部材120は、U字型部材123、143を膜380越しに把持し、そしてこれらのU字型部材を引いて互いから離すことによって拡張され得るか、または膜380がU字型部材123、143の一部分のみを覆う実施形態においては、U字型部材123、143の露出部分が把持され得、そして引かれて、拡張状態に向けて互いから離され得る。さらに、ロック機構(図示せず)が提供される実施形態において、このロック機構(図示せず)は近位ループ部分382内に配置され得、従って、医師がこのロック機構(図示せず)を、例えば、ロックされた状態とロックされない状態との間で、膜380越しに操作し得るように、構成され得る。理解され得るように、スライドロック、解放トリガなどが、この目的で提供され得る。なぜなら、このような機構は、膜380越しにさえも比較的容易に操作可能であるからである。あるいは、このロック機構(図示せず)は、膜380の近位ループ部分382の内部に配置され得る。
ここで図10〜図13を参照すると、本開示に従って提供されるアクセスアセンブリの別の実施形態が、一般に参照番号200によって識別される。アクセスアセンブリ200は、上で議論されたアクセスアセンブリ100(図1〜図7を参照のこと)と同様に、枠210を備え、この枠は、近位部材220、遠位部材260、および近位部材220と遠位部材260とを相互接続する膜280を有する。近位部材220および/または遠位部材260は、構造が剛性でも可撓性でもいずれでもよく、または剛性構成要素と可撓性構成要素との両方を含み得る。さらに、近位部材220および/または遠位部材260は、任意の適切な生体適合性材料(単数または複数)(例えば、ポリマー材料)から形成され得る。膜280は、少なくとも部分的に、可撓性材料から形成され得、そして近位部材220との解放可能な係合のために構成された近位端282、および遠位部材260にしっかりと固定された遠位端284を備える。
アクセスアセンブリ100(図1〜図7)と同様に、アクセスアセンブリ200の近位部材220は、近位アクセス開口部222を規定し、一方で、アクセスアセンブリ200の遠位部材260は、遠位アクセス開口部262を規定する。近位部材220、遠位部材260、および膜280は協働して、アクセスアセンブリ200の近位部材220および遠位部材260の近位開口部222と遠位開口部262との間に延びる、長手軸方向通路258を規定する。より具体的には、近位部材220は、組織の外部表面に隣接して配置するために構成され、一方で、遠位部材260は、組織の内部表面に隣接して配置するために構成され、その結果、外科手術器具類(図示せず)は、内部外科手術作業部位(例えば、胸腔「T」)へのアクセスを容易にするために、長手軸方向通路258を通して挿入され得る。さらに、アクセスアセンブリ200は、以下に記載されるように、挿入および除去のための収縮状態と、アクセスアセンブリ200の組織の開口部内での繋留ための拡張状態との間で移行可能である。
アクセスアセンブリ200の近位部材220は、類似の構成および寸法を有する上構成要素224および下構成要素226を備えるが、上構成要素224および下構成要素226は代替的に、異なる構成を規定してもよいことが想定される。上構成要素224および下構成要素226の各々は次に、1対のU字型部分に分離され、従って、近位部材220が、上記と同様に収縮状態と拡張状態との間で移行することを可能にする。より具体的には、近位部材220の上構成要素224および下構成要素226の第一のU字型部分は、協働して第一のU字型部材230を形成し、この第一のU字型部材は、上構成要素224および下構成要素226の第二のU字型部分から形成された第二のU字型部材240に対して移動可能であり、その結果、近位開口部222の寸法は、選択的に増減され得、これによって、膜280に張力を加えたり、膜280から張力を除いたりできる。
膜280の近位端282は、近位部材220の上構成要素224と下構成要素226との間に配置される。上構成要素224および下構成要素226は、これらの間に膜280の近位端282を固定するために、互いに解放可能に係合可能である。より具体的には、図10および図11に最もよく示されるように、近位部材220のそれぞれの上構成要素224および下構成要素226は、複数の開口部分225および相補的な突出部227をそれぞれ備え、これらは互いに対して解放可能に係合可能であるように構成されて、上構成要素224と下構成要素226とを、これらの間に膜280の近位端282がある状態で互いに固定する。開口部分225および突出部227は、それぞれ上構成要素224および下構成要素226に専ら形成されているように図示されるが、それぞれの上構成要素224および下構成要素226の各々は、1つ以上の開口部分225および/または突出部227を備え得ることが想定される。さらに、開口部分225および突出部227は、互いに摩擦係合するように構成され得るか、または互いにスナップばめにより係合するように構成され得る。さらに、膜の近位端282は、開口部分225と突出部227との間に延び得、その結果、開口部分225と突出部227との係合の際に、膜280の一部分は、対応する突出部227によって開口部分225の各々の中に推進されて、開口部分225と突出部227との間に膜280を固定するか、開口部分225および突出部227からずらされ得、その結果、膜280は、開口部分225と突出部227との係合の際に、上構成要素224と下構成要素226との間に摩擦により、もしくは圧縮により固定される(例えば、上構成要素224と下構成要素226との間に挟まれる)。
あるいは、他の任意の適切な解放可能な係合機構が、上構成要素224および下構成要素226を互いに係合させて、これらの間に膜280の近位端282を固定するために提供され得る。上構成要素224および下構成要素226は、例えば、接着剤の使用によって互いにしっかりと固定されて、近位部材220の上構成要素224および下構成要素226を、これらの間に膜280がある状態で互いに接続することもまた、想定される。さらに、上構成要素224および下構成要素226は、アクセスアセンブリ100の枠110の近位部材120(図1〜図7を参照のこと)と同様に、互いに一体的に、すなわちモノリシックに形成されることもまた、想定される。
近位部材220は、上記のように、上構成要素224および下構成要素226から形成され、そして第一のU字型部材230および第二のU字型部材240を備える。説明を簡単にするために、本明細書中以下の参照は、上構成要素224と下構成要素226とが互いに係合すると協働して近位部材220を形成することを心に留めながら、全体として近位部材220の様々な局面に対してなされる。例えば、上構成要素224および下構成要素226は、各々が近位部材220のU字型部材230、240の各々の一部分(例えば、その上部および下部)を形成するが、全体として、それぞれ第一のU字型部材230および第二のU字型部材240のみが参照される。
図12と合わせて図10および図11の参照を続けると、第一のU字型部材230は、第一の端壁231を備え、この第一の端壁は、その対向する端部232、233から延びる第一の側壁234および第二の側壁235を有する。一方で、第二のU字型部材240は同様に、第二の端壁241を備え、この第二の端壁は、その対向する端部242、243から延びる第三の側壁244および第四の側壁245を有する。第一のU字型部材230の第一の側壁234および第二の側壁235の各々は、その自由端238からこれらの側壁を少なくとも部分的に通って延びる管腔236を規定する。第一の側壁234および第二の側壁235のそれぞれの管腔236の各々は、第二のU字型部材240の第三の側壁244および第四の側壁245からそれぞれ延びる延長部246を受容するように構成される。管腔236は、上構成要素224と下構成要素226との係合の際に、近位部材220の上構成要素224および下構成要素226の第一のU字型部分内に規定される。対応する上チャネルおよび下チャネル(明示的には示さない)により形成され得る。他方で、延長部246は、近位部材220の上構成要素224または下構成要素226のいずれか(または両方)の第二のU字型部分に配置され得る。管腔236と延長部246との相互作用は、締まりばめを提供して、これらの構成要素を選択された広がった位置に保持し得る。
第一のU字型部材230と第二のU字型部材240との間の相互接続は、摩擦係合(上で議論されたアクセスアセンブリ100(図1〜図7を参照のこと)のものと同様)を介し得るか、または第一のU字型部材230および第二のU字型部材240の互いに対する収縮状態と拡張状態との間での選択的な移動を可能にし、そして第一のU字型部材230および第二のU字型部材240を選択された広がった(拡張した)位置に保持することが可能な、他の任意の適切な機構を介し得る。
図10および図13に示されるアクセスアセンブリ200の遠位部材260は、上で議論されたアクセスアセンブリ100の遠位部材260と同様に構成され得、従って、アクセスアセンブリ200の遠位部材260の説明は、ここで繰り返さない。
ここで図14〜図16を参照すると、アクセスアセンブリ100、200、または他の任意の適切なアクセスアセンブリと一緒に使用するために構成された、膜の数個の実施形態(例えば、膜480、580、680)が議論される。より具体的には、以下の膜480、580、680は、アクセスアセンブリ100の枠110に関連して議論されるが、これらの膜480、580、680は、他の任意の適切なアクセスアセンブリ枠(例えば、アクセスアセンブリ200の枠210)と一緒に使用されるために適合され得ることが想定される。さらに、本明細書中に記載される膜180〜680の特徴の任意のものが、他の膜180〜680に対して同様に適用され得ることが想定される。
ここで図14を参照すると、アクセスアセンブリ100の枠110と一緒に使用するために構成された膜480が示されている。膜480は、近位部分482および遠位部分492を備える。近位部分482は、任意の適切な機構を介して、枠110の近位部材120に係合される。例えば、膜280の近位部分482は、近位部材120の構成要素間にスナップばめされ得るか、近位部材120の周りに配置されたループを備え得るか、または枠110の近位部材120に接着され得るかもしくは他の方法で固定され得る。膜480の遠位部分492は、任意の適切な機構(例えば、接着剤、熱接着、溶接など)を介して、枠110の遠位部材160に係合される。膜480の近位部分482および遠位部分492は、別々の材料から形成され、そして膜480の中間位置490で互いに係合される。膜480の近位部分482および遠位部分492は、任意の適切な機構(例えば、接着、縫合、膠付け、溶接など)によって、互いに係合され得る。
図14を続けて参照して、膜の近位部分482は、比較的弾力性の材料(例えば、エラストマー)から形成される。この材料は、アクセスアセンブリ100の拡張状態に向かう移行の際に、近位部材120が収縮状態から完全に拡張した状態に移行して、組織を後退させることを可能にするために、拡張し得る。近位部分482は、垂直方向にもまた拡張可能であり、アクセスアセンブリ100が広範な解剖学的状況において(例えば、広範な組織の厚さまたは深さのために)使用されることを可能にする。他方で、遠位部分492は、近位部分482よりも比較的強く、より硬い材料から形成される。この材料は、アクセスアセンブリ100を通して挿入される外科手術器具類(図示せず)との接触に起因する穿孔、断裂、または他の損傷に抵抗するように構成される。遠位部分492はまた、切開の周囲の組織を、外科手術器具類(図示せず)による類似の損傷から保護し、そして組織の開口部を通るより構造化された通路を規定して、胸腔「T」(図1〜図2)からの外科手術器具類の挿入および除去を容易にする。
いくつかの実施形態において、膜480の近位部分482は、比較的薄くあり得、一方で、膜480の遠位部分492は、比較的より厚い構成を規定し得る。このような構成において、近位部分482および遠位部分492はそれぞれ、同じ材料から形成され得、遠位部分492の増大した厚さに起因して、遠位部分492の強度、靱性および/または剛性が増大するか、あるいは近位部分482および遠位部分492は、異なる材料から形成され得、そしてまた異なる厚さを有し得る。さらに、近位部分482および遠位部分492のそれぞれの寸法は、互いに対してより大きくてもより小さくてもよく、または互いに対して実質的に等しくあり得る。例えば、近位部分482は、膜480の大部分を規定し得、そして遠位部分492は、膜480の比較的小さい部分を占める。逆の構成もまた使用され得る。あるいは、近位部分482および遠位部分492は、膜480の等しい部分を規定し得る。最終的に、膜480の近位部分482および遠位部分492のそれぞれの材料、構成および/または寸法は、実施されるべき外科手術手順、患者の身体的特徴、および/またはアクセスアセンブリ100が挿入されるべき解剖学的位置に依存し得る。
アクセスアセンブリ100(または他の任意の適切なアクセスアセンブリ)と一緒に使用するために構成された、膜の別の実施形態である膜580が、図15に示されている。膜580は、内層582、および内層582の周りに配置された外層592を備える。内層582と外層592との両方が、そのそれぞれの近位端584、594においてアクセスアセンブリ100の枠110の近位部材120に係合し、そしてそのそれぞれの遠位端586、596において枠110の遠位部材160に係合する。より具体的には、膜580の内層582および外層592は、図16に示されるように、類似の位置で近位部材120に係合し得るか、または異なる位置で近位部材120に係合し得る。例えば、内層582は、近位部材120にその内周に沿って係合し得、一方で、外層592は、近位部材120にその外周に沿って係合する。内層582および外層592は、任意の適切な様式(例えば、膜180〜480に関連して上で議論された様式)で、近位部材120に係合し得る。さらに、膜580は、膜380の近位ループ部分382(図8A〜図9Bを参照のこと)と類似のループ部分(図示せず)を備え得、このループ部分は、近位部材120の周りに配置され、そして膜580の内層582および外層592を相互接続し、これによって、内層582および外層592を互いに、および近位部材120に固定する。膜580の内層582および外層592は、任意の適切な様式(例えば、膜180〜480に関連して上で議論された様式)で、枠110の遠位部材160に固定され得る。
図15の参照を続けると、膜580の内層582および外層592は、同じ材料から形成され得るか、または異なる材料から形成され得る。例えば、内層については比較的弾力性かつ/または薄い材料であって、異なる組織深さに適応し、そして外層については比較的硬くかつ/または厚い材料であって、穿孔に抵抗する。このより厚い外層の実施形態において、この外層は、いくつかの実施形態において、遠位部材160のみに固定され得、そして内層が組織を後退させるための張力付与(撓み)を妨げないように、近位部材120には取り付けられない。同じ材料または異なる材料の実施形態において、内層582および外層592は、二層構成の膜580を形成し、これによって、膜580を完全に通る(例えば、その内層582と外層592との両方を通る)穿孔または断裂の危険性を低下させる。
ここで図16を参照すると、膜680が示されている。膜680は、膜580(図16)と同様に、内層682および外層692から形成される。より具体的には、膜680の内層682は、可撓性の弾力性材料(例えば、生体適合性エラストマー)から形成され、そして近位端684および遠位端686を備える。この近位端は、アクセスアセンブリ100の近位部材120に任意の適切な様式で係合する。この遠位端は、アクセスアセンブリ100の遠位部材160に任意の適切な様式で係合する。膜680の内層682は、上記のように、可撓性材料から形成される。この材料は、近位部材120の収縮状態から完全に拡張した状態への移行を可能にするように拡張し得、その結果、アクセスアセンブリ100は、広範な組織深さを後退させるために使用され得る。
図16の参照を続けると、膜680の外層692は、その遠位端696で枠110の遠位部材160に係合し、そしてそこから枠110の近位部材120に向かって近位に延びる。外層692はまた、その近位端694で近位部材120に係合し得るか、自由近位端694を規定し得るか、または図16に示されるように、内層682の中間部分688に、外層692の近位端694で係合し得る。外層692は、任意の適切な様式で(例えば、接着、縫合、膠付け、溶接などによって)、内層682(または近位部材120)に係合し得る。あるいは、膜680の内層682は、膜380(図8A〜図9Bを参照のこと)と同様に、枠110の近位部材120の周りでループ状であり得、外層692が、近位部材120の周りに配置された内層682の部分に固定される。さらに、外層692が自由近位端694を規定する(または膜680の他の任意の構成にある)いくつかの実施形態において、外層692は、遠位部材160から組織の開口部を完全に通って近位まで延びるために充分な長さを規定し得ることが想定される。
図16の参照を続けると、外層692は、比較的靭性かつ/または厚い材料から形成されて、膜680に対する穿孔、断裂、または他の損傷に抵抗し得、一方でまた、開口部を囲む組織を保護し得る。さらに、外層692は、切開および周囲の組織の寸法に合うためにいくらか可撓性であるが、外層692は、この外層に作用する実質的な力が存在しなければ、その形状を維持するために充分に剛性であることが想定される。換言すれば、外層692は、組織の切開を通してのアクセスアセンブリ100の挿入中および操作中に、その漏斗形状の構成を実質的に維持するように構成される。しかし、外層692はまた、近位部材120の収縮状態と拡張状態との間での完全な移動を可能にするために充分に可撓性であることもまた、想定される。
本開示の胸郭アクセスアセンブリ(例えば、アクセスアセンブリ100、200)およびそれと一緒に使用するための膜180〜680の、使用および操作が、ここで記載される。以下の説明は、図1〜図7に示される、アクセスアセンブリ100および膜180を参照する。アクセスアセンブリ200および/または本明細書中で議論されるアクセスアセンブリのいずれかと組み合わせた膜280〜680の使用および操作は、アクセスアセンブリ100および膜180の使用および操作と実質的に類似であるので、簡潔にする目的で、繰り返さない。
最初に、切開、すなわち開口部(明示的には示さない)が、患者の身体組織を通して、この患者の隣接する肋骨「R」間に作製される。その後、胸郭アクセスアセンブリ100の遠位部材160が、適切な外科手術器具類を使用して、または医師の手によって、圧縮または再構成(例えば、屈曲)させられ、そしてこの開口部(すなわち、この患者の隣接する肋骨「R」間)を通して挿入される。一旦、胸腔「T」内に配置されると、遠位部材160が解放されて、遠位部材160がその元の状態に戻ることを可能にする。次いで、遠位部材160は、患者の隣接する肋骨「R」の下にある組織の内部表面に当接するように、操作され得る。このことは、近位部材120を把持し、そして近位部材120を上方に引くことによって、容易にされ得る。この初期位置において、近位部材120は収縮状態(図1および図4を参照のこと)にあり、そして切開の外に位置したままであることが留意されるべきである。さらに、理解され得るように、遠位部材160が組織の内部表面に隣接して位置し、そして近位部材120が組織の外側に位置する状態で、可撓性の膜180がこの開口部を通って延び、これによって、この開口部を汚染から保護する。一旦、アクセスアセンブリ100が組織の開口部内に配置されると、遠位部材160の長手方向軸は、この開口部の長さに実質的に沿って(例えば、肋骨「R」に沿って肋骨「R」間に)位置して、この開口部に隣接する組織の後退を容易にすることもまた、理解されるべきである。すなわち、この様式で、アクセスアセンブリ100を通る長手軸方向通路158は、この開口部の形状に沿い、従って、患者に対する外傷を最小にしながら、胸腔「T」からの外科手術器具類の挿入および除去に適合する。
一旦、遠位部材160が上記のようにこの開口部内に配置されると、枠110の近位部材120は、アクセスアセンブリ100を患者の肋骨「R」間に繋留するために(図2および図9Bを参照のこと)、収縮状態から拡張位置へと移動させられ得る。より具体的には、枠110の近位部材120を収縮位置から拡張状態へと移行させる目的で、図1〜図2および図4〜図5に最もよく示されるように、医師は、第一のU字型部材123および第二のU字型部材143の第一の端壁126および/または第二の端壁146を把持し得、そして摩擦付勢(第一のU字型部材123および第二のU字型部材143を互いに対して固定された関係に維持する)に逆らってこれらを互いから引き離し得る。あるいは、ロック機構が提供される実施形態において、このアクセスアセンブリは、所望の位置まで拡張され、次いで、その位置でロックされる。
理解され得るように、第一のU字型部材123および第二のU字型部材143が収縮状態から拡張状態まで移動するにつれて、近位アクセス開口部122が拡張し、そして膜180が次第に張力を受ける。従って、近位部材120の第一のU字型部材123および第二のU字型部材143は、膜180に所望の張力を付与するために、所望の位置まで移動させられ得る。膜180に対する張力が増大するにつれて、膜180は、この切開の長手軸方向側を囲む組織を外向きに推進し、これによって、組織を後退させ、そして近位アクセス開口部122を拡大させる。同時に、アクセスアセンブリ100の、例えば拡張状態への拡張は、アクセスアセンブリ100を切開内の適切な位置に保持することを補助する。
ここで図2を参照すると、一旦、近位部材120が所望の位置(例えば、拡張状態)まで動かされると、外科手術手順が胸郭アクセスアセンブリ100を通して、外科手術器具類(図示せず)を挿入すること、および/または組織標本を胸腔「T」から引き出すことによって、実施され得る。より具体的には、外科手術器具類(図示せず)は、近位部材120の近位アクセス開口部122を通し、膜180により規定される長手軸方向通路158を通し、遠位アクセス開口部162を通し、そして胸腔「T」または他の内部作業部位に挿入される。理解され得るように、器具類(図示せず)および/または組織の標本は、逆の様式で、胸腔「T」からアクセスアセンブリ100を通して取り出される。
一旦、この手順が完了すると、全ての器具類が胸腔「T」から除去され、アクセスアセンブリ100が収縮状態に戻され、そして遠位部材160が組織の切開から取り外される。その後、この切開が閉じられ得る(例えば、縫合により閉じられ得る)。
種々の改変が、本明細書中に開示された実施形態に対してなされ得ることが理解される。例えば、上枠または下本体部材のいずれかもまた、透明な材料から形成され得る。さらに、ほぼ矩形であるように開示されるが、本明細書中に開示される枠および本体部材は、他の形状を含んでもよい。従って、上記説明は、限定であると解釈されるべきではなく、単に、特定の実施形態の例示であると解釈されるべきである。当業者は、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲内で、他の改変を予測する。
100 アクセスアセンブリ
110 枠
120 近位部材
160 遠位部材
182 近位端
184 遠位端
110 枠
120 近位部材
160 遠位部材
182 近位端
184 遠位端
Claims (15)
- 患者の腔にアクセスするための外科手術用アクセスアセンブリであって、
組織の外部表面に隣接して配置するために構成された近位枠部材であって、該近位枠部材は、該近位枠部材を通る近位開口部を規定し、そして収縮状態から拡張状態まで選択的に拡張可能であり、該収縮状態において、該近位枠部材の該近位開口部は、第一の長さを規定し、そして該拡張状態において、該近位枠部材の該近位開口部は、該第一の長さより大きい第二の長さを規定し、該近位枠部材は、上構成要素および下構成要素を備え、該上構成要素および該下構成要素は、互いに係合するように構成されている、近位枠部材;
組織の内部表面に隣接して配置するために構成された遠位枠部材であって、該遠位枠部材は、該遠位枠部材を通る遠位開口部を規定する、遠位枠部材;ならびに
該近位枠部材と該遠位枠部材との間に延びる膜であって、該膜は、該遠位枠部材に結合された遠位端、および該近位枠部材の該上構成要素と該下構成要素との間に配置するために構成された近位端を有し、該近位枠部材の該上構成要素と該下構成要素との互いの係合は、該膜を該上構成要素と該下構成要素との間に固定する、膜
を備える、外科手術用アクセスアセンブリ。 - 前記近位枠部材の前記上構成要素および前記下構成要素は、スナップばめの関係で互いに係合するように構成されている、請求項1に記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
- 前記上構成要素および前記下構成要素のうちの一方は、突出部を規定し、そして該上構成要素および該下構成要素のうちの他方は、開口部分を規定し、該突出部は、該開口部分に受容されて、該上構成要素と該下構成要素とを互いにスナップばめの関係で係合させるように構成されている、請求項2に記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
- 前記膜の一部分が、前記突出部と前記開口部分との間に配置され、その結果、該突出部の該開口部分内でのスナップばめ係合の際に、該膜は、前記近位枠部材の前記上構成要素と前記下構成要素との間に固定される、請求項3に記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
- 前記近位枠部材が、第一の枠部分および第二の枠部分を備え、該第一の枠部分および該第二の枠部分の各々が、該近位枠部材の前記上構成要素および前記下構成要素の各々の一部分から形成されている、上記請求項のいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
- 前記第一の枠部分および前記第二の枠部分のうちの少なくとも一方が、他方に対して移動可能であることにより、前記近位枠部材の、前記収縮状態と前記拡張状態との間での移行を可能にする、請求項5に記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
- 前記近位枠部材の前記上構成要素および前記下構成要素が、互いに解放可能に係合可能である、上記請求項のいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
- 前記膜が、第一の材料の部分および第二の材料の部分を規定する、上記請求項のいずれかに記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
- 前記第一の部分が前記膜の内層を形成し、そして前記第二の部分が該膜の外層を形成する、請求項8に記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
- 前記内層が、前記遠位枠部材に取り付けられる遠位端および前記近位枠部材に取り付けられる近位端を規定し、そして前記外層が、該遠位枠部材に取り付けられる遠位端および該近位枠部材から間隔を空ける近位端を規定する、請求項9に記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
- 前記外層の長さが前記内層の長さより小さい、請求項9および10のいずれか1項に記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
- 前記外層の前記近位端が、前記内層の中間部分に取り付けられる、請求項9〜11のいずれか1項に記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
- 前記第一の部分が、前記近位枠部材に取り付けられる前記膜の上部を形成し、そして前記第二の部分が、前記遠位枠部材に取り付けられる該膜の下部を形成し、該上部および該下部が互いに取り付けられている、請求項8に記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
- 前記第一の部分および前記第二の部分が同じ材料からなる、請求項8〜13のいずれか1項に記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
- 前記第一の部分および前記第二の部分が異なる材料からなる、請求項8〜13のいずれか1項に記載の外科手術用アクセスアセンブリ。
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