JP2013118842A - 園芸用ハウス - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、透過領域や遮光領域の割合や方向などを適宜調整できる、園芸用ハウスを提供する。
【解決手段】この園芸用ハウス10は、太陽電池モジュール55を配列してなる遮光領域と、透過領域とを有する遮光シート50を有し、両端部は巻取りローラ70A,70Bによって巻き取り可能に支持され、中間部はガイドに沿って移動可能に支持され、巻取りローラ70A,Bを回転駆動させる駆動装置が設けられ、該駆動装置により、遮光シート50が巻取りローラ70Aから巻取りローラ70Bへ、及び、巻取りローラ70Bから巻取りローラ70Aへ往復移動可能とされており、遮光シート50の移動位置によって、天井壁15における遮光領域の割合と位置が変化するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池による発電機能と日光の遮光機能とを兼ね備えた遮光シートを有する園芸用ハウスに関する。
以前から、キクやラン等の鑑賞用植物や、トマトやイチゴ等の食用植物などを、ポリ塩化ビニルフィルムが張設されたビニールハウスや、ガラス等で覆われたガラス温室などの、園芸用ハウスで生育することが行われている。また、このような園芸用ハウスに、太陽電池による発電装置を組み合わせて、発電した電気を温度制御や照明等に利用することが行われている。
例えば、下記特許文献1には、複数のブラケットと、該ブラケットにより支持される屋根と、前記ブラケットに吊り下げられて、屋根のすぐ下に取付けられた太陽エネルギーパネルとを備えた、太陽エネルギー温室の構造が記載されている。
また、下記特許文献2には、ハウスの天井壁の内側に、帯状の太陽光発電パネルを複数配置すると共に、同太陽光発電パネルに接続される蓄電池を設置し、該蓄電池に暖房機、冷房機、換気扇、照明灯を配置した、植物栽培用ハウスが記載されている。なお、各太陽光発電パネルには、長手方向を中心に回動可能に支持されると共に、電動モータによりそれぞれ回動可能とされており、受光面が太陽の動きに追従するように構成されている。
更に下記特許文献3には、太陽光の遮光部分が格子状に配置されると共に、透光部分が縦横に所定ピッチおきに配置されたパネルと、このパネルの下側に重複配置され、太陽光発電パネル部分が配置された遮光カーテンと、この遮光カーテンを移動させることにより、透光部分における太陽光発電パネル部分による遮光面積、すなわち透光部分での透光面積を変更する遮光カーテン移動装置とを備える、温室の遮光装置が記載されている。また、遮光カーテンは、透明のフィルムと、このフィルム上に貼着された、帯状の太陽光発電パネル部分とから構成されている。
実用新案登録第3167115号公報 実用新案登録第3161980号公報 特開2011−172522号公報
上記のように、ハウスに太陽電池モジュールを配置した場合、その部分で発電がなされるが、太陽光が遮光されることになる。しかしながら、生育する植物の種類や生育時期等によっては、ハウス内に太陽光を取り入れたい場合がある。
上記特許文献1の太陽エネルギー温室の場合、ブラケットに太陽エネルギーパネルが吊り下げられており、太陽エネルギーパネルを動かすことができないので、その部分では太陽光を取り入れることができない。
一方、上記特許文献2の植物栽培用ハウスの場合、各太陽光発電パネルをそれぞれ回動させることで、ハウス内への採光や遮光が可能となっている。しかしながら、各太陽光発電パネルが、長手方向を中心に回動可能に支持されており、これを電動モータで回動させる構造となっているので、構造が複雑であるというデメリットがある。
また、上記特許文献3の遮光装置は、遮光カーテンを、遮光カーテン移動装置で移動させることにより、遮光カーテン上方に配置されたパネルの透光部分から、遮光カーテンを通して、温室内に太陽光を取り入れ可能となっている。しかしながら、太陽光を遮光する部分である格子状のパネルと、遮光量を調整する遮光カーテンとが、別々に設けられているので、構造が複雑で、また、パネルが格子状となっているので、温室の全範囲を採光状態とすることはできない。
したがって、本発明の目的は、簡単な構造によって、透過領域や遮光領域の割合や方向などを適宜調整することができる、園芸用ハウスを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の園芸用ハウスは、太陽電池による発電機能と太陽光の遮光機能とを兼ね備えた遮光シートを有しており、前記遮光シートは、太陽電池モジュールを配列してなる遮光領域と、太陽電池モジュールがない透過領域とを有する帯状体からなり、前記遮光シートの両端部は、前記園芸用ハウスの両側壁の内側に配設された少なくとも一対の巻取りローラによって巻き取り可能に支持され、前記遮光シートの中間部は、前記園芸用ハウスの両側壁及び天井壁の内側に沿って配設されたガイドに沿って移動可能に支持され、前記巻取りローラの少なくとも一方を回転駆動させる駆動装置が設けられ、前記駆動装置によって、前記遮光シートが一方の巻取りローラから他方の巻取りローラへ、及び他方の巻取りローラから一方の巻取りローラへ、往復移動可能とされており、前記遮光シートの移動位置によって、前記園芸用ハウスの少なくとも天井壁における遮光領域の割合と位置が変化するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、駆動装置によって巻取りローラを回転させることにより、太陽電池モジュールを配列してなる遮光領域と太陽電池モジュールがない透過領域とを有する帯状体からなる遮光シートを、園芸用ハウスの両側壁及び天井壁の内側に沿って配設されたガイドに沿って移動させることができ、その遮光シートの移動位置によって、園芸用ハウスの少なくとも天井壁における遮光領域の割合と位置を変化させることができるので、園芸用ハウス内の温度や、生育する植物の種類や生育時期などに応じて、遮光領域の割合や遮光方向などを最適な状態に調整することができる。
また、遮光領域には、太陽電池モジュールが配置されているので、遮光と同時に太陽発電を行うことができ、その発電力を、園芸用ハウスの開閉動作や、空調などの動力として利用することができ、省エネルギー化を図ることができる。
更に、遮光シートに太陽電池モジュールが配列され、一対の巻取りローラを回転することで遮光シートが往復移動するようになっているので、簡単な構造で効率よく太陽電池モジュールをハウスの所定位置に配置させることができる。また、遮光シートに太陽電池モジュールが取付けられていることにより、遮光シートに遮光領域が一体的に形成されているので、簡単な構造で遮光と太陽光発電を同時に行わせることができる。
本発明の園芸用ハウスにおいては、前記遮光シートは、前記ガイドに沿って前記一対の巻取りローラ間に配置される展張部分の全てを遮光する全遮光領域と、前記展張部分の一部を遮光する部分遮光領域と、前記展張領域の全てを透過領域とする全透過領域とを有することが好ましい。
これによれば、全遮光領域を展張部分にすれば、展張部分のほぼ全面を遮光することができ、部分遮光領域を展張部分にすれば、展張部分を部分的に遮光することができ、全透過領域を展張部分にすれば、展張部分を全透過させることができ、遮光シートをガイドに沿って移動させることによって、遮光状態を適切に調整することができる。また、部分遮光領域の移動位置を変えることによって、部分遮光状態における遮光方向も調整することができる。
本発明の園芸用ハウスにおいては、前記遮光シートは、一方の巻取りローラ側に前記全遮光領域が配置され、他方の巻取りローラ側に前記全透過領域が配置され、前記全遮光領域と前記全透過領域との間に、前記部分遮光領域が配置されており、前記部分遮光領域は、前記全遮光領域に隣接する透過領域と、前記全透過領域に隣接する遮光領域とを有していることが好ましい。
これによれば、部分遮光領域の遮光領域を、展張部分においてずらすことにより、部分遮光する方向を変えることができる。また、全透過領域を部分遮光領域の一部として利用することができるので、遮光シート全体の長さを短くすることができる。
本発明の園芸用ハウスにおいては、前記遮光シートは、可撓性を有する帯状の透明シートと、該透明シートの遮光領域に取付けられた太陽電池モジュールとで構成されていることが好ましい。これによれば、遮光シートは、帯状の透明シートに、太陽電池モジュールを取付けて遮光領域を形成してなるので、透明シートによって、太陽電池モジュールをしっかりと支持すると共に、巻取りローラに巻取りやすい形態にすることができる。
本発明の園芸用ハウスにおいては、前記一対の巻取りローラのそれぞれに前記駆動装置が設けられ、該一対の巻取りローラが同期して回転するように構成されていることが好ましい。これによれば、駆動装置によって、一対の巻取りローラを同期して回転させることにより、遮光シートの移動をよりスムーズに行うことができる。
本発明の園芸用ハウスにおいては、前記一対の巻取りローラの一方に駆動装置が設けられ、他方には、前記遮光シートを巻取る方向に該巻取りローラを回転付勢する付勢手段が取付けられていることが好ましい。
これによれば、前記駆動装置により、前記遮光シートを巻取る方向に前記一方の巻取りローラを回転駆動すると、他方の巻取りローラが前記付勢手段の付勢力に抗して回転し、遮光シートが他方の巻取りローラから一方の巻取りローラに移動する。また、前記駆動装置により、前記遮光シートを繰り出す方向に前記一方の巻取りローラを回転駆動すると、他方の巻取りローラは、前記付勢手段の付勢力によって遮光シートを巻取る方向に回転し、遮光シートが一方の巻取りローラから他方の巻取りローラに移動する。このように、1つの駆動装置によって、遮光シートの往復移動が可能となる。
本発明によれば、駆動装置で巻取りローラを回転させることにより、遮光シートを適宜移動させて、園芸用ハウスの天井壁における遮光領域の割合と位置を変化させることができるので、遮光領域の割合や遮光方向などを最適な状態に調整することができる。また、遮光領域に配置された太陽電池モジュールにより、遮光と同時に太陽発電を行うことができ、省エネルギー化を図ることができる。
本発明に係る園芸用ハウスの一実施形態を示す斜視図である。 同園芸用ハウスの正面図である。 同園芸用ハウスにおける駆動装置を示す要部拡大斜視図である。 同駆動装置をハウス内側から見た場合の説明図である。 同駆動装置の高さ調整機構及び位置調整機構を示す説明図である。 本発明に係る園芸用ハウスにおけるガイドを示す要部拡大斜視図である。 同園芸用ハウスにおける遮光シートの説明図である。 同遮光シートの要部の説明図である。 同遮光シート及び巻取りローラの要部拡大斜視図である。 本発明に係る園芸用ハウスの使用方法を示しており、(a)は全遮光領域の全体を展張した場合の説明図、(b)は全透過領域の全体を展張した場合の説明図である。 本発明に係る園芸用ハウスの使用方法を示しており、(a)は部分光領域の全体を展張した場合の説明図、(b)は部分遮光領域を部分的に展張した場合の説明図である。 本発明に係る園芸用ハウスの他の実施形態を示す説明図である。 本発明に係る園芸用ハウスの更に他の実施形態を示しており、(a)は他方の巻取りローラが回転付勢力に抗して回転した状態を示す説明図、(b)は他方の巻取りローラが回転付勢された状態を示す説明図である。
以下、図1〜11を参照して、本発明に係る園芸用ハウスの一実施形態について説明する。
図1に示すように、この実施形態における園芸用ハウス10(以下、「ハウス10」という)は、中央部が円弧状に屈曲した形状をなし、所定間隔をあけて設置された複数のアーチフレーム11と、このアーチフレーム11に直交して配置され、アーチフレーム11どうしを連結する複数の連結フレーム12と、これらのフレーム11,12の外側に張設された透明フィルム13とからなり、その天井壁15が円弧状に丸みを帯びた形状をなすと共に、両側壁16,17が互いに平行に立設した構造となっている。なお、この実施形態におけるフレーム11,12は、角柱状をなしているが、円柱状や、円形又は角形のパイプ等であってもよく、特に限定されない。
前記ハウス10の両側壁16,17には、複数の通気口18がそれぞれ設けられている(図1参照)。図1及び図2に示すように、両側壁16,17の外側には、透明フィルムを巻き取り可能で、かつ、図示しない昇降装置により昇降可能とされた、開閉ローラ19がそれぞれ配置されている。よって、図示しない昇降装置により開閉ローラ19が昇降すると、前記通気口18が開閉されて、ハウス10内へに外気を取り込んだり、ハウス10内の空気を排出したりできるようになっている。
図1及び図2に示すように、このハウス10は、太陽電池による発電機機能と日光の遮光機能とを兼ね備えた、帯状の遮光シート50を有しており、その長手方向両端部は、一対の巻取りローラ70A,70Bにより巻取り可能に支持されている。この遮光シート50は、両側壁16,17及び天井壁15の内側に沿って展張されるように、アーチフレーム11,11の間にそれぞれ配置され、かつ、ハウス10の長手方向に沿って複数並んで配列されている。
一対の巻取りローラ70A,70Bは、ハウス10の両側壁16,17の内側に、回転可能にそれぞれ配設されている。この実施形態では、隣接するアーチフレーム11,11ごとに遮光シート50が配置され、それに対応して、一方の側壁16の内側に巻取りローラ70A、他方の側壁17の内側に巻取りローラ70Bが、ハウス10の長手方向に沿って同軸的に複数配設されている(図1参照)。
図3に示すように、各巻取りローラ70A,70Bの、長手方向両端部の中央からは、支軸71がそれぞれ突設されている。各巻取りローラ70A,70Bの外周には、遮光シート50の巻取り時の保護を図るための、クッション性を有するゴムやスポンジ等からなるシート保護層76が設けられていることが好ましい。
また、図9に示すように、一方の巻取りローラ70Aの長手方向一端部の端面には、環状の金属端子73,75が支軸71に対して同心状に形成されている。更に一方の巻取りローラ70Aの長手方向一端部に対向した位置には、金属端子75に接触する集電体77が設置されている。この集電体77は、導線77aを介して、前記開閉ローラ19の昇降装置や照明装置、空調等の電力供給装置に接続されている。
上記巻取りローラ70A,70Bは、以下の支持構造によって、両側壁16,17の内側に回転可能に配設されるようになっている。この支持構造について、図1〜5を参照して具体的に説明すると、両側壁16,17の内側であって、前記アーチフレーム11から所定距離をあけた位置に、支柱30がそれぞれ立設されている。そして、各支柱30の上端にローラ支持部31が設けられており、このローラ支持部31に設置された軸受け31aに、巻取りローラ70A,70Bの支軸71が回転可能に支持されるようになっている(図3及び図4参照)。
この実施形態では、側壁16の内側に配置された複数の巻取りローラ70Aの各支軸71が軸受け31aに支持されると共に、側壁17の内側に配置された複数の巻取りローラ70Bの各支軸71も軸受け31aに支持されて、隣接する各巻取りローラ70A,70Bが独立してそれぞれ回転するようになっている。但し、隣接する複数の巻取りローラ70Aの端部どうし、並びに、隣接する複数の巻取りローラ70Bの端部どうしを、共通の支軸71で連結して、側壁16の内側に配置された複数の巻取りローラ70A、及び、側壁17の内側に配置された複数の巻取りローラ70Bを一体に回転させるようにしてもよい。
また、この実施形態では、ハウス10の長手方向一端側(図1の紙面手前側)の支柱30を除いた各支柱30には、前記ローラ支持部31の下方にモータ設置部33が設けられており、このモータ設置部33に図示しない電力供給装置に接続されたモータ35が設置されている。このモータ35の回転軸35aには駆動プーリ37が固着されており、この駆動プーリ37と、前記巻取りローラ70A,70Bの支軸71に固着された従動プーリ72とにベルト39が張設されている。そのため、モータ35の回転軸35aが回転すると、駆動プーリ37、ベルト39及び従動プーリ72を介して、巻取りローラ70A,70Bが所定の回転方向に回転するようになっている。これらの、モータ35、駆動プーリ37、ベルト39、従動プーリ72が、本発明における「駆動装置」を構成している。また、側壁16側に設置された各モータ35及び側壁17側に設置された各モータ35の回転軸35aは、同一方向に回転するように設定されており、遮光シート50の長手方向両端部に配置された巻取りローラ70A,70Bが、同一の回転方向に同期して回転するように構成されている。
なお、上述したように、巻取りローラ70A,70Aの端部どうし、並びに、巻取りローラ70B,70Bの端部どうしが、共通の支軸71で連結されている場合には、前記モータ35は共通の各支軸71に対して少なくとも一台設置されていればよく、これにより複数の巻取りローラ70A,70Bを同期して回転させることが可能となる。
そして、図2に示すように、巻取りローラ70A,70Bが矢印A1方向(右回り)に同期して回転すると、遮光シート50は、巻取りローラ70Bから繰り出されると共に、巻取りローラ70Aに巻かれて矢印A2方向に沿って移動する。一方、巻取りローラ70A,70Bが矢印B1方向に同期して回転すると、遮光シート50は、巻取りローラ70Aから繰り出されると共に巻取りローラ70Bに巻かれて矢印B2方向に沿って移動するようになっている。
このように、遮光シート50は、巻取りローラ70Aから巻取りローラ70Bへ、及び、巻取りローラ70Bから巻取りローラ70Aへと、往復移動するようになっている。この実施形態では、各遮光シート50毎に駆動装置が設けられているので、ハウス10の長手方向に配列される複数の遮光シート50が、上記駆動装置によりそれぞれ独立して往復移動するようになっている。
また、図4及び図5に示すように、各支柱30の下端部には、高さ調整具41が設けられている。この高さ調整具41は、支柱30の下端部内周の雌ネジに螺着されるネジ軸41aを有しており、支柱30の高さを調整可能となっている。
更に図5に示すように、アーチフレーム11と各支柱30との間には、伸縮棒43がアーチフレーム11及び支柱30に直交して配置されている。この伸縮棒43の両端部43a,43aは、ネジ軸により伸縮可能となっており、アーチフレーム11と支柱30との間隔を調整可能となっている。
図1及び図2に示すように、ハウス10の天井壁15の内側及び両側壁16,17の内側には、遮光シート50の中間部を移動可能に支持するための、ガイドローラ45が配設されている。図6を併せて参照すると、複数のアーチフレーム11には、ブラケット46を介して、ガイドシャフト47がそれぞれ取付けられている。このガイドシャフト47の両端部が、円筒状のガイドローラ45の端部内周にそれぞれ挿入されて、ガイドローラ45,45が回転可能に支持されるようになっている。このガイドローラ45が本発明における「ガイド」を構成している。また、ガイドシャフト47の軸方向所定位置には、環状の位置決めリング47a,47aが取付けられており、ガイドローラ45が位置決め保持されるようになっている。なお、この実施形態のガイドローラ45は回転可能となっているが、例えば、アーチフレーム11,11の間に円形パイプ等を固着して、これを遮光シート50のガイドとしてもよく、特に限定されるものではない。
次に遮光シート50の詳細な構造について、図7及び図8を参照して説明する。
この実施形態における遮光シート50は、可撓性を有すると共に、隣接するアーチフレーム11,11の間隔に適合する幅で、所定長さで伸びる帯状の透明シート51と、この透明シート51の所定箇所に取付けられた太陽電池モジュール55とから構成されている。この遮光シート50の、太陽電池モジュール55が配置された部分が、太陽光を遮光すると共に発電がなされる遮光領域をなし、同遮光シート50の、太陽電池モジュール55が配置されていない部分が、太陽光を透過させる透過領域をなしている。
なお、太陽電池モジュール55は、支持板と、該支持板上に設置された太陽電池セルと、該太陽電池セル上に配置された保護フィルムとから構成され、この実施形態では所定長さで帯状に伸びた長方形状となっている。前記太陽電池セルは、基板と、該基板上に積層された裏面電極層、光電変換層、透明電極層等からなる光電変換素子とで構成されている。
また、遮光シート50は、その長手方向両端部が一対の巻取りローラ70A,70Bに巻き取り可能に支持されると共に、一対の巻取りローラ70A,70Bの間の部分が、複数のガイドローラ45にガイドされて、ハウス10の天井壁15及び両側壁16,17に沿って展張されるようになっている(図1及び図2参照)。なお、遮光シート50の、ガイドローラ45に沿って一対の巻取りローラ70A,70Bの間に配置される部分を、シート展張部分Tと言うことにする(図2参照)。
図2及び図7に示すように、この実施形態の遮光シート50は、巻取りローラ70Aにより支持される長手方向一端部側に、展張部分Tの長さとほぼ同じ長さLとなるように、複数の太陽電池モジュール55が透明シート51の長手方向に沿って取付けられ、シート展張部分Tの全てを遮光する全遮光領域57が形成されている。
一方、遮光シート50の巻取りローラ70Bにより支持される長手方向他端部側には、シート展張部分Tの長さとほぼ同じ長さLの範囲に亘って、太陽電池モジュール55が配置されていない部分が設けられており、シート展張部分Tの全てを透過領域とする全透過領域59が形成されている。
更に遮光シート50には、前記全遮光領域57と前記全透過領域59との間に、シート展張部分Tの一部を遮光する部分遮光領域61が、シート展張部分Tの長さとほぼ同じ長さLで形成されている。この部分遮光領域61は、全遮光領域57に隣接する透過領域61aと、全透過領域59に隣接する遮光領域61bとから構成されている。前記遮光領域61bは、透明シート51の長手方向に沿って複数の太陽電池モジュール55が取付けられてなる。また、前記遮光領域61bの長さLaは、部分遮光領域61の長さLに対して任意の割合で形成することができる。この実施形態における遮光領域61bの長さLaは、部分遮光領域61の長さLに対して1/3の長さとなっている。
また、図8に示すように、透明シート51の長手方向に沿って配列した複数の太陽電池モジュール55は、それらの両端部が透明シート51の長手方向に沿って蛇行するように配設された導線63により電気的に接続されている。そして、図9に示すように、一方の導線63は、巻取りローラ70Aの金属端子73に接続線73aを介して接続され、他方の導線63は、同巻取りローラ70Aの金属端子75に接続線75aを介して接続されている。
上記構造をなした遮光シート50は、前述したように、モータ35、駆動プーリ37、ベルト39、従動プーリ72からなる駆動装置により、巻取りローラ70Aから巻取りローラ70Bへ又は巻取りローラ70Bから巻取りローラ70Aへ往復移動するようになっているが、その際の全遮光領域57や部分遮光領域61の移動位置によって、ハウス10の天井壁15及び両側壁16,17における遮光領域の割合と位置が変化するように構成されている。
例えば、図10(a)に示すように、全遮光領域57の全体が展張部分Tに配置されるように、遮光シート50を移動させた場合には、ハウス10の天井壁15の全体及び両側壁16,17の上方部分が遮光される。
一方、図10(b)に示すように、全透過領域59の全体が展張部分Tに配置されるように、遮光シート50を移動させた場合には、ハウス10の天井壁15の全体及び両側壁16,17の上方部分が透過状態とされる。
また、図11(a)に示すように、部分遮光領域61の全体が展張部分Tに配置されるように、遮光シート50を移動させた場合には、巻取りローラ70B側に遮光領域61bが配置されて、天井壁15の巻取りローラ70B側の部分と側壁17の上方部分とが遮光され、それ以外の部分に透過領域61aが配置されて透過状態とされる。
なお、図11(b)に示すように、部分遮光領域61の遮光領域61bが、巻取りローラ70Bから離れた位置となるように遮光シート50を移動させた場合には、展張部分Tに全透過領域59の一部が配置されて、遮光領域61bの位置を巻取りローラ70A側に移動できるようになっている。
また、遮光シート50の往復移動動作は、遮光部分が太陽の位置に追随するような自動制御機構により動作させたり、タイマー動作による自動制御機構により動作させたり、更には使用者による駆動装置のON・OFFにより動作させたりしてもよく、適宜設定することができる。
次に上記構造からなるハウス10の動作及び作用効果について説明する。
すなわち、図2に示すように、駆動装置が動作して、モータ35の回転軸35aが回転し、駆動プーリ37、ベルト39及び従動プーリ72を介して、左右一対の巻取りローラ70A,70Bが矢印A1方向に同期して回転すると、遮光シート50が巻取りローラ70Bから繰り出されると共に巻取りローラ70Aに巻かれて、遮光シート50がガイドローラ45により天井壁15に沿ってガイドされながら矢印A2方向に沿って移動する。
一方、巻取りローラ70A,70Bが同期して矢印B1方向に回転すると、遮光シート50が巻取りローラ70Aから繰り出されると共に巻取りローラ70Bに巻かれて、遮光シート50がガイドローラ45により天井壁15に沿ってガイドされながら矢印B2方向に沿って移動する。
このように、この実施形態では、各巻取りローラ70A,70Bにそれぞれ設けられた駆動装置によって、一対の巻取りローラ70A,70Bが同期して回転するように構成されているので、遮光シート50の往復移動をよりスムーズに行わせることができる。
また、遮光シート50は、可撓性を有する透明シート51に、複数の太陽電池モジュール55が取付けられて遮光領域が構成されているので、透明シート51によって、複数の太陽電池モジュール55をしっかりと支持することができると共に、巻取りローラ70A,70Bに巻取りやすい形態にすることができる。
なお、巻取りローラ70Aは、図9に示すように、その長手方向一端部に設けられた金属端子75が集電体77に接触しながら回転するようになっている。そのため、遮光シート50に取付けられた太陽電池モジュール55によって発電された電力は、導線63や接続線73a,75a、金属端子73,75を介して、集電体77及び電力供給装置を通して前記開閉ローラ19の昇降装置や照明装置、空調等に供給されるようになっている。
そして、このハウス10における遮光シート50は、全遮光領域57と、全透過領域59と、部分遮光領域61とを有しているので(図7参照)、遮光シート50を適宜移動させることで、ハウス10を所望の遮光状態とすることができる。
例えば、ハウス10の天井壁15の全体を遮光したい場合には、駆動装置を動作させて、遮光シート50を巻取りローラ70Aから繰り出すと共に巻取りローラ70Bに巻き取らせて、図10(a)に示すように、全遮光領域57の全体を展張部分Tに配置させることで、天井壁15の全体を遮光することができる。
また、ハウス10の天井壁15の全体を透過状態としたい場合には、駆動装置を動作させて、遮光シート50を巻取りローラ70Bから繰り出すと共に巻取りローラ70Aに巻き取らせて、図10(b)に示すように、全透過領域59の全体を展張部分Tに配置させることで、天井壁15の全体を透過状態にすることができる。
更に、ハウス10の天井壁15を部分的に遮光したい場合には、駆動装置を動作させて、遮光シート50を、巻取りローラ70Aから繰り出すと共に巻取りローラ70Bに巻き取らせるか、巻取りローラ70Bから繰り出すと共に巻取りローラ70Aに巻き取らせることにより、部分遮光領域61の全体を展張部分Tに配置させるか(図11(a)参照)、或いは、部分遮光領域61の遮光領域61b及び全透過領域59の一部を展張部分Tに配置させることにより(図11(b)参照)、天井壁15を部分的に遮光することができる。なお、図11(b)に示す状態では、全透過領域59を部分遮光領域61の一部として利用することができるので、遮光シート50の全体の長さを短くすることができる。
以上のように、このハウス10においては、遮光シート50を往復移動させることで、全遮光領域57や、全透過領域59、更には部分遮光領域61を移動させて、天井壁15の遮光領域の割合と位置とを適宜変化させることができるので、ハウス10の内部温度や、生育する植物の種類や生育時期などに応じて、遮光領域の割合や遮光方向などを最適な状態に調整することができる。
また、遮光シート50には、太陽電池モジュール55が取付けられることにより形成された全遮光領域57や、部分遮光領域61の遮光領域61bが配置されているので、遮光と同時に太陽発電を行うことができ、その電力を、ハウス10に設けられた開閉ローラ19の昇降装置や、照明装置、空調などに利用することができ、省エネルギー化を図ることができる。
更に、このハウス10においては、遮光シート50に複数の太陽電池モジュール55が配列されており、この遮光シート50を、駆動装置により一対の巻取りローラ70A,70Bを回転させて往復移動させることにより、天井壁15の所定位置に複数の太陽電池モジュール55を配置することができるので、引用文献1記載の植物栽培用ハウスのように、各太陽光発電パネルを逐次回転させる必要がなく、簡単な構造で効率よく複数の太陽電池モジュール55を所望の位置に配置させることができる。
また、遮光シート50に太陽電池モジュール55が取付けられることにより、遮光シート50に遮光領域が一体的に形成されているので、引用文献2記載の遮光装置のように、遮光部分であるパネルと遮光量を調整する遮光カーテンとを別々に設ける必要がなく、簡単な構造で、遮光と太陽光発電と同時に行わせることができる。
図12には、本発明に係る園芸用ハウスの他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略するものとする。
この実施形態に係る園芸用ハウス10は、前記実施形態のものと比べて、遮光シートの構造が異なっている。
すなわち、この実施形態における遮光シート50aは、互いに平行となるように、所定間隔をあけて配置された一対の支持ワイヤ65,65を有している。これらの支持ワイヤ65,65の間に、複数の太陽電池モジュール55が支持ワイヤ65に直交して配列されていると共に、各太陽電池モジュール55の長手方向両端部が接続部材67により、支持ワイヤ65,65に支持されて、遮光シート50aが形成されている。そして、この遮光シート50aにおいては、太陽電池モジュール55が配置された部分が遮光領域をなし、太陽電池モジュール55が配置されていない部分が透過領域をなしている。
この実施形態の場合も、前記実施形態と同様に、遮光シート50aを適宜往復移動させることで、天井壁15の遮光領域の割合と位置とを適宜変化させることができる。また、この実施形態における遮光シート50aは、前記実施形態の遮光シート50のように透明シート51が不要であるので、透過領域における透過率を高めて、製造コストを低減できるという利点が得られる。
図13には、本発明に係る園芸用ハウスの更に他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略するものとする。
この実施形態に係る園芸用ハウス10a(以下、「ハウス10a」という)は、遮光シートの往復移動構造が異なっている。
すなわち、この実施形態では、一対の巻取りローラ70A,Bのうち、一方の巻取り70Bにのみ駆動装置が設けられて、同巻取りローラ70Bが回転駆動可能となっており、他方の巻取りローラ70Aには、遮光シート50を巻取りローラ70Aを回転付勢する付勢手段が設けられている。この実施形態の場合、図13(a)に示すように、巻取りローラ70Aに渦巻きばねからなる付勢手段80が設けられおり、巻取りローラ70Aが矢印A1方向に回転付勢されている。なお、巻取りローラの回転付勢手段としては、渦巻きばねのみならず、ゴムや、引張りばね、エアシリンダ等であってもよく、特に限定されない。
そして、駆動装置によって、遮光シート50を巻取る方向(矢印B1方向)に巻取りローラ70Bが回転駆動すると、巻取りローラ70Aが付勢手段80の、矢印A1方向の回転付勢力に抗して回転して、遮光シート50が矢印B2に示すように巻取りローラ70Aから巻取りローラ70Bへと移動する(図13(a)参照)。
一方、駆動装置によって、遮光シート50を繰り出す方向(矢印A1方向)に巻取りローラ70Bが回転駆動すると、巻取りローラ70Aは、付勢手段の回転付勢力によって遮光シート50を巻取る方向(矢印A1方向)に回転付勢されるので、遮光シート50が矢印A2に示すように巻取りローラ70Bから巻取りローラ70Aへと移動する(図13(b)参照)。
このように、この実施形態においては、一方の巻取りローラ70に設けた1つの駆動装置によって、遮光シート50を往復移動させることができ、構造を簡素化することができる。
10,10a 園芸用ハウス(ハウス)
11 アーチフレーム
12 連結フレーム
13 透明フィルム
15 天井壁
16,17 側壁
18 通気口
19 開閉ローラ
30 支柱
31 ローラ支持部
31a 軸受け
33 モータ設置部
35 モータ
35a 回転軸
37 駆動プーリ
39 ベルト
41 調整具
41a ネジ軸
43 伸縮棒
43a,43a 両端部
45 ガイドローラ
46 ブラケット
47 ガイドシャフト
47a 位置決めリング
50,50a 遮光シート
51 透明シート
55 太陽電池モジュール
57 全遮光領域
59 全透過領域
61 部分遮光領域
61a 透過領域
61b 遮光領域
63 導線
65 支持ワイヤ
67 接続部材
70A,70B 巻取りローラ
71 支軸
72 従動プーリ
73,75 金属端子
73a,75a 接続線
76 シート保護層
77 集電体
77a 導線
80 付勢手段
T 遮光シートの、一対の巻取りローラ間に配置される展張部分(展張部分)
上記目的を達成するため、本発明の園芸用ハウスは、太陽電池による発電機能と太陽光の遮光機能とを兼ね備えた遮光シートを有しており、前記遮光シートは、太陽電池モジュールを配列してなる遮光領域と、太陽電池モジュールがない透過領域とを有する帯状体からなり、前記遮光シートの両端部は、前記園芸用ハウスの両側壁の内側に配設された少なくとも一対の巻取りローラによって巻き取り可能に支持され、前記遮光シートの中間部は、前記園芸用ハウスの両側壁及び天井壁の内側に沿って配設されたガイドに沿って移動可能に支持され、前記巻取りローラの少なくとも一方を回転駆動させる駆動装置が設けられ、前記駆動装置によって、前記遮光シートが一方の巻取りローラから他方の巻取りローラへ、及び他方の巻取りローラから一方の巻取りローラへ、往復移動可能とされており、
前記遮光シートの移動位置によって、前記園芸用ハウスの少なくとも天井壁における遮光領域の割合と位置が変化するように構成されており、前記遮光シートは、一方の巻取りローラ側に配置され、前記ガイドに沿って前記一対の巻取りローラ間に配置される展張部分の全てを遮光する全遮光領域と、他方の巻取りローラ側に配置され、前記展張部分の全てを透過領域とする全透過領域と、前記全遮光領域と前記全透過領域との間に配置され、前記展張部分の一部を遮光する部分遮光領域とを有しており、前記部分遮光領域は、前記全遮光領域に隣接する透過領域と、前記全透過領域に隣接する遮光領域とを有していることを特徴とする。
また、全遮光領域を展張部分にすれば、展張部分のほぼ全面を遮光することができ、部分遮光領域を展張部分にすれば、展張部分を部分的に遮光することができ、全透過領域を展張部分にすれば、展張部分を全透過させることができ、遮光シートをガイドに沿って移動させることによって、遮光状態を適切に調整することができる。また、部分遮光領域の移動位置を変えることによって、部分遮光状態における遮光方向も調整することができる。
更に、部分遮光領域の遮光領域を、展張部分においてずらすことにより、部分遮光する方向を変えることができる。また、全透過領域を部分遮光領域の一部として利用することができるので、遮光シート全体の長さを短くすることができる。

Claims (6)

  1. 太陽電池による発電機能と太陽光の遮光機能とを兼ね備えた遮光シートを有する園芸用ハウスにおいて、
    前記遮光シートは、太陽電池モジュールを配列してなる遮光領域と、太陽電池モジュールがない透過領域とを有する帯状体からなり、
    前記遮光シートの両端部は、前記園芸用ハウスの両側壁の内側に配設された少なくとも一対の巻取りローラによって巻き取り可能に支持され、
    前記遮光シートの中間部は、前記園芸用ハウスの両側壁及び天井壁の内側に沿って配設されたガイドに沿って移動可能に支持され、
    前記巻取りローラの少なくとも一方を回転駆動させる駆動装置が設けられ、
    前記駆動装置によって、前記遮光シートが一方の巻取りローラから他方の巻取りローラへ、及び他方の巻取りローラから一方の巻取りローラへ、往復移動可能とされており、
    前記遮光シートの移動位置によって、前記園芸用ハウスの少なくとも天井壁における遮光領域の割合と位置が変化するように構成されていることを特徴とする園芸用ハウス。
  2. 前記遮光シートは、前記ガイドに沿って前記一対の巻取りローラ間に配置される展張部分の全てを遮光する全遮光領域と、前記展張部分の一部を遮光する部分遮光領域と、前記展張領域の全てを透過領域とする全透過領域とを有する請求項1記載の園芸用ハウス。
  3. 前記遮光シートは、一方の巻取りローラ側に前記全遮光領域が配置され、他方の巻取りローラ側に前記全透過領域が配置され、前記全遮光領域と前記全透過領域との間に、前記部分遮光領域が配置されており、前記部分遮光領域は、前記全遮光領域に隣接する透過領域と、前記全透過領域に隣接する遮光領域とを有している請求項2記載の園芸用ハウス。
  4. 前記遮光シートは、可撓性を有する帯状の透明シートと、該透明シートの遮光領域に取付けられた太陽電池モジュールとで構成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の園芸用ハウス。
  5. 前記一対の巻取りローラのそれぞれに前記駆動装置が設けられ、該一対の巻取りローラが同期して回転するように構成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載の園芸用ハウス。
  6. 前記一対の巻取りローラの一方に駆動装置が設けられ、他方には、前記遮光シートを巻取る方向に該巻取りローラを回転付勢する付勢手段が取付けられている請求項1〜4のいずれか1つに記載の園芸用ハウス。
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