JP2013118715A - 送信装置、受信装置、通信システム、及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】誤り訂正の効果の低下を防止する。
【解決手段】パケット受信器側からパケットの再送要求(NAK)が返信された場合、パケット混合部301は、再送バッファ部304に保持されている、複数の再送要求に対応する複数の再送パケットを混合し、その結果得られる情報ビットをターボ符号化部302に入力させる。ターボ符号化部302は、入力された情報ビットに対してターボ符号化を実行し、その結果、情報ビットのほかに、第1及び第2パリティビットを含むターボ符号を生成される。レートマッチング部303は、生成されたターボ符号のうち、実際に送信するビットを決定し、送信信号を得る。
【選択図】図3
【解決手段】パケット受信器側からパケットの再送要求(NAK)が返信された場合、パケット混合部301は、再送バッファ部304に保持されている、複数の再送要求に対応する複数の再送パケットを混合し、その結果得られる情報ビットをターボ符号化部302に入力させる。ターボ符号化部302は、入力された情報ビットに対してターボ符号化を実行し、その結果、情報ビットのほかに、第1及び第2パリティビットを含むターボ符号を生成される。レートマッチング部303は、生成されたターボ符号のうち、実際に送信するビットを決定し、送信信号を得る。
【選択図】図3
Description
本発明は、無線によるデータの再送信技術に関する。データの例として、例えばパケットデータも含まれる。
標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)にて標準化作業が進められているLTE(Long Term Evolution)等の新たな携帯電話の通信規格などにおいては、移動体端末において高速通信を可能とするための無線通信技術が開発されてきている。
そこでは、送信装置にて通信パケットに付加された誤り訂正符号に基づいて、受信装置が誤り検出を行いながら通信情報を受信する。例えば、近年実用化されたHSDPA(High Speed Downlink PACKet Access)などの無線通信システムでは、ターボ符号と呼ばれる誤り訂正符号が用いられている。
HSDPA、LTE等において採用されている再送技術として、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat reQuest)と呼ばれる方式が知られている。パケット通信では一般に、受信装置が、通信パケットの受信の成否を、ACK(肯定的送達確認:ACKnowledgement)又はNAK(否定的送達確認)として送信装置へ返信する。送信装置は、受信装置がNAKを返した場合又はパケットを送信してから妥当な時間が経過するまでに送達確認を受信できない場合に、送信情報を再送する。HARQでは、例えばLTE等のレイヤ1プロトコル階層の処理において、受信装置にて復号に失敗したデータが破棄されずに再送データと組み合わせて復号されることを考慮した上で、送信装置側での再送パターンが決定される。そして、受信装置側では、受信に失敗したデータが廃棄されずに再送データとを合成して復号が行われる。
上述のターボ符号及びHARQという2つの技術により、次世代パケット通信では高いスループットが達成される。
ターボ符号は、情報ビットに対し、再帰的たたみ込符号により、2種類のパリティビットを生成することを特徴としている。この2種類のパリティビットは、パリティビットを生成するための情報ビットの並べ替え(インターリーブ)パターンが異なる。この並べ替えパターンがランダムに近いほど特性が良いと一般的に言われている。以降、この2つのパリティビットを第1パリティビット及び第2パリティビットと呼ぶ。
HARQでは、通常の再送制御と同様に、受信機からACK信号が送られた場合には、次回に新規パケットが送信され、NAK信号が送られた場合には、次回に再送パケットが送信される。HARQでは、受信に失敗したデータであっても受信側で記憶しておき、再送データが受信されるときに、記憶しているデータと再送データとを合成して復号することもできる。
再送パケットと新規パケットが同時に送信される場合、物理リソースの関係で、新規パケットのサイズが小さくなる可能性がある。
ここで、誤り訂正符号は、パケットのサイズが大きいほど効果が大きい。誤り訂正の効果が、パケットサイズに依るというのは、例えば、下記非特許文献1に記述がある。
また、再送パケットと新規パケットが同時に送信される従来技術では、再送パケットと新規パケットに対して独立に誤り訂正が行われている。このため、ACK/NAK信号を別々に返送する必要があり、フィードバック信号の周波数利用効率が下がってしまうという問題点を有していた。
関連する技術の例として、下記先行技術文献が存在する。
C.Berrou,"The ten−year−old turbo codes are entering into service",IEEE Communication Magazine,August 2003
そこで、1つの側面では、本発明は、誤り訂正の効果の低下を防止することを目的とする。
また、1つの側面では、本発明は、フィードバック信号の周波数利用効率の低下を防止することにある。
また、1つの側面では、本発明は、フィードバック信号の周波数利用効率の低下を防止することにある。
態様の1例では、受信装置から返信される送達確認情報に基づいて、該受信装置に復号に失敗したパケットを破棄せずに再送されたパケットと組み合わせて復号させるために、前記パケットの送信の再送を制御する送信装置として実現され、以下の構成要素を含む。
再送バッファ部は、送信されるべき情報ビットを再送のために保持する。
パケット混合部は、受信装置から送達確認情報として再送要求を受信した場合に、再送バッファ部に保持されている再送要求に対応する情報ビットと新規に送信されるべき情報ビットとを混合して送信のための情報ビットを生成する。
パケット混合部は、受信装置から送達確認情報として再送要求を受信した場合に、再送バッファ部に保持されている再送要求に対応する情報ビットと新規に送信されるべき情報ビットとを混合して送信のための情報ビットを生成する。
符号化部は、受信装置から送達確認情報として再送要求を受信した場合に、パケット混合部が生成する送信のための情報ビットを入力し、その情報ビットに基づいて誤り訂正符号を生成し、その誤り訂正符号を含む送信符号を生成し出力する。
また、第2の態様では、送信装置に受信パケットの成否を示す送達確認情報を返信しながら、復号に失敗した受信パケットを破棄せずに送信装置から再送された受信パケットと組み合わせて復号することで、受信パケットの再送を制御する受信装置として実現され、以下の構成要素を含む。
即ち、復号部は、送信装置に送達確認情報として再送要求を送信した場合に、その再送要求に対応して先に受信した新規パケットの情報ビット及び誤り訂正符号と、再送要求に対応して新たに受信したパケットの情報ビット及び誤り訂正符号とに基づいて、再送要求に対応するパケットと再送要求に対応して新たに受信したパケットに対する復号を同時に実行する。
従って、本発明は、誤り訂正の効果の低下を防止することができる。
また、フィードバック信号の周波数利用効率の低下を防止することができる。
また、フィードバック信号の周波数利用効率の低下を防止することができる。
以下、図面を参照しながら、各実施形態について詳細に説明する。
図1は第1の実施形態におけるパケット送信器の構成図、図2は第1の実施形態におけるパケット受信器の構成図である。
図1は第1の実施形態におけるパケット送信器の構成図、図2は第1の実施形態におけるパケット受信器の構成図である。
図1において、送信データ101は、符号器102にて符号化された後に、変調器103にて変調され、アンテナ105から送信される。このとき、コーディングレート・変調方式決定部104が、符号器102における符号化のコーディングレートと、変調器103における変調方式を決定し、決定されたコーディングレート及び変調方式をそれぞれ符号器102及び変調器103に指示する。
図2において、アンテナ201にて受信されたデータは、復調器202にて復調され、復号器203にて復号されて、受信データ205を出力する。このとき、コーディングレート・変調方式判定部104が、復号器203において復号されたデータの変調方式を判定し、判定されたコーディングレート及び変調方式をそれぞれ復号器203及び復調器202に指示する。
図3は、図1の符号器102の実現例を示す図である。
パケット混合部301は、新規パケットの送信時、最初の送信の際又は、パケット受信器側からACK信号が返信されている際には、新規パケットの情報ビットのみをそのままターボ符号化部302に入力させる。なお、新規パケットは、再送に備えて、再送バッファ部304に保持してもよい。パケット受信器側からACK信号が返信された時点で、そのACK信号に対応してバッファ部304に保持されていたパケットを破棄してもよい。一方、パケット受信器側からパケットの再送要求があった場合、即ちNAK信号が返信されてきたときには、パケット混合部301は、再送バッファ部304に保持されている再送用パケットと新規パケットとを混合する(例えば、再送用パケットに新規パケットを結合すうrことで、異なるパケット間での混合を行う。)。そして、パケット混合部301は、その混合処理の結果得られる情報ビットをターボ符号化部302に入力させる。
パケット混合部301は、新規パケットの送信時、最初の送信の際又は、パケット受信器側からACK信号が返信されている際には、新規パケットの情報ビットのみをそのままターボ符号化部302に入力させる。なお、新規パケットは、再送に備えて、再送バッファ部304に保持してもよい。パケット受信器側からACK信号が返信された時点で、そのACK信号に対応してバッファ部304に保持されていたパケットを破棄してもよい。一方、パケット受信器側からパケットの再送要求があった場合、即ちNAK信号が返信されてきたときには、パケット混合部301は、再送バッファ部304に保持されている再送用パケットと新規パケットとを混合する(例えば、再送用パケットに新規パケットを結合すうrことで、異なるパケット間での混合を行う。)。そして、パケット混合部301は、その混合処理の結果得られる情報ビットをターボ符号化部302に入力させる。
符号化部であるターボ符号化部302は、入力された情報ビットに対してターボ符号化を実行し、その結果、情報ビットのほかに、誤り訂正符号である第1パリティビット及び第2パリティビットを含むターボ符号を生成される。
レートマッチング部303は、生成されたターボ符号のうち、実際に送信するビットを決定し、送信信号を得る。
レートマッチング部303は、生成されたターボ符号のうち、実際に送信するビットを決定し、送信信号を得る。
図4は、ターボ符号化部302の実現例を示す図である。また、図5は、図4の要素符号器401又は402の実現例を示す図である。
図4において、要素符号器401は、入力された情報ビットに対し、再帰的たたみ込符号化を実行し、第1パリティビットを生成する。
図4において、要素符号器401は、入力された情報ビットに対し、再帰的たたみ込符号化を実行し、第1パリティビットを生成する。
一方、入力された情報ビットは、インターリーバ部402によって並べ替え(インターリーブ)が行われる。要素符号器401は、インターリーバ部402から出力される並び替えられた情報ビットに対し、再帰的たたみ込符号化を実行し、第2パリティビットを生成する。第1パリティビット及び第2パリティビットは、入力された情報ビットと共に、ターボ符号として出力される。
図5において、図4の要素符号器401又は402は共に、情報ビットから第1パリティビット又は第2パリティビットを生成する畳み込みエンコーダとして実現されている。図5の実現例では、出力されるパリティビットに対する入力される情報ビットのビットレートは1/2である。また、このエンコーダは、502、504、505という3個のビット遅延レジスタを含み、現在を含む最近の4ビットの情報ビットに関する関数器となっている。つまり、図5のエンコーダは、符号レート=1/2、拘束長=4の再帰的系統的畳み込みエンコーダとして実現されている。この実現例は、ターボ符号器の要素符号器として、一般的に良く知られている実現例である。
図5において、加算器501の出力に縦続に接続されたビット遅延レジスタ502、504、505は、3ビットのシフトレジスタを実現しており、サンプリング時間毎に、以下の一連のビットシフト動作を実行する。即ち、ビット遅延レジスタ505が保持していたビットが、加算器506及び507に出力される。また、ビット遅延レジスタ504が保持していたビットが、ビット遅延レジスタ505に入力され保持される。更に、ビット遅延レジスタ502が保持していたビットが、ビット遅延レジスタ504に入力され保持される。そして、加算器501の出力がビット遅延レジスタ502に入力され保持される。加算器501は、入力された情報ビットと、ビット遅延レジスタ505が出力するビットとに対して、2を法とする加算を実行する。加算器503は、加算器501が出力するビットとビット遅延レジスタ502が出力するビットとに対して、2を法とする加算を実行する。加算器506は、加算器503が出力するビットとビット遅延レジスタ505が出力するビットとに対して、2を法とする加算を実行する。加算器507は、ビット遅延レジスタ504が出力するビットとビット遅延レジスタ505が出力するビットとに対して、2を法とする加算を実行する。加算器507の出力は、加算器501に入力される。そして、加算器506の出力は、パリティビット(図4の第1パリティビット又は第2パリティビット)として出力される。
図6は、図1〜図5に示される実現例を有する第1の実施形態における送信フォーマット例を示す図である。図6(a)は、新規パケットのみが送信されるときの送信フォーマット例、図6(b)は、再送要求がなされたときの送信フォーマット例である。
図6(a)において、S1は、新規パケットの情報ビットを示している。新規パケットのみが送信されるときは、図3のパケット混合部301は、新規パケットに対応する情報ビットS1のみをターボ符号化部302に入力させる。この結果、ターボ符号化部302は、情報ビットS1のみからターボ符号を生成する。図6(a)において、P1は、情報ビットがS1であるときの、ターボ符号化部302(図3)が生成する第1パリティビット(図4参照)である。以後これを、新規時第1パリティビットと呼ぶ。P2は、情報ビットがS1であるときの、ターボ符号化部302が生成する第2パリティビット(図4参照)である。以後これを、新規時第2パリティビットと呼ぶ。情報ビットS1、P1、P2が、ターボ符号としてターボ符号化部302からレートマッチング部303に出力される。
図6(b)において、S2は、新規パケットの情報ビットを示している。また図6(b)では、S1は、再送パケットの情報ビットである。図3のパケット混合部301は、新規パケットのサイズを、送信時に使える物理リソースのサイズにより変更することができる。多くの物理リソースを使えるときは、新規パケットのサイズは大きなサイズとされ、使える物理リソースが少ないときは、新規パケットのサイズは小さくされる。
再送要求があった場合は、パケット混合部301は、決定されたサイズに埋められた新規パケットの情報ビットS2と、前回送られた再送パケットの情報ビットS1の両方を、符号化の対象とする1つのデータとして、ターボ符号化部302へ入力させる。ターボ符号化部302は、図6(b)に示されるように、このS2+S1の情報ビットに対して、第1パリティビット及び第2パリティビット(図4参照)であるP3及びP4を生成する。以後、再送時の第1パリティビットを再送時第1パリティビット(=P3)、再送時の第2パリティビットを再送時第2パリティビット(=P4)と呼ぶ。この結果、ターボ符号化部302は、情報ビットS1+S2、P3、P4を、ターボ符号としてレートマッチング部303へ出力する。
ここで、符号化の順番として、S2から先にパケット混合部301からターボ符号化部302に入力されるのがよい。なぜなら、図4の要素符号器401及び402は図5に示される実現例を備えるため、S1が先に要素符号器401又は402に入力されるとP3又はP4の前半部は、それぞれP1又はP2と全く同じになってしまうからである。S2が先に要素符号器401又は402に入力されることにより、P3又はP4の前半部を、それぞれP1又はP2と異なったビット例として生成させることができる。また、図5の実現例では、ビット遅延レジスタ504や505の出力が加算器501側にフィードバックされて再帰的に入力される。このため、S2が先に要素符号器401又は402に入力されることにより、P3又はP4の後半部では、S1+S2に対するパリティビットが生成されることになり、それぞれP1又はP2とは異なったビットを生成させることができる。
図7は、図3のレートマッチング部303の動作説明図である。レートマッチングは、ターボ符号化部302にて生成されたターボ符号ビット(情報ビット+第1パリティビット+第2パリティビット)の中から、実際に送信される、物理リソースに見合ったビットを抽出する処理である。図7(a)は、新規パケットのみが送信されるときのレートマッチング処理の例、図7(b)は、再送要求がなされたときのレートマッチング処理の例である。
一般的に、情報ビットは、送った方が無線特性が良い。このため、新規パケットのみが送信されるときは、図7(a)に示されるように、情報ビットS1はそのまますべて選択される。P1とP2は、実際に送信するビット数に合わせるために、それぞれの一部が選択される。この選択方法としては例えば、P1又はP2の各ビットに対応するビット番号がnで除算され、余りがmとなったビット番号に対応するビットのみが選択されるという方法を採用することができる。一般的に、P1又はP2の全体から均一にビットが選択されることにより、良い符号化特性が得られる。
再送要求がなされたときには、図7(b)に示されるように、図7(a)の場合と同様の考え方に従って、新規情報ビットS2はそのまますべて選択され、P3、P4は、それぞれの一部が選択される。また、S1は、既に送信済みのため再送時には選択しないという処理を実行することができる。
図8は、図2に示される第1の実施形態におけるパケット受信器において、新規パケットのみが受信されたときの図2の復号器203の実現例を示す図である。この実現例は、一般的なターボ復号器として実現される。
まず、受信されるデータは、情報ビットS1と、新規時第1パリティビットP1と、新規時第2パリティビットP2である。
まず、受信されるデータは、情報ビットS1と、新規時第1パリティビットP1と、新規時第2パリティビットP2である。
図8において、デインターリーバ部(図8で「π-1」と表記)804は、前回の繰返し復号処理により得られている第1の尤度情報ビット系列の並び順を元に戻す処理であるデインターリーブを実行する。
第1の軟判定復号部である要素復号器(図8で「DEC」と表記)801は、情報ビットS1と、新規時第1パリティビットP1と、デインターリーバ部804が出力する第1の尤度情報ビット系列に対するデインターリーブ出力とを用いて復号を実行する。そして、要素復号器801は、復号結果を第2の尤度情報ビット系列として出力する。
インターリーバ部(図8で「π」と表記)802は、要素復号器801により導出された第2の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
インターリーバ部(図8で「π」と表記)802は、要素復号器801により導出された第2の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
第2の軟判定復号部である要素復号器803は、情報ビットS1と、新規時第2パリティビットP2と、インターリーバ部802が出力する第2の尤度情報ビット系列に対するインターリーブ出力とを用いて復号を実行する。そして、要素復号器803は、復号結果を第1の尤度情報ビット系列として出力する。これと共に、要素復号器803は、804、801、802、及び803自身の各部による復号が繰り返し実行された後に、要素復号器803自身が算出する第1の尤度情報ビット系列に対して硬判定処理を実行することにより、復号結果のデータ列を出力する。
以上の実現例により、新規パケットのみが受信されたときのターボ復号の処理を実現することができる。
以上の実現例により、新規パケットのみが受信されたときのターボ復号の処理を実現することができる。
図9は、図2に示される第1の実施形態におけるパケット受信器において、再送要求に対応するパケットが受信されたときの図2の復号器203の実現例を示す図である。
図9において、図8の場合と同様の処理を行う部分には、図8の場合と同じ番号が付されている。
図9において、図8の場合と同様の処理を行う部分には、図8の場合と同じ番号が付されている。
図9の実現例が図8の実現例と異なる点は、以下の通りである。即ち第1に、受信される情報ビットには先行する新規パケット又は再送パケットから得られる情報ビットS1と新規パケットの情報ビットS2が混在して含まれ、それらに対して前述した801〜803、804の処理が実行される。第2に、受信された再送時第1パリティビットP3、再送時第2パリティビットP4を用いて更に軟判定処理を実行する処理部分901〜905が追加されている。
まず、受信されるデータは、情報ビットS1+S2と、再送時第1パリティビットP3と、再送時第2パリティビットP4である。また、新規時第1パリティビットP1と、新規時第2パリティビットP2は、再送前に受信され保持されているものとする。
図9において、デインターリーバ部804は、前回の繰返し復号処理により得られている第1の尤度情報ビット系列の並び順を元に戻す処理であるデインターリーブを実行する。
第1の軟判定復号部である要素復号器801は、情報ビットS1+S2と、新規時第1パリティビットP1と、デインターリーバ部804が出力する第1の尤度情報ビット系列に対するデインターリーブ出力とを用いて復号を実行する。そして、要素復号器801は、復号結果を第2の尤度情報ビット系列として出力する。
インターリーバ部802は、要素復号器801により導出された第2の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
インターリーバ部802は、要素復号器801により導出された第2の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
第2の軟判定復号部である要素復号器803は、情報ビットS1+S2と、新規時第2パリティビットP2と、インターリーバ部802が出力する第2の尤度情報ビット系列に対するインターリーブ出力とを用いて復号を実行する。そして、要素復号器803は、復号結果を第3の尤度情報ビット系列として出力する。
デインターリーバ部901は、第3の尤度情報ビット系列に対してデインターリーブを実行する。
デインターリーバ部901は、第3の尤度情報ビット系列に対してデインターリーブを実行する。
第3の軟判定復号部である要素復号器902は、情報ビットS1+S2と、再送時第1パリティビットP3と、デインターリーバ部901が出力する第3の尤度情報ビット系列に対するデインターリーブ出力とを用いて復号を実行する。そして、要素復号器902は、復号結果を第4の尤度情報ビット系列として出力する。
インターリーバ部903は、要素復号器902により導出された第4の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
インターリーバ部903は、要素復号器902により導出された第4の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
第4の軟判定復号部である要素復号器904は、情報ビットS1+S2と、再送時第2パリティビットP4と、インターリーバ部903が出力する第4の尤度情報ビット系列に対するインターリーブ出力とを用いて復号を実行する。そして、要素復号器904は、復号結果を第1の尤度情報ビット系列として出力する。
なお、図9の実現例には図8の実現例が含まれているため、第1の実施形態における復号器203(図2)は、図9において以下の動作を実行させることにより、実現することができる。即ち、新規パケットのみが受信された通信フレームでは、801〜803の処理部分が動作し、要素復号器803の出力がデインターリーバ部804に入力する。一方、再送要求に対応するパケットが受信された通信フレームでは、特には図示しないスイッチ部の切替えにより、901〜905の処理部分も併せて動作し、要素復号器803の出力がデインターリーバ部901に入力し、誤り判定部905の出力がデインターリーバ部804に入力する。
図9の実現例では、再送パケットの情報ビットS1と新規パケットの情報ビットS2が混在して復号処理されることが特徴である。
ここで、S1及びS2には、それぞれ誤り検出を行うためのCRC(巡回冗長符号)を付加することが有効である。図9の誤り判定部905は、例えば情報ビットS1に付加されたCRCと情報ビットS2に付加されたCRCに基づいて、要素復号器904にて復号されたS1、S2に誤りが残っているか、即ち正しく復号が行われたか否かを判定する。そして、誤り判定部905は、情報ビットS1又はS2のうち正しく復号できた方の情報ビットの尤度を最大値にして、それを第1の尤度情報ビット系列として、デインターリーバ部804に入力させる。これと共に、誤り判定部905は、情報ビットS1又はS2のうち正しく復号できた方の第1の尤度情報ビット系列に対して硬判定処理を実行することにより、復号結果のデータ列を出力する。
そして、上述の第1の尤度情報がフィードバックされながら、804、801〜803、901〜905による復号が繰り返し実行されることにより、情報ビットS1、S2のパケット誤りを訂正しやすくすることができる。
以上のようにして、第1の実施形態では、再送要求があった場合、再送パケットと新規パケットが混合されて符号化及び復号化が実施される。これにより、符号化されるパケット長が長くなるので、誤り率特性が向上する。
また、第1の実施形態では、再送パケットに関する情報ビットS1と新規パケットに関する情報ビットS2が同じ復調器202(図2)で復号されるので、お互いの復号処理を助け合う効果が生ずる。この結果、再送パケットと新規パケットの復号が失敗する又は成功するタイミングを同じタイミングにする可能性を高めることができるため、それらに対する再送制御信号であるACK/NAK信号を1つで済ますことが可能となる。この場合、新規パケット又は再送パケットのうち両方とも復号に成功した場合にはACKが返信され、何れか一方でも復号に失敗した場合にはNAKが返信される。
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態の実現例は、第1の実施形態の場合の図1〜図5、図8、及び図9の実現例と同様である。
第2の実施形態の実現例は、第1の実施形態の場合の図1〜図5、図8、及び図9の実現例と同様である。
図10は、第2の実施形態における送信フォーマット例を示す図である。図10(a)は、新規パケットのみが送信されるときの送信フォーマット例、図10(b)は、再送要求がなされたときの送信フォーマット例である。
前述した第1の実施形態では、図6に示されるように、再送要求時には、情報ビットS1の全ての情報を用いてターボ符号化が実行された。これに対して、第2の実施形態では、図3のパケット混合部301は、図10(b)に示されるように、再送要求時には、情報ビットS1の一部のみを情報ビットS2と混合して、ターボ符号化部302に入力させる。なお、図10(a)に示される、新規パケットのみが送信されるときの送信フォーマット例は、図6(a)と同様である。これにより、新規パケットに対するパリティビットの生成を完全に行いつつ、P3、P4のビット数を減らすことができる。レートマッチング部303(図3)によるレートマッチングで、P3、P4のビットは削られてしまい一部のビットしか送られないことを考えると、P3、P4の全体のビットが減った分だけ、新規パケットの情報をより多く送ることができることになる。
特に、再送時のS1の一部のビット数とS2のビット数の合計が、S1全てのビット数と同じになるようにすると、各要素復号器(図9の902、904)において等しく誤り訂正が行われるため、最も効率が良い。
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態のパケット送信器の基本実現例は、第1の実施形態の場合の図1、図3〜図5の実現例と同様である。また、第3の実施形態のパケット受信器の全体実現例は、第1の実施形態の場合の図2の実現例と同様である。
第3の実施形態のパケット送信器の基本実現例は、第1の実施形態の場合の図1、図3〜図5の実現例と同様である。また、第3の実施形態のパケット受信器の全体実現例は、第1の実施形態の場合の図2の実現例と同様である。
図11は、第3の実施形態における送信フォーマット例を示す図である。第3の実施形態では、図3のパケット混合部301は、再送要求時に、情報ビットS1とS2を混合してターボ符号化部302(図3)に入力させるときに、図11(b)に示されるように、再送パケットに対応する情報ビットS1に対してインターリーブを実施する。その後、パケット混合部301は、そのインターリーブされた情報ビットS1と新規パケットに対応する情報ビットS2とを混合して、ターボ符号化部302に入力させる。なお、図11(a)に示される、新規パケットのみが送信されるときの送信フォーマット例は、図6(a)と同様である。
前述した第1の実施形態の説明において、再送要求時には、パケット混合部301からターボ符号化部302へは、情報ビットS2を先に入力させるのがよいことを説明した。しかしここで、情報ビットS2のターボ符号化が終了した直後に要素符号器401又は402内のビット遅延レジスタ502、504、505が保持している値が全てゼロとなった場合を考える。この場合には、その直後に情報ビットS1が入力されたときに、パリティビットP3又はP4として、パリティビットP1又はP2と同じ値が出力されてしまう。この結果、パリティビットP3又はP4の一部が、パリティビットP1又はP2と同じになってしまい、パケット受信器側での誤り訂正能力が低下してしまう。そこで、第3の実施形態では、パケット混合部301が、情報ビットS2に続いてS1をターボ符号化部302に入力させるときに、インターリーブされたS1を入力させるようにする。
なお、パケット混合部301は、情報ビットS1をターボ符号化部302に入力させるときに、例えば、S1の最後のビットを最初に入力して、順番をさかのぼり、最後にもともと先頭だったS1のビットを入力させるというインターリーブを実行してもよい。
図2に示される第3の実施形態におけるパケット受信器において、新規パケットのみが受信されたときの図2の復号器203の実現例は、第1の実施形態における図8の実現例と同様である。
図12は、図2に示される第3の実施形態におけるパケット受信器において、再送要求に対応するパケットが受信されたときの図2の復号器203の実現例を示す図である。
図12において、図8及び図9の場合と同様の処理を行う部分には、図8及び図9の場合と同じ番号が付されている。
図12の実現例が図8及び図9の実現例と異なる点は、以下の通りである。即ち、図12の実現例では、インターリーブ処理π2を実行するインターリーバ部1201と、π2で並び替えられた並び順を元に戻すデインターリーブの処理を実行するデインターリーバ部1202が挿入される。ここで、π2は、図11に示されるように、パケット混合部301での情報ビットS1に対するインターリーブの処理に対応している。
まず、受信されるデータは、情報ビットS1+S2と、再送時第1パリティビットP3と、再送時第2パリティビットP4である。また、新規時第1パリティビットP1と、新規時第2パリティビットP2は、再送前に受信され保持されているものとする。
図12において、デインターリーバ部804は、前回の繰返し復号処理により得られている第1の尤度情報ビット系列の並び順を元に戻す処理であるデインターリーブを実行する。
第1の軟判定復号部である要素復号器801は、情報ビットS1+S2と、新規時第1パリティビットP1と、デインターリーバ部804が出力する第1の尤度情報ビット系列に対するデインターリーブ出力とを用いて復号を実行する。そして、要素復号器801は、復号結果を第2の尤度情報ビット系列として出力する。
インターリーバ部802は、要素復号器801により導出された第2の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
第2の軟判定復号部である要素復号器803は、情報ビットS1+S2と、新規時パリティビットP2と、インターリーバ部802が出力する第2の尤度情報ビット系列に対するインターリーブ出力とを用いて復号を実行する。そして、要素復号器803は、復号結果を第3の尤度情報ビット系列として出力する。
インターリーバ部(図12で「π2」と表記)1201は、要素復号器803により導出された第3の尤度情報ビット系列に対してインターリーブを実行する。このインターリーブの処理π2は、図11に示されるように、パケット送信器側のパケット混合部301(図3)での情報ビットS1に対するインターリーブの処理に対応している。
デインターリーバ部901は、インターリーバ部1201に対してインターリーブされた第3の尤度情報ビット系列に対して更にデインターリーブを実行する。
第3の軟判定復号部である要素復号器902は、情報ビットS1+S2と、再送時パリティビットP3と、デインターリーバ部901が出力する第3の尤度情報ビット系列に対するデインターリーブ出力とを用いて復号を実行する。そして、要素復号器902は、復号結果を第4の尤度情報ビット系列として出力する。
インターリーバ部903は、要素復号器902により導出された第4の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
第4の軟判定復号部である要素復号器904は、情報ビットS1+S2と、再送時第2パリティビットP4と、インターリーバ部903が出力する第4の尤度情報ビット系列に対するインターリーブ出力とを用いて復号を実行し、復号結果を第1の尤度情報ビット系列として出力する。
誤り判定部905は、要素復号器904にて復号されたS1、S2に誤りが残っているか、即ち正しく復号が行われたか否かを判定する。そして、誤り判定部905は、情報ビットS1又はS2のうち正しく復号できた方の情報ビットの尤度を最大値にして、それを第1の尤度情報ビット系列として、デインターリーバ部1202に入力させる。これと共に、誤り判定部905は、情報ビットS1又はS2のうち正しく復号できた方の第1の尤度情報ビット系列に対して硬判定処理を実行することにより、復号結果のデータ列を出力する。
デインターリーバ部(図12で「π2-1」と表記)1202は、誤り判定部905から出力された第1の尤度情報ビット系列に対して、デインターリーブを実行し、その結果をデインターリーバ部804に出力する。デインターリーバ部1202でのデインターリーブの処理π2-1は、図11に示される、パケット送信器側のパケット混合部301(図3)での情報ビットS1に対するインターリーブの処理π2の並び順を元に戻す処理に対応している。
なお、図12の実現例には図8の実現例が含まれているため、第3の実施形態における復号器203(図2)は、図12において以下の動作を実行させることにより、実現することができる。即ち、新規パケットのみが受信された通信フレームでは、801〜803の処理部分が動作し、要素復号器803の出力がデインターリーバ部804に入力する。一方、再送要求に対応するパケットが受信された通信フレームでは、特には図示しないスイッチ部の切替えにより、1201,901〜905、1202の処理部分も併せて動作する。そして、要素復号器803の出力がインターリーバ部1201に入力し、デインターリーバ部1202の出力がデインターリーバ部804に入力する。
次に、第4の実施形態について説明する。
図13は、第4の実施形態における、図1のパケット送信器内の符号器102の実現例を示した図である。図13において、第1乃至第3の実施形態における図3の場合と同様の処理を行う部分には、図3の場合と同じ番号が付されている。
図13は、第4の実施形態における、図1のパケット送信器内の符号器102の実現例を示した図である。図13において、第1乃至第3の実施形態における図3の場合と同様の処理を行う部分には、図3の場合と同じ番号が付されている。
図13に示される第4の実施形態が、図3に示される第1乃至第3の実施形態と異なる点は、再送バッファ部304に対してパケットを保持する制御方式である。その他のパケット送信器及び受信器の制御処理については、第1乃至第3の何れかの実施形態の場合と同様の制御処理を採用することができる。
前述した図3の実現例では、新規パケットは、再送に備えて、再送バッファ部304に保持され、パケット受信器側からACK信号が返信された時点で、そのACK信号に対応して保持されていたパケットが破棄される。一方、パケット受信器側からパケットの再送要求があった場合、即ちNAK信号が返信されてきたときには、パケット混合部301は、再送バッファ部304に保持されている再送パケットと新規パケットとを混合して出力する。その場合には、再送バッファ部304には、パケット受信器側からACK信号が返信されるまで、元の再送パケットと新規パケットの両方が保持されることになる。
しかし実際には、パケット混合部301が再送パケットと新規パケットを混合した後には、その混合パケットに対して再度の再送が発生する可能性はあるが、元の再送パケットと新規パケットの両方をそれぞれ保持する必要はなくなる。
そこで、図13に示される第4の実施形態では、パケット混合部301が再送により混合パケットを出力したときには、その混合パケットに含まれる元の再送パケットは再送バッファ部304から削除される。また、混合パケットに含まれる新規パケットも再送バッファ部304には保持されない。そして、混合パケットのデータのみが再送バッファ部304に保持される。
このような制御処理により、再送バッファ部304を効率的に利用することが可能となる。
このような制御処理により、再送バッファ部304を効率的に利用することが可能となる。
次に、第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態のパケット送信器の基本実現例は、第1乃至第4の実施形態の場合の図1、図3(又は図13)、図4、図5の実現例と同様である。また、第3の実施形態のパケット受信器の全体実現例は、第1の実施形態の場合の図2の実現例と同様である。
第5の実施形態のパケット送信器の基本実現例は、第1乃至第4の実施形態の場合の図1、図3(又は図13)、図4、図5の実現例と同様である。また、第3の実施形態のパケット受信器の全体実現例は、第1の実施形態の場合の図2の実現例と同様である。
第5の実施形態は、パケット受信器側からの再送要求に対するパケット送信器による1回目のパケット再送に対して、パケット受信器側での復号が失敗しパケット受信器側から更に再送要求(NAK信号)が返信された場合を想定している。この場合、パケット送信器側では2回目の再送が実施されることになるが、このとき、図3のパケット混合部301は、1回目の再送で送信した混合パケットの情報ビットS1+S2に対して、更に新規パケットの情報ビットS3を追加する。
図14は、第5の実施形態における送信フォーマット例を示す図である。図14(a)は、新規パケットのみが送信されるときの送信フォーマット例であり、図6(a)などと同様である。図14(b)は、1回目の再送時の送信フォーマット例であり、図6(b)などと同様である。図14(c)は、2回目の再送時の送信フォーマット例である。このように、図3のターボ符号化部302は、情報ビットS1+S2+S3に対する第1パリティビット及び第2パリティビット(図4参照)であるP5及びP6を生成する。以後、2回目以降の再送時の第1パリティビットを追加再送時第1パリティビット(=P5)、2回目以降の再送時の第2パリティビットを追加再送時第2パリティビット(=P6)と呼ぶ。そして、ターボ符号化部302は、情報ビットS1+S2+S3と、P5、P6をターボ符号として、レートマッチング部303に出力することになる。
第5の実施形態において、パケット混合部301は、第1の実施形態の場合と同様に、S1、S2、S3の全ての情報ビットを混合してもよいし、第2の実施形態の場合と同様に各情報ビットの一部のみを混合してもよい。また、第5の実施形態において、パケット混合部301は、第3の実施形態の場合と同様に、インターリーブされた情報ビットを混合するようにしてもよい。更に、第5の実施形態において、パケット混合部301は、3回目以降の再送時にも、新規パケットの情報ビットを順次混合するように動作してもよい。
図2に示される第5の実施形態におけるパケット受信器において、新規パケットのみが受信されたときの図2の復号器203の実現例は、第1の実施形態における図8の実現例と同様である。
また、1回目の再送要求に対応する再送パケットが受信されたときの図2の復号器203の実現例は、第1の実施形態における図9の実現例と同様である。
図15は、図2に示される第5の実施形態におけるパケット受信器において、2回目の再送要求に対応するパケットが受信されたときの図2の復号器203の実現例を示す図である。
図15において、図8及び図9の場合と同様の処理を行う部分には、図8及び図9の場合と同じ番号が付されている。
図15の実現例が図8及び図9の実現例と異なる点は、以下の通りである。即ち、図15の実現例では、2回目の再送処理を行うための処理部分1501〜1504が追加されている。
まず、受信されるデータは、情報ビットS1+S2+S3と、追加再送時第1パリティビットP5と、追加再送時第2パリティビットP6である。また、新規時第1パリティビットP1と、新規時第2パリティビットP2は、再送前に受信され保持されているものとする。更に、再送時第1パリティビットP3と、再送時第2パリティビットP4は、1回目の再送時に受信され保持されているものとする。
即ち図15において、デインターリーバ部804は、前回の繰返し復号処理により得られている第1の尤度情報ビット系列の並び順を元に戻す処理であるデインターリーブを実行する。
第1の軟判定復号部である要素復号器801は、情報ビットS1+S2+S3と、パリティビットP1と、デインターリーバ部804が出力する第1の尤度情報ビット系列に対するデインターリーブ出力とを用いて復号を実行する。そして、要素復号器801は、復号結果を第2の尤度情報ビット系列として出力する。
インターリーバ部802は、要素復号器801により導出された第2の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
インターリーバ部802は、要素復号器801により導出された第2の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
第2の軟判定復号部である要素復号器803は、情報ビットS1+S2+S3と、パリティビットP2と、インターリーバ部802が出力する第2の尤度情報ビット系列に対するインターリーブ出力とを用いて復号を実行する。そして、要素復号器803は、復号結果を第3の尤度情報ビット系列として出力する。
デインターリーバ部901は、要素復号器803が出力する第3の尤度情報ビット系列に対してデインターリーブを実行する。
デインターリーバ部901は、要素復号器803が出力する第3の尤度情報ビット系列に対してデインターリーブを実行する。
第3の軟判定復号部である要素復号器902は、情報ビットS1+S2+S3と、パリティビットP3と、デインターリーバ部901が出力する第3の尤度情報ビット系列に対するデインターリーブ出力とを用いて復号を実行する。そして、要素復号器902は、復号結果を第4の尤度情報ビット系列として出力する。
インターリーバ部903は、要素復号器902により導出された第4の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
インターリーバ部903は、要素復号器902により導出された第4の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
第4の軟判定復号部である要素復号器904は、情報ビットS1+S2+S3と、パリティビットP4と、インターリーバ部903が出力する第4の尤度情報ビット系列に対するインターリーブ出力とを用いて復号を実行し、復号結果を第5の尤度情報ビット系列として出力する。
デインターリーバ部1501は、要素復号器904が出力する第5の尤度情報ビット系列に対してデインターリーブを実行する。
デインターリーバ部1501は、要素復号器904が出力する第5の尤度情報ビット系列に対してデインターリーブを実行する。
第5の軟判定復号部である要素復号器1502は、情報ビットS1+S2+S3と、パリティビットP5と、デインターリーバ部1501が出力する第5の尤度情報ビット系列に対するデインターリーブ出力とを用いて復号を実行する。そして、要素復号器1502は、復号結果を第6の尤度情報ビット系列として出力する。
インターリーバ部1503は、要素復号器1502により導出された第6の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
インターリーバ部1503は、要素復号器1502により導出された第6の尤度情報ビット系列に対して並び替え処理であるインターリーブを実行する。
第6の軟判定復号部である要素復号器1504は、情報ビットS1+S2+S3と、パリティビットP6と、インターリーバ部1503が出力する第6の尤度情報ビット系列に対するインターリーブ出力とを用いて復号を実行し、復号結果を第7の尤度情報ビット系列として出力する。
誤り判定部905は、要素復号器1504にて復号されたS1、S2、S3に誤りが残っているか、即ち正しく復号が行われたか否かを判定する。そして、誤り判定部905は、情報ビットS1、S2、又はS3のうち正しく復号できた情報ビットの尤度を最大値にして、それを第1の尤度情報ビット系列として、デインターリーバ部804に入力させる。これと共に、誤り判定部905は、情報ビットS1、S2、又はS3のうち正しく復号できた第1の尤度情報ビット系列に対して硬判定処理を実行することにより、復号結果のデータ列を出力する。
なお、図15の実現例には図8及び図9の実現例が含まれているため、第5の実施形態における復号器203(図2)は、図15において以下の動作を実行させることにより、実現することができる。即ち、新規パケットのみが受信された通信フレームでは、801〜803の処理部分が動作し、要素復号器803の出力がデインターリーバ部804に入力する。また、1回目の再送要求に対応するパケットが受信された通信フレームでは、特には図示しない第1のスイッチ部の切替えにより、901〜904、905の処理部分も併せて動作する。そして、要素復号器904の出力が誤り判定部905に入力する。更に、2回目の再送要求に対応するパケットが受信された通信フレームでは、特には図示しない第2のスイッチ部の切替えにより、1501〜1504の処理部分も併せて動作する。そして、要素復号器904の出力がデインターリーバ部1501に入力し、要素復号器1504の出力が誤り判定部905に入力する。
上記第5の実施形態により、2回目以降の再送に対しても、効率的な再送処理が可能となる。
上記第5の実施形態により、2回目以降の再送に対しても、効率的な再送処理が可能となる。
次に、第6の実施形態について説明する。
第6の実施形態のパケット送信器の基本実現例は、第1の実施形態の場合の図1、図3、図4、図5の実現例と同様である。また、第6の実施形態のパケット受信器の全体実現例は、第1の実施形態の場合の図2の実現例と同様である。
第6の実施形態のパケット送信器の基本実現例は、第1の実施形態の場合の図1、図3、図4、図5の実現例と同様である。また、第6の実施形態のパケット受信器の全体実現例は、第1の実施形態の場合の図2の実現例と同様である。
第6の実施形態は、パケット受信器側からの再送要求に対するパケット送信器によるパケット再送において、図3のパケット混合部301は、新規パケットと再送パケットを混合するのではなく、複数の再送要求に対応する複数の再送パケットを混合して、ターボ符号化部302に出力する。
図16は、第6の実施形態における送信フォーマット例を示す図である。図16(a)は、新規パケット1のみが送信されるときの送信フォーマット例であり、図6(a)などと同様である。この場合例えば、新規時第1パリティビットはP1、新規時第2パリティビットはP2である。
図16(b)は、新規パケット1とは別の新規パケット2のみが送信されるときの送信フォーマット例であり、図6(a)などと同様である。この場合例えば、新規第1パリティビットはP3、新規第2パリティビットはP4である。
図16(c)は、再送時の送信フォーマット例である。図3のパケット混合部301が、2つの再送要求に対応する2つの再送パケットの情報ビットS1、S2を混合しターボ符号化部302に入力させる。この結果、ターボ符号化部302は、2つの再送パケットの情報ビットS1、S2と、S1+S2の情報ビットに対する第1パリティビット及び第2パリティビット(図4参照)を、それぞれP5及びP6として生成する。つまり、P5は再送時第1パリティビットであり、P6は再送時第2のパリティビットとして生成される。そして、ターボ符号化部302は、S1+S2とP5とP6をターボ符号として、レートマッチング部303に出力する。
図2に示される第6の実施形態におけるパケット受信器において、新規パケットのみが受信されたときの図2の復号器203の実現例は、第1の実施形態における図8の実現例と同様である。
図17は、図2に示される第6の実施形態におけるパケット受信器において、再送要求に対応するパケットが受信されたときの図2の復号器203の実現例を示す図である。
図17の実現例は、受信される情報ビットがS1+S2のみになっただけで、その他の部分は図15の第5の実施形態の実現例と同様である。
ただし、受信されるデータは、情報ビットS1+S2と、再送時第1パリティビットP5と、再送時第2パリティビットP6である。また、新規時第1パリティビットP1、P3と、新規時第2パリティビットP2、P4は、再送前に個別に受信され保持されているものとする。
図17の動作説明は、図15の場合と同様であるので、説明は省略する。
なお、図17の実現例には図8の実現例が含まれているため、第6の実施形態における復号器203(図2)は、図17において以下の動作を実行させることにより、実現することができる。即ち、新規パケットのみが受信された通信フレームでは、801〜803の処理部分が動作し、要素復号器803の出力がデインターリーバ部804に入力する。また、再送要求に対応するパケットが受信された通信フレームでは、特には図示しないスイッチ部の切替えにより、901〜904、1501〜1504、905の処理部分も併せて動作する。そして、要素復号器1504の出力が誤り判定部905に入力する。更に、2回目の再送要求に対応するパケットが受信された通信フレームでは、特には図示しない第2のスイッチ部の切替えにより、1501〜1504の処理部分も併せて動作する。そして、要素復号器904の出力がデインターリーバ部1501に入力し、要素復号器1504の出力が誤り判定部905に入力する。
以上の第6の実施形態の実現例により、パケット再送時の効率を向上させることが可能となる。
なお、図17の実現例には図8の実現例が含まれているため、第6の実施形態における復号器203(図2)は、図17において以下の動作を実行させることにより、実現することができる。即ち、新規パケットのみが受信された通信フレームでは、801〜803の処理部分が動作し、要素復号器803の出力がデインターリーバ部804に入力する。また、再送要求に対応するパケットが受信された通信フレームでは、特には図示しないスイッチ部の切替えにより、901〜904、1501〜1504、905の処理部分も併せて動作する。そして、要素復号器1504の出力が誤り判定部905に入力する。更に、2回目の再送要求に対応するパケットが受信された通信フレームでは、特には図示しない第2のスイッチ部の切替えにより、1501〜1504の処理部分も併せて動作する。そして、要素復号器904の出力がデインターリーバ部1501に入力し、要素復号器1504の出力が誤り判定部905に入力する。
以上の第6の実施形態の実現例により、パケット再送時の効率を向上させることが可能となる。
次に、第7の実施形態について説明する。
パケット送信器側の実現例は、第6の実施形態の場合と同様である。
パケット送信器側の実現例は、第6の実施形態の場合と同様である。
図2に示される第6の実施形態におけるパケット受信器において、新規パケットのみが受信されたときの図2の復号器203の実現例は、第1の実施形態における図8の実現例と同様である。
図18は、図2に示される第7の実施形態におけるパケット受信器において、再送要求に対応するパケットが受信されたときの図2の復号器203の実現例を示す図である。
図18の実現例は、パリティビットP1とP2を入力する要素復号器801、803は情報ビットS1に対してのみ作用し、パリティビットP3とP4を入力する要素復号器902、904は情報ビットS2に対してのみ作用する点に着目した実現例である。ここでは、パリティビットP1とP2に対する復号処理を実行する前述の801〜803、901よりなる処理部分と、パリティビットP3とP4に対する復号処理を実行する前述の902〜904、1501よりなる処理部分が、並列処理部分として実現される。そして、デインターリーバ部901及び1501の各出力が、並列/直列変換部1801によって直列データ系列に変換され、要素復号器1502に入力される。そして、前述した1502〜1504、905、及び804の各処理の結果得られるフィードバック用のビット系列が、直列/並列変換部1802によって、情報ビットS1及びS2のそれぞれに対応する系列に分離される。それにより得られる各分離結果の系列が、それぞれ要素復号器801及び902に入力され、再び並列処理される。
以上の第7の実施形態の実現例により、復号処理の効率を向上させることが可能となる。
以上の第7の実施形態の実現例により、復号処理の効率を向上させることが可能となる。
次に、第8の実施形態について説明する。
第8の実施形態は、前述した第1の実施形態をシステム化するにあたって必要な制御チャネルの実現例である。
第8の実施形態は、前述した第1の実施形態をシステム化するにあたって必要な制御チャネルの実現例である。
まず、一般的な技術として、データを復調、復号するための情報が制御チャネルを使って伝送され、制御チャネルが解読されてから、復調、復号する制御が行われている。図19及び図20は、第8の実施形態における制御チャネルのデータフォーマット例を示す図である。ここでは、第1の実施形態で説明したように、再送時に、前回送った全ての情報ビットS1を使って復号される場合を考える。
図19に示される制御チャネルの例では、情報ビットのデータサイズを示す制御情報が伝送される。第8の実施形態では、データサイズを示す制御情報としては、新規パケットと再送パケットの合計ビット数が用いられる。この制御情報により、パケット受信器は、データ復号処理ができるようになる。制御チャネルはこのほか、物理リソースを示す情報、変調方式を示す情報、新規/再送の別を示す情報等を伝送する。
また、図20に示されるように、情報ビットのデータサイズと変調方法(QPSK、16QAMなど)とがMCS(Modulation and Coding Scheme)情報という1種類の制御情報を用いて一度に伝送される制御チャネルの実現例も採用することができる。この場合は、第8の実施形態では、新規パケットと再送パケットの合計ビット数と変調方法とを示すMCS情報が生成されて伝送される。この場合の制御チャネルもほかに、物理リソースを示す情報、新規/再送の別を示す情報等を伝送する。
次に、第9の実施形態について説明する。
第9の実施形態は、前述した第2の実施形態をシステム化するにあたって必要な制御チャネルの実現例である。第2の実施形態では、再送パケットの一部のみが再送時の符号化に用いられるので、この一部がどの程度であるかを示す制御情報が必要となる。従って、図21に示されるように、再送割合を示す情報が制御チャネルに追加して伝送される。この情報は、再送時における新規パケットの情報ビットを示すのと等価である。つまり、直接新規パケットの情報ビット数を示す情報が制御チャネルに追加されても良い。図21において、物理リソース、変調方式、データサイズ、新規/再送の別等の情報は、第8の実施形態の場合と同様である。
第9の実施形態は、前述した第2の実施形態をシステム化するにあたって必要な制御チャネルの実現例である。第2の実施形態では、再送パケットの一部のみが再送時の符号化に用いられるので、この一部がどの程度であるかを示す制御情報が必要となる。従って、図21に示されるように、再送割合を示す情報が制御チャネルに追加して伝送される。この情報は、再送時における新規パケットの情報ビットを示すのと等価である。つまり、直接新規パケットの情報ビット数を示す情報が制御チャネルに追加されても良い。図21において、物理リソース、変調方式、データサイズ、新規/再送の別等の情報は、第8の実施形態の場合と同様である。
最後に、第10の実施形態について説明する。第9の実施形態は、前述した第2の実施形態において、情報ビットS1の一部と情報ビットS2の合計サイズが、情報ビットS1のサイズと同じになるように制御される場合の制御チャネルの実現例である。この場合、図22に示されるように、データサイズは一定なので送る必要がなく、その代り第9の実施形態の場合と同様に、再送データ生成時の再送割合を示す情報が伝送される。又は、再送時における新規パケットの情報ビット数を示す情報が制御チャネルに追加されてもよい。図21において、物理リソース、変調方式、新規/再送の別等の情報は、第8の実施形態の場合と同様である。
図23は、上述した第1から第10までの実施形態を実現できるコンピュータのハードウェアの一実現例を示す図である。
図23に示されるコンピュータは、CPU2301、メモリ2302、入力装置2303、出力装置2304、外部記憶装置2305、可搬記録媒体2309が挿入される可搬記録媒体駆動装置2306、及びネットワーク接続装置2307を有し、これらがバス2308によって相互に接続されている。同図に示される実現例は上記システムを実現できるコンピュータの一例であり、そのようなコンピュータはこの実現例に限定されるものではない。
CPU2301は、当該コンピュータ全体の制御を行う。メモリ2302は、プログラムの実行、データ更新等の際に、外部記憶装置2305(或いは可搬記録媒体2309)に記憶されているプログラム又はデータを一時的に格納するRAM等のメモリである。CUP2301は、プログラムをメモリ2302に読み出して実行することにより、全体の制御を行う。
入力装置2303は、例えば、キーボード、マウス等及びそれらのインタフェース制御装置とからなる。入力装置2303は、ユーザによるキーボードやマウス等による入力操作を検出し、その検出結果をCPU2301に通知する。
出力装置2304は、表示装置、印刷装置等及びそれらのインタフェース制御装置とからなる。出力装置2304は、CPU2301の制御によって送られてくるデータを表示装置や印刷装置に出力する。
外部記憶装置2305は、例えばハードディスク記憶装置である。主に各種データやプログラムの保存に用いられる。
可搬記録媒体駆動装置2306は、光ディスクやSDRAM、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬記録媒体2309を収容するもので、外部記憶装置2305の補助の役割を有する。
ネットワーク接続装置2307は、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)又はWAN(ワイドエリアネットワーク)の通信回線を接続するための装置である。
第1から第10の実施形態によるシステムは、各実施形態に必要な機能を搭載したプログラムをCPU2301が実行することで実現される。そのプログラムは、例えば外部記憶装置2305や可搬記録媒体2309に記録して配布してもよく、或いはネットワーク接続装置2307によりネットワークから取得できるようにしてもよい。
上述の第1から第10の実施形態においては、パケット送信器においてターボ符号器が用いられ、パケット受信器においてターボ復号器が用いられる実現例について説明したが、開示する技術はターボ符号化方式に限定されるものではない。その他のパリティビット(誤り訂正符号)を用いた適応ハイブリッド自動再送要求技術にも同様に適用することが可能である。
Claims (7)
- 受信装置から返信される送達確認情報に基づいて、該受信装置に復号に失敗したパケットを破棄せずに再送されたパケットと組み合わせて復号させるために、前記パケットの送信の再送を制御する送信装置であって、
送信されるべき情報ビットを再送のために保持する再送バッファ部と、
前記受信装置から前記送達確認情報として複数の再送要求を受信した場合に、前記再送バッファ部に保持されている前記複数の再送要求に対応する各情報ビットを混合して送信のための情報ビットを生成するパケット混合部と、
前記受信装置から前記送達確認情報として再送要求を受信した場合に、前記パケット混合部が生成する送信のための情報ビットを入力し、該情報ビットに基づいて誤り訂正符号を生成し、該情報ビットと該誤り訂正符号を出力する符号化部と、
前記符号化部が出力する前記情報ビットと前記誤り訂正符号の中から、前記送信装置の物理リソースに応じたビットを抽出して出力する出力部と、
を含むことを特徴とする送信装置。 - 前記符号化部は、ターボ符号器であり、前記誤り訂正符号として、第1パリティビット及び第2パリティビットを生成し、該第1パリティビット及び第2パリティビットを、前記入力した情報ビットと共にターボ符号として出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。 - 前記パケット混合部により混合される前記再送バッファ部に保持されている前記再送要求に対応する情報ビットのビット数と前記新規に送信されるべき情報ビットのビット数の合計ビット数が、制御チャネルによって前記受信装置に通知される、
ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の送信装置。 - 前記パケット混合部により混合される前記新規に送信されるべき情報ビットのビット数が、制御チャネルによって前記受信装置に通知される、
ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の送信装置。 - 送信装置に受信パケットの成否を示す送達確認情報を返信しながら、復号に失敗した前記受信パケットを破棄せずに前記送信装置から再送された受信パケットと組み合わせて復号することで、前記受信パケットの再送を制御する受信装置であって、
前記送信装置に前記送達確認情報として複数の再送要求を送信した場合に、該複数の再送要求に対応する各情報ビットを混合して生成された送信のための情報ビットと、該送信のための情報ビットに基づいて生成された誤り訂正符号との中から、前記送信装置の物理リソースに応じて抽出されたビットを含む再送パケットを、前記送信装置から受信し、該各再送要求に対応して先に受信した新規パケットの情報ビット及び誤り訂正符号と、該再送パケットの情報ビット及び誤り訂正符号とに基づいて、前記各再送要求に対応する新規パケットに対する復号を同時に実行する復号部を含む、
ことを特徴とする受信装置。 - 受信装置と送信装置とで送達確認情報を通信しながら、復号に失敗した受信パケットを破棄せずに再送された受信パケットと組み合わせて復号することで、前記受信パケットの再送を制御する通信システムであって、
前記送信装置は、
送信されるべき情報ビットを再送のために保持する再送バッファ部と、
前記受信装置から前記送達確認情報として複数の再送要求を受信した場合に、前記再送バッファ部に保持されている前記複数の再送要求に対応する各情報ビットを混合して送信のための情報ビットを生成するパケット混合部と、
前記受信装置から前記送達確認情報として再送要求を受信した場合に、前記パケット混合部が生成する送信のための情報ビットを入力し、該情報ビットに基づいて誤り訂正符号を生成し、該情報ビットと該誤り訂正符号を出力する符号化部と、
前記符号化部が出力する前記情報ビットと前記誤り訂正符号の中から、前記送信装置の物理リソースに応じたビットを抽出し、抽出したビットを含む再送パケットを出力する出力部と、
を含み、
前記受信装置は、
前記送信装置に前記送達確認情報として複数の再送要求を送信した場合に、前記送信装置から前記再送パケットを受信し、該各再送要求に対応して先に受信した新規パケットの情報ビット及び誤り訂正符号と、該再送パケットの情報ビット及び誤り訂正符号とに基づいて、前記各再送要求に対応する新規パケットに対する復号を同時に実行する復号部を含む、
ことを特徴とする通信システム。 - 受信装置と送信装置とで送達確認情報を通信しながら、復号に失敗した受信パケットを破棄せずに再送された受信パケットと組み合わせて復号することで、前記受信パケットの再送を制御する通信方法であって、
前記送信装置において、
送信されるべき情報ビットを再送のために保持する再送バッファリングステップと、
前記受信装置から前記送達確認情報として複数の再送要求を受信した場合に、前記再送バッファリングステップにて保持されている前記複数の再送要求に対応する各情報ビットを混合して送信のための情報ビットを生成するパケット混合ステップと、
前記受信装置から前記送達確認情報として再送要求を受信した場合に、前記パケット混合ステップが生成する送信のための情報ビットを入力し、該情報ビットに基づいて誤り訂正符号を生成し、該情報ビットと該誤り訂正符号を出力する符号化ステップと、
前記符号化ステップが出力する前記情報ビットと前記誤り訂正符号の中から、前記送信装置の物理リソースに応じたビットを抽出し、抽出したビットを含む再送パケットを出力する出力ステップと、
を実行し、
前記受信装置において、
前記送信装置に前記送達確認情報として複数の再送要求を送信した場合に、前記送信装置から前記再送パケットを受信し、該各再送要求に対応して先に受信した新規パケットの情報ビット及び誤り訂正符号と、該再送パケットの情報ビット及び誤り訂正符号とに基づいて、前記各再送要求に対応する新規パケットに対する復号を同時に実行する復号ステップを実行する、
ことを特徴とする通信方法。
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JP2013058936A JP2013118715A (ja) | 2013-03-21 | 2013-03-21 | 送信装置、受信装置、通信システム、及び通信方法 |
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