JP2013113332A - オフセット配管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、簡単な作業にて容易に構築することができる新規なオフセット配管構造を提供することを目的とする。
【解決手段】軸心が相違するように略平行関係平行関係にある第一配管P1と第二配管P2とが、連絡管3を介してオフセット配管されてなるオフセット配管構造において、前記第二配管P2の口部と前記連絡管3とを、45度±15度の屈曲角を有する継手本体部51と、前記継手本体部51の一開口端に回転可能に連結された接続アダプタ52とを具備してなる管継手5を介して接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、平行関係にある第一配管と第二配管とが、連絡管を介してオフセット配管されてなるオフセット配管構造、に関する。
一般的な集合住宅においては、住戸の入口付近の壁面などに、電力量計や水道メーター、ガスメーターなどの計器類及びそれらに接続された配管を一箇所にまとめて収納するためのメーターボックスと呼ばれる空間が設けられている。このようなメーターボックス内の配管構造の一例を図5に示す。
図5に示すメーターボックスMBには各住戸に共通する電気配線用の共用管EP、ガスの共用管GP、及び水道の共用管WPがそれぞれ立設されている。そして、各共用管EP、GP、WPから分岐されたメーター廻り配管GPB、WPB(電気配線用については図示せず)がそれぞれ、電力量計EM、ガスメーターGM、水道メーターWMを介してそれぞれの住戸内用配管端末(図示せず)に接続されている。
従来、このようなメーターボックス内における配管作業、例えば、水道用のメーター廻り配管の配管作業は、現場でサイズを図りながら必要な寸法に管材を整え、この管材にネジ切りを施した後、ゲートバルブ、チャッキバルブ、メーター等に接続し、配管することによってなされていた。
ところが、複数の配管が錯綜するメーターボックス内の配管構造は、他の配管との関係で管路が規制されるため、必然的にオフセット配管となされた部分が多くなる。従来、このようなオフセット配管を構築するにあたっては、曲折部ごとにエルボ継手を介在させる接続手段を用いることが一般的であった。
しかしながら、曲折部ごとにエルボ継手を介在させる接続手段は、曲折部ごとにネジ切り作業や接続作業を行う必要があることから、メーターボックス内における配管作業を極めて能率の悪いものとしていた。
この問題に鑑み、メーター廻り配管について、所定の位置に蛇腹部が位置するようにそれぞれの長さを整えた複数の蛇腹付き管材によりジョイント部品やその他の必要な各種部品を所定の順序で接続してなる配管ユニットを予め形成し、この配管ユニットを蛇腹部に必要な曲げを与えつつ共用管と住戸内用配管端末との間に接続するようにしたことを特徴とするメーターボックス内の配管方法が開発されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
又、最近では、図6に示すように、平行関係にある二本の配管P1、P2を、S字状に生曲げされた可撓性を有する連絡管3で連結することによってオフセット配管構造100を構築する配管方法も実施されている。
特開平6‐88361号公報
しかしながら、蛇腹付きの管材は、蛇腹形状の内面による圧力損失が大きいことから、水道用のメーター廻り配管に適用することは必ずしも好ましいものではなかった。
一方、図6に示すオフセット配管構造100を構築するにあたっては、可撓性を有する連絡管3の管路中に二箇所、それぞれ微妙な角度の曲げ部B1、B2を付与することによって、前記連絡管3をS字状に湾曲させる必要がある。ところが、ガス管や水道管として現実的に使用し得る可撓性を有する管材としては、架橋ポリエチレン管やポリブテン管などの可撓樹脂管や、アルミ管の内外層にポリエチレンや架橋ポリエチレンが積層されてなる金属強化可撓樹脂管、或いは、銅管等の軟質金属管等を挙げることができるが、これらの管材は、可撓性を有するとはいえ、いずれも生曲げによって曲げ得る最小曲げ半径が大きく、しかも、曲げに対する反発性も強いことから、メーターボックス内の狭小なスペースにおいて、S字状の微妙な曲がりを付与して位置調整を実行することは非常に困難であった。
本発明は、前記技術的課題を解決するために開発されたものであり、簡単な作業にて容易に構築することができる新規なオフセット配管構造を提供することを目的とする。
本発明は、軸心が相違するように略平行関係にある第一配管と第二配管とが、連絡管を介してオフセット配管されてなるオフセット配管構造であって、前記第一配管の口部と前記連絡管の一端とが接続されると共に、前記第二配管の口部と前記連絡管の他端とが管継手を介して接続されており、前記管継手は、45度±15度の屈曲角を有する継手本体部と、前記継手本体部の一開口端に回転可能に連結された接続アダプタと、を具備してなり、前記接続アダプタが前記第二配管の口部に接続された状態、且つ、前記継手本体部の他開口端から前記第一配管の口部までの直線距離が最小となる状態にて位置決めされてなり、前記第一配管の口部に一端が接続されると共に、位置決めされた前記管継手の他開口端に他端が接続された前記連絡管の管路には、最小許容曲げ半径以上の曲げ半径によって湾曲された曲げ部が一箇所付与されてなることを特徴とする(以下、本発明構造と称する。)。
なお、「略平行関係」とは、前記第一配管と前記第二配管とが厳密な平行関係にある場合に限られないことを意味する。例えば、第一配管に対し、第二配管が僅かな傾き(±5度程度の傾き)を有していたとしても、「略平行関係」の範疇に含まれる。
本発明構造においては、前記第一配管の口部と前記第二配管の口部とを結ぶ直線と、前記第一配管の延長線とがなすオフセット角が10〜60度であるものが好ましい態様となる。
本発明構造においては、前記第一配管の延長線と、前記第二配管の延長線との間隔が、300mm以下であるものが好ましい態様となる。
本発明構造においては、前記管継手は、継手本体部における他開口端側の部位が伸縮可能となされた伸縮継手構造を有してなるものが好ましい態様となる。
本発明構造においては、前記第一配管は、メーターボックス内に立設された共用管の中ほどから水平方向に分枝された枝管に接続されると共に、二次側の口部に向けて略鉛直下方向に開口するように固定されたエルボ継手の垂下部分であり、前記第二配管は、メーターボックス内の底部側寄りに配されたメーターに連通されると共に一次側の口部が略鉛直上方向に開口するように屈曲された立ち上げ管の立ち上がり部分であるものが好ましい態様となる。
なお、「略鉛直下方向」及び「略鉛直上方向」とは、前記第一配管や前記第二配管が厳密な鉛直線上に沿っている場合に限られないことを意味する。例えば、第一配管や第二配管が、鉛直線に対し僅かな傾き(±5度程度の傾き)を有していたとしても、「略鉛直下方向」及び「略鉛直上方向」の範疇に含まれる。
本発明によれば、非常に簡単な作業にてオフセット配管構造を構築することができる。
図1は、実施形態1に係る本発明構造を示す正面図である。 図2(a)〜(e)は、実施形態1に係る本発明構造を構築する工程を示す正面図である。 図3(a)〜(e)は、実施形態2に係る本発明構造を構築する工程を示す正面図である。 図4(a)〜(e)は、実施形態3に係る本発明構造を構築する工程を示す正面図である。 図5は、メーターボックス内部の配管構造を例示する正面図である。 図6は、従来のオフセット配管構造を示す正面図である。
以下、本発明装置の実施形態について説明する。なお、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
<実施形態1>
図1に、平行関係にある第一配管部P1と第二配管P2とが、連絡管3を介してオフセット配管されてなる本発明構造の一実施形態を示す。
図1に示す本発明構造1は、メーターボックス内の水道用のメーター廻り配管として構築されたものであり、メーターボックス(図示省略)内に立設された水道の共用管10の中ほどから水平方向に分枝された枝管11に接続されたエルボ継手2に、連絡管3の一端が接続されると共に、前記連絡管3の他端と、メーターボックス内の底部近辺に配設された水道用メーター20に連通された立ち上げ管4とが、管継手5を介して接続された構造を有する。
この本発明構造1を構築するにあたっては、図2(a)に示すように、まず、前記枝管11にエルボ継手2を接続すると共に、前記立ち上げ管4に前記管継手5を接続する。
前記エルボ継手2は、中ほどが90度に屈曲されたエルボ継手本体部21と、前記エルボ継手本体部21に回転可能に連結されて一次側の口部をなすユニオン接続式の接続アダプタ(以下、一次側アダプタ22と称する。)と、前記エルボ継手本体部21の二次側の口部をなす差込式(メタッチ式)の接続アダプタ(以下、二次側アダプタ23と称する。)との三点を具備する市販の継手ないしは市販の継手の組み合わせ(例:積水化学工業株式会社製、商品名:エスロンメタッチメスねじエルボ+AW媒介継手)である。
このエルボ継手2は、前記一次側アダプタ22が前記枝管11に螺合され、完全に締結されることによって前記枝管11に固定されるものである。但し、ユニオン接続式の前記一次側アダプタ22の作用によって、前記枝管11に完全に締結されるまで(即ち、仮止めの間)、前記エルボ継手本体21は、前記一次側アダプタ22に対して脱着および回転可能な状態を維持する。
そして、このエルボ継手2は、前記枝管11に対して前記一次側アダプタ22が仮止めされている間に、前記二次側アダプタ23側の口部が鉛直下方向に向けられ、この状態にて完全に締結される。従って、このエルボ継手2におけるエルボ継手本体部21の屈曲部から前記二次側アダプタ23側の口部までの部分(第一配管部P1)は、鉛直下方向に向かって垂下する状態を基本位置とする。
一方、前記水道用メーター20に連通された立ち上げ管4の立ち上がり部分(第二配管部P2)は、鉛直上方向に向かって屹立していることから、前記第一配管部P1と前記第二配管部P2とは互いに軸心が相違する平行関係となる。即ち、前記第一配管部P1は、特許請求の範囲における「第一配管」に相当し、前記第二配管部P2は、特許請求の範囲における「第二配管」に相当する。
前記立ち上げ管4に接続される前記管継手5は、45度±15度の屈曲角を有する継手本体部51と、前記継手本体部51の一開口端に回転可能に連結された回転ニップル式の接続アダプタ(以下、二次側アダプタ52と称する。)と、を具備してなり、前記継手本体部51の他開口端には、差込式(メタッチ式)の接続アダプタ(以下、一次側アダプタ53と称する。)が設けられている。
この管継手5は、前記二次側アダプタ52を前記立ち上げ管4の一次側の口部に螺合することによって、前記立ち上げ管4に接続されるものであるが、前記二次側アダプタ52が前記立ち上げ管4に完全に締結された後も、回転ニップル式の前記二次側アダプタ52の作用によって、前記継手本体部51は、前記二次側アダプタ52に対して回転可能な状態を維持する。
図2(a)に示すように、前記管継手5は、前記立ち上げ管4に接続された後、前記継手本体部51が回転させられることによって、前記継手本体部51の他開口端(一次側接続アダプタ53の口部)から、前記第一配管部P2の口部(前記エルボ継手2における二次側接続アダプタ23の口部)までの直線距離Lが最小となる状態にて位置決めされる。
前記エルボ継手2及び前記管継手5の位置決めを終えた後、図2(b)に示すように、前記連絡管3の長さ調整を行う。本実施形態においては、前記連絡管3として、アルミ管の内外層に架橋ポリエチレンが積層されてなる可撓性を有する金属強化可撓樹脂管(積水化学工業株式会社製、商品名:スーパーエスロメタックス(呼び径:20mm、最少許容曲げ半径:100mm))を用いた。
前記連絡管3の長さ調整は、まず、十分な長さの管(前記連絡管3となる管)30を用意し、その略中央部に、継手の屈曲角度と角度90゜の差に相当する曲げ形状を作成しつつ、仮当てして角度の微調整を行った後、前記管30の一端又は他端を必要に応じて切断することによって行う。
ここで、前記第一配管部P2の口部と前記連絡管3の一端との接続は、前記エルボ継手2における差込式の前記二次側アダプタ23を介して行われ、又、前記管継手5と前記連絡管3の他端との接続は、前記管継手5における差込式の前記一次側アダプタ53を介して行われることから、前記連絡管3の長さ調整を行うにあたっては、前記管30に曲げ応力を加えつつ生曲げしながら、各アダプタ23、53への差し込み代を勘案した上で、前記連絡管3を切断する。なお、「生曲げ」とは、曲げ応力のみで前記管30に曲げ形状を付与する作業を意味し、一般に「焼き曲げ」と称される加熱しながら曲げ形状を付与する作業とは異なる。
前記連絡管3の長さ調整を終えた後、図2(c)に示すように、前記管継手5の前記一次側アダプタ53に、前記連絡管3の他端を差し込み挿入することによって、前記管継手5に前記連絡管3を接続する。
この際、前記管継手5における前記継手本体部51は、前記二次側アダプタ52に対して回転させることができることから、前記管継手5の前記一次側アダプタ53に前記連絡管3の他端を差し込み挿入する作業中、前記管継手5における前記一次側アダプタ53の開口方向は適宜変更することができる。これより、前記作業中、前記管継手5における前記一次側アダプタ53の開口方向を最も作業しやすい方向に向けることができるため、作業性が向上する。
前記管継手5と前記連絡管3との接続を終えた後、前記連絡管3の一端が前記エルボ継手2に接続される。
前記連絡管3と前記エルボ継手2とを接続するにあたっては、図2(d)に示すように、前記枝管11から前記エルボ継手2を一旦取り外し、取り外した前記エルボ継手2の二次側アダプタ23の口部に前記連絡管3の一端を差し込み挿入することによって行うことができる。これより、前記連絡管3と前記エルボ継手2との接続作業は、非常に容易に行うことができる。
最後に、本実施形態においては、図2(e)に示すように、前記エルボ継手2を前記枝管11に再度接続する。
この際、前記エルボ継手2は、前記枝管11に対して前記ユニオン式の接続アダプタ22が仮止めされている間に、前記差込式の接続アダプタ23の口部が鉛直下方向に向けられ、この状態にて締結される。
一方、前記管継手5は、前記二次側アダプタ52に対し、前記継手本体部51が回転させられることによって、再度、前記継手本体部51の他開口端から前記第一配管部P1の口部までの直線距離Lが最小となる状態にて位置決めされる。
これにより、前記連絡管3の管路の途中に、生曲げによって湾曲された曲げ部Bが一箇所付与されてなる本発明構造1が構築される(図1参照)。
この本発明構造1は、生曲げによって、前記連絡管3の管路の途中に湾曲された曲げ部Bを一箇所設けるだけで構築されるものであることから、配管作業に要する労力が非常に小さくて済む利点を有する。
また、本発明構造1においては、十分な長さの管(前記連絡管3となる管(金属強化可撓樹脂管))30を用意し、その略中央部に、継手の屈曲角度と角度90゜の差に相当する曲げ形状を作成しつつ、仮当てして角度の微調整を行った後、前記管30の一端又は他端を必要に応じて切断することによって前記連絡管3の長さ調整を行っているから、管継手5に接続の後、微妙な角度調整は不要である。なお、前記連絡管3として、金属強化されていない可撓樹脂管(例えば、ポリエチレン管)を用いる場合にあっては、適当な長さに切断した前記連絡管3の一端を第一配管部P1に接続すると共に、その他端を管継手5に接続するだけで、前記連絡管3に適当な曲げ角が付与されるため、曲げ部Bの微妙な角度調整は不要となる。
更に、前記管継手5として、45度±15度の屈曲角を有する継手本体部51と、前記継手本体部51の一開口端に回転可能に連結された二次側アダプタ52と、を具備してなるものを用いているから、配管作業中、必要に応じて、前記二次側アダプタ52に対して、継手本体部51を回転(首振り)させることができ、もって、配管作業中の作業性が非常に向上するといった利点を有する。
なお、本実施形態においては、前記二次側アダプタ52として、回転ニップル式の接続アダプタを用いているが、例えば、前記二次側アダプタ52として、ユニオン接続式の接続アダプタを用いることもできる。
ここで、前記二次側アダプタ52として、ユニオン接続式の接続アダプタを用いた場合にあっては、前記二次側アダプタ52が前記立ち上げ管4に完全に締結されると、前記継手本体部51は、前記二次側アダプタ52に対して回転することができなくなる。従って、本発明構造1の構築中、前記継手本体部51を前記二次側アダプタ52に対して回転させる必要がある場合には、前記二次側アダプタ52を前記立ち上げ管4に対し、完全に締結せずに仮止めの状態とすればよい。
なお、本発明構造1において、前記第一配管部P1の口部と前記第二配管部P2の口部とを結ぶ直線と、前記第一配管部P1の延長線とがなすオフセット角α(図1参照)は、10〜60度の範囲(好ましくは、25〜45度の範囲)にあることが好ましい。前記オフセット角αは、メーターボックス内などの狭小な空間において配管される配管構造において、オフセット配管が必要とされる際の一般的なオフセット角を基準として決定されたものである。
ここで、本発明構造1において、前記管継手5における継手本体部51の屈曲角βの選択は、前記オフセット角αを基準にして、決定することが好ましい。
より具体的には、前記管継手5として、前記継手本体部51の屈曲角βが、前記オフセット角αより、5〜15度大きい角度となされたものを選択することが好ましい。
前記オフセット角αと、前記管継手5における前記継手本体部51の屈曲角βとが、このような関係になされると、前記連絡管3に(90−β)度の、緩やかに湾曲する曲げ部Bを付与することができ、又、本発明構造1の構築をより容易にすることができる。
なお、本発明構造1を構築するにあたっては、前記オフセット角αに応じて最も望ましい屈曲角βを有する前記管継手5を用意することが望ましいが、現実的には、様々な屈折角βを有する前記管継手5を数種用意し、用意された前記管継手5の中から最も施工に適した前記管継手5を選択することになる。
又、本発明構造1は、前記第一配管部P1の延長線と、前記第二配管部P2の延長線との間隔(平行間隔)Wが、300mm以下である場合に適用することが好ましい。
即ち、前記間隔Wは、メーターボックス内などの狭小な空間において配管される配管構造において、オフセット配管が必要とされる配管同士の一般的な間隔を基準として設定されたものであるが、300mmを超える場合には、本発明構造1を構築するまでもなくオフセット配管が容易となる場合が多いため、本発明構造1は、前記間隔Wが300mm以下(特に好ましくは、70〜200mm)である場合に適用することが好ましい。
更に、本発明構造1は、前記連絡管3として、その最小許容曲げ半径が100mm以上であるものを用い、且つ、生曲げによって湾曲された曲げ部Bの曲げ半径が100mm以上となされたものが好ましい態様となる。
即ち、前記連絡管3として、その最小許容曲げ半径が100mm未満のもの(例えば、最小許容曲げ半径が「50mm」の製品(呼び径16))を用いると、本発明構造1を構築するまでもなくオフセット配管が容易となる場合が多いため、本発明構造1は、前記連絡管3として、その最小許容曲げ半径が100mm以上であるものを用いる場合に適用することが好ましい。
<実施形態2>
図3に、実施形態2に係る本発明構造1を構築する工程を示す。
本実施形態は、前述の実施形態1とは異なる工程によって、本発明構造1を構築するものである。
なお、前記実施形態1においては、前記管継手5として、回転ニップル式の前記二次側アダプタ52が前記継手本体部51に回転可能に連結されたものを用いたが、本実施形態においては、ユニオン接続式の二次側アダプタ54が継手本体部51に回転可能に連結されてなる管継手5を用いている。その余の部材は、前記実施形態1において用いたものと同様である。
本実施形態においては、まず、前記管継手5及び前記エルボ継手2の位置決めを行い(図3(a)参照)、その後、前記連絡管3の長さ調整を行う(図3(b)参照)。即ち、ここまでの手順は、前記実施形態1と同様にして行う。
次に、枝管11に対する前記エルボ継手2の締結を緩めて仮止め状態とした後、前記連絡管3の一端を、前記エルボ継手2の口部に差し込み挿入することによって、前記連絡管3を前記エルボ継手2に接続する(図3(c)参照)。
この際、前記エルボ継手2は、エルボ継手本体部21を二次側アダプタ22に対して回転させることができることから、前記エルボ継手2の口部に前記連絡管3の一端を差し込み挿入する作業中、前記エルボ継手2の口部の開口方向を適宜変更することができる。
前記エルボ継手2と前記連絡管3との接続を終えた後、前記連絡管3の他端が前記管継手5に接続される。
前記連絡管3と前記管継手5とを接続するにあたっては、図3(d)に示すように、立ち上げ管4から前記管継手5を一旦取り外し、取り外した前記管継手5の一次側アダプタ53に前記連絡管3の他端を差し込み挿入することによって行うことができることから、係る作業は非常に容易に行うことができる。
最後に、図3(e)に示すように、前記管継手5を前記立ち上げ管4に再度接続する。
この際、前記管継手5は、前記立ち上げ管4に仮止めさせた状態にて、前記継手本体部51を回転させ、前記継手本体部51の他開口端から前記第一配管部P1の口部までの直線距離(L)が最小となる状態にて位置決めされる。
一方、前記エルボ継手2は、前記枝管11に対して仮止めされている間に、口部が鉛直下方向に向けられ、この状態にて完全に締結されて、固定される。
これにより、前記連絡管3の管路の途中に、生曲げによって湾曲された曲げ部Bが一箇所付与されてなる本発明構造1が構築される。
ここで、前記実施形態1に係る本発明構造1は、前記連絡管3と前記管継手5とを接続する工程を先に行い、次いで、前記連絡管3と前記エルボ継手2とを接続する工程を行っているが、本実施形態においては、前記連絡管3と前記エルボ継手2とを接続する工程を先に行い、次いで、前記連絡管3と前記エルボ継手2とを接続する工程を行っている。
即ち、本発明構造1は、前記実施形態1による工程を経て構築することも、前記実施形態2による工程を経て構築することもできるのであり、作業手順を作業者が適宜決定して行うことができることから、例えば、配管が錯綜するメーターボックス内などにおいて、作業手順が制限される場合にあっても、作業性が確保される。
<実施形態3>
図4に、実施形態3に係る本発明構造1を構築する工程を示す。
なお、本実施形態においては、前記管継手5として、伸縮継手構造((株)ダンレイのメーターユニットに見られるスライド構造など)によって伸縮可能となされた一次側アダプタ55を備えてなるものを用いている。その余の部材は、前記実施形態1において用いたものと同様である。
本実施形態に係る本発明構造1を構築するにあたっては、前記実施形態1及び前記実施形態2と同様にして、まず、前記エルボ継手2及び前記管継手5の位置決めを行い(図4(a)参照)、その後、連絡管3の長さ調整を行う(図4(b)参照)。なお、前記連絡管3の長さ調整を行う際には、前記管継手5における一次側アダプタ55は伸長させた状態とする。
次に、前記枝管11に対する前記エルボ継手2の締結を緩めて仮止め状態とした後、前記連絡管3の一端を、前記エルボ継手2の口部に差し込み挿入することによって、前記連絡管3を前記エルボ継手2に接続する(図4(c)参照)。
前記エルボ継手2と前記連絡管3との接続を終えた後、前記連絡管3の他端が前記管継手5に接続される。
本実施形態において、前記連絡管3と前記管継手5とを接続するにあたっては、図4(d)に示すように、立ち上げ管4に前記管継手5を接続させた状態にて、前記管継手5における一次側アダプタ55を縮める。
この状態で、前記管継手5における前記一次側アダプタ55の口部に前記連絡管3の他端をあてがい、前記一次側アダプタ55を伸長させれば、前記連絡管3の他端が前記一次側アダプタ55に差し込み挿入されて、前記連絡管3が前記管継手5に接続される(図4(e)参照)。
即ち、本実施形態における本発明構造1は、前記管継手5として、伸縮継手構造によって伸縮可能となされた一次側アダプタ55を備えてなるものを用いているから、前記連絡管3の長さ調整の後、前記枝管11から前記エルボ継手2を取り外したり、前記立ち上げ管4から前記管継手5を取り外したりする必要がなくなり、もって、本発明構造1の構築が更に容易になる利点を有する。
なお、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明構造は、メーターボックス内などの配管が錯綜する状況下において、好適に利用することができる。
1 オフセット配管構造(本発明構造)
2 エルボ継手
21 エルボ継手本体部
22 一次側アダプタ(ユニオン接続式)
23 二次側アダプタ(差込式)
3 連絡管
4 立ち上げ管
5 管継手
51 継手本体部
52 二次側アダプタ(回転ニップル式)
53 一次側アダプタ(差込式)
54 二次側アダプタ(ユニオン接続式)
55 二次側アダプタ(伸縮継手構造)
10 共用管
11 枝管
20 水道用メータ
P1 第一配管部
P2 第二配管部
B 曲げ部

Claims (5)

  1. 軸心が相違するように略平行関係にある第一配管と第二配管とが、連絡管を介してオフセット配管されてなるオフセット配管構造であって、
    前記第一配管の口部と前記連絡管の一端とが接続されると共に、前記第二配管の口部と前記連絡管の他端とが管継手を介して接続されており、
    前記管継手は、
    45度±15度の屈曲角を有する継手本体部と、
    前記継手本体部の一開口端に回転可能に連結された接続アダプタと、
    を具備してなり、
    前記接続アダプタが前記第二配管の口部に接続された状態、且つ、前記継手本体部の他開口端から前記第一配管の口部までの直線距離が最小となる状態にて位置決めされてなり、
    前記第一配管の口部に一端が接続されると共に、位置決めされた前記管継手の他開口端に他端が接続された前記連絡管の管路には、最小許容曲げ半径以上の曲げ半径によって湾曲された曲げ部が一箇所付与されてなることを特徴とするオフセット配管構造。
  2. 請求項1に記載のオフセット配管構造において、
    前記第一配管の口部と前記第二配管の口部とを結ぶ直線と、前記第一配管の延長線とがなすオフセット角が10〜60度であるオフセット配管構造。
  3. 請求項1又は2に記載のオフセット配管構造において、
    前記第一配管の延長線と、前記第二配管の延長線との間隔が、300mm以下であるオフセット配管構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のオフセット配管構造において、
    前記管継手は、継手本体部における他開口端側の部位が伸縮可能となされた伸縮継手構造を有してなるオフセット配管構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のオフセット配管構造において、
    前記第一配管は、メーターボックス内に立設された共用管の中ほどから水平方向に分枝された枝管に接続されると共に、二次側の口部に向けて略鉛直下方向に開口するように固定されたエルボ継手の垂下部分であり、
    前記第二配管は、メーターボックス内の底部側寄りに配されたメーターに連通されると共に一次側の口部が略鉛直上方向に開口するように屈曲された立ち上げ管の立ち上がり部分であるオフセット配管構造。
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