JP2013110794A - ステータの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータコアの径方向に対するコイルの位置合わせを簡易な手法により行なう。
【解決手段】ステータコア22に装着されたコイル24のコイルエンド部25を覆うようにモールド型30を挿入し、モールド型30の傾斜面30aをコイルエンド部25の角部25aに押し当ててコイル24をインシュレータ26の外径側に寄せて位置合わせした上でモールド型30に樹脂を注入して樹脂モールド成形する。これにより、特別な部材を必要とすることなしに、ティース先端面とコイル24のティース先端側の端面とを離間させることができる。この結果、こうして製造されたステータ20を用いて回転電機を構成することにより、渦電流損を小さくすることができ、その効率をより向上させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ステータコアにコイルが装着されたステータの製造方法に関する。
従来、この種のステータの製造方法としては、分割コアにインシュレータを介して成形済みコイルを装着し、成形済みコイルの周囲に樹脂モールドを成形するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この製造方法では、可動型が水平方向に移動する横締めタイプの金型を用いて、可動型に形成した凸条を成形済みコイルにおける他のコイルと隣り合う面に直接当接させてコアの周方向に対して成形済みコイルを位置決めした状態で樹脂モールド成形する。これにより、隣り合うコイルの隙間を所定幅以上離すことができ、コイル間の絶縁性を確実に確保することができるとしている。
特開2009−232522号公報
しかしながら、上述したステータの製造方法では、コアの周方向に対するコイルの位置合わせについては考慮されているものの、コアの径方向に対するコイルの位置合わせについては言及されていない。コアの径方向に対するコイルの装着位置のバラツキは、例えば、インシュレータの加工誤差やコイルの組み付け誤差,コイルの自重による片寄りなどに起因して生じるが、コイルがコアの内径側に片寄って装着されると、モータとして駆動した際に、渦電流損が大きくなり、駆動効率が悪化してしまう。別途スナップフィットなどを用いてコイルの位置合わせを行なうことも考えられるが、部品点数が増加し、コスト的にも不利となる。
本発明のステータの製造方法は、ステータコアに対するコイルの径方向の位置合わせを簡易な手法により行なうことを主目的とする。
本発明のステータの製造方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のステータの製造方法は、
ステータコアにコイルが装着されたステータの製造方法であって、
(a)前記ステータコアに装着された前記コイルを覆うように軸方向にモールド型を挿入すると共に該モールド型の内壁を前記コイルに押し当てて該コイルを前記ステータコアに対して径方向に位置合わせするステップと、
(b)前記モールド型に樹脂を注入して前記コイルを樹脂モールドするステップと
を備えることを要旨とする。
この本発明のステータの製造方法では、ステータコアに装着されたコイルを覆うように軸方向にモールド型を挿入すると共にこのモールド型の内壁をコイルに押し当ててコイルをステータコアに対して径方向に位置合わせし、この状態でモールド型に樹脂を注入してコイルを樹脂モールドする。これにより、ステータコアに対するコイルの径方向の位置合わせを簡易な手法により行なうことができる。また、こうして製造されたステータを備える回転電機を駆動した際に、渦電流損を低減させることができ、効率をより向上させることができる。
こうした本発明のステータの製造方法において、前記ステップ(a)は、前記モールド型の内壁として挿入方向に対して傾斜した傾斜面を前記コイルに押し当てることにより該コイルを前記ステータコアに対して径方向に位置合わせするステップであるものとすることもできる。こうすれば、モールド型の内壁に傾斜面を形成してコイルに押し当てるだけでコイルの位置合わせを行なうことができる。
また、本発明のステータの製造方法において、前記ステータコアは、一体コアであり、前記モールド型は、断面が略U字状の内壁が円環状に連続した円環状型であり、前記傾斜面は、前記円環状型の内径側の内壁に形成されてなるものとすることもできる。こうすれば、モールド型とコイルとの接触部分を最小限とすることができるから、モールド型による押し当てに伴ってコイルが損傷するのを防止することができる。
ステータ20の外観を示す外観斜視図である。 ステータ20の製造工程の一例を示す説明図である。 モールド型挿入工程の様子を示す説明図である。 コイル押し当て工程の様子を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1はステータ20の外観を示す外観斜視図である。ステータ20は、ステータコア22と、ステータコア22に装着されたコイル24とにより構成されており、例えばかご型誘導電動機のステータとして用いられる。
ステータコア22は、打ち抜き加工により形成された中空円盤状の電磁鋼板を複数積層されたものとして構成されており、外径側から内径側に向かって突出するティース22aが所定角度間隔毎に複数個(実施例では、15個)形成されている。コイル24は、矩形断面の平角導体をエッジワイズ曲げ加工することにより成形されたエッジワイズコイルであり、インシュレータ26(図3参照)を介してステータコア22のティース22aに装着されている。なお、平角導体は、銅などの導電性の高い金属製の平角線にエナメル被覆などの絶縁被覆を施したものとして構成されている。インシュレータ26は、コイル24の装着が容易な柔軟性樹脂により構成されており、径方向の両端にはコイル24を整列した状態で保持するための爪26a,26bが設けられている(図3参照)。
図2はステータ20の製造工程を示す説明図であり、図3はモールド型挿入工程の様子を示す説明図であり、図4はコイル押し当て工程の様子を示す説明図である。以下、ステータ20の製造工程を図3および図4を参照しながら説明する。ステータ20の製造は、図2に示すように、まず、ステータコア22にインシュレータ26を介してコイル24を装着する(ステップS100)。なお、コイル24の装着は、例えば、予めエッジワイズ曲げ加工によりコイルを成形した上でこの成形済みコイルを樹脂製のインシュレータ26に装着し、コイル24が装着されたインシュレータ26をステータコア22のティース22aに取り付けることにより行なうことができる。続いて、ステータコア22を軸方向が水平方向となるよう図示しない固定治具で固定し、モールド型30を水平方向に移動させてコイル24に挿入する(ステップS110,図3参照)。モールド型30は、図3に示すように、断面が略U字状の内壁が円環状に連続している型であり、コイル24のコイルエンド部25を覆うように挿入される。このモールド型30は、型の挿入に伴ってコイルエンド部25の角部25aと当接するように、内径側の内壁に全周に亘って傾斜面30aが形成されている。
モールド型30をコイル24に挿入すると、モールド型30を更に軸方向に押し込んで傾斜面30aをコイルエンド部25の角部25aに押し当ててコイル24をインシュレータ26(ステータコア22)の外径側に寄せ(ステップS120,図4参照)、この状態でモールド型30に形成された図示しない注入口からモールド型30内に樹脂を注入すると共に(ステップS130)、注入した樹脂を固化させて(ステップS140)、ステータ20が完成する。実施例では、ステータコア22は軸方向が水平方向となるよう固定されているから、ステータコア22に形成されているティース22aのうちその突出方向が重力の方向に略一致するティース22aに装着されているコイル24(図3中の上側のコイル24)についてはインシュレータ26の内径側に片寄り、突出方向が重力の方向とは逆方向に略一致するティース22aに装着されているコイル24(図3中の下側のコイル24)についてはインシュレータ26の外径側に片寄る傾向がある。また、コイル24の片寄りは、インシュレータ26(爪26a,26b)の加工誤差やコイル24の組み付け誤差などによっても生じ得る。このとき、コイル24がインシュレータ26の内径側に片寄った状態でコイルエンド部25が樹脂モールドされると、ティース22aの先端面とコイル24のティース先端側の端面との間の空隙が狭くなり、電動機として駆動したときに渦電流損が発生し易くなる。実施例では、円環状のモールド型30の内径側内壁に傾斜面30aを形成し、傾斜面30aをコイルエンド部25の角部25aに押し当ててコイル24をインシュレータ26の外径側に寄せることにより上述した空隙を確保するから、渦電流損を低減させることができる。
以上説明した実施例のステータの製造方法によれば、ステータコア22に装着されたコイル24のコイルエンド部25を覆うようにモールド型30を挿入し、モールド型30の傾斜面30aをコイルエンド部25の角部25aに押し当ててコイル24をインシュレータ26の外径側に寄せて位置合わせした上でモールド型30に樹脂を注入して樹脂モールド成形するから、特別な部材を必要とすることなしに、ティース22aの先端面とコイル24のティース先端側の端面とを離間させることができる。この結果、こうして製造されたステータ20を用いて回転電機を構成することにより、渦電流損を小さくすることができ、その効率をより向上させることができる。しかも、モールド型30の傾斜面30aとコイル24(コイルエンド部25)との接触は角部25aに限られるから、モールド型30による押し当てによってコイル24が損傷するのを防止することができる。
実施例では、モールド型30を軸方向に押し込むことにより傾斜面30aをコイルエンド部25の角部25aに押し当ててコイル24をインシュレータ26の外径側に寄せるものとしたが、モールド型30の傾斜面30aをコイルエンド部25の角部25aに当接させた状態でモールド型30を重力の方向とは逆方向に移動(図4の上方に移動)させることにより、自重によりインシュレータ26の内径側に片寄っているコイル24を外径側に寄せるものとしてもよい。
実施例では、モールド型30の内径側内壁に全周に亘って傾斜面30aを形成するものとしたが、必ずしも全周に亘って傾斜面30aを形成する必要はない。例えば、ティース22aに装着されているコイル24のうち重力の方向とは逆方向に突出したティース22aに装着されているコイル24についてはステータコア22に対して外径側に片寄っていると考えられるため、この部分についてはコイル24に当接させないものとしてもよい。
実施例では、本発明を一体コアのステータコア22にコイル24を装着するものに適用するものとしたが、分割コアにコイルを装着するものに適用するものとしてもよい。この場合、モールド型30を円環状に形成する必要はない。
実施例では、コイル24を平角導体にエッジワイズ曲げ加工を施したものとして形成するものとしたが、これに限られず、例えば、丸線を巻いた丸線コイルや平角線の長辺を内径面として巻いたフラット巻きコイルなど如何なるタイプのコイルを用いるものとしてもよい。
実施例では、本発明をかご型誘導電動機に用いるステータを製造するものに適用するものとしたが、これに限られず、巻線型誘導電動機や同期電動機に用いるステータを製造するものに適用するなど、如何なるタイプの回転電機に用いるステータを製造するものに適用するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、ステータコア22が「ステータコア」に相当し、コイル24が「コイル」に相当し、モールド型30が「モールド型」に相当する。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ステータの製造産業に利用可能である。
20 ステータ、22 ステータコア、22a ティース、24 コイル、25 コイルエンド部、25a 角部、26 インシュレータ、26a,26b 爪、30 モールド型、30a 傾斜面。

Claims (1)

  1. ステータコアにコイルが装着されたステータの製造方法であって、
    (a)前記ステータコアに装着された前記コイルを覆うように軸方向にモールド型を挿入すると共に該モールド型の内壁を前記コイルに押し当てて該コイルを前記ステータコアに対して径方向に位置合わせするステップと、
    (b)前記モールド型に樹脂を注入して前記コイルを樹脂モールドするステップと
    を備えるステータの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103603235A (zh) * 2013-10-22 2014-02-26 泰州新源电工器材有限公司 一种电抗器用整体角环压制成型模具及成型方法
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