JP2013106069A - アンテナシステム及びアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナへの給電を一旦停止することなく、復調回路の交換が可能なアンテナシステム及びアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナシステムは、給電信号(RF信号S)と、AISG信号を変調した変調信号Sとを合成した合成信号Sを送信するアンテナ制御装置と、RF給電ケーブルを介してアンテナ制御装置からの合成信号Sを受信するアンテナ装置4とを備え、アンテナ装置4は、アンテナ筐体400と、合成信号Sを変調信号SとRF信号Sとに分離するバイアスティー403と、変調信号SをAISG信号Sに復調するアンテナモデム42と、AISG信号Sによりアンテナ筐体400を制御するAISGデバイスと、を備え、バイアスティー403は、RF信号Sをアンテナ筐体400に給電し、アンテナモデム42は、バイアスティー403にコネクタ402、41aにより着脱可能に接続される。
【選択図】図3

Description

本発明は、アンテナ制御装置からアンテナ装置へ給電信号を伝送するアンテナシステム及びアンテナ装置に関する。
近年、第3世代の携帯電話方式である3G通信方式の普及により、このデジタル通信方式に対応した電波送受信のシステムが進歩している。このようなデジタル通信方式において、無線基地局に設置されるアンテナ装置の制御を行う国際標準規格として、AISG(Antenna Interface Standards Group)の規格が存在する(例えば、特許文献1参照)。
このAISGの規格に対応した無線基地局では、アンテナ及びアンテナの制御を行うRET(Remote Electrical Tilt)ユニットなどのAISGデバイスを備えたアンテナ装置は、鉄塔の上部やビルの屋上などの高い位置に配置される。他方、アンテナに給電を行う無線機、及びAISGデバイスを制御するAISG制御装置を備えたアンテナ制御装置は、鉄塔の下部などの低い位置に配置され、アンテナ装置とアンテナ制御装置とは、給電ケーブルで接続されるのが一般的である。
上記のように構成されたアンテナシステムにおいて、アンテナ制御装置では、無線機がアンテナに給電する給電信号であるRF信号を出力し、AISG制御装置が、AISGデバイスを駆動及び制御するための直流電源及び制御信号からなるAISG信号を出力する。そしてBSモデムが、RF信号とAISG信号を変調した変調信号とを合成し、その合成信号を給電ケーブルを介してアンテナ装置のアンテナモデムに送信する。アンテナ装置では、アンテナモデムが、合成信号を変調信号とRF信号とに分離し、分離後のRF信号をアンテナに給電し、アンテナモデム内のモデム回路(復調回路)により変調信号を復調した制御信号及び直流電源からなるAISG信号をAISGデバイスに出力する。
特表2010−519804号公報
しかし、従来のアンテナシステムによると、アンテナモデム内のモデム回路(復調回路)の故障等により、アンテナモデムあるいはアンテナモデム内のモデム回路(復調回路)を交換したい場合、BSモデムとアンテナモデムとを接続する給電ケーブルのコネクタをアンテナモデムから外す等を行い、アンテナ制御装置からアンテナ装置への合成信号(RF信号及び変調信号)の伝送を一旦停止させて、アンテナモデムの交換作業を行っていた。つまり、アンテナモデム内のモデム回路(復調回路)を交換すると、アンテナへの給電が一旦停止してしまうという問題があった。
したがって、本発明の目的は、アンテナへの給電を一旦停止することなく、復調回路の交換が可能なアンテナシステム及びアンテナ装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、給電信号と、変調した制御信号である変調制御信号を直流電源に重畳した変調信号と、を合成した合成信号を送信するアンテナ制御装置と、給電ケーブルを介して前記アンテナ制御装置からの前記合成信号を受信するアンテナ装置とを備え、前記アンテナ装置は、アンテナと、前記アンテナ制御装置からの前記合成信号を前記変調信号と前記給電信号とに分離する第1の分離回路と、前記第1の分離回路によって分離された前記変調信号を前記直流電源と前記変調制御信号とに分離する第2の分離回路と、前記第2の分離回路によって分離された前記変調制御信号を前記制御信号に復調する復調回路と、前記復調回路によって復調された前記制御信号及び前記直流電源に基づいて前記アンテナを制御する制御部と、を備え、前記第1の分離回路は、分離した前記給電信号を前記アンテナに給電し、前記復調回路は、前記アンテナに前記給電信号が給電されている状態で、前記第1の分離回路との間に設けられたコネクタにより前記第1の分離回路に対して着脱可能に構成されたアンテナシステムを提供する。
前記アンテナは、筐体を兼ねたアンテナ筐体であり、前記第1の分離回路は、前記アンテナ筐体内に設けられ、前記第2の分離回路及び前記復調回路は、前記アンテナ筐体とは別の筐体内に設けられ、前記別の筐体は、前記コネクタにより前記アンテナ筐体に着脱可能に接続されたものでもよい。
前記アンテナは、筐体を兼ねたアンテナ筐体であり、前記第1及び第2の分離回路は、前記アンテナ筐体内に設けられ、前記復調回路は、前記アンテナ筐体とは別の筐体内に設けられ、前記別の筐体は、前記コネクタにより前記アンテナ筐体に着脱可能に接続されたものでもよい。
前記アンテナは、筐体を兼ねたアンテナ筐体であり、前記第1及び第2の分離回路、前記復調回路は、前記アンテナ筐体内に設けられ、前記第2の分離回路は、前記コネクタにより前記第1の分離回路に着脱可能に接続されたものでもよい。
前記アンテナを制御する制御部とは異なる他の制御部をさらに備え、前記他の制御部は、前記別の筐体内又は前記アンテナ筐体内に設けられたものでもよい。
また、本発明は、上記目的を達成するため、アンテナと、給電信号と、変調した制御信号である変調制御信号を直流電源に重畳した変調信号と、を合成した合成信号を給電ケーブルを介して受信し、前記合成信号から前記変調信号を分離する第1の分離回路と、前記第1の分離回路によって分離された前記変調信号を前記直流電源と前記変調制御信号とに分離する第2の分離回路と、前記第2の分離回路によって分離された前記変調制御信号を前記制御信号に復調する復調回路と、前記復調回路によって復調された前記制御信号及び前記直流電源に基づいて前記アンテナを制御する制御部と、を備え、前記第1の分離回路は、分離した前記給電信号を前記アンテナに給電し、前記復調回路は、前記アンテナに前記給電信号が給電されている状態で、前記第1の分離回路との間に設けられたコネクタにより前記第1の分離回路に対して着脱可能に構成されたアンテナ装置を提供する。
本発明によれば、アンテナへの給電を一旦停止することなく、復調回路の交換が可能になる。
図1は、本発明の実施の形態に係るアンテナシステムの構成例を示す図である。 図2は、BSモデムの内部の構成例を示す図である。 図3は、アンテナ装置の内部の構成例を示す図である。 図4(a)、(b)は、バイアスティーの等価回路の一例を示す図である。 図5は、変形例1に係るアンテナ装置の内部の構成例を示す図である。 図6は、変形例1のバイアスティーの等価回路の一例を示す図である。 図7は、変形例2に係るアンテナ装置の内部の構成例を示す図である。 図8は、変形例3に係るアンテナ装置の内部の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態及び変形例について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係るアンテナシステムの構成例を示す図である。このアンテナシステム1は、アンテナ制御装置2と、該アンテナ制御装置2とRF給電ケーブル3を介して接続されるアンテナ装置4とを有する。アンテナ装置4は、アンテナ制御装置2により駆動及び制御されて、例えば、携帯電話機等の無線端末との間で電波を送受信する。なお、このアンテナシステム1は、例えば無線基地局やビル等に設置される。
(アンテナ制御装置)
アンテナ制御装置2は、アンテナユニット40に給電するための給電信号としてのRF信号Sを出力する無線機20と、AISGデバイス44を駆動及び制御するための直流電源及び制御信号からなるAISG信号Sを出力するAISG制御装置21と、BS(Base Station)モデム24とを備える。BS(Base Station)モデム24は、無線機20からのRF信号SとAISG制御装置21からのAISG信号Sを変調したAISG Coaxial Interface信号(変調信号)Sとを合成すると共に、その合成した信号である合成信号Sをアンテナ装置4に送信する。なお、AISG信号Sは、AISG規格に準拠した信号であり、AISGデバイス44を駆動するための直流電圧(例えば10〜30V)による直流電源とAISGデバイス44を制御するための制御信号とからなる信号である。
無線機20とBSモデム24とは、RF給電ケーブル22により接続されている。すなわち、無線機20の筐体200に設けられたRFコネクタ201にRF給電ケーブル22の一方のRFコネクタ22aを接続し、BSモデム24の筐体240に設けられたRFコネクタ241にRF給電ケーブル22の他方のRFコネクタ22bを接続することで、無線機20とBSモデム24とが接続される。RF給電ケーブル22としては、例えば同軸ケーブルが用いられる。
AISG制御装置21とBSモデム24とは、AISGケーブル23により接続されている。すなわち、AISG制御装置21の筐体210に設けられたAISGコネクタ(メス型)211にAISGケーブル23の一方のAISGコネクタ(オス型)23aを接続し、BSモデム24の筐体240に設けられたAISGコネクタ(オス型)242にAISGケーブル23の他方のAISGコネクタ(メス型)23bを接続することで、AISG制御装置21とBSモデム24とが接続される。
AISGケーブル23は、直流電源を伝送するための直流電源線と、制御信号を伝送するための2本の制御信号線とを備えている。AISGコネクタ23a、23b、211、242は、AISG規格に準拠した一般的なコネクタである。
(アンテナ装置)
アンテナ装置4は、RF給電ケーブル3を介してアンテナ制御装置2から送信された合成信号Sを受信し、合成信号SをAISG Coaxial Interface信号(変調信号)SとRF信号(給電信号)Sとに分離するアンテナユニット40と、ケーブル41を介してアンテナユニット40から送信されたAISG Coaxial Interface信号Sを直流電源及び制御信号からなるAISG信号Sに復調するアンテナモデム42と、AISGケーブル43を介してアンテナモデム42から送信されたAISG信号Sに基づいてアンテナユニット40を制御するAISGデバイス44とを備える。なお、AISGデバイス44は、制御部の一例である。
アンテナユニット40とアンテナモデム42とは、ケーブル41により接続されている。すなわち、アンテナユニット40のアンテナ筐体400に設けられたコネクタ402にケーブル41のコネクタ41aを接続することで、アンテナユニット40とアンテナモデム42とが接続される。ここで、アンテナ筐体400は、アンテナの一例である。
アンテナモデム42は、アンテナユニット40に対してコネクタ41a、402により着脱可能に構成されているので、アンテナ筐体400にRF信号Sが給電されている状態で、アンテナモデム42あるいはアンテナモデム42内の回路の交換が可能になる。
アンテナモデム42とAISGデバイス44とは、AISGケーブル43により接続されている。すなわち、アンテナモデム42の筐体420に設けられたAISGコネクタ(メス型)421にAISGケーブル43の一方のAISGコネクタ(オス型)43aを接続し、AISGデバイス44の筐体440に設けられたAISGコネクタ(オス型)441にAISGケーブル43の他方のAISGコネクタ(メス型)43bを接続することで、アンテナモデム42とAISGデバイス44とが接続される。
AISGケーブル43は、直流電源を伝送するための直流電源線と、制御信号を伝送するための2本の制御信号線とを備えている。AISGコネクタ43a、43b、421、441は、AISG規格に準拠した一般的なコネクタである。
AISGデバイス44は、AISG規格に準拠してアンテナユニット40を制御するものであり、例えば電動リモート・チルト・ユニット(RET)である。また、AISGデバイス44は、AISG制御装置21からの直流電源(AISG信号Sの一部)を電源として駆動し、AISG制御装置21からの制御信号(AISG信号Sの一部)に基づいてアンテナユニット40の垂直方向の指向性等を制御する。
アンテナユニット40は、例えば鉄塔の上部に設けられ、BSモデム24は、例えば鉄塔の下部に設けられ、アンテナユニット40とBSモデム24とは、前述したようにRF給電ケーブル3により接続される。すなわち、BSモデム24のRFコネクタ243にRF給電ケーブル3の一方のRFコネクタ3aを接続し、アンテナユニット40のRFコネクタ401にRF給電ケーブル3の他方のRFコネクタ3bを接続することで、アンテナユニット40とBSモデム24とが接続される。RF給電ケーブル3としては、例えば同軸ケーブルが用いられる。
(BSモデム)
図2は、BSモデムの内部の構成例を示す図である。BSモデム24は、筐体240を有し、この筐体240の表面に、上述したように、RFコネクタ241、AISGコネクタ(オス型)242及びRFコネクタ243を設けている。また、BSモデム24は、筐体240の内部に、モデム回路244、合成回路245、AISG Coaxial Interface用のバイアスティー246を設けている。
AISGコネクタ242からAISG電源ライン242aがモデム回路244及び合成回路245に接続されている。また、AISGコネクタ242からRS485信号ライン242b、242cがモデム回路244に接続されている。
モデム回路244は、AISG信号Sに含まれる制御信号の変調を行い、得られた変調した変調制御信号Sを搬送周波数2.176MHzのOn−off−keying信号として合成回路245に出力する。
合成回路245は、AISG電源ライン242aからの直流電源に、モデム回路244からの変調制御信号Sを重畳したAISG Coaxial Interface信号(変調信号)Sを生成し、その信号Sをバイアスティー246に出力する。
バイアスティー246は、アンテナ制御装置2からのRF信号Sと合成回路245からのAISG Coaxial Interface信号(変調信号)Sとを合成した合成信号SをRF給電ケーブル3を介してアンテナ装置4に送信する。
(アンテナ及びアンテナモデム)
図3は、アンテナ装置4の内部の構成例を示す図である。アンテナユニット40は、アンテナ筐体400を有し、このアンテナ筐体400の表面に、前述したように、RFコネクタ401及びコネクタ402を設けている。また、アンテナユニット40は、アンテナ筐体400の内部にAISG Coaxial Interface用のバイアスティー403を設けている。バイアスティー403は、第1の分離回路の一例である。
バイアスティー403は、アンテナ制御装置2からの合成信号SからAISG Coaxial Interface信号(変調信号)Sを分離し、分離後のRF信号Sをアンテナユニット40のアンテナ筐体400に給電するものである。
アンテナ筐体400は、容器の機能とアンテナの機能とを備えたバイアスティー403を内部に収容する筐体であり、バイアスティー403からRF信号Sが給電され、電波を送信するように構成されている。なお、アンテナの機能を筐体とは別にして、別個、アンテナをアンテナ筐体400に設けてもよい。
アンテナモデム42は、アンテナ筐体400とは、別の筐体420を有し、この筐体420の表面に、前述したようにAISGコネクタ421を設けている。また、アンテナモデム42は、筐体420の内部に、分離回路422及びモデム回路423を設けている。分離回路422は、第2の分離回路の一例である。モデム回路423は、復調回路の一例である。
AISGコネクタ421からAISG電源ライン421aが分離回路422及びモデム回路423に接続されている。AISGコネクタ421からRS485信号ライン421b、421cがモデム回路423に接続されている。RS485信号ライン421b、421cは、RS485規格の信号を伝送する。
分離回路422は、アンテナユニット40のバイアスティー403からのAISG Coaxial Interface信号(変調信号)Sを変調制御信号Sと直流電源に分離し、分離後の変調制御信号Sは、モデム回路423に出力する一方、分離後の直流電源は、電源ライン421aを経由してAISGコネクタ421に出力する。
モデム回路423は、分離回路422からの変調制御信号Sの復調を行い、得られた復調した制御信号をRS485信号ライン421b、421cを経由してAISGコネクタ421に出力する。つまり、アンテナモデム42は、AISG制御装置21から送信された直流電源及び制御信号からなるAISG信号SをAISGコネクタ421及びAISGケーブル43を介してAISGデバイス44に出力する。
アンテナユニット40とアンテナモデム42とを接続するコネクタ402及びコネクタ41aは、AISG Coaxial Interface信号Sを通すことができれば、同軸コネクタでも多ピン型コネクタであってもよい。ただし、コネクタ402、41aが屋外に曝される場合には、防水処理型か防水処理できるタイプのコネクタであることが必要である。
図4(a)、(b)は、バイアスティー403の等価回路の一例を示す図である。図4(a)に示すバイアスティー403は、例えば、コンデンサC1、C2、及びインダクタンスL1、L2によって構成することができる。インダクタンスL1は、コネクタ402に至る配線に相当する。一般的に使用されているバイアスティーのカットオフ周波数は、1〜10MHz程度の場合が多いが、本実施の形態のバイアスティー403においては、RF(例えば、800MHz以上)の通過損失を小さく、かつ、変調制御信号(搬送周波数:例えば、2.176MHz)Sを含むAISG Coaxial Interfac信号Sを低損失で分離するため、数十Mzのカットオフ周波数とすることが望ましい。カットオフ周波数は、例えば、RF信号Sの周波数を800MHz、搬送周波数を2.176MHzとした場合、両者の相乗平均値(40MHz〜50MHz)付近となるようにコンデンサC1、C2、及びインダクタンスL1、L2の値を定めればよい。また、RF信号Sへの変調制御信号Sの漏れを少なくするため、図4(a)では、インダクタンスL2、コンデンサC2を付加しているが、図4(b)に示すように、アンテナユニット40内において、RF信号Sだけを通すバンドパスフィルタ(BPF)403aを具備している場合には、インダクタンスL2、コンデンサC2を省略してもよい。
(アンテナシステムの動作)
次に、アンテナシステム1の動作の一例を説明する。アンテナ制御装置2では、無線機20からRF信号Sが出力され、AISG制御装置21から直流電源及び制御信号からなるAISG信号Sが出力される。BSモデム24では、無線機20からのRF信号SとAISG制御装置21からのAISG信号Sを変調したAISG Coaxial Interface信号Sとを合成し、その合成信号SをRF給電ケーブル3を介してアンテナ装置4に送信する。
アンテナ装置4では、アンテナ制御装置2から送信された合成信号Sがアンテナユニット40によりAISG Coaxial Interface信号SとRF信号Sとに分離され、分離後のRF信号Sがアンテナ筐体400に給電される。アンテナモデム42の分離回路422は、アンテナユニット40からのAISG Coaxial Interface信号Sを変調制御信号Sと直流電源に分離する。モデム回路423は、変調制御信号Sを制御信号に復調する。分離回路422からの直流電源及びアンテナモデム42からの制御信号からなるAISG信号SがAISGデバイス44に送信される。AISGデバイス44は、直流電源に基づいて駆動し、制御信号に基づいてアンテナユニット40を制御する。例えば、AISGデバイス44は、制御信号に基づいて、アンテナユニット40の垂直方向の指向性を変位する。
ここで、合成信号Sがアンテナ制御装置2からRF給電ケーブル3を介してアンテナ装置4に送信中にアンテナモデム42が故障した場合、サービス員はケーブル41のコネクタ41aをアンテナユニット40のコネクタ402から外し、AISGデバイス44と接続しているコネクタ421からAISGケーブル43のコネクタ43aを外し、故障したアンテナモデム42を新たなアンテナモデム42と交換し、コネクタ43a、421を対応するコネクタ402、43aに接続する。以上のようにしてアンテナモデム42の交換作業が終了する。アンテナモデム42の交換作業中、アンテナ制御装置2からの合成信号Sは停止せずにアンテナユニット40に送信される。
(実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)アンテナであるアンテナ筐体400に対する給電状態(RF信号Sが給電されている状態)で、アンテナモデム42あるいはアンテナモデム42内のモデム回路(復調回路)の交換が可能に構成されるので、より詳しくは、RF給電ケーブル3が接続され且つアンテナの機能を備えるアンテナユニット40に対して、アンテナモデム42がコネクタ41a、402により着脱可能に構成されているので、アンテナ制御装置2からアンテナ装置4への合成信号(RF信号S及び変調信号)の伝送を停止しなくても、アンテナモデム42を交換することができる。つまり、アンテナへの給電を一旦停止することなく、復調回路の交換が可能となる。
(2)アンテナユニット40がRF給電ケーブル3に直接接続されているため、つまり、アンテナモデムを介することなく、直接的に、アンテナにRF信号Sが給電されるため、アンテナモデムを介して、間接的に、アンテナにRF信号Sが給電される場合と比べて、アンテナ制御装置2から送信されたRF信号Sがアンテナに至るまでの経路において、コネクタ数が増えず、わずかの回路素子を追加するだけなので、RF信号Sの通過損失、電圧定在波比(VSWR:Voltage Standing Wave Ratio)の劣化の要因が少ない。
(変形例1)
図5は、変形例1に係るアンテナ装置の内部の構成例を示す図である。この変形例1は、図3に示すアンテナ装置において、アンテナモデム42内の分離回路を省略したものである。
変形例1のバイアスティー403は、アンテナ制御装置2からの合成信号Sを変調制御信号S、直流電源及びRF信号Sにそれぞれ分離し、分離後のRF信号Sをアンテナユニット40のアンテナ筐体400に給電し、変調制御信号Sをモデム回路423に送信し、直流電源をAISGコネクタ421に送信するものである。バイアスティー403は、アンテナ筐体400の表面に設けられたコネクタ402a、402bに接続されている。変形例1のバイアスティー403は、第1及び第2の分離回路の一例である。
アンテナユニット40とアンテナモデム42とは、2本のケーブル41A、41Bにより接続されている。すなわち、ケーブル41Aのコネクタ41aをアンテナ筐体400のコネクタ402aに接続し、ケーブル41Bのコネクタ41bをアンテナ筐体400のコネクタ402bに接続することで、アンテナユニット40とアンテナモデム42とが接続される。
変形例1のアンテナモデム42は、モデム回路423から構成されている。モデム回路423は、復調回路の一例である。
図6は、変形例1のバイアスティー403の等価回路の一例を示す図である。バイアスティー403は、例えば、コンデンサC1、C2、C3、及びインダクタンスL1、L2、L3によって構成することができる。インダクタンスL3は、コネクタ402bに至る配線に相当し、C3は、コネクタ402aに至る配線に相当する。合成信号Sに含まれる搬送周波数を2.176MHz、RF信号Sの周波数を800MHzとした場合、40MHz〜50MHz程度がカットオフ周波数となるようにコンデンサC1、C2、及びインダクタンスL1、L2の値を定めるとともに、変調制御信号Sと直流電源とを分離可能にC3、L3を定めればよい。
この変形例1によれば、アンテナモデム42は、アンテナユニット40に対してコネクタ41a、402a、41b、402bにより着脱可能に構成されているので、アンテナ筐体400にRF信号Sが給電されている状態で、アンテナモデム42あるいはアンテナモデム42内のモデム回路423の交換が可能になる。また、分離回路422を省くことができるので、アンテナモデム42を小型化にすることができる。
(変形例2)
図7は、変形例2に係るアンテナ装置の内部の構成例を示す図である。この変形例2は、図3に示すアンテナモデム42の分離回路422及びモデム回路423をアンテナユニット40のアンテナ筐体400内に設けたものである。なお、アンテナ筐体400には、他のAISGデバイスを接続するためのコネクタを設けてもよい。変形例2のバイアスティー403は、第1の分離回路の一例である。分離回路422は、第2の分離回路の一例である。モデム回路423は、復調回路の一例である。
この変形例2によれば、図3に示すアンテナモデム42に相当する分離回路422及びモデム回路423は、バイアスティー403に対してコネクタ41a、402により着脱可能に構成されているので、アンテナ筐体400にRF信号Sが給電されている状態で、分離回路422及びモデム回路423の両方又は一方の交換が可能になる。また、コネクタ402、41aは、アンテナ筐体400内に配置されているため、防水対応でないものを用いることができる。
(変形例3)
図8は、変形例3に係るアンテナ装置の内部の構成例を示す図である。この変形例3は、図3に示すアンテナモデム42の筐体420内にアンテナユニット40の制御用のAISGデバイス44とは異なる他のAISGデバイス45を設けたものである。AISGデバイス45は、制御部の一例である。変形例3のバイアスティー403は、第1の分離回路の一例である。分離回路422は、第2の分離回路の一例である。モデム回路423は、復調回路の一例である。
AISGデバイス45は、例えば、モデム回路423が送受信する信号の増幅率を制御する機能を有する。AISGデバイス45としては、他の機能を有するものでもよい。
この変形例3によれば、アンテナモデム42は、アンテナユニット40に対してコネクタ41a、402により着脱可能に構成されているので、アンテナ筐体400にRF信号Sが給電されている状態で、アンテナモデム42あるいはアンテナモデム42内の分離回路422、モデム回路423やAISGデバイス45の交換が可能になる。また、モデム回路423が送受信する信号の増幅率を制御することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態及び上記変形例に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々に変形実施が可能である。例えば上記実施の形態及び上記変形例の構成要素を本発明の要旨の範囲内で任意に組み合わせることは可能である。例えば、図8に示した他のAISGデバイス45を図3、図5、図7に示す構成例に適用してもよい。
また、アンテナ筐体400をアンテナの機能を兼ねずにアンテナをケーブルを介してアンテナユニット40の筐体に接続してもよい。
1…アンテナシステム、2…アンテナ制御装置、3…RF給電ケーブル、3a、3b…RFコネクタ、4…アンテナ装置、20…無線機、21…AISG制御装置、22…RF給電ケーブル、22a、22b…RFコネクタ、23…AISGケーブル、23a、23b…AISGコネクタ、24…BSモデム、40…アンテナユニット、41、41A、41B…ケーブル、41a…コネクタ、42…アンテナモデム(復調回路)、43…AISGケーブル、43a、43b…AISGコネクタ、44、45…AISGデバイス(制御部)、200…筐体、201…コネクタ、210…筐体、240…筐体、241…RFコネクタ、242…AISGコネクタ、242a…電源ライン、242b…信号ライン、243…RFコネクタ、244…モデム回路、245…合成回路、246…バイアスティー、400…アンテナ筐体(アンテナ)、401・・・RFコネクタ、402、402a、402b…コネクタ、403…バイアスティー(第1の分離回路、又は第1及び第2の分離回路)、420…筐体、421…AISGコネクタ、421a…電源ライン、421a、421b…RS485信号ライン、422…分離回路(第2の分離回路)、423…モデム回路(復調回路)、440…筐体、S…RF信号(給電信号)、S…AISG信号、S…変調制御信号…AISG Coaxial Interface信号(変調信号)、S…合成信号

Claims (6)

  1. 給電信号と、変調した制御信号である変調制御信号を直流電源に重畳した変調信号と、を合成した合成信号を送信するアンテナ制御装置と、
    給電ケーブルを介して前記アンテナ制御装置からの前記合成信号を受信するアンテナ装置とを備え、
    前記アンテナ装置は、
    アンテナと、
    前記アンテナ制御装置からの前記合成信号を前記変調信号と前記給電信号とに分離する第1の分離回路と、
    前記第1の分離回路によって分離された前記変調信号を前記直流電源と前記変調制御信号とに分離する第2の分離回路と、
    前記第2の分離回路によって分離された前記変調制御信号を前記制御信号に復調する復調回路と、
    前記復調回路によって復調された前記制御信号及び前記直流電源に基づいて前記アンテナを制御する制御部と、
    を備え、
    前記第1の分離回路は、分離した前記給電信号を前記アンテナに給電し、
    前記復調回路は、前記アンテナに前記給電信号が給電されている状態で、前記第1の分離回路との間に設けられたコネクタにより前記第1の分離回路に対して着脱可能に構成されたアンテナシステム。
  2. 前記アンテナは、筐体を兼ねたアンテナ筐体であり、前記第1の分離回路は、前記アンテナ筐体内に設けられ、前記第2の分離回路及び前記復調回路は、前記アンテナ筐体とは別の筐体内に設けられ、
    前記別の筐体は、前記コネクタにより前記アンテナ筐体に着脱可能に接続された請求項1に記載のアンテナシステム。
  3. 前記アンテナは、筐体を兼ねたアンテナ筐体であり、前記第1及び第2の分離回路は、前記アンテナ筐体内に設けられ、前記復調回路は、前記アンテナ筐体とは別の筐体内に設けられ、
    前記別の筐体は、前記コネクタにより前記アンテナ筐体に着脱可能に接続された請求項1に記載のアンテナシステム。
  4. 前記アンテナは、筐体を兼ねたアンテナ筐体であり、前記第1及び第2の分離回路、前記復調回路は、前記アンテナ筐体内に設けられ、
    前記第2の分離回路は、前記コネクタにより前記第1の分離回路に着脱可能に接続された請求項1に記載のアンテナシステム。
  5. 前記アンテナを制御する制御部とは異なる他の制御部をさらに備え、前記他の制御部は、前記別の筐体内又は前記アンテナ筐体内に設けられた請求項2乃至4のいずれか1項に記載のアンテナシステム。
  6. アンテナと、
    給電信号と、変調した制御信号である変調制御信号を直流電源に重畳した変調信号と、を合成した合成信号を給電ケーブルを介して受信し、前記合成信号から前記変調信号を分離する第1の分離回路と、
    前記第1の分離回路によって分離された前記変調信号を前記直流電源と前記変調制御信号とに分離する第2の分離回路と、
    前記第2の分離回路によって分離された前記変調制御信号を前記制御信号に復調する復調回路と、
    前記復調回路によって復調された前記制御信号及び前記直流電源に基づいて前記アンテナを制御する制御部と、
    を備え、
    前記第1の分離回路は、分離した前記給電信号を前記アンテナに給電し、
    前記復調回路は、前記アンテナに前記給電信号が給電されている状態で、前記第1の分離回路との間に設けられたコネクタにより前記第1の分離回路に対して着脱可能に構成されたアンテナ装置。
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