JP2013098580A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コストダウンと小型化とを図る上で有利であるとともに、撮像部の撮影方向を変更する速度に依存することなく且つ様々なタイミングで、本体内を冷却することができる撮像装置を提供することができる。
【解決手段】 レンズユニット104および撮像素子105により被写体を撮像する撮像装置であって、レンズユニット104の撮影方向を変更するチルト軸120と、チルト軸120を駆動させるための動力源と同一の動力源であるチルトモータ125により駆動され、カメラ本体101内の気体を循環させるチルトファン124と、チルトモータ125により、チルト軸120およびチルトファン124を選択的に駆動させるためのチルトソレノイドアクチュエータ201と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置に関し、より詳細には、被写体を撮像する撮像部の撮影方向を変更可能な撮像装置に関するものである。
カメラ装置を用いた監視装置は、例えば、公共の建物や場所、銀行やスーパーなどの店舗、ダムや基地または飛行場などの立ち入り禁止区域などへの侵入者(あるいは侵入物体)を監視する目的で、数多く用いられている。特に、パン軸、チルト軸およびローテーション軸のうち、いずれか1つ(または、複数)の可動軸にモータが配され、所望の方向を撮影することができる電動雲台付きカメラシステムは、その設置後も撮影方向を変更することができるので注目されている。
また、昨今の監視装置では、多画素化、高機能化に伴い、映像処理部およびネットワーク処理部が搭載される信号処理基板のみならず、撮像素子の発熱も問題となってきている。特に、撮像素子は、その周囲温度の上昇に伴ってノイズが増加する傾向にあるため、撮像素子の周囲温度の管理は、重要である。
これまで、小型のカメラ装置では、電子部品などの発熱部品に放熱板を取り付けることで温度上昇の緩和を図ってきたが、発熱部品周囲の空気の停滞による温度上昇が無視できない状況となってきている。一方で、発熱部品の冷却を行うファンを駆動するための駆動源の配置には、余分なスペースが必要であり且つ無視できないコストアップを伴うため、小型化およびローコスト化を阻害する面があった。
ここで、広角レンズを採用した標準的なドームカメラを考えると、撮影方向の設定操作は、頻繁に行われるものではなく、このドームカメラの可動軸に配されるモータの耐久性を考えれば、このモータを別の部品の駆動源としても用いることができる。
特許文献1では、カメラを旋回させるための旋回動力源としてのモータと、このモータにより回転させられ、発熱源を冷却することができるファンと、を備える監視用カメラ装置が提案されている。
特開平11−313231号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された監視用カメラ装置では、カメラが旋回するときにのみファンが回転するので、発熱源を冷却することができるタイミングが限られていた。さらに、上述の特許文献1に開示された監視用カメラ装置では、発熱源を冷却する能力は、カメラが旋回するスピードに依存してしまっていた。このため、上述の特許文献1に開示された監視用カメラ装置は、実用的ではなかった。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものである。即ち、コストダウンと小型化とを図る上で有利であるとともに、撮像部の撮影方向を変更する速度に依存することなく且つ様々なタイミングで、本体内を冷却することができる撮像装置を提供することができるものである。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体を撮像する撮像部を有する撮像装置であって、前記撮像部の撮影方向を変更する撮影方向変更手段と、前記撮影方向変更手段を駆動させるための動力源と同一の動力源により駆動され、前記撮像装置内の気体を循環させる循環手段と、前記同一の動力源により、前記撮影方向変更手段および前記循環手段を選択的に駆動させる駆動手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、コストダウンと小型化とを図る上で有利であるとともに、撮像部の撮影方向を変更する速度に依存することなく且つ様々なタイミングで、本体内を冷却することができる撮像装置を提供することができる。
本発明の第1の実施例に係る撮像装置の断面図である。 本発明の第1の実施例に係る撮像装置を制御するための構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る、チルト軸が駆動状態にある場合における、撮像装置のチルト機構を示す側面図である。 本発明の第1の実施例に係る、チルトファンが回転状態にある場合における、撮像装置のチルト機構を示す側面図である。 本発明の第1の実施例に係る、チルトモータ制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例に係る、パン回転台が駆動状態にある場合における、撮像装置のパン機構を示す下面図である。 本発明の第1の実施例に係る、パンファンが回転状態にある場合における、撮像装置のパン機構を示す下面図である。 本発明の第1の実施例に係る、パンモータ制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係る、チルト軸が駆動状態にある場合における、撮像装置のチルト機構を示す側面図である。 本発明の第2の実施例に係る、チルトファンが回転状態にある場合における、本実施例に係る撮像装置のチルト機構を示す側面図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施例)
以下、図1〜図8を参照して、本発明の第1の実施例の説明を行う。同一の構成要素については、各図において同一の符号を付け、重複する説明は省略している。
図1は、本実施例に係る撮像装置の断面図である。図1において、101は、カメラ本体、102は、外装であり、外装102の底面には、天井などの設置場所に対する取り付け構造が備えられている。103は、透明または半透明のプラスチック製のドームであり、半球形状に形成されている。このドーム103は、外装102に対して取り付けられる。
104は、レンズを含み、ドーム103により覆われるレンズユニットであり、105は、CCDセンサやCMOSセンサに代表される撮像素子である。また、106は、撮像素子105が搭載(実装)されている撮像素子基板であり、レンズユニット104の後端に取り付けられている。さらに、この撮像素子基板106には、温度センサ123が搭載されている。なお、本実施例におけるレンズユニット104および撮像素子105は、被写体を撮像する撮像部に相当する。
107は、レンズユニット104に取り付けられたレンズユニットカバーであり、レンズユニット104の後方と撮像素子105と撮像素子基板106と温度センサ123とを覆う。また、108は、電源基板であり、109は、信号処理基板である。この信号処理基板109には、映像処理部112およびネットワーク処理部121などといった信号処理に関する電子部品と温度センサ126とが搭載されている。また、電源基板108は、本実施例に係る撮像装置内の各部(例えば、撮像素子基板106および信号処理基板109それぞれに搭載された電子部品など)に電力を供給する。
110は、外装102に接すると同時に、電源基板108および信号処理基板109それぞれに搭載された電子部品に、直接あるいは熱伝導シートなどを介して接するヒートシンク板金である。これにより、ヒートシンク板金110は、電源基板108および信号処理基板109それぞれに搭載された電子部品が発生する熱を機体(カメラ本体101)外部へ放出する。
また、本実施例に係る撮像装置は、レンズユニット104が所定の視野範囲で撮影できるように、パン方向およびチルト方向に回動可能な駆動機構を有しており、パンモータ116およびチルトモータ125を駆動源として備えている。
111は、外装102に固定された固定台であり、パン回転台122がパン方向に回動可能に取り付けられている。ここで、パンニング(旋回)動作について説明すると、パンモータ116による動力は、ギア114を介して、パン駆動用のギア113に伝達される。そして、パンモータ116の動力が伝達されたギア113は、回転し、このギア113に一体的に取り付けられたパン回転台122も回転する。この結果、パン回転台122に取り付けられたレンズユニット104は、パン方向に回動する。
118は、ギア114、パンソレノイドアクチュエータ115、パンモータ116が取り付けられている支持部材である。この支持部材118は、パンソレノイドアクチュエータ115のオン/オフに連動してギア114が移動し、ギア113からパンモータ116の動力を切り離す(ギア113へのパンモータ116の動力の伝達を解除する)ことができるように構成されている。なお、503は、ギア114の回転軸である。
パン回転台122には、レンズユニット104を含むチルト駆動機構が取り付けられており、120は、レンズユニット104に一体的に取り付けられるチルト軸であり、119は、チルト軸120に一体的に取り付けられるギアである。また、201は、チルトソレノイドアクチュエータであり、204は、ギア205の回転軸である。
ここで、チルティング動作について説明すると、チルトモータ125による動力は、ギア203およびギア205を介して、チルト駆動用のギア119に伝達される。そして、チルトモータ125の動力が伝達されたギア119は、回転し、このギア119に一体的に取り付けられたチルト軸120も回転する。この結果、チルト軸120に一体的に取り付けられたレンズユニット104は、チルト方向に回動する。
なお、本実施例におけるチルト軸120およびパン回転台122は、レンズユニット104の撮影方向を変更する撮影方向変更手段に相当する。
パンファン117は、パンモータ116の駆動軸に複数の羽根を取り付けたものである。同様に、チルトファン124も、チルトモータ125の駆動軸に複数の羽根を取り付けたものである。そして、パンファン117およびチルトファン124それぞれは、カメラ本体101内に空気の流れを発生させる。換言すると、パンファン117およびチルトファン124それぞれは、本実施例に係る撮像装置内の気体を循環させる。これにより、カメラ本体101内の発熱部品が冷却される。
ここで、パンファン117は、信号処理基板109に対向するように配置される。また、チルトファン124は、レンズユニットカバー107(より詳細には、レンズユニットカバー107により覆われる撮像素子基板106)に対向するように配置される。これにより、信号処理基板109は、パンファン117により循環させられる気体が通る(循環する)流路内に配置され、撮像素子105は、チルトファン124により循環させられる気体が通る(循環する)流路内に配置されることになる。
続いて、図2を使用し、映像信号の流れ、パン・チルト駆動のコントロール信号(制御信号)の流れなどについて説明する。ここで、図2は、本実施例に係る撮像装置を制御するための構成を示すブロック図である。
図2において、撮像素子105は、レンズユニット104により結像された被写体像を電気信号に変換し、変換した電気信号を不図示のケーブルを介して信号処理基板109に出力する。信号処理基板109において、映像処理部112は、撮像素子105から出力された電気信号に対して色分離、ホワイトバランス調整、ガンマ補正などの処理を適宜
施すことにより得られた映像信号を、ネットワーク処理部121に出力する。
ネットワーク処理部121は、映像処理部から出力された映像信号を変換(圧縮符号化)し、変換した映像信号をビデオ出力端子(図2の「Video OUT」)あるいはLAN端子(図2の「LAN」)を介して出力する。例えば、ネットワーク処理部121からLAN端子を介して出力された映像信号は、ネットワークを介して、クライアントへ配信され且つ外部の記録サーバで録画される。
また、ネットワーク処理部121は、パン駆動指令およびチルト駆動指令を、例えば、ネットワークを介して接続された外部のカメラ制御装置から受信する。そして、ネットワーク処理部121に内蔵されるコントローラ1003は、ネットワーク処理部121により受信されたパン駆動指令およびチルト駆動指令を解析し、モータドライバ1001およびドライバ1002それぞれに制御信号を送信する。
さらに、ネットワーク処理部121は、音声出力端子(図2の「Audio OUT」)を介して、例えば、外部のスピーカに音声を出力させる。また、ネットワーク処理部121には、音声入力端子(図2の「Audio IN」)を介して、例えば、マイクロフォンにより得られた音声信号が入力される。そして、ネットワーク処理部121は、センサ入出力端子(図2の「Sensor IN/OUT」)を介して、例えば、外部のセンサから出力されるイベント信号が入力され、また、外部のセンサに制御信号を出力する。
モータドライバ1001は、ネットワーク処理部121から出力された制御信号に基づき、パンモータ116およびチルトモータ125それぞれを駆動する。同様に、ドライバ1002は、ネットワーク処理部121から出力された制御信号に基づき、パンソレノイドアクチュエータ115およびチルトソレノイドアクチュエータ201を駆動する。これらのモータとこれらのソレノイドアクチュエータとが駆動することにより、パンニング動作およびチルティング動作およびファン回転動作が発生する。
なお、温度センサ123は、撮像素子基板106の温度を検出し、検出した温度を示す温度情報をネットワーク処理部121に出力する。また、温度センサ126は、信号処理基板109の温度を検出し、検出した温度を示す温度情報をネットワーク処理部121に出力する。そして、コントローラ1003は、温度センサ123および温度センサ126それぞれが出力した温度情報に基づき、パンファン117およびチルトファン124それぞれの動作/非動作と回転数とを制御し、パンモータ116およびチルトモータ125を駆動する。
続いて、図3および図4を使用して、チルト軸120の駆動状態(チルト軸120が駆動されている状態)およびチルトファン124の回転状態(チルトファン124が回転されている状態)それぞれにおける動作を説明する。
ここで、図3は、チルト軸120が駆動状態にある場合における、本実施例に係る撮像装置のチルト機構を示す側面図である。また、図4は、チルトファン124が回転状態にある場合における、本実施例に係る撮像装置のチルト機構を示す側面図である。なお、図3および図4では、レンズユニットカバー107を省略して示している。
図3に示すように、チルトモータ125の駆動軸には、ギア203が一体的に取り付けられている。そして、チルト軸120が駆動状態にある場合には、チルトモータ125は、その駆動軸を回転させることにより、ギア203およびギア205を介して、チルト軸120に取り付けられたギア119を回転させる。
ここで、ギア119とレンズユニット104とレンズユニットカバー107(不図示)とチルト軸120とは、互いに一体に取り付けられているので、チルトモータ125の駆動軸の回転により、レンズユニット104は、チルト方向(上下方向)に回動する。
次に、チルト軸120の駆動状態からチルトファン124の駆動状態へ切り替える場合について説明を行う。まず、チルトソレノイドアクチュエータ201の可動軸207は、チルトソレノイドアクチュエータ201の通電状態により、可動軸207の軸方向に伸縮する。この可動軸207は、ギア205の回転軸204に取り付けられており、チルトソレノイドアクチュエータ201がオンの状態では、ギア205は、ギア203と連結され、チルト軸120は、回動可能となる。
一方、図4に示すように、チルトソレノイドアクチュエータ201がオフの状態では、不図示のバネにより、ギア203とギア205との連結は、外(解除)される。また、チルトソレノイドアクチュエータ201がオフの状態では、ギア205は、不図示のバネにより、チルト固定部202に連結されるので、チルト軸120の回動は、ロックされる。
そして、チルトソレノイドアクチュエータ201がオフの状態では、チルトモータ125の駆動軸が回転することにより、チルトファン124(羽根)は、回転する。これにより、カメラ本体101内の空気が攪拌され、撮像素子基板106が冷却される。
なお、本実施例では、チルト固定部202として、くさび形状のモールド部品を使用しているが、これに限るものではない。例えば、ギア205の回転を固定(ロック)するチルト固定部202として、円筒状のゴム製の部品を使用しても良い。
また、本実施例では、レンズユニット104のチルト方向における変位角(角度)を検出する手法として、チルト変位角検出用のエンコーダを搭載するものとするが、これに限るものではない。
例えば、チルトモータ125としてステッピングモータを使用する場合には、チルト駆動機構の原点位置を検出する原点検出機構を設けても良い。そして、コントローラ1003が、この原点検出機構が原点位置を検出した後、ステッピングモータの駆動パルス数を積算することで変位角を演算し、演算した変位角をレンズユニット104のチルト方向における現在の変位角として使用するように構成しても良い。
ここで、チルト駆動機構の原点位置を検出する原点検出機構を、不図示のPI(Photo Interrupter)と、チルト軸120の中心と略同心のギア119に設けられたフラッグと、で構成してもよいが、これに限るものではない。例えば、別の手法(機構)として、レンズユニット104をそのチルト方向における回動範囲の端点(機構端)に突き当てることにより、この端点をチルト駆動機構の原点位置としても良い。
なお、レンズユニット104のパン方向における変位角を検出する場合も同様である。
続いて、図5は、チルト軸120およびチルトファン124を選択的に駆動させるためのチルトモータ制御処理を示すフローチャートである。この処理は、コントローラ1003が実行する。
ステップS101では、コントローラ1003は、チルト駆動指令を、例えば、ネットワークを介して接続された外部のカメラ制御装置から受信する。そして、チルト駆動指令を受信したとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS102に進み、チルト駆動指令を受信していないとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS109に進む。
ステップS102では、コントローラ1003は、チルトモータ125が駆動中であるか否かを判定する。そして、チルトモータ125が駆動中であるとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS103に進み、チルトモータ125が駆動中でないとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS104に進む。
ステップS103では、コントローラ1003は、チルトモータ125の駆動を停止させる。これにより、例えば、チルトモータ125を回転させたままの状態でギア205とギア203とを連結させた場合に発生する可能性のある、ギアの歯飛びを防止することができる。
ステップS104では、コントローラ1003は、ネットワーク処理部121に内蔵されたメモリから、レンズユニット104のチルト方向における現在の変位角を示す変位角情報(換言すれば、チルト軸120の回転変位角情報)を読み出す。
ステップS105では、まず、コントローラ1003は、チルトソレノイドアクチュエータ201をオンにし、ギア203とギア205とを連結させる。次に、コントローラ1003は、ギア203とギア205との連結に必要な所定の時間待機した後、ステップS106に処理を進める。
ステップS106では、コントローラ1003は、ステップS101で受信されたチルト駆動指令とステップS104で読み出した変位角情報とに基づき、レンズユニット104をチルト方向に駆動(回動)させるように、チルトモータ125を制御する。
例えば、まず、コントローラ1003は、ステップS104で読み出された変位角情報が示す変位角と、ステップS101で受信されたチルト駆動指令が示すチルト方向の変位角と、を加算する。次に、コントローラ1003は、加算した変位角とレンズユニット104のチルト方向における変位角とが一致するまで、レンズユニット104をチルト方向に駆動させるように、モータドライバ1001を介してチルトモータ125を制御する。
ステップS107では、コントローラ1003は、レンズユニット104のチルト方向における現在の変位角を示す変位角情報をネットワーク処理部121のメモリに出力し、出力した変位角情報をネットワーク処理部121のメモリに記憶させる。
ステップS108では、コントローラ1003は、レンズユニット104のチルト方向における駆動(回動)が完了してからチルトソレノイドアクチュエータ201をオフにするまでの遅延時間を示すTilt_Wait_Timeの値を、「A」に設定する。
ステップS109では、コントローラ1003は、Tilt_Wait_Timeの値が「0」であるか否かを判定する。そして、Tilt_Wait_Timeの値が「0」であるとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS110に進み、Tilt_Wait_Timeの値が「0」ではないとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS115に進む。
これにより、チルトモータ125を駆動させている状態からチルトファン124を駆動させる場合は、Tilt_Wait_Timeの値が「0」になるまで待った後(すなわち、所定時間経過するのを待った後)、チルトファン124を駆動させることになる。
ステップS110では、まず、コントローラ1003は、チルトソレノイドアクチュエータ201をオフにし、ギア203とギア205との連結を解除する。次に、コントローラ1003は、ギア203とギア205との連結の解除に必要な所定の時間待機した後、ステップS111に処理を進める。
ステップS111では、コントローラ1003は、撮像素子基板106の温度情報を温度センサ123から取得する。
ステップS112では、コントローラ1003は、ステップS111で取得された温度情報が示す温度が所定の温度(例えば、40°C)以上であるか否かを判定する。そして、ステップS111で取得された温度情報が示す温度が所定の温度以上であるとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS113に進む。一方、ステップS111で取得された温度情報が示す温度が所定の温度以上ではないとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS101に戻る。
なお、ステップS112では、撮像素子105の温度が所定の温度以上であるか否かを判定するようにコントローラ1003を構成することもできる。
具体的には、まず、ネットワーク処理部121に内蔵されたメモリに、撮像素子105の温度と撮像素子基板106の温度との相関関係を第1の相関データとして、事前に記憶させておく。次に、コントローラ1003は、温度センサ123から取得した撮像素子基板106の温度情報が示す温度と第1の相関データとを照合し、撮像素子105の温度を求める。そして、コントローラ1003は、求めた撮像素子105の温度が所定の温度以上であるか否かを判定する。
ステップS113では、コントローラ1003は、チルトファン124の駆動条件(制御条件)を設定する。例えば、コントローラ1003は、ステップS111で取得された温度情報が示す温度が高くなるにつれて、より多くの回転数をチルトファン124の駆動条件として設定する。
ステップS114では、コントローラ1003は、ステップS113で設定された駆動条件に基づいてチルトファン124を駆動させるように、チルトモータ125を制御する。例えば、コントローラ1003は、ステップS113で駆動条件として設定された回転数でチルトファン124を回転させるように、モータドライバ1001を介してチルトモータ125を制御する。
ステップS115では、Tilt_Wait_Timeの値を減算(デクリメント)する。
続いて、図6および図7を使用して、パン回転台122の駆動状態およびパンファン117の回転状態それぞれにおける動作を説明する。
ここで、図6は、パン回転台122が駆動状態にある場合における、本実施例に係る撮像装置のパン機構を示す下面図である。また、図7は、パンファン117が回転状態にある場合における、本実施例に係る撮像装置のパン機構を示す下面図である。
図6に示すように、パンモータ116の駆動軸には、ギア505が一体的に取り付けられている。そして、パン回転台122が駆動状態にある場合には、パンモータ116は、その駆動軸を回転させることにより、ギア114を介して、パン回転台122に設けられたギア113を回転させる。これにより、パンモータ116の駆動軸が回転することにより、パン回転台122は、パン方向に回動(旋回)する。
次に、パン回転台122の駆動状態からパンファン117の回転状態へ切り替わる場合について説明する。まず、パンソレノイドアクチュエータ115の可動軸115aは、パンソレノイドアクチュエータ115の通電状態により、可動軸115aの軸方向に伸縮する。この可動軸115aは、ギア114の回転軸503に取り付けられており、パンソレノイドアクチュエータ115がオンの状態では、ギア114は、ギア505と連結され、パン回転台122が回動可能となる。
一方、図7に示すように、パンソレノイドアクチュエータ115がオフの状態では、不図示のバネにより、ギア114とギア505との連結は、外(解除)される。また、パンソレノイドアクチュエータ115がオフの状態では、ギア114は、不図示のバネにより、パン固定部502に連結されるので、パン回転台122の回動は、ロックされる。
そして、パンソレノイドアクチュエータ115がオフの状態では、パンモータ116の駆動軸が回転することにより、パンファン117(羽根)は、回転する。これにより、カメラ本体101内の空気が攪拌され、信号処理基板109および電源基板108それぞれに設けられた電子部品が冷却される。
なお、本実施例では、パン固定部502として、くさび形状のモールド部品を使用しているが、これに限るものではない。例えば、ギア114を固定(ロック)するパン固定部502として、円筒状のゴム製の部品を使用しても良い。
続いて、図8は、パン回転台122およびパンファン117を選択的に駆動させるためのパンモータ制御処理を示すフローチャートである。この処理は、コントローラ1003が実行する。
ステップS201では、コントローラ1003は、パン駆動指令を、例えば、ネットワークを介して接続された外部のカメラ制御装置から受信する。そして、パン駆動指令を受信したとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS202に進み、パン駆動指令を受信していないとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS209に進む。
ステップS202では、コントローラ1003は、パンモータ116が駆動中であるか否かを判定する。そして、パンモータ116が駆動中であるとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS203に進み、パンモータ116が駆動中でないとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS204に進む。
ステップS203では、コントローラ1003は、パンモータ116の駆動を停止させる。これにより、例えば、パンモータ116を回転させたままの状態でギア114とギア505とを連結させた場合に発生する可能性のある、ギアの歯飛びを防止することができる。
ステップS204では、コントローラ1003は、ネットワーク処理部121に内蔵されたメモリから、レンズユニット104のパン方向における現在の変位角を示す変位角情報(換言すれば、パン回転台122の回転変位角情報)を読み出す。
ステップS205では、まず、コントローラ1003は、パンソレノイドアクチュエータ115をオンにし、ギア114とギア505とを連結させる。次に、コントローラ1003は、ギア114とギア505との連結に必要な所定の時間待機した後、ステップS206に処理を進める。
ステップS206では、まず、コントローラ1003は、ステップS101で受信されたパン駆動指令とステップS204で読み出した変位角情報とに基づき、レンズユニット104をパン方向に駆動させるように、パンモータ116を制御する。
例えば、まず、コントローラ1003は、ステップS204で読み出された現在の変位角情報が示す変位角と、ステップS101で受信されたパン駆動指令が示すパン方向の変位角と、を加算する。次に、コントローラ1003は、加算した変位角とレンズユニット104のパン方向における変位角とが一致するまで、レンズユニット104をパン方向に駆動させるように、モータドライバ1001を介してパンモータ116を制御する。
ステップS207では、コントローラ1003は、レンズユニット104のパン方向における現在の変位角を示す変位角情報をネットワーク処理部121のメモリに出力し、出力した変位角情報をネットワーク処理部121のメモリに記憶させる。
ステップS208では、コントローラ1003は、レンズユニット104のパン方向における駆動(回動)が完了してからパンソレノイドアクチュエータ115をオフにするまでの遅延時間を示すPan_Wait_Timeの値を、「A」に設定する。
ステップS209では、コントローラ1003は、Pan_Wait_Timeの値が「0」であるか否かを判定する。そして、Pan_Wait_Timeの値が「0」であるとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS210に進み、Pan_Wait_Timeの値が「0」ではないとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS214に進む。
これにより、パンモータ116を駆動させている状態からパンファン117を駆動させる場合は、Pan_Wait_Timeの値が「0」になるまで待った後(すなわち、所定時間経過するのを待った後)、パンファン117を駆動させることになる。
ステップS210では、まず、コントローラ1003は、パンソレノイドアクチュエータ115をオフにし、ギア114とギア505との連結の解除に必要な所定の時間待機した後、ステップS211に処理を進める。
ステップS211では、コントローラ1003は、信号処理基板109の温度情報を温度センサ126から取得する。
ステップS212では、コントローラ1003は、ステップS211で取得された温度情報が示す温度が所定の温度(例えば、40°C)以上であるか否かを判定する。そして、ステップS211で取得された温度情報が所定の温度以上であるとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS213に進む。一方、ステップS211で取得された温度情報が示す温度が所定の温度以上ではないとコントローラ1003が判定した場合には、ステップS201に戻る。
なお、ステップS212では、映像処理部112(またはネットワーク処理部121)の温度が所定の温度以上であるか否かを判定するようにコントローラ1003を構成することもできる。
具体的には、まず、ネットワーク処理部121に内蔵されたメモリに、映像処理部112の温度と信号処理基板109の温度との相関関係を第2の相関データとして、事前に記憶させておく。次に、コントローラ1003は、温度センサ126から取得した信号処理基板109の温度情報が示す温度と第2の相関データとを照合し、映像処理部112の温度を求める。そして、コントローラ1003は、求めた映像処理部112の温度が所定の温度以上であるか否かを判定する。ネットワーク処理部121についても同様である。
ステップS213では、コントローラ1003は、パンファン117の駆動条件(制御条件)を設定する。例えば、コントローラ1003は、ステップS211で取得された温度情報が高くなるにつれて、より多くの回転数をパンファン117の駆動条件として設定する。
ステップS214では、コントローラ1003は、ステップS213で設定された駆動条件に基づいてパンファン117を駆動させるように、パンモータ116を制御する。例えば、コントローラ1003は、ステップS213で駆動条件として設定された回転数でパンファン117を回転させるように、ドライバ1002を介してパンモータ116を制御する。
ステップS215では、Pan_Wait_Timeの値を減算(デクリメント)する。
以上のように、本実施例では、レンズユニット104をチルト方向に回動させるチルト軸120を設け、このチルト軸120を駆動させるための動力源であるチルトモータ125が、カメラ本体101内の空気を循環させるためのチルトファン124も駆動させる。さらに、本実施例では、チルトモータ125により、チルト軸120およびチルトファン124を選択的に駆動させるためのチルトソレノイドアクチュエータ201を設けた。
これにより、本実施例に係る撮像装置は、コストダウンと小型化とを図る上で有利であるとともに、レンズユニット104がチルト方向に回動する速度に依存することなく且つ様々なタイミングで、カメラ本体101内を冷却することができる。
なお、本実施例におけるステップS113では、コントローラ1003が、ステップS111で取得された温度情報が示す温度が高くなるにつれて、より多くの回転数をチルトファン124の駆動条件として設定するように構成したが、これに限るものではない。
例えば、コントローラ1003が、ステップS113にて、チルトファン124を一定の回転数で間欠的に回転させるように、チルトファン124の駆動条件を設定するように構成しても良い。そして、コントローラ1003が、ステップS114にて、ステップS113で設定された駆動条件に基づいて、チルトファン124を一定の回転数で間欠的に回転させるように、チルトモータ125を制御するように構成しても良い。
同様に、本実施例におけるステップS213では、コントローラ1003が、ステップS211で取得された温度情報が示す温度が高くなるにつれて、より多くの回転数をパンファン117の駆動条件として設定するように構成したが、これに限るものではない。
例えば、コントローラ1003が、ステップS213にて、パンファン117を一定の回転数で間欠的に回転させるように、パンファン117の駆動条件を設定するように構成しても良い。そして、コントローラ1003が、ステップS214にて、ステップS213で設定された駆動条件に基づいて、パンファン117を一定の回転数で間欠的に回転させるように、パンモータ116を制御するように構成しても良い。
なお、本実施例におけるチルトモータ制御処理は、撮像素子基板106に設けられた温度センサ123とチルトモータ125に連動するチルトファン124とチルトソレノイドアクチュエータ201とを組み合わせて実現している。また、本実施例におけるパンモータ制御処理は、信号処理基板109に設けられた温度センサ126とパンモータ116に連動するパンファン117とパンソレノイドアクチュエータ115とを組み合わせて実現している。
しかしながら、本実施例は、これらの組み合わせに限られるものではない。例えば、機体(カメラ本体101)内の空気を循環させるために、全ての温度センサにより検出される温度が所定温度以下になるまで全てのファンを連続駆動させるよう、全てのモータを制御するなど様々な実施例が考えられることは言うまでもない。
また、ネットワーク処理部121に内蔵されたメモリが、温度センサ123により検出される温度とチルトモータ125のコントロール内容(回転数など)とを対応付けたテーブルを記憶するように構成しても良い。
そして、コントローラ1003が、ステップS113にて、ネットワーク処理部121のメモリに記憶されたテーブルから、ステップS111で取得された温度情報が示す温度に対応付けられたコントロール内容を読み出すように構成しても良い。次に、コントローラ1003が、ステップS113にて、ネットワーク処理部121のメモリに記憶されたテーブルから読み出されたコントロール内容が含む回転数を、チルトファン124の駆動条件として設定するように構成しても良い。
同様に、ネットワーク処理部121に内蔵されたメモリが、温度センサ126により検出される温度とパンモータ116のコントロール内容(回転数など)とを対応付けたテーブルを記憶するように構成しても良い。
そして、コントローラ1003が、ステップS213にて、ネットワーク処理部121のメモリに記憶されたテーブルから、ステップS212で取得された温度情報が示す温度に対応付けられたコントロール内容を読み出すように構成しても良い。次に、コントローラ1003が、ステップS213にて、ネットワーク処理部121のメモリに記憶されたテーブルから読み出されたコントロール内容が含む回転数を、パンファン117の駆動条件として設定するように構成しても良い。
これにより、温度センサ123(温度センサ126)により検出された温度に応じ、チルトモータ125(パンモータ116)をより詳細に制御することが可能となる。
また、本実施例では、映像処理部112とネットワーク処理部121とを電子部品として別体に構成したが、この構成に制限されるものではない。例えば、映像処理部112とネットワーク処理部121とを電子部品として一体に構成しても良い。
また、本実施例では、パン方向およびチルト方向にレンズユニット104が回動するように構成したが、これに限るものではない。
例えば、レンズユニット104をその光軸回りに回動させるローテーションモータを本実施例の撮像装置に追加し、レンズユニット104がその光軸回りに回動するように構成しても良い。この場合、追加したローテーションモータの駆動軸にローテーションファンを取り付けても良い。ここで、このローテーションファンは、追加したローテーションモータの駆動軸に複数の羽根を取り付けたものである。
また、低温環境下での起動時、パンモータおよびチルトモータなどを発熱源として利用することにより、撮像装置内の温度を上昇させるという技術が、本発明者により先に提案されている。この技術を本実施例に適用することにより、以下の点が可能となる。
即ち、パンファン117およびチルトファン124により、パンモータ116およびチルトモータ125をそれぞれ直接冷却することが可能となる。また、パンモータ116およびチルトモータ125それぞれにステッピングモータを使用した場合、モータそれぞれの発熱量を励磁電圧でコントロールし且つ励磁パターンの変更速度によりファンの回転数(風量)をコントロールすることができる。これにより適当な温度制御が可能となる。さらに、パンソレノイドアクチュエータ115およびチルトソレノイドアクチュエータ201それぞれが、発熱源として使用可能となることは言うまでもない。
なお、本実施例では、パンファン117は、信号処理基板109の面であって映像処理部112などが搭載された面とは反対側の面に対向するように配置されているが、これに限るものではない。例えば、信号処理基板109の面であって映像処理部112などが搭載された面に対向するように配置しても良い。
なお、当然のことながら、本実施例は、設置場所や設置環境などに応じて、種々の変更および修正が可能であることは言うまでもない。
(第2の実施例)
以下、図9、図10を参照して、本発明の第2の実施例の説明を行う。なお、本実施例では、上述した第1の実施例に対応するものと同一の要素には同一符合を付し、その説明を省略する。
ここで、本実施例は、チルトファン124をチルトモータ125の駆動軸から切り離すことができる点で、第1の実施例と異なるものである。より詳細には、本実施例は、連結ギア209などにより、チルト軸120が駆動(回動)している時に、チルトファン124とチルトモータ125の駆動軸との駆動連結を解除し、チルトモータ125の負荷を軽減する構成としたものである。
また、図9は、チルト軸120が駆動状態にある場合における、本実施例に係る撮像装置のチルト機構を示す側面図であり、図10は、チルトファン124が回転状態にある場合における、本実施例に係る撮像装置のチルト機構を示す側面図である。なお、図9および図10では、レンズユニットカバー107を省略して示している。
図9に示すように、チルトファン124には、チルトファンギア210が一体的に取り付けられている。また、チルトソレノイドアクチュエータ201の可動軸207には、連結軸208の一端が取り付けられている。この連結軸208は、その他端が、連結ギア209に取り付けられており、チルトソレノイドアクチュエータ201のオン/オフに連動して移動する。
次に、チルト軸120の駆動状態からチルトファン124の駆動状態へ切り替わる場合について説明を行う。まず、チルトソレノイドアクチュエータ201がオンの状態では、連結ギア209とギア203との連結は解除され、且つ、連結ギア209とチルトファンギア210との連結も解除される。
一方、図10に示すように、チルトソレノイドアクチュエータ201がオフの状態になると、ギア203が連結ギア209に連結され且つ連結ギア209がチルトファンギア210に連結されるよう、可動軸207に連動して連結軸208が移動する。
これにより、チルトソレノイドアクチュエータ201がオフの状態では、チルトモータ125の駆動軸が回転することにより、チルトファン124は、回転する。この結果、カメラ本体101内の空気が攪拌され、撮像素子基板106が冷却される。
なお、本実施例では、チルト機構について説明を行ったが、パン機構についても同様に、パンファン117をパンモータ116の駆動軸から切り離すように構成することができる。
以上のように、本実施例では、チルトソレノイドアクチュエータ201は、レンズユニット104をチルト方向に駆動させる場合に、チルトモータ125とチルトファン124の駆動連結を解除する。これにより、レンズユニット104がチルト方向に駆動する場合における、チルトモータ125の負荷を軽減することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこの実施例にのみ限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
101 カメラ本体
104 レンズユニット
105 撮像素子
120 チルト軸
124 チルトファン
125 チルトモータ
201 チルトソレノイドアクチュエータ

Claims (7)

  1. 被写体を撮像する撮像部を有する撮像装置であって、
    前記撮像部の撮影方向を変更する撮影方向変更手段と、
    前記撮影方向変更手段を駆動させるための動力源と同一の動力源により駆動され、前記撮像装置内の気体を循環させる循環手段と、
    前記同一の動力源により、前記撮影方向変更手段および前記循環手段を選択的に駆動させる駆動手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記駆動手段は、前記撮影方向変更手段が前記撮影方向を変更することなく、前記循環手段を駆動させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記駆動手段は、前記撮影方向変更手段を固定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記駆動手段は、前記撮影方向変更手段が駆動している状態から前記循環手段を駆動する場合に、所定時間経過するのを待った後、前記循環手段を駆動させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記駆動手段は、前記循環手段が駆動している状態から前記撮影方向変更手段を駆動させる場合に、前記循環手段の駆動を停止させた後に、前記撮影方向変更手段を駆動させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記駆動手段は、前記撮影方向変更手段を駆動させる場合には、前記動力源と前記循環手段との駆動連結を解除し、前記循環手段を駆動させる場合には、前記動力源と前記駆動手段との駆動連結を解除することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像部は、撮像素子を含み、
    前記撮像素子は、前記気体が循環する流路内に配置されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016139704A1 (ja) * 2015-03-05 2016-09-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置及び撮像システム
JP2022064764A (ja) * 2020-10-14 2022-04-26 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッド 撮像システム

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