JP2013094682A - 分別装置 - Google Patents

分別装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013094682A
JP2013094682A JP2011236439A JP2011236439A JP2013094682A JP 2013094682 A JP2013094682 A JP 2013094682A JP 2011236439 A JP2011236439 A JP 2011236439A JP 2011236439 A JP2011236439 A JP 2011236439A JP 2013094682 A JP2013094682 A JP 2013094682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mixed material
mixed
rotating body
brush roll
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011236439A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Ozawa
守 小澤
Tsutomu Harada
勉 原田
Ryuji Hiroo
竜二 枇榔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2011236439A priority Critical patent/JP2013094682A/ja
Publication of JP2013094682A publication Critical patent/JP2013094682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Abstract

【課題】 表面状態が異なる材料が混合されている混合材料の表面状態の差を利用した、分別精度が良好な分別装置を提供する。
【解決手段】 表面状態が異なる材料が混合されている混合材料を分別する分別装置であって、前記混合材料を供給する供給手段と、円筒形または円柱形からなり中心を軸として回転する回転体と、前記回転体の外周面に設けられた突起を有する取出手段と、前記混合材料を滞留させて前記取出手段に接触させる滞留板とを有し、前記滞留板は、前記混合材料と前記回転体とが接触しつづけるように配置されている分別装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は分別装置に関し、特に表面状態が異なる材料が混合されている混合材料を分別する分別装置に関する。
近年、環境負荷軽減の観点などから市場から回収された製品や消耗品の再利用が行われている。例えば回収製品を金属、プラスチック、ガラスなどの材料ごとに分別することでリサイクル材料として再利用が可能となる。
製品を材料毎に分別するリサイクル処理工程では、製品を解体、破砕し破砕後の混合材料を、篩や風力選別装置、磁力選別装置、色選別装置などを使用して材料種類ごとに分別する。しかし、前記の各種選別装置でも重さの差、比重差、色の違いなどが無い場合などには装置による分別が困難な場合がある。
このような場合、混合材料を分類する方法として、多孔質体や突起物に対する保持力の差を利用して材料を分別する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、回転ブラシを利用して物の重さ、大きさの差により混合材料を分類する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−057621号公報 特開平9−155295号公報
しかしながら、特許文献1では、斜面を利用して、重力と保持力のバランスで混合材料の分別を行っている。そのため、被分別物の形状が大きいものや、素材が弾み易いものであった場合に、被分別物が斜面をはずむことで保持することができない。また、弾みにくくするために斜面の角度を小さくしたりすると分別物以外のものも保持されやすくなり、分別精度が下がる。
また、特許文献2では、回転ブラシの被分別物を面圧と重力のバランスで分別を行っているため、材料や種類が異なっていても重さや大きさの差が無い混合材料を分別することができない。
本発明は、この様な背景技術に鑑みてなされたものであり、表面状態が異なる材料が混合されている混合材料の表面状態の差を利用した、分別精度が良好な分別装置を提供するものである。
上記の課題を解決する分別装置は、表面状態が異なる材料が混合されている混合材料を分別する分別装置であって、円筒形または円柱形からなり中心を軸として回転する回転体と、前記回転体の外周面に設けられた突起を有する取出手段と、前記混合材料を滞留させて前記取出手段に接触させる滞留板とを有し、前記滞留板は、前記混合材料と前記回転体とが接触しつづけるように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、表面状態が異なる材料が混合されている混合材料の表面状態の差を利用した、分別精度が良好な分別装置を提供することができる。
本発明の分別装置の一実施態様を示す構成図である。 本発明の分別装置の分別動作を説明する説明図である。 本発明の分別装置の分別動作を説明する説明図である。 本発明の分別装置に用いられる滞留板の一例を示す構成図である。 本発明の実施例2の分別装置を示す構成図である。 本発明の実施例3の分別装置を示す斜視図である。 本発明の分別装置に用いられる取出手段の他の形態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明に係る分別装置は、表面状態が異なる材料が混合されている混合材料を分別する分別装置であって、円筒形または円柱形からなり中心を軸として回転する回転体と、前記回転体の外周面に設けられた突起を有する取出手段と、前記混合材料を滞留させて前記取出手段に接触させる滞留板とを有し、前記滞留板は、前記混合材料と前記回転体とが接触しつづけるように配置されていることを特徴とする。
本発明に係る分別装置は、回転体の混合材料の一部分を取り出す取出手段に対して、表面状態が異なる材料が混合されている混合材料が、回転体の回転により複数回接触する構成となっているので分別精度を上げることができる。また、分別対象物の混合材料の表面状態の差を利用して分別するので、従来分別できなかったものが分別可能である。
前記混合材料を供給する供給手段をさらにことが好ましい。
前記滞留板は、前記回転体の中心を通る垂直方向の頂点と前記混合材料の滞留している位置との間の中心角θが90度以上180度以下になるように配置されていることが好ましい。
前記滞留板は、前記混合材料を前記回転体に輸送する輸送手段を有することが好ましい。
前記取出手段により前記混合材料の一部分を取り出した後に、前記滞留板に残った前記混合材料を排出する排出手段を有することが好ましい。
前記滞留板から取出手段に接触する混合材料に圧縮空気を吹きかける圧縮空気供給手段を有することが好ましい。
前記供給手段がベルトコンベアまたは振動フィーダーで構成されていることが好ましい。
前記取出手段が、金属ブラシ、樹脂ブラシ、剣山またはマジックテープ(登録商標)からなることが好ましい。
前記取出手段は、複数の種類の異なる突起から形成されている複数の領域が分布して構成されていることが好ましい。
(実施例1)
図1は、本発明の分別装置の一実施態様を示す構成図である。図2および図3は、本発明の分別装置の分別動作を説明する説明図である。図1から図3を用いて、以下に本発明の分別装置の構成と動作について説明する。
図1において、本発明の分別装置は、表面状態が異なる材料が混合されている混合材料120から125を分別する分別装置である。分別装置には、円筒形または円柱形からなり中心131を軸として回転する回転体133と、前記回転体133の外周面に設けられ、前記混合材料の一部分を取り出す、多数の突起を有する取出手段101を有する。また、前記混合材料を供給する供給手段134と、前記供給手段134により供給された混合材料を滞留させて前記取出手段101に接触させる回転可能な滞留板102を有する。前記滞留板102は、前記回転体133の中心を通る垂直方向の頂点130と前記混合材料の滞留している位置132との間の中心角θが、90度以上180度以下になるように配置されている。
図1において分別対象となる混合材料は120から125である。本実施例では、120、122、124の材料は、プラスチックの破砕材で1辺が数センチメートルくらいの大きさである。121、123、125の材料は、紙や樹脂繊維からなり表面状態は不織布状になっていて、これも1辺が数センチメートルの大きさである。
混合材料を供給する供給手段134は、ベルトコンベアまたは振動フィーダーで構成されていることが好ましい。図1では、供給手段134はベルトコンベア104からなり、矢印108方向へ混合材料を搬送する。混合材料120から125はベルトコンベア104で搬送されて、ベルトコンベア104の端面で落下する。落下した混合材料は図中の102で示される滞留板102の上に供給される。滞留板102は、ベルトコンベア104により供給された混合材料を滞留させて取出手段101に接触させる。
前記滞留板102は、前記混合材料を前記回転体133に輸送する輸送手段を有することが好ましい。輸送手段には、例えば滞留板の表面がベルトコンベア等となっているものが挙げられる。
図4は、本発明の分別装置に用いられる滞留板の一例を示す構成図である。混合材料が両端からこぼれないように両側面に401と402の壁が設けられている。滞留板102の側面の壁401、402と、滞留板102に対面する取出手段101の一部分とから一つの領域が形成され、供給された混合材料がこの領域に滞留するように構成されている。103は滞留板回転手段で、円柱状の形状をしており、図1および図4に図示するように滞留板102に接続されており、滞留板102を回転させる。滞留板回転手段103の円柱を軸として、矢印403、404の方向に滞留板102を回転動作する。
滞留板回転手段103により滞留板102を回転させて、前記回転体133の中心を通る垂直方向の頂点130と前記混合材料の滞留している位置132との間の中心角θが、90度以上180度以下、好ましくは110度以上140度以下の範囲になるように前記混合材料の位置を調整する。図1では、回転体が反時計回りの方向109に回転した場合において、回転体133の中心を通る垂直方向の頂点130と前記混合材料の滞留している位置132との間の中心角θを示している。
また、本発明の分別装置は回転体が時計回りの方向に回転する装置でもよい。この場合には、滞留板は図1の位置と反転した位置に設けられる。回転体が時計回りに回転した場合においても、回転体133の中心を通る垂直方向の頂点130と前記混合材料の滞留している位置132との間の中心角θは同様に規定される。
図3に示す様に、滞留板102に滞留している混合材料の中から、取出手段により混合材料の一部分を取り出した後に、前記滞留板102に残留した材料の排出動作を排出手段103aにより行う。排出手段103aには滞留板回転手段103が用いられ、滞留板回転手段103の回転する角度が大きくなることにより排出動作が行われる。滞留板回転手段103は排出手段103aを兼ねて機能する。図4において、滞留板102が滞留板回転手段103を軸として矢印403の方向に動作すると残留物が落下し、矢印404の方向に回転することで元の状態に戻り、混合材料を滞留板102上に滞留することができる。
回転体133は、円筒形または円柱形からなり中心131を軸として回転する。回転体133の外周面には、多数の突起を有する取出手段101が設けられ、取出手段101により混合材料の一部分を取り出す。取出手段は、例えば金属ブラシ、樹脂ブラシ、剣山またはマジックテープ(登録商標)などを用いることができる。図1では、回転体133と取出手段101を含む構成としてブラシロール101aを用いた例を示しており、円筒形状の回転体133の外周面に金属や樹脂のブラシが植毛されている。例えばSUS材のブラシで構成されている。回転体133は、図示していないがモータとベルトやギアなどにより接続され、モータの駆動力によりブラシロール101aは矢印109の方向に回転する様に構成されている。この時、ブラシロール101aのブラシが、混合材料の中の繊維状の材料などを強く保持するので、ブラシロール101aの回転方向に保持された材料を混合材料から取り出すことができる。
105はスクレーパーであり、金属や樹脂の板で構成され、ブラシロール101aに保持された材料がスクレーパー105でブラシロール101aから剥離され、分別箱106に分別される。
106、107は分別箱である。ブラシロール101aに保持された材料は分別箱106に分別される。ブラシロールにより取り出されないで、滞留板102に残留した材料は分別箱107に排出されて分別される。
次に、図1から図3を用いて本発明の分別装置の動作について説明する。
図1において、ベルトコンベア104上に供給された混合材料120から125は、ベルトコンベア104が動作し始めると矢印108の方向に運ばれる。ベルトコンベア104の端で混合材料120から125は落下し、滞留板102の上に供給される。混合材料120から125の供給が終わるとベルトコンベア104は、動作を停止する。一回の供給量は、装置規模や分別物に合わせて適切な量をベルトコンベアの動作時間で制御し供給する。分別処理が終了し、排出処理が行われた後に、次の混合材料が供給されて新たに分別処理が実施される。
取出手段101として、ブラシロール101aを用いた例について説明する。ブラシロール101aは、ベルトコンベア104が動作する前から矢印109方向に回転している。滞留板102の上に混合材料が供給されると、ブラシロール101aの表面のブラシに混合材料が接触する。接触した混合材料は、材料の表面状態により次の様な動作をする。
プラスチックや金属などの表面が固いものは、ブラシロール101aに接触しても保持されにくく滞留板102の上に残る。また、プラスチックや金属であっても、形状により端面などがブラシロール101aに一旦保持される場合がある。しかし、保持力が弱いために重力や遠心力により途中で落下し滞留板102の上に再び残る。
一方、繊維や不織布などは、ブラシロール101a間の保持力が強いため、ブラシロール101aに保持されて持ち上げられる。また、ブラシロール101aと混合材料の接触領域では、混合材料が様々な動きをしているためにブラシロール101aに混合材料の様々な面が複数回接触することで、一部でも保持力の高い部分があるとブラシロール101aに保持され易くなる。この動きにより、ブラシロールに対して保持力が高い表面状態を有する材料を分離することができる。
また、表面が不織布状の材料でも保持力が弱い部分がブラシロール101aに保持されて途中で落下した場合でも、滞留板102の上で落下した材料が動いて、再びブラシロール101aに接触する。そこで、保持力の高い部分が再びブラシロール101aに接触するとブラシロール101aに保持される。
よって、本実施例ではブラシロール101aの回転により混合材料が持ち上げられたり、落下する混合材料自体の動きにより、混合材料が暴れてかき回される効果がある。そのために事で、ブラシロール101aに対して混合材料の様々な部分が接触しブラシロール101aに保持され易くなり、精度よく取り出すことができる。
ブラシロール101aに保持された材料は、ブラシロールの回転により移動し重力や遠心力でブラシロール101aから剥離される。剥離されなかった場合には、スクレーパー105によりブラシロール101aから剥離されて、分別箱106に格納される。
本実施例では、混合材料120から125のうち121、123、125の表面が不織布状になっているのでブラシロール101aに保持される。保持された混合材料はブラシロール101aの図中の下の領域で重力や遠心力によりブラシロール101aから剥離され、分別箱106に格納されて分別される。この時、剥離されなかった場合には、スクレーパー105に接触することでブラシロール101aから剥離されて分別箱106に格納される。
また、混合材料120、122、124のプラスチックは、ブラシロールに保持されないため滞留板102の上に残る。
よって、一定時間ブラシロール101aが回転することで混合材料は、ブラシロール101aに保持されるものと、保持されないものに分別される。本実施例では図2の状態がブラシロール101aに保持されものが分離された後の状態である。
次に、図3では、滞留板102が排出手段103aを回転軸として矢印301の方向に回転する。矢印301の方向に滞留板102が回転することで、滞留板102の上に残った混合材料が落下し、分別箱107に格納され分別される。
その後、滞留板102が矢印301と反対の方向に回転することで、元の状態に戻り、図1からの動作を繰り返すことができる。
以上の図1から図3に説明した動作により、本実施例の分別装置では混合材料がブラシロール101aに保持される材料と保持されない材料に分別することができる。
本実施例ではブラシロール101aはSUSで構成されていたが、分別する混合材料に合わせて樹脂のブラシや、複数の長さのブラシ、複数種の材料でできたブラシを使用してもよい。ブラシの毛の長さは約5cmが好ましい。また、ブラシの硬さはSUS材で0.4φ径、長さが5cmの材料が有する硬さが好ましい。また、保持力を上げるために先端が「くの字」型やループを途中で切断したような形に加工していても良い。
更に、取出手段101は、分別する混合材料に合わせて保持力の差が得られる表面状態であれば良く、例えば、取出手段101がスポンジ状や、研磨剤を接着した状態などで構成しても良い。
(実施例2)
実施例2では、実施例1よりも混合材料が取出手段101に対して様々な面で接触するように、混合材料がより取出手段101との接触領域で激しく動くように構成したものである。そのため、滞留板102から取出手段101に接触する混合材料に圧縮空気を吹きかける圧縮空気供給手段を有することを特徴とする。
図5は、本発明の実施例2の分別装置を示す構成図である。図5で混合材料101から125までは、実施例1と同様であり、圧縮空気供給手段としてエアーノズル501が設けられていることに特徴がある。エアーノズル501には、図示されていないがチューブなどにより、コンプレッサーから圧縮された圧縮空気が供給され、中間にエアーバルブを接続することで圧縮空気の制御が可能な構成となっている。
混合材料は、滞留板102の上で取出手段101と接触することで取出手段101に保持され分別される。本実施例では、混合材料の様々な部分が、取出手段101と接触することで分別される際の分別精度を上げることを目的としている。
分別動作中にエアーノズル501から矢印502に示される方向に圧縮空気を吹き出す動作を行う。ノズル501により取出手段101と滞留板102の隙間を圧縮空気が通り、混合材料にあたることで混合材料が滞留板102上で状態を変えて暴れた動作をする。その事により取出手段101に混合材料の様々な部分が接触することになる。また、混合材料が重なりあっている場合にも圧縮空気によって重なりがほぐされる効果などもある。
その結果、混合材料の全体の様々な部分が取出手段101に接触するようになり、保持力が高い部分が取出手段101に接触すると、保持されるので分別率を向上させることができる。
(実施例3)
実施例3では、混合材料の分別処理をバッチ式ではなく、連続式にした場合の例を示す。図6は本発明の実施例3の分別装置の外観及び概略構成を示す斜視図である。図6を用いて本実施例について説明する。
図6では、601が回転体の外周面にブラシが設けられているブラシロールであり、矢印607に示す方向に回転している。そして、実施例1および実施例2と同様に、ブラシロール601との間の保持力が大きい材料を保持して回転方向に取り出す事ができる。
本実施例では、連続して分別処理を行うためにベルトコンベア602によって、混合材料を移動させて、ブラシロール601に接触させる。ベルトコンベア602は、矢印603方向に回転しており、矢印604から供給された混合材料を矢印605へ移動させる。
この時、ベルトコンベア602は進行方向に対して斜めに傾いて設置されている。図6では、ベルトコンベア602の609の辺より608の辺を高くして設置している。そのために、混合材料はベルトコンベア602の611の辺から610の辺に移動する間に、ブラシロール601に接触する。
ブラシロール601に接触した混合材料は、実施例1と同様に、プラスチックや金属などの表面が固いものは、ブラシロール601に接触しても保持されにくくベルトコンベア602上に残る。プラスチックの端面などがブラシロール601にいったん保持された場合でも、重力や遠心力により途中で落下しベルトコンベア602上に再び落ちる。その後、ベルトコンベア602により矢印605方向に移動する。
尚、図6には図示していないが、ベルトコンベア602の609の辺において、ブラシロール601と接触していない部分は、供給した混合材が落下しない様に壁を設置しているものとする。
一方、繊維や不織布などは、ブラシロール601間の保持力が高いためブラシロール601に保持されて持ち上げられる。また、ブラシロール601と混合材料の接触領域では、混合材料がベルトコンベア602の動きにより移動し、ブラシロール601に持ち上げられたり、落下する事で様々な動きをする。そのためにブラシロール601に混合材料の様々な部分が複数回接触することになり、一部でも保持力の高い部分があるとブラシロール601に保持され易くなる。
例えば、保持力が弱い部分がブラシロール601に接触し途中で落下した場合も、再びブラシロール601に接触することで高い確率で保持することができる。
ブラシロール601に保持された材料は、ブラシロールの対面で重力や遠心力でブラシロール601から剥離される。剥離されなかった場合には、スクレーパー612によりブラシロール601で剥離されて矢印606方向に分別される。
以上説明した動作により、実施例3の分別装置では矢印604から供給された混合材料を、金属やプラスチックなどの表面が固い材料は矢印605へ移動する。そして、パルプや繊維などの、表面がブラシロール601に保持されやすい材料は矢印606で示された方向に移動される。その結果、混合材料をブラシロール601との保持力が高い材料と、ブラシロール601との保持力が低い材料に分別することができる。
また、本実施例では、混合材を移動させるためにベルトコンベアを利用したが、振動フィーダーや、斜面を利用して材料を移動させ、連続的にブラシロールと接触させても同様な効果が得られる。
また、本発明において、取出手段は、種類の異なる突起から形成されている複数の領域が分布して構成されていてもよい。図6のブラシロール601は単一のブラシで構成した例であるが、例えば図7に示すように複数種類のブラシを設けた回転体でもよい。図7(a)は、取出手段701は一種類のブラシで構成した例である。図7(b)に示した取出手段703は、3種類の異なる突起から形成される3種類の領域705から707で構成した例である。3種類のブラシで構成することにより、例えばブラシの密度を変えたり、ブラシの長さを変えることで、それぞれに保持し易い材料を分離することができ、より様々な分別に対応することができる。
本発明の分別装置は、分別対象物の表面状態の差を利用した、分別精度が良好な分別装置であるので、リサイクル処理分野で、破砕した家電製品からウレタンなどの発泡体や、パルプなどの分離、住宅廃材から断熱材の分離など等に利用することができる。
101 取出手段
101a ブラシロール
102 滞留板
103 滞留板回転手段
103a 排出手段
104 ベルトコンベア
120から125 混合材料
131 中心
133 回転体
134 供給手段
130 頂点
132 混合材料の滞留している位置

Claims (9)

  1. 表面状態が異なる材料が混合されている混合材料を分別する分別装置であって、円筒形または円柱形からなり中心を軸として回転する回転体と、前記回転体の外周面に設けられた突起を有する取出手段と、前記混合材料を滞留させて前記取出手段に接触させる滞留板とを有し、前記滞留板は、前記混合材料と前記回転体とが接触しつづけるように配置されていることを特徴とする分別装置。
  2. 前記混合材料を供給する供給手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の分別装置。
  3. 前記滞留板は、前記回転体の中心を通る垂直方向の頂点と前記混合材料の滞留している位置との間の中心角θが90度以上180度以下になるように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の分別装置。
  4. 前記滞留板は、前記混合材料を前記回転体に輸送する輸送手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の分別装置。
  5. 前記取出手段により前記混合材料の一部分を取り出した後に、前記滞留板に残った前記混合材料を排出する排出手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の分別装置。
  6. 前記滞留板から取出手段に接触する混合材料に圧縮空気を吹きかける圧縮空気供給手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の分別装置。
  7. 前記供給手段がベルトコンベアまたは振動フィーダーで構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の分別装置。
  8. 前記取出手段が、金属ブラシ、樹脂ブラシ、剣山またはマジックテープ(登録商標)からなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の分別装置。
  9. 前記取出手段は、複数の種類の異なる突起から形成されている複数の領域が分布して構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の分別装置。
JP2011236439A 2011-10-27 2011-10-27 分別装置 Pending JP2013094682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011236439A JP2013094682A (ja) 2011-10-27 2011-10-27 分別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011236439A JP2013094682A (ja) 2011-10-27 2011-10-27 分別装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013094682A true JP2013094682A (ja) 2013-05-20

Family

ID=48617238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011236439A Pending JP2013094682A (ja) 2011-10-27 2011-10-27 分別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013094682A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017169919A1 (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 三菱電機株式会社 断熱材の選別装置および断熱材の選別方法
KR102101618B1 (ko) * 2019-09-16 2020-04-17 주식회사 에스제이천하 모헤어 제거장치
KR102179675B1 (ko) * 2020-07-30 2020-11-18 이장현 포장재 생활계 폐기물의 펠릿형 재가공 시스템
KR102188364B1 (ko) * 2020-07-30 2020-12-08 김호준 플라스틱 포장재 생활계 폐기물의 재활용 시스템

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017169919A1 (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 三菱電機株式会社 断熱材の選別装置および断熱材の選別方法
KR102101618B1 (ko) * 2019-09-16 2020-04-17 주식회사 에스제이천하 모헤어 제거장치
KR102179675B1 (ko) * 2020-07-30 2020-11-18 이장현 포장재 생활계 폐기물의 펠릿형 재가공 시스템
KR102188364B1 (ko) * 2020-07-30 2020-12-08 김호준 플라스틱 포장재 생활계 폐기물의 재활용 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107755410B (zh) 废玻璃自动分拣系统及其控制方法
KR200440572Y1 (ko) 분리 선별이 용이하도록 스토퍼가 구성된 트롬멜 선별장치
US8056728B2 (en) Methods, systems, and devices for separating materials using magnetic and frictional properties
US8640879B2 (en) Inclined chute sorter
JP5496367B2 (ja) 選別装置、選別方法
CN106824981B (zh) 一种自动化废旧家电拆解系统
JP2013094682A (ja) 分別装置
JP6277836B2 (ja) シート製造装置
CA2737708C (en) Device and method for sorting out fine particles from a particle mixture
US8286800B2 (en) Separation method and separation apparatus
CN101712031A (zh) 一种钢球、钢段分选机
CN107952781A (zh) 废玻璃湿法自动分拣控制方法
US11478824B2 (en) Specific gravity-specific waste air sorter having impurity separation function, using vortex
JP2016120656A (ja) シート製造装置、シート製造方法
CN207722934U (zh) 废玻璃破碎除杂系统
WO2016072063A1 (ja) シート製造装置、シートの製造方法
CN205183161U (zh) 一种三级风选机
JP2001054911A (ja) 廃プラスチック容器リサイクル装置
JP2018044277A (ja) シート製造装置
JP6252234B2 (ja) シート製造装置
KR101794928B1 (ko) 건조 찻잎의 이물질 선별 장치
CN203695425U (zh) 一种生活垃圾分选装置
JP4579466B2 (ja) 樹脂リサイクルシステム
CN207723078U (zh) 多级废玻璃光选分拣系统
JP2012228651A (ja) 破砕物からのゴム・ウレタン類の選別,除去装置