JP2013090118A - 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像距離の情報だけを用いて立体的な画像を生成するための画像処理を施す方法では、撮影シーンによっては、十分に立体的な画像を生成することができない。
【解決手段】画像処理装置は、画像を取得する画像取得部1と、画像の撮影時における光学系の焦点距離または画角および撮像距離の情報を取得する光学系情報取得部2と、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離および撮像距離の情報に基づいて、画像取得部1によって取得された画像に対して立体感を向上させる画像処理を行う画像処理部5とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像の立体感を向上させる技術に関する。
従来、撮像装置から被写体までの撮像距離に応じたぼかし度合いによって、撮像画像にぼかし処理を施すことにより、奥行き感のある立体的な画像を生成する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2008−294785号公報
しかしながら、従来の技術では、撮像距離の情報だけを用いて立体的な画像を生成するための画像処理を施すため、撮影シーンによっては、十分に立体的な画像を生成することができない。
本発明は、撮影シーンに応じて変化する立体感に関する情報に基づいて、立体感を向上させる画像処理を施す技術を提供することを目的とする。
本発明のある態様に係る画像処理装置は、画像を取得する画像取得部と、前記画像の撮影時における光学系の焦点距離または画角および撮像距離の情報を取得する光学系情報取得部と、前記光学系情報取得部によって取得された前記焦点距離または前記画角および前記撮像距離の情報に基づいて、前記画像取得部によって取得された画像に対して立体感を向上させる画像処理を行う画像処理部と、を備える。
本発明の別の態様に係る画像処理方法は、画像を取得するステップと、前記画像の撮影時における光学系の焦点距離または画角および撮像距離の情報を取得するステップと、前記取得された焦点距離または画角および撮像距離の情報に基づいて、前記取得された画像に対して立体感を向上させる画像処理を行うステップと、を有する。
本発明のさらに別の態様に係る画像処理プログラムは、画像を取得するステップと、前記画像の撮影時における光学系の焦点距離または画角および撮像距離の情報を取得するステップと、前記取得された焦点距離または画角および撮像距離の情報に基づいて、前記取得された画像に対して立体感を向上させる画像処理を行うステップと、をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムである。
本発明によれば、画像の撮影時における光学系の焦点距離または画角および撮像距離に基づいて、画像の立体感を向上させる画像処理を行うので、様々な撮影シーンに応じて効果的に、立体感を向上させる画像処理を行うことができる。
図1は、第1の実施形態における画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態における記憶部に格納されているパラメータサンプル値テーブルの一例を示す図である。 図3は、算出部が記憶部に格納されているパラメータサンプル値テーブルと、光学系情報取得部によって取得された焦点距離および撮像距離の情報とに基づいて、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータを算出する方法を説明するための図である。 図4は、第2の実施形態における画像処理装置の記憶部に格納されているパラメータサンプル値テーブルの一例を示す図である。 図5は、第2の実施形態における算出部が記憶部に格納されているパラメータサンプル値テーブルと、光学系情報取得部によって取得された焦点距離および撮像距離の情報とに基づいて、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータを算出する方法を説明するための図である。 図6は、第3の実施形態における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
−第1の実施形態−
図1は、第1の実施形態における画像処理装置の構成を示すブロック図である。第1の実施形態における画像処理装置は、画像取得部1と、光学系情報取得部2と、記憶部3と、算出部4と、画像処理部5とを備える。第1の実施形態における画像処理装置は、例えば、デジタルカメラに搭載されて使用される。
画像取得部1は、撮影により生成された画像データを取得する。例えば、デジタルカメラでは、撮影により生成された画像データは、一時的にRAMに記憶されるので、画像取得部1は、RAMから画像データを取得する。
光学系情報取得部2は、画像取得部1によって取得された画像データの撮影時における焦点距離の情報および撮像距離の情報を取得する。焦点距離とは、シーンが写る範囲を表す光学情報である。また、撮像距離とは、撮像装置から被写体までの距離である。
記憶部3には、焦点距離および撮像距離とパラメータサンプル値との対応関係を定めたパラメータサンプル値テーブルが記憶されている。パラメータサンプル値およびパラメータサンプル値テーブルの詳細については後述する。
算出部4は、記憶部3に記憶されているパラメータサンプル値テーブルと、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離および撮像距離の情報とに基づいて、画像の立体感を向上させる画像処理を行う際に用いる画像処理パラメータを算出する。
画像処理部5は、算出部4によって算出されたパラメータに基づいて、画像取得部1によって取得された画像データに対して、立体感を向上させる画像処理を施す。
図2は、記憶部3に格納されているパラメータサンプル値テーブルの一例を示す図である。図2に示すパラメータサンプル値テーブルでは、基準とする焦点距離を140mm、50mm、14mmの3つ、基準とする撮像距離を0.5m、5m、10mの3つとして、3×3のテーブルとしている。
第1の実施形態における画像処理装置では、パラメータサンプル値テーブルで定義されるパラメータサンプル値は、画像の立体感手掛かりのパラメータサンプル値である。画像の立体感手掛かりとは、人が画像を見たときに感じる立体感の要因のことであり、ここでは、大気透視(全体)、大気透視(背景)、消失線、肌理の勾配の4つを用いる。大気透視は、被写体までの距離が遠いほど、彩度とコントラストが低下する原理を利用したパラメータ、消失線は、平行線がある一点に収束する原理を利用したパラメータ、肌理の勾配は、被写体までの距離が遠いほど、肌理が細かくなる原理を利用したパラメータである。ここでは、画像全体の大気透視を大気透視(全体)、主要被写体に対する背景のみの大気透視を大気透視(背景)と呼ぶ。
各パラメータサンプル値が大きくなるほど、立体感を向上させる画像処理の度合いは大きくなる。それぞれのパラメータサンプル値には、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータが対応付けられている。画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータとは、例えば、コントラストとシャープネスである。例えば、コントラストを抑制するほど、大気透視の影響によるシーンの物理的なコントラスト低下が強調されて、距離感が増加するため、画像の立体感が向上する。また、シャープネスを強調するほど、消失線がはっきりと見えるようになるため、画像の立体感が向上する。
図2に示すように、撮像距離が長くなるほど、また、焦点距離が短くなるほど、パラメータサンプル値は総合的に大きくなる。従って、撮像距離が長くなるほど、また、焦点距離が短くなるほど、コントラストの低下および/またはシャープネスの強調を行う。
図3は、算出部4が記憶部3に格納されているパラメータサンプル値テーブルと、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離および撮像距離の情報とに基づいて、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータを算出する方法を説明するための図である。ここでは、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離は35mm、撮像距離は3mとする。
焦点距離35mmは、パラメータサンプル値テーブルの基準となる焦点距離14mmと50mmとの間にあり、撮像距離3mは、パラメータサンプル値テーブルの基準となる撮像距離0.5mと5mとの間にある。ここでは、焦点距離50mmおよび撮像距離0.5mに対応するパラメータサンプル値と、焦点距離50mmおよび撮像距離5mに対応するパラメータサンプル値と、焦点距離14mmおよび撮像距離0.5mに対応するパラメータサンプル値と、焦点距離14mmおよび撮像距離5mに対応するパラメータサンプル値の4セットのパラメータサンプル値に基づいて、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータを算出する。具体的には、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離および撮像距離と、上記4セットのパラメータサンプル値の焦点距離および撮像距離とに基づいて、4セットのパラメータサンプル値を加重平均し、加重平均により得られた結果から、予め設定したパラメータサンプル値と画像処理パラメータの関数により、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータを求める。
図3に示す例では、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離(35mm)および撮像距離(3m)は、上記4セットのパラメータサンプル値の焦点距離および撮像距離のうち、焦点距離50mmおよび撮像距離5mに最も近く、焦点距離14mmおよび撮像距離0.5mから最も遠い。従って、焦点距離50mmおよび撮像距離5mのパラメータサンプル値の比重が最も高く、また、焦点距離14mmおよび撮像距離0.5mのパラメータサンプル値の比重が最も低くなるように、4つのパラメータサンプル値を加重平均した結果から、予め設定したパラメータサンプル値と画像処理パラメータの関数により、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータを算出する。
画像処理部5は、算出部4によって算出された画像処理パラメータに基づいて、画像取得部1によって取得された画像データに対して、コントラストの抑制やシャープネスの強調処理を行うことによって、画像の立体感を向上させる。
以上、第1の実施形態における画像処理装置によれば、画像の撮影時における光学系の焦点距離および撮像距離の情報を取得し、取得した焦点距離および撮像距離の情報に基づいて、画像に対して立体感を向上させる画像処理を行うので、様々な撮影シーンに応じて効果的に、立体感を向上させる画像処理を行うことができる。
特に、第1の実施形態における画像処理装置では、焦点距離および撮像距離に応じて定義されているパラメータサンプル値を記憶部3に記憶しておき、取得した焦点距離および撮像距離の情報と、記憶部3に記憶されているパラメータサンプル値とに基づいて、画像の立体感を向上させる画像処理を行う際に用いる画像処理パラメータを算出し、算出した画像処理パラメータに基づいて、画像に対して立体感を向上させる画像処理を行う。これにより、様々な撮影シーンに応じて、効果的に立体感を向上させる画像処理を行うことができる。
−第2の実施形態−
第1の実施形態における画像処理装置では、焦点距離および撮像距離とパラメータサンプル値との対応関係を定めたパラメータサンプル値テーブルが記憶部3に記憶されていた。第2の実施形態における画像処理装置では、焦点距離および撮像距離と複数の撮影シーンとの対応関係を定めたパラメータサンプル値テーブルが記憶部3に記憶されている。
図4は、第2の実施形態における画像処理装置の記憶部3に記憶されているパラメータサンプル値テーブルの一例を示す図である。図4に示すパラメータサンプル値テーブルでも、図2に示すパラメータサンプル値テーブルと同様に、基準とする焦点距離を140mm、50mm、14mmの3つ、基準とする撮像距離を0.5m、5m、10mの3つとして、3×3のテーブルとしている。
第2の実施形態における画像処理装置では、複数の撮影シーンがパラメータサンプル値テーブルで定義されている。複数の撮影シーンには、「マクロ撮影」、動物などの物体を撮影する「物体撮影」、野鳥や飛行機などの遠方の物体を撮影する「遠方物体撮影」、テーブル上の物体を撮影する「テーブルフォト撮影」、人物を撮影する「ポートレート撮影」、人物の集合写真を撮影する「集合写真撮影」、ミニチュア模型などを撮影する「ジオラマ撮影」、建築物を撮影する「建築物撮影」、風景を撮影する「風景撮影」が含まれる。
各撮影シーンには、撮影シーンに応じた、立体感を向上させるための画像処理パラメータが対応付けられている。例えば、焦点距離が140mm、撮像距離が0.5mの場合の撮影シーンはマクロ撮影であり、マクロ撮影に応じた画像処理パラメータが対応付けられている。撮影シーンに応じた、立体感を向上させるための画像処理パラメータとは、例えば、彩度、ボケ、コントラストである。
例えば、テーブルフォト撮影では、主要被写体の彩度を上昇させて、主要被写体を目立たせることにより、立体感を向上させる。ポートレート撮影やジオラマ撮影では、主要被写体以外をぼかすことにより、立体感を向上させる。建築物撮影では、コントラストを上昇させることによって、明暗の差を大きくして、立体感を向上させる。各撮影シーンには、このように、撮影シーンに応じて立体感を向上させるための画像処理パラメータが対応付けられている。
図5は、第2の実施形態における算出部4が記憶部3に記憶されているパラメータサンプル値テーブルと、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離および撮像距離の情報とに基づいて、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータを算出する方法を説明するための図である。
算出部4が画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータを算出する方法は、第1の実施形態と同様である。すなわち、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離および撮像距離に基づいて、パラメータサンプル値テーブルの9つの撮影シーンの中から、焦点距離および撮像距離が近い4つの撮影シーンを決定し、決定した4つの撮影シーンの画像処理パラメータを加重平均することによって、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータを算出する。
図5に示す例では、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離は35mm、撮像距離は3mであるから、焦点距離および撮像距離が近い4つの撮影シーンとして、テーブルフォト撮影、ポートレート撮影、ジオラマ撮影、建築物撮影が選択される。そして、これら4つの撮影シーンに応じた画像処理パラメータを加重平均することによって、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータを算出する。
画像処理部5は、算出部4によって算出された画像処理パラメータに基づいて、画像取得部1によって取得された画像データに対して、画像の彩度、ボケ、コントラストを修正する画像処理を行うことによって、画像の立体感を向上させる。
以上、第2の実施形態における画像処理装置によれば、第1の実施形態における画像処理装置と同様に、様々な撮影シーンに応じて、効果的に立体感を向上させる画像処理を行うことができる。特に、記憶部3に記憶されているパラメータサンプル値は、複数の撮影シーンに応じたパラメータサンプル値であるので、撮影シーンに応じたより効果的な立体感向上のための画像処理を行うことができる。
−第3の実施形態−
図6は、第3の実施形態における画像処理装置の構成を示すブロック図である。第1の実施形態における画像処理装置と同じ構成要素については、同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。第3の実施形態における画像処理装置は、画像取得部1と、光学系情報取得部2と、記憶部3と、画像分類部10と、画像処理部5とを備える。
記憶部3には、第1の実施形態における画像処理装置と同様に、焦点距離および撮像距離とパラメータサンプル値との対応関係を定めたパラメータサンプル値テーブル(図2参照)が記憶されている。本実施形態では、パラメータサンプル値テーブルにおいて、複数の撮影パターンが定義されているものとして説明する。すなわち、大気透視(全体)、大気透視(背景)、消失線、肌理の勾配の各パラメータサンプル値の組み合わせを、撮影パターンと呼ぶ。なお、第1の実施形態と同様に、パラメータサンプル値には、焦点距離および撮像距離に対して画像の立体感要因に基づいて定められていて、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータが対応付けられている。
画像分類部10は、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離および撮像距離と、記憶部3に記憶されているパラメータサンプル値テーブルとに基づいて、画像取得部1によって取得された画像の撮影パターンを、パラメータサンプル値テーブルで定義されている複数の撮影パターンのうちの1つの撮影パターンに分類する。具体的には、図2に示すパラメータサンプル値テーブルの焦点距離および撮像距離のうち、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離および撮像距離と最も近い撮影パターンに分類する。
例えば、図3に示すように、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離が35mm、撮像距離が3mの場合には、図3に示すパラメータサンプル値テーブルの焦点距離および撮像距離の中で最も近い焦点距離および撮像距離の組み合わせが焦点距離50mm、撮像距離5mなので、焦点距離50mm、撮像距離5mの撮影パターンに分類する。
画像処理部5は、画像分類部10によって分類された撮影パターンのパラメータサンプル値に基づいて、画像取得部1によって取得された画像データに対して、立体感を向上させる画像処理を施す。上述した例では、画像分類部10によって分類された撮影パターンが焦点距離50mm、撮像距離5mの撮影パターンなので、図2に示すパラメータサンプル値テーブルを参照すると、パラメータサンプル値は、大気透視(全体)30、大気透視(背景)50、消失線50、肌理の勾配50となる。
第1の実施形態で説明したように、パラメータサンプル値には、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータが対応付けられているので、画像処理部5は、大気透視(全体)30、大気透視(背景)50、消失線50、肌理の勾配50に対応した画像処理パラメータに基づいて、画像の立体感を向上させる画像処理を行う。
以上、第3の実施形態における画像処理装置では、記憶部3には、複数の撮影パターンが記憶されており、画像分類部10は、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離および撮像距離の情報と、記憶部3に記憶されている複数の撮影パターンとに基づいて、画像取得部1によって取得された画像の撮影パターンを、記憶部3に記憶されている複数の撮影パターンのうちの1つの撮影パターンに分類する。画像処理部5は、画像分類部10によって分類された撮影パターンに基づいて、画像取得部1によって取得された画像に対して立体感を向上させる画像処理を行う。これにより、画像撮影時の撮影パターンを、複数の撮影パターンのうちの1つの撮影パターンに当てはめて、簡易的に、画像の立体感を向上させる画像処理を行うことができる。
−第4の実施形態−
第4の実施形態における画像処理装置の構成は、第3の実施形態における画像処理装置の構成と同じである。第4の実施形態における画像処理装置が第3の実施形態における画像処理装置と異なるのは、記憶部3に記憶されているパラメータサンプル値テーブルの内容である。第3の実施形態における記憶部3には、図2に示すパラメータサンプル値テーブルが格納されていたが、第4の実施形態における記憶部3には、図4に示すパラメータサンプル値テーブルが格納されている。
本実施形態では、パラメータサンプル値テーブルにおいて、複数の撮影パターンが定義されているものとして説明する。すなわち、複数の撮影シーンを、撮影パターンと呼ぶ。
画像分類部10は、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離および撮像距離と、記憶部3に記憶されているパラメータサンプル値テーブルとに基づいて、画像取得部1によって取得された画像の撮影パターンを、パラメータサンプル値テーブルで定義されている複数の撮影パターンのうちの1つの撮影パターンに分類する。例えば、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離が35mm、撮像距離が3mの場合には、図4に示すパラメータサンプル値テーブルの焦点距離および撮像距離の中で最も近い焦点距離および撮像距離の組み合わせが焦点距離50mm、撮像距離5mなので、撮影パターンはポートレート撮影となる。
第2の実施形態で説明したように、各撮影シーンには、撮影シーンに応じた、立体感を向上させるための画像処理パラメータが対応付けられている。画像処理部5は、画像分類部10によって分類された撮影パターン(撮影シーン)に対応した画像処理パラメータに基づいて、画像取得部1によって取得された画像データに対して、画像の立体感を向上させる処理を行う。
以上、第4の実施形態における画像処理装置によれば、記憶部3には、複数の撮影パターン(撮影シーン)が記憶されており、画像分類部10は、光学系情報取得部2によって取得された焦点距離および撮像距離の情報と、記憶部3に記憶されている複数の撮影パターンとに基づいて、画像取得部1によって取得された画像の撮影パターンを、記憶部3に記憶されている複数の撮影パターンのうちの1つの撮影パターンに分類する。画像処理部5は、画像分類部10によって分類された撮影パターン(撮影シーン)に基づいて、画像取得部1によって取得された画像に対して立体感を向上させる画像処理を行う。これにより、画像撮影時の撮影パターンを、複数の撮影パターンのうちの1つの撮影パターンに当てはめて、簡易的に、画像の立体感を向上させる画像処理を行うことができる。
なお、上述した第1〜第4の実施形態の説明では、画像処理装置が行う処理としてハードウェアによる処理を前提としていたが、このような構成に限定される必要はない。例えば、コンピュータにてソフトウェア処理を行う構成も可能である。この場合、コンピュータは、CPU、RAM等の主記憶装置、上記処理の全て或いは一部を実現させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備えている。ここでは、このプログラムを画像処理プログラムと呼ぶ。そして、CPUが上記記憶媒体に記憶されている画像処理プログラムを読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、上述の画像処理装置と同様の処理を実現させる。
ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、この画像処理プログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該画像処理プログラムを実行するようにしても良い。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。
光学系情報取得部2は、シーンが写る範囲を表す光学情報として、焦点距離の情報を取得したが、焦点距離の情報の代わりに、画角の情報を取得してもよい。この場合、第1および第2の実施形態における算出部は、焦点距離の情報の代わりに、画角の情報を用いる。また、第3および第4の実施形態における画像分類部10は、焦点距離の情報の代わりに、画角の情報を用いる。
上述した実施形態では、画像処理装置をデジタルカメラに搭載する例を挙げて説明したが、撮像素子を有する携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)、ビデオカメラ、プリンタ等の画像形成装置に搭載することもできる。
1…画像取得部
2…光学系情報取得部
3…記憶部
4…算出部(画像処理パラメータ算出部)
5…画像処理部
10…画像分類部

Claims (9)

  1. 画像を取得する画像取得部と、
    前記画像の撮影時における光学系の焦点距離または画角および撮像距離の情報を取得する光学系情報取得部と、
    前記光学系情報取得部によって取得された前記焦点距離または前記画角および前記撮像距離の情報に基づいて、前記画像取得部によって取得された画像に対して立体感を向上させる画像処理を行う画像処理部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 焦点距離または画角および撮像距離に対して定義されているパラメータサンプル値を記憶する記憶部と、
    前記光学系情報取得部によって取得された前記焦点距離または前記画角および前記撮像距離の情報と、前記記憶部に記憶されているパラメータサンプル値とに基づいて、画像の立体感を向上させる画像処理を行う際に用いる画像処理パラメータを算出する画像処理パラメータ算出部と、
    をさらに備え、
    前記画像処理部は、前記画像処理パラメータ算出部によって算出された画像処理パラメータに基づいて、前記画像取得部によって取得された画像に対して立体感を向上させる画像処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記パラメータサンプル値は、画像の立体感の要因に基づいて定めたパラメータサンプル値である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記パラメータサンプル値は、焦点距離または画角および撮像距離に対して定められた複数の撮影シーンに応じたパラメータサンプル値である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 焦点距離または画角および撮像距離に対して定義されている複数の撮影パターンを記憶する記憶部と、
    前記光学系情報取得部によって取得された前記焦点距離または前記画角および前記撮像距離の情報と、前記記憶部に記憶されている複数の撮影パターンとに基づいて、前記画像取得部によって取得された画像の撮影パターンを、前記記憶部に記憶されている複数の撮影パターンのうちの1つの撮影パターンに分類する画像分類部と、
    をさらに備え、
    前記画像処理部は、前記画像分類部によって分類された撮影パターンに基づいて、前記画像取得部によって取得された画像に対して立体感を向上させる画像処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記撮影パターンは、焦点距離または画角および撮像距離に対して画像の立体感要因に基づいて定められていて、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータと対応付けられており、
    前記画像処理部は、前記画像分類部によって分類された撮影パターンと対応付けられている画像処理パラメータに基づいて、前記画像取得部によって取得された画像に対して立体感を向上させる画像処理を行う、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記撮影パターンは、焦点距離または画角および撮像距離に対して定められた複数の撮影シーンであって、各撮影シーンは、画像の立体感を向上させるための画像処理パラメータと対応付けられており、
    前記画像処理部は、前記画像分類部によって分類された撮影パターンと対応付けられている画像処理パラメータに基づいて、前記画像取得部によって取得された画像に対して立体感を向上させる画像処理を行う、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 画像を取得するステップと、
    前記画像の撮影時における光学系の焦点距離または画角および撮像距離の情報を取得するステップと、
    前記取得された焦点距離または画角および撮像距離の情報に基づいて、前記取得された画像に対して立体感を向上させる画像処理を行うステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 画像を取得するステップと、
    前記画像の撮影時における光学系の焦点距離または画角および撮像距離の情報を取得するステップと、
    前記取得された焦点距離または画角および撮像距離の情報に基づいて、前記取得された画像に対して立体感を向上させる画像処理を行うステップと、
    をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
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