JP2013085694A - 超音波画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 超音波診断装置は、断層画像上における血管の内膜を特定する機能を有する。内膜の特定に際しては、フレームデータに対し、血管の内腔領域を特定する処理が実行される(S103)。その後、内腔領域の輪郭を表す輪郭線を用いて、内腔領域から血管壁にかけての領域が特定され、その領域における画素値の修正が行われる。これによって、内膜が強調され、内膜が強調されたフレームデータに基づいて内膜が特定される(S108)。内膜特定処理には、各処理を容易にするための補間処理(S102)、フィルタ処理(S104、S106)等の補助的な処理が含まれる。
【選択図】図3
Description
図1には、本発明の実施形態に係る超音波診断装置の構成が示されている。超音波診断装置は、被検体の組織の断面を画像の輝度の強弱によって示す断層画像を表示する。この超音波診断装置は、断層画像上に血管断面を表した場合には、断層画像上における血管の内膜を特定する機能を有する。内膜の特定は、断層画像を示すフレームデータに基づいて、内膜を表す内膜線を求めることによって行われる。内膜線は断層画像に重ねて表示される。また、求められた内膜線に基づいて、IMT等の診断数値が計算される。
内膜特定処理において、画像解析部18が実行する処理について説明する。図3にはそのフローチャートが示されている。この処理においては、フレームデータに対し、血管の内腔領域を特定する処理が実行される。その後、内腔領域の輪郭を表す輪郭線を用いて、内腔領域から血管壁にかけての領域が特定され、その領域における輝度、すなわち画素値の修正が行われる。これによって、内膜が強調され、内膜が強調されたフレームデータに基づいて内膜が特定される。内膜特定処理には、各処理を容易にするための補間処理、フィルタ処理等の補助的な処理が含まれる。以下、内膜特定処理の各ステップについて順に説明する。
ここで、Gは所定の定数であり、例えば、処理対象のライン画像における画素平均値である。また、x≧xcのときは、
x<xcのときは、
γは規格化定数であり、例えば、1/(xp−xa)である。このようにγを決定することで、xc−2(xc−xa)≦x≦xcのxの範囲、および、xc≦x≦xc+2(xp−xc)の範囲のそれぞれにおいて、−0.5以上0.5以下の範囲でW(x)の値が規格化される。(数1)は、画素値D(x)を、x座標値に依存する修正値G・W(x)を加算して修正することを意味する。(数2)および(数3)に示されるW(x)は、血管中心点から内膜に近づくにつれて値が増加する関数である。すなわち、定数Gは一定値であるため、血管中心点から内膜に近づくにつれて関数W(x)の値が増加し、内膜が強調される。より具体的には、血管中心点より前壁側の領域においては、前壁側血管内座標点(x=xa)で値が0となる増加関数がW(x)とされ、血管中心点より後壁側の領域においては、後壁側血管内座標点(x=xp)で値が0となる減少関数がW(x)とされる。
次に、画像解析部18がステップS103において実行する内腔特定処理の具体例について説明する。図6には、内腔特定処理のフローチャートが示されている。この処理においては、初めに、画素値調整処理が実行され、次に、フレームデータに対して画素値の平均化および2値化を施すマスク処理が実行される。そして、内腔領域の画素群の候補となる1つの画素または複数の画素の集合であるマスクが各ライン画像から検出され、各マスクの上端の画素および下端の画素が、それぞれ、マスク上端画素およびマスク下端画素として検出される。さらに、各ライン画像から検出されたマスク上端画素およびマスク下端画素に基づいて、内腔領域の前壁側の輪郭線および内腔領域の後壁側の輪郭線が求められ、これらの輪郭線に基づいて内腔領域が特定される。以下、各ステップについて順に説明する。
画像解析部18は、処理対象のフレームデータに対し画素値調整処理を施す(S201)。この画素値調整処理は、画素値の大小を強調する処理である。すなわち、この処理においては、処理対象のフレームデータに対し、画素値の基準値Stが指定される。そして、基準値Stよりも大きい画素値を有する画素については画素値がそれよりも大きい値に変更され、基準値Stよりも小さい画素値を有する画素については画素値がそれよりも小さい値に変更される。また、基準値Stと同一の画素値を有する画素については画素値が維持される。基準値Stは、例えば、操作パネル20からコントローラ26を介して指定される値、フレームデータにおける画素値の最大値と最小値との中間の値(中央値)、あるいはフレームデータにおける画素値の平均値である。1つの処理例として、画像解析部18は、フレームデータに含まれる各画素値Dについて、以下の(数4)に従って、画素値Dを変更する。
θは、例えば、画像解析部18において予め設定される値、あるいは操作パネル20からコントローラ26を介して指定される値である。θは(数4)で表される直線の傾き角度を示し、好ましくは45°以上の値である。θが大きい程、画素値の大小の強調の程度が大きくなる。
画像解析部18は、画素値調整処理が施されたフレームデータについてマスク処理(S202)を施す。マスク処理は、フレームデータ画像の各画素について平均化を行い、さらに、平均化された各画素について2値化を行う処理である。
画像解析部18は、次に説明する処理に従って、マスク処理が施されたフレームデータについて血管の内腔領域の上下の輪郭線を求め、内腔領域を特定する。ここでは、横方向のアドレスがLi(i=1〜N)である画素群によって示されるライン画像を符号「Li」を以て表すこととする。
マスク上端画素およびマスク下端画素を検出した後、画像解析部18は、マスク上端画素およびマスク下端画素の各座標値に基づいて、内腔領域の前壁側および後壁側の各輪郭線を求め、内腔領域を特定する(S205)。内腔領域の各輪郭線は、次のようにして求められる。
マスク上端画素およびマスク下端画素を検出し、内腔領域の輪郭線を求め、内腔領域を特定する処理の具体例について、図10および図11を参照して説明する。図10および図11には、内腔領域の前壁側の輪郭線を求める処理を説明するための概念図およびフローチャートが、それぞれ示されている。
Claims (5)
- 被検体内における血管で反射した超音波を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された超音波に基づいて画像データを生成する画像生成部と、
前記画像データが示す画像について、前記血管の内腔に含まれる領域を内腔領域として特定する内腔特定部と、
前記画像データが示す画像について、前記内腔領域から血管壁にかけての画素値の変化に基づいて、前記血管の内膜を特定する内膜特定部と、
を備えることを特徴とする超音波画像処理装置。 - 請求項1に記載の超音波画像処理装置において、
前記画像データは、線状に画素が配列されたライン画像をそれぞれが示す複数のラインデータを含み、前記複数のラインデータが示す複数のライン画像を方向を揃えて配列した画像を示し、
前記内腔特定部は、
各ライン画像を横切る方向に前記内腔領域の輪郭を探索する輪郭探索手段を備える、 ことを特徴とする超音波画像処理装置。 - 請求項2に記載の超音波画像処理装置において、
前記輪郭探索手段は、
各ライン画像について、前記内腔領域をなす区間の候補となる候補区間を特定する候補区間特定手段と、
特定された複数の候補区間のうち所定の閾値以上の長さを有する候補区間の端の位置に基づいて、前記内腔領域の輪郭を探索する探索手段と、
を備えることを特徴とする超音波画像処理装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の超音波画像処理装置において、
前記内膜特定部は、
前記内腔領域から前記血管壁にかけての画素値に基づいて、前記血管壁内の領域に血管壁内点を設定する壁内点設定手段と、
前記血管壁内点の位置に基づいて前記内腔領域から前記血管壁にかけての領域を特定して当該領域における画素値の修正を行い、前記内膜の画素値を強調する画素値修正手段と、を備え、
修正後の画素値に基づいて、内膜を特定することを特徴とする超音波画像処理装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の超音波画像処理装置において、
前記内膜特定部は、
前記内腔領域から前記血管壁にかけての画素値に基づいて、前記血管壁内の領域に血管壁内点を設定する壁内点設定手段と、
対向する2つの前記血管壁内点間の中点の位置を求め、当該中点から修正対象の画素までの距離に応じて、当該修正対象の画素の画素値の修正を行い、前記内膜を強調する画素値修正手段と、を備え、
修正後の画素値に基づいて、内膜を特定することを特徴とする超音波画像処理装置。
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