JP2013083797A - 撮像装置、及びカメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】取り付けられたレンズ鏡筒に備えられている駆動部に応じた電力を供給することのできる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、永久磁石を有するレンズ鏡筒が取り付けられるマウントに配置され、検出した磁気に応じたレベルの信号を出力する磁気センサと、前記マウントに取り付けられた前記レンズ鏡筒に電力を供給する電源部と、前記磁気センサから出力される信号のレベルに基づいて前記マウントに取り付けられた前記レンズ鏡筒に対して前記電源部から電力を供給させる制御部とを具備する。
【選択図】図3
【解決手段】撮像装置は、永久磁石を有するレンズ鏡筒が取り付けられるマウントに配置され、検出した磁気に応じたレベルの信号を出力する磁気センサと、前記マウントに取り付けられた前記レンズ鏡筒に電力を供給する電源部と、前記磁気センサから出力される信号のレベルに基づいて前記マウントに取り付けられた前記レンズ鏡筒に対して前記電源部から電力を供給させる制御部とを具備する。
【選択図】図3
Description
本発明は、撮像装置、及びカメラシステムに関する。
レンズ鏡筒を取り替えることのできる撮像装置は、磁気センサや光センサによりレンズ鏡筒が取り付けられているか否かの検出を行っている(特許文献1)。
ところで、近年のレンズ鏡筒は、オートフォーカス(Auto Focus;AF)や、ズーム、絞りの調節を行うモータなどの駆動部を備えている。レンズ鏡筒の駆動部は、撮像装置から供給される電力により動作する。レンズ鏡筒に供給される電力は、撮像装置内に設けられたバッテリから出力される電圧に対して、撮像装置内に設けられた電源回路により昇圧又は降圧などを行った後にレンズ鏡筒に供給される。また、撮像装置は、レンズ鏡筒が取り付けられたことを検出すると、取り付けられたレンズ鏡筒に電力を供給する。
ところで、近年のレンズ鏡筒は、オートフォーカス(Auto Focus;AF)や、ズーム、絞りの調節を行うモータなどの駆動部を備えている。レンズ鏡筒の駆動部は、撮像装置から供給される電力により動作する。レンズ鏡筒に供給される電力は、撮像装置内に設けられたバッテリから出力される電圧に対して、撮像装置内に設けられた電源回路により昇圧又は降圧などを行った後にレンズ鏡筒に供給される。また、撮像装置は、レンズ鏡筒が取り付けられたことを検出すると、取り付けられたレンズ鏡筒に電力を供給する。
撮像装置は、取り付けられたレンズ鏡筒を駆動して撮像するために、レンズ鏡筒に備えられている駆動部を駆動する電力を供給できる必要がある。そのために、撮像装置は、取り付けられる可能性のあるレンズ鏡筒のうち、最も大きい電力を要する駆動部を備えたレンズ鏡筒が取り付けられた場合でも、当該駆動部を駆動できる電力を供給できる電源回路を備える必要がある。
しかしながら、レンズ鏡筒に備えられた駆動部が小さい電力により駆動できる場合には、駆動部が必要とする電力以上の電力を供給する電源回路を動作させていることになる。この場合、レンズ鏡筒の駆動部を駆動するための消費電力に対する電源回路における電力の変換ロスによる電力消費の割合が増加し、電力の効率的な利用を妨げていた。
しかしながら、レンズ鏡筒に備えられた駆動部が小さい電力により駆動できる場合には、駆動部が必要とする電力以上の電力を供給する電源回路を動作させていることになる。この場合、レンズ鏡筒の駆動部を駆動するための消費電力に対する電源回路における電力の変換ロスによる電力消費の割合が増加し、電力の効率的な利用を妨げていた。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、取り付けられたレンズ鏡筒に備えられている駆動部に応じた電力を供給することのできる撮像装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、永久磁石を有するレンズ鏡筒が取り付けられるマウントに配置され、検出した磁気に応じたレベルの信号を出力する磁気センサと、前記マウントに取り付けられた前記レンズ鏡筒に電力を供給する電源部と、前記磁気センサから出力される信号のレベルに基づいて前記マウントに取り付けられた前記レンズ鏡筒に対して前記電源部から電力を供給させる制御部とを具備することを特徴とする撮像装置である。
また、本発明は、レンズ鏡筒と、撮像装置とを具備するカメラシステムであって、前記レンズ鏡筒が、永久磁石を有し、前記撮像装置が、前記レンズ鏡筒を取り付けるマウントに配置され、検出した磁気に応じた信号を出力する磁気センサと、前記マウントに取り付けられた前記レンズ鏡筒に電力を供給する電源部と、前記磁気センサから出力される信号のレベルに基づいて前記マウントに取り付けられた前記レンズ鏡筒に対して前記電源部から電力を供給させる制御部とを備えることを特徴とするカメラシステムである。
この発明によれば、撮像装置は、レンズ鏡筒に備えられた駆動部に応じた電力を供給することができ、電力の効率的な利用を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態による撮像装置及びカメラシステムを図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態によるカメラシステム1を示す概略の一例を示す図である。カメラシステム1は、レンズ鏡筒10と、撮像装置20とを具備している。レンズ鏡筒10は、駆動部12と、接続部16と、絞り羽根114と後述するレンズ群とを備えている。
駆動部12は、複数のモータを備え、複数のモータのうち永久磁石を含み構成されるモータにより絞り羽根114を開閉し、他のモータによりレンズ群を移動させる。また、駆動部12は、駆動して絞り羽根114の開度を変更することにより、撮像装置20において撮像される像の光量を調節する。接続部16は、撮像装置20と電気的に接続するための端子を有している。なお、駆動部12は、接続部16の近傍に配置されている。
図1は、本実施形態によるカメラシステム1を示す概略の一例を示す図である。カメラシステム1は、レンズ鏡筒10と、撮像装置20とを具備している。レンズ鏡筒10は、駆動部12と、接続部16と、絞り羽根114と後述するレンズ群とを備えている。
駆動部12は、複数のモータを備え、複数のモータのうち永久磁石を含み構成されるモータにより絞り羽根114を開閉し、他のモータによりレンズ群を移動させる。また、駆動部12は、駆動して絞り羽根114の開度を変更することにより、撮像装置20において撮像される像の光量を調節する。接続部16は、撮像装置20と電気的に接続するための端子を有している。なお、駆動部12は、接続部16の近傍に配置されている。
撮像装置20は、接続部26(マウント)と、磁気センサ33とを備えている。接続部26には、レンズ鏡筒10が取り付け可能になっている。また、接続部26は、レンズ鏡筒10の接続部16と電気的に接続するための端子を有している。磁気センサ33は、例えば、ホールICなどであり、検出した磁気の強さに応じた電気信号を出力する。また、磁気センサ33は、接続部26に配置されている。また、磁気センサ33は、レンズ鏡筒10を撮像装置20に取り付けた際、接続部26において、レンズ鏡筒10なの駆動部12に対向する位置に設けられている。
レンズ鏡筒10と撮像装置20とは、撮像装置20にレンズ鏡筒を取り付けた際に、互いの接続部16及び接続部26が有する端子が接することにより、電気的に接続される。また、撮像装置20は、磁気センサ33がレンズ鏡筒10に備えられている駆動部12が有している永久磁石から生じる磁気を検出する。これにより、撮像装置20は、レンズ鏡筒10が取り付けられているか否かを判定し、接続部16、26を介してレンズ鏡筒10の駆動部12に電力(電圧及び電流)を供給する。
図2は、本実施形態におけるレンズ鏡筒10と撮像装置20との一構成例を示す概略ブロック図である。
レンズ鏡筒10は、駆動部12、及び接続部16の他に、図1において示した絞り羽根114を有する光学系11と、レンズ鏡筒制御部13と、レンズ鏡筒操作部14とを備えている。
撮像装置20は、接続部26、及び磁気センサ33の他に、撮像素子21と、A/D(Analog/Digital;アナログ/デジタル)変換部22と、バッファメモリ部23と、撮像装置操作部24と、撮像装置制御部25と、画像処理部27と、記憶部28と、電源部29と、記憶媒体I/F(Interface;インターフェース)部30と、表示部31と、バス32とを備えている。
レンズ鏡筒10は、駆動部12、及び接続部16の他に、図1において示した絞り羽根114を有する光学系11と、レンズ鏡筒制御部13と、レンズ鏡筒操作部14とを備えている。
撮像装置20は、接続部26、及び磁気センサ33の他に、撮像素子21と、A/D(Analog/Digital;アナログ/デジタル)変換部22と、バッファメモリ部23と、撮像装置操作部24と、撮像装置制御部25と、画像処理部27と、記憶部28と、電源部29と、記憶媒体I/F(Interface;インターフェース)部30と、表示部31と、バス32とを備えている。
レンズ鏡筒10において、光学系11は、一例として、レンズ111〜113、及び絞り羽根114を有している。駆動部12は、複数のモータを備え、当該複数のモータを駆動することにより光学系11のレンズ112〜113を移動させてオートフォーカス、ブレ補正、ズームなどを行う。また、駆動部12は、レンズ群を移動させるモータと異なるモータを駆動することにより絞り羽根114を開閉して、光学系11を通じて撮像装置20に入光する光の量を調節する。
レンズ鏡筒制御部13には、レンズ鏡筒操作部14から操作指示を示す情報と、接続部16を介して撮像装置20から撮像指示を示す情報とが入力される。また、レンズ鏡筒制御部13は、撮像装置20から入力される操作指示及び撮像指示を示す情報に基づいて、モータの駆動を制御する制御信号を駆動部12に出力する。
レンズ鏡筒操作部14は、例えば、複数のスイッチなどを含み、撮像者の操作によって、オートフォーカス機能を使用するか否かを選択するなどの操作入力が供給されると、供給された操作入力に対応した操作指示を示す情報をレンズ鏡筒制御部13に出力する。
レンズ鏡筒操作部14は、例えば、複数のスイッチなどを含み、撮像者の操作によって、オートフォーカス機能を使用するか否かを選択するなどの操作入力が供給されると、供給された操作入力に対応した操作指示を示す情報をレンズ鏡筒制御部13に出力する。
レンズ鏡筒10が撮像装置20に取り付けられると、撮像装置10に備えられている接続部16は、撮像装置20に備えられている接続部26と接続されることにより、レンズ鏡筒10に設けられている通信回線L1aと、撮像装置20に設けられている通信回線L1bとが電気的に接続される。また、レンズ鏡筒10に設けられている電力線L2aと、撮像装置20に設けられている電力線L2bとが電気的に接続される。レンズ鏡筒10と撮像装置20とは、この通信回線L1a、L1bを通じて通信を行う。また、レンズ鏡筒10には、この電力線L2a、L2bを通じて撮像装置20から電力が供給される。
撮像装置20において、撮像素子21は、レンズ鏡筒10の光学系11を通じて結像された光学像を電気信号に変換し、光学像を表すアナログ信号をA/D変換部22に出力する。A/D変換部22は、撮像素子21から入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、変換により得られた画像データをバッファメモリ部23に記憶させる。バッファメモリ部23は、撮像された画像データを一時的に記憶する。
撮像装置操作部24は、例えば、電源スイッチやシャッターボタン、十字キーなどの複数の操作スイッチを含み、撮像者によって操作されることで撮像者の操作入力の各々を検出し、検出した操作入力を撮像装置制御部25に出力する。
撮像装置操作部24は、例えば、電源スイッチやシャッターボタン、十字キーなどの複数の操作スイッチを含み、撮像者によって操作されることで撮像者の操作入力の各々を検出し、検出した操作入力を撮像装置制御部25に出力する。
撮像装置制御部25は、撮像装置20全体を制御する。また、撮像装置制御部25は、撮像装置操作部24より入力される操作入力により、接続部26を介して、撮像指示を示す情報をレンズ鏡筒10に送信する。ここで、撮像指示を示す情報には、例えば、絞り値、露出値、ズーム量などが含まれる。また、撮像装置操作部24のシャッターボタンが押下されると、撮像指示を示す情報をレンズ鏡筒10に送信する。
また、撮像装置制御部25は、撮像装置操作部24により入力される操作入力に基づいて、画像処理部27により行われる画像処理のパラメータを設定して記憶部28に記憶させる。
また、撮像装置制御部25は、撮像装置操作部24により入力される操作入力に基づいて、画像処理部27により行われる画像処理のパラメータを設定して記憶部28に記憶させる。
画像処理部27は、記憶部28に記憶されているパラメータを読み出し、読み出したパラメータに基づいて所定のアルゴリズムによりバッファメモリ部23に記憶されている画像データに対して画像処理を行う。また、画像処理部27は、画像処理により得られた画像データを記憶媒体I/F部30を介して記憶媒体40に記憶させる。記憶部28には、画像処理部27により読み出されるパラメータが記憶される。
電源部29は、撮像装置20全体に電力を供給するとともに、撮像装置制御部25の制御に基づいて、電力線L2a、L2bを通じてレンズ鏡筒10に電力を供給する。
電源部29は、撮像装置20全体に電力を供給するとともに、撮像装置制御部25の制御に基づいて、電力線L2a、L2bを通じてレンズ鏡筒10に電力を供給する。
記憶媒体I/F部30は、カード型のメモリなどの取り外しが可能な記憶媒体40と接続され、接続された記憶媒体40に対して画像データを含む情報の読み出し、書き込み、或いは消去を行う。
表示部31は、例えば、液晶ディスプレイであって、撮像により得られた画像データや、操作画面等を表示する。
表示部31は、例えば、液晶ディスプレイであって、撮像により得られた画像データや、操作画面等を表示する。
バス32は、A/D変換部22と、バッファメモリ部23と、撮像装置制御部25と、画像処理部27と、記憶部28と、記憶媒体I/F部30と、表示部31とに接続され、各部から出力されたデータ等を伝送する。
磁気センサ33は、対向するレンズ鏡筒10の駆動部12が有する各モータの永久磁石から生じる磁気を検出し、検出した磁気の強さに応じたレベル(電圧値)の電気信号を出力する。また、撮像装置制御部25は、磁気センサ33が出力する信号のレベルに基づいて、レンズ鏡筒10に電力を供給するか否かを制御する。
記憶媒体40は、撮像装置20に対して脱着可能に接続される記憶装置であって、例えば、撮像装置20により得られた(撮像された)画像データを記憶する。
磁気センサ33は、対向するレンズ鏡筒10の駆動部12が有する各モータの永久磁石から生じる磁気を検出し、検出した磁気の強さに応じたレベル(電圧値)の電気信号を出力する。また、撮像装置制御部25は、磁気センサ33が出力する信号のレベルに基づいて、レンズ鏡筒10に電力を供給するか否かを制御する。
記憶媒体40は、撮像装置20に対して脱着可能に接続される記憶装置であって、例えば、撮像装置20により得られた(撮像された)画像データを記憶する。
図3は、本実施形態におけるレンズ鏡筒10の駆動部12、レンズ鏡筒制御部13、レンズ鏡筒操作部14、及び接続部16、並びに、撮像装置20の撮像装置操作部24、撮像装置制御部25、接続部26、電源部29、及び磁気センサ33、それぞれに関する構成の一例を示す概略ブロック図である。
レンズ鏡筒10における駆動部12は、AFモータ121、ブレ補正モータ122、及び絞りモータ123を備えている。レンズ鏡筒制御部13は、レンズCPU131、電源回路132、AFモータ制御部133、ブレ補正回路134、絞りモータ制御部135、及び電源モニタ回路136を備えている。接続部16は、端子161〜167を備えている。
また、図2において示した通信回線L1aは、データ線65、ハンドシェイク線66、及びクロック線67からなる。また、電力線L2aは、パワー電源線61、第1のグランド線62、回路電源線63、及び第2のグランド線64からなる。
また、図2において示した通信回線L1aは、データ線65、ハンドシェイク線66、及びクロック線67からなる。また、電力線L2aは、パワー電源線61、第1のグランド線62、回路電源線63、及び第2のグランド線64からなる。
図3に戻って、撮像装置20における撮像装置制御部25は、ボディCPU251、信号処理回路252、及び電圧レベルIF(Interface;インターフェース)回路253を備えている。接続部26は、端子261〜267を備えている。電源部29は、バッテリ291、定電圧回路292、スイッチ293、パワー電源部294、スイッチ295、及びダイオードD1〜D3を備えている。
また、図2において示した通信回線L1bは、データ線55、ハンドシェイク線、及びクロック線57からなる。また、電力線L2bは、パワー電源線51、第1のグランド線52、回路電源線53、及び第2のグランド線64からなる。
また、図2において示した通信回線L1bは、データ線55、ハンドシェイク線、及びクロック線57からなる。また、電力線L2bは、パワー電源線51、第1のグランド線52、回路電源線53、及び第2のグランド線64からなる。
以下、それぞれの構成について説明する。
図3に示すように、レンズ鏡筒10において、接続部16に備えられている端子161〜167それぞれは、以下のように、配線が接続されている。端子161には、パワー電源線61が接続されている。端子162には、第1のグランド線62が接続されている。端子163には、回路電源線63が接続されている。端子164には、第2のグランド線64が接続されている。端子165には、データ線65が接続されている。端子166には、ハンドシェイク線66が接続されている。端子267には、クロック線67が接続されている。
図3に示すように、レンズ鏡筒10において、接続部16に備えられている端子161〜167それぞれは、以下のように、配線が接続されている。端子161には、パワー電源線61が接続されている。端子162には、第1のグランド線62が接続されている。端子163には、回路電源線63が接続されている。端子164には、第2のグランド線64が接続されている。端子165には、データ線65が接続されている。端子166には、ハンドシェイク線66が接続されている。端子267には、クロック線67が接続されている。
駆動部12は、図2において説明した複数のモータとして、AF(Auto Focus;オートフォーカス)モータ121と、ブレ補正モータ122と、絞りモータ123とを有している。AFモータ121は、撮像対象を撮像素子21上に結像させるように光学系11に備えられているレンズを移動させるモータである。ブレ補正モータ122は、レンズ鏡筒10及び撮像装置20の移動により生じる撮像対象のブレを補正するために光学系11に備えられているレンズを移動させるモータである。絞りモータ123は、撮像装置20に入光させる光量を調節するために、絞り羽根114を開閉させるモータである。
なお、絞りモータ123は、レンズ鏡筒10が撮像装置14に取り付けられた際に、撮像装置20の磁気センサ33と対向する位置であり、且つ、接続部16の近傍に配置されている。
なお、絞りモータ123は、レンズ鏡筒10が撮像装置14に取り付けられた際に、撮像装置20の磁気センサ33と対向する位置であり、且つ、接続部16の近傍に配置されている。
また、AFモータ121、ブレ補正モータ122、及び絞りモータ123は、それぞれパワー電源線61を通じて端子161に接続され、第1のグランド線62を通じて端子162に接続されている。これにより、AFモータ121、ブレ補正モータ122、及び絞りモータ123は、撮像装置20から供給される電圧により駆動する。
レンズ鏡筒操作部14は、複数のスイッチを有し、この複数のスイッチを通じてユーザの操作により入力される操作入力を示す信号をレンズ鏡筒制御部13に出力する。この複数のスイッチは、それぞれの一端がレンズ鏡筒制御部13に接続され、他端が第2のグランド線64を介して端子164に接続されている。
レンズ鏡筒操作部14は、複数のスイッチを有し、この複数のスイッチを通じてユーザの操作により入力される操作入力を示す信号をレンズ鏡筒制御部13に出力する。この複数のスイッチは、それぞれの一端がレンズ鏡筒制御部13に接続され、他端が第2のグランド線64を介して端子164に接続されている。
レンズ鏡筒制御部13において、レンズCPU131は、回路電源線63を通じて端子161に接続され、第2のグランド線64を通じて端子162に接続されている。そして、レンズCPU131は、回路電源線63及び第2のグランド線64を通じて撮像装置20から出力される電圧により動作する。
また、レンズCPU131は、データ線65を通じて端子165に接続され、ハンドシェイク線66を通じて端子166に接続され、クロック線67を通じて端子167に接続されている。そして、レンズCPU131は、データ線65、ハンドシェイク線66、及びクロック線67を通じて、撮像装置20の撮像装置制御部25と通信を行う。また、レンズCPU131は、データ線65及びハンドシェイク線66を通じてデータの入出力を行い、また、データ線55及びハンドシェイク線56に対してオープンコレクタ構成を有している。
また、レンズCPU131は、撮像装置制御部25より受信する撮像指示を表す情報、及びレンズ鏡筒操作部14より入力される操作指示を示す情報に基づいて、AFモータ制御回路133、ブレ補正回路134、及び絞りモータ制御回路135に駆動信号を出力する。この駆動信号は、AFモータ121、ブレ補正モータ122、及び絞りモータ123の駆動を指示する信号である。
電源回路132は、パワー電源線61を通じて端子161に接続され、第1のグランド線62を通じて端子162に接続されている。そして、電源回路132は、パワー電源線61及び第1のグランド線62を通じて撮像装置20から供給される電圧を基にレンズ鏡筒制御部13の各部に電圧を供給させるレギュレータ回路である。なお、換言すると、AFモータ制御回路133、ブレ補正回路134、及び絞りモータ制御部135は、電源回路132を介して撮像装置20から電力が供給される。
AFモータ制御回路133は、電源回路132に接続され、第1のグランド線62を通じて端子162に接続され、電源回路132から供給される電力により動作する。また、AFモータ制御回路133は、レンズCPU131から入力されるAF制御信号に基づいて、AFモータ121の駆動を制御する。
ブレ補正回路134は、電源回路132に接続され、第1のグランド線62を通じて端子162に接続され、電源回路132から供給される電力により動作する。また、ブレ補正回路134は、レンズCPU131から入力されるブレ制御信号に基づいて、ブレ補正モータ122の駆動を制御する。
絞りモータ制御回路135は、電源回路132に接続され、第1のグランド線62を通じて端子162に接続され、電源回路132から供給される電力により動作する。また、絞りモータ制御回路135は、レンズCPU131から入力される絞り制御信号に基づいて、絞りモータ123の駆動を制御する。
ブレ補正回路134は、電源回路132に接続され、第1のグランド線62を通じて端子162に接続され、電源回路132から供給される電力により動作する。また、ブレ補正回路134は、レンズCPU131から入力されるブレ制御信号に基づいて、ブレ補正モータ122の駆動を制御する。
絞りモータ制御回路135は、電源回路132に接続され、第1のグランド線62を通じて端子162に接続され、電源回路132から供給される電力により動作する。また、絞りモータ制御回路135は、レンズCPU131から入力される絞り制御信号に基づいて、絞りモータ123の駆動を制御する。
電圧モニタ回路136は、パワー電源線61を通じて端子161に接続され、第1のグランド線62を通じて端子162に接続されている。また、電源モニタ回路136は、パワー電源線61と第1グランド線62とを通じて撮像装置20のバッテリ291から供給される電圧を測定し、測定した電圧値を示す信号をレンズCPU131に出力する。
AFモータ121、ブレ補正モータ122、及び絞りモータ123は、動作電圧が変化すると駆動量に誤差が生じることがある。そのため、レンズCPU131は、電圧モニタ回路136から入力された電圧を示す信号に応じて、AFモータ121、ブレ補正モータ122、及び絞りモータ123の駆動量が所望の駆動量となるように補正する。
AFモータ121、ブレ補正モータ122、及び絞りモータ123は、動作電圧が変化すると駆動量に誤差が生じることがある。そのため、レンズCPU131は、電圧モニタ回路136から入力された電圧を示す信号に応じて、AFモータ121、ブレ補正モータ122、及び絞りモータ123の駆動量が所望の駆動量となるように補正する。
撮像装置20において、撮像装置操作部24は、複数のスイッチを有し、この複数のスイッチを通じてユーザの操作により入力される操作入力を示す信号を撮像装置制御部25に出力する。この複数のスイッチは、それぞれの一端が撮像装置制御部25に接続され、他端が第2のグランド線54を介して電源部29に接続されている。
接続部26に備えられている各端子261〜267は、次のように接続されている。端子261には、パワー電源線51が接続されている。端子262には、第1のグランド線52が接続されている。端子263には、回路電源線53が接続されている。端子264には、第2のグランド線54が接続されている。端子265には、データ線55が接続されている。端子266には、ハンドシェイク線56が接続されている。端子267には、クロック線57が接続されている。
接続部26に備えられている各端子261〜267は、次のように接続されている。端子261には、パワー電源線51が接続されている。端子262には、第1のグランド線52が接続されている。端子263には、回路電源線53が接続されている。端子264には、第2のグランド線54が接続されている。端子265には、データ線55が接続されている。端子266には、ハンドシェイク線56が接続されている。端子267には、クロック線57が接続されている。
また、レンズ鏡筒10が撮像装置20に取り付けられることにより、接続部26は、レンズ鏡筒10の接続部16と接続され、端子261〜267それぞれが、接続部16の端子161〜167のそれぞれに対応して電気的に接続される。これにより、レンズ鏡筒10のパワー電源線61と撮像装置20のパワー電源線51とが接続され、レンズ鏡筒10の第1のグランド線62と撮像装置20の第1のグランド線52とが接続され、レンズ鏡筒10の回路電源線63と撮像装置20の回路電源線53とが接続され、レンズ鏡筒10の第2のグランド線64と撮像装置20の第2のグランド線54とが接続される。また、レンズ鏡筒10のデータ線65と撮像装置20のデータ線55とが接続され、レンズ鏡筒10のハンドシェイク線66と撮像装置20のハンドシェイク線55とが接続され、レンズ鏡筒10のクロック線67と撮像装置20のクロック線57とが接続される。
撮像装置制御部25において、ボディCPU251は、PLLや、マイクロプロセッサ、タイマなどを有している。また、ボディCPU251は、VDD端子が電源部29に接続され、GND端子が第2のグランド線52を通じてバッテリ291の負電圧端子に接続されている。これにより、ボディCPU251は、電源部29から供給される電圧により動作する。
また、ボディCPU251は、データ線55を介して端子265に接続され、ハンドシェイク線56を介して端子266に接続され、クロック線57を介して端子267に接続されている。また、ボディCPU251は、データ線及びハンドシェイク線を通じて接続されるレンズ鏡筒10と双方向の通信を行う。
また、ボディCPU251は、データ線55を介して端子265に接続され、ハンドシェイク線56を介して端子266に接続され、クロック線57を介して端子267に接続されている。また、ボディCPU251は、データ線及びハンドシェイク線を通じて接続されるレンズ鏡筒10と双方向の通信を行う。
ボディCPU251は、内部のPLLにより、データ線及びハンドシェイク線56を通じて行う通信におけるクロック信号を生成する。また、ボディCPU251は、クロック線57を通じて、生成したクロック信号をレンズ鏡筒制御部13に送信する。また、ボディCPU251は、データ線55を通じてレンズ鏡筒制御部13とクロック信号に同期した情報を送受信する。また、ボディCPU251は、ハンドシェイク線56を通じて、送信準備完了(Ready To Send;RTS)又は受信準備完了(Clear To Send;CTS)を示す信号をクロック信号に同期してレンズ鏡筒制御部13と送受信する。
このように、ボディCPU251とレンズ鏡筒制御部13とは、データ線、ハンドシェイク線、及びクロック線を介して接続されることにより、ボディCPU251から出力されるクロック信号に同期して、データ線及びハンドシェイク線を通じて双方向通信を行う。例えば、ボディCPU251は、撮像装置操作部24のシャッターボタンが押下されると、撮像対象の像を撮像素子21上に結像させるように撮像指示を示す情報を、データ線55を通じてレンズ鏡筒制御部13に送信する。レンズ鏡筒制御部13は、ボディCPU251から受信した撮像指示を示す情報に応じて、AFモータ121を駆動させることによりレンズを移動させて撮像対象の像を撮像素子21上に結像させる。
また、ボディCPU251は、撮像装置操作部24から入力される操作入力を示す信号に基づいて、電源部29からレンズ鏡筒10に電力を供給するか否かの制御を行う。例えば、ボディCPU251は、撮像装置操作部24の電源スイッチがオンされたことを示す信号が入力されると、電源部29を動作させて電力を供給させる。また、ボディCPU251は、磁気センサ33から出力される信号のレベルに基づいて、レンズ鏡筒10に電力を供給させるか否かを制御する。
ボディCPU251と端子265〜267との間には、電圧レベルIF回路253が設けられている。電圧レベルIF回路253は、電圧のレベルを変換するレベルシフタである。電圧レベルIF回路253は、ボディCPU251から出力される信号を、レンズ鏡筒10との通信において予め規定されている電圧に変換して端子265〜267に出力する。また、電圧レベルIF回路253は、通信回線L1bを通じて端子265〜267より入力される信号を、ボディCPU251の定格電圧に応じた電圧の信号に変換し、変換した信号をボディCPU251に出力する。
また、電圧レベルIF回路253は、定電圧回路292の出力端に接続され、また、第2のグランド線54を通じてバッテリ291の負電圧端子に接続されている。これにより、電圧レベルIF回路253は、定電圧回路292から出力される電圧により動作する。
また、電圧レベルIF回路253は、定電圧回路292の出力端に接続され、また、第2のグランド線54を通じてバッテリ291の負電圧端子に接続されている。これにより、電圧レベルIF回路253は、定電圧回路292から出力される電圧により動作する。
信号処理回路252は、磁気センサ33から出力される信号に対して、高周波のノイズ除去などを行った後に、アナログ‐デジタル変換を行いボディCPU251に変換した信号を出力する。また、信号処理回路252は、定電圧回路292の出力端に接続され、また、第2のグランド線54を通じてバッテリ291の負電圧端子に接続されている。これにより、信号処理回路252は、定電圧回路292から出力される電圧により動作する。
電源部29において、バッテリ291は、正電圧端子が順方向に直列接続されたダイオードD1、D2のアノード端が接続され、負電圧端子が第1のグランド線52を通じて端子262に接続され、また、第2のグランド線54を通じて端子264に接続されている。順方向に直列接続されたダイオードD1、D2は、カソードがボディCPUのVDD端に接続されている。
定電圧回路292は、バッテリ291の正電圧端子に接続され、また、第2のグランド線52を通じてバッテリ291の負電圧端子に接続されている。定電圧回路292は、バッテリ291から出力される電圧により動作し、予め定められた一定の電圧を出力する。また、定電圧回路292は、ボディCPU251から入力される信号に基づいて、動作するか否かを制御される。
スイッチ293は、ボディCPU251から入力される信号により、回路電源線53を通じて、定電圧回路292が出力する電圧を端子263に伝達するか否かを切り替える。ダイオードD3は、アノードが定電圧回路292の出力端に接続され、カソードがボディCPU251のVDD端に接続されている。
スイッチ293は、ボディCPU251から入力される信号により、回路電源線53を通じて、定電圧回路292が出力する電圧を端子263に伝達するか否かを切り替える。ダイオードD3は、アノードが定電圧回路292の出力端に接続され、カソードがボディCPU251のVDD端に接続されている。
パワー電源部294は、電源回路2941、2942と、選択器2943とを有している。電源回路2941、2942は、予め定められた一定の電圧を出力する回路、例えば、リニアレギュレータ回路などである。なお、電源回路2941と電源回路2942とは、定格電流値が異なる。
選択器2943は、ボディCPU251から入力される信号に基づいて、バッテリ291から出力される電圧を電源回路2941に入力するか、バッテリ291から出力される電圧を電源回路2942に入力するか、或いは、電源回路2941、2942のいずれにも入力しないかを切り替える。電源回路2941及び電源回路2942は、バッテリ291から出力される電圧を入力されると、入力された電圧を予め定められた電圧に変換して出力する。
スイッチ295は、ボディCPU251から入力される信号に基づいて、パワー電源線51を通じて、パワー電源部294が出力する電圧を端子261に伝達するか否かを切り替える。
選択器2943は、ボディCPU251から入力される信号に基づいて、バッテリ291から出力される電圧を電源回路2941に入力するか、バッテリ291から出力される電圧を電源回路2942に入力するか、或いは、電源回路2941、2942のいずれにも入力しないかを切り替える。電源回路2941及び電源回路2942は、バッテリ291から出力される電圧を入力されると、入力された電圧を予め定められた電圧に変換して出力する。
スイッチ295は、ボディCPU251から入力される信号に基づいて、パワー電源線51を通じて、パワー電源部294が出力する電圧を端子261に伝達するか否かを切り替える。
以下、磁気センサ33の出力に基づいたボディCPU251による電源部29の制御について説明する。
ボディCPU251は、信号処理回路252を介して、磁気センサ33から出力される信号のレベルが予め定められた通電基準値より高い状態が一定時間継続した場合、撮像装置20にレンズ鏡筒10が取り付けられたと判定する。そして、ボディCPU251は、レンズ鏡筒10が取り付けられたと判定した場合、定電圧回路292を動作させる信号を定電圧回路292に出力するとともに、スイッチ293をオンにする。
ボディCPU251は、信号処理回路252を介して、磁気センサ33から出力される信号のレベルが予め定められた通電基準値より高い状態が一定時間継続した場合、撮像装置20にレンズ鏡筒10が取り付けられたと判定する。そして、ボディCPU251は、レンズ鏡筒10が取り付けられたと判定した場合、定電圧回路292を動作させる信号を定電圧回路292に出力するとともに、スイッチ293をオンにする。
これにより、定電圧回路292から出力される電圧は、端子163、263を通じて、レンズ鏡筒10のレンズCPU131に伝播する。そして、レンズCPU131は、電力が供給されることにより動作を開始する。ここで、通電基準値は、撮像装置20にレンズ鏡筒10を取り付けて、磁気センサ33が実際に測定した信号のレベルに基づいて定められる。例えば、複数の駆動に要する電力量が異なるレンズ鏡筒10を撮像装置20に取り付けて、実際に磁気センサ33から出力される信号のレベルを測定し、測定したレベルのうち最も小さいものを通電基準値に設定する。
なお、ボディCPU251は、磁気センサ33から出力される信号のレベルが変動する場合、信号のレベルの平均値を算出し、算出した平均値が通電基準値より高い状態が一定時間継続した場合、撮像装置20にレンズ鏡筒10が取り付けられたと判定してもよい。
ボディCPU251は、撮像装置20にレンズ鏡筒10が取り付けられたと判定すると、スイッチ295をオンにする。また、ボディCPU251は、磁気センサ33から出力される信号のレベルが電源切替基準値より高い状態が一定時間継続した場合、電源回路2941及び電源回路2942のうち定格電流が大きい電源回路を選択する信号を切替器2943に出力する。
ここで、電源切替基準値は、撮像装置20に備えられているパワー電源部294の電源回路2941及び電源回路2942それぞれの定格電流及び電力の変換ロスに応じて設定される。例えば、電源切替基準値は、複数の駆動に要する電力量が異なるレンズ鏡筒10を撮像装置20に取り付けて、消費電力又は電力ロスが低くなる電源回路が選択されるように設定される。
ここで、電源切替基準値は、撮像装置20に備えられているパワー電源部294の電源回路2941及び電源回路2942それぞれの定格電流及び電力の変換ロスに応じて設定される。例えば、電源切替基準値は、複数の駆動に要する電力量が異なるレンズ鏡筒10を撮像装置20に取り付けて、消費電力又は電力ロスが低くなる電源回路が選択されるように設定される。
また、磁気センサ33から出力される信号が通電基準値を超え、且つ、電源切替基準値より高い状態が一定時間継続しない場合、電源回路2941及び電源回路2942のうち定格電流が小さい電源回路を選択する信号を切替器2943に出力する。
また、磁気センサ33から出力される信号のレベルが通電基準値以下の場合、電源回路2941及び電源回路2942のいずれも選択しない信号を切替器2943に出力する。
また、磁気センサ33から出力される信号のレベルが通電基準値以下の場合、電源回路2941及び電源回路2942のいずれも選択しない信号を切替器2943に出力する。
例えば、絞りモータ123の永久磁石より生じる磁気が強く、磁気センサ33の出力する信号のレベルが電源切替基準値より高い状態が一定時間継続した場合、パワー電源部294が有する電源回路2941及び電源回路2942のうち定格電流が大きい方によりレンズ鏡筒10に電圧を出力する。
ところで、レンズ鏡筒10に備えられる絞りモータ123の永久磁石は、絞りモータ123に要求される駆動トルクが大きいほど、強い磁気を有する永久磁石が用いられるとともに、駆動に要する電力も大きくなる。また、一般に、絞りモータ123の駆動に要求される電力と、絞りモータ123の永久磁石の磁気の強さには、相関関係があるので、永久磁石の磁気の強さから駆動に要求される電力の情報を得ることができる。これにより、ボディCPU251が磁気センサ33により検出された磁気の強さに応じて、異なる定格電流の有する電源回路2941及び電源回路2942のうちいずれか一方を選択することで、レンズ鏡筒10に適した電力を供給することができる。
また、磁気センサ33は、撮像装置20からレンズ鏡筒10が取り外されると、磁気を生じる永久磁石がなくなるために、レンズ鏡筒10の絞りモータ123が有する永久磁石の磁気を検出しなくなる。これにより、磁気センサ33から出力する信号のレベルが低下する。ボディCPU251は、信号処理回路252を介して、磁気センサ33から出力される信号が予め定められた通電基準値より低い状態が一定時間継続した場合、撮像装置20からレンズ鏡筒10が取り外されたと判定する。そして、ボディCPU251は、レンズ競合10が取り外されたと判定した場合、定電圧回路292の動作を停止させる信号を定電圧回路292に出力するとともに、スイッチ293及びスイッチ295をオフにする。また、ボディCPU251は、電源回路2941及び電源回路2942のいずれも選択しないことを示す信号を切替器2943に出力する。
これにより、撮像装置20の端子261及び端子263には、電源部29より電圧が印加されなくなり、レンズ鏡筒10に対する電力の供給が停止される。
これにより、撮像装置20の端子261及び端子263には、電源部29より電圧が印加されなくなり、レンズ鏡筒10に対する電力の供給が停止される。
次に、磁気センサ33から出力される信号に基づく故障検出について説明する。
一般に、コイルなどにより磁力を発生させて駆動されるモータは、駆動している間、駆動する速度に応じて、発生する磁気の強さが変化する。本実施形態における、絞りモータ123も同様に、駆動させている間、絞りモータ123から検出される磁気の強さが変化する。
ボディCPU251は、絞りモータ123を駆動させる撮像指示を示す信号をレンズ鏡筒10に送信した場合、磁気センサ33から出力される信号に変化が生じているか否かを検出する。この磁気の変化に基づいて、ボディCPU251は、磁気センサ33から出力される信号に変化が生じた場合、撮像指示を示す信号に応じて絞りモータ123が駆動したことを検出することができる。
一般に、コイルなどにより磁力を発生させて駆動されるモータは、駆動している間、駆動する速度に応じて、発生する磁気の強さが変化する。本実施形態における、絞りモータ123も同様に、駆動させている間、絞りモータ123から検出される磁気の強さが変化する。
ボディCPU251は、絞りモータ123を駆動させる撮像指示を示す信号をレンズ鏡筒10に送信した場合、磁気センサ33から出力される信号に変化が生じているか否かを検出する。この磁気の変化に基づいて、ボディCPU251は、磁気センサ33から出力される信号に変化が生じた場合、撮像指示を示す信号に応じて絞りモータ123が駆動したことを検出することができる。
一方、ボディCPU251は、磁気センサ33から出力される信号に変化が生じない場合、撮像指示を示す信号を送信したにもかかわらず、絞りモータ123が駆動しなかったことを検出することができる。ボディCPU251は、この検出結果により、撮像装置20とレンズ鏡筒10との通信回線の断線、又はレンズ鏡筒10に故障などの異常が生じていると判定する。
ボディCPU251は、異常が生じていると判定すると、異常に対処するエラー処理を行う。このエラー処理として、ボディCPU251は、例えば、撮像装置20に備えられた表示部31を通じてユーザに対する警告のメッセージを出力し、電源部29を制御してレンズ鏡筒10に対する電力の供給を停止させる。これにより、高い負荷が絞りモータ123に生じて駆動できない場合、絞りモータ123に電力を供給し続けて過電流などにより破損に至ることを防ぐことができ、不要な電力消費を抑制することができる。
なお、絞りモータ123を駆動させることにより生じる磁気の変化した場合に、磁気センサ33から出力される信号が電源切替基準値を超えて変化しても、安定して電力をレンズ鏡筒に供給するために、電源回路の切り替えを行わない。
ボディCPU251は、異常が生じていると判定すると、異常に対処するエラー処理を行う。このエラー処理として、ボディCPU251は、例えば、撮像装置20に備えられた表示部31を通じてユーザに対する警告のメッセージを出力し、電源部29を制御してレンズ鏡筒10に対する電力の供給を停止させる。これにより、高い負荷が絞りモータ123に生じて駆動できない場合、絞りモータ123に電力を供給し続けて過電流などにより破損に至ることを防ぐことができ、不要な電力消費を抑制することができる。
なお、絞りモータ123を駆動させることにより生じる磁気の変化した場合に、磁気センサ33から出力される信号が電源切替基準値を超えて変化しても、安定して電力をレンズ鏡筒に供給するために、電源回路の切り替えを行わない。
上述のように、撮像装置20は、レンズ鏡筒10が備える絞りモータ123の永久磁石から生じている磁気に基づいて、接続部(マウント)26に配置された磁気センサ33により、レンズ鏡筒10が取り付けられたか否かを検出する。そして、撮像装置20は、磁気センサ33から出力される信号のレベルが通電基準値を一定時間継続して超える場合、レンズ鏡筒10が取り付けられたと判定して、レンズ鏡筒10に電力を供給する。このとき、磁気センサ33の検出した磁気の強さに応じて、電源回路2941と電源回路2942とのいずれか一方を選択することにより、取り付けられたレンズ鏡筒10に備えられた駆動部12に応じて供給する電力量(定格電流値)を選択する。
このように、本実施形態の撮像装置20は、レンズ鏡筒10と通信を行うことなく、レンズ鏡筒10に備えられた駆動部12の永久磁石より生じる磁気の強さに応じて、レンズ鏡筒10の駆動に要する電力量を判定する。これにより、撮像装置20は、レンズ鏡筒10と通信を行わずとも、レンズ鏡筒10に備えられた駆動部12に適切な電力を供給することができる。また、レンズ鏡筒10に備えられた駆動部12に供給する電力量を示す情報を読み出すための通信を行う必要がないので、何らかの不具合によりレンズ鏡筒が10から情報を読み出せずとも、駆動部12に適切な電力を供給することができる。
また、レンズ鏡筒10に備えられる絞りモータ123が有する永久磁石の磁気を、撮像装置20に備えられた磁気センサ33により検出するようにした。これにより、レンズ鏡筒10が撮像装置20に取り付けられたか否かを検出するために、レンズ鏡筒10が取り付けられたことを検出するために、永久磁石をレンズ鏡筒10に設ける必要がないのでレンズ鏡筒10の製造コストの増加を抑えることができる。
また、撮像する際に、撮像装置20に備えられる磁気センサ33により、レンズ鏡筒10に備えられた絞りモータ123の駆動を検出するようにした。これにより、レンズ鏡筒10に対して撮像指示を示す情報を送信したにもかかわらず、絞りモータ123の駆動が検出されない場合、レンズ鏡筒123又は通信回線L1a、L1bにおいて何らかの不具合が生じていることを検出することができる。撮像装置20は、不具合を検出した場合に、レンズ鏡筒10に撮像指示を示す情報を送信することを停止するなどの不具合に対応することができる。
なお、本実施形態では、パワー電源回路294に2つの電源回路を備える構成を示したが、これに限ることなく、複数の電源回路を設けるようにしてもよい。この場合、ボディCPU251に、磁気センサ33から出力される信号のレベルと、パワー電源回路294において選択すべき電源回路とを予め対応付けたテーブルを設けるようにしてもよい。そして、ボディCPU251は、設けられたテーブルにより、磁気センサ33から出力される信号のレベルに対応した電源回路を選択する。ボディCPU251は、選択した電源回路をバッテリ291に接続する信号をパワー電源回路294の切替器2943に出力する。これにより、撮像装置20に取り付けられるレンズ鏡筒10に応じて、レンズ鏡筒10に適切な電力供給を行うことができ、さらに効率的な電力利用を図ることができる。
また、本実施形態において、撮像装置20に磁気センサ33を1つ備える構成について説明したが、複数の磁気センサ33を設けて接続部26に配置するようにしてもよい。この場合、複数の磁気センサから出力される信号レベルの組み合わせと、選択すべき電源回路とを予め対応付けたテーブルを設けるようにしてもよい。そして、ボディCPU251は、設けられたテーブルにより、複数の磁気センサから出力される信号のレベルの組み合わせに対応する電源回路を選択するようにしてもよい。
複数の磁気センサを接続部26に配置することにより、レンズ鏡筒10に備えられた駆動部12の個数が検出できるので、レンズ鏡筒10に備えられた駆動部12の駆動に要する電力の判定を詳細に行うことができる。これにより、レンズ鏡筒10に備えられた駆動部12の駆動に要する適切な電源回路を選択することができ、さらに効率的な電力利用を図ることができる。
複数の磁気センサを接続部26に配置することにより、レンズ鏡筒10に備えられた駆動部12の個数が検出できるので、レンズ鏡筒10に備えられた駆動部12の駆動に要する電力の判定を詳細に行うことができる。これにより、レンズ鏡筒10に備えられた駆動部12の駆動に要する適切な電源回路を選択することができ、さらに効率的な電力利用を図ることができる。
なお、本実施形態において、レンズ鏡筒10に備えられた絞りモータ123が接続部16の近傍に配置され、撮像装置20に備えられた磁気センサ33が絞りモータ123が有する永久磁石の磁気を検出する構成について説明した。しかし、絞りモータ123に限らず、AFモータ121、又はブレ補正モータ122、或いは両方のモータが永久磁石を有する場合、AFモータ121、ブレ補正モータ122をレンズ鏡筒10に備えられる接続部16の近傍に配置して、磁気センサ33によりAFモータ121、ブレ補正モータ122の永久磁石から生じる磁気を検出するようにしてもよい。また、本実施形態において示した、AFモータ121、ブレ補正モータ122、及び絞りモータ123以外のモータの磁気、及び磁気の変化を検出するようにしてもよい。
10…レンズ鏡筒、12…駆動部、20…撮像装置、26…接続部(マウント)、25…撮像装置制御部(制御部)、29…電源部、33…磁気センサ、2941、2942…電源回路
Claims (6)
- 永久磁石を有するレンズ鏡筒が取り付けられるマウントに配置され、検出した磁気に応じたレベルの信号を出力する磁気センサと、
前記マウントに取り付けられた前記レンズ鏡筒に電力を供給する電源部と、
前記磁気センサから出力される信号のレベルに基づいて前記マウントに取り付けられた前記レンズ鏡筒に対して前記電源部から電力を供給させる制御部と
を具備することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記制御部が、前記磁気センサから出力される信号のレベルが予め定めた基準値より高い場合、前記レンズ鏡筒が取り付けられていることを検出する
ことを特徴とする撮像装置。 - 請求項2に記載の撮像装置であって、
前記電源部が、給電能力の異なる複数の電源回路を備え、
前記制御部が、前記磁気センサの出力する信号の大きさに応じて、前記給電能力の異なる複数の電源回路のうちいずれかを選択して電力を供給させる
ことを特徴とする撮像装置。 - 請求項3に記載の撮像装置であって、
前記磁気センサが、前記マウントの異なる位置に複数配置され、
前記制御部が、前記磁気センサそれぞれからの出力信号の組み合わせに応じて、前記マウントに取り付けられた前記レンズ鏡筒が備える駆動部に供給する電力を判定し、判定した電力に応じて前記複数の電源回路のうちいずれかを選択して電力を供給させる
ことを特徴とする撮像装置。 - 請求項4に記載の撮像装置であって、
前記制御部が、前記レンズ鏡筒に設けられ前記永久磁石を含み構成されている駆動部を駆動する駆動信号を前記駆動部に出力した場合、前記磁気センサから出力される信号に基づいて前記レンズ鏡筒に異常が生じているか否かを判定する
ことを特徴とする撮像装置。 - レンズ鏡筒と、撮像装置とを具備するカメラシステムであって、
前記レンズ鏡筒が、永久磁石を有し、
前記撮像装置が、
前記レンズ鏡筒を取り付けるマウントに配置され、検出した磁気に応じた信号を出力する磁気センサと、
前記マウントに取り付けられた前記レンズ鏡筒に電力を供給する電源部と、
前記磁気センサから出力される信号のレベルに基づいて前記マウントに取り付けられた前記レンズ鏡筒に対して前記電源部から電力を供給させる制御部と
を備える
ことを特徴とするカメラシステム。
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