JP2013080644A - 照明装置 - Google Patents

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Yasuyuki Watanabe
泰之 渡邉
Hisanori Kawasaki
久則 川崎
Hidemitsu Watanabe
秀満 渡邉
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Abstract

【課題】量産性に優れ、製作コストを著しく低減でき、軽量で且つ放熱効果も高く、大型の照明装置にも容易に適用でき、素材選択の自由度も向上し、コスト低減を図ることができる照明装置を提供する点にある。
【解決手段】ヒートシンク2を先端側開放された略筒状に構成し、ヒートシンク2の先端側の開放周端部2aと光源部3が発する光を筐体外部に導くために先端側に設けられるレンズ体5との間の隙間を塞ぐ良熱伝導性のキャップ体4を設けた。凹陥部40の底部にLEDモジュール30が取り付けられ、LED素子に生じた熱をキャップ体4を通じてヒートシンク2の開放周端部2aから該ヒートシンク2に伝熱し、該ヒートシンク2から効率よく外気に放熱する構造としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、外周部にヒートシンクを有する筐体内に光源部を設けてなる照明装置に関し、特に、LED(発光ダイオード)等の発光素子を光源として用いた電球型ランプとして好適に用いられる照明装置に関する。
この種の照明装置としては、筐体の先端側に複数のLED素子が面実装されたLEDモジュールと該モジュールを覆う透光性のカバー乃至レンズが取り付けられ、LED素子からの放射光を外部に出射する一方、LED素子や電源回路の温度上昇を防止するべく、筐体に金属製のヒートシンクが設けられ、LED素子や電源回路から伝わる熱を外部に放出する構造が採られている(例えば、特許文献1参照。)。このヒートシンクの構造としては、縦方向に延びる外気流通用の開口溝が周囲に複数形成され、内外に流通する外気でヒートシンクを内外から冷却して放熱する構造の商品も提供されている。
これらヒートシンクは、LEDモジュールやカバー乃至レンズを支持する複雑な支持構造が設けられることや、放熱効果を高める必要もあることから、従来は金属材料を鋳型で固めた鋳物、特にアルミダイキャスト製のヒートシンクが採用されている。したがって、ヒートシンクが厚肉となり材料費が嵩むとともに軽量化に限界が生じ、大型の照明装置に適用することは困難であった。更に、成型後の後処理が必要となるので製作時間も長くなり金型の寿命も短いことから、量産化のためには大規模な設備が必要であった。
また素材も鋳物に適したものに限定されるため素材の選択幅が狭く、熱伝導性に優れた素材を自由に選択できないという問題もあった。ヒートシンクについて、ダイキャスト法以外に、切削法(NC機)、ダイス・旋削法(押出し加工後旋削加工)、冷間鍛造法などの工法もあるが、切削法は材料歩留まりを含めて高コストであり、量産向きでない。ダイス・旋削法についても高コストで、旋削後のバリ取り等の工程が発生し、量産向きではない。冷間鍛造法は鍛造型代と設備が高価であり、型寿命がダイキャスト法よりもなお短く、ランニングコストも高い。
特開2007−73478号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、量産性に優れ、製作コストを著しく低減でき、軽量で且つ放熱効果も高く、大型の照明装置にも容易に適用でき、素材選択の自由度も向上し、コスト低減を図ることができる照明装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、外周部にヒートシンクを有する筐体内に光源部を設けてなる照明装置であって、前記ヒートシンクを、先端側が開放された略筒状に構成するとともに、該ヒートシンクの先端側の開放周端部と前記光源部が発する光を筐体外部に導くために先端側に設けられるレンズ体との間の隙間を塞ぐキャップ体を設け、該キャップ体を良熱伝導性の素材より構成し、該キャップ体の中央側に、基端方向に陥没して前記光源部及びレンズ体を収納支持する凹陥部を設け、前記光源部に生じる熱が該キャップ体を通じて前記ヒートシンクの開放周端部から該ヒートシンクに伝熱されることを特徴とする照明装置を構成した。
ここで、前記ヒートシンクの内側に、基端側から先端方向に起立して前記キャップ体の凹陥部を支持する支持台を設けてなり、前記光源部に生じる熱が前記キャップ体及び前記支持台を通じて前記ヒートシンクに伝熱されるものが好ましい。
また、前記キャップ体における前記ヒートシンクの開放周端部とレンズ体との間に位置する先端側壁部に、外気流通用の通孔を周方向に沿って複数設け、且つ前記ヒートシンクの外周壁部に、縦方向に長い外気流通用の開口溝を周囲に複数設けたものが好ましい。
更に、前記キャップ体が金属板をプレス加工してなり、前記凹陥部が該金属板の中央板部を絞り加工して形成したものであることが好ましい。
また、前記ヒートシンクが金属板をプレス加工してなり、前記支持台が該金属板の中央板部を絞り加工して形成したものであることが好ましい。
また、前記ヒートシンクが、金属板を中心側の所定領域を残して該領域の外縁部から金属板の外周縁にわたるスリットを放射状に複数形成したうえ、前記所定領域の中心板部と前記スリット間に形成された同じく放射状に延びる複数の細板部とよりなる金属板の少なくとも前記細板部を、該細板部の外周側が中心側よりも軸方向先端側となるように軸方向に湾曲変形させることにより、変形した前記細板部間に縦方向に長い外気流通用の前記開口溝が形成された前記外周壁部を形成してなるものが好ましい。
特に、前記各細板部を、前記湾曲変形とともに縦方向全長にわたって内側面が凹んだ断面視略V字状、略U字状又は略コ字状に屈曲変形させてなるものが好ましい。
また、前記光源部が、複数のLED素子を実装したLEDモジュールよりなるものが好ましい。
また、前記筐体の基端側に口金を設け、電球型ランプとして構成してなるものが好ましい。
本発明に係る照明装置によれば、ヒートシンクをアルミダイキャストや切削により光源部やレンズ体を収納支持する複雑な構造とするのではなく、略筒状のヒートシンクとキャップ体とを組み合わせた構造により光源部が発する熱を効率よく冷却することができる。つまり本願発明は、キャップ体がヒートシンクとしての機能を兼ねることで光源部に対する冷却性能に優れ、アルミダイキャスト製のものと同様、光源部の温度の異常上昇を抑制し、光源部の発光効率の低下と寿命の低下を抑制することができる。したがって本願発明によれば、従来に比べて製作コストを著しく低減することができ、軽量で且つ冷却性能にも優れるため大型照明装置にも容易に適用することができる。
また、ヒートシンクの内側に、基端側から先端方向に起立して前記キャップ体の凹陥部を支持する支持台を設けてなり、前記光源部に生じる熱が前記キャップ体及び前記支持台を通じて前記ヒートシンクに伝熱されるので、凹陥部からキャップ体を通じてヒートシンクの開放周端部からヒートシンクに至る経路と、凹陥部の底部から前記支持台を通じてヒートシンクに至る経路との二つの伝熱経路により光源部の熱を効率よくヒートシンクに導いて放熱させることができ、光源部の温度の異常上昇をより確実に抑制することができる。
また、キャップ体における前記ヒートシンクの開放周端部とレンズ体との間に位置する先端側壁部に、外気流通用の通孔を周方向に沿って複数設け、且つ前記ヒートシンクの外周壁部に、縦方向に長い外気流通用の開口溝を周囲に複数設けたので、前記通孔及び開口溝を通じて内外流通する外気により凹陥部の外側面、及びヒートシンクの内側面からの熱の放熱が促進され、光源部の温度の異常上昇をより確実に抑制することができる。
また、キャップ体が金属板をプレス加工してなり、前記凹陥部が該金属板の中央板部を絞り加工して形成したものであるので、製作コストを低減しつつ優れた伝熱性、放熱性を備えてヒートシンクを兼ねるキャップ体を構成することができる。
また、ヒートシンクが金属板をプレス加工してなり、前記支持台が該金属板の中央板部を絞り加工して形成したものであるので、従来のアルミダイキャストで作製されていたヒートシンクに比べて後加工も必要なく量産性に優れ、製作コストを著しく低減できる。すなわち、金属板を用いたプレス加工によるので、鋳型を用いた成形に比べて材料費が少なく低原価にできるとともに、金型の寿命も長く、製作時間も短く、効率よく製作できる。また、金属板の加工品であるので、軽量であり、大型の照明装置も容易に提供することができる。更に、従来のアルミダイキャスト工法に比べ、真鍮、銅などの高熱伝導性の素材の利用が現実化でき、素材選択の自由度が向上し、放熱性能に対するコストパフォーマンスを向上できる。
また、ヒートシンクが、金属板を中心側の所定領域を残して該領域の外縁部から金属板の外周縁にわたるスリットを放射状に複数形成したうえ、前記所定領域の中心板部と前記スリット間に形成された同じく放射状に延びる複数の細板部とよりなる金属板の少なくとも前記細板部を、該細板部の外周側が中心側よりも軸方向先端側となるように軸方向に湾曲変形させることにより、変形した前記細板部間に縦方向に長い外気流通用の前記開口溝が形成された前記外周壁部を形成してなるので、金属板のプレス加工を用いて開口溝を有する略筒状のヒートシンクを効率よく作製できる。
また、各細板部を、前記湾曲変形とともに縦方向全長にわたって内側面が凹んだ断面視略V字状、略U字状又は略コ字状に屈曲変形させてなるので、開口溝を所定の大きさに形成しつつも、その間の細板部の内外の表面積を大きくとることができ、従来のアルミダイキャスト製のヒートシンクに比べても表面積が増大しており、放熱効果が著しく高まる。また、細板部の強度も向上するので、開口溝を大きくとって内外への外気流通を促進させることが可能となる。
また、光源部が、複数のLED素子を実装したLEDモジュールとすることができる。
また、筐体の基端側に口金を設け、電球型ランプとして構成できる。
本発明の第1実施形態に係る照明装置を示す斜視図。 同じく照明装置の分解断面図。 同じく照明装置の断面図。 (a)〜(d)は同じく照明装置のヒートシンクの加工手順を示す説明図。 本発明の第2実施形態に係る照明装置を示す分解断面図。 同じく第2実施形態に係る照明装置の断面図。 本発明の第3実施形態に係る照明装置を示す分解斜視図。 同じく第3実施形態に係る照明装置の分解断面図。 同じく第3実施形態に係る照明装置の断面図。 本発明の第4実施形態に係る照明装置を示す断面図。 (a)は本発明の第5実施形態に係る照明装置を示す断面図、(b)は連熱板をヒートシンクの細板部に接合する組み付け手順を示す説明図。 本発明の第6実施形態に係る照明装置を示す断面図。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
まず、図1〜図4に基づき、本発明の第1実施形態を説明する。
照明装置1は、図1〜図3に示すように、外周部にヒートシンク2を有する筐体10内に光源部3を設けたものであり、ヒートシンク2は先端側が開放された略筒状に構成され、該ヒートシンク2の先端側の開放周端部2aと光源部3が発する光を筐体外部に導くために先端側に設けられるレンズ体5との間の隙間を塞ぐ良熱伝導性のキャップ体4が設けられている。なお、以下の各実施形態では、照明装置1を筐体10の基端側に口金8を設けたダウンライト等で用いる電球型ランプとして構成した例について説明するが、本発明に係る照明装置はこのような電球型ランプに限定されるものではなく、非電球型の照明装置など様々な形態の照明装置として構成することができる。
ヒートシンク2は、本例では縦方向に延びる外気流通用の開口溝20が周囲に複数形成された形状に金属板をプレス加工して作製されている。尚、ヒートシンク2の素材は本例のような金属製になんら限定されず、良熱伝導性の樹脂からなるもの、金属と樹脂の複数層からなるもの等、放熱用のヒートシンクとして機能しうる種々の素材を選択しうる。また、その構造についても、本例のように開口溝20を有するものに限定されず、その他形状の開口部を有するものや、開口部を有しないもの等種々の構造を選択でき、全体の形状についても本例のような外側凸の略ドーム形状以外に、内側凸の形状や図7の第3実施形態のように先端側が外側凸で基端側が内側凸の複合形状、ストレートテーパー形状などその他種々の形状とすることもできる。
ヒートシンク2のプレス加工は、具体的には図4(a),(b)に示すように、まずベースとなる円板形状の金属板100を中心側の所定領域100Rを残して、該領域100Rの外縁部100bから金属板の外周縁100aにいたるスリット101を放射状に全周にわたって複数形成することにより、前記所定領域100Rの中心板部102と、スリット101間に形成される同じく放射状に延びる複数の細板部103とよりなる金属板100を作製する。そして、当該中心板部102及び細板部103よりなる金属板100の少なくとも細板部103を、図4(c)に示すように、該細板部103の外周側が中心側よりも軸方向先端側となるように軸方向に湾曲させて略ドーム状に絞り加工を行い、各細板部103間に縦方向に延びる開口溝20が形成される。
絞り加工は、内面側の上型駒と外面側の下型駒からなる図示しない絞り型を用いて加工されるが、本例ではこの絞り型の上型駒に凸条、下型駒に凹条をそれぞれ設け、細板部103を絞る際に縦方向全長にわたって内側面が凹んだ断面視略コ字状に屈曲変形させる曲げ加工を同時に行なっている。曲げ加工は略コ字状以外の形状でもよく、例えば略V字状や略U字状も好ましい。これによりヒートシンク2は、先端側に向けて外面側が凸に膨らむ形で次第に径が大きくなる略円錐テーパ状のドーム状に形成され、複数の細板部103先端が当該ヒートシンク2の開放周端部2aを構成している。使用する金属板100は、伝熱性に優れた素材を適宜選択できる。また本例では、上型駒の下面に凹部、下型駒に凸部をそれぞれ設けることにより、上記細板部103の絞り加工と同時に、図4(c)に示すように金属板の中心板部102を絞り加工により軸方向先端側に絞って起立させた支持台21がヒートシンク2の内側に形成されている。
複数の細板部103の先端(ヒートシンク2の開放周端部2a)には、図1〜図3、図4(d)に示すように、中央側を絞り加工によって基端側に陥没させてなる凹陥部40を有するキャップ体4が被着されている。キャップ体4のうち前記凹陥部40よりも外周側の前記ヒートシンク開放周端部2aとレンズ体5との間に位置する円環状の先端側壁部を構成する上板部41には、上下に貫通する外気流通用の通孔41aが周方向に複数形成されている。また、上板部41の外周縁には下方に屈曲した屈曲部42を有し、該屈曲部42を細板部103先端である開放周端部2aに被せるようにして被着されている。ヒートシンク2の開口溝20以外にこのキャップ体4の通孔41aを通じて、ヒートシンク2の内外に外気が流通することとなり、この外気を通じて効率よく熱を放熱することができる。つまり、この通孔41aを設けると開口溝20のみの場合に比べてヒートシンク2内外への外気の流通が促進され、放熱効果が高まるのである。
キャップ体4の凹陥部40の底部には、LEDモジュール30よりなる光源部3が取り付けネジ31により接触状態で取り付けられている。本例では、光源部3として複数のLED素子を面実装したLEDモジュール30を構成するとともに、LED素子に生じた熱をキャップ体4を通じて前記ヒートシンク2の開放周端部2aから該ヒートシンク2に伝熱し、該ヒートシンク2から効率よく外気に放熱する構造としている。つまりキャップ体4自体がヒートシンクとしての機能を兼ねている。これにより温度上昇により発光効率の低下や短命化するLED素子や電源回路基板から生じる熱を効率よく放熱し、LED照明装置として優れた機能を長期間維持できるのである。尚、光源部3としては、LEDモジュール以外に蛍光灯やフィラメントよりなるハロゲン灯、高輝度放電灯(高圧ナトリウム灯、メタルハライドランプ(マルチハロゲン灯)、水銀灯等)など、従来から照明装置の光源部として公知のものを広く適用できる。
凹陥部40内における前記光源部3の上側には、該光源部3から発せられる光を外部に導くレンズ体5が更に装着されている。レンズ体5の先端面はフラットでキャップ体4先端面と略面一であるが、キャップ体4から膨出するものや逆に内側に凹んで構成されるものも勿論可能である。レンズ体5は下端側に大径部50を有する縦断面視略凸形状に構成されており、凹陥部40内周壁と該レンズ体5との間に装着される止着リング6により凹陥部40内に固定されている。より具体的には、止着リング6は、内周面の下端側に前記レンズ体5の大径部50に対応する大径の段差溝60を有するとともに、外周面に凹陥部40内周壁に形成した雌ネジ溝40cに螺合する雄ネジ部61を有し、レンズ体5と凹陥部40内周壁との間に上方から当該止着リング6をねじ込むことで、段差溝60がレンズ体5の大径部50を押止し、レンズ体5を凹陥部40内に固定する構造である。このような止着リング6を設けた構造により、キャップ体4やレンズ体5等の部品精度、組み込み精度の影響を最小限にして対応可能となる。材質は金属製、樹脂製など種々選択できる。
キャップ体4の凹陥部40は、ヒートシンク2の支持台21の上板部22に底部が接触した状態で固定されている。より詳しくは、上方からLEDモジュール30の通孔30a、キャップ体4の凹陥部40の底部の通孔40a、支持台21の上板部22の通孔22aをそれぞれ貫通し、後述の絶縁キャップ9の挿入部90上面に形成された雌ネジ部90aに螺合する取り付けネジ31により固定されている。つまり、LEDモジュール30と支持台21との間にキャップ体4の凹陥部40が挟み込まれた状態で固定されている。LEDモジュール30に発生する熱は凹陥部40を通じてキャップ体4の上板部41及びその外周縁の屈曲部42に伝達されヒートシンク2の開放周端部2aから細板部103に至る経路と、凹陥部40の底部からヒートシンク2の支持台21を通じてヒートシンク2の細板部103に至る経路とにより放熱されるとともに、その過程で当該ヒートシンク2の内外に通孔41a及び開口溝20を通じて内外流通する外気により凹陥部40や支持台21の表面、及びヒートシンク2の内面側からも放熱も促進される。
筐体10を構成するヒートシンク2の基端側には、合成樹脂製の絶縁キャップ9が設けられ、この絶縁キャップ9を介して口金8が取り付けられることにより電球型LEDランプとして構成されている。絶縁キャップ9は、本例ではヒートシンク2の支持台21の下面側の内部に挿入される挿入部90と、支持台21よりも基端側に延出する連結部91とより構成されており、絶縁キャップ9内部には光源部3のLED素子を点灯させるための電源回路基板が収納されている。電源回路基板は、図示しないがコンデンサを含む各種の回路部品を取り付けてユニット化され、LEDモジュール30のLED素子に電気的に接続するリード線や口金8に接続する被覆電線が延出されている。
次に、図5及び図6に基づき、第2実施形態を説明する。
本実施形態の照明装置1は、キャップ体4の凹陥部40内に装着されるレンズ体5が、上端面に円板状のフランジ部51を有し、且つその下面から下方にLED素子ごとに応じてレンズ部52を突設した構造を有し、前記フランジ部51と凹陥部40内周壁との間に装着される止着リング6により凹陥部40内に固定されている。止着リング6は、フランジ部51の周縁部上面を押える環状円板部62と、その外周縁から下方に略L字状に延びる周壁部63とよりなる板状の部材であり、周壁部63には周方向に対して角度を有する長溝63bが周方向に沿って複数形成されている。
キャップ体4の凹陥部40の内周壁には、前記止着リング6の長溝63bに対応する位置に複数の突起43がそれぞれ形成されており、止着リング6を各長溝63bに凹陥部40の突起43を嵌め込んだ状態で凹陥部40内に装着し、さらに止着リング6を回転させて突起43を長溝63b内の斜め上側の位置に移動させることにより止着リング6が凹陥部40に対して下方(底方向)に移動し、止着リング6の環状円板部62がレンズ体5のフランジ部51上面を下方に押止してレンズ体5を凹陥部40内に固定する構造である。このように、止着リング6とキャップ体4の凹陥部40に、それぞれ上記第1実施形態のような雄ネジ部と雌ネジ溝を設ける代わりに長溝63bと突起43を形成し、互いの係合によって固定する構造を採用しているので、ネジ部として強度を維持する必要がなくなり、したがって止着リング6及びキャップ体4をいずれも更に薄い板材より構成することが可能となり、軽量化及び材料コスト削減が実現できる。
また本実施形態では、キャップ体4の上板部41に通孔を設ける代わりに、凹陥部40の内周壁に周方向に沿って複数の通孔44が形成されている。各通孔44はLEDモジュール30が取り付けられている凹陥部40底部に至る孔とされており、流通する外気がLEDモジュール30に直接当たるようにされている。本例ではLEDモジュール30の外径寸法を凹陥部40底部よりも小さく設定し、前記通孔44がLEDモジュール30の外周部によって塞がれないようにされている。また、止着リング6の環状円板部62にも、周方向に沿って複数の通孔62aが形成されている。この通孔62aについても、環状円板部62下面すべての領域にレンズ体5のフランジ部51が当接すると塞がってしまうが、本例では、フランジ部51の外径寸法を環状円板部62の下面よりも小さく設定し、通孔62aを塞がない、又は一部塞いでも完全には塞がない寸法に設定されている。
本実施形態では、上記構造によりヒートシンク2の開口溝20とこれら通孔44、62aを通じて、ヒートシンク2及び凹陥部40の内外に外気が流通することとなり、この外気を通じて更に効率よく熱を放熱することができる。つまり、通孔44、62aを設けることによりヒートシンク2内外への外気の流通のみならずLEDモジュール30が取り付けられている凹陥部40の内外にも外気が流通し、LEDモジュール30が流通する外気に直接触れ、放熱効果が高まるのである。尚、これら通孔44、62aに加えて、実施形態1と同様、キャップ体4の上板部41にも更に通孔を設けてもよい。
また、本実施形態においては、絶縁キャップ9の挿入部90を省略し、連結部91の上面に雌ネジ部90aのみ設けた構造である。そして、上方からLEDモジュール30の通孔30a、キャップ体4の凹陥部40の底部の通孔40a、支持台21の上板部22の通孔22aをそれぞれ貫通し、雌ネジ部90aに螺合する長尺の取り付けネジ31により固定されている。絶縁キャップ9の連結部91の内部に電源回路基板が収納されている。その他の構造は、基本的に上記第1実施形態と同様であるので、同一構造については同一符号を付してその説明を省略する。
次に、図7〜図9に基づき、第3実施形態を説明する。
本実施形態の照明装置1は、レンズ体5が、上端面に円板状のフランジ部51を有し、且つその下面から下方にLEDモジュール30のLED素子ごとに応じて形成されるレンズ部52、及びLEDモジュール30に先端部が固定される支持脚53をそれぞれ突設した構造を有し、前記フランジ部51は凹陥部40の上端縁部に形成された段差部45に係合されている。すなわち本例では、上記第1実施形態や第2実施形態の止着リング6を省略し、前記支持脚53やフランジ部51の段差部45への係合によりレンズ体5を凹陥部40内に固定したものであり、更なる軽量化や部品点数を削減してコスト低減を図ることが可能な構造である。
支持脚53の先端部には、図7、8に示すように対応するLEDモジュール30に設けられた支持孔30cにはめ込まれる嵌合突起53aが形成されている。実際の組付けの際には、嵌合突起53aや支持孔30cに接着剤を塗布して確実に接合することが好ましい。また、フランジ部51と段差部45の係合部位にも同じく接着剤を塗布しておくことが好ましい。本例によれば、上記のとおり嵌合構造を採用したので、接着剤で十分にレンズ体の接合強度を保つことができるのであり、更に、第1実施形態、第2実施形態と異なり、上記嵌合構造によってレンズ体5とLEDモジュール30とが位置決めされるため組付けが容易となり、組み付け時にレンズ部52によってLED素子に負担を掛ける虞もなくなる。
キャップ体4の上板部41は先端側に向かって拡径する内側凸のテーパー形状に構成されており、且つ上記第1実施形態と同様、複数の通孔41aが形成されている。このようなテーパー形状に構成することにより、ヒートシンク2の開放周端部2aに被着するキャップ体4の外周縁部は凹陥部40の装着される上記レンズ体5の先端面よりも先端側に突出する。つまりヒートシンク2の先端よりも基端側に凹んだ位置にレンズ体5が設けられた構造となる。したがって、このようにレンズ体5よりも先端側に突出した分ヒートシンク2やキャップ体4による放熱面積を増大させることができ、また、レンズ体5を凹んだ位置に設けたことによりデザイン的にもレンズ体5の存在を隠して意匠性を高めることが可能となる。
本例では、第1実施形態の絶縁キャップ9の挿入部90を省略するとともに、連結部91の上面に雌ネジ部90a及び位置決め用の突起部90bが設けられている。そして、突起部90bを支持台21の上板部22の通孔22b、凹陥部40の底部の通孔40b、LEDモジュール30の通孔30bにそれぞれ貫通させて互いを位置決めした状態で、取り付けネジ31をLEDモジュール30の上方からLEDモジュール30の通孔30a、キャップ体4の凹陥部40の底部の通孔40a、支持台21の上板部22の通孔22aにそれぞれ貫通して雌ネジ部90aに螺合することで組み付けられている。このように位置決め用の突起部90bを設けたことにより組み付け作業を効率よく行うことができ、組み付け後の姿勢もより安定したものとなる。
その他の構造は、基本的に上記第1実施形態と同様であるので、同一構造については同一符号を付してその説明を省略する。
次に、図10に基づき、第4実施形態を説明する。
本実施形態では、ヒートシンク2の支持台21が省略されて底部が開口し、そこに絶縁キャップ9が挿入部90を挿入した状態に装着されて当該開口を閉塞している構造である。キャップ体4の凹陥部40の底部が直接、絶縁キャップ9の挿入部90の上面に取り付けネジ31で固定されている。そしてLEDモジュール30に発生する熱は、凹陥部40を通じてキャップ体4の上板部41及びその外周縁の屈曲部42に伝達されヒートシンク2の開放周端部2aから細板部103に至り、放熱される。また、上記第1実施形態と同様、その過程で当該ヒートシンク2の内外に通孔41a及び開口溝20を通じて内外流通する外気により凹陥部40の表面やヒートシンク2の内面側からも放熱も促進される。このように支持台21を省略しても十分な放熱効果を有するものが提供でき、更なる軽量化が実現できる。その他の構造は、基本的に上記第1実施形態と同様であるので、同一構造については同一符号を付してその説明を省略する。
次に、図11に基づき、第5実施形態を説明する。
本実施形態では、図11(a)に示すように、ヒートシンク2の支持台21とキャップ体4の凹陥部40底部との間に、ヒートシンクの内面まで延びて接合する金属製の連熱板7が介装されている。連熱板7は、図11(b)に示すように、外周縁部に前記各細板部103の凹んだ内側面に係合する複数の凸部71を形成してなり、各凸部71が対応する細板部103に係合した状態で接合されている。このような接合構造によれば組み付けを容易且つ確実に行うことができる。また本例のように連熱板7を設けることでキャップ体4の凹陥部40に伝わるLEDモジュール30の熱を短い距離でより迅速に効率よくヒートシンク2に伝えて放熱することが可能となる。また連熱板7自体もヒートシンクとしての機能を兼ねているので放熱面積が増大して放熱性が著しく向上する。その他の構造は、基本的に上記第1実施形態と同様であるので、同一構造については同一符号を付してその説明を省略する。
次に、図12に基づき、第6実施形態を説明する。
本実施形態は、上述の第4実施形態と同様、ヒートシンク2の支持台21を省略するとともに、それによる凹陥部40からヒートシンク2への伝熱効率の低下を補うべく、凹陥部40底部と絶縁キャップ9の挿入部90上面との間に、上述の第5実施形態と同様、ヒートシンクの内面まで延びて接合する金属製の連熱板7を介装したものである。その他の構造は、基本的に上記第1実施形態と同様であるので、同一構造については同一符号を付してその説明を省略する。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明はこうした実施の例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
1 照明装置
2 ヒートシンク
2a 開放周縁部
3 光源部
4 キャップ体
5 レンズ体
6 止着リング
7 連熱板
8 口金
9 絶縁キャップ
10 筐体
20 開口溝
21 支持台
22 上板部
22a 通孔
22b 通孔
30 LEDモジュール
30a 通孔
30b 通孔
30c 支持孔
31 取り付けネジ
40 凹陥部
40a 通孔
40b 通孔
40c 雌ネジ溝
41 上板部
41a 通孔
42 屈曲部
43 突起
44 通孔
45 段差部
50 大径部
51 フランジ部
52 レンズ部
53 支持脚
53a 嵌合突起
60 段差溝
61 雄ネジ部
62 環状円板部
62a 通孔
63 周壁部
63b 長溝
71 凸部
90 挿入部
90a 雌ネジ部
90b 突起部
91 連結部
100 金属板
100R 領域
100a 外周縁
100b 外縁部
101 スリット
102 中心板部
103 細板部

Claims (9)

  1. 外周部にヒートシンクを有する筐体内に光源部を設けてなる照明装置であって、
    前記ヒートシンクを、先端側が開放された略筒状に構成するとともに、
    該ヒートシンクの先端側の開放周端部と前記光源部が発する光を筐体外部に導くために先端側に設けられるレンズ体との間の隙間を塞ぐキャップ体を設け、
    該キャップ体を良熱伝導性の素材より構成し、
    該キャップ体の中央側に、基端方向に陥没して前記光源部及びレンズ体を収納支持する凹陥部を設け、
    前記光源部に生じる熱が該キャップ体を通じて前記ヒートシンクの開放周端部から該ヒートシンクに伝熱されることを特徴とする照明装置。
  2. 前記ヒートシンクの内側に、基端側から先端方向に起立して前記キャップ体の凹陥部を支持する支持台を設けてなり、前記光源部に生じる熱が前記キャップ体及び前記支持台を通じて前記ヒートシンクに伝熱される請求項1記載の照明装置。
  3. 前記キャップ体における前記ヒートシンクの開放周端部とレンズ体との間に位置する先端側壁部に、外気流通用の通孔を周方向に沿って複数設け、且つ前記ヒートシンクの外周壁部に、縦方向に長い外気流通用の開口溝を周囲に複数設けてなる請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 前記キャップ体が金属板をプレス加工してなり、前記凹陥部が該金属板の中央板部を絞り加工して形成したものである請求項1〜3の何れか1項に記載の照明装置。
  5. 前記ヒートシンクが金属板をプレス加工してなり、前記支持台が該金属板の中央板部を絞り加工して形成したものである請求項2記載の照明装置。
  6. 前記ヒートシンクが、金属板を中心側の所定領域を残して該領域の外縁部から金属板の外周縁にわたるスリットを放射状に複数形成したうえ、前記所定領域の中心板部と前記スリット間に形成された同じく放射状に延びる複数の細板部とよりなる金属板の少なくとも前記細板部を、該細板部の外周側が中心側よりも軸方向先端側となるように軸方向に湾曲変形させることにより、変形した前記細板部間に縦方向に長い外気流通用の前記開口溝が形成された前記外周壁部を形成してなる請求項3記載の照明装置。
  7. 前記各細板部を、前記湾曲変形とともに縦方向全長にわたって内側面が凹んだ断面視略V字状、略U字状又は略コ字状に屈曲変形させてなる請求項6記載の照明装置。
  8. 前記光源部が、複数のLED素子を実装したLEDモジュールよりなる請求項1〜7の何れか1項に記載の照明装置。
  9. 前記筐体の基端側に口金を設け、電球型ランプとして構成してなる請求項1〜8の何れか1項に記載の照明装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015022977A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 Necライティング株式会社 発光装置用筐体、発光装置及び発光装置用筐体の製造方法
JP2019036398A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明用光源及び照明装置
JP2019220491A (ja) * 2015-02-23 2019-12-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明用光源及び照明装置

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