JP2013070693A - スプラウト栽培装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 老若男女どなたでも家庭や職場で簡便にスプラウト野菜を育て、食し、手軽に四季を通じて楽しむスプラウト栽培装置 を提供する。
【解決手段】 発芽条件の適度な温度、水分、遮光等の環境を満足させるために保水、通気性の高い大鋸屑と粉炭混合物を培地(9)に使い、培 地パイプ(2)下端より高い位置に水受円板(4)を設けて余分な水切をはかり、培地パイプ(2)上端に水分、空気は通すが光をさ えぎる遮光キャップ組立(20)を被せて発芽生育を促進しカビの発生を軽減した事を特徴とするスプラウト栽培装置
【選択図】図1
【解決手段】 発芽条件の適度な温度、水分、遮光等の環境を満足させるために保水、通気性の高い大鋸屑と粉炭混合物を培地(9)に使い、培 地パイプ(2)下端より高い位置に水受円板(4)を設けて余分な水切をはかり、培地パイプ(2)上端に水分、空気は通すが光をさ えぎる遮光キャップ組立(20)を被せて発芽生育を促進しカビの発生を軽減した事を特徴とするスプラウト栽培装置
【選択図】図1
Description
本発明は、家庭で手軽に発芽野菜を育て食するためのスプラウト栽培装置に関するものである。
スプラウト野菜として代表されるものとして、古くは豆もやしがあげられ、日常安価で栄養に富んだ食材としてスーパーで販売されている。最近はビタミン、ミネラル豊富なスプラウト野菜として、カイワレ大根、ブロッコ リー、蕎麦などの若芽が生育環境の水分、温度、日光などをコンピューターで管理された野菜工場から生産供給されている。家庭用としては、ネットなどでも種子と容器セットで販売されております。
特開2008−265767 特開2010−239890
そこで、出願人もスプラウト種子(防カビ剤などで種子をコーティングしてないもの)を購入して説明書通り栽培するが、根腐れやカビが発生したりと、諸問題発生して食するまでにはなかなか至らなかった。
そのために、次のような問題点があった。
(イ)特に夏場は水が直ぐに根腐れが発生する。
(ロ)無事発芽してもカビ発生が生じる。
(ハ)室温の低い冬などは生育に時間が掛かり過ぎる。
(二)培地に土を使うと栽培後の処理が面倒である。
本発明は上記の問題点をを解決するためになされたものである。
(イ)特に夏場は水が直ぐに根腐れが発生する。
(ロ)無事発芽してもカビ発生が生じる。
(ハ)室温の低い冬などは生育に時間が掛かり過ぎる。
(二)培地に土を使うと栽培後の処理が面倒である。
本発明は上記の問題点をを解決するためになされたものである。
すなわち、請求項1記載のスプラウト栽培装置は加熱減菌した大鋸屑に粉炭を混合した培地(9)を培地パイプ(2)内にメッシュ円板(3)と水受け円板(4)とでサンドイッチにして水切りを良くしたことを特徴として成るスプラウト栽培装置である。
また請求項2記載のスプラウト栽培装置は前記培地パイプ(2)上端にソケット(1)幅20ミリが培地パイプ(2)内壁に10ミリ重ねて接着してあり植物の生長に合わせて遮光パイプ(24)で成長空間を延長出来ることを特徴として成るスプラウト栽培装置である。
また、請求項3記載のスプラウト栽培装置は前記培地パイプ(2)下端で培地(9)を水受円板(4)で受け更に、水受円板押えバネ(5)で培地パイプ(2)内壁に押止していることを特徴として成るスプラウト栽培装置である。
更にまた請求項4記載のスプラウト栽培装置は培地パイプ(2)上端及びソケット(1)に延長した遮光パイプ(24)上端に遮光パイプ組立(26)を被せて、遮光と通気性を高めていることを特徴として成るスプラウト栽培装置である。
更にまた請求項5記載のスプラウト栽培装置は前記水受円板(4)中心下部にフランジナット(8)が締着されてあり、水受皿(6)凹部中心点に接着された磁石(7)に吸着され容器の転倒、脱落を防止していることを特徴としているスプラウト栽培装置である。
本発明のスプラウト栽培装置は上述した手段により以下の効果を奏するものである。
培地(9)に加熱減菌した大鋸屑と粉炭を混合した両者は多孔質構造で水分子を取り込み易く、蒸発が少なく抗菌性がある。新鮮な水は培地パイプ(2)の撥水性で大きな水滴は重力で滴下排水、水受皿(6)の凹部で受けるので従来の脱脂綿や吸水マットで皿、トレイで育てる方法に比べてはるかに根腐れ軽減となっている。またカビ発生に於いても種蒔き後、速やかに遮光キャップ組立(20)を被せて育てるので空気中を浮遊する落下菌の侵入を防ぎ、かつ遮光、通気の両面をも満足させる構造となっています。栽培空間を最小限に留めてあり温度の低い冬場直接外気との接触も無いのでオープン空間での栽培に比べて生育が早い。
そして、収穫、食した後にメッシュ円板(3)、水受円板(4)を外すと有機可燃物だけとなるので一般ゴミとして処理出来る。
培地(9)に加熱減菌した大鋸屑と粉炭を混合した両者は多孔質構造で水分子を取り込み易く、蒸発が少なく抗菌性がある。新鮮な水は培地パイプ(2)の撥水性で大きな水滴は重力で滴下排水、水受皿(6)の凹部で受けるので従来の脱脂綿や吸水マットで皿、トレイで育てる方法に比べてはるかに根腐れ軽減となっている。またカビ発生に於いても種蒔き後、速やかに遮光キャップ組立(20)を被せて育てるので空気中を浮遊する落下菌の侵入を防ぎ、かつ遮光、通気の両面をも満足させる構造となっています。栽培空間を最小限に留めてあり温度の低い冬場直接外気との接触も無いのでオープン空間での栽培に比べて生育が早い。
そして、収穫、食した後にメッシュ円板(3)、水受円板(4)を外すと有機可燃物だけとなるので一般ゴミとして処理出来る。
以下、本発明の実施形態について図示をもって説明する。
図4は種を蒔く下準備のため、培地パイプ(2)に培地(9)を充填する図です。
培地受板(10)に培地パイプ(2)を被せます。パイプにメッシュ円板(3)を入れ、培地(9)そして水受円板(4)最後に水受円板押えバネ(5)で押さえます。
図4は種を蒔く下準備のため、培地パイプ(2)に培地(9)を充填する図です。
培地受板(10)に培地パイプ(2)を被せます。パイプにメッシュ円板(3)を入れ、培地(9)そして水受円板(4)最後に水受円板押えバネ(5)で押さえます。
前記図4組立関係を寸法的に説明します。培地受板(10)の凸部高さはソケット(1)の高さと等しくなっているので充填された培地(9)はメッシュ円板(3)からこぼれ難くなっています。メッシュ円板(3)水受円板(4)はソケット(1)外徑、培地パイプ(2)内徑と同じ寸法なのでメッシュ円板(3)はソケット(1)で止まります。培地(9)を押さえてある水受円板(4)を止めるため最後に水受円板押さえバネ(5)を入れます。このものは錆びない塩ビ製で両端を円中心に曲げてあり、ここを親指と人差し指で絞り培地パイプ(2)に差し込みます。 培地パイプ(2)の内壁を押し広げる方向に拡がります。フリクションを増すため外周に耐水ペーパーを張ると効果が増す。
図5は図4で準備出来た培地パイプ(2)の組立と培地受板(10)を天地返し、培地受板(10)を取り外し後にメッシュ円板(3)上に種を蒔いた状態であります。メッシュ目は3ミリ程でありカイワレ大根の種はこの目にはまり発芽目ぞろいが均等になる。目より小さな種もメッシュにより比較的均一に蒔くことが出来る。夏場では種蒔き後2〜3日で発芽します。その間は漏斗(21)を取り外した遮光キャップ組立(20)を被せて育てます。
図3は図5で発芽させたスプラウトが日ごとに成長しますので栽培パイプ(2)先端のソケット(1)まで芽伸びしましたらそのソケット(1)に遮光パイプ(24)をつなぎ栽培空間を延長します。ここで遮光キャップ組立(20)の構造を説明いたします。目的は遮光して発芽の手助けと空気中に浮遊するカビの原因となる落下菌侵入防止、パイプ内で発生する多量の湿気を外気レベルに調整、保温効果を高めるために栽培空間と外気とを遮断、これら用件を満足させるために栽培パイプ(2)より大きく幅25ミリのリングに通気孔(25)を空けた遮光板(22)をリングにはめ込みその下部に通気性があり遮光効果のあるスポンジを貼り付けてある。そして光を当てず給水するために遮光板(22)中心に4ミリの穴を開けて根元に届くほどの長さの管の下端に穴を開けた散水管(23)を通してして上端に漏斗(21)を付けて水を溢すことなく育った若芽の根元だけに効率良く万遍に与えることを可能にしました。この散水管(23)、漏斗(21)組立は目的に応じて遮光キャップ組立(20)と組み合わせて使用します。10センチくらいになるまではなるべく光に当てずもやし状態で育て最後に培地パイプ(2)にして日光に充分当ててあげると緑豊かな食べごろのカイワレ大根となります。
図2は栽培パイプ及びそれに伴う部材の分解斜視図です。前記説明してきたようにスプラウト栽培装置構成に於いて主たる部です。構成部材の水受皿(6)磁石(7)フランジナット(8)を除いては塩ビ、プラスチックを使ってカビ発生を軽減し洗浄すれば何度でも繰り返しの使用が可能です。水受板押えバネ(5)は培地パイプ(2)内径より大きく外周に耐水サンドペーパーを貼り付けてあり、培地パイプ(2)内壁との摩擦を大きくして水分を吸収し重くなった培地の重量に耐えるようになっています。水受皿(6)は厚めの木材の中心部をルーターで刳り貫き凹部を造り栽培パイプ(2)からの水を受けます。湿気で黒ずんだり、カビが発生するので耐水塗料を塗ってあります。
図1は本発明の栽培実施例の断面図であります。図2の分解斜視図の中で種蒔き後にカイワレ大根が生育したものです。漏斗(21)から給水された水は散水管を通り下端に空けてある複数の穴から左右に撒かれます。その水はメッシュ円板(3)を通過し培地(9)に染み渡り余分な水は水受円板(4)に溜まり培地パイプ(2)内壁を伝わり水受皿(6)の凹部に溜まるので従来の栽培法に比べて根腐れ、カビ発生、異臭の軽減に繋がっている。
スプラウト栽培だけでなくパンジー、小型薔薇、等室内で楽しむことが出来る。またパイプ径を大きくすればベランダ菜園なども可能である。
1 ソケット
2 培地パイプ
3 メッシュ円板
4 水受円板
5 水受円板押えバネ
6 水受皿
7 磁石
8 フランジナット
9 培地
10 培地受板
11 スプラウト種子
20 遮光キャップ組立
21 漏斗
22 遮光板
23 散水管
24 遮光パイプ
25 通気孔
26 遮光マット
27 水滴
2 培地パイプ
3 メッシュ円板
4 水受円板
5 水受円板押えバネ
6 水受皿
7 磁石
8 フランジナット
9 培地
10 培地受板
11 スプラウト種子
20 遮光キャップ組立
21 漏斗
22 遮光板
23 散水管
24 遮光パイプ
25 通気孔
26 遮光マット
27 水滴
Claims (5)
- 培地を培地パイプ内に収納し上端をメッシュ円板で下端を水受円板で受けるサンドイッチ状で育てる事を特徴とするスプラウト栽培装置。
- 前記培地パイプ上端には遮光パイプ接続用のソケットが取り付けられている事を特徴とする請求項1記載のスプラウト栽培装置。
- 前記培地パイプ下端で培地を水受円板で受け、水受円板押えバネで培地パイプ内壁に押止することを特徴とする請求項1,2、記載のスプラウト栽培装置。
- 前記培地パイプ及び遮光パイプ上端に遮光パイプ組立を被せて育てる事を特徴とする請求項1,2,3記載のスプラウト栽培装置。
- 前記培地パイプ内に組み上げた水受円板中心点下部にフランジナットが締着され、水受皿凹部中心点に接着された磁石に吸着されて培地パイプは保持されている事を特徴とする請求項1,2,3,4、記載のスプラウト栽培装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011226255A JP2013070693A (ja) | 2011-09-26 | 2011-09-26 | スプラウト栽培装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011226255A JP2013070693A (ja) | 2011-09-26 | 2011-09-26 | スプラウト栽培装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013070693A true JP2013070693A (ja) | 2013-04-22 |
Family
ID=48475712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011226255A Withdrawn JP2013070693A (ja) | 2011-09-26 | 2011-09-26 | スプラウト栽培装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2013070693A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015064944A1 (ko) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 손수호 | 소채류 재배장치 및 재배방법 |
CN104642079A (zh) * | 2014-06-24 | 2015-05-27 | 何叶 | 豆芽菜的培植方法 |
CN105873459A (zh) * | 2014-10-20 | 2016-08-17 | 菲利普莫里斯生产公司 | 疏水性包装材料 |
CN110946071A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-04-03 | 湖南省水稻研究所 | 一种水稻育种方法及育种发芽设备 |
-
2011
- 2011-09-26 JP JP2011226255A patent/JP2013070693A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015064944A1 (ko) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 손수호 | 소채류 재배장치 및 재배방법 |
KR101530196B1 (ko) * | 2013-11-01 | 2015-06-19 | 손수호 | 소채류 재배장치 및 재배방법 |
CN105682448A (zh) * | 2013-11-01 | 2016-06-15 | 孙守镐 | 蔬菜栽培装置及栽培方法 |
CN104642079A (zh) * | 2014-06-24 | 2015-05-27 | 何叶 | 豆芽菜的培植方法 |
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US10588346B2 (en) | 2014-10-20 | 2020-03-17 | Philip Morris Products S.A. | Hydrophobic wrapper |
CN110946071A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-04-03 | 湖南省水稻研究所 | 一种水稻育种方法及育种发芽设备 |
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20141202 |