JP2013064676A - 燃料性状検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サーミスタによる燃料の温度の検出感度が高く、燃料の性状の検出精度が高い燃料性状検出装置を提供する。
【解決手段】 燃料性状検出装置10は、互いに同軸上に配置される第1電極30および第2電極40を備える。サーミスタ50は第2電極40の内側に設けられる。サーミスタ50の抵抗体51は、保護体54に埋没することで燃料通路98から隔離される。円筒状の保護体54は、燃料通路内の燃料に浸漬され、第2電極40と同軸上に配置される。Oリング73は、第2電極40と保護体54との隙間を液密に封止する。これによれば、燃料通路98の燃料の熱はサーミスタ50に直接伝導するため、サーミスタ50の温度は時間差無く燃料の温度と同等になる。したがって、サーミスタ50による燃料の温度の検出感度が高い。よって、サーミスタ50による燃料の温度の検出誤差が小さく、燃料の性状の検出精度が高い。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料の性状を検出する燃料性状検出装置に関する。
従来、内燃機関に燃料を供給する燃料供給系統に設けられ、燃料のアルコール濃度、比誘電率または酸化状態など、燃料の性状を検出する燃料性状検出装置が知られている。
特許文献1には、液体の比誘電率を検出する液体性状検出装置が記載されている。この液体性状検出装置は、第1電極の流路内に挿入される有底筒状の第2電極と、第2電極内に設けられるサーミスタとを備えている。第2電極とサーミスタとの間には充填材が充填されている。液体性状検出装置は、電極間の静電容量と、サーミスタが間接的に検出する液体の温度とに基づき液体の比誘電率を求める。
特開2006−258135号公報
ところで、特許文献1に開示された液体性状検出装置では、流路内の液体の熱が第2電極および充填材を経由しサーミスタに伝導する。そのため、流路内の液体の熱がサーミスタに伝導するのにある程度の時間を要する。言い換えれば、サーミスタによる液体の温度の検出感度が低い。したがって、特許文献1に開示された液体性状検出装置を燃料の性状の検出に用いる場合、サーミスタによる燃料の温度の検出感度が低いことに起因し燃料の温度の検出誤差が大きくなる。よって、燃料の温度に基づき算出する燃料の性状の検出精度が低くなるという問題が発生する。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、サーミスタによる燃料の温度の検出感度が高く、燃料の性状の検出精度が高い燃料性状検出装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、通路形成部材が有する燃料通路内の燃料の性状を検出する燃料性状検出装置であって、取付部材、第1電極、第2電極、サーミスタおよびシール部材を備える。取付部材は、通路形成部材に取り付け可能である。第1電極は、取付部材から燃料通路内に延びる筒状である。第2電極は、第1電極の径内方向で取付部材から燃料通路内に延びる筒状であり、第1電極と同軸上に配置される。
サーミスタは、抵抗体、一対のリード線および保護体から構成される。抵抗体は、第2電極の径内方向に位置し、温度に応じて電気抵抗が変化する。リード線は、抵抗体に接続し、取付部材側に延びる。保護体は、抵抗体を燃料通路内の燃料から隔離し、燃料通路内の燃料に浸漬される。シール部材は、第2電極の内壁と保護体の外壁との間の隙間を液密に封止する。
このような構成の燃料性状検出装置によれば、燃料通路の燃料の熱はサーミスタに直接伝導する。そのため、サーミスタの温度は時間差無く燃料の温度と同等になる。したがって、サーミスタによる燃料の温度の検出感度が高いので、サーミスタによる燃料の温度の検出誤差が小さい。よって、燃料の温度に基づき算出する燃料の性状の検出精度が高い。
請求項2に記載の発明では、保護体は、抵抗体と、リード線のうち抵抗体に接続する端部とを埋設している。これによれば、燃料の熱が保護体を経由し抵抗体に伝わり易いので、サーミスタによる燃料の温度の検出感度が高い。そのため、サーミスタによる燃料の温度の検出誤差が小さく、燃料の性状の検出精度が高い。
請求項3に記載の発明では、保護体は第2電極の外側に突き出している。そのため、例えば電極の奥などに滞っている燃料ではなく、燃料通路を流れている燃料の温度を検出することができる。したがって、エンジンに供給される直前の燃料の性状をより正確に検出することができる。
請求項4に記載の発明では、第1電極の燃料通路側の端面は、第2電極の燃料通路側の端面と軸方向の位置が同じである。そのため、燃料通路の上流からサーミスタの保護体に向かう燃料が第1電極に阻まれることを回避することができる。つまり、例えば電極の奥などに滞っている燃料ではなく、燃料通路を流れている燃料の温度を検出することができる。したがって、エンジンに供給される直前の燃料の性状をより正確に検出することができる。
請求項5に記載の発明では、第1電極は、保護体に対し燃料通路の上流側に位置する第1通孔、および、保護体に対し燃料通路の下流側に位置する第2通孔を有する。これによれば、燃料通路の上流から燃料性状検出装置に向かう燃料が第1通孔を通じて保護体に導かれ、第2通孔を通じて燃料通路の下流に流れる。そのため、例えば電極の奥などに滞っている燃料ではなく、燃料通路を流れている燃料の温度を検出することができる。したがって、エンジンに供給される直前の燃料の性状をより正確に検出することができる。
請求項6に記載の発明では、保護体は、シール部材に対し燃料通路側で径外方向へ突き出し、シール部材の移動を規制する突起を有する。請求項7に記載の発明では、第2電極は、シール部材に対し燃料通路側で径内方向へ突き出し、シール部材の移動を規制する突起を有する。請求項8に記載の発明では、シール部材は、保護体の径外壁を被覆し、保護体と一体に形成される。そのため、燃料性状検出装置の組み付け時や使用時、シール部材の燃料通路への脱落を防止することができる。
本発明の第1実施形態による燃料性状検出装置が適用された燃料供給系統を示す構成図である。 図1の燃料性状検出装置および通路形成部材の断面図である。 図1の燃料性状検出装置の断面図である。 図1の燃料性状検出装置の各電極の先端の拡大図である。 図1の燃料性状検出装置の各電極間の燃料のエタノール濃度と、各電極間の燃料の温度と、各電極間の静電容量との関係を示す特性図である。 本発明の第2実施形態による燃料性状検出装置の各電極の先端の拡大図である。 本発明の第3実施形態による燃料性状検出装置の各電極の先端の拡大図である。 本発明の第4実施形態による燃料性状検出装置の各電極の先端の拡大図である。
以下、本発明の複数の実施形態による燃料性状検出装置を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料性状検出装置は、図1に示す自動車用の燃料供給系統で用いられる。この燃料供給系統は、図示しないエンジンに燃料を供給するシステムであり、燃料タンク90、燃料ポンプ91、タンク内配管92、タンク外配管93、デリバリパイプ94、インジェクタ95および電子制御装置96等を備える。燃料タンク90内の燃料は、燃料ポンプ91によりタンク内配管92およびタンク外配管93を経由しデリバリパイプ94に圧送される。デリバリパイプ94内の燃料は、電子制御装置96により駆動されるインジェクタ95からエンジンの吸気管内や気筒内に噴射される。燃料性状検出装置10は、タンク内配管92とタンク外配管93とを接続する通路形成部材97に設置される。
燃料タンク90内には、例えばエタノールとガソリンとが混合されたエタノール混合ガソリン等が給油される。このエタノール混合ガソリンのエタノール濃度は0〜100[%]の間で適宜選択可能である。したがって、燃料タンク90内の燃料のエタノール濃度は、給油時点を境に変動する可能性がある。燃料性状検出装置10は、通路形成部材97内を流れる燃料のエタノール濃度を検出し、検出したエタノール濃度を示す電気信号を電子制御装置96に出力する。電子制御装置96は、燃料性状検出装置10が検出するエタノール濃度に応じてエンジンの燃料噴射量や燃料噴射時期などを制御することで、エンジンを最適条件で作動させる。この最適条件は、エンジンの排気中の有害物質量が可及的に少なくなること等を考慮し設定される。
図2に示すように、通路形成部材97は、燃料通路98と、燃料通路98から外部まで内外に貫通する電極挿入孔99とを有する。燃料性状検出装置10は、通路形成部材97の外壁のうち電極挿入孔99の開口部に取り付けられる。
図2および図3に示すように、燃料性状検出装置10は、取付部材20、第1電極30、第2電極40、サーミスタ50および回路部60等を備える。
取付部材20は、ハウジング部21、コネクタ部23および電極保持部25からなる。取付部材20は例えば樹脂製である。ハウジング部21は、通路形成部材97の外部に位置し、通路形成部材97とは反対側が開口する中空箱状である。ハウジング部21の開口は図示しないカバーにより塞がれる。ハウジング部21は回路部60を収容する。コネクタ部23は、回路部60に接続する複数の端子24を有する。端子24は、回路部60を電子制御装置96(図1参照)や図示しない電源等に接続する。電極保持部25は、ハウジング部21の底部の開口22縁から燃料通路98側に突き出すように中空円筒状に形成される。電極保持部25の先端は、通路形成部材97の電極挿入孔99に嵌合する。
取付部材20は、電極保持部25の外壁に係合するクリップ70により通路形成部材97に固定される。
第1電極30は、取付部材20の電極保持部25から燃料通路98内に延びる中空円筒状である。第1電極30は、例えばステンレス等の金属からなり、取付部材20の成形時に電極保持部25の径内方向に埋め込まれる。これにより、第1電極30の取付部材20側の端部31は、取付部材に固定される。第1電極30の端部31には端子32が接続する。第1電極30は、端子32を介して回路部60に電気的に接続する。
第1電極30の燃料通路98側の端部33は、内径および外径が端部31よりも小さく形成される。また、端部33は、燃料通路98の流通方向に貫通する第1通孔35および第2通孔36を有する。第1通孔35および第2通孔36は、端部33の端面34に形成されている切り欠きである。第1通孔35は、サーミスタ50の上流側に位置し、燃料通路98の上流から燃料性状検出装置10に向かう燃料を電極間に導入する。第2通孔36は、サーミスタ50の下流側に位置し、電極間の燃料を燃料通路98の下流側に排出する。
図2に示すように、第1電極30と通路形成部材97との間の隙間は、Oリング71により液密に封止される。これにより、第1電極30と通路形成部材97との間からの燃料の漏れが防止される。
第1電極30は、端部31と端部33との間で径外方向へ突き出す鍔部37を形成する。鍔部37は、Oリング71の燃料通路98への脱落を防止する。
図2〜図4に示すように、第2電極40は、第1電極30の内側に位置する中実筒状の電極ホルダ74から燃料通路98内に延びる中空円筒状である。第2電極40は、例えばステンレス等の金属からなり、第1電極30と同軸上に配置される。
第2電極40は、電極ホルダ74の成形時に取付部材20側の端部41が電極ホルダ74内に埋め込まれる。電極ホルダ74は、取付部材20に例えば熱かしめで固定される。これにより、第2電極40は、電極ホルダ74を介して取付部材20に固定される。例えば樹脂製である電極ホルダ74は、第1電極30と第2電極40とを互いに絶縁する。
第2電極40の端部41には端子42が接続する。第2電極40は、端子42を介して回路部60に電気的に接続する。第2電極40の燃料通路98側の端部43の端面44は、第1電極30の端面34と軸方向位置が同じである。
第2電極40と第1電極30との間の隙間は、Oリング72により液密に封止される。これにより、第2電極40と第1電極30との間からの燃料の漏れが防止される。第1電極30の端部31と端部33との間の段差は、Oリング72の燃料通路98への脱落を防止する。
燃料通路98内を燃料が流れるとき第1電極30と第2電極40との間には燃料が満たされる。このとき、第1電極30および第2電極40は、燃料を誘電体とするコンデンサを構成する。
サーミスタ50は、抵抗体51、リード線52、53および保護体54から構成される。
抵抗体51は、温度に応じて電気抵抗が変化する特性を有する。抵抗体51は、第2電極40の端面44の内側に配置される。リード線52、53は、抵抗体51と回路部60とを電気的に接続する。
保護体54は、抵抗体51を被覆し、抵抗体51とリード線52、53の端部とを埋没することで抵抗体51を燃料通路98から隔離する。保護体54は、円筒状に形成され、第2電極40と同軸上に配置される。保護体54の外壁と第2電極40の内壁との間に形成される径方向の隙間は、周方向で同じである。保護体54は、リード線52、53の接続側とは反対側が第2電極40の外側に突き出し、燃料通路98内に露出している。これにより保護体54は、燃料通路98内の燃料に浸漬される。燃料通路98内の燃料の熱は、保護体54に直接伝導可能である。保護体54は、耐燃料性がある例えばガラスや樹脂等の絶縁体からなる。
保護体54と第2電極40との間の隙間は、「シール部材」としてのOリング73により液密に封止される。Oリング73は、ゴム弾性を持つ材料、例えばゴムからなり、径方向に圧縮された状態で上記隙間内に嵌められる。ここで、保護体54および第2電極40は熱膨張率が互いに異なるため、保護体54と第2電極40との間の隙間量は温度変化に応じて変化する。Oリング73は、上記隙間量の変化に従って変形し、保護体54と第2電極40との間からの燃料の漏れを防止する。
サーミスタ50は、先ず抵抗体51にリード線52、53を例えばはんだ付け等で接続し、次に上記抵抗体51が設置された成形型内に保護体54の基になる溶融ガラスや溶融樹脂などを注入することによって作られる。そして、サーミスタ50は、電極ホルダ74の成形時に第2電極40と共に電極ホルダ74内に埋め込まれる。
回路部60は、取付部材20のハウジング部21に固定される基板61と、基板61上の複数の電子部品からなる濃度算出手段62とを備える。
濃度算出手段62は、第1電極30と第2電極40との間の充放電により第1電極30と第2電極40との間の静電容量を算出する。また、濃度算出手段62は、サーミスタ50の電気抵抗に基づき燃料通路98内の燃料の温度を算出する。
ここで、電極間の静電容量は、燃料の誘電率によって変化する。また、燃料の誘電率は、燃料のエタノール濃度および燃料の温度によって変化する。濃度算出手段62は、上記特性を利用し、例えば図5に示す関係から電極間の静電容量と燃料の温度とに基づき燃料のエタノール濃度を算出する。
以上説明したように、第1実施形態による燃料性状検出装置10は、互いに同軸上に配置される第1電極30および第2電極40を備える。サーミスタ50は、第2電極40の内側に設けられ、抵抗体51、一対のリード線52、53および保護体54から構成される。抵抗体51は、第2電極40の径内方向に位置し、温度に応じて電気抵抗が変化する。リード線52、53は、抵抗体51に接続し、取付部材20側に延びる。保護体54は、抵抗体51を被覆し、抵抗体51とリード線52、53の端部とを埋没することで抵抗体51を燃料通路98から隔離し、燃料通路内の燃料に浸漬される。保護体54は、円筒状に形成され、第2電極40と同軸上に配置される。Oリング73は、第2電極40の内壁と保護体54の外壁との間の隙間を液密に封止する。
これによれば、燃料通路98の燃料の熱はサーミスタ50に直接伝導する。そのため、サーミスタ50の温度は時間差無く燃料の温度と同等になる。したがって、サーミスタ50による燃料の温度の検出感度が高い。よって、サーミスタ50による燃料の温度の検出誤差が小さいので、燃料の性状の検出精度が高い。
また、第1実施形態では、保護体54は、抵抗体51とリード線52、53のうち抵抗体51に接続する端部とを埋没している。これによれば、抵抗体51と保護体54との間に空間が無く、燃料の熱が抵抗体51に伝わり易いので、サーミスタ50による燃料の温度の検出感度が高い。
また、第1実施形態では、保護体54は第2電極40の外側に突き出している。
また、第1電極30の燃料通路98側の端面34は、第2電極40の燃料通路98側の端面44と軸方向の位置が同じである。そのため、燃料通路98の上流からサーミスタ50の保護体54に向かう燃料は、第1電極30に阻まれることがない。
また、第1電極30は、保護体54に対し燃料通路98の上流側に位置する第1通孔35、および、保護体54に対し燃料通路98の下流側に位置する第2通孔36を有する。これによれば、燃料通路98の上流から燃料性状検出装置10に向かう燃料が第1通孔35を通じて保護体54に導かれ、第2通孔36を通じて燃料通路98の下流に流れる。
したがって、例えば電極の奥などに滞っている燃料ではなく、燃料通路98を流れている燃料の温度を検出することができる。そのため、エンジンに供給される直前の燃料の性状をより正確に検出することができる。
また、第1実施形態では、保護体54は、円筒状に形成され、第2電極40と同軸上に配置される。また、保護体54の外壁と第2電極40の内壁との間に形成される径方向の隙間は、周方向で同じである。そのため、Oリング等の簡易なシール部材で保護体54の外壁と第2電極40の内壁との隙間を液密に封止することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による燃料性状検出装置を図6に基づき説明する。図6に示すように、第2実施形態では、サーミスタ80の保護体81は、Oリング73に対し燃料通路98側で径外方向へ突き出し、Oリング73の移動を規制する環状の突起82を有する。そのため、燃料性状検出装置の組み付け時や使用時、Oリング73の燃料通路98への脱落を防止することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による燃料性状検出装置を図7に基づき説明する。図7に示すように、第3実施形態では、第2電極84は、Oリング73に対し燃料通路98側で径内方向へ突き出し、Oリング73の移動を規制する環状の突起85を有する。そのため、燃料性状検出装置の組み付け時や使用時、Oリング73の燃料通路98への脱落を防止することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による燃料性状検出装置を図8に基づき説明する。図8に示すように、第4実施形態では、シール部材87は、サーミスタ50の保護体54の径外壁とリード線側の端部の外壁とを被覆し、保護体54と一体に形成される。そのため、燃料性状検出装置の組み付け時や使用時、シール部材87の燃料通路98への脱落を防止することができる。
(他の実施形態)
上述した複数の実施形態では、電極間の電気的特性から燃料に含まれるエタノール濃度を検出する燃料性状検出装置について説明した。これに対し、本発明の他の実施形態では、燃料性状検出装置は、電極間の電気的特性から例えば燃料の酸化状態等を検出するものであってもよい。
上述した複数の実施形態では、燃料性状検出装置は、電極間の静電容量を検出することで燃料の誘電率から燃料の性質及び状態を検出した。これに対し、本発明の他の実施形態では、電極間の抵抗値を検出することで燃料の導電率から燃料の性質及び状態を検出してもよい。
本発明の他の実施形態では、燃料性状検出装置は、エタノール以外のアルコールとガソリンとが混合されたアルコール混合ガソリンのアルコール濃度を検出するものであってもよい。
本発明の他の実施形態では、第1電極および第2電極は、円筒状に限らず、筒状であればよい。
本発明の他の実施形態では、サーミスタの保護体が第2電極外に突き出していなくてもよい。すなわち、サーミスタの保護体全部が第2電極内に設けられてもよい。要するに、サーミスタの保護体は、燃料通路に露出し、燃料通路内の燃料に浸漬されればよい。
本発明の他の実施形態では、第1電極の燃料通路側の端面は、第2電極の燃料通路側の端面と軸方向位置が異なっていてもよい。
本発明の他の実施形態では、燃料性状検出装置は、燃料供給装置ではなく、内燃機関に燃料を供給する燃料供給系統の別の箇所に設けられてもよい。例えば、燃料性状検出装置は、燃料供給装置とデリバリパイプとを接続する燃料配管の途中やデリバリパイプに設けられてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
10 ・・・燃料性状検出装置
20 ・・・取付部材
30 ・・・第1電極
40、84・・・第2電極
51 ・・・抵抗体
52、53・・・リード線
54、81・・・保護体
50、80・・・サーミスタ
73 ・・・Oリング(シール部材)
87 ・・・シール部材
97 ・・・通路形成部材
98 ・・・燃料通路

Claims (8)

  1. 通路形成部材が有する燃料通路内の燃料の性状を検出する燃料性状検出装置であって、
    前記通路形成部材に取り付け可能な取付部材と、
    前記取付部材から前記燃料通路内に延びる筒状の第1電極と、
    前記第1電極の径内方向で前記取付部材から前記燃料通路内に延び、前記第1電極と同軸上に配置される筒状の第2電極と、
    前記第2電極の径内方向に位置し、温度に応じて電気抵抗が変化する抵抗体、当該抵抗体に接続し、前記取付部材側に延びる一対のリード線、および、前記抵抗体を前記燃料通路内の燃料から隔離し、前記燃料通路内の燃料に浸漬される保護体、からなるサーミスタと、
    前記第2電極の内壁と前記保護体の外壁との間の隙間を液密に封止するシール部材と、
    を備えることを特徴とする燃料性状検出装置。
  2. 前記保護体は、前記抵抗体と、前記リード線のうち前記抵抗体に接続する端部とを埋設していることを特徴とする請求項1に記載の燃料性状検出装置。
  3. 前記保護体は前記第2電極の外側に突き出していることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料性状検出装置。
  4. 前記第1電極の前記燃料通路側の端面は、前記第2電極の前記燃料通路側の端面と軸方向の位置が同じであることを特徴とする請求項3に記載の燃料性状検出装置。
  5. 前記第1電極は、前記保護体に対し前記燃料通路の上流側に位置する第1通孔、および、前記保護体に対し前記燃料通路の下流側に位置する第2通孔を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料性状検出装置。
  6. 前記保護体は、前記シール部材に対し前記燃料通路側で径外方向へ突き出し前記シール部材の移動を規制する突起を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料性状検出装置。
  7. 前記第2電極は、前記シール部材に対し前記燃料通路側で径内方向へ突き出し前記シール部材の移動を規制する突起を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料性状検出装置。
  8. 前記シール部材は、前記保護体の径外壁を被覆し、前記保護体と一体に形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料性状検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170003265A1 (en) * 2013-12-09 2017-01-05 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Sensor device

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