JP2013062746A - 色見本候補印刷物の作成方法、及び評価判定シートの作成方法 - Google Patents

色見本候補印刷物の作成方法、及び評価判定シートの作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】色見本を表すための色データを容易に特定することのできる色見本候補印刷物の作成方法等を提供することを課題とする。
【解決手段】色見本とすべき色を有する色見本対象物の三刺激値(X,Y,Z)を測定し、所定の色データに変換する。変換した色データを基準色データとし、基準色データによって表される色と近似する色を表すための複数の異なる近似色データを生成する。基準色データ及び生成された複数の近似色データと、これらの色データによって印刷される各カラーパッチとの対応関係を保持させた上で、基準色データ及び生成された複数の近似色データに従って各カラーパッチを印刷した色見本候補印刷物を作成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、目的とする色を出力するための色データを特定する技術分野に関する。
従来、評価対象物の色を目視で読み取り、予め用意されている色見本と対比することにより評価対象物に対する評価を下す、ということが行われている。
例えば、特許文献1には、電解液の検査方法が開示されており、不良電解液の色を色見本とし、検査対象の電解液の色が色見本と同じ色或いは近似する色であるか否かによって、検査対象の電解液が不良か否かを判定する。
また、特許文献2〜4には、尿や血液などの体液中のアルブミン、グルコース、白血球、pH、蛋白等の存在や量などを測定するための方法や道具について開示されている。これらによれば、体液に所定の試薬を調合して得られた色と色見本との比較を、効率的又は正確に行うことができる。
一方で、これらの検査では色見本との比較が行われることから、色見本の表す色が正確であることが厳格に要求される。また、これらの色見本は大量に作成する必要があるため、印刷機等で出力できるように正確な色見本を出力するための色データを特定することが要求される。
特開平7−35739号公報 特開平9−105747号公報 特開2001−264327号公報 特開2007−101482号公報
こうした要求に対して、これまでは、色見本とすべき色(目的とする色)が印刷されるまで、色データを微調整しながら印刷と確認を繰り返すといった手法や、目的とする色と近似する異なる色を表すカラーパッチを数百点から数千点印刷し、何れのカラーパッチが目的とする色と一致するか(或いは近似するか)を確認するといった手法が取られており、何れの手法も、多大な時間と労力を要していた。
本発明は、このような問題等に鑑みて為されたもので、色見本を表すための色データを容易に特定することのできる色見本候補印刷物の作成方法等を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、色見本の候補となる色をそれぞれ表す複数のカラーパッチが印刷された色見本候補印刷物の作成方法であって、前記色見本とすべき色を有する色見本対象物の三刺激値(X,Y,Z)を測定する測定工程と、前記測定された三刺激値(X,Y,Z)を、所定の色データに変換する変換工程と、前記変換された色データを基準色データとし、前記基準色データによって表される色と近似する色を表すための複数の異なる近似色データを生成する近似色データ生成工程と、前記基準色データ及び前記生成された複数の近似色データと、これらの色データによって印刷される各カラーパッチとの対応関係を保持させる保持工程と、前記基準色データ及び前記生成された複数の近似色データに従って各カラーパッチを印刷する印刷工程と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、色見本候補印刷物には、色見本対象物から測定された三刺激値(X,Y,Z)に基づくカラーパッチを基準に、近似色を表す複数のカラーパッチが印刷されるが、基準となるカラーパッチの色が色見本対象物の有する色と極めて近似するため、近似色を表すカラーパッチの数を少なくすることができる。したがって、色見本とすべき色を表すカラーパッチを容易に特定し、延いては、保持工程で保持された対応関係からそのカラーパッチの色データを容易に特定することができる。
請求項2に記載の発明は、前記測定工程では、前記色見本対象物に対して背面から光を透過させた状態で、当該色見本対象物の前記三刺激値(X,Y,Z)を測定し、前記色見本対象物を透過させずに前記光の三刺激値(Xn,Yn,Zn)を測定する光測定工程と、前記光測定工程で測定された三刺激値(Xn,Yn,Zn)におけるYn値を「100」とするための正規化係数を導出し、導出した正規化係数に基づいて前記測定工程で測定された三刺激値(X,Y,Z)を正規化する正規化工程と、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の色見本候補印刷物の作成方法である。
一般的に、色見本対象物に対して背面から光を透過させた状態で当該色見本対象物の三刺激値(X,Y,Z)を測定した場合には、Yの値が「100」を超えてしまい、所定の色データに変換することができなかったり、出力することができなかったりするが、この発明によれば、Yの値をそういった不具合が生じないような好適な値に正規化することができる。
請求項3に記載の発明は、前記印刷工程では、各カラーパッチを、当該カラーパッチの表す色の濃淡に従って順に並べて印刷することを特徴とする請求項1又は2に記載の色見本候補印刷物の作成方法である。
この発明によれば、色見本候補印刷物に印刷されたカラーパッチが濃淡に従って順に並んでいるので、カラーパッチの中から色見本とすべき色を選択する場合に、色見本対象物と各カラーパッチとを順に比較できるので、迅速に選択することができる。
請求項4に記載の発明は、前記変換工程では、前記測定された三刺激値(X,Y,Z)を、Lab値、CMYK値又はRGB値の何れかの色データに変換することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の色見本候補印刷物の作成方法である。
請求項5に記載の発明は、前記色見本は、評価対象物を色により評価する際の前記評価が切り替わる境界となる境界色であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の色見本候補印刷物の作成方法。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一項に記載の色見本候補印刷物の作成方法により作成された色見本候補印刷物を用いて、評価対象物を色により評価する際の色見本が印刷された評価判定シートを作成する作成方法であって、前記色見本候補印刷物に印刷されたカラーパッチの中から、前記色見本対象物の有する色と同じ色を表すカラーパッチを特定するカラーパッチ特定工程と、前記保持工程で保持された対応関係を参照し、前記特定されたカラーパッチに対応する色データを特定する色データ特定工程と、前記特定された色データに従って前記色見本を印刷する色見本印刷工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、色見本候補印刷物には、色見本対象物から測定された三刺激値(X,Y,Z)に基づくカラーパッチを基準に、近似色を表す複数のカラーパッチが印刷されるが、基準となるカラーパッチの色が色見本対象物の有する色と極めて近似するため、近似色を表すカラーパッチの数を少なくすることができる。したがって、色見本とすべき色を表すカラーパッチを容易に特定し、延いては、保持工程で保持された対応関係からそのカラーパッチの色データを容易に特定することができる。
(A)は、培地収納済シャーレSが載置されていない状態の評価判定シート1の一例を示す図である。(B)は、培地収納済シャーレSが載置されている状態の評価判定シート1一例を示す図である。 バリエーションチャートVCの一例を示す図である。 評価判定シート1の作成手順の一例を示すフローチャートである。 バリエーションチャートVCの作成手順の一例を示すフローチャートである。 (A)は、各カラーパッチPの色を表すLab値の規定方法の一例を説明するためのカラーテーブルの例図である。(B)は、(A)の規定方法にしたがって具体的なLab値を記述した際のカラーテーブルの一例である。 カラーパッチPの色を段階的に変化させる場合におけるカラーテーブルの一例である。 培地収納済シャーレSが載置されている状態の評価判定シート1Aの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、少なくとも光を透過する部分を有し、当該部分が有色である評価対象物について、当該部分の色が第1の色(「第1境界色」という。)と第2の色(「第2境界色」という。)と同じか又は両者の間に含まれる場合には可と評価し、第1境界色と第2境界色の間に含まれない場合には不可と評価する。
評価対象物としては、例えば、光透過性基材に着色した物や、肉や魚の切り身などの生鮮食品、尿や血液などの体液などを適用することができる。本実施形態では、評価対象物が、羊などの動物の血液を養分として含む寒天培地が収納され、蓋がされたシャーレ(「培地収納済シャーレ」という。)である場合について説明する。培地収納済シャーレは、底面から光を拡散照射すると光が透過するようになっており、寒天培地に不純物が混じっていないかを容易に確認できるようになっている。また、本実施形態では、培地収納済シャーレについて可/不可の評価を行う場合に底面(背面)から光を照射した状態で行うこととする。
[1.評価判定シートの概要]
まず、図1(A)、(B)を用いて、培地収納済シャーレSについて可/不可の評価を行う際に用いられる評価判定シート1について説明する。図1(A)は、培地収納済シャーレSが載置されていない状態の評価判定シート1を示す図であり、図1(B)は、培地収納済シャーレSが載置されている状態の評価判定シート1を示す図である。評価判定シート1は、無色の光透過性フィルムに、第1境界色11及び第2境界色12が印刷されてできており、両者の間には培地収納済シャーレSを載置すべき位置を示す載置位置指示線Lが培地収納済シャーレSの形状に基づいて円形状に設けられており、その内部に載置領域13が形成されている。評価を行う場合には、図1(B)に示すように、載置位置指示線Lと培地収納済シャーレSの縁が重なるように培地収納済シャーレSを載置するようになっている。第1境界色11及び第2境界色12は、培地収納済シャーレSの可/不可を色で判定するための境界色(培地収納済シャーレSを色により評価する際の評価が切り替わる境界となる境界色)である。一方、載置領域13は、載置位置指示線Lにより他の領域と区切られているだけで無色である。載置位置指示線Lは、任意の色の線とすることができるが、評価をする際の邪魔にならないように無彩色の線とするのが好ましい。また、図1(A)では、載置位置指示線Lを点線で示しているが、実線又は一点鎖線、二点鎖線など任意の形態の線とすることができる。載置領域13は、第1境界色11と第2境界色12の間に形成されていることから、培地収納済シャーレSの色(具体的には、培地収納済シャーレS内の培地Mの色)が、第1境界色と第2境界色と同じか又は両者の間の色であるか否かを、容易に判定することができる。
培地収納済シャーレSについての評価は、評価判定シート1をビューワーに設置し、更に、評価判定シート1の載置領域13に培地収納済シャーレSを載置して行う。ビューワーは、載置面と、載置面の裏側から光を照射する光源部とを有し、載置面は磨りガラス状になっており光源部から照射された光が一様に拡散するようになっている。この構成により、載置面に物体を載置すると、該物体の全体に背面から光が均一に照射される。
[2.バリエーションチャートの概要]
次に、図2を用いて、バリエーションチャートの概要について説明する。バリエーションチャートは、評価判定シート1の第1境界色11又は第2境界色12の色を選択するために用いられ、第1境界色11を選択するためのバリエーションチャート(「第1用バリエーションチャート」という。)と、第2境界色12を選択するためのバリエーションチャート(「第2用バリエーションチャート」という。)が作成される。
図2に示すように、バリエーションチャートVCは、無色の光透過性フィルムに、評価判定シート1の第1境界色11(又は第2境界色12)の候補となる色を表す複数のカラーパッチP(本実施形態では、27個のカラーパッチP1〜P27)が印刷されている。
[3.評価判定シート1の作成方法]
次に、図3を用いて評価判定シート1の作成方法について説明する。
図3に示すように、評価判定シート1を作成するに当たり、まず、第1用バリエーションチャートVCと、第2用バリエーションチャートVCを作成する(ステップS1)。なお、バリエーションチャートVCの作成方法については後述する。
次いで、第1用バリエーションチャートのカラーパッチP1〜P27の中から、評価判定シート1の第1境界色11とすべき色のカラーパッチPを選択する(ステップS2)。具体的には、第1用バリエーションチャートの各カラーパッチP1〜P27と、後述の第1境界色とすべき色を有する見本となる培地収納済シャーレSとを比較し、同一又は最も近似するカラーパッチPを選択する。同様に、第2用バリエーションチャートのカラーパッチP1〜P27の中から、評価判定シート1の第2境界色12とすべき色のカラーパッチPを選択する(ステップS3)。なお、ステップS2及びステップS3については、人間が目視によって行うこととしてもよいし、また、両者をカメラで撮影した撮影画像をコンピュータに入力して、コンピュータが同一色/近似色特定処理(入力された撮影画像から、第1境界色(又は第2境界色)とすべき色を有する培地収納済シャーレSの色と、同一色又は近似色を有するカラーパッチPを特定する処理)を実行することにより行うこととしてもよい。
次いで、それぞれ選択されたカラーパッチPを印刷する際の基となった色データを用いて第1境界色11及び第2境界色12を印刷する(ステップS4)。これにより、評価判定シート1が作成される。なお、載置位置指示線Lについては、いずれかの工程で印刷することとしてもよいし、或いは、予め載置位置指示線Lが印刷されたフィルムに第1境界色11及び第2境界色12を印刷することとしてもよい。
[4.バリエーションチャートVCの作成方法]
次に、図4及び図5を用いてバリエーションチャートVCの作成方法について説明する。なお、第1用バリエーションチャートと第2用バリエーションチャートの作成方法は同様なので、ここでは、第1用バリエーションチャートの作成方法について説明し、第2用バリエーションチャートの作成方法については説明を省略する。
まず、ビューワーの載置面に何もおいていない状態で、載置面上方から載置面を透過した透過光を、分光測色計を用いて測定して完全拡散反射面の三刺激値(Xn,Yn,Zn)を取得する(ステップS11)。なお、ステップS11及び後述のステップS12において分光測色計を用いて行う測定は、培地収納済シャーレSについて評価を行う場合と同様に、ビューワーの光源部から光を照射した状態、すなわち、載置面の背面から光を照射した状態で行う。
次いで、ビューワーの載置面に第1境界色とすべき色を有する見本となる培地収納済シャーレS(「第1見本品」という。)を載置した状態で、載置面上方から第1見本品を透過した透過光を、分光測色計を用いて測定して三刺激値(X,Y,Z)を取得する(ステップS12)。なお、見本となる、第1境界色を有する培地収納済シャーレSを決定する際には、規格(例えば、JIS(Japanese Industrial Standards)、ISO(International Organization for Standardization))やこれに準じて決定することとしてもよいし、要求される品質に応じて決定することとしてもよい。ステップS11で取得された三刺激値(Xn,Yn,Zn)と、ステップS12で取得された三刺激値(X,Y,Z)は、コンピュータに入力される。なお、コンピュータにはバリエーションチャート作成用プログラムがインストールされている。
次いで、コンピュータは、バリエーションチャート作成用プログラムを実行することにより、ステップS12で取得された三刺激値(X,Y,Z)に対して、Yn値による正規化を行う(ステップS13)。具体的には、まず、ステップS11で取得された三刺激値(Xn,Yn,Zn)のYnを「100」に正規化するための正規化係数を算出する。ここでは、Ynを正規化係数で割ることにより「100」となるような正規化係数を算出する。なお、「100」となるような正規化係数を算出する理由は、反射光を測定した場合におけるYnの上限が「100」であることによる。次いで、算出した正規化係数を用いて、ステップS12で取得された三刺激値(X,Y,Z)の各要素を割ることにより正規化を行う。ここで、一例として、(Xn,Yn,Zn)=(990,900,720)であって、(X,Y,Z)=(270,180,36)であった場合について説明する。この場合、Ynが「900」なので正規化するための正規化係数は「9」となる。そして、(270,180,36)の各要素を「9」で割ることにより、正規化された三刺激値(X,Y,Z)= (30,20,4)を得ることができる。
次いで、コンピュータは、バリエーションチャート作成用プログラムを実行することにより、ステップS13で正規化された三刺激値(X,Y,Z)を変換し、Lab値を取得する(ステップS14)。三刺激値(X,Y,Z)からLab値への変換方法については公知の変換方法等を用いることができる。
次いで、コンピュータは、バリエーションチャート作成用プログラムを実行することにより、ステップS14で取得したLab値を基準に後述するカラーテーブルを作成する(ステップS15)。カラーテーブルは、バリエーションチャートVCに印刷される各カラーパッチP1〜P27の色を規定するテーブルである。カラーテーブルの作成方法は、様々想定されるが、ここでは図5を用いてその一例について説明する。なお、図5(A)、(B)中に示す「パッチNO」により各カラーパッチPと色データの対応関係を判別できるようになっており、例えば、パッチNOが「10」であるLab値は、カラーパッチP10の色を表すための色データであることを判別できるようになっている。
図5(A)は、バリエーションチャートVCにおける各カラーパッチPの色を表すLab値の規定方法の一例を説明するための図である。まず、図5(A)に示すように、ステップS14で取得されたLab値は、基準となるカラーパッチP14を表す色データ(すなわち、基準色データ)として記述される。また、図5(A)の例では、基準色データを基準にL値、a値、b値の各要素を所定値(ΔL、Δa、Δb)だけ加算又は減算、或いはそのままとした計27通りのLab値が算出され、それぞれカラーテーブルに記述される。ΔL、Δa、Δbの値は、要求される精度等によってそれぞれ任意に設定することができ、例えば、「1」以下の値を設定することができる。このように、カラーテーブルには、基準色データの一部(L値、a値及びb値の少なくとも何れか一方の値)を当該一部のデータの種別に応じて設定される所定値(ΔL、Δa、Δb)だけ変化させた近似色データが生成され、記述される。但し、ここで説明した一例とは異なる方法で、基準となるカラーパッチP14以外のカラーパッチPの色データを設定することとしてもよい。なお、作成されたカラーテーブルは、コンピュータ内の記憶装置又は外部記憶装置に記憶され、後からパッチNOに基づいて各カラーパッチPの色データを特定できるようになっている。
図5(B)は、図5(A)を用いて説明した規定方法にしたがって具体的な数値を記述した際のカラーテーブルの一例である。具体的には、ステップS14で取得したLab値が(38,64,41)であり、ΔL=Δa=Δb=1であった場合の例である。
次いで、コンピュータは、バリエーションチャート作成用プログラムを実行することにより、ステップS15で作成したカラーテーブルに基づいて各カラーパッチP1〜P27を印刷するよう、印刷機に命令する(ステップS16)。これにより、バリエーションチャートVCが作成される。
以上説明したように、本実施形態では、第1境界色11(又は第2境界色12)(「色見本」の一例)の候補となる色をそれぞれ表す複数のカラーパッチP1〜P27が印刷されたバリエーションチャートVC(「色見本候補印刷物」の一例)を作成する場合、第1境界色11(又は第2境界色12)とすべき色を有する見本となる培地収納済シャーレS(「色見本対象物」の一例)の三刺激値(X,Y,Z)を測定し(ステップS12(「測定工程」の一例))、測定した三刺激値(X,Y,Z)を所定の色データ(本実施形態では、Lab値)に変換し(ステップS14(「変換工程」の一例))、変換した色データを基準色データとし、基準色データによって表される色と近似する色を表すための複数の異なる近似色データを生成し(ステップS15(「近似色データ生成工程」の一例))、基準色データ及び生成された複数の近似色データと、これらの色データによって印刷される各カラーパッチP1〜P27との対応関係を示すカラーテーブルを記憶装置等に記憶(保持)させ(ステップS15(「保持工程」の一例))、基準色データ及び生成された複数の近似色データに従って各カラーパッチP1〜P27を印刷する(ステップS16(「印刷工程」の一例))。
本実施形態で説明した方法で作成されるバリエーションチャートVCには、第1境界色11(又は第2境界色12)とすべき色を有する培地収納済シャーレSから測定された三刺激値(X,Y,Z)に基づくカラーパッチP14を基準に、近似色を表す複数のカラーパッチP1〜P13、P15〜P27が印刷されるが、基準となるカラーパッチP14の色が第1境界色11(又は第2境界色12)とすべき色を有する培地収納済シャーレSの色と極めて近似するため、近似色を表すカラーパッチPの数を少なく(本実施形態では26個)することができる。したがって、第1境界色11(又は第2境界色12)とすべき色を表すカラーパッチPを容易に特定することができ、また、記憶装置等に記憶(保持)されたカラーテーブルからその特定したカラーパッチPの色データを容易に特定することができる。
また、本実施形態のように、光を透過する部分を有する培地収納済シャーレSを評価する場合には、培地収納済シャーレSを透過させずに直接、載置面を透過した透過光の刺激値(Xn,Yn,Zn)を測定する(ステップS11(「光測定工程」の一例))とともに、第1境界色11(又は第2境界色12)とすべき色を有する培地収納済シャーレS(「見本対象部」の一例)に対して背面から光を透過させた状態で測定した三刺激値(X,Y,Z)を測定し(ステップS12(「測定工程」の一例))、三刺激値(Xn,Yn,Zn)におけるYn値を「100」とするための正規化係数に基づいて、三刺激値(X,Y,Z)を正規化するのが好ましい(ステップS13(「正規化工程」の一例))。一般的に、光を透過する部分を有する物体に対して背面から光を透過させた状態で当該対象物の三刺激値(X,Y,Z)を測定した場合には、Yの値が「100」を超えてしまい、Lab値などの色データに変換することができなかったり、出力することができなかったりするが、三刺激値(X,Y,Z)を正規化することでそういった不具合の発生を防ぐことができる。
また、バリエーションチャートVCにカラーパッチPを印刷する際には、カラーパッチPの色が段階的に変化するように印刷することとしてもよい。例えば、図6に示すように、バリエーションチャートVCの中央に位置するカラーパッチP14の色データ(すなわち、基準色データ)をステップS14で取得されたLab値とする。そして、基準色データからL値のみを「0.1」ずつ下げていった値を、それぞれパッチNO「13」〜「1」に対応するカラーパッチPの色データ(すなわち、近似色データ)とし、また、基準色データからa値のみを「0.1」ずつ上げていった値を、それぞれパッチNO「15」〜「27」に対応するカラーパッチPの色データ(すなわち、近似色データ)とする。このように各カラーパッチPの色データを定めた場合には、カラーパッチPの色が段階的に変化するように並べて印刷される。なお、ここでは、L値のみ、又はa値のみを変化させる場合について説明したが、例えば、基準色データで表される色をディスプレイに表示させて、そこからL値、a値及びb値の少なくとも何れかの値を徐々に変化させて色を確認しながら、カラーパッチPの色が段階的に変化するよう、各カラーパッチPの色データを決めることとしてもよい。但し、各カラーパッチPの色データを決めた場合には、カラーテーブルを作成するなど、各カラーパッチPの色データを後から特定できるように対応付けて保持しておく必要がある。
このように、カラーパッチPの色が段階的に変化するように印刷することにより、カラーパッチP1〜P27の中から第1境界色11(又は第2境界色12)とすべき色を選択する場合に、第1境界色(又は第2境界色)とすべき色を有する見本となる培地収納済シャーレSと各カラーパッチPとを、中央付近に印刷されたカラーパッチP(例えば、カラーパッチP14)から順に比較できるので、迅速に選択することができる。
なお、本実施形態では、所定の色データとしてLab値を用いて説明したが、Lab値の代わりにCMYK値やRGB値を用いることもできる。
また、本実施形態では、バリエーションチャートVCに印刷されたカラーパッチPの中から、第1境界色11(又は第2境界色12)とすべき色を表すカラーパッチPを選択した後に、該カラーパッチPのLab値を取得しようとする場合には、記憶装置等に記憶されたカラーテーブルを参照する必要があるが、例えば、バリエーションチャートVC内の、各カラーパッチPの脇にそれぞれ、当該カラーパッチPのLab値を印字する(「基準色データ及び生成された複数の近似色データと、これらの色データによって印刷される各カラーパッチとの対応関係を保持させる」ことの一例)こととしてもよい。この場合、第1境界色11(又は第2境界色12)とすべき色を表すカラーパッチPを選択すると、その脇に印字された文字から、選択したカラーパッチPのLab値を特定することができる。
また、シャーレはバリエーションチャートVC(フィルム)より厚みがあって光の透過量が少ないため、培地収納済シャーレSとバリエーションチャートVCの両者に背面から光を透過させた場合にバリエーションチャートVCに印刷されたカラーパッチPの色が明るくなってしまう場合がある。この状態で、カラーパッチP1〜P27の中から第1境界色11(又は第2境界色12)とすべき色を選択してしまうと適切な色を選択できないといった不都合が生じる場合がある。こういった場合の対策として、バリエーションチャートVCを複数枚重ねたり、バリエーションチャートVCを厚みのある光透過基板に貼付又は直接印刷したりして、バリエーションチャートVCにおける光の透過量を調整する対策が考えられる。また、カラーパッチPを印刷する前工程で、フィルムの表面又は裏面或いはその双方に、透過する光の一部を遮るための遮光層(例えば、白色の遮光層)を印刷することとしてもよい。更に、フィルム自体を、顔料を混入させた樹脂フィルムとすることにより、光の透過量を調整することとしてもよい。なお、評価判定シート1についても培地収納済シャーレSの培地Mの色と第1境界色11(又は第2境界色12)の色とを比較する際に、同様の問題が生じるので、同様の対策を施すのが好ましい。
また、本実施形態では、バリエーションチャートVCを、評価判定シート1の第1境界色11(又は第2境界色12)とすべき色を選択するために用いたが、バリエーションチャートVCによれば、ターゲット(紙媒体、透明媒体、粉末・・)と完全に見た目が一致する印刷物が作成できるため、その他用途(例えば、薬品の反応色見本(pH値と対応するリトマス試験紙の反応色等)の色を選択すること)にも利用することができる。
また、本実施形態では、バリエーションチャートVCは、光を透過する部分を有する評価対象物の評価を背面から光を照射した状態で行う場合に用いる評価判定シート1の第1境界色11又は第2境界色12を決定するために用いた。これに加えて、バリエーションチャートVCは、光を透過する部分を有する評価対象物の評価を背面から光を照射していない状態で行う場合、又は光を透過する部分を全く有さない評価対象物の評価を行う場合に用いる評価判定シート1の第1境界色11又は第2境界色12を決定するためにも用いることもできる。但し、この場合のバリエーションチャートVCを作成する場合には、ステップS12において分光測色計を用いて行う測定を、背面から光を照射しない状態で行うこととする。
また、培地収納済シャーレSを評価する場合に、本実施形態の評価判定シート1の代わりに、図7に示す評価判定シート1Aを用いることもできる。評価判定シート1Aには、第1境界色11及び第2境界色12の間に、培地収納済シャーレSを載置すべき位置を示す載置位置指示線LAが矩形状に培地収納済シャーレSの大きさよりも大きく設けられており、その内部に載置領域13Aが形成されている。評価を行う場合には、載置領域13A内に培地収納済シャーレSを載置するようになっている。なお、図7の例では、載置領域13Aが矩形状となっているが、培地収納済シャーレSを載置すべき位置が示されればいいので、その他の形状(例えば、円形状)の載置領域13Aとなるように載置位置指示線LAを設けることとしてもよい。
1 評価判定シート
11 第1境界色
12 第2境界色
13 載置領域
S 培地収納済シャーレ
L 載置位置指示線
VC バリエーションチャート
P1〜P27 カラーパッチ

Claims (6)

  1. 色見本の候補となる色をそれぞれ表す複数のカラーパッチが印刷された色見本候補印刷物の作成方法であって、
    前記色見本とすべき色を有する色見本対象物の三刺激値(X,Y,Z)を測定する測定工程と、
    前記測定された三刺激値(X,Y,Z)を、所定の色データに変換する変換工程と、
    前記変換された色データを基準色データとし、前記基準色データによって表される色と近似する色を表すための複数の異なる近似色データを生成する近似色データ生成工程と、
    前記基準色データ及び前記生成された複数の近似色データと、これらの色データによって印刷される各カラーパッチとの対応関係を保持させる保持工程と、
    前記基準色データ及び前記生成された複数の近似色データに従って各カラーパッチを印刷する印刷工程と、
    を含むことを特徴とする色見本候補印刷物の作成方法。
  2. 前記測定工程では、前記色見本対象物に対して背面から光を透過させた状態で、当該色見本対象物の前記三刺激値(X,Y,Z)を測定し、
    前記色見本対象物を透過させずに前記光の三刺激値(Xn,Yn,Zn)を測定する光測定工程と、
    前記光測定工程で測定された三刺激値(Xn,Yn,Zn)におけるYn値を「100」とするための正規化係数を導出し、導出した正規化係数に基づいて前記測定工程で測定された三刺激値(X,Y,Z)を正規化する正規化工程と、
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の色見本候補印刷物の作成方法。
  3. 前記印刷工程では、各カラーパッチを、当該カラーパッチの表す色の濃淡に従って順に並べて印刷することを特徴とする請求項1又は2に記載の色見本候補印刷物の作成方法。
  4. 前記変換工程では、前記測定された三刺激値(X,Y,Z)を、Lab値、CMYK値又はRGB値の何れかの色データに変換することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の色見本候補印刷物の作成方法。
  5. 前記色見本は、評価対象物を色により評価する際の前記評価が切り替わる境界となる境界色であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の色見本候補印刷物の作成方法。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の色見本候補印刷物の作成方法により作成された色見本候補印刷物を用いて、評価対象物を色により評価する際の色見本が印刷された評価判定シートを作成する作成方法であって、
    前記色見本候補印刷物に印刷されたカラーパッチの中から、前記色見本対象物の有する色と同じ色を表すカラーパッチを特定するカラーパッチ特定工程と、
    前記保持工程で保持された対応関係を参照し、前記特定されたカラーパッチに対応する色データを特定する色データ特定工程と、
    前記特定された色データに従って前記色見本を印刷する色見本印刷工程と、
    を含むことを特徴とする評価判定シートの作成方法。
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