JP2013062197A - 制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池が発電する余剰電力を有効活用できるようにする。
【解決手段】需要家1に設けられた複数の負荷40の総消費電力量に合わせて発電を行うSOFC10aを用いて、複数の負荷40に電力を供給する電力システムにおいて、複数の負荷40を制御するHEMS100は、総消費電力量に余剰電力量を加えた発電量でSOFC10aが発電を行う余剰電力モードにおいて、複数の負荷40の中から選択した少なくとも1つの負荷40の消費電力量を増加するよう制御する負荷制御部133を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池などの発電装置を用いて負荷に電力を供給する電力システムにおいて当該負荷を制御する制御装置及び制御方法に関する。
電力の需要家(住宅など)における電力系統の補助電源として、燃料電池の普及が進んでいる。燃料電池は、天然ガスなどから取り出した水素と空気中の酸素との化学反応により電気を作り出す発電装置である。燃料電池は、その発電原理に起因して、発電量を急激に変更できないことが知られている。
一方で、近年では、大規模停電や電気料金などの電力事情、あるいは環境意識の高まりなどにより、系統からの電力に依存せずに、燃料電池によって需要家内の負荷の消費電力を全て賄いたいというニーズがあると考えられる。
特許文献1には、系統の停電時において、自立運転を行う燃料電池によって、自立運転用コンセントに接続される負荷の消費電力を賄う電力システムが開示されている。当該電力システムは、余剰電力消費用のヒーターを有しており、停電時には、燃料電池が定格出力電力量での発電を維持するように、当該ヒーターの消費電力量を増減する。
特開2008−152997号公報
特許文献1に記載に記載の電力システムは、停電時に燃料電池が定格出力電力量での発電を維持することで、自立運転用コンセントに接続される負荷の急激な消費電力変動に対応できるものの、次のような問題がある。具体的には、燃料電池が発電する余剰電力を消費する負荷がヒーターに限定されており、余剰電力を有効活用できないという問題があった。
そこで、本発明は、燃料電池が発電する余剰電力を有効活用できる制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。
本発明に係る制御装置の特徴は、需要家(需要家1)に設けられた複数の負荷(負荷40)の総消費電力量に合わせて発電を行う燃料電池(例えばSOFC10a)を用いて、前記複数の負荷に電力を供給する電力システムにおいて、前記複数の負荷を制御する制御装置(例えばHEMS100)であって、前記総消費電力量に余剰電力量を加えた発電量で前記燃料電池が発電を行う余剰電力モードにおいて、前記複数の負荷の中から選択した少なくとも1つの負荷の消費電力量を増加するよう制御する負荷制御部(負荷制御部133)を有することを要旨とする。
本発明に係る制御装置の他の特徴は、上述した特徴において、前記負荷制御部は、前記余剰電力モードにおいて、前記選択した負荷の消費電力量を増加するよう制御した後、前記負荷制御部による制御以外の要因で前記総消費電力量が増加した場合に、前記選択した負荷のうち少なくとも1つの負荷の消費電力を減少するよう制御することを要旨とする。
本発明に係る制御装置の他の特徴は、上述した特徴において、前記余剰電力モードは、系統(系統2)の停電時において適用されることを要旨とする。
本発明に係る制御装置の他の特徴は、上述した特徴において、消費電力量に関する消費電力情報を、前記複数の負荷毎に記憶する消費電力情報記憶部(負荷情報記憶部132)をさらに有し、前記負荷制御部は、前記余剰電力モードにおいて、前記消費電力情報に基づいて、前記余剰電力量の範囲内で前記複数の負荷のうち消費電力量を増加させるべき少なくとも1つの負荷を選択し、当該選択した負荷の消費電力量を増加するよう制御することを要旨とする。
本発明に係る制御装置の他の特徴は、上述した特徴において、消費電力量を増加させるべき優先度を示す優先度情報を、前記複数の負荷毎に記憶する優先度情報記憶部(負荷情報記憶部132)をさらに有し、前記負荷制御部は、前記余剰電力モードにおいて、前記優先度情報に基づいて、前記複数の負荷のうち前記優先度が高い負荷を優先的に選択し、当該選択した負荷の消費電力量を増加するよう制御することを要旨とする。
本発明に係る制御装置の他の特徴は、上述した特徴において、消費電力量を増加させる制御を許可するか否かを示す制御可否情報を、前記複数の負荷毎に記憶する制御可否情報記憶部(負荷情報記憶部132)をさらに有し、前記負荷制御部は、前記余剰電力モードにおいて、前記制御可否情報に基づいて、前記複数の負荷のうち消費電力量を増加させる制御が許可されている負荷を選択し、当該選択した負荷の消費電力量を増加するよう制御することを要旨とする。
本発明に係る制御方法の特徴は、需要家に設けられた複数の負荷の総消費電力量に合わせて発電を行う燃料電池を用いて、前記複数の負荷に電力を供給する電力システムにおいて、前記複数の負荷を制御する制御方法であって、前記総消費電力量に余剰電力量を加えた発電量で前記燃料電池が発電を行う余剰電力モードにおいて、前記複数の負荷の中から選択した少なくとも1つの負荷の消費電力量を増加するよう制御するステップを有することを要旨とする。
本発明によれば、燃料電池が発電する余剰電力を有効活用できる制御装置及び制御方法を提供できる。
本発明の実施形態に係る電力システムのブロック図である。 本発明の実施形態に係る各負荷に対するグループ分けを説明するための図である。 本発明の実施形態に係る省エネモード及び余剰電力モードのそれぞれにおける各負荷の状態及び消費電力量を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るHEMSでの停電開始時処理フローのフロー図である。 本発明の実施形態に係るHEMSでの余剰電力制御処理(すなわち、図4のステップS400)の動作フロー図である。 本発明の実施形態に係るHEMSでの余剰電力制御指令動作(すなわち、図5のステップS490)の動作フロー図である。 本発明の実施形態に係るHEMSでの停電中処理フローのフロー図である。 本発明の実施形態に係る余剰電力制御の具体例を説明するための図である(その1)。 本発明の実施形態に係る余剰電力制御の具体例を説明するための図である(その2)。 本発明の実施形態に係る余剰電力制御の具体例を説明するための図である(その3)。 本発明の実施形態に係る余剰電力制御の具体例を説明するための図である(その4)。 本発明の実施形態に係る余剰電力制御の対象とすべき負荷及び優先度を設定する際の表示部の表示画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る余剰電力制御の解除動作を説明するための図である(その1)。 本発明の実施形態に係る余剰電力制御の解除動作を説明するための図である(その2)。 本発明の実施形態に係る電力システムの変更例のブロック図である。
図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態に係る図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)電力システムの全体構成
まず、本実施形態に係る電力システムの全体構成を説明する。図1は、本実施形態に係る電力システムのブロック図である。図1において、ブロック間の実線は電力線を示し、ブロック間の破線は制御線を示す。なお、制御線は、有線に限らず無線であってもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る電力システムは、発電所が発電した交流電力が流れる系統2と、系統2から交流電力の供給を受ける需要家1と、を有する。
需要家1は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)ユニット10と、SOFCユニット10と系統2との間に設けられた分電盤30と、分電盤30から交流電力が供給される複数の負荷40と、需要家1内の電力管理を行うための宅内エネルギー管理システム(HEMS)100と、を含む。本実施形態において、HEMS100は、負荷40を制御する制御装置に相当する。
SOFCユニット10は、発電を行うSOFC10aと、SOFC10aの発電電力を直流から交流に変換して出力するパワーコンディショナ(PCS)10bと、を含む。
SOFC10aは、燃料電池の一種であり、天然ガスなどから取り出した水素と空気中の酸素との化学反応により発電を行い、発電した直流電力を出力する。なお、化学反応の際に発生する熱を熱交換によりお湯にして貯湯槽に貯える構成(いわゆる、コジェネレーションシステム)としてもよい。
本実施形態では、SOFC10aの発電量はHEMS100によって制御される。詳細には、SOFC10aは、負荷40の総消費電力量を示す情報をHEMS100から受信すると、当該総消費電力量を目標発電量として発電を行う。このように、負荷40の総消費電力量に追従して発電を行うよう制御する態様は「負荷追従制御」と称される。
なお、通常時には、負荷追従制御を行うSOFC10aは、負荷40の総消費電力量の急激な増加に対応できなくても、総消費電力量に対する発電電力量の不足分を系統2から賄うことができる。これに対し、系統2の停電時には、総消費電力量に対する発電電力量の不足分を系統2から賄うことができない。
PCS10bは、SOFC10aを逆潮流無しで系統2に連系する系統連系装置である。PCS10bは、SOFC10aから入力された発電電力を交流に変換し、電力線を介して発電電力(交流)を分電盤30に出力する。
分電盤30は、PCS10bが出力する発電電力を複数の負荷40に分電する。分電盤30は、PCS10bが出力する発電電力が負荷40の総消費電力未満であるときには、不足分の電力を系統2から受電(すなわち、買電)して、発電電力及び買電電力を負荷40に供給する。また、本実施形態では、分電盤30は、入出力電力に関する計測を行うための電流センサや電圧センサを含み、これらのセンサの計測データを、制御線を介してHEMS100に送信する。
負荷40は、分電盤30から発電電力及び/又は買電電力が供給され、供給された電力を消費して動作する。本実施形態では、負荷40は、照明器具40aや、エアコン40b、給湯器40cなどを含む。負荷40は、制御線を介してHEMS100との通信を行うための通信部41を含む。なお、各負荷40に個別の通信部41が設けられてもよく、複数の負荷40で1つの通信部41を共用してもよい。負荷40のそれぞれは、HEMS100からの制御指令に応じて運転状態の切り替えを行うように構成される。
HEMS100は、省エネのために需要家1内の電力管理を行うものであり、各負荷40を制御する機能と、各負荷40に関する状態を監視・表示する機能とを有する。HEMS100は、外部ネットワークとの通信を行うように構成されてもよい。
(2)HEMSの構成
次に、HEMS100の構成を説明する。HEMS100は、各種の制御を行うための制御部130と、制御部130に接続された通信部110と、制御部130に接続された表示部120a及び入力部120bと、を含む。
通信部110は、制御部130の制御下で、負荷40に設けられた通信部41との通信を行う。
表示部120aは、例えば液晶パネルを用いて構成されており、制御部130の制御下で各種の表示を行う。入力部120bは、例えば複数のボタンを用いて構成されており、ユーザからの入力操作を受け付ける。表示部120a及び入力部120bは、個別に設けられる場合に限らず、タッチパネルとして一体化されていてもよい。
制御部130は、メモリやプロセッサを用いて構成されており、省エネモード及び余剰電力モードを制御する。本実施形態では、余剰電力モードは、系統2の停電時に適用されるモードである。余剰電力モードの詳細については後述する。
制御部130は、電力情報取得部131と、負荷情報記憶部132と、負荷制御部133と、表示制御部134と、を含む。
電力情報取得部131は、分電盤30からの計測データに基づいて、負荷40の総消費電力量を定期的に取得する。あるいは、電力情報取得部131は、負荷40の通信部41からの計測データが得られる場合には、当該計測データに基づいて負荷40の総消費電力量を定期的に取得してもよい。電力情報取得部131は、負荷40の総消費電力量を取得すると、取得した総消費電力量を示す情報を、制御線を介してSOFC10aに送信する。上述したように、SOFC10aは、負荷40の総消費電力量を示す情報をHEMS100から受信すると、当該総消費電力量を目標発電量として発電を行う。
また、電力情報取得部131は、分電盤30からの計測データに基づいて、系統2の停電を検知する。あるいは、電力情報取得部131は、PCS10bとの通信が可能である場合には、PCS10bからの停電発生の通知に基づいて、系統2の停電を検知してもよい。電力情報取得部131は、系統2の停電を検知すると、予め設定されている余剰電力量を取得し、当該余剰電力量を示す情報を、上述した負荷40の総消費電力量を示す情報と共に、SOFC10aに送信する。
SOFC10aは、負荷40の総消費電力量を示す情報と余剰電力量を示す情報とをHEMS100から受信すると、当該総消費電力量及び当該余剰電力量との和を目標発電量として発電を行う。
なお、負荷40の総消費電力量を示す情報と余剰電力量を示す情報とをSOFC10aに送信する場合に限らず、当該総消費電力量及び当該余剰電力量との和を示す情報をSOFC10aに送信してもよい。SOFC10aは、当該総消費電力量及び当該余剰電力量との和を示す情報をHEMS100から受信すると、当該総消費電力量及び当該余剰電力量との和を目標発電量として発電を行う。
負荷情報記憶部132は、各負荷40に関する情報を記憶する。図2は、各負荷40に対するグループ分けを説明するための図である。図2に示すように、本実施形態では、売電できない余剰電力がある場合の負荷制御方法を定めるために、各負荷40を3つのグループに分類している。
第1のグループは、省エネ機能を持つ負荷からなるグループである。第1のグループに属する負荷40は、通常時は省エネ運転させることで、消費電力を抑えて電気代を抑えるように構成されている。しかし、消費電力を抑えているため、本来の能力を制限している。
第2のグループは、電気代が安価な夜間などに運転する負荷からなるグループである。第2のグループに属する負荷40は、昼間よりも安価な夜間電力を使うことで電気代を抑えるように構成されている。しかし、昼間の電気代が安い場合は、運転しても問題のない負荷である。
第3のグループは、ユーザの許可があれば自動的に運転させても問題のない負荷からなるグループである。第3のグループに属する負荷40は、ユーザが当該負荷40を運転させる準備が整っていればいつ運転させても問題のない負荷である。
図3は、省エネモード及び余剰電力モードのそれぞれにおける各負荷の状態及び消費電力量を説明するための図である。負荷制御部133は、系統2の停電が検知された場合に、省エネモードから余剰電力モードに移行する。負荷情報記憶部132は、図3に示す消費電力情報を予め記憶している。なお、当該消費電力情報は、ユーザが手動で入力してもよく、外部ネットワークから取得してもよい。
図3に示すように、第1のグループに属するエアコン、冷蔵庫、照明器具、パソコン、テレビ、ウォシュレット便座については、省エネモードでは省エネ運転、余剰電力モードではフルパワー運転又は通常運転を行うよう定められている。また、第3のグループに属する洗濯機、乾燥機、自動食器洗い機については、省エネモードでは待機状態、余剰電力モードでは動作状態になるよう定められている。第3のグループに属する急速充電器については、省エネモードでは通常充電、余剰電力モードでは急速充電を行うよう定められている。
また、負荷情報記憶部132は、負荷40毎に、消費電力量を増加させる制御(以下、「余剰電力制御」と称する)の対象とすべき優先度の情報(以下、適宜「優先度情報」と称する)を記憶している。当該優先度情報は、ユーザが手動で設定してもよく、負荷制御部133が自動で設定してもよい。以下においては、ユーザが手動で優先度情報を設定するケースを主として説明する。
さらに、負荷情報記憶部132は、負荷40毎に、余剰電力制御を許容するか否かを示す情報(以下、適宜「制御可否情報」と称する)を記憶していてもよい。当該制御可否情報は、ユーザが手動で設定してもよく、負荷制御部133が自動で設定してもよい。以下においては、ユーザが手動で制御可否情報を設定するケースを主として説明する。制御可否情報の詳細については後述する。
このように、本実施形態において、負荷情報記憶部132は、消費電力情報を記憶する消費電力情報記憶部、優先度情報を記憶する優先度情報記憶部、及び制御可否情報を記憶する制御可否情報記憶部に相当する。
負荷制御部133は、電力情報取得部131により系統2の停電が検知された場合(すなわち、余剰電力モード)において、余剰電力制御の対象とする負荷40を選択する。詳細には、負荷制御部133は、電力情報取得部131により取得される余剰電力量と、負荷情報記憶部132が記憶している消費電力情報及び優先度情報と、に基づいて、余剰電力制御の対象とする負荷40を選択する。
本実施形態では、負荷制御部133は、優先度情報に基づく優先度が高い負荷40から順に、図3に示す消費電力情報に基づいて、省エネモードから余剰電力モードへ切り替えた場合の消費電力量の増加量を積算する。そして、積算値が余剰電力量に達するまでの各負荷40を、余剰電力制御の対象とする負荷40として選択する。負荷制御部133は、余剰電力制御の対象とする負荷40を選択すると、消費電力量を増加させるための制御指令を当該負荷40に対して送信するよう通信部110を制御する。
通信部110は、負荷制御部133の制御に応じて、消費電力量を増加させるための制御指令を当該負荷40に対して送信する。また、通信部110は、当該制御指令に対する当該負荷40の制御結果の通知を監視する。なお、負荷制御部133は、負荷40が制御指令に従わない場合(例えば、当該負荷40の電源が入っていない場合や、当該負荷40が既にフルパワーで運転している場合など)には、当該負荷40に代えて他の負荷40を改めて選択し、改めて選択した負荷40に対して制御指令を送信してもよい。
表示制御部134は、負荷情報記憶部132が記憶している負荷一覧や運転状態などを表示するよう表示部120aを制御する。表示部120aによる表示例については後述する。
(3)HEMSの動作
次に、停電時におけるHEMS100の動作をについて説明する。
(3.1)停電開始時処理フロー
図4は、HEMS100での停電開始時処理フローのフロー図である。
図4に示すように、ステップS100において、電力情報取得部131は、系統2の停電を検知する。
ステップS200において、電力情報取得部131は、負荷40の総消費電力量を取得する。なお、ステップS200は、ステップS100と同時、又はステップS100の前であってもよい。
ステップS300において、電力情報取得部131は、負荷40の総消費電力量を示す情報と余剰電力量を示す情報とをSOFC10aに送信する。SOFC10aは、負荷40の総消費電力量を示す情報と余剰電力量を示す情報とをHEMS100から受信すると、当該総消費電力量及び当該余剰電力量との和を目標発電量として発電を行う。
ステップS400において、負荷制御部133は、後述する余剰電力制御処理を行う。なお、SOFC10aは発電量を急激に増加させることができないため、ステップS300から一定時間経過後にステップS400を開始することが好ましい。
その後、後述する停電中処理フローに移行する。
(3.2)余剰電力制御処理フロー
図5は、HEMS100での余剰電力制御処理(すなわち、図4のステップS400)の動作フロー図である。
図5に示すように、ステップS410において、負荷制御部133は、電力情報取得部131から余剰電力量(余剰電力値)Zを取得する。
ステップS420において、電力情報取得部131は、余剰電力値Zが正であるか否かを確認する。余剰電力値Zが正である場合(ステップS420;YES)、処理がステップS430に進む。これに対し、余剰電力値Zがゼロ又は負である場合(ステップS420;NO)、処理が終了する。なお、ステップS420は省略してもよい。
ステップS430において、負荷制御部133は、負荷情報記憶部132が記憶している各負荷40の消費電力量情報に基づいて負荷データE[n]を取得する。負荷データE[n]は、需要家1に設けられた負荷40a〜負荷40nそれぞれについて、省エネモードから余剰電力モードへ切り替えた場合の消費電力の増加量を示す。
ステップS440において、消費電力量を増加させるべき負荷を選択するためのループ1に入る。ここで、負荷制御部133は、負荷40のインデックスである“i”に初期値“0”を設定し、余剰電力制御の対象とする負荷40をカウントするための変数“m”に初期値“0”を設定する。
ステップS450において、負荷制御部133は、負荷情報記憶部132が記憶している優先度情報に基づいて優先度の高い順に負荷40を選択し、当該選択した負荷40を余剰電力モードへ切り替えた場合の消費電力増加量をSに加算した結果を、積算値Sとして計算する。なお、Sの初期値はゼロである。
ステップS460において、負荷制御部133は、積算値Sが余剰電力値Z未満であるか否かを確認する。積算値Sが余剰電力値Z未満である場合(ステップS460;YES)、処理がステップS470に進む。これに対し、積算値Sが余剰電力値Z以上である場合(ステップS460;NO)、処理がステップS490に進む。
ステップS470において、負荷制御部133は、余剰電力制御の対象とする負荷40のリスト(以下、「制御リスト」と称する)Ecを更新する。詳細には、負荷制御部133は、ステップS450で選択した負荷40を制御リストEcに加える。
ステップS480において、処理がループ1の最初(すなわち、ステップS440)に戻る。2回目以降のループ1では、負荷40のインデックスである“i”がインクリメントされ、次に優先度の高い負荷について処理が行われる。
このようにして、負荷制御部133は、消費電力増加量の積算値Sが余剰電力値Z以上になるまで、余剰電力制御対象の負荷40を選出し、選出した負荷40の一覧である制御リストEcを作成する。
ステップS490において、負荷制御部133は、作成した制御リストEcに基づいて、余剰電力制御の対象となる負荷40への制御指令を送信するよう通信部110を制御する。
(3.3)余剰電力制御指令フロー
図6は、HEMS100での余剰電力制御指令動作(すなわち、図5のステップS490)の動作フロー図である。
図6に示すように、ステップS491において、負荷制御部133は、制御リストEc及び余剰電力制御対象数mを取得する。
ステップS492において、負荷制御部133は、余剰電力制御対象数mが0よりも多いか否かを確認する。余剰電力制御対象数mが0よりも多い場合(ステップS492;YES)、処理がステップS493に進む。これに対し、余剰電力制御対象数mが0以下である場合(ステップS492;NO)、処理が終了する。
ステップS493において、余剰電力制御対象の負荷40に対して制御指令を送信するためのループ2に入る。ここで、負荷制御部133は、負荷40のインデックスである“i”に初期値“0”を設定する。
ステップS494において、負荷制御部133は、制御リストEc中の負荷“i”が制御済みであるか否かを確認する。制御リストEc中の負荷“i”が制御済みである場合(ステップS494;YES)、処理がステップS497に進む。これに対し、制御リストEc中の負荷“i”が制御済みでない場合(ステップS494;NO)、処理がステップS495に進む。
ステップS495において、負荷制御部133は、制御リストEc中の負荷“i”に対応する負荷40に対して、余剰電力制御の制御指令を送信するよう通信部110を制御する。通信部110は、当該負荷40からの制御結果の通知を受信し、負荷制御部133は、当該余剰電力制御が成功したか否かを確認する。なお、負荷制御部133は、制御対象の負荷40の電源が入っていない場合や既にフルパワー状態の場合は、制御済みと判定してもよい。あるいは、当該負荷40に代えて他の負荷40を改めて選択し、改めて選択した負荷40に対して制御指令を送信してもよい。
ステップS496において、負荷制御部133は、制御リストEc中の負荷“i”についての制御結果に基づいて、負荷情報記憶部132が記憶している負荷運転状態を更新する。表示制御部134は、更新された負荷運転状態を表示するよう表示部120aを制御する。
ステップS497において、処理がループ2の最初(すなわち、ステップS493)に戻る。2回目以降のループ2では、負荷40のインデックスである“i”がインクリメントされ、次の負荷について処理が行われる。このようにして、負荷制御部133は、Ec[i]の制御結果を更新して全ての制御指令を行った後にループ2を抜ける。
(3.4)停電中処理フロー
図7は、HEMS100での停電中処理フローのフロー図である。本フローは、図4のステップS400の後に行われる。
ステップS500において、電力情報取得部131は、負荷40の総消費電力量を取得する。
ステップS600において、負荷制御部133は、電力情報取得部131がステップS500で取得した総消費電力量が、余剰電力制御以外の要因で増加したか否かを判定する。詳細には、負荷制御部133は、余剰電力制御による消費電力増加量よりも大きく総消費電力量が増加しているか否かを確認する。例えば、ユーザが、余剰電力制御の対象とされていない負荷40をフルパワー運転するよう操作した場合や、余剰電力制御の対象とされていない電源オフの負荷40を電源オンするよう操作した場合には、余剰電力制御以外の要因で総消費電力量が増加したと判定される。負荷制御部133は、余剰電力制御以外の要因で総消費電力量が増加したと判定すると、総消費電力量の増加量を取得する。
ステップS700において、負荷制御部133は、総消費電力量の増加量に応じて、余剰電力制御の対象としている負荷40のうち少なくとも1つの負荷40に対する余剰電力制御を解除するよう制御する。上述したように、SOFC10aは発電量を急激に増加させることができないため、余剰電力制御の対象としている負荷40(すなわち、余剰電力が割り当てられた負荷40)に対する余剰電力制御を解除することで、当該負荷40の消費電力量を減少して、総消費電力量の増加分を賄う。具体的には、余剰電力制御の対象負荷のうち、優先度の低い負荷の運転を余剰電力モードから省エネモード(あるいは通常モード)に切り替えるよう、対象負荷に制御指令を送信する。また、当該負荷を余剰電力制御対象リストから削除する。
このように、余剰電力制御の対象とされている負荷40(すなわち、余剰電力が割り当てられた負荷40)から、余剰電力制御の対象とされていない負荷40(すなわち、余剰電力が割り当てられていない負荷40)へ、余剰電力の割り当てを変更することで、SOFC10aの発電量を増加させることなく、総消費電力量の増加分を賄うことができる。
ステップS800において、電力情報取得部131は、負荷40の総消費電力量を取得する。
ステップS900において、電力情報取得部131がステップS800で取得した総消費電力量を示す情報と、余剰電力量を示す情報と、をSOFC10aに送信する。SOFC10aは、負荷40の総消費電力量を示す情報と余剰電力量を示す情報とをHEMS100から受信すると、当該総消費電力量及び当該余剰電力量との和を目標発電量として発電を行う。
ステップS1000において、負荷制御部133は、上述した余剰電力制御処理(図5参照)を行う。なお、SOFC10aは発電量を急激に増加させることができないため、ステップS900から一定時間経過後にステップS1000を開始することが好ましい。
ステップS1100において、電力情報取得部131は、系統2の停電が復旧したか否かを確認する。系統2の停電が復旧した場合(ステップS1100;YES)、処理がステップS1200に進む。系統2の停電が復旧しない場合(ステップS1100;NO)、処理がステップS500に戻る。
ステップS1200において、負荷制御部133は、余剰電力制御の対象としている各負荷40に対する余剰電力制御を解除するよう制御する。ここでは、余剰電力制御の対象となっている全負荷について解除の指令を送信する。その後、通常時の動作に復帰する。
(3.5)動作具体例
次に、HEMS100の動作具体例を説明する。
(3.5.1)余剰電力制御
図8〜図11を用いて、余剰電力制御の具体例を説明する。図8〜図11においては、負荷40としての照明器具40a、エアコン40b、給湯器40c、冷蔵庫40d、テレビ40eを例示している。さらに、HEMS100がSOFCユニット10及び各負荷40と無線により通信するケースを例示している。
図8に示すように、HEMS100の負荷制御部133は、停電検知後の余剰電力モードにおいて、余剰電力値を取得する。
その後、図9に示すように、HEMS100の負荷制御部133は、余剰電力制御の対象とした場合の消費電力増加量の積算値が余剰電力値を超えないように、管理している各負荷40のうち、余剰電力制御の対象とする負荷40を選択する。ここでは、エアコン40b、給湯器40c、テレビ40eを選択したとする。
その後、図10に示すように、HEMS100の負荷制御部133は、エアコン40b、給湯器40c、テレビ40eに対して制御指令を送信するようHEMS100の通信部110を制御する。詳細には、エアコン40bに対してフルパワー運転を指示する制御指令を送信し、給湯器40cに対して湯沸し開始を指示する制御指令を送信し、テレビ40eに対して通常運転を指示する制御指令を送信する(図3参照)。ただし、テレビ40eは電源が入っていないので、制御できないという結果を受け取っている。
その後、図11に示すように、HEMS100の負荷制御部133は、テレビ40eの代わりとして冷蔵庫40dを選択する。そして、HEMS100の負荷制御部133は、冷蔵庫40dに対して制御指令を送信するようHEMS100の通信部110を制御する。詳細には、冷蔵庫40dに対してフルパワー運転を指示する制御指令を送信する(図3参照)。
(3.5.2)優先度設定・変更動作
次に、図12を用いて、HEMS100における優先度設定・変更動作を説明する。
図12は、余剰電力制御の対象とすべき負荷40及び優先度を設定する際の表示部120aの表示画面を示す図である。図12(a)に示すように、ユーザは、HEMS100の入力部120bを用いて、余剰電力制御の対象とする優先度を、エアコンが最も高く、急速充電器が最も低く設定しており、HEMS100の表示制御部134は、設定された優先度を表示するよう表示部120aを制御する。このように、ユーザは事前に優先度を設定することができ、優先度を変えることで、余剰電力制御の対象とすべき負荷40を選択することができる。
また、図12(b)に示すように、ユーザは、HEMS100の入力部120bを用いて、各負荷40(エアコン、冷蔵庫、照明、パソコン、テレビ、ウォシュレット便座、洗濯機、乾燥機、自動食器洗い機、急速充電器)のうち、余剰電力制御を許可しない負荷40として、洗濯機、乾燥機、自動食器洗い機を選択しており、HEMS100の表示制御部134は、設定された情報(余剰電力制御の許可/不許可の情報)を表示するよう表示部120aを制御する。
(3.5.3)余剰電力制御解除動作
図13及び図14は、余剰電力制御の解除動作を説明するための図である。
図13に示すように、HEMS100の負荷制御部133は、余剰電力モードに切り替わった後、照明、給湯器、エアコンに対して余剰電力制御を行っている。詳細には、照明及びエアコンはフルパワー運転を行い、給湯器は湯沸かし運転を行っている。
その後、図14に示すように、ユーザは、余剰電力制御の対象とされていない洗濯機に洗濯物を入れて洗濯運転を開始する。この場合、HEMS100の負荷制御部133は、洗濯機による消費電力増加量を賄うために、当該消費電力増加量と同等の余剰電力を割り振っている給湯器の運転を停止するよう制御する。これにより、発電量を急激に増加させることができないSOFCユニット10を用いる場合でも、負荷40の総消費電力量の急激な増加に対応できる。
(4)実施形態のまとめ
以上説明したように、需要家1に設けられた複数の負荷40の総消費電力量に合わせて発電を行うSOFC10aを用いて、複数の負荷40に電力を供給する電力システムにおいて、複数の負荷40を制御するHEMS100は、総消費電力量に余剰電力量を加えた発電量でSOFC10aが発電を行う余剰電力モードにおいて、複数の負荷40の中から選択した少なくとも1つの負荷40の消費電力量を増加するよう制御する負荷制御部133を有する。このように、需要家1に設けられた複数の負荷40の中から、余剰電力を消費する負荷を選択することによって、余剰電力を有効活用できる。
また、負荷制御部133は、余剰電力モードにおいて、選択した負荷40の消費電力量を増加するよう制御した後、負荷制御部133による制御以外の要因で総消費電力量が増加した場合に、選択した負荷40のうち少なくとも1つの負荷40の消費電力を減少する(すなわち、余剰電力制御を解除する)よう制御する。これにより、発電量を急激に増加させることができないSOFC10aを用いる場合でも、負荷40の総消費電力量の急激な増加に対応できる。
本実施形態では、HEMS100の負荷情報記憶部132は、需要家1に設けられた複数の負荷40毎に、消費電力量に関する消費電力情報を記憶する。そして、負荷制御部133は、余剰電力がある場合に、消費電力情報に基づいて、余剰電力の範囲内で複数の負荷40のうち消費電力量を増加させるべき少なくとも1つの負荷40を選択し、当該選択した負荷40の消費電力量を増加するよう制御する。これにより、ユーザが余剰電力を無駄なく活用できる。
本実施形態では、HEMS100の負荷情報記憶部132は、需要家1に設けられた複数の負荷40毎に、消費電力量を増加させるべき優先度を示す優先度情報を記憶する。そして、負荷制御部133は、余剰電力がある場合に、優先度情報に基づいて、複数の負荷40のうち優先度が高い負荷40を優先的に選択し、当該選択した負荷40の消費電力量を増加するよう制御する。これにより、より効率的に余剰電力を活用できる。
また、本実施形態では、優先度情報は、入力部120bが受け付けた入力操作に応じて、設定又は変更される。これにより、余剰電力を消費する負荷40aをユーザの意志に基づいて選択できる。
本実施形態では、HEMS100の負荷情報記憶部132は、需要家1に設けられた複数の負荷40毎に、消費電力量を増加させる制御を許可するか否かを示す制御可否情報を記憶する。そして、負荷制御部133は、余剰電力がある場合に、制御可否情報に基づいて、複数の負荷40のうち消費電力量を増加させる制御が許可されている負荷40を選択し、当該選択した負荷40の消費電力量を増加するよう制御する。これにより、より効率的に余剰電力を活用できる。
また、本実施形態では、制御可否情報は、入力部120bが受け付けた入力操作に応じて、設定又は変更される。これにより、余剰電力を消費する負荷40aをユーザの意志に基づいて選択できる。
(5)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、SOFC10aは、HEMS100から通知される総消費電力量(及び余剰電力量)に基づいて負荷追従制御を行う一例を説明した。しかしながら、SOFC10aは、総消費電力量(及び余剰電力量)を自ら取得して負荷追従制御を行ってもよい。
図15は、上述した実施形態に係る電力システムの変更例のブロック図である。図15に示すように、本変更例では、SOFC10aは、分電盤30からの計測データに基づいて、負荷40の総消費電力量を定期的に取得する。あるいは、SOFC10aは、負荷40の通信部41からの計測データが得られる場合には、当該計測データに基づいて負荷40の総消費電力量を定期的に取得してもよい。SOFC10aは、負荷40の総消費電力量を取得すると、当該総消費電力量を目標発電量として発電を行う。
SOFC10aは、分電盤30からの計測データに基づいて、系統2の停電を検知する。あるいは、SOFC10aは、PCS10bからの停電発生の通知に基づいて、系統2の停電を検知してもよい。SOFC10aは、系統2の停電を検知すると、予め設定されている余剰電力量を取得する。そして、SOFC10aは、負荷40の総消費電力量と余剰電力量との和を目標発電量として発電を行う。また、SOFC10aは、現在の余剰電力量を示す情報をHEMS100に送信する。HEMS100は、余剰電力モードにおいて、SOFC10aから取得した余剰電力量に基づいて余剰電力制御を行う。
上述した実施形態では、負荷制御部133は、消費電力情報、優先度情報、及び制御可否情報のそれぞれに基づいて余剰電力制御の対象とする負荷40を選択していた。しかしながら、消費電力情報、優先度情報、及び制御可否情報のいずれか1つのみに基づいて余剰電力制御の対象とする負荷40を選択してもよい。
上述した実施形態では、宅内のエネルギー管理システム(EMS)であるHEMS100を、本発明に係る制御装置の一例として説明した。しかしながら、ビルのEMSであるBEMSを、本発明に係る制御装置としてもよい。あるいは、PCS10bのコントローラを、本発明に係る制御装置としてもよい。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。
1…需要家、2…系統、10…SOFCユニット、10a…SOFC、10b…PCS、30…分電盤、40…負荷、41…通信部、100…HEMS、110…通信部、120a…表示部、120b…入力部、130…制御部、131…電力情報取得部、132…負荷情報記憶部、133…負荷制御部、134…表示制御部

Claims (7)

  1. 需要家に設けられた複数の負荷の総消費電力量に合わせて発電を行う燃料電池を用いて、前記複数の負荷に電力を供給する電力システムにおいて、前記複数の負荷を制御する制御装置であって、
    前記総消費電力量に余剰電力量を加えた発電量で前記燃料電池が発電を行う余剰電力モードにおいて、前記複数の負荷の中から選択した少なくとも1つの負荷の消費電力量を増加するよう制御する負荷制御部を有することを特徴とする制御装置。
  2. 前記負荷制御部は、前記余剰電力モードにおいて、前記選択した負荷の消費電力量を増加するよう制御した後、前記負荷制御部による制御以外の要因で前記総消費電力量が増加した場合に、前記選択した負荷のうち少なくとも1つの負荷の消費電力を減少するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記余剰電力モードは、系統の停電時において適用されることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 消費電力量に関する消費電力情報を、前記複数の負荷毎に記憶する消費電力情報記憶部をさらに有し、
    前記負荷制御部は、前記余剰電力モードにおいて、前記消費電力情報に基づいて、前記余剰電力量の範囲内で前記複数の負荷のうち消費電力量を増加させるべき少なくとも1つの負荷を選択し、当該選択した負荷の消費電力量を増加するよう制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の制御装置。
  5. 消費電力量を増加させるべき優先度を示す優先度情報を、前記複数の負荷毎に記憶する優先度情報記憶部をさらに有し、
    前記負荷制御部は、前記余剰電力モードにおいて、前記優先度情報に基づいて、前記複数の負荷のうち前記優先度が高い負荷を優先的に選択し、当該選択した負荷の消費電力量を増加するよう制御することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の制御装置。
  6. 消費電力量を増加させる制御を許可するか否かを示す制御可否情報を、前記複数の負荷毎に記憶する制御可否情報記憶部をさらに有し、
    前記負荷制御部は、前記余剰電力モードにおいて、前記制御可否情報に基づいて、前記複数の負荷のうち消費電力量を増加させる制御が許可されている負荷を選択し、当該選択した負荷の消費電力量を増加するよう制御することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の制御装置。
  7. 需要家に設けられた複数の負荷の総消費電力量に合わせて発電を行う燃料電池を用いて、前記複数の負荷に電力を供給する電力システムにおいて、前記複数の負荷を制御する制御方法であって、
    前記総消費電力量に余剰電力量を加えた発電量で前記燃料電池が発電を行う余剰電力モードにおいて、前記複数の負荷の中から選択した少なくとも1つの負荷の消費電力量を増加するよう制御するステップを有することを特徴とする制御方法。
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