JP2013059532A - 遺体保冷庫 - Google Patents

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弘幸 小林
Yukinori Okawauchi
幸訓 大川内
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敏明 山口
Masahide Masutani
将秀 桝谷
Toshio Doi
敏男 土井
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Abstract

【課題】遺体の安置状態を崩すことなく、遺体収容室の出し入れ口から遺体を出し入れすることのできる遺体保冷庫が望まれている。
【解決手段】遺体保冷庫1は、箱状に形成された本体ケーシング2と、本体ケーシング2内に設けられていて当該側面に遺体を出し入れするための出し入れ口4Aが形成されている遺体収容室4と、遺体収容室4内を冷却する冷却機構15と、遺体収容室4の出し入れ口4Aを開閉するために出し入れ口4Aの下縁部に略上下方向揺動自在に枢支された蓋体7と、を備えて成り、本体ケーシング2の下部に脚柱体76が略水平方向旋回自在に枢支され、所定の支持位置に旋回された脚柱体76が、出し入れ口4Aから揺動されて略水平姿勢となった蓋体7をその位置に支持する構成にされているものである。
【選択図】図8

Description

本発明は、遺体を収容して低温に保つ遺体保冷庫に関するものである。
従来、この種の遺体保冷庫としては、例えば下記の特許文献1に記載されたものが知られている。この文献記載の遺体保冷庫は、遺体を収容する保冷庫本体と、保冷庫本体内を冷却する冷却装置とを備えた遺体保冷庫であって、冷却装置は、電流が供給されることにより冷却側から熱を吸収してその熱を放熱側から放出するペルチェ素子を有して構成されている。また、保冷庫本体は、遺体を出し入れするための出し入れ開口と、出し入れ開口を閉じるように設けられた開閉扉とを有している。
特開2001−124452号公報
ところで、上記した遺体保冷庫に収容されて低温に保持されている遺体は、生前親しかった弔問客であれば、死者の尊顔を拝したい場合がある。このような場合に、遺体は出し入れ開口から庫外に寸時出されてお念仏を受けることがある。このように、遺体収容室の出し入れ口から遺体を出し入れする場合に、遺体の姿勢が変わって死者の尊厳を損なわせることがある。遺体の出し入れ回数が多くなる程、顕著である。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、遺体の安置状態を崩すことなく、遺体収容室の出し入れ口から遺体を出し入れすることのできる遺体保冷庫の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る遺体保冷庫は、箱状に形成された本体ケーシングと、本体ケーシング内に設けられていて当該側面に遺体を出し入れするための出し入れ口が形成されている遺体収容室と、遺体収容室内を冷却する冷却機構と、遺体収容室の出し入れ口を開閉するために出し入れ口の下縁部に略上下方向揺動自在に枢支された蓋体と、を備えて成り、本体ケーシングの下部に脚柱体が略水平方向旋回自在に枢支され、所定の支持位置に旋回された脚柱体が、出し入れ口から揺動されて略水平姿勢となった蓋体をその位置に支持する構成にされているものである。
また、前記構成において、遺体収容室の出し入れ口を蓋止した状態の蓋体をロックするロック部材が本体ケーシングに設けられ、ロック部材を蓋体ロック状態またはロック解除状態に作動させるためにロック部材に連結されているとともに所定の支持位置に旋回した脚柱体と係脱自在に係合する係合部材が、本体ケーシングの下部に設けられ、脚柱体が所定の支持位置に旋回されたときに、脚柱体と係合した係合部材がロック部材を作動させて蓋体のロック状態を解除する構成にされているものである。

そして、本発明に係る別の遺体保冷庫は、箱状に形成された本体ケーシングと、本体ケーシング内に設けられていて当該側面に遺体を出し入れするための出し入れ口が形成されている遺体収容室と、遺体収容室内を冷却する冷却機構と、遺体収容室の出し入れ口を開閉するために出し入れ口の下縁部に略上下方向揺動自在に枢支された蓋体と、を備えて成り、蓋体の外面に脚柱体が略上下方向揺動自在に枢支され、所定位置に揺動された脚柱体が、出し入れ口から揺動されて略水平姿勢となった蓋体をその位置に支持する構成にされているものである。
更に、前記構成において、遺体収容室の出し入れ口を蓋止した状態の蓋体をロックするロック部材が蓋体に設けられ、ロック部材を蓋体ロック状態またはロック解除状態に作動させるためのリンク機構を介して、ロック部材と脚柱体とが連結され、脚柱体が蓋体から揺動されたときに、リンク機構がロック部材を作動させて蓋体のロック状態を解除する構成にされているものである。
そして、前記した各構成において、少なくともロック部材が、当該ロック部材を外部から視認可能なカバー体に内蔵されているものである。
更に、前記した各構成において、冷却機構が、冷媒を循環させて冷凍サイクル動作を行なう冷媒回路の蒸発器を含んで成るものである。
また、前記した構成において、水受皿と、冷媒回路の蒸発器で生じたドレン水を水受皿に導く導水路と、水受皿上に設置されてドレン水を吸収し蒸発させる吸水体と、から成るドレン蒸発機構を備えて成るものである。
本発明の請求項1に係る遺体保冷庫によれば、出し入れ口から揺動されて略水平姿勢になった蓋体は、本体ケーシングの下部に設けられていて予め所定の支持位置に旋回された脚柱体により支持される。あるいは、本発明の請求項2に係る遺体保冷庫によれば、出し入れ口から揺動されて略水平姿勢となった蓋体は、蓋体の外面に設けられていて所定位置に揺動された脚柱体により支持される。これらによって、略水平姿勢の蓋体は出し入れ口の下縁部のみによる片持ち状態でなく、出し入れ口の下縁部と脚柱体とによる両持ち状態で安定に支持される。従って、両持ち状態の蓋体上と遺体収容室との間で遺体を移動させる場合でも、遺体が蓋体上から転落したり姿勢が変わったりするという不具合を引き起こすことがなく、遺体の安置状態を確実に維持することができる。
また、脚柱体に係合する係合部材と本体ケーシングのロック部材とを有するものでは、脚柱体が所定の支持位置まで旋回されていないときは、閉じている蓋体をロック部材がロック状態にして開放を禁じている。そして、脚柱体が所定の支持位置に旋回したときに脚柱体が係合部材と係合し、係合した係合部材がロック部材を作動させて蓋体のロック状態を解除する。あるいは蓋体のロック部材と脚柱体とを連結するリンク機構を有するものでは、脚柱体が蓋体から揺動されたときに、リンク機構が、ロック部材を作動させて蓋体のロック状態を解除する。これらにより、略水平姿勢に開かれた蓋体は必ず脚柱体で支持されることになる。従って、開かれた蓋体が傾きすぎて遺体を安定に載置させられないといった不具合を防ぐことができ、遺体の安置状態を崩すことなく好適に保持できるという効果がある。
そして、ロック部材を外部から視認可能なカバー体に内蔵されているものでは、ロック部材がロック状態であるかロック解除状態であるかを目視で確認することができる。従って、ロック部材または係合部材の故障などにより脚柱体が所定の支持位置に旋回されていないにも拘わらず目視で確認したロック部材がロック解除状態になっている場合に、出し入れ開口から蓋体を開くことを未然に止めることができる。逆に脚柱体が所定の支持位置に旋回されているのにロック部材がロック解除状態になっていない場合は、ロック部材または係合部材の故障であると判断することができ、迅速に故障対処を行なうことができる。
更に、冷却機構が冷媒回路の蒸発器を含んで成るものでは、比較的低い温度に遺体収容室内を冷却でき、低温制御も制御精度よく行なうことができる。
また、導水路と水受皿と吸水体とから成るドレン蒸発機構を備えて成るものでは、冷却機構の蒸発器の表面で生じたドレン水が、液体の状態で排水されるのではなく、気体である水蒸気にされたのちに排出されるので、保冷庫周辺に水滴が散らばったり汚したりすることを防ぐことができる。
本発明の実施形態1に係る遺体保冷庫の斜視図である。 前記遺体保冷庫の右側面図である。 前記遺体保冷庫の冷却機構を示す概略側断面図である。 前記冷却機構の吸水体を示す正面図である。 蓋体を略水平に開いた状態を示す遺体保冷庫の正面図である。 蓋体を略水平に開いた状態を示す遺体保冷庫の側断面図である。 蓋体を略水平に開いた状態を示す遺体保冷庫の平断面図である。 略水平に開かれた蓋体上に棺桶を載せた状態を示す遺体保冷庫の斜視図である。 ロック機構およびロック解除機構を備えた遺体保冷庫の一部断面を含む側面図である。 前記ロック機構を示し、(a)はロック部材がロック状態にあるときの部分側面図、(b)はロック部材がロック解除状態にあるときの部分側面図である。 前記ロック解除機構を示し、(a)はロック部材がロック状態にあるときの係合部材の状態を示す部分側面図、(b)はロック部材がロック解除状態にあるときの係合部材の状態を示す部分側面図である。 脚柱体の状態を示したもので、(a)は脚柱体が下部ケーシングの前面に格納されている状態を示す部分平面図、(b)は脚柱体が略水平方向に旋回して所定の支持位置に達した状態を示す部分平面図である。 本発明の実施形態2に係る遺体保冷庫の斜視図である。 前記遺体保冷庫の正面図である。 前記遺体保冷庫の右側面図である。 前記遺体保冷庫の蓋体の揺動側端部を示す一部断面を含む部分側面図である。 蓋体を略水平に開いた状態を示す前記遺体保冷庫の側面図である。 前記遺体保冷庫の蓋体のロック機構およびロック解除機構を側面から見た部分構成図である。 脚柱体を開き始めたときのロック機構およびロック解除機構の動作を示す動作説明図である。 図19の状態から更に蓋体を開いた状態を側面から見た動作説明図である。 脚柱体を閉じた蓋体で更に遺体収容室の出し入れ口を閉じる状態を示す動作説明図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
図1〜図7に示すように、この実施形態1に係る遺体保冷庫1は、箱状に形成された本体ケーシング2を基体として構成されている。本体ケーシング2は、下面に複数のストッパー付き大型キャスタを備えた下部ケーシング3と、ケーシング内に遺体収容室4を有する上部ケーシング5とから一体に形成されている。本体ケーシング2を構成するパネル素材は、内面側がステンレス鋼板で形成され、外面側が鉄板で形成され、これらの間に断熱材が装入された3層構造となっている。外面である鉄板の表面には、例えば高級感のあるハンマートーンの塗装が施されている。遺体収容室4の前面(本発明の当該側面)には、遺体を収容した棺桶Kを棺桶側方から出し入れするための横長長方形状の出し入れ口4Aが形成されている。出し入れ口4Aの下縁部4Cには、出し入れ口4Aを開閉するための蓋体7が左右のヒンジ部6,6を介して上下方向揺動自在に枢支されている。起立状態の蓋体7における背面には、遺体収容室4への搬入前または遺体収容室4からの搬出後の棺桶Kを載置する受台部19が設けられている。下部ケーシング3の前面も横長長方形状の開口部が形成されている。下部ケーシング3のケーシング内3Aには、葬儀などに用いる備品を収納しても構わない。
下部ケーシング3の開口部には、左右方向に適宜離間した例えば3本の支柱10,10,10が上下の辺部に架け渡されている。左右外側2本の支柱10,10には、左右1対の脚柱体76,76がそれぞれ水平方向旋回自在に枢支されている。各脚柱体76は、支柱10にヒンジ部12を介して水平方向旋回自在に枢支された脚柱部11と、脚柱部11の上下端部に水平向きで固設された上下1対の横桟部74,74と、桟部74,74の先端部に垂直向きで固設された脚柱部13と、脚柱部13の下端部に取り付けられた上下伸縮自在の伸縮脚14とから構成されている。脚柱部11と上側の桟部74と脚柱部13のいずれの上面も同一平面上に配置されて、水平姿勢になった蓋体7を載置、支持するようになっている。これら左右の脚柱体76,76は正面から視て観音開き状に水平方向に開閉されるようになっている。
本体ケーシング2の左右の側面前部と蓋体7の左右の側面下部との間は、係止アーム8,8で連結されている。これらの係止アーム8,8は、出し入れ口4Aから開いた蓋体7を止めて水平方向に位置決め係止するものである。遺体収容室4の底面4Bには、3基のコンベアユニット20A,20A,20Aが左右横並びに設置されている。各コンベアユニット20Aは、複数のローラ20,20,・・・が前後に適宜間隔で配置されて成り、載置した棺桶Kの前後移動を助けるようになっている。上部ケーシング5の上面5Aの前辺部には、複数のスナッパ9,9,9が設置されている。これらのスナッパ9,9,9は、出し入れ口4Aを封止した状態の蓋体7と係合して蓋体7を開閉可能に錠止するものである。この本体ケーシング2は例えば外形高さが1700mm、横幅が2300mm、奥行が850mm程度である。冷却機構15の消費電力は例えば320W程度であり、庫内温度は例えば0〜10℃に設定でき、通常の設定庫内温度は例えば保存性が高い5℃である。上部ケーシング5の上面5Aには、遺体収容室4内を冷却する冷却機構15と、冷却機構15の制御、設定値の入力変更、検出値や警報データの表示を行なうコントローラ18が設置されている。
冷却機構15は、図3に示すように、遺体収容室4内を冷却する冷却ユニット16と、冷却ユニット16で生じたドレン水Dを機外に自然蒸散させるドレン蒸発機構17とから構成されている。冷却機構15の消費電力は例えば320W程度である。冷却ユニット16は、上部ケーシング5の上面5Aに設置された外側ケーシング22内に内蔵された冷媒回路23を備えている。冷媒回路23は、圧縮機24、凝縮器25、冷媒絞り弁26および蒸発器27が冷媒配管28を介して順次環状に連結され、冷媒を循環させて冷凍サイクル動作を行なうようになっている。凝縮器25と蒸発器27の構造は例えばプレートフィンチューブ式であり、冷媒は例えばR134aを使用している。
外側ケーシング22内は、断熱板などから成る内部ケーシング30により、冷気風路33,34と外気風路49とに区画されている。前記の冷気風路33には蒸発器27が内蔵されている。蒸発器27の通風下流側となる冷気風路34にはファン29が配備されている。すなわち、冷気風路33は蒸発器27に対して冷気吸込側に位置し、冷気風路34は蒸発器27およびファン29に対して冷気吹出側に位置している。蒸発器27の下方には、蒸発器27の表面から滴り落ちたドレン水Dを収受するドレンパン31が配備されている。冷気風路33の下方は遺体収容室4内と連通する吸込み口35となっており、冷気風路34の下方も遺体収容室4内35と連通する吹出し口36となっている。これらの吸込み口35と吹出し口36とは、ドレンパン31の下面に固設された仕切り板32により区画されている。一方、外気風路49においては、外側ケーシング22の一面に外気の吸込み口38が形成され、別面に吹出し口39が形成されている。外気風路49内で吸込み口38の近傍には凝縮器25が設置され、凝縮器25の通風下流側に外気吸込用のファン37が配備されている。
ドレン蒸発機構17は、上部ケーシング5の上面5Aにおける冷却ユニット16の背方位置に設置されたケーシング41と、ケーシング41の底部に設置された水受皿42と、水受皿42上に設置されてドレン水Dを毛細管現象で吸収し蒸発させる吸水体43とを備えて構成されている。前記の水受皿42と冷却ユニット16のドレンパン31には導水路40が溶接付けで連結され、これにより、水受け皿42とドレンパン31とが導水路40を介して連通している。この導水路40は、蒸発器27で生じたドレン水Dを水受皿42に導くものである。そして、ケーシング41において冷却ユニット16の吹出し口39と対面する位置には、吸込み口44が形成されている。また、ケーシング41において吸込み口44と対向する側面には吹出し口46が形成され、ケーシング41の上面には吹出し口45が形成されている。そして、吸水体43は、図4に示すように、長尺厚紙状の吸水紙47が適宜間隔で上下に折り返されて蛇腹状に形成されたものである。この蛇腹状の吸水紙47の頭部と上下中間部と下部の回りにそれぞれ巻帯48,48,48が巻きつけられて吸水紙47の定形性が保持されている。
上記のように構成された遺体保冷庫1の作用を次に説明する。
棺桶Kが収容された遺体収容室4の出し入れ口4Aは蓋体7が蓋止しており、この蓋体7はスナッパ9,9,9により錠止されている。そして、弔問客が棺桶K内の遺体の尊顔を拝したい場合は、棺桶Kを出し入れ口4Aから引き出して拝観される。そこで、各脚柱体76は所定の支持位置(例えば、図5および図6に示すように下部ケーシング3の前面と直角の前方位置)まで水平旋回される。その位置で各脚柱体76は回り止め具75(図12)の作用により旋回が停止される。ここで、各脚柱体76の伸縮脚14が伸ばされて着地し、その位置で各脚柱体76を固定する。その後、蓋体7が出し入れ口4Aからヒンジ部6回りに前方に揺動される(矢印R方向)。そして、水平姿勢になった蓋体7は脚柱体76,76の上面で受けられて支持される。このとき、蓋体7は出し入れ口4Aの下縁部4Cと脚柱体76,76の上面とにより両持ち支持される。更に、遺体収容室4内に収容されていた棺桶Kがコンベアユニット20A,20A,20A上を搬出されて蓋体7の受台部19上に載置される。このときの状態は、図5、図6、図7および図8に示す通りである。
上記したように、この実施形態1の遺体保冷庫1によれば、出し入れ口4Aから揺動されて水平姿勢はなった蓋体7が、予め所定の支持位置に旋回された脚柱体76により支持されるので、水平姿勢の蓋体7は出し入れ口4Aの下縁部4Cのみによる片持ち状態でなく、出し入れ口4Aの下縁部4Cと脚柱体76の上面とによる両持ち状態で安定に支持される。従って、両持ち状態の蓋体7上と遺体収容室4との間で棺桶Kを移動させる場合でも、棺桶Kが蓋体7上から転落したり向きが変わったりするという不具合を生じない。その結果、棺桶Kの姿勢を安定に維持することができる。そして、冷却機構15として冷媒回路23を用いているので、遺体収容室4内を0〜10℃といった比較的低温に制御精度よく冷却できる。また、ドレン蒸発機構17を備えているので、蒸発器27の表面で生じたドレン水Dを液体の状態で排出するのでなく気体にして排出するので、保冷庫周辺に水滴が散らばったり汚染したりすることがない。
そして、この実施形態1の遺体保冷庫1は、図9、図10、図11および図12に示すように、上部ケーシング5の外側面に配備されたロック機構50と、下部ケーシング3のケーシング内3Aに配備されたロック解除機構51とを備えている。ロック機構50は、上部ケーシング5の外側面の前上部に固設された基盤部52と、基盤部52に突設された枢軸53に前後揺動自在に枢支された板状のロック部材54と、ロック部材54の先端部に形成された凹部54Aと、ロック部材54の末端部に設けられた枢軸59に回動自在に枢支されたリンクアーム60と、ロック部材54における凹部54Aと枢軸53の間に突設された止めピン56と基盤部52に突設された止めピン57とに架け渡されてロック部材54を下向きにバネ付勢するコイルスプリング58と、ワイヤ62を収容したワイヤチューブ64の一端部を固定するために基盤部52に取り付けられた固定用金具63と、ワイヤ62の一端部を固定するためにリンクアーム60の先端部に設けられた固定部61と、ロック部材54、リンクアーム60およびコイルスプリング58を被ってこれらを外部から視認可能とするために基盤部52に取り付けられたカバー体65とから構成されている。
ロック解除機構51は、支柱10の背部70に固設された平面視Lの字状の固定用金具77と、固定用金具77の折り曲げ板部および支柱10を貫通して配備された棒状の係合部材66と、係合部材66の一端部に固設されたL字板状の連結具68と、係合部材66の途中に固設された止め輪72と固定用金具77の折り曲げ板部との間の係合部材66に装着されて係合部材66の係合端67を支柱10から前方に突出させる方向にバネ付勢するコイルスプリング71と、固定用金具77の折り曲げ板部に取り付けられた前記ワイヤチューブ64の他端部から露出したワイヤ62の他端部を固定するために連結具68に設けられた固定部69と、コイルスプリング71により付勢される係合部材66の止め輪72
と、固定用金具77の折り曲げ板部と連結具68との間の係合部材66に固設されて係合部材66の戻り位置を規定する止め輪73とから構成されている。そして、下部ケーシング3の前側辺部と脚柱体76の横桟部74との間には、途中で折れ曲がり自在の回り止め具75が架け渡されている。
前記のように構成されたロック機構50とロック解除機構51の作用を次に説明する。
まず、遺体収容室4の出し入れ口4Aを蓋止している蓋体7は、ロック機構50のコイルスプリング58により付勢されたロック部材54の凹部54Aが蓋体7の係止用突部55に係合していることによりロック状態にされている(矢印T1方向)。また、ロック解除機構51の係合部材66の係合端67は支柱10の前面から大きく突出した状態(矢印Q方向)にある(図10(a)、図11(a)および図12(a))。そこで、脚柱体76を手動などで出し入れ口4Aの辺部と直角方向である前方位置(本発明にいう所定の支持位置)まで旋回させるときに(矢印S方向)、脚柱体76の脚柱部11の背面11Aが係合部材66の係合端67と係合して係合部材66をケーシング内3Aに向けて押し込む(矢印Q1方向)。すると、連絡具68が押されてワイヤ62をワイヤチューブ64から引き出す(矢印P方向)。これにより、ロック機構50のリンクアーム60が引かれてロック部材54を枢軸53回りに揺動させ、凹部54Aが係止用突部55から離されて(矢印T2方向)、蓋体7のロック状態が解除されるのである。
以上のように、この実施形態の遺体保冷庫1は、脚柱体76が所定の支持位置まで旋回されていないときは、閉じている蓋体7を開かせない。そして、脚柱体76が所定の支持位置に旋回したときに脚柱体76が係合部材66と係合し、係合した係合部材66がロック部材54を作動させて蓋体7のロック状態を解除するので、開かれた蓋体7は必ず脚柱体76上および出し入れ口4の下縁部4Cで両持ち支持されることになる。従って、開かれた蓋体7が傾きすぎて棺桶Kを安定に載置させられないといった不具合を防ぐことができる。その結果、棺桶Kの姿勢を崩すことなく好適に保持することができる。
そして、ロック部材54は、外部から視認可能なカバー体65に内蔵されているので、ロック部材54がロック状態であるかロック解除状態であるかを外部から目視で確認できる。従って、ロック部材54または係合部材66などの故障などにより脚柱体76が所定の支持位置に旋回されていないにも拘わらず目視で確認したロック部材54がロック解除状態になっているときに、出し入れ口4Aから蓋体7を開くことを抑止することができる。逆に、脚柱体76が所定の支持位置に旋回されているにも拘わらずロック部材54がロック解除状態になっていない場合は、ロック部材54または係合部材66などの故障であると判断することができ、迅速に故障の対処ができる。
次に、本発明の実施形態2に係る遺体保冷庫を図13〜図21を参照して説明する。尚、各図に示した遺体保冷庫1bの構成要素において、先述した実施形態1の遺体保冷庫1と同じ構成要素には同じ符号を付し、全く同じ構成ではないが同種の構成要素には、新たな添字を付加したり異なる添字を付けたりした符号を用いている。
この実施形態2に係る遺体保冷庫1bは、図13〜図17に示すように、箱状に形成された本体ケーシング2bを基体として構成されている。本体ケーシング2bは、下面の角隅部に4つの大型キャスタ82,82,82,82を備えた下部ケーシング3bと、ケーシング内に遺体収容室4を有する上部ケーシング5bとから一体に形成されている。遺体収容室4の前面には出し入れ口4Aが形成されている。出し入れ口4Aの下縁部4Cには、出し入れ口4Aを開閉するための蓋体7bが左右のヒンジ部6,6を介して上下方向揺動自在に枢支されている。
上部ケーシング5bは平らな上面5Aを有し、その上面5Aには拝観用窓80が形成されている。この拝観用窓80は観音開き式の一対の蓋81,81により開閉自在に封止される。そして、蓋体7bの揺動側端部7cに設けられた3つの平面ラッチ錠9b(図16参照)は、蓋体7bの揺動側端部7c内に配備された本体ケース9cと、本体ケース9cに枢軸9dを介して前後揺動自在に軸支された把手9eと、本体ケース9c内に配備されて把手9eと連結されているロック杆9fと、ロック杆9fの揺動側端部7cからの突出量を調整するための調整ネジ9gと、から構成されている。ロック杆9fは、把手9eの引き操作により揺動側端部7cから出没して、上部ケーシング5bの下面5dのロック穴99に出入りするようになっている。
遺体収容室4内を冷却するための冷却機構15は、本体ケーシング2bの下部ケーシング3bの底板部3c上に配備されている。この冷却機構15は、実施形態1で既述したように、冷却ユニット16とドレン蒸発機構17とから構成されている。そして、冷却ユニット16と遺体収容室4とを連通する空気の吸込み口35および吹出し口36は、遺体収容室4の底面4Bを上下貫通して形成されている。そして、下部ケーシング3bの前面から左右側面にかけて、暗幕83が架け渡される。この暗幕83は冷却機構15などを隠蔽して格調高い見栄えにする。
そして、遺体収容室4の出し入れ口4Aを蓋止した垂直姿勢の蓋体7bにおける外面(前面)7eに、正面から視て縦長形状の格納用凹部7d,7dが左右1対で陥没して形成されている。これらの格納用凹部7d,7d内には脚柱体76b,76bが格納されている。そして、各脚柱体76bは、格納用凹部7d内に突設されたヒンジ軸84を介して上下方向(矢印U方向)に揺動自在に枢支されている。ヒンジ軸84には捻りスプリング85が装着されている。この捻りスプリング85は、その一端が、格納用凹部7dの内壁に突設された止めピン94で係止されていて、脚柱体76bを常に開く方向(図19中の矢印U1方向)にバネ付勢している。
上記のように構成された遺体保冷庫1bの作用を次に説明する。
棺桶Kが収容された遺体収容室4の出し入れ口4Aは蓋体7dが蓋止しており、この蓋体7dは平面ラッチ錠9b,9b,9bおよびロック機構50b,50bにより錠止されている。そして、弔問客M1,M2が棺桶K内の遺体の尊顔を拝したい場合は、弔問客M1,M2は蓋81,81を開けて拝観用窓80から遺体を拝することができる。
あるいは、棺桶Kを出し入れ口4Aから引き出して拝観することも可能である。その場合、まず3つの平面ラッチ錠9b,9b,9bの把手9eが引かれることにより開錠される。次に、2つの脚柱体76b,76bの下端が前方(矢印U1方向)に引き出され、図20に示すように、蓋体7bの外面7eと直角の位置(本発明にいう所定位置)まで揺動される。その後、蓋体7bが出し入れ口4Aからヒンジ部6回りに前方に揺動される(矢印R1方向)。そして、脚柱体76b,76bの先端が床面に着地すると、水平姿勢の蓋体7bが出し入れ口4Aの下縁部4Cと脚柱体76b,76bとにより両持ち支持される。すなわち、脚柱体76bの長さは、その先端が着地したときに蓋体7bを略水平姿勢に支持できる長さに設定されている。その後、遺体収容室4内に収容されていた棺桶Kがコンベアユニット20A,20A,20A上を搬出されて蓋体7の受台部19上に載置されるのである。
上記したように、この実施形態2の遺体保冷庫1bによれば、出し入れ口4Aから揺動されて水平姿勢になった蓋体7bが、予め所定位置に揺動されて着地した脚柱体76bにより支持されるので、水平姿勢の蓋体7bは出し入れ口4Aの下縁部4Cのみによる片持ち状態でなく、出し入れ口4Aの下縁部4Cと脚柱体76b,76bとによる両持ち状態で安定に支持される。従って、蓋体7b上と遺体収容室4との間で棺桶Kを移動させる場合でも、両持ち状態の蓋体7上から棺桶Kが転落したり向きが変わったりするという不具合を生じない。その結果、棺桶Kの姿勢を安定に維持することができる。一方、冷媒回路23を有する冷却機構15により、遺体収容室4内を0〜10℃といった比較的低温に制御精度よく冷却できる。また、ドレン蒸発機構17を備えているので、蒸発器27の表面で生じたドレン水Dを液体の状態で排出するのでなく気体にして排出するので、保冷庫周辺に水滴が散らばったり汚染したりすることがない。
他方で、この実施形態2の遺体保冷庫1bは、図18に示すように、遺体収容室4の出し入れ口4Aを蓋止した状態の蓋体7bをロックするロック機構50bが、蓋体7bの揺動側端部7cに設けられている。ロック機構50bは、蓋体7bの揺動側端部7cに内蔵されたケース86と、ケース86内に矢印L1,L2方向に移動自在に設けられて先端部が揺動側端部7cの端面から出没自在に移動するロック部材54bと、ロック部材54bの周囲に取り付けられた状態でケース86内に収容されてロック部材54bを揺動側端部7cの端面から押し出す方向にバネ付勢するコイルスプリング87と、コイルスプリング87の一端を係止するためにロック部材54bの外周面に固設された係止リング100と、から構成されている。尚、蓋体7bの端面から突出したロック部材54bの先端は、上部ケーシング5bのロック穴95内に入り込んでロック状態とされるようになっている。ロック穴95は上部ケーシング5bにおける前側の下面5dに上向きに陥入して形成されている。揺動側端部7c内におけるケース86の背方には、出し入れ口4Aに蓋体7bを閉止したときの当接力を弱める、例えばゴム製の緩衝材96が配備されている。そして、ロック部材54bを蓋体ロック状態またはロック解除状態に作動させるために、ロック部材54bと脚柱体76bとがリンク機構93を介して連結されている。
リンク機構93は、ロック部材54bの末端部に連結された軸受部88と、軸受部88にロック部材54bと直角の方向に設けられた枢軸89と、脚柱体76bにおけるヒンジ軸84近傍位置に後向きに突設されたピン支持板90と、ピン支持板90の先端部に前記の枢軸89と平行に設けられたピン91と、一端側が枢軸89に回動自在に軸支され、他端側にピン91を揺動自在に収容する長穴92を有するリンクアーム60bと、から構成されている。
前記のように構成されたロック機構50bの作用を次に説明する。
まず、3つの平面ラッチ錠9b,9b,9bが開錠されている状態でも、図18に示すように、ロック部材54bがロック機構50bのコイルスプリング87により矢印L1方向に付勢されて上部ケーシング5bのロック穴95に係合していることにより、蓋体7dはロック状態にされている。そこで、脚柱体76を手などで前方に引くと、揺動側端面にある係合突部97が格納用凹部7d内の係合穴98から外れて、図19に示すように、蓋体7bがヒンジ軸84を中心として揺動する(矢印U1方向)。これに伴なって、脚柱体76b側のピン91がヒンジ軸84の下方位置に移動する。それにより、リンク機構93を介して、ロック部材54bが下向き(矢印L2方向)に引き下げられる。その結果、ロック部材54bの先端が上部ケーシング5bのロック穴95から抜け出て、蓋体7bのロック状態が解除され、蓋体7bの揺動と出し入れ口4Aの開放が可能となる。更に、図20に示すように、脚柱体76bは蓋体7bの外面7eと直角の所定位置まで揺動される。
以上のように、この実施形態2の遺体保冷庫1bでは、脚柱体76b全体が揺動側端部7d内に格納されているときは、ロックされている蓋体7bを開放させない。そして、脚柱体76bが格納用凹部7dから引き出されると、リンク機構93はロック部材54bをロック穴95から引き抜いて蓋体7bのロック状態を解除する。その後、脚柱体76bが蓋体7bの外面7eと直角の所定位置まで旋回される。更に、蓋体7bが水平位置まで開かれると脚柱体76bの下端が着地する。従って、脚柱体76b,76bが格納用凹部7d,7dから出されないまま、蓋体7bが不用意に開かれるという不具合を防止できる。
そして、蓋体7bを閉めるときは、例えば図21に示すように、まず脚柱体76bを格納用凹部7dに格納させると、ロック部材54bが揺動側端部7c内に引き込まれる(矢印L2方向)。その状態で、蓋体7bを矢印R2方向に押し込むと、ロック部材54bの先端が上部ケーシング5bの下面5dに摺接し、ロック部材54bは揺動側端部7c内に更に押し込まれる。これにより、リンクアーム60bも移動するが、ピン91がリンクアーム60bの長穴92内を遊動することにより、脚柱体76bには干渉しない。その後、ロック部材54bの先端がロック穴95内に入り込んで、蓋体7bをロック状態にするのである。
尚、上記の実施形態1,2では、冷却機構として冷媒回路の蒸発器を利用した例を示したが、本発明の遺体保冷庫はそれに限定されるものでない。例えば、ドライアイス、冷却済みの蓄冷剤、あるいは氷などを冷却機構の冷却材として用いて遺体収容室内を冷却するようにしても構わない。
また、上記では、内部に遺体を安置した棺桶Kを出し入れ口から遺体収容室に出し入れする例を示したが、棺桶Kを用いず尊厳を害しない取扱いをするという前提で、遺体だけを出し入れ口から遺体収容室に出し入れするようにしても構わない。
1,1b 遺体保冷庫
2,2b 本体ケーシング
3,3b 下部ケーシング
4 遺体収容室
4A 出し入れ口
4C 下縁部
5,5b 上部ケーシング
6 ヒンジ部
7,7b 蓋体
7d 格納用凹部
7e 外面
10 支柱
11 脚柱部
11A 背面
12 ヒンジ部
15 冷却機構
16 冷却ユニット
17 ドレン蒸発機構
23 冷媒回路
27 蒸発器
31 ドレンパン
40 導水路
42 水受皿
43 吸水体
50,50b ロック機構
51 ロック解除機構
54,54b ロック部材
54A 凹部
55 係止用突部
60b リンクアーム
62 ワイヤ
65 カバー体
66 係合部材
67 係合端
76,76b 脚柱体
84 ヒンジ軸
93 リンク機構
95 ロック穴
D ドレン水
K 棺桶
Q1 矢印
R 矢印
R1 矢印
R2 矢印
U1 矢印
U2 矢印

Claims (7)

  1. 箱状に形成された本体ケーシングと、本体ケーシング内に設けられていて当該側面に遺体を出し入れするための出し入れ口が形成されている遺体収容室と、遺体収容室内を冷却する冷却機構と、遺体収容室の出し入れ口を開閉するために出し入れ口の下縁部に略上下方向揺動自在に枢支された蓋体と、を備えて成り、本体ケーシングの下部に脚柱体が略水平方向旋回自在に枢支され、所定の支持位置に旋回された脚柱体が、出し入れ口から揺動されて略水平姿勢となった蓋体をその位置に支持する構成にされていることを特徴とする遺体保冷庫。
  2. 遺体収容室の出し入れ口を蓋止した状態の蓋体をロックするロック部材が本体ケーシングに設けられ、ロック部材を蓋体ロック状態またはロック解除状態に作動させるためにロック部材に連結されているとともに所定の支持位置に旋回した脚柱体と係脱自在に係合する係合部材が、本体ケーシングの下部に設けられ、脚柱体が所定の支持位置に旋回されたときに、脚柱体と係合した係合部材がロック部材を作動させて蓋体のロック状態を解除する構成にされている請求項1に記載の遺体保冷庫。
  3. 箱状に形成された本体ケーシングと、本体ケーシング内に設けられていて当該側面に遺体を出し入れするための出し入れ口が形成されている遺体収容室と、遺体収容室内を冷却する冷却機構と、遺体収容室の出し入れ口を開閉するために出し入れ口の下縁部に略上下方向揺動自在に枢支された蓋体と、を備えて成り、蓋体の外面に脚柱体が略上下方向揺動自在に枢支され、所定位置に揺動された脚柱体が、出し入れ口から揺動されて略水平姿勢となった蓋体をその位置に支持する構成にされていることを特徴とする遺体保冷庫。
  4. 遺体収容室の出し入れ口を蓋止した状態の蓋体をロックするロック部材が蓋体に設けられ、ロック部材を蓋体ロック状態またはロック解除状態に作動させるためのリンク機構を介して、ロック部材と脚柱体とが連結され、脚柱体が蓋体から揺動されたときに、リンク機構がロック部材を作動させて蓋体のロック状態を解除する構成にされている請求項3に記載の遺体保冷庫。
  5. 少なくともロック部材が、当該ロック部材を外部から視認可能なカバー体に内蔵されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遺体保冷庫。
  6. 冷却機構が、冷媒を循環させて冷凍サイクル動作を行なう冷媒回路の蒸発器を含んで成る請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の遺体保冷庫。
  7. 水受皿と、冷媒回路の蒸発器で生じたドレン水を水受皿に導く導水路と、水受皿上に設置されてドレン水を吸収し蒸発させる吸水体と、から成るドレン蒸発機構を備えて成る請求項6に記載の遺体保冷庫。
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